吉田美保子の some ori ノート

きものサローネ2021に出展します

2021.09.18

きものサローネ2021に、織り仲間の柳川千秋さんと一緒に出展します。二人ともサローネには初参加。ドキドキしながら作戦会議を重ねているところです。

柳川千秋さんは、クールでカッコいい草木染めの九寸帯、イヤリング、ショールなどを出品されます。

私は、定番の八寸帯に加え、初めての半幅帯を制作中。キャンディ・キャンディシリーズの帯あげやお襦袢もご覧に入れます。

きものサローネは、日本最大級(ということは、世界最大級!)の着物イベントです。マルシェあり、展示あり、ファッションショーあり、ステージありと盛りだくさん。ぜひ、遊びに来てくださいね。

会場は「東京国際フォーラム」ホールE2。地下2階です。
便利な場所なので、いろいろな駅から歩けますが、地下鉄有楽町線の有楽町駅からは地下コンコースで直結してますので、特にスムーズと思います。

期日は、10月23日土曜日と、24日日曜日の2日間。
時間は、両日とも、10時から18時です。

会場はこんな感じ。われわれのブースは「58番」。はしっこです。落ち着いて観られるという利点が!!どうかたどり着いてくださいね。

きものサローネの入場には、チケットが必要です。お得な前売り券をおすすめします。
このチケットは、2日間有効の、全会場共通券となりますので、もしお時間ゆるせば、両日とも遊びに来てください。

前売りチケットはサローネ事務局が扱ってます。

きものサローネのサイトのトップページ→

前売りチケットのサイト→

(画像にあります「プロフィールのリンク」というのは、ここのことです。インスタ用の画像なのであしからずご了承ください)

 

きものサローネは、時間予約制ではありませんが、われわれ「染織吉田 with 柳川千秋」では、お客様お一人お一人に丁寧にご説明したいとの思いから、予約優先とさせていただきます。

ブースは決して広くないですので、密を避けたい思いもあります。もしよかったら、お気軽に予約してくださいね。

こちらから!→

もし、予約サイトを使い慣れないなどありましたら、代わりに取りますので、お気軽にお知らせください

きものサローネは、新型コロナウィルスの感染予防のための措置を最大限に配慮して開催されます。詳しくはこちらをご覧ください。感染症を抑え込みつつ、美しいものを創作し、愛で、装い、毎日を楽しみましょう!

お知らせ

80通目のメルマガ【ワクワク号】

2021.09.07

   

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こんばんは。いかがお過ごしでいらっしゃいますか?

私は日曜日に、ワクチン2回目を受けてきまして、お決まりの熱発中です。

とは言っても、今は37℃くらいで大したことはありません。

中にはひどい副反応の方もいらっしゃるみたいで、きつかったことと思います。
世界中の人が同じ思いをしたのかなあと思いを馳せます。

現在ワクチンを2回打ったのは、日本国民の大体5割くらいらしいです。まあ私のなんと平均的なこと!

しかしなぁ、正直いうと、高齢者が打ち始めた時は、自分に順番回ってくる前に、収まると思ってたよ。それがこんなに爆発するとはなぁ。

やれやれですね。どうにか明るくいきましょう!

《 目次 》

1.   半幅帯を作りました

2.   講師をします

3.   家電が、、、

4.   携帯が、、、

1.   半幅帯を作りました

今、半幅帯を作っています。染織吉田としては、実はとても珍しいのです。

出来上がったものを、YouTubeでご紹介しましたので、ご覧ください。

このシリーズ以外のものも、今、制作中です。

展示会場に、実物を見にきてくださいね。待ちきれない方には、事前にご紹介もしますので、お気軽にお問い合わせください。(このページの写真も紹介しますよ)

秋冬の展示の予定は以下の通りです。

10月23(土)24(日)「きものサローネ」(東京・有楽町)

11月26(金)~28(日)「白からはじめる染しごと」(東京・日本橋)

2022年2月9(水)~22(火)「日本橋三越本館4階」呉服プロモーションスペース (*コア期間は2/9~2/15で、私もこの期間中、できるだけ会場いるつもりです)

