吉田美保子の some ori ノート

菊の被せ綿

2014.08.21

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このところ、通常業務の帯を織るのと、飛び込んできた「菊の被せ綿(きせわた)」を染めるので、大わらわ。
これは、茜を煮出しているところ。
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ほら、こんなに立派な染液が取れました。染料となった茜は、被せ綿を頼まれた先から送られてきたもの。とても古かったし、色が出るか心配だったけど、何度も洗ってきれいにして煮出したら、がんばってくれました。茜、すごいぞ!
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真綿をこのように染めています。まだまだ試し染めです。
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濃度を変えて、何度も試しをしました。見本をいただいているので、その色に近づけようと必死です。めざすは、真っ赤と真っ黄です。
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染め直し。酸性染料の力も借ります。
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これでどうだ!(って実はこのあとも、色味を近づけるため、染めは繰り返されるのでした。悪戦苦闘の最中です。)

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