141通目のメルマガ【chatGPT号】

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あっというまに11月になりました。

空気が澄んで、湿度が低くて、風が爽やかで、、、

11月、いいですね!

きっとすぐに「寒い、寒い」と言うようになるのでしょうが、今は本当にいい季節ですね。

お住まいのあたりは、いかがですか?

《 目次 》

1.   セミナー登壇

2.   chatGPT

3.   課金

4.   性格悪くなりそう

1.   セミナー登壇

先日、所属しているコミュニティで、ZOOMセミナーの講師を頼まれて、登壇しました。

タイトルは「糸と色に出会ったら、着物にたどり着いた話」。90分の講演です。

せっかくだからと、それなりにしっかりと準備して臨みました。

2.   chatGPT

その準備で、いきなりつまずきました。

どこから手をつけ、どういう構成すればいいのか、全く見当がつきません。

話す内容のポイントの絞り方もですし、スライドをzoomで共有するというのは分かるのですが、どんな画像をどのくらい用意するのが最適か、またその方法は?

何もかも分かりません。

そこでひらめきました。「今こそ、chatGPT を使うべきでは!?」

3.   課金

chatGPT、みなさん、お使いですか?使っている方、有料版ですか?

私はこれまで 好奇心から無料版は試したものの、いまいち必要性を感じず。良さも分からず。

「検索で十分じゃ?」と思っていたのです。

ところが今回、少しいじってみたら、セミナー準備に必要なこと、なんでもどんどん教えてくれるのです。

聴衆の属性とか、私の立ち位置まで踏まえて。

それで無料版では追いつかなくなり、初めて課金しました。

役にたつサービスが有料なのは当然と思いますが、油断すると明細書が怖いですね。

長年愛聴していたオーディブルを解約して、その分を捻出しました。

4.   性格悪くなりそう

chatGPT は、なんでも教えてくれてありがたいですが、ひとつ気になることあります。

それは「ありがとう」を言わなくても許されてしまうこと。

でも「ありがとう。おかげで助かったよ」と返信しても、「どういたしまして。お役に立てて良かったです」と返してくれるのは、人工知能。それもまた虚しい。

chatGPT が示してきた回答に納得できなかったり、その時は試さずに後から恩恵を受けたりした時も、スルーしてしまう。

全力で答えてくれたのに、、、。その誠意にまずは感謝すべきでは、、、?

人間相手だったら、一番大切なことをしない。

これが癖になったら怖いな。よく戒めないとな。

または chatGPT に毎回厚くお礼を言うか?その方がいいのか?

*写真はセミナーで使ったスライドより。私が子どものとき描いた絵。いちばん上は、3歳のとき、はじめて絵の具を使った記念すべき一枚。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
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140通目のメルマガ【いろいろすごい号】

 

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10月になりました。お元気ですか?

昼間は暑いですが、空気が乾いて、秋風が心地よくなってきましたね。

お住まいのあたりはいかがでしょうか?

私は、先月半ばに、40数年ぶりに救急車に乗りました。

虫垂炎だったんですけどね、いやはやびっくりな体験でした。

今日のメルマガは、染織とは関係ないですが、その時のことを少し書いてみようと思います。

どうか、あなたもお身体にはくれぐれも気をつけてくださいね。

《 目次 》

1.   お腹が痛い

2.   手術

3.   入院

4.   絶妙なタイミング

1.   お腹が痛い

その日、昼間は立て込んでいて、夕方になりやっとひと息。洗濯物を畳もうとしていたのですが、なんだか調子が悪い。

ちょっと横になろうと寝室へ行くも気分が悪くて寝ていられない。どうもお腹が痛い。トイレに行ったら治るかと思ったけど、うーん、だめだ。

鎮痛薬を探すも、ない。そうだ、引っ越しの時、消費期限が切れているものは全て捨てたのだ。

仕方ない。妹に電話して、「悪いんだけどさ、痛み止めもってきてくれないかな。」と頼む。

妹が来るまでの15分くらいで、痛みはどんどん強くなる。

困ったなあ。

妹はうずくまっている私を見て、車まで歩けるなら病院に連れて行く。歩けないなら救急車を呼ぶと。

すごい。妹、テキパキ。

大袈裟のように思ったけど、立てないから仕方ない。

2.   手術

診断は、急性虫垂炎。手術室が空き次第手術ということに。

手術も入院も初めてなので、何もかもが驚きだ。

あんなに痛かったものが、全身麻酔で寝ているうちに、管を入れて切除してくれて、痛く無くなるなんて。

医療っていうのは本当にすごい。感謝しかありません。

お医者さん、検査技師さん、看護師さん、病院を支える方々の連携プレイ。日本の医療システム、すばらしいなあ。

3.   入院

当初1週間くらいの入院と言われたけど、ちょっと伸びて9日、お世話になりました。

初めの数日はまさに病人。食事は絶食で、点滴につながれ、シャワーも浴びられず、ただぐったり。

5日目くらいから、薬のおかげで痛くないし、ご飯も普通食(なんと毎食白飯200g!普段より多い。)。

退院指示が出ないのは、安静が必要だからなんでしょうけど、自分としては、ほぼほぼ元通りだし、ただの暇人と化してました。

看護師さんたち、その全部に対処してくださった。本当にありがとうございました。

4.   絶妙なタイミング

今回、ありがたかったのは、タイミングです。重要な仕事や打ち合わせとは重ならず。引っ越し騒ぎもやっと一段落。楽しみな予定はやむなくキャンセルしましたが。

実は、この2月に一度、出先で腹痛を起こしました。持ち堪えられたので病院に行きませんでしたが、もし入院となれば、困ったことになっていたと思うのです。ノルマぎっしりな時期でしたので。

このとき収束していた痛みが、絶妙のタイミングで、今回再発したのかもなあ。

そうだとしたら、体はすごいね。ちゃんと労わらないとね。

あなたも、どうかご自身を労ってください。くれぐれもお願いします。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

139通目のメルマガ【メディアに載った号】

 

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9月になりました。

昨晩は、大きなぽってりした今にもこぼれ落ちそうな満月でしたね。台所の窓から見ていました。

皆既月食だったそうですが、未明の時間帯でそれは見逃しました。

今日も茹だるような暑さですが、秋風が吹き、トンボが飛んでます。

もう少し気温が下がってくれる日を心待ちにしています。

《 目次 》

1.   きものSalon

2.   着姿ギャラリー

3.   美しいキモノ

4.   透明な水

1.   きものSalon

着物専門誌「きものSalon 2025-26 秋冬号」(世界文化社)の、「紬の引力を知る」という特集に載せていただきました。

11名の織り手さんたちと共に紹介いただき光栄です。

工房を移転してから初めてのメディア登場で、私の名前の後に(染織吉田・熊本)と掲載されていてドキッとしました。

5月の南青山での個展の時に取材にお越しくださって、その後、熊本で仮住まいしていた時にメールや宅配便のやり取りがあり、吉田庵ができてから校正が送られてきて、、

本屋さんでぜひ手に取って見てください。138,139ページです。

サイトの「メディアに載りました」のページにも載せましたので、ぜひご覧ください。

https://www.someoriyoshida.com/media

 

 

2.   着姿ギャラリー

サイトをご覧いただけたかと思いますので、その流れでよかったら「着姿ギャラリー」もぜひ。

「田植え、収穫 熊本へ」展の時、拙作お召しでお越しくださった方のお写真を新しくアップしています。
写真をクリックすると個別のページに飛びます。

https://www.someoriyoshida.com/style

3.   美しいキモノ

「きものSalon」と双璧をなすもう一つの専門誌「美しいキモノ 2025 秋号」(ハースト婦人画報社)をパラパラめくっておりましたら、 ふっと見覚えのある自然な笑顔が、、、

「!」と思ってよくよく見ると、やっぱり!
なんとなくというと変ですが、気が合う人とは繋がるものだという感じで繋がった名古屋の方が載っていらっしゃいました。自然体で素敵な人です。

最後の一文にグッときました。「好きな食器でティータイムを楽しむように」、好きなお着物を楽しまれていると。
ご本人の談によると「好きな器の重みや口当たりを楽しんでお茶やコーヒーを飲む感じ」とのこと。ますますいいな〜。

そしてなんと、私の帯もご紹介いただいてる!びっくり嬉しかった。

木綿着物特集の「木綿好きの引き出し」というコラム、76,77ページです。こちらもぜひ。

 

4.   透明な水

上記に載せいただいた帯をお求めたいだいた時のこともよく覚えています。

岐阜の叔母がやっていた画廊を閉めるとき、お別れ会を持ったのです。

小さな心のこもった会で、私の織物も並べたのですが、お越しいただくにはちょっと遠いなあと思いつつご案内したら、ちょうどタイミングがよくお出かけいただけて。

最終日の午後遅めだったと思うけど、ゆったり見ていただけて。

丸巻きのまま置いていた一本に目をとめられて。これちょっと見せてくれないかと。

手に取られて、一拍おいて、これをいただきたいとおっしゃってくださって。

お話聞くと、自分のところに来るものは、なんだか決まっているようだと。

初日朝イチに駆けつけなくても、自分と縁があるものは待っていてくれると。

懐かしくて探したらここに載せてました。
https://www.someoriyoshida.com/store/j-8-5

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

138通目のメルマガ【吉田庵号】

   

               

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先だっての熊本の大雨には、あちこちからご心配いただきましてありがとうございました。

夜じゅうスマートフォンの警報が鳴っていて、これはどうしたことかと思っていましたが、まさかこんなに大きな被害になるとは、、、、雨は本当に怖いですね。

知っている方のところでも浸水で大変なことになっていて、災害の突然さ、理不尽さ、不公平さを思い知っています。

今も続いているであろう蒸し暑い中の復旧作業は、本当に本当に大変なことと心苦しいです。

我が家のあたりは被害もなく、その後の猛暑であっという間に土地が乾き、、、。ふっと降る雨を恵の雨とさえ感じる、、、

地球の一員として、今どう生きるべきなのか、、、考えざるを得ません。

《 目次 》

1.   竣工

2.   吉田庵

3.   お盆

 

1.   竣工

工房は、8月1日、八朔の日にやっとやっと完成しました。

その前後3週間くらい、何が何やらという感じでバタバタで、暑くて体力消耗し、落ち着いたかと思ったら親戚が集まったり、大雨だったり、、、今やっとマイペースを作りつつあります。

改めて、そめおりのための良い空間ができました。関係してくださった方々、応援してくださった皆さまに心から感謝いたします。

良いものを織るぞと心新たにしています。


2.   吉田庵

シン工房は吉田庵と名付けました。

「庵」には、人が集う場所という意味があると、叔母に戒名を授けてくれたご住職に教えていただいていて、いいなと思っていたのでした。

そめおりを中心に、人が寄り、物を生み出す場でありたいなと。

3.   お盆

引っ越しの荷物のあらかたは、8月の第1週で解けたのですが、「あれがないな」「これはどこだっけ?」という状態が続いてました。

段ボールの中にもう一つ箱があってその中にまたくるまれた物があって、中の中まではなかなか到達できずにいました。

それもとうとう出揃ったかという8月も半ばに、ひょいと叔母の写真とお線香と線香立てが出てきました。

「うわー、おばちゃん、ここにいたの!」

(その日はもう夜も更けていたので、)

「明日ちゃんとするからちょっと待ってて」

次の日に、家の周りの草刈りをして、雑草の中から花を見つけ、着物箪笥の上に定位置を作って飾り、お線香をあげました。

考えてみれば、写真が出てきたのは、8月13日。

場所が変わっても、ちゃんと帰ってきてくれる叔母、すごい。そういえば、大変機転が利く人でした。

 

 

 

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*写真は7月終わり、建具の搬入の日。本当に暑い中、ありがとうございました。

 

きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

 

 

田植え展にて わださま

「田植え、収穫 熊本へ」展での感激の再会、続きです。

こちらは「わださま」。リアルでお会いするのは何年振りだろう!斜めがけされている合切袋を、コラボでONLY ONLY でお作りしました。

わださまは、私がまだ独立する前、ゆうどと言う店に勤めていた頃に、青田五良の存在を教えてくださった方です。2002年だから、23年前!

それからずっと、付かず離れず、お手紙のやり取りなどで刺激をバンバンくださいました。

ものづくりを続けるには、外からの刺激、目線を引き上げてくれるきっかけ、そして作品をお求めいただけること、とても大事です。思えば、私はそういう恩人が、要所要所でふっと現れてくれて、、、その大きな一人がわださまだなあと。そのおかげでやってこれました。

このコラボのONLY ONLY、自分で言うのもなんですが、とても面白かったので、制作工程→☆ ぜひお読みください。デザイン縫製をしてくださった善林英恵さん、さすがです。

田植え展にて かずさま

こちらは「田植え、収穫 熊本へ」展に、お着物も帯もヨシダ作でお越しくださった「かずさま」です。

帯は以前にも締め姿を拝見してましたが、お着物をお召しは初で、本当にうれしく、とてもお似合いで心から安堵しました。

かずさまの、スッと素直に背筋が伸びて、優しくて気品がある感じにぴたりとあってました。

お着物は、ONLY ONLY でお受けした「夕方5時の私の空、2016年3月5日」です。ちょっと面白いタイトルでしょ。かずさまが見上げた空の色のお着物なのです。

制作工程は、こちらにまとまってます。

この着物の制作中に、かずさま何度か工房までお越しくださり、自ら糸を巻いてくださったのですよ。試し織部分は、織りも体験されました。

動画もありました。

 

そして帯は、2015年イトノサキさんでの1回目の個展「三角吉田」でお求めいただいたもの。

上の写真のテーブル置き、左端に写ってます。

ほら、やっぱり締めていただいた方が断然いいね。命を吹き込んでいただいた。

田植え展にて Yさま

田植え展での感激の再会の続きです。素敵な笑顔!!

こちらは「白からはじめる染しごと」展でお求めいただいた半幅帯です。楽しんで締めていただいている様子、本当にうれしいです。

 

私もご一緒させていただいて、、、

反物の時の写真を探しました。

こうしてみると、やっぱ、締めていただいてからの方が断然いいね!命を吹き込んでいただいたのだなあ。

ほら、おすましし過ぎ。帯はやっぱり、締めていただいてからがスタートですね。

動画も見つけましたので、2分35秒にまとめました。織り方や糸のことなど喋ってます。

田植え展にて Sさま

5月に開催した個展「田植え、収穫 熊本へ」展では、本当に多くの方々にお越しくださり、あらためてどうもありがとうございました。少々時間はたちましたが、やっと心身ともに落ち着きましたので、振り返りをしています。

私が織ったものを身につけてお越しくださった方も何人もいらっしゃって嬉しく懐かしく何回も見直しています。撮らせていただきそびれた方々もおいでで、、、しまったなあ。。。

公開OKいただいた方のお写真、紹介させていただきます。トップバッターはこのかた。イトノサキのお客様のSさまです。

2019年の個展の時にお求めいただいたお着物でお越しださいました。久々の再会で感激ひとしおでした。大のお気に入りとして何回もお召しいただいているとのこと、うれしく励みになりました。

2019年の個展の写真を探したら、、、ありました!    

これは、ご案内状に使った写真です。

さらにアルバムを遡っていたら、、、、織っているところも見つけました。

緯糸は17種類。杼を持ち替えながら、織ったのでした。

「法に従ってきちんと織る。心を解放して自由に織る。この二つを同時に実現する」という私のテーマに近づけたような一本なのです。素敵な方に素敵にお召しいただけて、本当によかった。

なんと動画もありました。

ななさま物語 9

ななさま物語のつづきのお話しです。

ななさま、先日の私の個展「田植え、収穫 熊本へ」へも、お越しくださいました。お世話になったイトノサキさんの店主畔蒜さんと私へのリスペクトだとおっしゃって、ONLY ONLY でおあつらえのコーディネートでです。

ななさま、すっかり着物に慣れて、一年前よりぐっとこなれて、足袋だったり、帯締めだったりに一捻りあったりして、自由に楽しまれているなあと感激ひとしおでした。

たおやかなイメージのななさまですが、クール系、コントラスト強め系のお着物も似合われそうで、勝手に楽しみにさせてもらってます。これからもどんどんご自分の世界を広げ、変化されていかれるでしょう。

タブローの方、完成の写真を載せてませんでしたので、ここに掲載させていただきます。

この写真は、元の私の工房です。ななさまのお宅で飾った写真もいただきましたが、そこは個人情報なので伏せさせていただき、、、
ただ、すごく喜んでくださり、「我が家にお守りが二つ増えた」とおっしゃっていただき安堵したことを付け加えておきます。

ななさまをずっと見守り、変化を応援し続けるお守りでありますように。

   

137通目のメルマガ【つくる仕事号】

              

 

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暑中おみまい申し上げます。

こちら、梅雨明けと同時にすごい暑さになった熊本です。

朝から猛烈な暑さで、庭仕事やゴミ捨てなどの作業をしているちょっとの時間で、汗が吹き出します。

お住まいのあたりはいかがでしょうか?体調は大丈夫ですか?

暑さと上手につきあって、元気に暮らしたいですね。

《 目次 》

1.   1ヶ月

2.   つくる仕事

3.   参加型

1.   1ヶ月

引っ越してからまる1ヶ月が経ちました。

シン工房の建築は遅れていて、私はペンディング状態なのですが、見に行くたびに、建具や壁や棚など、小さなところが進んでいます。

設計士さんや工務店さんからたびたび連絡が入り、打ち合わせをしています。

落ち着かないながら、楽しみな日々です。

2.   つくる仕事

現場を見に行くたびに思うのですが、考えてみれば、家づくりなんて「つくる仕事」の最たるものですね。

機織りで反物をつくるという「つくる仕事」の末端にいる私からみると、やはり桁違いにすごいものだと。

小さな工房ながら、関係していただく業種も多様で、私が把握できた方々だけで、設計士さん、工務店さん、基礎屋さん、大工さん、左官さん、建具屋さん、畳屋さん、板金屋さん、水道屋さん、電気屋さん、各種ショールームの方々、

総勢は一体どのくらいになるのか、、、

一方でつくる仕事は皆一緒とも思いました。自分の作ったものが、誰かに必要とされ、役に立ち、喜ばれ、、、。

素材を活かし、次に繋げるのも一緒です。ちょっとのことで、使い勝手が良くなったり、、、、

大変、勉強になります。

3.   参加型

先日、シン工房の壁塗りをさせてもらってきました。

漆喰に麻殻(おがら)を混ぜたものを左官さんに調合してもらって、窓枠などに養生してもらって、塗り方のレクチャーしていただいて、設計士さんと妹と、2日間かけて、4畳半ほどの狭い部屋を仕上げました。

それから、工房の建具に私の織った布を使うことになり、手元にある着尺の試し織から選抜したり、縫い合わせたり。

板戸の一部に使う、極薄の板をタテヨコに組み入れて織ったようにするのも、私がやらせてもらいました。

いずれも、作っていると夢中になります。私はとても満足したのですが、これは遊びだなと。

プロの手を煩わせて、いいとこ取りさせていただいたと言うことだと。

仕事というのは、まず仕事をとってくる。そして、段取りする。前後左右の関係各位と付き合う。暑くても寒くても働ける体をキープする。

それができて、回せるのがプロだと。

創作が上手な人と、仕事としている人の違いはそこだな。

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136通目のメルマガ【熊本へ号】

  

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こんにちは。

こちら熊本、引っ越してから初のメルマガです。

引っ越しの日も雨でしたが、今日も大雨。気温も低く、ひんやり、しっとりしています。

あなた様のお住まいのあたりはいかがでしょうか?

体調を崩しやすい時期かと思いますので、どうかご自愛くださいね。

今日のメルマガは、引越雑感です。お付き合いください。

《 目次 》

1.   やり切った

2.   仕組み

3.   メガネ

 

1.   やり切った

5月31日の引っ越しの日は、朝からたくさんの人が出入りして大忙しでしたが、段取り通り進めることができ、おかげさまで心豊かな1日となりました。

応援に来てくれた友達が、今日は卒業式だねと言ってくれました。

関東には29年いました。28歳から57歳です。

人生のど真ん中といえる29年でしたが、あっという間でした。

まあ多分、やり切ったと言っていいんじゃないかな。

できたことは少ないけど、それでも精一杯やったのだと。これからは次を目指すのだと。

 

2.   仕組み

引っ越しは18年ぶりで、しかも長距離でしたのでずっと不安に思っていました。

春先あたりにどうしたものかと仲間にアドバイスを求めましたら、「軸足をはっきりさせよ」と。

お金を使って楽をするのか、節約して最低限にするのか、サステナブルにゴミを出さないようにするのか、、、

それで色々調べて、落とし所を探ったのですが、引っ越し業者も、不用品買取も、不用品処分も、リサイクルも、ちゃんと仕組みができているだなと知りました。

ちょっと検索すれば、そういう業者さんがいて、いくつか連絡し、見積もり取ったりすると、納得できるところに行き合う。

社会はそういうふうにできているのか。。。

はて、私のやっている染織りは、社会に組み込まれているだろうか?

 

3.   メガネ

東京という、刺激的な大都会を離れることに躊躇がなかったわけではないのですが、今のところ、すんなり受け入れ、調子良くしています。

変化を素直に受け入れるというの、経験があるなと思ったら、それはメガネでした。

私は、若い時分はずっと目がよく、視力2.0を誇ってましたので、メガネとは縁がなく、サングラスもしないタチでしたので、目に何かかける生活はしたことありませんでした。

が、御多分に洩れず40過ぎたころから見えづらくなり、これはいよいよとメガネ屋さんへ、冒険気分でいそいそと。

はじめこそ掛けたり外したりを煩わしく思っていましたが、乱視も出てきてかけっぱなしの方が楽ということが分かりました。

今では寝ている時とヨガをしている時以外はいつもかけています。

なくてはならない顔の一部となりました。

 

*写真は、1、4枚目、羽田空港。いよいよ東京を離れます。2枚目、空の上から。3枚目、17年間機織りした工房。すっからかんになりました。5枚目、神奈川県大和市、お気に入りの散歩道。引っ越しの前の日。この先に桑の木や梅の木が生えてます。

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「吉田美保子そめおり展 田植え、収穫 熊本へ」、おかげさまで無事終了いたしました。

本当にどうもありがとうございました。

たくさんの方々にお越しいただき、みっちりとした濃い時間を過ごさせていただきました。

三日目の土曜日は大雨で、お足元が悪かったのにも関わらず、引きも切らないお客様でした。

お越しにはなれなかったけど、関心を寄せて応援してくださった方々、ありがとうございました。

今日のメルマガは個展の振り返りです。

ぜひお付き合いください。

 

《 目次 》

1.   久しぶりの個展

2.   安心した

3.   イトノサキさん

4.    ひきつづき

1.   久しぶりの個展

二人展やグループ展は開催していましたが、個展は6年ぶりでした。

会場全体が自分の作品だけになり、世界観をお見せできるというのは、贅沢なことだなあと思いました。

着物は取り合わせの美学なので、「自分が、自分が」というのは違うのですが、この場、このひと時だけは特別なのだと。

お越しくださった方々にも、吉田さんの世界だねーって楽しんでいただけ、良かったなあと思っています。

「年輪を感じた」っておっしゃってくださる方もいて、これまでの積み重ねを見てくださったようで嬉しかったです。

2.   安心した

個展に私が作ったものを身につけてお越しくださった方々、何よりのご褒美をいただきまして、本当にどうもありがとうございました。

大感激でした。

求めていただいた時は反物という一枚の布なわけですから、実はいつも心配してます。

布が着物や帯の形になり、その方のコーディネートで装われ、、、
個展会場で目が合い、、、
にっこり。

天にも昇る気持ちになりました。

ああ良かった、ほっとした。私の仕事は、この方に愛され喜ばれている。

3.   イトノサキさん

個展をしてくださったのは、東京・南青山のイトノサキさん。

店主の畔蒜さん、スタッフの方々、本当にお世話になりありがとうございました。

作者の私よりもずっと分かりやすく、丁寧にご紹介くださり、さすがプロだなあと。

居心地良くて、作品が見やすくて、皆さんに愛されているギャラリーさんです。

4.    ひきつづき

「行きたかったけどどうしても都合がつかなくて、、」という連絡があったとのことで、1週間ほど、このまま展示していただけることになりました。

実物をひきつづきご覧いただけますので、ぜひイトノサキさんにお運びください。

会期中は混んでましたので、じっくり見られてかえっていいかもしれません。

また、イトノサキさんのインスタでも、ご紹介と販売をしてくださってます。きれいに写真を撮っていただき、こちらもうれしい。

遠方の方、ご多忙などでいらっしゃれない方、ぜひご覧ください。

https://www.instagram.com/itonosaki_exhibition/

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

134通目のメルマガ【田植え号】

 

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おはようございます。

5月の美しい陽光のもと、日本のあちこちで、今まさに、田植えが行われているようです。

私自身は、街暮らしで田んぼを目にすることはないのですが、SNSで見つけては、いいなあと眺めています。

田んぼの水がキラキラ光り、苗がしっかり植えられていく様子はいくら見てても飽きません。

田植えって、収穫に向かっての区切りの、めでたい日だなと思います。

これからどんどん緑が濃くなり、カエルがなき、雨が降り、暑くなり、、、季節は動いていくのだなあ。

《 目次 》

1.   個展詳細

2.   メッセージ

3.   東京にいたからできたこと

 

 

1.   個展詳細

個展の詳細をお知らせいたします。どうか、ぜひお運びください。

吉田美保子そめおり展 「田植え、収穫 熊本へ」

2025年5月15日(木)〜18日(日)
11:00~18:00

会場 イトノサキ
東京都港区南青山4-1-5 2F

東京メトロ銀座線「外苑前駅」より徒歩6分
東京メトロ銀座線、半蔵門線、千代田線「表参道駅」より徒歩10分
外苑西通りに面した赤い窓枠のビルの2階です。

入場無料、展示販売

出品作〈着尺、帯、ショール、帯あげなど〉

私は、5/15は11~18時、16,17,18日は13~18時在廊します。

 

 

 

2.   メッセージ

案内状に添えたメッセージです。

「私は、作品を生むプロセスは〈米づくり〉だと思っています。

長く東京という田んぼで、私の想う自由で美しい〈そめおり〉を探し求めて来ました。

このたび収穫した作品〈みのり〉をお見せする機会をいただきました。

ご覧いただけること楽しみにしています。

これからは熊本の工房で〈田植え〉を続けながら、新たなみのりを育てていきます。

ここで出会えたすべてに
心よりありがとう」

 

 

3.   東京にいたからできたこと

今回の個展では、29年間、東京という田んぼにいたからできた集大成をご披露できたらと思っています。

29年のうちの最後の10年ほどはネットの普及で、どこにいても繋がれるし情報が取れるようになりましたが、それまでは、関東在住ならではの刺激や出会いがありました。

そのおかげで、たくさんのきっかけやヒントをいただけ、ブラッシングカラーズや、糸の選択の自由さに導くことができました。

私の染織家としての創作の仕方や生き方は、関東ならではのやり方だったと思います。きっと私に合ってたと思うし、おかげで出来たこともたくさんあります。

本当に感謝してもしきれません。

ここで実らせた種を、新たな田んぼでどう育てていくか、、、

緑が生いしげり、たわわにみのり、祝いや祭りで人が集い、、、

そんなふうになっていければいいなと思っています。

今後ともどうかよろしくお願いします。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

133通目のメルマガ【ノエル号】

  

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前回の配信からちょっと時間が空いてしまいました。

すっかり春本番ですが、お元気でいらっしゃいますか?

私は、個展準備と引っ越し準備、新工房建築と、落ち着かない日々を送っています。

春はいい季節ですが、寒暖差があったり、花粉が飛んだり、ちょっと気を抜くと、風邪をひきそうですね。

睡眠と栄養をしっかりとって、乗り切りましょう。

 

《 目次 》

1.   吉田美保子 そめおり展

2.   田植え、収穫 熊本へ

3.   伊藤野枝

4.   ノエル

1.   吉田美保子 そめおり展

5月の個展の準備でおおわらわしています。

独立してからずっと取り組んでいるブラッシングカラーズの集大成をご覧いただけばと思っています。

ぜひ、お越しください。

5月15日木曜〜18日日曜

東京・南青山 イトノサキさんにて

2.   田植え、収穫 熊本へ

今回の展示会のタイトルを「田植え、収穫 熊本へ」といたしました。

ものを作ることは、自分のフィールドで、繰り返し繰り返し、誠心誠意取り組むもので、それは「米づくり」のようだという思いからです。

29年間、東京という田んぼで、田植えと収穫を繰り返してきました。

次のシーズンから、田んぼの場所は移しますが、これからも精一杯みのり(作品)を育てていこうと思います。

3.   伊藤野枝

伊藤野枝をご存知でしょうか?

私は30年ぶりにその名前を聞きました。

女性の自由などほとんどなかった明治大正の時代に、自分の力で人生を切り拓き、精一杯生きた、生命力ほとばしる真っ直ぐな女性です。

30年ぶりにその名を聞いたというのは、愛聴している「コテンラジオ」からふっと流れてきたからなのでした。

びっくり。スマホにかじり付いて、8回シリーズを繰り返し聞きました。

YouTubeやポッドキャストで聞けますので、検索してください。

 

 

4.   ノエル

30年前に私に伊藤野枝のことを教えてくれたのは、機織りの師匠である高野さんです。

高野さんは、伊藤野枝の生き方に、尊敬の念を持っておられ、熱く語ってくださいました。

私は話の内容について行けなかったのですが、自分の核を持って信じた道を生き抜くみたいなことかなと、おぼろげに感じました。

「野枝ってノエルみたいね。」とおっしゃっていたのを覚えていますが、コテンラジオで聞いたところによると、野枝の生まれはハイカラとか意識高い系(?)とは程遠そうでしたので、名前の由来がノエルということは無いんじゃないかな?

ウィキペディアを見ますと、野枝は子どもに、ルイズとかネストルとか名付けたようですので、野枝自身は名付けに格別の思いがあったのかもしれません。

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■写真は建築中の新工房です。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

132通目のメルマガ【立春大吉号】

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おはようございます。

昨日は立春でしたね。

ここ関東地方の南側は、午前中はとても寒かったのですが、午後にはお日様の強さを感じました。

お住まいのあたりはいかがでしたか?

今週は寒さの予報が出ているようですが、近所では梅も蝋梅も咲いています。

寒さ対策、風邪対策は万全にして、春の訪れを寿ぎましょう。

  

《 目次 》

1.   転換の年

2.   個展のお知らせ

3.   地鎮祭

1.   転換の年

メルマガを読んでくださっているあなたさまに、ご報告があります。

今年は私にとって転換の年。

染織をはじめて34年のいま、念願の工房を作っています。

縁側が10メートルあって経糸を張れ、染場の土間があって、糸を干せる庭がある、そめおりのための夢の工房。

発想がわき出し、ものを生み出し、人が集う、開かれた工房です。

29年ぶりに熊本人に戻ります。

どうなることやら楽しみです。

2.   個展のお知らせ

移転の前に、個展をします。

5月15日木曜〜18日日曜

東京・南青山 イトノサキさんにて

私を育ててくれた大好きな関東に思いを寄せて。

 

3.   地鎮祭

1月の終わりに、熊本の建築現場で、地域の小さな神社の宮司さんにお願いして、地鎮祭をしました。

今生のうち、自分が地鎮祭をする立場になるなんて、思ってもいませんでした。

地鎮祭のスタンダード(?)は知らないのですが、とても丁寧に執り行ってくださり、土地が清められた感を感じ取ることができました。ありがたく嬉しかったです。

神様へのお供えも、鯛の尾頭付きをはじめ立派だったのですが、バナナやパイナップルもあって、神様も食生活はなかなかグローバルだなあと。

エイエイエイと声を発して、砂山に鍬を入れました。

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染織吉田 吉田美保子

131通目のメルマガ【大つごもり号】

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あっという間に大晦日ですね。

今年も多方面にお世話になり、いろいろとご縁をいただき、本当にどうもありがとうございました。

ここ関東平野の南側は、やっと寒くなったとはいえ、人の密度があるせいか、少々の外出では寒風が気持ち良いくらいに感じます。

もちろん、ちょっと郊外に出たり、都心でもビル風が吹いたりすると凍えますが。

お住まいのあたりはいかがでしょうか?

どうか、暖かくしてお過ごしください。

 

*写真は今年の写真ホルダーより。1,3,7枚目は、江の浦測候所満月の会にて。2,6枚目は、泉岳寺近くの細川下屋敷の銀杏と楠。4,5枚目は、益子参考館にて濱田庄司のコレクション。

 

《 目次 》

1.   織り終わった

2.   お能を観た

3.   八島

4.   能管

 

1.   織り終わった

ずっと取り組んでいた帯、本日織り終わりました。

年内に終えることができて、ホッとしています。

今回は、織りの組織や糸の組み合わせなど、新しいチャレンジを多々取り入れてます。

この挑戦が、当たりかハズレか、、、、、

それは仕上げてみないとなんとも言えないのですが、当たりにしないと、挑戦し続けることもできません。

当たりにしていくのが力と思います。

2.   お能を観た

上京していた母に誘われて、お能を観てきました。

ずーっと昔に薪能は観たことありますが、能楽堂で観るお能は初めてでした。

最近、仲良くしていただいている仲間にお能に通じている方がいらして、お能とはそんなにも魅力的なのかと興味津々でしたので、喜んでお供しました。

あらすじは事前に読んでおくといいよとアドバイスいただいたので、予習もバッチリです!

 

3.   八島

演目は「八島」で義経の話です。

お能が始まる前に、演目解説があり、狂言があり、それも面白かったのですが、お能がやはり力強かったなあ。

 

4.   能管

私が一番良かったのは、笛でした。

はじめにピヨ〜〜〜となった瞬間に舞台が一新されて、空気が変わったように感じました。

物語にグイグイ連れて行ってくれたのも笛の音色でした。すごい〜、こんな世界があったのか!

義経の亡霊が本当に現れたようでした。

後で教えてもらったのですが、お能の笛は能管(のうかん)と言うそうです。

ただの竹がこんなにすごいなんて〜と思っていたら、やはり構造的にはそうとう特殊らしい。

吹いていたのは、一噌幸弘さんという方で、すっかりファンになってしまいました。なんと家元さんでいらしゃいました。

あ、会場には着物姿のお客さんも結構いらっしゃいましたよ。私含め、20人ほど。良い年末のひとときでした。

今年も染織吉田にお付き合いいただきまして、どうもありがとうございました。

来る年があなた様と世界中の人びとにとって、健康で穏やかで、心豊かでありますように。

2025年、みんなでいい年にいたしましょう。

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染織吉田 吉田美保子

 

 

130通目のメルマガ【秋の文化情報号】

   

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秋も深まってまいりました。

冷え込んだり、小春日和の日があったり、秋らしく定まらない感じですが、いかがお過ごしですか?

良い季節は駆け足で走り去ってしまいそうですね。

私もなんだか忙しく、時間を見つけて走りまわっております。

インプットとアウトプットのバランスが大事だと思うのですが、今はインプットを取り溜めている感じです。

《 目次 》

1.   たたさま

2.   遠山記念館

3.   永青文庫

4.   チームラボ

1.   たたさま

五月に帯をお納めした「たたさま」から、お写真をいただきました。

トータルコーディネートがとても素敵でさすがです。

「たたさま物語9」に載せさせていただきましたので、ぜひご覧ください。

https://www.someoriyoshida.com/category/only-only-注文制作/たたさま

2.   遠山記念館

念願の遠山記念館に初めて行ってきました。

ここはもう30年くらいずっと行きたかった憧れの場所です。

埼玉県の比企郡川島町という、大変に行きにくいところにある珠玉の美術館です。

桶川の駅からカーシェアで行ったのですが、敷地が見えた瞬間から空気が変わったというか、、、

敷地に入ったら全くの別世界で、持ってかれました。すごいなあ、、、。

特別展のコプト裂もよかったし、邸宅も本当に素晴らしい。

3.   永青文庫

目白台へ出かけたので、ちょうどいい機会だからと、永青文庫に行くことにしました。

この辺りはとても素敵なところだけど、なかなか行く機会がなく初めてのことです。

永青文庫の敷地に入って、、、、、

あ、やだ、私、ここきたことあるわ。初めてじゃなかったんだ。

たぶん40年ちかく前の第一次上京時のことだろう。

何の展示を観たのか、何がきっかけで出かけたのか全く覚えてないが、なんて素敵な場所だろうと心躍ったことが記憶の中で呼び覚まされた。

今回見た「信長の手紙」展もすごくよかった。

4.   チームラボ

麻布台ヒルズのチームラボボーダレスに行ってきました。

声かけてもらった時は「チームラボって?」だったし、麻布台ヒルズにも初。

デジタルアートによる体験型「地図のないミュージアム」ということらしい。

わーわー、ドキドキ、キラキラと夢中になって歩きまわる。4時間ほどもいただろうか。

昔、荒川修作の養老天命反転地に行ったとき感じた「常識が足元からグラグラして脳みそに揺さぶりをかけられた体験」と同じだと思った。

細胞が活性化する。何かがが覚める。

何より嬉しかったのは、誘ってくれた友達が、私の創作のインスピレーションの源になるんじゃないかと、一緒にいこうと声をかけてくれたこと。

それにしても、紀元前のコプト裂から、安土桃山の信長、令和のチームラボまで、人の営みはすごいですね。

*写真は5枚目と6枚目が、遠山記念館のコプト展にて。そのほかはチームラボにて。

 

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

たたさま物語 9

たたさまから嬉しい写真が届きました!「たたさまの吉澤暁子先生を想う帯 吉澤先生と一緒」を締められたとのこと。

全身「吉澤暁子先生を想うコーディネート」で、惚れ惚れ。凛とした美しさ、さすが吉澤門下です。

合わせていらっしゃるお着物は、たたさまが吉澤さんに弟子入りの挨拶に伺った時にお召しだったものですって。その時、「きちんとした装いで来てくれて嬉しい」っておっしゃっられたのですって。

そういえば、帯の打ち合わせをZOOMでしたときも、たたさま、きちんとお着物で臨んでくださって、私も感激したものです。

 

帯、たたさまと吉澤さんをつなぐ、ロイヤルブルーが映えてますね。よかった、思ったとおり。

たたさまと旦那さま。とーっても素敵!!そういえば、もともとは「真珠婚式」を祝う帯としてのお話だったのです。

吉澤さんも、ニコニコと祝ってくれてますね。

ななさま物語 8

さて、そろそろ休眠していた「ななさま物語」をリスタートさせましょう。

この夏は、ななさまの浴衣とそれに合わせて織った半幅帯の着姿を拝見するのが楽しみでした。これ、元々はご自宅に飾るタブローを注文くださっていたのに待ったを入れて、割り込ませて取り組んだのでした。

ご注文は、期限があるものから取り掛かってしまうのがつねで、かつ、ななさまが急がないとのことで、タブロー作りは表立ってはお休みしてました。

でも実は、水面下では使いたいピースを新しく織ったり、ななさまの希望に添ったピースを揃えたり、ゴソゴソと動いておりました。

10月初旬には、トシさんが来てくれてななさまのタブロー制作の経緯や気持ちをインタビューしてくれ、写真も撮ってくれました。(1,2,6枚目)

10月中旬には、制作途中の一式を風呂敷包みにして抱えて、ななさまのお宅へ現場合わせに行ってきました。

今回のななさまのタブロー制作、私にとって大きいのは、これは単なる「インテリアとしてのアート」ではないというところ。伝えたい思いが交差した織物であるということ。
参加しているコミュニティを通して、ななさまの人生の片鱗を知っています。そして、ななさまのテーマが「変化上等!」だということも。

 

ご了解いただきましたので、ななさまがトシさんへ、タブロー制作の経緯などに書かれていた文章を抜粋でご紹介させていただきます。この思いに応えるということが、私の存在理由の全てです。

____

ヨシダさんとの初対面は今年3月。出逢ってまだ7ヶ月です。
それでも、ヨシダさんのブログや、直接会って感じるお人柄、 60年近く生きてきた私の直感で、 「あ、この人、信頼できる人だ。 想いを託せる人だ。」 とピピっとアンテナが反応したのです。
頼むなら今だよ。
この機会を逃すな。
物事、タイミング!
単なる「額に入った織物」なら他にも依頼先はあるでしょう。
これまでの私に拍手を送り、これからの私にエールを贈る。 そんな作品は、私が心を許す人に作ってもらいたい。
はい、ヨシダさんの出番です。
相手あってのこと、引き受けて下さったことに感謝してます。

129通目のメルマガ【富岡日記号】

   

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*写真は最後の2枚を除き、この富岡ツアーを企画してくださった「トシさん」にご提供いただいたものです。

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残暑お見舞い申し上げます。

もう9月も下旬なのに、ものすごい暑さですね。お身体、大丈夫でしょうか?

夏の太陽は高く、頭の上から降り注ぐ感じですが、秋はグッと下がり、斜めから強烈に刺してきて、夏とは違った疲弊を感じます。

なんというか、、、シミになりそうな日差し。

室内にも容赦なく刺さってくるので、昼間は南側のカーテンを厚く閉ざし、室温が上がらないようにしています。

夏は明るい暑さで、初秋は暗い暑さ、、、なかなか厳しいですが、もうちょっとで本当の秋と思って、乗り切りましょう!

今日のメルマガは、先日、群馬県の富岡に行った時のことです。お付き合いください。

 

《 目次 》

1.   富岡日記

2.   みさちゃん

3.   富岡製糸場

4.   富岡後記

1.   富岡日記

群馬県富岡市にある、旧官営富岡製糸場は、近代日本史の重要なポイントで、明治の殖産工業の立役者。絹織物を生業とする私には一度は行きたいと思いつつ、これまで果たせていませんでした。

先日、参加しているコミュニティの方に誘っていただき、初めての訪問と相成りました。

電車の乗り継ぎが不安で、余裕を持って3時間かかる計算で家を出ました。

お供は「富岡日記」。富岡製糸場の「伝習工女」だった和田英さんの回想録です。

明治6年、幕末生まれの16歳の士族の娘さんが、キリッと志高く、興味津々で、製糸場でのあれこれや、周りの人々、食べ物のこと、具に観察しているの本で、めっぽう面白かったです。

当時の皇后陛下が行幸されたことは知識としては知ってましたが、ちょうどこの英さんがいた頃のことで、行幸当日のみならず、前日に女官が下見にきた時のことも詳しく書いてます。
女官がおしろいを真っ白につけているのを、うちうちで笑ったと書いてあるのにはびっくり。そりゃ怒られるでしょと思ったら、やっぱりお達しがあったようで、、、

明治のティーンエイジャーの娘さんたちの様子に苦笑いしました。まさか150年たった今、「もー、笑っちゃダメじゃーん」と呆れられるとは、英さんも思っていなかったでしょう。

2.   みさちゃん

この小旅行にご一緒したお一人が(ニックネームで)みさちゃん。

初対面の方だったのですが、事前情報で、群馬県の奥の方のご出身で、現在は都会に住んでいるとは知ってました。

駅で落ち合って、レンタカーに乗り込んで挨拶していると、、、、、

「私、養蚕農家の出身なんです」と。

え!

話には幾度となく聞いていた、養蚕大国群馬の、まさに養蚕農家で育った人と一緒の車に乗っている!

子どもだったみさちゃんは、蚕が桑を食むサワサワという雨降りの音で目覚めていたと。

大きくなったお蚕さんを、両腕ですくって、そのひんやり感を楽しんだと。

毛虫は嫌いだったけど、お蚕さんはすべすべしてて可愛いと思っていたと。

うわ〜〜〜!大感激!

みさちゃんのご実家は、その後いつの頃か養蚕をやめ、野菜を作るようになったとのこと。

こういうの、生き証人って言うんでしょうか?こちらが知識として知っていることを、生活の中で実体験した人がここにいる。すごいなー。びっくりだなー。

3.   富岡製糸場

さて、富岡製糸場につきました。

レンガ作りで、威風堂々でっかくて、当時は最先端のピッカピカだったでしょう。さっき読んだ英さんの身になり、武者ぶるいがしました。

ですが、今の目になると、そうとう辺鄙なところであり、今でこそ世界遺産ですが、養蚕が廃れてきた昭和の後期から平成時代は、さぞ寂しかったのではないかなと推察されました。

明治のころ、全国から若い娘さんたちが続々と集まり、若い国家を世界レベルに追いつかせようと、一生懸命働いていたのだというのが幻のようです。

突然大雨に降られたり、雷が鳴ったりして、ちょっと感覚がクラクラしました。今が、英さんがいた明治時代か、みさちゃんや私が子どもだった昭和中期か、それとも令和なのか、なんだかわからなくなりました。

 

4.   富岡後記

高崎駅で解散して、私は一人新幹線で大宮に出て、埼京線に乗り換えたら、事故で立ち往生してしまいました。

ちょうどいい時間ができたと富岡日記の続きの「富岡後記」と「解説」を読みながら、運転再開を待ちます。

富岡後記は、和田英が、富岡から故郷の長野に帰ってから、地元の製糸場の立ち上げに指導者として関わったときの話です。

(谷根千で有名な)森まゆみさんの解説もなかなかに詳しくて、丁寧に取材されたのだろうなあ、さすがだなあって思って引き込まれて読んでましたら、やっと電車が動き、神奈川のうちにたどり着いた時は、タイムスリップから帰ってきたような気がしました。

 

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染織吉田 吉田美保子

128通目のメルマガ【繭から糸づくりイベント号】

          

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*写真は、1~8枚目をイベント主催者さま、10,11枚目を花井雅美さまからいただきました。それ以外は、ヨシダ撮影です。

 

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おはようございます。

台風10号の影響は大丈夫でしたか?

私の住む神奈川県でも警報がなり、土砂崩れなどもあったようで、緊張しました。

それから数日経った今も、大地に、そして空気中にも、水がたぷたぷに充満しています。

まだ止まったままの鉄道路線もあって、相当量が広範囲に降り続いたことに怖くなります。

鉄道は止まってしまうと、手も足も出なくほとほと困りますね。

みなさま方に被害がないことを祈ります。

《 目次 》

1.   繭から糸づくりイベント

2.   夢の企画

3.   郷土民家園

4.   藁の灰汁

 

1.   繭から糸づくりイベント

この夏の私の一番の出来事は、小学生を対象としたワークショップの講師をしたことでした。

繭を真綿にして、糸にして、機織りまでするのです。

お話いただいたのはまだ寒い頃で、自分がやるだけでも精一杯なのに、小学生に教えるなんてとてもじゃないけどできないと思っていましたが、なんだかんだ話しているうちに、これは私にとってもありがたい機会だと、参加させていただきました。

一緒に講師を務めた(蚕の自由研究で有名な)あけみとりん親子さんやイベントの主催者さんと素晴らしいチームが組め、実りあるものになりました。暑い中、みんな頑張りました。

 

2.   夢の企画

今回は、繭を真綿にしたもの(一部は草木染めしたもの)からずり出して、太ももなどでよって糸にする。それを、まず牛乳パックの織機で織ってみる。フライヤーで真綿つむぎをしてみる。ペットボトルの座繰り機を回して、座繰りをしてみる。高機で織ってみる。と盛りだくさん。

資料もいっぱい用意され、実際の野蚕も登場して、芋虫好きさん、もの作り好きさんにとっては、夢のような企画だったのではないかと思います。

機織り体験している男の子が使っている糸が細かったので、変えたほうが織りやすいよというと、いや、僕はこれで織りたいと言ったのには、日本の未来は明るいと思いました。

真綿から糸を作るのは、小学生も親御さんも夢中になってました。何かを作るというのは、人間の本能なのでしょうね。

 

3.   郷土民家園

イベントの会場は、郷土民家園に移築された江戸時代の茅葺き屋根の民家でした。

黒くて太い柱、梁。土間、縁側。中にいると、なんだか落ち着くのはDNAゆえだからでしょうか?

風が通れば涼しいですが、この日はまだまだ猛暑で、皆さんの熱気もあって、なかなか大変でした。

敷地を出たところの桑畑には、美味しそうな葉が茂っています。

近くに湧き水もあり、夏休みにぴったりの場所です。

4.   藁の灰汁

 今回使った繭は、講師陣があらかじめ煮て、真綿にしておいたのですが、繭を煮る時に使うアルカリの液を、藁の灰汁から取りました。

藁の灰汁はマイルドで、昔から絹の精練には最適と言われていますが、実は私、初めてでした。(これまでは、木灰、マルセル石鹸、重曹を使ってきました)

今回は、熊本県山鹿市の養蚕農家、花井雅美さんが藁を燃やして作ってくださった灰をいただいて、灰汁を取りました。

灰汁の出来は上々で、繭はふっくら柔らかくなり、サナギもぽろっと取りだせ、良い真綿にできました。

その作業中に実感したのですが、何より大事なのは繭ですね。繭の状態が良ければ、良い真綿になる。良い真綿になれば、糸もひきやすく、結果的に良い糸になり、良い布になる。

今回、養蚕農家さんの繭、民家園で育てた繭、野生の蚕の繭など、いろいろ煮てみたところ、養蚕農家さんの繭の優秀さは圧倒的でした。

それぞれに良さがあるのですが、さすが、プロの技術と長年の知恵と知識はすごいものだとうなりました。

      

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

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残暑お見舞い申し上げます。

立秋を過ぎましたね。

ここ関東平野の片隅は、ほんのちょっとだけ空の様子に季節の移ろいを感じます。

そうは言っても猛暑が続いております。お身体、大丈夫でしょうか?

私は、去年の夏の盛大な夏バテを教訓に、極力とじこもり生活をしているせいか、どうにかクリアしています。

昨年よりは、うまく凌いでいるようにも感じています。

人間は、慣れる生き物で、酷暑にも慣れていくのでしょうか?

___________

 

《 目次 》

1.   ななさま出来上がり

2.   納涼・和の東京湾クルーズ

3.   マニュキュアとペディキュア

4.   画像生成AI

 

___________

 

1.   ななさま出来上がり

ONLY ONLY で取り組んでいたななさまの半幅帯、時を同じくして、浴衣も仕立て上がりました。

着物も帯も、お召しいただいた時が完成です。ななさま、命を吹き込んでくださいました。

その組み合わせで早速お出かけされた様子を密着(?)しております。ぜひご覧ください。

https://www.someoriyoshida.com/category/only-only-注文制作/ななさま

 

 

 

2.   納涼・和の東京湾クルーズ

この日は、ななさまと私が入っているコミュニティの皆さんと一緒に、和装で、船遊びに出かけてたのです。

貸切クルーズって楽しいですね!思った以上に盛り上がりました。

着物を着慣れている方、初めて着られた方、新調された方、レンタルの方、お身内から借りられた方、思い思いの和装で集った総勢17名。

夕まずめから、夜景までを楽しめました。

 

 

 

3.   マニュキュアとペディキュア

クルーズに向けて、何か新調したり、おしゃれをする人が多い中、私はいつもの浴衣にいつもの帯。目新しいものは何もなく、、、、

それも詰まらないなと思って、ものすごく久しぶりにマニュキュアとペディキュアにチャレンジすることにしました。

と言っても、本当のじゃなくて、爪にシールを貼る形式のなんちゃってです。

これを探しに百均へ。いろいろあるんですねえ。。。。

シール形式、初めての経験でしたが、指ごとに変えられてなかなかおしゃれでした。完全に自己満足ではありますが。

ペディキュアの方は、今も貼ったままで、うふふと思っております。

 

4.   画像生成AI

このクルーズの幹事は私がやったのですが、呼びかけのためのイメージ画像を、初めての挑戦で生成AIで作りました。

AdobeのFireflyという無料のソフトを使って、「着物をきた男女がクルーズ船に乗って、お酒を飲みながら、東京の夜景を眺めている」など書いて、どんなイメージでなどいろいろ指示すると、勝手に絵を描いてくれるのです。

その中からいいと思うのを選び、指示を少し変えたりを繰り返します。

これが難しい。

何が一番難しかったかというと、着物の形が「ちょっと変だなー」のままなんです。

Fireflyの中にある「着物」という概念が、そもそも違うんじゃないかな。

もしかして、こっちの方が世の中の常識なのかもしれません。

それでも、新しいチャレンジをとっても楽しみました!

(実際に使った画像、2枚載せます。ね、変でしょう?)

 

 

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ななさま物語 7

ななさま物語の7話目です。(ラッキーナンバー「7」!)

半幅帯の完成と時を同じくして、新調した浴衣も仕立て上がってきました。

ONLY ONLYはお召しいただいた時が完成ですので、まさにこの時です。ほら、こんなにかっこいい!

 

ジャーン、この日、私もご一緒に、東京湾クルーズに繰り出しました。

実は、クルーズが先に決まっていて、急遽、浴衣を作り、帯を作ることになったのです。
それで、大急ぎで、浴衣地を選び、仕立てに出し、その生地とななさまの希望や生き方に合う帯を作ったのです。

ななさま、後も見せて!

帯結び、色々やってみられている写真、いただきました。

こんなのも可愛いですね。

     

帯締めと帯留め、大人の浴衣にとっても合いますね。さすがです。

半幅帯「変化上等!」、これからもずっと、変わり続けるななさまに寄り添っていくことでしょう。

そして、なんと過分なご褒美までいただいてしまった!

 

 

ななさま物語 6

さて、ななさまのONLY ONLY、織り上がって、仕上げの段階まで来ました。

蒸しと水元と湯のしは専門業者さんにやっていただいて、その後の最終の検反と仕上げを自分でやります。

あれこれ振り返り検証する大事な時間。

今回、ななさまからのリクエストで追い求めたのは、以下の5つ。

 

・変化上等
・静と動
・寒色と暖色
・浴衣生地の茄子紺色に映える
・ラッキーナンバー7 

 

できることは全てやり尽くし、新しいチャレンジも各所に取り込んで、おかげさまで私にとっても変化上等ができました。

  

今回は、半幅帯だから、特にしっかりした布であるように、経糸も詰め、緯糸も渾身の力をこめて織りました。それが締めやすさにつながると思っています。

ルーペで覗いてみましょう。

    

最後の最後は、拡大鏡で細かくチェックして、ピンセットや針で、糸の乱れなどもただします。

    

ななさまの茄子紺の浴衣地と合わせてみる。いいのではないか!

   

「変化上等!」、これからも変化し続けるななさまに寄り添う帯です。

 

 

 

ななさま物語 5

ONLY ONLY、ななさまの半幅帯、上の動画は、トシさん撮影の織っているところです。7分くらいあります。心地よい音を採取してくれましたので、BGMにどうぞ。この後の写真も全て、トシさんの撮影です。

さて、前回、ブラッシングカラーズまで終わりました。その後、今回のONLY ONLYのキモとも言える「ずらし」を施しました。「ずらし」の工程は写真がないので、文字だけで説明します。

経糸を7つの束に分けて、それぞれの頭と尻尾を結びつけ、大きな輪にして、ピンと張ります。7つに分けたのは、もちろんななさまの「7」。

その7つの輪をずらしていくのです。

ななさま、「動と静」を望んでいらっしゃったので、沸々とたぎるマグマのように、大胆にずらします。狙ってはいるけど、偶然の力も大きく、これは冒険でもあります。

ずらし具合が決まったら固定させて、かっちり巻き取って、織り機に掛けて、機拵え(はたごしらえ)。順番通りに綜絖に通して、筬に通して、テンション揃えて、結びつけて。

それから、ようやく織りです。

 

織り機にかかってしまえば、後は淡々と遂行していくだけ。力を込めて、締めやすいしっかりした帯になるよう、きっちり織って行きます。

 

経糸が7色のところは、緯糸も7色。

 

緯糸を入れている道具は杼(ひ)というのですが、杼も7丁、持ち替えながら使います。

    

さて、先が見えてきました。

ななさま物語 4

ONLY ONLY ななさまの半幅帯、経糸の準備ができたら、ブラッシングカラーに向けて、染料を調合します。これが、大事。納得いくまで何度も。

ななさまの好きな茄子の色。静と動。寒色と暖色。変化上等。ラッキーセブン。白も含め7色。柄は7回繰り返す。

緯糸の準備も並行して。その時点で試し織りをして、得心がいったら、経糸をもう一度、伸ばします。そして、あたりをつけて、いよいよ、本番のブラッシングカラーズです。

その時点で、ななさまと記録の伴奏をしてくださってるトシさんがお越しくださいました。レフ板持って、撮影助手もしてくださるななさま。

 

試し織り部分をあててみるななさま。

ここに挙げている写真は全てトシさん撮影です。(一枚だけ例外) 創作に寄り添ってくださって、今回は3人で作っている気がします。それはとても幸せなこと。

 

ななさまとトシさん、お越しくださったのブラッシングカラーズをしている日に合わせてですので、工程全てを細かに追ったわけではないのですが、おおらかに全体を分かってくださって、私一人の作業部分も理解してくださって、いつも一緒に作ったような気がしています。

下の写真、ジャーン、ななさま撮影の撮影中のトシさん。

ななさま物語 3

ななさまの半幅帯、全体像をつかんだら、糸の準備です。

ななさまは、光沢感のあるキラキラしたものも似合われるので、その路線上にある糸を選ぶことにしました。浴衣に合わせるのが目的なので、ドレッシーすぎない、綺麗めカジュアル。締めやすく、ツヤがあり、花がある。そして、合言葉は「変化上等!」。

さあ、それを実現するためには、糸をどう選び、どう組み合わせれば最適なのか?そのために私ができることは何なのか?

経糸に使う糸は、長野県岡谷市の宮坂製糸さんに特別に引いてもらった銀河シルクと、ぐんま200というお蚕さんの繭から引いた甘よりの糸にしました。どちらも貴重で希少な、国産の絹です。
緯糸は、太めのやはり光沢のある絹にしました。

半幅帯は、両面を使うことができるので、表は経糸が見えて、裏は緯糸が見えるしずはた織りという綾織にして、表情の違いを楽しめるようにしよう。

大きな綛は、まず、扱いやすくするために、回数をそろえて、巻き直します。

  

そして、染めます。白に見えるけど、ごくごく少量の染料で染めています。絹は、そのまま使うことはしません。

 

染まったら、ブラッシングカラーズに備えて地入れ液と糊をつけて、整経に備えて計算して、その通りに大管に巻いていきます。

整経と巻取りは、今回は自宅工房ではなくて、特にお願いして、やらせていただきに上がりました。今までと違った方法でチャレンジしたくて。

受け入れていただけることに感謝。可能性を広げていけることに感謝。ものづくりは一人でできるものではないのだなあ。

ななさま物語 2

ななさまの半幅帯とタブローを制作する今回のONLY ONLY。

ななさまが求めていらっしゃるのは、以下の5つ。

・変化上等
・静と動
・寒色と暖色
・浴衣生地の茄子紺色に映える
・ラッキーナンバー7 

なるほど、これを同時に表現するのが私のミッションなのだな。承知。それぞれじっくり考える。

「変化上等」ななさまのキャッチフレーズ。変化って望んでなくても、ある日突然あらわれる。押し寄せる。人はそれを拒否することはできない。流される。しかし、それを「変化上等」と捉えるななさま。受け入れるのも、流されるのも強さなのだ。

「静と動」これは、ななさまそのものと思う。ななさま、静謐な面影を持った品の良い方なのだ。同時に情熱的でもある。フラメンコを踊るとおっしゃってたな。両方持っている方。
普段のオシャレは、どちらかというとコンサバティブなエレガント系と拝察したが、どっこいその反対も似合われると踏んだ。しかし、いつもと違いすぎるのを作ると、似合っても落ち着かないということになりかねない。その静と動を両方取り入れ、ギリギリのラインを狙わねば。ずらし技法を入れるか?

   

「寒色と暖色」これは、そうしておいた方が、帯としての使い勝手も増す。浴衣には涼しげな寒色が素敵だし、凛としたななさまに合う。暖色でチャーミングさを出したい。

 

「浴衣生地の茄子紺色に映える」浴衣は、おあつらえになるとのことだったので、一緒に懇意のギャラリー「イトノサキ」さんに行って選んだ。茄子紺のおしゃれな生地がとても似合われた。その端切れをいただいて来た。着る人と長着が決まっている状態なので、私としては一点集中して臨めて大変ありがたい。

「ラッキーナンバー7 」ななさまのななは数字の「7」。7を織り込もう。そのやり方はいくらでもある。7つにずらす。7色に染め分ける。柄を7回繰り返す。

出来上がってしまえば「7」は目立たなくなるだろう。しかし、そこに「7」がある。そのことはとても大事なのだ。

普段は、私一人で粛々と進める作業だが、ななさまが打ち合わせに来てくれた。伴奏してくださるトシさんと一緒に。それで、一挙に楽しくなった。

*写真提供はトシさん(1,2枚目)、ななさま(5,7枚目)、私(3,4,6枚目)

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*写真は、同じコミュニティの「トシさん」と「よかさん」撮影のものをお借りしました。

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おはようございます。本州は雨の季節ですね。お住まいのあたりはいかがでしょうか?

今日から7月。

昨日は夏越の祓(なごしのはらえ)で、「水無月」を近くの和菓子店で求めていただきました。三角形のとんがりが、キッと邪を祓ってくれそうで、美味しくいただきました。

雨から暑さの季節へと続きます。お身体大事に、お元気にお過ごしください。

《 目次 》

1.   ななさまスタート

2.   コミュニティ

3.   いちょう団地

4.   タンハー

 

1.   ななさまスタート

 

新しいONLY ONLY をスタートさせました。ヒロインは「ななさま」。

ななさまの「なな」は数字の「七」。七月に相応しいとなんとなく嬉しくなってしまいます。

今回のONLY ONLYは、いつもと違う点がいくつかあります。

・半幅帯とタブローを同時にご注文くださったこと。二つのことを考えながら、まずは締切のある半幅帯から取り組んでます。

・ななさまと私の出会いが、あるコミュニティを通してであること。

・そのコミュニティの仲間の「トシさん」が制作工程の取材に入ってくださっていること。

どの点もが、これまでより幅を広げてくれそうで、とてもありがたいのです。

ブログにはトシさんが撮ってくれた写真も多数載せてますので、ぜひご覧ください。

https://www.someoriyoshida.com/category/only-only-注文制作/ななさま

 

2.   コミュニティ

 

そのコミュニティは、50代60代の人たちの集まりで、主にネットで繋がっているのですが、思っていたよりずっとオープンな交流ができ、深く繋がれて、面白いもんだなあって結構のめり込んで参加してます。

私はずっと独立独歩でやってきて、コミュニティらしいものに属せずきたので、一挙に知人友人が増えてありがたく、みなさん大人で節度があって、居心地がいいのです。

いい人生とは、人とのつながりにあるそうです。コミュニティも一つだけでなく、いくつも首を突っ込んで、あちこちで繋がっておくことがセイフティネットにもなると。

ほんと、そうだなあと思うこの頃です。

自分でも主宰したいなあと思いつつ、このメルマガがゆるいつながりのコミュニティの一つになれればいいのだけど、どう発展させて行ったらいいのかわかりません。

もし、よいアイディアがあれば、このメルマガに返信する形で、ぜひ教えてください。

 

3.   いちょう団地

 

それで、先日のこと、ベトナム料理を食べに行こうと言うことになり、そのコミュニティの有志と、うちからそう遠くない「いちょう団地」を目指したのです。

いちょう団地とは、神奈川県大和市と横浜市泉区にまたがる巨大団地で、多国籍の外国人の方々が多く住んでおられます。

なぜそんなに多くの外国人が住んでいるかというと、特に、我々世代の人間からすると考えざるを得ないような、深い理由やさまざまな事情があるのです。

その敷地の中に、本格的なベトナム料理の店が複数あって、日本では他で食べられない味で絶品だと。これは行かねばと。

 
4.   タンハー

 

それで、我々5名、小田急江ノ島線の高座渋谷駅で落ち合って、いざ、いちょう団地へ。
途中、ここは新宿まで小1時間の首都圏なのかと言うような、鎮守の森や畑や土手を通ります。

やっとこさで「タンハー」というベトナム食材屋さん兼食堂についたのですが、そこが居心地良くて、美味しくて楽しくて、居着いてしまいそうになりました。

一挙に氷解。今が幸せなら、それでいいじゃん。

コミュニティのみなさんの探究心、知識欲、好奇心もすごい。みんな、遠くからのご参加です。群馬県、千葉県、東京都、新潟県。わわわ〜、地元神奈川県は私だけ〜。

タンハーの夜は更けていきます。

 

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

ななさま物語 1

今日は夏至、梅雨入り直前のしっとり雨の1日です。新しい物語を語り出すのにうってつけの日のように思います。

今回のヒロインは「ななさま」。

ななさまと私は、とあるコミュニティで知り合いました。そのコミュニティ上のブログで、美しくも悲しい、そして強い日記を書き連ねていらっしゃったのがななさまで、私は目が離せず、惹きつけられて毎回読んでいました。圧倒され、コメントはできませんでしたが。

私の方にも色々あって、理不尽なことが起こっても、それを飲み込みつつ、自分らしさを探しつつ、誠実に、一生懸命生きていらっしゃるななさまの姿に憧れのようなものを覚えていました。

程なく、ななさま、そのコミュニティで知り合った方と我が家に見学にお越しくださり、ちょっと糸紡ぎの体験もして、だんだんと仲良くなっていきました。

 

そして、ご自分のマンションに飾るタブローを私に注文してくださったのです。

これは大変。思いがたくさん詰まった「変化上等」というななさまのキャッチフレーズにいかに応えるか、、、。

連休明けには、ななさまのマンションに伺って、ななさまが大切にされている空間に身を置かせていただきました。

時を同じくして、そのコミュニティ内のグループで、この夏、浴衣でクルーズしようという企画が持ち上がり(幹事は私です)、ななさまも申し込まれ、、、

 

若い頃にお茶をされていて、着物には馴染みがあるとのことですが、浴衣ははじめて。帯もないということで、浴衣用の帯も注文いただきました。

  

*写真は全て、このコミュニティで知り合った「トシさん」が撮ってくださったもの。今回、ななさまとの物語に伴走していただけることになりました。トシさんは音楽の方なので、伴走でなくて伴奏かな?このトシさんの物語も、深くて面白いのです。

たたさま物語8

「たたさまの吉澤暁子先生を想う帯 吉澤先生と一緒!」の全景を載せておきます。

吉澤暁子さんを表すロイヤルブルー、まわりをたたさまや着物仲間の方々を表すイエローやグリーンが楽しげに囲みます。吉澤さんのロイヤルブルーはおタイコから前帯までスクッと貫き、みんなと楽しく語らったり、励ましたりしてくださったり。きっと守ってもくださるでしょう。

たたさま、早速ご自身のインスタグラムに、この帯のことを書いてくださっています。吉澤暁子先生との思い出など、ほろりとします。このような大事な帯を織らせていただき、感謝しかありません。

たたさまのご了解を得て、一部抜粋でご紹介させていただきます。

「この帯は何だか私一人だけのものじゃない気がしていて、ずっと一緒に頑張って来た岡山教室のみんなの前で受け取りたいと大久保先生にお願いをしていました。」

「ずっと以前に美しいキモノに掲載されていた吉田さんの帯に心を撃ち抜かれ、いつの日かご縁がいただけたらいいなと、心の中でそっと願っていました。」

「2022年に吉澤先生の主宰されるサロン・ド・ラソワで吉田さんの個展をされるとお聞きし、地区の婦人会の会合と同じ日で行きたいけど行けないとお伝えすると、吉澤先生が、高田さんこんな機会は無いからzoomで参加したら?と言って下さり、(中略)

楽しくお話しさせていただき、思い切って一番最後でいいのでと帯をお願いすることにしました。ちょうど結婚30年になる年が少し先に控えていて、その記念にしようと思って。」

「先生は本当に繊細な方でした。すごくパワフルな方でしたが、それとは裏腹に私達生徒に駅まで迎えに来させてしまう事、送らせる事にも、ものすごく気を遣う方で、(後略)」

「帰りのホームに入られるといつも、たたさんは遠いんだから早よ帰り!!とおっしゃって、私ははーいと返事をして、いつも先生から見えない場所で、先生が駅員さんに車椅子を押して行かれるのを見ていました。」

「最後にレッスンに来られた日も、車椅子でじっと駅員さんを待たれていました。そしてやっと駅員さんに車椅子を押してもらって見えなくなった背中が、今も目に焼きついて離れません。」

「本当に最後の方のレッスンは、いつもニコニコと笑って女神様の様でした。」

「強くて美しくて繊細な、とても素敵な師匠でした。いつも矢面に立つ、そう決められていた人でした。」

「今日は、その素敵な師匠からご縁をいただいた、ずっと続く素敵な帯が届いた日でした。本当にありがとうございました。」

たたさま物語 7

たたさまの帯、ずいぶん前に仕上げっていたのですが、本日、お手元に届けることができました。

たたさまにいの一番にご覧入れたくて、仕上げの様子などもここにアップするのを控えていました。

帯のタイトルは「吉澤先生と一緒!」。この帯は、まさにそういう帯なのです。

感激していただけたようで、よかった。

上にあげたのは、織り上がって、蒸しと湯のしに出し、戻ってきて、最終の検反をしているところの動画です。

この作業は祈りの時間としか言いようがありません。丁寧に気持ちを鎮めて、心を込めて、小さい糸屑も見逃さず、少しずつ少しずつ進んでいきます。全てが終わりましたら、反物を固くしっかりと巻いて、紙に包み、箱に収めます。そして、帯の仕様書と心を込めてお手紙を書きます。

これが、私のできる全てです。この後はもうたたさまにお任せするしかありません。どうかよろしくお願いしますと願いを込めながら淡々と作業していきます。

さとさま物語 10

うれしいLINEが届きました。素敵な写真が三枚、添付されてます。

昨年のONLY ONLY「さとさま」から、お納めした八寸帯「ハッピーセレブレーション」(愛称・ハッピーちゃん)をお締めいただいたという、お知らせでした。
師匠の吉澤暁子さんのお教室の集まりで、吉澤さんを想うものを身に付けてというドレスコードの日の装いだそうです。

写真拝見して、深く感じ入りました。いやはや、素晴らしい。さとさま、すでにこの帯をしっかり我がものとして使いこなしていただいてます。

帯も、この方がご主人様だと信頼し、喜び、懐いているようです。良かった。

それに、さとさまの表情がキリリとしてとても素敵です。

さとさま、この春、満を持して、ご自分の着付け教室「華園(かえん)」をオープンなさったのです。ずっと丁寧に着実に準備されていたのを知ってますので、私もすごく嬉しいです。

そして、本日、50歳の誕生日を迎えられました。おめでとうございます。帯の制作は、50歳の記念にということと、着付け教室を始められることの心の支えにということでのご注文でした。

だから、このお写真を今日、こうやって見せていただくことは、私にとってもとても嬉しく、ありがたいことなのです。

さとさまからのラインをお許しを得て、一部抜粋でご紹介します。

「依頼させていただく際に、手持ちの大島紬(身内から譲り受けた)にも合わせやすく、今っぽく、上品になる帯をリクエストさせていただきました。
正にその通りに!!!

糸や色選びはもちろん、織りにもこだわっていただき、唯一無二の素敵な帯。
吉澤先生のアドバイスもあり、お太鼓部分に芯を入れていただいたので適度なハリがあって、しなやかで締めやすい。
緻密に計算されたデザインで、本人は柄行きをあまり考えずに結んでも、決まってくれるとても賢い子(帯)です。
当日はいろいろな方に褒めていただき、ハッピーな一日になりました。

4月19日で50歳を迎えます。
それまでに着付け教室を開業したいという思いがあり、ハッピーちゃんに(吉田さん)に随分と背中を押していただきました。
4月1日に、何とか着付け屋「華園」を開業することができました。
まだまだ未熟者ですが、ハッピーちゃんと共に頑張って参ります。
またいつの日か、リアルハッピーちゃんで、吉田さんとお会いできる日を楽しみにしています。
ありがとうございました。」

着付け屋「華園」

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おはようございます。

昨日は暖かい春の日でした。お住まいのあたりはいかがでしたか?

急に暑くなって、樹木や生き物が、一気に勢いを増したように感じます。

気配が濃くなったというか、、、、、
自然はすごいなあ。

それに引き換え、ダメ人間の私は、「あちー」と陽を避けて、タジタジとなっております。

今日のメルマガは、まだ暑さもそれほどでもなかった先週の月曜(桜満開の日)のお出かけのことを書いてます。

お付き合いください。

《 目次 》

1.   ワイルドシルクミュージアム

2.   館長さん

3.   深川蚕(ふかがわさん)

4.   イモムシ

1.   ワイルドシルクミュージアム

東京の深川に、ワイルドシルクミュージアムという私設のミュージアムがあります。

存在はずっと知ってましたが、一体どんなミュージアムなのかも知らなかったし、開館日が週に二日のみなのもあって、未知の場所のままになっていました。

誘っていただいて初めて訪れたそこは、小さなビルの一階で、ミュージアム自体も可愛い感じで、小洒落た路面店の様相。

が、一歩踏み入れるとと、その小さな空間に、目一杯の展示物とともに、蚕への愛、豊富な知識、実行力、なんでもチャレンジしてみる精神が、ぎゅっと詰まっていました。

2.   館長さん

ワイルドシルクミュージアムの館長さんは、坪川佳子さんとおっしゃる、素敵な雰囲気の今どきのスマートな女性なのですが、淡々としていらっしゃる印象なのに、実は、濃くて、熱くて、広くて、大きく、深かった。

世の中にはすごい人がいるものだ。

3.   深川蚕(ふかがわさん)

野蚕(やさん・家蚕以外の蚕)の名前は、「@@蚕(さん)」とつけられていることが多いです。例えば「天蚕」「柞蚕」「ムガ蚕」「与那国蚕」「タサール蚕」「エリ蚕」「神樹蚕」など。

それらは、野生か、または人間が繭を利用するために、餌になる樹木に網などを張り飼育しているのがほとんどと思うのですが、なんと、坪川さんは自宅マンションの部屋で飼っていらっしゃるのです。

そして、なななんと、別種の野蚕同士を自分で交配して、何代も育て続け、新たな品種を作り、地名にちなみ「深川蚕」と名付けられたのです。

「エリ蚕」と「神樹蚕」のハイブリッドだそうで、彼らが吐く糸はきれいなオレンジ色。オレンジ色のふわふわした繭も見せていただきました。(エリ蚕は白、神樹蚕は薄茶の糸を吐きます。オレンジ色ではありません)

びっくり!すごすぎです。

4.   イモムシ

坪川館長は、この日、ご自宅マンションから、深川蚕のイモムシ2頭を自転車に乗せて、連れてきてくださいました。

家蚕とは全く違って、ツンツンしているし、緑色をおびた白色です。

餌のネズミモチの葉をたくさん食べてるのか、ムチムチと健康そう。

ネズミモチの葉は、ご友人の造園家さんから分けてもらうほか、マンションの屋上で育てていらっしゃるとのこと。

深川蚕を育てているのはマンション室内だそうで、繭から蛾が出てきて飛びだすと、部屋に鱗粉が舞うそうです。

へーーーー!

私は家蚕のことはほんの少々の机上の知見はあるのですが、蚕の種(卵のことを種と言います)の取ることは、とても難しく、専門の業者が厳しく管理して行なっていると聞いているものですから、野蚕とはいえ、個人が交配させて、種を取って、孵化させて、幼虫を育て、繭にして、蛾にして、交配させて、、、を繰り返していることに心底驚きました。

人間てすごいなあ。蚕の可能性を広げているのは人間だな。思い込みを外さねばなあと思いました。

*ワイルドシルクミュージアムのサイト
https://wildsilk.jp/index.html

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

たたさま物語 6

完全注文制作ONLY ONLY、たたさまの帯、とうとう織りに辿り着きました。

今回は経糸と緯糸を、あえて同じにしました。今回は糸がとっても面白いので、その良さを出すには、同じにしようという判断です。バランスを見て変える時もあるのですが、今回は全てが同じです。直球勝負なのも、吉澤さんとたたさまのイメージです。

その糸を、小管に巻いて、杼にセットして、準備万端。姿勢をただし、同じ力で打ち込みを重ねていきます。

ただただ、淡々と。

 

たたさま物語 5

 

完全注文制作ONLY ONLY、たたさまの八寸帯、デザインが決まりましたので、実物大の図面に落とし込んでいきます。織り縮み率を何%で計算するのかが考え所です。

染料も本番用に整えます。今回は悩みに悩んで、結局、ロイヤルブルー、レモンイエロー、エメラルドグリーン、イエローグリーン、ビリジアン、ライトグレーの6色にしました。全てがキリッと冴え渡るような、吉澤カラーです。

ここまできたら、後はもうやるしかない。いよいよ本番。計算して出た場所の経糸に、染料を含ませた筆や刷毛を下ろして染めていきます。

 

まずは、キーカラーのロイヤルブルーから。
たたさまが吉澤さんのお別れ会でもらわれたリボンの色です。この色が、おタイコから前帯部分までスックと貫きます。

そしてロイヤルブルーの周りを、吟味した色たちが楽しげに囲みます。

ブラッシングカラーズが終わって、しっかり乾いたら、巻き取ります。テンションを揃えてしっかり固く巻いていくのがミソです。

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おはようございます。

先日、群馬県の館林(たてばやし)に行ってきました。天気は良かったのにすごい風で、さすが空っ風の本場を実感しました。

車に乗せてもらっての移動だったのですが、駐車場から建物に入るまでの短い間に吹き飛ばされそうに、、、。

髪の毛が乱れまくりで、この土地ではきっとヘアセットの技術が特化しているに違いないと思いました。

もし私が住んだら、ベリーショートにするかもです。

《 目次 》

1.   たたさま、進んでます

2.   館林に行った

3.   メノキさんのクラファン

4.   彫刻家の三輪さんと着付け師の吉澤さん

1.   たたさま、進んでます

完全注文制作ONLY ONLY、たたさまの八寸帯、少しずつ進んでおります。

ブログに制作工程の物語を書いて、SNSにリンクしますと、ポツポツと感想などいただけ嬉しいです。

一話目を X(Twitter)に投稿しましたら、

「いい話だなぁ。誰かを想うための帯っていいですね。今後の流れが楽しみです。」

といただけ、我が意を得たりととても嬉しかったです。

誰かのために装ったり、誰かを想うために装ったり、そういうこと、着物だと結構あります。

着物は人と人との優しいつながりでもあるんだなあ。

たたさまの「お師匠さんを想う帯」、ただいま4話目まで進んでおります。ぜひご覧ください。

https://www.someoriyoshida.com/category/only-only-注文制作/たたさま

2.   館林に行った

館林でのお目当ては、群馬県立館林美術館で開催中の「ヒューマンビーイング」展でした。

とあるコミュニティで一緒の方が、この展示に参加されている盲目の彫刻家三輪途道(みわみちよ)さんが代表の一般社団法人メノキのメンバーで、お誘いくださったのです。

こんな機会でもないと、館林市なんて、行くことないだろうなと思って。久喜から東武線に乗り換えた途端に、なんだか空気が変わって旅気分になります。

北関東、なかなか縁がなく、訪ねたことは数えるほどなのですが、それでも層が分厚いというか、豊かで面白い土地柄だなと行くたび思います。


(北関東は外国の方も多く、エスニックなお店がたくさんあります。パキスタン料理のビリヤニをいただきました。美味しかった!)


3.   メノキさんのクラファン

そのメノキさんが「みんなとつながる上毛かるた」の改良版を制作したいということで、クラウドファンディングをされています。

私、2月に少々ながら支援したのです。

そうしたら、【活動報告】がたびたびメールで届いて、なんだかとても嬉しいのです。

そのメールの文面が、とても優しく丁寧で、まっすぐで、かつ長すぎず読みやすい。

自分が応援した方々が、一生懸命活動されているという姿に触れられるのは、なんだかほっこり温かい気持ちになります。

この活動報告受け取るだけでも、クラファンしてよかったなあーって思うのです。

クラファンは、3/31までの開催のようです。ラジオも配信されていて、そちらもとても良いです。

https://camp-fire.jp/projects/view/734721?list=watched

4.   彫刻家の三輪さんと着付け師の吉澤さん

彫刻家の三輪途道さんのことは、お名前を知ったのもつい半年ほど前のことなのですが、作品を拝見したりビデオや人伝のお話などを聞いて、目のご病気でだんだんと見えなくなるという状況下で、また完全に失明されてからも彫刻を続け、新たな境地を切り拓いておられることに感銘を受けてます。
目が見えていた頃の作品、見えなくなってからの作品、どちらもいいのです。

一方で、たたさまの帯に取り組むことで、たたさまの師匠である吉澤暁子さんのことを思っています。吉澤さんは、活躍の真っ只中で、ご病気で亡くなられてしまったけど、生き生きと生き抜かれ、今なお多くの方に慕われ、輝いておられます。

お二方、それぞれの生き方、強さ、美しさに触れられて、身が引き締まります。憧れますし、ありがたいです。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

たたさま物語 4

完全注文制作ONLY ONLY、たたさまの帯、そろそろデザインを詰める時となりました。

まずはスケッチ。

今までに色々お話ししたことを反芻しながら、自由に描いていきます。私の過去作品で一番お好きだとおっしゃってくださったのの発展系や、吉澤さんをイメージしたカラーでまとめたもの、太子間道がお好きとおっしゃっていたのでそのイメージのもの。

なんでも自由に。可能性はどんどん広げようと思って。

それをたたさまにお見せしたら、速攻でお返事が来て、「吉澤先生のイメージのもので」とおっしゃいました。

では、吉澤さんが求めてくださった帯の色を再現してみよう。(吉澤さん、この帯を求めてくださいました。→⭐︎

パソコン上で、吉澤カラー、白地ベース、たたさまがお好きなデザインで、色々やってみます。プリントアウトして、帯の形にしてみます。

 

うーん、もう一歩なんだよなあ、吉澤さんに辿り着かない。

ふと、我が家の壁に目が行きました。青い細めのリボンをひと結びして留めて飾っています。

これ、吉澤さんのお別れ会の時に、参加者に色別で配られてみんなが身につけていたのです。吉澤さんのお好きな色ばかり。リボンを身につけると言うのも着付けの先生らしく。吉澤さんを支えてこられた近しい方々のお心配りにもジーンとしたのでした。

私は濃い青色をいただき、お別れ会が終わっても手首に結んだまま新幹線に乗って、帰り着いてうちの壁に飾ったのでした。

たたさまはどうしていらっしゃるかな?
早速お尋ねすると、車のミラーに結んでいるとのこと。やはり身近に、大事にされてたんですね。お色は紫がかった青だそう。ロイヤルブルーといってもいいかも。吉澤さんドンピシャのお色です。

これだな、吉澤さんを想う帯にふさわしいモチーフは。このリボンをデザインの核にしよう。

今も吉澤さんと繋がっている。吉澤さんが作らせてくださる。

さらに色の調合を重ねて、試し織りをしてみました。

たたさま物語 2

「ヨシダさんが思う、吉澤先生を織ってほしい。」

難題ですが、たたさまのお気持ち、シカと受け止めます。

吉澤さんは抜群のセンスで、なんでもカッコよく着こなす方でした。「吉澤カラー」というのもお有りでした。

初めは、色から考えこんなものもいいなと、突っ走って試し織りまで行きましたが、ちょっと違ったみたい。

3人でズームで話したことをひとつひとつ反芻して、そうだ、今回、白地にしようと思いました。白地のものはあまり持っていないとおっしゃっていたので。

「なんで、白地を避けてきたかというと、着物や帯は、綺麗に着て、次の方に受け継いでもらうものと思っているから、白は汚れてそれができなくなる。でも、最近、大事にすれば白もいいなと思うようになってきた。やっと白を締める責任感を持てたように感じるというか、、、」と。

さすが、着物を広める立場の方です。

たたさまもすごいけど、たたさまが師匠と仰ぐ吉澤さんもすごい。愛情が受け継がれているなあ。

よし、今回、たたさまに、白地に吉澤さんカラーが飛ぶ帯をお作りしたい。糸の準備とデザインを並行して進めよう。

今回は群馬県の碓氷製糸さんから低張力で引き出した糸を取り寄せることにしました。使い辛く一筋縄ではいかない糸ですが、味があって面白みがあります。

動画で、糸の下準備をしているところ、ご覧ください。

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*写真は最近の東京散歩から。月に一回、神保町の漢方内科に通ってます。帰りにフラフラと、江戸や明治の香りを嗅ぎながら写真を撮っています。
*最後の写真はこれまた月に一回通っているパーソナルトレーニング。生まれて初めてベンチプレスを上げる私。

 

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こんばんは。いかがお過ごしですか?

暖かくなったと思えば、急に寒くなったり。雨が降ったり、風が吹いたり。体も心もびっくり状態ですね。

お体、大丈夫でしょうか?

もうすぐ3月、本格的な春もすぐそこ。楽しみに待ちましょう。

《 目次 》

1.   たたさまスタート

2.   大地をまとう「自然布」講座

3.   大井川葛布さんのZOOM

1.   たたさまスタート

完全注文制作ONLY ONLY、新たな物語をスタートさせています。

今回のヒロインは「たたさま」。たたさまの大事な人を想う帯を作ります。

誰かを想うために装う。着物の醍醐味と思います。それをお任せいただけるとは、なんとありがたいことでしょう。心して取り組みます。

伴走をお願いします。

ブログ《たたさま物語1》
https://www.someoriyoshida.com/12959

2.   大地をまとう「自然布」講座

宵衣堂の小野健太さんが講師のZOOMレクチャーを受けています。

このレクチャーは「大地をまとう 自然布」というタイトルで、さまざまな素材・技法について、小野さん独自の切り口で解説していくものです。

先日は第一回で、木綿にフォーカスした回だったのですが、めっぽう面白かったです。

知っているようで知らないことばかりで、引き込まれて視聴しました。

講義の要旨はあらかじめPDFで配布されますので、プリントアウトしておいて、それに書き込みをしながら受講できるようにしてくださってます。おかげで、木綿のことについては、相当飲みこめたぞと自信になりました。

準備万端整えて講義への臨んでくださっていることに感じ入りました。

この講座は全12回で、2か月1回の開催です。最終回は、2025年の12月。なんと、長丁場でしょう!その頃、世の中は、皆様は、私は、どうなっているでしょう?

講義で歴史の話も多く出ますが、2か月に一度、過去を学びながら、現在を見つめ、未来を見据える貴重で楽しみな時間になりそうです。

この講座は、今からでも申し込めるみたいですので、興味をお持ちの方にはおすすめです。
https://kuzufu.net/corner854803/pg5187897.html

12回一括でも一回ずつでも申し込めるようです。わからないことは大井川葛布さんにお問い合わせになるといいと思います。
https://kuzufu.net/corner854803/pg4414151.html

3.   大井川葛布さんのZOOM

今回私が受けている自然布レクチャーは、大井川葛布さんが主催する染織ZOOMレクチャーの一環です。

大井川葛布さんのZOOMレクチャーは、コロナ禍の外出自粛期間に始められたのではなかったと思うのですが、染織マニア(染織オタク?)に支持されて、いろんなシリーズが開催され続いています。

それぞれすごくマニアックなので、講義をする方も受ける方も、大概だなと思うのです。

始まってすぐは、ZOOMを使っての講義が根付くかなと思っていたけど、すっかり普通のことになりました。
こんな深い話、他では聞けないと思います。対面の講座などより、よっぽどピンポイントだと思うことも。

大井川葛布の村井親方、時代を切り拓いて、さらに深く、また裾野を広げていらっしゃいます。

なんでもそうかと思うのですが、長く続けていると、すごい人とかすごい動きとかに遭遇できてうれしくなります。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

たたさま物語 1

  

さて、新しい物語のスタートさせるといたしましょう。

今回のヒロインはたたさまです。

たたさまと初めてお会いしたのは、2022年に京都のラソワさんで開催していただいた「吉田美保子展 ボンジュール」の会場で繋がったズームの画面越しでした。

ラソワ主宰の吉澤暁子さんと3人で、楽しく、ONLY ONLYのご相談をさせていただいたのです。

たたさまは、着物歴も長く、知識も経験も豊富で、あふれる着物愛が伝わってきました。

吉澤さんの着付けのお弟子さんですが、ご自身でも着付け教室を主宰され(この時は準備中でしたが)、たくさんの人に愛されるお人柄が伝わってきました。

吉澤さんもたたさまのことを「軸がしっかりしていて正くて強い人。」と評されてました。

基本的に任せていただけるとのことで、「ヨシダさんが思う、私に似合う帯を作ってほしい」とのこと、それは、自分で好みを言うと似た感じばかりになるからという理由でした。

急がないという言葉にゆっくり目に計画させていただくことにしました。

それからたった一年と数ヶ月後、、、、

なんたることか、、、、、青天の霹靂とでもいうのでしょうか、吉澤さんが逝去されてしまうという、まさに青空が落っこちてきてしまうようなことが起こりました。

たたさまも大変なお悲しみようで、すぐに連絡をくださり、このONLY ONLYを、

「ヨシダさんが思う吉澤先生を表現する帯に変更してほしい。そして私はこの帯を吉澤先生と思って、着物を着れる限り大切に大切に締め続けたい」とおっしゃいました。

それで、計画を変更して、私にとっての吉澤さんを探る旅に出ることになりました。

さえさま物語 9 帯編

さえさまの完全注文制作ONLY ONLYですが、今回、着物と帯の両方を承っております。まずは着物を作りましたので、それに合わせて、最高の一本を作ります。

制作工程は上の動画をご覧ください。下には、織り上がってから撮った写真を載せます。

どんな帯にするかは、さえさまとゆき和さんが我が家にいらっしゃって、織り上がった着物の実物や、私の過去の作品を参考にああでもない、こうでもないと。

私の「パーテーションシリーズ」がお好みであることは、以前から聞いていましたが、色味もよくよく話をして。カラーコーディネートの専門家であるゆき和さんのアドバイス、大いに参考になりました。

糸は、全て山鹿の蚕からいただいたもの。銀河シルクと節糸です。

さえさまは光沢が強すぎない方がお好みなので、製糸の段階で節糸も作ってもらってました。この節糸、木枠に巻く段階で、細い太いに分けておいてました。細めの部分は着尺用。太めの部分は帯用と使い分けるためです。
これが結構手間だったのだけど、やった甲斐あった。着物の方も適度なマット感出たし、帯の方も光はあるけど、フォーマルとは違う感じの、さえさま好みになったと思います。よかった。

節糸は経糸にも緯糸にも入っています。軽さにも繋がったと思います。

山鹿のきれいな空気と水で育った桑を、たくさん食べて大きくなった蚕の糸のみで作りました。メインの糸の区切りに入れた黄色の糸は、銀河シルクを精練したもの。織り方もそこだけ変えて。

この精練した銀河シルクを優しい黄色に染めたもの、さえさまがとても気に入ってくださったので、試し織の時より、太くして、かつ、地のブラッシングカラーズに白場を作っておいて、目立つようにしました。

 

お太鼓と前柄部分のパーテーション部分は、織り方と染料の濃さや色味を変えて、市松模様にしています。ここが緯糸二丁杼です。

いい感じの艶感。着物がマットな感じですので、きっといい相性と思います。

組み合わせるのが楽しみです。

みりさまの襦袢を丹後に送る

みりさまからお預かりしたお襦袢を、早速丹後の機屋さんに送ってみていただいて、電話で詳しくお話を聞きます。

それによると、、、

みりさまのお気に入りの古い襦袢は、パレスという八掛などによく使われる生地であり、今回の生地の綸子(りんず)とは違うから、単純比較はできない。

送ってこられた襦袢の重さを測ると490gであったから、反物の時は500gくらいであったのではないか。しっかりした生地をお望みでしたら、反物で530~550g 程度に仕上げるのがいいと思われる。染織吉田用の襦袢地は、すでにほぼほぼそのくらいの重さで上がっている。

しかし、すでにあるのは薄いと感じられたようだから、比較のために、もう一段地厚にしたものをサンプルとして織るので、触ってみてください。

というわけで、みりさま用に特厚地のサンプルを織ってくださることになりました。これには私もびっくり!

すごいなあ。一反の襦袢地のために、機屋さん、ここまでしてくださるんだ。じーん。私もみりさまのONLY ONLYを叶えるためにもっとがんばろう。

さてさて。しばらくしてサンプルとして送られてきたのが、上の写真の反物にちょこんと乗ってる可愛いのです。

 

*ヨシダが理解している範囲での今回の襦袢地の説明(機屋さんに教えてもらいました)。
綸子(りんず)というのは生地の名前で、繻子織(しゅすおり)で織ってます。地紋があります。表と裏で光沢が違います。襦袢地の場合、光沢がない方を着た時の外側にするのが通例ですが、好みで逆にしても支障ないです。作り方は、撚りが強い生糸で織って、布になってからセリシンを落とします。その工程で、布が縮み、独特の表情になります。(この精練の仕方が、門外不出のマル秘なんですよ〜〜。)

70通目のメルマガ【白から延期号】

*こちらは、メルマガ《 some ori 通信 》の配信記録です。 配信のお申し込みはこちらです。過去の配信一覧はこちらです。 ___________ 染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。 70通目のメルマガ【白から延期号】をお届けいたします。 おはようございます。 お元気でいらっしゃいますか? 関東地方はお湿りがあって、ちょっとホッとしましたね。 今日はひとつ、お知らせがあります。 4月9日から開催予定しておりました「白からはじめる染しごと」展が延期になりました。 メンバーみんなで話し合いをして、今の世の中の状況をかんがみ、染めを仕事とする我らがどうアクションするのが、社会や、お客様や、関わってくださる方々みんなにとって最適なのかと、意見を出し合い決めました。 私はここに照準あわせて、制作してきましたので、ガックリきましたが、世の中に喜ばれなければ意味ないと、気持ちを切りかえ、制作にはげんでます。年賀状に会期をしっかりと刷り込みお誘いしましたので、あわわわわわ、どうしようと焦っております。 転んでもタダでは起きないぞ! (上の写真はオンライン会議の様子です) ___________   《 目次 》 1.   展示会期延期のお知らせ 2.   ONLY ONLY みりさま 3.   蚕から糸へ、糸から着物へ ___________ 1.   展示会期延期のお知らせ(会の公式FBに発表された文章です) 「白からはじめる染しごと」を心に留めてくださっている皆さま。 いつもありがとうございます。 そして、本年もメンバー一同、どうぞよろしくお願いいたします。 さて、本日は改めてのお知らせがございます。 2021年が明けて早20日余が過ぎました。 かねてよりお知らせしてまいりました4月初旬の展示開催に向けて、1年越しで会議をしながら準備を進めておりました。 が、緊急事態宣言も再び出された中、全員で話し合いを重ね、大塚文庫様を会場にしての展示は、現時点では難しいのではないか、という結論に至り、会期の延期をすることとなりました。 まずは健康と安全を第一に、晴れてお目にかかって心置きなく作品をご覧いただける日を楽しみに、各々制作に励んでまいります。 また展示会期、場所などが決定次第、こちらでお知らせさせていただきますので、変わらず見守って下さいましたら嬉しいです。 今後制作状況などもこちらから発信していきたいと思いますし、個人ページもご覧下さいましたら嬉しいです。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 2.   ONLY ONLY みりさま 完全注文制作ONLY ONLY は、「みりさま」ストーリーとして、スタートしております。 みりさま、アートなお襦袢キャンディ・キャンディをご所望です。 今回のスペシャルは、なんと、生地を特注してしまったことです。 元々、染織吉田の襦袢地は、丹後の機屋さんにお願いして作っているオリジナルなのですが、それをさらにカスタマイズし、みりさま用に織ってもらったという、特注の中の特注という展開です。 ブログはまだ書いている途中ですが、進行を楽しみにお読みいただければと思います。 https://www.someoriyoshida.com/category/only-only-注文制作/みりさま 3.   蚕から糸へ、糸から着物へ 「蚕から糸へ、糸から着物へ」プロジェクト、日々、少しずつ進んでいます。 今は経糸を巻いているところです。 作業の様子を、インスタやFBでライブ配信しておりますが、このメルマガを読んでいらっしゃる方にもぜひ見ていただきたいと、いくつかYouTubeにしましたので、よかったらご覧ください。 経糸を小綛に分けているところ https://youtu.be/tXFqk-HwJZs   ふのりを作っているところ https://youtu.be/yJYQNaGg_BY 染めているところ(白) https://youtu.be/tWn_SLzwh2Y 染めているところ(青) https://youtu.be/V5HxJfMwsBs   糊をつけ終わって干しているところ https://youtu.be/oBHKS8gvZLc   糸を巻いているところ https://youtu.be/5wkGWgeaUdA ___________ 染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》70通目のメルマガ【白から延期号】をお読みいただき、どうもありがとうございました。 ご感想、ご意見ございましたら、このメールに返信する形でお送りください。 配信停止をご希望の方は、タイトルを「配信停止」として、このメールをそのまま返信してください。 これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。 どうかよろしくお願いします。 ___________ きものと帯の注文制作 染織吉田 吉田美保子

みりさまのお望みは、、、

「アートなお襦袢キャンディ・キャンディ」のサンプル展示をご覧になってるみりさまに、

あら、ご興味ありますか?

と話しかけると、、、うなずかれて、、、、

私、お襦袢何枚も作ってるのだけど、20代の時、一番初めに作ったのが一番よくて、いまだにそればかり着ているの。さすがにもうボロボロだし、色もピンクで今の気分じゃないのだけど、他のはどうしても落ち着かなくて。。。違いは多分、厚さだと思う。このサンプルより、もうちょっと厚いのはできないのかしら?

なんともっと厚くとは!

私はびっくりしました。目から鱗がポロリンコロコロです。着物や帯を作っていると、「もっと薄く、もっと軽く」とは言われること結構あります。時代的にも、薄くて軽いは必須のように思ってました。

それで襦袢に関しても、実はもう一段薄い物はご提案用にすでに作っていたのです。が、もっと厚くとは。。。

生地に関しては、私はどうにもできません。それで、会場からお世話になっている丹後ちりめんの機屋さんに電話をして相談しました。

そうしましたら、機屋さん、

布の厚さというのは織り方も関係してるし、実物を見てみないときちんとしたことは言えないので、送ってくれたら、アドバイスしますよ

と、頼もしいことおっしゃっていただきました!

それで、みりさまから、その理想的な厚さのお襦袢をお借りし、丹後へ送って見てもらうことになりました。

ONLY ONLY、みりさま、スタート!

 

さあ、新しいONLY ONLYストーリー をスタートいたしましょう。

今回のヒロインは「みりさま」。みりさまと私の出会いは、2015年の夏です。みりさま、編集のお仕事をされていて、この年、出版された本に、ONLY ONLYを「世界に一本、私だけの帯を作ってみたら、、、」と題してご紹介くださったのです。とても好評で、重版もされたんですよ。

ちなみにブログではここに載せてます。→

着物好きなみりさま、その後も私の展示会を、たびたび覗いてくださいました。お着物の時もあり、お洋服の時もあり、どちらでも自分らしいファッションで、いい雰囲気で、とても素敵な方なんです。ふんわり、カジュアル、ナチュラルな感じ。個性的だけど、行き過ぎない感じ。ご自分に似合うものをよくご存じで、みりワールドを確立されている。いいな〜。

それで、昨年秋の「あわせ」展にも、お越しいただき、再会を喜んでおりましたら、みりさま、どうも「アートなお襦袢キャンディ・キャンディ」に興味があるご様子です。

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こんばんは。

小正月も終わりましたが、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?

2021年、世界中でなかなかハードな滑り出しですね。こういうの、地球のバイオリズムというのでしょうか?何かの揺り戻しとか?

流れに逆らうこともできませんので、どうにか無事に前向きに、できることなら楽しく、乗り越えましょう。

最近はラジオのニュースを聞くのも憂鬱なので、もっぱらポッドキャストを聴いてます。

自分で自分のご機嫌をとるというのが、もうしばらくは、とても大事なことのように思います。

《 目次 》

1.   山鹿の蚕が、埼玉で糸になる

2.   トートバッグ

3.   志乃ラジ

4.   コテンラジオ

___________

1.   山鹿の蚕が、埼玉で糸になる

1月5日に、埼玉県の大宮からさらに電車で30分ほどの所に、特別な糸を迎えに行ってきました。

中島愛さんのご自宅兼工房をお訪ねしたのです。

熊本の山鹿の養蚕農家、花井雅美さんが育てた繭を、中島さんが、座繰り、撚糸、精練をしてくださって、それが、年末ギリギリで仕上がり、完成した糸をお迎えに参ったというわけです。

中島さんは、いろいろな才能がある方で、織もでき、友禅も描け、パターンも引け、仕立てもできと、すごいんだけど、「私、人のための座繰りをしているのが天職かと思った」とぽろっと話されました。

そうかーー、そうなのか。受け止めなきゃ、私。

山鹿の花井さんと、着物ライターの安達絵里子さんと、4人でズームでつながっていろいろおしゃべりしたのも面白かったです。いずれ、安達さんによる記事をご紹介できると思いますので、楽しみになさってください。

あ、よかったら私が織る着物も楽しみになさってください。

糸のことブログに書いております。最高に美しい糸の写真も載せてますので、ぜひご覧ください。

https://www.someoriyoshida.com/9423

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2.   コラボのトートバッグ

新作のトートバッグを、通販サイトにアップいたしました。

服飾作家善林英恵さんとのコラボ作品です。このタイプ、ご好評にて定番となりました。軽くて、おしゃれ。たっぷり入ります。

サイトをのぞいてくださいね。コロナ反撃送料無料キャンペーンやってます。この機会にぜひ。

https://www.someoriyoshida.com/store

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3.   志乃ラジ

前回のメルマガでご紹介した、葛布作家の渡邊志乃さん。音声配信もされていて、それがとても面白いのです。

自粛などで、ついウツウツとしそうになる時、これを聞くとシャキッとします。ああ、ここにがんばってる人がいる、私もウジウジしてちゃダメだ、さあやろうって思うのです。

正式名称は、「葛布の手織りの機場から」というのですが、私はお名前から「志乃ラジ」と呼んでます。

https://anchor.fm/shino-watanabe/

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4.   コテンラジオ

その渡邊さんが教えてくれたのですが、「コテンラジオ」というのがありまして、これまた、ドはまりしてます。

歴史上の人物や出来事を、歴史好きの二人と聞き役の一人で、深く深く、言及していくのですが、すごく面白いのです。史実をドラマ化することなくそのまま話してくれるのだけど、膨大な読書量、勉強量で説得力あり、吸い込まれます。

へーへーへー。新しい動きが出てきたなあと聞いていたのですが、なんと、本拠地が「田川」らしいのです。びっくり!正直、私が九州出身だから知ってる地名と思います。炭鉱の町だったってこと以外に、特記することもないんじゃ。。。(あったら失礼!)私もずーっと前に通過したことあるだけですが、ただの田舎町よね、、、

そこを発信地として、こんな面白いものが!日本語わかれば世界中で聞け、夢中にさせるものが、あの田川から発信されている、、、、すごいなあ、、、、

私は、18歳で九州をでて、その後一時戻っていたこともありますが、すでに一番長く住んでいるのが、関東です。地方の時代だと言われてもピンときてませんでしたが、本当、そうなんだなあ。東京でなくていいんだって改めて思いました。

https://cotenradio.fm

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どうかよろしくお願いします。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

山鹿の蚕が糸になった!