2.   講師をします

着付けの先生の吉澤暁子さんがこの度、「着物 no 学び舎」というオンラインサロンを立ち上げられます。

そのゲスト講師の任を賜りました。私の出番は12月なのですが、すでにど緊張しております。

吉澤さんが掲げられている口上が素晴らしいので、ここに書き写します。もし、興味ありましたら、ご参加なさってください。

____

きものに携わるあらゆる仕事にスポットライトを当て、その仕事で活躍されているプロフェッショナルから 仕事おける信念や哲学を伺い、きものの仕事の真髄を探りながらきもの業界を多面的に学ぶことを目的とします。
そして、仕事の裏側や問題、未来までも語り尽くしていただき<きもの文化>を きものファンの方々と一緒に10年後、20年後も楽しんでいくための一歩になることを目指すオンラインサロンです。

月1回のオンライン講義では、着物の未来を考える素晴らしい方々をゲスト講師としてお迎えし、まずは着物業界の現状を知っていただき、楽しく学んでいただける講義内容となっております。

呉服業界にとって変革期であるこの時代に、既に着物を仕事として取り組んでいらっしゃる方に第一線の声をお届けするのは勿論、今後「きものを仕事にしたい」とお考えの方、ユーザーとして着物を更に深く楽しみたい方など、多岐にわたる皆様に楽しんで学んでいただける講義内容となっております。

「着物の未来を考える時間」を私共と一緒に過ごしてみませんか。

https://embellirkimono.wixsite.com/manabiya

  

3.   家電が、、、

我が家の家電がどんどん壊れて行ってます。

この1ヶ月ほどで、二層式洗濯機、掃除機、ヘアドライヤーを買い替えました。

ここに越してきて10年過ぎましたので、それを機に変えたものなどが、寿命を迎えているということでしょうか?掃除機はその前から持っていたものですけどね。

で、買い替えて思ったのは、なんでも軽くなってますね。

軽くて手軽。おもちゃみたいと思いながらも、便利に使ってます。

*洗濯機が二層式なのは、糸を洗う時に桶として使うのに便利だからです。

4.   携帯が、、、

私、もうずっと携帯電話の調子が悪かったのです。電波を拾えないというか、、、、
ソフトバンクだったのですが、調べてもらったら、どうも我が家が、電波と電波の谷間のような場所であるらしく。

ずっと会社を変えるしかないなと思っていて、つい先日、お安くて評判のアハモと言うのに手続きしてみました。もうすぐ開通予定です。

やってみて、これ、最大の特徴は、全てをオンラインで手続きすることですね。

簡単になっているのだけど、自分が該当なのかとか、諸条件とか、そういうの調べるのに、半日かかってしまった、、、、慣れないと、相当の時間がかかります。

ま、今までも、ショップで結構長時間拘束されてましたもんね。ふう、何事もなく開通しますように。

おりしも、菅首相が次の総裁選には出られないとのこと。この携帯電話料金の引き下げは菅さんのご尽力のおかげなんですよね。こういうのが政治の力なのかー。菅さん、時代の変わり目にお疲れ様でした。

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染織吉田 吉田美保子

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79通目のメルマガ【猛残暑号】

2021.08.29

   

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おはようございます。いやはや、連日暑いですね。体調、大丈夫ですか?

ここ神奈川県の東側では、猛残暑と言った感じですが、お住まいの地域ではいかがでしょう?

