吉田美保子のsomeoriノート

Tuesday, 3 January 2017

きおさま、織ってます。

IMG_0697.JPGのサムネイル画像

きおさまのショール、経糸をしっかり深紅に染めて、機こしらえをしました。試し織りをします。そうしましたら、思ったほど、深くないのです。もっと赤くしたい。もっと強くしたい。

きおさま、とても華がある方なのです。ゴージャスな感じもお持ちです。おとなしいショールはきっとお望みでないと思うのです。

うーむ、ではどうするか?

よし、ここはやはりブラッシングカラーズだ。深紅の経糸の上に、鮮やかな赤をブラッシングで染めよう。それで早速、染料を調合します。ねらいをきっちり定めて。

ブラッシングの試しを蒸してみて、やっと納得いきまして、本番を染め、織ります。

*写真は本番織ってるところ。

Sunday, 1 January 2017

あけましておめでとうございます

IMG_0736.JPG

2017年がはじまりました。いい天気で、美しい冬晴れの一日でしたね。どうか今年もよろしくお願いします。元気ないい年にしましょう!

昨年は、何といっても、熊本地震の年でした。「まさか、、」が本当になるという、あっけに取られ、自分の無力を思い知らされた年でした。
しかし、その後、ふるさとの友だちたちが、力強く生き抜いて行く姿も見、周りの方々が無償の応援をしてくれる姿も見ました。私も、売り上げの10%を寄附させていただくことを一つの目的に個展を開催し、おかげさまで多くの方にお買い求めいただきました。本当にありがたかったです。(第二弾の寄附は、年内に振り込み用紙が届かなかったので、もうすぐ出来る予定です)

今年も、お一人お一人の願いをかなえる布を織りたいと思っています。ハッピーになる布です。布を織る理由はそこにあるね。みんな、ハッピーで行きましょう。

*写真は、蝋梅。本日、谷戸山公園にて。すっごくいい香りで、思わず寄って行った。

Friday,30 December 2016

きおさま、染めて、織る

IMG_0702.JPG

きおさまの2枚目の赤いショール、まず染めに取りかかります。さあどうしましょう?経糸の種類は同じ糸です。1枚目の経糸の先染めは実はピンクです。その上にブラッシングカラーズで真っ赤にしています。そこにアカネ染めの緯糸が入るので、濃い朱色に見えるのです。

同じにする?それもつまらないかな?それに、同じをめざしても同じにはならない。そのことはきおさま、ご了解ずみ。

それだったら、どのポイントを目標にするかだ。そこでお伺いメールする。

「朱色と真っ赤と深紅だったら、どの色を目標にしますか?そこに近づけるよう出来る限りの努力をします。」

返信には、「深紅」とあった。そっか、深紅ね。

よっしゃ、そこをめざして染めましょう。今回は経糸も、しっかり深紅にしよう。そうすれば、一枚目のとの違いも顕著だしね。さあ、がんばりましょう。

*上の写真は、手伝いにきてくれたmoyuさん。小管巻きをしてくれています。

Monday,26 December 2016

only only きおさまの赤いショール

IMG_0719 2.jpg

さて、新たなonly only は、お久しぶりの「きおさま」です。きおさまとは、曜変天目を仰いで作った、「Little Cosmos」(リトル・コスモス)以来です。

今年、10月終わりに「清正公の陣羽織ー吉田美保子展」の案内状をさし上げました。きおさまは関東の方なので、お越しいただくには難しいだろうなって思いながらも。そうしましたら、メールくださいました。お書きいただいていることには、

「案内状に写っている赤いショールがとても欲しいのですが、いただけないでしょうか?でも展示会に出展されるので無理でしょうね。それでしたら作って下さい。と言ってもヨシダさん予約で一杯でしょうね。」

まあ、なんとありがたい。

そして展示会後にご連絡するとお返事しました。(ヨシダ、予約、複数いただいてますが、糸とか機とか、他の承ってるものとか、いろんなタイミングがありまして、前後します。それに何と言っても、きおさまにもお着物のご注文、いただいていてお待たせしてます、、、、)

約1ヶ月後、展示会は終わりまして、なんと首尾よく(?)、件のショールは売れませんでした。実は自信作だったのでショック(笑)。

早速きおさまにメールして、このショールについて、使った糸、染料、それによって得られた結果、サイズなど、詳しく詳しく説明して、写真も何カットもお送りしました。

お返事が来て、「長さが、着物を着た時のショールとしては少々短いと思います。新しく作っていただけますか?こちらは洋服用にいただこうと思います。」

え?作り直すのはいいけれど、こっちもいるの?同じようなの2枚になるけど?

