吉田美保子の some ori ノート

織りはレムニスケート曲線なのだなあ。

2013.09.02

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アトリエ森繍の佐藤さんのお着物、毎日せっせと進んでいます。
ここは、衿の部分。無地場です。
織っていて、この前教えてもらった、「レムニスケート曲線」を思った。
レムニスケートって、ふたつの曲線が、同じ大きさでバランスを保っているっていうのが、たぶん大事なんだと思う。
今、目の前で、現れてくるこの布のレムニスケートとは?
森先生の思いと、佐藤さんの思い。
森先生の思いと、私の思い。
佐藤さんの思いと、私の思い。
佐藤さんを輝かせる着物であるということと、着物としての完成度。
蚕が吐いてくれた絹糸を生かすということと、素材を制御して目標に近づけるということ。
計画通りに進めるということと、インスピレーションに身を委ねるってこと。
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そんなことを思いながら織ってます。

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