吉田美保子のsomeoriノート

Tuesday, 8 August 2017

残暑お見舞い申し上げます

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暑さの中にも、どこかに秋を感じるようになりましたね。台風の影響で風が吹いて、空気が一新したこともあるかもです。お住いの地域は、台風、猛暑、水害、大丈夫でしたでしょうか?

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私はといえば、、、きおさまざんまいの夏。もうちょっとです!もうゴールが見えました。

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ほら、上の写真に写ってる、向こう側の下の方、千切り(ちきり)と言うのですけどね、織り始めは、ここにたっぷり巻かれていた糸が、織り進んで、ほら、もうちょっと。

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この写真が分かりやすいですね。

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きおさまとは、何度かメールのやり取りをして、順調に進んでいる旨、報告しています。身頃、衿衽と織り進んで、お袖はバランスを考え、萌黄色に加え、青磁色も入れることにしました。きおさま流、「飛び青磁」ですね。

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今回のこのブログ、写真の枚数、多いかなと思いましたが、なんか涼やかでしょ。アイシーな感じして。どなたさまも、残りの暑さ、ご自愛ください。

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織れてる布はこんな感じ。もうすぐよ。

Saturday,29 July 2017

きおさま、織ってます。

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きおさまのonly only、じわじわ、バリバリ織ってます。いやあ、夏は織りっすね!

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only onlyのいいところは、煎じ詰めれば、やっぱり、お召しいただき方のお顔を思い浮かべながら織れるってことに尽きるかも。迷ったら「きおさま、こうした方が、喜んでくれるな」っていうのが、判断基準です。

絵羽だから、今どこを織ってるのか、分かるのもonly onlyだと特にいいと思う。きおさまと何回もお会いして、いろいろお話ししたこと思い出しながら、「お顔の近くだから、思いっきり明るめの色使おう」とか、「うなじのあたりだから、こっそり大人の色っぽさ、加えましょ」「少々大胆がお好みよね」とか、いくらでも加減できます。

きおさまと私の間柄だからできると思う。その辺の遊び心が、only only ならではです。

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経糸、きれいです。節が多くて、粘って、粘って、悩まされていますけどね。

Sunday,23 July 2017

きおさま、織りはじめる

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勢揃いしたきおさまの糸たち、糸巻きを終えた小管を、織り機に座ったまま手にできる場所に配置します。振り返れば、すべて必要なものに手が届きます。

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各色の小管を、それぞれの杼にセットします。今回は24丁杼。

多色の糸で、自由に絵を描くように織るというのは、染織吉田の特徴と言えるかもしれません。パレットに、絵の具をいっぱい用意して、のびのび描くというのは、絵を描いていた時代から、私が好きなやり方です。

すべての準備はととのいました。さあ、旅に出よう。

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織り始めましたよ。裾の部分は、糸の番号「1、2、4、11」をまぜながら織っているってことですよ。

Monday,17 July 2017

きおさま、最終調整

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きおさま、5回目の打ち合わせで、デザインなどモロモロが決定しました。あとは、それを実現するのに向けて、最終調整です。

まずは、すでに用意した緯糸の確認。必要量は足りてますか?

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緯糸の量、一覧表にします。私、けっこう、真面目なんです(笑)。必要量をしっかり計算して、余裕を持って用意しておくことで、「足りなくなったらどうしよう」と言う心配が無用になります。これ、すっごく心臓に悪いですもんね。私は、過去に、足りなくなりそうになって、確実に寿命が3年は縮みました。(図太いので、その後、取り戻し、5年は伸びましたが。)

緯糸は、私にとってはパレットです。色数も、量も、十分用意して、のびのびと自由に織ります。

それから、織っているときのガイドとなる紙テープを作ります。

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メインのひとつ、薄い方の萌黄色の量が微妙だったので、もうひと綛、染めることにしました。

Friday,14 July 2017

きおさま、5回目の打ち合わせ、ラストです

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きおさまの only only、緯糸を新しく染めて、織って見て、デザイン画も描き直したところで、またまたご足労いただき、我が家にお越しいただきました。さあ、これで最終確認です。もれなくお聞きしないとね。

