吉田美保子のsomeoriノート

Thursday,25 August 2016

経糸の染め

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あおさまの経糸、まず染める前に、しっかり洗って、油分や汚れを落とします。糸の様子もチェックしながら。

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ほら、こんなにふっくら。さすが、ぐんま200の生繭座繰り糸です。

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染めは、酸性染料です。ねらう色は、クラインブルーの土台となる色。碧の引き立て役となる色です。

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これでどうだ。乾けば3割減くらいの鮮やかさになっちゃうんだけど。

Monday,22 August 2016

美しいキモノ秋号に載った!

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待ちに待った、「美しいキモノ」秋号が発売になりました!

今回なんと、「ありがとうの言葉に代えて 熊本から元気な姿でこんにちは」という、特別応援企画を組んで下さったんです。我が熊本は、地震で痛手を受けましたが、へこたれません。そんな熊本をご紹介くださっているページです。そこに、熊本ゆかり染織作家展のご縁で、なんとワタクシめも載せていただきました。P245です。見てね!

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それから、もうひとつ、誌上ギャラリーのページにも帯の写真を載せていただいたのですよ。八寸帯「おもちゃのチャチャチャ」です。P136にご注目。

さらに写真の下の告知欄をご覧ください!

次回の熊本ゆかりの染織作家展のご案内を載せていただいています。

そしてなんとその下には〜〜〜!本邦初公開、ワタクシめの個展の告知も載せていただいています。うっわー、まじ〜〜?がまださんとーーー!(この展示会については、後日、イヤというほど書かせていただきます。笑)

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えっとーーー、情報を整理させていただきますね。ヨシダ、熊本で、今後ふたつの展示会があります。

-1-. 熊本ゆかりの染織作家展 9月9日〜12日、和の國さんにて。ヨシダは全力で出品しますが、帰熊はしません。
-2-. 染織吉田・吉田美保子展 11月20日〜23日、同じく和の國さんにて。ヨシダ、全日、滞在します。

美しいキモノの表紙は美しい吉田羊さんです。ぜひ手に取って下さいね。

*この場を借りて、お詫びいたします。
本誌P245の私のプロフィールのところに、個展の情報はP76参照とありますが、正しくは、P136参照のあやまりでした。
また一部の方に、美しいキモノ秋号に載ることをご連絡いたしましたが、その際、P76とP245に載るとお伝えいたしました。正しくは、P136とP245でした。お詫びして訂正いたします。

Saturday,20 August 2016

Bでなく

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あおさまの経糸の色は、メールでやり取りして、「B」で行くのはやめました。「B」はあまりにも強すぎるように私には思えました。全身クラインブルーという着物は、人にも街にもなじまないのではないか。(へたをすると浮くし、もっとへたをするとケバくなる。)

あおさまも、「B」が好きだけど、全身「B」にしたい訳ではなく、感じられればとおっしゃいます。では、少し、トーンを落として、落ち着いたブルーを経糸にしましょう。クラインブルーは別の方法で入れましょう。それで行くしかないね。

糸は、とてもいいのが手に入った。「ぐんま200生繭座繰り糸」。

これ、群馬県で作ってる「ぐんま200」という品種の繭を、乾燥させず生のまま、手で引いた糸です。あおさま、民芸風はNGとのことだったので、ちょっと細目にしました。スタイリッシュな感じになります。
つやつやでふかふか。コシもあるのよ。うふふ。うっとり。

さあ染めよう。

Wednesday,17 August 2016

断然、B

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あおさまのonly only、経糸の見本で染めた糸を、厚紙に巻いて、カラーチップを作って、AからEまで記号を振って、郵送して見ていただいた。

直感でどれがお好きですか?

すぐに返事のメールが来て、

断然、Bです。

と。

一瞬ギクリ。あちゃーーー、、、よりによってBですか。それも「断然」、、、、、。

実はこの染め見本、違いが出るように、少々極端に染めている。しかしBだけは、「少々」極端でなく、「とっても」極端に染めたのだ。

どういうことかと言うと、Bの糸は、染料を2種類しか混ぜていない。赤みのある青を染めるために、青に少々の赤を混ぜただけだ。他の染め見本は、少々の黒とか、茶色とか、補色成分を持つ色とかを混ぜて染めている。

それが何が問題かというと、2色を混合するだけでは、単調な感じになって、色に深さが出ないのだ。

単調な色って、どんな色かと言えば、、、そうだなあ、、、例えば、地方の市立中学の、部活動のユニホームの色。判別されやすいことが価値だ。地方の中学校でも、私立だと、ユニホームは学校の宣伝にもなるから、吟味した、凝った色だと思う。
(変なたとえで失礼。地方の市立中学校の部活動のみなさん、ごめんなさい。)

