吉田美保子の some ori ノート

いずさまと2回目にお会いする

2015.06.10

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それから5ヶ月後のこの前のお正月、私は和の國さんでの「熊本ゆかりの染織家展」のために帰省した。会期二日目に、ギャラリートークをしたのだけど、そのとき、いずさま、お着物お召しで、トークを聞きにお出で下さった。
お久しぶりです!
お着物姿のいずさまは、洋服の時より、可憐な感じがした。前回は、お仕事帰りってこともあったのだろうけど、何か、着物を着ることで、大人の部分と、女学生くらい娘さんの部分が融合されて、ふんわり可憐な感じ、、、
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その日、お昼をご一緒できた。
熊本名物馬刺のランチコース(♡)をいただきながら、only only 2回目のミーティングとあいなった。
いろいろお話するうちに、泉鏡花の話しになった。私が、「飛行機の中で読むつもりで文庫を買ったけど、文語体に苦戦して、進んでないんです」なんてことを話したのがきっかけだったと思う。
泉鏡花は、いずさまとのメッセージのやり取りで、いっとうはじめに出て来たキーワード。なのに、ちっとも解けてない。なぜいずさまが、そうお望みなのか、泉鏡花のどこにひかれるのか。
豪華ランチをぱくぱくといただいていた箸がとまる。
いずさまは、泉鏡花の世界観がいいとおっしゃる。それは、誠実で、正義感があって、控えめだけど強い。たとえ不遇な目にあっても、正義を貫く。そこが好きだと。
ああ、私、今、とっても大事なことを伺ってる。これこそ、私が今回織るもの正体だ。
何を織ればいいのかは分かったが、それは余りにもハードルが高い。とにかくがんばろう。私にあるのは、根拠のない自信だけだ。

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