吉田美保子の some ori ノート

もう一度

2013.10.17

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柄はいくつか考えて、それを元に発展させていきます。
あれもこれも取り入れたくもあり、ああでもない、こうでもないでもある。ちょっとこうして見ようか。こっちの方がしゃれている。切り捨ても大事だし。色を入れ替えたらどうなるかな。
そうこうしているうちに、めとさまからメールが届きました。およ?
「好きな色について、追加事項があり、ご連絡差し上げました。着物にするにはどうかと思ってお伝えしていなかった上、今さらの感もありますが、「一番」好きな色…「紅」です。(中略)
まだ修正の余地があれば、ご検討いただけませんでしょうか。後出しになってしまって、本当にすみません。」
おお!こういうのは大歓迎です。正直、素材にかかってしまうと変更が効かなくなりますが、今はまだ計画段階なので、どうにでもなります。私の方も、一気に照準が定めやすくなります。
染織吉田のサイトの、「ONLY ONLY」のページに、「ONLY ONLY のすすめ方」を書いてますが、その中程に、「もう一度対話しましょう」の項目があります。それ、以下に引用しますが、本当にそうなのよ〜。
めとさまと私の間にあった垣根が取っ払われたようで、うれしかったです。
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デザインや設計図を見て、お客様も私も「やっぱりこうしたい」という気持ちが出てくるものです。ここでもう一度、オープンな対話をさせて下さい。 ご希望をお聞きしている早い段階では、多くのお客様が「吉田さんにお任せです」と言われます。ですが、少しずつお話が始まると、いろんな好きなものが表に現れてくるようです。それを感じとるのも私の喜びです。

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