吉田美保子の some ori ノート

きつつきさん

2014.11.30

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先日のことだけど、山梨のきつつき工房ご夫妻が、出張のついでに寄って下さいました。きつつきさんは、織機や機道具の製造販売や修理改造などされてる頼りになるご夫妻。私は、織機を改造していただいてから、すっかりファンになってしまいました。
今回は、注文している綛あげ機の相談で、寄って下さいました。私が何を欲しているか、どう使って行きたいのかってことを、もっと分かりたいって思って下さったんだと思う。ありがたいなあ〜〜〜。注文制作の鑑!
綛あげ機は、綛の振り幅とか、落としとか、枠周とか、ちょっとしたことで、使い勝手がまったく違ってきます。今までは、織りをはじめた当初、訳も分からずとりあえず買ったのを使ってました。使いにくいなあって思っていたけど、こんなもんだと思ってた。解決に向けての努力の仕方すら、想像できず、、、。(苦労して当たり前と思ってるのがそもそも間違い!)
夏に改造してもらった織機の方もそうでした。20有余年、悩みながら使ってた。もうダメかもって思った時、ふとよぎったのが、風の噂に聞くきつつき工房。ダメ元だ、ぶつかってみるか。(って電話番号は検索しまくって調べました。)
その電話がつながって、丁寧に話しを聞いてもらえて、「じゃあ今度下見に伺います」って言ってもらったとき、ああ、救世主に出会ったって思ったよ。
私の織機、ほんとーーに使いやすくなりました。それから将来に対する不安も消えた。(きつつきさんは私より一世代くらいお若い。)綛あげ機の方も、心から楽しみにしています。
あまりに感動したので、故郷の酒でも取り寄せて一献さし上げようかと思ったけど、お聞きしたら、きつつきご夫妻、飲まない人種だそうです。あらー。飲んだくれの私とは、元からわけが違うのです!(ってブログは飲みながら書くこと多しです。ですから拙ブログは酔っぱらい口調。)
道具を改良して、素材を吟味して、独自のシステムを開発して、もっともっと、チャレンジします。がんばりまーす♡
*写真は、きつつきさんにいただいた白菜と蕪と柿。きつつきさん、いらっしゃるたびに、自然豊かなお土産をくださるのです。野の花をいただいたこともある。山梨の山麓から、ドンとそこそのものを手渡され、とてもうれしい。こっちには絶対ないものなのよ。
白菜、虫がいて、わあ!なつかしい!!って思った。買う野菜には虫、いないもんね。おいしい食料は誰に取ってもおいしい食料。柿もうまみが濃厚でチョーおいしかった。

サイト更新しました。

2014.11.28

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私のサイトの、「業界の方へ、プレスの方へ」の下方にある、メディア掲載例のところを更新しました。
先日、婦人画報の11月号に載った分と、ずーっと以前、2008年にクロワッサンに載った分を発掘して、載せました。
このページです!→。ぜひ、ご覧になってください。婦人画報とクロワッサンに挟まれた、七緒、モイスティーヌ、美しいキモノ、和樂も読んでいただけるとうれしいです。
2008年とか初期に織った分とか、なつかしいなあ。
あの時だから織れたものってあります。同じ糸は仕入れられないし、染めも同じには出来ません。私自身も変わって行きます。成長してるって信じてるけど、それすら分かりません。
次へ、次へ!もっと、もっと!いいか悪いかは分かりませんが、変わることを恐れず、織り続けて行きたいと思っています。
今後ともどうかよろしくお願いします。

作品

やましたの布きれ展に行った

2014.11.27

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染織家、山下枝梨子さんの個展「とおまわりよふゆ。」に、伺いました。
会場は新高円寺のギャラリー工さん。扉を開けるとそこには、バーン!とやましたワールドが創造されていました。
ご自分が思う世界を、丁寧に、こつこつと、わくわくとクリエイトされてきたんだなあと思いました。
作り手が作りたいものを作り散らかしたのではなくて、山下さんは、使う人を思って、一越一越、積み上げてこられたのだなあ、、、そこに醸される山下さんらしさが、とてもいとおしくすてきでした。
ご案内状には、「主張が少なく、存在感がうすい。わき役な布たちを揃えました。」とあります。これ読んで、ああ、山下さん、勝負に出たなあって思いました。自分の世界をしっかりと確立させた。すばらしいです。やり切ってるし。
しかし、存在感はあると思ったなあ、、、。主張もあるよ!しょっちゅう使いたくなるいい布でした。
やましたの布きれ展「とおまわりよふゆ。」は、新高円寺の GALLERY 工 さんにて、11月28日金曜日まで。山下さんのブログはこちら→
*写真は、この展示会のご案内状。うちのドアに貼ってます。

