吉田美保子の some ori ノート

試し織り、はじまる

2013.08.07

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アトリエ森繍の佐藤さんのお着物、試し織りが始まりました。
佐藤さんからいただいている色見本と見比べる。
うむ、ちょっと違う。色が薄すぎる。佐藤さんが望まれているのは、もっときれいな黄色だ。
それに、テクスチャーもつまらない。こちらはきれい過ぎ。力強さと面白みに欠ける。
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それで早速、あと黄色7色、緑1色、白1色、染めました。どんどん染める。いいぞ!いいぞ!
今度は、植物染料も使って染めよう。生繭座繰り糸も太い方、細い方、両方染める。真綿紬糸もエッセンス的に使おう。濃淡も染め分けて。
植物染料は、福木と茜を染め重ねることにしました。(福木も茜も、女の人を守ってくれる色だと思ってるし)
酸性染料で染めた糸をメインで使うとしても、植物染料で染めた糸をまぜて使うのは好きです。あえて、ひとつ抜くというか、、、、その方が、着るものとして、肩の力が入らず、着てて楽ではないかと思うのだ。
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黄色の色数を増やしたら、緑の方の迫力が落ちた。緑に力を吹き込むために、また染める。

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