吉田美保子の some ori ノート

kozue さん、19歳

2013.12.28

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大学一年生で、19歳の kozueさんが、我が家に手伝いにきてくれました。写真は糸巻きをしてくれてる kozueさん。いやー、ピカピカしてらっしゃいました。若いねー。
実際には、手伝いと言うより、将来の仕事としての染織の可能性をお話する、という感じになりました。
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私は、若い人に、染織を仕事として取り組むの、残念ながら、勧めません。生業として、不確実すぎます。それによっての不安、ストレス、計り知れません。それが、ずーーーっと続くんです。染織を仕事としている限り、一生不安定です。それでもやるか、すべてをひっくり返す覚悟でやるか。私も未だに不安に押しつぶされそうになって、それを蹴り上げている日々。
私としての最大のアドバイスは、まずは出来るだけ関連している会社に就職せよと言うものです。着物のメーカーとかね。呉服屋さんもいいかも。働きながら学べること、無限大にあると思う。それで精一杯働いて、いい所も悪い所もたくさん学ばせてもらえばいいと思います。それから、どうしても自分が手を動かしたいと思えば、作り手に転身もいいかもです。
作り手になるには若くはじめた方が有利とはいえ、つける師匠を見つけるのが大変難しいと思われます。後進を育てる力のある作り手は、今は皆無に近いのではないか、、、(そんな方についてる人は大変ラッキー!)
関連していない会社からの転身の方も、覚悟が決まってると言う意味でいいかもです。染織以外の世界を知ってるし、背水の陣は強いです。
kozueさん、お互いがんばろう!!!未来は、自分で明るくしなきゃね。これはいつも自分で自分に言ってること。

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