型染め講習と雪の結晶、後篇

2014.11.26

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さあ、いよいよ、講習会がやってきました。土屋先生の元にいざ!
藤沢の駅からバスに乗って、スマホを頼りに行き着いたとたん、うっわーーーっ、この工房、完璧!
広さとか、動線とか、道具の配置とか、光の具合とか、水回りとか、熱源とか、電源とか、完全無欠!神経が行き渡ってる、、、、すっごいなあ、、、出来る作家の仕事場って感じがバリバリしました。大切に作り上げてこられたんだなあとも思いました。愛があふれてる♡ここに入れていただけただけでも、参加したかいがあるってもんです。
土屋先生は、にこやかに優しく受け入れてくださったけど、、、実は、めちゃくちゃ大変でボロボロになりました。
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一言で言えば、自分の出来なさ具合に凹みまくりました。いろいろデザイン的なことなど考えてきたこと、ぶっ飛びました。だって、カッターが使えない。シャが張れない。次が読めない。糊をこねれば、ふちを汚すし。均等にぬれないし。地白と地染まりの違いもピンとこないし。
あたふたあたふたしっぱなし。ペースがつかめなく、頭がいっぱいで何も入ってきません。ああ、、、
型染めは初めての経験とはいえ、テキスタイルという大きなくくりでは、ずっと携わってきているものだから、私、もうちょっと出来ると思っていた。大いなる間違いだったぜ。凹みまくり。
それに疲れた。体力なしを反省した。一日中織ってるのは出来ても、染めてるのは出来ないんだ。出来なきゃダメじゃんね。
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講習会の受講者は二人で、もうお一人がツバキの模様の暖簾を作られた。型彫りしているとき、土屋先生が、「花を彫る時は花の気持ちで、葉っぱを掘る時は葉っぱの気持ちで」って指導してらっしゃるのが心に残った。そっかー。大事なのはそこだよね。私も隣りで、雪のひとひらの、可憐さを思いながら彫った。余裕ないながら。
染めたものの写真は載せないよー。ここには作品レベルまで達しなかったものは、載せないです。
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この度は、土屋先生に大変お世話になりました。本当にどうもありがとうございました。型染めに限らず、染め全般について、いろいろと不思議に思っていたことや分からなかったこと、教えていただきました。染めは化学や物理が分かってないと(化学反応をおこして、染料と繊維を物理的にくっつける)、どうしてものみこめないない所があるのだけど、今回、突破口をあけていただきました。あとは実践あるのみ!!!!
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*写真は上4枚が土屋工房。本当にきれい。自作も多いとのこと。さすがです。見習わなければ。最後の写真が、涙なしには語れない、私が彫った型紙。

