吉田美保子の some ori ノート

吉野山と龍田山

2013.12.20

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めとさまの緯糸、出揃ったところで、上の写真を添付してめとさまにメールしました。
「山桜の咲き乱れる吉野山と紅葉の燃え盛る龍田山」
とお返事いただき、うれしかった。めとさまの写真も添付されててうれしかった。自然なこぼれる笑顔だった。人生を大きく舵取りしてらっしゃる時なのだ。「今」だからこその着物、織ろう。
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さあさ、糊をつけますよ。これは、ふのり。
糊をつけた緯糸で、少し試運転して、およよ。思ったような色が出ない。染め重ねたのに、試し織りと変わらないくらいだ。これはいったい????
ああ、そうか!経糸が見えてるんだ。筬を入れ替えたから、経糸の密度が上がり糸が見えるのだ。試し織りは、緯糸が見えていたのだ。筬密度、おそるべし。
しかし、密度は今の方がよい。糸のバランンスもよい。しっかりしたいい布味だ。では、緯糸をもう一度、染め直すしかないでしょう。
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それで、早速調整の染め。ホンのちょっとだけ。ホンのちょっとだけ。(←やり過ぎるなよ!)
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はいよ!
吉野山はより吉野山に、龍田山はより龍田山になったと信じる。

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