吉田美保子の some ori ノート

バルテュスの写真展へ行った

2014.06.26

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バルテュスの最晩年の写真が展示されていると言うので、三菱一号館美術館に行ってきた。
メイン会場から離れた、小さなの展示室。ポラロイドで撮った写真がたくさん。同じモデル。似たようなポーズ。例の、あの、バルテュス特有の、少女の肢体。ピンぼけがまた良し。
そのたくさんの写真、少しだけアングルを変えたり、影の出方を変えたり、モデルの手の位置を変えたり、、、、ごくごく微妙に変えて、何枚も何枚も。空気を変えて、撮ったのかな。
バルテュスの絵は、1940年代とか50年代とかのビンビンな緊張感のある作品に惹かれてて、やはり最盛期ってもんがあるのかなって思ってたけど、ところがどっこい、最後の最後まで、この執着。少女に魅せられ続けた。執着し、形にして行った。すごいぜ、バルテュス。
バルテュス最後の写真」展は、9月7日まで、三菱一号館美術館にて。
写真は私。美術館にて。着物を誂えたのがうれしくて、何かと言うと着てまわってます。単衣の季節が終わっちゃう〜。

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