吉田美保子の some ori ノート

13通目のメルマガ【北京号】

2018.04.22

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。

おはようございます。お元気でいらっしゃますか?

先日、北京に駐在している妹一家を、訪ねてきました。
母と一緒に、のんきで楽しい家族旅行です。私にとっては、初の北京、そして久しぶりの海外でした。
今日のメルマガは、その旅日記です。

《 目次 》

1. でかい

2. 整ってる

3. アリババ

4. おしゃれ

1. でかい

北京の印象は、「でかい」という一言でした。

なんだか、その大きさが、把握できないのです。地図を見ても想像できない感じ。

妹がすぐそこだからという、市内の移動が、タクシーに乗っても乗ってもつかない。ここの反対側に回ってもらって降りるからというのに、えんえんと乗るのです。

そして、気候が厳しいとも思いました。日差しと風が強くて、ヨヨヨ、、、となりました。それでも、春と秋がいい季節だというので、この時期を選んで行ったのです。夏は40℃を超えることもあり、冬は最高気温が氷点下とのことです。

ここで生き抜いている北京人、本当に強いです。ただきっと、もっと北の方とか、気候の厳しさはこの比じゃないんだろうと思いました。戦後引き揚げて来た方たちのことを思ったりもしました。

あと、アジアの国は、どこでも、歩行者は道を横断するのは大変で、車道を命がけで渡りますが、北京もそうでした。ここが本家本元かと思いました。

2. 整ってる

妹のアテンドのおかげで、北京の見所を、余すところなく見ることができました。ちなみに妹は、中国語に堪能で、北京ライフを楽しんでて、ルックスも日本人には見えない迫力あるタイプです。

故宮も、天安門も、万里の長城ももちろん行きました。

故宮の、完璧に整っていて、一分の隙もなく、ビンビンに研ぎ澄まされている空気に、ああ、ここは世界の中心だったんだって思いました。故宮内の通路も、皇帝が歩くところは中央と決まってますが、階段部分には、昇り龍と鳳凰の精巧な石の彫り物が。これも、本家本元~と思いました。

ラストエンペラーや、蒼穹の昴が、脳裏に浮かんできたのはいうまでもありません。

故宮の後ろ半分は、皇帝の住まいなのですが、こちらにくると、ガラッと空気が変わりました。

往時、ここに住んでいた人は、幸せだったのかな。それぞれの運命に流されながらも、生き抜いたってことでしょうか。

3. アリババ

妹に、どこに行きたいかと聞かれたので、「アリババを見れるところはないの?」とリクエスト。

アリババのEコマースについて、詳しいわけでは全くないのですが、いま、ブイブイ言わせてる最先端のものを見たかったのです。

アリババの直営の生鮮のスーパーが、北京にもあるそうで、連れてってもらいました。

どういうスーパーかと言うと、売り場にあるものが全てスマホで見れて、消費者は家庭などでピッピと注文し、売り場にはタブレットを持ったスタッフが待機していてて、お客の注文したものをバッグに入れ、そのバッグを天井をはうレールにかけてバッグヤードに運び、そこにバイクのドライバーが待機していて、宅配するというものです。
3km以内、注文してから30分以内、宅配代は無料と言うのが、ウリとのこと。

もちろん、Eコマースではなくて、直接でも買えます。

支払いは、アリペイというシステムで、スマホでピっと払います。中国の銀行口座と紐付けさせれているそうで、旅行者には難しいですが、中国在住者は、ほぼ「みんな」やってるみたい。アリペイとウィチャット、妹も、高い店も、屋台みたいな店も、全てこれで支払ってました。クレジットカードで支払っている人はまったく見ませんでした。

物価は日本人感覚でいうと、決して安くはなく、モノによってはむしろ高くて、私は何も買えません。妹が、私の欲しかった黒檀の大きなペアの文鎮を、誕生日のお祝いだと買ってくれました。
(アリババのスーパーでの話ではなく、ルリショウという書画骨董の街で)
(文鎮は、書をするわけではなくて、織ったものを検反するときに使います。)

4. おしゃれ

風が強くて、日差しが厳しいからか、街ではあまりおしゃれな人は見ませんでした。飛ばされちゃいますもんね。
リッチ層は運転手付きの車で、パーティー会場に直行でしょうし。

市場に行ったのですが、市場の女性たちは、イキイキとして、着てるものも高級ではないかもだけど似合ってて、目元のお化粧が印象的だったり、とてもきれいでした。

女の人が、それぞれにおしゃれを楽しんでいるのは、いい国ですね。

 

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