吉田美保子の some ori ノート

17通目のメルマガ【ふすべ号】

2018.06.30

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。
17通目のメルマガをお届けいたします。

こんにちは。

先日の大阪での大きな地震、大丈夫でしたか?

メルマガを読んでくださっている中にも、大変な目にあわれた方、いらっしゃるのではないかと心配しています。

もうおさまったようにも見えますが、人の心の奥の奥には、まだまだ怖い思いがこびりついているのではないかと思います。

どうか、くれぐれも、無理しないでくださいね。

関東では梅雨あけ。

いよいよ夏です。

体を大事に夏を楽しみましょう。

《 目次 》

1. ふすべ

2. 骨董市で

3. ブログ

___________

1. ふすべ

「ふすべ」ってご存知ですか?

私は、先日、印伝屋さんに行ったときに、初めて知りました。

ご存知のように、印伝とは、鹿皮を染めて、その上に漆で型染めしたもので、お財布などによくありますね。

軽くて使い勝手も良いようで、年配女性を中心(?)に根強い人気があるようです。(あくまで私の感覚です)

実は、先日、母に財布を買おうかと思い、南青山の印伝屋さんに行ったのです。

通常の印伝の陳列の奥に、たたずまいが特別な一角を見つけ、どうも気になる。茶色くて地味なコーナーなのだけど、目が離せない。

ガラスケースを凝視していたら、店員さんが開けて触らせてくれました。

これが、ふすべとの出会いです。

うわあ、なんと柔らかい。手に馴染みます。自然な色も大好き。いぶされた匂いが残ってる~。

いろいろ教えてもらったのですが、ふすべって、鹿の皮を染めるのではなく、いぶすことで、茶色の色がつくのですって。で、例えば、糸を三本並べて、鹿皮に巻きつけてからいぶすと、その糸のところは煙が入らないので、生成りのままの色なのです。

その三本縞のキリッと美しいこと!縞っていいですねえ~~~!どこまでも続くって感じがしますね。吸い込まれそう。

うわー、、ドキドキしてきた。素材と縞のダブルパンチ。好物ふたつ。ノックアウトじゃ。

とうとう小さな小銭入れをゲットしてしまいました。

自分のものを買いにきたのじゃないのだけどな~。

2. 骨董市で

先号のメルマガでもお声がけしましたが、大和の骨董市に行ってきました。ご同行いただいた方のおかげで、とても楽しかったです。

たくさんの店が出てて、見て回って、ワクワクしました。欲しいものもいくつかありました。

ビーズバックしかり。印伝の札入れしかり。シルバーのカトラリーもよかったなあ。

たたずまいが美しく、均整が取れてて、りんとしてきゅーって感じ。作った人、リスペクトです。

欲しいなと思ったけど、買いませんでした。

お金の余裕がないのも理由ではありますが、ふすべの小銭入れは、余裕がないのに買いました。

同じようにドキドキしたのに、一方は買って、一方は買わない。

何が違いか?

問題はサイズだと思います。骨董市で見つけた方は、現代生活に合わないって思いました。

小さすぎるビーズバッグは、おしゃれした時の精一杯持ち物を少なくした時でさえ、必需品が入りません。

大きすぎる札入れは、日々持ち歩くのに邪魔ですね。

シルバーのカトラリーも、ぎょうぎょうしい飾りが、美しいけど、大きすぎる。

シンプルで、便利で、効率的なものばかりに囲まれたいのじゃありません。無駄が楽しい。無駄こそが豊かさかなとは思うのですが、、、

その塩梅がむずかしいですね。

 

3. ブログ

私の買ったふすべの小銭入れ、こっそりブログにアップしますね。

よかったら見てください。

http://www.someoriyoshida.com/blog

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
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