我が家に、めっちゃきれいな、ツヤツヤの、ピカピカの、プルプルの、ふんわりの、生き生きとした絹糸がやってきました。

ね、すごいでしょ。

めっちゃきれいでしょ。それに生きものって感じします。

この糸は、熊本県山鹿市の養蚕農家、花井雅美さんが育てた蚕を、埼玉県で座繰りをしている中島愛さんが生繭から糸にしてくれたものです。

花井さんの養蚕も、中島さんの座繰りも、ひとつひとつの工程への誠心誠意さが素晴らしくて、深すぎて、面白すぎて、ここにうまいこと書けません。

着物ライターの安達絵里子さんが、丁寧に取材してくださってますので、いずれ安達さんによる文章をご紹介できると思います。それをお待ちくださいね。

今は、ただただ、美しい糸がやってきたよってことをここに記します。

私はこれから、この糸で、着物を一反織ります。

4月に開催される「白からはじめる染めしごと」展に出品します。どうか観にきてくださいね。

会期:2021年4月9日(金)〜11日(日)

会場:大塚文庫(東京・自由が丘)

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おはようございます。

昨日の昼下がり、近所を歩いていたら、ベランダにサンタさんの服を干しているうちがありました。

家族でパーティーでもした衣装でしょうか?(それとも、こちらがサンタさんのご自宅?!)

ちゃんと洗って片付けて来年に備える。晴れが続く、南関東の冬の太陽をさんさんと浴びて。いいなぁ。いいもの見たなぁ。

その先の公園では、梅が咲きはじめてました。まあ、なんとお正月らしい。

が、もうすぐやってくるのは新暦のお正月。梅さん、ちょっと早すぎませんか?

新暦のお正月は、天気予報によると寒波到来とのこと。心配です。

《 目次 》

1.   今年もありがとうございました

2.   お襦袢のONLY ONLY

3.   渡邊志乃さん

4.   通販サイト更新

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1.   今年もありがとうございました

今年も暮れようとしています。

今年は誰にとっても大変な年でしたね。大丈夫でしたか?

感染症も心配でしたし、ふるさと熊本では大雨の大災害。夏も猛暑で、不安やストレスも多かったですよね。ご無事に乗り切られましたでしょうか?

私自身は、少々の体調不良などもありましたが、おかげさまで、おおむね良好でありがたい年でした。

気にかけてくださり、応援してくださる皆さまのおかげです。本当にどうもありがとうございました。

春の「白からはじめる染しごと」、秋の「あわせ」では、チームで展示会を盛り上げるという経験をし、創作の幅も、人との繋がりも広がり、とても勉強になりました。

来年からも、この繋がりをエクスパンドさせ、もっと自由にいいものを作って、ご期待に応えたいです。どうか楽しみになさってください。

来る年が、世界中の人にとりまして、穏やかで健やかな、よい年でありますように。

2.   お襦袢のONLY ONLY

「アートなお襦袢キャンディ・キャンディ」と名付けて襦袢の制作にチャレンジしましたが、初めてご注文をいただきました。

作りながら、中に着るものって、究極のおしゃれだなあと改めて思いました。

下着といっても袖口からチラリと見える前提ですよ。ニクいな~。これだから着物は。もぅ。

ブログに注文制作の工程をまとめてありますので、よかったらご覧ください。

https://www.someoriyoshida.com/category/only-only-注文制作/まるさま

3.   渡邊志乃さん

札幌で葛布の帯を織っていらっしゃる渡邊志乃さんをご紹介させてください。今年、とても仲良しになれた作家さんです。

私がインスタで呼びかけたのに応えてくださったってのが、お近づきのきっかけですが、なんだか、急接近でいろいろ話し、その素晴らしい作品と人柄にノックアウトされています。

モノを作るのはどこでもできますが、首都圏が有利というのは私のこれまでの実感なのですが、北海道の渡邊さん、私のその思いをひっくり返してくれました。

いろいろ発信されてますので、ぜひチェックなさってください。

https://kuzunonuno.com

4.   通販サイト更新

染織吉田の通販サイトを更新しました。年末年始、案外ぽこっと時間できるかも!?

そんなおり、ぜひのぞいてください。

ご説明文、コーディネート例写真、紹介動画、載せています。

展示会などで直に観ていただくのはもちろんいいのですが、あまりうまくお話しできなかったりもします。

ですので、もしかしたら、こっちの方が伝わるかもしれません。

もし、もうちょっと「ここが知りたい」「この角度の写真、みたい」などあれば、お気軽におっしゃってください。

お正月は帰省もしませんので、すぐに対応します。

https://www.someoriyoshida.com/store

*写真は先日観てきた「大山エンリコイサムー夜光雲」展より。すごくよかったです。2枚目と3枚目の写真の作品、糞掃衣 ( ふんぞうえ )を思いました。作家さん、ニューヨーク在住とのことですが、日本的だと思いました。それに、神奈川県民ホール、激疎(激混みの反対語のつもり)でした!

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染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》68通目のメルマガ【今年もありがとう号】をお読みいただき、どうもありがとうございました。

ご感想、ご意見ございましたら、このメールに返信する形でお送りください。

配信停止をご希望の方は、タイトルを「配信停止」として、このメールをそのまま返信してください。

これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。

どうかよろしくお願いします。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

まるさま、お納め

まるさまのお襦袢、蒸しと水元、湯のしをしてもらって、すっかりべっぴんさんになって戻ってきました。

発色がよくなり、ツヤも出て、触った感触もしっとり柔らかです。

しましまのお袖部分と、レモン色の身頃部分、相性もよさそう。よかった。

さて、最終の検反で、しっかりチェック。

丹後ちりめんのネームのところ。

検反終わったら、お納めのためにきっちり巻きます。今回のお仕立ては、まるさまの方でなさるので、反物のままお納めです。

   

さあ、行っておいで。まるさまを優しく守る、襦袢になるのだよ。

お受け取りになったまるさま、さっそくメールくださいました。お喜びのようでほっとしました。仕立て上がって、お召しになったら、またメールくださるとのこと。それをとっても楽しみにしています。

まるさまのお襦袢、染めの本番

地入れも乾いて、色も納得いったら、さあいよいよ、染めの本番です。仕事場をいっぱいいっぱい使って、のびのび染めます。

下の動画は、はじめにお袖を染めてます。キャンディ・キャンディの様子をタイムラプスで。あっという間ですが、実際は、じっくりゆっくり全集中の呼吸で染めてます。

その後、無地場をリアルタイムで。そっちには音も入ってます。

袖の出来上がりはこんな感じ。(下の画像)

これらが乾いたら、蒸しと水元と湯のしは、専門業者さんに頼んでますので、発送です。ふぅ。

まるさま、身頃はレモン色

アートなお襦袢キャンディ・キャンディ、まるさまのONLY ONLY、お話しの続きです。

白生地を発注している間に、まるさまとメールでやりとりを何回か。

そこで、まるさまより、びっくりのご提案が!

なんと、今回のお襦袢、お袖はキャンディ・キャンディの縞模様だけど、身頃は無地ではどうだろうと。身頃の部分は見えないのにすべてを縞にするの手間だろうと私をおもんぱかってくださってのご提案。

なるほど。それもそうですし、加えて、身頃の部分の色を淡い単色にしておけば、胴抜きのお着物の時などでも襦袢の映りを気にすることもありません。お袖は印象的な濃いめのしましまで、身頃は淡色一色というのはとても理にかなってます。

それで、お袖に使う三色から一色を選んで、さらにそれを薄めにしたお色で身頃を染めることになり、、、、
さらに、せっかくだから、お手持ちのお襦袢の色にない色にしようということになり、、、、

まるさま、お袖の色の中から、イエローをチョイス。山吹色やカラシ色のお襦袢はお持ちだそうですので、さわやかなレモンイエローを希望とのことになりました。

下の動画は、染料を調合しているところです。この中でも言ってますが、この段階が何より大事。本当に納得できるのか、自分に問いながら、「OK」と言い切れるまで、やります。

自分なりにやり切ったら、まるさまに画像を送ってご確認いただきます。今回、一発OKいただきましたよ。

トップの写真は、染料の調合をして色出しをした布。下部に写っているのはもともとあった色見本。上部に写っているのが今回のために調合した染料の色。右の薄いレモンイエローが身頃用。黄、橙、空がお袖のしましま。

まるさまの白生地

染織吉田の「アートなお襦袢キャンディ・キャンディ」の白生地は、丹後の機屋さんで特別に織っていただいている襦袢地として最適な綸子(りんず)です。

キャンディ・キャンディをやりたくて、このために作っていただきました。私のような小さい規模の作り手に、特別に織っていただけるとは思ってもみませんでした。つないでくれた丹後の師匠と、受けてくださり希望をかなえてくださった機屋さんに大感謝です。

この生地、機屋さんと何回もやりとりをして、地紋のななめ線の角度や幅を話し合い、型を起こしていただいて作ったんです。

布の厚みも選べるようにしてまして、今回まるさまのご希望は、「厚」です。絹特有の持ち重りがして、ぴたりと決まります。無双袖のお襦袢にバッチリです。

上の写真の、右側のちょっと大きめの反物が「厚」ですよ。きれいな、しっとりとしたいい反物です。

ONLY ONLY 、まるさまスタート!

さあ、新たなONLY ONLY のストーリーをはじめましょう。今回のヒロインは「まるさま」。かがやく笑顔が、まわりも明るくするキラキラの美しい方です。

このかたのためにお作りするのは、初の「アートなお襦袢キャンディ・キャンディ」。新しい試みが受け入れられて、とってもうれしいのです。

まるさまには、「八寸帯 イエローフラワー」を、まるさま仕様にしてお作りしまして、この秋の「あわせ」展に締めてお越しいただきました→

あ、アルバム見てたら帯の制作中の写真出てきました。こういう風に、お着物のお写真をプリントアウトして、それにあわせて作って行ったんですよ。

 

初めてゆっくりお会いしたまるさまに、あわせの会場で、「キャンディ・キャンディ」のお襦袢のお話をいただいたのです。

14種類の襦袢の色サンプルを持って行ってました。

その中からまるさまがお選びになったのは。。。。

 

なんと、上の写真の右。パッキリ、ハッキリ。黄、橙、空。インパクトある〜〜

こんなお襦袢、特注じゃないとぜったいないと思います。やりがいまんまんです。

ももさま、デビュー

ONLY ONLY で作らせていただいたももさまの帯あげ「エヴァ」。デビューさせていただきました。

うふふ。こちらの取あわせで先日の「あわせ」展にお越しくださったのです。感激でした!

    

ほらっ!右と左の出方がちがう!ハーフハーフでこれがしたかったわけですが、さすがバッチリです。

その秘密はこちら。ほぅ〜技だわ〜。

こちらはももさまの別の日の装いで、帯あげは「大人ピンク」のみを出してくださってます。

「はんなり小紋にもなじんでました。これ万能ですね~♪ 作っていただいてよかったです。」とメッセージいただいて、ふぅーっと心から安堵。私も作らせていただいて本当によかったです。

あわせ展の会場でパチリ。中央は着物ブロガーの神奈川絵美さんです。3人とも帯あげは「キャンディ・キャンディ」。うれし♪

ももさまのこの日のブログ。お写真もこちらから拝借してます。

神奈川さんもこの日のことを書いてくださってます。ラストの写真はこちらからお借りしてます。

67通目のメルマガ【あわせ御礼号】

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おはようございます。

いったん寒くなったのに、小春日和を通り越し、暑いくらいの気候です。

体調など、大丈夫でしょうか?

あわせ展では、いろんな形でエールをいただき、本当にどうもありがとうございました。

片付けごとと次なる仕込みに追われ、メルマガでのお礼が遅くなりました。

制作に集中していると、それ以外の全てが後まわしになりますが、今回は特にため込んでいたようで、今なおツケを払っている状態です。自分でも呆れるぐらい、織りしかしてなかったんだなあ。。。ためすぎたと反省しております。

《 目次 》

1.    お礼

2.   イエローフラワー

3.   アイヌ展、後藤克芳展、クワバラマキコ展

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1.   お礼

あわせー鈴木和美の染・吉田美保子の織ー、おかげさまで無事終えることができました。
本当にいい展示会をすることができました。どうもありがとうございました。

下に、ブログに書きましたお礼を転載いたします。リンクに飛んでいただきますと、写真もたくさん載せているので、よかったら、そちらからもご覧ください。

https://www.someoriyoshida.com/8882

「あわせ」展、お礼

「あわせ」-鈴木和美の染・吉田美保子の織-、おかげさまで、感謝のうちに幕をおろすことができました。多くの方に支えていただきましたこと、本当にどうもありがとうございました。きもの の似合う大人の街「神楽坂」で二人展ができたことは、私たちの大きなよろこびです。

今回の展示会は、コロナ禍の中の企画開催でしたので、作ることも、宣伝することも、お客様にお越しいただくことも、手探りしながらのチャレンジでした。

初トライとなった動画配信には発見が多く、インスタライブ、FBの三連続ライブ、会場からの中継ライブと、機械オンチの二人はシャカリキのがんばりでした。

この4日間、132名のお客様とのありがたい出会い、うれしい再会、歓喜の日々でした。いたらぬ点も多かったこと、どうかお許しください。またの機会を作ろうって話しておりますので、これにこりずにお付き合いくださいませ。

二人とも今は達成感の中で、皆様からいただいた次なる制作への灯火を見つめています。鈴木和美、吉田美保子の新作を楽しみにしていただければと思います。

どうか今後ともよろしくお願いします。

鈴木和美・吉田美保子

2.   イエローフラワー

今回のあわせ展にも、私が織ったものをお召しでお越しくださった方がいてくださり、本当に励まされました。あの方とあの方とあの方と、、、、、、。今もしっかり目に浮かびます。どうもありがとうございました。展示会にあわせ、拙作を身に付けてくださること、何よりの応援と感謝しています。

それなのに、ああ、、タイミング逃して写真を撮れなかったり、、、ああ、不覚、、、。どうかまたの機会にぜひお願いします。

写真を撮らせていただいた方のうち、初お披露目の「イエローフラワー」のことをブログに書きましたので、よかったらご覧ください。

https://www.someoriyoshida.com/8919

 

3.   アイヌ展、後藤克芳展、クワバラマキコ展

水曜日に、久しぶりに出かけました。いい天気で、素晴らしいものたくさんで、大満足の一日でした。おすすめですので、ご紹介します。

まずは、「アイヌの美しき手仕事」展を拝見しに、駒場の日本民藝館へ。民族衣装の力強い意匠に圧倒される。個性とかセンスとか、そんなのがヘナチョコに思える。首飾りもすごい存在感。すべてが生きることそのものなんだろうな。23日まで。
https://www.mingeikan.or.jp

実は、民藝館に行く前に、駒場東大前駅からの道すがらにあるパン屋さん「ル・ルソール」でサンドイッチやらを買っていた。歩いてすぐの旧前田侯爵邸の素晴らしいお庭でほおばる。うわー、都会のパンだわ~。
https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131801/13026653/

それからスマホのマップを頼りに歩く。目指すは松濤美術館。後藤克芳展。こちらも23日まで。
https://shoto-museum.jp

松濤から渋谷までは迷わず歩けたが、ついてから迷子。銀座線の乗り場がわからない。イケメンのお兄さんに親切に教えてもらう。おのぼりさんのおばちゃん丸出しとなる。

外苑前で降りて、目指すはイトノサキさん。クワバラマキコ展の初日。にぎわってたので、密にならないように、ささっと、でもしっかり拝見。クールで都会的。繊細で優しい、クワバラさんの世界観が広がっていて、とてもすてきでした。こちらは22日まで。
http://itonosaki.sblo.jp/article/188103264.html

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

イエローフラワー

「あわせ」展の三日目に、黄色い可憐なお花が咲きました。

八寸帯「イエローフラワー」を締めて、とあるお客さま、お越しくださいました。うれしいな。このお方、ちゃんとお会いするのは初めてなんだ。Facebookではつながらせていただいていて、以前、ちょっとすれ違ったことはあるのだけどね。パーッとお花が咲いたように輝いて、周りも明るくしてくださる方でした。

上のお写真、帯あげもヨシダ作「アートな帯あげキャンディ・キャンディ」です。うふっ。となりにいるのは私めですが、同じくキャンディ・キャンディ締めてます。

 

このイエローフラワー、去年の織和展に出していたのを、ネット上で見つけてくださって、欲しいってメールいただいたのです。

お話をうかがうと、あわせたいお着物があるとのこと。その着物っているのは、この日お召しのこちら。めっそうもない超一級品です。が、少々お地味だと思っていらして、この着物を華やかに着こなすための帯が欲しいと。

ふむふむ。

なるほど。それなら今ある帯は平織りでキチッとした感じだから、綾織にしてゆらぎを出して、もうちょっと甘めにした方がより合うんじゃないか。
それに、新しく織れば、筋にいれる色糸も着物に合うように染められる。
お花もちょっとふっくらさせて、少しフェミニンよりにした方が、お客様のイメージにもこのお着物にも合いそう。織の着物はどうしてもかたい印象もあるからね。

で、新たに作らせていただいたのです。

この春のお花の季節に間に合うようにお納めしたのですが、ご存知のとおりの感染症でお披露目がこの日とのこと、わざわざお越しくださったのです。こういうの、本当に作り手冥利につきます!どうもありがとうございました。

着物を変えてのお写真いただきました。お手持ちのどの着物にも合うとのことで、お得感アップ!出番の多い帯になれました。こういうの大事ですよね。

ほぅぅ、後ろ姿もなんともすてき。

「あわせ」展、お礼

「あわせ」−鈴木和美の染・吉田美保子の織−、おかげさまで、感謝のうちに幕をおろすことができました。多くの方に支えていただきましたこと、本当にどうもありがとうございました。きもの の似合う大人の街「神楽坂」で二人展ができたことは、私たちの大きなよろこびです。

      

                

今回の展示会は、コロナ禍の中の企画開催でしたので、作ることも、宣伝することも、お客様にお越しいただくことも、手探りしながらのチャレンジでした。

初トライとなった動画配信には発見が多く、インスタライブ、FBの三連続ライブ、会場からの中継ライブと、機械オンチの二人はシャカリキのがんばりでした。

この4日間、132名のお客様とのありがたい出会い、うれしい再会、歓喜の日々でした。いたらぬ点も多かったこと、どうかお許しください。またの機会を作ろうって話しておりますので、これにこりずにお付き合いくださいませ。

二人とも今は達成感の中で、皆様からいただいた次なる制作への灯火を見つめています。鈴木和美、吉田美保子の新作を楽しみにしていただければと思います。

どうか今後ともよろしくお願いします。

鈴木和美・吉田美保子

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明日、10月31日の午後2時、とうとう二人展「あわせ」開幕します。

明日の朝イチから、搬入としつらい。お昼に着物に着替えて大変身。14時より皆さまをお迎えいたします。

さあ、どうなることでしょう?ワクワク、ドキドキ。

神楽坂でお会いしましょう。

《 目次 》

1.   出品作品を動画で紹介

2.   明日、会場からライブ

3.   鈴木和美さん

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1.   出品作品を動画で紹介

今回の出品作の一部を動画で紹介しました。

会場でも説明しますが、今、マスクしてもあんまり喋っちゃいけないとも言われるし。

来られない人にもみていただきたいし。

5本あります。各5~7分ほど。お時間あるとき、ゆっくりみていただければ幸いです。

○バンブーフェンス

○丸三角四角

○ブルーバンピー

○三角のマーチ・ラズベリー

○グリーンバンピー

 

2.   明日、会場からライブ

明日の初日の18時半から、「あわせ」展の会場から、Facebookでライブ配信します。

こちらでは、会場の様子をお見せします。来られない方にも、楽しんでいただければ。

閉場が午後6時ですので、その後、6時30分をライブ開始時刻としております。

お時間の都合でライブ視聴が難しくても、アーカイブが残りますので、いつでもご覧ください。「あわせ」展のイベントページなどにシェアもいたします。

私のFBアカウント、もしよかったらフォローしてください。

ちょうどこの時間帯、満月が昇ってくるようです。空も見上げてみましょうか。

3.   鈴木和美さん

今回ご一緒する鈴木和美さんには本当に助けられました。

二人展をやると決めたその日から、目線あげて、意見を言い合い、励ましあい、どうにかやってきました。

陰の仕事も日向の大舞台も、両方、大事に丁寧に、愛情を持ってこなされます。

作家としても、確かな腕と豊富な経験が円熟を迎えようとしていらっしゃるようにお見受けします。

鈴木さんの帯を締めてる人いたら、「いい女だなー」って振り返るなって思いましたよ。

すてきな新作、ぞくぞく作ってらっしゃいます。どうかあわせて、楽しみになさってください。

展示会概要は、以下のとおりです。

●タイトル 『あわせ』 鈴木和美の染・吉田美保子の織
●会期   2020年10月31日(土)~11月3日(祝・火)会期中無休 11:00~18:00 初日は14時から 最終日は17時まで
●会場    ギャラリー楽水 東京都新宿区矢来町95 東京メトロ東西線「神楽坂」2番出口徒歩3分

会場でお待ち申し上げます。

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どうかよろしくお願いします。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

アートなお襦袢キャンディ・キャンディのご紹介

染織吉田の「アートなお襦袢キャンディ・キャンディ」は、キャンディの包み紙のような、かわいくて、ワクワクするおいしそうなお襦袢です。

きものをお召しになるときのテンションが、爆あがりします。袖口から、チラッと夢がのぞきます。

制作はすべて、お誂え(ONLY ONLY)で相談しながら進めます。あなただけのとびっきりのお襦袢を、私と一緒に作りましょう。

以下に詳しくご紹介しますので、ぜひご検討ください。

二人展「あわせ」でサンプルを展示します。実物を鏡であわせてみてくださいね。

会場ではヨシダ、これを着ております。袖口のみならず、裾もチラッとお見せしますよ、笑!とても着心地いいお襦袢です。これは本当に白生地と仕立てのおかげです。

白生地は、私が丹後の機屋さんに相談に乗ってもらいながら作った、とても上質な丹後ちりめんです。ななめ縞の地紋を織り込んだ、絹の襦袢地として最適な生地です。厚さが微妙に違う2種類をご用意できますので、選んでください。(上の写真は薄地。下の写真は厚地です。)

色は、14種類のサンプルから選んでいただけます。または、あなただけの色の組み合わせを、ヨシダと相談しながら考えるのもいいですね。

実際の染しごとは、ヨシダの仕事場では、一反を三分割して張って染めます。そのため大まかな寸法を前もって教えてください。(袖を長くする場合などは特に)

染め上がったお襦袢は、反物のままお納めしてもいいですし、お仕立てをうけたまわることもできます。お仕立ての寸法は、決まっている方はご提示ください。または、合わせるお着物をお預かりさせていただき、寸法を割り出すこともできます。その際は、ご身長をうかがいます。


(上と下の写真は、サンプルを襦袢風に着せたもの。実際はこんなに色々ではなく、例えば、上前の下半身のブルーとグレーがお好きでしたら、全部その配色になります。)

 

お襦袢の反物のお値段は、12万円です(税込132,000円)。

お仕立て代は、無双袖で、26,000円です(税込28,600円)。

お仕立て込みですと、146,000円となります(税込160,600円)。

色を決め、白生地を発注する段階で、半金を申し受けます。その後のキャンセルはできません。

 

お問い合わせはお気軽に→

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さあ、とうとう二人展「あわせ」10日前です。

制作の方は、すでに最終段階です。やるべきことを確実にやるだけです。

あとは、みなさまをお迎えするのに失礼やぬかりが無いよう、慎重に準備を進めるのみです。

お天気はどうかな?長期予報を見ますと、まずまずのようですが、これはまだ安心できません。

あれやこれやドキドキしております。どうか、観にきてくださいね。

《 目次 》

1.   あわせ展とライブ

2.   吉田の回

3.   鈴木和美さんの回

4.   乙女伊達締め

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1.   あわせ展とライブ

今回の、二人展「あわせ」、大きなチャレンジのひとつが、ライブでの動画配信です。

コロナ禍で、あっという間に世の中が大きく変わりました。自分を更新して、活路を見出し、生きていくしかありません。できれば、楽しく。精一杯羽ばたいて。

ネット配信の重要さが、増し増しになったのは、われわれにとって味方です。二人展もネットを駆使してやっていこうと言うことになりました。

が、鈴木さんも私も、決して得意分野ではありません。長くなるので書きませんが、お互いに膨大な悲喜こもごもが。笑

ライブ配信、事前の分は終わりました。やれやれ!

あと、会期の初日に、会場から配信する予定です。どうかそちらもお楽しみに。

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2.   吉田の回

ライブは、YouTubeに保存されてますので、いつでもご視聴いただけます。下のリンクからどうぞ。

30分以上ありますので「ながら聞き」で、よかったらぜひ。

私、着物をきてますが、この時は、着付けもいつもよりはうまくいってると自画自賛。

 

3.   鈴木和美さんの回

こちらは、鈴木さんの回です。

友禅の制作工程の紹介が面白くて、見入ります。

ライブを見てくださったお客様から、さっそく反応いただいて、鈴木さんもとてもうれしかったようです。

展示会概要は、以下のとおりです。

●タイトル 『あわせ』 鈴木和美の染・吉田美保子の織
●会期   2020年10月31日(土)~11月3日(祝・火)会期中無休 11:00~18:00 初日は14時から 最終日は17時まで
●会場    ギャラリー楽水 東京都新宿区矢来町95 東京メトロ東西線「神楽坂」2番出口徒歩3分

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4.   乙女伊達締め

ライブの時、私の着付けがいつもよりはきれいなのは、衿あわせがキチッと行ったからと思います。

その秘密は!ジャーン!

お襦袢の上に締める伊達締めを変えたのです。

乙女伊達締めという、着付師の吉澤暁子さんが考案したものです。

ずっと衿あわせが問題だった私、良さそうだと思って買ったのですが、何と、吉澤先生みずからによる、ウェブフィッティングがついてました。

お襦袢を着た状態で、zoomでつながって、乙女伊達締めの締め方のポイントを教えていただくのです。

これが、すばらしかったです!

ちょっとしたコツを伝授いただき、自分としては、格段のレベルアップです!(まだまだではありますが。)

この乙女伊達締め、ふくよかさんに最適とのことですが、私のような衿を決めたいぺたんこさんにもいいですよ。

興味のある方、吉澤暁子きもの着付け教室へお問い合わせください。ウェブフィッテングは、ご購入の方皆さんへのサービスだそうです(すごい〜〜〜!)。締め方のYouTubeもあります。

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どうかよろしくお願いします。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

64通目のメルマガ【ライブお詫び号】

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こんにちは。いよいよ10月になりました。

本当にあっという間に時間が飛んでいきますね。

先号のメルマガでめまいのことを書きましたら、思いがけずご心配いただき、ありがたいやら、申し訳ないやら。ありがたいやら、恥ずかしいやら。

あれからちょうど2週間です。おかげさまで、すっかり良くなりました。本当にありがとうございました。

体がちょっと赤信号だと、2週間はかかる感じしますね。

「あわせ」展まであと3週間強。これから、もう一本、帯を織ります。気を引き締めて、いいもの織ります。

ぜひ観にきてくださいね。

《 目次 》

1.   生放送できず。お詫びします

2.   アーカイブがYouTubeにあります

3.   今度の日曜日、ふたたび

4.   ももさまの帯あげ、お納め

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1.   生放送できず。お詫びします

前回のメルマガでお誘いしました「あわせ」展のご紹介ライブシリーズ、第一回目が昨日の朝10時からの配信予定でした。

が、配信に不具合があり、生放送することができませんでした。

楽しみに待っていてくださったみなさま、本当に申し訳ありませんでした。

実は二重三重にミスが重なり、二重目のミスが解決した時点で、誰も配信ができていないということに気付かないまま、我々としては配信できてるつもりでしゃべってました。

それなりに準備と練習をしていたのですが、本番で生かせず、反省しきりです。

ご迷惑をおかけいたしましたが、次こそはと奮闘し続けますので、これに懲りず、これからもどうかよろしくお願いします。

 

___________

2.   アーカイブがYouTubeにあります

生配信はできなかったのですが、録画はセーフで、YouTubeにアップされました。
よかったら、ご覧ください。34分間ありますので、ラジオ的にお聞きくださってもいいかと思います。

FacebookやTwitterではすでにご紹介しましたが、SNSやられてない方、こちらからどうぞよろしくお願いします。

https://www.youtube.com/watch?v=H8UzHoZCOLM&feature=youtu.be&fbclid=IwAR0NPPlgL_mOCfS6vH29CT0xUYKmH3wNoaqe6Dg7VvdU891F0cbuP_pQ2P0

 

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3.   今度の日曜日、ふたたび

今度の日曜日の10月11日、10時より、第二回の「あわせ」展ご紹介ライブを配信します。

この回は、吉田が自作の紹介を、善林英恵さんと対談形式でします。

今度こそと、より慎重に準備しますので、よかったらご視聴、よろしくお願いします。

視聴方法は、Facebookをやっている方は、こちらの「some ori お茶会」のページをフォローしていただきますと、時間になると「通知」が来ますので、そちらをタップして下さい。(ページで待ち構えていると、なぜかライブ中継が上手く表示されないことがあるようですのでご注意ください)

https://www.facebook.com/someori2020/

見逃した方、見られない方、YouTubeへアップしますので、そちらからご視聴ください。(またお知らせします)

このライブでは、出品作の一部をお披露目します。こうご期待です。

そして、その次の日曜日、10月18日の10時からは第三回で、友禅作家鈴木和美さんが自作の紹介します。こちらもぜひご覧ください。

展示会概要は、以下のとおりです。

●タイトル 『あわせ』 鈴木和美の染・吉田美保子の織
●会期   2020年10月31日(土)~11月3日(祝・火)会期中無休 11:00~18:00 初日は14時から 最終日は17時まで
●会場    ギャラリー楽水 東京都新宿区矢来町95 東京メトロ東西線「神楽坂」2番出口徒歩3分

4.   ももさまの帯あげ、お納め

完全注文制作ONLY ONLY でお受けしました「ももさま」の帯あげ。お納めいたしました。

よろこんでいただけ、本当によかったです。

着物は、帯や小物をあわせていくのが、大きな楽しみですものね。

ももさまの、よりももさまらしい、おしゃれの一員となれれば、これに変わるよろこびはありません。

ブログに完成品の写真たくさん載せてます。命名は「エヴァ帯あげ」だそうです。

https://www.someoriyoshida.com/category/only-only-注文制作/ももさま

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染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》64通目のメルマガ【ライブお詫び号】をお読みいただき、どうもありがとうございました。

ご感想、ご意見ございましたら、このメールに返信する形でお送りください。

配信停止をご希望の方は、タイトルを「配信停止」として、このメールをそのまま返信してください。

これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。

どうかよろしくお願いします。

ももさま、お納め

ONLY ONLYでお作りしているももさまの帯あげ、染め上げて、蒸し、水元、柔軟、湯のしを外注に出してましたが、無事、美人さんにしてもらって帰ってきました。

それで、さっそく最終の検品をして、写真を撮って、お納めしました。

お納めはレターパックプラスでしたが、到着予定の本日、在宅時間に着きそうも無いということで、ももさま自ら局留めの手続きをして、郵便局に取りに行ってくださいました。

なんか、うれしいな〜。特に近々の着用予定など無いそうなのだけど、それでも、今日中に受け取りたいって思ってくださったんだなあ〜、じーん。

で、さっそくメールくださった。曰く

「思った通りの色味で大満足です。 初号機のネオンカラーっぽさもちゃんと感じられて。 大人のピンクもすごい大人のピンクで、また初号機と色の強さの感じもそろっててー。 さすがプロだわと。」

やったー!ああよかった。がんばったかいあった。こういうのは、お好みをピンポイントでしっかりねらって、ど真ん中に当てるが大事で、ドキドキ緊張しながらも、ねらってました。本当、よかった。安心しました。

ももさまのブログにも早速書いてくださってます。エヴァ帯あげと命名されたよし。うふっ。

 

この帯あげで「あわせ展」お越しくださるそうです。わー、楽しみだ〜♪

二人展「あわせ」のご案内

きものは、あわせの遊びごころ

お出かけを想い

あれこれあわせてみるしあわせ

着物、帯、小物

場所にあわせ、季節にあわせ

 

あなた自身のために

あした出会うあの方のために

あした向かうあの街に似合うように

手描き友禅の鈴木和美と

染め織りの吉田美保子の

技法も作風もまったく異なる

新作の帯を中心に展示します

どうぞあわせてお楽しみください

 

あしたは神楽坂へ

あわせ 鈴木和美の染・吉田美保子の織

2020年10月31日(土)〜11月3日(祝・火)

11時から〜18時まで(初日は14時から。最終日は17時まで)

ギャラリー楽水 東京都新宿区矢来町95 東京メトロ東西線「神楽坂駅」2番出口徒歩3分

*メディアの方へ
貴メディアでこの展示会をご紹介いただければ大変光栄です。こちらに、ご自由にお使いいただける写真データ、ご案内のテキストデータがございます。よろしくお願いします。

ももさま、染め本番。

さあ、ももさまのONLY ONLY、染めの本番です。準備万端ととのってますので、あとはやるだけ。GO!

下に、タイムラプスを貼り付けます。はやっ!

あっという間!

なんだけど、実際は、ゆっくりじっくり、やってます。実際の速さはこのくらいです。

息を止めて引いてますね。

直描きです。染料がじわっとにじんでいくのが面白い。

ほぼ全容があらわれたかな?

 

ももさまの着物姿をこの一枚の帯あげで完成させる、とっておきの一枚になりますように。

 

はい、染まりました!

このあと、蒸し、水元、柔軟、湯のしをへて、完成です。

63通目のメルマガ【めまい号】

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こんにちは。お元気ですか?

急に涼しくなり、季節の変わり目を感じますね。

秋になると、着物をきたり、おしゃれを楽しんだりするのにいいですね。食べ物もおいしいですし。

特に最近の夏は暑すぎて、しのぐだけで精一杯という感じですので、やっとやっと、動き出せるという感じします。

日本に四季があってよかったなあ。秋を楽しみましょうね。

本日もメルマガおつきあいください。

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《 目次 》

1.  「あわせ」展、案内状完成

2.  「あわせ」展、フェイスブックライブ

3.  耳鼻咽喉科に行ってきた

4.  ももさまのONLY ONY

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1.  「あわせ」展、案内状完成

鈴木和美の染・吉田美保子の織「あわせ」展、ご案内状が完成しました。

A4表裏を大きく使った、思い入れたっぷりの、特別感のある案内状となりました。

制作はマルチな才能を持つ善林英恵さん(本業は服飾作家)、写真はこれまた多彩な柳川千秋さん(染織家でもあられます)にお願いしました。

ご挨拶状を添えて、10月半ばまでには、ご住所いただいているかたに送りいたします。

もしも、それ以外の方で、欲しいという方がいらっしゃいましたら、このメルマガに返信する形でお申し付けください。今回、いろんなご事情で来訪が難しい方も多いと思います。そういう方で、案内状だけ欲しいよって方も喜んでお送りしますので、どうぞご遠慮なくおっしゃってくださいね。(自慢の案内状なので、送りたい。笑)

展示会概要は、以下のとおりです。

●タイトル 『あわせ』 鈴木和美の染・吉田美保子の織
●会期   2020年10月31日(土)~11月3日(祝・火)会期中無休 11:00~18:00 初日は14時から 最終日は17時まで
●会場    ギャラリー楽水 東京都新宿区矢来町95 東京メトロ東西線「神楽坂」2番出口徒歩3分

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2.  「あわせ」展、フェイスブックライブ

「some ori お茶会」から発展したフェイスブックライブ「染織作家に聴く」シリーズで、我々の二人展「あわせ」を取り上げていただきます。それも、なんと3週連続!司会は善林英恵さんです。

1回目 10月4日 (日) 10時~10時半 鈴木さんと私の両方で、二人展「あわせ」についてご紹介します。

2回目 10月11日(日)10時~10時半 吉田が自作の紹介を、善林さんと対談形式でします。

3回目 10月18日 (日)10時~10時半 友禅作家鈴木和美さんが自作の紹介を、善林さんと対談形式でします。

Facebookをやっている方は、こちらの「some ori お茶会」のページをフォローしていただきますと、時間になると「通知」が来ますので、そちらをタップして視聴下さい。(ページで待ち構えていると、なぜかライブ中継が上手く表示されないことがあるようです。謎ですね。)

https://www.facebook.com/someori2020/

ライブでご視聴ですと、コメントを書き込んでいただけ、その場でお答えできるかもしれません。(余裕がなかったらごめんなさい)

この時間が無理な方はアーカイブが残るので、フェイスブックページでご覧いただけますし、私もリンクします。フェイスブックやってないという方には、後日、YouTubeにアップしますので、またお知らせします。

今回のライブでは、展示会にお越しになれない方にも、我々が作っているもの、思っていること、お伝えしたいと思っています。

展示会予告のネット配信、我々にとって大きなチャレンジです。ご視聴いただければ幸いです。

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3.  耳鼻咽喉科に行ってきた

プライベートのことを書きますが、朝起きたらめまいがしてて止まらないという経験をしまして、連休中だったこともあり、地域医療センターに行ってきました。

今まで全く感じてませんでしたが、タクシーで1,000円のところに、24時間やっている医療センターがあるっているのは、本当に心強いですね。そこで、とりあえずのめまい止めをもらって、連休明けの本日耳鼻科に行ってきました。

検査をしました。小さな部屋に入って、片耳後ろにのイヤホンをつけてピーピーという音が聞こえたらボタンを押すというものです。もう片方の耳にはヘッドホンからザザザーと音が聞こえます。目をつぶるとなんだか、大海原にいるようでした。

耳の検査はクリアしましたが、赤外線カメラを使った目の検査で先生が「ああ、流れてますね。あなた、めまいおさまってないですよ」と。

重大な病気というわけでは無いとのことで一安心ですが、しばらくは薬飲みです。一病息災を地でいくお年頃ということでしょうか。

めまいという古い映画があったなあ、ネットで探そうと思ったけど、めまいが酷くなりそうなので、やめました。

平熱で味覚嗅覚異常なしなので、新型コロナの心配はなかろうというのが、何よりの安堵です。

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4.  ももさまのONLY ONY

完全注文制作ONLY ONLY でお受けしております、「ももさま」の帯あげ。ただいま進行中です。

ブログに工程を連載しています。ただいま、4回アップしておりますので、よかったら、時系列をさかのぼってご覧くださいね。

ももさまに「わー!この一連の作業ブログで見られるの楽しいー。自分のってこんなに楽しいんですね。」っておっしゃっていただきました(ハート)。

こちらももうすぐ完成です。

https://www.someoriyoshida.com/category/only-only-注文制作/ももさま


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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

ももさま、染めの準備

ももさまの帯あげ、色は決まりました。では、本番に使う染料を作って行きます。

調合した染料は、こうやってコンテナに入れてます。

そこから、さらに微妙に調整して、調整して、、、

(余談ですが、上の写真、左に写っている刷毛を実際に使うのですが、、、、これ、馬と鹿と毛でできているんですよ。馬と鹿、、、、私のこと?)

今回は、「大人のピンク」の色味を作るのに、難儀しました。上の写真、私が指さしているピンク、納得いくまで何度も調整を重ねているの、おわかりいただけると思います。

 これが帯あげの生地。とても上質の丹後ちりめんです。あえて、地紋はなし。地入れをしたあとに、青花ペンで、あたりをつけます。青花ペンの線は、水分で消えます。

 そして、張ります。

さあ、これで準備完了!

ももさま、2回目のオンライン打ち合わせ

第一回の打ち合わせからひと月と少々。私は、ももさまの帯あげのことを思いながら、秋の二人展「あわせ」の準備にいそしんでました。

よし、このタイミングで作っちゃおう。帯あげは、10枚をひと単位で染めることにしています。ももさまのご希望の「半分で色が変わるハーフ・ハーフのキャンディ・キャンディ」もまずは試しに作ってみよう。

途中で色が変わるのが、いい感じでできるのか、やってみるしかない。

で、さっそく他の色合わせでやってみる。お!ハーフ・ハーフ、いい感じだ。では、ももさまのお望みの「エヴェンゲリオン初号機と大人のピンク」の取り合わせも試しでちょっぴり色をつけてみよう。

んー。グリーンパープルの方はいいけど、このピンク、ちょっと物足りない。ももさまのイメージじゃないな。ハーフ・ハーフは両方の色が大事。うーん。

一人で悩んでいても仕方ない。ここはONLY ONLY、ももさまと私が一緒に作り上げるのがミソ。それで、第二回のオンライン打ち合わせをお願いしました。

数日後、私たちは、オンライン越しに再会しました。神奈川絵美さんもご一緒です。

(こちらの写真は、ももさまのブログから拝借)

それで、いろいろお話しし、「大人のピンク」は私が新しく作った「アートなお襦袢キャンディ・キャンディ」に使った色を採用することにしました。

その大写しがこんな感じ。

うん、このくらいぱっきりしている色がももさまらしい。きっとハーフ・ハーフの両方、ヘビーユーズしていただける。

ももさまのこの日のブログ

神奈川絵美さんのこの日のブログ

ももさま、1回目のオンライン打ち合わせ

ももさまとは、5月に「コロナが落ち着いたら、お会いして打ち合わせ」と話していたのですが、時はすでに7月。感染症は止まるところ知らず、、、これはまだまだだなあと思っていたところ、ツイッターからメッセージが来ました。

7月の連休中にスケジュールを合わせ、オンラインで打ち合わせしませんか?と。ももさまとも、私とも仲よくしてくれている着物ブロガーの神奈川絵美さんがご提案くださったとのこと。

まあ、なんと!これはありがたい。それで早速、段取りしていただいて、決行と相成りました。

それに先立ち、私は、ももさまに、「こういう風なのがいいな」というのがあれば教えて欲しいとメッセージしましたら、配色のセットは決めていると。some ori マーケットにあるキャンディ・キャンディの「グリーンパープル」と「大人のピンク」ですとのこと。

よし。では、この2パターンで、上下で分かれる図面を作っておこう。

それで当日。

オンラインって本当に繋がるまではドキドキしますね。繋がったとたん、画面に向かって手を振ってしまいます。

ももさま、浴衣をお召しでした。これ、ありがたい。やっぱ、着物の雰囲気伝わりますものね。

着物ブロガーの神奈川絵美さん、お手製のケーキを焼かれてて「リモートティータイム兼打ち合わせ」と相成りました。すごくおいしそうで、私は指を加えておりましたが、、、、

図面をお見せしたら、なんと、ももさまも似たような図面を作ってくださっていて、以心伝心。よかった。

で、すごーくびっくりしたのは、ご希望の色の一方のグリーンとパープル、これ、「エヴァンゲリオン初号機」の配色なんですって!へー、へー、へーー!って、私。エヴァンゲリオンが何かもよく知らないのですけど。我々世代のガンダムみたいなもんでしょうか?その色を、帯あげに。心底、へーーーーー。

こういうの大事です。何か心に大切に思っているものを反芻するようにして楽しむ。繰りかえし。思い出し。いいな〜。好きだな〜。

あと、私としてはお聞きしたいのは、白地をどのくらい残すか?ぼかしがいいのか?パッキリがいいのか?などなど。お顔を見て話せるので伝わりますね。

あと、納期。着物は季節のものなので、せっかくのお召しの機会には間に合わせたい。しかし、秋口には間に合わないかも。

急ぎますかとの問いに、「 着物はあと4、50年着られることを考えたら、何か月かくらい全然問題ないですよ 。全く急ぎません。」ありがたい。

それで、もう少し先が見えて、色を合わせる段階になったら、また連絡させてくださいとお願いしてお開きになりました。

ももさまのこの日のブログ

神奈川絵美さんのこの日のブログ

ONLY ONLY ももさま、スタート

新しいONLY ONLY のストーリーをはじめましょう。今回のヒロインは「ももさま」。

今回は、初めての帯あげのONLY ONLY、そして初のオンラインでの打ち合わせのONLY ONLYです(コラボ鞄では以前に経験ありますが)。さあ、それでは、ももさまストーリーのはじまり、はじまり〜。

ももさまは、着物も生き方も、ご自分のスタイルがある素敵な方です。もう10年も前の私の個展にお越しくださっていたり、ツイッターをお互いにフォローしているのでなんとなく動向を知っている間柄。方向性がはっきりしたかっこいい方だなあと思っていました。

あ、いま、思い出しましたが、着物好きさんたちのお集まりに一度ご一緒しました。私、ももさまに電車の中で声をかけられたのです。この時のことよく覚えてます。検索したら、あった!

そして、この3月の「白からはじめる染しごと」展にもお越しくださっていて、、、私の「アートな帯あげ、キャンディ・キャンディ」をお気に召していただいたのですが、お買い上げには至らず、、、、

その後、この5月のこと、ツイッターからメッセージをくださいました。「ダメ元で質問させてください」と。

あの時の帯あげが激カワで忘れられないと。ただ、性格上、ものを増やしたくないので、帯あげは2色使いのぼかしのものを厳選しまくって愛用していると。もしも可能だったら、「キャンディ・キャンディ」を上下色ちがいで作ってもらえないかと。

「貧乏くさいこと言って本当にすみません」とお書きでしたが、これは「貧乏くさい」と言うより、生き方の問題だと思うのです。ものを厳選して持ちたい。むやみに増やしたくない。

大変よくわかります。

それで、それはやったことないけど、チャレンジしてみたいです、とお返事しました。私自身は、帯あげを結ぶのちょー下手なので、半分にして上だけ見せるとかできないので尊敬の念もあり。

それで、感染症が落ち着いたら、一度うちにお越しいただいて打ち合わせをしようと言うことになりました。

お互いにその日を楽しみにしていたのですが、、、、、

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*掲載した4枚の写真は、帯のタテ糸を染めているところです。この帯の仕上げ風景が、目次4の動画に載ってます。

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こんにちは。お元気ですか?

8月も後半ですが、まだまだ暑くてぐったりですね。
うちのあたりは雨も降りませんが、ところによっては大雨も降ったようで。お宅さまのあたりはいかがでしょうか?

日本の夏は亜熱帯に変わりましたね。最高気温が33度くらいの、私たちが子どものころの夏は、もう戻ってこないんでしょうかねえ、、、

毎年の危険な暑さとどう付き合うか、知恵と体を使い、融通とウィットをきかせ、仲良くするしかないのでしょうね。

 

《 目次 》

1.  「あわせ」展、案内状とインスタライブ

2.  葛布の渡邊志乃さんのFBライブ

3.  インスタライブふりかえり

4.  帯、仕上げ風景

1.  「あわせ」展、案内状とインスタライブ

秋の二人展、ご案内状制作の真っ最中です。

ご一緒する鈴木さんと二人で、ご挨拶文やそれぞれの紹介文を考えております。鈴木さんは、言葉選びのセンスも鋭くて、どきっとする文、書かれるんですよ。

写真の撮影は、8月29日に、写真家で染織家の柳川千秋さんにお願いしてます。布のこと、着物のこと、展示会のことをわかって撮ってくださるので、本当にありがたいです。ちなみに撮影スタジオは、私の仕事場です。

撮影、実は2回目です。前回打ち合わせをかね、撮ってみました。それを発展させ最終形にのぞみます。気持ちのこもった、伝わる案内状になりそうです。出来上がったら、またご紹介しますね。

そして!

8月29日に案内状の撮影と上に書きましたが、その日、午後3時から鈴木和美さんとインスタライブを開催します。せっかく我が家に作品を持ってきてくれるのですから、発信しない手はないということで。

つたない発信になってしまいそうですが、まずは知っていただきたいとやってみることにしました。インスタやっている方、よかったらのぞいてください。
8月29日土曜日午後3時、インスタでお会いしましょう!

(私のインスタアカウントです)
https://www.instagram.com/someori_yoshida/

展示会概要
●タイトル 『あわせ』 鈴木和美の染・吉田美保子の織
●会期   2020年10月31日(土)~11月3日(祝・火)会期中無休 11:00~18:00 初日は14時から 最終日は17時まで
●会場    ギャラリー楽水 東京都新宿区矢来町95 東京メトロ東西線「神楽坂」2番出口徒歩3分

2.  葛布の渡邊志乃さんのFBライブ

「some ori お茶会」から発展した「作家から手仕事について聴く」シリーズ、「第一回、葛布作家渡邊志乃さん」をフェイスブックライブにて開催します。

こちらはしっかり作り込んであって、見応え十分と思います。明日、8月23日日曜日午前10時から、フェイスブックの善林英恵さんのタイムラインでの開催です。

これは、ZOOMを使って、札幌の渡邊さんと京都の善林さん、それと関東勢はオブザーバーとして繋がって、ZOOMの画面をフェイスブックライブに連動させ、全世界(!)に配信するんです。すごい~。文明~~~!

渡邊さんが画面に写って、善林さんは声だけの登場で、渡邊さんと対談形式で、葛の帯や素材のことをお聞きしていくって段取りです。実物や写真などもふんだんに準備されてるみたい。お見逃しなく!

もし、見逃されても、アーカイブが残りますので、いつでも視聴できます。が、ライブならコメントで質問などいただけます。

善林さんのタイムラインはこちら。(ライブは8月23日日曜日午前10時からですよ)
https://www.facebook.com/hanae.zembayashi 

3.  インスタライブふりかえり

先週やった服飾作家の善林英恵さんとのインスタライブ 、まあまあ評判よかったようです。

自分としては反省点、多々あれど。

内容も反省ですが、声とか見た目も、反省です。(凹み)
(全般を通してあわあわしてる。声がだみ声~。浴衣を楽に着ているだけなのに、着付けが下手すぎ、、、)

ですがインスタをやってない人から見たかった~というお話いただいたりして。。。

ですので、動画を記録したものをYouTubeにしましたので、もしよかったら見てください。ただし43分もありますので、ラジオ的に流しっぱなしにしてお聞きいただくなどがいいかと思います。

すっかり動画の時代になりましたね。内容もだし見た目も大事ね。精進します~。

4.  帯の仕上げ風景

先日、織りあがった帯の仕上げをしまして、それを動画に録りました。

簡単ですが、つなげましたので、よかったら見てください。

織物を作るには、染めたり、織ったりするだけでなく、いろんな工程があるってこと、知っていただければ幸いです。こちらは、4分16秒。さくっと見ていただけます。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

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*上の写真は、本文でご紹介しております、花井雅美さん(左)と安達絵里子さん(右)です。

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残暑おみまい申し上げます。

猛烈な暑さですが、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?

私は先週末に、上野の東京国立博物館で開催中の「きもの」展に行ってきました。2回目でした。

2回行って、やっと観れたって感じしてます。入ってきたというか、、、、

私としては、織りの着物の展示が少ないのが不満でもあるのだけど、それでもやっぱすごい展示会です。

今月の23日までです。行けなくて悔しい思いをされてる方も多いと思いますが、もしも行ける方でまだの方は観ておくのもいいかもしれません。

事前予約制なので混んでないです。が、それでも人が多いなと感じたり、すごすぎてクラクラしたら、ちょっと抜け出して、本館とかに行くのも手です。私はそうして、4時半ころきもの展の方に戻り、6時の閉場まで、ガラガラの中でゆうゆうと観ました。当日中は敷地外に出なければ再入場可です。

上野は蝉が大合唱してました。夏だなあ~。それを感じたのもよかったです。

《 目次 》

1.  二人展「あわせ」

2.  花井さんの蚕、安達さんの文

3.  インスタライブとFBライブ

4.  キャンディ・キャンディの ONLY ONLY

 


*上の写真は、東京国立博物館の本館で公開中の納涼図です。こんなふうに過ごしたいですね〜。(本館の方は、撮影可。)

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1.  二人展「あわせ」

秋の二人展まで、あと2ヶ月半。しっかり集中して、いい物作って、ご覧に入れたいと思います。

内容をまとめましたので、どうかご予定に入れてくださいね。感染症の具合によっては、予約制にするかもしれませんが、今のところ、普通に開催することにしています。

●タイトル 『あわせ』 鈴木和美の染・吉田美保子の織

●会期   2020年10月31日(土)~11月3日(祝・火)会期中無休 11:00~18:00 初日は14時から 最終日は17時まで

●会場    ギャラリー楽水 〒162-0805 東京都新宿区矢来町95 東京メトロ東西線「神楽坂」2番出口徒歩3分

●出品作  鈴木が、手描き友禅のきもの4点、帯18点と、絹の小物など。吉田は、手織りの帯16点、「アートなお襦袢キャンディ・キャンディ」、「アートな帯あげキャンディ・キャンディ」の新作発表。服飾作家善林英恵さんとのコラボの鞄4点など。

「あわせ」ることは、きものを着ることの大きな楽しみです。きもの、帯、小物のほか様々な要素を「あわせ」て、自分らしさを表現すること。そして、着物姿で街をあるき、街の雰囲気や風景にに「あわせ」ること。それには無限の可能性があり、発見があります。

今回の展示会では、具象的な染めの鈴木和美と、抽象的な織りの吉田美保子の作品を、同じ空間で「あわせ」てご覧いただき、生み出すリズムを体感いただけます。神楽坂という着物の似合う大人の街で、また一つ、新しい「あわせ」を見つけていただけたらと思います。

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*上の写真は、花井さんと私。

2.  花井さんの蚕、安達さんの文

7月のはじめに、ちょっと熊本に帰省しました。その時に、着物エディターとして活躍している安達絵里子さんと、熊本北部の山鹿市で養蚕農家をしていらっしゃる花井雅美さんを訪ねました。

その時のことを、安達さんが、素晴らしい文章にまとめておられますので、リンクします。ぜひお読みくださいね。

感動しすぎて、安達さんも私も、涙、涙だったんですよ。蚕っていう虫、本当に奇跡のように思います。
花井さんのお蚕さんの糸で、いつか着物を織らせていただくことを夢に、私もがんばります。

婦人画報の安達さんの該当ページに飛びます。
https://www.fujingaho.jp/lifestyle/kimono/g33457106/adachieriko-kimonotowazugatari-09-200805/

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*上は、邊志乃さんからいただきました葛の写真です。これから繊維をとって帯にするんですよ。

3.  インスタライブとFBライブ

8月16日日曜日、午前10時から30分ほど、服飾作家の善林英恵さんと、インスタライブ します。

内容は、この数ヶ月で劇的に変わった、我々の生活、文化、発信、今だから見えてきた大切なこと。などになりそうです。

その次の週の、同じ曜日、同じ時間に、「someori お茶会」から発展した「作家から手仕事について聴く。第一回、葛布作家渡邊志乃さん」の紹介などもできると思います。こちらは、フェイスブックでライブします。また告知しますね。

まずは私のインスタアカウントに、16日の朝10時にお越しください。時間になったらアイコン(私の顔写真)の周りが赤くなると思いますので、クリックしてご覧くださいね。
https://www.instagram.com/someori_yoshida/

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*上の写真は、オンライン打ち合わせの様子。神奈川絵美さん提供。帯あげの図面を掲げるKさま(右)と私。

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4.  キャンディ・キャンディの ONLY ONLY

キャンディ・キャンディの ONLY ONLY ってなんのこっちゃとお思いかもしれませんね。

キャンディ・キャンディは、私の染めのラインナップで、ただいま帯あげと長襦袢を作っています。

ONLY ONLY は、染織吉田の得意技「完全注文制作」につけた名前です。お客さまと対話して作るというのが特徴です。

数ヶ月前に、この「キャンディ・キャンディ」の帯あげを「ONLY ONLY」でご注文いただきました。感染症がおさまったら、我が家にお越しになって打ち合わせの予定でしたが、ウィルスはちっともおさまらず、、、

それで、オンラインで打ち合わせしたんですよ。

お客さまのKさまと、ご友人で私とも大変仲よくさせていただいたいる着物ブロガーの神奈川絵美さんと、3人でつながって、楽しくも真剣な時間をご一緒しました。

私は、だいたいのご要望を伺っていたので、説明しやすいように、図面を作っておきました。そうしたら、なんとKさまも図面を作ってくださっていて!以心伝心!

なぜこの色合いが好きなのかってこともお聞きできてよかったです。まさか、エバヴァンゲリオンの初号機の色とは。こういうの大事。制作に生かします。

絵美さんからも率直な意見をうかがえてとてもよかったです。

実際の制作段階になったら色味の確認などのため、もう一度つながろうと話しました。そして微調整して本番に臨みます。そうすることによりもっとお望みに近づけるし、ご満足いただけ、出番の多い、帯あげができると思います。

オンライン打ち合わせ、なかなかいいです。もしよかったら、お気軽にお問い合わせくださいね。このメルマガに返信くださってもいいですよ。

Kさまのブログ
https://ameblo.jp/momonganekoneko/entry-12612994985.html

絵美さまのブログ
https://blog.goo.ne.jp/kanagawa_emi/e/42045f8f85e080f0aa3ab11003808158

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

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*上は、写真家村山嘉昭さんのTwitterのスクリーンショットです。すばらしい写真と活動報告です。

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こんばんは。

ここ1週間の大雨がもたらした甚大な被害に胸がつぶれる思いです。

はじめは球磨川の心配だけをしていたのに、あれよあれよと、九州の北部、長野、岐阜。さらには本州の多くや四国も大雨だとか。

本当に心配事ばかりです。

被害にあわれたかたに、心よりお見舞い申し上げます。

私は九州、熊本の出身で、はじめに球磨川氾濫した7月4日、ちょうど帰省していました。

両親の家は熊本市内で、雨の被害は出にくいところで、この朝も降っているなあと思いつつ、寝床で姪から借りた「鬼滅の刃」を読んでました。

そんな私に、メールやラインで「ご実家大丈夫?」と続々入りはじめ「へ?」

それで今回の被害を知った次第です。気になりながらも、予定通り、次の日には神奈川に戻り、故郷のためにはなにもできず。。。

人吉には3回行ったことあります。本当に美しい町です。穏やかで、心豊な生活があります。青井阿蘇神社、心配だなあ。

普段を知っているとなおさら、様変わりした光景に、胸がふさぐばかりです。

熊本南部のみならず、日本中、世界中、どうか、平穏な日々が早く戻って来ますように。

《 目次 》

1.  コラボ鞄からの寄付

2.  村山嘉昭さん

3.  染織吉田からの寄付

4.  インスタライブ

5.  絽のキャンディ・キャンディ

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1. コラボ鞄からの寄付

服飾作家の善林英恵さんとコラボレーションで、「着物にも洋服にもあうバッグ」の製作販売を続けておりますが、この売り上げの10%を、甚大な天災などのとき、ボランティアで駆けつける方に託し役立てていただけるようにと、常日頃からプールしております。

前回、2018年の四国の大雨被害のときに1回目の寄付をしました。そして、今回、善林英恵さんと相談し、2回目の寄付いたしました。

今回も前回同様、写真家の村山嘉昭さんに託しました。

善林英恵さんと私のコラボ作品からは、29,360円、また後述しますが、吉田作品から6,418円、合わせて 35,778円を、ガソリン代などに自由に使っていただきたいということで、振り込ませていただきました。

今回の寄付は、コラボ鞄4つ分、吉田のショール1枚、タブロー ひとつの売り上げからのプールです。プールするのは、私の通販サイトからの売り上げと、私から直接お買い上げいただいたものに限らせていただいてます。お店さまを通しての販売分は、マージンの関係で省かせていただいております。

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2.     村山嘉昭さん

村山さんの活動はいつもSNSで拝見しているのですが、今回も、あっという間に熊本に入られ、できうるかぎりの活動をなさっていて、本当に頭が下がります。

こういう緊急の時は、いくら気持ちがあっても、現地に行くのは、的確な状況判断ができ、自然の厳しさに慣れていて、ボランティア経験も豊富で、小回りが効くという、村山さんのような人しかまずは無理だと思います。

それに、行政や大きな組織がフォローできないところ、足りないところ、きっとあります。

村山さんの活動は、ご自身のTwitterにまず発信されてます。
https://twitter.com/_murayama

我々の資金もこのカプリコや羊羹になったみたい。(リンク先、クリックしてスレッド見てくださいね。カプリコ、よかったね。いい写真!)

https://twitter.com/_murayama/status/1281240456349626369

近いうちにご自身のブログなどにまとめられるかもしれません。今はご無事の活動を祈るのみです。

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3.    染織吉田からの寄付

10%の寄付は、原則、善林さんとのコラボ鞄の売り上げということにさせていただいてます。

ですが、2018年の1回目の寄付や、2016年の熊本地震の時の「清正公の陣羽織」展での売り上げ10%を熊本城の復興に寄付したことをご覧になった方々が、私のものをお買い上げくださるときに、寄付したいと申し出られることがあります。

今回はお二人の方からのお申し出分を、コラボ鞄の分と一緒に寄付しました。

ご友人へのプレゼントととして、ショールをお求めの方は、代金の一部がボランティアに回れば、ご自分も、ご友人も、ボランティア先の方々も、製作者の私もうれしいということで、ありがたくそうさせていただきました。

もう一つはタブロー お求めの方は、ご自分の部屋に飾って眺めるたびに、いろいんなことに思いめぐらせたいので寄付したいとのことでしたので、10%をプールしていました。

お二方、ありがとうございました。

そういえば、「清正公の陣羽織」展で帯をお買い求めくださった方が、「熊本城を見るたびに、この帯の一部が再建に使われたと誇らしく思う」っておっしゃってくださってました。

こういうの、いいなあと思います。

これからの時代、お金の使い方も、それぞれの方が納得いくようにされるようになってくると思います。可視化されるというのか。それはいいことだと思います。

今後も、もし、私の作ったもので、一部を寄付にまわしたいとのご希望あれば、直販のみですが、そういたします。ご遠慮なくお申し出くださいね。

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4.  インスタライブ

明日、7月12日日曜日の、午前10時から30分ほど、善林英恵さんとインスタライブ をします。

話したいことがいっぱいあって、話題があっちこっちに行きそうで怖いですが、もしよかったら、私のインスタをフォローして見ていただければと思います。時間になったらストーリーのところに表示されるはずです。

https://www.instagram.com/someori_yoshida/?hl=ja

先日の夏至の日のzoomお茶会のことも語り切れてませんし、10月31日からの神楽坂での二人展もしゃべりたくて仕方ないし、それに帰省していた熊本ですばらしいプロジェクト、発進したんですよ。お蚕さまから着物まで!これもうずうず。

善林さんの方もいろいろあるに違いない。どうなるかわかりませんが、よかったら。

5.  絽のキャンディ・キャンディ

「アートな帯あげキャンディ・キャンディ」おかげさまで、ご好評いただいております。

夏物は作ってもすぐ売れてしまってなかなかご紹介できませんが、今、新作が一枚だけ手元にあります。

絽の生地で作った「きれいな翠」です。

夏物以外はもうちょっとあります。

よかったらご覧くださいね。絽の「きれいな翠」は生地に少々の変色があるため、お値引きしています。

https://www.someoriyoshida.com/store/store_cat/other

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ご感想、ご意見ございましたら、このメールに返信する形でお送りください。

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これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。

どうかよろしくお願いします。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

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おはようございます。

なんと7月になってしまいました。今年も後半ですね。びっくり。

梅雨まっただ中ですが、いかがお過ごしですか?

本来だったら、もうすぐオリンピックだったわけですが、私は、もともとオリンピック関係ないので、何も変わりません。

変わらないのだけど、なんだかポッカリしてます。世界中の人が、なんだかポッカリなのかもしれませんね。

それでも元気に!今日もメルマガ、お付き合いください。

《 目次 》

1.     zoomお茶会ふりかえり

2.    渡邊志乃さん

3.    展示会予定

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1. zoomお茶会ふりかえり

先日、夏至の日に、はじめてのzoomお茶会をひらきました。

どうなることやら全く見えず、ワクワクヒヤヒヤでの開催でしたが、結果、新しい扉が、ギギギーっと音を立てて開きました。

参加者は5名で、ものを作る人が4名と、もうお一人は、ものづくりにひとかたならぬ興味を持ち、その興味をとことん突きつめ、収集し、使い、行動するという、これまたすばらしい方でした。

5名と言うのは、初対面でも、お互いに発言しあい、理解しあうのに、ちょうどいい人数でした。それぞれが、自分がやっていること、やりたいこと、これからのどう切り拓いていくかなど話しました。

ものづくりを仕事にしてても、こう言うことを、あらためて大真面目に話し合うって、なかなかないのです。だから、とても新鮮でした。

機会を作るって、大事なことだなあ~。言い出しっぺの善林英恵さんに感謝です。やれば、扉は開くんだなあ~。

 

 

2.     渡邊志乃さん

今回のzoomお茶会の参加者のお一人に、北海道、札幌の葛布帯の作家の渡邊志乃さんがいらっしゃいます。

私、渡邊さんの存在は、ツイッターやインスタで以前から存じ上げてて、すごい人がいるなあって思っていたのですが、まさか、zoomでつながれるとは!文明の利器のおかげです。

画面越しにお会いした渡邊さんは、「ああ、この人、いい織り手だな」ってオーラがめっちゃ出てました!

何か仕掛けてくれそうです。すっごく楽しみ。

エールを送りあえる織り仲間がいてくれることは、きっとお互いのレベルアップのみならず、もっともっといろんな可能性を広げていくと思います。

渡邊志乃さんのサイト https://kuzunonuno.com

 

 

3.    展示会予定

この秋の展示会の予定を、こっそりお知らせします。

まだ、タイトルもきちんと決まってないので、本式発表はもうちょっとお時間いただくとして、、、

スケジュールに入れていただければと思い、フライング気味にお知らせします。

10月31日(土)~11月3日(祝・火)

東京の神楽坂にて、素敵な友禅の作家さんと二人展です。

詳しくはまた載せますね。とりあえず、手帳に「○」していただければ、、、。赤ペンで花丸だとなおうれしいです。

よろしくお願いします!

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

白からはじめる染しごと ふりかえり

「白からはじめる染しごと」展のことを、個人的なふりかえり記録として残しておこうと思います。会としての記録は、フェイスブックにページがありますので、そちらを見てくださいね。

場所は、自由が丘の「大塚文庫」。地下、一階、二階をお借りしての大きな展示会となりました。

会期は、202o年の3月20日(祝・金)の〜22日(日)まで。玄関で出迎えるのは、水橋さおりさん作訪問着と小林知久佐さん作九寸帯。

テーマは「海」。メンバーが一本ずつ、海の帯をつくりました。

「海の巻」なのです。

会場にて。

中央左の帯は、鈴木和美さん作「夏の譜」。右は吉田美保子作「ウルトラマリン」。 

一階の回廊部分には、着尺と帯のコーディネートが並びます。

ずらーっと壮観。見ごたえ充分。

マネキンに着付けてのコーディネート展示も。こちらは、名古屋帯 (小林 知久佐さん作)、帯締 ( 江戸組紐中村正)、付下訪問着「藻の森」(クワバラマキコさん作)。

 人気ブログ「きものカンタービレ」の朝香沙都子さんをかこんで。

朝香さん、2日間もお越しくださり、3回もブログに書いてくださったのですよ!
ぜひ、ご覧ください。

そして、お求めいただいた帯を締めて、4回目も

小林さんがお勧めしてくださっているのは、
八寸名古屋帯「三角のマーチ・かろやかに」吉田美保子作

小林さんは、メンバーに「大将」「師匠」と慕われているのですが、高い技術をみんなに惜しみなく教えてくれるだけでなく、こうやって、みんなの作品をいいところを見つけ、お客様にお勧めもしてくださいます。

さすが大将!こういうところも見習いたいです。

こちらは地下の会場です。

壁一面に、それぞれの仕事の工程のパネル展示。

着物の構成についても、図解と実物を展示しました。着物ってすごく考えられているのね〜ってお分かりいただけたかと思います。

中央のテーブルには、染めと織りの道具とさまざまな種類の絹糸の展示です。

大橋さやかさん。自作とともに。

 左はクワバラマキコさん作名古屋帯「祥の雲」。中が大橋さやかさん作。右の帯が吉田作の八寸帯「イエローフラワー」。

では階段を上がって、お二階へ。こちらは、 坂井三智子さん作、名古屋帯「アンジェラ」。

この方が坂井三智子さん。

二階には、それぞれ染めた、色とりどりの帯あげを展示。選び放題です。  

 
帯締めは、中村正の中村航太さんが、出店協力してくださいました。中村さん、なんと次回からは正式メンバーになってくださるですよ!

           吉田の「アートな帯あげ CANDY CANDY キャンディ・キャンディ」も並びます。

はい、そしてみんなで丹後ポーズ。

「白からはじめる染しごと」展はこれからも続きます。来年に向け、すでに話し合いを重ねてます。どうかお楽しみになさってくださいね。

第二回「白からはじめる染しごと」〜輪 (rin)の巻〜
会期 2021年4月9日(金)〜11日(日)
会場 大塚文庫(東京・自由が丘)

58通目のメルマガ【zoomでお茶会号】


(このページの写真は、善林英恵さんとヨシダのコラボ作品です。)   

 

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おはようございます。

梅雨入りしましたね。ここ数日は温度も湿度も高くて、なかなかきついですね。

体が慣れてないっていうのがつらいんですよね。

しかし、梅雨自体には、私はもう50回以上体験してます。慣れていると言っていいんじゃないでしょうか?

慣れているはずなのに、喉元すぎて忘れていた。

と言うことは、やはり慣れていなからつらいのではなく、もともとつらいってことでしょうか?

アホなこと言ってないで、、、、今日もメルマガ、おつきあいください。

《 目次 》

1.     zoom でお茶を

2.    善林英恵さん

3.    練習もあり

1. zoomでお茶を

リモート会議とか、オンライン飲み会とか、すっかり普通のことになりましたね。参加されたこと、ありますか?

遠くの人と、ネット越しとはいえ、お顔を見ながら話せるのは、楽しいことです。刺激的でもありますね。

それも一対一でなく、グループで話ができるなんて、ちょっと前からしたらまるでドラえもんです。

私は、服飾作家の善林英恵さんと、この数ヶ月、しょっちゅうzoomでつながって、いろんな話をしてきました。

主な話題は、コロナ後の新しい時代の文化や生き方など。

だんだん慣れてきましたので、このzoomの部屋の窓をオープンにして、外からの風を入れたいなって思うようになりました。

これを読んでくださっているあなた様。もしよかったら、われわれのzoomの部屋に、ぜひ遊びにいらっしゃいませんか?

今度の日曜日、6月21日の午前10時から、だいたい1時間くらい。

話題は、これからの時代のアートなどと言う、とても大きな、手におえるものではないので、ゆるい感じになると思います。

このふわふわの、くにゃくにゃの中から、何か、新しい手がかりを探せるのではないか?

まずはためしに繋がってみよう、、、その場の提供ができれば、、、などと考えております。

夏至の日、日曜日、朝のほっとひと息の時間帯、お茶でもいれて、ネット越しに今まではとはちょっと違う新しい出会いをしてみませんか?無料です。お気軽に参加してくださいね。

聞いてるだけでもいいし、発言していただいてもいいし。ご自分のスタイルでゆるりとどうぞ。

参加しようかなって方、このメルマガに返信する形で、お知らせくださいね。

*zoomに繋がれるってことが前提になります。

2.     善林英恵さん

このzoomお茶会、共同主催の善林英恵さんとはけっこう長い付き合いになってきました。コラボレーションで鞄を作るようになってもう10年です。出会ってからは、15年くらい?

変わらない人です。美意識が高くて、先見の明があって。面白い人ですよ。

彼女とのコラボ作品、今、3点通販サイトにあります。他にない鞄です。よかったらみてください。

https://www.someoriyoshida.com/store/store_cat/other

今までにONLY ONLYで特別に作った鞄を手に持っていただいているところ。着姿ギャラリーの「ショールといろいろ」のページにお写真5点載せてます。他にもたくさん作っているんだけどなあ。写真があるのがこれだけなのです。

https://www.someoriyoshida.com/style/style_cat/other

3.    練習もあり

と言うわけで、6月21日日曜日に、zoomお茶会をしますので、よかったら、参加してくださいね。

興味あるけど、zoomやったことないし、うまくつなげるか不安って方もいらっしゃるとおもいます。

そういう方こそぜひ!

このお茶会、なんと、練習日ももうけてます。

本番の前日の6月20日土曜日の午後3時から、試しにつながってみましょう。こちらももちろん無料です。

この、zoomお茶会の練習に参加ご希望の方も、このメルマガに返信する形で、ご連絡くださいね。

*パソコン、スマートフォン、タブレットのいずれかを使っていらっしゃることとが前提で、Wi-Fi環境があった方がいいです。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

○△□帯を織りますよ

さてさて、○△□帯を織りますよ。

浜松の染織こうげいさんのお客さまにご注文いただきました。ご約定の展示作品気に入っていただけて、もう一度織るってことですが、せっかくだから、この方だけのオリジナルにしたい。お写真をじっとみながら、お会いした時のこと思い出しながら、色味や形を調整します。

ちょっとした染料の使い方で印象が違ってきます。クリアな色にすると明るくポップになるし、ちょっとだけ濁らせて中間色にすると、合わせやすい帯になる。この方に可愛がってもらえる帯にするには、、、。ここ、がんばりどころ。

図面と、色を作ること、ここが一番クリエイティブ。あとは、確実に遂行すること。

仮織したあと、こんな感じに伸ばして地入れして、青花で下図を写して、染料をさしていきます。

色をさし終わったら、仮織をはずして、織り機に巻き取ります。それから、ヨコ糸を染めて、合糸して巻きます。

  

さあ、いよいよ!

57通目のメルマガ【キャンディ・キャンディ号】

(写真は、文中に出てくる「アートな帯あげ キャンディ・キャンディです)

 

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おはようございます。

ぐっと夏らしくなってまいりました。朝の日差しが強くなり、日も長くなり、夏至まぢかと感じますね。
お元気でいらっしゃいますか?

緊急事態宣言が解除になりましたが、いかがお過ごしですか?
首都圏はまだまだ自粛必要のようです。あなたさまのお住まいのあたりはいかがでしょう?ひきつづき、気をつけましょう。

ところで、このメルマガ、4月と5月は、一回ずつ配信しましたが、届きましたか?

実は、届かなかったという方がいらっしゃり、今、メルマガ配信の会社に問い合わせてます。

まさかメルマガも自粛?
そんなことはないですよね。もしかしてシステムエラーかもしれません。

届かなかった方いらっしゃいましたら、申し訳ありません。

届いてなくて、内容が気になるって方、アーカイブを残していますので、ご覧くださいね。

https://www.someoriyoshida.com/category/メルマガ一覧

では、今朝もおつきあいのほど、よろしくお願いします。

《 目次 》

1.     アートな帯あげ キャンディ・キャンディ

2.    アートなお襦袢 キャンディ・キャンディ

3.    インスタライブ

1. アートな帯あげ キャンディ・キャンディ

去年から、帯あげを染めることにはまっています。

三色、色を作って、白生地に青花であたりを付け、刷毛で一発描き。なかなかおもしろいです。

染料を調合し色を作り、描くことに全神経を集中します。

かわいい感じにできましたので、キャンディ・キャンディと名付けました。

ブログに紹介していますので、よかったらご覧ください。ご紹介の動画も載せてます。

https://www.someoriyoshida.com/8114

通販サイトにも載せてます。すでに売れたものも多いですがまた作ります。お好きな色味で注文もお受けします。

https://www.someoriyoshida.com/store/store_cat/other

お気軽にご相談くださいね。

2.     アートなお襦袢 キャンディ・キャンディ

アートな帯あげ キャンディ・キャンディをフェイスブックにアップしましたら、思いがけず「これ、お襦袢でも欲しい!」って声が上がりました。

なんと!お襦袢!

それは気づかなかった。目から鱗がポロポロです。

そうか、それなら作ろう。商品レベルに上げられるか、そこは見極めないと。まずは自分のを染めよう。

よし白生地を買うぞ!

丹後ちりめんの織元のご主人と電話で話し「こういうのを染めたいんだ」と熱く語りましたら、だったら、吉田さん用に白生地をイチから作りましょうと。

ひゃ~、なんと生地から特別です。

さあ、どうなるか!

キャンディの包み紙のように、おいしい、かわいいものが包まれているイメージで作りたいと思います。

またアップしますので、乞うご期待くださいね。

(この写真は帯あげです。)

 

3.    インスタライブ

新型コロナで、世界が変わったと言うのは、地球上のすべてがひしひし感じていることと思います。

今を生きるものとして、せっかくだから、いい方に転がしたいって言うのも、みんなが感じていますよね。

コラボで鞄を作っている、服飾作家の善林英恵さんとは、自粛期間中から、しょっちゅうオンラインでつながって、いろんな話をしてきました。

おもに、これからの世界や、作り手としての生き方についてです。

そんな善林英恵さんと、本日午後3時から、インスタでライブ します。

インスタやっている方、よかったらのぞいてください。

たぶん、30分ぐらいやってると思います。

善林さんも私も、しゃべることや配信はまったくの素人ですので心配もありますが、もし興味ありましたら、ぜひ。

まずは、私のインスタフォローをお願いします。午後3時になりましたら、ストーリーのところに「LIVE」と表示されるはずですので、そこからご覧くださいね。

https://www.instagram.com/someori_yoshida/?hl=ja


(上の写真は、突如はじめた前回のインスタライブ の様子。今回、第二回となります)

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

「明るい楕円の中に」生きる

というわけで、肩をゴリゴリ言わせながら、わださまのフンゾウエ、どうにか形にしました。

上の写真は、ひっくり返したところ。こっちの方がスッキリしてよいかもなあ。裏ってエゴが出ないからいいのです。

     

さっそく、宅配便でお納めすると、次の次の日には、お代の現金書留がつきました。ありがたや。

丁寧なお手紙も添えてくださいました。気に入っていただいた様子で、まずは安堵。そこに書いてくださった文章。ちょっとだけ引用します。最後の一文、しびれました。

—私が望んでいた感じの敷き布に出来上がっていて、とても良いです。袈裟とか袱紗とか書いてしまったので、ヨシダさんが必要以上に律儀に作られたらと不安に想っていたのですが、フンゾウエ寄りに作ってあったので、安心しました。言端でなくても意が通じている、わかってもらえると云うのはまことにありがたいことです。—

—それにしても、フンゾウエのこの抽象的な表現の仕立て具合い、良いと思いませんか!面白いでしょう。ヨシダさんに勝手気儘に作ってもらえればと単純に考えていたのですが結構調べられた様子が伺え、唯々お気遣いに感謝いたします。出来具合が私の思い通りでしたので、満足致しております。—

—この数日梅雨のはしりのような天気にコロナ籠りの気持ちが寄りいっそう滅入ってしまいます。それでも何となく明日が見えてきたような具合なので、もう少しだと信じて耐えましょう。何といっても、「明るい楕円の中に」私たちは生きているのですからね。では又。—

糞掃衣をつくる

先日のつづきの投稿です)

それで、ためこんでいる山盛りの端裂をああでもない、こうでもないと組み合わせていく。

「とらわれずに、好き勝手にヨシダさんのセンスにまかせ作ってください」とのご希望だけど、やはり、方向性というものはいる。それも、確固たるものとして。それさえあればという感じで。特にそのことに触れられてはいないので、わださまのことを想って、考えをめぐらす。

で、今回の方向性は。。。。

このご依頼は、供物敷。仏さまにおそなえする、お花やお菓子などを受けとめるもの。きよらかで、柔らかい光に包まれているようなそんな感じでいきたいな。

仏さまには性別はないのかもしれないけど、私はちょっと女性的なものにしたかった。わださま、ずーっと前にお会いしたとき、大往生されたお母さまの話をされてたから。

そんなことを思いながら、布を決めていく。やっぱ、白ベースよね。あとピンク。その補色で緑系。

ミシンもあるけど、ここは手縫いで。糸もカタン糸とかではなく、織りに使う絹糸の残りでチクチク行こう。糞掃衣だもんね。残糸でなきゃ。(当工房、残糸もたっくさんあります、上の写真の何百倍あります)

使う布を吟味、配置を吟味。大きさのご指定は、35cm×15cm 。これがけっこうクセもの。案外小さいのです。せっかくだから好みの布をあれもこれもとたくさん使いたいと思うと、すぐはみ出す。大きい方がつくりやすいなあ。ここはぐっとがまん。小さく、小さく。

暴露)私は縫い物は大の苦手。織るのと縫うのは大違い!案の定、肩と首がガチガチです。

糞掃衣とカンディンスキー

  

糞掃衣(ふんぞうえ)というお袈裟と、カンディンスキー の「明るい楕円の中に」という絵を胸に、一枚の供物敷(くもつじき)を作ったお話をします。お付き合いいただければ幸いです。

先日のこと、旧知の「わださま」からお手紙をいただきました。わださまは、以前、合切袋を、善林英恵さんとのコラボONLY ONLYでお作りした方です。その時の経緯はこちらに。(力作です。ぜひ見てね)

さて、お手紙。何かしら?古呂奈お見舞いを出したので、そのお返事かな?とじこもっている時に、手書きの文字を読むのはうれしいものです。

読みすすめて、あら、ご依頼だわ。

カンディンスキー の「明るい楕円の中に」という絵を見ていたら、ひらめきました、と。
その絵の左にモンドリアン風の四角い図形が配置されてますが、こういう感じで仏壇の供物敷きを作れないものか、と。

フンゾウエ(わださまはカタカナで書かれます)のように、ヨシダさんの端裂を縫い合わせて。囚われず、勝手に縫い合わせて作ってください。と。

ひゃー。カンディンスキー 、糞掃衣、モンドリアン風。なんだか、クラクラくる取り合わせです。

カンディンスキー の「明るい楕円の中に」がぱっと浮かばず検索。あー、この絵か。なんか、不思議な絵だ。(スクショさせていただきました)

で、そのモンドリアン風の図形って?左側?

こ、こ、これかー。なかなかいいなあ。さすが、わださまの目だなあ。

糞掃衣は、私の解釈では、塵芥(ちりあくた)にまみれた端裂を洗い清め、チクチク縫い合わせれ作ったお袈裟。一切のエゴを手放した高僧が身につけた究極の布。

有名なのを失礼してスクショ。東京国立博物館にある分です。

そりゃー、そういうものが作れたら最高だけどね。

たいそうイレギュラーなご依頼ではありますが、やりがい充分。いわんや、わださまからの依頼です。受けてたたねば。

まあ、エゴにまみれた私ですのでどうなることやらですが、とりあえず織り布の端裂が入っている引き出しを、机にぶちまけました。

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こんばんは。日が長くなりましたね。

その後、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?

いまだ、不安の中での生活かと思いますが、すこーし先が見えたでしょうか?

世界中の人が、それぞれの生き方の軸を、思いっきり揺さぶられたこの数ヶ月。

太くてドンと動じない軸もあるでしょうし、柳のようにゆらゆらだけど案外OKな軸もあるしょう。

折れたらまた継げばよしの軸もあるでしょう。

それぞれどうにかやっていきましょう。

《 目次 》

1.     17周年

2.     5月1日

3.    ウルトラマリン

4. サイトの更新

 

 

1.      17周年

先日、染織吉田は設立17周年を迎えました。

みなさまに支えていただき、また一年、過ごすことができました。

本当にどうもありがとうございます。

コロナ禍の真っ只中でしたので、来し方行く末を思い、特にしみじみしました。

17年、これを仕事にし、織り続けてきましたが、織りたい布は織れただろうか?

自問自答です。ちょっとだけ、近づいたような気はするんです。

しかし、まだまだ茫洋として見えてないところがあって。

一度でいいので、完全に100%満足できる、この布を織りたいからやってきたってところまで、行き着ければと思っています。

それには続けるのみかなあ。

2、5月1日

染織吉田の設立記念日は、5月1日なのですが、その日はメーデーであり、父の誕生日でもあるのです。

この日、家族みんなで、父の誕生会をしました。

そう、ZOOMパーティーです。熊本、東京、北京、神奈川をつなげて。

熊本にいる妹が、両親の家でセッティングしてくれて、東京の姉と妹と姪と甥、北京の義弟、神奈川の私。

全参加者13名。家族みんなです。

つながった瞬間の両親の驚いた顔。

こんなことができるなんて、83歳になった父もびっくり。ご満悦で何よりでした。

閉じこもり生活中の老親、それぞれ庭いじりなど、楽しみを見つけてやっているようです。年の功なのか強いところありますね。

みんなで楽しい時間でしたが、私はこの日が自分の設立記念日とは言い出せず。

まあ私らしいと言えましょう。

3.   ウルトラマリン

先ごろ織った八寸帯「ウルトラマリン」のことをブログに書きました。

一本の白い糸が染められ、織られ、帯になり、そしてよいご縁に恵まれ締めていただけるまでという、ロングストーリーです。

作り手冥利につきます。

ブログに書きましたので、お読みいただけるとうれしいです。

https://www.someoriyoshida.com/blog

 

 

4. サイトの更新

閉じこもりの期間中、サイトの更新を追いつかせるってのが、課題でした。

どうにかできましたので、よかったらみてください!

まずは、「作品ギャラリー」です。

・「年代別ギャラリー」に「2019」のページを作りました。

https://www.someoriyoshida.com/gallery/2019年

・「着姿ギャラリー」に、新たな写真を加えました。私の織ったものをお客さまがお召しくださっている着姿です。すてきです。

https://www.someoriyoshida.com/style

・「メディアに載りました」のページに、吉田羊さんが私の帯を締めてくださった「美しいキモノ」を載せました。

https://www.someoriyoshida.com/media

・「通販サイト《some ori マーケット》」新たに帯と帯あげをアップしました。それぞれのページの動画も見てくださいね。

https://www.someoriyoshida.com/store

・そして、なんと!インスタグラムと通販サイトを連携させました!!!

まだ連携した数は少ないのですが、ちょっとずつ増やしていきますので、どうかちょくちょくご覧ください。

https://www.instagram.com/someori_yoshida/?hl=ja

自分では、すっごく「やってやった感」あるのです、笑。

 

*このページに載せました5枚の写真は、私の織った帯と染めた帯あげのコーディネートです。通販ページにありますので、ご覧いただければ幸いです。

___________

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どうかよろしくお願いします。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

ウルトラマリン

「白からはじめる染しごと」展のことをブログに書き留めておきたいと思います。

まずはそのときに作ったテーマ帯の話。

「白からはじめる染しごと」とは、われわれ作り手は、何もないまっさらな、白い糸や白生地に、さまざまな仕事を重ねて、帯や着物を作るのよって、工程ごとお伝えしようという展示会です。

今回のテーマは「海」。

9名の染色家、染織家が、それぞれの「海」にいどみます。

私は、荒ぶる海と静寂の海。両方を表現したいと思いました。

新しいチャレンジもたくさん入れたい。グレーの部分は、ぼかし染めにしました。

ヨコ糸は、カベ糸です。

カベ糸とは、撚りが特別な絹糸です。芯にした細い絹糸に、強めの撚りをかけた絹糸をそわせて、上撚りをかけます。普通の絹糸とは風合いがガラッと変わります。今回、糸を撚糸屋さんに持ち込み、回転数など相談し、特別に作ってもらいました。

その糸を巻いて、試し織りして感触を確かめます。糸を生かさねば。

結果、カベ糸だけでは重くなるし、ツヤもでないなと、いわゆる絹糸らしい絹糸と交互に入れることにしました。

ふう、間に合った。上の写真は織りあがって、蒸したあと、水元して、伸子を張って、仕上げているところです。

こちらが、本番。「白からはじめる染しごと」展のメイン会場です。

私、この帯を「ウルトラマリン」と名付けました。

海の深い青がよく表現できたと思ったからです。

青い部分は、波がうねり、激しくぶつかり合い、

グレーの部分は、打って変わって、ピタリと凪ぐ。

そんな、嵐と凪。動と静。

ブルーのところと、グレーのところは、織り方も違えました。

ブルーのところは、綾の方向をジグザクで変えています。糸もほんのちょっとだけ変えてます。グレーはずーっと同じ方向。糸も変えずに静寂を表現。

染めと織り方と糸とで、動と静を表現しました。

ブルーのところ、ジグザグな織り方、お分かりいただけると思います。糸も違うの分かっていただけると思います。

 ミソは、境目です。真っ白が3越だけ入ってます。

グレーの方はだんだん白くなり、ブルーの方はいきなり変わります。

 この帯のことは、制作中の時から、SNSに載せてました。感じのよいコメントくださる方がいらしてうれしいなあと思っていましたら、、、

メッセージをやりとりするようになり、詳しくご説明したり、いくつかのご質問に答えたり、奇遇なつながりによろこんだりし。。。。

ご縁がつながり、なんと締めていただけることになりました!

お仕立てもご希望をうけたまわり、宅配便でお届け。

そういたしましたら、さっそく締めてくださり、写真も送ってくださいました!

ありがとうございます。お似合いでうれしいです。こんな方に締めて欲しいなってイメージにぴったりです。

このコーディネートですと、春の穏やかな海ですね。そよそよと海風ふいてきそうです。

いいなあ。うれしいなあ。実は、この方と私、SNS上だけのお付き合いで、お会いしたことはありません。でもなんだかとっても近しく感じます。

「ウルトラマリン」、よかったね。ここでしっかりがんばるんだよ。

あ、濃い色のお着物にもいいですね。

私が作ったウルトラマリンが、こうやってご縁いただき、大事にしてもらって、このお方をますます輝かせていく。これこそが作り手冥利です。本当にどうもありがとうございました。

「白からはじめる染めしごと」展のことは、もうちょっと書きたいので、また読んでくださいね。

アートな帯あげ  Candy Candy キャンディ・キャンディ

ぐるぐるアートな帯あげを染めました。名付けて「アートな帯あげ Candy Candy キャンディ・キャンディ」。

少女の頃にあこがれた、外国のクリスマスとかイースターとかのお菓子。パーッと華やかで、楽しげで、ワクワク、ドキドキする。キャンディって包み紙もかわいいんですよね。気分がぐっと上がります。

そんな帯あげです。

あなたの着物姿を、ワクワクドキドキ、もっとあなたらしく、もっと楽しく、個性的にしますよ。

帯あげは、お顔映りにも影響します。明るい色を持ってくると、お顔もぱっと明るく、華やいで見えます。

   これはヒントは歌舞伎の幕(定式幕)です。効かせ色に使ってください。観劇にぜひ!

作り方は、丹後ちりめんの白生地に、地入れをして、青花であたりをつけて、あらかじめ調合した染料を刷毛で染めていきます。それを蒸して、色を定着させます。

こちらは夏物の絽で、薄い生地です。

 無地とか、ぼかしとか、しましま以外も作ってます。

帯あげって、締めると、ちょっぴりしか見えませんよね。そのちょっぴりが刺さるんですよね。

ご注文もうけたまわります。よりあなたらしい着姿を。あなたを表現する帯あげ、相談しながら作りましょう。

動画も撮りました。見てね。

コーディネートしてみました。帯は「火の鳥」

帯は「透明な水」

 帯は「ベージュパーテーション」

帯は「ピンクポルカドット」

帯は「フェニックス」

染めているときの写真。こうやって、つながったままで染めていきます。

通販しております。ぜひ→

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こんにちは。いかがお過ごしでいらっしゃいますか?

おだやかないい天気で、澄んだ空気。新緑。青空。ゆっくりすぎる空気が流れ、、、

今年のゴールデンウィークはステイホームウィークといわれております。

あなたさまにおかれましては、どうか、くれぐれもご無事で、この禍を乗り越えられますことをお祈り申し上げます。

この4月、私は、地に足がついていないような感覚でした。

閉じこもっているのは、いつものことなのですが、なんか実感がありません。

おかげさまで、帯のご注文をこなしていましたので、それが支えでした。

手を動かして、仕事し続けられるというのは、本当にありがたいことです。

メルマガ、4月の配信は遅れてしまいましたが、ご自宅でお付き合いいだければ幸いです。

《 目次 》

1.     東京キモノショー中止(延期)

2.     元気の出し方

3.     通販サイト《some ori マーケット》

___________

1.      東京キモノショー中止(延期)

5月1日から5日に、東京日本橋にて開催予定されておりました、東京キモノショーは、中止(延期)になりました。延期日程は未定です。

楽しみにしてくださっていた方々には、ご連絡が行き届かなったことを含め、大変申し訳ありません。

私としても初参加予定で、やる気まんまんでしたので、ポッカリ穴が空いた気分です。

とはいえ、私はマルシェ参加でしたが、もっとコアな関わりの方、例えば、実行委員ですとか、ファッションショーを計画されていた方ですとか、そんな方々のガッカリ加減にくらべれば、たいしたことないと思います。

時をあらためて、また参加できればと思っています。

2、元気の出し方

東京キモノショーのように、あちこちで、多種多様なイベントごとが、中止、延期になっています。

そのために準備したいろんな商品が行き場を失い、意気消沈。それも致し方ないこと、、、、と思ったら!

サイトをのぞくと、けっこうみんながんばっていてますね。

SNSや特設サイトで、みんなそれぞれアピールしてたり。お値段も通常よりぐっとお安く。

それを応援の意味もあって、買っていらっしゃる方も大勢いて。

なんだか、みているだけで元気でます。

一生懸命つくって、一生懸命アピールして、それに応える方がいて。

お客さまの元に行った商品たちが、その方を楽しませたり、栄養になったり。

それを垣間見ている私も元気。量が多くてなかなか買えないけど元気。

いいな~~。

これ、世界が良い方向に変わっていく、きっかけになりますね。

3.   通販サイト some ori マーケット

新しい時代の息吹を吸い込みまして、私の通販サイト《some ori マーケット》も新作アップしております。

なんと、動画を撮ってのご紹介です。帯の紹介、見てください。

動画と写真で精一杯で、文章での説明が足りてませんね。ボチボチ書き加えます。

他の作品もアップを続けようと思っていますので、連休のおともに、よかったら、たびたびのぞいてくださいね。

https://www.someoriyoshida.com/store

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54通目のメルマガ【ギャラリートーク中止号

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*写真は最近の作業風景より

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おはようございます。

いよいよ本日、「白からはじめる染めしごと」展の搬入です。

展示会、一部変更になりました。

3月15日に発表した、会としてのステートメントを、目次の1番に載せますので、ご一読いただけましたら幸いです。

本日のメルマガは、そこにも書いてありますが、会期中予定しておりました「ギャラリートーク」を中止のお知らせが目的の配信です。

どうかご了承くださいますようお願いします。

さあ、これから出かけます。

もうなるようにしかなりませんから、やりたいことをしっかりやるのみです。

案外、こんな時だからできる、かえって面白いこと、あるかもしれませんね。

《 目次 》

1.     今回の展示におけるコロナウイルス対策につきまして

2.     開催要項

3.     ネットで

4.  見どころ

___________

1.      今回の展示におけるコロナウイルス対策につきまして

(白からはじめる染めしごと展の公式ステートメントより転載 :date2020/3/15)

おはようございます。

昨日は都内で開花宣言と雪が同時にやって来るという、記念すべき日になりましたね。

昨晩の首相の会見を受けて、出展者一同で改めて、今回の開催について話し合いました。
その結果、やはり開催したい!開催しようという結論に至りました。

このような情勢の中でも楽しみにしてくださっている方がいる中で、自分たちのできる最大の安全予防対策を講じてお迎えしようということになりました。

以下、少し長くなりますが対策を明記いたします。お読みいただければ幸いです。

まず、会場内感染予防対策として以下のことをいたします。

*入り口に消毒用ジェルを設置いたします。
洗面所にはハンドソープもご用意しましたので、手指の消毒にご利用ください。

*会場内手すり等、手の触れる可能性のある箇所は、随時消毒いたします。

*出展者・スタッフは、マスク着用で対応させていただくこともあります。

*随時、頻度を高くして部屋の換気に努めます。

これらの消毒用備品につきましては、首都圏では品薄が続く消毒液やアルコールを丹後で小林さんが入手。
他のメンバーも、見つけた先でハンドソープ、ペーパータオルを入手し、少しずつ備えてきました。

そして、大事なお知らせをさせてください。

《毎日14時より開催予定でしたギャラリートークと、御茶菓子の提供を取りやめさせていただきます。》

ギャラリートークに関しては、メンバーも楽しみにしておりましたので悩みましたが、安全性を最優先に中止を決定いたしました。
ギリギリのお知らせになってしまい、大変申し訳ございません。

また、今回が初めての会であり、このような情勢ですので、当日のことが想像し難く、会場内が混雑するような場面は避けたいと考えております。状況次第では入場を制限をさせていただく場合もあるかもしれません。

ご不便をおかけして大変恐縮ですが、ご理解、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

皆さまに穏やかな時間を少しでも楽しんでいただけますよう準備を尽くして、出展者一同心よりお待ち申し上げております。

どうぞ宜しくお願いいたします。

___________

2.   開催要項

いま一度、「白からはじめる染めしごと」展の要項を書かせていただきます。

│会期│2020年3月20日(金) (祝)~3月22日(日)

│時間│10時- 18時・最終日17時まで

│出展品目│帯・着物・小物(帯揚げ・ストール・バッグ・財布etc.)

〈入場無料・展示販売〉

│会場│大塚文庫(東京・自由が丘)目黒区自由が丘3丁目6-25
東急東横線・大井町線「自由が丘駅」正面口から徒歩約6分
*駐車場はございません

│出展者│
小林知久佐(引き染め・ぼかし染め)
大地佐和子(手描友禅)
大橋さやか(手描友禅)
クワバラマキコ(手描友禅)
坂井三智子(手描友禅)
鈴木和美(手描友禅)
鷹取麻利子(手描友禅)
水橋さおり(手描友禅)
吉田美保子(染め織り)

│出展協力│帯締め( 江戸組紐中村正 )

___________

3.   ネットで

今回の展示会、見たいけど、いろいろ心配で出かけられないという方、いらっしゃると思います。

そのお気持ち、よくわかります。

遠方やご多忙で、もともと無理だったって方もおいででしょう。

ですので、ネットを通じてできるだけの発信はしたいと思っています。

もしよかったら、「白から会」のフェイスブックとインスタグラムをフォロー願います。

フェイスブック
https://www.facebook.com/shirokarakai/

インスタグラム
https://www.instagram.com/shirokara_kai/

それから、私のフェイスブックとインスタ、ツイッターもフォローいただけると、よりマイナーでマニアックな(片寄った?)画像や動画が流れてくるかもしれません。

吉田フェイスブック
https://www.facebook.com/yoshida.mihoko

吉田インスタグラム
https://www.instagram.com/someori_yoshida/

吉田ツイッター
https://twitter.com/someori

___________

4.    見どころ

この展示を準備してて、「これはレアだぞ」って出展者の一人ながら思いました。

どこがレアかと申しますと・・・

まず、展示会の目的が「染めのしごとをご紹介したい」というのが、第一にきている点です。

仕事として染めをやっているのですから、売れないと困るのですが、それより何より、まずは染めについて語りたいってうずうずしてるって感じの展示会です。

染めの工程紹介がすごいです。

小売店さんなどで「売る」ために、軽く工程の紹介などすることもあるでしょう。産地や学校でもありますね。

しかし、今回の工程紹介、それとはちょっと違います。友禅、引き染め、糸染めの、それぞれ現役バリバリの、マジの工程紹介です。

それに、われわれみんな会場にいますから、疑問に思われたこと、すぐに聞いていただけます。

そして次にすごいのが、白生地たくさん、絹糸いろいろ、持っていきます。
お誂えの相談は、友禅や引き染めは豊富な生地から選べます。私のお誂え「ONLY ONLY」ももちろん、糸のチョイスからご相談にのります。

さらには、道具も実物を持ち込みますし、着物の成り立ちも丁寧に図解してます。着物ってすごいな~って実感していただけるものと思います。

工程や原料、着物の成り立ちを思う存分お伝えした上で、丹精して作った製品も並べています。心に響けば、お買い求めもお願いします。

きっとよい機会になります。さまざまなご事情あると思いますが、もしもゆるされるのでしたら、どうかご高覧ください。

おいでくださる方も、今回はムリという方も、どうかくれぐれもお体大切になさってください。

___________

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242-0007
神奈川県大和市中央林間2-21-6-105
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こんにちは。

すっかり春らしくなりましたね。いかがお過ごしでいらっしゃいますか?

うちは小さなマンションなのですが、大家さんが庭の手入れを丁寧にされていらっしゃっているおかげで、この時期、お花がつぎつぎ咲くのをベランダから楽しめます。

今年もいよいよその季節がやってきました。今は、何種類もの椿や水仙が咲いています。

花はあいかわらずきれいなのですが、今年はなかなかきついですね。

このひと月半、「生きていると、いつ何どき、何が起こるかわからないな~」って実感してます。人間力が試されているように思います。

うまく収束することを心から祈ります。

(写真は「白からはじめる染めしごと〜海の巻〜」に出品する帯の制作工程です。)

 

《 目次 》

1.      白からはじめる染しごと

2.     9人の染め師

3.     足上げて

4.  ご事情ゆるせば

___________

1.      白からはじめる染しごと

さあ、いよいよ来週となりました「白からはじめる染めしごと」展、まずは、要項を書きますね。

│会期│2020年3月20日(金) (祝)~3月22日(日)

│時間│10時- 18時・最終日17時まで

│ギャラリートーク│全日14時から

│出展品目│帯・着物・小物(帯揚げ・ストール・バッグ・財布etc.)

〈入場無料・展示販売〉

│会場│大塚文庫(東京・自由が丘)目黒区自由が丘3丁目6-25
東急東横線・大井町線「自由が丘駅」正面口から徒歩約6分
*駐車場はございません

│出展者│
小林知久佐(引き染め・ぼかし染め)
大地佐和子(手描友禅)
大橋さやか(手描友禅)
クワバラマキコ(手描友禅)
坂井三智子(手描友禅)
鈴木和美(手描友禅)
鷹取麻利子(手描友禅)
水橋さおり(手描友禅)
吉田美保子(染め織り)

│出展協力│帯締め( 江戸組紐中村正 )

2.   9人の染め師

「白からはじめる染しごと」は9名の染めの作り手による展覧会です。

企画も、運営も、販売も、何もかもわれわれなんですよ。

この展覧会、そもそものきっかけは丹後の小林染工房へ、技術研修に行ったことなんです。

このとき、私、思ったのですが、これからはこうやって、作り手同士が技や、情報や、可能性を分かち合って、お互いを磨きあって、さらにはお客様と出会う機会もつくり合ってやっていく時代なのだなあと。

そうやって、もっといいものを作り世に出すことが身につけてくださる方にもよいことだと。

あら、けっこうおもしろい。なんて。ね。

3.    足上げて

そういうわけで、「白から~」展にむけ、ラストスパートでものづくりをしています。

閉じこもりなのはいつものことですが、唯一の運動のヨガスタジオが、ただいま、コロン(こう書くと気が紛れるので、、、)の影響で閉鎖中。

ますますガチで閉じこもってます。

先月、神戸のこうげいさんで出会った素敵な方、その方は着物美人さんというだけでなく、体のこともスペシャリストの方なのですが、

「女性は、お尻、内もも、お腹ですよ!ヨシダさん!」と鍛えるべきところを教えてくださり、図まで書いて持たせてくれました。

その図、私、壁に貼ってます。

で「お尻!内もも!お尻!」と唱えながら、寝転んだ状態で足上げしてます。体が基本。免疫アップ。

さあ、みなさまもご一緒に、足上げて!笑

4、ご事情ゆるせば

今回の「白から展」、できうるウイルス対策は、全部しようとみんなで申し合わせてます。

アルコールジェルも入手済みだし、洗面所にはハンドソープとペーパータオルも用意しました。搬入の日はまず除菌剤で掃除しようって言ってます。

あとは、換気をこまめにしましょう。手すりを拭いたりね。そんなに混み合うとは考えづらいのですが、そこらあたりを念入りに。

当初はお茶とお菓子をお出ししてゆっくりしてもらおうって言ってたのですが、これはやめにしました。

会場の大塚文庫は、オーナーの個人コレクションを収蔵展示するために建てられた、趣のある立派な建物です。
庭には、大きな桜の木があります。きっと会期中、満開の桜をお楽しみいただけるのではないかと思います。

心からお待ちしております。

それから、どうかみなさま、くれぐれもお体をお大事になさってください。

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(写真は、文章に関係しているものを載せてます。あわせて、楽しんでいただければ幸いです。上の写真は、フジバカマ による草木染めで染めた帯あげ。媒染剤は、上から、鉄、アルミ、すずです。)

(帯あげの生地は上質の丹後ちりめん、ふっくらしてます。)

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こんにちは。

暖かい本日、いかがお過ごしですか?