型染め講習と雪の結晶、前篇

2014.11.25

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もっと染めを勉強したいって、ずっとずっと切望してました。染めと一体化する感覚が欲しかった。染めながら、「もう一歩、もう一歩」って思ってた。
そう願って、はや、ウン年。絶好の機会を作りました。この三連休、型染め講習を受けに、三日間、土屋直人先生の元に馳せ参じておりました。
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話しは、講習会に申し込んだ一ヶ月ほど前にさかのぼります。土屋先生、染めるものは自由で、デザインなど、メール添付でおくれば、何回か推敲してくださるとのこと。ありがたい。できるだけの準備をしよう。
自作帯に、後染めできないか?染め重ねることで、もう一歩踏み込めないか?
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もうずいぶん前に、「雪のひとひら」という帯を作りました。今はとても仲良くなった友人が、初対面のとき、プレゼントしたくれた小説のタイトルです。とても印象的なすてきな本で、この本をモチーフに帯をつくりました。ただ、少々おとなしくなりすぎました。「雪のひとひら」の可愛らしさがもう一歩だった。ここに雪の結晶を染め重ねたら?でも、雪の結晶っていったいどう表現したら???
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その頃、ちょうど、「和力」って本を読んでました。この本にヒントがあったような、、、、
ありましたよ、雪の結晶についての記述。雪の殿様と言われた土井利位が雪を顕微鏡で観察して結晶図「雪華図説」を発表したことと、人工の雪の結晶をはじめて作ったのは、中谷宇吉郎ってことが分かった。
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お!中谷宇吉郎!ちょうど買った本の人だ。そっちを読む。それから、雪華図説は、「北越雪譜」に転載させれてるってことが分かった。おお!北越雪譜なら、うちのトイレの本棚にあるよ!
芋づる式に、どんどん見たけど、家紋やらに使われている、意匠化された雪の紋は、すばらしいね。受け継がれてるデザインは最強で完璧なのだなあ。自分の帯に使うかは悩みどころだけど。
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それからもうひとつ初めて知ったこと。室町時代、雪のことを「六花(りっか)」と呼んだんだと。六角形だものね。
おおおー!ふっと目線を上げれば、六花亭のお菓子が!ちょうど北海道のお土産をいただいたのだ〜!六花亭、雪国らしく、きれいないい名前ね〜。おいしいし♡
*写真は、話しに出てくる本などだけど、ずれちゃってますね。出てくるタイミングが。申し訳ないです。

ガーン!ショッック!

2014.11.21

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竹筬研究会の「試作竹筬と織布展」に、横浜のシルク博物館に行ってきました。
竹筬研究会と言うのは、途絶えてしまった竹筬を甦らせようと、竹の調達から、筬羽作り、組み、など一連の流れの復元に取り組んでいるグループです。会長は、下村ねん糸の下村輝さん。下村さんは、絹織物をやってる人なら全員知ってる、チョー有名人です。
下村さんは、私にとっても心の支え。今でも織り続けていられるのは、20代から30代のはじめ頃に、直接教えていただく機会が多くあって、糸とは何ぞやってことを、ドーンと仕込んでいただいたからだってとても感謝しています。
竹筬研究会も設立して、もう10年以上です。と言うことは、竹筬がなくなって、10有余年ってことですね。会場には、復元され、活躍している竹筬と織布が並んでいて、すばらしかったです。
いやはや、この活動が、ここまで実を結んでいることに、目を見張りました。私は、「金筬でもいいんじゃね?」ってクチですから。筬をはじめ、道具も素材も、突き詰めれば、突き詰めるほど、際限がない世界です。
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ショックなことがありました。
会場で、10年ぶりくらいでお会いした人がいて、その人、仮にエスさんとします。エスさんは私のこと、とても気にかけて下さっていて、たぶん、私のこと好き。私もエスさん大好き。(女性ですよ!)
エスさんが、私を見るなり、
「うわっーー!ヨシダミホコっ〜〜!!!元気ないね〜!なに、しょぼーんとしてるの〜!あの時の輝きはどこ行ったの〜。ヨシダミホコらしくないっ!」とのたまいました。ええーー!そう????私、いちおう、元気なんだけど、、、、
いとへん関係の人は、スバスバ言う人が多いんです。その場にいた人集まってきて、光を失った(とされる)私に、やれ、「着てる服が地味」(自分では気に入っているネイビーのセーターを着てた)、「化粧をしろ」(いちおー、してたんだよー。ファンデうっすら。口紅はもともとヌーディーな色で、それもコーヒー飲んだら落ちた。目の上は、するとケバくなるんだよね。)「牛肉を食べろ」(はい、お昼に中華街で牛肉粥を食べ、帰りにも切り落としを買って帰りました)、「閉じこもってるんでしょ、それは怠慢よ」(だって、出てたら織れないじゃん。と言ったら、楽しようとしてるって言い返された。閉じこもって織ってる方が楽なのよね、いろいろ交流するより。)等々言われまくりました。
もっと、しょぼーん。
織りの大先輩の小熊素子さんとお話できたので、小熊さんに、泣きついたら、あははーと笑っておられました。小熊さんとも久しぶりにお会いしましたが、とっても輝いておられました。聞けば、水泳に通ったり、活動的にされてて、織りも順調のご様子。小熊さんほど、いろいろ乗り越えてくれば、達見なのでしょうが、私はまだまだです。
ちょっと目線を変えましょうかねえ、、、っって思った一日でした。みなさんの愛に感謝です。こんどは、ヨシダ、光ってんっじゃんって言わせなきゃね♡
*「試作竹筬と織布展」は、11月24日まで、横浜のシルク博物館にて。
 写真は横浜じゃありませんよ。うちの近くの地面。

