はじめまして

ようこそ、染織吉田(そめおりよしだ)へ。
絹糸を染めて着物や帯を織っている吉田美保子と申します。
私の染織(そめおり)を紹介させて下さい。

まずここでは「おおもと」の話を聞いて下さい。

絹織物の、もとのもとは蚕です。
蚕の卵は、とても小さい球体です。
成長すると、芋虫みたいな虫になります。
成虫は、自分の体を精一杯使って絹を吐き、繭をつくります。
繭になったら、糸を取らせてもらいます。

蚕農家さんや糸屋さんが、誠実に丁寧にここまでの仕事をしてくださいます。
そのやさしい仕事を、しっかり受け止め、次につなげるのが私の役目。

染織吉田

染めは、大地の恵みの植物染料、人間の英知の結晶の酸性染料を使って、
絹糸に色素を吸着させます。
生きのよさやプリプリ感がある布にするために、色を調整して、
美しい布になる仕掛けをここで行ないます。

織りは、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)の最高の出会いを作ること。
織ることで、一本の糸だったものが、表情豊かな面になります。
染めの時に仕込んだ美しさの仕掛けを、ここで爆発させるのです。
ドカーン!

ダイナマイトを炸裂させ、力のある、美しい布を作ること。
これが私の仕事です。

平面だった布は、仕立てられて着物や帯になり、立体になります。
あなたを包み、守ります。
私の織った布が、あなたの輝きの一端をになえれば最高!
そして、あなたとともに、新たなストーリーを始めるのです。

吉田美保子

吉田美保子

1968 熊本県生まれ
美術大学中退後、
2年にわたりヨーロッパを放浪
放送大学卒業 卒業研究「上賀茂織之概念(青田五良著)の考察ー挿入織物、平織着尺を再現するー

1993 織を始める
2003 染織吉田を設立
2009 個展「ーSpringー」銀座もとじ
2010 個展「中世の秋」銀座もとじ

神奈川県在住