吉田美保子の some ori ノート

ガーン!ショッック!

2014.11.21

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竹筬研究会の「試作竹筬と織布展」に、横浜のシルク博物館に行ってきました。
竹筬研究会と言うのは、途絶えてしまった竹筬を甦らせようと、竹の調達から、筬羽作り、組み、など一連の流れの復元に取り組んでいるグループです。会長は、下村ねん糸の下村輝さん。下村さんは、絹織物をやってる人なら全員知ってる、チョー有名人です。
下村さんは、私にとっても心の支え。今でも織り続けていられるのは、20代から30代のはじめ頃に、直接教えていただく機会が多くあって、糸とは何ぞやってことを、ドーンと仕込んでいただいたからだってとても感謝しています。
竹筬研究会も設立して、もう10年以上です。と言うことは、竹筬がなくなって、10有余年ってことですね。会場には、復元され、活躍している竹筬と織布が並んでいて、すばらしかったです。
いやはや、この活動が、ここまで実を結んでいることに、目を見張りました。私は、「金筬でもいいんじゃね?」ってクチですから。筬をはじめ、道具も素材も、突き詰めれば、突き詰めるほど、際限がない世界です。
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ショックなことがありました。
会場で、10年ぶりくらいでお会いした人がいて、その人、仮にエスさんとします。エスさんは私のこと、とても気にかけて下さっていて、たぶん、私のこと好き。私もエスさん大好き。(女性ですよ!)
エスさんが、私を見るなり、
「うわっーー!ヨシダミホコっ〜〜!!!元気ないね〜!なに、しょぼーんとしてるの〜!あの時の輝きはどこ行ったの〜。ヨシダミホコらしくないっ!」とのたまいました。ええーー!そう????私、いちおう、元気なんだけど、、、、
いとへん関係の人は、スバスバ言う人が多いんです。その場にいた人集まってきて、光を失った(とされる)私に、やれ、「着てる服が地味」(自分では気に入っているネイビーのセーターを着てた)、「化粧をしろ」(いちおー、してたんだよー。ファンデうっすら。口紅はもともとヌーディーな色で、それもコーヒー飲んだら落ちた。目の上は、するとケバくなるんだよね。)「牛肉を食べろ」(はい、お昼に中華街で牛肉粥を食べ、帰りにも切り落としを買って帰りました)、「閉じこもってるんでしょ、それは怠慢よ」(だって、出てたら織れないじゃん。と言ったら、楽しようとしてるって言い返された。閉じこもって織ってる方が楽なのよね、いろいろ交流するより。)等々言われまくりました。
もっと、しょぼーん。
織りの大先輩の小熊素子さんとお話できたので、小熊さんに、泣きついたら、あははーと笑っておられました。小熊さんとも久しぶりにお会いしましたが、とっても輝いておられました。聞けば、水泳に通ったり、活動的にされてて、織りも順調のご様子。小熊さんほど、いろいろ乗り越えてくれば、達見なのでしょうが、私はまだまだです。
ちょっと目線を変えましょうかねえ、、、っって思った一日でした。みなさんの愛に感謝です。こんどは、ヨシダ、光ってんっじゃんって言わせなきゃね♡
*「試作竹筬と織布展」は、11月24日まで、横浜のシルク博物館にて。
 写真は横浜じゃありませんよ。うちの近くの地面。

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