昨年の9月22日の午後、きよさまと、まり子さんと、まり子さんの妹のMさんが、我が家を訪ねてくださいました。
きよさまとは、お初にお目にかかります。まり子さんとMさんとは久しぶり。我が家にお越しくださるのは初めてです。女性が4人ですから、話は絶えることなく。とても盛り上がったのを覚えています。
せっかくだからと、私が織ったものを見ていただきました。
きよさま、角帯に興味を持たれました。ご主人様もおきものをお召しになるんですね。まり子さんとなにやら相談なさってます。そしてすぐにこれが欲しいと。
それから、ショールも。5枚ほどあったのですが、「これ」っとすぐ決められます。すごいなあ。決断が早い。それも的確。私はダラダラ悩むタイプなので尊敬です。
そして、「八寸帯 スタイリッシュな三角」をご覧になるやいなや、これが好きだけど、青は私の色じゃないのよ、黄色がいいのよと。だったら作っていただけばとまり子さん。あ、よかったらよろこんでと私。
じゃあお願いします。とそこで話が終わりそうになるので、「ちょっと待ったー!」
あ、いえ、せっかくONLY ONLY でお作りするなら、ただの色違いでなく、きよさまにとって最高に一本になるようにしたいです。ひと口に「黄色」と言ってもいろんな黄色があるわけですし。地の白もこの「スタイリッシュな三角」では、極薄のブルーグレーで染めて、シャープな感じを出しているんですよ。三角の大きさや配置もいかようにでも変えられますよ。
そうしましたら、きよさま、さすが決断力がありますね。バシバシご希望おっしゃいます。お好きなものが明確なのですね。それにまり子さんが、的確なアドバイス。私はしっかりとノートを取ります。
急ぎませんよというありがたいお言葉いただいてホッと安堵。では後日、ご希望をもとに簡単なデザインをお越し、お見積もりと共に郵送しますと申し上げました。