これから西から雨が降るとのこと、すっかり春の雨ですね。

立春すぎましたので、春で間違いなのですが、それにしても春すぎますね。

メルマガのタイトル【色と匂い】、なんだか、すっごく艶っぽくなってしまいました。笑

そんな内容ではないのですが、楽しんでいただけたら幸いです。


(八寸帯の仕上げ風景)

《 目次 》

1.      いよいよ神戸

2.     出品作

3.     藤袴(フジバカマ )

4.   色とは

___________

 

1.      いよいよ神戸

染織こうげい、神戸店さんでの「吉田美保子展ー抽象と存在感ー」、いよいよ明日からです。

2月13日木曜日から17日月曜日までで、私は明日の13日と、あさって14日におじゃまいたします。

明日は、10時半に神戸空港に着くので、11時の開店時間にはちょっと遅れそうです。閉店の19時までおりますので、会いにきてくださいね。

あさって14日は、11時から夕方までおります。たぶん、18時には空港に向かわないとなので、できれば17時くらいまでにお越しくださいね。

15日から17日は、私はおりませんが、染織こうげいのスタッフの皆さんに、作品の説明や私の思いなど、しっかりお伝えしておきますので、ぜひ観にきてくださいね。

http://someorikougei.com

(伸子張りの動画です)

2.    出品作

染織こうげい神戸店さんでの展示会に向け、八寸帯1本と、帯揚げ6枚、コラボ鞄が2つ、新たにできました。

それなりにボリュームのある展示会になるのではないかとほっとしています。

服飾作家の善林英恵さんとコラボレーションで作っている、「カジュアル着物に合うおしゃれな鞄」、途中経過を画像でみてますが、今回も期待大です。早く、実物みたいです!

ご多忙の中、展示会に間に合わせてくる善林さん、さすがプロです。

そして、前回にひきつづき、佐橘登喜蔵さん、影山秀雄さん、大木道代さんに着尺をご出品いただき、私の帯とコーディネートでご提案します。

見応え十分、このラインアップを関西で観られるって、なかなかないと思います。お見逃しなく!


(善林さんのSNSより写真拝借。鞄、制作中。いい感じ〜)

(鞄の持ち手はこのように、革を手縫いで作ってます。)

___________

3.      藤袴(フジバカマ )

今回、優しい色味も持っていきたいなと思い、草木染めで帯あげを染めました。染料は日本古来種の藤袴。

今よく生えている藤袴は外来種なんですって。古来種は、保存活動をしている京都のグループが守っている貴重なものだそう。そこから、ドライフラワー状態のものを分けてもらっていたんです。

なんでも、藤袴は万葉の昔から、香料として大事にされてきたらしい。確かに、ドライフラワーの袋をあけたとき、ふわーーっとした匂いに包まれました。控えめだけど、存在感ある、高貴な匂い。紫式部もこの香りにうっとりしてたに違いないな。

それを細かく切って、煮出して染料にするのですが、これまたいい匂いに包まれて至福のときでした。

媒染剤を変えて、3枚染めましたので、染織こうげい神戸店さんで観てくださいね。


(ドライフラワー状態のフジバカマ )

   
(フジバカマ を煮出しています)

(帯あげ、染めてます)

(こちらも染めてます)

___________

4、色とは

草木染めがうまくいったので、気をよくして、酸性染料でも帯あげを染めました。

酸性染料っていうのは、絹と相性がよくて、混色が自在にできて、発色がきれいな化学染料です。私、よく使ってます。

言ってしまいますけど、酸性染料でどんな色でも出ます。草木染めのような、微妙な中間色も出せます。

それでも、草木染めと酸性染料は違うんだよなって、今回あらためて思いました。

それは、ねらいの定め方かなと。

草木染めでも、染めたい色をねらって染めます。出たとこ勝負じゃないのです。しかし、ねらってもねらい切れない、ゆらぎのようなところに、草木染めのよさがあり、身に付けた人も、そのおおらかさを楽しんでいるのだなと。

酸性染料は、ねらいをギリギリまで定められるので、その分シャープで、バチっと決まる感じです。

それが心地よくもあり、ねらいすぎを避けるために、どこかで抜くのをまたねらうって感じもしたりして。

写真を観ていただきたいので、ブログのリンク貼りますね。

https://www.someoriyoshida.com/blog

実物は、神戸で観てね。ぜひ。

(酸性染料で染めた帯あげを仕上げています)

(こちらも酸性染料の仕上げ風景)

(完成!)

___________

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(写真は、文中で紹介している展示会「抽象と存在感」の展示風景です。今回も、佐橘登喜蔵さん、大木道代さん、影山秀雄さんに着尺を出品していただき、良い展示会ができました。コラボレーションで鞄を作っている善林英恵さんも新作を間に合わせてくれました。写真もお楽しみいただけましたら幸いです。)

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先日は、旧正月でしたね。

あらためまして、あけましておめでとうございます。

うちの近くでは、梅のつぼみがふくらんでます。

ここ数年、中国の春節がいろいろとニュースになるようになって、旧のお正月のことを忘れなくなりました。

日本人の私にとっても大切な日であるわけで、、、報道で思い出すって、なんだかなあって思います。

それも今年はウィルスのニュースに気が気ではありません。一刻もはやく収束することを祈るばかりです。

世界は心配事であふれてますが、それでも、季節のうつりかわりや人との出会いを楽しみながら、できることをしっかりやっていきたいなと思っています。


 

《 目次 》

  1.      次は神戸!

  2.     ありがとう、浜松

  3.     浜松の夜、1日目

  4.  浜松の夜、2日目



1.      次は神戸!

染織こうげいさんでの展示会、「吉田美保子展ー抽象と存在感ー」は、次は神戸で開催されます。

2月13日木曜日から17日月曜日まで。染織こうげい神戸店さんにて。私は13、14日におじゃまいたします。

神戸のこうげいさんは、三宮センター街の一本海側の通り沿いです。アクセスもすごくいいですよ。ぜひ、お越しくださいね。

http://someorikougei.com

2.    ありがとう、浜松

染織こうげい浜松店さんでの個展、無事終了しました。

お越しくださった皆さま、染織こうげいのスタッフの皆さま、本当にどうもありがとうございました。

おかげで楽しい、三日間でした。

浜松、初めておじゃましましたが、とってもいい街ですね。

びっくりしたんですけど、こうげいさんにお越しくださるお客様、着物率、高っ!

それも、皆さま、ご自分らしくお着物を楽しんでらして、さすがだなあって思いました。

そして、そんな素敵なお客様方に熱く支持されているこうげいさんも、さすがだなあ。

3.      浜松の夜、1日目

浜松では2泊しましたが、1日目の夜は、染織こうげいの社長さんと店長さんが、とてもおしゃれなアジアンクイジーンのお店に連れて行ってくださいました。浜松は食のレベルも高いですね。

そこの1杯目の生ビールがおいしかったこと。2杯目以降の紹興酒が楽しかったこと。生き返った~~~。

私、10月の個展のあと、この浜松展に向けて、禁酒(原則)でやってきてましたので、ああぁぁしみる~って感じでした。

久しぶりのおいしいお酒とお料理にすっかりはっちゃけてしまいました。(いつものこと?)

社長さんと店長さんに、変なやつだと思われたかもしれません、、、、、(とても良い方々です。大目に見てくれるかな?)

着物の仕事の、明るい未来について語り合い、とっても励まされました。

4、浜松の夜、2日目

浜松の夜、2日目は、初対面のご夫妻とご一緒しました。

熊本の両親と仲良くして下さっている浜松在住のご夫妻が、お誘いくださったのです。

初めてお会いする、たぶん私よりふた回り近く年上のご夫妻と食事するなんて、なんだか不思議でした。

いったい何を話そうかと心配してましたが、ご一緒してみれば、お二人の優しく気さくなお人柄のおかげで、とっても楽しい夜となりました。

私が着物を着ていたの、ポイント高かったみたいです。全身自作、ほめられました(笑)。

年下の人を誘って、こんなに楽しい時間と場所を作ってくださるって、理想の大人だな。私もそうありたいな。

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これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。

どうかよろしくお願いします。


きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

50通目のメルマガ【抽象と存在感号】

        

 

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(写真は、文中で紹介している展示会のご紹介写真です。帯は吉田美保子作、着尺は上の3点が大木道代さん作、下の2点が影山秀雄さん作です。)

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あけましておめでとうございます。

令和二年、私的には織和二年の幕があけました。

今年が、あなたさまとあなたの周りのみんなにとって、健康で平和ないい一年でありますように。

いかがお正月をお過ごしですか?こちらは関東らしく青空がきれいな穏やかなお正月です。

そして私は織り三昧の年末年始です。1月の染織こうげい浜松店さんを皮切りに展示会が続きますので、その出品作を織りまくっております。

今日のメルマガはその展示会のことや、今年の抱負など書きます。

おっ、メルマガ、50通目のキリですね。二年間で50通。続けられているのも、読んでくださるあなたさまのおかげです。ご愛読、ありがとうございます。これからも、どうかよろしくお願いします。

 

 《 目次 》

  1.      抽象と存在感

  2.     浜松と神戸

  3.     年賀状

  4.  ONLY ONLY 

___________

 

1.      抽象と存在感

染織こうげいさんでの展示会のタイトルは、ー吉田美保子展「抽象と存在感」ーです。

自分をぐっと掘り下げた展示会となります。抽象画が好きなこと、存在感ある織物を織ることは、私の人生の根幹だと思うのです。

以下は展示会に寄せての拙文です。

「抽象と存在感」

思えばわたしは、小さいときから絵を描くことが大好きで、美術大学では、抽象画と立体造形に夢中でした。

織りはじめて27年。
八寸帯を作るようになり、織り方を平織から綾織に変えたり、絹糸の種類を変えたり、染めの技法を変えたりと、まだまだ試行錯誤と探求の日々です。

好きだった自由な抽象を表現したアートを、今、織りとして、この手で生み出す興奮を味わっています。
平面でおとなしかった織り布が、立体感をもち、迫力ある存在感をはなっています。

この帯たちが、あなたの存在感を輝かせる一品になればと願います。

あなたと、帯と、きもの 。あなただけのハーモニーを響かせてください。

今回は、わたしの尊敬する織作家の着尺とコーディネートしてご紹介します。

着尺出品 / 佐橘登喜蔵さん、大木道代さん、影山秀雄さん。

 

2.     浜松と神戸

今年の展示会のは、1月の浜松、2月の神戸から始まります。

1月は、23日木曜日から27日月曜日まで。浜松の染織こうげい浜松店さんにて。私は、23~25日におじゃまいたします。

2月は、13日木曜日から17日月曜日まで。神戸の染織こうげい神戸店さんにて。私は13、14日におじゃまいたします。

浜松、神戸とも、お初におじゃまいたします。ちょっとドキドキ。

関東におりますと、どうしても東京を中心に考えてしまいがちですが、決してそんなことありませんものね。関東以外の日本、また日本以外の地で着物を楽しんでくださる方々にも、しっかりお届けしていきたいです。

染織こうげいさんのサイトです。場所などご確認の上、どうかお出かけください。

http://someorikougei.com

 

 

3.      年賀状

私、お年賀状、年末29日に投函しました。

毎年お出ししている方々にいつものようにお出ししましたが、きっと、今日の時点では届いてないと思います。

元旦に届くように出すなんて至難のわざすぎますよね!笑。

などと思いながら、昨日、いただいたお年賀状を尊敬をもって拝読しました。

年末は忙しく、ベランダの掃除も、帳簿つけも、制作記録つくりも、喪中のお葉書にお返事もできないでおりました。

ちょっとだけゆっくりの今日と明日でやってしまおうと思います。

寒中お見舞いのお葉書は書いてしまって、松が取れたらお出しするとしましょうか。

 

 

4、ONLY ONLY

染織吉田の得意技は、「完全注文制作 ONLY ONLY」 です。

あなたの希望をすべてお聞きして、相談しながら一緒に作るのがONLY ONLY。着物好きの方にとって、何よりの醍醐味ではないでしょうか?

今年はこのONLY ONLY に力を入れます。

今年、3月20~22日に「白からはじめる染しごと」という展示会を、東京の自由が丘で、染めの仕事師さんたちと一緒にやります。この展示会でもおあつらえの相談、うけたまわりますよ。

もちろん私だけでなく、染めの作家たちみなさんです。

ときどき、他の作家さんの制作現場を見せてもらうことありますが、みなさん、本当に丁寧で、愛をもって作ってます。これ、もっと、着てくださる方々にも届かせたいなー。

自分のことはもちろんですが、他の愛ある作家さんのことも、紹介できるようになりたいです。

今年、他の作家さんと一緒に、またお召しくださる着物好きな方々と一緒に、小さなうねりをどんどん増幅させて、この世界を、楽しくビビッドなものにしていきたいです。

今年もどうかよろしくお願いします。

 

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
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(写真は、文中で、朝香さんが染めているところを観にきてくださった帯のその後です。一番下に動画もあります。)

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こんにちは。あっという間に師走となりました。いかがお過ごしでしょうか?

12月4日に、アフガニスタンで、現地の人々のために尽力した医師の中村哲さんが銃撃され亡くなりました。心よりご冥福をお祈りいたします。

一報を知ったときは、強盗の類に無差別的に襲われたのかと思いましたが、待ち伏せだったとのこと。あんなにすばらしい人をなぜ???まったく理解できません。

私、大昔、、、25年くらい前ですが、福岡で中村さんのお話を聞いたことあります。

たまたま参加したパネルディスカッションに登壇されたのですが、お話に引きつけられました。

この時は中村さん、まだこんなには有名ではなく、私は別の登壇者の関係者という立場でしたので、何の気なしに聞いてました。しかしだんだん、情熱と使命感が伝わってきて、目と耳を集中して聞き入りました。こんな人がいたんだ。すごい。

このとき中村さん、48歳くらいですね。今の私より3歳お若いです。

たぶんこの時は医療支援をされていたころで、灌漑のことは始まってなかったのでは。だとすると、その後の25年で、カラカラの大地を緑化し、幾万人を救う一大事業をなしとげられたのだなあ。

人間の可能性も教えてくださる偉大な方です。

さて、ふりかえって自分。あと25年で何ができるか、、、

呆然としますが、とりあえず、まずはメルマガ。どうかおつきあいください。

《 目次 》

1.      きもの カンタービレ♪

2.     弥生の青色申告

3.     来年前半の予定

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1.      きもの カンタービレ♪

きもの愛好家の間でとても有名なブログがあります。それが「きもの カンタービレ♪」。書き手は朝香沙都子さんです。

私もずっと以前からの読者でしたが、朝香さんとは、つい近ごろお知り合いになることができました。

ブラッシングカラーズ と名付けた、タテ糸を筆や刷毛で染めて、織って、蒸して仕上げる私独自の方法に、とても興味をもってくださいました。その興味の持ち方がすごく真剣で深くて、こりゃ只者でないなと。

それで私も一生懸命説明したのですが、説明しきれない部分がありましたので、観にきてくださいとお誘いしていたところ、先日、本当にお越しくださいました!

いやはや、朝香さんのきものへの熱い愛はほんものです。着る方がこんなに熱いと、作る方もますますヒートアップしちゃいます!

すてきなブログ書いてくださいました。ぜひ、お読みくださいね。

https://ameblo.jp/wingofkimera/entry-12555733232.html

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2.     弥生の青色申告

個人事業主にとって、毎年の申告は大問題です。

私も染織吉田を立ち上げて16年。毎年、青色申告、確定申告、苦しみながらもクリアしております。

会計ソフトはずっと弥生会計さんです。

で、弥生さんから声がかかって、取材していただきました。

なんで私のような超極小マイナー事業主が?と思いましたが、極小例として適当だったのかしらん???

楽しい取材で、いろいろ来し方を話しましたが、申告の歴史がそのまま仕事の歴史ですね。

よかったら、読んでくださいね。

https://www.yayoi-kk.co.jp/interview/user/detail/87/index.html

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3.      来年前半の予定

染織吉田、来年前半、ぶっ飛ばします!笑

スケジュール書きますので、どこかでぜひお会いしましょう!

○浜松 1月23日(木)~27(月)  吉田美保子展 コーディネートでご紹介(23,24,25在店)染織こうげい 浜松店

○神戸 2月13日(木)~17(月)     吉田美保子展 コーディネートでご紹介(13,14在店)染織こうげい 神戸店

○東京 3月20(金祝)~23(日)   白からはじめる染しごと 染めの作家さん方との合同展。全日在廊 大塚文庫(自由が丘)

○東京 5月1日(金)~5(火祝)  東京キモノショー (着物の大きなお祭りです。ヨシダ初出店です!全日おります)(ベルサール東京日本橋)

個々について詳しくは、おいおい書きます。とりあえず、スケジュール、おさえてくださいませ!!!

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こんにちは。秋も深まってきましたね。

風邪など、お召しではないでしょうか?

私は、おとといインフルエンザの予防注射をしてきました。

なんと8年ぶりです。

子どものころから注射は大きらいですが、そうも言っておられず、覚悟して行ってきました。

1月と2月に個展、3月にグループ展がありますので、万が一にも寝込んでいられないのです。

針を刺されている間は、あら、記憶ほどは痛くないわと思ったのですが、2日たった今もまだ、左腕がブヨに刺されたようにはれ、熱ぼったいです。

ああ、この嫌な感じ、8年ぶりに思い出しました。

ささ、気を取り直さないと。メルマガ、おつきあいください。

 《 目次 》

  1.      染織こうげい、浜松店

  2.     シャネルの展示会

  3.     サイト更新情報

1.      染織こうげい、浜松店

先週までは「染織こうげい神戸店」で秋季展でしたが、ひきつづき「染織こうげい浜松店」での展示会に参加させていただきます。

案内状をみると、ご参加は、柳崇さん、柳晋哉さん、齋藤裕司さん、岡本紘子さん、岡本隆志さん、小島貞二さん、岩崎訓久さん、岩崎悦子さん、飯島桃子さん、山口小枝さん、大月俊幸さん、村上敬子さんとこれまた垂涎のラインナップ。

仲間に入れていただき、たいへんうれしいです。

その上、浜松といえば、民藝の地であり、もともと繊維業がさかえた地ですから、お客さま方も目が肥えていらっしゃるでしょう。出向くことはできないのですが、なんだか、緊張します。

ご都合がつく方、私の代わりに見てきてくださいね。明日、21日木曜日が初日です。

会期 11月21日(木)~25日(月) 10:30~18:30

会場 染織こうげい浜松店 静岡県浜松市中区鍛冶町140-33   (JR浜松駅北口より徒歩5分)

電話 053-454-5180

http://someorikougei.com/

*このページに載せている写真の作品を出品しています。どうかご高覧ください。

2.     シャネルの展示会

天王洲アイルの倉庫街で、ただいま、シャネルが展示会をしています。

すごくこった展示会のようで、これは要チェック。

予約制なのですが、予約はなんと、ラインからのみなんです。

へー。

実は私、ライン、今年の春にはじめたばかり。(ずーと前やったのですが、使いこなせずすぐ離脱)

有名どころの公式ラインアカウントなんてつながったことありません。

つながり方さえわからない~。

どうにか見つけて、予約入れて。アプリもダウンロード。

で、出かけてきましたよ。

シャネル、やっぱ、見ていると浮き立ちますね。心がハイになります。ブランドというのは、イメージとストーリーで夢を見させてくれるのだなあ。

あと、ガブリエル・シャネル(ココは愛称らしい)のすごい情熱。時空をこえてせまってきました。

展示もよかったですが、展示会のしかけもさすがでしたよ。

展示物を見ながらアプリを駆使。スマホを電話のように持って(イヤホン持ってる人はもちろんイヤホンで)説明が聞けたり、実際のファッションショーが見られたり。

よくできてます。

その上、お土産もくれました。袋に入った小冊子。

この展示会、なんと全て無料です。

ものを生み出すこと、広めること、続けること。いろいろ考えちゃいますね。

シャネルの展示会、「マドモアゼル プリヴェ展」は、12月1日まで、東京、天王洲アイルのB&C HALL にて。

3.      サイト更新情報

染織吉田のウェブサイト、ちょこちょこ手を入れ更新していますが、この度、どんと変わりましたので、ご紹介します。

ジャーン!英語版、リニューアルしました!

英語版、前からあるのですが、文章、私の言いたいことをバッチリ訳してもらい、大幅に変わっています。

オーストラリア人の友人のおかげです。Ana、どうもありがとう!

ぜひ、日本語を読まない方にも、おすすめしてくださいね。

https://www.someoriyoshida.com/en/

以下のページも更新してます。よかったら、のぞいてください。

作品ギャラリー
(年代別ギャラリーと着姿ギャラリーがあります。着姿ギャラリーの方、新しい写真、加えました。)
https://www.someoriyoshida.com/ja/gallery_top

メディアに載りました
(婦人画報のウェブ版に載った記事を加えました。)
https://www.someoriyoshida.com/ja/media

通販
(消費税を修正し、一部、価格を見直しました。)
https://www.someoriyoshida.com/ja/shop

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こんにちは。お元気でいらっしゃいますか?

いい天気ですね!安定した快晴ってほんと久しぶりで、気持ちいいです。

お住いのあたりはいかがですか?

私は先日、東京国立博物館に正倉院の世界展を観に行ってきました。

上野公園のこんもりした大きな木の先の方が、ほんのちょっと紅葉の走りのような感じで色づいて、

おおお、やっと季節が動くぞとうれしくなりました。

《 目次 》

  1.      染織こうげい展

  2.     正倉院のふしぎ

  3.     浜松へも

___________

1.      染織こうげい展

明日から、神戸の「染織こうげい」さんで、染織作家さんたちの作品を一堂に展示する秋季展が開催されます。

私、お声をかけていただき、今回はじめて出品させていただきます。会場に行けないのが残念ですが、力をこめて、帯を5本送り出しましたので、ぜひご覧ください。

案内状を見ますと、出品作家さんは、柳崇さん、柳晋哉さん、谷田部郁子さん、岡本紘子さんなど、そうそうたるメンバーです。

楽しみにお出かけくださいね。

会期 11月7日(木)~11日(月) 11:00~19:00

会場 染織こうげい神戸店 神戸市中央区三宮町2-5-12   

電話 078-333-5185

http://someorikougei.com

(写真は、染織こうげい展への出品作です。)

2.     正倉院のふしぎ

ただいま、上野の東博で開催中の、「正倉院の世界展」すごく、よかったですよ!

有名な紫檀の琵琶とか、これこそが「宝物」なんだって思いました。

1200年前の宝物が、そのままの姿で目の前にあるのってなんだかふしぎ。ふしぎの世界にまぎれこんだようでした。宝物を作るとか、それを受け継ぐとか、ふしぎを作り、受け継ぐと同意義かしら?

最後の展示室にあった「塵芥(じんかい)」も愛おしくてよかったなあ。

ボロボロになった糸くずとか木片とか、一切捨てずに丁寧により分けて、保管しているのです。

この展示会、ものすごく混んでるというウワサでしたが、私は、土曜日の夜に行きましたので、そうでもなかったですよ。

金曜と土曜の夜間オープンがねらい目かもしれません。11月24日までです。

https://artexhibition.jp/shosoin-tokyo2019/

3.      浜松へも

染織こうげい神戸店さんでの秋季展は、このあと、染織こうげい浜松店さんでも開催されます。

浜松のお店にも、どうかお出かけくださいね。

染織こうげい 秋季展【浜松】

会期 11月21日(木)~25日(月) 10:30~18:30

会場 染織こうげい浜松店 静岡県浜松市中区鍛冶町140-33 (JR浜松駅北口から徒歩3分)

電話   053-454-5180

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おはようございます。

いかがお過ごしでいらっしゃいますか?

私は、展示会が終わって呆けておりました。

そうしているうちに、また大雨。お住いの地域は大丈夫でしょうか?

今年の自然、あまりにも厳しい。どうしてしまったのと言いたいです。

これ以上の被害が出ないことを祈るばかりです。

どうかご無事に。

(写真は、連日のお客さまの様子。ありがとうございます)

《 目次 》

  1.      御礼

  2.      織和の輪

  3.      小熊素子さん

  4.      スケジュール

  

(ギャラリートーク)

1.      御礼

吉田美保子展 – 織和 – 、先日、15日のふりかえ開催をもって、終了いたしました。

本当にどうもありがとうございました。

大嵐が吹き荒れ、まさかの臨時休業。

開催日を一日ずらし、どうなることかと思いましたが、終わってみれば、とぎれることないお客様との充実した時間を持てました。

やりきった満足感に包まれています。

ただひとつの残念なことは、お越しの予定にしていてくださった方々が、台風により、断念せざるを得ない状況となり、お会いできなかったことです。

次の機会があるとはいえ、それは本当にがっかりでした。

観ていただきたかったなあ~。

そんな会いたかったのに会えなかった方々をふくめ、たくさんの応援、本当にどうもありがとうございました。

(ギャラリートークで帯の説明。イトノサキの畔蒜さん、手伝ってくれてます。)

2.      織和の輪

展示会「織和」は、コーディネートでお見せすることをコンセプトにしていました。

影山秀雄さん、佐橘登喜蔵さん、小熊素子さん、大木道代さんという、すばらしい4人の作家さんに着尺を出品いただき、私の帯と合わせて、ご提案しました。

それは、初めての試みでしたが、とても好評で、ホッとしました。

私の織った生地を使って、着物にも合うバッグを作ってくれている善林英恵さんとのコラボレーション作品も、大好評で、新作はすぐに売れてしまいました。

ショールをお買い求めいただいた方におまけでつけたショール袋も好評でした。ショールを持ち歩くとき、カバンの中でぐしゃぐしゃになる悩みは私だけではなかったようで、目のつけ所をほめられました。笑。
このショール袋を作ってくれたのは、袋ものの作家の友人です。

このように、この織和展を開催できたのは、私ひとりの力ではぜんぜんなく、輪になってくれた方々のおかげです。

それと、もちろん、会場のイトノサキ、店主の畔蒜恵(あびるめぐみ)さんあってこそ。あびるさんの場を作る力、迎える準備。紹介するスキル。すばらしいです。

織和展については、ブログのカテゴリー「織和」にまとまっています。写真もふんだんに載せてますので、よかったらお読みください。

https://www.someoriyoshida.com/category/exhibition-織和-oriwa

(このバッグもよかった。手前は私の布をアップリケしたポーチ。)

 

3.      小熊素子さん

今回、着尺を出品してくださった小熊素子さん、最終日に会場にお越しくださいました。

片づけまで手伝ってくれて、その後、うちあげと称して、ビールを飲みに行きました。

その中で、小熊さんが語った、印象的なこと。

織りをやってて一番きついのは、全てを自分で決めなければならないこと。

何を織るか、どんなデザインで。糸はどこから仕入れる。太さは。縒り加減は。染めは?色止めは?糊は?タテ糸は何本。それに対してヨコ糸は。ヨコの密度は。ヨコの糸は何種類?それらをどう混ぜる。毎日どのペースで織って、どう仕上げる。そしてどう売っていく。

これらを全部、全部、全部、自分で決める。話ができる相手もいない。それがきついと。

今、ヨシダさんとこの話ができてうれしいと。

私はそれを聞いて、この作家さん巻き込み型コーディネート展示会をやったかいがあったと思いました。

私は、その場に話が通じる相手としていただけだけで、とくに相談にのったわけではないのだけど、それでいいのだなあと。

今回、参加いただいた、4名の作家さん方とは、私がおじゃまさせてもらったり、我が家にお越しいただいたりして、密にお話しすることができました。ホロリと本音をこぼせたり、一歩踏み込んだ話ができる仲になれたことがうれしいです。

作り手同士が会っても、心をオープンにして話ができる機会はなかなかないのです。

これ、作っていきたいです。

(みどりの帯、あの方の元に)

 

4.      スケジュール

この後の私の展示の予定、書きますね。チャンスがあれば、ぜひ、観てください。

最近、浜松と神戸にお店を構えていらっしゃる「染織こうげい」さんといいお出会いがありました。

この秋と冬、ラインナップに加えていただきます。

・ 11月7日(木)~11月11日(月) 【神戸】染織こうげい展   (染織こうげい神戸店さんの大きな展示会に参加させていただきます)

・ 11月21日(木)~11月25日(月) 【浜松】染織こうげい展 (染織こうげい浜松店さんの大きな展示会に参加させていただきます)

・ 1月23日(木)~1月27日(月) 【浜松】吉田美保子展(染織こうげい浜松店さんで、個展をさせていただきます)

・ 2月13日(木)~2月17日(月)【神戸】吉田美保子展(染織こうげい神戸店さんで、個展をさせていただきます)

染織こうげいの社長さんが我が家にお越し下さったときのことを、ブログに書いてくださってます。

http://someorikougei.com/blog/?p=6894

また、来年3月には、染めの作家さん方とのグループ展をします。これもおもしろくなりそう。

・ 3月20日(金)~3月22日(日) 【東京】白からはじめる染しごと(自由が丘の大塚文庫にて)

ぜひ、どこかでお会いできますように。

(きものカンタービレ♪の朝香沙都子さんと)

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コラボレーションの鞄

展示会 – 織和 – 、善林英恵さんとコラボレーションで作っている鞄も、大好評でした。

 

今回は、マチがしっかりあるタイプを作りましたが、大人の遠足、日帰り編、などにちょうどいいと選んでいただき、あっという間に、すてきな方々の元に旅立って行きました。

ですので、会場で撮った写真が上の2枚のみ、、、、少なすぎ、、、、ごめんなさい。

こちらは、画家の朋百香さん。以前、ONLY ONLY で作らせていただいた鞄でお越しくださいました。うれしい〜〜〜〜。

取っ手の革がいい感じで育ってましたよ。朋百香さんのONLY ONLYページはこちらです。

 

会場写真がないので、記録写真として撮った分で、ご紹介します。  完全注文制作ONLY ONLYもひきつづき、うけたまわりますので、参考になさってください。

こちら、「大きくてヨコなが、シックなグレー」。その裏面。取っ手部分。大きさは、横42cm、高さ28cm、マチ14cm。平らに置いた口幅52cm。

 

こちらは、「中くらいでコロッと。赤と黒」。その反対側。取っ手部分。大きさは、横32cm、高さ28cm、マチ12cm。平らに置いた口幅44cm。

 

善林英恵さんとのコラボレーションは、コンセプト的には、「カジュアル着物に合わせるおしゃれなバッグ」なのですが、もちろん、洋服にも合いますし、男性にも持っていただけます。その場合は、肩掛けタイプにするのもいいかもしれません。

底や口周りに革を使って強くするなどもできます。例えば、なおさまみおさまあおさま。どれもとってもすてきです。

完全注文制作ONLY ONLY は、あなたの望みをかなえます。気になる方、お気軽にお問い合わせください。

織和展、ありがとうございました。

吉田美保子展 – 織和 – 、きのうで終わりました。多くの方々にお越しいただき、幸せな日々でした。本当にどうもありがとうございました。

(上の写真、すてきなお二人づれ。左の方の帯、吉田作です。)

10月10日が初日で夏のような快晴、それから未曾有の台風にみまわれ、まさかの臨時休業。その振り替えとしてオープンしたきのうは、きれいな秋の青空の日でした。

(上の方のきいさまです。)

このめまぐるしさ、落ち着きのなさ、「もうダメだ〜」ってなるけど、結局はどうにかなっちゃうという、まさに私の人生のような日々でした。

台風、ニュースなど見るひまもなく、どんな具合かわからずにいましたが、今になって、こんなにおおごとだったのかと唖然としています。今もなお、大変な目にあっている方々が、早く日々の生活に戻られますように。

   

今回の「織和」展、すばらしい作家さん方に着尺を出品していただき、コーディネートでご紹介するというのが、テーマのひとつでした。はじめてのチャレンジで、どうなることかと思っていましたが、結果的に、とってもよかったです。

(上の写真、手前から、吉田作八寸帯、吉田作着尺、吉田作八寸帯、一番むこうが小熊素子さん作着尺)

 

お客様にとっては、コーディネートで展示してあることで、ご自分の着姿を想像しやすいという利点もあったし、普段はなかなか見られない作家さん方の作品をいっぺんに見られるという楽しさもありました。

(上の写真、手前は、佐橘登喜蔵さん作着尺、その上の八寸帯吉田作、奥は、大木道代さん作着尺、その上の九寸帯吉田作)

出品作家さんたちにとっても、新たな方々の目に触れる機会がふえたことはよかったのではないかとおもいます。イトノサキさんにとってもご提案の幅が広がったとしたら、よかったです。

(上の写真、奥から、吉田作八寸帯、影山秀雄さん作着尺、吉田作八寸帯、佐橘登喜蔵さん作着尺)

が、しかし、一番よろこんだのは、他でもない、この私です。

影山秀雄さん、佐橘登喜蔵さん、小熊素子さん、大木道代さんという、尊敬している大好きな作家さん方の作品と一緒に並べられて、私の作った帯たちが、うきうきしているのがわかりました。

(上の写真は、着尺が大木道代さん作、帯が吉田作。)

もちろん、私もうきうき。いい布って本当にいいし。ね、私の帯だって、負けてないよね。ちゃんと釣り合ってるよね。ラララ〜〜〜♪

(上の写真、着尺が小熊素子さん作。帯が吉田作)

 

私の作ったものをお召しでお越しくださった方がた、本当にありがとうございました。うれしかったです。お写真、撮れてない方も多いです。ごめんなさい。

上の方の帯、拙作八寸帯「オリーヴ&レモン」。きゃ、お似合い。いつもインスタで拝見してましたが、ナマで拝見できドキドキ。

こちらの紳士のお着物、「スプリング、スプリング、スプリング」。うふ、思い出いっぱいのお着物です。

黄色いコスモス、いただきました。秋をはこんできてくれました。

  

ほら、ここにも黄色いお花。   

私が話し込んでるこの方は、大人気ブログ「きものカンタービレ♪」を書いてらっしゃる、朝香沙都子さんです。とっても話がはずんで、しゃべりまくってしまいました。書いていただいた記事はこちらです→。ぜひお読みくださいね。

 

帯、タブロー 、カード。  

なんと、故郷の、熊本日日新聞から、論説委員の方が、じきじきに取材に来てくださいました!社説に載るのか???

文化面でした〜。

このたびの、吉田美保子展 – 織和 – 、たくさんの方々に応援していただき、楽しく充実た毎日でした。本当にありがとうございました。

最後になりましたが、会場のイトノサキの店主、畔蒜恵(あびるめぐみ)さんには、本当にお世話になり、感謝にたえません。あびるさんの仕事への愛情と姿勢、すばらしいです。私たち作り手とお客様、両方をプロとして大事にしてくださいます。ありがたいかぎりです。

上の写真の私、少々お疲れのようですね。自然な感じで撮れてます。が、疲れているひまはありません。

おかげさまで、これからも、やって行くぞーって気持ちがふつふつとみなぎってます。今後ともどうかよろしくお願いします。

織和展、コーディーネート、ぞくぞく

織和展、三日目を終え、本日14日は休店日です。私は久しぶりにヨガへ行き、バリバリの体を動かしてきました。

明日、15日火曜日は、台風でお休みになった分の振り替えとして、オープンいたします。11時から19時です。これを逃すと、なかなか見られませんよ。ぜひきてね。

さてさて、着尺と帯のコーディネートのご紹介を続けます。

上の写真。手前のコーディネートから。

着尺は、佐橘登喜蔵さん作の紬。帯は、吉田美保子作「八寸帯 三角のマーチ」。

奥のコーディネートは、着尺が大木道代さん作「静寂」。帯が吉田美保子作「九寸帯 チャーミングボックス」

着尺、手前の佐橘さんの、奥の大木さんの、共通点はたくさんあります。例えば、絹100%、手織り、草木染め。それなのに、こんなに違う!手触りも風合いもまったく違うんだよ。ぜひ実物を手にとって、鏡で合わせて、見ていただきたい。で、私の帯は両方、合うっ!(笑)

 

上の写真、下の段に写っているコーディネートは、着尺が大木道代さん作「静寂」。乗せている帯が吉田美保子作「九寸帯 グリーンボックス」。

この帯は、仕立て上りでのご紹介です。これ、もともと、試し織りとして、織リまして、なんだかすっごく面白い布になったので、用尺が足りないのですが、帯にしないともったいないと、別布を染め、形にしてもらいました。これも新しいご提案です。

着物も帯も、寸法が大事です。ですが、もしも、その枠がはずれたら?もし、仕立ててのご提案で受け入れられるなら、これも、創作の幅が広がる一石になると思うのです。

上の段に写っている帯は、吉田美保子作「ブルースプラッシュ」。これは相方の着尺が不在です。ほら、ちょっと寂しそう。

そして、こちら。

着尺が影山秀雄作。帯が吉田美保子作「八寸帯 フェニックス」。

この組み合わせもいいじゃない?

影山さんの着尺、染めは植物染料と化学染料の併用だとお聞きしました。確かに、こっくりとしていて、かつ多彩で。両方のよさ、ありますよね。

たいする、私は、最近は特に理由がない限り、化学染料で染めています。仕上げで蒸すと、発色して、よりイキイキとするんです。化学染料も本当に奥が深いです。

上の写真、着尺が小熊素子さん作のバラ染め緯やたら。帯はふたつ上でご紹介している吉田作の「九寸帯 グリーンボックス」。こっちの着尺でもバッチリ合うね。

で、こちら、着尺、ひとつ上の写真と同じ、小熊素子さん作。帯が、吉田美保子作「九寸帯 碧の縞」。

この小熊さんの着尺、どんな帯でも受け止めてくれます。ふところが深いです。きちんとしていながら、太めの座繰り糸がとびとびでやたらに入り、面白みもあります。

こちら、着尺が佐橘登喜蔵さん作。帯が吉田美保子作「八寸帯 ゆれるコスモス」。

登喜蔵さんの着尺は、京都の丹後地方、与謝町の工房のまわりの植物で繭を染めてずり出しの糸を織り込んだもの。なんか、大都会に急に持ってきてどうかな、、、、と思ったけど、これ、南青山の街の雰囲気にもあいそうね。

ほら、こっちも都会的よね?いいんじゃ?

コーディネートは、まだまだ自由自在です。これを見るチャンスは明日までよ。ぜひきてね。

東京南青山、外苑西通り沿い、イトノサキさんにて。明日かぎり。11:00〜19:00!

織和展、コーディネート作品

コーディネートで展示しているものをご紹介していきますね。

上の写真、格子の着尺は小熊素子さん作。帯は吉田美保子作八寸帯「火の鳥」。帯あげは吉田が染めたグレー無地。帯締めはイトノサキさんの商品。

小熊さんに、この「織和」への参加をお願いしたときに、一反は新しく織るよって言ってくれました。どんなものにするかは話し合って決めようと。

それで、打ち合わせに小熊さんの工房に伺ったとき、過去作品の切れ端をみせてもらって、「わたし、これが好き!」と。私も帯の切れ端をたくさん持参しましたが、ピタリと合い大満足。実は前々から、小熊さんの格子に惚れ込んでました。こういうの、紬の醍醐味と思ってます。一緒に展示されて光栄です。

こちら、イトノサキの一番いい位置に飾っていただいてます。着尺は、影山秀雄さん作、藍みじん。帯は吉田美保子作八寸帯「ベージュパーテーション」。

わたし、影山さんの作られるもの、完璧だと思っています。織りというのは、究極的には、タテ糸とヨコ糸をどう出会わせるかなのですが、影山さんはそれを熟知し、体現されてます。たくさんの織り手に尊敬されている方です。着るとその良さが実感される着尺のお手本のようです。

今回は、影山さんの工房にうかがって帯を合わせてみました。その中から影山さんと影山さんの奥様と私の三人で選んだものを出品いただきました。

こちらは、着尺が佐橘登喜蔵さん作。繭を地元丹後の山桜で染めて、ずり出しで糸にして織り込んでます。帯は、吉田美保子作八寸帯「三角のマーチ、かろやかに」。

登喜蔵さんの作られる着尺はなんとなくおしゃれだなって思っていました。草木染めのずり出し糸を使うなんて、ともすると、懐かしい感じになってしまうのではと思ってしまいますが、登喜蔵さんのものからは、令和を感じます。

登喜蔵さんの丹後の与謝の工房へは、今年の4月の伺いました。それで実感しましたが、ご夫妻ともに、なんとなくおしゃれなんです。素朴であり、かつおしゃれ。それがそのまま織物になっています。

上の写真の説明します。

右上の茶色い着尺は、大木道代さん作「秋風」。のせてる帯は吉田美保子作八寸帯「オーレオリン 」。

大木さんの着尺、着物にしたら、とっても着やすそう。そしていろんな帯が似合いそう。こういうのってとても大事なことで、こういう基本的なこと、できそうでできないです。大木さんは、基本の「き」をしっかりと踏まえているから、大事なことを自然にやりきっていらっしゃると思うのです。

大木さんも、糸や技術的なこととても詳しく、それを分け与えてくれる方。循環の輪を一緒に回せる方。これからの令和の時代、これってキーワードではないかと思っているのです。

その横に置いてあるななめ縞の帯あげは吉田が染めたもの。

左上の帯は、吉田美保子作八寸帯「イエローフラワー」。

右下は、着尺が大木道代さん作「雨音」。これ、大木さんが我が家に来てくれたとき、話し合って、この展示会のために織ってもらったんですよ。すごくクールで着やすい。さすが。帯が吉田美保子作八寸帯「ゆれるコスモス」。

となりに置いてある帯あげは吉田が染めたタテ縞。合わせた三井寺の帯締めはイトノサキさんのもの。すてきね。

その隣は、吉田美保子作八寸帯「フェニックス」。

まだまだありますが、第一回のご紹介はこんなところで。

それぞれの作家さんのファンの方々、実物をじっくり見るチャンスですよー!織りの作り手って、そんなにたくさん、発表の機会、ないのです。手間が膨大で数を作れないし。ですから、こういうとき、ぜひ観てくださいね。

織和、台風の日に

吉田美保子展ー織和ー、二日目を終え、今、ちょっと小休止です。

台風の影響で、本日12日はおやすみにして、代わりに15日(火)にオープンいたします。

13日(日)は鉄道などの状況次第で、開始時間を遅らせる可能性があります。またお知らせします。どうかお気をつけてお出かけくださいね。

というわけで、今日は思いがけず、お休みをいただいています。外が心配ではありますが、久しぶりに掃除と洗濯をして、ご飯を作って食べて、ホッとしています。展示会のことをふりかえる時間をいただけたのかなとも。

今回の個展、吉田、2年ぶりです。イトノサキさんでは4年ぶり。

この数年のわたしのやってきたことが、はっきり見えちゃうというこわい展示会です。

この数年、多くの出会いがあり、染織の技術を高めることに専心してきました。ものづくりは孤独な作業です。しかし、孤独な中で、同志に出会い、交わることで、和をひろげ、一歩づつレベルアップしてきたと思っています。

今回の展示会にかかげた「織和」という言葉。

大きすぎてつかみどころが無いような言葉ではありますが、これがわたしの目指す道かなって思ってきたところです。

この大きすぎる「織和」なのですが、まずその一歩として、すばらしい着尺を織る大好きな染織家の方々に着尺を出品していただき、わたしの帯とくみあわせ、コーディネートでご覧いただくことにチャレンジすることににしました。それが、みんなにどう響くか。

さてさて?

「織和」会期変更のお知らせ

台風接近にともない、吉田美保子展「織和」の会期を変更させていただきます。

12日の土曜日を休業し、振替として、15日火曜日にオープンします。

ですので、これからのオープンは、11(金)、13(日)、15(火)となります。

なお、13日日曜日の営業は、台風の影響次第では、11時の開始時間を遅らせる可能性があります。今後の情報にご留意いただけますよう、お願い申し上げます。

11日金曜日  営業
12日土曜日 おやすみ(台風のため)
13日日曜日 営業(開始時間の変更の可能性あり。19時まで。)
14日月曜日    おやすみ(店休日)
15日火曜日    営業(振替日。11:00~19:00)

 

婦人画報のウェブ版に載った!

なんとうれしい!

婦人画報のウェブ版、キモノのページに、展示会「織和」の情報が載りました!

トップページはここ

わたしの記事はここ

うれしいわ〜〜。

あまりにうれしいので、書いていただいたこと、下に貼り付けましょ。やったー。やったー。

______________

 

注目作家の最新作が並ぶ染織個展
「吉田美保子展 織和」開催!

UPDATE : 2019.10.08

八寸帯「三角のマーチ」×着尺「水面にうつる秋の空」 ともに吉田美保子作
八寸帯「三角のマーチ」×着尺「水面にうつる秋の空」 ともに吉田美保子作

 

 

熊本県出身で神奈川県に工房・染織吉田を構え、完全注文制作できものや帯を手掛ける染織作家の吉田美保子さん。その優しい作風と真摯な物作りが、多くのファンに支持されています。

 

この度、吉田さんの世界観を味わえる個展が、東京都港区のギャラリーショップ・イトノサキにて開催されます。

 

吉田さんによるオリジナリティあふれる八寸帯はもちろん、各作品に合わせる着尺も提案。影山秀雄さん、佐橘登喜蔵さん、小熊素子さん、大木道代さんという錚々たる顔ぶれの作品がそろい、帯との新鮮なマッチングを見せています。

 

このほか、服飾小物ブランド「co-mono」を手掛ける善林英恵さんとのコラボレーションによる、織地を使った新作バッグも展示されます。

 

作家たちの温もりある服飾品から、ぜひお気に入りを見つけてください。

 

八寸帯「火の鳥」吉田美保子作 × 着尺「手織紬ばら染緯やたら」小熊素子作八寸帯「火の鳥」吉田美保子作×着尺「手織紬ばら染緯やたら」小熊素子作

 

八寸帯「ゆれるコスモス」吉田美保子作 × 着尺「静寂」大木道代作八寸帯「ゆれるコスモス」吉田美保子作×着尺「静寂」大木道代作

 

八寸帯「オーレオリン」吉田美保子作 × 着尺「秋風」大木道代作八寸帯「オーレオリン」吉田美保子作×着尺「秋風」大木道代作

 

 

「吉田美保子展 織和」

 

会期/10月10日(木)~13日(日)

会場/イトノサキ(東京都港区)

開催時間/11時~19時

店休日/会期中なし

入場料/無料

 

詳細はこちら

会場はこちら

 

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おはようございます。

さあ、いよいよ、今週の木曜日から展示会「織和」の開幕です。

ただいま、発送準備におおわらわです。

メルマガもあたふたして書いてます。シズル感、ありますでしょ?(笑)

メルマガ読者だけのお得情報などもありますので、楽しくお読みくださいね。

《 目次 》

  1.      プロモーションビデオ

  2.      帯あげ染めてます

  3.      ショールはおまけ付き

  4.      メルマガ特典

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1.      プロモーションビデオ

今回の展示会、プロモーションビデオ、とったんですよ。

思いのたけを語ってますので、よかったら見てくださいね。

https://www.someoriyoshida.com/7239

やってみてわかりましたが、こういうの作るの、思ってたより、ずっとずっとむずかしいですね。

今、大はやりのユーチューバーの皆さんのこと、見なおしました。もっと簡単かと思っていました。

何か自分でやってみると、ひとさまのすごさとか、努力とか、実感しますね。

2.      帯あげ染めてます

展示会「織和」は、コーディネートでお見せすることをコンセプトにしています。

それで、時間的にはギリギリですが、帯あげも染めてます。

出品作のきものと帯を並べ、どんな帯あげが合うだろうと思いをめぐらし、色見本をおいてみたりするのは、ウキウキする楽しさがありますね。

これぞ、きものの醍醐味ですね。

帯あげを染めるとき、これまでは浸染(しんせん)というやり方で染めてました。いわゆる煮染めです。大きなタンクで湯に染料を溶かし、そこで布を浸して、煮て染めます。

今回は、それに加え、引き染めでも作っています。これは、布を張って、染料を刷毛で引いて、蒸して定着する方法。

この春の丹後研修でレベルアップしてきたやり方です。その後、自分なりに試行錯誤し、引き染めのむずかしさ、深さ、楽しさ、わかってきました。

いくつか、ななめの縞も染めました。織りは、基本はたてとよこですので、ななめの新鮮さにドキッとしました。

これ、アリですね。

3.      ショールはおまけ付き

今回の展示会、ショールをお求めの方には、おまけがつきます。

それは、ショール袋。

私、つねづねショールを持ち歩くとき、カバンの中で、ショールがぐちゃぐちゃになるの、いやだなあって思っていました。

そのことをなかよしの袋ものの作家さんに相談すると、すべりがいい布で、特別に作ってくれたのです。キッチュでかわいいスタンプ柄ですよ。会場で見てくださいね。

おまけは数に限りがありますので、なくなり次第終了です。お早めにどうぞ。

___________

4.      メルマガ特典

さらにさらに、メルマガ読者の方だけに、特別にプレゼントをご用意しました。

染織吉田の織り布つきの特製カードです。

会場でお声がけくださいね。

合言葉は

「メルマガ読んでます」

10月10日(木)~13日(日)、イトノサキさんでお会いできること、楽しみにしています。

展示会情報は、このページにまとまってます。

https://www.someoriyoshida.com/7158

___________

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ご感想、ご意見ございましたら、このメールに返信する形でお送りください。

配信停止をご希望の方は、タイトルを「配信停止」として、このメールをそのまま返信してください。

これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。

どうかよろしくお願いします。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

プロモーションビデオ!

展示会「織和-ORIWA-」のプロモーションビデオです。

あはは、ちょっとはずかしいですね。よかったらみてください。

吉田美保子展、織和、ぜひお越しください。

 

吉田美保子展-織和ー

会期 令和元年10月10日(木)〜13日(日)

時間 11:00〜19:00(会期中無休、入場無料)

会場 イトノサキ

外苑西通り沿い。赤い窓枠のかわいいビルの2階です。外階段を上がってください。

毎日14時からギャラリートークをします。よかったらご参加ください。予約はいりません。
私は12:00〜18:00、会場にいます。イトノサキでお会いしましょう。

44通目のメルマガ【天高く号】

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こんにちは。

お元気でいらっしゃいますか?

私の住む関東平野の南西端では、やっと秋のよい季節になってきました。

昨日、宅急便を受け取りに玄関先まで出て、

大きな荷物だったので、ドアを大きく開けておさえ、

黒猫のお兄さんの作業するのを待ってたときにあおぎみた、澄んだ青空。

つい、「気持ちいい天気ですね」と話しかけると

「最高っすよ」と。

気候が最高って、いつ以来かな?三、四ヶ月ぶり?

忘れてた感覚。あー、これこれ。待ってたよ。

あなた様のお住まいのあたりはいかがですか?

千葉の停電も、どうにか復旧したとのことで安堵しました。

自然の怖さと、素晴らしさは、交互にやってくるものですね。

メルマガ、おつきあいください。

 

《 目次 》

1.      作り手の孤独

2.      不思議

3.      小熊素子さん

4.      せまってきました

___________

1.      作り手の孤独

織りは孤独な作業です。

染めたり織ったり、基本的にはずっと一人です。

ああでもないこうでもないと、頭と心を使うときから、

実際に体を動かし、糸を煮たり、巻いたり、機を織ったり。

やり方にもよるでしょうが、私の場合は、基本的に一人でやってます。

しかし、完成した「きもの」や「帯」は、それ一つで完結するものではぜんぜんなく、

コーディネートして身につけていただくことで完成します。

それも、完成させるのはお客さまで、私は蚊帳の外。

このギャップが面白いんです。

ときどき、お召しいただいてお会いしたりしますが、思っていたよりずっとずっと素敵で、びっくりするやらうれしいやら。

これ、私が作ったの?まいったなあって不思議に思うくらいです。

___________

 

2.      不思議

展示会「織和」は、コーディネートでお見せすることを一つの柱にしています。

私が孤独に作ったものが、他の作家さんが孤独に作ったものに出会い、

そして、お召しいただく方に出会い、完成させていただくという。

不思議が目の前で起きるかな?

イトノサキさんが、ワンダーランドになっちゃいますね。

お立会いください。

___________

 

3.      小熊素子さん

今回、着尺を出品いただく染織家のおひとりは、小熊素子さん。

長く第一線で活躍されている方なので、ご存知の方や、もしかして、すでに作品をお持ちのかたもいらっしゃるかもしれませんね。

私はかれこれ、17、8年くらいは仲良くさせていただいてます。

作るものは、都会的で、センスがよくて、奇をてらってなく、ストレートで気持ちが良い、そんな織物です。

小熊さん、おもしろい人です。

気をゆるしてくれてるからなのでしょうが、

「もう織りすぎてあきた」とか、平気でおっしゃいます。

が、仕事場におじゃますると、新しい糸がどんとあって、話を聞くと、

「〇〇製糸さんで作ってもらって、〇〇撚糸さんに持って行って回数を相談して撚ってもらって、それを〇〇で手に入れた灰汁で精練したところなのよ」

って、まったくあきてないじゃん!!!!

展示会「織和」には二反、ご出品いただきます。一反はこのために織ってくれた、できたてホヤホヤの新作ですよ。お楽しみに。

___________

 

4.      せまってきました

展示会「織和-ORIWA-」、なんと本日、二週間前です。

あたふた。

さいごの悪あがきで、まだまだ織ってますよ。

展示会の内容は、こちらにまとまってます。

https://www.someoriyoshida.com/7158

10月10日(木)から13日(日)まで、東京、南青山のイトノサキさん。

いい天気だといいなあ。

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どうかよろしくお願いします。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

吉田美保子展 -織和-

【台風による会期変更のお知らせ】

台風の影響により、12日土曜日の営業を取りやめます。振替として、15日火曜日にオープンします。したがいまして、今後の開催日は、、11(金)、13(日)、15(火)となります。

11日金曜日  営業
12日土曜日 おやすみ(台風のため)
13日日曜日 営業
14日月曜日    おやすみ(店休日)
15日火曜日    営業  (振替日)

 

______________

いま、新作ができました。

ぜひみてください。さわってください。

そして、あなたを輝かせてください。

 

今回は、私の織った八寸帯にプラスして、私の大好きな織りの着尺をコーディネートで展示します。

 

出品いただく染織家の方々は、影山秀雄さん、佐橘登喜蔵さん、小熊素子さん、大木道代さん。

バッグも新作できました。善林英恵さんとのコラボレーションも10年目です。

 

織りのきまりに、染めの自由さを、自在にあやつって、糸を選び、染料を吟味し、染めを洗練させ、織りを工夫して、思いっきりつくりました。

今回の制作で、新たなステージに入ったと実感しています。

あなたの個性をプラスして、ぜひこの作品を完成させていただけることを願っております。

吉田美保子展-織和ー

令和元年10月10日(木)〜13日(日)

11:00〜19:00(会期中無休、入場無料)

毎日14時からギャラリートークをします。
吉田は12:00〜18:00、会場にいます。

メルマガ発信しています。「織和」への思いや、日々の制作のことをつづっています。過去の配信はブログにあります。よかったらご覧ください。

会場 イトノサキ

外苑西通り沿い。赤い窓枠のかわいいビルの2階です。外階段を上がってください。

 

写真は上から、

八寸帯 火の鳥 吉田美保子作
着尺 手織紬ばら染緯やたら 小熊素子作
 
八寸帯 ゆれるコスモス 吉田美保子作
着尺 静寂 大木道代作
 
八寸帯 三角のマーチ 吉田美保子作
着尺 水面にうつる秋の空 吉田美保子作
 
八寸帯 オーレオリン 吉田美保子作
着尺 秋風 大木道代作

43通目のメルマガ【残暑のお出かけ号】

*こちらは、メール配信しております《 some ori 通信 》のアーカイブです。

配信のお申し込みはこちらです。過去の配信一覧はこちらです。

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染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。
43通目のメルマガ【残暑のお出かけ号】をお届けいたします。

こんにちは。

台風、ご無事でしたか?大丈夫ですか?

どうかくれぐれもお気をつけください。

さてさて、展示会「織和」まで残すところ一ヶ月。

やらなければならないことが噴出しています。

コツコツ、しっかりこなしていきますよ。

メルマガ、今回は、先日でかけた蒸し屋さんと仕立屋さんなどについて書いてます。

おつきあいください。

《 目次 》

  1.      蒸し屋さん

  2.      帯の仕立て屋さん

  3.      髪を切った

  4.      もうすぐ発送

___________

1.      蒸し屋さん

まずは蒸し屋さんの話です。

私の制作は、タテ糸を刷毛や筆で自由に染めることで表現して、織ったあとに、蒸して染料を繊維に定着させています。

染料って、水と温度を加えることで、定着するんですよ。

蒸し方は、普段は、我が家でできる「筒蒸し(つつむし)」というやり方をとっているのですが、色が濃い時は専門業者の「箱蒸し(はこむし)」の方がいいだろうとアドバイスを受け、早速、蒸し屋さんを訪ねました。

先週の金曜日、猛暑が戻った暑い日でした。

高田馬場、久しぶり。行き着けるかしらん?地図をにらむ。

戸山口を出てすぐの急な坂道をのぼる。細い路地はすぐ突きあたり、くねくねと。クロネコさんがトラックが入らないからか、手押し車で荷物を配っている。それ以外は東京の真ん中なのに人もほとんどいない。時間は10時半。すでに太陽たかく、容赦なくギラギラ。

見つけた!あそこだ!

深い軒下に入ると、強い日差しから、急に暗がりに入ったからか、軽いめまいを覚える。

ここは、昭和の高度成長の時代から変わってないのではなかろうか。
さっぱりと掃除が行き届き、開けっぱなしの奥の窓から、風が吹きぬける。入ってすぐに、大きな箱蒸しがある。

話をしたご主人、誠実そうなお人柄で、専門的なアドバイスもくださり、ありがたかったです。

まかせて安心。

しかし、こちらも、稼働がぐっとへったそうで、先細り感は否めない。

蒸しあがりを取りに来る約束をして、高田馬場駅に戻り、西武新宿に出て、大江戸線に乗りました。次にめざすは、西新宿五丁目です。

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2.      帯の仕立屋さん

展示会「織和」は、八寸帯がメインの展示会ですが、九寸帯も何本か出品します。

その中の一本の話です。

実は、織る前から、帯にするには長さが足りないのはわかっていたので、実験用として、思いきってやってみたわけです。

そうしましたら、すごく面白いのができてしまって、これは帯にしないともったいないと。

それで、ハギを入れて形にして、仕立て上りで提案しようと。

ご紹介いただいたハギが得意な帯の仕立屋さん、最寄駅、西新宿五丁目。

こちらも、地図をみいみい、坂をのぼり、細い路地を歩く。

あった、ここだ。

こちらも、昭和の前半から変わってないような。母の実家もたてかえる前はこんな感じだった。

対応してくれた奥さま、とても上品で、布が好きで、仕事が好きでという感じがあふれてる、すてきな方でした。

こういう仕事は、たずさわる方の、誠実さと愛情で、出来が全くちがってきますので、いいご縁で、本当にうれしかったです。

こちらも、跡取りはいらっしゃらない様子。きものの仕事の将来を思う。

とにかく、いま、精一杯やろう。

帰りがけに、暑いからって、塩あめ二つくださいました。

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3.      髪を切った

仕立屋さんをあとにして、3番目にめざすは原宿です。いつものところに一年ぶりに髪の毛を切る予約、入れてました。

このままの髪では、展示会で、人さまの前に出られない。

それで、ロングを保ちつつ、すっきりしたのですが、美容師さん曰く、

「ミホコさん、今はまだいいけど、そろそろ短めに髪型変えたほうがいいから、そのつもりで考えた方がいいですよ」

「?」

「このままでは、毛根にダメージくるから。ロングをまとめていると、常に髪を引っ張られている状態だから、あんまり長期はおすすめできないんですよ。」

なんとまあ。

それは知らなかった。

将来をみすえてのアドバイス、うれしかったです。さすが、プロだね。

ロングのまとめ髪になれてしまうと、ショートとか、ミディアムとかかえってめんどう。

そんな話をすると、

「うちにもっとひんぱんにくるか、自分で手入れするか、どっちかしかないですね」って。

そうね、まったくね。

私はここに来ている価値あったなと思いました。

仕事はなんでも、誠実さと愛情と、技術とセンス。

そんな仕事、しなくちゃです。

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4.      もうすぐ発送

展示会「織和-ORIWA-」の案内状、できましたよ。

もうすぐ発送いたしますので、ご住所いただいている方には、今週中にも届くと思います。

ご住所いただいてない方は、もしよかったら、お送りしますので、このメルマガに返信するかたちで、ご住所、おしらせください。

ご多忙や遠方で、お越しになれないけど、案内状だけ欲しいかたも、ぜひお気軽にお申し出くださいね。

もちろん、案内状がなくても、お越しいただけます。

10月10日(木)から13日(日)まで、会場は東京、南青山のイトノサキさんです。

ぜひ、お会いしましょう。

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染織吉田 吉田美保子
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残暑おみまい申しあげます。

まだまだ暑いですが、お盆をすぎて、ほんのすこし秋風を感じるようになりました。

夏休み、取られましたか?

私は遠出はせず、機織りざんまいの日々でした。

息ぬきに六本木に二回行きました。

塩田千春展と、クリスチャン・ボルタンスキー展を観に。

ガツンときました。

両日とも遅い時間に行きましたので、六本木の夜を散歩して帰りましたが、蒸し暑くて、店が開いてて、外国人の観光客が多くて、まるでバンコクだなあって思いました。

メルマガ、水分補給をしつつ、おつきあいください。

《 目次 》

  1.      案内状

  2.      織ってます

  3.      塩田千春展

  4.      オープン時間

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1.      案内状

前回のメルマガで、秋の展示会「織和-ORIWA-」の案内状を作っていると書きましたが、実は今も作っています。

はい、入稿まで行っていないということです。もうちょっとなんですけどね。

文章も書きなおしたし、写真も撮りなおしました。

ふりしぼりました。

なにごともものを作るのには時間とエネルギーがかかりますね。

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2.      織ってます

今回の展示会のメインは、八寸帯です。

新作、バンバン作ってますよ。

ひとつひとつのちがいが、自分でも面白いです。

同じ八寸帯というカテゴリーでも、染め方やそれを生かすための糸づかいでこんなに表情が違うのかと、毎回、新鮮です。

私は、「染め屋にもっとも近い織り屋」をめざしているのですが、染料のコントロールは本当に難しい。

これを知りつくして、自在にコントロールできてこそ、ですね。精進します。

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3.      塩田千春展

六本木の森美術館で開催中の、「塩田千春展」、おすすめです。

今回メルマガのタイトルに使わせていただいた「魂がふるえる」は、この展覧会からお借りしました。

本当に魂がふるえましたよ!

会場全体がアートが満ちてるなあと、魂をふるわせながら、観てまわりました。すばらしかった。

それはそうと、森美術館は、開館時間が長くていいですね。

22時までオープンしてます。会期中無休で、火曜のみが17時まで。

こんなに暑いと、夜間が動きやすいですものね。

クリスチャン・ボルタンスキーをやっている、国立新美術館は、通常は午後6時までですが、金曜と土曜が午後9時までで、もちろん、これをねらって行ってきました。こっちも毎日遅くまでオープンすればいいのにね。

(上野の科学館なんて、午後5時までですよ!恐竜展がすごくいいらしいのだけど、暑くてムリ。そんな人おおいと思う。もったいないなあ。金土のみ午後8時までだけど、、、。)

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4.      オープン時間

展示会「織和-ORIWA-」は、10月10日木曜日から10月13日日曜日までで、時間は、午前11時から午後7時までです。

このころには、きっと外出しやすい気候だと思います。

時間帯もいらっしゃりやすいといいのだけど。

私自身は、正午12時から午後6時まで、会場にいます。その前後でも、ご予定に入れてくださっているのでしたら、いるようにしますので、お気軽に連絡くださいね。

ちなみに、毎日、午後2時からギャラリートークをします。

会場は東京、南青山のイトノサキさんです。

ぜひ、お会いしましょう。

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こんにちは!ちょっとごぶさたいたしました。

急に暑くなりましたが、体調、大丈夫ですか?

今朝、起きぬけに、メルマガ書こうとパソコンを開きました。

なんかこの感覚知ってるなあ、、、、なんだっけ?

あ、夏休みの宿題をやる小学生。

午前中の涼しいうちにやってしまおうと。

夏といえば、夏休み、小学生、プール、ひまわり、、、

昭和ノスタルジーですね。

メルマガ、のんびりおつきあいください。

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《 目次 》

1.      案内状

2.      撮影

3.      いまつくる

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1.      案内状

秋の私の展示会「織和-ORIWA-」、ただいま、案内状を作っています。

写真を撮って、文章を考えて。

さて、紙の大きさは?配置はどうする?

これが大変。一筋縄ではいきません。

及第点までは行ってると思うのですが、キラリと光るためには、もう一歩。

粘りづよく考え抜くしかありません。

どうかこちらもお楽しみになさってくださいね。

展示会「織和-ORIWA-」は、10月10日木曜日から、10月13日日曜日まで、会場は東京、南青山のイトノサキさんです。

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2.      撮影

今回の展示会は、染織家の方に着尺を出品していただいて、私の帯とコーディネートしてご覧いただくのですが、案内状の撮影用にも、何点かお借りすることができました。

これがいいのですよ。

帯と着物がひきたてあって、パンと決まるし、しっとり落ち着きもするし。

帯を作りながら、「これ、どうかなあ?布としてはいいのだけど、帯としてはどうなの?」と悩むこともあるのですが、着物に乗せてみるといいのです。

すっと受け止め、ぐっとささえ、光を与え、自分も光る。力量のある着物たち。

さすがだなあ。

展示会に私の帯に合わせて並べられること、とても光栄です。

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3.      いまつくる

「令和」は、万葉集からとったということで、万葉集、気になりますね。

ちょっと調べましたら、染織についてもたくさん詠まれているんですね。

ひとつ、いいなあと思う歌を見つけましたので、ご紹介します。

ネットで見つけた「万葉集にあらわされた染め」という論文からの引用です。清水裕子さん、佐々木和也さんがお書きになってます。

「いまつくる まだらの衣 おもづきて われにおもほゆ いまだきねとも」

「今つくる美しいまだらの衣が私の瞼に浮かぶ。まだ着てはいないけれども」

「いまつくる」っていいですよね!!

万葉の時代の「いま」つくったんですよ!!

私も、令和の「いま」、どんどん作ろうと思います。

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こんばんは。

天候不順ですね。あなたさまのお住いのあたりは大丈夫ですか?

九州地方、大雨とのことで心配です。

被害が出ないよう、祈るばかりです。

先日出かけたお宅のお庭に、半夏生が咲いてました。季節ですね。

メルマガ、しっとりお付き合いください。

《 目次 》

  1.      織和

  2.      参加いただく作家さん

  3.      影山秀雄さん

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1.      織和

秋の私の展示会「織和-ORIWA-」、制作に熱がこもってきました。

帯、一本一本、仕上げていってます。

「ああ、私はこういうものが織りたくて、長いこと、ああでもないこうでもないと試行錯誤してたのかなあ」

と言えるものが織れてます。

それにどういう評価がおりるのか、ヒヤヒヤドキドキ。

楽しみでもあります。

どうせやるなら思いっきりやりますね。どうか観に来てください。

10月10日木曜日から、10月13日日曜日までです、会場は東京、南青山のイトノサキさんです。

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2.      参加いただく作家さん

今回の展示会の特徴のひとつは、「巻き込み型」。

大好きな織り作家さんに着尺を出品していただいて、私の帯とコーディネートして提案します。

ではいよいよ、ご参加の方々を発表します!ジャジャン!!

影山秀雄さん、佐橘登喜蔵さん、小熊素子さん、大木道代さん。

以上の4名の作家さんです。

いずれも、すばらしい作家さんで、あちこちで活躍なさっているので、もしかしたら展示会に行ったことがあるとか、お作品を愛用しているって方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、この4名、私もふくめたら5名の織り作家の作品がいっぺんにそろうっていうのは、本邦初。

手織りの着尺というカテゴリー的には一緒でも、作風はそれぞれ独自でキャラ立ちしてます。

それぞれの糸へのこだわり、染め、織り、誠実な仕事を積み重ね。拝見できるの、私も楽しみです。

どうか、会場で、コーディネートの妙、ご覧ください。展示即売いたします。

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3.      影山秀雄さん

影山さんは、ちょうど今、「銀座一穂堂」で開催中の「麻と蓮展」に出品されてます。

私の展示会には着尺のみ出品をお願いしているのですが、影山さんは、着尺以外にも、すばらしい織物をたくさん作っていらっしゃいます。

私は蓮の糸のストール、見せていただいたことあるのですが、柔らかくなめらかで、びっくりしました。

蓮の糸は、外国(ミャンマーとおっしゃってたかな?)から入ってくるそうで、これも見せていただきましたが、不ぞろいで、あばれてて、そのままでは、ワイルドすぎて織りに使えません。これを制御して、織れるようにする。技術と根気と膨大な手間。

影山さんは、たんたんとこなしていらっしゃって、本当にすごいです。

この蓮の糸で織ったストール、たぶん出品されてるのではないかな?とてもカッコいいのですよ。もし興味と機会がある方は、運ばれてみてくださいね。

影山さんのブログの上から2番目の記事に、この展示会の情報が載ってました。会期は7月6日までのようです。

https://teorimono.exblog.jp

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こんばんは。

昨夜は、大きなきれいな満月でしたね。ご覧になりましたか?

このところ、こちらはいい天気で、梅雨の中休みを通り越し、夏のようです。

あなた様のお住いのあたりではいかがですか?

ふるさとの熊本は、まだ梅雨入りしていていないそうですね。

気候の変化、一時的なものではないのかも?不安定な気候に慣れちゃましたね。

今日もメルマガ、お付き合いください。

《 目次 》

1.      抜けた感じ

2.      巻き込み型の効用

3.      カーディガン

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1.      抜けた感じ

実は、今年に入って、今一歩調子が出ていませんでした。

「すわっ、これはもしやスランプか!」

と焦ってました。

その状態で、ずっと機織りしてましたが、わかったことがあります。

それはスランプでも織れるってこと。

さらに、スランプ時は、新しいチャレンジができるってこと。それによって突破できるってこと。

今まで通りにしてると調子悪いわけですから、暗中模索で別を試して、結果、新しい境地が開けるということかなと。

まだ絶好調とまでは行けてませんが、ずいぶん抜けた感じあります。自分で言うのもなんですが、なかなかいいもの織れてます。

神経図太く、仕事は繊細。これを目指して積み重ねていきたいです。

 

2.     巻き込み型の効用

10月の展示会「織和-ORIWA-」は、巻き込み型展示会と称し、すばらしい作品を織る作家さん方に、着尺を出品していただき、私が織った帯とコーディネートして展示販売いたします。

それぞれの作家さんのご紹介は、もうちょっと後にして、、、、(じらしますね。笑)

この「巻き込み型」初めての試みですし、どうなるかなと思っていたのですが、すでにすばらしい効用がありました。

出品をお願いしたある作家さん、「これから着尺を織ろうとしていたから、せっかくだから、ヨシダさんの展示会に合わせて織るわ」と。

それに続けて「目標を持って織るのはいいわね」と。

さらに、私の織った帯の試し織り見てもらって、ああだこうだと、率直な意見。私は目からウロコぼろぼろ。

作り手同士の、刺激の交換の場になってます。これ、大変うれしいです。

「巻き込み型」は、そもそも、コーディネートでお見せすることによって、お客様方に喜んでいただこうと言うことから始まったのですが、作り手の方にまずは効果がありました。

お客様がたにもきっといいと信じます。

3.  カーディガン

この時期は、暑かったり寒かったりしますので、半袖Tシャツに、カーディガンを羽織るのがいいですね。

先日、無印良品をプラプラと歩いておりましたら、薄い綿素材の軽いカーディガンを見つけました。

おしゃれだし肌触りもいい感じです。これ欲しいな。

お値段見ると、安くてびっくりしました。

定価が2900円くらいで、販売価格はちょっと値引きされてて2500円くらい。

わあ、これ、マーガレットハウエルだったら、10倍だな。さらに上の店だったら、もう一桁だな。

しかし2500円のカーディガンで、十分すてき。デザイン性とか、こだわりとか、個性とか、そういうのは微妙に薄いのだけど、それを求めるかどうかだな。

では、10倍、100倍の価値を生み出すものはなんだろう。

安くていいものがあふれている今の日本だからこそ、それでも選んでいただけるものを作っていきたいです。

(ちなみに、必要にせまられて、無印良品のカーディガン買いました。100倍の欲しいなあ~。)

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こんばんは。

すごい暑さですね。

お身体、大丈夫ですか?

私は昨日、一日中外出し、楽しかったのですが、さすがに疲れました。

注意力さんまんになったのか、日傘を置き忘れました。

柄のところが曲がり竹で、タッサーシルクで、持ちにくくてお手入れも大変だったけど、お気に入りだったのになあ。

傘立てに立てたのが敗因です。日傘も折りたたみにして、傘立てに立てないで持ち歩くのが正解かも。

すてきなものは、実用にはイマイチってことありますね。でも、実用一点張りじゃつまらない。何が大切かってこと、問われてるような気がします。

《 目次 》

1.      織和

2.      巻き込み型個展

3.      野口整体

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1.      織和

10月の私の展示会、タイトル決めました。

「織和」です。

「織り」と「和」にフォーカスした展示会にします。

「織り」って「和」そのものです。

お蚕さんが絹糸を吐いたところから、さまざまな織りの工程をへて着物や帯にになり、着る方がすてきにコーディネートして人と集い、場を作るところまで、大きな和で繋がっています。

今回は、そんな「和」の世界を、ヨシダ独自の織りの世界観で表現したいと思ってますよ。

さあ、お立ち会い。

10月10日木曜日から、10月13日日曜日まで、東京の南青山、イトノサキさんでです。

___________

2.     巻き込み型個展

今回の展示会は、私が個人で開催するのだけれど、「個」にはあらず。
周りの人を巻き込んで、拡張型個展にしたいと計画中です。

孤軍奮闘するのではなく、周りの人にお力を借りて、参加してもらって、増幅させて、展示します。

きっと、観に来てくださる方にも楽しいはず。新しい出会いや、意外な取り合わせや、輪が広がって、楽しいこと起こりそう。その仕掛けを企てたい。

ただいま、素晴らしい方々にお声がけしてます。

また改めて、ご紹介しますね。

___________

3.  野口整体

野口整体をご存知ですか?

体のことに詳しい方には、とても有名かと思いますが、私は本を読んだことがあるくらい。なんだかすごそうだけど、今一歩近づけないって感じでした。

そんな私なのですが、先日、野口裕之先生が講師を務められる、公開講話を見学させていただきました。

野口先生、きものに野袴姿でした。多分、日常からこのお姿なのでしょう。板についてるとはこのことか。とてもかっこよかったです。

お話しの中で、きもののことも話題にされました。

曰く、日本人は洋服を着るようになってから、肩こりを発症したと。それまでは、肩こりなんていうものはなかったと。

洋服を作るとき、袖は肩を支点に長さを測る。だから、洋服を着ると腕を肩から動かす。だから、肩がこる。

きものの支点は、肩でなく「ぐりぐり」。そこから裄を測って作る。腕を動かす時の支点は「ぐりぐり」または「腰」。だから肩はこらない。

(野口先生は、ぐりぐりという言葉は使われなかったけど、きもの関係者はぐりぐりって言った方がわかりやすいですよね。)

きものが日常着でない私は、恥ずかしながら肩こりです。

きものをもっと身近にと言いながら「万年肩こり」とほざいてます。まったくもって消え入りたいです。

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タイトルは「織和-ORIWA-」!

10月10日から13日に、東京・南青山、イトノサキさんで開催します、吉田美保子展ですが、展示会タイトルを決めましたので発表いたします。

「織和-ORIWA-」であります。

はい、令和にかけてます。ミーハーです。

あ、もちろん「織り」と「和」にかけてますよ。織りのハーモニー展です。

内容は、これから、ちょこちょこ書き綴りますので、このブログとか、フェイスブックとか、インスタとか、ツイッターとかのぞいてくださいね。メルマガが一番率直に、熱をこめて書きますので、そちらにご登録いただくのもいいかもです。

新しい時代の、すがすがしく風通しのよい展示会にしたいなあと思っております。織りをきっかけにどんどん輪が広がるようなね。

乞うご期待のほど、よろしくお願いします。

 

 吉田美保子展 – ORIWA – 織和

会期  2019/10/10(木)〜10/13(日) 11:00~19:00 会期中無休

会場 イトノサキ 東京都港区南青山4-1-5-2F 

 

*写真は、セルフタイマーで撮りました。オートフォーカスなのにピントが合ってないのが私らしいでしょ。

 

 

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こんばんは。

令和時代が幕をあけましたね。

きのうの平成最後の日と、今日の令和のはじめの日、いかがお過ごしになりましたか?

私はYouTube で、儀式を拝見。

ああ、時代は移り変わるのねえとしみじみ思いました。

連休中の雨の夜、よかったら、メルマガお付き合いください。

《 目次 》

1.      平成の時代

2.      17年目

3.      個展じゃない個展

___________

1.      平成の時代

昨日、平成の天皇陛下の退位の儀式を見ていて、ふっと思ったのですが、30数年前の、昭和の終わりの方とか、平成の初めの方とかでは、皇室に好意的な国民は、今ほど多くなかったんじゃないかな?

右とか左とかそういう人たちのことでなく、一般的な普通の日本人。
今ほど、皇室に気持ちを寄せてなかったんじゃ?「どうでもいい」みたいな感じじゃなかったかな?私の感覚だけかしら?

私は昨日、You Tube で儀式を見ていて、自然に手を止め、感謝や誇りや尊敬や、いろんな思いが自然に湧いてきたのですが、それは多くの人もそうだったんじゃないかな?30数年前より、今の方が皇室に好意を持つ国民、多いのではないかなあ。

もしそうだとしたら、それはひとえに、平成の天皇后陛両陛下の、この30年の、真摯な行動やお言葉に、みんなが感化されたからだと思います。

民衆の考え方を変えさせるとは、何ともすごいことだと思いました。

平成の時代は、ややもすると薄っぺらの感じもするのだけど、両陛下の真摯な積み重ねは、分厚く、あたたかく、しみいりますね。ありがたいなあと思います。

___________

 

2.     17年目

さて、本日、5月1日は、染織吉田の設立記念日です。

これも、支えてくださるお客様がた、お取引先さま、織りの仲間たちのおかげです。

本当にどうもありがとうございます。

2003年の始業ですので、本日をもってまる16年。17年目に突入です。

2003年って平成15年です。織りを始めたのが、1993年平成5年ですから、私の機織り人生は、まるまる平成の中にすっぽり入ります。

今日からの令和の時代が、第2ステージと言えるでしょう。さて、どこまでやれるか。。。

現代に生きる人に愛され、使っていただける布を織りたいです。

これからも、どうかよろしくお願いします。

___________

3.  個展じゃない個展

この秋に予定しています、吉田美保子展ですが、ちゃくちゃくと準備を進めています。

今回の個展は、個展であって個展でない個展にしますよ。

もうちょっとで、ご紹介できますので、乞うご期待。

ぜひ、今から、予定を空けておいてくださいね。

10月10日木曜日から、10月13日日曜日まで、東京の南青山、イトノサキさんでです。

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どうかよろしくお願いします。

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36通目のメルマガ【八重桜号】

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おはようございます。

近所の大きな八重桜が満開です。

この八重桜、古いお宅のすてきなお庭の主だったのですが、去年、このお宅、取り壊されました。

解体工事を垣間見ながら、この木も切られちゃうんじゃないかとヒヤヒヤしてましたが、残していただけました。

今年は更地で、少々寂しげに、しかしのびのびと咲いています。

あたたかい土曜日、メルマガ、ゆるりとお付き合いください。

《 目次 》

1.      腕

2.      きものの精霊

3.      鞄

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1.      腕

先日、きもののお手入れなどなさってる「おたすけくらぶ」さんが主催するパーティーに行ってきました。きもの好きの方や、きもの関係の仕事をされている方が、総勢80名もいらして、たいへん楽しい会でした。

こういうお集まりに参加すると、普段は会えない方々に会えて、お話できることがいいですね。

和裁士のマイスターでいらっしゃる草川幸郎先生と同席することができました。(たいへんダンディな方でした)

そのとき、お話してくださったとても印象的なことがあります。

「腕の良し悪しは、同業者には一目瞭然だ。」

同業の人が見れば、例えば、称号を得たとか、受賞したとか、メディアに出たとか、そういう付随的なことは関係なくて、仕事そのもの、ズバリでいいか悪いか、一目でわかると。

なるほど。おっしゃる通りです。

仕事を続けるのに、受賞とかメディアとか、大きな武器になります。しかし、同業者の「あいつ、なかなかやるな」は、何よりの賛辞かもしれません。

同業者に心からの賛辞とエールを送り、また送ってもらえるような、そういう関係になりたいし、そういう仕事をしたいと思っています。

___________

 

2.     きものの精霊

そのパーティーの後、知人の個展を見に行って、たまたま居合わせたすてきなきもの姿の方と、話がはずみました。

この方も、たいへん印象的なことを話してくださいました。

「着たくても着られないきものってあるのよ。沖縄のものは思いが重くて若い時は着られなかった。受け止めきれなかったのね。いまやっと着られるようになった」と。

「やはりきものは日本人のスピリッツね」と。

その方の着姿は、それはそれは美しく、凛として、人ときものがピタッと同化してました。きものの精霊に出会ってしまった!

確かに、着るのに力がいる、力のあるきもの、あると思います。

どこまでも深い、きものの世界にいざなっていただきました。おぼれそうです。

___________

 

3.  鞄

服飾作家の善林英恵さんとコラボで作っております鞄、新作ができました。

ふだんにのおしゃれにバリバリ使っていただきたい、使い勝手のいいタイプです。

ブログに掲載してますので、ぜひご覧ください。

https://www.someoriyoshida.com/6970

ちなみに、お値段は、64,800円(税込)です。

もしも気になる方、サイトからでも、このメールに返信する形でも、お気軽にご連絡くださいね。詳しく説明いたします。

善林さんとのコラボは、オリジナル制作のほか、完全注文制作ONLY ONLY もうけたまわっております。あなたの好みと用途でお作りしますよ。

こちらもお気軽にお問い合わせくださいね。

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染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》36通目のメルマガ【八重桜号】をお読みいただき、どうもありがとうございました。

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これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。

どうかよろしくお願いします。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

小島秀子さん、おたすけさん、江田朋百香さん

 

きのうは忙しくも充実した、とてもよい日でした。朝からきものを着てお出かけ。いろいろ行き先があるんで、よくよく調べて廻ってきました。

まずは、染織家の小島秀子さんの個展を拝見しに、青山八木さんへ。

帯がたくさん。どれを見ても本当にすばらしかったです。現代的な色づかいで、様々な技法がさりげなく駆使され、完成度高く。締めたら映えるな。楽しいだろうな。ただただ、うっとり。

織りをやっている身としては、キリッと引き締まりました。拝見させていただき、本当によかったです。ありがとうございました。

青山一丁目からめざしたのは神保町。学士会館。きものおたすけくらぶさんの盛装オフ会です。

全国からきもの好きのおたすけファンが集う楽しい会でした。

こういう場を催すの大変と思います。そのご苦労をものともせず、ニコニコ笑顔の富田社長。すごいなあ。そして、富田社長を支えてるみなさんもすばらしいです。

きもの好き同士もなかなか合うチャンスないので、その場を作っていただいて、ありがたいことでした。おかげさまで、久しぶりの方、はじましての方、いろんな出会いがありました。

     

その後、日比谷へ。帝国ホテルのギャラリーへ、画家の江田朋百香さんの個展を拝見しに。

朋百香さんは、お帰りになった後でお会いできなかったのですが、情熱をたたえたお作品に囲まれて幸せでした。ギャラリーの方や居合わせた方によくしていただいて、すっかり意気投合。

私は、この二枚がとくに好きでした。見ていると、頭の中がスッキリして、体ごと軽くなるような気がします。

*小島さんの個展、朋百香さんの個展、ともに終了しています。

新作、コラボ鞄!

 

善林英恵さんとコラボですすめております、おしゃれな普段きものにも合う鞄シリーズ、新作ができました!

善林さんから写真が送られてきましたので、取り急ぎ、アップします。とってもいい感じです。

上の写真は反対側。表と裏で、ガラッと表情が違います。

布はすべて、八寸帯の実験作。試行錯誤のかたまり。とにかく自由。自由すぎて、布としてのまとまりはないのだけど、そこは善林さん。うまくまとめてくれてます。リピートはできません。一回かぎりの面白さです。

大きさはA4サイズが入って、マチもたっぷり。

大きさは、持ち手なしで測りまして、底のところの幅32cm、開口部分の幅42cm、高さ27cm、マチ12cmです。

持ち手は、革自体の長さは40cm、幅5cm です。立ち上がり部分(取り付け部分のぞく)だけ測ると、約29cm です。

持ち手は、牛本革のヌメ革。

手にあたるところは、二つ折りで持ちやすくなっています。

 

内側から撮ったところ。持ち手、しっかり縫いとめられています。

A4サイズのファイルを入れたところ。

  

裏地は綿麻のジーンズ地。ポケットもついてます。

ちなみに、お値段は、64,800円(税込)です。送料を別でいただきます。

通販サイトに載せるのが筋ですが、早めにご紹介したく、ブログで急いでご紹介しました。もし、ご興味ありの方、ご一報ください。より詳しく、ご説明します。

それから、このタイプ、布を違えて、また作ります。ご要望にもお答えしますよ。ひとまわり大きいのも検討中。荷物が多い方は、そっちがいいかな?

「こういう色が欲しい」「布の感じはこういうふう」「〇〇を入れたいから大きさはこのくらい」などあれば、お気軽にご相談くださいね

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こんにちは。

春らんまんですね。

お花見、なさいましたか?

私は、3月の31日から4月2日まで、京都の丹後地方に、染めの修行に行ってきました。

三日間ともとても寒く、丹後は行った日は1分咲き、帰る日は3分咲きくらいの桜の開花具合でしたが、神奈川に戻りますと、ちょうど満開でした。

これからいろんな花が咲くのが楽しみですね。

メルマガ、気楽にお付き合いください。

《 目次 》

1.      そもそも

2.      鷹取麻利子さん

3.      そして

4.      51

___________

1.      そもそも

今回の、丹後・染め修行の旅は、そもそもは、関東で活躍する模様師さん(友禅で絵柄を描く人のことを模様師(もようし)と呼びます)たちの、「勉強して腕を上げたい」って思いを、小林染工房の小林知久佐さんが受け止めてくださったということがはじまりです。

模様師でない私は畑違いですが、たまたまの、ありがたいめぐり合わせから、参加できることになりました。

実は、昨年の11月、新宿の伊勢丹で開催されていた展示会でばったりお会いしたのです。その時、染めについての悩みを口にしたのがきっかけで、模様師さんのグループに入れてもらえました。本当にラッキーでした。

こういうのセレンディピティ (serendipity)と言うのでしょうか?

その上今回は、小林染工房でのみっちりの二日間のあとに、織り作家の佐橘登喜蔵さんご夫妻をお訪ねすることもできました。

本当に、ありがたい、ありがたい、二泊三日でした。

2回に分けてブログに書きましたので、よかったらご覧ください。
・丹後・染め修行ツアー

・登喜蔵さんご夫妻と

 

2.     鷹取麻利子さん

今回の丹後行きをまとめてくれたのは、模様師として活躍している、鷹取麻利子さんです。

鷹取さんと私は、面識はありましたが、これといった関係もなかったのに、こころよく受け入れてくださり、みなさんと引き合わせてくださり、、、、、。私が入ったので、足並みが乱れることもあったと思うのに、なんのそのって感じで。

鷹取さんのまとめる力には、本当に目をみはりました。

小林さんとのやりとり、段取り、交通、宿泊、みんなの思い、、、、その全てを取り込みながら、いい具合にまとめてくれました。

その気持ちのおおもとは、これからの着物の作り手に追い風を吹かせたい。自分ばかり先に行くのではなく、周りの仲間を巻き込みながら、みんなでレベルを上げて、いいもの作って、着る方によろこんでいただいて、みんながハッピー。

その種まきをコツコツなさっている感じ。本当にすごいです。

3.  そして

この丹後に行ったメンバー、さっそく道具や助剤の共同購入をはじめてます。

道具や知識や情報はどんどんシェアする。

こういう動き、すごくいいわ。

そしてさらに、それぞれに、今回身につけたことを花開かせて作品を作り発表しようと、展示会を計画してます。

たぶん、来年3月、東京でということになると思います。面白くなりそうです。どうかお楽しみになさってください。

4.   51

数字がタイトルって、なんのことって思われたかもしれませんね。

イチローの背番号?あはは、実は私の年齢です。

今日はその初日。はい、生まれた日です。

まだまだへなちょこの私は、自分の年齢にびっくりです。

今回、丹後でお世話になった、小林さん、佐橘さん、鷹取さん、お三方とも、私より、ちょっと年上です。

時代がどんどん変わり、今までの常識が通用しなくなった今、年上の方々が、新しい提案や投げかけを、身をもってされるのを、心強く、まぶしく、尊敬の念をもって、あおぎみてます。

歳をとるのは、悪くないぜぃ!

今日はこれから、ちょっと年上の旧友と、蕎麦屋で一杯やってきます。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

登喜蔵さんご夫妻と

丹後の最終日、佐橘登喜蔵さんをお訪ねすることができました。

私、佐橘さんの織られるもの、大好きなんです。繭からずり出してひいた糸を丹後の植物で染めて織るその織物は、素朴だけど洗練されてて、強さと優しさが同居してます。その生まれる場所を見てみたかった。大変に光栄なことでした。

佐橘さんご夫妻、なんと、私のこと、迎えに来てくださったんですよ。もったいない〜〜。車に乗せてもらって、早速お話に花が咲き、、。

そのお宅は神社の参道にありました。わあ。そういえば、佐橘さん、なんだか神主さんぽいもんね。奥さまは天女ぽい。場所そのものが神域のようです。そっか、こんなところであの織物は生まれてるのね。

上がってすぐのお部屋に、織り機3台。その奥にずり出しの単純な装置、綛あげ。たったそれだけ。織物とはなんとシンプルなものであろうか。シンプルだからこその強さ。まっすぐさ。

私、自分が織った帯を持って行ってたので、おそるおそるもお見せしたら、ご自分の反物を出して、その上に乗せてくださいました。ピタリと合って、大感激でした。

そのあと、天橋立まで連れて行ってくださいました。いいのでしょうか、こんなにしてもらって!!一日使っていただくことになり、ありがたいやら、申し訳ないやら。

まず、真名井神社を参拝。ここ、知らなかったのですが、いわゆるパワースポットで、霊気がただよっている場所でした。ああ、神様がいらっしゃるんだなあ。私、見えないけどね。水筒にお水をいただきました。

その後、元伊勢籠神社を参拝。こちらもなんだかすごかった。由緒正しきとはこのことか。

そして、なんと、リフトに乗って、高台まで登ったのですよ。こんなのちょー久しぶり!!!リフトを降りても、階段を登って(相当がんばった!)、一番上までいきました。

眼下に天橋立が見えます。あ、本当に神様のハシゴだ。やっぱり、特別な場所なんだなあ。

いい空気をいっぱい吸って、私、生まれ変わりました!

帰りは福知山の駅まで送ってくださるという、ありがたさでした。

丹後、すばらしかったです。ものを作って生きていく、その根っこのところに、良いお水をたくさんふりそそいでいただきました。さあ、むくむくと動き出しましょうか。

丹後・染め修行ツアー

   

丹後の小林染工房へ、染めの修行に行ってきました。友禅の作家さんたちの研修ツアーに混ぜてもらったんです。本当に本当に、すばらしい機会で、私は目からウロコが落ちまくりでした。

教えてくださったのは、小林染工房の小林知久佐さん。丹後ブルーという、とても美しい青の引き染めをされることで有名な方です。が、もちろんそれだけじゃない。

小林さんのすごいところは、染料や助剤を知りつくしていて、それを的確に使いこなし、ぼかし染めやシケ引き(刷毛目を使って極細の線を染める技法)をなど、表現の幅広く、自由自在に美しい染めをされているところ。根本のところを押さえているから、失敗しないと。

小林さん曰く、

「若い頃は、テストに明け暮れ、失敗もたくさんしたし、お金も時間もつぎ込んだ。自分はさんざん苦労したけど、こんな苦労はみんなはしなくてええやん、だから、技術や知識は伝授する」。

うぅぅ、感涙。

本当に何から何まで教えていただきました。さて、どこまで受け止められたか、、、、。

 

私は八寸帯のタテ糸を仮織りして持ち込みました。

 

染料は、小林さんの染料と私が持って行った染料を両方使って、染め比べます。

小林さん、この、ブラッシングカラーズ (タテ糸に直接染めるやり方)、面白がってくださいました。

「いくらでも伸びしろあるやん」

がんばるぞ!

今回、仲間に入れていただいてご一緒したのは、5人の友禅の模様師さんたち。

毛色の違う私をこころよく受け入れてくださいました。

今回、ガチで着物を作る仕事している人たちに囲まれて、みんなオープンに、悩みや疑問に思っていることなど言い合って、いい方に変えていこうという、明るい空気に満ちてました。

新しい時代を感じた。そういえば、令和の発表、工房でした。時代、変わるね!

丹後での二泊三日は、参加したメンバーみんなの大きな宝物となりそうです。

小林さん、ご一緒したみなさん、本当にどうもありがとうございました。

おまけ画像。よろこぶヨシダ。最大級の防寒対策をして臨みました!

サイト、更新しました。

 

さあ、明日から新年度ですね。心あらたに、行きましょう。

サイトの更新しました。よかったらご覧ください。

「年代別ギャラリー」の2018年のページをまとめました。→

「着姿ギャラリー」のページにいただいたお写真、載せました。→

「メディアに載りました」のページに、「民藝のある暮らし」を載せました。→

平成も終わるって、耳タコですけど、じんわりきます。今、50歳の私にとって、平成は、20歳から50歳。まさに人生のど真ん中。 いろいろ思っちゃいますね。

次の時代も、心豊かに、おおらかに、みなさまに愛されるものを作り続けて行きたいと思います。

34通目のメルマガ【春風号】

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こんにちは。

関東では桜が咲きましたね。

あなたさまのお住いの辺りではいかがでしょう?

昨晩は大きな満月でした。そして、春分でした。風が強い日でしたね。

イチロー選手が引退し、故郷では旧友のお葬式がとり行われました。

地球はまわって、ときは移ろいゆくのだなと思いました。

今日もメルマガ、お付き合いください。

《 目次 》

1.      雅楽へ

2.      きもの

3.      きれいな空気

4.     コラボ鞄

___________

1.      雅楽へ

先日、雅楽を聞きに行ってきました。この日のことはブログに書いてますので、詳細はそちらの方読んでいただくとして、、、。

こういう時、悩むのが「何を着ていくか」問題です。3月半ば。場所は皇居の東御苑。拝見するのは、平安時代から受け継がれている古典音楽と舞い。

なにやらすごく正式ぽいけど、園遊会に招かれたってわけではないし(笑)、、、、

まったく経験がありませんので、みなさんがどの程度の装いでいらっしゃるか見当がつかない。

ご一緒したのは、染織家の大先輩の小熊素子さん。「着物で行こう!」とは初めから了承済み。

さあ、困った!

実はチョイスはそう無いんです。あるものをひっくり返し、少ない中から、最善の取り合わせを考えます。

その場の雰囲気に合うように、演奏者のみなさんに失礼がないように、聴きに来ているみなさんに好感を持っていただけるように、そして、私が楽しいように。

結果、きものは薄ピンクの遠目には無地に見える横だん(もちろん自作)、帯も遠目には無地の白(これも自作)、濃い紫の帯揚げ(自分で染めた)、ピンクのぼかしの帯締めにしました。

白の無地の帯は、最近、まったく締めてなかったので、久々の登場となりました。これ、ずっと以前に織った着尺の余り部分を、付け帯にしたものなんですよ。

ブログ
https://www.someoriyoshida.com/blog

2.     きもの

この日、雅楽の会場には、お着物でいらしている方が、20数名はいらしたでしょうか?

みなさまがたの着姿を見るともなしに見てましたが、とっても好感を持ちました。

なんというか、、、、書き方がわかりませんが、ポライト(polite)って感じかな。わきまえてるってことかな。

派手すぎず、カジュアルすぎず、でも自由で、自分らしく。その場をいい場にしたいという静かな連隊。

きものっていいなあって思いました。

3.   きれいな空気

前回のメルマガで花粉症になったと書きましたが、耳鼻科で検査したもらった結果、花粉よりもハウスダストに反応していると診断されました。

これにはびっくり。

確かに機織りなどしてますと、日々、ホコリの中で生活しているようなものです。しかし、アレルギー反応が出るなんて。目のシバシバと、止まらない鼻水の原因がそこにあったなんて。。。。

診断されたその足で、家電量販店に行き、空気清浄機を買いました。

つけてみると、体がぐっと楽になりました。

私は今まで、空気清浄機なんて、セレブの贅沢品だわって思っている節がありましたが、これは医療品だわ。

東京電力の事故を目の当たりにしたので、電気をどんどん使うことには躊躇があります。出来るだけ、電気に頼りたくないなんて思ってきました。

思いと現実はこうも一致しません。

4.   みおさまの鞄

完全注文制作ONLY ONLY でお受けしておりました「みおさまの鞄」、完成しました。

コラボの善林英恵さん、今回もいい仕事してくれました。

みおさま、我が家に受け取りに来てくださったのですが、ひとめ見たときの、ちょっと驚いたような笑顔がうれしかったです。着物姿に、とてもお似合いでした。

ブログには写真もたくさん載せているので、よかったらご覧ください。さかのぼると、メイキングも見られます。

もしも興味持たれたら、このメールに返信する形で、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。あなただけの一品をお作りします。

https://www.someoriyoshida.com/category/only-only-注文制作/みおさま

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

雅楽に行ってきました

昨日、皇居に雅楽を聴きに行ってきました。

お誘いいただいたのだけど、私は雅楽などまったく知識もなし。お正月にラジオから流れてくるとか、神社付属の結婚式場でテープ(?)が流れてるってイメージしかない。いいのかしらん。ま、興味がまさり、ドキドキで行ってきました。

北桔橋門から入場。これ、「きたはねばしもん」と読むのですよ。知らなかったなあ。

上の写真は、となりの平川門のあたり。清々しいよい天気でした。

 場所は、皇居東御苑にある楽部という建物。上の写真ね。古い講堂って感じ。

 会場内はこんな感じ。始まる前に、舞台に火鉢が置かれました。楽器を温めて乾燥させるみたい。演奏中もくるくるとあててました。

いかにもな色彩。赤、緑、黒、金。

演奏が始まると写真は撮れませんので、下はいただいたパンフレットの写メです。

 いやはや、まさに完璧って感じしました。磨き上げられたっていうか。それぞれの楽器のハーモニーが溶け合ってました。それが目の前で!ライブっていいですね!

今聴いている音色は、1000年前の人たちが聴いた音色と同じなんだなあ。

まったくもって、いわゆる「和風」ではありません。大陸文化との融合なんだろうな。それを、日本がめんめんと大事に受け継いできた。それもすごいな。

変えることなく、正確につなげていく、、文化ってなんだろうなあ。

昨年の秋、奈良の正倉院展に行ったけど、あれがいまだに続いているのだものね。それも「なま」で。すごいことだ。

上の写真が前半のプログラムの管弦。


こちらが休憩をはさんで後半の舞楽です。若い男性が舞い手です。エグザイルとか興味ないのかなって思った。

パンフレットの表紙。かわいい。

 休けい時間に2階に上がってみましたら、装束や楽器の展示がありました。うぉー!本物感ビシバシ。間近に見られてうれしい。

いつ、どこで、だれが、どんな素材で、この素晴らしい衣装を作ったんだろう?その辺の説明はまったくないけど、ここは博物館じゃないからね。

しかし、染料は植物だろうか?すごくビビッドです。刺繍もいいなあ。

履き物もかわいい。ズック靴みたい。実際に舞台で演舞してた人たちも履いてました。こういうものの製作も、受け継がれているのね。

ご一緒したのは、染織家の大先輩の小熊素子さん。楽しい一日をありがとうございました。

お花が今にも咲きそうでした。

*聞いたところによると、皇居での雅楽の演奏会は、毎年春と秋に開催され、春は招待者、秋は一般公募で入場できるようです。すばらしかったですよ。ご興味の方、調べてみられてはいかがでしょう。

みおさまの鞄!

ONLY ONLY、コラボでお受けしております、みおさまの鞄、完成しました!

先だって、善林さんから送られてきまして、本日、みおさまが受け取りにお越しくださいました。

 みおさま、にこにこして鞄を手にして、「いい意味で裏切られたわー」っておっしゃってました。想像を越えた感じで、とっても気に入ったとのこと。よかったわ。

織り布をメール添付でお見せした時のイメージと、だいぶ違っていたみたいです。それ、実は私も思いました。大変身。善林マジックですね。立体になるって、すごいなあ。

鞄を持ち替えて、反対側を見せて〜。

こっち面は、初夏を意識し、すっきり爽やかな色味です。

手に持ったときのバランスも絶妙ですね。それなりにモノも入り、実用もバッチリ。

ではちょっと、置き撮りの写真を。こっちが春バージョン。

ひっくり返して、初夏バージョン。

口の縁取りと、持ち手のところ。

アップ。

底と側面は、革がくるっと周ります。自立させたいというみおさまのご希望で、こうなりました。

あと、丈夫さと、汚れ防止の意味合いもあります。

内側。ナチュラルな綿麻の裏地もよいですね。

底板も写ってます。これは取り外し可能です。 

 底板をはずして。

ポケットのつき方も、みおさまのご希望通り。携帯電話とパスケースと鏡を入れるというご要望に合わせました。

布のアップ。春バーション。    

裏を返して、夏バージョン。

今日はみおさま、お昼時にお越し下さり、一緒にランチを食べながら、おしゃべりしました。もう長いお付き合いだから(15年くらいかな?)、いろいろ昔話もしたり。楽しかった。気づきもあった。ありがたいことです。

みおさま、善林さんへの感謝もおっしゃってました。お伝えしますね♪

33通目のメルマガ【砧うち号】

八寸帯 八寸名古屋帯 お誂え

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こんにちは。

弥生三月、いっきに春になりましたね。

柔らかく雨が降り、大地がよろこんでます。

私は、とうとう花粉症になり、右往左往しています。

「私は花粉、だいじょうぶ」と信じてきましたが、そんなことはありませんでした。笑

今日もメルマガ、お付き合いください。

《 目次 》

1.      砧うち

2.      あわれなり?