糸のこと

2014.11.19

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次の帯の糸を準備しています。糸ってまずは買うまでが大変。選ぶのがひと仕事。作りたいもののイメージをどう具体化するかってことなんだけど。守りに入らず、果敢に買うことが大事と思ってるのよね。(それで、糸棚は大変なことになってるのだけど)
決断するまで、お腹が痛くなるほど悩んだけど、買ったよ!そしたら、お湯で洗います。一晩つけ込んでから。
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時間をかけて、しっかり洗ったら、けっこう重さが減りました。6%も減ったのがあって、ビックリ。お湯だけで、セリシンが溶けたってことね。精練なしで行こうと思ってたけど、少々落ちて、しなやかさが出て、ちょうどいいか。
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さあ、この糸で行きますよ。今回、無染めで行きます。これから糊付けです。
私、精練と糊付けが、染織のかくれた超重要事項だと、思うようになってきた。ここを制御できてこそ。

冨田潤+ホリノウチマヨ展、三嶋りつ惠展、リギョン展、なにNUNOね展

2014.11.14

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おはよう!今日は5時起き。私としては早起きです。
朝からノルマをバンバンこなして、昼から着物きて、お出かけしました。半衿付け替える間がなく、秋も深まったというのに、単衣のお襦袢。帯もぐちゃっと。しかし締め直してらんない。ひー、堪忍して〜。
今日は冨田潤さん+ホリノウチマヨさんの展示会の初日でした。
冨田さんの作品はもう何回も拝見してますが、見るたびに、「これ、どうやって作ったのだろう?」って思います。じーっと見れば分かる部分もあるのだけど、引き込まれるような感じで、不思議な魅力に満ちてるなあって思います。
ホリノウチさんの作品は初めて拝見したけど、ストレートな感じがとてもすてきでした。おおらかで、あったかくて、色もいいわー。ウールってこんなに面白いんだ。素材が歓喜してるね。
*冨田潤+ホリノウチマヨ展は、11月19日まで、銀座の日々さんにて。
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それから、三嶋りつ惠さんのガラスのお椀展に行きました。三嶋さんの作品展に伺うの初めてでした。以前、一点だけ拝見したことがあって、それがとても美しくインパクトあって、ずっと気になる作家さんでした。
ズバッとした存在感がある、背筋が伸びる作品でした。このお茶碗でのお茶席を想像するだけで、空気が凛とする。すばらしかったです。
*三嶋りつ惠展は、思文閣銀座にて、11月16日まで。
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銀座に出ると、必ずチェックするギャラリーが、メゾンエルメスです。開催中の展示は、ソウル在住のアーティスト、リギョンと言う方でした。どんななのかまったく予備知識ありませんが、ここでの展示はまったく裏切られたことがありません。ドキドキしながら8階へ。スタッフの方に履物を脱ぐように、言われます。
ビックリしたー。ガランとした大きな部屋です。ただそれだけ。夕方の日の光が差し込んで美しい。床が白蝶貝を張ったような感じでピカピカ。お腹に響くサウンド。壁に少々のテキスト。それだけなんだけど、この清々しさは何?
もう一部屋は、一組ずつしか入場できないとのことで、入り口でしばらく待ちます。順番がきて、誘導されて、草履を脱いで入ります。おお、、、目がバシバシします。ハレーションをおこして、何がなんだか分からない。こちらはただの白い部屋。そこに強烈な白いライト。床から壁はアールがついてて、境目がありません。見えないけど、たぶん天井もアールがあるね。白い球体に紛れ込んだ感じ。
韓国人の現代アーティスト、数人しか知らないけど、なんか好き。共通点は、極限までやり切った感じがすること。人種でカテゴライズするの詰まらないと思うけど、このエクストリームな感じはコリアンのアートなのではないだろうか?私は大好きだ。
で、うちに帰ってきて、フライヤーを良く見てたら、リギョンさんは、女性みたいだ。1969年生まれ。これまたビックリ。私と同性、同世代。黄色人種というのも同じ。性別、年齢でカテゴライズするのも、これまた詰まらないけど、同じカテゴリーの作り手がここまでやり切っているのを見ると、すごく燃える。
*リギョン展は、銀座エルメスフォーラムにて、1月7日まで。
それから、六本木へ移動。NUNOさんの「なにNUNOね?」展へ。わー!大きな布、迫力です。手仕事と機械仕事のブレンドなのだなあ。会場の壁に、展示作品のエスキースというか、アイディアの元というか、、、コラージュスケッチがあって、それがすごく面白かった。探ってる手の跡、思考のあと。コンセプトをしっかり立たせてて、さすがと思った。
*なにNUNOね?展は、ギャラリール・ベインにて、11月23日まで。
写真は、過日みた、ジオ・ポンティのテキスタイル。今日は撮ってる余裕なかったよ〜。へとへとになって帰ってきました。