着物に限らず、また衣服に限らず、人間が作ったものはモノは、たいてい何でも色がつけてある。作った人が、使う人の用途や希望に合わせ、色をつけるのだ。鮮やかに見える色も、たいてい少々の補色などで、色を殺してある。その方が、なじむのだ。草木染めは鮮やかな色が染まる植物でも、いろんな成分がまじっているから、一種類の染料でなじむ色になるのだ。

さあ、困った。どうしよう。

Tuesday,16 August 2016

経糸の色見本

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あおさまとのメールのやり取りはつづき、ひとつの合意点まで行き着いた。それは、経糸は無地で行こうってことだ。

たて縞はあまりお好きでないとのことだし、海がモチーフなら、緯糸で表現するのがいい。経が無地だと、表現の幅が無限大なのもいい。たて縞の経糸をたてると、変更の余地が少ないからね。

よし、では、さっそく試しに染めてみよう。酸性染料で染めてみよう。

今のところ、あおさまが、色のご希望としめして下さったのは、クラインブルーの粉(たぶん顔料の粉)と、牛革の切れ端だ。絹糸でこの色が出せるのか?出たとして、着物としてどうなのか?碧いスーツの写真も拝見しているが、これは、色的には好きだが、今回求めるものではないという、逆の見本としてだ。

それで、染料を少しずつ変えて、5種類の色を染めてみた。

Tuesday, 9 August 2016

スケッチ

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あおさまとメールのやり取りを続ける。実際にお召しになったところのイメージが欲しいとのことだったので、写真があるものは写真を、ないものはスケッチをしてスキャンを添付してメールする。

あおさまからは、「正直言うと完成予想図が描けない」というお返事がきた。私は、なんと正直な方だろうと思った。申し訳ない。

実を言うと、私だって完全に分かっているわけではぜんぜんない。経験と知識と想像力を総動員して、着姿を思い描く。それは雲をつかむような感じ。手を振り回して、必死につかむけど、てのひらを開いてみたら、そこには何もない。その繰り返し。

それでもどうにか、紙に落とすけど、さらに難しいのは、あおさまにお伝えすること。うまく伝わるスケッチもできないし、言葉で説明することもなんか、ウソっぽくなるようで、難しい。

あー、私ってこんなに表現力がないんだと落ち込む日々。

Saturday, 6 August 2016

あおさまとバッタリ

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昨年の9月の終わりの日曜日、伝統工芸展を拝見しに三越本店へ行きました。こういう展覧会に行くのは、私としては勉強であり、またこう言ってはなんですが、偵察でもあります。

染織のコーナーをひとつひとつ観ていましたら、目の端に、いかにも展示会を楽しんでいる風の、ご機嫌良さげな女の人が写りました。その方、ものすごくおしゃれ。休日らしいカジュアルな恰好で、楽そうなのだけど、完璧だわ〜。

あ!あれは、あおさまだ!

あーいい感じだなー。好きだから見にきたって感じ。自分の目的が偵察なのがちょっと恥ずかしくなりました。

お一人で、ご自分のペースで見ていらっしゃるようなので、声をかけるのをとまどっていましたら、向こうも気づかれましたのでご挨拶。

しばらく一緒に観て回りました。これから織る、まだデザインも未定のお着物のことがお互い念頭にあるのは言うまでもありません。意思疎通の絶好のチャンスです。

展示されている着物に、「こういうのは着物ばかり目立ちます」とか「出番が多いのはこういうのかな」などなど言いたい放題。あおさまはたて縞よりよこ段の方がお好き、民芸的な土っぽさはNGなど分かったのは収穫でした。

*写真は碧い着物を探しまくって見つけた、吉永さゆりさん。すてきだけど、やっぱちょっと衣装チックと思うのよね〜。

Thursday, 4 August 2016

メールと郵便

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第1回ミーティングでは、デザイン的なことは具体的には決まらなかった。決まっていることは、「碧い色を生かすこと」と「袷(あわせ)のお着物にする」ってことのみ。

もうちょっとすりあわせたいなあ。話しは分かるし、創作意欲はわくのだけど、ピントが全く絞れない。

あおさまとは、飛び飛びでメールのやり取りがつづいた。
あおさまからは、私の旧作をもしも、碧い色に変えたとするとどうなるかって質問がきた。だから、それぞれの作品の糸や染料や、どういうシチュエーションでお召しいただいているかなどお伝えする。
あと、参考になりそうなお着物姿の写真を貼付で送ったり。「ああ、これこれ、こういうの」ってのを見つけたかったのだけど、見つからず。

