ふふさまの帯、織りはじめです。たんたんと、たんたんと。はやる気持ちを抑えます。
織るときは、あまり感情を込めたりしません。安定して、丁寧に、正確に、同じことの繰り返しをするのが吉です。思いを込めるのは、計画しているときと、試しを織っているときね。それがふふさまの望みからぶれないってことだと思う。
本番を織る時には、すでに全てが決まっています。だから、もう何もできない。ただ正しく織るだけです。今までふふさまと対話してきたことを全て昇華させるのです。
微調整は大事。織りやすいと、きれいに織れますのでね。
もうすぐできますよ。
*写真は天野志穂実さん撮影です。