吉田美保子のsomeoriノート

Saturday,16 July 2016

お納め

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こうさまの、「大麻だけで織った作務衣、一式」、お手紙を書いて、4枚の布の説明書を書いて、縫い糸にする大麻糸をつけて、ゆうパックにて、お納めしました。

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ほどなく、こうさまから、お礼のお電話いただきました。

「ええのん、作っていただきまして、、、」
「上着の布と、ズボンの布がちょっと違うのがええね。ズボンの方は滑らかで履きやすそうやわ。」

声が明るく感じられてホッとしました。
ずーっと、ずーっと心配していたお仕立ても、ご友人が引き受けてくださるそうで、本当に安堵しました。ああよかった。

今回の布は、経糸も緯糸も、赤茶と藍の、一本交互で織っている。それって、表裏がないようで、微妙にあるのです。藍が強く出る方と、赤茶が強く出る方。そんなお話もしました。お仕立てのとき、ご一考願えれば。

こうさま、お仕事で時々上京されているよし、ぜひぜひ、お会いしたいです。できれば、この大麻だけで織った作務衣をお召しになって!その日を心から楽しみにしています。

Sunday,10 July 2016

大麻だけで織った作務衣にする布、一式

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こうさまの only only、完成したよ。

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大麻の布、4枚。

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タイトルも、ずばりそのまま「大麻だけで織った作務衣にする布、一式」です。

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作務衣の上着にする布、遠景。

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作務衣の上着にする布、近景。

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作務衣のズボンにする布。

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ベルトにする布。

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紐と内ポケットにする布。このようにたたんで紐にする。


Friday, 8 July 2016

仕上げ中

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こうさまの作務衣、さあ仕上げますよ。上の写真は湯通しです。糊と余分な染料を落とします。

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きれいになったら、次は整えて乾かします。張り手の針の上に、布を置いて行って、、、、

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ギュっと閉じると、針がグサっと刺さります。

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ロープを掛けて、

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張ります。

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さあ、張れた。こんな感じ。梅雨時期は乾かんね。

Wednesday, 6 July 2016

おまけの布(でも一番やっかい)

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こうさまの only only、作務衣の本体、終わった〜。メインは終わったのだけど、もう一枚、織るのだ。それは、紐とポケットの布。

こうさまからのご注文は、作務衣の布とベルトにする布。さらに、縫い糸も大麻にしたいから、糸も分けて欲しいとのお申し出があった。

それは了解したけど、あとで考えて、「見頃を合わせる紐と、ポケットもいるかな?その布はどうするの?」と思い至った。作務衣本体の布じゃ、固すぎるでしょ?

普通は綿布を使うと思うけど、縫い糸さえ大麻をご希望のこうさまだ。大麻がいいに決まってる。

よし、じゃあ織るか。

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用途が紐とポケットだから、あくまで実用。薄くて強い布。

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それで、この布、経糸すべて単糸にしました。経糸が単糸って、織りをやってる人が聞いたら、「ヨシダ、ようやるわ」って言われるんじゃないか?説明が難しいから端折らせていただくけど、植物系の繊維の(綿や麻ね)、単糸の糸って、経糸にするの、難しいんです。糸がね、スーッと抜けるの。溶けてなくなるみたいに。

だから、避けて通りたいんだけど、怖いもの見たさでやってしまう。

まあ、苦労したけどね、織れたぜ!

Tuesday, 5 July 2016

作務衣の上着にする布

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はい、お次は作務衣の上着にする布、織ってます。パンツにする布と、見かけはほとんど変わりません。

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何が違うかっていうと、経糸の密度が、一寸につき一本だけ少ないです。
それから、緯糸、手績みのヘンプのみで織ってます。経糸がほんの少々粗いことによって、緯糸の表情がほんのちょっとだけ、よく顔を出します。

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そのほんのちょっとの違いを大事にしたい。雰囲気とか、風情とか、言葉にしにくい味とかね。そこからしか生まれないと思っています。

こうさまのお望みの「野武士」は、ここで表現したかった。

Monday, 4 July 2016

作務衣のパンツにする布

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ベルトの次は、パンツにする布を織っています。緯糸は、手績みのヘンプを2に対して、紡績の双糸を1の割合で入れることにしました。これは、より丈夫な布にするため。

パンツは、上着に比べ、お尻の部分や膝の部分に、体重がかかります。布の負担が大きいのです。ですから、特に、丈夫な布を織らねばなりません。糸の選択もそのためですし、筬目も密です。筬打ちも、特にしっかり3度打ち。

