吉田美保子の some ori ノート

colored wind

2013.10.23

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めとさまは風のように帰っていかれた。心地よい余韻を残して。
その晩、無事に帰り着かれたかなあと思っていると、メールが届いた。ああよかった。ご無事でした。
そのメールで、めとさまのお着物制作は、また大きく前進しました。めとさま、お着物に冠を授けてくださいました。いただいたメール、名付けの部分から少し引用させていただきます。
『「colored wind」、この着物に冠したい名前です。
色があるようで色がない、あるいは、色がないようで色がある…抽象的な言葉遊びみたいですが、そういう空気感を出したいんです。』
そっか、よっしゃ、風に色を付けましょう。「透明な風と色付き」がコンセプトだとも書いて下さってます。経糸は透明な風のイメージ。風が吹いて、「葉や花を色付かせたり、咲かせたり」。(カッコ内はめとさまのフレーズ)
メールの内容は、内定していた色を少々変更して欲しい旨に続きます。もちろんオッケー。今なら何でも変えられます。
めとさま起こした風が、私の頭をクリアにしてくれました。写真は、決まったことを早速デザインに落とし込んでプリントアウトした紙たち。まだこれから詰めますけどね。

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