吉田美保子の some ori ノート

ふふさまとお会いする。2回目。

2014.02.27

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ふふさまとの2回目のミーティングは、昨年末のことでした。お仕事で上京されるというタイミング、これを逃してはいけません。準備はいいのか、私よ。大丈夫、精一杯、できるだけのことはした。
お会いしたのは、新富町の懐石料理のお店。おいしい野菜をたっぷりいただける、ふふさまおすすめのお店です。
その日、ちょっと早めに着く段取りで出かけたのだけど、ふふさまは、すでにお店にいらしてて、軽やかで爽やかな印象。私もすぐにリラックスして、どんどんすすめる。
試し織りを4枚、順にお見せして、どう照準を合わせたのかなどお話する。ふふさまの集中力もすごい。3枚目をお見せしたとき、目にハート型が浮かんだの、私は見逃さなかったよ。
4枚目も捨てがたいみたいだったけど、今回はこちらで詰めましょう。
試し織りをどう発展させ、本番の帯に持って行くかなど具体的なこともどんどん詰める。
ふふさまは、ご自分の好み、似合われるもの、分かっておられて的確に伝えてくださるので、ありがたい。作り手からすると、もうちょっと手を込ませたいと思うようなところも、「それは必要ない」とおっしゃる。そうね、必要ない。作り手の満足のためにやってることは排除すべきだ。「ほら、こんなに仕事がしてある」って伝えることは、美しさには関係ない。それは独りよがりの自己満足だ。この仕事はふふさまのためにある。
お互い、楽しく集中した。こういうとき、いいものができる。このミーティングは成功だったな。
この日のことは、ここに書いてます

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