吉田美保子の some ori ノート

ふふさまとお会いする

2014.01.31

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いよいよ、ふふさまとお会いする日がやってきました。
その日は、2013年6月1日。都内でお仕事が有り、足を伸ばしてくださることに。
ドキドキ! 
準備万端にして待つ。
ふふさまは、車を運転して来られました。
北関東からロングドライブ。けっこう遠いよ、120kmくらいかな。そのフットワークの軽さがイイネ!
メールを交換するようになって4年、はじめてお会いするふふさまは、空想どうり、すらっと美しく、思慮深く、丁寧で、お考えをクリアな言葉にして下さる方でした。
いろんなお話をした。これから作る帯のことも。
どんな着物をどんな風にお召しになるのか。その他いろいろ。
どんな帯を望んでられるか、見えてきた。どんな手法と魔法で、作ろうか。
以後、その時のノートを何回も見返す。
______クールでシャープな九寸帯が欲しい。雪解けの冷たい感じ。薄い墨染め。白が好き。藍が好き。地の面積が多い方がいい。柄よりも地が多い方がいい。前柄はうるさくないのが好み。直線が好き。カクカクしてるのは好き。丸っこいのはきらい。かわいくならないように。細目の糸で繊細に。金糸も好き。銀糸も好き。グレイッシュ、アッシュが好き。ビビッドな色は好き。ビタミンカラーは着ない。白は好きだけど、オフホワイトではなくて、ブルーグレーを持った白。アシンメトリーは好き。などなどなどなど。_______
オッケー!!!了解しました!!!
私の織った着尺や帯を見ていただいた。
「ここのところが好き、取り入れたい。こういうのは違う」とストレートなご意見。
縞は好きだけど、格子はダメ。
これによって、糸のチョイスと地の設計図がクリアーに見えた。
やっとファーストハードルの突破口が見つかった。
4 year-long communicated client came to see me and my studio.
She was so close to my expectation.
We talked short but deep to customize the obi expressing herself.
She could show herself with clear and crisp manner.
The picture of making special obi to her, came up me in a snap.

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