吉田美保子の some ori ノート

冨田潤+ホリノウチマヨ展、三嶋りつ惠展、リギョン展、なにNUNOね展

2014.11.14

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おはよう!今日は5時起き。私としては早起きです。
朝からノルマをバンバンこなして、昼から着物きて、お出かけしました。半衿付け替える間がなく、秋も深まったというのに、単衣のお襦袢。帯もぐちゃっと。しかし締め直してらんない。ひー、堪忍して〜。
今日は冨田潤さん+ホリノウチマヨさんの展示会の初日でした。
冨田さんの作品はもう何回も拝見してますが、見るたびに、「これ、どうやって作ったのだろう?」って思います。じーっと見れば分かる部分もあるのだけど、引き込まれるような感じで、不思議な魅力に満ちてるなあって思います。
ホリノウチさんの作品は初めて拝見したけど、ストレートな感じがとてもすてきでした。おおらかで、あったかくて、色もいいわー。ウールってこんなに面白いんだ。素材が歓喜してるね。
*冨田潤+ホリノウチマヨ展は、11月19日まで、銀座の日々さんにて。
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それから、三嶋りつ惠さんのガラスのお椀展に行きました。三嶋さんの作品展に伺うの初めてでした。以前、一点だけ拝見したことがあって、それがとても美しくインパクトあって、ずっと気になる作家さんでした。
ズバッとした存在感がある、背筋が伸びる作品でした。このお茶碗でのお茶席を想像するだけで、空気が凛とする。すばらしかったです。
*三嶋りつ惠展は、思文閣銀座にて、11月16日まで。
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銀座に出ると、必ずチェックするギャラリーが、メゾンエルメスです。開催中の展示は、ソウル在住のアーティスト、リギョンと言う方でした。どんななのかまったく予備知識ありませんが、ここでの展示はまったく裏切られたことがありません。ドキドキしながら8階へ。スタッフの方に履物を脱ぐように、言われます。
ビックリしたー。ガランとした大きな部屋です。ただそれだけ。夕方の日の光が差し込んで美しい。床が白蝶貝を張ったような感じでピカピカ。お腹に響くサウンド。壁に少々のテキスト。それだけなんだけど、この清々しさは何?
もう一部屋は、一組ずつしか入場できないとのことで、入り口でしばらく待ちます。順番がきて、誘導されて、草履を脱いで入ります。おお、、、目がバシバシします。ハレーションをおこして、何がなんだか分からない。こちらはただの白い部屋。そこに強烈な白いライト。床から壁はアールがついてて、境目がありません。見えないけど、たぶん天井もアールがあるね。白い球体に紛れ込んだ感じ。
韓国人の現代アーティスト、数人しか知らないけど、なんか好き。共通点は、極限までやり切った感じがすること。人種でカテゴライズするの詰まらないと思うけど、このエクストリームな感じはコリアンのアートなのではないだろうか?私は大好きだ。
で、うちに帰ってきて、フライヤーを良く見てたら、リギョンさんは、女性みたいだ。1969年生まれ。これまたビックリ。私と同性、同世代。黄色人種というのも同じ。性別、年齢でカテゴライズするのも、これまた詰まらないけど、同じカテゴリーの作り手がここまでやり切っているのを見ると、すごく燃える。
*リギョン展は、銀座エルメスフォーラムにて、1月7日まで。
それから、六本木へ移動。NUNOさんの「なにNUNOね?」展へ。わー!大きな布、迫力です。手仕事と機械仕事のブレンドなのだなあ。会場の壁に、展示作品のエスキースというか、アイディアの元というか、、、コラージュスケッチがあって、それがすごく面白かった。探ってる手の跡、思考のあと。コンセプトをしっかり立たせてて、さすがと思った。
*なにNUNOね?展は、ギャラリール・ベインにて、11月23日まで。
写真は、過日みた、ジオ・ポンティのテキスタイル。今日は撮ってる余裕なかったよ〜。へとへとになって帰ってきました。

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