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上の写真は、織り機のうしろの部分。経糸、こうしてみると、面白いねー。

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緯糸は、上の写真のように、すっかり水につけて、湿らせて織ります。ぬれ緯というのだけど。いろんな工夫で、しっかりした布を織ります。

Sunday, 3 July 2016

織る、機上げ、織る、機上げ、、、

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こうさまの大麻の作務衣、まずはベルトが織り上がりました。経も緯もぎゅうぎゅう。すごく目を詰ませてる。しなりがよく、締まるベルトをねらってる。

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さあ、次に取りかかりましょう。

織りの仕事は繰り返しです。

整経して、仮筬して、巻き取りして、綜絖通して、筬通しして、織り付けして、、、、。上の写真は綜絖通し。

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繰り返しだけど、前回よりも少しでも、きれいに、早く、段取りよく、、、ちょっとちょっとの微調整しつつすすみます。上の写真は筬通し。

Friday, 1 July 2016

織る。まずはベルト

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織りはじめました。織るのは、まずはベルトからにしました。

今回のこうさまのご注文は、作務衣の上着、作務衣のズボン、ベルトにする布、紐や内ポケットなどに使う布、と4回に分けて織ることにしたのだけど、ベルトでまず、ウォーミングアップです。

ベルトは他と比べ、圧倒的に、経糸の本数が少なく、長さも短く、経も緯も(タイヘンプは使わず)紡績の大麻だけにしたので扱いやすいと踏んだからです。なんってったって、大麻を織るのは15年ぶり。そろりそろりと、感覚を確かめながら、すすめたいです。

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これ、梅雨入りした頃のお話です。湿度が上がるの、待ってました。これで心置きなく織れます。それでも、お天気次第で、加湿器オン。それでも足りなければ、霧吹きシュッシッ。空気中に水分しっかり飽和させ、ガシっガシッと織って行きます。

Thursday,30 June 2016

緯糸

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緯糸も準備すすんでいます。小管に巻きまくりです。特にタイのヘンプは、太さも長さも手触りも、何もかもがバラバラなので、とにかく全部巻いて、様子をみます。(下の写真がタイヘンプね。)

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巻いた小管は、作務衣の上着用、ズボン用、ベルト用、紐にする布用と、選り分けます。
上着用には、手績みの面白さ、出したい。野武士みたいな感じはここに一番出そう。
ズボンはとにかく目を詰ませてしっかり織らねばなので、あまりに暴れん坊の糸とか太い糸はやめとく。
ベルトと紐は、締めやすく、結びやすいのが目標。紡績の大麻のみで織ろう。実用向けだ。

糸の状態だけでなく、染まった色でも分けます。
藍染めの分は、さすがすべての糸が安定し、ほぼ同一の濃い色に染まってる。染師さんが真摯に一生懸命染めてくれたのが伝わってくる。植物繊維である大麻と藍が相性いいのもあるけどね。
一方、赤茶色に染めた分は、染まりがいいのと、ちょっと悪いのがある。タイヘンプは特に。それで、染まりがイマイチなのは、遠慮組に入れて、ビンビンに染まっているのを優先で使うことにする。こうさま、濃い色をお望みだからね。

Wednesday,29 June 2016

機準備

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こうさまのonly only 大麻の作務衣、ズボンにする布の整経が終わったところです。この嵩高く重たい感じ、写真から伝わってます??普段は細目の絹ばかり扱っているわたしから見たら、うっわーーーっなんなんだ、このボリュームは!って感じ。着物にする糸とは、何もかも違うのだ。

ちなみに本数は、いつもの70〜80%くらい。本数すくないのに、どーんとグラマラス。

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上の写真は、仮筬に通しているところ。

織りの準備をしているときが一番、糸とガチで向き合えるんじゃないかなあ。染めている時より、織っている時より、近い感じがするのだ。糸が、私の範疇に入って来てくれている感じ。

太めの大麻の糸で織るなんて、こうさまがご注文くださらなかったら、一生なかったのではないかと思う。そう思うと、面白く、また言い表せないくらいありがたい。大麻の作務衣なんて半信半疑ではじめたが、取り組んでいるとぐんぐん引き込まれる。

こうさまにも、「あのとき思い切って電話してよかったな」って思っていただきたいなあ。そのために、もうひとがんばりだ。

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