3.      花粉が、、、

4.      たくさま

___________

1.      砧うち

砧うちってご存知ですか?砧は「きぬた」って読みます。

織りあがった布を、木づちでたたいて、柔らかくすることを言います。

現代の織物で、砧うちをしているものは、ごくまれではないでしょうか?

上布(薄い麻の織物)では打つと聞いたことありますが、絹織物で砧うちをしている人は、私の周りには少数派のように思います。

私も今まで砧うちの工程をしてきませんでした。絹のしゃっきり感が好きですし、あまり、必要性を感じなかったからです。

しかし、先日織り上げた着尺が、少々強い(こわい)ように思いましたので、打ってみました。

そうしますと、布が、トロンとした表情になり、なんとも優しいです。しっとりした着姿も目に浮かびます。

繊維同士がなじむんでしょうね。なるほど変化するもんだなあ。これは、ありかもしれません。

2.     あわれなり?

「砧うち」って今はもう何のことやらって感じと思いますが、古くは、当たり前のことだったみたいで、歌に詠まれたり、お能になったりしています。

一番有名なのが百人一首のこれでしょうか?

み吉野の 山の秋風 小夜ふけて ふるさと寒く 衣打つなり

この歌でもお分かりのように、砧うちは、秋の言葉なんですってね!夜なべ仕事としたらしく、もの哀しさを表したりするらしい。

んー。

実際にやってみた感じでは、砧うちは、夜やるものではありません。ドンドンと音と振動がします。木づち、けっこう重いです。血圧が上がりそう。興奮して寝られなくなるんじゃ?それに、季節は関係ないよ。哀しくもありません。そんな、情緒をもりこむきっかけすらないです。

身の蓋もない言い方すれば、作業のひとつ。肉体労働。「もののあわれ」って感じじゃないなあ~

作業のひとつなのは、全ての工程がそうだけど、たまに「これ、絵になるな」とか「フォトジェニックじゃん?」と思うこともあります。代表的には、織ってるところや、伸子張りしているところなど。

砧うちはそんなふうでもないんです。どうも言葉からのイメージ先行してないかな?それとも私が風情がないだけ?

3.   花粉が、、、

上にも書きましたが、とうとう花粉症になってしまいました。こんなに辛いものとは今まで知らなかった。軽くみてました。ごめんなさい。

困って、いろいろ調べると、まずは花粉と接触しないのがいいらしいですね。

外に出ない。窓を開けない。洗濯物や布団を干さない。外から帰ってきたら、花粉を払い落とし、着ているものを洗い、シャワーを浴びる。

それで、洗濯の回数が増えました。

今までは外出着は、洗濯の必要性を感じなければ洗わなかったけど、今は、花粉がついてるかもという恐れで、なんでもガンガン洗います。

布がいたむなあ。おしゃれなんかしてられないなあ。

最近、きものを着る機会が続いています。私の道中着は、輪奈ビロード。きゃー、これは、花粉、くっついたら離れないね。それにこれこそ洗えないし。困った。困った。

4.   たくさま

先日、ONLY ONLYで帯を作らせていただいた「たくさま」と再会できました。

帯、イメージぴったりで、お似合いで、とてもうれしかったです。たくさま、キラキラしてました。

ブログにお写真、載せさせております。ぜひご覧ください。

https://www.someoriyoshida.com/category/only-only-注文制作/たくさま

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
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たくさまと帯と再会

たくさまと、再会してきました!うれしい!うれしい!

昨年の初夏のころ取り組んでおりました、「たくさまの八寸帯」、締めてきてくださったんですよ。

ほぉ〜。さすがカッコいい〜〜。

帯のご希望を伺ったとき、「こんなに地味でいいの?」って思ったくらいでしたが、やはり、お好きなものはお似合いですね。刺しゅうのお着物もお誂えだそうです。トータルでカッコいいです。

糸の表情ゆたかでしょ。いろいろ考えてやったかいありました。

たくさまのご希望をかなえられたことがうれしいです。たくさまらしい、一本になったと自負(えへん)。

いえいえ、(えへん)は間違いです。染織吉田のONLY ONLY は、私一人ではできません。おきゃくさまと二人三脚で作っていく完全注文制作です。

百人百様のご希望をかなえていきます。。

たくさまのメイキングストーリーは、こちらにまとまってます。スクロールして、ご覧ください。

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おはようございます。

2月も後半。なんだか落ち着かないのは、春の訪れのせい?

それとも確定申告の季節だからでしょうか?

私は先週の金曜に一足早く済ませてきました。青色申告会に入っているので、早めに提出できるのです。

やれやれ。

織りの方は、新たなチャレンジしてます。

春の芽吹きを感じるこのごろ、今日もメルマガ、お付き合いください。

《 目次 》

1.      撚糸

2.      青色申告

3.      クラウド

4.      宣伝

___________

1.      撚糸

先日、思い立って、八王子の撚糸屋(ねんしや)さんに行ってきました。

撚糸屋さんてお分かりですか?「撚糸(ねんし)」をしてくれるところです。「糸に撚り」をかけてもらいに行ったのです。

機織りをしてますと、糸にかかっている撚り(より)というものはとても大切です。

大切なんですが、私はこれまで撚りずみの糸を購入し、そのまま使ってましたので、操作することはしてきませんでした。

それを今回、特に撚りをかけてもらったのです。撚りがかかってない糸にかけてもらうのと、ゆるくかかっているものに追加でかけてもらうのと、両方たのみました。

何ために糸を撚るか、また糸を撚るとどうなるか、お分かりですか?

糸は撚りをかけると、断然、扱いやすく丈夫になります。そして、硬く、さらっとした感触になります。形状もペタンとした断面だったのが、丸くなります。

撚りをかけただけなのに、用途が変わってきたりします。

それで、今、その新たに撚った糸を使って、帯を織る準備をしています。

これまでとの違いを実感中。

違うもんだなあ~。糸って面白いなあ~。

糸を使いこなし、目指す布を生み出す。まだまだ道は遠いです。

2.     青色申告

さてさて、今年もやってきました。青色申告、確定申告。

私は独立して16年なので、申告も16回目となります。16回もやってるんだから、お茶の子サイサイだろうと思うかもしれないけど、そんなことはありません。毎度、無事できるのだろうかとヒヤヒヤもので臨んでます。

私は弥生会計というソフトを使って作成してます。

このソフトの進化がすごいです。特にこの数年、毎年、グンと使いやすくなってます。数年前から「クラウド」になりました。ひゃー、ついて行けんわーって、ぼやきながらも、どうにかこなしています。

3.   クラウド

恥ずかしながら私、「クラウド」って概念が分かっていず、つい先日、初めて腑に落ちました。今までは、「クラウド?雲みたいにプカプカ浮いてる?だから何?」って感じでした。

それが今回、会計ソフトのクラウドが、銀行口座と連携できると知ったのです!(ってもしかして、こういうのすでに常識???知らなかったのは私だけ???)

銀行口座の数字をクラウド上で引っ張ってきて、帳簿に自動入力するのです。カードもできるらしい。

おどろき!

と言っても今回は、要領の悪い私はちょいとしくじりまして、通帳の一部だけ自動入力で、あとはいつも通り、手入力するしかありませんでしたが。

しかし、この概念が分かっただけでも、生まれ変わったような気がします。

申告書も設定さえすれば自動でできちゃうなんてねえ。。。。

それを知っちゃうと、もう手入力なんてできないなあ。独立したての頃は、パソコン使うことさえなく、帳簿に鉛筆で書いて、電卓で計算して、出てきた数値をまた手書きして、合わなかったら、また計算し直して、、、、、って感じでやってました。

隔世の感があります。

4.   宣伝

春ですね!春にぴったりなショール、あります。明るい色で、軽快な感じです。

もうしばらくはコートの下で、爛漫になったらブラウスの上にこれをはおって、お出かけになりませんか。

https://www.someoriyoshida.com/store/store_cat/shawl

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7通目のメルマガ 【織物以前号】(2018/1/31)

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5通目のメルマガ【大晦日号】(2017/12/31)

4通目のメルマガ【冬至号】(2017/12/22)

3通目のメルマガ【絵画のキャンバス号】(2017/11/28)

2通目のメルマガ【秋深し号】(2017/11/12)

はじめてのメルマガ【どきどき号】(2017/10/24) 

 

太陰暦のお正月

あけまして、おめでとうございます。本日、旧暦のお正月ですね。

昨日の暖かさのおかげか、梅が満開です。お昼間は暑くてアイスコーヒー、飲んでしまいました。

さてさて、今こそ、今年の目標とか、一年の計とか、そういうの、書き時ですね。西暦のお正月の時は、やることいっぱいで落ち着かなくて、今くらいの方が、丹田に力を入れて「よし!」と思えます。

で、ですね、私の今年はといえば、、、、「発表の年」にします。秋に個展をします。

どんな個展にするか、何を思って、どう作り、どう企画して、どう観ていただくか、そしてそれをどうつなげるか。

まだ何も固まってないけど、あたま動かしつつ、くち動かしつつ、からだ動かしつつ、ひとつひとつ、ていねいに作っていきます。

みんなを巻き込んで、楽しい展覧会にしたいなっと。織りのパワーがみなぎる展示にしたいな。

会期は、10月10日木曜日から、13日土曜日です。会場は東京、南青山のイトノサキさん。どうかよろしくお願いします。

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おはようございます。

今日は立春ですね!

明日は旧のお正月です。めでたいです。

うちの近くでは、蝋梅や梅が咲いてます。

カラカラに乾燥した関東も、少しずつうるおって、春の芽吹きを誘っているようです。

さて、このメルマガでも、一年の計を、書かせていただきますね。

よろしくお付き合いください。

 

《 目次 》

1.      展覧会、します!

2.      10月10日、イトノサキ

3.      洲之内徹

___________

1.      展覧会、します!

染織吉田、今年は、お披露目の年にします。

実は昨秋から、頭の中で、ふくふくと妄想を広げてました。

「待ってました!」と言っていただけるように、こつこつ、物作りと準備に励もうと思います。

どんな展示会にするかということを、今、いろいろ思案中。しっかり核を作らねば。

私が目指したい織りの世界を、率直に現せれば、と思っています。

作り込みはこれからです。どうかご期待ください。

 

2.     10月10日、イトノサキ

展覧会は、10月10日木曜日から13日日曜日までの4日間です。

場所は、東京、南青山のイトノサキさん。自然光が明るい、素敵なギャラリーです。

どうか今からご予定に入れてくださいね。

何か楽しい仕掛けを作れないかと思っています。

みんなを巻き込んで、一緒にワクワクできるようなこと、したいなあ。

案があったら、ぜひ教えてくださいね。

展覧会のことは、準備状況など含め、ここにいろいろ書いていきたいと思っていますので、よろしくお付き合いくださいね。

 

3.   洲之内徹

洲之内徹と聞いて、「ああ、あの人」ってお分かりになる方は、もしかしたら、もう少数派になったのかなあと思います。

画廊の経営者で、絵のコレクターで、芸術新潮に随筆を連載していた人です。私はその「気まぐれ美術館」というエッセイがとても好きで、文庫を手放さずにいます。

私が美術に目覚めたころに、ちょうど脂がのりきっているって感じじゃなかったのかな。亡くなって、もう30年以上はたっているはず。あっという間ね。いつまでも気になる人です。

久しぶりに、手に取ってみたくなり、自分が持ってない本を図書館で探しました。

「洲之内徹が盗んでも自分のものにしたかった絵」(求龍堂)。

没後に出た本で、洲之内コレクションの図版がたくさん載っています。いい絵だなあ~。こりゃー、盗みたくなるね。

文章は、随筆からの抜粋のようです。ドキリとする表現多々。

一つ、書き写させていただきます。

「売れないということは、画家にとって、決して不幸とは言えない。絵が売れだすと、たとえどんな画家でも、お客の眼を意識しないでいることはむつかしい。画家の眼が、画家以外の者の眼で水を割ったような具合になる。他人の眼が絵の中に入ってくる。心ある画家にとって、他者の眼との戦いこそ真の戦いであろう。」(170ページ)

ブログに書いたのですが、先日、落合陽一さんの個展に出かけました。洲之内さんの時代とは、隔世の感もあり、変わらぬものも感じ。よかったら、そちらもぜひお読みください。

https://www.someoriyoshida.com/blog

*上の写真の猫は、洲之内徹の本の表紙で、描いたのは画家の長谷川潾二郎です。
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落合陽一さんの、質量への憧憬へ。

落合陽一氏の個展、「質量への憧憬」展を拝見しに、天王洲アイルへ行ってきました。

りんかい線に乗ったのも初めて。天王洲アイルで電車を降りるのも初めて。スマホを頼りに行ってきました。

写真とインスタレーションによる展示って言っていいのかな。世界観が作り上げられてて、私はとても好きでした。

インスタレーションは、よくわからんかったけど。それでもなんか、いいんだよな。

きれいなギャラリーで、コーヒー飲めるようになってて、会場に入るとコーヒーの良い香り。奥に進むと、たくさんのお花が来てて、生花の香り。

展示されている作品は、被写体など生きてるものも、静かで無機的に感じました。

お客さんたくさんですごい〜。老若男女。若い人、多かった。

私、ちょうど、明日配信予定のメルマガを書いてて、そこに洲之内徹を登場させた。もろ、昭和。

1月に熊本に帰った時、村上隆のキュレーションの展示を熊本現代美術館で見て、ああこれは平成時代のアートだなあと思った。

(インスタやってる人、この展示について、村上隆本人が、詳しく載せてたよ。一週間くらい前に。コンセプトも写真も。すごく面白かった。さかのぼって探してみて)

んで、落合陽一には、やっぱ、次の時代を感じるな。

んな、ことを思いながら、川っぺりを歩きました。水辺っていうのは、いいもんですな。(上の写真はギャラリー、出たところ)

天王洲には、もう一つ、行きたい場所がありました。ずーっと、行きたかったー。

はい、PIGMENT (ピグモン)です。寺田倉庫がやっている伝統画材のお店です。通販で、箔を買ったことはあるのだけど、来たのは初めて。

血が湧くわ。

みおさま、立ち上がる

おお!立ち上がった!

ONLY ONLY、みおさまの鞄、平面だったものが、立体になりました!善林さんのインスタより写真拝借。なんか、新鮮だわー。平面ばっか見てる私からすると、息を吹き込まれた感じするね。

みおさまのご希望の、春から初夏用の着物にも持つメイン用バッグというの、クリアしてますね。写真は初夏用の面ですね。

これから、口周りをまとめて持ち手を考える局面ですが、それ一番の難所とのことです。私は遠くから祈るばかり。善林さんのことだから、うまく乗り越えてくれることでしょう。

この分だと春爛漫になる前には、お届けできるかな?みおさま、「できればゴールデンウィークに使えるとうれしいな」とおっしゃってましたが、それもクリアできそうです。ご希望を叶えられそうで、ホッとしてます。

-華麗(加齢)についての雑感

今日はこちらに雑感を書こうと思います。

最近、雑感はメルマガの方に書いているので、ブログに書くのは久しぶり。

ブログとメルマガ、どういう風に使い分けようかなと思ってきたのだけど、最近、気合を入れて書くのは、メルマガの方になってきました。どうしてかというと、メルマガっていうのは、配信したら、訂正が効かないから、しっかり考えて、推敲を重ねて書くからです。気合を入れて雑感を書くというのも変だけどね。(あ、仕事の話も書いてますよ!)

で、たまには、本家に戻ってみようと思った次第。(もしよかったら、メルマガに登録、お願いします。配信数が増えると、燃えるので、ぜひ♡ )

では仕切り直して。最近、思うのことのひとつは、老化についてです。私は50歳。更年期まっただ中。

およそ日本女性というものは、30歳を過ぎた頃から、「もう若くない」みたいな圧を感じるものだというけれど、、、しかし、私はその実、つい最近までそんなこと、まったく感じなかった。

というのは、一般に、若い方がいいと言われることは、容姿であったり、体力であったり、記憶力であったりすると思うけど、私の場合は、若いころから、別に容姿もよくなく、ヘタレの体力なしで、生来の健忘症であった。

だから、若いころも、中年となってからも、何も変わらなかったのである。違いといえば、図々しさが増した分だけ、生きやすくなったこと。これはプラスである。はっきりいえば、ただの能天気だ。

そんな私であったが、数年前に目がしょぼしょぼになったので、メガネをかけることになった。私はずっと視力2.0を誇ってきたので、変化であったが、メガネ姿にあこがれを持っていたので、ちょっとウキウキ要素もあった。

それが、この数週間前、夕方になると目が痛いのだ。困ったなあ。市販の目薬も手元にないし、いっそ眼医者さん行こうかなと出かけてきた。

診察結果は、よくあるドライアイ。で、原因は華麗現象とな。目を酷使しますかと聞かれたので、機織りをしてますと答えたら、ああそれなら仕方ありませんねって。

目薬が処方された。一つずつ個包装された、いかにも眼医者さんの目薬って感じの。

デメリットとして苦味がありますよと説明を受けた。目と口はつながってますからねって。

で、一日4回、点眼する日々を送っている。初めの数日は苦味は気にならなかったが、だんだん、上あごの奥の方に感じるようになってきた。起きている間中、いつもうっすら苦いのだ。

慣れない苦味を、不断に感じる。あれ、これがもしかして、老化の味?若いころはなかった苦味。今後もずっとこの苦味をつきあっていくのかな?そう思うと、気の遠くなるような薄い絶望。若いころはよかったなとほぼ初めて思った。なるほど、なるほど。老いるとはこういうことかと実感したのである。

*写真は、うちのベランダ猫。

みおさま、裁断

完全注文制作ONLY ONLYにてうけたまわっております、みおさまの鞄。布を織り上げ、善林さんのところにお送りしたというところまで書いてましたが、、、、、

さてさて、その後は?

善林さんから、みおさま宛に送られたメールを、CCで拝見させていただいたところによると、裁断作業がはじまっているようです。

柄からサイズを割り出して、逆算でもう一度、本体紙トワル(実物大サンプル)を作成したとのこと。写真も添付されてます。

それから、もろもろの確認事項も。

・革の持ち手は、本体のボリューム感をみて、mm単位調整して現物の型紙を切るってこと。

・内側に使う予定の布地が足りるってこと。

・ポケットは、みおさまのご要望どおり、片側に二つポケット、反対に一つポケットつけるってこと。

・はりつけ芯は、鞄自立しつつ、重すぎないギリギリのところを探りつつ進めていくってこと。

みおさまからも早速お返事。なんか、なごむなあ。信頼してくれてるの伝わってきます。

「のんびり、楽しく待っています。」

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こんばんは。

お元気でいらっしゃいますか?

2019年になりまして初めてのメルマガ配信です。

今年もどうかよろしくお願いします。

最近、私の住む関東地方南西部は、穏やかな気候が続いています。

暖かくて晴天で気持ちが良いのですが、雨が降らず、カラカラなのが心配です。

あなた様のお宅のあたりはいかがでしょうか?

今日のメルマガは、ふるさとの熊本に帰省した時のことなど書いています。

おつきあいください。

《 目次 》

1.      我が家を空から

2.      熊本上空

3.      交流

___________

1.      我が家を空から

お正月が明けてしばらくたったころ、ふるさとの熊本に帰りました。

お正月をずらして帰省するのは、航空券が安いころをねらうからです。行きも帰りもお安いタイミング。時間も大事。早朝とか最終便とか、そういうの、ねらいます。

今回もめちゃ早く、8時20分発のフライトに乗るために、5時に起きて6時半にうちを出ました。

朝早いといいこともありますね。

飛行機が飛んでからも、窓からの景色がまだまだ朝の空気です。窓に額を押しつけて、外をずーっと眺めてました。

離陸してすぐ、遠くに富士山が見えました。飛行機は旋回して、その方向に向かいます。

東京の街の密集っぷりには毎度おどろきます。みじんの隙もない。ある種、完成された街なのか?立てたり壊したりを繰り返しているけど、空から見たら変わらない。

安定飛行になったころ、眼下にぽっかり空き地が見えます。郊外だけど、まだまだ住宅密集地だよ。

ここどこだ?

わかる人?

はい!

厚木基地です。

広大な空き地です。なんだかね。

ちなみに、ここを北に5kmほどのところが我が家です。

緑がこんもりしているところが「泉の森」、幹線道路や小田急江ノ島線も見えます。

と言うことは、えーっと我が家はあの辺りだな。場所も特定できます。

2.     熊本上空

飛行機から外を眺め続け、1時間半ほど。

いよいよ九州に入りました。九州に入ると、自然が違って見えるのは私だけでしょうか?ワイルドな感じするのです。

山々をぬけ、熊本市の上空を飛び、有明海の上で旋回し、島原を見て、熊本市内に戻ってきます。

川が見える。えーっと、緑川かな?加勢川じゃないよね?

これは白川?橋が見えるけど、どの橋だっけ?

江津湖が見える。

江津湖がここということは、うちの家はえっと、、、、どっちだ?

じーっと見てるけど、わからない。

地方出身者が東京などの大都会に住むと、自分が何者か分からなくなるとよく言います。

東京にいると「あなたは〇〇の人」と言われ、地元に帰ると「あなたは東京の人」と言われる。

宙ぶらりんです。

私は、空から見て、神奈川の仕事場の位置はわかるのに、熊本の育った家の場所は分からない。自分のアイデンティティを置いていると思っているのは熊本の方なんだけどな。もはやここの人ではないのだなあ。

これからますますそうなるのかな。

自分とは何だろうと言うのは、みんな思うことなのかも。宙ぶらりんのままでも、コツコツ重ねて、軸を太くしていくものなのかもしれません。

3.  交流

年の初めは、なんだかんだと人と交流しますね。年賀状はもちろん、メールくださったり、久しぶりに会うことができたり。うれしいことです。

「着物(or 帯)(or ショール)(or タブロー)、大切にしてます」とか賀状やメールに書いていただき、ガッツポーズしたり、ホッとしたり。

「メルマガ楽しみにしています」と書いてくださった方もいて、これもまたうれしく励みになります。本当にどうもありがとうございます。

メールの一通はなんと遠く、ドイツのミュンヘンから!

メルマガ、深く読み込んでくださっていて、本当にありがたいです。写真も添付してくださって、遠い国で大切な家族を作って、自分の生き方を全うしてらっしゃって、すばらしいなと。

なんだかんだ言って、人との出会いと交流が、一番おもしろいですね。

今年もたくさんお出会いすることができ、おつきあいを深められますように。

どうかよろしくお願いします。

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染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》30通目のメルマガ【空の上から号】をお読みいただき、どうもありがとうございました。

ご感想、ご意見ございましたら、このメールに返信する形でお送りください。

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これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。

どうかよろしくお願いします。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

Lemon Turquoise (レモン ターコイズ)

感激!けむさま から、お写真いただきました。

10月に織り上げた、のしめ のお着物、お仕立ての平山さんからけむさま に直接お納めとなったので、久しぶりの再会です。

布だったものが、着物になり、お召しいただくという、我々の仕事のクライマックスであり、ハイライト。

じゃーん。

わー、お似合い!さすが、けむさま の雰囲気にピタリと合ってる。。。。感動もひとしおです。うるうるきます。

そうそう、このお着物は、「Lemon Turquoise(レモン ターコイズ)」と名付けさせていただきましたよ。

衿もとの、グラデーションの切り替えポイント、バッチリ合ってますね。ホッとした。ここ、ほんと、注力しました。

裾の切り替えの高さもよかったと思います。けむさま の背の高さからバランスを考えました。

けむさま から、いただいたメールを、すこし紹介させていただきますね。

「着ると絹の光沢が美しくてほれぼれしました。北村武資さんの袋帯もしっかりうけとめてくれ、自信をもって着られます。」

やった!

そして、こちらは、歌舞伎座へお出かけになった時の写真です。

メール、抜粋で、紹介させていただきますね。

「歌舞伎座では、圧倒的な布の輝きと冴えた色にうきうきしました。友人4人で行きましたが評判もよくてうれしいです。着心地もよく、平山さんをご紹介いただいて正解でした。帯は平山さんのところでもとめたシャレ袋帯で、すこし軽やかに。4時間くらい座っていてもしわにならず、肩もこらず、でした。」

いやはや、うれしいの一言です。ああ、よかった。全てがむくわれました。

けむさま 、私が心配していると分かってくださっていて、こうやってお写真やメールくださるのだと思います。つくづくお優しい方です。おかげさまで、作り手はがんばることができます。ありがとうございます。

熊本にて

お正月休みと三連休の合間の飛行機が安い時期をねらって、ちょいと、ふるさとの熊本へ帰ってきました。

朝のフライトでしたので、窓にかじりついて、景色を見ていました。

ここに載せてる写真は、九州に入ってからのもの。急に景色が変わるのですよ。あ、帰ってきたって思う。

有明海。向こうは島原。

江津湖。

はい、到着。

帰った次の日は、盛りだくさんの1日でした。

お昼は着物ライターの安達絵里子さんとお会いしました。この日のことは、安達さんが連載されてる「婦人画報ウェブ版」に書いてくださいましたので、そちらもぜひ。

次の約束まで時間があったので、熊本現代美術館をのぞいたら、「バブルラップ」という展覧会やってました。村上隆のキュレーション。

ほお!これは見なくちゃ。

んで、めちゃくちゃ面白かったです。

バブルの頃から現代までというと、もろ私がアートや作ることやひいては人生とはってことに、ガチにぶち当たっていた時代で。その頃から今まで、ずーっともんもんと悩みながら作り続けてきた私としては、ぐっとくるものがありました。

展示は、前半はいわゆる現代アートだけど、後半は現代陶芸です。それも大半が日常雑器。それがだーっと並ぶ。特別ないくつかを除けば、値段的には、数千円から数万円でしょう。アート作品と比べると、ゼロが数個少ない(場合によっては5つほど?)。この地つづきの、手が届く感じが、「今」なんだなあ。

その点、着物はどうなんだろうなあ〜。課題です。

それと、熊本現代美術館の立地のよさにブラボーと言いたい。街の一番いいところ。それこそ、発信の場だよね。私が住んでた頃はなかったのが残念だけど、熊本はいい方向に進んでるね。自慢の街です。

夜は、ふるいお友達に会いました。二組のカップル。お一人だけ若く、あとは同世代。で、自然にそれぞれ夢を語ってよかったな。

「50歳を超えた人間の情熱こそ信じられる」っていうのは、私が今年の年賀状に書いた言葉だけど、まさに、情熱を語り合ったよい晩でした。

帰ったら、午前3時ってのにはびっくりしたけど〜。

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。今年がみんなにとって、こころ豊かな楽しいよい年でありますように。

ちょっとごあいさつが遅れましたが、いかがお正月をおすごしですか?

私はといえば、大晦日の夕方までいろいろ終わらず、それからやっぱり掃除しようと、小掃除をしたおかげで、お正月はスキっときれいな状態で迎えられました。一夜明けて、わ〜お正月ぽい〜とウキウキしました。

いろいろなお正月の行事をしなくなる傾向ですよね。それも時代の流れだし、かえって良いのではと思うことも多いのですが、掃除をしてさっぱりと新年を迎えるっていうのは、いいものですね。関東は特に晴天のことも多いし。今年もきれいな青空でしたね。

元旦には映画「ボヘミアン・ラプソディ」を見ました。二日には、15年ぶりくらいのお友達のところに遊びに行きました。思いがけず手作りの「the おせち」をいただいてしまった。お酒もおいしくいただいて、ほろ酔いで帰ってきまして、よく寝て、元気。まずまずのお正月です。

いただいた年賀状を読んでいると、「ブログ、楽しみにしています」って書いてくださっているのがチラホラあってうれしい限り。続けててよかったー。ありがとうございます。

ブログを更新していないときは、ツイッターインスタグラムの方、のぞいてくださいね。それから、よかったら、メルマガに登録くださいね。メールマガジンって、出したら訂正できないから、毎回、衿を正して、伝わるように一生懸命書いております。

今年もどうかよろしくおつきあいくださいね。

*写真はこの年末の試行錯誤の帯地と、ベランダ猫。

29通目のメルマガ【除夜の鐘号】

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おはようございます。

大みそかですね。お忙しい中、おじゃまいたします。

今年もあっという間に暮れますね。

もしかして、雪が降ってますか?うちのあたりは、関東特有の、冷たい空気と青い空です。

今日のメルマガは、師走、押しつまって思ったことなど書いています。

お時間あれば、おつきあいください。

《 目次 》

1. ていねいに

2. 年賀状

3. 粋な夜電波

___________

1. ていねいに

この一年、織りをやってて、すごく変わったことがあります。それは、ていねいさのレベルが上がったということ。

まず体勢の整え方をていねいにしました。そうすると織り機と自分の関係もていねいになり、織れた布もていねいな布になりました。

思い返してみると、今まで、小さいことは粗略でした。それを全部、ていねいに見つめ直しています。日々発見があります。うれしいやら、恥ずかしいやらの発見です。

当たり前のことにやっと気づけました。よかったと思います。

 

2. 年賀状

年賀状、出されましたか?

私は、29日の午前中に投函しました。元旦には届かないかな。

毎年いただく年賀状の中に数通、「年賀状のやり取りは今年で終わりにします」と書かれていることがあります。そうか、思いきって区切りをつけられたんだなあ。

確かに、何もこんなに忙しい時期に書かなくてもって思うこともありますね。(忘年会もそうですね)

まあ、それでも私は「書く派」です。

理由は、一年に一度、過去に私の織ったものをお求めいただいている方々にご挨拶したいからです。あのこは元気にしていますか?という気持ちです。

ご購入にいたらなくても、お問い合わせいただいたり、何らかのご縁いただりした方にもお出ししています。ご縁、育てていきたいという思いからです。

このメルマガをお読みの方の中にも私から年賀状、届く方もいらっしゃると思います。

一つ、お願い。

お返事しなっきゃって思わないでくださいね。

もちろん、いただけたらいただいたでうれしいです。が、一方通行でいいのです。ご負担になるとつらいです。

それから、もしも、私から年賀状が届いてないけど、欲しいって方、いらっしゃいましたら、ご遠慮なくおしらせください。よろこんでお出しします。元気が出る系の、にぎにぎしい、ちょっとおバカな年賀状です。

このメールに返信する形で、ご住所などおしらせくださいね。

 

3. 粋な夜電波

仕事中などラジオをよく聴いていますが、ラジコのタイムフリーという機能を使って、好きな時に好きな番組を聴くことができて、ますますラジオ漬けの日々を送っています。

土曜日の朝4時から(正確には日曜)にTBSでやっている「菊地成孔の粋な夜電波」という番組のヘビーリスナーなのですが、それがとうとう最終回でした。

タイムフリーで聴いたのですが、じーんと来ました。

菊地成孔さんとスタッフさんたちが、毎週1時間のこの番組のために、どれだけの愛と情熱を注いできたのだろうと。

この真剣な努力が、人をひきつけるのだなと思いました。

まずは才能と感性だけど、それを持続していくのは愛と情熱と努力だなあ。

年末によいものを聴きました。

ラジコのタイムフリーは、一週間しか聴けませんので、ご興味の方、急いでくださいね。(関東以外の方は、ラジコプレミアムに登録が必要のようです)

この一年、染織吉田のメルマガ《some ori 通信》にお付き合いくださり、ありがとうございました。

このメルマガ、思いがけず、けっこう私的な通信になってきました。正直、ここにしか書けないことあります。ブログより、内面を書けますね。

よかったら、今後ともよろしくお願いします。

来年が、あなたとみんなにとって、明るい良い年でありますように。

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28通目のメルマガ【銀座で外国旅行号】

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おはようございます。寒くなりましたね。お元気でいらっしゃいますか?

12月もあっという間に半ばです。何かと気ぜわしいですね。
体調に気をつけて、今年を締めくくりたいものです。

今朝のメルマガは、先週のお出かけで思ったことなど書いています。

よかったらお付き合いください。

《 目次 》

1. はやしのりこ展へ

2. 銀座で外国旅行

3. インスタグラム

___________

1. はやしのりこ展へ

先週の土曜日、バッグ作家のはやしのりこさんの展覧会に出かけました。行った先は、銀座6丁目のノーションさんです。銀座へはたまに行きますが、その界隈はテリトリー外で、すごく久しぶり。地図を片手にたずねたずね伺いました。

はやしのりこさんは、独自の世界観に満ち満ちた、有機体のようなアーティスティックなバッグを作っている作家さんです。

今回、久しぶりに新作を拝見して、その徹底的な仕事ぶりに感服しました。やり遂げてるのが、作品から伝わってきます。

自由さと同居しているのもいいなと思います。やるからにはこうでなきゃねって感じです。

この日のことは、私のブログにも書いていますので、よかったら。

https://www.someoriyoshida.com/6321

*はやしのりこさん、とてもおすすめです。今回、着物に合うきんちゃく袋も出品されてましたよ。
銀座での個展は終わってしまいましたが、来春、静岡市で個展予定だそうです。(3月10日から、ポップアップスタジオというギャラリーさんとのこと。)ご興味の方、ご確認の上、お出かけくださいね。

2. 銀座で外国旅行

はやしのりこさんの展示会を拝見した後、二人で食事に行こうということになりました。予約はしていないけど、土曜だから大丈夫かなと美味しいと評判のシチリア料理店へ。

なかなか素敵なたたずまい。まるでシチリアみたい。(行ったことないけど)

予約はないけどいけますかと尋ねると、次の予約までの1時間半ほどだったらOKとのことだったので、いそいそと指定された3階へ。

しかし!ギャルソンさんが問題でした。

席についても、荷物やコートの世話もしてくれない。メニューの説明もおざなり。

我々は少々途方にくれ気味となってしまいました。

私はだんだんとおかしくなって、笑いがこみ上げてきました。

外国旅行しているみたい!

ほら、外国にいる時って、こっちの思惑通りにはいかないことも多々で、どう待遇してくれるかわからず、相手の出方を待ったり、相手のペースに合わせたりすることありますよね。それも旅の醍醐味と思うのだけど、なんか、そんな感じ。

久しぶりの銀座で馴染みがない界隈にいて、シチリア風の店内で、私は着物きてて異邦人ぽいし、はやしさんは染色家の斎藤洋さん作のオシャレなシャツを着てて普通の日本人ぽくないし、超イケメンのギャルソンは、メニューの説明もできなく一瞬日本語できないの?って思うほどだったし、過剰な「お・も・て・な・し」は苦手だけどそれにしても、、、というような態度だし、料理もワインもとても美味しいのに付け合わせはぞんざいってのも、なんとなく日本ぽくない。

うわあ、これは外国旅行だ。はやしさんと二人で外国の知らない街を旅しているんだ。

面白い夜でした。

(少々、日本至上主義ぽい記述になってしまいましたが、語彙力が足りないためです。ご了承ください)

 

3. インスタグラム

インスタグラム、やっていらっしゃいますか?

私は、長いこと登録はしているものの、何を載せればいいのかわからなくて使いこなせない状態でした。それが最近、「そっか新しく撮った写真ばかりでなく、過去作品もアップすればいいんだ」と気づき、それからはどんどん上げるようになりました。

それから2ヶ月。だんだん面白さがわかってきましたよ。

過去作品の写真だったらいくらでもありますので、上げるものがないってことはありません。私は今時点で、160枚ほどの写真をアップしています。

見た人がその写真を良いと思えば「いいね」ボタンを押すというのがインスタの仕組みですが、その「いいね」の数が、写真ごとにびっくりするほど違います。私の場合、一けたから三けたまで。

「いいね」って不特定多数の方からの一票だと言えると思うのです。人気者の選挙みたいなものですね。

選挙の結果が、自分の思惑と違うところがまた興味深い。すなわち、自信作の「いいね」よりも、これはちょっと自信作とは言えないなと思っていた作品の方につく「いいね」の方が多いのです。

え!?そうなの!?これ、そんなによかった?だったらまた作るよ。

面白いものです。

インスタやっていらっしゃるのでしたら、私の、のぞいてくださいね。

https://www.instagram.com/someori_yoshida/?hl=ja

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染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》28通目のメルマガ【銀座で外国旅行号】をお読みいただき、どうもありがとうございました。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
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布ができた

ONLY ONLY、コラボでお受けしているみおさまのバッグ。進みましたよ!

デザインが決まったところまで書きましたが、その後、糸を染めて、巻いて、もろもろの機ごしらえをして、タテ糸をブラッシングカラーズで染めて、織って、蒸して、水元して、、、、

そして、伸子張しているところが上の写真ね。

下から見上げるとこんな感じ。

バッグにする布って、帯のおタイコをずーっと織るようなものですね。

みおさまにメールしたら、「もうできたの!」と。心拍が上がったと。まだまだ楽しみは続きますね、と書いてくださいました。

さあ、善林さんにバトンタッチ。平面が立体になっていきますよ。

はやしのりこ展に行った

はやしのりこ

鞄の作家のはやしのりこさんの展示会に行ってきました。

はやしさんとは、長く親しくさせていただいていて、展示会も行ける時は行きます。毎回、ちょう楽しみ!

はやし作品、毎回、新しいチャレンジがあるのです。毎回って、もう何年やってられるのだろう?もしかしたら30年くらいかな?もっとかな?とにかく、コンコンと作り出し続けているのです。年に何回もだから本当にすごい。そして、完成度が高い。作り上げ切ってる感じします。そして何より創造性にあふれています。

上の写真のきんちゃくなど、着物姿にも合いそうですね。相性バッチリだよね。着物きる人いかが〜。

私は、この丸っこいの、ふくらませた風船に水を入れたものを型にするのですって。この発想の自由さ。脱帽です。

カラフル。

このタイプも好き。

上の写真は、会場の「ノーション」さんのブログから拝借。

銀座6丁目。14日まで。地図はノーションさんのブログでチェック。おすすめ!

はやしのりこ バッグ きんちゃく

私もいろいろ手に持たせてもらいました♡

みおさま、デザイン最終稿

カジュアル着物に合うバッグ

ONLY ONLY、みおさまの鞄、手描きのデザイン画をパソコンで作り直して、微調整していきます。色と配置をちょっとずつ変えて、何枚もプリントアウトします。紙を実物大に折ると、ぐっと現実味が増しますね。

ふむふむ。こんな感じね。よしよし。

同時に糸の準備を始めます。まずは糸を選んで、、、、、長ーい実作業の工程、毎度のことですが、工夫を重ねてちょっとでも効率的に。失敗しないように。

はい、これが、鞄の片面「春バージョン」の方の、最終稿。みおさまにメール添付したら、「うふふ、楽しみです」とのお返事。「織物になったらまた変わるもの」ってこともご理解いただいていて、おおらかに取り組めます。

みおさまの鞄のデザイン

ONLY ONLY みおさまの鞄、大きさと革の色について合意が取れました。さあ、私の出番です。まずは布のデザインです。何枚もラフスケッチをします。

うん、これかな。

それを実物大の高さ27cm、横35cmの紙を作って、描いてみます。

横の長さがこうなったのは、みおさまがお持ちの37cmの鞄を、椅子に座って、ひざに乗せた時、少し大きすぎると感じたとのことからです。なるほど、ひざからはみ出ると電車などで気になりますものね。

体に合わせて、大きさを決められるのもONLY ONLY のいいところ。仕立ての善林さんと組んでいるからできることです。

みおさまにメール添付でお見せしましたところ、以下のようなうれしいお返事いただきました。

「ラフに関しては私のほうからは、ほぼ言うことはありません。ヨシダさんがもってらっしゃる私のイメージは正しいと思いますし、『みかん』の着物の時もある時点からはすっかりおまかせで成功したと思っています。」

「それと、ヨシダさんが描いた『私ができあがった鞄を持っているイメージ画』、あまりのかわいらしさに笑ってしまいましたとさ。」

えっ!私は、このイメージ画、みおさまにそっくりだと思います!よく描けたとほくそ笑んでおります。

赤いショール、ご友人へ

赤いショール

先日のこと、「みるさま」からメールいただいた。赤いショールまだありますか、とのお問い合わせ。

なんでも、今、ふるさとに帰省されているとのこと。それで、ご友人に私のショールを贈りたいと。介護など、いろいろがんばっていらっしゃる50年来の親友の方へ、応援だと。

まあ、なんとすてきな!

(「みるさま」というのは、ONLY ONLY での愛称で、八寸帯「Spirit of Green」とコラボバッグ「My One And Only Bag」を作らせていただいた方です。そのほか、ショールもお求めいただいてます。)

みるさまが、ふるさとで、そのショールをしていたところ、ご友人が目をとめられたと。それで、このショールは、ヨシダが熊本地震後に作ったもので、売り上げの10%を熊本城復興基金に寄付したのだと紹介したら、その話にご友人、いたく共感してくださったと。

これまでシックな色ばかり着ていたご友人が、急にきれいな色を好み出したのは、色のパワーが必要だからだと考えられたみるさまは、ご友人を守るのは、ヨシダの赤いショールだと思ってくださったわけです。ブランド物や市販のカシミアのショールを贈るのは簡単だけど、ヨシダのがいいと。

じーん。ありがたい〜〜。

私としても、とてもうれしく、このご縁に意味があるように思いましたので、この分の売り上げの10%を災害支援金としてプールしておきたいと申し出ましたところ、大賛成してくださいました。

(通常は、コラボ鞄のみ、売り上げの10%を寄付金として積み立ててます。)

ショールは、うちからご友人さまへ直送することになったので、さっそく準備です。

もう一度ていねいにアイロンをあて、たたみ、薄紙に包んで、ビニールに入れます。

カードもご友人さまにあてに作りました。同じ布がありましたので、それを貼ってね。

ほら、発送しますよ。みるさまのお気持ちが届いて、喜んでいただけますように願いをこめて。

*大切な方へのプレゼントに、染織吉田のショールなどいかがでしょう?ていねいにお包みし、カードを添えて発送します。お気軽にお問い合わせください。

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こんにちは。お元気でいらっしゃいますか?

私の住む関東平野の片隅では、小春日和がうれしい日が続きましたが、あなた様のお住いのあたりではいかがでしたでしょうか?

明日から12月とは信じられませんね。

私は最近、思いがけないうれしい出会いが続きました。出会いは、偶然でしょうか?必然でしょうか?

今日はそのことを書いてます。よかったら、お付き合いください。

 

《 目次 》

1. なんでも作る人

2. 登喜蔵さん

3. 高機能ぞうり

4. ご縁ひろがる

___________

1. なんでも作る人

先週の金曜日、不思議な来客がありました。

その数日前、織りの先輩から電話があり、ドラム整経機を自分で作りたい人がいるから、お宅のを見せてあげてくれないかと。よく聞くと、定年退職した元学校の先生。狂言の衣装を、布を織るところから自分で作りたいとのこと。糸は買うけど、道具は全部手作りすると。なんだかすごい。

で、その方がやってきたのです。

織りの道具って、けっこう精巧です。それに糸のことと織りの原理を、よく分かってないと、ムリだよなあ。特にドラム整経機は、綾をとって、長さをそろえて、織り幅を整えて、張力を一定にして巻き取っていくという、重要な作業を何役もこなします。自分で使ってて、これを機大工さんでもない方が作れるとは思えないのだけどなあ、、、

で、その方がやってこられ、まず、この実物が見たかったと喜ばれ、それから、自分はこれは作れるとおっしゃいます。

そうなの!?

こうやって、こうやって、と説明される。

今まで自作した織り機や管巻き機の写真を見せてくれましたが、なかなかどうして、りっぱです。

実際に使ってみたら、もしかして不具合はあるかもしれないけど、その都度調整されて使いやすく改良されることでしょう。

その方がおっしゃった印象的な言葉。

「人間が作ったものなんですから、作れないはずは無いんですよ」

わー、ささるわー。その通りです。

すっかり仲良くなり、私の今までの、織り機改造、仕事場改造も見せびらかしました。(つたないですけど自慢なんです。)

2. 登喜蔵さん

日曜日には、日本橋三越の催事場に、着物の展示会を見に行きました。

丹後からいらしている、登喜蔵さんにお会いしたかったのです。登喜蔵さんは、繭を草木で染めて、ずり出しという技法で、繭から直接糸をひいて糸にして、織っておられます。

それが、ものすごーーくすてきなのです。「これはいいものだな」って感じが、反物から醸し出てます。

私は登喜蔵さんのこと、長く一方的に存じ上げていて、お目もじ叶ったのは2度目ながら、ありがたいことに、親しく話をさせていただきました。

登喜蔵さん、覚悟の決め方が深くてかっこいい。その辺のいろいろ、超えてらっしゃる。その上、楽しそう。

織りをやってたらたぶんみんな余裕ないです。そういうことは飲み込んだ上で、悠々と織り、生きる。登喜蔵さんはその域の人。

目標です。

登喜蔵さんのサイト。動画もステキです。

https://tokizo.jimdo.com

3. 高機能ぞうり

日本橋三越の着物の催事場をふらふらしていたら、ぞうり屋さんのブースで声をかけられました。

試し履きしませんか?とのこと。

見た目は普通の草履ですが、台の土踏まずのところが、適度に盛り上がってる。アシックスとの共同開発したもので、なんとスニーカーと同じ素材らしい。高機能ぞうりって言うんだって。

へー。

試し履きさせてもらったらとてもいい。軽いし、どんだけ履いても足が痛くならなさそう。

製造元の方がいろいろお話してくださったので、実は作り手ですってこと白状して、名刺交換して、着物業界のいろいろを話し合って、意気投合し、とても面白かったです。何かに発展しないかな?荒波を楽しく乗りきるには仲間がいるもんね。

楽しく一生懸命やってれば、きっと大丈夫と思えました。

このおぞうり、たくさん履く方にとてもいいと思います。自社のサイトはないそうですので、気になる方は製造元の「株式会社おかだ」さんに電話などでお問い合わせください。

http://www.fashion-kyoto.or.jp/member/m0753523123.html

4. ご縁ひろがる

思いがけなく広がったご縁、もっと広く巻き込みながら、みんな楽しくやっていくにはどうしたらいいのでしょう?何か仕掛けたいのだけどな。このメルマガも、その一助とならないかしら?

そんなことも頭のすみにおきつつ、せっせと機織りいたします。

冬に向けて、ショールはいかが?

新作、水玉ショール、出来立てホヤホヤです。ぜひご覧ください。

https://www.someoriyoshida.com/store

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これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。

どうかよろしくお願いします。

水玉ショール、できました。

新作の、ショールができました。きれいな色の水玉シリーズです。

ショール 着物 チリよけ 青リンゴ

急に寒くなりましたので、ギリギリセーフで間に合いました。って、遅いかな。それに北にお住いの方にしたら、もうとっくに寒いですね。自分の住まいを基準にしたら、いけませんね。

ショール 黄色 着物 真綿 絹 チリよけ

このショール巻いて、この冬、楽しく過ごしてください。

赤 ピンク オペラ 水玉 ショール 大判

通販サイトで詳しく説明しています。こちらです。ぜひ。

革の色をすり合わせる

ONLY ONLY でお作りする鞄の、持ち手やマチに使う革の候補を、メールで見たみおさま、2枚目の写真の「中茶薄手アドバン調」が「しっくりきた」とのことでした。(前回のブログの2番目の写真)

それにお答えして善林さん、「薄めの色でプレーンな単色のものを好まれるということ分かりました」「実際にこの革を使うか、または新たに購入するかどうかは、布ができてから決めたい」とのことでした。

おっと、それでは私の出番ですね。

革の分量が多いので、布地との色のバランスもよく考えなければ。例えば、布のデザインに、少々革の色を入れてはどうだろう?その方が、なじむのでは?

みおさまに提案すると、「茶色は春夏に向かないように思う」と。それに「革は2番目のがいいと言ったが、実は、もっと薄くてもいいのではないかと思った」とのこと。

そっか、ここ、合意までたどり着いてなかったですね。強固にしとかないと。

で、ネットの色見本の出番です。モニターによって違いがあるにせよ、抽象論からは抜け出せます。

上のスクショの「カフェオレ」が、革の色として、まず私が思った色。それが、どうも違うようだと探したのが、中と下の「バフ」と「肥後煤竹」。

これをみおさまに提示すると、「バフ」と「肥後煤竹」は、結構違う色見ながら、どちらも納得できる色だとのご返信いただいた。

よし、フォーカスが定まってきたぞ。では、振り幅もちつつも、布をデザインしていこう。

合わせる革について

完全注文制作ONLY ONLY、みおさまの着物にも合う春から初夏向きの鞄、みおさまと、善林さんと、私とで、CC:メールのやりとりがすすみます。

大きさと並行して、革についてのお話になってきました。

みおさまは、もともと、手垢が目立たないように、こげ茶の持ち手をお望みでした。

私も、春夏用とはいえ、持ち手のみだったら分量も少ないし、こげ茶でいいのではないかと思っていました。

しかしその後、善林さんをまじえ話が進み、まず、底を全面革張りにすることになりました。これは、補強のためと、汚れ防止のためです。布地は白ベースですし、九寸帯地でいくので布自体の強度はさほどないので。

その後、鞄を自立させたいというみおさまのご希望が出たので、側面も底に張った革がそのまま立ち上がる「通しマチ」にすることになりました。

とすると、革の分量がぐっと増します。季節のこともですし、白っぽい布とのバランス考えると、こげ茶でない方がいいのではと話がすすみ、、、、

みおさまも、おしゃれのことを考えると、汚れがめだたないなど考えない方がいいだろうという気になられたようです。この辺、ジレンマですね。

着物に合うバッグ 普段着物 カジュアル

早速、善林さんが、手元にある数種類の革に、私が送っている布を仮りで載せて写真を撮り、投げかけてくれました。

*載せてる写真は、このとき送られてきたものをトリミングしたものです。

みおさまの鞄、善林さん登場

ONLY ONLY、みおさまの鞄、ご希望をあらかた聞き取って、さっそく服飾作家の善林さんに連絡しました。

二人の間でバンバンとメールが行き交いまして、善林さん、ご希望が出てる分だけの情報で、「こんな感じ?」と紙でささっとラフを作ってくれました。

速いわー。目に見える形になると、想像しやすいし、問題点も気付きやすいし助かります。

それで、みおさまに、この紙ラフの写真を送り、底の作り方とか、芯のこととか、具体的に相談です。このあたりから、メールのやり取りを、「みおさま、善林さん、私」の CC:にして、透明化して進めていくことになりました。

みおさま、自立する鞄をお望みだということが、出てきました。それなら、底を革にして、そのままマチの部分まで、革にすればいいと善林さん。通しマチというらしい。鞄のONLY ONLY、細かいところまで、ご希望をお聞きして進めます。

みおさまのほしい鞄

というわけで、みおさまとのONLY ONLY、本格スタートすることになりました。

おつくりするものは、きものにも合うメイン使いの鞄。

その用途の鞄は、ふたつお持ちで、ひとつは秋冬用の濃い茶色のもの。もうひとつが真夏用の麻素材のもの。その間の春先から初夏まで使う、明るい色の鞄が欲しいなと思っていたと。

お好きな色は、薄いクリーム色、若草色、みかん色、夏みかんの色、はっさくの色。

あら、おつくりしたお着物と同じね。うふ。

それで、これまでの織ったものの資料などをどんどん出してみていただきましたら、目に留まったのが上の写真の布。以前織った九寸帯の試し織り部分です。

色がちょっと、お好みよりはシャープになるけど、これもいいですね。鞄の片面をこういう感じにして初夏ぽくし、もう片面を春っぽくして、使い分けるのもありかも。

みおさま、いわゆるブラッシングカラーズ はあまりタイプではないとのことでしたが、これは好きだと。なるほど、刷毛目が出るものより、こうやって、色をはめ込んでいく感じですね。

大きさは、展覧会に行ったときカタログを買って楽に入るくらい。あとお土産の瓶詰めが入るくらい。
それから、持ち手の革は、汚れが目立たないように、こげ茶にしたいと。

はい、では、その旨、善林さんと相談して、またご連絡いたしますね。

本出ますみさんをラジオで。

織りのそもそも論をします。

織りをやってみたいなって興味を持った人はみんな、まずはじめに、素材は何にするって問題にぶつかります。これ、知らず知らずの分岐点です。

素材ってのは大きく分けると四つ。絹、木綿、麻、ウール。で、みな、まずは大抵、全部に手を出します。

はい、私もやりました。25年以上も前のことだけどね。今は絹いっぺんとうだけど、ウールにも可能性を探って触りました。

そんな私達にとっての大きな人、本出ますみさん。織りをやってる人はみんな知ってるこのお方。通称、ポンタさん。出しておられる情報誌「スピナッツ」も食い入るように愛読しました。

私、20代半ばの織りを始めたごく初期のころ、大阪に住んでたんですけど、その頃、なんどか京都のポンタさんをお訪ねしました。まだまだ行き先の定まらないペーペーの私に、丁寧に応じてくださったの、よく覚えています。お店と事務所とたぶん住居を兼ねた、古い木造の建物、可愛らしく、誠実な空間でした。

その後私は、絹の道に、きゅーっと引き込まれていきましたので、ウールの道からは離れてしまったのですが、本出さんは、大きな大きなキーパーソンとして、深くきざまれました。

先週の金曜日の晩、なつかしい本出さんのお名前が、ふとラジオから流れてきました。私の愛聴しているNHKの「ラジオ深夜便」。その4時台の「明日への言葉」のコーナーで登場とのこと。

しかし朝4時のリアルタイムでは聴けませんでしたので、タイムフリーになるのを待ってました。今日、やっと聴くことができました。

とても、とてもよかったです。本出さん、すごいなあ。ウールの花がパーッと開いた感じ。牧場のシロツメグサに混じって咲いているようなかれんなお花。とてもきれい。小さいけど、存在価値抜群。試行錯誤していた、私の最後の青春の頃を思って聴き入りました。

よかったら、ぜひお聴きください。ものづくりっていいなーって思うよ。原点なのよ。全部、繋がってる。

ここから聞けます。下までスクロールして、4時台のところの「聴き逃し」をクリックしてください。おすすめです。11月26日まで聞けるようです。

*写真は手元にある「スピナッツ」の一部です。

みおさま、おいでになる。

横浜でみおさまにお会いしてから約10ヶ月後のこの10月、みおさま、メールをくださいました。久しぶりに我が家にお越しになりたいと。私がメルマガに書いた断捨離について聞きたいってことだったので、たんに遊びに来るのかなと思っていました。

その日、10月だけど暑い日で、みおさま、単衣のお着物、お召しでした。拙作「みかん」です。わあ、うれしいなあ。

お話はいろいろに及びました。ご家族のこととか、サイクリングのこととか、カレー味のメカジキが美味しいとか、、、。断捨離は、私の中でのブームが去ってますので、それほど熱弁できず。

お召しの拙作「みかん」のことを、『これは本当に「私の」って感じがする』って愛しそうにおっしゃってくださって、ああ作ってよかったなあとしみじみうれしかったです。

そんな話をしていたら、みおさま、鞄の話を振られました。

あら、あの横浜の時の話、トントンとお話が進まなかったので、まだ時期じゃないのかなと思っていました。こちらから振らずに失礼しました。

それで、急に資料をひっくり返したりして、鞄のONLY ONLYのお話が始まりました。

*写真はネットからの拝借です。みおさま、こういうのやってられるらしい。趣味はきものとサイクリング。カッコいいなあ。

みおさま、スタート!

さあ、新たなるONLY ONLY をはじめましょう。今回のヒロインは、「みおさま」。善林英恵さんとコラボで、春から初夏用の、メインユーズの鞄をつくります。

みおさまと私の出会いは、ずーっとさかのぼって、私が染織で独立開業したころです。ということは、今から、15年ほど前?そんなにたってる???

右も左もわからないまま見切り発車で独立した私は、幸運なことに、一衣舎さんの展示会にお世話になり、本当にいろいろ学ばせていただいていました。みおさまは、その一衣舎展のお客様でした。

みおさまと私、なんか、気があって、一度、自由が丘の喫茶店で、お話ししたこともあったなあ。なんか、信頼してくださってる感じでうれしかった。

2011年には、ONLY ONLY でおきもの作らせていただきました。この時は、まだONLY ONLYってネーミングはなかったのだけど。

その「みかん」と名付けたお着物については、このページの中盤で詳しく書いてますので、よかったら。

そんなみおさまと、昨年の12月、横浜で池田重子展をご一緒しました。その時に愛用している鞄、色が濃い目で秋冬はいいけど、春夏にはちょっと、、とおっしゃっていたのですが、、、。

26通目のメルマガ【あおによし号】

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こんにちは。 寒くなったり、暖かくなったり、晴れたり、降ったり、安定しないこの頃ですか、いかがお過ごしですか?
私は、先日少々遠出したのですが、幸運なことに、お天気がいい日にあたりました。 青空に、ちょっとだけ紅葉。いい感じでした。 今日はその小旅行のことを書いています。 よかったら、お付き合いください。

《 目次 》

1.    叔母の喜寿

2.    40年前と同じ場所へ

3.    違いは、、

 

___________

 

1.    叔母の喜寿

秋の初めのこと、岐阜で一人暮らしをしている叔母に電話しました。次の誕生日で喜寿を迎えるなと思いついたものですから。

お祝いするよー、どうしたい? あら、まあ!

話ははずみ、いろいろ案は出たのですが、じゃあ、ふたりで奈良に正倉院展みにいこうかと話がまとまりまして、先日、一泊二日で出かけてきました。

私が新横浜から乗った新幹線に、叔母が名古屋から乗って、車中で落ち合う段取りです。 会えるまではヒヤヒヤでしたが、無事に合流。楽しい時間を過ごすことができました。

以下、行ったところと食べたものの時系列の列記です。

平宗で柿の葉寿司、興福寺(北円堂、三重塔、東金堂、国宝館)、奈良ホテルのティーラウンジでコーヒー、正倉院展、奈良ホテルの三笠ダイニングで喜寿祝いのディナー、一泊して、新薬師寺、志賀直哉旧居、ささやきの小径、春日大社、ならまち、玄でお蕎麦。

2.    40年前と同じ場所へ

私が叔母と、奈良に行きたかったのには訳がありました。

叔母と私、40年前にふたりで奈良を旅行しているのです。私10歳、叔母37歳。 なんでふたりだったのか、、。
私には二つ上に姉がいるので、子どもの時分は、母の実家や親戚のうちなどに行く時、いつも一緒でした。それがこの時は私一人。それに叔母とはどこでどうやって落ち合ったのか思い出せません。 まあ、母と叔母で段取ってくれたのでしょう。

この奈良旅行で、私の人生の指針というか、核が固まったように思うのです。
古く、美しく、迫力がある寺院や仏像に魅入られました。このトキメキはいったいなんだ?それを使い続けること。伝えていくこと。人がこれを生み出したというのに感激しました。こういうものを作る人間になりたいと思いました。
10歳児の魂、50まで。そしてこれからも。 ブログにちょこっと書いてます。よかったら。

 

  3.    違いは、、

40年ぶりの叔母とふたりの奈良旅行でしたが、決定的な違いがあります。 それは、ホテル。

40年前は、奈良ホテルに泊まったんです。衝撃でした。こんなに美しい世界があるのか。幼心に深く染み入りました。一流のものがさりげなく大切に使いこまれていく。私はこれが好きだと決定打でした。

が、時は流れ、、、、 今回の旅は、JR奈良駅前のビジネスホテルに泊まりました。シングル一泊7,500円、朝食付き。 これがやっと。

美しいものを作る方の努力は重ねてきましたが、利用する方になる努力はおろそかでした、、、、 叔母には、米寿の時にまた来ようと話しました。次は奈良ホテルに泊まるぞ!

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

http://www.someoriyoshida.com

奈良へ行ってきた

何年ぶりでしょう、奈良に行ってきました。

行った理由はいろいろで、それはメルマガの方に書いてますが、もう一つ、正倉院展を観たいというのもきっかけでした。

正倉院展、実は初めてでした。今年は、麻布系はじめ布ものもたくさん出ていると聞いたし、えいやっと行ってきました。

ものすごく混むと聞いていたのいろいろ調べ、平日の閉館2時間半前をねらって。

それで、1300年前の天平文化にひたってきました。なにげに三纈(サンケチ)出てて、おおっさすが正倉院て思いました。(夾纈(キョウケチ)・纐纈(コウケチ)・纈(ロウケチ))

赤い色のスカートのような衣、美しい。真っ赤なのだ。どんだけ染料使ったんだ。茜と思うのだけど。色、よく残ってるなあ。これを身につけた殿上人がいたんだし、作った人がいたんだなあ。1300年前だよ。本当にすごい。

あと、税金として徴収された麻布も展示されてた。租庸調の調ですな。で、これが、ものすごく、立派ないい布だった。大麻か苧麻かわからなかったけど(大麻ぽく見えたが、、)糸の太さもそろって、織りも整って、大したものだ。出品一覧見ると、長さが1253cm、幅が70cmとある。これ、織るの大変よ。麻を育て、糸にして、織って、、、、各地それぞれに専門家がいたのかしら?それ相応じゃないとできないと思う。

 

正倉院展は素晴らしかったが、いくつか行った寺院にも感激した。

興福寺の北円堂、秋の限定公開中で初めて拝見した。入ったとたんに、どかーんとやられた。

ああ、あなた様はここにいらしたんですか、、、って感じで、超有名な菩薩様(無著・世親)の立像がいらっしゃった。それだけで空気が違う。

運慶さんと運慶門下の作品。運慶、真の大天才だ。ひれ伏します。

北円堂の八角形の建物もよかった。このお堂にこの仏様。それを拝めるありがたさ。

それから、新薬師寺もとてもよかった。ありがたすぎ。

十二神将、すごくよかった。静かなお堂もすばらしかった。それに元々こちらにいらした香薬師様の右手が展示されてた。なんと、優しく清らかな手なのだろう!

この仏様、これまで3回盗まれて、2回は戻ってきたが、3回目は戻らず。で、この度、右手だけが出てきたそうだ。

なんとまあ。もっと警備がいるんじゃないの?今回も、切符を売ってる女の人が一人、境内を掃除していたおじさまが一人、本堂の中に一人の計3人しかお見かけしなかった。国宝、ゴロゴロあるのに。いいのかなあ。奈良の人は今も天平人でおおらかなのかなあ。心配。

久しぶりの奈良でしたが、変わってないなあという感じでうれしかったです。観光地化してないのが好きだけど(有数の観光地のはずだが)、日本全国インバウンドに心血注いでいる中、めずらしいんちゃう?秋の行楽シーズン真っ只中だったから覚悟してたけど、博物館以外は空いてるくらい。ま、うまく切り抜けられるよう計画したけどね。

写真は上から、新薬師寺の本堂。新薬師寺の屋根。志賀直哉旧居、写っているのは叔母、私もガラスに映ってる。帰りの新幹線の窓から。

メルマガには、パーソナルなことも書いてます。よかったら登録してね。→

 

内緒のONLY ONLY

ただいま取り組んでいる、完全注文制作ONLY ONLYは、お客様のご希望で、こちらのブログには公開しませんね。

注文制作の動機ってさまざまですよね。記念だったり華々しかったりもあるけど、あまり大きな声で話したいことではない、でも、自分にとってはとても大事。その気持ちを形にしたいとかあると思います。

その気持ちを受け止めて、そのお方にとって、大切なこと、心の奥深いところを形にできるとしたら、それもまた私にとっても喜びです。

ブログに書くことは、染織吉田の広報にもなるので、協力しようって思ってくださってる方も多いと思います。それでつながって、次のご注文いただけることもあるので、とてもありがたいです。

が、そうでなくてももちろんオッケー!

公開するかしないか、また、一部公開(出来上がったものは載せていいけど行程は不可とか、その逆とか、注文の動機は載せないでとか、)など、なんでも、ご希望に添います。

完全注文制作ONLY ONLYで、あなたの何かを作りませんか?お問い合わせはこちらから。お気軽にどうぞ!→

 

あおさまの鞄

2016年に、ONLY ONLYで絵羽のお着物を作らせていただいた「あおさま」、鞄を作られたのですよ。

お写真、いただきました。すっごくすてきなので、紹介させていただきますね。

細身でシュッとしててかっこいい!あおさまそのもの。バッチリお似合いだね、こりゃ。

なんと側面、ヘビ皮!着物地とバッチリあってる!

内側は銀色の革!これも着物地とあってる!

デザイン、縫製は、善林英恵さん。いつも組んでる方ですが、今回はコラボというより、あおさまに善林さんを紹介した形です。

あおさまのONLY ONLYをやってる時、お揃いで何か作りたいから、布地を多めに欲しいとのご依頼を受けて、余分に織ってました。

その布が、こんなにカッコよくなった。すごいな〜。

キルティング、さざなみのようで、きれいですね。

あと、何やら持ち手は、すごい手間だったらしい。

ポケットの付き方も片側に余裕があって、使いやすそう〜。いい鞄だなあ〜。

あおさまのお着物のメイキングは、こちらにまとまってます。トップページにはこの記事が来ますので、スクロールしてご覧ください。

オペラピンクの水玉ショール!

ショール、できあがりました!

オペラピンクの水玉がかわいいの。

気分が上がるショールです。

赤 ピンク オペラ 水玉 ショール 大判

通販サイト「some ori マーケット」にて詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。

このショールのページ→
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ご注文と販売の「someori マーケット」のトップページ→

25通目のメルマガ【種まき号】

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。25通目のメルマガをお届けいたします。

おはようございます。

秋も本番、いい季節ですね。お元気でいらっしゃいますか?

うちのあたりでは清々しい秋晴れの日々が続いておりますが、あなたさまのお宅あたりではいかがでしょうか?

私は、夏から取り組んでいた熨斗目(のしめ )のお着物が織りあがって、ほっとしています。

今日のメルマガは、最近思ったことなど書いてます。

よかったら、お付き合いください。

《 目次 》

1. 「安達絵里子のきもの生活」に載った

2. Mさんと安達さん

3. 熊本地震のその後

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1. 「安達絵里子のきもの生活」に載った

きものライターの安達絵里子さんは、「婦人画報」誌のウェブ版に連載をもってらして、日々のきもの暮らしを綴っていらっしゃいます。丁寧な生活を、丁寧な目線で書かれていて、すごくすてきです。

安達さんはお住まいが、私のふるさと熊本ということもあって、いろいろ教えていただいたり、ご協力いただいたり、仲良くさせていただいています。

その「安達絵里子のきもの生活」の最新版に、「オンリーワンの誂えきもの」として、私が織らせていただいた絵羽のお着物、「Good Morning Koh!」について書いてくださいました。このお着物を織っていた頃のことを思い出して、じーんとしました。しみじみいい文章なので、ぜひお読みくださいね。

こちらのブログからリンクたどってください。

https://www.someoriyoshida.com/5964

 

2. Mさんと安達さん

つい先日の土曜日に、お客様のMさまが我が家を訪ねてくださいました。このお方、なんと、2016年の秋に熊本で開催した個展「清正公の陣羽織」展に、東京から駆けつけてくださったんですよ。

それで、いろいろお話できて楽しかったのですが、上記の、安達さんの話になり、「あの方はいい方ねえ。熊本に行って、安達さんに会えて本当によかった」とおっしゃいました。

うっわーと思いました。

その個展は熊本地震の後の熊本を盛り上げるというのが目的で、安達さんは惜しみない協力をしてくださいました。Mさんは、地震のあとの熊本への応援、ヨシダの個展、ご自分の休暇などの理由で来熊くださったと思うのです。

安達さんと会ったのは、本当にたまたまです。

それがMさんの記憶に深く残り、2年たった今、私のブログを介在として、安達さんの文章を読み、熊本を思い出してくださっている。

何とまあありがたいこと。全く意図しなかったところで、ご縁の芽が出ている。うれしいなあと思いました。

 

3. 動画

その2年前の熊本での個展の時に、小さな取材を受けました。地元で配信しているネットニュースの取材です。

2週間ほど前、そこの方がまたお声をかけてくれて、その後の話をしてくれとのことでした。それで、アイフォンで動画を撮って、個展の時の写真とともに送りましたら、配信後に、私が喋ってるところを抜き出して編集してくださいました。

地震の後、個展をやってよかったのは、「種まきができた」ってことだと喋っています。

ちょっと恥ずかしいけど、リンクしますね。3分26秒です。

https://www.youtube.com/watch?v=U_1KfcAXRUw&feature=youtu.be&fbclid=IwAR2DWO0chJw3XzHGDXYPKvzyTifJgyslql6-dVC2W5FK8-yV3OrnpcBlok0

小さな種が、風に乗り、鳥に運ばれ、私の知らないところでどんどん芽を出していけば、うれしいなあ。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

けむさま 、お仕立てに。

けむさま のONLY ONLY、熨斗目のおきもの、湯通しのあと、湯のしに出してました。

湯のしってのは、反物に蒸気をあててもらって、ツヤを出すのです。

それで、ふんわりツヤツヤになって帰ってきました。

今回のけむさま のお着物は、絵羽なので、身頃2枚、袖2枚、衽(おくみ)、衿の6パーツに分かれてます。

熨斗目 のしめ 注文 オーダー 別注

見て!このツヤ!!柔らかくて、適度なコシがあって、これぞ、絹。

これ、糸がいいんだよなー。特別な絹なのです。「ぐんま200」っていうブランド繭からとった座繰り糸をふんだんに使って織りました。希少で貴重な国産繭です。

座繰り糸、適度に節もありますよ。グラデーションの切り替えのアイキャッチポイントに、意識して使います。

いい風情だねえ。

部屋中に広げて、最終検反。サイズを測ったり、よーく検証します。

昨日、これらを抱えて、仕立ての平山さんのところに行ってきました。キモのところ、調べてもらってオッケーもらいましたよ。よかった、よかった。

今回のONLY ONLY、仕立て師の平山さんと組めて本当によかったです。絵羽ものは、仕立てでキチっと計画通りに組み立てられないと意味ないのだけど、それが織り手だけじゃ把握できないところあるのです。

自分だけじゃどうしようもない時は、人と組んでクリアする。今回は、けむさま が要になって、組ませてくださいました。本当にありがたいことでした。

というわけで、けむさま のONLY ONLYは、私の手元から羽ばたいていきました。このあと平山さんに仕立てていただいて、けむさま の元に着地します。

達者でな〜。

この子は、けむさま の元で、羽ばたき続けると思います。おしゃれで社交的なけむさま を大切にくるんで、きっといろいろにお供させせていただけるでしょう。私もとても楽しみです。

けむさま 、どうか、よろしくお願いします。

「安達絵里子のきもの暮らし」に載った!

お誂え オンリーワン 絵羽

きものライターの安達絵里子さんは、婦人画報のウェブ版に「安達絵里子のきもの暮らし--きものが教えてくれること」と題する連載を持っておられて、毎回楽しみに読んでます。早いもので昨日の配信で、18回目でした。

そこに、ONLY ONLYで織らせていただいた「Good morning, Koh !」を登場させてくださいました!

タイトルは「オンリーワンの誂えきもの」です。ぜひぜひ、お読みくださいね。

うふふーと思ったは、この中で、安達さんは成長された息子さんを、今も

「なんてかわいい子なんだろう!」

と毎朝感動しながら起こしていると、書いていらっしゃること。なんとすてきな朝の儀式なんでしょう!

思い起こせば、このおきものを作るためにメールのやり取りをしている時、安達さんは息子さんをどれだけ愛しているかを率直に語ってくださいました。その真っ直ぐさに打たれ、濁りや飾りのない、奇をてらわない、ストレートなきものにしたいと、染めに織りに取り組んだのでした。

この安達さんの連載「安達絵里子のきもの暮らし」は、毎日きもので生活していらっしゃる中で、気づいたこと思ったことなどを書き綴っておられます。きもの生活はすでに14年、お子さんが一歳半の時からだそうです。載せてらっしゃる写真に小さい頃の息子さんが写っているのもほほえましいです。ぜひ、過去の記事もお読みくださいね。

*安達絵里子のきもの暮らし オンリーワンの誂えきもの

けむさま 、仕上げ中

熨斗目 のしめ 注文 特注 お誂え おあつらえ

さあ、けむさま のONLY ONLY、のしめ のお着物、織り上がりましたよ。長かったーー。

きものは、帯やショールに比べ、だんぜん長尺ですので、織ってる時間も長いです。心の中で、けむさま と対話しながら織っています。

くじけそうになると、けむさま が送ってくれてる応援エールをキャッチしますよ。

おかげでどうにか乗り切りました。

織り終わって、早速、湯通しして、伸子張り(しんしばり)してます。織る時にできるちょっとしたゆがみは、この段階で調整します。

けむさま 、織ってます

けむさま のONLY ONLY、のしめのお着物、織ってますよ。

織ってる時は、たんたんと。気持ちにも動作にも起伏なく、、、平坦に。

けむさま は、ヨシダさんの色の感覚が好きだとおっしゃってくださったので、そこのところ、自信を持って。

きちんと法に従って。でも遊び心をときどきひょっこりのぞかせて。

姿勢を正しく。それがいい織物にもつながるし、体が疲れず、仕上がりも早い。坐骨、骨盤、背骨、首の角度。意識して。姿勢が乱れたら、ちょっと休んで立て直す。

楽しい気持ちで。心を楽に。そういう着物を織りたいし、けむさま がこれをお召しの時も、そうであって欲しいし。私もそうありたいし。

織ってるところの動画です。17秒。メルマガ読んでくださってる方にはすでに配信ずみのものです。

もう一息。たんたんと励みます。

24通目のメルマガ【松本号】

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。24通目のメルマガをお届けいたします。

おはようございます。

3連休、いかがお過ごしでしたか?

私は、連休とは関係ないのですが、その前日に、信州松本へ出かけてきました。

この夏は暑すぎてどこにも行かず閉じこもっていたので、ものすごく久しぶりの遠出で、リフレッシュできました。

日常を離れるって、たまには必要ですね。今日のメルマガはその日のことを書いています。

よかったら、お付き合いください。

《 目次 》

1. 本郷孝文先生

2. 見ていただく

3. 手織物の織物組織図ノート

4. 節約旅事情

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1. 本郷孝文先生

松本へ出かけた目的は、染織家の本郷孝文先生をお訪ねすることでした。

着物や染織に興味がある方なら、本郷先生のお名前、ご存知のことと思います。この世界の第一人者のお一人です。私はこれまでお会いする機会はなかったのですが、織られたお着物を拝見することは幾度もありまして、すごすぎて目が点になってました。植物染織で鮮やかな澄んだ色を染め、組織織りで存在感がありかつ滑らかな作品を作られる方です。

今回は、先生とお会いでき、お話しできて、本当によかったです。

ネットを介してとかじゃなくて、実際にお会いできたということ、それも先生のお作品がまさに生まれている現場でお話しできたことがよかったです。

(それをメールマガジンでいうのもなんですが、、、。いつかあなたさまともお会いしましょう!)

お仕事場は広くて清々しくて、道具類は使い込まれていて、長い経験の蓄積で吟味され、ああ、ここであの美しい織物たちが生まれたんだなあと思いました。

素朴な仕事場だとも思いました。特別なものは何もないのです。昔からの染織の仕事を、ご自分なりに研鑽を積まれ、続けてこられたのだと思いました。特別な仕掛けがあるわけではないのに、作られるものは、本当に特別なものになる。それが、手仕事の魅力だし、行き着いている人にだけができることだと思いました。

ブログに書いてますので、よかったらそちらもお読みくださいね。写真も載せてます。

https://www.someoriyoshida.com/blog

 

2. 見ていただく

私が織ったものを持って行って、それを先生に見ていただけたのも、本当にありがたかったです。

自分としてはできることはとにかくやって、もう一歩先に進むにはどうしたらいいのだろうかと悩んでいましたので。

私の着物地や帯地を見て、先生はいいところも見つけてくださいましたが、改善点もいくつか教えてくださいました。

これは、本当に本当に本当にありがたいご指摘でした。なかなか言ってもらえないのです。目が開きました。

ふっと、思いましたが、この度、初対面の先生とお話が弾んだことも、とてもうれしかったことでした。

もちろん、対等にできたわけではありません。先生が私のレベルまで降りてきてくれたから話せたのです。

それでも、会話のキャッチボールができたので、私、少々成長したんじゃね?とうぬぼれました。笑

3. 手織物の織物組織図ノート

ブログにも書きましが、先生がお作りになった「手織物の織物組織図ノート」をいただいてしまいました。

組織図というのは織物をするものにとって、宝島の地図のような、読み解いて、お宝にたどり着くヒントが詰まっている図なんです。

それを一冊にまとめ広めるというのは、手の内を明かすことになるので、本当に行き着いた人しかできません。いただいてしまったからには、しっかり受け継がねば、、、ひゃー。

このノートに、何気なく印象的な記述ありました。

目次の裏に「凡例」の欄があって、読み解いて行くときの注意点など書かれているのですが、その最後に、こう書かれてます。

「説明の不足は自身で考証すること」

はい先生、これに尽きます。

 

4. 節約旅事情

今回の旅は、高速バスを使いました。新宿発松本行きなのですが、途中の高速道路の日野バス停から乗りました。待っている時、時速100kmを超える車が目の前をビャンビャン走りますので、ちょっと怖かったです。

でも、バスの旅は鉄道と比べるとお安いですね。往復割引とネット決済割引も適用され、5,190円でした。片道2,595円の計算です。150km先に行くのにこのお値段はリーズナブルですよね。

久しぶりの松本なので地図がいるなと、あらかじめ図書館でガイドブックを借りました。それを読むと、松本駅前にレンタサイクルがあって、なんと無料だと!もちろん借りました。

ピカピカの新しい自転車で、変速ギアもついてて、暗くなると自動でライトも付きました。これがタダなんて、松本市、太っ腹。

この自転車で、松本の街をさっそうと走りました。お返しするときに、「おかげさまでいい1日でした」と係のおじさんに言うと、にっこりしてくださいました。

お安く旅ができて、大変よかったですが、反省点としては、高速バスの予約の仕組みをもっと事前に把握しとくべきだったということです。

そんなに混んでないだろうとたかをくくって、予約を入れたのが前日だったのですが、実はとても混んでいて取りたい便は取れず。結果、朝は5時45分にうちを出て、帰ってきたのは、夜の11時半でした。

説明を読むと、予約の変更はできるようなので、お伺いすることになってすぐに仮押さえすべきでした。

ま、体は疲れましたが、おかげで、1日フルに松本を楽しめましたので、よしとしましょう。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

本郷孝文先生の工房へ

信州松本、あこがれの本郷孝文先生のお仕事場へ、おじゃましてまいりましたー!

なんとまあ、ありがたいことなんでしょう。訪問のお願いに、「どうぞお出かけください」とのお言葉。こんな光栄、あってもいいものかしらと思いながら、よろこびいさんで、駆けつけてまいりました。

 

本郷先生のお作品は、ずっと以前から拝見してましたが、ご本人にお会いするのは初めてのこと。ドキドキでしたが、自然で丁寧で、お優しい方でした。

お仕事ぶりと同じです。

工夫と経験が詰まったすばらしい仕事場もつぶさに見せくださいましたし、膨大な量の織り作品の端きれも見せてくださいました。天然染色、手織りの仕事にとって、最高で自然でまっすぐな環境を整えられ、長い年月、日々仕事の積み重ねをやってらっしゃるように思いました。

私が持っていった帯や着物も丁寧に観てくださり、糸の使い方のことなどで、大きな気づきを与えてくださいました。自分でやってるだけでは見えなかったものが、こうやって、いくつも越えて先の先の先を行っている方に助言いただけると、一気にパッと目が見開くように思います。

ま、だからと言って、それができるかどうかは、また別の話。やるしかありませんが。

「こうやったほうが楽しいね」って、ものすごい面倒な作業を軽く言われるのが印象的。大変さは関係ないのだよね。いいものできたら、楽しいです。はい。先生、おっしゃる通り。ひゃー。やるしかありません。楽しくやって、将来を切りひらくのですね。はい。やります。

お弟子さんのサランさん。本郷織物の素晴らしさを受け継いで行かれることでしょう。

松本、本当にいいところでした。上の写真は松本城の天守閣から。

お蕎麦屋さんの窓。

コーヒーは、「まるも」で。

 

*ひとつ、ちょー自慢!宝物をいただいてしまったのです!

こちらのブログに載っている「手織物の織物組織図ノート」!本物!!

私は以前からこちらのページの愛読者でした。初めはどなたのブログか知らず、「これは只者じゃないな」と。で、読み込むうちに、あ、本郷先生だと気づきました。ずーっと遡って全て読みました。どのページも本当にすばしいです。ため息つきながら何度も再読しています。

*本郷先生の「手織物の織物組織図ノート」は、我が家にお越しになる織物関係者の方々にお見せします(だって自慢だもん!)が、貸してはあげません。コピーもダメです(製本が傷むから)。書き写してってくださーい。

23通目のメルマガ【正しい姿勢で号】

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こんばんは。

いかがお過ごしですか?

10月になったなんて信じられませんね!

信じられないけど、暮れるのが早くなり、ああ、秋なのねえと思います。

あの終わることはなきかのようだった暑い夏はどこに行ったのでしょう。

台風に翻弄された9月をへて、知らぬ間に10月となってました。(台風はまたきてますね。ご注意くださいね!)

この分では、知らぬ間に冬となるのでしょうか。

今日のメルマガは、織っているときの姿勢についてです。お付き合いください。

《 目次 》

1. 織ってます

2. 正しい姿勢で

3. 杼箱を上げる

4. 外国のお菓子

___________

1. 織ってます

染織吉田では、ただいま、完全注文制作ONLY ONLY、けむさま の熨斗目(のしめ)のお着物を織っています。

さまざまな準備段階をへて、最終コーナーといった具合です。

けむさま に織っているところの写真を添付してメールしましたところ、とても喜んでくださって、次のようなご返信くださいました。

「自分のものになるであろう着尺が、まだ機にかかっているところが見られるなんて、感激します。どの着物たちもこういう過程があったのだけど、やっぱり特別な一枚です。織る方の気持ちも一緒に織りあがるのですね。」

そっか、着物をお召しになる方は、それが、どういう風に作られているのか、知識としては知っていても、ご覧になる機会はないんだなあと改めて思いました。

このご返信、とってもうれしかったので、続けて動画も撮ってお送りしました。

 

2. 正しい姿勢で

それで、そのお送りした動画を、自分で見て、反省点しきりです。

織るときの姿勢がブレてますね。

着物を織ると腰が痛くなるのですが、これが原因かも。

織りの仲間にも見てもらって、どうしたらいいか、アドバイスいただきました。

よかったらご覧ください。

短縮版 17秒
https://youtu.be/eR-JJJaknEU

お時間ある方はこちら  1分36秒
https://youtu.be/a-IVFuvbYtk

3. 杼箱を上げる

それで、意見を総合すると、杼を持ち替えるときに、手を無理に伸ばすことで体がブレてると。杼箱の高さがよくないと。

杼箱っていうのは、織り機の両端についている箱のことで、杼(織るときにヨコ糸をセットして、タテ糸の間に通していく道具)を何丁も使うときは、使っている以外のものを置いておきます。

今回は、19種類の糸を使っていますので、杼の数も19丁です。一越ごとに、次に入れる糸を選んで入れていってます。

これの高さが、手を伸ばしたときの場所にピタリと来ていないのが、体がブレる一つの原因ではなかろうかというわけです。

それで思い切って、杼箱の高さを変えてみました。

どうやって杼箱の高さを上げたか。

単純に、木工作業しました。添え木を作って、その上に打ち付けました。

織るときの振動は相当なものですので、しっかりつけねばなりません。

織りの仕事に木工作業はつきものです。私ももちろん電動ドリル、持っています。

これで、下穴をあけて、太めのネジをしっかりと刺し込み、止めます。

さて、これで長時間の作業が安定してできるようになるか?

そして、めざすけむさま のお着物が、ちょっとでも風合いよく着心地のいいものになるか。

それに向けて、全力投球です。

 

4. 外国のお菓子

突然話は変わりますが、外国のお菓子、食べることがありますよね。いただいたり、どこにでも気軽に売ってますし。

日本のお菓子との違う点は、一個で満足ってことだと思いませんか?

日本のお菓子は、食感も軽く、あっさり目で、味も控えめ。美味しいけど、ひとつ食べても満足できず、ついつい手が出て、一袋あけちゃったってことありませんか?(私はあります)

その点、外国のお菓子は、甘かったり、香りが強かったりして、美味しいけど、ひとつで十分、場合によっては半分で満足だったりします。

外国住まいが長かった方によると、帰国してすぐは日本の食べ物は物足りないと思われたそうです。

こう考えると、外国のお菓子の方が、嗜好品としては正しいかも。摂取総カロリーも外国産の方が低いかも。

染織家も太れないので気をつけないとね。。。木工作業をしたりなどは、織り機の下にもぐり込んでするときもありますしね。

とはいえ食欲の秋、楽しみましょう!もぐもぐ。

___________

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

けむさま 、糸巻き

さてさて〜、けむさま ののしめのお着物、織り始めておりますよ。

今回は、19種類の糸を駆使して織り進めます。上の写真はターコイズの糸。9種類。

杼が10丁写ってますが、メインの色は2丁杼で織りまして、左の二つは同じ糸が入っています。この糸、けむさま のご要望で、試し織りの時より、一段濃い色を染め足した分です。よりメリハリの効いた、のしめらしいのしめになりますね。レモン色との相性もよさそうですな。

白は4種類。微妙に、ターコイズ系の白と、ど真ん中の真っ白と、レモンぽい白に染め分けました。グラデーションのキモです。

レモン色は8種類。身頃にどーんと入りますので、分量は多いです。出過ぎないような感じで。でもあっさりしすぎず、表情豊かを目指します。

巻いてるところ〜〜。

こんな感じで種類別に立てておきます。

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おはようございます。

昨晩は、中秋の名月でしたね。神奈川県の我が家からは、薄雲の向こうに明るい月が見えました。

そちらはいかがでしたか?大きなお月さま、見えましたでしょうか?

今日のメルマガは、めずしく(?)仕事の話。ご注文をいただいて、組んで着物を織る話です。

よかったら、お付き合いください。

《 目次 》

1. ONLY ONLY

2. 着物のつくり

3. 組む

4. きもの家さくら

___________

1. ONLY ONLY

染織吉田では、お客さまから着物や帯のご注文をいただきますと、その方といろいろお話し、対話を重ねながら一緒に作る方式をとっていまして、これをONLY ONLY と呼んでいます。

ただいま取り組んでおりますONLY ONLYは、愛称「けむさま 」からのご注文で、お作りするのは、熨斗目(のしめ)のお着物です。今、糸の用意など全ての準備が整い、まさにこれから織る段取りになりました。

つい先日のこと、けむさま と一緒に、仕立てをお願いすることになった平山さんをお訪ねしてきました。今回のご注文は、熨斗目(のしめ)で、柄合わせが特に大切ですので、寸法の確認の意味でも事前に仕立て師さんにお会いしたかったのです。

それでしみじみ思ったのですが、布を作る前に、着る人と仕立てる人、そして織る私の3人が、実際に会うことができたのはよかったなと。これは広めたいなと思い、今回、メルマガに書かせていただこうと思いました。

2. 着物のつくり

突然ですが、着物って、どういう風に仕立てられているか、ご存知ですか?

実際に和裁をなさる方以外では、「なんとなくこんな感じかな」以上は、むずかしいではないかと思います。

実は私もそうです。

私はこの10年ほど、仕立てのことを分かろうとして、それなりに努力してきたつもりなんです。

和裁の本を読むとか、自分の着物をほどいて、どこがどうくっついているのか見てみたり、、、

でも、これ、本当にむずかしいんです。

女性の着物では繰越し(くりこし)っていうのがあって、衣紋の抜き方の好みで変えるのですが、これが1分(4mm)違うと、衿の柄合わせにどう影響するか、全くわかってなかったです。

今回、平山さんのおかげで、やっとしっくりきました。

ONLY ONLY でお召しの方が決まっていれば、寸法に合わせて、衿と身頃の柄を細かくねらえますので、着姿をワンランク上げられます。

仕立て師さんが決まっていれば、事前に相談と確認ができます。せっかくですから、これをやらない手はありませんよ。

*「けむさま 」のお着物のメイキングの様子は、ブログで絶賛連載中。「熨斗目(のしめ)」って何?ってことも書いてますので、よかったらぜひ。時系列をさかのぼって、お読みくださいね。

http://www.someoriyoshida.com/category/only-only-注文制作/けむさま

 

3. 組む

今回のONLY ONLY では、けむさま と、仕立て師の平山さんと、3人で組むことができました。新たな展開にワクワクです。

以前のONLY ONLY でも、布を多めに織ったものをお譲りして、それをバッグになさりたいとのことでしたので、服飾作家の善林英恵さんを紹介しました。なかなか凝ったつくりのようで、試行錯誤を重ね、ただいま製作中のようです。素敵なものになりそうで楽しみです。

自分一人ではできることは限られていますが、人と組めば、どんどん転がって行きますね。

作る人とも、着る人とも、どんどん組んで、世界を広げていければと思っています。

4. きもの家さくら

作る方の「組む」話ばかりしましたが、売る方とも組みます。私が織ったものは、今、鹿児島におじゃましています。

きもの家さくらさんにお世話になり、お披露目していただいています。

さくらさんは、鹿児島の着物好きの方々に、とても頼りにされている素敵な方で、着物の輪をどんどん広げて行かれてます。

着付けの先生もなさってますので、ご興味の方はコンタクトされてください。私の織ったものは、9月いっぱいご紹介いただく予定です。

きもの家さくらさんのサイトです。
http://ms-heart.com/kimono.html

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

芋、寿、パッションフルーツ、サンペレグリノ

うふふー。今日は特別な晩なのです。この1ヶ月ほど、ずーっとこの日を待ちわびていました。

実は!

一ヶ月ほど前に、お友達が、焼酎を2本、送ってくれたのです。「芋」っていうのと「寿」っていうの。どちらも知らなかった銘柄です。とても丁寧に作られてて、扱っている酒屋さんも少なく、入手が難しいとのこと。ふぁー!

おすすめの飲み方は、パッションフルーツと合わせて、サンペレグリノ(炭酸水)で割る。ひょー。

それで私は、まずは地元スーパーを片っ端からまわりパッションフルーツを探し、撃沈しまくり、それではと、町田(我が家から一番近いでかい街)の小田急百貨店のデパ地下まで出かけ、高級果物売り場に行ったのですが、なかったのです。季節柄取り寄せもできないと。その後、お江戸ど真ん中、日本橋にも行ったのだけど、なかった。

がーん。

がっくし。これじゃ、日本中どこにもないよ。半年、待つ?

くだんのお友達に伝えると、じゃあ、送ってやると。

え!

高級果物屋さんでも取り寄せられなかったものが、入手できるの!

それでわくわくと待っていたら、本日、送られてきたのです。たった一個の、屋久島産のパッションフルーツ。かわいい。よく来た。ようこそ我が家へ。

その上、サンペレグリノも送ってくれた。これも、近場のスーパーになかったのだ。町田まで行けば、さすがにあると思うけど。

で、満を持して、いも焼酎「芋」のパッションフルーツ、サンペレグリノ割をいただけるわけ。

パッションフルーツを二つに割ると、ちょうどよく熟れてる。食べごろじゃん!中身をグラスに出して、焼酎注いで、氷を入れて、サンペレグリノを注いで、かき混ぜる。

うん。おいしい。ほろ苦くて、かすかに甘い。パッションフルーツの独特のさわやかないい香りと、いも焼酎「芋」の、なんというか、檜風呂に入った時のような高揚感のあるいい香り(檜の香りというわけではないんだけど、高揚感が似てる)がミックスして、別次元に連れて行ってくれる。

炭酸水も、今まで、ウィルキンソンで十分とか思っていたけど、サンペレグリノ、すごいなあ。なにが違うのかわかってないけど、上手に取り持ってくれる感じで、すごくおいしいです。

それで、おいしすぎてまわるのが早い。きゅーっと効きます。早くも軽く酔っ払い。

この充足感、満ち足りた感じ。安心して委ねられる感じ。そこんところ、行ってみたい。

けむさまと平山さんの工房で。

さて、けむさま と一緒に「着物仕立てひらやま」さんをお訪ねした時のお話です。

けむさまは、大の着物好きで、着付けの先生もされていらっしゃり、長年、ありとあらゆる着物を着てこられた通の方ですが、仕立て師さんに直接お会いして、着方や好みを相談し、採寸して、仕立ててもらうのは初めてだそうです。普通は、呉服屋さんを介しますので、スタンダードでいらしゃいます。
いつもお願いしている寸法を一旦リセットするいい機会だと喜んでくださっています。

一方の平山さんも、仕立て師としての長いキャリアの前半は、呉服屋さんなどから頼まれる反物を、渡された寸法表どおりに仕立てて納めるのが仕事の仕方だったそう。この当時は、自分が仕立てた着物がどこの誰に、どんな風に着られるかなど、全く知らなかったと。
そしてそれを、ある日、ガラッと変えたのだそう。お客様と直に会い、相談を受けて採寸し、仕立てるスタイルに。

けむさま と平山さんの話を聞いている私は、その細かさに驚かされました。着るときに腰紐をどこに締めるか(ウエストか、または腰骨の上か)というのはよく聞きますが、地衿の先をどこに持ってくるかといういことも話題にされています。それによって、寸法もちょっと変わるみたい。私、そんなこと気にしたこともなかったよ!

私にとっても、素晴らしい恵みがありました。

なんと平山さん、新モスで作った、着物の実物大のひな型を作っておいてくださったのです!それも、繰越などは、けむさま サイズで!(名称は「ひな型」でいいのかな?着物の世界でも「トワル」って言う?まさに洋裁のトワルみたいなものですわ。)

それをけむさま に、美容衿をつけた上に着装していただいて、衿合わせのポイントにフリクションペンで印をつけました。そのポイントの6分下で色を変えたいわけです。ここが一番のアイキャッチですから狙います。

そして衿につけた印を伸ばして、身頃と袖につけ、そしてトワルを解体して、反物にしたときにどこが柄かを確認します。そうすると、ピシッと段があった熨斗目(のしめ)になるという計画。

すごーい!画期的!まさにこれがほしかった!平山さん、どうもありがとうございます!

説明が下手で伝わってないかもしれませんが、これぞ、ONLY ONLY。お召しになる方と、仕立てる方と、布を織る私が一緒に作るONLY ONLYです

*今回は写真は取らなかったので、一番上の写真は、以前に私が一人で平山さんをお訪ねしたときのもの。いまとはメガネが違うわ〜。下の2枚の写真は、うちに帰って、トワルをトルソに着せて、最終確認しているところです。

伝統工芸展へ行った

日本伝統工芸展を拝見しに、日本橋三越へ。

私、実は公募展ってちょっと苦手意識があるのですが、日本最高峰だし見ておこうって出かけたら(そのわりには結構見ていますが)、大変に面白かったです!「ザ・技」って感じしました。それぞれの出品者がそれぞれの技を出し切っている感じが、清々しかったです。

私は、染織しかしっかりは見ていないのだけど、ほかの分野もしっかり見たら、疲れ切りますね、あれは。染織だけでも力作ばかりで、胸いっぱいになりました。

今日は、土屋順紀先生による作品解説もあったためもあるでしょうが、雨でしたが、大賑わいでした。

土屋先生、展示作品についての解説をされていくのだけど、時々、ご自身が織っている時のことなど、挟まれるのが、ああいいなって思った。時折おとずれる感動とか喜びについてなど。すてきな先生です。

あと、北村武資先生の経錦(たてにしき)の作品、ものすごくよかった。完璧でこの世のものとも思われないくらい。この一点だけ染織コーナーでなく特別な場所に飾ってあるので、見に行かれる方、お見逃しなく!

日本伝統工芸展は、10月1日まで、日本橋三越本店にて。その後、全国を巡回するようです。

けむさま、お仕立ては、、

ONLY ONLY、けむさまの熨斗目(のしめ)のお着物、準備が進むにつれ、私は、仕立て師さんに事前にお会いできればなあって思うようになりました。熨斗目(のしめ)は柄合わせが、何より大事ですので、寸法を細かく確認したかったのです。

けむさまには「いつもの和裁師さん」がいらっしゃるとのことでしたので、その方に私が直接コンタクト取れないものだろうかとお聞きしてみました。

そうしましたら、その和裁師さんは遠方にお住まいで、懇意の呉服屋さんを通してのやり取りでいらっしゃるとのこと。

なるほど、そしたら、お会いするのはちょっと無理かなとメールを読み進めますと、な、なんと!

「もし 、ヨシダさんがやりやすいのだったら、今回のお仕立ては、いつもの和裁師さんじゃなくて、ヨシダさんが信頼している方のところに頼んでいい」とおっしゃってくださったのです。

私の仕事のしやすさや、ちょっとした不安をおもんぱかってくださったのです。うっわーーなんとありがたいこと!けむさま 、本当にお優しい。

それで、信頼度100%のいくつかの仕立屋さんにご都合をお聞きし、けむさまとご相談した上で、「着物仕立てひらやま」の平山留美さんにお願いすることになりました!

それで、早速、昨日、けむさまと二人で、元住吉の平山さんのアトリエにお伺いしてきましたよ。

いやー、本当に有意義だった!とても面白く盛り上がった三者会談の様子は次回書きますね。

*写真は、持っていった資料の山。2回目の試し織りは結局2尺(76cm)も織ってしまった!

けむさま、デザインを調整していく

ささ、けむさまのONLY ONLY、のしめのお着物、デザインを調整していきます。グラデーションのところがキモですので、念入りに。微調整に役立つのは、やっぱコンピューターだね。可視化できるし。だいたいこんな感じかなっていうの作って、ばんばんプリントアウトします。

やってみて、見てみないと分からないから、これはどんどんやります。

そして、トルソに着せてみます。トルソは高さを調整して、けむさまの身長150cm に合わせてますよ。

裾は切り替えポイントはこのくらいかな?いや、ちょっと間延びするな。もうちょっとメリハリつけよう。

衿は大事ねー。もうちょっとゆったりでもいいかもね。

お袖もつけてと。

うーむ。このくらいか?

きよさま の写真、すてき。

この5月にONLY ONLY で取り組んでおりました、きよさま の八寸帯「Yellow triangle(イエロートライアングル)」、締めたお姿の写真を送っていただきました!

遠く鹿児島で、この帯がきよさま に可愛がっていただけてると思うと、ほっこりうれしいです。

「やっぱりいいですね〜」って!ご満足いただけているようで、ますますうれしいです。

柄の出方も、ちょうどよかったかな。ひと安心です。

メイキングは、こちらにまとまっています。トップにはこのエントリーが来ますので、スクロールして、ご覧ください。→ONLY ONLY きよさま

単衣で遊ぶ会

今日は、着物でお出かけ。「単衣で遊ぶ会」と銘打たれたパーティーです。

うわー、予報どおりのお天気だー。雨ゴートの出番ですよ。目指すは南青山です。

着物のパーティーに、なぜか来賓の方々はインドから。うふふ。サリーもめちゃくちゃ似合ってらっしゃったわ。

閉じこもりがちの日々ですが、こうやって外に出るといいですね。人と出会えてありがたい1日でした。

主催は、きものおたすけくらぶさんと、ワンズベストさん。楽しい時間をありがとうございました。

おたすけくらぶの富田社長です。役者でいらっしゃいます。

写真と動画

今日は、染織家で写真家の、柳川千秋さんが来てくれたので、大撮影大会となりました。

私はちょうどショールのブラッシングカラーズ をしてましたよ。

なかなか作業中の写真は撮れませんから、自分でも、ああこんな風にしてるんだーって人ごとのように見ています。

機材は、アイフォンです。すごいね、よく撮れてるー。あ、腕がいいのか、失礼しました。撮ってくださってありがとうございました。

動画も撮ってもらいましたよ。ブラッシングカラーズ しているところです。5秒です。

こちらも5秒。

これは、タテ糸を巻き取っているところ。こちらも5秒。早回しです。

おっと!糸が切れた!どの糸が切れたのかを見つけて、正しい位置に機結び(はたむすび)で結びます。正しい位置ってのが、大事です。糸は、綾によって、順番づけられていて、それが織りの命です。

2回目の試し織り

けむさまの、のしめのお着物、2回目の試し織りです。こんな感じ?

写真を撮って、けむさまにメールします。

ご返信、だいたいオッケーでホッとする。ご希望も少々。

「ターコイズの一番濃い色を少し薄めに」、「水色を感じながら白に向かっていく感じに」、「黄色はさえた薄いレモン色」で「避けたいのは着物によくあるウコン色と、くすんだ感じ。」

了解しました。

その後、お仕立てのことやデザインのことなどで、メールをやり取りしておりましたら、けむさま、「どこかに薄いピンクを忍ばせられないか」とのご質問くださいました。

ああ、ピンク。

思えば、けむさま、いっとう最初は、「黄色とピンク」ののしめをご希望だったのだ。ピンク、お好きなのだ。うーん、それは入れたいなあ。ちょっと難しいが、とりあえず可能性を探ろう。

ごく少量、ピンクを染めることにした。レモンとターコイズと相性がいいように、パープル系のピンクを染めた。

はい、もいっちょ。太さと濃さを変えて、計4種、染めました。

早速、織り込んでみます。うーむ。可能性を探れないこともないが、紬調になる。訪問着調にしたいのだがな。

けむさまに写真をメールすると、

「ピンクが入ると、米沢の紬みたいになり、面白みより、あたり前になるのですね。よくばらない方がいいのだと思いました。」

とお返事くださった。なるほど、「あたり前」は却下ね。

でも、ピンクをご提案いただいたということは、何かちょっと物足りないってことなんだろうな。

けむさまは、今、人生の大輪の華を咲かせていらっしゃるのだ。お年的にも、社会の役割的にも。だから、控えめな着物にする必要はない。むしろ、大胆な思い切った着物を求めておられる、、、、

じゃあどうする?

「水色を感じながら白に向かっていく感じに」を、精一杯やりきることが、それに充当するのではないか?

デザイン、まだまだ!

熨斗目 のしめ 注文 別注 お誂え

けむさまのONLY ONLY、本番用の糸もそろいました。デザインの方も、最終調整に向かっています。ひな型で計画してて、一番いいと思ったのを、着姿のデザイン画に移してみます。

お召しになった時に、どこにポイントを持ってくるか、ねらいます。これは、絶対はずせない。最重要ポイントと言っていいです。

けむさまらしさを出したいし、人の目線がどこにくるのかも念頭に入れて、それから、デザイン的な着心地もあるよね、落ち着くとか、着てて楽とか、自信につながるとかっていうような。

けむさまからメール

けむさまに、糸が染まりましたよーとメールいたしましたら、最高にうれしいご返信くださいました!本当に、くずれ落ちそうになるくらいうれしかったです。見ていてくださる方はいるんだなあと、ジーンとしました。

ちょっとだけ、ご紹介させていただきます!

「酷暑のなか、すごいですね。はればれと美しいです。

だいぶ前ですが、〇〇さんのサイトで、ヨシダさんの作品をみました。ちょっと不思議な空気感が印象的でした。自由なのに、抑制も効いてて、気難しさがなくて、ほかの有名な作家さんや機屋さんとは、ちがう匂いがしました。〇〇さんにしては、めずらしいとも思いました。

あれから何年もたちましたが、直接にご注文できたことは、とても幸運です。ヨシダさんの創作の過程を共有させていただけるのも、新しいスタイルで、きもの好きにはたまらない贅沢。

とても楽しみです。」

けむさま、染める

さてさて、けむさま、大まかなデザインが決まりました。詳細はまだだけど、大体の計算はできますので、本番の糸量を出して準備スタート!