作り直す旨をメールすると、とりあえず今あるものが欲しいので、振込先を教えてくれと。まあ、本当なの?

それで、またメールします。

一枚目の特徴と、二枚目の予想を説明します。それによってどんな差異がでるのか、お伝えしたい。

一枚目の緯糸は手紡ぎ木綿のアカネ染め。かっちり下準備してあるので、植物繊維である木綿に植物染料であるアカネが濃く染まっている。その糸を二本取りで入れてます。経糸にはブラッシングカラーズの刷毛目も見え隠れ。しっかりした布味が特徴。

二枚目は、経糸は同じ種類の絹を使うけど、緯糸は変えて真綿紬にする。染めは酸性染料。こちらは絹100%。絹の中でも空気をはらむ手引き糸や紬糸を使っているので、柔らかくホッコリします。

2枚ともになさいますか?

とメールしましたら、説明を読んでますます両方とも欲しくなったと。まあ!それで、一枚お送りしたあと、二枚目に取り組むことにいたしました。

Sunday,18 December 2016

あおさま!

PB200136.JPG

さあ、お待たせしました。こちら、どなたかお分かりですか?

そうです。

じゃーん!

あおさまです!

あおさま、「my first kimono」をお召しで、熊本で開催した拙個展「清正公の陣羽織」にお越しくださったのです!

すっごくお似合いで、心から安堵しました。

いやはや、感無量です。地震が起こった今年4月中旬、私は、あおさまとメールでこのお着物についてのやり取りをしていました。それからいろいろありました。わが故郷はどうなってしまうのだろう?熊本が心配でなりませんでした。心を強くもって来られたのは、このお着物に取り組んでいたおかげです。

それが、7ヶ月後、こんなに立派になって!熊本に連れて来てもらって!ひょー!

119_161120.jpg

「碧」という色について、いろいろ悩みながら進めてきましたが、この日、このお姿を拝見して、ああこれでよかったと思えました。あおさまの、気品があってボーダレスな自由な感じとよく添っていると思います。

あおさま、着姿を見せてくださって、本当にどうもありがとうございました。それも熊本で!個展という晴れ舞台で!前日には天草を旅行され、熊本を楽しんでくださったのもとてもうれしかったです。

Friday,16 December 2016

ちょっと前進!

スクリーンショット 2016-12-16 20.48.52.png

毎度、当ブログをおよみいただいて、ありがとうございます!ほんの少々前進しましたので、ご報告いたします。

さあさあ、どこが変わったでしょう?なーんにも変わってないように見えるでしょ?うふっ、このまま、ずーっと下にスクロールしていください。下に、下に。左側、ご注目ください。

見つかりました?(上のスクリーンショット見てすぐ分かった方、すごい!)

えへへ、ツイッターを見られるようにしてもらいました。ブログはそれなりにまとまってないと書きにくかったり、仕事のことは振り返って書くことが多いのですが、ツイッターはほぼ毎日2回、リアルタイムのヨシダを発信しています。たまにのぞいてくださいね。

それから、当サイトの「業界の方へ、プレスの方へ」のページに、今年掲載された記事をアップしました。「美しいキモノ」と「熊本日日新聞」と「多士東京」。見て〜。

今後とも、どうかよろしくお願いします♡

Thursday,15 December 2016

タブローたち

P1190288.jpg

「清正公の陣羽織展」では、タブローも出品しました。タブローってのは、額に入れた作品のこと。わたし的にそう呼んでるってことだけどね。

私、タブロー作るの好きなんです。その額の中で世界を完結できるし、またいくらでも広がりそうな気もするし。

たくさん紹介させていただきますね。気になるものあれば、お気軽にお問い合わせください。詳しい説明や別カットの写真をお送りします。

上の写真は、金箔を貼った蛇の目紋。加藤清正の家紋です。額の大きさ、幅31cm、高さ59cm。¥27,000(税込み)

P1190192.JPG

上の写真、濃紺の蛇の目紋。のびのびしてるイメージ。これは織りではなく、染め作品です。額の大きさ、幅32cm、高さ26cm。¥16,200(税込み)

P1190211.JPG

上の写真、濃い茶色の蛇の目紋。染め作品です。額の大きさ、幅27.5cm、高さ20cm。¥14,040(税込み)