湿度も半端なく、外に出るとむわっとしてメガネが曇ります。本当についていけません。

30年以上前、私が二十歳そこそこくらいだった頃、すでに「地球温暖化」は言われてましたが、当時私はちっともピンと来ていませんでした。

この現状は、まさにあの時、科学者の方々が警鐘を鳴らしたのが、現実になっているってことでしょうね。

人間がやってきた環境破壊のしっぺ返しなのか、自然の摂理なのかは分かりませんが、地球が変わったってことは事実ですね。

絶望的な暑さの中、エアコンに頼り切り、ウイルスから逃れるために閉じこもり、、、本日の感染者数に怯えながら、パラリンピックをNHKプラスで観る。

あぁぁ、なんだかなあ~~。ともあれ、一筋の光を見つけ、乗り越えていきましょう。

《 目次 》

1.   動画完成

2.   熊本日日新聞

3.   おしゃべり会、よかったら

4.   秋の予定

1.   動画完成

絵羽のお着物「Blue Blesseing」を、蚕のふるさと熊本県山鹿市でお披露目したことは前回も書きましたが、その際作った動画が完成しました。

ブログにリンクしてますので、ぜひご覧ください。

https://www.someoriyoshida.com/10269

動画を作ってくれたのは、地元熊本でデザインを学ぶ大学生、吉井優作さんです。彼にとっては、染織も着物も、たぶん初めて触れる世界だったのではないかと思いますが、興味を持って、新しい世界にするっと入って来て、活躍してくれました。若さや柔軟さ、いいですね。今後の吉井さんの活躍を楽しみにしています。

2.   熊本日日新聞

山鹿での着物お披露目の際に、地元熊本の「熊本日日新聞」の取材を受けました。上記ブログにもご紹介しましたし、ブログに載せたリンク先のnoteでも、ライターの安達さんが詳しく書いて下さっています。

この記事、たくさんの方から反響があったそうです。
「昔、自分の生家で養蚕をしていた思い出話」とか(なんと、蚕が大きな蛙に食べられてしまったそうです!)、「自分のうちで育てた蚕から、お母様が糸をひいて機を織って、嫁入りの時に持たせてくれた話」とか。

こういう話は日本全国で、多くの女性(特に大先輩格の)心の中に大事にされていると思います。今回の記事を読んで、居ても立っても居られないようになり、連絡して来られたのではないかなあ。地元熊本に今も、こういう方が少なくなくいらっしゃるのを知って、私はとてもうれしいです。

お蚕さん、糸づくり、機織り、着物、、、、これらのキーワードは、大きな浸透圧を持って、人々の心に入っていくものだなあと思いました。

3.   おしゃべり会、よかったら

閉じこもりの日々、もんもんとしてませんか?私はしてます。

以前も開催しましたおしゃべり会、よかったらまたどうですか?ネットでつないで、とりとめもないおしゃべり。いかがでしょう?

私は特に話上手というわけではありませんので、楽しくなるかは分かりませんが、それでもいいよという方、よかったら付き合ってください。

*話題がない時は、お着物について話ましょう。織りについてや織ったものについて聞いてくださってもOK。(別の話題ももちろんOK)

*多分、私は浴衣を着てます。おうち着物に付き合ってくださる方、大歓迎。(着てなかったらゴメン)

*だいたい20~30分くらいを想定してます。

*同業の方、着物関係のお仕事の方もウエルカム。業界について語りあいましょう。

*あなたと私の一対一を想定してますが、お誘いになりたい方があればどうぞ。

*原則として、本名、顔出しでお願いします。

*zoomを予定してます。事前にURLとミーティングID、パスコードをお送ります。Wi-Fi環境推奨です。zoom以外でも、LINE通話やFacebookメッセンジャーのビデオ通話機能でも対応できると思います。(その他でもいいですが、私は詳しくないです。)

*無料です。

*急ですが、明日、8月30日月曜日に行います。時間帯は以下から選んで、このメールに返信する形で、タイトルを「おしゃべり会」として申し込んでください。第二候補くらいまでいただけるとありがたいです。

11:00~
13:00~
15:00~
17:00~
19:00~
21:00~

モニター越しにお会いできますこと、楽しみにしています。

4.   秋の予定

この秋は、展示会の予定が二つあります。

10月23(土)24(日)の「きものサローネ」(東京・有楽町)
11月26(金)~28(日)の「白からはじめる染しごと」(東京・日本橋)です。

どちらも、やる気満々で絶賛準備中ですが、感染症の勢いによっては、万が一の変更の可能性もあるかと思います。直前に最新情報をお確かめくださいね。

新作はどんどん作っています。本番に来られる方にはぜひ実物をご覧いただきたいですし、来られない方もネット紹介しますのでお楽しみになさってください。

(写真は、新作の半幅帯、帯あげ、ショールです。まずは、きものサローネに出品しますが、もし気になる方いらっしゃいましたら、詳しくご紹介します。お気軽にご連絡ください。)

