吉田美保子のsomeoriノート

Wednesday,28 September 2016

織ります

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さあ、織りましょう、織りましょう。小管はこのように、全部巻いて、種類ごとに分けています。入れていく割合も決定済み。こうしておくと、安心して織れます。もちろん即興もありです。それも含め、準備万端です。

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こんな感じ。

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みなぎってます。

Monday,26 September 2016

染料を調合

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あおさまのonly only、設計図が納得いったら、ブラッシンングの染料を調合します。多めに作り、よっしゃと思ったら、それを四等分して保管します。ブラッシングするのは、下前、右の後ろ見頃、上前、左の後ろ見頃、下衽、上衽の順で、6回です。染料を一つのバケツで作っておくと、刷毛についた水で薄まり、色に違いが出るのを怖れて、分けて保管します。

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さあ、下前を染めるよ!

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行きます。

Sunday,25 September 2016

設計図をつめる

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あおさまのonly only、では実際どう織るか。絵羽ですので、設計図もパーツごとに作ります。パーツパーツで、細かく落とし込みます。

見頃や袖や衿衽の長さで、今までやってきた考え方ではどうしてもクリアでない部分があって、悩みに悩んで、どうしようもなく、仕立師さんにSOSを出しました。そうしましたら、とても丁寧かつ、実践的なお返事をすぐにいただけて、積年の悩みが氷解。あー、なるほどーー。

お誂えの際の、裁切りの考え方、やっと腑に落ちました。どうもありがとうございます!

着物は本当に難しいです。特に絵羽は、着物のことを本当に分かってないとできないです。がんばります!

Saturday,24 September 2016

最後の打ち合わせ

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あおさま、試し織り第4弾を観に、4回めのご来訪くださいました。私は、着物の完成予想図を、着姿と絵羽の状態で描いておきました。絵にして、感覚的なこと、デザイン的なこと、私的にも整理します。あおさまにご説明もしやすいしね。

その日はまだ夏の暑い日でした。あおさま、夏休み帰りで、こんがり焼けて、羽田から我が家へ直行してくださいました。わー、ひまわりみたいな明るい笑顔です。

あおさま、試し織り第4弾をご覧になるなり、「これでお願いします」と。あら、すんなり。決断力おありだわ。

そうですか、ではこれで行きましょう。

私は、もしかしたら、全身ブラッシングを望まれる可能性もあるなと思っていたのだけど、全体がクラインブルーだとキツすぎるというのは、ご自分でもおっしゃってたし、裾模様だけというのは、いい選択だと思います。着物らしさもあるし。

では、本番、入ります。ガンガン行きまっせー。

Thursday,22 September 2016

最終調整

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試し織り第3段のブラッシングカラーズの織り布、私としては、色味的には、もう一歩と思っていた。碧になり切れていない、青の領域から出ていない色だなあと。

まあしかし、この布は、あおさまに郵送でみていただこう。もしかしたら、ブラッシングカラーズ自体が、NGになるかもしれないし。話しはそれからだ。

郵便を受けとったあおさま、ブラッシングカラーズに対しては快く思って下さったようでよかった。色については、私と同じご意見。

お、とうとう出そろいましたね。ではこれで行きますか!

さあ、それでは、最終の試しです。試しというか調整。本番の素材を落とし込んで行きます。ブラッシングカラーズの染料は3種類、ウルトラマリンとパープルとマゼンダ。これで、「碧」を調合します。

緯糸も、よくよく計算を入れて、本番に使う17種類の糸を決めて、その割合を決めて、入れ方を決める。

着物全体のデザインも決めて、その最大の面積分を実際にブラッシングで染めてみる。

それから、決めた通りの糸使いで織ってみて、蒸して、水元して、仕上げる。

それが、上の写真。

この最終試し織りを観に、あおさま、我が家にお越しくださいました。4回めの来訪です。

Tuesday,20 September 2016

ブラッシングカラーズ

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ふたつめのソリューションは、ブラッシングカラーズです。経糸に刷毛で染料を直接すり込みます。もちろん、綾織りとの合わせ技もできます。

とにかく、試してみましょうと言うことになり、この日のミーティングは解散しました。

それで、とりあえず、ちょっとだけ、やってみた。綾織りも一部、入ってます。(上の写真)

行けそうだったので、大きな面積でやってみた。綾織り、もっと入ってます。(下の写真)

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あおさまに、今回のご注文いただいた当初から、「ブラッシングカラーズでは?」と、ちらりとは頭にあったのだけど、あえてご提案はしなかった。

あおさまは、「大胆なのはオッケー」「着物の決まりに添ってなくてもオッケー」とのことだったから、ブラッシングカラーズも、大アリだった。のびのび大胆に染めたの、お似合いになりそう。

それでもご提案すらしなかったわけは、あおさま、このお着物が一枚めだということだった。初心者と言ってらした。それなら、はじめての着物は、コーディネートしやすく、どこにでも着ていける系の着物の方がいいのではないかなど考えた。無難路線と言われても、仕方ない発想だ。


Sunday,18 September 2016

ではどうするか?