ヨコ糸、座繰り糸を使います。弾力があって、ツヤがあって、プリプリと生きがいい。

けむさま、普段着ではなく、パーティー着を望まれているので、ほこほこした真綿糸ではなく、ツルッとしていて光沢もあるこの糸を選びました。

さあ、下準備して、染めましょう。メインのレモン色。これを真ん中に、薄めと濃いめのそれぞれ2色ずつ染めます。

ターコイズ。これも、ぐっと薄めと濃いめも染めます。

ほら、こんな感じ。

これに、糊をつけます。上の写真、布海苔(ふのり)ですよ。これを煮溶かして、糸につけるのです。糊をつけると、糸はぐっと扱いやすくなります。最終的にはとってしまうのですが、糊付けはとても大事な作業です。

糊がついたよ!

けむさま、デザインすすめる

けむさまとの第2回打ち合わせで、ふんわりした「のしめ」のお着物にすることと、お色味はレモン色とターコイズにすることが決まりました。

それで早速、デザインをすすめます。「のしめ」は色の切り替え部分が命と心得ます。さあ、どうしましょう。

色の配分を変えて、いくつも描いてみるしかありません。

このデザイン画をけむさまに、メール添付で送ったら、

「信頼してお任せします。自由に羽ばたいてください。次のお知らせ楽しみにしています。」というありがたいお返事がきました。

任せられたら、さらにさらに、ベストオブベストを探るしかありません。もっと深くデザインを詰めていきます。

たくさま へ、帯揚げ

今年の5月で設立15周年を迎えた染織吉田は、昨年9月から今年5月1日までに、帯かお着物をご注文かお買い上げくださった方へ、「15周年感謝、お好きな色に帯揚げ染めますプレゼント」を開催していました。

先日お納めした、たくさま のONLY ONLYも対象でしたので、染めましたよ。

どんな色味がご希望かお聞きしましたところ、グレー系だと。さすが、お地味好きなたくさま !

帯揚げはきものや帯に近い色でなじませて、帯締めでシメるというのがお好きだと。ほぉー、なるほど。おしゃれ上級者ですな。

でもグレーは難しいね。百鼠(ひゃくねずみ)って言われるくらいだもんね。どこを目指して染めようか?

それで、極端に違うグレーを選んで、3色提案いたしました。上のスクショの、利休色、紫ねず、褐色です。そういたしましたら、たくさま 、利休色は近いお色目を持っていらっしゃるそうで却下。他の2色はどちらでもとのこと。

よっしゃ、では、たくさま の優しい感じが出そうな、ふんわり紫を含んだグレーを目指して染めましょう。

染めてます。じょじょに色調整します。

さあ、染め上がりました。使い勝手がよい感じねと自負。

アイロンかけて、発送です。

たくさま 、お喜びのメールくださいました。きれいな渋いグレーで、手持ちともダブってないと。袷の季節がまち遠しいと。

よかったです。

15周年のプレゼント企画は終わっておりますが、もしも帯揚げをお好きな色に染めたいって方おられましたら、メッセージくださいね。ご相談に応じます。

けむさまと2回目の打ち合わせ

さて、けむさまと2回目の打ち合わせが決まりました。

図面を郵送したあと、メールでやり取りし、話し合った末、色は「薄い黄色」「白」「薄いブルーまたはターコイズ」に決まりました。ささ、それでは、その色味で図面を作り直しましょ。のしめと、その他の可能性も探るため、4パターンご用意。

試し織りの第一弾も織ってお見せしよう。ブルーかターコイズのどちらがお似合いになるか、会えるチャンスがある時に見極めたい。染めて、機仕度して、織ります。話せば長いですので、詳細は省略します。

その2点をそろえて、第2回目の打ち合わせにのぞみました。時は、7月の下旬。ありがたいことに、その日は暑さのちょっとやわらいだ日でした。場所は日本橋の三越の特別食堂。ランチミーティングです。

約3ヶ月ぶりのけむさま、夏着物がきまっていらっしゃいます。

精がつくものいただきながら、なごやかにおしゃべり。けむさまは、着物のことについて、また人生についても、大先輩ですので、お聞きしたいことばかりです。

図面をお見せするとすぐに、のしめを指さされました。可能性を探ったけど、やはり、はじめに欲しいっておっしゃったものに戻りますね。

お色味については、試し織りをふっと肩にかけていただきましたら、わあ!ターコイズが近くにきた時、パッとお顔の色が輝かれました。薄いブルーだとちょっと物足りないような、、、、

けむさま、上品な奥様でありながら、個性的なもの、大胆なものがお似合いになるタイプですね。ここは思い切って行きたいです。

試し織りを直に見ていただけて、その場に私もいられたことは、大変ありがたいことでした。

けむさまは、着付けの先生でいらっしゃるので、着付けのコツや仕立てるときの工夫などもお話しくださり、興味津々。なるほど、かっこいい人は全てが半端じゃないね。さすが。すてきなものには理由があるし、かげの努力もある。とても勉強になりました。

ショール、作りました

新作ショール、できました。夏の終わり、ショールの出番はこれから多くなりますね。

いかがかしらん?

2枚作りました。「海の青」と「さえざえブルー」。連作だから似てるけど、ちょっとだけ違います。

「海の青」は深い海の色で、青だけじゃなくいろんな色を入れてます。緑や茶色もかくれてます。→

「さえざえブルー」は、澄み切った色にこだわりました。あと、こっちの方がちょっとだけ長くて168cm。たっぷり目がお好きな方はこちらをどうぞ。→

お値段は、どちらも43,200円(税込み)です。

房。

たたむと小さくなりますよ。

通販サイト「some ori マーケット」のショールのページはこちら→。いろいろありますので、ぜひ観てくださいね。

けむさま、デザインはじめ

けむさまと1回目の打ち合わせを経て、さあ、シンキングタイム。どうしましょう。

けむさまは私からの提案も柔軟に受けてくださるタイプの方でありがたい。が、これは実は難しくもある。

どうして難しいかというと、「お客様のいうとおりに作ること」は難しくない。でも、「私はこんなタイプの着物が好き。こういうとき着たい。一緒に考えてね。ある程度まかせるね。」と言うご注文は難しく、やりがいがある。

で、燃えております。

ご注文としては、黄色とピンクと白の熨斗目(のしめ)とのことだけど、打ち合わせ中に、まず、タテ絣はしないことになった。主に、奇抜すぎて、着ていくところがなくなるという理由から。そしてのしめ自体にもそれほどこだわらないという話にもなった。色についてもこれも提案次第では変更可とのことに。

よーし、ではどうしましょう。というわけで、自由な発想で、ひな型、たくさん、描きました。(上の写真の図のような着物を広げた形の図をひな型といいます)

私からのご提案としては、お色味のピンクと黄色と白をまず考え直してみたらどうだろう。理由として、

・黄色とピンクと白の組み合わせだと、一般論として、可愛らしくなりすぎる。これを回避するために、こげ茶などを組み合わせるといいかもだけど、けむさまにそれは似合わなさそう。

・きれいなピンクと黄色でなく、ちょっとくすませて、ピンクベージュとクリーム色なら、大人っぽくなるが、けむさまは澄んだ色の方がお似合いになりそう。かつ、その組み合わせだと下手するとお襦袢ぽくなりがち。

だとしたら、ピンクか黄色のどちらかを地色にして、寒色系の水色かターコイズを組み合わせたら?

などなど思い、ひな型に説明書を添えて、けむさまの元に郵送しました。

21通目のメルマガ【歌舞伎号】

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。21通目のメルマガをお届けいたします。

こんばんは。

今日も蒸し暑い日でしたね。

天候も定まらなく何かと落ち着かない8月の終わりですが、どんな夜をお過ごしですか?

メルマガ、よかったらごゆるりとお付き合いください。

《 目次 》

1. 歌舞伎座へ!

2. 和の精神?

3. 民藝のある暮らし

4. にっぱち

___________

1. 歌舞伎座へ!

さる日曜日、歌舞伎座へ行ってきました。私は観劇にあまり縁がなく、歌舞伎座が新しくなってからは初めての歌舞伎でした。東銀座の駅について、地下が縁日ひろば(?)みたいになっているのを発見したときから、舞台がはねて軽くお食事してお開きになるまで、ずーっとドキドキし通しでした。

いえいえ、もっと言えば、お誘いいただいたときから、まあどうしましょう、着ていくものは、、など選択肢もないのにもんもんと悩み、当日の予報が36度など知ってしまえば、さらに悩む悩む。で、前日にせめて帯揚げを夏物にと思い、急きょ、絽の帯揚げを染めたりと、バタバタといたしました。

で、歌舞伎はとっても、面白かったです。歌舞伎って、とことんエンターテイメントなのね!

観たのは、東海道中膝栗毛のパロディで、なんと喜多さんが幽霊で、最後には弥次さんまで幽霊になり、キリスト様に見送られ、天使とともに宙乗りでふわふわと天国へ召されるのです。早替わりもバンバンあり、舞台の背景も何幕も目まぐるしく変わって、観ている者は目がずーっと釘付けです。文句なく楽しませていただきました。

日本が誇るエンターテイメントは心底すごいなと思いました。

(ちなみに上の写真は、歌舞伎に行った日の、着物姿をセルフィーして失敗したものです。なんでこんなになるのかなあ。。。。)

 

2. 和の精神?

弥次さん喜多さんのドタバタを観ながらケラケラ笑っておりましたが、一体この舞台を作るのに、何人の人が携わっているのだろうと思いました。

舞台の上に上がっている役者さんや囃子方さんや黒子さんだけで何十人もいそうだし、衣装や道具や床山さんとか直に携わる人だけで100人はゆうに超えそうだし、歌舞伎座を支える人は1000人は軽く超えそうよね。もう一つ広げて、お土産作ったり、チケット売ったりする人まで入れれば何千人?

こうやって、それぞれが自分の持ち場をしっかり努めて、みんなで大きなことを作り上げて行くのって、和の精神かしらなどともちょっと思いました。外国にもあるだろうけど、和を尊んでないと出来なさそう。

 

3. 民藝のある暮らし

前回のメルマガでもちょっと話題にしましたが、先日取材を受けた雑誌が出版されました。

「民藝のある暮らし」という宝島社のムック本です。表紙は、桐島かれんさんが松本の民芸館の椅子に座ってまったりしている素敵なショットですので、本屋で探してみてください。(下の写真)

私は「丁寧な暮らしに寄り添う 10 PEOPLE 私が愛する民藝品」という特集のところに載ってます。

一足先に見本誌をいただきまして一読しましたが、歌舞伎を観たときと同じような、「一つのものをみんなで作り上げて行く感覚」を感じました。

私がお会いしたのは、依頼をくださった編集者、実際に書いてくれたライター、写真を撮ってくれたカメラマン、この3人だけですが、実際には、多くの人がそれぞれの持ち場で携わって、目標に向かって力を出し合ったということかなあと。

ま、この本に関しては、取材時には私は全く全体像を知らされてないので、どこらへんをターゲットとして話をすればいいのか分からず、話しづらかったりもしました。

みんなで作り上げて行く一つの輪の中で自分のポジションを演じ切るというの苦手なのかしら、私、、、、、そこまで求められてないかもけど、できる人は自然にできるんだろうなあ、、、などなど思ったりいたしました。

その辺もかね合わせて、読んでみてください。今、本屋さんで売ってます。1200円税別です。

 

4. にっぱち

2月と8月は物が売れないと言いますが、私の8月も悲惨でした。営業すれどすれど撃沈ばかり。

つらい8月ですが、いいこともありました。

昔なじみの呉服屋さんに作品をお送りしたら電話くださり、とてもいいものだから、自分と仲が良い他県の呉服屋さんにも見せていいかとおっしゃってくれたのです。

はあ、なんといい人なんでしょう。

なかなか苦しいのは本音ですが、人に恵まれてどうにか生きています。

some ori マーケット、のぞいて下さいね。
http://www.someoriyoshida.com/store

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染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》21通目のメルマガ【歌舞伎号】をお読みいただき、どうもありがとうございました。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

「民藝のある暮らし」が来た!

「民藝のある暮らし」の見本誌が送られてきました。宝島社から出るムック本です。発売日は明日。

私、特集ページの「丁寧な暮らしに寄り添う 10 PEOPLE」のしんがりをつとめております。

取材受けたのは、7月の暑い日でした。発売の頃は秋だなあって思ってたけど、まだまだ夏ですね。笑

大掃除したり、当日は朝から袷(あわせ)の着物きたり、バタバタでした。(この大掃除がその後断捨離に発展!)

民藝のある暮らしがテーマで、私を取材するって妥当なのかなあ???と思ったりしましたが、結局はよかったなあとありがたく思っています。

いくつか、ちょー個人的見どころをご紹介します。

上の写真の左上、赤い布が目立ちますが、これ森島千冴子先生の縞帳です。森島先生は、昭和中期(私が生まれた頃!)、長野県松本市で織りをされてて後進もたくさん育てた方です。私の師匠の師匠なのですが、その方の縞帳、私が受け継いで持っていること、誰も知らないと思うのです。多分、今まで印刷物に出たこともないと思うし。だからうちに実物があるよって言うこと、お知らせできてよかったと思います。

上の写真の右側は、これも知る人ぞ知る、私にとっては心の支えの青田五良著「上賀茂織之概念」について載せってもらってます。私が着てるきものは、青田が織った布を私が復元したものです。

上の写真の下は、益子の日下田正さんの展覧会を見に行ったときに求めたもの。日下田さんを藍染工房にお訪ねし、ありがたいことに親しくお話しさせていただきました。このときも、森島先生の話題が出たのですよ。日下田さんが若いころ、柳悦孝先生の工房で修行中に、森島さんが松本から訪ねてきて、リンゴを二つお土産に下さったお話をこのとき聞きました。

上の写真で、小銭入れを取り出しているバッグは、善林英恵さん作です。布は、私が織った布の上にシルクスクリーンしたもの。これ、善林さんとのコラボの試作です。完成品で載りたかったけど、試作品も十分すてきです。

巻頭特集は、長野県の松本を桐島かれんさんが旅して、民藝を見て回ってるんだけど、あこがれの本郷織物研究所が載ってました。写真が小さいのが残念!もっとよく見たーい!

表紙はこんな感じ。明日には書店に並ぶそうですから、手にとってみてくださいね。

 

タイトル 大人のおしゃれ手帖特別編集「民藝のある暮らし」
版型   A4変形 カラー95ページ
本体価格 1200円
出版社  宝島社

1回目のミーティング

さてさて、さるゴールデンウィーク中の平日に、けむさま、我が仕事場までお越しくださいました。都心に住まわれるけむさまからしたら、最果ての地のような我が家なのに、本当によくお越しくださいました。

けむさま、この日は洋装でした。洋服姿もさすがおしゃれです。ふんわり華やかで、効かせるところはキリッと効いてて、颯爽とした素敵な方です。

なんと、ご自分で描いた着物のひな型(展開図)や、のしめのきものの雑誌の切り抜きをご持参くださってます。

きもののひな型をお描きになれるとは、相当のきもの通でいらっしゃるなと踏み、お話うかがうと、なんと着付けの先生でいらっしゃいました。さらに、ご先祖さまに呉服屋さんもいらっしゃり、お母様もきもの大好きな方でいらしたと。

うっわーー、それはそれは、、、。身が引き締まります。

着物や帯のお誂えの経験も大変豊富で、それを踏まえてのお話は、示唆に富み、教養あふれ、かつ率直で、本当にありがたかったです。

印象的だったのは、「今、呉服屋さんで買うことのできるのしめの着物は、力作すぎて着づらいなって思う」っておしゃったこと。

これ、すごく分かります。のしめはタテ糸を絣にすることが多いのだけど、色がパキッと出て、大胆で印象的なものになります。それ「やりすぎ」と紙一重です。下手すると着物ばっかり目立ちます。こうなっちゃうと着づらいし、着て行くところがなくなる。

こうもおっしゃいました。「高名な作家さんのものは、一目で〇〇さんのものだって分かって、まるでブランドのロゴをつけて歩いているみたいになるわね。」
うなずきすぎて、首がもげそうです。

もう一つとどめ。「平凡なものも案外いいなあって思うこともあるのよ。」
作り手のエゴがない、普遍的なもの。ああ、目指すべきはここだなあ、、、、

私は着物の文化の真髄をレクチャーしていただいてる気分になりました。一人で聞くのもったいない。全ての作り手に聞かせたい内容です。

(追記)昨日、投稿した時には、写真のアップができませんでしたが、今やってみたら(8月23日)できました!なんの努力もしてないのに!やっぱり一回電源落とすとか、一晩おくが最善策なのかなあ。。。。つか、それしかできんし、、、写真は打ち合わせ後の様子です。

熨斗目(のしめ)!

のしめ 熨斗目

「きものも考えているのよ」おっしゃって下さったけむさま、それからしばらくして、メールをくださいました。

——————

「のしめ」の着物が欲しくて、ずいぶん探しているのだけれど見つかりません。

それで、「そうだわ、吉田さんに織っていただこう」と思うようになりました。

森康次先生ご注文のお着物、すてきですね。これにとても惹かれました。

でもヨコのずれがない、いさぎよい「のしめ」、色はうすいピンクと黄色と白。

座繰り糸も大好きですし、さらりと薄くすこし光沢のある紬も。

こんな訪問着に負けない着尺。ご相談を進めさせていただきたいです。

——————

 

なんと、うれしいメールでしょう!それこそ「生きててよかった」って思うくらいうれしいメールです。

「のしめ」って、「熨斗目」と書きます。ずいぶん難しい漢字ですよね。元々は、武士が裃(かみしも)の下に着る礼装用の着物です。室町時代に始まって、江戸時代に多く着られたみたい。お能や狂言でも、着ますね。

いずれにせよ男性のものでした。それが、いまは、おしゃれに敏感な女性に着られています。

ちなみに上の写真が、のしめといわれてすぐに頭に浮かぶもの。こういう風に、きものの上下が無地で、中央部分は別の色で格子などになっています。現代ののしめは、これに限らないのですけどね。

さあ、けむさま、どうしましょう。

文中にある、森康次先生からのご注文というのは、こちらの着物です。これは、森先生からじきじきにご注文いただき、制作中には電話やメールでやり取りさせていただき、ずいぶん勉強させていただきました。
「この着物はね、白を美しく見せたいんよ。」とおっしゃる森先生の口調をいまもはっきり覚えてます。それで、自分がやるべきことが、パキッと分かりました。
今回、森先生から教えていただいたこと、総動員して挑みます。

けむさまとは、何度かのメールのやり取りし、打ち合わせのため我が家にお越し下さることになりました。

20通目のメルマガ【デフレ号】

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。
20通目のメルマガをお届けいたします。

おはようございます。

8月も後半になり、私の住むあたりでは、朝晩は本当に涼しくなりました。昼間も、すっと秋風が通ることありますね。

移ろいゆく夏の終わり、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?お疲れが出てませんか?

メルマガ、お付き合いください。

《 目次 》

1. シーリングライト

2. 使い捨て

3. きものは?

4. それでも!

___________

1. シーリングライト

私の仕事場であり住まいである古い共同住宅は、3LDKというのか、全部で4部屋ありまして、電灯は全てよくある天井に照明器具をつけるタイプです。これ、シーリングライトって言うんですってね。

で、最近、そのうちの一つが、突然消えるようになり困ってました。蛍光灯が寿命になるときのように、消えたりついたりするのではなく、突然パッと消えて消えたまま。まるでタイマーで切れたよう。変だなあ、こんなの初めてだなあ。

それでも対策としては蛍光灯を取り替えるしかないだろうと、カバーを外してみました。が、黒くなってるわけでもなく、、、

うーむ。変だ。

これ、ここに引っ越してきたときに買ったものです。と言うことは10年か。でも、電灯って壊れるもんじゃないよね。

正直上等なものじゃない。もしかしたら丸ごと替えちゃうのもありかなあ?これを機にLEDとか?いくらするんだろ?

で、試しにネットで検索してみますと、ガクッとくるほど安かったです。びっくりしました。3000円台でたくさんあるし、2000円台のすらあるのです。

こう言うの、もうちょっと高かったよね。

ああ、もしかしてこれがデフレっての?

なんか、実感してしまいました。

 

2. 使い捨て

それで、一つ、LEDのシーリングライトを買ってみました。アマゾンで売上第一位ってあった、アイリスオーヤマの。3,546円。送料無料。

次の日に、シンプルにして必要十分なものが届きました。取り付けもスムーズにできました。

買って初めて気づきましたが、これって、使い捨てなんですね。蛍光灯を取り替えるみたいなことができないんです。へー、知らんかった!!!(これってすでに常識ですか??)

長寿命10年って書いてあるけど、10年たって不具合が出てきたら丸ごと捨ててくれってことですね。今まで、電灯って家具のように、デザインも大事で買いたいものだったけど、10年こっきりだったら、その時の経済状態がモロですね。ムリしてがんばってカッコいいのを買うってことなくなりますね。

長年の愛着ではなく、その場しのぎです。

はぁー、なるほどね、そう言う時代ねって思いました。

 

3. きものは?

必要にして十分なシンプルなものを低価格で買い、壊れたら躊躇なく捨てて、買い替える。

こう言うの、時代の空気って言うんでしょうか?今はそう言う時代なのかもしれないけど、私の生業は、真反対です。

必需品ではないし、十分な枠を大きく超えてるし、シンプルなものも作るけど、シンプルだとしても相当なこだわりだし、時が経ってくたびれてきたら仕立て直しもできるし、娘さんやご親戚やご友人に受け継がれて行けるものだし、、、、、

お代金も、低価格かって言われると困ります。納得はしていただけてる金額なのですけども。

時代の空気に逆らって、これを仕事にしている私ってなんだろうって思います。

 

4. それでも!

とか書きながら、自分の作っているもののお知らせです。

おかげさまで、完全注文制作ONLY ONLY、継続的に順調に作らせていただいています。

この前まで八寸帯を作っていた「たくさま 」、香川県在住の方なんですが、先日横浜でお会いできたんですよ。直接、思いを話し合えてうれしかったです。帯のことも、とても満足されてて、よかったーーーって思いました。気持ちが通じてたのがうれしかったです。

それから、次に取り掛かっているのは「けむさま」です。こちらは、なんと熨斗目(のしめ)調の絵羽のお着物を作らせていただきます。すごく着物通な方なので、ドキドキですが、チャレンジしがいはひとしおです。うれしいなあ。

動向は、ブログで発信していきますので、覗いてくださいね。

http://www.someoriyoshida.com/blog (ブログ some ori ノート)

デフレだろうがなんだろうが、この社会で、明るく元気に機を織り、そのエネルギーまでも伝わるような着物や帯を作って、お渡しできればと思っております。よかったら、私の織ったもの、御許で使っていただけませんか?

http://www.someoriyoshida.com/shop (通販 some ori マーケット)

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
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けむさま、スタート!

さあ、夏の終わりも見えてきました。秋は着物の季節です。新しいONLY ONLY をスタートしましょう。

今回のヒロインは「けむさま」。かわいい愛称でしょ。このお名前の由来は、けむちゃんという猫さんです。もう16年も前に保護された、おばあちゃん猫なのですって。今回のヒロインの「けむさま」に寄り添って、いい人生(猫生)ですね。

ところで、ところで、けむさまと私の出会いは、この春の伊勢丹での展示会の初日のことでした。とても気品のある奥様がふらっと現れたと思ったら、帯を即決でお求めくださいました。こういう時、腰が抜けるほど驚きますね。何年やっても慣れません。なんとびっくり、ありがたい。

驚いて、少しお話しすると、もう何年も前の銀座もとじさんでの個展も見て下さっているとのこと。その時から気にかけて見てくださっているとのことで、なんと、なんと、本当に、本当に、ありがたい。じーんとしました。

お話ししてたら、お着物も考えてるのよっておっしゃってくださって、まあ、ではメールでご連絡をと申し上げたら、なんとメルマガも取ってくださっているとことで、メール上でもすでに繋がっている方だと判明しました。

あとで住所録を探すと、ずっと前にお名前いただいてました。いやはや、失礼しました。

そして、またメールで連絡取りましょうということで、このありがたいお出会いは余韻を残しながら、一旦終了したのでした。

福畑ワークショップ

今日は、午前中からお出かけしました。

素敵なお友達の福永麻子さんが、何やら面白そうなことを始めてて、そのワークショップだというのです。麻子さんは、近頃、地元世田谷区で区民農園にハマってて、それがにょきにょき発展してるみたい、、、、というのは、彼女のSNSで知ってたのだけど、、、、

二子玉川の蔦屋家電で開催とのこと(広報はこちら→)(福永さんのSNS、私のフリンジ日記はこちら→)。ふむふむ。読んだだけではよくわからんけど、麻子さんの周りには、いつも素敵な人が集まるのだよな、出かけてみよう。

で、すごーく面白かったです。

ようは、農業初心者の麻子さんが、近くのレストランのシェフが地元の有機野菜を使って料理しているのを知り、それがめちゃくちゃ美味しくて、シェフの方が野菜を調達している農家さんとも懇意になり、農業の深さと面白さに目覚め、その素晴らしさをみんなにシェアしましょうという企画でした。

シェフの方も農家さんも、お話は得意でないということでしたが、話し出したら、深くて豊かで、面白かったのだわー。

世田谷区という大都会においての、区民農園、地元野菜のレストラン、地元の農家さん、それは珍しいけど、正直、別のところにもあると思います。それに、一つ一つにあまり光が当たってないように思います。

それが、今回こんなに面白かったのは、麻子さんのコーディネート力と引き出す力、大きいなあと。地元でコツコツ、自分がすべき仕事を、もっとよくしようと淡々と日々精進されている方々のカッコよさ、なかなか注目されませんものね。

ガスパチョを試食させていただいたのですが、あまりに美味しくて目が覚めた!

これぞプロの仕事と思いました。素材の良さを最大限に引き出して、最適の技術で手を加え、しかし余計なことはせず、、仕上げの完璧さ、、、。これらは、料理に限らずモノづくりを仕事にしている者でしたら、日々向き合っていることですが、、、はい、難しいです。それが完璧。さすがだなあ〜。

うーむ、ここのお店行きたいな。シェフの方、仕事をノリに乗って楽しんでるって感じでした。ここです→☆(二子玉バルIBERO)

私は今、お土産に持たせてくれた「夏をとじこめたトマトケチャップ」を、オムレツを作って、よく冷やしたお手軽白ワインに合わせて、うーむとうなっていただいてます。形のくずれたオムレツが引き立つわーー。ワインも上等にしてくれる。この何げなく完璧ってのが、いいよね。目指すところよね。

上の写真、いただきましたよ。右が福畑の福永麻子さん。左がIBEROのシェフ 坪井 健一郎さん。楽しむ私。

断捨離、続行中

先日配信したメルマガには書いたのですが、今、私、断捨離にはまっています。

一応の区切りがついたのでメルマガに書いたはずだったのですが、実はしつこく続けてて、今もやってます。染織の道具も、プライベートのいろいろも、よく見極めて、捨てるべきは捨ててます。

で、思ったこと。

断捨離すると、語りたくなる!笑

なのですよ〜。

いかに不要なものに囲まれていたか、それをどう取捨選択したか、などなど。。。
が、大抵の方は聞きたくないでしょうから、書きませんね。

聞いてやってもいいって方は、うちに遊びにきませんか?以前にお越し下さった方がいいです。で、前と比べて、ここがこうなったと熱弁をふるいたいです。あはー、うざいですね。

昨日今日と、キッチン周りを徹底的に掃除してますが、びっくりするのは、唐辛子のタネが至る所で、発見されるってことです。調味料置き場はもちろん、冷蔵庫のたまご置き場の下とか、扉のパッキンに挟まってたりとか。
野菜室の隅に、ピーマンのタネが干からびてるのもお約束。あと、魚のウロコ。ウロコがある魚を料理したのなんて、いつでしょう?それがひょいと発見される。。。

ちょいと遺跡発掘者の気持ちを味わっております。

「カメラを止めるな!」

映画見てきました。「カメラを止めるな!」。で、先ほど暑い中帰ってきて、ひとっ風呂浴びて、心地よい疲労感です。

見に行った理由は、ツイッターやノートでフォローしている方々が、口々に大絶賛&心からのおすすめしていていたから。これは見たいなと。よし!映画の日ねらいだ!

で、みなさん、「ネタバレ注意」「できるだけ事前情報を仕入れるな」と書いてて、そっか、ではそうしましょうと、無垢の状態で行きました。

で、泣いたり笑ったり、忙しかった。声を出して笑った。「ポン!」

なんか、すごくリアルに感じてしまって、登場する映画監督が、本当にこの映画の監督みたいな錯覚。登場していた監督さんは役者さんなんだよね〜。不思議だわー。

私も大絶賛&心からのおすすめです。特に物作りしている中年以降(笑)の方!事前情報はないほうがいいけど、ただ一つだけ言うと、前半は全て伏線ですよ。よーく観ておきましょう!楽しんできてください!!

*川崎のチネチッタで見てきました。映画の日とはいえ、満席。多分全ての回がソールドアウトと思う。すごい〜。写真は、映画終わって川崎駅に向かう途中。川崎、初めて行ったけど、庶民的ないい街でした〜。

通販サイト「some ori マーケット」更新!

うすぎぬ ショール 絹 手織り 冷房よけ

通販サイト「some ori マーケット」を更新しました。

ショールの新作、できてますよ!上の写真は、「うすぎぬショール、やさしいピンク」、こちらのページにあります。→

こちらは、「真夏のうすぎぬショール」。こちらです。→

ショールは他にもいろいろあります。こちらが一覧です。→

暑い夏だからこその必需品。急に二の腕あたりが、寒くなってゾクゾクしたりしませんか?冷房からも身を守ってくださいね。

そして、こちら、おきものと帯をコーディネートしました。きものは「レモンフィールド」。帯は「透明な水」

和装ボディにセットして、写真を撮ってくれたのは chiakiさん。すごいねー。本当に着てるみたいだねー。

帯揚げと帯締めは私物です。合うのあるかしらと思ったけど、少ない中に見つかるんですねえ。つくづくきものって面白い。コーディネートの妙、きものの楽しみですね。

完全注文制作ONLY ONLY も、ご興味あれば、いつでもお問い合わせくださいね。

 

*「some ori マーケット」は、8月12日までのすべての商品の売上10%を、西日本の豪雨被災地へ寄付いたします。善林英恵さんとのコラボ鞄は、期間の区切りなく、いつでも10%を寄付します。よろしくお願いします。

 

19通目のメルマガ【断捨離号】

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。
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こんばんは。

台風12号の被害はなかったですか?

逆走という前代未聞に、やきもきさせられましたが、みなさまのところでは、大丈夫でしたか?

私の住む、関東平野の端っこは、大雨は降りましたが、たいしたことなくやり過ごすことができました。

今日の昼間は、青空に白い雲。蒸し暑くて、太陽ギラギラ。スイカとカブトムシが似合いそうな「ザ・夏休み」って感じの日でした。

今日のメルマガは、私がこの1ヶ月はまっていること書きます。お付き合いください。

《 目次 》

1. 断捨離

2. 魔法

3. 見つめ直す

4. 10%寄付

___________

1. 断捨離

このところはまっているのは、断捨離です。

きっかけは、取材でした。

去る7月13日のこと、あるムックの取材を受けたのです。8月下旬に出版とのことですので、詳しくは、またご紹介するとして、、、、

ライターさんとカメラマンさんが、我が家にお越しになって写真もいろいろ撮られるとのこと、こりゃあ大変。それで、7月入ってすぐころから、てんやわんやと大掃除を始めていました。

はじめは大雑把に、見えるところのみを片付けていたのですが、「そうだ、これを機会に断捨離をやってみよう!」とひらめき、まずは取材前に見えるところを、取材終わってからは見えないところを大掃除。まだまだ継続中です。

1ヶ月やっても終わらない断捨離、これはいったいどういうこと?

Wikiによりますと、断捨離とは、「不要な物を断ち、捨てることで、物への執着から離れ、自身で作り出している重荷からの解放を図り、身軽で快適な生活と人生を手に入れること。」

まだまだ到達できてないってことでしょうなあ。

しかし、断捨離って言葉、浸透しきってますね。それもすごいね。

 

2. 魔法

断捨離が大流行した、2010年頃は、全く興味なく手を出さなかったのですが、今回、ふっと思いつき、大ベストセラーとなった、やましたひでこさん著「断捨離」の本を図書館で借りました。
ついでに、もう一つ流行った近藤麻理恵さん(こんまりさん)著「人生がときめく片づけの魔法」も借りました。
両方読みましたが、私、「人生がときめく片づけの魔法」の方に、ビビッと来ました。

書いてあること、半信半疑ながらも、その通りに忠実にやってみると、、、、本当に片付くのです!びっくり!

押入れの中の配置、服のたたみ方、洗面所のシンク下の使い方、言う通りにすると、魔法のようにピタッと収まる。

私、こういったハウツー本、全く信用してないタイプの人間でして、今回も「ものは試しだ」くらいの感覚だったのですが。。。脱帽です。恐れ入りました。これは何でしょうか?魔法なの?

 

3. 見つめ直す

それで、断捨離も進み、、、、いよいよ染料や染織の道具にまで進んできました。これは、お洋服などより一層自問自答が深く苦しい感じです。
でも、断捨離は、今の自分にとって大事なことを選び取ることと言えますから、これこそ、厳しく見つめ直さなければ。逃げられません。

うちには染料も道具も、山ほどあります。絹用の染料、木綿や麻用の染料。植物染料、化学染料。染め方で助剤も違ってくるのですが、ほとんどあります。

ひとつひとつ手にとって、ホコリを拭きながら、これを使って、糸を染めて、織って、どなたかをときめかせることができるかなあと自問します。

もし「いや、これはもはやベストではないぞ。もっといい選択があるぞ」なら、思い切って捨てるべき。

私は何を織りたいのか?どんな技法で?もう一度、見つめ直すときがきているようです。

 

4. 10%寄付

西日本の豪雨被害、まだまだ大変のようですね。ボランティアが入りやすい地域と、入りにくい地域の復旧具合の差が激しいとも聞きます。もう少し、行政が主導するべきだとも思いますが、どうなんでしょうか?

染織吉田の通販サイト「some ori マーケット」では、すべての商品の売上10%を、西日本の豪雨被災地へ寄付いたします。すべての商品を対象とするのは、8月12日までの期間限定です。善林英恵さんとのコラボ鞄は、期間の区切りなく、いつでも10%を寄付します。

よかったら、この機会にいかがですか?

例えば、ショールはいかがでしょう?真夏も冷房よけとして、必需品です。ただいま、新作も加わって色とりどりです。
http://www.someoriyoshida.com/store/store_cat/shawl

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どうかよろしくお願いします。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

たくさま の Gently White

たくさま のONLY ONLY、無事、高松のたくさま のお手元に届きました。

「とても素敵に仕上げていただきありがとうございます。」とメールいただき、ひと安心。お締めいただくには、季節の巡りを待たなくては。それも楽しみのひとつですね。

こちらでもお披露目しますね。

「Gently White(ジェントリーホワイト)」と名前をつけさせていただきました。やさしい、穏やかな、落ち着いた白です。

「地味なのが好き」とずっとおっしゃってたたくさま 、抑えるところは、ぐっと抑えて作りました。

でも、地味なだけじゃないよ。華やかでもある。濃い地のお着物に乗せるとほらこんなに。

こちらは、前帯部分。前帯もおタイコ同様、いろんな色の真綿を、撚り混んで入れてます。太めのキビソ糸もね。

八寸帯 オーダー 注文 お誂え 織り

前帯を、筒状するとこんな感じ。けっこういろんな色が入って、表情ゆたかなの、お分りいただけると思います。

手前がおタイコ、奥が前帯。

八寸帯 オーダー 注文 お誂え 手織り 紬

こんな帯です。

おタイコ部分のアップ。前帯も同様。

こちらはタレ先と手先のアップ。こんな感じで、表情はあるけど、差し色はなし。

八寸帯 オーダー 注文 お誂え 紬 手織り

ベースのヨコ糸はこれ。真綿紬糸を合わせて作ったもの。濃いオリーブ色と薄いグレーで杢糸(もくいと)にしています。

ルーペで見てみましょう。紺色の真綿。

レモン色とオリーブ色を混ぜた色の真綿。

紅色の真綿。

太いキビソ糸を入れたところ。

早く秋になって、たくさま から、「締めましたよ〜」ってお便りが届かないかな〜〜。待ち遠しいわ〜〜〜。

たくさま 、完成

さあ、完成しましたよ。たくさま のONLY ONLY。ちらっとだけ、お見せしますね。こんな感じで仕上がりました。

お手紙書いて、糸見本を作って、お仕立ての説明をつけて、たくさま のことを考えつつ、発送準備です。

こんな感じで、たくさま の御許、遠く高松にお届けします。

うふふ。帯の全容は、次回のブログで載せさせていただきますね。乞うご期待。

7月26日、今日のよきこと

今日は、本当によい日でした。

まず、昨晩の久しぶりの夕立のおかげで、大地が落ち着き、よく眠れ、よい目覚めだったこと。

朝の涼しさのまま、今日は一日中、快適だった。神の恩恵のようだった。最高気温が30度って、なんて涼しいんでしょう!(西日本は今日も暑かったとのこと。本当にお見舞い申し上げます。特に、被災地は大変でしょう。お身体、くれぐれも。)

お昼はお客さまとのミーティングだったのだけど、それが、とっても建設的で、深い話もでき、これから織るお着物のご希望も飲み込め、全体像が見えてきて、本当にありがたかったこと。(このお話は、後日ONLY ONLY ストーリーとして書きますね。)

日本橋三越の特別食堂で、超絶おいしいうなぎをご馳走になってしまった!京都の銘菓もお土産に!なんか、怖いくらいの贅沢。

午後は、せっかく東京の東の方へ来たので、足を伸ばし、上野へ。東京国立博物館でやってる「縄文展」、観たかったんだ。

縄文、いい!なんかね、すごく自由。土偶も、土器も。為政者に命令されて作ったのじゃなくのびのびしてる。喜びに満ちてる造形なのだよ。神とか村おさとか、そういうものに捧げるためでもあっただろうけど、自由なのだよなあ。夢中になって作ってて、やり切ってて、カッコいいです。

あとやっぱ、「縄文ポシェット」を観たかったのだけど、これも存在感ありましたよー(このページの上から3番目の写真)。

この頃はまだ、織りはないのだ。編みはあったのねえ。木の繊維を編んでいるのだけど、その構造は綾織そのものでした。タテもヨコも、二本浮いて、織り込んで、また二本浮くの繰り返し。なんで、平織りの構造じゃなかったのかなあ。平織りの方が、単純だし、丈夫なんだけどなあ。綾織のいい点は、柔らかいことなんだけど、縄文人、くるみ採集の鞄に、柔軟性を求めたのかな?

*「縄文 – 一万年の美の鼓動」展は、9月2日まで、東京国立博物館にて。

*写真は、東博、本館の入ってすぐの階段あがったとこ。

 

 

18通目のメルマガ【被災地応援号】

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。
18通目のメルマガをお届けいたします。

こんにちは。

日本中の多くの地域で、毎日猛烈な暑さですが、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?

先日の西日本の水害、被害を被られた地区にお住まいの方、また、ご関係先が巻き込まれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本当に大変なことで、心から、お見舞い申し上げます。

今日のメルマガは、この度の天災をきっかけに思ったことなど書きます。

お付き合いいただければ、幸いです。

《 目次 》

1. 善吉・コラボ鞄より

2. 村山嘉昭さん

3. 10%寄付

___________

1. 善吉・コラボ鞄より

染織吉田は、善林英恵さんとコラボで、「おしゃれな普段着物にコーデする和装バッグ」を作っていますが、

その売上の10%を、天災が起きた時に寄付しようと、常々プールしてきました。

「今こそ、使うべきだ」と、プールの全額、42,552円を、この度、寄付いたしました。

寄付できたのは、コラボ鞄をお求めくださったお客様のおかげです。本当にどうもありがとうございました。

心ばかりではありますが、我々としては精一杯の額です。

作り手の社会参加を手探りしておりますが、今の所、身の丈にあった参加をさせていただいたと思っています。

思いましたが、パーセンテージとか、寄付先の方針とか、決めておくのはいいですね。

いざという時に、悩んでられないって気がしました。指針が決まっていれば、淡々と進めるのみですもの。

この日のブログを後ほどリンクしますので、ぜひお読みください。

 

2. 村山嘉昭さん

寄付する先は、善林さんとの話し合いで「自前で駆けつける小さなNPOか個人の方」と決めていました。

今回、このお金を託したのは、個人でボランティア活動を続けている写真家の村山嘉昭さん。

この方は、私が勤め人をしていた頃の知り合いで、もう15年以上昔のことですが、東京でお会いしたことがあります。

ほぼ同世代の我々ですが、20代だった阪神淡路大震災の時、お互い関西在住だったことから、その当時の話となりました。

村山さんは、震災直後から長期間、避難所にボランティアとして関わっていたそうです。被災された方々に顔を覚えられ、いつものあの人と頼りにされる。長期間関わり続けるってすごいなって思いました。

一方、その時の私にできたことといえば、住んでいた豊中から、神戸の灘区岩屋まで、何度か自転車で支援物資を運んだことのみでした。その頃、仕事で障害がある方々と繋がっていまして、気になる家族がそこに住んでいたのです。今思えば、効率悪すぎ。もっと何かできたのにと思いますが、その時はそれしかできなかったです。その家のお母さんが泣いて喜んでくれたの、よく覚えてます。

村山さんに、その後お会いする機会はないのですが、SNSでは繋がってまして、東日本大震災の時も、村山さんのボランティア活動を、「さすがだなあ~」とモニター越しに見ていました。ご自分の判断で、必要なところに、何度も行かれるのです。

そして、今回の水害ですが、SNSを見ておりましたら、村山さん、7月10日に給水タンクとトラックを借りてもろもろ準備し、7月11日に、被災地に届け回ったとのこと。(そして、今日現在、2回目の支援に走り回っておられます!)

相変わらずすごいなあ。それも輪をかけて、すごくなってる。

それで、善林さんと話し、この方に託して、交通費の一部にしてもらって、少々でも被災地の役に立てればとなったわけです。

 

3. 10%寄付

善吉・コラボ鞄では、引き続き、売上の10%寄付いたします。今、5点あります。どれも素敵よ。7月21日の土曜日には、京都で展示もいたしますので、手にとってご覧いただけます。

また、染織吉田の商品も、期間限定で、10%の寄付をいたします。こちらは、8月12日までです。いつかヨシダのものが欲しいなって思ってくださってる方、もし良かったら、この機会にどうぞ。
冷房よけに、薄地のショールなどいかがでしょう?

染織吉田のブログ
http://www.someoriyoshida.com/blog

通販サイト
http://www.someoriyoshida.com/store

7月21日の京都での展示情報
https://www.yukiyanagian.com/blank-2

善林さんの寄付についての記事
http://zisoku.com/kyoto/volunteer/

村山嘉昭さんのフェイスブックとツイッター
https://www.facebook.com/Murayama.Yoshiaki
https://twitter.com/_murayama

___________

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ご感想、ご意見ございましたら、このメールに返信する形でお送りください。

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これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。

どうかよろしくお願いします。

___________

きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

寄付しました。善吉・コラボ鞄より

おしゃれな普段着物にコーデできるA4和装バッグ

去年の秋に、通販サイトを立ち上げ、その目玉として、善林英恵さんとコラボを始めました。ご存知、「おしゃれな普段着物にコーデする和装バッグ」シリーズです。

その時、売り上げの10%をつどつどプールしておいて、とてつもない自然災害がおこった時に、寄付させていただこうと話し合いました。善林さん、いい提案をしてくれた。モノを作って売る人間の社会参加の一つとして、とても自然でいいと思いました。

おしゃれな普段着物に コーデする A4和装バッグ

とは言っても、災害などないほうがいいから、えんえんとプールし続けたかったのですが、、、、1年を待たず、その時期がやって来てしまいました。

西日本の水害は、とてもじゃないけど、見てられません。これは今すべきじゃない?

善林さんと話し合い、行政や大きな団体の手の届かないところに、自前で駆けつける小さなNPOか個人の方に託したいということになり、、、、さらにモノではなくて、人に使いたいということになり。。。。。

おしゃれな普段着物に コーデする A4和装バッグ

そんな時、写真家の村山嘉昭さんが、徳島から、ロングトラックと大きな水タンクを借りて、水2トンを、今回の豪雨で、甚大な被害をもたらした愛媛県を流れる肱川沿いの個人宅へ届けまわったとフェイスブックで知りまして、この方に託し、交通費の足しにしてもらいたいねということになりました。村山さんにお聞きすると、水を配布されたのは大洲市の肱川沿いに点在する集落と、西予市野村町とのことです。

村山さん、我々の申し出に、はじめは、果たして自分でいいのか困惑していると返事くださったのですが、やりとりを重ね、「わかりました。ありがたくお預かりします。」とおっしゃってくださいました。それで、早速振り込みましたので、ご報告いたします。

村山さんの活動は、フェイスブックツイッターをご覧ください。

今回の寄付の金額は、42,552円 となりました。寄付の元は、以下の9点のコラボ鞄を求めてくださった方々です。本当にどうもありがとうございました。

大きくてヨコながブルー&イエローをお求めくださった、KNさま
小さくてタテなが、海の青をお求めくださった、AEさま
大きくてヨコなが、ブラック&パープルをお求めくださった、NNさま
大きくてヨコなが、グリーン&イエローをお求めくださった、TYさま
小さくてタテながいろんな色をお求めくださった、KNさま
ONLY ONLY でご注文くださった朋百香さま
ONLY ONLY で「My One And Only Bag」を作らせてくださったみるさま
ONLY ONLY でご注文くださったかのさま
ONLY ONLY でご注文くださったもまさま

なお、寄付は直の販売のみとし、お店さまを通して販売しました分は、省かせていただきましたこと、ご了承ください。

A4 和装 バッグ おしゃれ

善林英恵さんとのコラボ作品、上にあげてる写真のもの5点、いま通販サイトにあります。すごく素敵よ。いかがですか?。これら、7月21日土曜日に、京都でも展示販売されるのですよ。見て買いたい方は、こちらへぜひ。

それから、コラボ以外の染織吉田の作品、着物、帯、ショール、タブローなども、期間限定で、販売価格の10%を被災地支援のために寄付します。もし、いつか染織吉田のものが欲しいなってお考えくださっていた方、この機会に、ぜひ、お求めください。こちらは、一ヶ月間、8月12日までの期間限定です。

額がまとまれば、またすぐに寄付したと思っていますので、どうかよろしくお願いします。

たくさま 、すすむ

さてさて〜、たくさま のONLY ONLY、順調に織り進んでいます。いい感じ!ねらったように織れると、心から楽しいね!

織り機の横から写真を撮るとこんな感じ。

八寸帯 手織り 紬 オーダー 注文 お誂え

そのまま、目線を下げるとこんな感じ。左下のロールが、織った帯の布ですよ。

今、織りたてほやほやのところはこんな感じ。

これが、地糸。自分で合わせて作った杢糸(もくいと)です。

おタイコ部分や、前帯部分には、真綿を自分で紡いだ糸も、入れます。上の写真の4種類に染め分けてから紡ぎました。奥に写っているのは、極太のキビソ糸。これで、でこぼこの表情をつけます。

さらに、これらの真綿をほんの少量ちぎって、糸に撚りつけて、ネップにしています。

ほら、自然にネップ、入っているでしょう。

たくさま 好みの、地味シブ帯になりますよ。もうすぐ完成!

きよさま の「Yellow triangle」

5月に取り組んでおりました、きよさま の八寸帯、ブログ掲載オッケーが出ましたので、お披露目させていただきます。

じゃーん!今、全貌があきらかに!

作品名は、ズバリそのまま、「Yellow triangle(イエロートライアングル)」です。

イエローは、どストライクの黄色。しっかりした鮮やかな黄色です。よく発色しました。明るくはっきりされたきよさま に似合いそう!

八寸帯 オーダー 注文 お誂え 紬 手織り

上の写真は前帯部分。地色は薄いクリーム色なんですよ。

この写真だと分かりやすいかな?左側がおタイコで地色はホワイト。右側が前帯で地色はクリームです。

こっちの写真の方が分かりやすい?手前が前帯。奥がおタイコです。ちょっとした違いだけど、きっとお顔映りが違ってくると思います。きよさま のご希望を叶えられてよかったです。

タテ糸とヨコ糸のバランスもよかったみたい。しっかり打ち込みました。

耳もまあまあ揃いました。糸を変えて筋を入れたところは織り縮み率が違いますので、ビクビクなのですが、これはいい感じの表情のうちで収まったと思います。

耳はこの写真が分かりやすいかな。糸を変えるときは、余計な糸が出ないよう、端を前の段に織り込みながら、進みました。

おタイコと前帯。

おタイコと前帯と手先。

手先には黄色い三角柄は入らないけど、色糸の筋は入ります。これはまり子さんのアドバイス。端々まで仕事がしてあっていい感じになったと思います。

今回は、本当に三人で意見を出し合い、力を合わせて作りました。ご意見を取り入れることで、もうひとランク出番の多い、使いやすい帯になったと思います。ありがたいことです。

細部をのぞいてみましょう。

地の部分。タテもヨコもさすがの光沢。光るね。絹の持ち味だね。

三角のとこ。イエローの染料がしっかり繊維に食い込んでます。

銀糸のところ。細く控えめに光ります。

帯は、すでに仕立て上がって、納品を待つばかりという状況みたい。きよさま も、ワクワクして待たれていると、まり子さんから伺ってます。

こちら、夏物向けではないので、着用はもうちょっと先かな。今回は、ブログで楽しみにされてる方もおいでだろうから、載せてオッケーとなりました。ご配慮、ありがとうございます。

こちらは、きよさま にお渡しした糸見本。

きっと遠くない将来、締めていただいたお姿を拝見できることでしょう。その日を心から楽しみにしています。

うすぎぬショール、特価です(恥ずかしながら、、、、)

ショール 手織り 涼しげ

ショール織りました。涼しげな模紗織りのショールです。ブルーの濃淡がきれいに出ました。

通販サイトの方に載せたので、観ていただきたいのですが、、、、、

実は、これ、わけあって、サンプル特価品です。恥ずかしながら、、、、

ショール 手織り 涼しげ

よかったら、ぜひ、通販サイトをご覧ください。こちら→

他にもショールあります。こちらはどうどうの完品(当たり前だろ!)。ショール一覧はこちら→

 

* 追記)お買い求め、いただきました。どうもありがとうございました。

たくさま 、最終調整

たくさま のONLY ONLY、本番に使う糸が出揃いました。

早速織ってみます。3回目の試し織りということになるけど、これは、たくさま と話し合うためというより、調子を見て、自分の指針を測り直すため。

(上の写真がそれです。半分より下のおとなしい部分は違いますよ。ネップが入っているところね。あと、ネップの入り方は本番とは違います。念のため。)

ふむ。よかろう。いいんじゃないか。やるだけやった。あとは、行くのみだ!

八寸帯 オーダーメイド お誂え 注文 

上の写真、左上が1回目の試し織り。右上が2回目。右下が3回目。これらをもう一度、よく見て、頭にしっかりインプットして、さあ本番、行きますよ。

17通目のメルマガ【ふすべ号】

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。
17通目のメルマガをお届けいたします。

こんにちは。

先日の大阪での大きな地震、大丈夫でしたか?

メルマガを読んでくださっている中にも、大変な目にあわれた方、いらっしゃるのではないかと心配しています。

もうおさまったようにも見えますが、人の心の奥の奥には、まだまだ怖い思いがこびりついているのではないかと思います。

どうか、くれぐれも、無理しないでくださいね。

関東では梅雨あけ。

いよいよ夏です。

体を大事に夏を楽しみましょう。

《 目次 》

1. ふすべ

2. 骨董市で

3. ブログ

___________

1. ふすべ

「ふすべ」ってご存知ですか?

私は、先日、印伝屋さんに行ったときに、初めて知りました。

ご存知のように、印伝とは、鹿皮を染めて、その上に漆で型染めしたもので、お財布などによくありますね。

軽くて使い勝手も良いようで、年配女性を中心(?)に根強い人気があるようです。(あくまで私の感覚です)

実は、先日、母に財布を買おうかと思い、南青山の印伝屋さんに行ったのです。

通常の印伝の陳列の奥に、たたずまいが特別な一角を見つけ、どうも気になる。茶色くて地味なコーナーなのだけど、目が離せない。

ガラスケースを凝視していたら、店員さんが開けて触らせてくれました。

これが、ふすべとの出会いです。

うわあ、なんと柔らかい。手に馴染みます。自然な色も大好き。いぶされた匂いが残ってる~。

いろいろ教えてもらったのですが、ふすべって、鹿の皮を染めるのではなく、いぶすことで、茶色の色がつくのですって。で、例えば、糸を三本並べて、鹿皮に巻きつけてからいぶすと、その糸のところは煙が入らないので、生成りのままの色なのです。

その三本縞のキリッと美しいこと!縞っていいですねえ~~~!どこまでも続くって感じがしますね。吸い込まれそう。

うわー、、ドキドキしてきた。素材と縞のダブルパンチ。好物ふたつ。ノックアウトじゃ。

とうとう小さな小銭入れをゲットしてしまいました。

自分のものを買いにきたのじゃないのだけどな~。

2. 骨董市で

先号のメルマガでもお声がけしましたが、大和の骨董市に行ってきました。ご同行いただいた方のおかげで、とても楽しかったです。

たくさんの店が出てて、見て回って、ワクワクしました。欲しいものもいくつかありました。

ビーズバックしかり。印伝の札入れしかり。シルバーのカトラリーもよかったなあ。

たたずまいが美しく、均整が取れてて、りんとしてきゅーって感じ。作った人、リスペクトです。

欲しいなと思ったけど、買いませんでした。

お金の余裕がないのも理由ではありますが、ふすべの小銭入れは、余裕がないのに買いました。

同じようにドキドキしたのに、一方は買って、一方は買わない。

何が違いか?

問題はサイズだと思います。骨董市で見つけた方は、現代生活に合わないって思いました。

小さすぎるビーズバッグは、おしゃれした時の精一杯持ち物を少なくした時でさえ、必需品が入りません。

大きすぎる札入れは、日々持ち歩くのに邪魔ですね。

シルバーのカトラリーも、ぎょうぎょうしい飾りが、美しいけど、大きすぎる。

シンプルで、便利で、効率的なものばかりに囲まれたいのじゃありません。無駄が楽しい。無駄こそが豊かさかなとは思うのですが、、、

その塩梅がむずかしいですね。

 

3. ブログ

私の買ったふすべの小銭入れ、こっそりブログにアップしますね。

よかったら見てください。

http://www.someoriyoshida.com/blog

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

これ、いい縞でしょうー。私、見ほれてしまいました。

ズームアップ。なんだか分かる?どうやって作ったかも、ちょっとびっくりの技法でした。

種明かしは、これ。最近ゲットした私の小銭入れです。

これに出会った経緯など、本日配信のメルマガに載せています。よかったら今号から配信しますので、ご登録ください

アーカイブは、ノートにあります。いつもは有料設定ですが今号は無料設定しますので、今号だけ読みたい方はこちらから。(メルマガはテキストのみだけど、ノートは写真も入っているから、実はノートが一番いいかも)

メルマガ、おかげさまで、登録100名を超えました。ぼちぼち続けて参りますので、どうかよろしくお願いします。

 

*6月27日にお申込みいただいた、ドコモのアドレスの、AHさま、メールが戻ってきてしまいます。申し訳ありませんが、アドレスをご確認の上、もう一度、ご登録くださいませ。

 

こんにゃく糊の一本糊づけ

たくさま のONLY ONLY、ヨコ糸は染まりましたが、実は、試しを織っている時から、悩んでた。それは、糊付けをどうするかったことが。もうちょっとだけ硬くしたいし、その硬さをキープしたいのだ。

たくさま 、重くて、硬いのが、苦手になってきたと書いてられた。が、柔らかすぎては八寸帯にならない。いつも使っている糊は、いい具合に硬いのだが、それは落ちるものなのだ。

それで、以前から、取れない糊にチャレンジしてみたかった。今こそ、そのとき。「こんにゃく糊」だ。

上の写真は、糊を溶かしているところ。

八寸帯 お誂え オーダー 注文

さあ、糊ができましたが、粘りが強くて、綛のままでは、糊つけ無理だな。一本糊つけ、するしかないな。

八寸帯 お誂え 注文 オーダー

はい、これが一本糊つけ。木枠に巻いた糸を、糊液をくぐらせて、別の木枠に巻き直すのです。

別角度から。下の動画も見てね。

 

*メルマガとって下さってる方へ。

先日配信の、《 some ori 通信 》16通目のメルマガ【こんにゃく号】に、私、こんにゃく粉を「5%」の糊液にしたと書きましたが、正しくは、「0.5%」の間違いでした。お詫びして訂正します。

付け加えますと、0.5%の水溶液ということで「owf」ではありませんので、そこんとこよろしく。

メルマガ、丁寧に読んで下さっている方が、いてくださって、身が引き締まります。ありがたいことです。

もし読んでみたい方は、こちらから。→

ヨコ糸を準備する

たくさま のONLY ONLY、本番用のヨコ糸の準備もちゃくちゃくです。色は、たくさま から送られてきた色見本を目標に染めましたよ。

ネップに入れた真綿も、こうやって、たくさま の色見本の上に、いろんな色糸を乗せてみて、色を吟味して、その決めた色を目標に染めたんですよ。

八寸帯 オーダー お誂え 注文

上の写真は、地にまぜる濃い色の糸。濃い色と薄い色を両方使って、杢糸を作ります。

八寸帯 オーダー お誂え 注文

染まったら、どんどん巻きます。

巻けました〜。

糸をつくる

 

たくさま のONLY ONLY、ご注文内容は、実はとてもシンプルです。しかし、シンプルなのが一番むずかしい。これ本当です。ただシンプルに織っただけじゃ、つまらないものになる。

たくさま は、糸味とか、風合いとか、凸凹とか、そういうの大事にされる方。それは、いっとう始めから伺ってる。どう応えるか?

うーむ、では、糸を作ろうかな。ネップとして差し色で入れるために真綿を入手し、12色に染めた。そのうち、4色はごく薄い色だ。それらを紡いで、タイコと前帯部分に、地の絹糸に添わせて織り込もう。

で、早速つむぎます。よかったら、上の動画ごらんください。

八寸帯 お誂え オーダー 注文

ほら、こんな風になるのです。これが表情になる。

ヨシダ、全身を使って、糸を作ります。

ちなみに、染める前の真綿はこれです。→
12色に染めたのはこれ。→  赤や青や紺などの真綿は糸でなくネップになる。

 

たくさま 、2回目の試しの返信

八寸帯 オーダー 注文 お誂え

2回目の試し織りをたくさま にお送りしたら、到着してすぐ「かなりいい感じ」とのメールが。ちょっとだけ安堵。

しばらくしてメールしてみると、「帯地は素敵に仕上げていただいているので大満足してます。差し色でちょっと悩み中。」との返信が。

お、お悩み中ですね。急がなくていいですよ、焦らずたくさまのペースでお願いしますと返信。しかし、帯地自体は気に入ってくださっているようで、ホッとしました。屋台骨がオッケーということだから、ひとつクリアと言ってもいい。

それからもうしばらくして、たくさま から、お手紙を添えた試し織りが、返信用のレターパックでやって来ました。

ふむふむ。たくさま から提起された問題点は3点。

1、ネップで入れた真綿糸の差し色のうち、青だけが目立って見える。

2、タレには差し色いらない。

3、試し織りに作っていた、「濃いところ」「中間」「白っぽいところ」は、「中間」で行きたい。

まず1は、、、うーむ。そうですね。試し織りでは、確かに青、目立ちますね。それに、登場回数も多かった。無くすのもありか?青のところを伏せてみます。うーむ。ちょっと寂しいなあ。個性的な青だから、入れると、山椒が効くみたいに、締まると思う。それに、たくさま 、「効かせた感じ」とか「にくい感じ」のカッコイイ系が似合われると思うのよね。この青、目立たないように、ごく少量、回数も少なく、例えば、タイコに3箇所、前帯に2箇所くらい入れることにしてはどうでしょう?

2は了解。色は入れないけど、凸凹は作りましょう。手先も同じでいいですか?

3も了解。濃淡を作るのではなく、全体的に統一感を出しましょう。

上記のように、メールすると、ご賛同いただけました。よっしゃ、それではいよいよ本番!

*写真は、試し織りの上に、差し色にした真綿を乗せたところ。この真綿をごくごく少量とって、ヨコ糸に撚り込んでから織るのです。右が出番を減らすことになった青。

地震、清正公

蛇の目紋 名古屋帯 九寸帯

大阪で大きな地震がおきて、なんだか落ち着かない。亡くなられた方のご冥福を祈るばかり。

震源地の近くは特に、まだまだ大変と思います。これから本震がきたりどうかしませんように。大雨が降ったりして、これ以上の被害が広がりませんように。

今回の地震、「慶長伏見の地震」と断層帯が同じって聞いてふっと思い出した。

熊本地震の後、「清正公の陣羽織」という個展をさせていただくことになり、加藤清正公について、ずいぶん調べたのだけど、そういえば「慶長伏見の地震」というワードが出て来たよ。

この時、伏見城にいて震災にあった豊臣秀吉の元に、いの一番に駆けつけ活躍したのが、清正だったのだそう。さすが、清正公。せいしょこさんは、築城や治水に抜群の腕を持ってる方なのだ。

熊本地震後の個展「清正公の陣羽織」展でやりたかったことは、我々みんながそれぞれ「Petit せいしょこ」さんになって、力を出し合い復旧して行きましょうってことでした。

今回も、大阪に向けて、清正公が駆けつけてくれてることと思います。全国から、ぞくぞくと、道やガスやエレベーターを直しに。近いうちには、心が明るくなることを携えて。

*写真は拙作「九寸帯 清正ゴールド」。蛇の目紋は、加藤家のご紋です。

たくさま 、2回目の試し織り

八寸帯 名古屋帯 お誂え オーダー 注文

たくさま のONLY ONLY、1回目の改善点を踏まえて、糸や真綿を染め直して、2回目の試し織りをします。

上の写真は、新しく染めた真綿。これをフツフツと織り込んで行く予定。洋服地でいうならツイードがお好みのたくさま 、ツイードチックな感じをこれらの真綿で出していきます。

糸も新たに染めて、糊をつけましたよ。巻いているのは、手伝いに来てくれたmoyu さん。この後、合糸して、小管に巻きます。

さあ、織れた。2回目の試し織りです。

全体像はこんな感じ。あれこれ説明を書き込みます。

ヨコ糸、けっこう色々入れてます。どこまで違いが出てるか分からないけど、そこはかとなく感じられると思います。

図面を書いて、お手紙を書いて、比較のために一回目の試し織りも入れて、今回もレターパックで、高松のたくさま に向け、発送します。

たくさま からお返事

八寸帯 名古屋帯 お誂え オーダー 注文

1回目の試し織りを高松のたくさま にお送りして程なく、レターパックが送り返されてきました。

たくさま 、感想やご希望を付箋に書いて貼ってくださってて、わかりやすい。ありがとうございます!
私が染めた色にはなかった希望の色も、ご自分で見本を探して、貼り付けてくださってます。こういう時、ものづくりは共同作業って思います。
お手持ちのお着物に合わせてご覧いただいたみたいで、「(数種に織り分けている試し織りの中で)〜〜あたりがしっくりなじんで見えました」などともお書きいただいてます。

こうやって、試し織り段階で、お客様と直接やりとりできるのが、ONLY ONLY の最大のいいところかも。
一般的には、お誂えと言っても、はじめに一度ご希望を伺うのみがほとんどだと思う。だって、そうしないと効率悪いから。
でも私はそれじゃ、本当にお望みのものって作れないと思うのよね。お望みって複雑だし、いっぺんには表現できないと思うのです。お客様もご自分が欲しい着物や帯の詳細を伝えるなんて、慣れてないのも当たり前だし。
こっちだって、お聞きしたことが体現できるのか、できたとしてモノとしてカッコいいのか、それをお客様が本当に望んでいるのか、、、「やってみないとわからない」ってのが、本音です。やってみないとわからないのだったら、やってみればいいじゃん。ねえ。だから、試し織りをして観ていただきます。

たくさま は、そのほかにも、

「この色はちょっと苦手です」

「この2色をこちらくらいにすると暗くなりすぎますか?」

「グレーっぽい、紺のような色はおかしいですか?」

「(真綿が織り込まれた)フツフツとした感じ好きです」

「(手持ちの帯に似てくるので)今回は黄みよりの地色は無しでお願いします」

などなどお書きくださってます。オッケーっす!だいたいの雰囲気的なものは大丈夫ですね。では、糸と真綿をお好みに染めましょう。黄みを入れないようにね。

*写真は染めの途中。

たくさま 、1回目の試し織り

たくさま のONLY ONLY、よっしゃ、いよいよ本番を視野に入れた、試し織りだ!

タテ糸、ヨコ糸、ネップに入れる真綿を、染めたり、巻いたり、いろいろ話は長くなるので説明は大幅に端折りますが、多々の準備段階をへて、織ってみます。

はい、織れました。さあこれをたくさま に見ていただくのだ。

詳しく説明を書いて、(でも、書きすぎないようにして。どうしてかと言うと、私が自分の思いを書きすぎると、たくさま の判断をじゃましてしまうかもしれないから。)

八寸帯 名古屋帯 オーダー 注文 お誂え

使った糸と、真綿は実物を貼り付けて、(真綿、可愛いでしょ。たくさま にどんな色を入れたいか、お聞きしたら、黄色系、紺系、赤系とのことだったので、それを中心に、地味系の色も入れて、合計8色染めたのですよ。)

お手紙を書いて、(達筆のお手紙をくださったたくさま に対して、パソコンの字で申し訳ない、、、、)

返送用のレターパックを添えて、高松のたくさま の元へお送りします!

さあ、どのような反応が返ってくるかな?

たくさまから、お手紙

この春のある日、たくさま がお手紙くださいました。

美しく、丁寧な優しい筆跡で、悪筆の私は見とれるばかりです。色見本も貼り付けて下さってるぞ。どれどれ。

おー、たくさま らしい、お地味な色だなあ。笑。

色のイメージはこんな感じと。生成りの糸と重なって、織り上がりはもう一段薄い仕上がりかなと思ってらっしゃると。淡い色目が良いなあ〜と、書いて下さってます。

これはまさに「たくさま ワールド」だなあ。ふむふむ、これをもっと薄くした色ね。よし、了解しました。

その後、たくさま 、お持ちのお着物の写メを送ってくださいました。

メールも行き交います。

たくさま 、毎回メールに、「思ったままを伝えておりますが、、、、」「あれこれと無理難題を好き勝手に申し上げますが、、、」などと少々恐縮した感じで添えて下さいますが、それは全く構いません。むしろウェルカムです。その方が、ご希望がダイレクトに伝わります。なんでも書いてください。

次のメールにまたまた大事なキーワードが!

「着物を始めたころから約20年がたち、手持ちの着物も帯も濃い色目が多く、今は『淡い優しい色目が欲しい』と思っております。(でも『パステル調ではない』です。笑)」(カギ括弧、ヨシダ)

む、これは、思ったより、ぐっと薄めで行っていいかもしれません。

着姿ギャラリー、更新しました。

着物 帯 着用

当サイトの名物コーナー、「着姿ギャラリー」を更新しました。私の織った、着物や帯などをお召しいただいているところの写真ギャラリーです。みなさん、とても美しく、自然で、楽しそうに、また自慢そうに(?)お召しくださっていて、ほんとーーにうれしいです。どうもありがとうございます。

今回、新たにお写真3枚、アップいたしましたので、ぜひぜひご覧くださいね。こちら→

3年前の個展「三角・吉田」の時の楽しそうなグループ写真も発掘されましたよ。

そしておまけのもう一枚は、、、、

 

着物 帯 着用 くまモン

じゃーーん!愛するくまモンとツーショット!

真綿、入手

八寸帯 オーダー 注文 お誂え 織り 

前回のブログの続きです。(よかったら、前回の写真ご覧になってくださいね)

たくさまに3枚の写真を送って、どれがイメージに近いですかとお聞きすると、、、

「1番が好きです!」

と即答される 。

「色の感じはもっと薄いのがいいですが、糸の感じは好きです!」と。

「差し色の糸の感じも好きです。もう少し短くてもいいかもです。」と。

そっか、、、、なるほど。1番か〜。それ、もっともシンプルなのだ。

うーむ。

1番の黒糸の代わりにグレーを染めてそれ一色で織ることにして、ところどころ差し色でネップを挟むのだったら、簡単といえば簡単なのだけど、たくさま が求めているのはそれではない気がするんだよな。もう一つ、何か見つけたい、、、

うーーむ。悩むなあ。考えても埒あかんから、では、まず外堀から埋めよう。

たくさまが気に入られているネップにする真綿を用意しよう。

真綿ってご存知ですか?綿っていうと木綿を想像される方いらっしゃいますけど、真綿は絹です。繭を煮て、拡げたものです。ふわふわしています。

ロットの関係で、たくさま の分だけを買うのは無理なので困っていたら、上の写真のような上等な真綿を、染織仲間が、譲ってくれました。なんとありがたい。

16通目のメルマガ【こんにゃく号】

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。
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こんにちは。

お元気ですか?

今にも梅雨入りしそうな、ここ関東平野南部です。そちらはどうでしょう?もう梅雨、始まりましたか?

私の仕事場兼住まいの、共同住宅の庭で、野良猫が出産し、いま可愛い盛りです。5匹ほど、いるんじゃないかな。

天気のいい日の朝と夕方、じゃれ合いながら、庭を駆け回り、柿の木に駆け上り、まあ元気なこと。

ベランダから見てる私は、微笑ましい半分、これはどうしたものか、、、半分です。

すでに大家さんや、市の環境課に電話して、どうすればいいのか聞いてますが、なかなか難しいですね。

避妊させるのがいいとわかっていても、捕獲器があっても捕まえるのは易しいことではないらしいです。

しばらく、悩みながら見守ろうと思っています。

《 目次 》

1. こんにゃく糊

2. 一本糊付け

3. お誘い

___________

1. こんにゃく糊

織りをやっていて、何が面白いかと言われれば、究極的には糸と糸を出会わせて、布という3次元の立体を作るってことでしょうか?

糸の性質を生かし、また、その性質を変化させて、組み合わせて、思うような布を作りたい。その一心で、日々試行錯誤です。

最近の私は、八寸帯を作ることが多くあるのですが、八寸帯の求めるところは、帯芯を入れず、布地だけで、張りを持たせることです。

精練した絹は柔らかいので、求める張りが出ないのが、長年の課題でした。

糊をつけると、パリッとしますが、それはゆくゆく落ちてしまいますものね。

落ちない糊を探しているのと「こんにゃく糊」というワードに当ります。和紙の作家さんの中には使っている方いらっしゃるみたいですが、なかなか手強そうだし、手織りの世界で使っている人、あまり聞かないので、躊躇していました。が、どうもこれしかないんじゃないのとと思うようになり、チャレンジしてみました。

こんにゃく糊って、ようはこんにゃく芋の粉です。凝固剤を入れるとこんにゃくになります。糊の状態で固まると、強度と防水性が出ます。

私の普段の糊付けは、布海苔(ふのり)や小麦粉なのですが、さて、その違いは?

 

2. 一本糊付け

早速、こんにゃく粉を、5%の糊液にしてみました。

わー、小麦粉などより、ずっとずっと粘ります。粘りすぎ。これでは綛のままの糊付けは、くっついてしまって厳しいな。よし、一本糊付けだ!

普段は、糸の束のまま、糊液に浸して、絞って乾かすという方法なのですが、今回はそれが無理っぽいので、糸を解けるようにして、糸端から出して、一本の状態で、糊液をくぐらせながら、巻き取って、それを綛に直して乾かし、さらに巻いて使うという方法を取りました。

膨大な手間です。糊というのは、染色や織り作業と違って、乾いてしまえば、見えなくなりますので、なんか虚しい(笑)。でも、求める布を織り成すためには、これしかない(いまのとこ)。

糸はいい感じで乾きました。これから織ってみます。楽しみです。

この糸は、ただいまブログでメイキングを連載中の「たくさま 」の帯になる予定です。どうか、推移を見守ってくださいね。(ブログ上では、まだこの話まで進んでません)
http://www.someoriyoshida.com/blog

 

3. お誘い

大和の骨董市にご一緒しませんか?

私の住む、神奈川県大和市の名物行事です。毎月第3土曜日の早朝から、大和駅界隈(小田急江ノ島線、相鉄線)でやってまして、次は、6月16日土曜日です。

結構、大規模なんですよ。あちこち覗いてフラフラ歩くと、夢中になって、あっという間に時間がすぎます。

ご一緒といっても、お買い物自体はマイペースがいいかとも思いますので、ずっと一緒に歩き回るというのではなく、それぞれのご都合でやってきて、それぞれのペースで散策し、途中合流したい人は合流して、昼すぎ頃にみなさんと落ち合って、どこかのお店に入り、ご飯を食べたい人は食べ、ビールを飲みたい人は飲み、戦利品を披露してくださる方はそうしていただくというのはどうでしょう?

きもの好きなメンバーになれば、きもの談義もいいですね。このメルマガも男性読者も増えてきました。老若男女みんな揃うってのが、理想だなって思っています。興味のある方、このメルマガに返信する形で、お気軽にメールください。

骨董市のサイトはこちら
http://www.yamato-kottouichi.jp

___________

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》16通目のメルマガ【こんにゃく号】をお読みいただき、どうもありがとうございました。

ご感想、ご意見ございましたら、このメールに返信する形でお送りください。

配信停止をご希望の方は、タイトルを「配信停止」として、このメールをそのまま返信してください。

これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。

どうかよろしくお願いします。

___________

きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

たくさま 、試し織り以前

たくさま のONLY ONLY、ご希望は地味めなのはよく分かりましたが、イマイチ、私、つかめてません。こういう時は、体、動かしたいな。ちょっと織ってみよう。たくさま のの試し織りというより、やってみたいという好奇心から。ちょうど、一本織り終わって、機が空いたのもあり。いろいろ実験をして模索をしてみよう。

まず、上の写真。タテ糸は白っぽく。ヨコに黒を。たくさま のお好みはもっと淡いとわかってるのだけど、杢っぽくするにはある程度色の違いがあったほうがいいのよね。ちょうど黒のキビソがあるから、それで織ってみた。画面上のストライプになっているところは違います。また別の実験。

上の写真だとピンクしか見えないけど、何色か真綿をネップ状にして織り込んでみた。

むー、こんな感じでいいの?ひねりが足りなくない?

八寸帯 注文 オーダー お誂え

よし、じゃあ、タテ糸にブラッシングカラーズ やってみよう。淡めのグレーにしたつもりが、結構濃いな。

ブラッシングカラーズ を淡いベージュにしてみた。

これらの写メをたくさま に送ってみよう。

こんなことをしていた頃、メルマガ上で、横浜のそごう美術館で開催される「池田重子展」のご案内をさせていただきました。そしたらなんと、たくさま 、高松からお越しくださったのですよ。私は都合つかず、お会いできなかったのが残念でしたが。

この行動力に「ブラボー!」と喝采をあげたくなりました。観たい、行きたいと思えば、少々遠くても、スケジュールをやりくりして体を移動させる。できそうでできません。思い起こせば、たくさま 、熊本にもお越し下さいましたものねえ、、、。行動力というか、瞬発力というか、好奇心というか、、、すばらしい。大好きです。

八寸帯「Olive and Lemon(オリーヴ & レモン)」

こちら、八寸帯「Olive and Lemon(オリーヴ & レモン)」です。4月の伊勢丹でお求めくださったお方が、インスタに上げてくださって、大感激しました。きものや小物を変えて3パターンも。うれしいなあ。やはり、帯は、それぞれにコーディネートして締めてくださった時が完成ね。

帯の全体像はこちらです→

八寸帯 手織り 紬

この方に、先日ばったりお会いして、立ち話が大盛り上がりしました。

「ミホコさんの帯は、素朴でおしゃれ」って。「軽くて最高の締め心地」ですって。その上、「私の着物によくあうんですよ。次はどういうコーデをしようなワクワクがとまらない🎵」ですって!!!

やったー!

このお方、着付けサロン「牡丹」の先生です。プロの方に認められて、うれしい限りです。写真は、インスタからお借りしました。お教室の案内はこちらです

たくさま とやりとり続く

八寸帯 オーダー 注文 手織り お誂え

たくさま とのメールのやりとりは続きます。

写メがもう一枚、送られてきました。こんな感じのベージュ杢(もく)が好きです、って書き添えられている。これはソックスなんですって。こんな感じの帯か〜。お地味ではあるが、すっごくおしゃれなものになるな。

メールを読むと、

「またまたひとりごと。素人が好き勝手言ってると笑い飛ばしてくださいませ。

タテ糸かヨコ糸かわからないですが、どっちかは生成りの無地。糸が太いとこと細いとこがあるような…

もう片方は、グレーのようなベージュのような色がベース。1割くらいの部分にランダムに、赤や紺、茶や黄色、橙、 緑、紫や、、、。色が入るのはお太鼓と前帯あたりで良いかな。」

いやいや、すてきです。何がご自分に似合うか、ちゃんとわかってらっしゃる方です。徹底してらっしゃる。

杢ねえ、、、どうしようかな。

たくさま 、続けてもう一枚、たまたま見つけたと言う、いい感じの写メ送ってくださいました。色はもう一段、薄くて淡いのがご希望とのこと。

ふむふむ。メールのやり取りを続けて、いくつか新たなキーワードも出てきました。曰く、、、

– 単衣の時期にも締めたい。

– 重く、厚く、硬いのは苦手。

– 凸凹好きです!

たくさまとのやりとり

八寸帯 オーダー お誂え 注文制作 手織り 紬

たくさまと、メールのやりとりがはじまりました。お話を聞くと、たくさま 、相当お地味目の帯をご希望です。

メールのやりとりで出てきたキーワードは、

– 帯地に表情があるのが好き。ツルッとしたのではなく。

– 白っぽいのが欲しいな。鮮やかなパリッとした白でなく。

-(拙作)グレイッシュバンピーが好き。でもいま欲しいのは、グレーじゃない。(帯の画像→

-(拙作)ナチュラルアースも好き。(帯の画像→帯地着姿

-(拙作)ブラックパープルも好きだけど、今回は白っぽいのが欲しい。(帯の画像は、ここのページの下の方にあります)

– 洋服の生地だと、ツイードも好き。ベースの色にさまざまな色が見え隠れしているところ。きなりベースに赤や茶、紺色、水色、黄色とか、そんなものアリ?

 

うわーー、これはかえって難しいぞ。さあどうする?

それで、私は、何かピンとくるものがあれば、写メ送ってくださいとお願いしました。洋服地でもなんでも、こんな帯だったらいいなとかあれば。カーペットとか、カーテンとかでもいいですし。布地でなくても、壁でも、何かのパッケージでも。

とお願いしましたら、さっそく上のような写真を送ってくださいました。お手持ちのカーディガンだそうです。ふむー、これをどうやって、帯として昇華させるか。難問です。

たくさまから電話

八寸帯 オーダー 注文 お誂え

2016年11月20日に、熊本で1日だけお会いした、たくさま。ご縁はそれっきりになってました。

そして時はたち、2017年の9月8日、このウェブサイトをリニューアルしたばかりで、まだご挨拶状も出さない時、ふっと固定電話が鳴りました。

「あの、、高松の〇〇です。熊本でお会いした、、、、」

とおっしゃるたくさま。〇〇は苗字です。瞬時にはわからず。でも、声の様子などから、、、

「ああ!!!!熊本でのお食事の時、斜め前に座ってらした方ですね!!!」

うっわー!電話いただけるなんてびっくり。それもサイトリニューアル公開してすぐのドキドキしている時に!

お話を聞くと、たくさま、ちょうど私のサイトを開いて見たら、新しくなっていたので、お祝いをと思って電話してみようって思われた由。なんと、うれしい。感激しました。

で、いつか帯と思いつつ、なかなか依頼できずにいたけど、欲しい気持ちが高まって、、、みたいなお話しもして下さる。

だったら、ゆっくり進めましょう。やりとりはメールがいいですよね?メールアドレス、教えてください。口頭だと間違えるから、よかったら、サイトのお問い合わせから、一度メールくださいよ。

あ、または、メルマガも取ってくださいません?それだったら、メルマガの申し込みからメールいただければいいですよ。

というわけで、たくさまは、最初期からのメルマガ読者です。笑

*写真は、その後のたくさまとのメールのやりとりをプリントアウトしたもの。印刷しておかないと、消えちゃうじゃないかと心配なんですよね。画像、荒くしたから、判読できませんよね?

ONLY ONLY 、たくさまスタート!

八寸帯 オーダー お誂え 注文制作

さあ、新たなるONLY ONLY をはじめましょう。今回のヒロインは、「たくさま」。お作りするのは、八寸帯です。

たくさまとの出会いは、2016年11月20日です。2016年というのは、忘れられない大きな年。そうです、熊本地震があった年です。思いも寄らない大地震が故郷熊本を襲いました。直後はあたふたするばかりで、何もできませんでした。

ちょっと落ち着いた頃、「美保子さん、熊本で個展しないの?みんなで復興応援かねて見にいくのに。」とおっしゃってくださった方があったのです。

「!」

そんなこと、思っても見ませんでしたが、相談して見ましたら、熊本のいけてる呉服店の和の國さんや、着物ライターの安達絵里子さんの全面的な協力をいただき、あれよあれよという間に「清正公の陣羽織」と銘打った個展を開催することができました。

その個展に、「きもの真楽」という着物好きのグループの皆さんが、誘い合ってお越しくださいました。関東、関西からがメインですが、名古屋や香川県の高松からもお越し下さった方があったのです。

たくさまは、その高松から熊本へ、瀬戸内海を渡って、なんと日帰りでお越し下さった方なのです。

*写真は「清正公の陣羽織」展。和の國さんにて、みなさんと。

M’s HEART のまり子さんです

手織り 帯 紬 九寸帯 鹿児島

こちら、まり子さんです。鹿児島の着物好きな方々に大変頼りにされていて、着付け教室も主宰されてます。

締めて下さっている帯、私が織ったものなんですよ。お似合い。うれしいなあ。

先日、写真を送って下さったので、こちらでもお披露目させていただきますね。

うわー、さすが鹿児島!目の前は錦江湾ですね。雄大な桜島。地元鹿児島をこよなく愛するまり子さんです。

九寸帯 カジュアル着物 普段着きもの 紬 帯

くるっとこちらを向いていただくとこんな感じ。エネルギーが湧いてくる帯です。

まり子さん、写真に添えて、こんなメッセージくださいました。

「今日は、午前中着付け教室でした。あなたの帯を締めて、生徒さんへもあなたの話をしたり、ブログをオススメしたりしてました。
この帯、いろんな場面でいろんなお着物に合わせています。紬や風通織の無地などにも。粋な着物もこの帯なら優しく温かな雰囲気に。軽めのお茶会なら気軽な感じではんなりと。本当に作り手の気持ちが、いい感じで表現されてて癒されます。」

ありがとうございます!

今回、まり子さんが、きよさま とのご縁を繋いでくださいました。とてもありがたいことです。まり子さんがいなかったら出会えなかった方と出会えました。

ONLY ONLYの制作 も、きよさま が信頼を寄せているまり子さんが間を取り持って下さったので、スムーズでした。めでたし、めでたし。

今回のように、ONLY ONLY 興味ある方で、懇意の着物屋さんやギャラリーさんがいらっしゃる場合は、その方を通して下さって、もちろんウェルカムです。私としても輪が広がって、うれしいです。

また着物屋さんの立場の方が、うちのお客様でヨシダのが合いそうな方がいらっしゃるわって場合も、ぜひぜひ繋いでくださいませ。
どうかなんでもお気軽にお問い合わせくださいね

きよさま 、仕上げ

きよさま の帯、織り上がりましたよ。

早速仕上げをば。

まず蒸します。温度を与えることで、発色と定着するんですよ。その後、たっぷりの水で洗って、余計な染料などを洗い落とします。そして、仕事場いっぱいに張って、乾燥させます。

上の写真、手前がお腹の部分です。地色がクリーム色なのお分りいただけると思います。その先、地色の色がごく薄いグレーになります。三角が三つあるところがおタイコで、その先にちょこんと一個だけある三角がタレです。

こういうおタイコと前帯で、地色が違うのって、ONLY ONLY ならではです。オリジナル制作ではまずしません。きよさま とお話しした時、パッとご希望おっしゃられたのです。きっと、潜在的にこういうのがあればいいなって思ってらしたんじゃないかなあ。ご希望を叶えられてよかったです。

八寸帯 紬 ふだんぎ着物 カジュアル着物 手織り

下から覗くとこんな感じです。伸子を張って、織り幅を整えます。

上の写真は手前がおタイコ。

さあ、ここまで行ったら湯のしに出して、検反してお納めです。今回は、まり子さんが、お仕立て、ガード加工などをして下さって、きよさまのところに届けて下さいます。

ですので、完成したお写真は、そのあと、お披露目させていただきますね。仕上がりはやっぱりまずONLY ONLY の主人公であるきよさま にいっとう最初に見ていただきたいものね。

というわけで、きよさま ストーリー、中締めさせていただきまして、完成形はまた後日載せますね。乞うご期待!

15通目のメルマガ【黄茶の染料号】

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こんにちは。

五月も終盤、緑が濃くて、虫が飛んで、夕方いつまでも明るくて、初夏の様相となってきましたね。

お元気いらっしゃいますか?

最近、ずっと気になっていた染料のある「色」について調べました。

専門的になりますが、今日はそのことについて書こうと思います。よかったら、お付き合いください。

《 目次 》

1. 黄茶の染料

2. 教えを乞う

3. 染料店

4. ほんまもんの目利き市

___________

1. 黄茶の染料

私が絹糸を染めるのに使っている染料は、「酸性染料」です。染料はいろいろあるのですが、特に絹を染めるのには、この酸性染料が最適と思っています。色数が豊富で、混色が自由で、発色がきれいなところが長所です。

ところが、長年使っていて、自由に色が出せるはずなのに、困った色が一つあるなと思っていました。「黄色に寄った茶色が思った色と濃度にならない」のです。

長年の懸念でした。

赤茶系は思った色になるのですが、黄土色を含む黄色味の茶色は、染料を調合して色を作るのに大変難儀していたのです。

染料の仕入れ元も、田中直染料店と藍熊染料店の2社使ってますが、どちらで買ってもうまくいかず。田中直さんには思う色の商品がなく、藍熊さんには黄系の茶色はあるのですが、濃度が薄いのです。

どうしてもうまくいきません。

 

2. 教えを乞う

それで、解決するぞと決心して、教えを乞いました。一人でもんもんと悩んでいても解決しませんものね。

質問させていただいたのは、このsome ori 通信でも以前ご紹介した染太郎先生です。私、先生には絶対の信頼を寄せております。染めの神様!

ありがたいことにすぐにお返事いただいて、黄茶の色がないなら混色を試せと。

この混色、もちろん、今までもやってましたが、ごくごく薄めてやってみるというのが、染太郎先生のアドバイスでした。濃いと効果が見えにくいと。

絵皿にとって、10~20倍にも薄めるのです。それを筆先で、ごく少量から混色して行く。そして布に垂らしてみる。クマになれば均染剤を使う。

なるほど。すぐ実験です。

茶系2色と補色の緑系3色を少しずつ調合していきましたが、エンドレスで組み合わせがあります。結果、欲しい色そのものズバリではありませんが、「この傾向の色が欲しい」というまでは導くことができました。もっと粘ってやれば、きっと、ズバリが出せると思います。

 

3. 染料店

求める色は出せそうになりましたが、私の中のモヤモヤはまだ払拭されません。それは、なぜ、黄茶を染めるちょうどいい濃度の染料が売られてないの?という疑問です。

それで、発売元の藍熊さんと田中直さんに電話して、聞いて見ました。

その結果わかったのは、茶系の染料はもともと微妙で、黄茶の色素はとても薄いのだそうです。調合して作るのはすごく難しいものだってこと。黄色は特に要注意。それを分かって使いこなすしかない。

例えば、絵の具や顔料は、物質と物質が混ざって混色されるから目で見て分かるけど、染料はそこのところがちょっと違って、繊維に染みていって初めて着色される。

むー。

染料への探求はまだまだ続きます。

 

4、ほんまもんの目利き市

善林英恵さんとコラボで作っている鞄が、この度、京都で初お目見えです!

「ほんまもんの目利き市」と銘打ったフリーマーケットに展示スペースを設けてくださることになりました。

A4サイズが入る、カジュアル着物にあう鞄。もちろん洋服にも大活躍。ぜひ手にとってご覧ください。

5月27日日曜日、京都上京区笹屋町で、1日限りですので、関西にお住いの方はもちろん、この日、京都にお出かけになる方も、どうかお見逃しなく。

詳細は以下のブログをご覧ください。

http://www.someoriyoshida.com/blog

___________

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配信停止をご希望の方は、タイトルを「配信停止」として、このメールをそのまま返信してください。

これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。

どうかよろしくお願いします。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

京都にて!

和装バッグ カジュアル 着物 A4

ジャーン!京都デビューです!

カジュアルな着物姿にバッチリ合う、A4サイズの鞄、善林英恵さんとのコラボで進めておりますが、この度、京都でお披露目いたします。

「ほんまもんの目利き市」と名付けたフリーマーケットに、展示スペースも設けて下さることになりました。西の方、この機会にぜひ、お運びいただき、実際に手にとってみてくださいね。善林さんが会場にいて下さるので、ONLY ONLYで鞄制作をお考えの方も、ご相談ください。

「ほんまもんの目利き市」にはこの他にも、アクセサリー類(シルバー鍍金×半貴石など)、食器類やヴィンテージ着物などが並びます。和装関係サンプル品の大放出もあるとのこと。楽しい会になりそうです。

5月27日の日曜日、1日限りです。関西在住の方はもちろん、この日たまたま関西にいる人も、ぜひ覗いてください!

それからこの会の目玉として、「超初心者向け・ふだん着物相談&座談会」も無料で開催されるとのこと。これは10時からと13時からの1時間ほどだそうですので、もしもこれから着物を着たいって方は、この時間をねらってお出かけになるのもいいと思います。

フェイスブックに詳しいページができてますので、そちらをご参考の上、ぜひお出かけください。

ほんまもんの目利き市
5/27(日)9:30-17:30
場所・京都市上京区笹屋町通り千本通り東入笹屋町3丁目635 長艸繡巧塾寮一階 (社)十一・二内  雪柳庵
tel075-414-1140(開廊時間帯のみ)

場所前に自転車・バイク駐輪可能です。
地図はこちら http://sewingclass.wixsite.com/kyoto/acess

きよさま 、織ってます

八寸帯 紬 手織り オーダー お誂え

ONLY ONLY、きよさま の八寸帯、織ってますよ。もろもろ準備を整えましたので、あとはGO!GO!

しっかり打ち込みながら、織り進めます。

ほら、ここに織った部分が巻かれて行きます。だんだん太くなって行きます。

きよさま 、糸の準備

八寸帯 オーダー 絹糸 お誂え 手織り 紬

きよさま のONLY ONLY、もろもろ決定しましたので、あとは実行あるのみです。

まず、糸。

糸は上の写真のものがヨコ糸です。この糸、懇意にしている糸屋さんが、ヨシダ用に作ってくれたのですよ。ちょうどいい太さと質のものが売られてなく困っていたら、作ってくれました。ま、ロットも多いし、お値段もそれなりなのですけどね。

その糸屋さん曰く、「絹糸は、安かろう悪かろうだから、人様に売っていくなら高いの買いな。そうすれば、質がいいものできるし、お客さんにも信用される。」

うぐっ。確かにそうだ。この糸屋さんとは、かれこれ、15年くらいのお付き合い。毎度お高い糸を買って、やりくりにヒーヒー言っております。

染めは、薄いグレーとクリーム色に。グレーの方は、後ろ姿担当で、タイコ、タレ、手先に使います。クリーム色は、前帯部分担当です。グレーの方は銀色、クリーム色の方は金色の印象です。

きよさま 、デザイン最終決定

八寸帯 手織り 紬 オーダー お誂え

きよさま のONLY ONLY、ヨコ糸の太さ、まり子さんがすぐ返事くださり、ご自分ももうちょっとしっかりさせた方がいいのではないかと思っていたとのこと。八寸帯は芯を入れない前提で作りますので、大事なのです。よかった、合意した。太くしましょう。

さて、では最終稿を決着させて行きましょう。

タレには、色の筋は入れないつもりですけど、いいですね?あと、手先はどうしよう?スッキリ無地でいいかしら?

これは、完全にお好みなのです。今までの経験からいうと、関東の方はスッキリ系を好まれるので、タレと手先は柄がない方が人気で、関西と中部の方は隅々まで仕事がしてある方がお好みかな。

きよさま とまり子さんに連絡しました。

そうしましたら、手先には色の筋が入っていた方がいいとのこと。華やかな方をお好みなんですね。了解。じゃ、紙で、小型帯を作ってみますね。縮尺は合ってますから、こんな感じの帯になります。

きよさま 、2回目の試し織り

八寸帯 オーダー お誂え 手織り 紬 

きよさま のONLY ONLY、ご希望が出そろったところで、2回目の試し織りをしましょう。糸づかいは、本番と同じで、、、、染料も本番を見すえた調合で、、、、

まあ、2回目もとにかくやってみるのです。糸を準備して、染料を作って、ブラッシングして、織って、蒸して、水元して、、、、

と、一通り、全部やって見ました。こうすると、本番の帯とほぼ同じ、布になります。ためつすがめつ、ながめます。引っ張ったり、折り曲げたりもします。(上の写真の手前が2回目の試し織り。奥は1回目の試し織り)

ふと思いました。タテヨコ、バランスいまいちだな。ヨコ糸、もうちょっと太いほうがいいのではないか?それで、計算を入れます。今織っている糸の太さは、前回のと比べてどうだろう?糸の種類が違うから一概には言えないけど。精練済みだから、セリシン落ちて練り減りしてるし。

うむ。これは、太くしたほうがいい。よし、きよさま とまり子さんに相談してみよう。

きよさま 、デザインのし直し

八寸帯 オーダー お誂え 手織り 紬

きよさま のONLY ONLY、1回目の試し織りをお送りしましたら、きよさま とまり子さん、お二人でご覧になって、あーでも無い、こーでも無いと、楽しい時間を過ごしてくださったようです。こういう時間が一番楽しいね。

試し織りといっても、布感は本番とほぼ同じですので、実感わかれたことと思います。

それで、きよさま のご要望によると、「ヨコ糸は座繰り糸の太めでいく」「三角の黄色は落ちついたイエローにする」「筋に入る色糸は、黄色、深緑、空色、銀色の4色にする」「タレにも三角の柄を入れる」などでした。

オッケーっす。ではデザインをし直ししますね。

まず、三角の位置と大きさを整えて、次に筋の色糸の入り方を決めましょう。4色のバランスをどうするかな?黄色を多くして黄色の帯の印象にするか(上の画像の左)、深緑を多くして、大人っぽい感じにするかだな(上の画像の右)。イラストレーターでふた通り作って、画像を添付して、メッセージします。

まり子さんがきよさま と相談してくださって、深緑多めの右の画像となりました。落ち着いた感じですね。汎用性ある帯になりそうね。

 

 

着姿ギャラリー、更新しました

着姿 着物 和服 特注 オーダー

サイトの「着姿ギャラリー」を更新しました。「着姿ギャラリー」というのは、私が織ったものを、実際にお召しいただいているお姿を載せさせていただいているページです。今回、4枚、新しい写真を載せさせていただきました。ぜひ、ご覧になってくださいね。

私、自分のサイトの中で、このページが一番好きかもしれないなあ♡機織りしてきてよかったなあと思うのです。

ぜひ、ご覧くださいね。→着姿ギャラリー (サムネイルをクリックしてください。大きくなります。)

よかったら、こちらも→some ori マーケット(通販)

 

14通目のメルマガ【出かけた先で号】

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こんにちは。天候が定まらないこの頃ですが、お元気でいらっしゃますか?

先日、「日本伝統工芸染織展」と「国展」と「こいのぼりなう!」に行ってきました。

ご存知の方も多いとは思いますが、「日本伝統工芸染織展」と「国展」は、染織界のツートップの公募展です。

「こいのぼりなう!」というのは、国立新美術館で開催中の展示会で、テキスタイルデザイナーの須藤玲子さんの布をこいのぼり型にして、大きな会場中をダイナミックに泳がせるというインスタレーションです。

今回のメルマガは、出かけた先で思ったことなど書いています。大っぴらには言えない内容ですので、オフレコでお願いします(笑)。

《 目次 》

1. 伝統工芸展と国展

2. 着るのか?

3. こいのぼりなう!

4. 宣伝

___________

1. 伝統工芸展と国展

「日本伝統工芸展」と「国展」は、大変に権威のある公募展で、多くの染織家が入選を目指して出品しますし、常連の方々は、日本を代表する有名な作家さんです。

私は、なんとなく、「ここを目指すぞ!」という気持ちになれず、今まで出品することなくやってきました。しかし、機会があれば、会場に出かけて、拝見することは続けてきました。

今年も、よかったですよ!

やはり、今、染織をやってる人たちの最高峰だと思います。すごいです。

*日本伝統工芸染織展の、東京での展示会は、5月14日までです。その後、京都、岡山、福岡を巡回するようです。
*国展の、東京での展示会も、5月14日までです。その後、名古屋と大阪に巡回するようです。

 

2. 着るのか?

しかし、一方で、こういう公募展で展示される着物や帯は、力がこもりすぎて「着るものなの?」と思うものもあります。国展に出品されている大きな布は、「これ、なんにするの?」と思わざるを得ません。

*伝統工芸染織展の出品作は、「着物」「帯」がほとんどで、「帯締め」などが少数出品されています。一方、国展の出品作は、「着物」「帯」のほかに、でっかい布があるのです。

「着物」や「帯」も入賞するためには、目立つことや、技巧を凝らしたものであることも求められるのでしょう。完璧さを追求しているのか、「大変そうだなあ」「こもってるなあ」っていうのが、第一印象だったりするものもあります。

着はしないし、用途はないけど、すごい、美しいってのもいいかもしれません。そういう世界があってもいいとも思います。しかし、少々のモヤモヤは残ります。

3. こいのぼりなう!

先日は、そのツートップの公募展の後に、こいのぼりなう!展を観たものですから、いろいろ考えてしまいました。

「こいのぼりなう!」は、今回はインスタレーションで、会場全体で一つの世界観を作っているものでした。マイナスイオン出てるの?ってくらい、気持ちよかったですよ。

こいのぼりの布たちは、本来は洋服やインテリアなど、明確な用途があります。その特別な用途のために、特化して作ったマスプロダクツです。

*須藤玲子さんは「布」というブランド名でテキスタイルを作っている方なので、「布」さんの布と言った方が、通じるかもしれません。

で、それらが、すごい情熱で、エネルギーに満ちているのです。

布は、用途があるものなのだ。誰かの何かに役立つということが、布が生きるということだ。

そんなこと、思いました。

例えば、「アウターにする布」という命題があったとして、それに向けて、須藤さんを中心とした何人ものチームが、あらゆる試行錯誤とアイディアと技術と努力をぶつけ合い、昇華させて行く、、、、。

やりきった清々しさがある布なんです。それはマスだから出来るんだ。

かなわんなあとも思いました。

では、手織りの作り手がすべきはなんなんだ?

この日のことは、ブログにも軽く書いていますので、よかったら見てください。上から2番目の記事です。「こいのぼりなう!」の写真もあります。ブログに書いた方は公表用で、こちらに書いたことは、オフレコですので、そこんとこ、よろしく!(笑)

http://www.someoriyoshida.com/blog

4、宣伝

自分の宣伝もさせてください!

染織吉田の通販「some ori マーケット」、更新しています。

用途、あります!使えます!!役に立ちます!!!

ぜひ、御許へ。

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染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》14通目のメルマガ【出かけた先で号】をお読みいただき、どうもありがとうございました。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

きよさま 、1回目の試し織り

八寸帯 お誂え オーダー

きよさま の「急がなくていいのよ」という優しいお言葉に甘えて、私はその後、別の仕事にせっせと邁進しておりました。そしてこの春になって、さあいよいよ、きよさまの番 !

私は、まず「やってみる派」です。やってみて、お客様と一緒に「見つける派」です。今回は、きよさま とまり子さんがいてくれるから、三人よれば百人力です。

さあ集中して。長くなるので、説明は端折らせていただきますが、まずタテ糸の準備。ブラッシングの染料の調合、提案できるよう数種類。ヨコ糸の準備数種類。これは本番用とは別に。デザイン起こし。ささ、試し織りをしましょう。

その中で何を見つけるか?きよさま は、拙作「スタイリッシュな三角」をお気に召してくださってるのだけど、私としてはただの色違いではなくて、もっときよさま にぴったりのものを作りたいのだ。

そして、思いの丈を説明したお手紙を添えて、遠く鹿児島に向けて、レターパックで発送します。実物を見ていただくのが一番ですものね。

お出かけ

昨日は夕方からお出かけ。半蔵門線にひたすら乗って、三越前へ。目指すは、日本伝統工芸染織展。さすがレベル高くてピシッとしていて面白かったです。

岩井香楠子さんの染めの下図の展示もあって、ほおーと見入りました。作家の頭の中、見た感じ。微に入り細にわたり計画されてるなあ。ドキドキした。

あと、展示の中で一番心に残ったのは染めの人間国宝の森口邦彦さん。さすが、大胆で美しくて、よかったなあ。美と技術がピタッとあってる感じしました。(日本伝統工芸染織展は5月14日までの開催です

で、三越新館から駆け下りながら、時計をチラ見。まずい、6時20分だ。半蔵門線に戻って、大手町で乗り換えて、乃木坂へ。はい、目指すは国立新美術館。国展に駆け込みます。金曜は夜間オープンの日です。

国展の会場は天井が高くてせいせいするね。染織しか見てないのだけど、染織も着物や帯に限らないのが自由でいいな。毎年出してる作家さんたちを見るのも楽しみです。ああ、この人、がんばってるなあ、よし私もって、勝手に元気をもらってます。初入選にも親しい人が!おめでとう!(国展も5月14日までの開催です。)

その後、同じく国立新美術館でやってる「こいのぼりなう!」を拝見。めちゃくちゃ面白かったです。須藤玲子さんのデザインされた数々の布がこいのぼりになって、大きな空間をダイナミックに泳いでいる。見るひとは床に置かれたソファーに体を沈めて、仰ぎ見る。これが気持ちよかった。

とても情熱的な布だった。その情熱が泳ぎまわるのだから圧巻でした。こちらのテキスタイルは、機械織りで作っているけど、手仕事って言っていいと思う。個人作家の手仕事ではなくて、もうちょっとだけマスプロダクツなのだけど。

こういうの見ると、個人作家がやらなきゃいけないもの、見えてくる。情熱で負けてない?

こいのぼりなう!は、5月28日まで。写真は全てこの会場で撮りました。)

ご希望を書き出す

さて、この日、きよさまとまり子さんと、話したことは、、、、

私がまずお聞きしたかったこととは、、、、

今回の帯、1番のミソは、ブラッシングカラーズで入れる、黄色の三角の色だと思うんです。

黄色と言ってもいろいろあります。レモン色、山吹色、クリーム色、濃い黄色、ペールな黄色、パステルの黄色、濁らせた黄色、、、、いかようにもなるし、ここで、その帯の特徴が決まります。特徴って、いまの言葉でいうと、キャラと言ってもいいかもね。

どんな黄色をお望みですか?

