吉田美保子の some ori ノート

ゴールデンウィークに

2016.04.11

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かずさまが、ある日メールをくださいました。ちょうど一年くらい前だったと記憶しています。相談したいことがあるから、おじゃましてもいいかとおっしゃいます。もちろんウェルカム。どうぞどうぞ。
バリバリキャリアウーマンのかずさま、平日は動けません。去年のゴールデンウィークのある日、はるばる関東平野を横断してお越しくださいました。
お久しぶりです!
お話を聞くと、約一年後の2016年3月末をもって、長年のお勤めを定年退職なさると。それを記念して、着物と帯を作りたい。ついては織ってくれないかと。
どうもありがとうございます!心して織らせていただきます。
かずさまは、手織りの教室に長く行かれてました。博識で面倒見のいい先生がされている、とてもいい教室だったようです。(私だって行きたいくらい!)しかし、先生が亡くなられ、そこはクローズされた由、かずさまの手元に、ご自分で草木染めされた絹糸が残りました。この糸を生かせないかと。
どれどれ。
糸は、細いつやつやの絹糸と、ずり出しのふわふわの糸。染料は藍の生葉と桜のアルミ媒染。(上の写真です。生葉染めは、藍の花がピンクのものと、白いもので、分けて染められてます。色が微妙に違うのが面白い。)
かずさまがお望みなのは、グレーか藤色の着尺と、八寸帯。(この段階では)
出来上がりのご希望は、退職されるころとのこと。(この段階では)
うーん、、、、さあ、悩むべー。

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