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

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Blue Blessing (ブルーブレッシング)お披露目記

2021.08.28

 

Blue Blessing (ブルーブレッシング)のお披露目に、お蚕さんのふるさと、熊本県山鹿市のお蚕ファームに行ってきました。

養蚕、糸作り、機織り、記録の4人が初めて一堂に会しました。

目的の一つは、動画を撮ること。

地元崇城大学のデザイン学科で映像を学ぶ学生さんに撮影や編集を引き受けていただき、みんなガチガチに緊張しながらの挑戦でした。

良い動画になりました。上に貼りましたので、ぜひ観てくださいね。

この日のことや、動画制作については、着物ライターの安達絵里子さんが詳しく書いてくださってますので、ぜひそちらをお読みください。

私、懐かしくて、何回も読み返してうるうるしています。→

お着物については、いまさらなので、何も言うことはありません。

ただただやり切ったって気持ちです。

絵羽になって、ふるさとの母屋で、堂々と羽を広げていたのが誇らしかったです。

蚕を育てた花井雅美さん、糸にしてくれた中島愛さん、ずっと記録をしてくれていた安達絵里子さんに、実物をみていただけたことが何よりよかったです。

    

ふう。

上の写真は、安達絵里子さんが撮ってくれました。たくさん写真撮ったつもりだったけど、そうでもなかったな

熊本日日新聞の取材も受けました。丁寧に熱心に話を聞いてくださいました。びっくりするほど、でっかい記事にしていただき、反響もたくさんありました。熊日、すごいなあ。恐れ入りました!

これらは、7月10日の話です。こっちに戻る日、熊本は梅雨明けし、何十年ぶりの熊本の夏を感じました。

お知らせ

78通目のメルマガ【立秋号】

2021.08.13

     

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こんにちは。ご無沙汰しております。

立秋をすぎ、涼しくなりましたが、お元気でいらっしゃいますか?

メルマガ、間が空いてしまいました。楽しみにしてくださっていた方、ごめんなさい。

ちょっと、ぽっかりしていました。猛暑とコロナの猛威とオリンピック。

もうどうしていいか分かりませんよ。

過ぎ去るのを待とうとじっとしていて、今やっと落ち着きました。

九州や中部地方は大雨のようです。どうかくれぐれも気をつけてくださいね。

 

《 目次 》

1.   山鹿

2.   君が代

3.   布うつくしき日本の手仕事

4.   はじめての駅

1.   山鹿

7月の初めに、熊本県の山鹿市の養蚕農家、花井雅美さんのところで、養蚕、糸作り、機織り、記録の4人が集まり、動画の撮影をしました。

ただいま編集中で、近々、「蚕から糸へ、糸から着物へ」に掲載されますので、どうかお楽しみに。

熊本日日新聞の丁寧な取材も受けました。こちらも近々掲載のようで楽しみです。

あっという間ながら盛りだくさんな日々でした。無事に集まれて、ほっとしました。一期一会。今思えば奇跡のようなありがたい時間でした。

2.   君が代

オリンピックは、テレビを持っていないということもあり、スポーツ全般苦手ということもあり、あまり関心ないのですが、ネットでハイライトなどをちょいちょい見ました。

開会式と閉会式の国歌斉唱がよかったですね!

ミーシャさんのレインボーのドレスもよかったし、宝塚歌劇団の中振袖に袴姿もとってもかっこよかったです。

それにどちらも素晴らしく上手い!!!惚れ惚れしましたし、誇らしく思いました。

オリンピックに着物姿が少なくてがっかりという意見もチラホラ見まして、その通りだと思いながらも、タカラジェンヌくらい鍛えてないと、酷暑の中にきっちり着付けて、堂々と笑顔でってのは難しいのかもなとも思いました。

伊調馨さん、小池都知事の着物姿もしっかりチェック。どちらもとても素敵でした。

3.   布うつくしき日本の手仕事

ただいま開催中の「布うつくしき日本の手仕事」を拝見してきました。こぎん刺しとか、裂織とか、自然布などの衣の展示会です。

圧巻でした。

やっぱ、布っていうのは、蓄積だね。時間とエネルギーと愛情の。
同等のものは現代ではいくら金銭を注ぎ込んでもできないと思う。この圧倒される感じが現代物にはないのよねー。

好きなものだらけだったけど、特にこぎん刺しよかったわー!