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きおさま、お暑い中、ありがとうございます。

きおさま、しばらく涼まれて、試し織りご覧になって、すごくきれいだと喜ばれました。ああよかった。そして、いくつか質問されました。

いくつかの質問って、これはどのあたりに出るのかなど。それで、ここは裾から何尺だから、上前のここのあたりですねなどとお答えする。

それから、お顔の近くの衿や肩のあたりに使う糸を、どこまで白くするかも相談。明るくきれいな色を多用して欲しいとのこと。では、お顔まわりと裾まわりは、薄い萌黄色で行きましょう。白に近いような極薄のレモン色も入れましょう。ちょっと優しさ要素を、プラスするのに極薄クリーム色も入れましょう。
反対に、胴体の部分は、おはしょりや帯で隠れるところも多いけど、そのあたりは、落ち着いた青磁色で行きましょう。衽下がりあたりで切り替えましょうか。

きれいな色にこだわるのなら、いっそ、こげ茶、やめるのもアリですよ、と提案するも、きおさま、やっぱり、焦げ茶色は欲しいと。あまり全面にきれいな薄い色ばかりなのも気が引けると。なるほど。

それに、何と言っても、目指すは「飛び青磁花入」ですものね。「飛び」の部分はこげ茶を飛ばさないとね。

ひとしきりお話し、きおさま、これでお願いしますとおっしゃった。了解しました。では、もう一度、最終的に本番用ひな形を作り直して、緯糸量など計算をして、染め足して、本番、取り掛かりますね。

Sunday, 9 July 2017

きおさま、試し織り続く

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きおさまのonly only、4回目の打ち合わせ内容を体現すべく、萌黄色以外にも、極薄いレモンイエローから、濃いビリジアンとこげ茶まで、糸を染めて準備していきます。緯糸の色が勝負って感じの一枚になるから、しつこく、しつこく、納得するまでなんども染めます。もうね、次、本番のつもりで。

質感も、きおさま、つるつるした艶やかな絹らしさが欲しいとのことだったので、座繰り糸を多めに。でもエッセンス的に真綿糸のちょっと太めのも用意。印象的な一枚になるよ。

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染めたら巻きます。

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準備ちゃくちゃく。

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まずはこんな感じかな。微調整はこれから。

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さあ、緯糸を入れてみよう。

Sunday, 2 July 2017

きおさま、4回目の打ち合わせ

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きおさまのonly only のお着物、経糸の準備が完了しましたので、さっそく緯糸を入れてみます。まずは、経糸を安定させるために、何回か張り直します。ふむ。こんな感じ。

よし、もうちょっと薄色にしてみよう。

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少々織り進んだところで、きおさまに連絡して、お越しいただきました。6月の半ばの話です。もう暑くて申し訳ないなと思いつつも、久しぶりに我が家までお越しくださいました。4回目打ち合わせです。

きおさま、薄い色の方の試しを気に入ってくださったようです。

もっとツヤがあっていい。
明るい色を使って欲しい。
茶色はグラデーションでは?
淡い茶色から、ほわんとしたこげ茶の?
赤茶はやめましょう。
萌黄色でスッキリした感じがいい。

などなどのご意見が出ました。

よっしゃ、萌黄色を特定しましょう。色はいろいろですので、目で見て確認です。色見本を二人でくりながら、あれでもない、これでもない、、、

結局選ばれたのは、この色。(下の写真に貼り付けてある色見本。)この色が、きおさまと私にとっての萌黄色です。了解しました。緯糸はこの色をベースに、ツルツルした糸を多用して、ツヤを出しましょう。

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きおさまがお帰りになってすぐ、私は萌黄色を2色染めて、小管に巻きました。よし、次の試しは、この糸を入れてやってみよう。

Tuesday,27 June 2017

きおさま、経糸の準備

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きおさまの経糸の色が決まりましたので、さあ、整経に向けて、糸の準備を始めましょう。まずは染め。座繰り糸と真綿紬糸、全部を染めて、糊をつけます。乾いたら、綾を整えて、木枠に巻きます。今回は40枠。

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それができたら、いよいよ、整経。これは、小型ドラム整経機。