きよさまにお聞きすると、ほとんど偏りのない、どストライクの黄色をお望みです。強くてきれいな黄色です。ちょうど、この日、まり子さん、私の織った帯を締めてきてくださったのですが、その黄色。たんぽぽ色とも言えるかなあ。

筋に入れる糸の色も大事です。どうしましょう?すると、くるっと部屋中を眺めるきよさま。「こんな色がいいわ」とおっしゃったのは、我が家にあったすでに染まってる、空色とダークグリーンの糸。まあ、これがもしそのものズバリだったら、これ使いましょうか?

あと、銀糸をお望みです。銀を入れて華やかさを出しましょう。

そして、もう一つのお望みが、地の色をおタイコと前帯部分で、少々変えることです。こっちは、私が持っている色見本をお見せして選んでいただきました。おタイコは薄いベージュ。前帯は薄いクリーム色。ふむ。面白いね。

よっしゃ、一旦ノートに書いたご要望を、まとめて紙に落とし込みますね(上の写真)。後日、まり子さんにお送りしますので、一緒に確認してくださいね。

 

きよさま、お越しになる

only only きよさま オーダー 着物 お誂え

昨年の9月22日の午後、きよさまと、まり子さんと、まり子さんの妹のMさんが、我が家を訪ねてくださいました。

きよさまとは、お初にお目にかかります。まり子さんとMさんとは久しぶり。我が家にお越しくださるのは初めてです。女性が4人ですから、話は絶えることなく。とても盛り上がったのを覚えています。

せっかくだからと、私が織ったものを見ていただきました。

きよさま、角帯に興味を持たれました。ご主人様もおきものをお召しになるんですね。まり子さんとなにやら相談なさってます。そしてすぐにこれが欲しいと。

それから、ショールも。5枚ほどあったのですが、「これ」っとすぐ決められます。すごいなあ。決断が早い。それも的確。私はダラダラ悩むタイプなので尊敬です。

そして、「八寸帯 スタイリッシュな三角」をご覧になるやいなや、これが好きだけど、青は私の色じゃないのよ、黄色がいいのよと。だったら作っていただけばとまり子さん。あ、よかったらよろこんでと私。

じゃあお願いします。とそこで話が終わりそうになるので、「ちょっと待ったー!」

あ、いえ、せっかくONLY ONLY でお作りするなら、ただの色違いでなく、きよさまにとって最高に一本になるようにしたいです。ひと口に「黄色」と言ってもいろんな黄色があるわけですし。地の白もこの「スタイリッシュな三角」では、極薄のブルーグレーで染めて、シャープな感じを出しているんですよ。三角の大きさや配置もいかようにでも変えられますよ。

そうしましたら、きよさま、さすが決断力がありますね。バシバシご希望おっしゃいます。お好きなものが明確なのですね。それにまり子さんが、的確なアドバイス。私はしっかりとノートを取ります。

急ぎませんよというありがたいお言葉いただいてホッと安堵。では後日、ご希望をもとに簡単なデザインをお越し、お見積もりと共に郵送しますと申し上げました。

ONLY ONLY きよさま、スタート!

さあ、新しいONLY ONLY ストーリーをはじめましょう。今回のヒロインは、「きよさま」です。きよさまは、ここから遠く離れた鹿児島の方。さて、どうやって、きよさまと私が巡り合ったか?それも今回の「きよさまストーリー」の大きなポイントです。

さあ、お話のはじまりはじまり〜〜〜。

きよさまストーリーは、今までとちょっとだけ違うのですけど、それが何かと申しますと、きよさまと私の間を取り持って、一緒にもっといいものを作りましょうという、力強いパートナーがいてくださるってことです。

その方は、鹿児島でM’s HEARTという会社をされている林まり子さん。まり子さんは、お母さまの代からきものに大変お詳しく、着付け教室や着物の展示会もされていて、鹿児島の着物好きの方々に、とても頼りにされている方なのです。

大島紬の本場の鹿児島にいて「大島紬もいいけれど、それ以外にもいっぱいいいものがあるよ、もっと着物で楽しもうよ」って、広めていらっしゃる方です。

そのまり子さんが、昨年秋に、ご連絡くださいました。懇意にしている着物好きの方が今度上京されるので、ご自分と妹さんも予定を合わせて上京する。その時、ミホコさんのお仕事場にお邪魔できないか?

まあ、もちろん、ウェルカムです。

で、秋のある日、まり子さんご姉妹と一緒に我が家を訪ねてくださったのが、きよさまというわけです。

*写真はこの春。ちょっと遠出した時。今回のストーリーもこんな感じに進めるぞー。

通販サイト「some ori crossing」更新しました!

染織吉田の通販サイト「some ori crossing(ソメオリクロッシング)」を更新しました。やれやれ〜〜〜。帯と鞄に新参者が!!ぜひとも見てくださいね!

このタイミングで更新すると、私が連休中、これにかかりきりだったことが、バレバレですね。いやはや、事実なんですけどね。この連休は、「織り関係で少々遠出」、「展示会を見に都心にお出かけ」、「楽しい婦人会」、「ONLY ONLYの打ち合わせ」がそれぞれ一回あっただけで、あとはずーっとおうちにいて、細々とお仕事。パソコン仕事、がんばった。

細々したお仕事をやっちゃわないと、太太したお仕事できませんものね。さあさ、太太、はじめましょうかね。細々の成果も出ますように。

朋百香さま!

うわぁ!なんと美しいのでしょう!美しすぎてため息が出そうです。

画家の朋百香さんです。京都で開催されていた個展会場でのお写真を送ってくださいました。個展のレセプションで、ONLY ONLYでお作りした帯、締めてくださったのですよ。

さすが、ぴたりとお似合いですね。朋百香さんの絵を元に織った帯だから、当たり前かもしれないけど、周りの作品や会場の雰囲気と溶けあって、朋百香さんの世界がふんわりと完成しています。

鱗紋の大きさとか、色のバランスとか、よかったよね。締めていただいて完結ですので、お姿の写真いただき、本当に安堵しました。

合わせていただいているお着物は八丈織だそうです。朋百香さん、お忙しい個展会期中、帯と着物に守られていたように感じたって。うふ、うれしいエピソードね。

個展は大成功だったそうです。私は残念ながら出かけられず、画集を拝見したのですが、墨と絵の具の自由なこと。すばらしいです。本物拝見たかったなあ。

朋百香さんのサイト→

この帯のメイキングストーリーは、こちらから→(スクロールして、時間をさかのぼってご覧ください)

染織吉田、15周年です!

どうもありがとうございます。本日、5月1日は、染織吉田の独立記念日です。

なんと、今日で15年です。15年間、たくさんの方に助けていただきながら、織りを仕事として来れましたこと、本当にありがたいことだ思っています。いまだに、自分がこれで生きていることに、びっくりしてしまいます。もうダメだ、もう無理だとひやひやしながらも、人に恵まれたという、ただ一つのことだけで、なぜだか生きて来れました。景気や世相もなんのその。本当に「人」のおかげです。心から、御礼申し上げます。

独立15年ということは、織りを始めてからは、25年です。あっという間の四半世紀でした。織りの技術や知識は、少しは上達したかもしれません。しかし、一番大事なものは、そこ以外にあると思っています。これからも、そこのところを、しっかり見極めて、深く、美しく、豊かで、愛しいものを求めて、コツコツ織り続けます。どうか今後とも、よろしくお願いいたします。

今日の染織吉田は、普通の営業日でしたが、絵羽のONLY ONLY のご相談にお越しくださったお方と、いろいろお話ができた、とても良い日でした。

お着物が大好きな方でした。その上、ご実家筋が呉服屋さんで、お母様のお着物もたくさん受け継ぎ、人間国宝級の有名作家さんのものなどたくさんお持ちで、着付けの先生もされているという大の着物通のお方でした。

そんな着物のことを知り尽くしていらっしゃる方に、ONLY ONLY でご注文いただけ、ちょっとだけ、自分が誇らしかったです。(おっと、うぬぼれてはいけませんね)

お話を伺っていて、とても心に残ること、おっしゃってくださいました。

「ずっと着物を着てきて、この頃思うのは、平凡なものも案外いいなってことなのよ。」

うわあ、なんといいお言葉なのでしょう!ここに、着物の真髄があると思います。どうしても目立つものや、「私!私!」ってもの、作りがちですものね。平凡で、着やすく、コーディネートを楽しめる、ありそうで無いもの、一生懸命に作ろうと思いました。

*写真は我が仕事場のベランダから。雨上がりの朝。最近。

くりさま、瑞鷹、フレスコ画

何重もの意味で、じーんとうれしいお写真いただきました。

これは、熊本地震で大きな被害を受けたお宅が、改修工事を終え、地域のみなさまにお披露目しようと、会を持たれたときの写真です。築135年の古民家で、相当なダメージだったらしいのですが、立派に復活したと。外壁にはフレスコ画が描かれ、街並みともよく馴染み、すっごく素敵みたいです。次、帰省したら、絶対観に行くわ!

場所は、熊本市南区川尻。この辺りも、地震の被害、大きかったのだよね。2年たって、やっと改修工事が終わったのですものね。まだのところも多いでしょうね。

さてさて、木槌を振り下ろして鏡開きをしたこちらの男性、どなたかお分かり?お召し物に見覚えは?

そうです!くりさまです!!2014年にONLY ONLY で取り組ませていただきました、お着物、お羽織、角帯をお召しです。見えないけど、羽裏も染めさせていただきました。一式をお召しくださり、晴れの舞台にご登場です。(制作工程はこちら→ スクロールしてさかのぼってご覧ください)

お納めして4年、いい感じで育ってくれてますね。うれしいなあ。

そしてそして、鏡を割られたこの樽は、地元川尻のお酒、瑞鷹です。ここも地震の被害が大きく、作れない期間が相当あったのでは。瑞鷹も、しっかりと復興している。うれしい限りです。

みなさま方から着物姿を褒められたくりさま、瑞鷹を勧められるままきこしめし、たいそうご満悦だったと、奥さまからお聞きしました。

あ、奥さまというのは、ここにフレスコ画を描かれたアーティストです。大事な日に、夫婦そろってお着物とは、本当にすばらしい。「着るまでが大変だったけど、着たら皆さんが喜んでくれて、うれしさ2倍でした。」とおっしゃってましたよ。

そしてこちらが、そのフレスコ画です。なんと、テレビでも紹介されたのですよ。こちら→

幡野広志展へ行った

幡野広志さんの写真展を拝見しに出かけました。これは行かなきゃって思ってて。行けてよかった。

幡野さんのことは、どなたかがリツイートしたツイッターで知り、すぐフォローして、ブログノートもほとんどすべて読んで、最近では、ツイッターの「質問箱」に幡野さんが端的に答えるツイートをガン見してました。

思うことはいろいろありました。生と死。病い。余命。ビーガン。宗教。障害を持っている人とそのきょうだいについてなど。

どれもこれも、すぐそばにありながら、普段、蓋をしていたことばかり。蓋をしていたのがあふれてきたので、リアルをみようと写真展に出かけました。

その人が撮った写真は、深くて、ストレートで、誠実で、美しかったです。

お年でいうと、私より一回り以上も若い方だから、「青年」のように思ってしまうのだけど、その青年の濃い生き様を見たなと思いました。

今回の写真展は、狩猟の現場で撮ったもので、銃や弾丸なども展示されてました。着るものや手袋など、写メしてきました。脱皮したあとのようでした。

13通目のメルマガ【北京号】

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。

おはようございます。お元気でいらっしゃますか?

先日、北京に駐在している妹一家を、訪ねてきました。
母と一緒に、のんきで楽しい家族旅行です。私にとっては、初の北京、そして久しぶりの海外でした。
今日のメルマガは、その旅日記です。

《 目次 》

1. でかい

2. 整ってる

3. アリババ

4. おしゃれ

1. でかい

北京の印象は、「でかい」という一言でした。

なんだか、その大きさが、把握できないのです。地図を見ても想像できない感じ。

妹がすぐそこだからという、市内の移動が、タクシーに乗っても乗ってもつかない。ここの反対側に回ってもらって降りるからというのに、えんえんと乗るのです。

そして、気候が厳しいとも思いました。日差しと風が強くて、ヨヨヨ、、、となりました。それでも、春と秋がいい季節だというので、この時期を選んで行ったのです。夏は40℃を超えることもあり、冬は最高気温が氷点下とのことです。

ここで生き抜いている北京人、本当に強いです。ただきっと、もっと北の方とか、気候の厳しさはこの比じゃないんだろうと思いました。戦後引き揚げて来た方たちのことを思ったりもしました。

あと、アジアの国は、どこでも、歩行者は道を横断するのは大変で、車道を命がけで渡りますが、北京もそうでした。ここが本家本元かと思いました。

2. 整ってる

妹のアテンドのおかげで、北京の見所を、余すところなく見ることができました。ちなみに妹は、中国語に堪能で、北京ライフを楽しんでて、ルックスも日本人には見えない迫力あるタイプです。

故宮も、天安門も、万里の長城ももちろん行きました。

故宮の、完璧に整っていて、一分の隙もなく、ビンビンに研ぎ澄まされている空気に、ああ、ここは世界の中心だったんだって思いました。故宮内の通路も、皇帝が歩くところは中央と決まってますが、階段部分には、昇り龍と鳳凰の精巧な石の彫り物が。これも、本家本元~と思いました。

ラストエンペラーや、蒼穹の昴が、脳裏に浮かんできたのはいうまでもありません。

故宮の後ろ半分は、皇帝の住まいなのですが、こちらにくると、ガラッと空気が変わりました。

往時、ここに住んでいた人は、幸せだったのかな。それぞれの運命に流されながらも、生き抜いたってことでしょうか。

3. アリババ

妹に、どこに行きたいかと聞かれたので、「アリババを見れるところはないの?」とリクエスト。

アリババのEコマースについて、詳しいわけでは全くないのですが、いま、ブイブイ言わせてる最先端のものを見たかったのです。

アリババの直営の生鮮のスーパーが、北京にもあるそうで、連れてってもらいました。

どういうスーパーかと言うと、売り場にあるものが全てスマホで見れて、消費者は家庭などでピッピと注文し、売り場にはタブレットを持ったスタッフが待機していてて、お客の注文したものをバッグに入れ、そのバッグを天井をはうレールにかけてバッグヤードに運び、そこにバイクのドライバーが待機していて、宅配するというものです。
3km以内、注文してから30分以内、宅配代は無料と言うのが、ウリとのこと。

もちろん、Eコマースではなくて、直接でも買えます。

支払いは、アリペイというシステムで、スマホでピっと払います。中国の銀行口座と紐付けさせれているそうで、旅行者には難しいですが、中国在住者は、ほぼ「みんな」やってるみたい。アリペイとウィチャット、妹も、高い店も、屋台みたいな店も、全てこれで支払ってました。クレジットカードで支払っている人はまったく見ませんでした。

物価は日本人感覚でいうと、決して安くはなく、モノによってはむしろ高くて、私は何も買えません。妹が、私の欲しかった黒檀の大きなペアの文鎮を、誕生日のお祝いだと買ってくれました。
(アリババのスーパーでの話ではなく、ルリショウという書画骨董の街で)
(文鎮は、書をするわけではなくて、織ったものを検反するときに使います。)

4. おしゃれ

風が強くて、日差しが厳しいからか、街ではあまりおしゃれな人は見ませんでした。飛ばされちゃいますもんね。
リッチ層は運転手付きの車で、パーティー会場に直行でしょうし。

市場に行ったのですが、市場の女性たちは、イキイキとして、着てるものも高級ではないかもだけど似合ってて、目元のお化粧が印象的だったり、とてもきれいでした。

女の人が、それぞれにおしゃれを楽しんでいるのは、いい国ですね。

 

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伊勢丹でのよきこと

伊勢丹での1週間は、悲喜こもごも、いろんなことがありました。素敵なこともいっぱい。ふたつ、ご紹介しますね。

初日のこと。お昼頃だったと思います。まだ始まったばかりで、緊張気味。お客様とお話ししていたら、ふと感じる視線。「?」と振り返ると、なんと、高校の同級生の「あこちゃん!」。一挙に緊張がほどける不思議。幸せ度が上がって元気が出てくる不思議。お仕事場が近いこともあり、会期中、5回くらい会いました(笑)。おかげで楽しい日々でした。

あこちゃんのブログにご紹介いただきました♪→

そして、このページの写真は、あこちゃんからいただいたお花です。黄色なのは、我らがスクールカラーだから。一輪のピンクが可愛いね。

「じつはさー、昨日で半世紀だったんだー。でもボロボロに疲れて帰って料理したくなくて、焼そばとビールだったんだー」なんて、同級生だからこぼせる軽口をつい口にしたら、数時間後に届けてくれた。本当に驚いた。優しいなあ。

その晩は、お花を飾って、いただいた獺祭純米大吟醸のスパークリングを開けて、同じくいただいた阿蘇高菜の新漬けきざんて、一日遅れの、じんわりうれしい宴でした。人生、なかなか悪くないぜよ、って思ったよ。

そして、もう一つの素敵なこと。これは、最終日の遅い時間。そろそろ終わりかって頃。お若い方が、ずっと私の作品を見ている。目が合う。ん?

– ヨシダさんですよね。私、ずっと前におじゃまして、話しを聞いていただいた〇〇です。

– あ!ああー、覚えてますよ!

– 藍染の工房に就職したので、ご報告に来ました。ずっと、ヨシダさんにお礼を言いたくて。

うわあ、感激。こんなの初めてだ。ぐっと大人っぽくなった表情。仕事を楽しんでいらっしゃる様子。がっぷり取り組んで、いろんなこと、受け止めてらっしゃる感じ。

その上、この時売っていた、レターカードを買ってくださった。2千円なり。これも本当に感激した。売ってるものの中では一番お安いものだけど、私の売っているものは、生活必需品では全くなく、なくても困らないものばかり。それなのに。就職したって言っても、まだ2年目くらい?一人暮らしを始めたそうだし、そんなに余裕ないよね。それなのになあ。

モノを作って売ってる人間にとっては、「買っていただく」ってものすごく大きいことなのです。何よりも、絶対的に大きいです。金額の大きさじゃなくて、「買っていただく」そのもの。生きることに直結なのだし。

若い方に相談されること、たまにあります。私は、決してこの道にくることをおすすめしません。あまりにも大変だから。もう来ちゃってる人には、どう生き残るかってこと話すけど。マイナス向きだからこそ、真摯に話しているつもり。

でも、大抵の場合、それきりとか、メールだと返信もくれないとか。がっかりすること多いけど、こうやって成長なさった姿を見ることできて、すごくうれしかったです。

お互い、美しいもの、豊かなもの、作り出し続けましょうね。

伊勢丹展、ありがとうございました。

新宿伊勢丹展、無事、終了いたしました。

いらしてくださったみなさま、ネットで応援してくださったみなさま、伊勢丹の呉服売り場の頼りになるスタッフのみなさま、一緒に出品した、久保紀波さん、峯史仁さんご夫妻、松永恵梨子さん、大城令子さん、富沢麻子さん、本当にどうもありがとうございました。

おかげでさまで、なかなか面白い1週間でした。1週間、新宿に通って、伊勢丹にいて、たくさん、気づきやモチベーションをいただきました。どんなものを作って、どう手離して行くか、、、、。普段、仕事場に閉じこもっていたら得られないインスピレーションもいただきました。本当に感謝しています。ありがとうございました。

昨日、きものなど片付けて、先ほど、伊勢丹から宅急便が届き片付けて、やれやれしております。展示会は、始める前と、終わってからも、一踏ん張りが必要なのよね。

さ、片付きましたよ。次に行きましょう!

12通目のメルマガ【八重桜号】

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。

八重桜、うちのあたりでは満開です。御宅のあたりではいかがですか?
近所にものすごく立派な木があって、重そうに、たわわに咲いています。
今、新宿に通っていますので、駅への道すがら、朝に晩に見惚れています。
すごく妖艶です。ソメイヨシノじゃこうはいかないってくらい、熟した感じがあります。

12通目のメルマガをお届けいたします。お付き合いください。

《 目次 》

1. 伊勢丹展とネット

2. メンズ館

3. SNS

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1. 伊勢丹展とネット

ただいま、新宿の伊勢丹での展示会中やってます。連日、いろいろなお客様と出会えて、楽しい毎日です。

驚いたのは、お客様のほとんどが、ブログや、フェイスブック、インスタ、このメルマガなど、ネットをご覧になってお越し下さっているってこと。

たまたま通りがかって、、などのお客様はまずいらっしゃいません。ネットで、見て、知って、本物を見たいと思って、お運びいただいているようです。ネットでのつながりが大事だとは思ってましたが、ここまでだとは、、、、、

正直驚いています。

でも、とてもうれしいことです。

生身の自分より、こうやってネットを介しての自分の方が、素に近いかもとさえ、思います。特にこのメルマガは、相当、素で書いてますし。

リアルの時の方が、取り繕ったり、演技したりもあるかもしれませんものね。

ネットで私のことを知ってくださった方が、今回の伊勢丹のような、アクセスがしやすいオープンな場で展示するときに、リアルも見ておこうって思ってお越しくださるのが、今の感覚なのかなあって思います。

あ、人間はネットの方がいいかも(?)ですが、織ったものは、ネットより、本物の方が断然いいです。見にきてくださいね。

 

2. メンズ館

今日は、伊勢丹の私の売り場を、少々早めに退けさせてもらって、隣のISETANメンズ館を、上から下まで、ぐるぐると回って、最前線のメンズファッションを見て来ました。

おしゃれなお客様もたくさんいらっしゃいましたが、おしゃれな店員さんも大勢いて、大変、目の保養をさせていただきました。

それぞれにビシッと決めた大人の男性が、丁寧に、一生懸命、そして、競い合うように、接客されているのを見て、もしかしたらホストクラブもこんな感じなのかなあって思いました。行ったことはないですが。

やっぱり、新宿って、人間の本性が出る街なのかなあ。

 

3. SNS

とういわけで、私のネット、SNS、もしよかったら、フォローしてくださいね。

以下、一覧です。

サイト(何と言っても、これが本家。トップページです)
http://www.someoriyoshida.com

ブログ(完全注文制作ONLY ONLYの制作工程も連載で載せています)
http://www.someoriyoshida.com/blog

フェイスブック(ほとんどが、ブログの更新のお知らせをしています。こちらは、コメントのやりとりが魅力かな)
https://www.facebook.com/yoshida.mihoko

ツイッター(ほぼ毎日「今日のよきこと」を書いています。忙しすぎるとサボります)
https://twitter.com/someori

インスタグラム(実はスマホをいじるのが苦手で、あまりやってなかったのですが、今回、伊勢丹にインスタを見て来てくださった札幌の方がいらして大感激)
https://www.instagram.com/someoriyoshida/

伊勢丹展は、あと3日。4月10日までです。ぜひ、お運びください。お会いできること、楽しみにしております。
詳細は、以下のブログの最後のところ、ご覧ください。
http://www.someoriyoshida.com/4635

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染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》12通目のメルマガ【八重桜号】をお読みいただき、どうもありがとうございました。

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これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。

どうかよろしくお願いします。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

伊勢丹、開催中!

新宿、伊勢丹、本館7階、絶賛開催中です。本日3日目でした。

いろんなお客様がお越し下さって、うれしい限りです。

特に、めちゃくちゃうれしいのが、初対面の方が私を尋ねてくてくださって、「ブログ読んでます。」「メルマガとってます。」「楽しみに読んでます。」とおっしゃってくださること。少なからず、いてくださって、ほんとーーーにうれしいです。

これ、本当に、飛び上がるほどうれしいんですよ。ブログも、メルマガも、ひっそりと続けていて、一方通行だし、「読んでもらえてるのかなあ〜?」と不安に思いながら、毎回アップしてるのです。

特にメルマガは、フェイスブックなどにもリンクしないので、申し込んだ方にしか届きません。アーカイブは、ノートに残していますが、これは有料設定というハードルを設けてますので、なかなか読まれないと思います。有料設定なのは、思ったことを赤裸々に書くからです。ちょっと全公開ははばかられますものね。

申し込んでくださった方だけに、本当にお伝えしたいこと、真面目に書いていきたいと思っています。よかったら、登録してくださいね。登録してくださった方へは無料で配信しています。

もう一つ、今回、うれしいのは、ほかの作家さん方と出会えてること。

同じ、伊勢丹7階呉服フロアの奥の方には、秩父銘仙の、新啓織物さんがお見えになってます。初日はご主人、今日は若奥様とお話しできました。いいご夫婦なんだよなあ。お二人とも明るくて、はつらつと、また真摯に、前向きに、業界引っ張っていらっしゃるご夫妻です。親しくお話しできて光栄でした。

あと不思議なのは、私が展示会をすると、なぜか若干、熊本弁率が高まる〜〜〜〜。なぞ〜〜〜〜。

ぜひ、お越しくださいね。あと4日だよ。

「ときめく手わざ 華・粋・遊」
4月4日(水)〜4月10日(火) 会期中無休 10:30〜20:00
伊勢丹新宿店本館7階/特選きものプロモーションスペース

参加メンバーは豪華7組!

久保紀波 絞り染め:帯
松永恵梨子 小紋染:帯、着尺
吉田美保子 染織:着尺、帯、善林英恵さんとのコラボの鞄
峯史仁 組紐:帯締め
大城令子 染色:バッグ、半衿
富沢麻子 木工:バッグ、帯留
アトリエKinami  :扇子、日傘

私が会場にいるのは、以下の予定です。

7日(土) 13:00~17:00
8日(日) 13:00~17:00
9日(月) 13:00~17:00
10(火) 17:00~20:00

これ以外の日時にご来店予定で、もしヨシダに会いたいなどご希望あれば、よろこんで調整しますので、お気軽におっしゃってくださいね。

お待ちしております。

 

ONLY ONLY なおさま、完成!

完全注文制作ONLY ONLY、なおさまからのご注文、コラボの手織り鞄。善林さんから仕立て上がってまいりましたよ!早速お納めいたしましたら、たいそう喜んでくださって、美しいお写真、送ってくださいました!

うわあ、なんとお似合いなのでしょう!

鞄のクローズアップ。

背面はこれね。こちらはうちで撮影。

なおさまは、今、展示会でお世話になってる伊勢丹新宿店に長くお勤めで、ずっと呉服売り場を担当なさっている方です。売り場ではもちろん、通勤もおきものだそうで、ほぼ毎日、一日中きもので過ごしてらっしゃいます。

伊勢丹の呉服売り場の方だから、いいものいっぱい扱ってらっしゃいます。そんな方に、ONLY ONLY いただけて、そして心から喜んでいただけて、大変に光栄です。

今回、なおさまのご希望で、鞄の縁や底に革を使っています。仕立ての善林さんは、相当ご苦労したみたい。ブログご覧ください。→

メインバッグとして(サブバッグでなく)、長く使い込みたいというなおさまのご希望を、叶えられてよかったです。マチがあるので、お弁当でも日傘でも、なんでも入ります。鞄自体は軽いから、持ち歩くのが苦になりません。

で、ね!

昨日の伊勢丹初日、売り場に、なおさまの上司の方が見えられて、この鞄をしげしげご覧になって、大変感心されてました。このお方、元は婦人靴のバイヤーなども担当させれていたそうで、モノの作りなども、大変わかる方でした。

こりゃー、手が込んでるなあ、細かいところまでよくできてるなあ、、
(縁取りなどをご覧になり)これは大変だったね、
軽さ、抜群だね、
布を切る時が一番勇気がいるねね、

などなど。

お値段の話にもなり、ピタリと言い当てられました。すごい!

こちら、我々の鞄のONLY ONLY の中では、桁が一つ違うのです。高額だけど、それだけの仕事だと自負しておりますが、プロ中のプロに、太鼓判押していただいたようで、うれしかったです。

この伊勢丹の偉い方、私にお名刺くださったけど、すごいのは私じゃなくて、善林さんなんだけどね。お伝えしておきますね。

(上の写真の右に写っているのは、底板です。)

内ポケットの幅なども、なおさまのご指定どおり。

この鞄、ただいま、伊勢丹7階の呉服売り場の私のブースで、参考商品として展示させていただいております。よかったら、見にきて!作りの良さ、軽さ、味わっていただきたい。

以下、展示会の内容です。ぜひお運びください。

「ときめく手わざ 華・粋・遊」
4月4日(水)〜4月10日(火) 会期中無休 10:30〜20:00
伊勢丹新宿店本館7階/特選きものプロモーションスペース

参加メンバーは豪華7組!

久保紀波 絞り染め:帯
松永恵梨子 小紋染:帯、着尺
吉田美保子 染織:着尺、帯、善林英恵さんとのコラボの鞄
峯史仁 組紐:帯締め
大城令子 染色:バッグ、半衿
富沢麻子 木工:バッグ、帯留
アトリエKinami  :扇子、日傘

私が会場にいるのは、以下の予定です。

4日(水) 10:30~17:00
6日(金) 13:00~17:00
7日(土) 13:00~17:00
8日(日) 13:00~17:00
9日(月) 13:00~17:00
10(火) 17:00~20:00

 

これ以外の日時にご来店予定で、もしヨシダに会いたいなどご希望あれば、よろこんで調整しますので、お気軽におっしゃってくださいね。

お待ちしております。

伊勢丹、初日!

さあ、本日、伊勢丹展、初日でございます。今日4月4日から4月10日火曜日まで。営業時間は、10:30から20:00。新宿の伊勢丹。最寄駅は、新宿三丁目。新宿駅からも歩いてすぐです。みなみな様、どうかお出かけください。

ここでは、お待ちかね、善林英恵さんとのコラボ作品の発表です!すっごく可愛い鞄、3点、できて来ましたよ。ぜひ伊勢丹で手に持って見てくださいね。

一作目はこちら。「善吉手織り鞄・小さくてヨコなが、オリーブ&レモン」。どこかで見たことありません?それは、このブログです。そう、帯とお揃いなんですよ。帯の写真はこちらですよ。

昨日の搬入でも、伊勢丹の社員の方々の間で、きゃー、かわいい!って盛り上がってました!

背面はこんな感じ。

大きさは、A4がヨコにギリギリ入るサイズです。小ぶりで可愛い。持って歩いて邪魔にならない。

はい、2作目はこちら。「善吉手織り鞄・小さくてヨコなが、ローズヒップティ」。こちらも帯とお揃い。写真はこちら

背面はぐっとシックです。

3作目はこちら。「善吉手織り鞄・小さくてヨコなが、アフリカン」。これも、帯のデザインを探っていた時できたもの。帯にはまだなってないです。これから作るか?

背面はこちら。こっちもいいなあ。

そして、善吉コラボ鞄のもう一つの目玉として、3点の新作に加え、通販サイトで販売中の分を伊勢丹に持って行きます。

これは本当に目玉です。というのは、めちゃくちゃお安い値段設定のままなのです。コラボ初めてすぐの時、サンプル的に作ったままのお値段ですからね。本当は直売り以外はできないのだけど、今回伊勢丹という大勢の方に見ていただける場をいただけたので、持って行くことにしました。

上の写真でいうと、左上の「大きくてヨコなが、シックなレンガ色」、右隣「小さくてタテなが、あざやかイエロー」、その下「小さくてタテなが、ミドリ唐草」の三点です。

ぜひ、実物を手に持って見てくださいね。

それから、極秘情報ですが、善林さん、今、急ピッチで、追加を作っているらしい。金曜日には、並べられるかも。乞うご期待!

 

以下、展示会の内容です。

「ときめく手わざ 華・粋・遊」
4月4日(水)〜4月10日(火) 会期中無休 10:30〜20:00
伊勢丹新宿店本館7階/特選きものプロモーションスペース

参加メンバーは豪華7組!

久保紀波 絞り染め:帯
松永恵梨子 小紋染:帯、着尺
吉田美保子 染織:着尺、帯、善林英恵さんとのコラボの鞄
峯史仁 組紐:帯締め
大城令子 染色:バッグ、半衿
富沢麻子 木工:バッグ、帯留
アトリエKinami  :扇子、日傘

私が会場にいるのは、以下の予定です。

4日(水) 10:30~17:00
6日(金) 13:00~17:00
7日(土) 13:00~17:00
8日(日) 13:00~17:00
9日(月) 13:00~17:00
10(火) 17:00~20:00

 

これ以外の日時にご来店予定で、もしヨシダに会いたいなどご希望あれば、よろこんで調整しますので、お気軽におっしゃってくださいね。

お待ちしております。

 

伊勢丹、搬入!

伊勢丹展、本日、搬入でございます。さあ、行ってくるよ!

ここでは、出品作のご紹介。こちら、新作八寸帯「透明な水」と申します。

瑞々しく、清々しく、でも迫力のある帯になりました。

こんこんと湧き出る泉のような帯です。マイナスイオンが出てる?

白いけど、手がしっかりかかってる帯にしたかったのです。白い帯って、軽めのが多いもんね。それはそれで素敵だけどね。

全通でブラッシングカラーズしていますが、タイコ裏に来る返し部分と、お腹に巻く部分はおとなし目の織り。上の写真の、左側。

見える部分は、すべてヨコ糸を変えながら、織ってます。10丁杼よ。(10種類のヨコ糸を使っているので、ヨコ糸を入れる道具を10丁使ってるという意味です。)

手先もタレ先も。あ、タレ先はお好きな方、選べます。って、言いたいこと、わかってもらえてますか?文章、下手でごめんなさい。

ああ、説明を書くのがもどかしい。詳しく説明するので、ぜひ、伊勢丹に来てください!

実は裏も可愛い。裏はヨコ糸が見えているのです。ここを見ると、10丁杼ってわかるよね。

透明な水の秘密はココにあり。これも、伊勢丹で説明しますよ。

ぜひ、伊勢丹に見にきてください。明日、初日です。

 

以下、展示会の内容です。

「ときめく手わざ 華・粋・遊」
4月4日(水)〜4月10日(火) 会期中無休 10:30〜20:00
伊勢丹新宿店本館7階/特選きものプロモーションスペース

参加メンバーは豪華7組!

久保紀波 絞り染め:帯
松永恵梨子 小紋染:帯、着尺
吉田美保子 染織:着尺、帯、善林英恵さんとのコラボの鞄
峯史仁 組紐:帯締め
大城令子 染色:バッグ、半衿
富沢麻子 木工:バッグ、帯留
アトリエKinami  :扇子、日傘

私が会場にいるのは、以下の予定です。

4日(水) 10:30~17:00
6日(金) 13:00~17:00
7日(土) 13:00~17:00
8日(日) 13:00~17:00
9日(月) 13:00~17:00
10(火) 17:00~20:00

 

これ以外の日時にご来店予定で、もしヨシダに会いたいなどご希望あれば、よろこんで調整しますので、お気軽におっしゃってくださいね。

お待ちしております。

11通目のメルマガ【桜ふぶき号】

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。

おはようございます。新年度ですね。

ご無沙汰しました。お元気でいらっしゃいますか?

桜吹雪がきれいな頃となりました。
散歩していると、近くに桜の木はないのに、どこからか吹き飛ばされてきた花びらがアスファルトにくっついているのを見つけ、ああ、ついこの前までは気配だった春が、本気を出してしまったって思います。

11通目のメルマガをお届けいたします。

染織吉田のメルマガ《 some ori 通信 》は、月に2回の配信目標とうたってますが、3月は1回でした。
月の後半に出さなきゃなって思ったのですが、なあなあなことは書きたくない、お伝えしたいことが降ってくるまでは、書かないぞって思っていて書きそびれました。

発信したいことが、月に一回だったことは、ちょっと考えるべきかもしれません。

そんなこんなですが、よろしく付合いください。

《 目次 》

1. 仕立て師さんからの投げかけ

2. つながり

3. 伊勢丹展、間近

___________

1. 仕立て師さんからの投げかけ

昨日、きものの仕立て師の平山留美さんによる、プロ染織家のためのスキルアップ講座に参加してきました。

どんな講座だったかっていうと、ベテラン仕立て師の平山さんが、きものを仕立てるときに、反物を広げ、「なんでここにこんな縞が入っているんだろ?仕立てたら見えないところに行っちゃうのに。」など、不思議に思ったり、もったいなく思ったりすることを、布を織っている我々に伝え、知識や美意識を共有することで、もっとかっこいい着物を作って、着る方に喜んでもらいましょうっていうものでした。

こういう講座、私の知る限り、今まで一度もありませんでした。織り手は日々悩みつつ手探りしつつ、でも相談できる相手を見つけられず、また、仕立て師さんは今まで発言する機会がなかったのです。織り手と縫い手が、ツーツーの意思疎通をする機会も持ててませんでした。

それが今回、SNSを駆使している平山さんが投げかけてくれたことにより、トントンと実現しました。開催要項を読んで、私はすぐに申し込みましたが、ほかにどれだけ参加者がいるか、正直半信半疑でした。定員6名で参加者が2人以下だったらキャンセルってことになっていました。

それが、蓋を開けたら、5名の参加で、みなさん、ビンビンに本気の織り手で、お互いに刺激を与えあい、エールを送りあえるありがたい関係になりました。

すごいなあ。まず、動かなくちゃ、始まらないね。

 

2. つながり

ここのところ、染織家の方と、腹を割ってお話しできる機会が複数あって、ありがたい限りと思っています。

染織の世界は、広く、伸びきってて(?)、バリバリ本気の方から、緩めの方まで、いろいろです。

話してて面白いのは、バリバリ本気の方なのですが、こういう方は、オープンですね。気持ちいいです。スポンスポンと話が続くので、夢中でなんでも話します。

みなさん、目線高く、思想高く、しっかりやることやっていて、素晴らしい。

こういう方とお話しすると、とかくレベルが下がったと言われる日本の染織ですが、そんなことない、ますます面白くなる、先は明るいって思えるのです。

 

3. 伊勢丹展、間近!

さて!

伊勢丹展、もうすぐです。

新宿、伊勢丹、7階です。

4月4日(水)~4月10日(火) 会期中無休 10:30~20:00

伊勢丹新宿店本館7階/特選きものプロモーションスペース

新作の帯、5点、作りました。って、最後の2本はこれから仕上げです。

それから、今回の目玉なのですが、新作帯のうち2本が、新作コラボ鞄とお揃いです。

善林英恵さんとコラボで作っている鞄、今回の新作は、A4がヨコに入る大きさで、すごく可愛いです。

その上、帯とお揃いだからたまらない。ぜひ、見にきてくださいませ。

帯の写真は、ブログで見ていだけます。鞄の方も近々アップしますので、ブログチェックしててくださいね。

新作八寸帯「Olive and Lemon(オリーヴ & レモン)」
http://www.someoriyoshida.com/4508

新作八寸帯 「ローズヒップティー」
http://www.someoriyoshida.com/4520

新作八寸帯 「fruitful field(フルーツフルフィールド)」
http://www.someoriyoshida.com/4536

伊勢丹へぜひお出かけください。会場でお会いできますこと、楽しみにしております。

___________

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》11通目のメルマガ【桜ふぶき号】をお読みいただき、どうもありがとうございました。

ご感想、ご意見ございましたら、このメールに返信する形でお送りください。

配信停止をご希望の方は、タイトルを「配信停止」として、このメールをそのまま返信してください。

これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。

どうかよろしくお願いします。

___________

きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

伊勢丹、発送!

さささ、本日、先ほど、伊勢丹に向けて、大きなダンボール箱を三つ、発送いたしました。やれやれ、ギリギリセーフ。

ブログでは、出品作のご紹介です。実物、見に来て!!

こちら、新作八寸帯「Blue Splash(ブルースプラッシュ)」と申します。

濃い深い青です。白場があるので、重くない。でも深い。全通です。大人っぽいと思う。

これからの季節にぴったりな、爽やかな一本です。

あ、この写真、裏がちらっと写っていますね。裏はヨコ糸が見えるのです。きびそ糸よ。触った感じも、いい感じ。

表地は、タテ糸が見えてます。こちらは絹らしい光沢があります。ブラッシングカラーズで染めています。

ぜひ、伊勢丹に見にきてください。

以下、展示会の内容です。

「ときめく手わざ 華・粋・遊」
4月4日(水)〜4月10日(火) 会期中無休 10:30〜20:00
伊勢丹新宿店本館7階/特選きものプロモーションスペース

参加メンバーは豪華7組!

久保紀波 絞り染め:帯
松永恵梨子 小紋染:帯、着尺
吉田美保子 染織:着尺、帯、善林英恵さんとのコラボの鞄
峯史仁 組紐:帯締め
大城令子 染色:バッグ、半衿
富沢麻子 木工:バッグ、帯留
アトリエKinami  :扇子、日傘

私が会場にいるのは、以下の予定です。

4日(水) 10:30~17:00
6日(金) 13:00~17:00
7日(土) 13:00~17:00
8日(日) 13:00~17:00
9日(月) 13:00~17:00
10(火) 17:00~20:00

 

これ以外の日時にご来店予定で、もしヨシダに会いたいなどご希望あれば、よろこんで調整しますので、お気軽におっしゃってくださいね。

お待ちしております。

 

もまさま、お納めしました!

コラボでお受けしております、もまさまのONLY ONLY、仕上がりましたよ!

私が、伊勢丹準備で明け暮れている間に、善林さん、仕事進めてくれてまして、完成しました。コラボのいいところですね。自分の持ち場をしっかりやれば、任せられるありがたさ。

もまさま、いろんなきものに合うように、地味目であることというのが、ご希望でした。

A4のノートを入れて、着付けやお茶のお稽古に行かれるのが、目的です。

持ち手は、もまさまのご希望でヌメ革です。

善林さん、ご希望通りに仕上げてくれました。丁寧な使いやすいつくりです。(善林さん、帽子のサンプルセールやるらしい。いける人、チャンス!)

いいんじゃない? ぴったりのものができたんじゃない?

よろこんでいただけるとうれしいなあ。

目標としたもランディとともに。

織り作家のためのスキルアップ講座に参加

和裁士の平山留美さんによる、「織り作家のためのスキルアップ講座」に参加してきました。伊勢丹展直前で切羽詰まってますが、これは外せません。てか、これを受けねば、次に進めないって思いで、受講してきました。思っていた通り、稀有な、素晴らしい講座でした。

受講生5名でした。みんな本気。すごいね、マジで織りをやってる人が、こんなにいるのね。って思ったら、なんと、遠くは鹿児島から、八丈島から、みなさん、乗り物を乗り継いで、参加されているのでした。

マジの方々の中にいると気持ちいいです。なあなあな中からは何も生まれませんものね。

平山さんも、がっぷり受け止めてくださり、投げた球を、パコンパコンと気持ちよく打ち返してくださいました。

さあ、この球をどう消化吸収するかだね。それは、5人の受講生それぞれだけど、きっと皆んな、それぞれに飲み込んで、栄養にして、また吐き出していくでしょう。

仲間ができたのも、とてもうれしいことです。ささ、影響しあって、もっともっと、どこまでも素敵な織物を、作り出して行きまっしょう!

伊勢丹、いよいよ!

伊勢丹での展示会、いよいよ迫ってきました!4月4日、初日ですよ!

新作のご紹介します。こちらは、八寸帯「fruitful field(フルーツフルフィールド)」と申します。

飛行機に乗って、下を眺めたら、どこまでも続く、実り豊かな畑が見えた。実りの色がどこまでも重なる。

黒と黄緑が効いています。こういうヨコ縞、ずっと好きで、実は得意で、でも、今まで帯にしていなかった。こういうの、満を持してっていうんでしょうかね?

綾織りなのが、実り豊かなフィールドのようなのよ。いわゆる「全通」です。タイコとお腹は、特に張り切ってますけどね。

ぜひ、実物を見に、伊勢丹にお越しくださいね。よかったら、あててみて。

以下、展示会の内容です。

「ときめく手わざ 華・粋・遊」
4月4日(水)〜4月10日(火) 会期中無休 10:30〜20:00
伊勢丹新宿店本館7階/特選きものプロモーションスペース

参加メンバーは豪華7組!

久保紀波 絞り染め:帯
松永恵梨子 小紋染:帯、着尺
吉田美保子 染織:着尺、帯、善林英恵さんとのコラボの鞄
峯史仁 組紐:帯締め
大城令子 染色:バッグ、半衿
富沢麻子 木工:バッグ、帯留
アトリエKinami  :扇子、日傘

私が会場にいるのは、以下の予定です。

4日(水) 10:30~17:00
6日(金) 13:00~17:00
7日(土) 13:00~17:00
8日(日) 13:00~17:00
9日(月) 13:00~17:00
10(火) 17:00~20:00

 

これ以外の日時にご来店予定で、もしヨシダに会いたいなどご希望あれば、よろこんで調整しますので、お気軽におっしゃってくださいね。

お会いできることを、楽しみにしています。

伊勢丹、新作!

さあさ、伊勢丹展へ向けて、新作発表、第二段だよ。

八寸帯「ローズヒップティ」と申します。

あの透明な、きれいな赤い液体に、柔らかい光が当たって、キラキラ光る。そんなイメージ。

ほら観て。銀糸が入っているのよ。

4月4日からの1週間、新宿の伊勢丹、7階。ぜひ実物を観に、お越しくださいね。

以下、展示会の内容です。

「ときめく手わざ 華・粋・遊」
4月4日(水)〜4月10日(火) 会期中無休 10:30〜20:00
伊勢丹新宿店本館7階/特選きものプロモーションスペース

参加メンバーは豪華7組!

久保紀波 絞り染め:帯
松永恵梨子 小紋染:帯、着尺
吉田美保子 染織:着尺、帯、善林英恵さんとのコラボの鞄
峯史仁 組紐:帯締め
大城令子 染色:バッグ、半衿
富沢麻子 木工:バッグ、帯留
アトリエKinami  :扇子、日傘

私が会場にいるのは、以下の予定です。

4日(水) 10:30~17:00
6日(金) 13:00~17:00
7日(土) 13:00~17:00
8日(日) 13:00~17:00
9日(月) 13:00~17:00
10(火) 17:00~20:00

 

これ以外の日時にご来店予定で、もしヨシダに会いたいなどご希望あれば、よろこんで調整しますので、お気軽におっしゃってくださいね。

お待ちしております。

伊勢丹、もうすぐ!

さあ、伊勢丹展、近いよ!4月4日が初日だよ。新宿の伊勢丹の7階ですよ。

バリバリ新作作っているよ。ちらっと新作ご紹介しちゃいますね。

こちら、八寸帯「Olive and Lemon(オリーヴ & レモン)」と申します。エッセンスが効いてる感じ。

モチーフはオリーヴとかレモンなのだけど、色的に意識したのは利休色です。和の世界となじみます。

いろんなきものに合うと思う。藍とか、茶色とか。よかったら、あててみて。ぜひ実物を見にきてくださいね。

以下、展示会の内容です。ぜひお運びください。

「ときめく手わざ 華・粋・遊」
4月4日(水)〜4月10日(火) 会期中無休 10:30〜20:00
伊勢丹新宿店本館7階/特選きものプロモーションスペース

参加メンバーは豪華7組!

久保紀波 絞り染め:帯
松永恵梨子 小紋染:帯、着尺
吉田美保子 染織:着尺、帯、善林英恵さんとのコラボの鞄
峯史仁 組紐:帯締め
大城令子 染色:バッグ、半衿
富沢麻子 木工:バッグ、帯留
アトリエKinami  :扇子、日傘

盛りだくさんで楽しそう!ぜひ、お越しくださいませ。

私が会場にいるのは、以下の予定です。

4日(水) 10:30~17:00
6日(金) 13:00~17:00
7日(土) 13:00~17:00
8日(日) 13:00~17:00
9日(月) 13:00~17:00
10(火) 17:00~20:00

 

これ以外の日時にご来店予定で、もしヨシダに会いたいなどご希望あれば、よろこんで調整しますので、お気軽におっしゃってくださいね。

お待ちしております。

なおさま、打ち合わせ。

ONLY ONLY 、善林英恵さんとコラボで進めている鞄のご注文。ご注文主は、伊勢丹新宿店の、きもの売り場の最前線を背負って立つ「なおさま」です。

プロ中のプロにご注文いただき、ドキドキしてお待ちする打ち合わせの日。ご要望が可能かどうかは、善林さんに要相談なので、今回、初の試み、ネットを介したテレビ電話(?)の段取りを組みました。こうすれば、遠く京都の善林さんと一緒に打ち合わせができるってもんです。

その日、なおさま、お洋服で我が家にお越しくださいました。プライベートモードです。前回お越しくださったときは、プロの目利きという感じでしたが、今回は、リラックスして個人的なおしゃれを探るモードです。

ようこそ!ようこそ!

しかし、ここで大どんでん返しが待っていました。

挨拶して、椅子にかけ、話し始めた所で、、、、、、、なんと、形を変えたいとのお申し出。サブ的用途のA4タテ型から、メイン持ち大きめヨコ型へ。

うぅ、、、(しまった。善林さん、トワルまで進めてくれてる。間に立つ私の念押しが甘かった、、、申し訳ない、、、)

ONLY ONLYに変更はつきものです。思い描いていたものを、もっと深く考えたときに、少々変更が生じる。それはONLY ONLY の醍醐味です。ですので、要所要所で、確認しつつ進めるのがこちらに課せられた作業なのだけど、今回はその確認が甘かった。コラボということも裏目に出た。一人でやるときは、無意識に「ちょっと待て」サインをキャッチするのに、今回は、早めに善林さんに投げないとと焦った。

(この時のこと、善林さんも書いてますわ〜。ガクッとくるもすぐ態勢立て直す、さすがプロの善林さん。)

なおさまも、善林さんも、私も、テレビ会議みたいなものは初めてで(我々三人、だいたい同世代か?)、みんな初めは、「おぉぉぉーー」って感じで、和気あいあい、かつ、決めるところは決めるぜモードでがんがん進めました。やっぱ、顔を付き合わせるってすごいです。ネット越しであってもね。

なおさまの、デザイン的なご希望を、善林さんが直接お聞きできたことはすごくよかった。微妙なニュアンスってあるもんね。ご希望を的確に押さえるって、個人的なツーカーができたかどうかによりますものね。

さてさて、ご要望は出尽くしましたよ。

*上の写真は私が撮ったもの。画面に大きく写っているのが善林さん。右下のニッコリ笑顔がなおさま。
下の写真は、なおさまが送ってくださいました。「お仕事を本当に楽しんでなさっている、ヨシダさんの笑顔が印象的です(^^)」ですって♡

 

なおさま、トワル

なおさまから、鞄のONLY ONLY のご注文をいただいて、すぐに善林英恵に連絡。4月の展示会に合わせたいというタイトなスケジュールですが、そこは受けて立ちましょうと。さすがプロだね。で、ご注文の詳細をお伝え。ご注文は、A4タテ型、マチ7cm、細めの持ち手。布の段取りやら、なんやかんや話し合います。

しばらくして段取りがついて、なおさまに、鞄の詳細の確認と、他にご希望がないかってことと、お見積もりの件で、連絡を差し上げました。

なおさま、すぐにご返信下さいました。なんと、もう一度我が家にお越しになりたいとおっしゃるのです。先日はザクッとお願いしてしまったからと。

まあ、びっくり。もちろん、ウェルカムです。ONLY ONLY は、納得いくまでが信条です。

善林さんからは、大急ぎで、トワル(型)の写真がやってきました。それも、平紐バージョンと丸紐バージョンのふた通り。幅28cm、高さ33cmくらいがいいと思うと。

おお、A4がピタッと入るね。いい感じ。

朋百香さまのONLY ONLY 完成!

さあ、完成しました。朋百香さまの原画を元にして織った、鱗紋の帯です。

おタイコ。

前帯。

おタイコと前帯。

ズームアップ。

朋百香さまの原画と並べて。

朋百香さまは、「絵と織りは表現方法が違うのだから、そっくりにならなくていいのよ」っておっしゃってくださったけど、原画がとても素晴らしいので、可能な限り、踏襲しようと思いました。

もちろん、そっくりそのままとは行かなかったけど、「朋百香さまの絵の、凛とした美しさ」は写せたと思っています。

そうであれば、目的は果たせたかな。朋百香さま、そのものだしね。

お手紙書いて、糸見本を作ります。

さあ、朋百香さまのところで、しっかりね。

朋百香さま、仕上げ

朋百香さまの帯のONLY ONLY、仕上げの様子です。

上の写真は、蒸しと水元をした後、伸子張りしているところ。今回、ヨコ糸を数種類混ぜて使っていることと、平織りと綾織を両方入れていることで、収縮率が違うので、伸子の間隔、狭めです。びっしり張って、布の幅を整えます。

さあ張れたよ。

布の収縮率、気にしていたけど、自然な感じになりました。ああよかった。

裏がこんな感じ。

乾いたら、湯のしに出して、お納めです。

ONLY ONLY なおさま、スタート!

伊勢丹での展示会のお話をしていましたが、ここで、新たなONLY ONLY をスタートいたします。

今回のヒロインは「なおさま」。すらっとした着物美人でいらっしゃいます。お勤め先は、なんと、伊勢丹新宿店本館7階、呉服売り場!

そうです、バリバリの現場最前線の方からのONLY ONLYです。

4月の展示会の打ち合わせのために、我が家にお越し下さった、伊勢丹のご担当の方三人のうちのお一人が、なおさまだったのです。

その時、織り機にかかっている布を見て、これは鞄になる布ですよと紹介すると、「私も欲しい」とおっしゃって下さったのです。

え!

まあ、なんとうれしいことでしょう。新宿の伊勢丹って、今の日本で、一番感度の高いデパートと言っていいのではないでしょうか?その現場でバリバリ働かれ、いいものいっぱい見てこられている方から、直々のご注文いただけるとは。

せっかくだから、4月の展示会に間に合わせられると、面白くなるかも。可能かどうか、善林英恵さんと相談します。

それで、どんな鞄をお望みですか?

なおさま、ちょっと考えられ、

メインのバッグに合わせて持つサブバッグ。お仕事に持つからA4が入るタテ型。お弁当箱を入れたいからマチが7cmくらい欲しい。メインバッグと二個持ちだから、特に持ち手は細めで、握りやすいこと。

とおっしゃいます。お弁当を入れるから、マチが7cmっていうのが、ものすごくいいなって思いました。リアルだわ。どんなにおしゃれでも、実用に不便じゃ元も子もないですものね。

*写真はこの日のなおさま。鞄の持ち手はこのくらいがご希望です。

伊勢丹展の経緯

今回の伊勢丹新宿店での展示会、お声がけくださったのは、扇子や日傘の制作で有名な、久保紀波さんです。私、大昔の勤め人時代から、存じ上げているのです。紀波さん、プロデュースでも活躍されてて、今回、誘ってくださったというわけです。

それにしても、私にとっては久しぶりのデパート。実はデパートあんまり得意じゃないのよね、それに新作、どこまで作れる?結構きつきつよ。と、および腰の私。

そうこうしていましたら、なんと、伊勢丹側のご担当の方からメールいただき、我が工房にお越しになりたいと。まあ、それはとてもうれしいです。創作の現場をご覧になりたいというのは、売る側の本気の現れですもの。

その上なんと、三人でお越しになられるとのことなんです。商品部と営業部と売り場最前線。まあなんと、三本の矢と申しましょうか。デパート側の本気度が見て取れます。これは、私も腹をくくって取り組まないと。腰が引けてる場合じゃないよ。

その日、朝からおいでになったお三人は、皆さん、ポジションポジションでそれぞれ、とても真剣。私は一人で、三人のお相手をして、質問に答え、ものをお見せし、頭、フル回転。あっという間の2時間半。お湯は沸かせど、お茶を入れる暇もなく。ああ、申し訳ない。

お三人の中、売り場担当の方、おきものをお召しでお越しくださいました。きれいな目で、優しげな方なのですが、鋭く深く、ものを見る方だなと。お見せした帯やきものだけでなく、我が家の壁に掛かっているタブローにも目を留められ。

そして、機にかかっている布に釘付けになられているご様子。織っていたのはグレージュの布(上の写真)。この布のこと、ものすっごく褒めてくださいました。まさにこれだと。

そして、なんと、なんと、ご自分もこういう鞄が欲しいとおっしゃるのです。まあ、なんと。

この続きはまた後日。

 

10通目のメルマガ【春うらら号】

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。

こんばんは。

ひと月ご無沙汰しました。お元気でいらしゃいますか?
あっという間に春になりました。もうすぐ桜が咲くなんて、信じられませんね。地球は加速して回っているんでしょうか。
花粉は大丈夫ですか?

10通目のメルマガをお届けいたします。お付き合い下さい。

《 目次 》

1. 青色申告

2. 1億円プレーヤー

3. 伊勢丹で展示会

___________

1. 青色申告

先日、青色申告会に出向きまして、無事、昨年分の申告をすませてきました。毎年のことながら、大変可愛いささやかな数字でした。
近い将来、これを、憎々しい、太々しい、ギドギドした数字にしたいものです。

うちに帰って、書類や領収書をまとめて、保管しているプラケースに収め、代わりに、保管期限の切れる7年前のものを捨てました。捨てる際に、その7年前のものを見て、ふと思いました。昨年の売り上げは「可愛らしい数字」で、7年前の売り上げも「可愛らしい数字」です。

ですが、これを合わせれば? 7年前の分だけでなく、全部合わせたら?

私はこの5月で独立15年です。15年間すべての売り上げを合わせれば、それなりの数字になるんじゃね?

 

2. 1億円プレーヤー

さあ、私は、この15年でどのくらいの売り上げを立てたのでしょう?

ええと、ざっと計算するに、数千万は行ってるね!

うわっ。私、数千万も売ってるんだ。私が染めて織ったものを、この地球上のどなたかに、数千万円分もお買い上げいただいているんだ。そのおかげで、私は生きているんだ。

なんとありがたいことだろう。じーん。

私は独立前したのは、35歳の時なんだけど、その前の10年間、勤めながら織ったものを売っているのです。この分まで入れたら、いくら位になるんだろ?

もしかして、1億円?

んー、そこまでは行かないな。

いや待て。私に入った売り上げ金額では、行かないけど、お客さまにお支払いいただいた金額と考えたらどうだろう?小売店さまにいくマージンや、着物や帯の仕立て代、はたまた、展示会場に出向いていただく交通費や、ヨシダの帯に合わせて買った帯締め代まで入れたら、、、、、ゆうに1億円は越しますな!

こう考えると、なんだか、感無量です。

時々、私の、社会においての存在意義など考えて、ずーんと落ち込みますが、それでも1億円の経済を回しました。
いやはや。このまま行けば、私の売り上げだけで、1億円を越す日もくるでしょう。その分、どなたかに喜んでいただいたってことですよね。

こんな私も社会の一員と数えていただいて、いいでしょうか?

もしそうしていだだけるなら、本当におかげさまでございます。心から、どうもありがとうございます。

 

3. 伊勢丹で展示会

さて!展示会のお知らせです。四月、新宿、伊勢丹です。

「ときめく手わざ 華・粋・遊」
4月4日(水)~4月10日(火) 会期中無休 10:30~20:00
伊勢丹新宿店本館7階/特選きものプロモーションスペース

詳細は、こちら。

http://www.someoriyoshida.com/4426

ただいま、新作、ひーひー言いながら、楽しく作っています。
ぜひぜひ、見にきてくださいね。お会いできること、楽しみにしています。

なんと今回、伊勢丹の社員さんにも、ONLY ONLY のご注文いただいたのですよ。
我が家に打ち合わせにいらした時に、機に掛かっていたものに目を留められ。私も欲しいと。

アイテムは、善林英恵さんとのコラボの鞄です。近いうちにメイキングをブログ連載始めますので、ご注目くださいね。

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染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》10通目のメルマガをお読みいただき、どうもありがとうございました。

ご感想、ご意見ございましたら、このメールに返信する形でお送りください。

配信停止をご希望の方は、タイトルを「配信停止」として、このメールをそのまま返信してください。

これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。

どうかよろしくお願いします。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

展示会に参加します!

じゃじゃん!すっかり春うららな本日、いかがお過ごしでしょうか?こちらは、制作に大わらわです。そうなのですよ、展示会の追い込みに入っています。

本日は、そのお知らせをさせていただきますね。4月、新宿、伊勢丹、です。

まず、インンフォメーション、書きます。

「ときめく手わざ 華・粋・遊」
4月4日(水)〜4月10日(火) 会期中無休 10:30〜20:00
伊勢丹新宿店本館7階/特選きものプロモーションスペース

参加メンバーは豪華7組!

久保紀波 絞り染め:帯
松永恵梨子 小紋染:帯、着尺
吉田美保子 染織:着尺、帯、善林英恵さんとのコラボの鞄
峯史仁 組紐:帯締め
大城令子 染色:バッグ、半衿
富沢麻子 木工:バッグ、帯留
アトリエKinami  :扇子、日傘

盛りだくさんで楽しそう!ぜひ、お越しくださいませ。

私が会場にいるのは、以下の予定です。

4日(水) 10:30~17:00
6日(金) 13:00~17:00
7日(土) 13:00~17:00
8日(日) 13:00~17:00
9日(月) 13:00~17:00
10(火) 17:00~20:00

 

これ以外の日時にご来店予定で、もしヨシダに会いたいなどご希望あれば、よろこんで調整しますので、お気軽におっしゃってくださいね。

これからブログに、この展示会について、その経緯や、出品のための新作の話、さらには、なんと第一線で働いてらっしゃる方にいただいたONLY ONLY について書いていきます。乞うご期待。ぜひ、実物を見に、会場にお越しくださいね。

*画像はネットで拾わせていだきました。

お出かけ、つらつら日記

昨日は、エネルギーをいただきに、お出かけしました。

まずは銀座へ。小島秀子さんの新しいこころみ、「WARPWOOF」を拝見しに、ワクワクと。

会場には、小島さんの、すごく精神の行き渡った、それでいて、なんかホッとする可愛らしさを持った布が、きものの世界から飛び出して、日常に使えるものに展開され、生き生きと存在してました!小島さんの生み出す美しさが、新しい息吹と混じり合って、新しいジャーニーをはじめています。

会場を辞して、せっかく銀座にきたので、ちょろっとGINZA SIXによりました。ここは日本か?、って来るたびに思います。私はどうも落ち着きません。

ふらふらと銀ブラ。松屋銀座に寄ったら、ザ・日本のデパートって感じがしてしまった。そのドメスティックさに逆にビックリ。銀座、GINZA SIXができて、流れが変わったね。やっぱ、何かできるってすごいことなのね。

で、地下鉄移動。銀座線を赤坂見附で乗り変えて、新宿三丁目へ。新宿三丁目と言えば、伊勢丹です。ちょっと7階に用がありまして、この話は後日また。詳しく書かせていただきますね。

用事を終えて、む?今日は水曜日?映画が安いかな?気になっていた、「ドリス・ヴァン・ノッテン」、まだやってるかな?早速調べて、あ、武蔵野館でやってる!1000円だ!予約して、時間まで「ベルグ」でビール。新宿とちょっと休憩と言えばベルグです。

「ドリス・ヴァン・ノッテン」、20:45からの最終回を見ました。

ドリス・ヴァン・ノッテンのファッションショーにフォーカスしたドキュメンタリーフィルムだったのだけど、私、ドリスってどんな人か全く知らなかったのだけど、すごく、端正なナイスミドルと言った風で、ちょっと拍子抜けしたくらい。見かけは全くエキセントリックでもなく、アーティスティック気取りもない。

が、自宅で撮影の段で、ああ、こりゃあエキセントリックはなはだしいって思ったよ。建築もインテリアも庭も、完璧すぎる。普通でないです。やっぱ、何事かなす人は、振り切れてますな。

モノ作りに対する真摯さはさすがです。そして、ものすごいハードワーカーです。美しさを希求する、そこまで持ってく。そうだ、そうだ。そうでなくちゃ!

もまさま、善林さんの本番

完全注文制作 ONLY ONLY 、コラボで進めているもまさまの手織り鞄、布は私の手を離れ、デザインと仕立て担当の善林英恵さんの元にあります。さあ、どうなっているかな?

今回のグレージュの布は長さがありますから、どこをどう使うか、善林さんにお任せです。

「えいやっと決めた」と、連絡あり。善林さん、一枚の布にいろんな色相があって迷ったそうですが、少々ピンク味のある優しい感じの所を選んでくれました。

もまさまの以前のご注文の帯など見て、激しくない感じでと思ったと。ちょっとモランディを彷彿とさせますねと。ああ、本当だ。モランディは、グレージュの画家だね。

持ち手は、もまさまのご希望で、ヌメ革です。

と、ここまでは、先日までの話ですが、先ほど善林さんから連絡が。曰く「コバ(革の切り口部分)の部分が気に入らず、やり直してます。じっくり作らせてください。」

おお、さすがこだわりの善林さん。損得掛け値無しで、納得いくまでとことんやってしまう、作り手のサガでもありますね。

朋百香さまの織り

朋百香さまのONLY ONLY、織りの本番、水面下で進んでおります。

デザインも、色も、糸も、すべて決まっておりますが、何回も確認して、準備を整え、深呼吸して、いざ。本番を織る日々は緊張の毎日。

ヨコ糸は、16種類。杼に名前をつけて、使い分けます。

柳川千秋さんに撮っていただいた上の写真、朋百香さまの帯のタテ糸です。ぐんま200という繭からひいた糸です。本当にきれいな糸です。

photo by Yanagawa Chiaki

染織家で写真家の、柳川千秋さんが、写真を撮ってくれました。

すっごく自然で、丁寧で、撮る人の優しさが伝わります。撮られている方は、少々恥ずかしいけど、いい写真だなあって思います。

糸。

道具。

糸を巻く私。

出番を待つ糸たち。

私。もくもくと。

織ってます。

柳川千秋さん、どうもありがとうございました!

もまさま、私の本番

もまさまのONLY ONLY、さあ、私的には本番です。タテ糸の準備、ヨコ糸の準備をへて、ブラッシングカラーズです。ここでほぼ決まると言ってもいい。緊張状態で、乗り切ります。そして、心をほどいて、織ります。

織れたら、整理して、蒸して、水元して、張り手で張って、伸子張りして、乾かして、スチームアイロン。

さあ、準備は整った。善林さんへ、発送します。あとは任せた!

もまさまの鞄、どんな絵を描く?

もまさまの鞄のONLY ONLY、ではご希望の色を、実際に作りましょう。こんな感じ?もう少し、薄くしようかな?もっとねらいを定めた方がいいかな?

そして、糸にどんな絵を描くか、まず紙に描いてみます。どんな鞄にするか、私もこっそりねらいます。そのねらいを、善林んさんが、いい方にひっくり返してくれるのも、楽しみなのだけど。

もまさまは、地味目をご希望だから、あまりリキを入れすぎず。力を抜いて、気は抜かず。型にはまらず、目線は高く。

どんどん描いて、その中から、選びます。上の写真は、ボツにした分です。

 

9通目のメルマガ 【大事な道具号】

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。

こんばんは。お元気でいらしゃいますか?
先日は旧正月でしたが、この時期、必ず梅が咲きますね。自然のカレンダーはすごいなあと思います。いい香りが、冷たい風に乗って、ふっと届くのが、この季節ですね。

9通目のメルマガをお届けいたします。今日は、ある機の道具の話です。

《 目次 》

1. 織り伸子

2. 影山秀雄さん

3. 機料善

___________

1. 織り伸子

機の道具の一つに、織り伸子(おりしんし)というものがあります。人によっては、機張り(はたばり)、幅出し(はばだし)と呼ぶ人もいます。竹の両端に針がついているものです。

どういう目的の道具かと言いますと、織っている時に、布に張って、織り幅を一定にするものです。これをつけないと、布幅が縮んでくるのですよ。糸の太さなどの条件によりますがね。織りやすくもなります。何気ないけど、大事な道具です。

何でただの伸子(しんし)ではなく、織り伸子(おりしんし)と呼ぶかというと、ただの伸子と言えば、完全に織りあがった布を、湯通しをして張る時に、やはり布幅を整える目的で使う道具の方をさすからです。布の幅出しという目的は一緒で、竹の先に針がついているという点も同じですが、別物です。

私はこの織り伸子を、3種類持っていて、布幅によって、また布の厚みによって使い分けています。

今、織っているのは九寸帯なのですが、実は九寸幅、久しぶりに織ってまして、したがって、織り伸子も、しばらくぶりに九寸幅用のを使っています。同じような糸使いで、一尺幅の着物を織ったばかりです。

それで実感したのですが、この九寸幅に使う織り伸子、あまりに無骨で、うわあ、こんなだったかなあと、、、。持っているうちで、一番の古株なんだけどね。

最近愛用している、一尺幅の織り伸子のエレガントさが身にしみました。昔はものを思わざりけり。

 

2. 影山秀雄さん

この一尺幅の織り伸子は、染織家の影山秀雄さんが、自ら制作されて、売ってらっしゃるものです。3年ほど前に入手しました。今回、図らずも使い比べるような形になって、改めて、影山さんのものの良さが身にしみたというわけです。

影山さんの織り伸子のよさ、どこにあるのでしょう?

まず、軽いです。竹を薄く削ってあります。軽いと布に与える影響が少なくてすみます。そして、しなやかです。適度なしなりがあります。絹の布にそっと張力を与えます。力任せにぐぐーーっと伸ばすではなく、竹のしなりで、柔らかく伸ばします。

そして、先についている針が短く、角度が絶妙。織ったばかりの布に、すっと入って行く。刺さるといいうより、入るという感じ。九寸用のは長い針が、「ブスッ」と突き刺さるのですよ。生まれたての布に「ブスッ」と刺し、ぐーっと広げるの心苦しい。痛そうだもの。

それから、針以外は金属を一切使っていない。長さの調節、九寸用のはネジで止めるけど、影山さんのは、竹製のタボ。二本の竹を合わせるもの、革のバンド。九寸のは金属です。これ、実感として、やはりいいと思う。

何より使ってて気持ちいいです。こういう道具で織ると、こういう織物になると思います。私の心もこうであれば。

 

3. 機料善

影山さん作の道具は、お店に置いている訳ではなく、通販もしないそうなので、ご縁がなければ買えません。東京では近々、TEORIYA さんで公開講座を開かれるそうなので、直接ゲットするチャンスです。そのあとは4月に奈良ですって。ご興味の方、ググってください。

私が、影山さんの道具がいいなあって思うのは、影山さんご自身が、経験豊かな一流の織り手であって、まずはご自分の織りのために道具を作られているという点です。この道具が与える影響は、糸にはこうで、布にはこうで、織り手の体にはこうでって、全部を知り尽くしていらっしゃる。

で、実は、恥ずかしながら、この織り伸子も、ここまで素晴らしいとは、思ってなかった。調子よくは使っていたけど、布に掛かる負荷を最小にしているとか、針が長いと自分で引っ掛けるおそれがあるとか、考え抜かれて作られてるとは、気づいていませんでした。

その上、姿が美しいのです。本当にエレガント。影山さんは、ご自分の作った道具に「機料善」(きりょうよし)と名付けていらっしゃいます。少々オヤジギャグぽいネーミングがほのぼのだなあ。

*織りをやってない方には、織り伸子がどういう形態か、想像しにくいですよね。ブログの方に写真載せました。よかったらご覧ください。

http://www.someoriyoshida.com/?p=4348

1枚目の写真、上が影山さんの機料善、中が九寸帯に使ったオールマイティーの古株、下の西陣で使われているものです。長さ違いでたくさん持ってます。

2枚目の写真で、機料善の竹の薄さ、しなり、お分かりいただけると思います。竹製のタボも見えてますね。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

オリンピックと確定申告

たまには時事ネタ書きますね。今、世間は、オリンピックと確定申告ですね!

うちにはテレビはないのですが、それでも気になるのは、動画で見ています。フィギアスケートも見ましたよ。宇野昌磨くんは、甥にそっくりなので、特に応援してます。

オリンピックが始まると、いつも思うのは、人間は進化しているのか否かってことです。この前まで、あんな氷の上で何回転もするなんて、誰も思いもしなかったのに。毎回毎回、どんどん難易度をあげて、高度な技をこなして行く。本当にすごい。

これは人間の進化なの?

もし進化だとしたら、美しさの追求についても進化してる?うーん。

織りの世界は進化している?うーん。

それについては大変疑わしいですが、染織をやって生きて行くには進化せざるを得ないです。

今、せっせとやってる青色申告と確定申告ですが、ソフトは弥生会計の「クラウド」です。ついこの前まで、「クラウド」って一体それ何っ、理解不能っ、て言ってましたが、どうも、それが一番便利なシステムらしいってことがわかってきました。他にもやり方はいくらでもあるけど、お金もそれほどでもなく、時間も短縮できるのはこれかなと。

使いこなせてるのって問われれば、微妙な感じの私ですが、弱小自営業者は、一番便利なシステムに乗っかれるだけの、進化をしなければ、成り立たないと思った次第です。。。

このページに載せている二枚は、メルマガの方のお話の写真です。メルマガはテキストメールで配信してるので、写真はこちらで見てもらおうという戦略です。よかったら、この号から配信しますので、ご登録くださいね

メルマガのアーカイブは、ノートに残していますが、そちらは、有料設定(100円)です。ノートが有料なのは、メルマガの記事は無防備に書くので、少々のハードルを設けさせていただくためです。よろしくお願いします。

 

日本のグレージュ

もまさまの鞄のONLY ONLY、希望の色は「グレージュ」とのこと。

さあ、グレージュってどんな色?はやりのヘアの色っていうのは分かった。もう一歩、腑に落とし込んで考えたいのだ。一度、和に寄せて考えてみるか。もまさま、「いろんなきものに合わせて持ちたい」というのが、ご希望だ。

それで、日本の伝統色の色見本から選んだのが、上のスクリーンショット。この辺りを組み合わせる?

もまさまに伺ってみよう。ご返信いただき、

「今の淡い色合いの中に、もう少し黒に近いグレーや茶色、白に近いグレーなど入れていただけませんか?」

とのこと。

合点承知!メリハリつけるってことですね。

グレージュ

もまさまのONLY ONLY、鞄の色味はいかがしましょうとメールしますと、

「グレーと、グレージュの濃淡ではどうでしょう?」とお返事いただきました。

ん?グレージュ?

もしかして、ベージュの打ち間違えかしら?それで、「グレーとベージュの濃淡ということですか?」と返信しますと、

「グレーの濃淡と、グレージュを何色か組み合わせていただけますか?」とのこと。

これで、やっと、私は、「グレージュ」って色の名前なんだって気づきました。で、早速検索。画像検索の結果が、上のスクリーンショットです。

へええーーー、この色か!。ヘアの世界では、はやりなのだな。もしかして席巻してる?知らなかった〜〜。さすが、もまさま、おしゃれだなあ。

こういう、微妙な中間色で、いろんなきものに合うような鞄にするってことですね。了解!

もまさま、鞄の概要

「バッグ、私も欲しいです。きものの時持てるような、地味目の」

とメールをくださったもまさまにお応えして、やり取りを続けます。

それによると、お望みは、きものをお召しで、お稽古事に行くときに、A4サイズのノートを入れる、そのギリギリサイズの鞄であること。色味はいろんなきものに合うように地味目がいいとのこと。

A4がギリギリ入るサイズなら、すでに作っています。例えばこれです。この型で、地味目の布で作るというのは、どうでしょうか?

ご返信は、「ヨコ長がいいです。」

ここまでのやり取りを善林英恵さんに伝えて相談すると、早速、上の写真のようなプロトタイプを作ってくれました。

もまさま3、スタートです!

完全注文制作ONLY ONLY、新たなストーリーを始めましょう。次なるヒロインは、3回目のご登場の「もまさま」です。

もまさま、1回目のご縁は、八寸帯「Brown Brown」、2回目は「Sky Grey Bumpy (スカイグレイバンピイ)」。いやあ、本当に懐かしいなあ。

実はこれ以外にもオリジナル制作でいくつかご縁をいただいています。昨年秋にも九寸帯をお求めいただきました。その時のメールのやり取りで、感涙の一節、送ってくださったんですよ。

「ヨシダさん、最近、すごく良いですね!○○屋さんのご主人も言ってましたよ。」

このお言葉にどんなに励まされたことか、、、、。

そして、そのメールの最後に、

「バッグ、私も欲しいです。きものの時持てるような、地味目の」とお書き添え下さったのです。

ますます感激!

*写真は、この秋お求めいただいた帯のアップ。

2回目の試し織りを見ていただく

朋百香さまのONLY ONLY、2回目の試し織りができましたので、早速、長平庵にお持ちして観ていただきました。

1回目で問題になったところは対処していたこともあったけど、すぐにほぼほぼオッケーとなり本当にホッとしました。朋百香さまの目指すところ、まずは外すことなく体現できているな。

試しで織ったところは、おタイコ柄なので、前帯の柄は、図面を描いて持って行きましたが(下の写真)、これは少々変更となりました。鱗紋以外の部分を、まんべんなく間延びさせようと思っていたのですが(おタイコ部分は、見えるところは八寸、それに対して、前帯部分は、一尺ほど見えるのです)、中央部分は、間延びさせないでとのこと。

そっか、そこまでが、ひとくくりなんだ。そっか、、、、気付かなかった。浅慮でした。今わかってよかった。

私が気にしている、収縮率の違う糸を混ぜることによってできる小じわ、朋百香さまは、「自然でいいんじゃない?」とおっしゃいます。そうなのよね、いいっちゃあいいんです。気にしすぎると、思い切ったことできません。「これこそ、織りでなきゃできないことよね。」とも。おお、なんと言う理解者。よし、全体として、朋百香さまの世界観を表現できる方を取ろう。

もう一回詰めて、立て直しして、本番だ!

朋百香さまとお会いすると、いつもインスピレーションがうずきます。この日も、「朋百香さまのイメージで作った鏡」を見せていただきました。とても美しく、凛としていて、確かに朋百香さまみたいです。はあ、こんな世界があるのねえ。。。

お部屋にあるエミール・ガレのランプも、すっごくなじんでいて、まるで普通のことのようです。

夢のような時間を過ごさせていただきました。

朋百香さま、この日のことをブログに書いて下さっています。→

 

2回目の試し織り

朋百香さまのONLY ONLY 、1回目の打ち合わせを終え、さあ、目標は定まったぞ。あとは、フォーカスを絞っていく。

まず、下図の作り直し。

求める色もクリアになりましたので、ヨコ糸、新たに染め直します。

鱗紋を染めるブラッシングカラーズの染料も、調合し直します。2回目の試しは、このまま本番のつもりで、多めに作ります。

ヨコ糸をチョイスして、本番さながらに織っていきます。原画をしっかり観て、朋百香さまの表現を織り込めるように。

発見したけど、原画に忠実になればなるほど、絵としてのよさのみならず、織としてのよさも出るようだ。

織りあがったら、蒸して、水元。伸子張り。これも、本番とまったく同じで、やってみます。

8通目のメルマガ 【染めの師匠号】

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。

立春を過ぎ、少し日差しは明るくなりましたね。いかがお過ごしでいらっしゃいますか?

8通目のメルマガをお届けいたします。今日は、ある本の話です。

《 目次 》

1. 染太郎の口伝帳

2. 直接染料と酸性染料

3. 簡易出版

___________

1. 染太郎の口伝帳

先日、ツイッターを見ていたら、旧知の染織家の方が、ある本のことをつぶやかれてました。「これは、呼ばれた気がする、、、」さっそく取り寄せました。

染色の技法書なのですが、内容がものすっごく濃く、深く、とても詳しくなんでも書いてあって、面白いこと面白いこと。今まで、腑に落ちてなかった事が、どんどん落ちてきました。すごいなあ、こんな本、あったんだ。

本の名前は「染太郎の口伝帳 染色心得の巻 第4版」。著者は、染太郎 KITAZAWA さん。

初版は、2001年とのことですので、新しい本ではありません。私、きっと、この本、今までにも見かけたこと、小耳にはさんだことあったと思います。それをスルーしてたのねえ。今やっと、準備ができたってことでしょうか。

 

2. 直接染料と酸性染料

染太郎先生、質問受け付けますとのことでしたので、さっそく不思議に思ったことをメールさせていただきました。

本に、直接染料と酸性染料は併用しても差し支えないと書いてあったことについてです。丁寧なお返事いただき、目から鱗がボロッと落ちました。

「直接染料と酸性染料は、ともにアニオン染料で、違いを見つけるのが難しいほど、近い染料である」

もう何年も、酸性染料も直接染料も使ってるのに、成分が近いって思いもしなかった。別物として使い分けてた。そもそも、染料の成分まで、考えてなかった。

もしかして、ここヒント?もっと大きく、全体を見て、大元を見て、使いこなす道を拓いて行こう。

 

3. 簡易出版

大感銘を受けた「染太郎の口伝帳」ですが、体裁はいたって簡素な簡易出版タイプの本です。カラーページなど、一切ありません。

そういえば、私が、和裁の参考にしている本も簡易出版です。これもすばらしく、頼りになる本です。(「きもの早わかりハンドブック」 寺西正文著)(私が和裁をするわけではなく、きものを織る上で、仕立てを知るための参考書として使ってます)

あと、染料屋さんの田中直から出ている「染色の基礎知識」も大いに参考にさせてもらってますが、こちらも簡単な作りです。

立派な装丁の本も持ってますが、座右に置くのは(座右というか、主に染めタンクの横ですが)、簡単なつくりの、ある種、マニアックな本だなあ。

あと、やっぱ、現役バリバリの方が書かれてるっていう同時代性もビンビンくるし、礼を尽くせば、コンタクト可能ってのもありがたい。

核心をついたものをそばにおいて、核心をついて行こうと思った次第です。

* ツイッター、やられてる方、もしよかったらフォローミー。毎日、その日の出来事をつぶやく「今日のよきこと」書いてます。あと、ブログ更新のお知らせもしています。よろしく!

https://twitter.com/someori

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

1回目の試し織を見ていただく

朋百香さまのONLY ONLY、1回目の試しに取り掛かってすぐに、この路線でいいのかどうか、早めにクリアにしたいと思いました。もしも、私の読みが違っていて大幅変更なら、すぐに対処したい。

それで、急ではありましたが、朋百香さまにお時間を作っていただき、長平庵(朋百香さま所有のお屋敷)に、原画と試し織と原画のコピーなどなど、一式かかえて出かけました。

おじゃまします。

朋百香さま、きものをお召しで、迎えてくださり、うれしかったなあ。朝のお約束だったから、お忙しかったと思うんだ。それなのに、これから作る帯の打ち合わせのために、きものをお召しになって、待っていてくださった。

試し織り見ていただくと、第一声が、明るく、

「まあ、きれい」と。

おっ、ほぼほぼオッケーか?路線的には間違ってなかったか。そっか、それならよかった。変更の可能性もあると思ってた。

それでまずはほっとしながらも、もっとよくするための変更点はどこなのか、細かく探っていく。私としては、どこまで均整を取らせるかも、分かりたい。原画が和紙だから、マットな感じも出したいのよね。どうしますかね。

朋百香さま、こだわり所はしっかり突き詰めるけど、小さい所にはこだわらない感が、いいなと思った。多分、私、細かすぎるところまで、言及してたんだろうな。要所をおさえることが大事。

デザインの変更点は、柄のメインとなる鱗紋、中央の三段を、少々拡大させること。メリハリにもなるし、目線を持っていく意味でも、おすすめした。

朋百香さま、試し織り以前

ONLY ONLY 朋百香さまの帯、原画とタテ糸がそろいました。さ、それではいよいよ試し織です。

それに先立ち、、、、画家である朋百香さまが描かれた原画を、コピー(カラーもモノクロも)させていただきました。原画だと、ものさし当てるのも、はばかられますものね。

コピーの許可をいただくのに朋百香さまにメールしたとき、ご返信にすてきな言葉いただきました。

「織りには織りの良さがあると思っています。例えば原画と全く同じにならなくてもいいですので、あまり窮屈に考えずに原画のニュアンスを踏まえつつヨシダさんの感性で織ってください。」

ありがたいなあ。通じ合えるなあ。さすが画家さんだなあ。

それで、試し織りに取り組み始めたのですが、すぐに気づいたことは、「できるだけ、原画に忠実になるようにやってみよう」というものでした。原画の完成度が高いのです。それは、絵としても、帯としても。だから、変更を入れないほうが、いいものになるのではないか。

朋百香さまへは、原画を描かれる前に、帯の寸法とか、デザインのコツ(タイコは中央の少々上に目線がくるようにポイントを持っていくといいなど)はお伝えしていました。それもあってか、帯としてのバランスもいいのです。

よし。では、まずは可能な限り、忠実ラインをねらって1回目の試し織をしてみよう。その上で、織の特性で変えたほうがいいところがあれば、変えていこうと決心しました。

タイムマシンに乗ったのれん

大変に、大変に、大変に恥ずかしいですが、これ、私が20年くらい前に織ったのれんです。

まだ、染織家として独立する前に注文いただいて、織ったものです。勤め人をしながら、機織りしていた頃の話。指定されたサイズも大きくて、そんなデッカいの織ったことなくて、でもうれしくて、ドキドキしながら、織ったのおぼろげに覚えてます。

のれん、なんとなんと、20年間、ずっとご愛用いただいたとのこと。

20年間、お仕事場の屋根はあるけど、半分外のようなところで使っていて、それを今度、うちの中で使いたいから、ほつれの修理はできますかとの問い合わせいただいたのです。

送ってもらって見せてもらうことにしましたが、内心ドキドキです。20年も前の自分が、今、こちらに向かっている。クロネコさんはタイムマシンか?

で、ヒヤヒヤで待っていたところ、荷物がついて、オープンして、「うううわああ。。。あわわわ、、、、」

想像以上に恥ずかしい!!!穴を掘って、ビバークしたい。勢いだけで恐ろしいほど強引に織ってる。ぎゃー!

お客様にお電話し、織物として再生することは難しい旨、お話しする。タテ糸とヨコ糸を拾って、合わせていくことは無理ですわ。

すると、電話の向こうで、がっかりして、「それでもこれは捨てたくないから、修理できないなら、額にでも入れて飾るかなあ」とおっしゃいます。

えっ!額!!

こんな大きな額はないでしょう。だったら、織物として再生させることは無理だけど、テキスタイル作品として、ほつれを縫い止めることはできますよ。それでよければ、喜んでやらせていただきます。

それで、できる限りの補修をしました。縫いながら、20年前の自分と対話します。どうしようもなく稚拙ではありますが、精一杯でぶつかって、ガチで向き合ってる感じ、20年後の私にも伝わってくる。問題は多すぎだけど、なかなかいいじゃないの!愛しさだけはピカイチというのは身内の身びいきね。(身内というか、本人だけど)

修理を終えて送り返しますと、とてもよろこんでくださいました。メールにあった「本当に力作です。」の言葉がうれしい。

*こののれんの話は、先日配信したメルマガ《 some ori 通信 》にも、速報チックに書きました。ブログはどうしても遅れ気味です。メルマガの方には写真は載せられませんがね。

メルマガ、よかったらご登録くださいね。月に2回の配信で、もちろん無料です。

*1月15日に、メルマガ申し込みいただきました、TNさま(docomo のメールアドレスの方)、確認メールが戻って来てしまいます。メルマガ、届いてませんよね?お手数、おかけいたしますが、もう一度こちらからご連絡、くださいませ。よろしくお願いします。

 

 

7通目のメルマガ 【織物以前号】

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。

7通目のメルマガをお届けいたします。

《 目次 》

1. 資本主義

2. 着飾ること

3. 寂しい生活

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1. 資本主義

先日、東京、京橋のリクシル ギャラリーで開催中の、「織物以前 タパとフェルト」展を拝見してきました。レクチャーにも申し込んでいたので、とても面白い話も聞くことができました。

講師のお一人、福本繁樹先生によると、「資本主義経済の中からは、ものすごいものは出てこない」そうです。

他人よりも抜きん出て、もっと目立って、たくさん稼いで、、、、という資本主義的思想の中からは、本当にいいものは出来ないと。

資本主義の競争の中でもまれた方が、いいものが出来そうと思いがちですが、そうではないんですねえ。

なるほど、確かにそうかもしれません。圧倒的にすごいものというのは、別次元で作ってますよね。例えば、ピラミッドとかがわかりやすい例かと思いますが。ああいうものは、決して競争原理からはできませんよね。

資本主義どっぷりの中に生まれ育った私ですが、どうにかヒントをつかんで、少しだけでもいいから、別次元の何かを取り込んで行きたいです。心身ともに鍛えていけば、いつか近づけるかな?

ブログに、この日のことを書いてます。よかったら。
http://www.someoriyoshida.com/4250

 

2. 着飾ること

福本先生のお話でもうひとつ心に残ったことは、わが身を着飾る装いのことです。

人類は、原初の頃から着飾ってきました。衣服が発明される前は、肉体に入れ墨をして、自分を飾り立てました。男も女もです。戦いに出るときは、最高に飾り立て、勇敢さを表現し、自分を鼓舞しました。

私はふと、今年、問題になった、成人式の振袖も、その飾り立ての一例だなあなんて思いました。

着飾ることは、本能でしょうか?人類の文化そのものでしょうか?

とかなんとか言いながら、この日私は、ほぼすっぴんの上、寒さと多忙に負け、まったくお洒落でない、防寒第一簡単洋服でした。

講師の福本先生も、グレーの背広姿で、ご自分のスタイルなのでしょうが、着飾ってらしたとは言い難かったなあ。

着飾ることが、人類の根源的な文化なら、現代の文化レベルは、、、、どうなのだろうか?

 

3. 寂しい生活

資本主義とアートの関係を考えておりましたら、ふと、以前読んだ、稲垣えみ子さんの「寂しい生活」という本を思い出しました。

稲垣さんて、アフロヘアの元新聞記者さん。この本は、原発事故をきっかけに、稲垣さんが、節電に目覚め、家電をどんどん手放し、電気に頼る生き方に疑問を持つという内容です。

この本に、冷蔵庫ができる前は、食品の保存がほとんどできなかったから、作り置きができず、おかずを作りすぎたら、ご近所におすそ分けしていたと書いてありました。それが冷蔵庫ができ、いくらでも保存ができるようになり、我が家にため込むことになったと。

どんどん買い物をして、どんどんため込み、どうしようもなくなって捨てるのが現代社会だと。ここんとこ読んで、これでは循環がなく発展がないよなって思いました。

外に出して回した方がアートなのに。結合反応起こして何か始まるかもしれないから。

(ま、もしも現実でおすそ分け文化が復活したら、ちょっと面倒くさいかもしれませんけどね)

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これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。

どうかよろしくお願いします。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

朋百香さま、タテ糸

朋百香さまのONLY ONLY、タテ糸を作りましたよ。

朋百香さま、きれいな整った九寸帯をお望みです。紬のおきものに合わせるだけでなく、小紋にも合わせたいとのこと。では、思いっきり、きれいな織帯にいたしましょう。

いつもは、タテ糸も数種類の糸を混ぜて使って、表情豊かにするのが、常套手段なのですが、今回は、混ぜないことで、均質で上品な感じをねらいます。

タテ糸はブランド繭の「ぐんま200」にしました。やっぱ、光沢が違います。輝くのですよ。扱っていて、とても気持ちがいいのだ〜。

織物以前 タパとフェルト

リクシル のギャラリーで開催中の、「織物以前 タパとフェルト」展へ出かけました。私、こういうプリミティブ系、弱いんです。魂にくるのだよな。私の作りたい布の根っこはここにあると思っている。福本繁樹先生と岩立広子先生のレクチャーにも申し込んでましたので、ますますウキウキと出かけました。

レクチャー、とても面白かったです。以下、ノートした走り書きより。備忘のために。

—人はなぜ装うか?もともと、入れ墨、ボディペインティグに大きな意味があった。(部族間の戦いに行くときの化粧など)布はその代わりとなるものである。布は第二の皮膚。それが布の本質。
紐衣(ちゅうい。腰に巻いた紐)が衣服の原点。
布はお金であった。
タパそのものは、物質的な財産であった。
タパに描かれてる文様は、知的財産であった。それも、とても高価な。
文様は、ストーリーがある。ストーリーとセットで受け継がれる。
資本主義が入らないところで、ものすごいものが出来る。文化にすごい高い価値を置く。—

 

などなど、ビンビンくるレクチャーでした。
資本主義の入らないところで、ものすごいものが出来るってのは、わかる。生まれたときから、どっぷり資本主義に浸かってる私など、どうしても破れない壁があるのだ。思考的にも。もっと根源的にも。しかし、それを無いものにしないと、本当にいいものはできない。便利なもの、流行りなもの、を作りたいんじゃない。心揺さぶるものをこの世の中で作って行くのが使命だなあと思った次第。

 

6通目のメルマガ 【のれん号】

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《 目次 》

1. 着姿ギャラリー

2. パソコンを変えたら

3. 思ったこと

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1. 着姿ギャラリー

昨年リニューアルした私のサイト、新たに「着姿ギャラリー」も作ったのですよ。自分でいうのもなんですが、これ、なかなかいいんです。もうご覧いただきましたか?

「着姿ギャラリー」というのは、文字どおり、私が織ったものを身につけてくださっている方々の写真を見ていだただくページです。

プロのモデルさんや女優さんでなく、普通の方々です。ということは、みなさん、仕事で着ているわけでなく、100%着たいから着ているのです!みなさん、とってもいい表情で、生き生きしてくださっています。着ることは喜びなんだなって、伝わってきます。

着姿ギャラリーはこちらです。ぜひご覧ください。

http://www.someoriyoshida.com/style

 

2. パソコンを変えたら

昨年の夏頃から青色吐息だった、我がパソコン。だましだまし使ってきましたが、いよいよ危ないと、完全に落ちる前に買い替えました。それにともない、ソフトと呼ばれるものもほぼ買い替え(ただの文字列なのになぜこんなに高い!)。

住所録として使っている「ファイルメーカー」はそのまま使えるはずだけど、どうしてもうまくいかないので、カスタマーサービスに電話しました。

そうしたらなんと、新しいパソコンのバージョンが新しすぎて、入らないと。最新版に買い替えてくださいと。

なんと、、、新しいのが理由で使えないとは、、、

仕方ないので泣く泣く買いましたが、4万円近い出費に気が遠くなりました。

 

3. 思ったこと

最近のことですが、20年くらい前に作ったのれんのことで相談を受けました。20年間、お仕事場の半分外のような場所に掛けっぱなしだったと。(渡り廊下みたいなところかな?)今度、家の中に掛け替えたいが、すり切れたところなど、補修はできないものだろうかと。

実物を送ってもらって見て見ますと、そうとうオンボロになり、一部ヨコ糸が切れていたりして、織物としての寿命はまっとうしてると思いました。

その旨、お伝えすると、とても気に入っているから捨てたくないんだと。

だったら、織物として復活させることは無理でも、雰囲気を楽しむテキスタイル作品ということにしましょうかと提案。ほつれたところを縫い留めました。(織物として補修するには、タテ糸とヨコ糸を組織通りに入れ込んでいく必要ありなのです。今回はそれをせず別の糸で縫ったということ)

お送りすると、「よみがえった!」ととても喜んでくださいました。きっとまた永く、お使いいただけることでしょう。

布は、ずっとずっと楽しみながら、あなたに寄り添いつつ、時には形態を変えて、いつまでもお使いいただけます。アイディアや遊び心も、いかんなく発揮できます。5年で買い替えを求められるコンピューター業界とはえらい違いです!

着姿ギャラリーにも、2003年にお求めいただいた作品をお召しくださっている写真から載ってますよ。織物っていいなあ~。

*染織吉田の通販サイト《 some ori マーケット 》では、あなたの人生を豊かにする一品、売ってます!新作もちょこちょこ載せていきますので、のぞいてくださいね。

http://www.someoriyoshida.com/store

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

めとさま、登場!

めとさまから連絡があり、ご上京時に寄って下さることになりました。あら、それはうれしい。もちろん、ウェルカム。しかし、特に用事の内容は書いてない。

ということは、もしや?

そう思ってドキドキお待ちしていたら、やっぱり!!!12月にお納めした「枯風〜Colored Wind part 2」をお召しで登場してくださいました!

なんと、この日が初下ろしだそうです。仕立て上がりを宿に直送していただいたそう。うれしいなあ。

お写真とらせてもらうことになり、一緒に外に出る。ヨシダ、大興奮。

布の状態も確認しながら。糸のチョイス、打ち込み、バランス。作っているときは、これが最高と思って作りました。それが実際はどうであるか確認できます。見せにきてくださって、本当にありがとうございます。

仕立てもこだわっってますよ〜〜。お袖の丸みが、普通のよりもっと丸いのですって。かわいいね。

足取り軽いね。

めとさまと私の二人で作った「枯風〜Colored Wind part 2」、これからはどこで、どう育ててくださるでしょう?それが本当に楽しみです。

めとさま、本当にどうもありがとうございました。この子をよろしくお願いします。

原画、完成

朋百香さまの帯の原画、3枚目の変わり市松で完成かと思いきや、やはり鱗紋をと、新たにもう一枚、描かれました。

うわー、ぐっと完成度が上がりましたね。さすが。それに帯らしくもなりました。バランス取れてますね。

シャープであり、華やかであり、朋百香さまご自身のようです。これで、メイン部分のデザインは決定ですね!

では、次に、テクスチャーの方を絞り込みたいです。過去に織った布地をたくさん持参しまして、その中から、朋百香さまが選ばれたのは、「ぐんま200」という国産繭で織った布。とても綺麗で艶のある、とても上等な絹らしい絹です。

了解しました。原画とも合ってますね。では、この糸でタテ糸をたてて、まずは、試し織をやってみますね。それをたたき台に、話を詰めていきましょう。

原画の変遷

タロットの会で、朋百香さまにお会いしたのが6月のこと。そして、7月になると、原画を描いてみたと、早速メールくださいました。は、早い!(添付されていたのが上の写真)

帯の織り上がりは来春予定なので、原画は秋頃までにとお願いしてましたが、バンバンと前倒しされるのは、さすができる女です。

朋百香さま、織りの技術的なことや、デザイン的なことを、ポンポンと小気味好くご質問になります。原画は、帯の大きさに合わせて描いてくださるようお願いしましたので、イメージしやすく助かります。デザインについては、まだ悩まれているご様子もあり。

そして、8月はじめには、試し織りの第二弾の画像を送ってくださいました(上の写真)。おお、シックさが増しました。帯の原画を描くの、乗ってくださってるのが、伝わって来て、うれしくなります。

ご自分の好きな色や、年齢のことなどを考え、変えてみたとのこと。これは、おタイコ部分の図ですが、前帯部分や、たれ先、手先のデザインにも言及して行きます。

その数日後、もしかしたら、三角でなく四角の可能性もあるかもと連絡があり、あっという間に、もう一枚描かれました。変わり市松です。エメラルドとマスタードが効いています。大人しくはあるけれど、これはこれで、ありです。

しかし、この間、2週間足らずです。それで3枚、、、集中力、すごいなあ。

この話、続きます。原画、さらに発展するのですよ!

着姿ギャラリーに。

昨年末に、このサイトにオープンしました「着姿ギャラリー」、もうご覧いただけましたか?お客さま方が、私が織ったものをお召しくださっている写真を、載せさせていただいています。皆さん、とてもいい表情で、きものや帯もにっこにっこしてます。織物の完成は、織りあがった時ではなくて、お召しくださった時ですから、私にとっても、ものすごくうれしいページなのです。

そこに今日、一つ、大事な作品が加わりました。2010年作「シスレーの居る風景」です。この作品に取り組むことで、本当にいろいろ教えられたなあ、、、ご注文主は、ブログ上のお名前で、神奈川絵美さん。きものをはじめ、美しいものや心に振れるものを、こよなく愛する素敵な方です。

その絵美さんが、「シスレー」をお召しで、写真を撮られたとお聞きし、私のサイトでも載せさせてくださいとお願いしました。そしたら、快諾いただき、送られて来たのが、上のような、超絶美しいお写真!!!美しすぎて悶絶しました。

*着姿ギャラリーに、絵美さんの別カットも載せさせていただいてます。→作品ギャラリーから、着姿ギャラリーに進んで探してくださいね

*神奈川絵美さんのブログ「えみごのみ」で、このお写真を撮られた経緯なども!

*帯は仁平幸春氏のお作品。お仕立ては山本秀司さんです。

 

 

鱗紋は?

朋百香さま、タロットの会でお会いして、しばらくのち、メールをくださいました。写真が一枚添付されてます。

「帯、写真のような鱗紋は可能ですか」と。「もしこんな感じの鱗紋が可能なら、頭の中にあるイメージを図案化してお見せしたい」と。

そして、「希望の帯は、荒い感じの八寸帯ではなくて、柔らかい布で帯芯を入れて仕立てる九寸の帯」だと。

ほお、すでにイメージが立ち上ってる感じですね。さすがです。

鱗紋でしたら、三角ですので、3年前の個展「三角・吉田」の記憶がよみがえります。その時は八寸帯がメインでしたが、端正な糸で九寸帯をつくったこともあります。ブラッシングカラーズと綾織りを組み合わせて、柄を強調することもできます。

朋百香さまへのご返信に、私の過去作品の写真を添付して、ご説明しました。

*鱗紋(うろこもん)というのは、上の写真のような、びっしりとした三角の連なりです。魚や龍や蛇の鱗を連想させることから、鱗紋と呼ばれています。厄除けの意味もあるんですよ。この模様、弥生時代にはすでにあったらしい。単調でも、力強い意匠だものね。すごいね。

 

 

ONLY ONLY 朋百香さま、スタート!

さあ、新たなONLY ONLY をはじめましょう。次なるヒロインは、画家の朋百香さま。お作りするのは帯です。

まだこのお話がモヤの中にあるときに、コラボ鞄のお話をいただいたので、そちら先にお作りしました。そして、今、満をじしてお顔を覗かせるのが、元々のご注文の帯のお話です。そして、何と言っても今回のご注目は、画家である朋百香さまの原画を帯に発展させようということです。

このお話はいつまでさかのぼればいいのでしょう?「いつか自分の作品を原画にした帯が欲しいわ」とはおっしゃっていただいてましたが、具体化したのは、、、、、?

去年の6月に、朋百香さまのタロットの会にお誘いいただきました。せっかく直にお会いできる機会だからと、私は織り見本を持参しました。朋百香さまは、墨の抽象画の作品を見せてくださいました。さあ、これをどう融合させて行くか。お楽しみです。

写真は、朋百香さまが原画を描かれた和のタロットカード。岩倉ミケさんが占ってくださいました。私が引いたらこんなの出ました。(色気がなくて強そう。。。。)

さらにここ数日

お正月が終わってからこっち、パソコンの移行であたふたしています。まあー、大変なこと、大変なこと。

実は昨年の夏頃からずっとパソコンの調子が悪く、いつ壊れるかいつ壊れるかとドキドキしていました。突然落ちるのですよ。固まるし。心臓に悪かったです。

しかし、サイトのリニューアル中の私は、買い替えるより、なだめすかして使いつづける方を選びました。その時の自分に移行のエネルギーはないのわかってたから。

んで、辛抱して、辛抱して、やっとサイトのリニューアルが落ち着いたのが、12月31日。ホッとしたのもつかの間、私は、その足で買いに行きました。こういうのは勢いで行かないとね。大晦日の夕方遅く、町田のヨドバシ前は、福袋ねらいと思われる徹夜組が並び始めていました。

IT弱者の私は、ネットではどれを買っていいか分からず、それまで使っていたパソコンのスペックをメモしていって、「これと似た感じのください。」とお兄さんに訴え、オススメを買う。(←カモのようだが、的確な買い物したと思ってる。)ただの番号であるが、オフィスとイラストレーターとマックケアも買う。とんでもない出費である。

散財した高揚感と、大晦日のしんみり感をないまぜにして帰宅。ヨドバシの黒い袋はポンと放置したまま。開ける気全くないのが、IT弱者のIT弱者たるゆえん。

そのまま年を越し、故郷に帰省して、こっちに戻り、着物なども片付けて、さあもう逃げられません。

しかし、世間の皆さん、みんなこれやってるの?これ、できるの当たり前?リテラシーってやつ?いつの間に世の中こんなにハードル高くなったんだろう。

外付けハードディスクと、ドロップボックスの中も、ぐちゃぐちゃだった私は、いま、大変ひどい目にあってます。

*ちなみにこのブログの投稿は、初の新しいパソコンから!できたよ!できたよ!

