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大麻の糸100％の、細長ーい卓上布です。長さを生かして、面白く、いかようにも使っていただきたい。

こちら、表裏で表情が違います。杼を2丁使って、色違いの糸を交互に入れることによって表現しています。写真、よーくご覧ください。表と裏色が微妙に違うのが、お分かりでしょうか？

はい、ひっくり返して。

色の違いも面白いけど、糸の表情も本当に面白いです。ヨコ糸には、タイの手びきの大麻を使っていますので、不揃いで、手触りも抜群に気持ちいいのです。タテ糸はイタリア産の紡績の大麻です。

大麻はいろいろ誤解も多いけど、世界中で昔から使われてきた重要な繊維植物です。日本でも古来から栽培され、神事や生活に欠かせないものです。神社のしめ縄や、お相撲の横綱が締めている「綱」が大麻です。私も以前、栃木の大麻栽培農家の大森さんのところへ見学に行かせてもらいましたが、のびのびと勢いよく育つ姿が、本当に美しい。昔から麻の葉模様などに描かれてますね。これは身を守る魔除けの意味もあるとのことです。

私も今回、染めたり織ったりしながら、キリッと身が引き締まる思いがしました。

先っぽは切りっぱなしです。

もう一端。織り付けのあとが残ってて、経糸が見えます。普段は、切り落とすところなのだけど、面白いから残しています。

アップです。

小さいアップです。

先っぽに花を置いてみた。いろいろ遊べる一枚です。[:]