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整経したら、千切り巻きの準備。

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向こうに見えるのは、手伝いにきてくれたchiakiさん。別口の小管を巻いてくれています。千切り巻きの準備をしつつ写真を撮ってる私は手前にいるわけですよ。右手にハンドルがあります。

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千切りを機にセットして、綜絖通し。

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そして、筬通し。

経糸が一色(微妙に2色ですが)で、緯糸で勝負するというのは、私、けっこう好きです。経糸で遊ぶより、おすましな感じになります。特別なお出かけの着物にするのに、イケる思っています。

Saturday,24 June 2017

きおさまの経糸

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完全注文制作 only only きおさまのお着物の制作ストーリーを進めましょう。経糸の色が決まりましたので、まず、座繰り糸を一綛と真綿紬糸を一綛、染めてみました。きおさまが選ばれた色見本の色を参考に。

こんな感じか?むむ?鮮やかすぎ?緑すぎ?

きおさまに画像をお送りすると、実物を見てみたいとのことで、早速お会いすることになりました。

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きおさま、私の最寄の中央林間駅までお越しくださいました。

「ヨシダさんのうちに行っちゃうと、楽しくてつい長居しちゃうから」というご配慮。あら、まあ、いいのに。すみません。

駅ナカのカフェに行こうかと思ったけど、ふと通りの向こうを見ると、ターリーズのテラス席が気持ちよさそう。そこがいい。今日はぜひとも自然光で見ていただきたい。爽やかないい天気だしね。で、テラスの丸テーブルに陣取り、カフェラテをいただき、糸をお見せしました。

きおさま、すぐに、この色でオッケー、とおっしゃいました。

ひょ?いいの?調整するけど。。もう少し、青磁色にしましょうか?

きおさまは、この色でいいと。前回お見せしたデッサン、気に入ってるので、この色をベースに、きれいな、くすまない、緑、黄緑、黄色、茶色で織って欲しいと。

なるほど、きれいな色ね。

きおさまは、スマートフォンに保存してある、数々の着物姿の画像を見せてくださいました。次々見せていただいて、私は思い至りました。そっか、きおさま、お着物、たくさんお持ちなのだ。もうすでに、おとなし目のや、落ち着いた色のは、たっぷりあるのだ。だから、これから新しく作る一枚は、似たようなものを作っても仕方ない。思い切り、澄んだきれいな色のを作ればいいのだ。

Thursday,22 June 2017

睦月さまからお返事

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織り見本をお送りした睦月さま、すぐにメッセージを下さいました。

やはり、実物見ていただいて、よかった!いろいろ分かってきました。

まず、織り幅、見本は8寸ちょうど(30.3cm)でしたが、ご希望は8寸2分(31cm)とのこと。八寸帯ですから、これは大事です。
緯糸は、未精練のきびそ糸、精練済みのきびそ糸、和紙の糸でご提案しましたが、そのうち未精錬のきびそ糸が、風合いが好きでご希望とのこと。しかし、張りがあるからおタイコの形がふんわりしてしまうかしら、、、、とも。

それから、実はびっくりしたのですが、何と、裏の色合いがお好きだと。

えっ!

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それで、メッセージをやり取りし、

まず、布幅を8寸2分にすること、
緯糸には未精錬のきびそ糸を使うけど、張りが出過ぎないように、できるだけ細めの糸を選ぶなどすることで対処すること、

をお伝えする。

布の裏と表については、実はこれ、表も裏も決まりはなく、私が裏と紹介した方を表にしてくださって、全く構わないこと。実は私自身も、試しの試しをやってる時は、逆のつもりだったのですが、今表としている方が、ツヤがあるし、色も出るので、お好きかと思ってご提案したにすぎないことをお伝えする。

そうしたら、裏となってる方の、ざらっとした光沢のない方の風合いがいいとのこと。

そっかーー。ツヤがある方が好まれるに違いないって、思い込みだったなあ。固定概念、打ち破ってくださって、ありがとうございました。

では未精錬のきびそ糸で、裏表を逆にして、もう一度試し織りをやって見て、またご相談しますね。ちょっとお時間いただきます。乞うご期待!

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