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あおさま、第二弾の布を見に、我が家にお越しくださいました。3回目の来訪です。遠くからありがたいことです。

あおさま、第一弾、第二弾とも、好きだと言われながらも、鮮やかなクラインブルーをどこかに一部だけでも入れられないかとおっしゃいます。

そうですね。ソリューションはいくつか考えられます。ひとつは、綾織りを入れること。平織は、経糸と緯糸が一本置きですが、綾織りで、経を一本、緯を三本見えるようにします。緯にクラインブルーを使えば、その糸が目に入るという訳です。

ただ、この織り方をすると、欠点がふたつあります。一つは、布としての強度がほんの少々下がります。平織、強いですからね。もうひとつは、布に裏表が出来るので、将来、着物を仕立て直すことになったとき、ひっくり返せないってことです。

そして、もうひとつのソリューションは、、、(つづきはまたね〜。ストーリーは佳境ですよ。)

*写真は試し織りに使った糸。この中から厳選して本番にのぞみます。

Friday,16 September 2016

第二弾の布

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さあ、試し織り第二弾が織り上がりましたよ。湯通しして、アイロンかけて、本番とほぼ同じ条件にします。手前が第二弾、向こう側が第一弾です。微妙ですが、手応えあるね。違う色味が見て取れると思います。

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アングル変えるとこんな感じ。左が第二弾、右が第一弾です。

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第一弾のとき、あおさまが、このピンクの糸、気に留められました。これね、ちょっと入れたくなって入れた糸。強すぎるかなって思ったのだけどね。
あおさま、これ、お好きな色とのこと。そっか、しかしなあ。なんせ、強いよ。入れたとしてもせいぜい、見せ場のところに合計で5越くらい?

でもね、お好きならば、入れましょう。もっともっと入れましょう。そのためにはトーンダウンすればいい。綛に戻して、絣にして、一部ピンクを残して、あとの部分を濃い碧に染めます。そうするキツすぎずにピンクを入れられます。

写真のうしろに写っている2本の小管が、ピンクと碧のだんだら染めです。あおさまのお着物の隠し味になりますよ。

Thursday,15 September 2016

試し織り第二弾

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試し織り第二弾をするために、新たに緯糸を染めます。もっと碧く!これらの糸は、そのまま本番に使います。ぐんま200の生繭座繰り糸と、真綿紬糸。真綿は2種類。ベースに入れる細目と、アクセントに入れる太目。

それから、筬を入れ替えます。一羽粗いめに入れ直します。そうすると、ほんの少々ではあるけれど、緯糸が打ち込めるので、気持ち、緯糸が目立ちます。一羽粗くするか、二羽にするか、思い切って三羽にするか、悩みました。粗すぎるの怖いんです。きものって、自分の全体重が掛かったり、着付けの時、こん身の力でひっぱるので、丈夫さはマスト。まずは一羽だけにしておこう。

準備ができたら、早速織ります。お、たしかに手応えある。しかし、第一弾と劇的には変らんねー。


Monday,12 September 2016

試し織り第一弾

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あおさまのonly only、試し織りの第一弾は、たたき台のつもりで、どんどん、次々糸を変えて、織りました。途中、あ、グレーに寄りすぎたな、とか、もっと紫をいれてみよう、とか、あ、入れすぎた、とか、ショッキングピンクを入れてみたらどうだろう、とか、とか、とか。とにかく、いろいろ試しました。

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その試し織り第一弾を観に、あおさま、はるばるお越しくださいました。何とこの春から転勤になられたのです。それまでは、同じ沿線上だったのになあ。やっぱ出来る仕事人は引っ張りだこだなあ。

お久しぶりのあおさま、あいかわらず、自分の空気をまとってるって感じですてきです。

試し織りをちょっと胸元にあててもらいましたら、紫みがつよいところがピタっと似合われます。やっぱ、「青」じゃだめなのね。「碧」じゃないとね。

あおさま、一部でいいのでもっと強いクラインブルーを入れられないかとおっしゃいます。

そうですね、やってみましょう。緯糸を何種類か新たに染めて、筬目もひとつ落としましょう。

試し織り第二弾をお見せするスケジュールを組んでこの日はお開きとなりました。

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