織楽浅野展、ジオ・ポンティ展、きものサローネ

2014.11.08

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今日はお出かけ日。刺激をいっぱいもらってきました。まずは、、、、
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織楽浅野さんの個展のギャラリートークに、銀座もとじさんに伺いました。織楽浅野の世界観が、バシッと伝わってきました。美しい世界へ連れて行って下さいます。
個展のタイトルは、「うつす」。いただいた資料に、「天がモデルを示し、聖人がこれに従う」とありました。なるほど、浅野さんは森羅万象から美をみつけ、洗練し、新しく生み出してらっしゃるものね。
浅野さんの生み出す、新鮮な美しさと、力強さと、スピード感に圧倒されました。
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それから、銀座の中央通りを、京橋方面にどんどん歩いて、INAXのギャラリーに行きました。イタリアの建築家でありデザイナーのジオ・ポンティの展覧会を拝見しました。20世紀に活躍した人。
さすがイタリア人。なんだか、楽しい。ちなみに、今日の写真は、すべてINAXで撮りました。ね、楽しそうでしょ?
壁に書いてあった文章から引用。
「建築をつくりましょう!建築をもってする以外にはできないものをつくりましょう!建築は、外では厳格で緊密なもの、内では遊びと驚きに満ちた有機体です。外側は結晶ですが、内側には人生があります!」
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さらに中央通りをどんどん、日本橋方面に。めざすは、COREDO 室町、きものサローネです。いろんな業者さんが、一同にドーンと。あわわ、、溺れそう。着物ってこんなに幅広かったのか、、、
自分だけの小さな世界から(それも崖っぷちに居る)、ドンと突き落としてくれました。さあ、はい上がるわよっ!
あ、でもさ、私はやっぱり織り物が好きだと思ったよ。手織りでしかできないものがある。手織りでの表現に掛けて行こう。

hirocoledge, ミナ・ペルホネン、東京スカイツリー

2014.11.05

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ほら!見て!!太陽がスマイル!
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昨日、押上まで行ってきました。
アーティストの高橋理子さんが、新しくアトリエを作られて、エキジビションされてたので。鉄工所をリノベーションした空間で、スッキリシンプルで、なるほど、ここはクリエーションの基地だ、泉を自ら掘って、こんこんとわき出そうとしておられるのだなと思いました。すごく刺激的。遠かったけど、行ってよかった。
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こんな遠くまで来ることは滅多にないぞと、スカイツリーも行っちゃいました。
ここの制服、ミナ・ペルホネンのデザインだと聞いていたので、一度見てみたかったのです。
かわいかった。森の妖精みたいでした。スカイツリーという場が、柔らかく不思議な国になった感じ。デザインが場を作る。力がある。
似合う人と似合わない人の差が激しいのが、ちょっとなあ、、と思いました。
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高いところに登りたいというのは、人の本能なのでしょうか?人がいっぱいの観光地は苦手の私も、知らないうちに引き込まれ、、、、(制服を見たいだけなら、上まで行く必要ないのにね!)
夕暮れの東京を夢中で見てました。人の数だけクリエイションはあるぞ!!!富士山にだって負けないぞ!
いやはや、一見の価値、大アリの、押上スカイツリー初体験でした。

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