ものすごい仕事量。熱量。愛情。否応なくってのもあったと思うけど。とにかくすごい。

これ、今の時代ではできないと思います。

採算取らないといけないプロの人たちには難しいと思うし、それを気にしなくていいアマチュアの世界でもここまでの熱を注ぎ込めるのか?

アートであるけど、簡単にその言葉で片付けたくない、厳しい営みの中から生まれたものであり。

「布うつくしき日本の手仕事」展は、横浜市歴史博物館にて、9月20日までの開催。最寄り駅は、横浜市営地下鉄のセンター北駅。ただいま前期の公開中で、8月24日からが後期です。

横浜市歴史博物館のサイト→

 

4.   はじめての駅

おまけで、この日の感想をもう一つ。

感染症が怖くて外出をなるべく控えてますが、久々に出かけてよかったです。「センター北」なんて、初めて降りる駅。知らない街。キョロキョロしながら歩く。

初めていく博物館。古い布は、知っているようでまだまだ未知でいつ見ても何度見ても新鮮。

帰りに商業施設をのぞくと、すごく充実した自然食品屋さんがあって、ガン見してしまいました。こういうお店は大好きですが、歩いていけるところにないので、ずいぶん久しぶりでした。丁寧で安心な食品は何よりも心落ち着くね。とてもリフレッシュしました。

なんか、とても遠くに行ったような感じだけど、ここ電車で30分のところです。近くて、空いてて、目新しい。上手に自分自身の新陳代謝をはかり、楽しく生きていこうと思いました。

写真の説明。
1~3枚目。熊本発羽田行きの飛行機の中から。この日、九州、梅雨明けでした。
4,5枚目。山鹿の夕方。みんなで餃子を食べました。いい宵でした。
6~9枚目。横浜の博物館での展示より。ガラスケースに映り込むのも面白い。

 

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

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Blue Blessing (ブルーブレッシング)完成記

2021.07.03

ずーっと取り組んでいたきものが織りあがりました。

「Blue Blessing(ブルーブレッシング)」【青の祝福】と名付けました。

制作の様子は、着物ライター安達絵里子さんが、note「蚕から糸へ、糸から着物へ」につぶさに書いてくださってますので、そちらに譲ります。

  

素晴らしい記録です。ぜひ、お読みください。

https://note.com/kaikokara/

芥子粒みたいだった蚕の卵が、蟻ん子みたいな虫になり、桑の葉だけをむしゃむしゃ食べて、4回眠って、繭を結んだ。

冷凍されて埼玉に旅立って、少しずつ解凍され、お湯に浸かり、ぎゅっと固かった繭がダンスを踊るようにほどけていく。ゆっくりゆっくり座繰りされ、丁寧に合糸され、撚糸され、精練され、つるっと脱皮し変身し、糸になった。

迎えにきたヨシダに抱き抱えられて、神奈川に。染められ、糊をつけられ、叩かれ、巻かれ、整経され、テンションを整え巻き取られ、綜絖や筬に通され、結びつけられ、緯糸を投げられ、打ち込まれ、とうとう布になった。

それがこの状態。

今現在は、絵羽にするために、仕立て師さんのところに行ってます。

絵羽って、羽ばたく直前の形みたいなんだよね。広げるとちょっと蝶々のようだしね。またご紹介しますね。

  

この写真は、絵羽でなく、反物をマネキンに巻きつけてます。

これはこれで、どんな着物になるか、なんとなくわかるね。

「Blue Blessing(ブルーブレッシング)」は大空に羽ばたくのに、5人目のメンバーの方との出会いを待っています。

もし興味をもっていただけましたら、お気軽にヨシダまでお尋ねください。詳しくご説明いたします。

       