P1190207.JPG

上の写真。「蛇の目コパー」。染め作品です。銅箔を貼ってます。額の大きさ、幅22cm、高さ27cm。¥19,4400(税込み)

P1190281.JPG

上の写真、「蛇の目ゴールド」。これは日本画の技法で描きました。額の大きさ、幅31cm、高さ28cm。¥21,600(税込み)

P1190285.JPG

上の写真、「清正フラッグ」。日本画の技法で描きました。清正の旗を探してください。戦国の屏風絵を元に描きました。額の大きさ、幅31cm、高さ28cm。¥21,600(税込み)

P1190197.JPG

上の写真、木枠にペインティングして、織り布を貼り込みました。銀糸が織り込まれ、銀箔も貼ってあるので、キラキラします。シャボン玉のようです。

左 額の大きさ、幅18cm、高さ14cm。¥14,040(税込み)
右 額の大きさ、幅18cm、高さ18cm。(sold です。ありがとうございました。)

P1190220.JPG

上の写真、マークロスコを目標に織った布を貼り込みました。背景も織り布です。しぶ豪華!額の大きさ、幅38cm、高さ27.5cm。¥27,000(税込み)

P1190216.JPG

上の写真、地球ぽいイメージです。額の大きさ、幅17cm、高さ12.5cm。¥108,00(税込み)

P1190215.jpg

上の写真、大きく写ってますけど、実物は小さくてほっそりすっきりです。額の大きさ、幅11.8cm、高さ22cm。¥21,600(税込み)

P1190229.JPG

上の写真、「Colored Buds」。染めの色見本を額に入れました。額の大きさ、幅33.3cm、高さ24.7cm。¥27,000(税込み)

P1190276.JPG

上の写真、おもちゃ箱ひっくり返したイメージです。額の大きさ、幅53.8cm、高さ38.6cm。¥32,400(税込み)


「清正公の陣羽織展」の出品作のご紹介は以上です。お付き合い、ありがとうございました。気になるもの、ぜひお問い合わせください。

帯たちは(ショールも!)、和の國さんのネットショップにありますので、そちらをぜひご覧くさい。

売り上げの10%を熊本城復旧支援金に寄附いたします。年末にはまとめて寄附したいと思っています。どうかよろしくお願いします。

Wednesday,14 December 2016

大麻のストール

P1190157.jpg

ひきつづき「清正公の陣羽織展」に出品した作品を紹介させていただきます。今日は大麻のストールです。男性にも女性にも、さりげないおしゃれに活躍します。

2枚ありまして、上の写真は、藍色バージョン。(追記、藍色バージョンはご縁いただきました。ありがとうございました。)

P1190265.JPG

こちらが茶色バージョン。似てるでしょ。それはそうです。2枚とも同じ経糸なんですもの。経糸は藍と茶の一本交互です。
違いは緯糸です。藍バージョンは緯糸が全部本藍の藍染め。茶色バージョンは緯糸が全部草木染めの茶色です。

P1190261.jpg

これは、藍色バージョンのアップ。

糸の良さ、分かってくれますか?使った糸は、経も緯もすべて、大麻の単糸です。普通、糸って単糸を二本かそれ以上の本数で、合わせて撚りを掛けているのです。そうすることで、扱いやすく、丈夫になります。しかしこれはもともとの糸、一本のみ。だから、経糸が抜けるように切れたりして、とても扱いにくいのだけど、織ってしまえば、薄く、しなやかで柔らかな布になります。

P1190168.JPG

茶色バージョンのアップ。ちょっと色が明るく写ってしまったな。

そしてこのストールの最大の楽しみは経年変化です。単糸だからってこともあり、使えば使うほど、やわやわになります。はじめの感触はちょっと固いと感じるかもしれませんが、使い込むと化けますよ!

P1190267.jpg

藍バージョンと茶色バージョンを、2枚を一緒に巻くとこんな感じ。色の違い、分かってくださいます?

