吉田美保子の some ori ノート

もまさまと理一さん

2016.01.29

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もまさまからの、メールの返事は、すぐに来た。この素早さが、さすがなのだ。曰く、
「浦野理一さんの無地の帯をイメージしています。色については鈍感な方なので、、、、」
おーー、浦野理一さんか。浦野理一の帯と言えば、経節の紬。小津安二郎の世界、、、、なるほどなあ。
たしかに、「ナチュラルアース」は、浦野理一を彷彿とさせるかも。あの、何もない存在感みたいなのがいいのだな。では、その筋で考えましょう。
浦野さんの無地紬はまさに、見ても見ても見飽きない帯だと思う。我が「ナチュラルアース」もその列に並ばさせていただいていると自負しているのだけど、再チャレンジするのなら、もう一工夫したい。その上で、あの風合いは出せないだろうか。
浦野さんの特徴である経糸に大きな節のある糸を使うのは、今回見送って、別の切り口から、攻められないだろうか。なぜなら、そここそが、「ナチュラルアース」の反省点だからだ。軽さが出ないのだ。これ、大きな課題なのだ。
もまさま、色については鈍感なほうとおっしゃるが、これは自己申告だから話し半分だな。しかし、これは「ある程度任せる」ってことと理解していいだろう。白系の無地なんだけど、深さハンパないっての目指そう。
*写真は近所。散歩の途中。

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