そうこうしているうちに、あおさまからイブ・クラインの碧い粉と、碧い牛革の端布が郵送されてきた。(上の写真)

ドキッとするほど、鮮やかなクライン・ブルー。これは自然の色ではないな。いや、もしかしたら、岩石など自然由来の色なのかもしれないが、普通は自然にはない色だ。それすなわち、着物の色にしにくいってことだ。

牛革のほうは、クライン・ブルーよりは落ち着いているけれど、単体で見るとそうとう強い。もしこのままだったら、仲居さんのお着物のケありだね。または、外国の学校の制服の色という感じもする。

それから、あおさまが碧いスーツをお召しになったところの写メもいただいた。ほら、海外派遣スポーツ選手団のようだという話しが出てた分です。たしかにそう言えなくないが、さすが、碧、お似合いね。でもこのままでは着物にならないし、あおさまもそれを求めていらっしゃる訳ではないのも了解済み。

さあ、どうする?


Friday,29 July 2016

第1回ミーティング

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昨年の8月1日は、とても暑い日でした。午後2時、あおさまとご友人のSさま、我が家にお出で下さいました。

はじめまして!

あおさまは、すらっと背が高い、カッコいい、出来るタイプのお方でした。暑い休日だから、ラフな恰好で、それが何気ない感じでおしゃれです。

エアコン入れようとしたら、入れない方がお好きとのこと。では季節を楽しみましょう。

今日は、どんなお着物にするか、具体的には決まらないと思います。大まかなお話になるでしょう。

あおさまが、思い描いているのは、碧い海。ベリーズのブルーホール。

新しくでてきたキーワードは、イヴ・クライン。クラインブルー。

うっわー、ますます着物と縁遠い感じだなあ。。。こりゃ、大変。どうしよう。接点、みつけるぞ。

あおさまとご友人Sさま、いろいろ考えて下さってまして、碧い着物は下手すれば、「売れない演歌歌手」みたいになりそうって危惧されてました。おー、言い得て妙。

それから、あおさま、このクラインブルーの色の、パンツスーツをお持ちだそうで、それをお召しになると、「スポーツ選手団の海外派遣の制服」みたいだそう。そっか、そうかもね。あおさま、スポーツウーマンタイプでもあるからね。

私としての心配は、濃い色の着物で、無地っぽくすると、「旅館の仲居さん」みたいになりはしないかってこと。せっかくonly only なのに、それではもったいない。

個性的なのはオッケーで、絣や飛び柄もオッケー。では、ブラッシングカラーズも範疇ね。

あおさま、次の年のお誕生日で、生誕半世紀だそうです。では、それを目標に作りましょう。2016年の10月です。

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あおさまとSさまは、これから花火に行かれるそう。花火も大好きとのこと。好きがしっかり確立しているあおさま、とってもカッコイイのです。

Wednesday,27 July 2016

あおさま、メールのやり取り

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あおさまとメールのやり取りを何回かした。私は、過去の自作を紹介して、この部分がもし碧だったらこんな風になりますなど、説明した。お互いピンとはきていない状態だと思う。

そんな中、あおさまが、「これから一枚目を買おうとしている初心者なのに生意気かと思いましたが、こだわりの選りすぐりの着物を持ちたいので、相談をはじめさせていただけないでしょうか?」とメールをくださった。

生意気なんて、そんなそんな。そんなこと全くありません。私としては、ご注文の早い時期に一度お会いできるのは、大変にありがたいこと。意思疎通の一助になります。

それで、去年の8月1日土曜日の午後、ご来訪いただくということになりました。あおさまは、我が家と同じ沿線上にお住まいなので、お越しいただくこと自体は、そんなにハードル高くありません。

この日はちょうど、関西在住のあおさまのご友人が上京中ということで、ご一緒なさることになりました。このご友人、すばらしいんです。着物好き、着物通、知識もあって、あおさまの親身にアドバイスされたり、着物一式を貸されていたり、、、いやあ、こういう方がいて下さると、これから着物を着たいって方のハードル、ぐぐっと下がりますよね。

ご友人も、あおさまが着物に目覚められたのをとてもよろこんで、心から応援してらっしゃるようです。うらやましいなあ、あおさま。

*写真は、ブルーホールの画像検索。スクショです。

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