以下は、振り返り。じーんとします。

77通目のメルマガ【月は満ち明日はライブ号】

2021.06.25

 

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(写真は、インスタライブに向け、コーディネートを練っている「白から会」のみんな。)

 

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こんばんは。満月の晩、遅い時間にお邪魔いたします。

メルマガ、77通目です。ゾロ目ですので、ちょっと特別な気分です。
いつもお付き合いくださいまして、どうもありがとうございます。

着物ライター安達絵里子さんの「蚕から糸へ、糸から着物へ」のnote での連載も、とうとう今日でひと区切りです。

養蚕、糸作り、染め織り、どれをとっても濃~い内容でしたね。毎回、のめり込んで読んでいました。

安達さん、本当にお疲れさまでした。

安達さんは、三人の担い手それぞれを丁寧に取材し、優しく分かりやすい文章に書き表し、プロジェクト全体を慈しみ育ててくださいました。
きもの記者歴30年という経験から、的確なアドバイスもくださいました。まるでお母さんのようでした。本当にどうもありがとうございました。

最終回なんて悲しすぎる、、、、と余韻に浸っておりますが、、、、

明日の夜は9時から「白から会」のインスタライブです!今はその準備で大わらわ。
どうかお見逃しなく!

《 目次 》

1.   ブルーブレッシング

2.   前髪ぱっつん

3.   インスタライブ!

1.   ブルーブレッシング

全33回の連載「蚕から糸へ、糸から着物へ」で、連載の3回目では「桑畑」の土壌の手入れでまだ存在すらなく、4回目で「種」、5回目で「蟻」のようだった小さな蚕たちは、おかげさまで、Blue Blessing(ブルーブレッシング)と言う祝福されたお着物になり、出立の時を迎えようとしています。

32回に、このお着物の写真をたくさん掲載してくださってます。ご覧いただけましたか?
大空に羽ばたくのに、5人目のメンバーの方との出会いを待っています。

ブルーブレッシングに、もし興味をもっていただけましたら、お気軽にヨシダまでお尋ねください。詳しくご説明いたします。このメルマガに返信でもいいですし、サイトのお問いわせからでもいいです。

複数のお問い合わせをいただいた場合、みなさまにご意思をうかがい、相談の上、現品をどなたにもらっていただくか決めます。お急ぎでなければ春繭で一からお作りします。

勝手ながら以上のように思っております。どうかよろしくお願いします。

「蚕から糸へ、糸から着物へ」
https://note.com/kaikokara

2.   前髪ぱっつん

関東も梅入りしまして、湿度の高い毎日です。

ちょっとむしゃくしゃしておりました私は美容院にでかけ、えいっとイメチェンしてきました。人生初の前髪ぱっつんです。

眉毛の上5センチくらいで切りそろえましたら、なんか、別人のようです。頭、軽くなった!(中身も?)

見て~って言うのも恥ずかしいですが、明日の午後9時、ネット上ではありますが、早々にその機会がやってきます。怖いもの見たさでぜひ!(下の項をご参照の上~~)

3.   インスタライブ!

先号でご案内しました通り、「白からはじめる染しごと」展は、11月に会期変更になりました。
その代わりに、明日6月26日土曜日、午後9時から、インスタグラムの「白から会」アカウントにて、コーディネート紹介のライブを配信いたします。

この仕上げたばかりの「 Blue Blessing 」も登場しますよ。友禅作家さん方の帯や帯あげ、帯じめをあわせてご紹介します。

「白から会」のインスタをフォローの上、ぜひご覧ください。

*ヨシダのインスタではなく、「白から会」のインスタです。お間違いのないよう、お願いいたします。

https://www.instagram.com/shirokara_kai/?hl=ja

___________

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》77通目のメルマガ【月は満ち明日はライブ号】をお読みいただき、どうもありがとうございました。

ご感想、ご意見ございましたら、このメールに返信する形でお送りください。

配信停止をご希望の方は、タイトルを「配信停止」として、このメールをそのまま返信してください。

これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。

どうかよろしくお願いします。

きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

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76通目のメルマガ【白から会期変更号】

2021.06.07

         

*こちらは、メルマガ《 some ori 通信 》の配信記録です。

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(写真は、上野公園で撮りました。室内のは東京国立博物館の法隆寺館の2階です。鳥獣戯画じゃなくてごめん。)

  

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こんにちは。いかがお過ごしですか?

