吉田美保子の some ori ノート

行きのこと。

2014.02.17

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2月8日、昼間から外は大雪。飛行機、飛ぶのかしらん?
旅行会社など電話できるところ、掛けまくる。それで分かったことは、飛行機と言うのは、向こうを出たら(今回の場合はタイのバンコク)、どうにか着陸させて、お客を降ろして、また乗せて、ノルマをこなして行くってこと。
まあ、もしもチケットが正規のものだったら、振り替えてもらえるのでしょうが、もちろん格安航空券。この便、逃せばチケット、パア。
で、8日午後5時すぎに、私の乗る便が、バンコクを飛んだってことが分かった。こりゃ、行くしか無い。羽田にゴー。
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完全防備の冬服で出発。雪に足を取られながら、駅まで強行軍。小田急、止まってる。じゃあ東急で行きましょう。渋谷で山手線、品川へ。京急に。ホームまではスムーズ。しかし、電車こない。人があふれてくる。放送があり、たった今から運休です。
がーん。もうダメだと一瞬思ったが、iPhoneで調べたら、なんと、モノレールは生きていた。浜松町へ。ああ、あこがれの羽田空港、国際線。たどり着いたよ。
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が、滑走路封鎖。私の乗る飛行機、ランディングできず、名古屋に降りちゃった。その機体が羽田に飛んでくるのが何時になるのか不明。床で一晩を過ごすこと決定。(椅子はもちろん空いてない)
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とにかく、少しでも居心地がいい床を探さねば。空港の5階のショップ前に転がってました。
「いい経験だよ、こんなこと、一生に一回だもん。思えば、避難所などにも寝るなんてこと無く生きてきた。ラッキーだったな。あ、しいて言えば、大阪から四国にフェリーで行った時の、三等船室にゴロゴロ寝たのに似てるなあ。あれも面白かったな。もうあれから20年か」などと思っておりました。
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はじめの説明では、早ければ午前4時出発とのこと。しかし、それが6時になり、8時になり、、、、、、結局飛んだの、10時すぎだったよ。10時間の遅れだね。でも、搭乗手続きの締め切りは、午前3時だったから、この飛行機に乗ったのは、あの雪の中羽田にたどり着き、そこで一晩過ごした人だけってことで。みんなツワモノだなあ。ご老人、お子様連れ、さぞかし大変だったでしょう。日本語できない外国の方も不安だったね。私ごときが文句言っちゃいけないな。
と言う訳で、ボロボロに疲れて、9日の朝つくはずチェンマイに、夕方遅くにたどり着きました。
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後日談。
次の日、まずはマッサージだと、評判の高い本格マッサージ屋に行き、一番高いコースを頼みました。このくらいしないと、前日のダメージ、リカバーできない。
ベテランぽい、にこやかな女性が、とても熱心に、力を込めて、グイグイもんでくださいました。痛かったけど、これで昨日のコリが消えるのならがまんです。
で、その晩、体がほてって眠れず。次の日コリ返しがきて、体中がもっと痛い、、、ああ、人生は過酷だなあ。
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写真は、「美しい竹の村」。チェンマイ郊外で、木綿を紡いで、草木染め、手織りをしています。

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