*写真は帰省復路の窓から。曇りの日だったけど、空の上の眺めはいつも気持ちいい。

 

ここ数日

熊本でお正月を過ごしています。

いつも居場所がないような私ですが、居ていい場がここにあるというのは、幸せなことです。

おとといは高校の同窓会で、朝から幹事手伝いとしてはせ参じ、名札係をしました。
高校卒業30年。みんなそれぞれ、よくやってるなあ。数人としっかり話せたの、よかった。
二次会からの帰り道、長六橋の上で大きな満月を見ました。幸先いいぞ、2018。

昨日は、昼間ちょっと時間が空いたので、特に目的もなく熊本の街を歩きました。

通町筋でバスを降りて、教会の裏の小さな神社に参拝。私、この神社、前から好きなんだ。巫女さんが頭ぽんぽんしてくれた。

角にあるワインとチーズ「デコラーレ」。昔からここは本当にそそられっぱなし。なかなか買えないけど、変わらず営業しているのがうれしい。今回も外からのぞいて、指をくわえる。

藤崎宮に参拝に行こうと思い立つ。「さかむら」の前を通るもお正月休み中。

藤崎宮、久しぶり。こんないいお宮さんだったっけなあ。

並木坂をふらふら歩いてたら、「汽水社」発見。うわさの古本屋さん。ああここなのか。初めて寄りました。
なんかすごく落ち着く好みの店で、長居してしまった。4冊買って、一万円弱。いい買い物した。

夜の宴会までもうちょい時間ある。映画でも見ようか?スターウォーズかな?何十年ぶりで新市街の「電気館」に行ってみました。

大衆向け正月映画でも思ったら、なんのなんの。もろにオフシアター系。東京だったら、岩波ホールか、ポレポレ座か、イメージフォーラムでしかやってないような映画が、一ヶ所で固まってやってる。スクリーンは三つ、時間差で五作品上映。それも水曜日でレディースデイ、1,100円。東京のオフシアターは割引きないよね。すごいな、電気館。
どれも面白そうだけど、時間の関係で、「笑う故郷」を観ました。主人公の芸術家魂、すごく好きだ。

夜は小学校の集まりへ入れてもらう。同時代を過ごした近所の人たち。なんだか自然に超リラックス。

今日はうちの手伝いなど。孫疲れの母にテルミー。

明日移動して平常運転に戻ります。さあ、がんばりましょう。

 

明けましておめでとうございます

2018年、はじまりましたね。青空きれいな、あたたかい神奈川のお正月です。

私は故郷の熊本へ帰るため、今、電車に乗ってます。iPhoneからのブログ投稿にチャレンジ中。元旦移動の方、けっこういらっしゃいますね。キャスター付きのスーツケースを転がす人、目に付きます。私もですけどね。

うちを出る前に、ベランダの物置の上に、水とカリカリを準備してきました。このところノラ太がくるので、ニャンと言われれば、あげてました。今日は、顔は見なかったけど、数日いないので、先まわって。納豆のケースを洗って、新しい水とカリカリを入れて、物置の上を少々きれいにして置くと、なんだかお供えしているようでした。ここには居ない何かのために。

神棚も仏壇もない我が家ですが、なんだかお正月にふさわしいような気がしました。

写真は、おとといの夕方。我が家の近くから。真ん中に見える山は大山です。

今年もどうかよろしくお願いします。よい一年にいたしましょう。

5通目のメルマガ【大晦日号】

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。

5通目のメルマガをお届けいたします。

《 目次 》

1. 太陽礼拝

2. 下世話な話

3. some ori マーケット

___________

1. 太陽礼拝

2017年も今日で終わりですね。あなたにとって、この一年はどんな一年でしたか?

私は、何と言っても、サイトをリニューアルしたことと、それにともなって、通販サイト《 some ori マーケット 》と、このメルマガ《 some ori 通信 》を始めたことが、大きいです。メルマガに付き合ってくださっているあなたさま、本当にどうもありがとうございます!

それから、もう一つ、大きなことは、ヨガを続けたことです。

ヨガ、最寄り駅の近くにスタジオができたのをきっかけに、昨年の12月に始めましたので、丸13ヶ月やってます。

一昨日が、今年最後だったのですが、年末スペシャルレッスンで「108回の太陽礼拝」と言うのに参加してきました。

太陽礼拝って、うまく説明できませんが、なんか、五体投地みたいな動きです。立ったり、這いつくばったり、呼吸と動きを合わせながら行います。

それを、ただただ108回。所要時間は1時間半。

これ、なかなかきついんですよ。ぼぉーとしてきて、ヘトヘトなのも快感(?)になってきます。

どうにかやり通して、達成感を味わいました。ま、煩悩をそぎ落とすまでは、まったく到達できていませんが。2日たった今、猛烈な筋肉痛です(笑)。

同じことを繰り返すことの快感は、機織りにも通じると思います。

私は、どちらかと言うと、人がやってないことをやりたいし、きをてらったものも好きです。

それでも、快感は、日々の繰り返しの中からやってくると思いますし、いいものが生まれるように思います。

 

2. 下世話な話

13ヶ月続けているヨガ。やっぱり気になるお金の話。

いくらくらい使ったかと言うと、ひと月13,300円の通い放題のコースですので、172,900円ってことになります。

受講履歴を見ますと、212回です。割ると一回あたり、815円。これは安いのでは?

13ヶ月を56週と考えると、1週間で3.8回通っている計算。行ける時は必ず行くって感覚で通っています。

自分の体や、内面と対話して行く感じなのも、気に入っています。

通い始める前は、ひざとか、喉とか、肩とか、腰とかに不安がありましたので、それが少なくても悪化はしていないのも、よかったことです。

 

3. some ori マーケット

年末年始、忙中閑あり、案外手持ち無沙汰になったりもしませんか?

そう言う時は、染織吉田の通販サイト《 some ori マーケット 》をのぞいて下さいね。

《 some ori マーケット 》のトップページはこちらです。ONLY ONLY のページも、時間がある時、ゆっくり読んでみてくださいね。
http://www.someoriyoshida.com/shop

ブログのこのページで、おすすめ作品をご紹介しています。
http://www.someoriyoshida.com/3978

ブログでは、帯揚げを染めた話も好評でした。今なら、きものか帯をお求めいただいた方へ、帯揚げをあなたの好きな色に染めて、プレゼントしています。それ以外の方からもお問い合わせが多いので、帯揚げのみのご注文にもお応えして行こうと思っています。
http://www.someoriyoshida.com/3927

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染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》5通目のメルマガをお読みいただき、どうもありがとうございました。

ご感想、ご意見ございましたら、このメールに返信する形でお送りください。

配信停止をご希望の方は、タイトルを「配信停止」として、このメールをそのまま返信してください。

これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。

どうかよろしくお願いします。

今年も、本当にお世話なりました。どうか良いお年をお迎えください。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

今年の締め!

今年もあと数分、、、、。今日は私、一日、パソコンに向かっておりました。

サイトに、新しいページをオープンさせましたよ。その名も「着姿ギャラリー」。今まで私が織ったものを、身にまとって、お写真におさまってくれた、とびっきりにステキな方々に、一堂に会していただきました。

今年中にアップするぞって心に決めてました。ひゃあ、ギリギリセーフ!

作品ギャラリーが「年代別ギャラリー」と「着姿ギャラリー」の二つに別れた格好です。ここが作品ギャラリーのトップページです。ここから入って、「着姿ギャラリー」に進んでね。カテゴリーが「すべて」「きもの」「帯」「ショールといろいろ」とありますので、それを選んでね。

実はまだ、写真を見つけきれてなかったり、画像が小さすぎて載せられなかったり、出来上がったわけではないのです。「ああ、あの人がいない」ってわかってるのですが、少しずつ充実させて行くということで、とりあえず公開いたします。

今年は、何と言っても、サイトをリニューアルのが大事件でしたが、これで、だいたい一段落かな。サイトも本当におかげさまでできました。担当してくださってる「アカオニのゴトーさん」とは、今年、何回、メールのやりとりをしたでしょう?1000回は超えてるね。2000回かもね。超絶うるさい私に付き合ってくれて大感謝しています。

さて、来年は、もっともっと、織る年にしようと思います。機に座らなければわからないことをわかりたい。そんな感じです。

来たる年も、どうかよろしくお願いします。

もういくつ寝ると

あと二つ寝るとお正月ですね。

お正月はきものを着るぞと、ごそごそ準備をはじめました。さあ、どれを着ましょうってチョイスはとても少ないです。数少ない中で、一応、上の写真が私の袷、ベスト組み合わせのつもりなのだけど、、、、

うーん、お正月ぽくないな。どうにかならんか?

あ、いただきものの帯締めがあるぞ。パープルピンクで、少々幅ひろ。今まで一回も使ったことない。めでたっぽいし、使って見るか。

帯揚げは、、、、合うのがなーい!
ふと、先日青森からのお客様がくださったプレゼントが入っていた紙袋が目に入った。ふむ、濃いローズ色。あら?もしや?ぴったり?

んじゃ、染めちゃおっか?

いそいそと染色鍋と、帯揚げの白生地を用意する私。えいやっ!

この紙袋をかたわらに置き、少しずつ、染料を入れ、合わせていきます。ローズ系、オペラ系、ルビン系、青味もけっこう入れましたよ。黄味もね。

これでどう?

きゃ、ちょっと可愛すぎ?もうちょっと茶味を入れた方がよかったか?染め重ねてもいいんだけど。ま、お正月だから。このくらいいいかな?

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染織吉田では、ただ今、きものか帯を、通販サイトからお買い上げ下さった方とONLY ONLY のご注文くださった方へ、「期間限定!帯揚げ、染めます。プレゼント!」を開催しております。お好きな色に、帯揚げを染めますよ。この機会に、ぜひ、ご利用になりませんか?
ONLY ONLY は、期間中(2018/5/1)までに、打ち合わせを始めさせていただいた方も対象です。実際にお作りするのは、ずっと後でも、この機会に相談を始められ、ONLY ONLY な帯揚げもゲットなさいませんか?

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また、帯揚げだけが欲しいんだけどというお問い合わせも、ちょこちょこいただいております。布染めは本業ではないためお断りしていましたが、ご要望が多いので、お受けしてみようかなと思ってきました。(それに、私、けっこう得意なのですよ、自分で言うのもなんですが。)ご希望の色味をお伝えいただいて、すり合わせして、お染めいたします。代金は、15,000円(税別)からとなります。白生地によって、違ってきます。ご興味の方、お気軽にお問い合わせください。

まだまだ営業中

今年も押し詰まってきましたね。もう仕事納めなさいましたか?いろいろ振り返ったり、思いを馳せたりする時期ですね。

こちら、染織吉田は、振り返るにはまだ早くて、年内はエンドレスでやってます。明けて、1月1日から5日まで、お休みをいただきます。

通販サイト「some ori マーケット」も年内はもちろん営業します。

12月31日の午前中までにお求めいただきましたら、年内に発送いたします。その後、1月5日まで、発送業務はお休みさせていただきますが、お買い物はしていただけますよ。年末年始、ポッ時間が空いちゃったなどありますよね?そんな時「some ori マーケット」、のぞいて下さいね。

ここにあげている4点の写真は、この時期「some ori マーケット」の中でも、特におすすめですので、ご紹介いたしますね。

例えば、一番上の写真のタブロー、いかがでしょう?「コンペイトウ」というタイトルです。額縁が、アンティーク調のゴールドで、小さいながらゴージャスな感じあります。

2番目の写真のタブローは、「クワイエットカラーズ」と申します。明るくて、静かな感じ。

3番目、このすぐ上の写真は、「善吉・手織り鞄、大きくてヨコなが、シックなレンガ色」。ご好評いただいております、善林英恵さんとのコラボ作品です。

そしてすぐ上は、「赤いショール、素朴な感じ」。寒いですからね、あったかくして下さい。

他にも、いろいろございます。ぜひ、ご覧になって下さいね。→

かのさま、お納め。

じゃーーーん!こちら、かのさまです!!

完成したONLY ONLY のお納めに、同じく京都在住ということで、善林さんが、できたてホヤホヤをお持ちしました。

「やわらかく、身体にそった、美しい斜めがけのバッグ」
これが、お望みでした。いかがでしょうか?

お写真、拝見すると、、優しく、さりげなく、バランスよく、かのさまに添っていますよね。思い描いていたイメージにぴったりのように思うのですが。それにかのさま、しっくりとこなれた感じで、すでにご自分のものとされてますね。

大きさもちょうどいいみたいですね。京都の街中に住んでる方は、自転車での移動が多いのですって。ですから、このような、大きすぎず、必要なものはちゃんと入る、手が自由になる肩掛け鞄がいいのですって。でも探しても無いのですって。

    

寄ってみると、こんな感じ。持ち手は、スペシャルだってよ。善林さんのブログに注目!→

ひっくり返すと、こんな感じ。オレンジ色、効いてますね。

小さなマグネットつけてくれてます。可愛いし、便利ね。

私はかのさま、お会いしたことはないのだけど、ご注文をきっかけにやりとりさせていただいて、かのさまと、かのさまの周りの京都の人の、キチンと生きている潔さを思いました。清々しいのです。そんな方に、ご愛用頂けれることになり、とても光栄です。ありがとうございました。

それに、かのさまのおかげで、善吉・手織り鞄は、斜めがけの鞄も作ることができました。おかげさまで創作の幅を広げていけます。本当に活かされてます。どうもありがとうございます。

 

復興城主、感謝状贈呈式

本日、郵便受けに立派な封筒が入っていた。開けて見ると、、

『熊本城「復興城主」制度感謝状贈呈式のご案内』とある。

内容を見ると、市長さんが熊本城に多額の寄付をしたのを褒めてくださると。で、感謝状をくださると。日時は来年2月7日で、会場はホテル日航熊本という熊本では有数のお高い箱だ。出られない人には、後日感謝状を郵送してくださると。

なんじゃこりゃ、と思いました。

なんでこんなことにお金使うの?アホかいな。感謝状が欲しくて寄付したんじゃないよ。あれは、熊本地震の後開催した個展「清正公の陣羽織」での売り上げの10%で、お買い上げくださった皆様のお気持ちなのだ。それにすでにいただいている城主証だって立派すぎるほど立派でもったいないなあって思っていたのに。

はー、なんと、がっかり。ウーマンラッシュアワーがこの前「熊本の仮設住宅に住んでいる人、いまだに4万7千人」って言ってたじゃん。ムダ遣いしないでよ。

市長さんだって、役所の人だって、まだまだすごく忙しいでしょう。感謝状渡してる暇があったら、ちょっと休んで鋭気を養えば?

と思ったが、、、、、

ちょっと待て。

これは、もしかして、県外在住者をねらった、観光きっかけキャンペーンか?熊本城へ寄付するとは、熊本へなんらかの思いをもっている人が多いに違いない。期日は2月。観光客が閑散とする時期。観光業の方々がドーンと落ち込むのは必至。何か事前に手を打たねば。それが、この感謝状贈呈式?これを呼び水に、もともと熊本に思いを持ってる人たちに観光に来てもらおうと?

ふむ、、、そういう目で案内状をみると、呼びかけているのは市長だが、差出人は市役所でなく、熊本城総合事務所。問い合わせ先は、ホテル日航内の事務局。

ふーん。なるほど。観光客、バンバン来るといいね。街が賑わうのはなんにせよいいもんね。

私はとりあえず感謝状の郵送を断るね。それだけで、印刷代と封筒代と切手代で300円くらいは節約できん?

こうさま、登場!

先日のことですが、とてもうれしい出来事がありました。ある方が、私を訪ねてくださったんです。

その方とは、、、、、「こうさま」です!

2015年から2016年にかけて、私は明けても大麻、暮れても大麻となり、この一作に取り組んでおりました。その「大麻だけで織った作務衣、一式」をご注文くださった、ご本人です! (ブログ連載はこちら→  いやあ、これは本当ーーに色々ありました。)

お納めして1年以上たちます。私は反物の状態までですので、とても気になっていました。こうさまのご友人が、仕立ててくださったということは聞いていましたが、果たしてどうなったかと、、、

今回、「あんたが、一生懸命作ってくれたのわかってたさかいな」と、見せに来てくださったわけです。

お越し下さって、まるでサプライズプレゼントをいただいたようでした。大麻の布の織り目が気になってドキドキしたけど、よかったんじゃない?自分で言うのもなんだけど、しっかり織れてるよ。ヨコ糸を濡緯(ぬれぬき)にして、カマチを何回も打ち込んで織ったのもいい思い出。

ご注文は、「野武士のような」布にして欲しいということでしたね。どうでしょう?まさに野武士ですね!ひょーカッコいい!

一緒に写真撮ってくださいという私に、はにかみながら応じてくださるこうさま。

かのさま、まい進中

かのさまと善林さんのミーティングを受けて、私は新たに布を織りました。パッチワークに組み込むので、分量は少なめですが、善林さんからこまかいリクエストが来ています。

シルバーのラメが、目立たないけどしっかり入る白っぽい布、優しい緑、優しい黄色、品があって個性的、、、。簡単そうで難しい注文です。

織りあがって、善林さんに送ると、「すごいピッタリな感じで素晴らしいです。」とメッセージが。

よかった〜〜〜。コラボの相方を焚き付けられると、必ずいいものができるもんね。作り手が面白がってないと、ビンビンなものはできないものです。

上の写真は、善林さん撮影、型のラフ。これをかのさまに着用してもらって、調整するそうです。

かのさまと善林さんがミーティング

12月のある日、かのさまと善林さんが、直接お会いして、打ち合わせをすることができました。

ご注文は斜めがけの鞄。手持ちよりももっとバランスが難しそう。善林さん、参考鞄を持っていって、それを掛けてもらって、大きさを考えたとのこと。ご希望はA4がギリギリ入ればいいとのことで、案外、小さいのになりそうだと。

布は、私がすでに送付している中から、イメージにあうものをチョイスしていったそう。お気に召す布が結構あって、それらと新たに織る布を組み合わせて、パッチワークするのも面白いってことになったそうです。

わー!パッチワークになるの!それは楽しみ。私は、以前コラボした「竹手さげ」で、善林さんのパッチワークの腕前に完全にノックアウトされているのです。(竹手さげは、このページの一番下に写真があります。写真が小さくて残念。)

2枚の写真は、かのさまと善林さんで選んだ布たち。

白っぽいきれいな色で、少々の銀糸が入るのがお似合いになるみたい。ギンギンのうるさいような個性ではなくて、上品で、穏やかで、かつ、決めてるところはパシッと決め、自分のスタイルがあるみたいな。うわー、素敵な京女像が目に浮かぶぞー!

4通目のメルマガ【冬至号】

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。

4通目のメルマガをお届けいたします。

《 目次 》

1. 竹取の媼

2. 綾竹を作る

3. 年始は熊本

___________

1. 竹取の媼(おうな)

先日のことですが、山あいに、綾竹にする竹を取りに連れて行ってもらいました。

綾竹ってお分かりですか?

機織の道具の一つです。タテ糸には必ず「綾」を取るのですが、それをキープしておくものです。

ようは、両端に穴を空けた、細い竹です。条件は、まっすぐであること。ツルツルであること。

ですから、とっても単純なのですが、これがこれが。

今まで私が使っていた綾竹は、雑貨屋さんで買った、のれんの棒を適当な長さに切ったものでした。

先日、「綾竹に最適な竹が取れる秘密の場所」に「最適な季節」に連れて行ってもらい、崖を滑り降りて、バサっバサっと竹取の媼(おうな)と化しました。

 

2. 綾竹を作る

まず、取って来た何本もの竹をよーく見て、太さと節の位置を比べ、綾竹に最適なものを選び出します。

そして水洗い。金だわしを使うといいです。そして、バーナーで熱を加えながら、温まったところに圧を加え、少しずつ歪みや反りを直していくのです。直ったら、水雑巾でおさえて、定着させます。

織り幅を考え、綾竹として適当な長さに切ります。節を小刀で取って行きます。これも丁寧にちょっとずつ。決して、鉛筆を削るようにではありません。その100分の1くらいのペースで。それから、紙やすり。荒いのから始めて、3段階。

穴を空けて、紐を通します。

以上が綾竹の作り方です。

道具ってこんなに丁寧に作るんだ。反省しきり。これを知ってしまえば、元には戻れません。他の道具も、いろんな点が目につきます。少しずつ、改良を加えようと思います。「昔はものを思はざりけり」という日も近いか?

 

3. 年始は熊本

あっという間にお正月が来そうで、怖いですね!

特にお正月らしいことをしない私も、慌てふためいています。

お正月は、故郷の熊本に帰りまして、染織吉田の通常業務も、1月1日から5日、お休みをいただきます。

もしも、その間、熊本でご用事がある方は、お気軽にご連絡ください。

例えば、「いつかONLY ONLY できものを作りたいのでヨシダに会ってみたい」とか「通販サイトにある商品の実物を見てみたい」などあれば、熊本市内から出かけられるところに限りますが、伺いますよ。

1月の2日、3日、4日、時間は要相談となりますが、お受けできますので、お気軽にご相談くださいませ。

ちなみに通販サイト http://www.someoriyoshida.com/store 気になるものはございませんか?

ONLY ONLY のご説明 http://www.someoriyoshida.com/store/store_cat/only まずはお問い合わせを!

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染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》4通目のメルマガをお読みいただき、どうもありがとうございました。

ご感想、ご意見ございましたら、このメールに返信する形でお送りください。

配信停止をご希望の方は、タイトルを「配信停止」として、このメールをそのまま返信してください。

これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。

どうかよろしくお願いします。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

My One And Only Bag

みるさまの二つ目の ONLY ONLY 、完成しました!

「My One And Only Bag」という素敵な名前を、みるさま、つけてくれました。

これ、ジャズの名曲 “my one and only love” にちなんでとのこと。さすが、ジャズシンガーのみるさまです。(ちなみに私、今、このyoutube、聴きながらこれ書いてます。)

これから、この「My One And Only Bag」が、楽譜を入れて、あちこちのコンサートなどに連れて言っていただけるかと思うと、とっても楽しみです。

到着してすぐに、素敵なメールもいただきました。ご了解いただきましたので、下にご紹介させていただきますね。

染織吉田
吉田 美保子様

先ほど、My One And Only Bag が到着いたしました。
大きな箱なのに、驚くほど軽いのですね~、感激しました。
ふうわりと空気を含み、バッグの内側に至るまで美意識と神経の行き届いた、これぞプロ中のプロ!と言うしかない丁寧なお仕立てに惚れ惚れします。
取っ手の長さも、下げても肘にかけてもぴったりです。
早速楽譜数冊と小物を入れてみました。ジャストサイズです!!

そして、吉田さんが私のイメージ通りに出してくださった美しい彩り。
アドリア海のような深い紫紺に、大好きなターコイズブルー、履き込んだデニムのような微妙な薄縹。
裏側も、暖かいマロン色に、この時期に心にも体にも元気を注いでくれるビタミンカラーが映えて、、、。
こっくりとしているのに、地味じゃない、若々しいの。

セパレーションと持ち手のステッチのオフホワイトがごくごく小さな面積ながら響き合って、とてもおっしゃれー!です。
私が年を重ねていって、段々白髪になっていくに従って、このバッグも一緒にいてくれるかと思うと、嬉しくて嬉しくて、、、大事に大事に使いますね。
善林さんにも、どうぞよろしくお伝えください。
お二人には本当にお世話になりました。文字通り、一生もののバッグをありがとうございます。

わが家にもサンタさんが来ました。

お礼まで

みるさま、本当にありがとうございました。読ませていただいて、大感激の私です。

この鞄は、両A面と申しますか、表裏で色が違うのが特徴です。どっちを出すかで2倍楽しめます。

みるさま、「清正公の陣羽織展」のとき、みかん色の陣羽織ショールをお求めくださっています。そのみかん色とこのバッグのみかんいろが引き合って、トータルコーディネートができそうです。

お尻も可愛い。マチは10cm。モノがたっぷり入ります。ちなみに、幅は38cm。底の方は32cm。高さは26cmです。

私としましても、織った布が、このような可愛くて、実用にもバッチリの鞄となったことは、なんというか、びっくりなのです。「こんなのが欲しい」とオーダーくださったみるさまと、それに応える善林さんのおかげです。魔法のようです。解けない魔法というのが、これまたびっくり。

善林さんもご自身のブログで、記事にしています。「持ち手」の試行錯誤など、面白い。→

 

 

かのさまと、やり取り

かのさまのご注文は「やわらかく身体にそった美しい斜めがけのバッグ」。斜めがけは、我々のコラボ鞄では、これまでやっていません。しかし、善林さんは、守備範囲はとても広く、いろいろ出来る人です。相談すると、もちろんオッケー。

かのさまとメールでやり取りします。色味のご希望は、通販サイトにあげていた、イエローとグリーンの鞄のような、あのような明るい色目がいいと。

なるほど、それでしたら、例えば、隠し色にオレンジ色はどうでしょうね。もう一歩、優しくなりますものね。
かのさま、バッグの本体が3枚はぎにするのはできますか?と。それは、善林さんに聞いてみましょう。

折しも、このやり取りの2週間ほど後に、かのさま、善林さんとお会いになることになっていたそうで、鞄の話もできそうとのこと。もともと知り合いな上に、直接会って話せるのは、強いですね。その時に話が一挙に進みそうです。

*写真は、かのさまが、こんな色味でって希望された鞄です。通販サイトですとここにあります。販売中です。よろしく!

 

かのさま、スタート!

さあ、次なる ONLY ONLY をはじめましょう。今回のヒロインは「かのさま」です。ご注文のお品は、またしても「手織り鞄」。次々とご注文いただいています。ありがたい限りです。

ある日、サイトからメールをいただきました。

「善林さんと知り合いです。とても素敵なバッグで心が揺れております。
善林さんが出来るとおっしゃったらですが、斜めがけのバッグを作っていただけないでしょうか?
やわらかく身体にそった美しい斜めがけのバッグを探していますがなかなか見つからず、作っていただくのが一番良いと思いました。
ご検討よろしくお願いいたします。」

まあ、善林さんのお知り合いとは、話が早い。ありがたい。

それで早速、善林さんに連絡しましたところ、かのさまのことをよく知ってて、自分の着こなしとか、自分のオシャレとかがしっかりある素敵な京女よと。日本画からヒントが得られるかもというので、探したのが、上の2枚の写真です。

枯風 〜 Colored Wind – part 2

さあ、完成しましたよ。

めとさまの2回目のONLY ONLY 、ここに、完成しました。

めとさま、遠いのに、やりくりしてお越しくださったんですよ。

こんにちは!お久しぶりです!

相変わらず、澄み切った空気をまとった方です。そして、周りの空気を、自分の色にする力がある人。

出来上がった反物をお見せすると、「わあ!きれい!」と第一声。

体にあてて、鏡に映して、しばし。めとさまと反物、お互い、引き合っているよう。

このおきものには、まだ名前はありません。それで、二人でタイトルを考えました。

一作目のONY ONLY は、「Colored Wind 」と名付けました。その名前を意訳して、めとさま、ご自分のお仕事の屋号を「枯風庵」と名付けられました。今回、「Colored Wind 」を越える名前があるのか?

うーん、「Colored Wind 」「枯風」は最高だね、それを踏襲しようねということになりました。

それで、このおきものの名前を「枯風〜Colored Wind part 2」と名付けました。

第1作の「 Colored Wind」の時、制作中にめとさまは人生の一大決心をされました。今回もまた、大きな舵を切ることになりそうとのこと。きっと話の続きは、このおきものをお召しの時に、聞かせていただけることでしょう。その日がとても楽しみです。

みるさま、すすんでます!

みるさまの二つ目のONLY ONLY 、コラボの善林さんのインスタを見ていたら!進んでます!どんどん形になっていくのが、魔法のようです。

ブログにも記載がありました。こちら→

立体のラフを作ってから、型紙をいちいち作るんだね。なるほど。自由なモノづくりには、きっちりした型紙が不可欠。どの分野も同じような気がします。

これから、持ち手をつけるのが、最大の難関らしい。「柔らかい持ち手」というみるさまのご希望にどう応えるか。作り手は、いつも悩みます。

*写真は2枚とも、善林さんのインスタより拝借。

めとさま、仕上げ

めとさまのONLY ONLY 、織り終わりまして、仕上げをしています。まず検反。タテ糸をつないだとき織り裏に落とした糸などは、よくよく確認して整えます。

浴槽にお湯をいっぱいに張って、反物を泳がせ、糊などをしっかり落とし、部屋中に張ります。伸子で張っていって、布目を整えます。この時、やっと素の状態になるのだよな、これが。

ほーら、お出ましになりました。やっと出会えたね。まさに、めとさまって感じです。

ゆうど20周年

ゆうど開業20周年の展示会に、行ってきました。久しぶりの目白、久しぶりのゆうどです。私は、この店に勤めるために、21年前に、2度目の上京をしたのです。それから、6年、働かせてもらいました。

20年前のオープンの日、雪が降ってたよね。福娘っていう樽酒を叩いて開けたのだったよね。

それからいろいろあったなあ。ここは私にとって、とても大きな存在です。

しんみりしつつも、ここが存在してくれてて、うれしかったです。存続するの、大変よね。お店も仕事も、、、

私が貼った壁紙もそのままだったし、私がいる頃からゆうどを縄張りにしていたトラも出てきてくれました。変わらんねえ。。。。

ゆうど20周年記念展は、今日、12月16日までです。写真は、宙吹きガラス作家の荒川尚也さんの作品、ガラスの船。すごくよかったです。

めとさま、ゴール見えた!

ONLY ONLY めとさまの2枚目のおきもの、もう少しです。織っても織っても終わらなかったものが、終わり間近です。

きものを織るときは、たんたんと、同じことの繰り返しをするのが、いいのです。同じようになるように、何か起きたら、なかったように対処するのがキモです。糸が切れたら、切れなかったことにして、うまくつなぎ、布が吊れたら、吊れなかったことにするのに、ちょっと戻る。

何にも起こらなかったことにするのに、何かを起こすわけです。

ほら、もうすぐ終わりますよ。このように、タテ糸が割れてきたら、ゴール間近のサインです。

写真の横にどーんと見えるのは、「機草(はたくさ)」と呼ばれる厚紙です。この紙、タテ糸を巻くときに、ずーーっと糸と一緒に巻き込んで行きます。で、織り進むと、この紙が一枚づつ落ちるのです。毎日、3枚、落とすのが目標。上の写真が、最後の一枚。やったぜ。

 

池田重子展に行った

横浜のそごう美術館で開催中の「池田重子 横浜スタイル展」に行ってきました。招待券をたくさんいただいたので、メルマガで「おふくわけ」企画をして、お申し込みいただいた方のうち、今日都合がつく方々とご一緒しました。

池田重子さんのコレクションは、増えているわけではないと思うので、膨大なコレクションの中から、どう選び、どうコーディネートし、どう魅せるかが見所だとは思うのですが、なぜだかとても新鮮さを感じ、さすがだなあって思いました。

入ってすぐの、横浜スタイルのコーディネートのブースは、特に面白かったなあ。船やヨットの帯とか。魚の帯留とか。明るくてのびのび。「私はこれなのよ」って感じがして気持ちよかった。横浜ってつくづく海の町なんだね。私、神奈川県在住で、横浜までも小一時間なのでたまに行くけど、生まれ育ってないせいか、年代のせいか、海を感じたことない。でもここは港町なんだ。池田さんが、生まれ育った時代は、特に色濃かったんだろうなあ。

あと、着物を着ているボディが小さくて、昔の人のサイズはこのくらいだったのだなあ、などなど思いながら、眼福、眼福で、会場をぐるり。

5人でランチもいたしました。(5人の内一人は男性で、御年はなんと4ヶ月!)

なんか、みなさん、布好きで、それぞれにきものライフを楽しんでいる方々で、リラックスして、いろいろ話せて、楽しかったです。上の写真は私だけですけどね。みなさん集合写真を撮ろうってタイプの方々ではないと思ったので。

メルマガでは、またこういうお誘い企画したいなって思っていますので、よかったら、お気軽にご登録ください。

池田重子 横浜スタイル展」は、そごう美術館で、1月8日まで、会期中無休だそうですよ。ぜひ!

 

めとさま、まだまだ!

めとさまのおきもの、進んでいます。この秋、織り機に少々手を入れてからは、初めての着尺を織っていますので、あちこち、調整しつつ、進んでいます。

メルマガには書いたのですが、踏み木の支点の位置を変えたのです。それ以外にも、腰掛の板に角度をつけ、少々、斜めに座るようにしました。板の上には、本邦初(?)ヨガマットを切って、幅を揃えて敷くことにしました。これ、3つ折りか、4つ折りかによって、安定感が全然違うのですね。

どこかを、ほんのちょっと触ると、例えば綜絖の高さを少し変えたりなど、連動して変更する点が出てきます。織りにくいなあって思っていたのを、ちょっと止まって、どこかをいじると抜群に織りやすくなる。その繰り返し。

それ、かえって、集中できていいような気がします。ちょっとだけ感触が変わるのを、身体は味わうけど、布には常に一定であるように意識しているからかな。

踏み木の支点を変えたからか、太腿が筋肉痛です。こんなの初めて。力の入り具合が違うのかな。肩こりは今までより楽。

めとさま、織ってます。

さあ、ONLY ONLY ストーリー、めとさまに参りましょう。ブログでは、「本番直前」まででしたね。バリバリ本番、行ってますよ。記載はしていませんでしたが、ずーっと、じりっじりっと織り続けています。着尺は長いですのでね。日々たんたんと精進です。

杼は15丁杼。どんどん持ち替えながら織ってます。小格子になりますよ。

青森からサプライズ

先日のじざいやさんでの展示会で、とってもうれしいサプライズがありました。フェイスブックでつながっているけれど、お会いしたことはない方が、「ちょうど研修で上京中なので、お尋ねしたい」ってメッセージ下さってました。その方、なんと青森からなんですよ。青森の方と横浜で会うなんて、不思議な感覚です。

それで、そろそろお越しになるかなあなんて、心待ちにしていました。

じざいやさんのドアが開きました。おきもの姿の一人のお客さまです。あ、あの方かな?優しそうなお顔がのぞきます。

こんにちは、ヨシダです。あの、メッセージくださった方ですよね、、、、

あれ?あれ!あれあれ??!!

なんと、私の織ったきものをお召しになっています。頭の中が、ぐるぐるです。え?え?え?うぅぅわっーーー!びっくりしたーーー!!!

これは、この秋に、名古屋の呉服屋さんにお求めいただいたものです。それが、なんと、目の前に!!青森からいらした、初めてお会いするけど初めての気がしない方が、にっこりと笑顔でお召しになっている。とても素敵に。すっかりなじんで。

腰が抜けるほど驚きました。神奈川で織った反物が、名古屋経由で、青森へ。それを、「ヨシダさんに着姿を見せたい」って、上京時にお持ちになって、研修中でお忙しいのに、時間を作ってお召しになって、東京から横浜にお越し下さって、、、、、(東京から横浜ってそんなに近くありませんよ。)なんというジャーニーでしょう。それになんとお優しいのでしょう。私は完全にノックアウトされました。

今思い出しても、しみじみうれしい出来事でした。本当にどうもありがとうございました。次回は、もうちょっとゆっくりお話ししましょうね。

 

みるさまの型ラフ

みるさまの鞄の ONLY ONLY、善林さんサイドでも、着々と進んでいます。ラフの第一案がでできたと上の画像送ってくれました。しかし、「全体的に気に入らないので、プラン練り直します」と添え書きあり。

しばらくして、「再考した結果」と送られて来たのが、上の画像。型のことはちっともわからない私にすれば、大差はないように見えますが、きっと善林さん的に、納得いく所まで持って来たってことだと思います。

それと、キーチェーンが必要ならお付けするが、、とのことだったので、上の画像を添付してみるさまにメールしました。

みるさま、早速のご返信くださり、本体は問題なしだが、持ち手の間隔を、腕がひじまですっと通るくらいまで、開けて欲しいとのご要望が。キーチェーンは不要とのこと。

善林さんに伝えると、すぐに上のようなラフの修正版が出ました。「これ以上、持ち手を長くするとブラブラして持ちにくくなる」との添え書きあり。

みるさまにご連絡すると、下のような返信が。

「今回オーダーをお願いして思うことですが、下げて持っても、ひじに通してもよい、この大きさのバッグ、市販のものではなかなかありません。サイズ、持ち手についても、オーダーならではの絶妙のバランスです。これで進めてくださいませ。よろしくお願いいたします。」

なんか、お望みにじわっじわっと近づけている感がある。こういう時、我々のやってることは間違ってないぞって思います。

 

きいさま、降臨!

じゃーん!こちら、きいさまです。輝いてらっしゃいます!

今年の春に、ONLY ONLY で作らせていただいた「八寸帯 Let’s go to Opera」を締めてくださってます。お召しになっているのは、笠原博司さん作のお着物。そもそもONLY ONLY のお話いただいたのは、この着物に合わせる帯を作りたいってことが大きな要因でしたので、こちら、完成系です。

強さがあって、曖昧模糊としていて、工芸系で、白場が少しだけある。そんな帯、ご希望でした。

白場の利かせ方は、特に話し合いを重ねて、ご要望をしっかりくみ取って、のぞみました。一筋の金糸もよかったよね。入れる場所とか、二人でよくよく考えた。図面、何回も描き直した。

これは、きいさまと二人だったからできた帯です。一人では決して作れなかった。そんな帯を織れたことは、なによりありがたいです。本当にどうもありがとうございました。

ONLY ONLY はつくづく二人三脚だなあ。織ったのは一人だけど、作ったのは二人。締めるのは一人。見て楽しむ人はたくさん。面白いね。

みるさまの布

ONLY ONLY みるさまの手織り鞄、進みましたよ。

何日もかかっているのですが、話が長くなると何ですから、はしょりますと、上の写真は、糸の準備をして、染めて、巻いて、織って、蒸して、水元して、張り手で張ったところです。まだ、濡れてますね。乾くと、色は変わります。

色は、染めているとき、織っているとき、蒸した後、水に入れたとき、乾いたとき、どんどん変わって行きます。

最終的に落ち着く色が、みるさまのご希望に、ぴたっと合いますように。できるだけのことは、精一杯しますが、あとはひたすら祈るのみです。

布は、この後、善林さんのところへ発送です。

善吉・手織り鞄、持ち手の改造

善林英恵さんとのコラボで作っている手織り鞄ですが、染織吉田の通販サイト [ some ori crossing ] で現在売っている5点のうち、3点の持ち手を改造しましたので、ご報告いたします。

持ち手のヌメ革を二つ折りにしてステッチを入れ、手に当たる感触をやわらかくしました。個別の紹介ページをぜひご覧ください。

「大きくてヨコなが、グリーン&イエロー」(上の写真)→

「小さくてタテなが、あざやかイエロー」(中の写真)→

「小さくてタテなが、ミドリ唐草」(下の写真)→

今回の改造のきっかけは、「小さくてタテなが、海の青」をお求めくださったお客様のご希望で、持ち手にステッチを入れたことです。その結果がとてもよかったものですから、在庫分のうち、ステッチを掛けた方が、持ちやすいだろうと思われる3点を改造しました。

その、「小さくてタテなが、海の青」の持ち手を加工後、善林さんがお客様にお出したメール(私もCCでいただいた)が、とても伝わってくるので、ここに紹介させていただきます。

_________

〇〇〇〇〇さま

丁寧なご連絡、本当に有難うございます!

持ち手加工、丁度良かったようでホッとしました。

作りに関してはいつも悩ましいところで、出来るだけ要素をはぶいていってギリギリのところを探りたいと思っています。

機能性と見た目の折り合いがつくところは、結局のところお客様によって判断が変わるところでもあるので、改変が必要であれば出来るだけ対応したいとも思っています。

いろいろ感想いただけて、こちらとしても学べるところが沢山ありました。
何でも簡単・便利が一番に強調される今、このように手間を惜しまずやりとりをしていただけることそのものに感謝しています。

又、先々使ってみてのご意見などありましたら遠慮なくお寄せ下さい。

ポプリも喜んでいただけて、嬉しいです!

有難うございました。

善林

みるさまの色を作る

みるさまの2回目のONLY ONLY、善吉コラボ鞄、みるさまご希望の色は、カラーチップでいただいております。こっくりした青系と茶系です。鞄の両方の面を、青い方と茶色い方にして、使い分けるという算段です。

さあ、それでは作っていきましょう。染料を測って、混ぜて、試して、、、の繰り返し。上の写真は青系です。

こちらは、茶色系の染料を配合したところ。茶系の方は、ほぼ一発で右横のカラーチップと同じになりました。やったぜ!

じざいやさん、ありがとう

本日で、じざいやさんでの展示会を終わりました。お越し下さった皆さま、本当にどうもありがとうございました。昨日も今日も、とっても充実していました。上の写真は、今日のベストショット。帯にご注目。うふふ、きいさまですよ。「Let’s go to Opera」締めてくださってます。

今日はなんと、青森県からのお客様もいらっしゃったんですよ。それも私の織った着物を着て。びっくりしたなあ。お求めくださってたの知らなかったから、心底驚きました。とても似合ってらして、輝いてらして、うれしかったです。

じざいやさんにいらっしゃるお客様がたは、みなさん、本当にきものが好きで、楽しんでらして、いいなあって思いました。じざいやさんは、そういうきもの好きな方々のたまり場なんだな。

作品たちは、引き続き、じざいやさんにてご覧いただけます。まだまだいいのありますからね、ぜひ、見に行ってくださいね。

 

じざいやさん!

今日は、横浜元町のじざいやさんに伺いました。

とーーーっても、うっれしいことがありましたよ!こちらのジェントルマン、お召しなのは、、、、なんと、私めが、2009年に織りました、「スプリング・スプリング・スプリング」です。なつかしーーーー!8年ぶりの再会。感無量。

8年前に、じざいやさんで、これを見てすぐに「これ、私、どうだろう?」っておっしゃってくださったの、忘れもしません。つい昨日のようです。これ、絵羽でね、女性がお召しになるのを想定して織ったのですよ。だから、私としては、「?」と思ったのだけど、さすが、じざいやのお客様は、そんなちっぽけなカテゴリー分けなど、気にもしません。

で、今日、再会して、「すごく気に入って、しょっちゅう着てます。どこに着ていっても、ほめられます。」って!!!うっわ、まじっすか。感動です。ありがとうございます。

るるる〜〜〜。

ごく初期のブラッシングカラーズ、勢いがありますのお。私も若かった。この時期は、私、草木染めをメインにしていて、この着物も、ヤシャ、フクギ、カテキュー、クチナシで染めています。糸は、真綿紬糸が多いですが、座繰り糸や玉糸も使っています。

じざいやさんへは、明日も伺いますよ!ぜひ。お運びください。

じざいやさんのサイトはこちら→
じざいやさんへの行き方はこちら→(最寄駅は、JR石川町、または、みなとみらい線元町・中華街駅)
じざいやさんのブログはこちら→ (私の作品をコーディネートしてくださっています。)
営業時間は、11時から19時です。

 

明日と明後日、じざいやさん!

12月2日(土)と3日(日)は、横浜元町の「じざいや」さんへ伺います。まとまった数、見ていただく機会、そんなにないので、ありがたいです。どうか皆さま、ぜひ、遊びにお越しください。

じざいやさんのサイトはこちら→
じざいやさんへの行き方はこちら→(最寄駅は、JR石川町、または、みなとみらい線元町・中華街駅)
じざいやさんのブログはこちら→ (私の作品をコーディネートしてくださっています。)
営業時間は、11時から19時です。

新作、さっき湯のし屋さんから戻って来て、いま、検反などいたしまして、写真を撮りました。いかが?面白くできたと思っています。これ抱えて、明日、じざいやさんに伺います。観にきてね。

「八寸帯  Three Color Splash-Grass Green スリーカラースプラッシュ-グラスグリーン」

絹100%(ヨコ糸は、キビソ糸)、酸性染料、長さ 1丈3尺5寸、幅  8寸

詳しくは、明日と明後日、じざいやさんで。いくらでもご説明しますよ。ぜひ!

 

 

みるさまからお手紙

メールのやり取りのしばらく後、みるさまから、お手紙がきました。達筆で端正で、、、色見本のカラーチップが入ってます。八寸帯「Spirit of Green」を作らせていただいた時とおんなじです。わーー、なつかしい!

みるさまは、お望みの鞄について、だいたいのイメージラフと、サイズについても、お書きくださいました。色はこっくりと。大きさは、ジャズシンガーでもあるみるさまのこと、楽譜が入る大きさっていうのがキモです。

私は、早速善林さんに連絡し、仕立ての観点から見てもらい、この大きさの鞄を作るにに必要な布の用尺を割り出してもらいました。

 

《 some ori 通信 》3通目のメルマガ

昨晩、染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》を配信いたしました。ご登録の皆さま、無事、受信されましたでしょうか?

じつは、先日、お申し込みいただいているにもかかわらず、配信できていない方が見つかりました。、、って、私が、登録をしそこなっていたという凡ミスです。申し訳ございませんでした!平謝りですぐに配信し直しました。そして他にもそう言う方があるまいかって思って、いただいている申込みメールと、配信リストを照らし合わせると、なんともう一件、お送りしていない方が見つかりました。そちらも、すぐに平謝りで、配信しました。

ですから、もう配信ミスはないはずなのですが、自分で自分に自信がないです。。。もしも、送られて来ないよって方おられましたら、どうかおしらせください。

《 some ori 通信 》の配信システム、実はとってもアナログで、お申込みいただいたら、私が手で配信リストに加えているのです。自動登録とかではなくて、、、まあ、それは簡単なことなのですけどね。「すぐやる課」を徹底します!

気を取り直して、今回の《 some ori 通信 》3通目のメルマガのご紹介です。以下の3つをコンテンツとしております。

1. 思うこと

2. お知らせ

3. おふくわけ

「1. 思うこと」は、タテ糸をたてることは、キャンバスを自分で作ることと一緒だなって思ったはなし。

「2. お知らせ」は、そうやってたてたタテ糸で帯を織ってて、12月2日と3日のじざいやさんでの展示会に間に合わせますよってはなし。

「3. おふくわけ」は、なんと、あの高名なきものコレクター、池田重子さんの展示会の招待券です。

《 some ori 通信 》、よかったら、ぜひ、ご登録ください。この号から配信します。私が、凡ミスしなければ、、、がんばります!

3通目のメルマガ【絵画のキャンバス号】

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。

3通目のメルマガをお届けいたします。

《 目次 》

1. 思うこと

2. お知らせ

3. おふくわけ

___________

1. 思うこと

帯を織っています。12月の初めに開催させていただく、横浜元町のじざいやさんでの展示会に間に合わせ、お披露目したいと、必死です。

急いではいますけど、手順は端折れませんので、コツコツと、自省しつつやってます。

それで、タテ糸を経てていた時思ったのですが、これって、絵画のキャンバスを自分で作っているってことだなと。

大昔、美術大学で絵を描いていた頃、キャンバスを自分で作るのが好きでした。形を自由にしたかったので、定形枠を使うのではなく、土台から作るのです。で、自作のフレームに、市販のキャンバス地を張って、抽象画を描いてました。

それで、ふっと思ったのですが、今私がやっていることは、その延長線だなと。

今は、キャンバス地の糸を厳選することからはじめるのです。糸を精練し、染め、糊をつけ、タテ糸を経て、ヨコをどう出会わせていくかに腐心し、完成形を作りだしていく。美しく力があって、目が離せないものを作る。それが誰かを喜ばせる。

美術大学に行っていたのは、もう30年も前のことなのになあ。

 

2. お知らせ

横浜元町の「じざいや」さんでの展示会、ぜひお越しくださいね。

12月2日(土)と3日(日)は、私も会場におります。新作、間に合わせて、持って行きますよ。

新作以外は、すでにじざいやさんにお送りしています。ご都合に合わせて、ぜひお出かけください。

詳細はこちらのブログで。

http://www.someoriyoshida.com/3531

 

3. おふくわけ

前回のメルマガに引き続き、いただきもののおふくわけ企画です。きもの好きな方にはたまらないと思います。

「池田重子 横浜スタイル展」の招待券です。

池田重子さんは、超絶美しいきものの大コレクターとしてあまりにも有名な方ですね。

銀座で開催されていた「日本のおしゃれ展」には、私もほとんど毎回出かけました。その美意識の高さに圧倒されっぱしでした。

ご著書もたくさんあって、私も数冊持っています。写真も文章も、ため息が出つくすほど美しい御本です。

池田さん、横浜生まれでいらっしゃるんですね。そんなご縁もあるのか、今回は横浜での展示会とのことです。

招待券たくさんいただきました。先着10名さま、おふくわけします。このメルマガに返信する形でご応募下さい。

会場は横浜のそごう美術館で、会期は12月13日から1月8日です。詳細は、こちら。

https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/archives/17/ikeda_shigeko/index.html

私は、12月14日木曜日に出かけようかなと思っています。もしもご一緒してくださる方がおいででしたら、ぜひお声がけください。時間は決めてませんので、合わせますよ。このおふくわけ企画で行かれる方も、そうでない方も、もしよかったらご一緒しましょう。このメルマガに返信してください。

___________

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》をお読みいただき、どうもありがとうございました。

ご感想、ご意見ございましたら、このメールに返信する形でお送りください。

配信停止をご希望の方は、タイトルを「配信停止」として、このメールをそのまま返信してください。

これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。

どうかよろしくお願いします。

___________

きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

みるさまとメールの往復

みるさまやお集りの皆さまに、鞄の試作を見ていただいてから半年、この10月のこと、みるさま、メールをくださいました。サイトをリニューアルしたお祝いです。うれしいなあ〜。

お祝いに続けて、

「今春の会でバッグのお話をされていたのが、もう実を結んだとは、嬉しく思います。私たちの年代になると、硬いもの、重いものは苦手になり、たっぷり入って、しかも軽く、柔らかいものを求めて彷徨います。お陰で、私も革のバッグ数点を処分しました。」

あ、鞄、よかったら詳しくご説明しますよ。
メールは、行ったり来たりと、何度も往復します。

みるさま、私の過去の作品を、このサイトの作品ギャラリーのページでご覧になり、例も上げて下さいました。わかりやすくて、助かります〜。

「イメージとしては、「九寸帯 Four Colors」シリーズに用いられたような深い色味で、濃紺と焦げ茶を表側と裏側に染め分け、把手は黒で。軽くてたっぷり入って、自立するバッグ、、、ほんと、ないのです。着物は勿論、洋服の時もガンガン持ちたいのです。全く急ぎませんので、、、お時間が出来ましたらゆっくり進めてくださいまし。私も、ちょっとバタバタしておりますので、落ち着きましたら、サイズと色味を記した簡単なスケッチをお送りするかもしれません。追って、ご連絡差し上げます。またまた、楽しみができました!どうぞ、よろしくお願いいたします。」

ああ、このみるさまの、メールの文面が好きです。サッパリ的確。江戸っ子のようですが、私と同じ、九州の女でいらっしゃいます。

*写真は、みるさまが、イメージとして上げられた拙作「九寸帯 Four Colors」です。

 

みるさま2、スタートです!

さあ、新たなるONLY ONLY のはじまりはじまり〜〜。今回のヒロインは、2度目のご登場の「みるさま」です。

前回は2016年に八寸帯「Spirit of Green(スピリッツオブグリーン)」を作らせていただきました。

今回のご注文は「善吉・手織り鞄」です。これから、このブログで、「みるさま2」としてご紹介していきますね。今日は、まずそのプロローグです。

今年の3月、ランチのお集まりで、みるさまと、ご一緒しました。その時、「Spirit of Green」を締めてきてくださったんですよ。

その席に、私は、すでに善林英恵さんから届いていた、試作の鞄を持っていきました。そしてみなさんにお願いをしました。
「実は今、コラボで鞄のプロジェクトをはじめようとしています。ちょっと見ていただけませんか?そして、厳しい眼でご意見くださいませんか?」

ああでもない、こうでもないと、みなさん、とても率直に意見下さいました。とってものありがたかったです。その時、みるさまは、

「持ち手が固いと使わなくなる。木のハンドルのものには手が伸びなくなった。」
「軽いことはとても大事。」
「タテとヨコの比率は黄金比がある。それは1:ルート2である。」

とおっしゃいました。ふむふむ、なるほどなあ。

 

間にあうか?

12月の2日の土曜日と3日の日曜日、横浜・元町の「じざいや」さんにおじゃまします。私はその二日間だけ伺いますが、作品たちは、すでにおじゃましています。

作品たちを送り出し、すっきりしましたよ。ギリギリだけど、さあ、もう一本作るぞう!

間に合うか、、、そこをどうにか、、、間に合わせましょう。

じざいやさんのサイトはこちら
わ!なんと、私のタグも作って下さってるわん!おすすめコーディネート、参考になります。ぜひ!

睦月さま、仕上げ中

睦月さまのONLY ONLY の帯、織り終わりましたよ。さっそく、仕上げます。不織布にくるんで、蒸し器で蒸します。25分蒸したら、上下をひっくり返して、また25分。まんべんなく、蒸気がいきわたるように。

蒸しが終われば、水元です。たっぷりの水に汚染防止剤を入れた浴槽に帯を入れて、糊成分や余分な染料を取り除きます。色がでなくなるまで水を変えてね。今回は3度変えました。愛用の白い長靴履いてやってます。

そして、張り手で張って、伸子をピーンと張っていきます。そのまま8割くらい乾くまで放置。乾いたら伸子を取ってもうちょっと乾かして、湯のしに出します。

写真に写っているのは、手伝ってくれてるmoyuさん。カメラマンが私。なんか、すっごくピンボケよね。いつものちゃんと撮れてるのは、iphone 渡して撮ってもらってます。カメラは同じなのに、私が撮るとピンボケになる。どうして?不思議です。

織ってます。

ONLY ONLY 睦月さまの帯の制作、織りはじめましたよ。ここまで、いくと織るだけですね。

全面を綾織りで、織っていきます。

タテ糸は光沢がある絹糸で、ヨコ糸はマットなキビソ糸です。睦月さまは、ヨコ糸が見える方を表とされますので、光沢がなく、一見すると、絹とは思えないです。おしゃれな睦月さまならではの選択です。絹っていろんな表情が出せて、本当に面白い素材です。

上の写真の、白いテープをつけている方が表です。その下の段に見えているのが裏ですよ。

末長く可愛がっていただけますよう、しっかり織っていきます。

本番のブラッシングカラーズ

睦月さまのONLY ONLY 、さあいよいよ本番です。すでに何回も色の調合を試してきましたが、ささ、もう一度。これで最終章。今ままでのデータを踏まえて、新たに調合し直します。

で、えいやっと本番。睦月さまは、試し織りより、色がはっきり見えた方がいいとのご希望でしたので、太めの刷毛を選びます。

納得いくまで、ブラッシングを続けます。

赤いショール

赤いショールを作りましたよ。冬も間近。そろそろ季節ですものね。早速通販サイト《 some ori マーケット 》にお披露目しました。よかったらぜひご覧下さい。

上の写真は、「赤いショール、茶色の細糸ぞえ」です。シックな感じよ。これ、11月のスポットライトです。

こちらは、「赤いショール、素朴な感じ」。あえて一色。素朴な真綿紬糸のよさ、お伝えできますように。

こちらは小さいタイプ。「赤いプチマフラー」です。

寒くなってきましたね。首元に赤を取り込んで、パッと明るく、元気で過ごしましょうね。

3回目のお返事と4回目の試し織り

ONLY ONLY 睦月さまの帯の制作、1枚目、2枚目、3枚目の試し織りをお送りしたところまで、話は進んでいましたね。

見比べていただき、お返事いただきました。

「色は1枚目が好き」
「1枚目のヨコ糸が見える面をもう少しはっきりした色にする」
「茶系、紺系ももう少しはっきり」
「ヨコ糸は和紙糸でなくキビソ糸に」

了解です!これでクリアになりました。よかった。腑に落ちた。ちょっと回り道したけど、合意できてよかったです。これで、清々しく取り組めます。

それで、早速、染料を調合し直し、4枚目の試し織りをしました。そのアップが上の写真。睦月さまにお見せすると、「好きな色合いです。これでお願いします。」とうれしいお返事が。それでは、いそいそと本番に移ります。

メガネを買った

今日は、めちゃくちゃ面白かったです。

夕方、友達と待ち合わせていたのですが、「何か買い物でもないの?あれば付き合うよ」と言ってくれるので、ついつい「メガネ」と言ったら、高い店、安い店、イマドキの店、などなどフルコースで付き合ってくれ、下見のつもりがついつい、、、、。

そのエスコートが、とっても素晴らしかったのです。彼女が、売り場ですっと手にするメガネが私に似合う不思議。一瞬でわかる人っているのね。天賦の才能だね。

直感もすごいけど、ちゃんと諸事情も考慮してのアドバイス。こういう風に使うだろうからこのタイプが便利とか、見た目があまり大人しすぎるの違うよねとか、おサイフ事情ももちろん大事よねとか、、、、

うーん、ステキ。メガネだけでなく、洋服も、インテリアも、生き方も相談に乗って欲しいよ。

って、そのあとの、めちゃくちゃ美味しい中華を食べながらそんな相談にものっていただきましたがね。頼りになるは、よき友人。フリンジの福永麻子さんです。いろいろ仕掛けそうで、目が話せない人です。

上の写真は検眼用のメガネですよ。買ったのは、ほっそりした金縁フレームですからね。

後ろ姿はこんな。このあと、ビールと焼酎+中華で上機嫌。

2通目のメルマガ

本日、2通目のメルマガ《 some ori 通信 》を配信いたしましたが、ご登録のみなさま、届きましたか?予約配信で、いっぺんにメールするって、ドキドキしますね。ミスがないか心配ですが、大丈夫だったかな?

今回の《 some ori 通信 》の目次は、「1. 思うこと」「2. お知らせ」「3. おさそい」です。

「1. 思うこと」は、通販サイトを立ち上げての実感。半年間悩んでいたのが、氷解した話。

「2. お知らせ」は、12月初頭の横浜元町のじざいやさんでの展示会のこと。

「3. おさそい」は、ひょんなことからいただいた、寄席の招待券のおすそ分け企画です。

メルマガは、肩の力を抜いて、まっすぐに、無防備に書くということを是としていこうと思っています。よかったら、ぜひご登録ください。この号から配信しますよ。

2通目のメルマガ【秋深し号】

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。

2通目のメルマガをお届けいたします。

《 目次 》

1. 思うこと

2. お知らせ

3. おさそい

___________

1. 思うこと

サイトをリニューアルして、通販を始めると決めた時、大変心配していたことがあります。

それは、今までお取引いただいていた小売店さんに、総スカンを食らってしまうのではないかということでした。

作り手がお客様に、直接コンタクトし、直接説明し、直接売るのですから、そうなっても仕方ない、しかしそうなったら、私は生きていけるのかと、半年以上悩んで、腹をくくってのオープンでした。

しかし、フタを開けて見ると、縁を切られるどころか、とてもあたたかい空気を感じました。

その上、数件のご無沙汰していた呉服店さまのからもお声がけいただき、おつきあいを復活させることができました。

いやはや、なんとありがたい。

世の中、捨てたもんじゃない。

ご連絡いただく度、ちょっとの間、ぼーっとしました。

作ったものが流通するってことは、私にとっては生きることそのものです。

生かされて生きてることを実感しています。

 

2. お知らせ

そんなおつきあいが復活した呉服店さまの一つに、横浜元町の「じざいや」さんがあります。

この度、サイトリニューアルをきっかけに久しぶりにメールいただき、急きょおじゃましまして、いろいろお話をして意気投合し、作品展を開催することになりました。

とんとん拍子です。いやあ、勢いがあるっていいですねえ。

期日は、12月の頭の数日間です。11月の末には、作品は送ってます。

12月2日(土)と12月3日(日)には、私もじざいやさんにおじゃまします。ぜひ遊びに来てください。

せっかくお披露目のチャンスいただいたのですから、新作も作ってご覧いただきたく、どうにか作る時間を捻出できないかとスケジュール表をにらんでいるところです。

詳細はこちらのブログで。

http://www.someoriyoshida.com/3222

 

3. おさそい

ひょんなことから、上野の「鈴本演芸場」の招待券をいただきました。

ひょんなことっていうのは、こちらのブログの後半に書いてあります。

http://www.someoriyoshida.com/3253

この昭和13年生まれのマダムが送って下さったのです。

世の中、回り回るものですね。

そこで!

このメルマガをお読みの方で、ご都合がつく方、ご一緒しませんか?

11月30日の木曜日の昼の部、いかがでしょう?

行きたいって方、このメールに返信する形で、お申し込みください。

招待券は5枚ありますので、4名さま、募ります。

その方々には、招待券を郵送しますので、当日、おのおの入場し、会場内でお会いしましょう。

昼の部は、12:30 からですが、必ずしも、初めから観なくてもいいと思います。

終演は、16:30とのことですので、その後お時間ゆるす方は、そこらで一杯やりませんか?

お申し込みの締め切りは、11月17日金曜日、夜の10時とさせていただきます。もしも、4名以上のお申し込みがありましたら、あみだくじです。

鈴本演芸場
http://www.rakugo.or.jp/index.html

11月下席昼の部の番組表
http://www.rakugo.or.jp/2017-11shimo-hiru.html

___________

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》第2号をお読みいただき、どうもありがとうございました。

ご感想、ご意見ございましたら、このメールに返信する形でお送りください。

配信停止をご希望の方は、タイトルを「配信停止」として、このメールをそのまま返信してください。

これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。

どうかこれからもよろしくお願いします。

___________

きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

きもので、善吉・手織り鞄

長平庵で行われた着付け講座で、実は私、一つお願い事をしていました。それは、コラボで作っている手織り鞄を、皆さん、手に持ってみてくださいってこと。

この鞄、「きものにも合う」というコンセプトで作っているのです。しかし、今まで一度もきもの姿で手に持ったことがない、これではいかんと思っていたところにこのチャンス。皆さん快くご協力くださいました。

上の写真は、小林布未子先生。「大きくてヨコなが、シックなブラウン」を持ってくださってます。あらま、お似合い!

朋百香さんは、「大きくてヨコなが、グリーン&イエロー」。

岡田知子さんも同じく「大きくてヨコなが、グリーン&イエロー」。もう一つの面を出してくださってます。

神奈川絵美さんは、「小さくてタテなが、いろんな色」。絵美さん、お花が咲いたような笑顔。

岡田知子さん。「小さくてタテなが、いろんな色」のもう一つの面です。小さくてタテなが、バランスばっちりね!

岡田知子さん。「小さくてタテなが、あざやかイエロー」。キュートなお写真。

これは私。「小さくてタテなが、ミドリ唐草」を手にしています。

お写真は以上です。モデルのみなさん、おかげでいい紹介ができました。どうもありがとうございました!

*オリジナルで作っているのは、今のところ、上の2タイプですが、ONLY ONLY でご注文いただければ、あなたのお好きな大きさでお作りします。色も形も、ご相談に応じます。お気軽にお問い合わせください。現在、おふたり、進行中。もうちょっとしたら、ブログでもご紹介できると思います。お楽しみに。

小林布未子先生の着付け

ファンキーで超カッコいい小林布未子先生に、着付けを教えていただくチャンスをいただきました。やった!小林先生、雑誌などあちこちで拝見し、その自由で独自のきもの感にあこがれてました。

上の写真が、小林先生。紐に滑り止めをつけて、ずれないようにするのです。ほお。ほお。

小林先生、「自分がどう着たいか、自分の意思で、自分流で着れば良い」「大事にするのは、自分のありよう、意識のありよう、内臓のありよう、骨のありよう」と。

で、それを押さえれば、小さいことは決めなくて、その場で感覚でやると。美意識の問題だから。決めすぎるとつまらなくなる。

うーん、さすが!

合わせて、細かいところまでの気配りも相当です。市販の帯板は狭すぎてダメとか。手先にも厚紙を入れるとか。帯揚げにティッシュをくるんでふっくらさせるとか。一ランク上の、自分がそうありたい着姿になるためには、努力は欠かせないと。

写真にはちょうど写ってないけど、先生、ネイルがとても綺麗で品が良くて素敵だったのだけど、マニュキュア100均のですって。で、マニュキュアが大事なんじゃなくて、その前の段階で爪を磨くのが大事って。まずは土台。さすがー。

ご一緒した方々。上の写真は画家の朋百香さん。この日のことはこちらのブログに。

イラストレーターの岡田知子さんこちらご注目のほど。

ライターで、人気きものブロガーの神奈川絵美さん。最高の笑顔が撮れました。この日の記事はまずはこちら。続編も楽しみ!

これは私。衿の角度がね、このくらいがいいんじゃないのってアドバイスいただく。鋭角すぎず、コケティッシュな感じが出るって。ほお。うん、いいかも。問題は一人でできるかってことだけど。

座学もしっかり。ぐいぐい引き込まれます。小林先生、お話も面白い。

おまけ画像。帯締め、にっこりマークなのだよ。うふっ。

睦月さま、3回目の試し織り

ONLY ONY  睦月さまストーリー、2回目の試し織りをしたところまで話が進んでいましたね。では、その続きを。

はい、その2回目の試し織り、お送りして見ていただきました。

で、メールいただき、試し織りをいろいろお着物に乗せてご覧になったとのこと。これ、ナイスアイディアですね。さすがです。実際の感じがわかりますものね。

で、「もう少し、色が濃くて、色の差があった方がいい」と。そこまでは良かったのだけど、ここで問題発生。写真が添付されていて、「こちらを見ての感想です」と。

えっ?

写真に写っていたのは、タテ糸が見えるツヤがある方。私としては、裏と想定して織った方です。

むむ、、、ちょっと混乱。睦月さまはマットな方をお好みだったはず。どこかで掛け間違ったな。どこだろう???

しかし分かったことは、このままではダメだってこと。核心を掴めてないってこと。では、もう一度試し織りをしましょう。3回目の試し織りをして、具体的な提案をしましょう。一つほどいて、一つ前進さえすればいい。もうちょっとだ。

上の写真、3枚の試し織りが写っています。3枚ともお送りして、見比べていただくことにしました。右に写っているのが新たに織った3回目の試し。1回目と2回目の差をクリアにして、睦月さまのお望みを逃さないように腐心しました。

最近の悩み

昨年の12月からヨガをはじめて、もうすぐ丸一年。今ではすっかり日常に組み込まれ、平均すると週に3日ほど通っている。我ながらよく続いていると思う。体重も減らないし、体脂肪も減らないけれど、唯一の運動だし、姿勢がよくなった気がするので、よしとしている。

で、何が悩みって、クラスが終わって、スタジオを出るまでの時間が、他の人たちと比べて遅いってこと。

ホットヨガなので、汗びっしょりになる。終わるとシャワーを浴びて、着替えて、身繕いをして、退出する。人によっては、シャンプーしたり、ボディソープで体を洗ったり。お化粧したり。着るのに面倒な服装したり。

私はといえば、シャワーは汗を流すだけ。お化粧しない。簡単普段着。もちろんストキングはいたりもしない。

なのに、すごく遅い。最後から3番目くらい。あとの二人は、念入りに眉毛かいたりしてるタイプの人。

なぜだろうか。

これでも仕事柄、段取りっていうのはいつもすごく考えていて、スタジオからシャワーへの動線とか、着替えをまとめて袋に入れる手順とかまで考えてるのに。。。。。

どうしてかなあ。悩みである。

18:20からのクラスが、19:20に終わって、19:40にスタジオを出て、20:00までのスーパーに寄って、閉店間際で値引きされた肉など買って帰ってきて、ジューッと焼くのが至福のとき。

*写真はヨガには関係ありませんよ〜〜。ショールのタテ糸たち。このページの2枚目からの6枚を整経したときの写真。

帯揚げ、染めます。プレゼント!

ただいま、染織吉田では、サイトリニューアル記念として、通販サイト《 some ori マーケット 》から、きものか帯をお求めの方に、スペシャルなプレゼント企画をやってます。

それは、帯揚げを一枚、あなたのお望みの色に染めて、プレゼントするというものです。(詳しくはこちらのページ)

どんな色でもお染めしましょう。具体的な色から、抽象的なイメージまで、どーんとこーい!ヨシダ、けっこう強気です。

先日、「九寸帯 清正公の縞」をお求めくださった方から、早速色を決めたとお申し出がありました。この方のお望みは、帯に使われている黄色と同じ色とのこと。上の縞の黄色です。

具体的な色ですね。オッケーです。簡単そうで、難しい。目標の色がお手元にあるのですからごまかせないしね。受けて立ちましょう。

まずは、うちに保管しているこの帯の試し織りを出して来ます。(下の写真のキーボードの上に写ってます。)

ふむ。この黄色ね。実物はあるのだけど、染める時、もう一つ指針が欲しい。それで、ウェブの色見本で、2色選びました。赤によった黄色と、中立の黄色。で、お客様にメール。この2色のうち、どちらがお好みですか?

向日葵色と即答いただきました。

よっしゃ、目標は定まった。それでは染めていきます。

まずはほんの少々。色の感触を確かめて。

濃くしていきます。

茶みを足して。赤みを足して。隠し味に緑を少々。息を止めて、慎重に。慎重に。

ほら!ほぼほぼ、同じ色になりました。思わず、ガッツポーズ!

さあ、お送りしましょう。帯の色から一色とった帯揚げ、あの方のきものライフを、ぐっと楽しく豊かなものにしますように。

*このプレゼント企画は、2018年5月1日までの、期間限定です。この日までに、《 some ori マーケット 》から、きものか帯をお求めの方に、正絹の帯揚げを、あなたのお望みの色に染めてプレゼントします。

*ONLY ONLY をご注文の方は、2018年5月1日までに、お申し込みいただいた方も対象です。お納めは、ずっと後でいいよという方も、この機会にご相談をはじめてはいかがでしょう。

*男性のお客様には、絹の袱紗をお好きな色に染めてプレゼントします。

*きもの、帯以外をお求めの方も、2018年5月1日までは、全商品を送料無料とさせていただきますので、この機会にぜひご利用ください。(それ以降は、10万円以上のお買い上げで送料無料。10万円以下では、送料として、一律 500円申し受けます。)

*2018年5月1日というのは、染織吉田の設立15周年の記念日です。今回のスペシャルプレゼントは、そのお礼の意味も込めています。ぜひ、あなたの一枚、染めさせてください。

今日のこと

今日は昭和10年代生まれの人たちにとても縁があった愉快な日でした。

母と叔母が上京しているので、今日いちにち、上野見物に出かけてきました。

プランを立てたのは私です。考えたのは、なるべく歩く距離を短くするということ。電車をうまく乗り継いで、目的地の一番近い駅の、一番近い出口に出て、最短距離で行く。

行った所は、旧岩崎邸、湯島天神、鈴本演芸場、アメヤ横丁。

で、泉岳寺の駅に迎えに行き、都営浅草線、都営三田線、千代田線。ちゃっちゃと乗り継いで第一目的地、旧岩崎邸に着きました。なんといい天気。澄んだ青空!

岩崎邸は11時からガイドさんがついてくれます。これも折り込み済み。おかげで、岩崎家のすごさと、時代のうねりがよく分かった。我々についてくれたのが、物知りなおじいさんガイドさん。

地震や戦争もくぐり抜けてきた岩崎邸の、和風建築の大部分を、壊してしまって無粋な裁判の施設にしたのを大変悔しがっておられました。「あなたは生まれてなかったでしょうけど、昭和44年だったんですよ」「いえいえいえいえ、残念ながら、生まれてました。あはは」「あら、私は昭和19年です。」

その後、湯島天神経由で、鈴本演芸場へ。席を確保して、私は一人で、松坂屋のデパ地下に、お弁当を買いに。まずはお化粧室を借りましょう。と個室に入ったら、荷物かけに、ショルダーバッグが下げてあります。あら、忘れ物。すぐに持って出て、出たところの果物売り場のお兄さんにお預けして、私はUターン。

用を済ませて出てきたところに、駆け込んできた年配のご婦人あり。大変慌てたご様子。「ああ、バッグですね、さっき店員さんにお預けしましたよ。」「え、あんた見つけてくれたの!ちょっと一緒に来て、お願い!」

で、付き添って、さっきの店員さんのところに行き、6階の遺失物詰所に行き、係の人が確認している間に話をきく。

「このバッグ、私の大事なものが全部はいっとるんよ。ほら、保険証。私、昭和13年生まれ、あと5ヶ月で80歳」「まあ、私の母は14年で、叔母は16年です。今、一緒に鈴本に来たんですよ。私、お弁当買いにきて。」「あらあら、じゃあ戻らないと。ありがとうね。」と涙ぐまれる。

デパ地下でお弁当を買い、コンビニでお茶と缶ビールを買って、鈴本へ戻る。実は寄席、初めてだったのだけど、ゆる〜い感じがいいね!ビール飲みながらってのが最高!足りなくなって買い足した!

終わって、アメ横ぷらぷら、お土産など買い、御徒町から品川へ。3人でご飯。2人を京急へ乗せて、私は大井町線へ。

こんな日も、たまには良い、後で思い出すときっととても良い。そう思う1日でした。

じざいやさんに、おじゃまします

12月の2日(土曜日)と3日(日曜日)の二日間、横浜元町の着物屋さん、「じざいや」さんに作品たちとともにおじゃますることになりました。

じざいやさんとは、2009年ごろからのお付き合いです。しばらくご無沙汰してしまいましたが、この度、いろんな巡り合わせでご縁が復活。うれしい限りです。

早速、12月の2日と3日に、おじゃまさせていただくことになりましたので、ぜひぜひ遊びに来てください。

こんな私でよかったら、なんでもお話しますよ。お気軽に。

お会いできること、楽しみにしています。

私の通販サイト「some ori マーケット」を見てくださって、「ちょっと気になる。実物見たい。でも、ヨシダのところに見にいくのはちょっと面倒」などなど思っていらしゃる方、おいでになるのではないかと思います。

そんな方、ぜひぜひ見にきてください。コーディネートのアドバイスいただける、他の作品も見られる、いろいろ相談できるなどなど、着物屋さんならではのメリットもたくさんあると思います。

私がおじゃまするのは、12月2日(土)と3日(日)のみですが、作品たちは、その数日前から行ってますよ。スケジュールに合わせてお出かけください。

ここに載せている写真の帯2本は、すでにじざいやさんにあります。気になる方、じざいやさんにご連絡くださいね。

持っていくのは、着尺、帯、ショールです。もしも、タブローや卓上布にご興味あれば、ご連絡ください。持って行きます。(コラボで作っている「手織り鞄」は、some ori マーケットのみでの販売となります。悪しからずです〜)

じざいやさんは、紬の着物、木綿の着物、それに合わせた帯にたいへんお強い呉服屋さんです。織り好きの方、ぜひぜひお出かけくださいね。サイトはこちら。

それからもう一つ、耳寄り情報です。私も親しくさせていただいている、染織家の大木道代さんも、じざいやさんで、11月25日(土)と26日(日)の二日間、作品展をなさるそうなんです。大木さん、織りに対する知識も技術も愛もあふれてる方です。こちらもぜひ!

 

めとさま、本番直前

めとさまと、全ての打ち合わせが終了しました。ささ、あとは、6回目の打ち合わせで決まったことを落とし込んで整理して、しっかりシステムを決めて、織るだけです。

システムって、杼を何丁使って、どういう順番で入れ替えて、ってのを決めていくこと。そのために、一回ぶんのリピートぐらいは、助走って感じで織るのだけど、その助走で、私は、うわあってなった。

めとさまだ、めとさまそのものだ。

自分が織った布に、めとさまを感じた。いやはや。びっくりね。打ち合わせを重ね、ご希望をお聞きして、精度を上げていくにつれ、布はどんどん依頼主に似てきたのだ。

めとさま、6回目の打ち合わせ

秋も中盤のある日、めとさま、ふわーっと優しい空気と、いい感じにコーディネートされた、ご自分らしさにあふれたファッションに身を包んで、6回目の打ち合わせに、我が家にお越しくださいました。

私は、5回目の打ち合わせで決まったことや、変更したことなどを、落とし込み、染めたり巻いたりして、2枚目の試し織りを織って、お待ちしていました。

お久しぶりのめとさまに、早速、試し織りをご覧に入れると、「わあ、きれい!」。

私は、「わあ、よかった」と安堵しました。

1枚目と2枚目の試し織りの違いは、きっと、めとさまと私以外の人には、ほとんどわからないと思います。「一緒じゃん」って言うと思う。でも違うのよ。1回目の打ち合わせで選ばれた糸と、新しく色合わせして染めた糸で織った2枚目の試し織りは、一挙にめとさまワールドに近づきましたもの。

さらに話し合いで、縞の入り具合など、もう一歩細かく、決めていきます。上の写真、赤丸のシールが貼ってあるところが、採用のところ。貼ってないところは却下のところ。本番では、赤丸シール部分を繰り返し織っていきます。

今回作った2枚目の試し織りの中では、明るいみかん色を単独で使っていたところが却下になって、ベージュの糸とみかん色の糸を、一本交互に入れていくことになりました。

これ、よかったと思う。単独で使うと、色の主張が強すぎるみかん色も、ベージュと交互になることで、目につくうるささが抑えられ、かつ、はっきりした色が持つ、華やかな感じも内包するきものになる。若くてきれいなめとさまには、こっそり、華やか成分を入れときたいのよ。

はじめてのメルマガ

昨日、はじめてのメルマガを配信いたしました。《 some ori 通信 》、お手元に届きましたでしょうか?お申し込みいただいたのに届いていない方、いらっしゃいませんか?

申し込んだのに来なかった方、大変申し訳ありません。操作ミスと思います。すぐお送りしますので、恐れ入りますが、お申し出ください

申し込んでいなったけど、やっぱり読みたいという方、もちろんウェルカムです。昨日配信の第一号からお送りします。ご連絡ください。よろしくお願いします。

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メルマガ、やると決めてからもいろいろ悩みました。

何を書くの?ブログに書いていること以上に、何か書くことあるの?どなたさまが読んでくださるの?誰に向けて書けばいいの?形態はテキストメール?それともHTML?テキストだけだったら、つまらなくない?でもHTMLにすると読めない方がいるかもだし。

ま、何事も考えていても始まらないし、とにかくやるぞ!と勢いだけで。

サイトのリニューアルオープンとともにメルマガ申し込み開始ということで、ちらほらお申し込みをいただきはじめ、いよいよあたふたする私。10月からメルマガはじめますと言ったはいいものの、なんやかやで、昨日、10月24日、はじめてのメルマガを配信いたした次第です。

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それで、なんと、早速3名の方から、お返事をいただきました。まあ!なんとうれしい。

私自身、いくつかのメルマガを購読していますが、返事を出したことは、これまでたったの一回です。それも感想とかではなく、メールを書いている人の情熱が伝わってきたから、「伝わってますよ」ってことをお伝えしたく、その一言のみでした。ですのでメルマガにこんなきちんと返信いただけ、びっくりしてます。

しかし、あまり暑苦しいのもなんですので、月2回の配信目指して、ぼちぼち続けます。どうか今後ともよろしくお願いします。
ブログには書かないことも書き綴っていこうと思います。よかったら、登録してね

 

 

はじめてのメルマガ【どきどき号】

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。

初めての配信です。うまくお届けできるのか、どきどきしております。

《 目次 》

1. ご挨拶

2. 最近のこと

3. some ori ノートより

4. some ori マーケットより

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1. ご挨拶

お待たせいたしました。やっとやっと《 some ori 通信 》第一号を配信いたします。

今、この画面の目の前におられるあなた、本当にどうもありがとうございます。

実はメルマガをやると決めてからずっと、全く申し込みなかったらどうしようと心配していました。

予想以上にお申し込みいただき、ほっとしています。

申し込んでくれて、心配を吹っ飛ばしてくれて、どうもありがとう!

この場は、ブログやSNS より、もう一つ、パーソナルに(ある意味、無防備に)書き綴っていこうと思っておりますので、

どうかご寛大におつきあいのほど、よろしくお願いします。

 

2. 最近のこと

ここのところの、私の変化は、もちろん、サイトをリニューアルしたことなのですが、もう一つ、大きな変化がありました。

それは、織り機の改造をしたことです。

織り機というのは、踏み木(ペダル)を踏んで、タテ糸を操作するのですが、この踏み木の支点の位置を、後ろから前に付け替えました。

これ、10年ぶりの改造です。

支点が前でも後ろでも、織れるものに大差はありません。

違ってくるのは、織る速さと、織る姿勢と、私自身の疲れ具合です。

踏み木の支点、実は、もともと前に付いていて、その状態で約14年織ってました。

10年前に、織りの先輩方に聞きまわったり、西陣の織工は後ろ支点だと聞いて、付け替えました。

一日中織り続けるには、そっちの方がいい判断して。

で、あっという間に、10年。

いろいろ天秤にかけまして、「体に無理なく織り続けるには」という点を重視して、入れ替えることにしました。

10年後はどう織ってる? 20年後は? だったらそれに今から慣れておかないと。。。

さて、変えてみて、今のところの実感は、確かに支点が後ろの方が早く織れるけど、前支点の方が、体の芯が安心しているように思います。

しかし、それは本当?

労をいとわず、試行錯誤を重ねようと思います。

 

3. some ori ノート(ブログ)より

ブログは、ただいま進行中のONLY ONLY 、「めとさま2」のお着物と、「睦月さま」の帯、制作過程を連載中です。

しかし実は、ブログ上よりも、ずいぶん進んでいます。記述が追いつきません。

・めとさま2

6回目の打ち合わせもすでに終わり、改めて糸を調整し、織り始めています。

織り始めてすぐに、「うわっ、めとさまらしい!」って感嘆符付きで声が出ました。

色も柄も、めとさまそのもの。お色味、特にめとさま色です。

すっごく可愛いおきものです。ブログでお確かめください。

http://www.someoriyoshida.com/category/only-only-注文制作/めとさま2

・睦月さま

睦月さまの帯も、試し織りをお送りし、やり取りし、合意点まで到達しております。

こちらは、打って変わって、「渋かっこいい系」の帯です。

ブログでは、これから、そのかっこよさをお披露目できると思います。

http://www.someoriyoshida.com/category/only-only-注文制作/睦月さま

 

3. some ori マーケット(通販)より

someori マーケットより選りすぐりの一点を紹介します。

ご紹介の第一号として、「善吉・手織り鞄、大きくてヨコなが、グリーン&イエロー」を選びました。

きものでも洋服でも合う鞄で、鮮やかな緑と黄色が可愛いです。下のリンクから、ぜひ実物をご覧くださいね。

こちらは、私が布を織って、帽子作家の善林英恵さんがデザインと仕立てをするという、コラボレーションで作っています。

このシリーズ、特徴のひとつが「軽い」ってことです。

帽子って、軽いのが身上だそうで、帽子に精通している善林さんにとっては、軽く作るってことは、お手の物なのです。

軽いってどのくらい? そうだ、私の個人の持ち物と測って比べてみよう!

こちらの「善吉・手織り鞄、大きくてヨコなが、グリーン&イエロー」は、482gでした。

対して、私の重くて使わなくった手提げ型の革のバッグは、908g。

愛用しているリュックサックが、756g。

革のショルダーバッグが、558g。

ナイロンの手提げが、350g。

うむ。なるほど。確かに軽いね。

これなら、持って歩いて疲れないね。

入る量は、リュックサックと同じくらいなので、持ち物が多く、おしゃれな、軽い布の鞄をお探しの方、ぜひご検討ください。

2018年5月1日までは、期間限定で送料無料です。

http://www.someoriyoshida.com/store/t-7-7

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

めとさま2、5回目の打ち合わせ後

めとさまの2回目の ONLY ONLY のお話を続けましょう。ブログ上では時間が空きましたが、水面下では順調に進んでます。

5回目の打ち合わせで決まったことを、もう一度整理して、どんどんやっていきます。

筬を入れ替えて、タテ糸の詰まり方をひと目、ゆっくりにする。一寸間のタテ糸が116本から、112本になりました。このくらいの方が、糸の表情が見えますね。丈夫さもセーフです。

ヨコ糸、使う糸使わない糸がはっきりしたので、使う糸だけ集合させて、糸量を、もう一度しっかり計算し直す。使わない糸はバッサリ落とす。せっかく準備したのに、とか思っちゃいけない。そうすると澄んでくるのよね。で、足りない分を新しく染める。糊をつける。小管に巻く。

めとさま、ほっこりした真綿糸がお好きです。メインの3色、ほとんど真綿でいくことになりました。サブの色糸には、つるっとした糸もこっそり入れます。ちょっとだけ光って表情豊かになりますよ。もさもさせずに、足さばきもよくなりますしね。

ささ、話し合ったことを体現すべく、2枚目の試し織りを作りましょう。

新作発表!

善林英恵(ぜんばやしはなえ)さんとコラボで作っている手織り鞄、「大きくてヨコなが」バージョンが、3点、やってきました!それぞれ、すごくいい出来ですよ。ここにお披露目いたします。

1点目が、上の写真で中央に鎮座しいています「大きくてヨコなが、グリーン&イエロー」です。かわいいーーーって飛びつきたくなります。紹介ページはこちら。

2点目が、上の写真の右端にある、「大きくてヨコなが、シックなブラウン」です。3点の中ではおとなし目だけど、なかなかの曲者とふんでます。紹介ページはこちら

そして真打、3点目が上の写真で中央にあります「大きくてヨコなが、ブラック&パープル」です。かなりヤバイです。紹介ページはこちら

今回の制作に関して、善林さんが、ブログに書いてます。製作者の生の声、面白いです。ぜひお読みください。→

コラボ鞄、ONLY ONLY のお問い合わせをちらほらいただいております。やっぱりみなさま、ご自分の用途に合わせたり、お好きな色味がおありだったりするのですね。たいていのことには対処できます。善林さんの腕前は確かですよ。お気軽にご相談ください

サイトリニューアルの挨拶状

遅ればせながら、サイトリニューアルの挨拶状ができました!

やったー!苦節一ヶ月半。やっとやっと完成しました。

新しいサイトの解説マップも作ったんですよ。新しいサイトが、どういう流れになっているのか、どこにご注目いただきたいのか、制作にかける思いや素材のことはどこに書いてあるのか、などなど詳しく書いてます。
サイトって、それぞれだから、「私のサイトはこういうの」って明らかにしたいと思って。はい。力(リキ)入ってます!

早速、お送りいたしましたので、ご住所いただいている方々へは、そろそろお手元に届いているのではないかしらん?よかったら、じっくりとご覧いただければうれしいです。

ご住所いただいているのに、お手元に届いてない方、たいへん申し訳ございません。完全なる私のミスです。パソコン、プリンター、住所ソフトの不調という三重苦に見舞われ、何も解決せぬまま、大半の方へは、力技で(手書きで)お送りしましたので、今回ポカだらけです。
本当に申し訳ないのですが、ご一報いただければ、すぐお送りします。ぜひよろしくお願いします。

また、ヨシダに住所は知らせてないけど、これちょっと見てみたいなって方、よろこんでお送りします。ぜひお知らせください。お気軽に!

すでに一通きたけど、紹介したいなどで、もっと欲しいって方、大歓迎です!飛び回ってよろこんで、すぐお送りします。ぜひぜひお知らせください

以上、どうかよろしくお願いします。

しかしなあ、、、しまったなあ、、、、ご挨拶状冒頭、

「すがすがしい秋の空を仰ぎ見て、すーっと深呼吸するころとなりました。」で始まるんです。

どこがやねん!!冷たい雨が降りしきってますやん!

これ、書いた日はそうだったんです。自然も物事も、どんどん移り変わっていくもんですねえ、、、

 

 

朋百香さまの ONLY ONLY、仕立て編

昨日お納めした、朋百香さまのONLY ONLY コラボ鞄、仕立ての善林さんもブログに書いてます。そちらもぜひお読みください。いやはや、メイキングって面白いですねえ。だいたいの説明を聞いてた私でさえ、「ほお、なるほどー」と読み入りました。

鞄の口を、ふかっと作った意味、よくわかります。硬い芯を入れて、ミシンで押さえて、パキッと仕立てるのは楽だけど、面白くない。よくある布製の着物バッグみたいになる。口を輪にして、ふかっと作るのは手間だけど、軽いものがお望みの朋百香さまのお望みにも応えられるし、印象的でおしゃれだし、私としては布の良さを上手に引き出してくれていてうれしい。そして何より、もともと帽子作家である善林さんならではなのよね。彼女だからできることです。

この朋百香さまのONLY ONLY、大きさは、朋百香さまのお持ちのトートの中で、一番使い勝手がいいものの大きさを伺って、それを元にしています。だいたいの大きさは、持ち手なしで、底のところの幅32cm、開口部分の幅42cm、高さ28cm、マチ12cmくらいです。

鞄は、みなさまそれぞれ、ご自分の好み、体とのバランス、持ち歩く荷物の量、などなどでお望みが変わってくると思います。持ち手についてのご希望も、それぞれですよね。我々、お応えしますよ。ご興味あれば、何でもお気軽にご相談ください。

*写真は善林さんのブログからお借りしました。

 

 

朋百香さま、お納め

朋百香さまのONLY ONLYの手織り鞄、善林さんから仕立て上がってきましたので、早速お届けに上がってきました。

こちらが、朋百香さま。美しい方なのです。

朋百香さま、バッグをご覧に入れると、まずにっこり。手に持たれて、開口一番、「か、軽いっ!」と。ああよかった。一番のお望みは軽いことでしたし、それを叶えるのは善林さんの真骨頂の一つです。

手に持たれた時のバランスも、バッチリですね。

朋百香さま、早速、ブログに書いてくださいました。一部抜粋させていただきますね。感涙ものです。

「吉田さんと善林さんのコラボ作品、お二人の作家さんの魂が織り込まれ、縫い込まれているバッグ、愛を感じるな〜。
やっぱり私の目に狂いはなかったです。さあ、次は私の番ですね。愛を込めて大切に使わせて頂きますよ〜。」

朋百香さま、本当にどうもありがとうございました。

今回は、サイトリニューアルに合わせ、善林さんとコラボで鞄制作をはじめてから、初のONLY ONLYのご依頼でした。それも、スタート直後のご依頼でしたので、特に感激でした。朋百香さまに、「二人ともがんばってね」って、背中を押していただいたように思います。

ここからは、記録写真です。上で朋百香さまが、手に持ってくださっている反対側です。

布を見ていて思いますが、善林さん、私が送った布を、どう裁断して、どう組み合わせるか、相当、試行錯誤してくれたんだろうな。

持ち手は、ヌメ革をふかっと二つ折りにしています。ヌメ革自体は硬いですが、こうすることで、持ちやすくしています。手に馴染んでいくのが、楽しみですね。

口のところは、ミシンで押さえず、あえてふんわり合わせるデザインです。ピタッとした方が、縫製は楽だそうですが、こっちの方が断然おしゃれですね。

マチのところ。12cmほどあるので、たっぷり入ります。

お尻のところ。かわいいね。

大木道代さんの染織展に行きました

染織家の大木道代さんの、展覧会に出かけました。

そぼ降る雨の中、電車を石川町で降りて、いかにも古き良き横浜って感じの山手の急勾配の坂をぽくぽく登りながら、この道の先で本当にいいのかなと思った頃、そのギャラリーはありました。

あ!大木さん、お久しぶり!

自作の着物と帯をお召しの大木さん。着物姿を拝見するのは初めてでしたけど、とても自然で彼女らしかったです。

お作品は、絹糸を草木染めで染めて、織っていらっしゃるのだけど、きちんとした仕事を淡々と積み上げた、気持ちの良いものでした。こういうのが一番いいのよねって思った。普通そうだから着やすいし、よく見ると決して普通じゃないのです。縞の入れ方や絣にちょっとした工夫がしてあって、心にくいのです。

大木さんは、昨今、近しくしていただいている織り仲間です。織り続けるには、横のつながりもとても大事で、それ深め合ってます。って、私は教えていただいてばっかりで、恐縮しきり。大木さんの実力、たいしたもんです。

*会場は小さいながらも、モダンなギャラリーでした。写真は1階から2階を見上げて。

*大木道代染織展は、石川町のアートギャラリーATHLE での開催ですが、今日が最終日でした。

 

ただつらつらと

仕事中はラジオを聞いていることが多い。NHKの朗読の時間がお気に入り。今は、夏目漱石の坊っちゃんの朗読を楽しみに聞いている。ふっと思ったは、その「坊っちゃん」というタイトルの秀逸さ。このストーリーが、「坊っちゃん」というタイトルなのか。
そっか、なるほどな。主人公の、若さ、無垢さ、無鉄砲さが、この一言で表現できてる。

夏目漱石、さすがだな。お札になってただけのことはある。

ラジオでは、以前、太宰治の朗読もやってて、それも大変面白かったけど、太宰はやっぱ、お札にはならんだろうな。小説家としての実力は勝るとも劣らないのじゃないのかなと思うけど。なんだろうね?好感度?私生活??

100年後には、我々世代の方がお札になるのかしらん?どういう基準で?ノーベル賞受賞者とかかな?山中伸弥さんとか一万円札にぴったりそうね。笑。ま、お札になりたいとは思っていらっしゃらないでしょう。

*あ、100年後はきっとお札ないですね。電子マネーと、まだ見ぬ新たな何かで決済しているでしょうね。

*NHKラジオの聞き逃しサービスで、朗読も聞けますよ。このページ。下の方で、坊っちゃんも。

*ちょっとググったら、夏目漱石って、49歳で死んでるんだ!がーん。私の歳だよ〜〜〜。あれだけの仕事を残した人が死んだ歳。

*写真は、以前入った食堂の磨りガラス。

 

 

布が形になっていく。

布は無事に京都の善林さんのお宅に到着し、厳しくも優しい目に晒され、吟味され、検証される。
緊張するね。善林さん、愛あるハッキリさを持った人だから、この段階でダメ出し来ないかとビビる。

コラボするときは、相方のやる気を焚き付けるような素材を作って投げかけないと意味がない。それができたら、倍々ゲームで、掛け算以上の勢いででモノのレベルが上がっていく。

お互い、乗った状態をキープして作ったものを、朋百香さまの前に、大事に大事にそっと運んで、そっと差し出し、そこから動き出す感じ。

善林さんの手によって、布は形になっていく。

その経過、彼女のブログに詳しいです。こちら、ご覧ください。

*写真は全て、リンクした善林さんのブログからお借りしました。

 

 

織れた!

さあ、布が織れました。蒸して、水元して、伸子(しんし)張りして仕上げます。うん、いい感じね。

布は、濃くなりすぎて重いイメージにならないようにしました。朋百香さま、明るめの軽快な色、似合われると思うんだ。「洋服はモノトーンや紺、グレーベージュ系の色彩が多い」とのことだったので、それに合うように。

写真は、伸子張りしているところ。鞄の布は短いので、工夫して、部屋の柱から織り機の柱に斜めに張りました。張れる場所があるっていうのが、実は地味に大事なんです。新しいマンションではなかなかないのだ。うちは古くてよかったのだ。

さ、善林さんに発送です。

朋百香さま、織ってます

ブラッシングカラーズが終わった朋百香さまの ONLY ONLY 、タテ糸を巻き直して、さあいよいよ織りです。

織りの工程は、無心になれます。特に、この後仕立ててもらうのだから、完成形を把握する命題が半分で済む。ということは、ますます無心であるのが許される。

のびのびと織ります。

鞄になった時のアクセントになる部分は積極的に入れていきます。うるさくならないように。でも確実に。遊びごごろもふんだんに織り込む。

この後、善林さんが仕立ててくれ、朋百香さまが使ってくれる。それが分かっているのが良い。それが面白い。

布の良さを確実に引き出して、的確な仕事を施してくれる善林さんと、出来上がった鞄を、抜群のコーディネートで使いこなして、息を吹き込んでくれるだろう朋百香さま。お二人を布を織ることで、接着している私。

共同作業は楽しい。

朋百香さま、ブラッシングカラーズ

さあ、それでは朋百香さまの鞄のブラッシングカラーズをいたしましょう。

黄色と、ブルー。グレー多め。どこかに墨黒。計画通りに。

都会的な朋百香さまに合うように。

染料は酸性染料。絹との相性、抜群にいいと思っています。鮮やかな色も、渋目の色も自由自在に出ます。って調合にすごく気を使うけど。

筆と刷毛を使い分けて、下図を見ながら、フリーハンドで染めて行きます。

布の大きさは善林さんから連絡もらっているので、ジャストの少々大きめくらいをねらっています。無駄を出さないのも、大事なことだと最近しみじみ。

 

クラクラ〜〜〜

えっと。。。近況報告です。頭がいっぱいいっぱい、クラクラ状態が続いています。ええ、ここんとこ、ずっとクラクラなんです。

ここを読んでくださってる方は、私が先ごろウェブサイトをリニューアルしたってことは知ってくださってると思います。はい。8月はパソコンにかかり切りで不健康な夏を過ごし、サイトのリニューアルに明け暮れました。で、やっとやっと9月のはじめにオープン。

それが一段落したと思えるいま、ホッとできてると思いきや、思わぬ底なし沼にはまってあえいでおります、、、

せっかくリニューアルしたのだから、広くお披露目したいと、挨拶状の準備を進め、やっと校正に踏ん切りをつけ、印刷に回してもらうところまでいきました。

で、ひと足先に出来てきた封筒に住所印刷をしてしまおうと、格闘しているこの数日、、、、

住所録に使ってるファイルメーカーというソフトの設定に苦難し、(なぜか偶数回だけ印刷するという、わけのわからなさ)
封筒に印刷したい「料金別納郵便」などのデザインに使ってるイラストレーター(というソフト)が、突如、保存できないという前代未聞の不具合を起こし、(保存すると毎回強制終了する)
いつも使ってるプリンターがいうことを聞かず、
SOSを出した友人が送ってくれた(これは素早くて感謝!)、ずっと使ってないという同機種プリンターにドライバなどインストールし、動いたと思ったら、色がかすれた状態で、インクを替え、クリーニングしたら、ますますかすれ、あの手この手でクリーニングを繰り返すも、先は見えず途方にくれ、
仕方なく元のプリンターに戻るも、ときどき気まぐれに動くだけ、、、、、

(その上、マックが瀕死で、アイフォンの通話が途切れ途切れ、、、)(アイフォンはアップルさんにみてもらったのだけど、不具合発見されず、、周りがマンションだらけなのがダメなのかもと、、、そんな、、、)(パソコンはアップルケアの電話のお姉さんのおかげで、持ち直すも、いつ何が起きてもおかしくない状況です、と言われ、、、)

(その上、醤油と味噌と米が切れそう、、、、)

というのが近況であります。

ああ、もうすぐ挨拶状は印刷屋さんから直送されてくるはず。それまでに、宛名印刷、どうにか終わらすぞ!先は長い〜〜。

腹が減ってはいくさはできぬと、骨つき豚バラと大根を煮ました。ええ、現実逃避です、、、。(醤油は以前作った、ニンニク醤油を使い切る)

朋百香さまと、さらにメールのやり取り

善林さんからのメールを元に、朋百香さまとさらにメールのやり取りを重ねます。

朋百香さま、重いバッグを持つのが嫌で、軽くてかっこいいものを、ちょうど探していたところだったのですって。きものではもちろんだけど、洋服にも合わせてガンガン持ちたいとおっしゃって下さいました。

大きさについては、お持ちのバッグの中で、一番使いやすいものの大きさを測って下さり、だいたいこのくらいと。実際の大きさを測るっていうのは、何より確かですね。

それで、私が担当する布地のところですが、朋百香さま曰く、

「こちらに載っている大きい方の鞄の黄色とブルーの感じ、好きですよ。裏の色彩もいいし。洋服はモノトーンや紺、グレーベージュ系の色彩が多いので、合うと思います。もちろん今載っているものと全く同じでなくて構いません。もう少しグレーよりになっても、さらに持ちやすいかな。あ、どこかに墨黒が入っているともっと持ちやすいかな。」

なるほど、なるほど。了解です。せっかくのONLY ONLY、朋百香さまのご希望に、しっかり合わせて参ります。
ただ、布地、持ち手、形とも、全体的なバランスをみて現場合わせが必要なことなどから、ある程度お任せいただきたい旨、お願いすると、

「もちろん、お二人のセンス、信頼しておりますのでお任せしますよ!」
という、うれしいお返事が帰って来ました。

その上、

「完成したバッグを持って歩いていたら、知らない人に「そのバッグどちらの?」と声をかけられるイメージが浮かびました(笑)」

きゃー最高!!きっとそれは近い将来現実となることでしょう(笑)!!!

さあ、ではでは、はりきって布を織りましょう。

*写真は、織り計画と色出し。こんな感じで行こうかな。

 

朋百香さまと、善林さんのメール

朋百香さま、私のメールにすぐにご返信くださいまして、もう一歩進んでご希望を伝えてくださいました。

要約すると、

・鞄の持ち手は、もっと柔らかい革がいい。革の色はヌメ革の色がいい。
・持ち手は布より革の方が断然カッコイイと思う。
・大きい方の鞄のサイズをもう少し、小さくすることは可能? 
・鞄の生地は八寸帯地がいい。
・一番の希望は重くないこと。布バッグで裏地がシッカリし過ぎていて重くて失敗した経験がある。

いただいたメールを元に、善林さんに相談メールをする私。

善林さんも、まず、公開してからすぐに反応いただけたことに、驚きと感謝の念を隠せず、、。そうなのだよなあ、、一生懸命やったことに、すぐ反応いただけるというのは、何ものにも代えがたい喜びがあるよね。生きてる手応えというか、、。

お返事としては、

・大きさの変更、革持ち手の素材変更、もちろんオッケー。ヌメ革だと薄くしても硬いので、色つきの革になる可能性高い(黒や茶)。
・織布を見て革素材を決めるので、組み合わせは任せていただきたい。
・薄い革を二枚あわせで袋縫いにして、ふかっと作ってもまた面白いかも。
・鞄自体の重さは、多分市販の布トートよりはかなり軽いと思う。

重さについては、善林さん、「荷物を運ぶ為に鞄があるのに、何故市販の鞄は鞄自体が重いのだ?」と疑問に思ってきたそう。善林さんが作られる鞄は持ってみての軽さに、驚かれることが多いのですって。
ちなみに善林さんは、もともと高級婦人帽子の作家さんで、帽子って1gでも軽くが身上なのだそうで、軽さの追求は元から突き詰めてらっしゃるのですね。
「鞄は力学構造上、芯使用を皆無という訳にもいかないので、最低限は入れ、成り立つギリギリを探る感じ。」とも書かれてました。

うーん、同じだわ。きものや帯も「軽く」ってのが求められます。布を織る時も、「軽くて、丈夫で、布が裂けない、ギリギリ成り立つ、かつ、風あいがいい」、糸選び、糸使い、打ち込みが必要です。ものづくりで求められること、共通点ある。

*画像は善林さんのインスタからお借りしました。持ち手の革、いろいろあるなあ。

朋百香さまからのメール

サイトをリニューアルオープンして一夜明けた朝、メールが飛び込みました。メールの主は、画家の朋百香さん!