大きさは、2枚とも、幅が約39cm、長さが130cmです。お値段は、税込みで、1枚32,400円です。よかったら、お気軽にご連絡ください。ご不明点、もっと詳しい説明いたします。
売り上げの10%を熊本城復旧支援金に寄附いたします。

(追記、藍バージョンはご縁いただきましたがが、茶色バージョンはございます。よろしくお願いします)

Monday,12 December 2016

陣羽織プチマフラー

P1190128.jpg(1、全体像)

今回の「清正公の陣羽織展」では、プチマフラーも作りました。が、ネット上ではまったくご紹介してなかった!ということは、ご覧いただいたのは、個展にお越しいただいたごくごく一部の方のみってことか。これはいかん。ぜひぜひみなさまにご覧いただきたく、手元にある4枚、ご紹介いたします。

もしご興味の方、おられましたら、お問い合わせください。ぜひお首元に、気軽に巻いていただきたいです。絹のあたたかさはほっとしますよ。お値段は税込みで、24,840円です。

P1190130.JPG(1、ディテール)

一枚目、これは、賤ヶ岳の七本槍をデザインソースにしました。6本の小さい槍と、1本大きい槍。この1本が清正のつもり。(一番上の写真を見てくださーい)

P1190133.JPG(1、首元にくしゅっと)

大きさは、幅約22cm、長さ約110cm 。ハッキリした紫みのピンクです。今回の個展のテーマカラーは猩々緋という赤なのですが、もしかしたら、戦国時代の猩々緋、こんな色もあったんじゃないかなと思って。というのは、猩々緋の染料は、コチニールやラックダイとのことなのですが、こんな色に染まるのです。今回は、酸性染料で染めたのだけど。


P1190137.jpg(2、全体像)

2枚目は、こちら。朱色ベースで、モスグリーンや薄茶などが入ってます。朱の一部は、真綿を染めて紡いだ糸を入れてますので特に表情豊かです。

P1190149.JPG(2、ディテール)

大きさは、幅約20cm、長さ125cm。朱ってやっぱり日本の赤だなあって思います。なじみやすい、使いやすい一本だと思います。


P1190124.jpg(3、全体像)

3枚目はこちら。緯糸は絣くくりした真綿紬糸です。それが、ランダムに全面に入ります。

P1190126.JPG(3、ディテール)

大きさは幅約21cm、長さ約124cm。ほっぺにすりすりしたい感じ。とても柔らかいです。首の周りにちょこっと巻いていただきたいです。


P1170965.JPG(4、全体像)

ラスト4枚目です。赤と黒のコントラストが面白い一本です。赤の部分には真綿から手引きした紡ぎ糸も使ってます。黒の部分は黒とマロンを一緒に織り込んでいるので、優しい黒です。

P1170966.JPG(4、ディテール)

大きさは、幅約21cm、長さ約132cmです。赤と黒、巻き方でどっちをどこに持ってくるか楽しめます。

気になる方、どうかお気軽にお問い合わせください。→
お値段は、24,840円です。売り上げの10%を預からせていただいて、熊本城復旧支援金に寄附いたします。このお金、どうなるのかな。石垣つむのになるのかな。小さくても熊本にちょっとの風を吹かせられればなと思っています。みなさまのお気持ち、心より感謝いたします。

Thursday, 8 December 2016

その後の話しのつづきの話し。

image1.JPG

先日、個展のその後の話しとして、メールを介して、いくつかご縁をいただいたという話しを書きましたら、反響いただき、またいくつか新たなご縁をいただきました。なんとまあ、驚きであり、感謝であります。

そのお一人が、上の写真のお方です。すぐに身につけて、写真を撮って送ってくださいました。めちゃカッコイイよね!

メールのやり取りをさせていただき、詳しい説明をさせていただいて、お決めいただいたことも、とてもうれしかったです。感激のご返信もいただいてます。うるうる。ショールの写真、別カットなど数枚お送りしたあと、

「気に入りました。もしたくさん並んでいたとしても、これを選んだと思います。」

とお返事くださり、さらには、お納めしたあと

「思った通り、この陣羽織は私のために残っていたんだと思います。これで名古屋を闊歩しますね。」

とメールくださいました。きゃー!最高!

このお方、清正公の生まれ故郷、名古屋にお住まいなのです。清正公の陣羽織、里帰りデビュー!どうもありがとうございます!


もしよかったら、下の3点の陣羽織ショール、手元にございます。お問い合わせいただければ、詳しくご説明いたします。お値段は、45,000円から55,000円(税別)です。売り上げの10%を熊本城復旧支援金に寄附いたします。

(追記、一番上のオレンジのショール、ご約定となりました。ありがとうございます!)

P1190093.jpg

P1190105.jpg

P1190096.jpg

また、この他に、和の國さんのネットショップにもございますので、あわせてよろしくお願いします。

前の10件1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11