今日はお知らせをさせてください。

6月末に開催予定でした「白からはじめる染しごと」展は、会期変更となりました。

楽しみにしてくださっていた方、予定に入れてくださっていた方、本当に申し訳ございません。

新型コロナウイルスの緊急事態宣言は明けているはずの日程なのですが、それでもやはり、手にとって、ゆっくり、会話を楽しみながら観ていただきたいという、メンバーみんなの総意からこうなりました。

私としても、この日に向けて、テーマの「輪」で大作を作りましたので、お披露目の機会を失い残念至極です。

ま、ぶつぶつ言っても仕方ありません。切り替えて、いきましょう!

本日のメルマガ、目次の1に白から会が、SNSにあげた公式発表を貼ります。よかったらご一読の上、11月の開催を楽しみになさってください。あ、その前に6月26日にインスタライブです~~

《 目次 》

1.   白から会の公式発表

2.   鳥獣戯画

3.   安達さんの取材

1.   白から会の公式発表

【大切なお知らせ】
いつも白からのページをご覧くださっている皆さま、ありがとうございます。
今日は、6月末に開催を予定していた展示会につきまして、大切なお知らせがあります。
今回の緊急事態宣言の延長を受けて、
幾度となくメンバーで会議を重ねた結果、
展示会としての開催を11月末とすることに決定いたしました。
ご来場を楽しみにご予定くださっていた皆様には、
再々の会期変更を心よりお詫び申し上げます。
第2回のテーマを「輪」と決めた昨年来、刻々と変化する状況の中で、
少しでも早く作品をご覧いただきたい反面、自分たちが開催する展示会として、どのような形が一番心地良く安心してご覧いただけるのか、メンバー1人ひとりの心がゆらぎ、まよい、なやみました。
いろいろな可能性を探る中で、
一番に出てきたのは、リアルに対面し、作品をお伝えしたいことへの強い想いでした。
実際に手に取ってご覧いただきたい。
会話をしながら作品への想いを交わしたい。
それが私達とお客様との「輪」となり、
「まわり、つながり、ひろがり、めぐる」ことを望んでおります。
それを実現するために、
直接元気に安心してお会いできる日のために、
今できることを最優先にお届けいたします。
開催予定であった日には、インスタでライブ配信をいたします。
私たちの作品だけでなく人となりも知っていただけたら、と思い、白からメンバーだからこそのコーディネート提案なども予定しております。
おウチ時間に少しでも楽しみをお届けできたら嬉しいです。
26日土曜日21時にスタート予定です!
インスタグラムをぜひぜひご覧くださいませ。
画面越しとなりますが、皆さまとコミュニケーションしたいと願っております。
どうぞどうぞ、直接お会いできるその日まで。
私たちも制作を頑張って参ります。
引き続きどうぞ宜しくお願いいたします。

公式Instagram
https://www.instagram.com/shirokara_kai/?hl=ja

2.   鳥獣戯画

東京国立博物館で、再開された「鳥獣戯画のすべて」展に行ってまいりました。

いやはや、ほんと素晴らしかったです!うさぎさん、かえるさん、生き生きと飛び跳ねてました。ほんと、上手いなあ~~。

平安時代、すごい!

ちょー有名な「甲巻」のみならず、乙、丙、丁、それぞれによかったです。

丙巻は、人物戯画で、みんなで遊んでいるんです。二人向き合って、耳に輪にした紐を掛け合って、それを綱引きみたいにして勝負したり。にらめっこしたり。これ、ステイホームで、家族でやるといいね!

