吉田美保子の some ori ノート

帰りの話。

2014.02.18

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帰りは、2月14日金曜日、お昼にチェンマイを発って、バンコクでの乗り継ぎが一時間あって、午後10時半に羽田に到着予定です。
14日朝はゆっくりめ。散歩して、朝ご飯食べて、ゆうゆうと空港に向かいました。が、バンコク行きのタイ航空、遅れてる。ええーー、乗り継ぎなんですけど、、、大丈夫?地上係員さんに聞くと、羽田行きに乗り継ぐ人が20人以上いるから、出発を待たせるとのこと。
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バンコクについて、どこのゲートにつくかと思っていたら、なんと、一番はじっこ。こりゃ、国際線まで距離あるわ〜。空港の建物に入ったら、「TO HANEDA」というカードを持った地上係員さんが待ち構えていた。
「我々は急がなくてはなりません。搭乗口は一番先です。走りますよ。」
20数名の我々は、バンコク・スワンナプーム国際空港の端っこから端っこを、隊列を組み、えっさほいさと走り抜けました。中学校の部活のようです。
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ほうほうの体で乗り込んだ羽田行き、飛行機は順調に飛び、予定どおりだとのアナウンスあり。ただ、「羽田の天候は雪。視界は前方2メートルとの連絡を受けております」と。えっと、、視界2メートル?
窓側の席だったので、着陸の体勢がとられてから、ずっと外を見ていました。いくらたっても何も見えません。と、突然、すぐそこにライトの光が見えました。え!?その1秒後にランディングしました。見えたライトは、滑走路の埋め込みライトです。1秒前まで何も見えず。目が慣れてくると、外が吹雪なのが分かります。吹雪の中でも飛行機って着陸するんだ。はじめて知ったよ。すごいなあ。
降りた時間は予定通りでしたが、羽田混雑とのことで、1時間くらいは飛行機内に留め置かれ、吹雪の中、飛行機につけるちゃちな階段(それも凍った!)を使って、外に出され(ジャケット、預けた荷物の中よ!)、バスで建物へ。
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経験者の私はこの日はもう帰れないってことは、覚悟済み。できれば居心地いいところで。
イミグレの前のスペースはカーペットで、暖かそう。そこにいた係の人に「もう帰れないからここにいちゃダメ?」って聞いたら、「いやー、申し訳ないです。」
荷物が出てくるターンテーブルのところも広くてよさそう。ここで夜明かししちゃダメ?「いやー、申し訳ないです。」
ま、そういうもんかな。外に出された私は、一路、空港5階のショップ前、つい一週間前にも一晩過ごした、懐かしい場所へ舞い戻ったのです。
学習済みですので、私は飛行機降りるとき、読んだ後の新聞もらってきたんだ。バンコク・ポストとか。それを敷いて、全く同じ場所にまた転がる。ああ、人生は面白いネ!
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旅にスマホは、必要ですね。一晩あけて、電車の運転状況調べます。モノレール、強いなあ。他のが軒並み「運転見合わせ」なのに、動いてる。浜松町から大門に出れば、地下鉄乗れるな、、、しかし外は雨。うーん、この荷物、動きを鈍らせるなあ。
ふと見ると、お掃除の方が、もう働いてらっしゃいます。「宅配便、この時間に出せるところありませんか?」「ありますよ。24時間営業です」
それで、荷物を預け、うんと身軽にして羽田を後にしました。15日土曜日の早朝です。モノレールに乗りながら、この日のスケジュールをおさらい。朝10時から、銀座もとじさんで、山岸幸一さんのギャラリートーク申し込んでる。これは聞きたいのだ。うーむ、3時間半ほど時間つぶせばいい訳か、、、
それで、動き始めた山手線でくるくる廻ってることにしました。暖かいし座ってられるし、快適です。生まれてはじめて、山手線周回しました。
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なかなか大変な思いをしてたどり着いた、銀座もとじさんですが、本当に行ってよかったです。山岸さんの織物は、本当にすばらしい。何をしたいか、何を求めているかが明確で、それを追い求めて、動いて、ゲットしてられる。感服です。
外に出たら青空。いい天気になりそうねーー!
*写真は、チェンマイでのショット。今回の旅行、現地集合で両親と一緒でした。長期滞在の彼らに途中から参加する形です。帰りは同じ日でしたが、彼らは福岡行きで本当によかったです。

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