あと、私、美術館、博物館の類いは、閉館ギリギリまで鑑賞するのが好きなんだけど(お客さん少なくなってゆっくり観られるから)、大抵、ミュージアムショップは、閉館30分前で閉店ってことが多いように思います。が、今回は、閉館の午後8時をすぎても開いていて、急かされもせず、レジも長蛇の列でした。

これ、ショップの売り上げがガタ落ちしている(たぶん)ことへの、博物館側の配慮なのかなって思いました。博物館の正規のスタッフは公務員さんでしょうけど、ショップなどは、今回の特別展のための業者さんで、グッズ開発した頃はコロナなんてケほども無かった訳ですし、こんなことになって見込みで作るのが難しかったり、会期変更や混雑制限の対処など、大変なことと思います。

こういう時こそ、お金を使って世の中まわすべしなのでしょうね。
私は「甲巻」を観るのに動く歩道に4回並んで、ヘトヘトだったため、そそっと失礼しましたが。

「国宝鳥獣戯画のすべて」は東京国立博物館にて、6月20日まで。完全予約制です。
https://chojugiga2020.exhibit.jp

3.   安達さんの取材

熊本の山鹿で育った蚕から作った糸で着物を織るプロジェクト。その全容を詳細に紹介するレポートが進んでいます。

養蚕、糸作りと進んできて、不肖わたくしがアンカーの製織を務めさせていただいてます。着物ライター安達絵里子さんの筆もますます冴えています。

安達さんには、制作過程の写真とキャプションをお渡ししていて、それを補う形で電話取材を受けています。元々仲良しの安達さんとの電話が楽しく、あちらも興味しんしんで聞いてくれるものですから、普通の取材だったらここまで喋らないよってことも、なんでもしゃべってます。
というわけで、この連載、ものすごく詳しく、作り手の本音、バンバン出てます。

そういう意味でも他にない面白さですよ。長いですので、お時間ある時にぜひどうぞ。

「蚕から糸へ、糸から着物へ」
https://note.com/kaikokara

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》76通目のメルマガ【白から会期変更号】をお読みいただき、どうもありがとうございました。

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どうかよろしくお願いします。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

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もゆさまです

2021.05.22

  

うれしいうれしいメールが届きました。もゆさまが帯を結んでくださったのです。

いやはや、ぽぅーっと見惚れてしまいます。帯も出番だぞとよろこんで、はりきってますね。

帯がもゆさまにぴたりと寄り添い、凛としたお人柄を際立たせているようです。よかった。これぞ本望です。

おタイコには瑠璃色だけでなく、色めを変えたブルーを重ねたのもよかったように思います。

織ったものが持ち主の方に愛され、活躍の場を与えられる。作り手として、こんなにうれしいことはありません。

もゆさま、この度は本当にどうもありがとうございました。末長く、この子をどうかよろしくお願いします。

もゆさまの瑠璃

2021.05.19

  

もゆさまのONLY ONLY、さあ、織り上がりました。

仕上げの蒸し、水元、湯のしは外注に出します。

  

蒸すと発色がよくなって、渾身の瑠璃色が冴えます。湯のしをすると絹がもっとツヤツヤになります。戻りましたら、最終の検反。

緯糸にこっそり入れた銀糸もチラリ。よしよし。いい感じ。

それからお仕立てへ。

仕立て上がりを届けてくれた仕立て師さんに「いい帯ですね」って褒められました。普段、余計なこと言わない業者さんに褒められると、心の中で「やった!」と思います。

さてさて、箱に収めてもゆさまの元へ。

「瑠璃のギザギザ」と命名しよう。パキッとした瑠璃色に想いを寄せて。

行ってらっしゃい。可愛がってもらうんだよ。

まもなく、もゆさまからメールが届きました。うれしい、うれしいメールでした。ひと仕事が無事に終わった、喜んでいただけたという満足感。ふぅ。

もゆさま、本当にどうもありがとうございました。おかげでいい仕事ができました。下に、もゆさまからのメール、感謝をこめてご紹介させていただきます。

帯が手元に届きました。

送っていただいた写真以上に素敵で、爽やかな瑠璃色は思い描いていた色の通りでした。

銀糸が上品に輝きを添えていて、これから初夏に向かう陽光にきらめくさまが頭に浮かびました。

この帯を締めて出かけるのが楽しみです。素敵な帯をありがとうございました!

 

 

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