メール曰く、

「ヨシダさ~ん、サイトリニューアルしたのね、素敵!素敵!そしてマーケットもいいわ~。
バッグ、欲しくなっちゃった。ただ持ち手のヌメ革が見た目はカッコイイけど、実際に使うとなるとどうかな~と思っているところです。私くらいの歳になるとね、持ちにくいと持たなくなっちゃうのよ。わがままな世代で・・・(笑)また、相談にのってくださ~い。」

私の返信、

「朋百香さん!わー、見つけてくださって、ありがとうございます!!
実は昨晩遅くにリニューアル公開しました。まだどこにも言ってないのです。メール下さったの、朋百香さんが一番乗り!うれしいです。ありがとうございますっ!

はい、バッグ、持ち手は硬いです。そこがカッコいいのですけど。もしも柔らかい持ち手がお望みでしたら、改めて作りますよ。
例えば、帯とお揃いとかもいけますし。または八寸の帯地を朋百香さん好みで織って、柔らかい革の持ち手をつけるなども考えられます。
九寸の帯地でも、裏地と芯をつければいいかもなので、ご希望でしたら、仕立ての善林さんに聞いておきます。なんでもご相談ください。
メールいただき興奮しているヨシダより。」

(*ここで裏話。今、朋百香さまからは、九寸帯のONLY ONLY のご注文もいただいています。上のメールは、その九寸帯と同じ布で鞄を作るのもアリですよっていうご提案です。しかし、鞄の布としては厚めでしっかりしている八寸帯の布がいいかもですね。薄めの九寸帯地でも芯をつければ鞄にいいかもですねって話です。)

興奮冷めやらぬ私のメールログが残っておりますが、サイトのリニューアルってそんなに大げさなことなの?って向きもおられるかもしれないですね。はい、私にとってはとても大きなことでした。オープン直後、まだドキドキしている時にいただいたメールは、「ああ、見ててくれる人がいる」って実感されて、とてもうれしかったのです。

それに加え、目をつけてくださったのが、サイトリニューアルに合わせて始めたコラボレーションの鞄というのも、うれしさ倍増でした。コラボで鞄を作ろうって善林さんと話し合ったのが、一年くらい前でしょうか?なんだかんだと、共に頭を悩ませ、手を動かし、意見を言い合って、準備してきました。モノを作り、流通させ、生きて行くってことを、改めて考えながらの日々でした。

上の写真は、試作品。完成品となった今とは、ずいぶん、変わりました。

このような連絡事項が、善林さんと私の間で、メールでもアナログでも飛び交っております。

*一番上の写真は、持ち手にするヌメ革と牛本革。善林さんの仕事場より。

新作入荷と早くもリニューアル!

善林英恵さんとコラボで作っている、「善吉・手織り鞄、小さくてタテなが」が新たに3点入荷しました!「あざやかイエロー」と「海の青」と「ミドリ唐草」。どれも、とってもいい顔してます。上の写真は、「あざやかイエロー」、こちらのページで詳しく紹介しています。

そして、このサイトですが、公開1ヶ月でなんと、リニューアルしました!パフパフ〜〜!

トップページの「some ori マーケット」の紹介欄に「スポットライト」のコーナーを作りました。今、特にご紹介したい作品を一点選んで、スポットライトを当てようというものです。月に2回の更新予定。

まずスポットを当てるのは、新作の「善吉・手織り鞄、小さくてタテなが、あざやかイエロー」です。よかったら、トップページからたどってくださーい。PCの方は、このページの下の方、右側です。スマホの方は、ここを下に三分の二くらいスクロールしたところです。

新作の手織り鞄は、あと二つあります。上の写真は「海の青」。ご紹介ページはこちら

そしてこちらが「ミドリ唐草」。こちらでご紹介してます。ぜひ!

ONLY ONLY 朋百香さま2、スタートです!

さあ、新しいONLY ONLY 「朋百香さま2」をはじめます!ヒロインは、画家の朋百香さま。このブログ上でも、朋百香さまとお呼びさせていただきます。墨の抽象画や「京都タロット」の原画などで活躍されています。上の画像は、朋百香さまのサイトのトップページです。

朋百香さまとは、ずっと以前に私が銀座のもとじさんで個展をさせていただいた時に、ふらっと寄ってくださって少々お話させていただいたのが、お出会いだったと思います。すらっと背が高く、細面の目を引く美人さんで、きもの姿もご自分らしい着こなしで、ほお〜なんと素敵な方でしょうと、ほれぼれした記憶があります。その後、自然にご縁がつながって、何度かお目にかかりました。

それでなぜ今回、「朋百香さま2」と書かせていただいているかというと、、、、実は「朋百香さま1」も水面下で進行中なのですよ。すでにもうひとつ別のONLY ONLY を進めてるのです。そちらは画家としての朋百香さまの本領発揮の案件ですので、ブログでのご紹介、楽しみにお待ちくださいね。

で、やっと、今回のお話です。

時は、今年の9月7日の朝。なにを言いたいかというと、、、えへへ、実はこれ、私のサイトのリニューアルオープンから間もない時です。その前の晩、こっそり昔のサイトから乗り換えたのですが、一晩あけても、まだどこにもお知らせをせず、せっせとリンク崩れなど、最終チェックをしておりました。

そんなとき、メールが飛び込みました。新しいサイトのお問い合わせからのメールです。

え?

そのメールの主が朋百香さまだったのです。

 

 

 

 

睦月さま、2回目の試し織り

さあ、睦月さまのONLY ONLY の八寸帯、2回目の試し織りができましたよ。前回お送りした試し織りでは、私が表と想定して織った方でない、ヨコ糸が見える裏面の方を面白がってくださいました。両面とも表として行けるのでお好みで選べるのです。

今回は、タテ糸のブラッシングカラーズは、前回と同じ染料の配合で染めて、ヨコ糸は、新たに染めたキビソ糸で、織りました。

キビソ、いい感じです。セリシンが程よく落ちたおかげで、打ち込みも入ります。色もよかったね。心配したけどね。幅もぴったり8寸2分です。

上の写真が今回、新たに織った2枚目の試し織りなのですが、左側に来ているのが、ヨコ糸のキビソ糸が「3」見えている面です。タテ糸は「1」見えてます。右側の方は、タテ糸が「3」、ヨコ糸が「1」見えています。
ちなみに平織りだと「2:2」で、タテとヨコの力関係は同等です。

今回は、左に来ている、ヨコが勝ってる方が表のつもりで織ってます。

これも、睦月さまのご自宅にお送りして、みていただくことになりました。早速発送です。

睦月さまのヨコ糸を染める

ONLY ONLY でご注文いただいている睦月さまの八寸帯。試し織りを観ていただいてから、ブログ上では時間が空いてしまいました。実作業は水面下で進んでおります。さあ、ブログも再開しますよ。

1回目の試し織りをみていただいて(記事はこちら→)、まずは、ヨコ糸を考え直さねば。和紙の糸を想定していましたが、きびそ糸に変更です。手元になかなかいいきびそ糸があるのですよ(上の写真)。これ、使いましょう。

きびそ糸っていうのは、蚕さんがはじめに吐く糸です。蚕さんが、我が身を守るためにシェルターとして吐く糸ですので、硬く丈夫で、紫外線なども寄せ付けない特殊な絹糸です。ツルツルピカピカの絹らしさはありませんが、そこがかえって魅力です。

キビソ糸、私のお気に入りのタイプは大きな綛で流通していますので、まずは小綛に分けます。扱いやすくするのです。

染めました。染める段階で、セリシンがけっこう落ちます。少々落ちるくらいだと、打ち込みが入りやすくなり、ハリも抑えられ、かえっていい感じです。でも落ちすぎると、腰が抜けたように、ふにゃふにゃになってしまいます。これをコントロールするのが、腕の見せどころ。温度と時間が勝負です。

小管に巻いたところ。今回の練り減り率は、9%でした。まあ、いいとこでしょう。本当によかったかどうかは、織ってみて、帯になって締めてみないとわからないのだけど、9%はいい数字と言えましょう。

Shining Green

きおさまのONLY ONLY のお着物、仮絵羽仕立て、出来てきまして、写真撮影をして、本日、きおさまの元にお届けできました。実は、ちょっと前にできていたのだけど、大活躍のきおさま、海外出張中だったため、今日になりました。

お会いしてお納めする予定でしたが、きおさま、次の出張が迫っていて、そのあとのお納めだと、仕立てる時間がもったいないということで、急遽、送りでお納めとなりました。お会いしたかったですが、急いで仕立てて、お召しになりたいというお気持ちは、とってもうれしいものでした。

一昨日、私は発送準備をしながら、あらためて自分が織ったお着物を眺めていたら、きおさまのお顔が浮かびました。これは本当にきおさまにピッタリだ。よかった、お喜びいただけると確信しました。

タイトルを「Shining Green(シャイニンググリーン)」とさせていただきました。きおさまの輝くお姿、そのものだからです。

もともとの目標の、大阪の東洋陶磁美術館の「飛び青磁花生け」に通じるものも見出せますよね。光輝いていて、存在感があるところ。そんな感じを目指して、もがいたなあ〜。

本日お昼過ぎに、きおさまから、ありがたいメールが届きました。

冒頭からうれしいお言葉、
「とても綺麗です。Shining Green ぴったりです。」

きおさま、こう続けられます。
「私は以前紫系の着物を沢山着ていましたがある時しっくり来ない事に気が付きました。どうしてだろうと考えていましたら年齢だと気付きました。年を取り若さが無くなりもっと綺麗な色を身に付けなければいけないと思いました。特に着物は全身を覆ってしまうので色や柄は大切です。とても素敵な今の私に合う物を作って頂きありがとうございます。仕立て上りましたら是非お披露目したいです。」

きおさま、とても若々しい、海外を飛び回って仕事される方なのですが、年齢って考えざるを得ませんよね。きおさまは、まさに、自分にあったオシャレをなさる方です。

その上、きおさま、こう続けられます。
「私はヨシダさんの純粋さが大好きです。一緒にお話ししていると心が洗われるようです。これからもお付き合いを宜しくお願いします。多分、○○さんもヨシダさんの作品だけでなく人柄にも惹かれたのだと思います。素敵なヨシダさんを紹介してくれた○○さんに感謝です。」

ひょー、感涙、、、
きおさま、大感激のメール、どうもありがとうございました。(○○さんとは、きおさまのお友達で、私もとてもお世話になっていた方です。あちらに旅立たれましたがとても素敵な方です。)

きおさまの3回目のONLY ONLY ストーリーはこれにて小休止です。次はきっと、Shining Green をお召しの姿を御披露いただけたことを書けると思います。とても楽しみです。

熊本に帰ってました

今日まで、熊本に帰ってました。なんと、中学校の卒業後37年の同窓会でした。台風直撃の予報で、羽田に着くまでは、飛行機、飛ぶのかドキドキでした。飛ぶと聞いて、思わず乾杯。(午前中から缶ビール)。台風は少々それて、我々にとってはありがたいことでしたが、代わりに直撃を受けた地域の方には、なんともお気の毒なことでした。

私の通った熊本市立城南中学校は、当時11組まであって、一学年450人以上の生徒がいました。当時だって、知らない人はたくさんいて、まして、卒業後一度も会ってない人が大半です。先生だって、私のようなひねくれ者のこと、覚えているはずがないと思っていました。

知らない人はいっぱいいましたが、、、まあ、面白いこと、面白いこと。37年が一挙にどこかに行っちゃった。

一年生の時の担任の上妻先生に、お忘れでしょうが、、、と挨拶すると、なんと覚えててくださいました。その上、「可愛かった!」と。当時は生意気で申し訳なかったです、、、と続けると、「それが可愛かった」と。
へ?可愛いなんて、ほとんど言われたことないセリフ、、、。13歳の私、絶対可愛げなかったよ。自信ある。それなのになあ。

中学の時のつながりというのは、独特なもので、いいものだなあと思った。公立の普通の中学だから、なんの選別もされてなく、いろいろ混じっているのが、なんとも心地よかった。それ以降のつながりって、分かれるものね。私だって、相当かたよった人間関係の中で生きているし。自然に生きているつもりで、自然にかたよる。ちょっと変だなあって思った。

着物で参加しようと思いましたが、台風のため断念。洋服だったおかげで(?)ムリなく3次会まで参加して、午前様で親の家へ帰りました。

一番上の写真は、熊本市立城南中学3年11組の面々。江尻先生を囲んで。2番目と3番目は、一泊旅行した天草の夕日と朝日。4番目は、熊本現代美術館で観た、坂口恭平さんの作品。5番目は旅のお供。

some ori マーケットって?

今日は、サイトリニューアルに合わせて新しく作った、通販ページ「some ori マーケット」をご紹介させてくださいね。思いがあふれて、ちょっと長くなりそうです。お時間あるとき、お付き合いください。

「some ori マーケット」って、どんなイメージで作ったかっていうと、、、。
どこか外国、、、、アラブかインドか東南アジアか、、、、どこかエキゾティックな外国の街に、大きな市場があって、ガヤガヤと人が行き交い、その一角に、ヨシダの布を並べて売ってる店がある。売っているものは、きものや帯がメイン。ショールや鞄もある。日本のものだけど、なぜかこのエキゾティックな場所に合う。
新しく布を注文したり、布を吟味したり、何でも相談できる、、、そんな、自由で楽しいイメージのお店です。私の頭の中ではね。

そんな「some ori マーケット」を紹介いたします。パソコン画面をもとに説明いたしますので、スマートフォンでご覧のかたは、恐れ入りますが、脳内変換のほど、よろしくお願いします。

まず、上の写真が、通販ページ「some ori マーケット」のトップページです。この店には、入り口が二つあります。画面中央の、二枚の写真が入り口です。

「ONLY ONLY」と「some ori crossing」。

「ONLY ONLY」は、もうずいぶん長いこと取り組んでいる、染めもONLY、織りもONLY、完全注文制作のことです。お誂えに興味のある方は、こちらの入り口からどうぞ。

「some ori crossing」とは、今回作った言葉です。今までは「オリジナル制作」って呼んでました。「ONLY ONLY」の対になる、何か可愛い言葉はないかと考えてつけました。「crossing」には出会いという意味があります。あなたとヨシダの布のいい出会いの場でありますよう。

では、まず、「ONLY ONLY」の入り口から、入っていただきましょう。

 

上の画像が、「ONLY ONLY」の入ってすぐのページです。「ONLY ONLY」は、ここからさらに5つの売り場に分かれます。

「きもの 絵羽と縞コース」
「きもの 色と素材にこだわりコース」
「帯 ゼロから出発コース」
「帯 イチから出発コース」
「何でも相談コース」

詳しい説明は、それぞれのページに任せましょう。写真をクリックしてお進みください。

きものの二つ「絵羽と縞コース」「色と素材にこだわりコース」、帯の二つ「ゼロから出発コース」「イチから出発コース」の境界線は曖昧です。何てったって、ONLY ONLY なんですから、あなたの自由です。その上、お店なのにカートはありません。気になることあれば、お気軽に「ヨシダへのご相談はこちらから」、お問い合わせください。

一つだけ、売り場の中に進んでみましょう。

こちらは、「ONLY ONLY きもの 絵羽と縞コース」のページの冒頭です。実際には、この下に、ずらずらずらっと写真や文章が並びます。過去の例などご紹介させていただきながら、具体的に説明しています。自分だったらどんな一枚を作ろうかなって想像しながら、楽しく読んでいただければ、うれしいです。

 

さあ、それでは、2ページ元に戻って、もう一つの入り口から入ってみましょう。「some ori crossing」です。

 

上のスクリーンショットが、「some ori crossing」の入ってすぐのページです。ここにすべての商品が並んでいます。さらに4つの専門店に分かれます。「きもの」「帯」「ショール」「いろいろ」です。例えば、帯だけ見たいって方は、「帯」って書いてあるところをクリックしてください。

 

そうすると、上のスクリーンショットになります。さらに、「お、これいいかも」って思ってくださった写真をクリックすると、下のような個別ページに進みます。

この画面の下に、ずらずらずらっとたくさんの写真や説明がきます。写真の撮り方も工夫しました。おタイコは中心をど真ん中に配置するだけでなく、上下に少々ずらして撮ったり、濃い色のきものをお召しと想定して背景を黒にしたり、前帯を体を包んでいるように筒状にして撮ったり、ルーペをのぞいて糸の表情をとらえたり。参考とした本などあれば紹介したり、実際に使った糸を紹介したり、私が何でも書き込んでいるsome ori ノートをチラ見せしたり、、、

最大の特徴は、以下のこれです!

どんな帯かってことを説明するのに、スケッチ画を描いたのです(帯のみです。きものなどにはありません)。締めたところの前向きの姿と後ろ姿、フラットに置いたところを図解しました。

実は私、これまでもずーっと帯を売るとき、どんな帯かってこと、上手に説明できないな、どうすればもっとお伝えできるかなと悩んでいたのです。で、図解したらいいかもとひらめいたとたん、友人のイラストレーター、岡田知子さんの顔が浮かび、相談させてもらったのです。岡田さん、すぐに快く引き受けてくれました。上のスケッチ画、輪郭は彼女が描いてくれてるですよ。どおりでうまいと思ったでしょ。図柄と文字は私ですが、骨格がしっかりしているおかげで、楽に描けました。

岡田さんは、きもの通で、着付けもすばらしく、彼女が描いた「お団子ムスメの着付けノート」は私の着付けバイブルです。彼女のブログ内にありますので、ご参考になさっては?
岡田さんのブログ「丘の上から通信」トップページ→
「お団子ムスメの着付けノート」を含む着付けのカテゴリーページ→

個別ページのラストには、サイズなどのスペック書いてますので、ご購入お考えの際は見てくださいね。特に重さは案外重要と思いますよ。
ご購入前には、お伝えしておきたいことを詳しく書いた別ページがありますので、そちらもお読みください。

で!見逃さないでいただきたいのが、商品説明文とスペックの間にある囲いです。何気ない感じですが、書いてあるのが、、、、、

ジャーン!!!!「期間限定!帯揚げ、染めます、プレゼント!」

これ、本当に特別です。今回のサイトリニューアルを記念して、2018年5月1日までに、染織吉田のきものか帯をお求めくださった方全員に、ヨシダが帯揚げをあなたのお好きな色に染めてプレゼントいたします。どんな色でもいいですよ。具体的に指示してくださってもいいし、話し合いながら決めてもいいです。ONLY ONLY でご注文くださる方は、お問い合わせいただき、ご相談を始めさせていただくのが、2018年5月1日までで、お納めはずっと後でもこのプレゼント、適用されます。この機会にぜひ、相談を始めませんか?

some ori マーケットのお紹介は、とりあえず以上です。

はぁぁぁ、長くなってしまいました。お疲れでしょう?お店内の説明文はもっと長いのもあります。。一度に見ると大変ですので、よかったら、何回もちょこちょこお越しくださいね。のぞくだけで楽しくワクワクするお店を目指してますので、どうか気軽に遊びに来てください。待ってまーす!

 

 

リニューアル1週間

サイトをリニューアルして、1週間がたちました。やっとちょっとほっとしました。

もしかしたら、よく見てくださってる方の中には、え、まだ6日目じゃないのって、するどい方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、実は、旧サイトから移行したのは、9月6日水曜日の夜だったのですよ。どうして、この日にしたかというと、満月の夜だったから。満月に向けて、ジリッジリッと準備していたのです。
で、その晩、移行はしたものの、リンク崩れなどチェックしたり直したりで、ブログを書いたり、SNS でご紹介させていただくの、一日待ったわけです。

で、あっという間の1週間が終わりました。本日13日は下弦の月。穏やかな夜です。

それでやっと、ああ、ブログを読んでくださっている方々に、今回のリニューアルについて、未だご説明もしてないなあ、失礼したなあと思い至り、遅ればせながら、ご紹介させていただこうって思ったわけです。

ご紹介、メニュー通りに進めさせていただきますね。よかったら、お付き合いください。

まずは「トップページ」。のっけから写真が4枚出ます。これら、それぞれ、開けるたびに代わります。アーカイブをひっくり返して、選びに選んだ写真たちですので、楽しんでください。

1ページ目は、「ごあいさつ」。ヨシダ、あいさついたします。下手な手書き、ご容赦ください。その下に略歴がありますが、ここに、昭和初期の染織家、青田五良が書いた、上賀茂織之概念に挿入されている織物を、私が再現した記録の、リンクの入口がありますので、ご興味の向きはたどってください。

2ページ目は、「こんな風に作ってます」。私の仕事の進め方を紹介しています。これは、旧サイトから、ほとんど変えてないのだけど、ちょっとだけ、文章いじったり、写真変えたりしました。仕事の方法、変えたので。そこは正確に。

3ページ目は、「 ONLY ONLY 」。完全注文制作 ONLY ONLY のご紹介です。ここは旧サイトから、ちょっと変えました。まず ONLY ONLY のそもそもの始まりを書いています。その次に、ONLY ONLY のすすめ方がきて(ここは変わらず)、その下に、今回新しく「過去の作品例・お客様からの声」を加えさせていただきました。2011年の「西方の天女」と2014年の「colored wind」をお客様からいただいたメールとともに、紹介しています。

4ページ目は、「作品ギャラリー」。年代別の作品集です。これは、旧サイトと何も変わってません。2017年分、そろそろ作りはじめなくちゃねー。

5ページ目は、「メディアに載りました」。過去に雑誌などに掲載された分のご紹介です。これは、旧サイトには「業界の方へ・プレスの方へ」の中にあったのだけど、今回独立させました。

6ページ目は、「お問い合わせとご相談」。これは変わらずですー。タイトルや文面は変わりましたけどね。お問い合わせとご相談、いつでもウェルカムです。

7ページ目は、「業界の方へ・プレスの方へ」。こちらも変わらず。業界の方、プレスの方、どうか引き続き、よろしくお願いいたします。

8ページ目は、「メルマガ【some ori 通信】」。これ、本邦初です!私、メルマガをやることにしたんです。突然、やるって決めて、まだ方法論とかはできてないのだけど、妄想だけは膨らんでます。あれもこれもと、とっ散らかってます。(ヤバい、、、)やるからには、面白いものにしたいと思っていますので、よかったら、ぜひご登録ください。配信は10月からの予定です。

9ページ目は、「ブログ【some ori ノート】」。まさにこのページです。これは、もちろん、旧サイトからの引き続きです。旧サイトどころではなく、ニフティのココログは、2004年にはじめましたので、もう13年も続けてます。早いわ〜。
ブログページの左サイド、カテゴリーの下には、ツイッターの窓もついていて、毎日のつぶやきが見られます。毎晩、「今日のよきこと」を箇条書きで書いてます。よかったら、そちらも〜。(スマホでご覧の方は、ブログのページの一番下です。)

10ページ目は、「通販【some ori マーケット】」。ここが、何よりの変革です。新たな導入、、、こういうのイノベーションって言いますかね?私としては、ぎゅっと覚悟したつもりで作りました。詳しくご紹介したいのですが、今日は力尽きました、、、、また後日、この続きを話させていただきます。

どうか、今後とも染織吉田をよろしくお願い申し上げます。

めとさま、5回目の打ち合わせ

8月後半のある日、めとさま、5回目の打ち合わせに、我が家にお越しくださいました。今年は関東地方、いつもよりは涼しい夏でしたが、それでも夏のさなかに、おそれいったことでした。

その日までに、私は、1240本のタテ糸を綜絖に通し、筬に通し、織り付けをして、試し織りをしました。
筬はこの時は、鯨寸間58羽を選びました。ちょっときつめだけど、めとさまが、丈夫な布を望まれたので、これくらいで行ってみようと。
めとさま、きもの生活を実践中で、なんと、洋服を気に入ってる数枚を残し、処分されてしまったのですって。毎日お召しとあらば、そりゃあ、丈夫さが特に大事です。
そういえば、1回目の ONLY ONLY の時も、着物を着て、近所のスーパーに買い物に行く生活が夢だとおっしゃっていたなあ。めとさまの、1回目の ONLY ONLY はこちらにまとまってますので、よかったらどうぞ。(長いよ!)

それで、暑い中お越しくださっためとさまに、早速試し織りをご覧に入れました。

ゆっくり丁寧に、ご覧になるめとさま。じっくり考えられて、いくつかの希望をおっしゃいます。それは、私には気づけなかった点でもあり、小さいけど大事な点でもあり、舌を巻きます。

曰く、ヨコに入れている緑をやめて、緑味を持っているベージュに変える。
アクセント的に入る、今のところ座繰り糸の赤茶色を、太めの真綿糸に変えて、表情を出す。
きれいな橙色もつるっとした生糸から、真綿糸に変える。

なるほど、確かにおっしゃる通り。その方が、よりめとさまが目指される「枯風」ですね。了解しました。
試し織り、布目が詰まりすぎと思いましたので、筬目を入れ替えることにも同意いただきまして、いろいろGOサインです。

めとさま、整経

サイトのリニューアルで、ブログの方がストップしておりましたが、仕事はコツコツ進めてますよ。

めとさまのお着物、ブログでは、6月11日まででしたね。それからずいぶん進みました。タテ糸を290本の管が巻き終わったら、整経です。タテ糸の順番と長さを整える作業です。  

  これは、整経が終わって、巻き返しているところ。12色の色の束が入ってますよ。

ほら、こんな感じのタテ縞。これにヨコ縞が入りますので、出来上がりの印象はずいぶん違ってきます。

リニューアルオープン!

本日、染織吉田は、ウェブサイトをリニューアルオープンいたします!パフパフ!

なんだか、とっても感無量です。

思い起こせば、今年の春浅い、まだ寒い頃、私は、自分の今後の方向性を思い悩み、サイトをリニューアルして、ウェブショップを始めた方がいいのではないかと思い立ちました。

それから、ずいぶん悩んで、何人かの方々に相談させていただき、心からのアドバイスと励ましを胸に、決心して、突き進むことにいたしました。

それから、なんだかんだありました。今回のリニューアルも、山形のアカオニさんの素晴らしいお力ぞえあってのものなのですが、自分でする作業量もそりゃー膨大でして、パソコン、カメラ、キーボードで打った文章、もう見るのもやだってくらいです。

しかし、私は思います。

サイトを作る、またそれをリニューアルするっていいですよ。特にモノづくりの皆さんにおすすめしたい。どうしてかというと、否応なく、自分を突き詰めるのです。自分のことや、自分が作っているもの、どうしてそれを作っているのか、なんのために作っているのか、自分はどうなりたいのか、また作ったものをどう羽ばたかせたいのか、、、さらにそれをどう繋げるの?生きると作ると伝えるが、ガチンコなんですね。

ああ、やれやれ。サイトリニューアルして、疲れている暇はないけど、ああ、機織りしたいなってのが正直なとこ。この10日ほどは、パソコン漬けだったから。ぼちぼちやります。

どうか今後ともよろしくお願いします。

 

 

 

七緒に載った!(ちょっとだけ)

人気の着物誌「七緒」の最新号(2017 /秋号)が発売されました!うふふ、ちょっとだけ載ったのですよ。「衿元ピタリ。駆け込み寺」という特集で、大久保信子先生の生徒役で参加させてもらったのです。

ほら、このページ。びっくりなことに、私、「痩せ型」の生徒役なんだよ。え、ほんと?普通体型のつもりのなのだけどなあ。

着物スタイリストの第一人者、大久保信子先生のご指導を、直接受けられるとのことで、ホイホイとうれしく参加させてもらいました。

大久保先生、さすが。おきれいで、お若くて、ハキハキ的確なご指導。みんなに愛され慕われるお人柄。すっかりファンになりました。さあ、習ったことを実践できるか、試されますなあ〜。がんばれよ〜〜。私〜〜〜。

生徒仲間の、和裁士の平山留美さん、お茶とお酒の茜夜店主の柳本あかねさんとご一緒できたのも収穫だったなあ。

平山さんのご活躍は、着物の世界にいると、自然に聞こえてきて、一方的に存じ上げていたのだけど、まあ、本当にすごい方です。やるか、やらないかの二択の人生、やる方を、バンバン選びとってる方です。じっくりお話できて、とっても励まされました。私もやる方!

柳本さんは、なんと、私が15年くらい前に、佐賀で展示したのをたまたま見てくださって、それを覚えてくださっていたのです。ビックリ!手織りってのと、私の名前と、印象的な色使いってことで、「あ、あの時の、、、」って思い出してくださって、当日言われ、驚愕、、、。ああ、やり続けていると、誰かが見ていてくれるのね。うるっときたよ。ご縁を感じてしまいました。

7月初旬の暑い日、二日にわたって、エキサイトした撮影でしたが、それがとうとう発売され、ああ、一区切りだなあって思う、しみじみの秋の夜です。

今度こそ!

ブログのテスト投稿、こりずにもう一度。ほんと、パソコン、iPhone、難しいね。

ここで投げ出さず、一歩一歩、歩くのみ。壊したら直してくれる人のいるありがたさ。

テスト投稿、第三弾

この写真は、うちのワンとニャンとビョンです。かわいこちゃんたちです。

さっきのテスト投稿は、どうも失敗でしたね。今度はいかに⁈

きおさま、できました

きおさまのお着物、織り上がりました!織ってる日々は、関東地方、涼しい夏で、助かりました。

織りあがったら、とたんに暑くなりましたね。

慎重に糊を抜きます。暑くなったおかげで、水温が下がらず、抜けやすかったです。ありがたい。好都合でした。

しっかり洗って、伸子で張ります。

我が家フル稼働。隅から隅まで使うと、着物も張れます。

すっかり糊が落ちましたよ。

乾いたら、印をつけて、湯のしに出します。そのまま、仮絵羽屋さんに回してもらって、うちに戻ってきます。そうしたら、またブログに書きますね。お楽しみに。

テスト投稿です

ウェブのリニューアルの準備中です。やることいっぱいで、クラクラです。

しかし、サイトを作るのって、本当に自分を省みるいい機会です。今の自分と、これからなる自分を、しっかり見て、自分に問いかけたり、突き付けたり、それを否応無く、やらざるを得ません。ほんと、いい機会。

今回、4年ぶりのリニューアル。思えば4年前もきつかった。スタートする直前は、毎日、朝から晩まで、パソコンに文字を打ってた。もう2度とやらんって思ったけど、今やってます。あはは。

ウェブショップも作るの、ほんと、いいことだなと思いました。自分が作ったものを、客観的に説明するのが、いいと思う。どう書いたら伝わるかなって、ほんと、よく考えるから。

作りっぱなしでなく、自分の言葉でお伝えすること。いいところも、悪いところも余すとこなく伝えなきゃですね。それが作り手の責任でもあるね。

リニューアルオープンは、9月1日の予定です。がんばります。

残暑お見舞い申し上げます

暑さの中にも、どこかに秋を感じるようになりましたね。台風の影響で風が吹いて、空気が一新したこともあるかもです。お住いの地域は、台風、猛暑、水害、大丈夫でしたでしょうか?

私はといえば、、、きおさまざんまいの夏。もうちょっとです!もうゴールが見えました。

ほら、上の写真に写ってる、向こう側の下の方、千切り(ちきり)と言うのですけどね、織り始めは、ここにたっぷり巻かれていた糸が、織り進んで、ほら、もうちょっと。

この写真が分かりやすいですね。

きおさまとは、何度かメールのやり取りをして、順調に進んでいる旨、報告しています。身頃、衿衽と織り進んで、お袖はバランスを考え、萌黄色に加え、青磁色も入れることにしました。きおさま流、「飛び青磁」ですね。

今回のこのブログ、写真の枚数、多いかなと思いましたが、なんか涼やかでしょ。アイシーな感じして。どなたさまも、残りの暑さ、ご自愛ください。

織れてる布はこんな感じ。もうすぐよ。

[:ja]きおさま、織りはじめる[:]

[:ja]IMG_2478.JPG

勢揃いしたきおさまの糸たち、糸巻きを終えた小管を、織り機に座ったまま手にできる場所に配置します。振り返れば、すべて必要なものに手が届きます。

IMG_2509.jpg

各色の小管を、それぞれの杼にセットします。今回は24丁杼。

多色の糸で、自由に絵を描くように織るというのは、染織吉田の特徴と言えるかもしれません。パレットに、絵の具をいっぱい用意して、のびのび描くというのは、絵を描いていた時代から、私が好きなやり方です。

すべての準備はととのいました。さあ、旅に出よう。

IMG_2459.JPG

織り始めましたよ。裾の部分は、糸の番号「1、2、4、11」をまぜながら織っているってことですよ。[:]

きおさま、最終調整

[:ja]IMG_2376.JPG
きおさま、5回目の打ち合わせで、デザインなどモロモロが決定しました。あとは、それを実現するのに向けて、最終調整です。
まずは、すでに用意した緯糸の確認。必要量は足りてますか?
IMG_2612.jpg
緯糸の量、一覧表にします。私、けっこう、真面目なんです(笑)。必要量をしっかり計算して、余裕を持って用意しておくことで、「足りなくなったらどうしよう」と言う心配が無用になります。これ、すっごく心臓に悪いですもんね。私は、過去に、足りなくなりそうになって、確実に寿命が3年は縮みました。(図太いので、その後、取り戻し、5年は伸びましたが。)
緯糸は、私にとってはパレットです。色数も、量も、十分用意して、のびのびと自由に織ります。
それから、織っているときのガイドとなる紙テープを作ります。
IMG_2439.JPG
メインのひとつ、薄い方の萌黄色の量が微妙だったので、もうひと綛、染めることにしました。[:en]IMG_2376.JPG
きおさま、5回目の打ち合わせで、デザインなどモロモロが決定しました。あとは、それを実現するのに向けて、最終調整です。
まずは、すでに用意した緯糸の確認。必要量は足りてますか?
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緯糸の量、一覧表にします。私、けっこう、真面目なんです(笑)。必要量をしっかり計算して、余裕を持って用意しておくことで、「足りなくなったらどうしよう」と言う心配が無用になります。これ、すっごく心臓に悪いですもんね。私は、過去に、足りなくなりそうになって、確実に寿命が3年は縮みました。(図太いので、その後、取り戻し、5年は伸びましたが。)
緯糸は、私にとってはパレットです。色数も、量も、十分用意して、のびのびと自由に織ります。
それから、織っているときのガイドとなる紙テープを作ります。
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メインのひとつ、薄い方の萌黄色の量が微妙だったので、もうひと綛、染めることにしました。
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きおさま、5回目の打ち合わせ、ラストです

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きおさまの only only、緯糸を新しく染めて、織って見て、デザイン画も描き直したところで、またまたご足労いただき、我が家にお越しいただきました。さあ、これで最終確認です。もれなくお聞きしないとね。
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きおさま、お暑い中、ありがとうございます。
きおさま、しばらく涼まれて、試し織りご覧になって、すごくきれいだと喜ばれました。ああよかった。そして、いくつか質問されました。
いくつかの質問って、これはどのあたりに出るのかなど。それで、ここは裾から何尺だから、上前のここのあたりですねなどとお答えする。
それから、お顔の近くの衿や肩のあたりに使う糸を、どこまで白くするかも相談。明るくきれいな色を多用して欲しいとのこと。では、お顔まわりと裾まわりは、薄い萌黄色で行きましょう。白に近いような極薄のレモン色も入れましょう。ちょっと優しさ要素を、プラスするのに極薄クリーム色も入れましょう。
反対に、胴体の部分は、おはしょりや帯で隠れるところも多いけど、そのあたりは、落ち着いた青磁色で行きましょう。衽下がりあたりで切り替えましょうか。
きれいな色にこだわるのなら、いっそ、こげ茶、やめるのもアリですよ、と提案するも、きおさま、やっぱり、焦げ茶色は欲しいと。あまり全面にきれいな薄い色ばかりなのも気が引けると。なるほど。
それに、何と言っても、目指すは「飛び青磁花入」ですものね。「飛び」の部分はこげ茶を飛ばさないとね。
ひとしきりお話し、きおさま、これでお願いしますとおっしゃった。了解しました。では、もう一度、最終的に本番用ひな形を作り直して、緯糸量など計算をして、染め足して、本番、取り掛かりますね。

きおさま、試し織り続く

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きおさまのonly only、4回目の打ち合わせ内容を体現すべく、萌黄色以外にも、極薄いレモンイエローから、濃いビリジアンとこげ茶まで、糸を染めて準備していきます。緯糸の色が勝負って感じの一枚になるから、しつこく、しつこく、納得するまでなんども染めます。もうね、次、本番のつもりで。
質感も、きおさま、つるつるした艶やかな絹らしさが欲しいとのことだったので、座繰り糸を多めに。でもエッセンス的に真綿糸のちょっと太めのも用意。印象的な一枚になるよ。
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染めたら巻きます。
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準備ちゃくちゃく。
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まずはこんな感じかな。微調整はこれから。
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さあ、緯糸を入れてみよう。

きおさま、4回目の打ち合わせ

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きおさまのonly only のお着物、経糸の準備が完了しましたので、さっそく緯糸を入れてみます。まずは、経糸を安定させるために、何回か張り直します。ふむ。こんな感じ。
よし、もうちょっと薄色にしてみよう。
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少々織り進んだところで、きおさまに連絡して、お越しいただきました。6月の半ばの話です。もう暑くて申し訳ないなと思いつつも、久しぶりに我が家までお越しくださいました。4回目打ち合わせです。
きおさま、薄い色の方の試しを気に入ってくださったようです。
もっとツヤがあっていい。
明るい色を使って欲しい。
茶色はグラデーションでは?
淡い茶色から、ほわんとしたこげ茶の?
赤茶はやめましょう。
萌黄色でスッキリした感じがいい。
などなどのご意見が出ました。
よっしゃ、萌黄色を特定しましょう。色はいろいろですので、目で見て確認です。色見本を二人でくりながら、あれでもない、これでもない、、、
結局選ばれたのは、この色。(下の写真に貼り付けてある色見本。)この色が、きおさまと私にとっての萌黄色です。了解しました。緯糸はこの色をベースに、ツルツルした糸を多用して、ツヤを出しましょう。
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きおさまがお帰りになってすぐ、私は萌黄色を2色染めて、小管に巻きました。よし、次の試しは、この糸を入れてやってみよう。

デジャヴ城主

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つい先日のこと、玄関のピンポンが鳴り、郵便屋さんに大きな封筒を手渡された。見たことあるぞ、この封筒。デジャヴ?
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開けたらもっとデジャヴ。デジャヴというか、おんなじじゃん。2枚目?
確かに、寄付は2回したけど、2回目は10万円以下だったので、熊本城主手形のカードだけ、来ると思っていたよ。
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2回目の寄付は、昨年の個展のあと、主に、このブログをお読みになっている方に、お買い求めいただいた分の、10%を寄付させていただいたものです。そのおりは、本当にどうもありがとうございました。おかげさまで、熊本城の復興も始まってるみたいです。ふるさとに動きがあるのがうれしいです。これからも、あたたかく見守ってください。
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全く同じと思ったけど、有効期限が違う!寄付金が多い方が、有効期限が長い!!おお。特典(熊本市立の観光施設が入場無料)も金なりってことなのね〜。

きおさま、経糸の準備

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きおさまの経糸の色が決まりましたので、さあ、整経に向けて、糸の準備を始めましょう。まずは染め。座繰り糸と真綿紬糸、全部を染めて、糊をつけます。乾いたら、綾を整えて、木枠に巻きます。今回は40枠。
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それができたら、いよいよ、整経。これは、小型ドラム整経機。
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整経したら、千切り巻きの準備。
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向こうに見えるのは、手伝いにきてくれたchiakiさん。別口の小管を巻いてくれています。千切り巻きの準備をしつつ写真を撮ってる私は手前にいるわけですよ。右手にハンドルがあります。
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千切りを機にセットして、綜絖通し。
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そして、筬通し。
経糸が一色(微妙に2色ですが)で、緯糸で勝負するというのは、私、けっこう好きです。経糸で遊ぶより、おすましな感じになります。特別なお出かけの着物にするのに、イケる思っています。

きおさまの経糸

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完全注文制作 only only きおさまのお着物の制作ストーリーを進めましょう。経糸の色が決まりましたので、まず、座繰り糸を一綛と真綿紬糸を一綛、染めてみました。きおさまが選ばれた色見本の色を参考に。
こんな感じか?むむ?鮮やかすぎ?緑すぎ?
きおさまに画像をお送りすると、実物を見てみたいとのことで、早速お会いすることになりました。
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きおさま、私の最寄の中央林間駅までお越しくださいました。
「ヨシダさんのうちに行っちゃうと、楽しくてつい長居しちゃうから」というご配慮。あら、まあ、いいのに。すみません。
駅ナカのカフェに行こうかと思ったけど、ふと通りの向こうを見ると、ターリーズのテラス席が気持ちよさそう。そこがいい。今日はぜひとも自然光で見ていただきたい。爽やかないい天気だしね。で、テラスの丸テーブルに陣取り、カフェラテをいただき、糸をお見せしました。
きおさま、すぐに、この色でオッケー、とおっしゃいました。
ひょ?いいの?調整するけど。。もう少し、青磁色にしましょうか?
きおさまは、この色でいいと。前回お見せしたデッサン、気に入ってるので、この色をベースに、きれいな、くすまない、緑、黄緑、黄色、茶色で織って欲しいと。
なるほど、きれいな色ね。
きおさまは、スマートフォンに保存してある、数々の着物姿の画像を見せてくださいました。次々見せていただいて、私は思い至りました。そっか、きおさま、お着物、たくさんお持ちなのだ。もうすでに、おとなし目のや、落ち着いた色のは、たっぷりあるのだ。だから、これから新しく作る一枚は、似たようなものを作っても仕方ない。思い切り、澄んだきれいな色のを作ればいいのだ。

朋百香さん、京都タロット。

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今日は、画家の朋百香さんのところで「京都タロットの会」開催されるとのことで、おじゃましてきました。朋百香さんが描かれたタロットカードの原画も展示され、タロット占いもしてくださるとのこと。ちょっとオシャレしたく、今年は単衣を着てないじゃん、と引っ張り出して着始めましたが、暑いのとタイムアウトで断念。Tシャツにスニーカーで出かける。
朋百香さんは長平庵という素晴らしい場所をお持ちで、その空間と朋百香さんの絵がマッチしているのが、素晴らしかったです。あと、点数の多さと描き込みの緻密さに恐れ入りました。描くエネルギーに満ちているのです。
生まれてはじめてのタロット占いは、京都からお越しの岩倉ミケさんに占ってもらいました。不思議に痛いところつかれ、ズキっとくるんですよね。男っぽいカードばかりでました。ガシガシ働く運命みたい、、、、。それが幸せってことね、、、、。人生を全うしましょうかね。
その後、朋百香さんの墨の作品なども観せていただく。いつか帯にしたいと。元々が作品だから難しいけど、チャレンジし甲斐がありますな。やりたいです。
帰りは、イラストレーターの岡田知子さんと一緒になり、いろいろおしゃべりしながら電車に揺られたのも楽しかった。もう30年も前、高校の時、友達と一緒に帰ってる感じした。

睦月さまからお返事

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織り見本をお送りした睦月さま、すぐにメッセージを下さいました。
やはり、実物見ていただいて、よかった!いろいろ分かってきました。
まず、織り幅、見本は8寸ちょうど(30.3cm)でしたが、ご希望は8寸2分(31cm)とのこと。八寸帯ですから、これは大事です。
緯糸は、未精練のきびそ糸、精練済みのきびそ糸、和紙の糸でご提案しましたが、そのうち未精錬のきびそ糸が、風合いが好きでご希望とのこと。しかし、張りがあるからおタイコの形がふんわりしてしまうかしら、、、、とも。
それから、実はびっくりしたのですが、何と、裏の色合いがお好きだと。
えっ!
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それで、メッセージをやり取りし、
まず、布幅を8寸2分にすること、
緯糸には未精錬のきびそ糸を使うけど、張りが出過ぎないように、できるだけ細めの糸を選ぶなどすることで対処すること、
をお伝えする。
布の裏と表については、実はこれ、表も裏も決まりはなく、私が裏と紹介した方を表にしてくださって、全く構わないこと。実は私自身も、試しの試しをやってる時は、逆のつもりだったのですが、今表としている方が、ツヤがあるし、色も出るので、お好きかと思ってご提案したにすぎないことをお伝えする。
そうしたら、裏となってる方の、ざらっとした光沢のない方の風合いがいいとのこと。
そっかーー。ツヤがある方が好まれるに違いないって、思い込みだったなあ。固定概念、打ち破ってくださって、ありがとうございました。
では未精錬のきびそ糸で、裏表を逆にして、もう一度試し織りをやって見て、またご相談しますね。ちょっとお時間いただきます。乞うご期待!

睦月さまの帯、試作

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ちょっとブログ状では時間があいてしまいましたが、睦月さまの帯、バッチリ進行中です。
1回目の打ち合わせで、「黒と青と茶色とベージュ」の、「布の表情」があり、かつ、「きちんと感」がある帯、というご希望は承ってます。
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それで、上のようなデザイン画を作り、実際に織ってみました(一番上の写真)。うーん、どうだろうな?
この段階で、一度みていただいた方がいいだろうなと思ったけど、睦月さまの上京のタイミングと私のスケジュールがなかなかあいません。
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そうこうしているうちに、ちょっとひらめきましたので、もう一つやってみました。これは、全面にドットをしていく方法で染めています。
睦月さまに、これらの画像をお送りすると、下のいいですね、とのことでした。どう発展させるかは、観ていただいた方がいいなと思いましたし、睦月さまも、実際に厚みや硬さ、柄ゆきを見てみたいとのことでしたので、実物に説明書をつけて、お送りいたしました。

今日はこんな日

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今日は、久しぶりに染織をしない日だった。
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美容室に予約を入れていたので、表参道へ。生まれて初めて、くるくるパーマをかける。あら、結構好きだわ。年相応に大人っぽくなったような、、、。
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パーマ代を払ったらお金がなくなったので、コンビニでおにぎりを買って、歩道の柵に座って食べる。お茶は水筒を持ってる。この辺、旅行者だらけだから、きっと私も、アジア系一人旅に見えたに違いない。
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その後、観たい展示がふたつあったのだが、検索したら、なんと両方とも定休日。影山秀雄さんと坂口恭平さん。残念。月曜トラップだなあ。
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これからどうしようかな?ひらめいたのは、明治神宮の清正井(きよまさのいど)。ずっと以前に一度行ったきりだ。静謐な空気のある場所。清正公のスピリッツが流れているのかな。
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清正井めあてだったのが、花しょうぶがちょうど見頃だった。井戸から流れでた清水が、花しょうぶ田を育てているのだ。
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井戸は、以前来た時より、水量が少なく、ちょっと濁ってた。最近、雨が少ないからだそうだ。
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その後、明治神宮に参拝して、来た道を戻り、表参道をふらふら、ルイ・ヴィトンのギャラリーに寄り道。ダン・フレイヴァンというアーティストの展示をしてました。
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現代ぽいなあーと思って、ふとキャプションを見ると、1960年代の作品。50年前!私の生まれた頃の作品なのか。よく分からんと思って観てたけど、50年たって古臭くないというのは、すごいな。
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さらに、ふらふら歩いて、半蔵門線に乗って帰りました。

きおさま、2回目の打ち合わせ

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きおさまとの2回目の打ち合わせは、4月の半ばに開催された、きものおたすけくらぶさんの盛装オフ会の会場においてでした。私、パーティーなどには、縁がない生活していますが、この時は、きおさまが誘ってくださり、いそいそと出かけたわけです。
場所は学士会館。会場に着いてすぐに、きおさまとお会いすることができました。きおさま、軽やかな盛装姿です。この方、本当に華がおありだわ。
私も目一杯おしゃれした着物姿ですが、手にした合財袋に、クリアファイルを円筒形にして忍ばせておりました。
クリアファイルには、イメージ画は2パターン、それぞれ、前から見たところと後ろ姿の計4枚。あと、経糸用の染見本を6色。
私としては、青磁色を軸として(なんてったって、飛青磁が目標だもんね)、そこからどのくらいどっちに振るのか、見極めたいところ。
着席前の雑談している時、きおさまに、今、見ていただけないかとお願いしたら快諾くださった。
見るなり、「こっち」と、緑に黄色が入っている方が指さされる。おお、こっちですか。飛青磁の飛びを黄色に変えてみた方です。
色見本は、「これね」と、一番鮮やかな色を選ばれた。青磁色をグッと緑に寄せ彩度をあげた感じですね。きれいな色でとは伺ってたけど、ここれは鮮やかですね。
それにつけても、きおさまの決定の早さよ。すばらしい。見習いたい。
それでは、選ばれた色見本を目標に経糸をまず一綛だけ染めますね。それで見ていただいて、オッケーとあらば、全てを染めるという段取りで行きましょう。

きおさま、1回目の打ち合わせ

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きおさまの「飛青磁花生」を仰ぎ見て作るonly only はお着物と決まりました。桜が咲き始めた3月の終わりに1回目の打ち合わせをしました。
この時は、水天宮の駅で待ち合わせをして、上のレストランで食事をしました。実はその数ヶ月前に、きおさまの仲の良いお友達で、私もとてもお世話になった方が亡くなられ、一緒に偲ぼうとなったのです。思い出話しをすることが供養になるねと。
もし、その方が生きておられたら、きおさまと同じくスペシャルな着物ファンであられますので、今回のonly only についても、面白がって、興味津々いろいろおっしゃったかもしれません。出来上がったら一緒にお出かけできたかもしれません。それがないのが寂しい限りです。
というわけで、しんみりもし、かつ、限りある時間だからこそ精一杯生きましょうと、前向きなお話をしました。
きおさまのご希望は、「飛青磁花生」の色を、もう一段、鮮やかにしたイメージだと。薄い、きれいな色がいいと。それに、こげ茶色が、ほわっと入ると。こげ茶は、決して強くなく、モヤモヤしている。経糸は無地ベースだけど、ペタっとならないように、違う種類の絹糸を混ぜる。柄は緯糸で出すことになりました。
「きれいな色で」と、きおさまは何回も強調されました。
「ね、ヨシダさん、悲しいかな若い頃のような張りはないから、きれいな色を身にまとって、カバーしたいのよ」と。
きおさまは、華やかな美しい人で、今もとてもおきれいだけど、だからこそ「若い頃はさぞ」、って感じはします。きれいな人の宿命ですね。

きおさま、みたび、飛青磁

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完全注文制作only only、実はもうひと方、進行してます。「きおさま」です。3回目のご登場です。
きおさまとのご縁は、1回目が、2013年から2015年に取り組んだ、八寸帯「Little Cosmos」(リトル・コスモス)。2回目は、去年の暮れの赤いショールでした。
1回目に取り組むとき、きおさま、ご自分が思い描いているイメージとして、静嘉堂文庫の「曜変天目茶碗」と、大阪の東洋陶磁の「飛青磁花生」とおっしゃいました。それも両方、、、、
おそれおののくほどの大きなお題にガクブル状態でしたが、まずは「曜変天目茶碗」に力をもらって、小さな宇宙を作り、八寸帯「Little Cosmos」と名付けました。
この時のもう一つのお題、「国宝 飛青磁花生」へのチャレンジがまだ残っていて、私は、躊躇しながらも、いつかはやらねばならんと、ずっと心にありました。
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きおさまは、優しい方で、決して急かすようなことはおっしゃいませんでしたが、私は受けて立つタイミングをずっと測っておりました。
さあ、機は熟した(のかな?)。行くぜ。

今は漕ぎ出でな (part2)

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めとさまと4回目の打ち合わせの後、メールのやり取りをして、色やデザインを微調整して、さあ、これでいかがというこちらからのメールに対して、めとさまが応えてくださったメールのタイトルがこれ、
「今は漕ぎ出でな (part2)」
わー!にくいなあ〜。さすがめとさま。part1 を思い出すなあ。前回のめとさまの一枚目のonly only の時も、デザインを詰めて、さあこれでどうでしょうってお伺いメールした時のお返事がこのタイトルだったなあ。
前回、この言葉に支えられて航海しました。
今回はいかに。
船はしっかり作りました。風もいい感じで吹いてます。潮の流れも最高ね。
bon voyage!
*写真は、経糸を巻いているところ。今回、経糸に12色の色を細縞で入れ、緯も縞で小格子にします。1色につき、色の濃淡や糸の種類を生糸と真綿を両方使うなど、2種の糸を用意するとして、24種類の経糸を用意します。それを、整経するために290本に巻き分けます。

めとさま、4回目の打ち合わせ

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5月の半ばの爽やかな日、めとさま、4回目の打ち合わせに、我が家にお越しくださいました。
メールで段取っているとき、「実は沼にはまってしまって、、、」とご自分のことを揶揄しておられましたが、お越しになってしまえば、いつも通り、すっきりとした表情をされています。
二人で図面をにらみ、もう少し黄色に振ることになりました。ピンクの分量が減って、こっくりした黄色を増やします。
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今、染まっている糸を見ていただきます。糸を見ているめとさま、本当にこういう色がお好きなんだなあ。ぽーっとされてる感じがいいなあ。
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後日連絡がきて、一色染めなおしました。どの色が違うかお分かりですか?
右から二番目の茶色です。鳶色から、ニュートラルな茶色になりました。
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図面もご希望で、山吹色の太細を入れ替えて作って見ました。が、これは相談の上、却下となりました。うん、私も、元々の細いバージョンの方がいいと思います。かすみのようで、風が吹いているようで、かっちりした形でなく、めとさまらしいと思います。

めとさま、染めはじめる

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めとさま、2枚目のお着物のonly only、ブログ上ではちょっと間があいてしまいました。アップデートいたしましょう。
3回目の打ち合わせのことまで、書きましたね。あれから、ちょこちょこと染めはじめました。完全にデザインが決まったわけではないけど、指針は決まりましたので、できることからやりましょう。
どの糸を使おうかな?
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何と言っても、手を動かさないと始まりませんものね。特に今回は多色ですので、少量ずつコツコツ根気よく染めましょう。机上から、ガス台の上にシフトです。
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色を調整しながら染めます。
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濃い紅色の雨絣、これは本数は少ないけど、大事ですので、やっちゃいましょう。
雨絣って、糸をくくって染めて、色が濃いところと薄いところを作って、それがランダムに出るように、織ることです。そうすると、雨が降ってるように見えるんです。
ではまず、小綛を作って、
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くくります。
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染めます。この糸ね、経糸1240本の内の、16本の予定です。輝け、渾身の16本!

きいさま、Let’s go to Opera.

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きいさまのonly only 完成しました。
ちんまりしない。見たこともない帯。のびのびと思い切りよく。ファッションではなく、工芸。
そんなきいさまとの、二人三脚。やっとこやっとこ、走ってきました。二人でゴールを切りましたよ。
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名前をね、「Let’s go to Opera」とつけさせていただきました。華やかなきいさまにお供して、いろんな場所に締めていっていただきたい。そんな思いを込めて。
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上の3枚の写真を見てくだいね。おタイコの締め方で、表情がこんなに変わります。遊べる帯よ。
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きいさまね、先日、完成したこの子に会いに、我が家にお越しくださいました。見るなり、パチパチパチと拍手してくださった!ミホコさん、やったねって!
ブラボー!
私もとても感激しました。うれしかった。ありがとうございます。
きいさま、作り手に精一杯仕事させてくださいます。優しい、度量が深い方です。そうじゃなきゃ、「見たこともない帯」ってご注文されないよね。見かけが穏やかで、きれいな方だから、その肝の座った感じがちょっとギャップで、萌えました(笑)。
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この帯は、きいさまのライフでもあります。手先で静かに始まって、だんだん活動的になり、お腹とタイコで賑やかな時間を過ごし、また静かになってきて、タレの部分では静かな時を迎えてる、、、、そんな人生を表現しています。
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静かな時に戻るには、まだまだゆっくり時間がありますね、きいさま、ますますいい人生を!

ラジオ深夜便で笠原博司さん

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いつも布団に入って寝入りばな、ラジオを聞いています。NHKのラジオ深夜便って老人に人気の番組。妙に好きなのよね。
昨晩聞いていたら、「4時からのインタビューは染織家の笠原博司さん」と言うではないですか! 笠原さんって、今、取り組んでいるきいさまの帯の合わせる着物の作家さんです。まあなんと言うご縁。
これは聞かなくちゃと思うも、午前4時の放送では、とてもとても。。
そう思いながら寝ちゃったのだけど、今は便利なサービスができてて、昨晩のラジオが1週間聞けるのね。今日、仕事しながら繰り返し聞いてました。
笠原博司さん、丁寧な、率直な語り口で、ラジオの向こうの宮城県の自然の中の工房でお話しされてる姿が目に見えるような感じしました。若い頃の本郷さんの工房での修行時代の話も、今、東北で後進の方に道を作ってらっしゃる話も、引き込まれて聞きました。ああ、この人の織ったものは、気持ちのよい、いい織物になるわけだなあと思いました。
今からでも聞けますよ。こちらのページの、一番下の「4時台」ってとこをクリックしてください。6月8日の午後6時まで聞けるそうです。
*写真は、きいさまの only onlyの帯、水元している様子。この帯がね、笠原博司さんのお着物に合わせて、締めていただくんだよ!

きいさま、織ってます

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さあ、きいさま、本番織ってます。あとはもう決めたことを完遂するだけ。
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緯糸の地の部分は和紙の糸です。
メインのところは、「カンボウジュ」。カンボジアにいる野生に近いお蚕さんの吐いた絹です。それから、「キビソ」。繭の外側のシェルターになる硬い部分を糸にしたもの。
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染めにはちょっとだけ秘密があります。それは染料に「オペラ」をほんのちょっぴり加えたってこと。色で言うところの「オペラ」って、とても華やかな濃いピンク。ちょっと派手すぎるくらいの色。
きいさま、そそとした華やかさをお持ちになのです。そして、オペラを愛してらっしゃる。だから、「オペラ」の華やかさのエッセンスをこっそり加えました。ごくごくちょっぴり。魔法をかけるつもりでね。

届いた!

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玄関のピンポンが鳴った。出てみると郵便配達の方。大きな封筒を手渡され、ハンコいりませんよ、ポストに入らないから手渡しです、と。
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まあ、なんでしょう?(お、これはひごまる?全く有名でないゆるキャラの、、、)
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差出人は、故郷のお役所。開けてみると、、、、(まさか、督促状?って私は、住民票ないよ、、、)
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あ!
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これは蛇の目紋。加藤家の家紋です。
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こちらは細川家の九曜紋。
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昨年の個展「清正公の陣羽織」展での売上の10%を寄付させていただきました。これは、多くのお客さま方にお買い上げいただいたから出来たことで、とても感謝しています。僭越ながら皆様になり代わりまして、不肖わたくしが熊本城主になりました。(3月末で53,781人の城主がいるらしい)
お買い上げいただいた皆さまのお気持ちが熊本城に使われます。ありがとうございます。
10万円以上の寄付で感謝状を贈るとのことでしたが、寄付して半年、それがやっと来たのですね。市役所の方々、お疲れさまです。役所機能、滞りなく回ってるってことですかね。それならオッケー。まだまだそれぞれ大変で、問題はあると思うけど、回ってるって大事よね。回してくれてありがとう。
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そういえば、天守閣の復旧工事が始まっているみたいですね。現代アートのようなラッピングされた画像を見ました。
がんばろう、熊本!

ブラッシングカラーズ

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きいさまのonly only、いよいよブラッシングカラーズです。
テーマは、ライフ。
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それも生まれる前から、
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土に帰った後まで。
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静かに始まり、活動し、静かに帰る。
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そんな一生を帯に表現する。
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きいさまのおのぞみは、「ちんまりしないこと」。
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のびのびと、きいさまの一生を表現します。

色をつくる

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さあ、きいさま、デザインは決まりましたので、色をつくります。ここは踏ん張りどころです。妥協なく、ある一点を見つける感じで、合わせて行きます。
試し織りの時のデータはあるけど、その通りにはいかないのが泣きどころ。がんばります。
ひとつ、きいさまと話していて面白かったのは、私が「ブルー」のカテゴリーのつもりで染めている部分を、「グリーン」とおっしゃいます。このグリーンがいいと。え?これ、緑に見えます?え?え?
私は舌を巻きました。確かに、その部分、青い染料に、黄色の染料を相当量混ぜています。だから、緑成分はあるのです。しかし、ぱっと見には分からないと思うのだけどな。色に敏感な方だな、きいさま。
私の方に、これは青だって思い込みがあるのもあるだろな。思い込みはいかんぜよ。本番にも黄色成分、こっそりしっかり入れますよ。

5回目の打ち合わせ

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*お詫び 申し訳ございません。きいさまストーリー、ページが前後しており、時間軸が狂っておりました。話が通じなくて、読みづらかったと思います。申し訳ありませんでした。理由は、保存しておいた原稿を、時間軸を合わせないまま、アップしたことによります。すでに差し直しましたが、きいさま、お読みくださっている方々、ご迷惑をおかけいたしました。以後気をつけます。ごめんなさい。
では、気を取り直して、青い銀糸に「待った」が掛かったのちの話から再開しましょう。
青い銀糸が却下になった数日後、きいさま、5回目の打ち合わせにお越しくださいました。「お忙しい中、ミホコさんの手を止めて申し訳なかった」と急いでくださったようで、こちらも恐縮。
構いません、構いませんよ。お互いに納得したものを作りましょう。なんでもおっしゃってください。
この日は、デザイン的に大どんでん返しがありました。最後の最後にひっくり返りました。
まず、くだんの青銀はやめて、ブラッシングの入れ方も変えて、タイコに切り替えが2回入ります。タレの茶色のグラデーションもなくし、タレと手先は同じ色にします。お腹の柄もだいたい同じです。
うん、決まったね。
きいさまと、いろいろと腹を割った感じで、お話ができよかったです。
きいさま、「ちまちましないでくれ」と何度もおっしゃいます。「世の中、ちまちましたものばかり。思い切りよくやってほしい」と。
私、「そうは言っても、、、」「話し合ったことを、全部指定された通りに入れるとなると、どうしても狙ってやりますよ。実は狙いすぎになるのを私も警戒しています。ちまちまは私も嫌いだけど、思い切りよくすると外れる可能性も出て来ます」
きいさま、「それは、この帯をミホコさんに頼んだ時点で、責任の半分は私にあると思っている。だから思い切りよくやってほしい。」
わー、そういわれると、ますますがんばります。きいさま、かっこいいなあ。きれいで優しげでふんわりした印象の、いいところの奥様って感じのきいさまですが、漢の部分もお持ちだわ〜〜。ギャップに萌えます。
*写真は何度も描き直している図面たち。

織、激アツ、TOKYO

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今、東京は織物が熱い!
今日は午後遅くからお出かけしました。
まず、青山八木さんで小島秀子さんの個展へ伺って、次に、南青山のイトノサキさんでの企画展拝見し、さらにギャラリーcomo さんで開催中の下地康子さんの個展へお邪魔してきました。熱い熱い、それぞれすごかったよ!
書いた順は、回った順。布好きの方には、ああ、あの青山墓地突っ切るコースで回ったわねってお分かりの方もおいででしょう。
気持ちの良い雨上がりの夕方、都心の緑の中や、都会なのにホッとする空間を歩き回り、力強い布たちを見ました。なんで、糸を染めて、布を織るだけで、こんなに強いものが生まれるかな?すごいね、織り手の力量だね。素晴らしかった。
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小島さんと下地さんのお作品は、先日出かけた、国展でも拝見しました。国立新美術館のでかい部屋で、清々しさを、放っていました。
写真は、その時新美術館でもう一つ観た、草間彌生展で撮ったもの。織の展示会は撮りにくかったので、こちらを掲載。
草間彌生展、よかったわー。混みすぎて唖然としたけど、ここまですごいとは。どの時代も、とにかく、とにかく、やりきってる。私はニューヨーク時代の、白いでかい絵がすごく好きだった。
小島秀子展は、5月20日まで、青山八木さんにて。
「自然布と大人の半幅・夏衣」は、5月27日まで、イトノサキさんにて。
下地康子展「ウブスナ」は、5月23日まで、comoさんにて。
国展は、すでに終了しています。
草間彌生展は、5月22日まで、国立新美術館にて。

着物美人ですって!

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先日、おたすけくらぶさんのオフ会に参加したおり、楽しいイベントがありました。カメラマンの山中順子さんに写真を撮っていただいたいのです。私はTさまと一緒にパチリ。その写真が送られて来ましたよ。
楽しそうね〜〜〜
私が手に持っている合財袋、ご記憶ある方いらっしゃいますかーー?
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そうです、これです。善林英恵さんに、私のイメージで作っていただいた合財袋です。
うふふ、この写真だと帯がちょっと隠れてますね。帯と一緒に見て欲しいんだけどな。
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ほら、合財袋と帯、お揃いなのよ。
帯を作るときは、相当量の試し織りをしますので、資料として残す分以外は、合財袋やタブローやトートバッグの材料となります。
もし、帯のonly only でご注文いただいた際、ご相談いただければ、お揃いで作ることも可能です。お揃いって、なんか、気分上がりますよ(実証済み)笑。よかったら、お気軽にお問い合わせくださいね。

ペンディング

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4回目の打ち合わせの2日後、きいさまからメールが入った。恐縮しつつといった感じで、、、、
読んでびっくり。なんと!
「撮ってきた画像を見ていて思ったのですが、おタイコに入れるブルーグレーの横線ですが、色を変更してみたいと思うのですが、間に合いますか?
写メを見ると、すごく沈んだ感じなのです。そこでなぜか三本の金色の横線を入れたらどうかなと思い立ちました。三本の太さは変えるのです。ミホコさんはどう思われますか?」
おー!ペンディングですね。ギリギリですが間に合います。とにかく一旦中止します。セーフです、
しかし、金色の横線となるとどうだろうな。ミホコさんはどう思うかって問いにはどう答えるか、、、、
うーん、そうだなあ。どんな金にもよるけど、案外、変化に乏しくなるかもな。うーむ。あと、まとまりという点ではどうだろうなあ。バラバラすぎないか?
まあとにかく、作業は一旦止めて、きいさまからの次のご連絡を待ちましょう。お互いに納得できる着地点を探りましょう。
*写真は却下になったブルーの銀糸。出番がなくてがっかりという面持ちか。

きいさま、4回目の打ち合わせ

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きいさまとの4回目の打ち合わせは、3回目の3日後。連休初日。私は、くだんの青緑の糸を織り込んだ4枚目の試し織りを間に合わせました。今回の試し織りは、短いのでブラッシングカラーズは大変やりにくく、本番のような刷毛目は出ません。しかし染料や糸は本番と同じですから、色味はわかるはず。
この日、我が家は人の出入りが多い日で、朝からワタワタしておりました。(前の晩にiphoneが壊れるという衝撃を引きずっていたこともあり、、、いつも鳴らない電話がバンバンということもあり)きいさまは、いつもと同じ、にこやかで涼やかな感じで登場されました。
4枚目の試し織りをお見せすると、これは違うとハッキリ。こんなにパッキリさせたいのではなく、音楽で言えば、ちょっと変調したいだけだと。ガラッと違う曲にするのではないのよと。
なるほど、そうか。やりすぎた。
ではどうしましょう。
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私はふと、青い銀糸を入れたらどうかと思いついた。おさえた色味の細い青銀なので、紬の織物にも合う。糸棚から出して試し織りの上に置いてみた。お?
きいさまも乗り気なご様子。ほっとされた表情になられます。奏でる音楽の調子、いい感じで変わるかな?これ、普通の絹糸と一本置きに入れましょうか?テンションが合いますしね。
金糸や銀糸をちょっと入れると、表情変わるし、角度によってキラリと光って華やかになる。きいさまは劇場にも締めて出かけたいとのご希望なので、華やかさはウェルカムだ。
よしよし。いいぞ。ではこれで決定ですね。
きいさまは、写メして帰られました。

きいさま、糸を染め直す

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きいさまのonly only、染め直すことになった色の目標はこの色。打ち合わせの最中に、二人で決めて切り取って貼った。ピンポイントでめざすのだ。青とも緑ともつかないきれいな色。
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その日、きいさまお帰りになった後、さっそく染めたよ。うーん、ちょっと鮮やかすぎかな?強すぎたか?タイコや前柄に、一本、目立つ色が入るのはいいと思うのだけど。それに経糸に消される分もあるし。やってみらんと分からんわ。織るっきゃないね。もうそんなに経糸使えないけど、ちょっと織ってみよう。

きいさま、3回目の打ち合わせ

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きいさまとの3回目の打ち合わせに向けて、私は3枚目の試し織りをした。2回目の打ち合わせで決まったことと、先日いただいたメールを鑑みて、本番に使う染料も糸も全て入れ込んで、ぎゅっと圧縮して織って見た。こんな感じだよな。
さあ、準備オッケーだ。
4月後半のゴールデンウィークの直前に、きいさま、3回目の打ち合わせにお越し下さった。この日もお着物で。すっきり美しい着姿で、とてもお似合いです。きいさま、とてもきれいな方です。
さっそく試し織りを見ていただく。タイコの形にして、体にあてて鏡に映すきいさま。タイコを少しずらしたり。だいたいは良いようだが、さらに詳しく検証。
私としては、タレ先からの茶色のグラデーションが気がかり。たった2寸(8cm)のところにグラデーションを入れたいとのことなのだが、これって怖いのよ。織り縮みの計算がちょっとでも狂うとずれるから。
「これ、リスクです〜。」ということは、もちろんお伝えする。その上でやるならやります。
きいさま、タイコのところに入れている、青い緯糸を見て、「この色が違う気がする」とのこと。
おお、そうか!そうですね。この色は2枚目の試し織りの時、きいさま用でない部分に使った糸です。流れでそのまま使ってました。染め直しましょうか?タイコの中心ですものね。要となるので、しっかり納得した色でないとね。

きいさま、帯のストーリー

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2回めの打ち合わせからしばらくたった頃、きいさまからメールをちょうだいしました。
帯について、いろいろイメージが浮かんで、それがまとまってきたから、伝えたいとのこと。
曰く、、
「帯に一つのストーリー性をもたせたらどうかなと思っています。
手先は人の出発点で水のイメージ(まあ、羊水です)。ブルーグレーで静かに始まり、人が成長して活動的になると、緯糸に和紙やカンボウジュを使って変化を持たせ、タレ(人生の終末)に近づくと再び静かになり、最後は水と土のイメージで終わる。それが先日も希望したブルーグレーと茶のグラデーションです。まあ、土に帰るという感じかな。
なので、手先とタレの質感は静かで端正なイメージ。おタイコと前帯は、緯糸の種類や織り方を変えてテイストを変えたり、横線を入れたりして変化を持たせるというのが、今、浮かんでいるイメージです。」
なるほど、なるほど。
では、このきいさまのイメージと、2回めの打ち合わせで決まったことを踏まえて、もう一度整理しましょう。
まずは図面に落とし込もう。タイコや前帯部分の実物大と、全体像の縮小版と2種類。(写真は小さい方の図面です)
作りながら私は思いました。
なんで手先が生まれた方なの?返しの部分から始まって、タレくらいから活動的になって、タイコが大輪で、いろいろあって、前帯でもう一花咲かせて、だんだん静かになるって方が、自然じゃん?
と思ったのだけど、ハッとした。
そっか、作る方からしたら、タレの方から始まって手先がラストだけど、お召しになる方からすれば、まず、手先の方から締め始めるよね。お腹にも近いから、まさに身を守るしね。
手先をちょいと置いといて、一巻き、二巻き、お腹を決めて、ぎゅっと締めて、タイコを背負って、タレを整えて。
そっか。帯の一生は手先からだわな。私、作り手目線に凝り固まってたな。締める方に寄り添おう。着付け下手だけど、着物きててよかったな。じゃなきゃ気づけなかったと思う。
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*今日のブログ、お着物をお召しでない方には分かり難かったかもしれません。ごめんなさい。
何が言いたいかというと、帯というのは、一枚の布でできていまして、それが、それが、織り手は(私はと言った方がいいか)、タレ→タイコ→前帯→手先の順に織り進むのですが、締めるときは逆で、お腹の側から、手先→前帯→タイコ→タレの順に締めていくということです。

きいさま、2回目の打ち合わせ

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4月の半ばのある日、爽やかな青空の日、きいさまと2回目の打ち合わせをしました。第一回目からは2ヶ月以上たっています。この日は、きいさまのご友人で、私も仲良くしていただいている神奈川絵美さまもご一緒くださいました。(こちらに書いてくださってます!→
いらっしゃい!
きいさまも絵美さまも、さすがの着こなしのお着物姿。春まっさかりといった感じで、こちらまでウキウキと明るくなります。一方、私はねずみ色の作業着〜〜。
きいさまは、これから作る帯に合わせるおつもりのお着物をお召しです。とても素敵な、パープルベースの白い花咲く帯を締めて。春にはこの帯があるけど、秋の帯がないというのが、今回のご注文の大きな要因です。
試し織りは、先日ブログに載せた、丸々一本織ったあと、経糸を掛け替えて、またある程度の分量の試し織りをしました。とにかく織ってみたい。織って見ないと自分でも自信を持ってはわからないし、勧められない。
で、実は、きいさま用に織った試しに続けて、他で使えるかなと別の試しも、合体させて織りました。その方が長くなって、帯となった時を想像しやすいから。
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お見せしたとたん、きいさまのお顔がパーっと明るく、なったのを見逃しません。素敵素敵と。よかった。ツボだ。
で、驚くことには!
きいさま、きいさま用の試しと、別の試しを合体させたいと。ここがおタイコね。って、二つの試しの境目をさしておっしゃる。
えっ!はぁ?くっつけるの??染料も糸も全く違うんだけど。一本の帯に、両方入れちゃうの???それもど真ん中に?え?え?え?
私、そんなのやったことないけど、オモシローーイ!
only only はいつもエキサイティング。何が起こるか分かりません。

試し織り以前

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きいさまの帯に取り組みはじめた頃、私は新しい絹糸を仕入れた。これはすぐにでも使ってみたい。やってみたい。織りって糸でぜんぜん違うのだけど、すごくいい予感がする。
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八寸帯の糸使いは、毎回、微妙に変えて、調整している。いつも挑戦だ。思い切って仕入れたこの糸、使いたい。しかし、使ったことない糸をいきなりonly only の本番にするのは、チャレンジングすぎる。まず自分の勝手で織って見よう。その上で、きいさまの帯に使えるか検証しよう。
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ま、やってみないと分からんというのが本音。ちょっぴりの試し織りだけじゃ、帯としての良し悪しは分からないから。ここは丸っと織って見るか。
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で、素材や染料などの条件は違うけど「ブラックパープル」をもう一度作る気持ちでやって見た。
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実は、拙作「ブラックパープル」、自分ではその良さがイマイチ分かっていない。織りたいからとにかく織るぞってその気持ちだけで織った。きいさまのお目に留まったのも実は意外。それに、その後すぐに売れてるのよね。あっという間に羽ばたく力があったのに、その力が、作者の私に全然見えてなかった。
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んじゃ、また、織って見るっきゃないじゃん。求められるには理由があるんだ。その理由をつかまねば。
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それで織ってみたのが、ここで使ってる画像です。ど迫力の帯となりました。上の6枚の写真と、下の6枚の写真、実は同じ帯の裏表です。リバーシブルという訳ではありません。仕立てる時に、どちらを表にするかは決める必要があります。
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ブラッシングに使った染料は、「ブラックパープル」と極力似た色味の酸性染料にした。ブラックパープルは、植物染料なのだ。
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緯糸は、大麻の草木染め。ブラックパープルはカンボウジュだが、その存在感と強さでは、勝るとも劣らないものがある。
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種明かしすると、上の6枚の写真は、経糸が見えていて、下の6枚の写真は緯糸が見えているというわけです。こんな風になるとは自分でも思っていなかった。想定を超えた、大変面白い帯となりました。
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きいさまにお目に留めていただいた「ブラックパープル」とは、全く別物になりました。さあ、きいさまの帯は、これをどう発展させましょう。
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こちらの帯、もしご興味おありの方、おられましたら、説明させていただきたく思いますので、どうかお気軽にお問い合わせください。

きいさま、一回めの打ち合わせ

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きいさまからメールを受け取って4ヶ月たった今年の2月のはじめ、1回めの打ち合わせをすることになりました。
欲しい帯のイメージは、4、5年前にご覧になった八寸帯「ブラック・パープル」だということだったので、その資料を探しました。あった、あった。日付は2012/08/22だった。使った糸とブラッシングの色見本は取ってあるけど、実際の布は残っていない。きっとギリギリだったんだろう。
いろいろ思い出すなあ。この「ブラック・パープル」、決して狙って織ったんじゃないないんだよな。ちょっとやって見ようかくらいの気持ちで織った。だから、記録も精査した感じではとってない。ふむ、緯糸にはカンボウジュ種を使ってるな。カンボジアとタイの国境あたりにいる、原種に近い蚕だ。最近は手に入らなくなった糸だ。懐かしい。
この日、きいさま、我が家までお越し下さいました。明るい笑顔。お久しぶりです!
きいさま、これからお作りする帯に合わせるお着物の共布を持ってきてくださいました。ああ、以前お会いした時、お召しでしたね。このお着物の作者は、笠原博司さんですって。まあ、あお会いしたことはないけど、国展などで拝見しております。すばらしいお着物に合わせていただけるとは光栄です。帯もがんばります。
この日は、いろいろお話しをしました。きいさまがどんな着物ライフを送ってらっしゃるかなども。お小さい時のことなども。Aラインのコートを着た、可愛い女の子のことを想像して、楽しかった。
キーワードいろいろ。
・立体感が好き
・ピンクとパープルが好き
・白場は少なめに。でも全くないとベタになる。それはNG。
・強さは欲しい。
・曖昧模糊としているものが好き。
・優しい感じ。
・ファッションより工芸が好き。工芸色の強いものが好きだが、強すぎると自分が負ける感じがする。
・赤みの色彩。赤紫。こげ茶。
・グレーのバリエーション。ブルーみ、パープルみ、ピンクみのグレー。
・あれもこれもではなく。盛りだくさんでなく。
・金糸を入れたい。劇場にも着ていくので華やかさは欲しい。
・秋のイメージで。光がだんだん陰っていく感じ。
・件の着物に合う、秋の帯が欲しい。
さて、どうする?

only only きいさま、スタート!

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さあ、新しいonly only ストーリーをはじめましょう。今回のヒロインは、「きいさま」です。
きいさまとのお出会いは、いつだったでしょう?もう4、5年前かな?私がオープンハウスをした時に、お友達とご一緒にお越しくださいました。綺麗で、きちんとしていて、朗らかな優しい笑顔。周りをホッとさせてくれるタイプの方です。
お召し物は、素敵な織りのお着物。むむ、作家ものだな。大袈裟な感じは一切ないが確かな個性がある。それを楽に来こなしてらっしゃるのは流石だな。お人柄にもとても合ってる。私の織ったものを、とても熱心にご覧くださった。
二度目は、一昨年の個展「三角・吉田」に、お越し下さった。まあ、お久しぶりです。この時も、とても熱心にご覧くださった。(上の写真は、このとき撮っていただいたもの。左がきいさま、右は着物ブログで有名な神奈川絵美さま。拙作「シスレーがいる風景」をお召しです。おお、この時のこと書いてくださってる→
それが、2回目にお会いしてから一年が経とうとしていた昨年の10月のある日、サイトのお問い合わせページからメールを下さったのです。
そこには、
・4、5年前、我が家にお越し下さった時に見た八寸帯「ブラックパープル」がずっと頭に片隅にあること、
・そのとき着ていた多色の綾織の着物にあう帯をずっと探しているが、なかなか自分のイメージ通りのものに巡り合わないこと、
・「三角・吉田」で見た「パープル・トライアングルズ」も合っているようにも思ったが、何かが違うなという感覚があったこと、
・自分の持つイメージでは、「数色の色(多色ではない)で織られた、ムラのある、無地感覚の帯」。
・「ブラックパープル」はそれに近い感じがした。
・「パープル・トライアングルズ」は、白場の分量が多くて目の粗い感じが自分のイメージとは異なった。もう少し無地に近い感じが良い。
・色味の希望は、パープル、グレー、(黒?)を基調とした、パープルともグレーともつかない曖昧模糊とした色。
・パープルは、赤みが強い方がいいのか、青みが勝つ方がいいのか、わからない。
・時間がある時に相談したい。
などなど書かれていた。
私は、まずもって、きいさまが、私が過去に織った帯のことを、こんなにもつぶさに覚えてくださっていることに、感激した。こうやって、見ててくださる方があるんだなあ。ひとつひとつ一生懸命作ってきてよかったなあ。
私は、今は忙しいが、来年、時間ができたらよろこんで織らせていただきたい旨を返信した。

曜変天目をみたっ!その二

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はじめて観た曜変天目茶碗の第一印象は、「まあ、お地味だわ」ってもんでした。小さいんです。抹茶茶碗の大きさを想定してると、ガクッと来ます。ご飯茶碗より小さいよ。それに、よく並び称される油滴天目が、ピカピカしてますので、そんな感じを思っていると、ちょっと見はマットな感じなので、アララっと来ます。
でも、近づいてよく観てみると、そこは宇宙への入口でした。お茶碗の内側は、宇宙のはじまり。そこから果てしない無限空間へ。「きおさま」のonly onlyの帯「Little Cosmos」(リトル・コスモス)を作っていた頃に、画像は何度も何度も観ましたが、まさに本当に宇宙です。
まずは滞在時間5分くらいで、後ろ髪ひかれながら後にし、「茶の湯」展の会場全体を見てしまいます。何しろ、お宝がザクザク出ている展示会なので、見なくちゃならんものが、いっぱいなのです。
お腹いっぱいになりながら、全体を見てしまった頃、4時半になりました。新しく入場することはできない時刻です。会場入口に戻ると、人はガラガラ。しめしめ。もう一度、心を落ち着けて、曜変天目にソロリソロリと近づいて行きます。
目的地の周りには人がまばらにいます。このお茶碗を目当てに出かけて来た人たち。ご同輩。
私は、ガラスケースの前で、おもむろに首から下げている単眼鏡を目にあてて、ピタッと静止。息を殺して覗きます。ピントを合わせる。合った瞬間、うううっわーー。こりゃ、一体なんなんだ。宇宙ってこんな?吸い込まれるってこんな?想像の宇宙でなくて、本当の宇宙だ。
単眼鏡で観ていると、世界は、曜変天目と自分のみのような錯覚におちいります。一挙に別世界です。
この体験がすごいのよ。単眼鏡なしに普通に観ていると、どんなに集中しても目の端にいろいろ入ってくるもんね。それが一切なく、丸く見える被写体と私だけ。忘れず持ってきてよかったよ。(単眼鏡ってのは、よく陶芸や仏像の展示会でマニアのおじさまなどが、使ってる黒い拡大して見るヤツ。双眼鏡の人もいる)
で、曜変天目は、内側もすごいけど、外側もすごいわって思った。ちょっと離れて観て、その形の完璧さにやられた。小ぶりで何気ないけど、どこから観ても完全に完璧。うーん、うなるしかない。
あっという間に閉館時間になり、追い出されましたが、すごいものを観せてもらいました。こんなすごいの1600円の入場料で観れるってのはお得だわって、損得勘定しちゃいかんけど、なんか、平和っていいなって思ったよ。
*写真は上野の森の新緑。
*この展示会は、6月4日までですが、曜変天目の展示は、5月7日までです。ご注意を!

曜変天目をみたっ!その一

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先日の事ですが、東京国立博物館で開催中の「茶の湯」展へ行って来ました。
この展覧会、大変に前評判が良く、混雑必至と聞いていたので、行く気になれないでいました。人混み苦手なもので、、、。が、つい最近、なんと、あの「曜変天目茶碗」が出品されているという噂を聞きつけました。これは行くしかありません。それも、曜変天目は、会期前半のみの展示。急げ!
なんで私が、こんなにも「曜変天目茶碗」を観たいかと申しますと、それは、2015年に取り組んだ、「only only きおさまの帯」にちなむからです。あまりに偉大なテーマに、恐れおののきながら取り組んだよなあ。3つある天目茶碗(どれも国宝)の話になった時、きおさまが、「同じ国宝でも、静嘉堂文庫の曜変天目は格が違う」っておっしゃられていたのを思い出す。こりゃ観なくちゃよね。(制作ノートはこちらにまとまってます→
実はその時、実物を観ないままに作りました。その直前に、静嘉堂文庫で出たのですが、見逃しまして、、、、だって展示期間、ちょー短いんだもん!
それ以後は、拝見できる機会には恵まれませんでした。そんな折に巡ってきたこのチャンス。今度こそ見逃さないぞ。混んでようと、なんだろうと、駆けつけるのだ。
で、東京国立博物館に着いたのが、午後3時半。閉館は5時。1時間半しかない。それで、前半の1時間で、会場全体を見て回り、後半の30分で「曜変天目」とガチで向きあおうと戦略をたてました。
会場に入って、とにかく、とにかく「曜変天目」へ。まずひと目この目で、、、。第1室の奥の方にありました。人が動けなくなってるので直ぐわかる。その手前には、大阪の東洋青磁美術館の「油滴天目」が!おお、お久しぶりです。これは3度目。
そして、その奥に、曜変天目がありました。
(続く)
*写真は、新緑の上野の森

布団屋のおっちゃん

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とっても驚き、うれしいことがありました。この前の日曜日、こだわりの布団でちょー有名な、大阪の「睡眠考房まつい」の松井さんご夫妻が、我が家にお寄りくださったのです。びっくり。なんでも、東京のお客様へベッドの配達の途中だそうです。私も小さな注文はしていたので、その配達もしてくださったのだけど。駐車の誘導に外に出た時、「なにわナンバー」が、なんか、うれしかったな。大阪を朝6時に出たそうです。
うふ、実は私、もう10年以上も松井さんのファンなんです。眠れないで悩んでた時、ネット検索で知って、ブログなど読み漁らせていただきました。著書の「寝たら治る」も読んだし、その後、少しづつ買い揃えて、現在、使ってる布団は、駱駝敷き、エアミール、おっケイ(オーガニックコットンケット)、おっパア(オーガニックコットン敷パット)。その上、体験宿泊ルームにも泊めてもらったことあるんだよ!
松井さんの何がすごいって、良いものをとことん突きつめ、身をもって検証し、売るだけでなく、その使い方もコツコツ広めていらっしゃること。本当にやりきっていらっしゃる。ここまでするかっていつも思う。
今回も、おっパア(オーガニックコットン敷パット)をいただいたのだけど、なんと、洗濯ネットが付いてきた。気持ちよく熟睡するためには、せっせと洗濯機でガラガラ洗うがよろしってことなのでしょう。以前別の買い物した時は、粉石鹸が付いてきた。化学の石鹸でなく、これで洗うのおすすめよと。頭で考えるだけ、口で言うだけ、手で書くだけでなく、行動する方だ。
駱駝の敷き布団は、真夏の暑い日に自宅で洗うのを推奨されてます。敷き布団を洗うなんて、思ってもみなかったよ。獣毛だもね。洗えるよね。なんか、当たり前のことなんだけど、目から鱗だわ。気持ちよく使うには、いいものを選び、自分で使いこなすってことか。気持ちよく生きるってことそうなのかも。
たぶん、いまどき布団を買う時って、大型スーパーとか大型家具店とか、そう言うところの通販とかで買うんじゃないかな?そして、適当な時に買い換える。潮流としてはそうだよね。町のふとん屋さんで買わなくなったよね。うちの近所のふとん屋さんも閉じられました。でも、松井さんのお店は、「超いまどき」なのよ。
それは一体なんなんだ?
松井さんは、自分がいいと思うことを、ただ一心にたんたんとやってらっしゃるだけのように見えるのだけど、何か、動かぬものが動いた感じなのよね。動かしたのか、動いたのか?
ふとん売るのも、きもの売るのも、同じように、大儀な時代。松井さんに学ぶこと多すぎ。仰ぎ見る。
*写真(上と中)は、私の使用済みのオーガニックコットン敷きパッドを、織りで使う拡大鏡でのぞいたところ。4層構造になってるってことだったから、のぞいてみた。上の写真が外側に出る1層と4層、次の写真が中の2層。実は、長年使って、表層が破れたのだ、だから中がのぞけたし、買い直した。あはは。
一番下の写真は、松井さんのサイトから拝借したオーガニックコットン敷きパッドの断面画像。
これね、糊の付いてない綿糸で織ってるんだって。その上、4層構造の中の2層は無撚糸だと。うわーーーー、そりゃかなわん。私、よう織らんわ。大きな機械がゆっくりゆっくり織ってるって。切れて切れて、大変らしい、、、、。
いや実は、この説明がすごすぎて信じられず、拡大鏡でのぞいてみたわけです。そしたら、目が釘付けになってしまった。きゅーん。なんと愛らしい糸の結集なのでしょう!プリプリのラブリーな糸たち♡
その上、糸の太さとか、密度とか、聴力とか、そうとう研究されてますよ、これは。

めとさま、3回目の打ち合わせ

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めとさまとの2回目の打ち合わせが終わって、私はすぐに、話し合ったことを落とし込んで、イメージ画を作り直しました。今度は緯糸も表現。こんな感じかな?
それをPDFにして、メール添付でめとさまに送付。次の打ち合わせまでに見ておいてくださると、話が早いってもんです。
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で、それから2ヶ月ほど時は流れ、先日、4月の半ばですが、3回目の打ち合わせに、めとさま、我が家にお越しくださいました。
お送りしていたイメージ画のプリントアウトを元に、話を進めます。イメージ画は、格子の大きさや入り具合など、だいたいオッケーって感じでしたが、色のこっくり感がもう一歩。さあ、どうする?
二人で、「この色をもう一段こっくりさせたら?」「この色を黄色に振って秋のイメージに」、などなど、いくらでも出てきます。
うーん、イマイチ、埒があきません。その場でチャッチャッとイラストレーターを操作できるとカッコいいのだけど、私、パソコン作業はしっかり腰を落ち着けないと、出来ないのだー。
それで、めとさまが自ら、色鉛筆を手にとって、イメージ画に色を乗せていくことに。こりゃいい!早いし、よくわかる。がぜん、方向性が鮮明になりました。私の頭の中もクリアになりました。めとさま、伝えてくださってありがとう。
次の打ち合わせまでに、もう一度整理して、イラストレーターで作り直し、データをお送りすることを約束して、この日は終了となりました。
*only only をお考えの方へ。
打ち合わせをする回数や、それぞれです。めとさまのように、打ち合わせに何回もお出でいただくのもウェルカムですし、メールや電話でやりとりするだけでも、もちろん大丈夫です。意思疎通ができるよう、できるだけ詳しくご説明します。
ご注文時に、希望をつたえてくださって、あとはお任せでもいいですよ。燃えて制作いたします。その場合も、ご希望あれば計画や工程をご報告いたします。

おたすけくらぶさん、盛装オフ会に行ってきました

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今日はお出かけ。「きものおたすけくらぶ」さんの盛装オフ会に入れていただきました。こういう華やかな場には、滅多に出ませんので、いい機会をいただきました。誘っていただいた方に感謝、おたすけくらぶさんに感謝です。
朝から、必死で髪と化粧と着付けして、やっとのことで出かけました。今日はまあまあうまく着れたと思ってたのだけど、旧知のKさんに帯と帯揚げ、直してもらった。。。(とほほ&助かった)
Tさんに「ヨシダさん、いつもから化粧すればいいのに!」と言われる。いつもそんなにひどいっすかね。ひどいんだろうなあ、、、今日は持ってるもの、全部塗ったくって行ったからね。盛装オフなのに着物はいつもの紬だから、お顔は精一杯。
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これは、反物巻きゲーム。金屏風の前で、キレイな方々が、必死に白生地を巻くのです。私のテーブルから出場したHさんがなんと、準優勝!私にもおこぼれで景品が!!
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会場は学士会館。いい建物だわー。よい1日、感謝であります。

めとさま、2回目の打ち合わせ

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めとさま、1回目の打ち合わせから一ヶ月が経とうとするころ、ご上京の予定があると。それはぜひともお寄りください。
私は、前回選んだ色見本を元に、たたき台として、何枚かイメージ画を作っておきました。まだ落とし込めてないので、とりあえず経糸のみ。「こんな感じかな?」
何か具体的なものを作っておくと、その先がぼんやりながらも見えてきます。「これは違う」というのも、初期段階で分かるので、すぐ軌道修正できます。
2月中旬めとさま、お越しくださいました。笑顔がまぶしい。
イメージ画、お見せすると、ちょっと違ったみたい。もっともっと細かくしたいとのこと。それにこれはちょっと春っぽい。
秋は秋でも、晩秋か初冬くらいのイメージ。
秋の透明感。
枯葉の色。
もうすぐ冬が来るころの、張りつめた空気。
その向こうにこっくりした色がある。
そうか、、
上の写真のテーブルの下に、チラと写っている我が家の座布団みたいな感じだと。
なるほど。小格子にするってことは、決めですね。
色は、茶色すぎない茶色。
茶系は茶系でも、赤茶系。
エンジほどは赤くない。
赤茶を水で薄めたような色。
黒とか、黒っぽく見える色は入れないで。
ふむふむ。
雨絣は全面に入れたい。
霞(かすみ)や靄(もや)みたいな。
繰り返しはあってもいいけど、ランダムが好き。
あ、見えてきたぞ。無地っぽい、ランダムな小格子、色の差があまりなく、縞はあるのだけど、縞に見えないってことね。
よーし、もう一歩だ。
膝を突き合わせて、ケンケンガクガクだからこそ進みました。お運びいただき感謝です。

せいしょこさんレッド

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最高にうれしい画像が届きました。
八寸帯「せいしょこさんレッド」を締めてくださっています。ひょー!決まってますね。ピンクとも赤とも紫ともつかない深い色が、大人の色って感じだと思います。染料にはほんのちょっと茶色も入ってます。緯糸にはこっくりした黒も。それが、大人っぽくなった秘密かもです。
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折しも、今日は4月14日。あの衝撃から丸一年。感慨深い。
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このお方、昨年秋に、ふるさと熊本で開催した個展「清正公の陣羽織」展の、原動力となってくださった方です。
あの展示会は、この方の「熊本のために、何かできることない?」って一言から、全ては始まったのです。個展の開催があれよあれよと言うまに決まると、たくさんの方にお声がけくださり、関東、関西、中部、四国から、熊本へお客様をお迎えすることができました。
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今回、メールくださり、熊本でお求めくださった「せいしょこさんレッド」、重宝しているよって!まあ、なんとうれしい。
お茶のときも締めて下さってると。よかった。便利に登場回数多く締めて下さっているとは、作り手冥利に尽きます。
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あれから一年、それぞれ色々抱えつつ、しっかり生きてるふるさとの同胞に敬意を払いつつ、気にかけ続けてくれるこっちの方々にも感謝であります。いつ何が起こるか分からない。だからこそ、今日も。

めとさま、1回目の打ち合わせ

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めとさまのお着物を織らさせていただくことになったものの、全てお任せというのは、荷が重い。せめて、「ヒアリング」はさせていただきたい。「取材」と言ってもいいかもしれない。
めとさまのお住まいは遠方なのだが、ありがたいことに、関東方面に時々おいでになる。そのタイミングに時間を作っていただいて、ぜひお会いしたいと申し出る。それで、1月の中頃に、我が家にお越しくださることになった。
お久しぶりのめとさまは、昨日アップした写真のような、一つ乗り越えたような清々しい笑顔で、お見えになりました。
で、早速、次のお着物の話。いろいろいろいろ。キーワード、たくさんいただきました。
風のような。
風をあらわす。
空気感。
かすみのような。
枯風。
紅葉が枯れる。
枯れたものにこそ、色がある。彩に満ちている。
落ち葉が風に舞い、スローモーションで落ちてくる。
散り際こそ美しい。
秋のイメージ、それも晩秋。
colored wind とつながりがあるといい。
はっきりしないような感じがいい。
グラデーションか、ブラッシングカラーズ。かすれた感じがいい。
境目がはっきりしないようなのがいい。
ぱっと見が、強くないほうがいい。
軽やかで透明感がある。
茶色ベースがいいかもだけど、土っぽくならないように。
山ではなく、山の木々をあらわしたい。
ミルクティーの色。
こっくりしててほしいけど、薄い色がいい。
全部が濃いのは違うけど、一部はぜひ。
みじん格子は?または、ブラッシングカラーズ?
雨絣は?
不規則に交わる感じ。ランダムな感じ。
緯段だけでなく、経にも入れたい。
何色と言えないような色。
空気になってほしい。
小さめの格子。無地に見えるほどの。
緯より経が目立ったほうがいい。
透明感。
などなどなど。
以上のようなお話をして、見えそうで見えない、見えなさそうで見えそうな、新しいお着物が浮かびました。
そして、具体的にはどんな色かと思い、めとさまに、色見本の束を渡して選んでいただきました。真剣なめとさま。集中力すごい。
選ばれたものを、ちょっと切り取って、それが第一選抜。第一選抜から、もう一度選んでいただいて、第二選抜。上の写真は、2回の激戦をくぐり抜けた色を紙に貼り付けたもの。左下の貼られてないのは、第一選抜は通過したものの、第二選抜に落ちボツになった色見本。

めとさま、ふたたび

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完全注文制作 only onlyは、いくつかのご注文を同時進行させています。今までもそうだったのだけど、ブログでは、一つ書き終わったら次のをスタートさせる方式で書いてました。しかし、実はちょっとムリしてました。実作業とブログが、こんがらがるのです。それで、これからはブログも、同時進行で書いて行こうと思います。(書いている方の都合で申し訳ない!)
さて!それでは、登場していただくのは、めとさまです!
めとさまといえば、「colored wind」です。こちらに制作ストーリーがまとまっています。
この着物を作っている頃に、めとさまは、一大決心をされました。仕事を辞めて、紙漉きの道に進まれることにされたのです。いろいろな葛藤があったと思いますが、上の写真のスッキリとしたお顔。決めた道をしっかり歩いてるって感じですね。(めとさまのサイト→枯風庵 colored-wind.com
そのめとさまが、去年の12月、清正公の陣羽織シリーズのショールをお求めくださいました。それをきっかけにメールのやり取りをしました。相変わらずの、美しい文章です。メールなのだけど、とびっきりの便箋に、万年筆できれいな色のインクで書いたお手紙もらった気分になりました。
後半の部分、そのまま引用させていただきますね。実は一部抜粋でご紹介したいと思ったのですが、あまりに美しく抜粋できないのです。きれいな、透明な、めとさまそのもののような文章です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(前半は略)
そして、もう一点。
ずっと「いつかの折に」と漠然と思っていたことなのですが、
何となくその「いつか」が今のような気がしてお伝えします。
美保子さんに「colored wind」を織っていただいて、ほぼ3年になります。
進むべき道を模索し、「名前」を探し、紙漉きに辿り着く過程は
あの着物の制作とぴったり重なっていました。
(屋)号の「枯風(庵)」は、実は「colored wind」の意訳です。
ようやくひとり立ちしつつあるか…という現在ですが、
号を決めた時から、もっと足場がしっかりしたら「枯風」という名の着物を
織っていただきたいなぁとずっと思っていました。
とはいえ、何をもって「足場がしっかりした」と判断するのか難しいですし、
美保子さんのスケジュールもおありですし、予約という形で
お引き受けいただけませんでしょうか。
色柄、風合い、絵羽かどうか、袷か単衣か、それら全てお任せで、
時期もいつでも結構です。
先約の方々との兼ね合いや材料の入荷など、諸々が調った時、
おそらく私の「足場」も何かしら形になっている気がします(と願います)。

睦月さまと、一回めの打ち合わせ

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睦月さまと、「三角・吉田」で再会しご注文をいただいてから、1年と2ヶ月ほど経ちました。やっと当方のスケジュールも見えてきたので、睦月さまにご連絡。お忙しく飛び回っていらっしゃるのをキャッチすることができました。今年の1月の末のことです。
青山一丁目のカフェで待ち合わせです。私は、事前のメールのやり取りで、睦月さまがお好きだと言ってくださった過去作品の資料を持参しています。お作りするのは、帯となりましたので、織見本とか、プリントアウトとか。(上の写真です)
一年数ヶ月振りの睦月さま、いきいきしたきれいなパワーが伝わってきます。いいなあ。
で、早速に仕事の話。
睦月さま、一枚のきれいな布を示されました。使われている色は、黒と青と茶色とベージュです。この色使いがお好きだと。この色味で作ってくれないかと。なるほど、なるほど。
無地っぽいお着物に合わせて、普段使いとしてバンバン締めたいと。
布の表情はあったほうがよく、かつ、「きちんと感」は欲しいと。
了解しました。さあ、それではどうしましょう。悩む時間はたっぷりあります。2回めの打ち合わせはずいぶん先になりそう。遠方にすむ睦月さまのご上京のタイミングをキャッチしなくちゃなのでね。

睦月さまと再会

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睦月さまと出会って十数年、その間、直接的なご縁はありませんでしたが、ご活躍はお聞きしてました。フェイスブックで繋がったりもしてました。
で、睦月さま、2015年秋に南青山のitonosakiさんで開催した、拙個展「三角・吉田」にお越しくださったのです。
お久しぶりです!
お久しぶりだけど、ネットで拝見してるので、久しぶりの感じはなく。しかし、お着物姿はさすがです。こればっかりは画像で見るより格段いいです。身についたカッコよさ。本物が馴染んだ感じ。くぅー。
それで、いろいろお話しして、なんと睦月さま、私に、着物を織って欲しいとおっしゃるのです。まあ!
それは、大変ありがたく光栄で、心して取り組ませていただきますが、お時間はかかります。そうですね、再来年になるかと思います。それでよければ、喜んで。

only only 、睦月さま!

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今、取り組んでいるonly only をご紹介しましょう。実はここんとこ複数同時進行しています。書くタイミングを逃しておりましたが、お一人お一人、ご紹介していければと思っております。
まずは「きもの 睦月」の横山てる美さま。名古屋で和装のお店と着付け教室となさっています。着物のプロ、審美眼が光る方ですので、緊張もひとしお。このブログでは、「睦月さま」と呼ばせていただきますね。
睦月さまと私の出会いは、ずーっとずーっと昔になります。睦月さまが、まだお店を始める前のこと、私が織りで独立する前のことです。15、16年前?もっとかな。私が勤めていた「ゆうど」にお越し下さったのです。睦月さまご自身が織りをなさったことや、お住まいが私の親戚がいる所のお近くだという話をした記憶があります。睦月さま、この時のこと、よく覚えてくださっているそうです。
それから幾年月。睦月さまは、森田空美先生の元で研鑽を積まれ、ご自身のお店を持たれました。私はまだ伺えてないのですが、サイトを拝見するととても素敵(上の貼ったのは、睦月さんのサイトのスクリーンショットです)。ご自身の写真も、睦月さんのブログやフェイスブックなどで拝見していますが、とても、とても、とても素敵です。

私の!

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先日まで取り組んでいた、わださまの only only の合切袋、実は、二つ作ることにしました。一つは自分用です。
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今日はそのお披露目!本当は、着物を着た時かオシャレした時に、これを手に持つ自分を撮りたかったが、その予定はない。
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桜も咲いたし、外に出て、写真を撮ろう。
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いいでしょ。デザイン縫製の善林英恵さんが、私のイメージで作ってくれたんだよ!私って、こういうイメージ?うふふ。
布は、帯の試し織り部分がほとんど。いろいろと、作った当時の思い出がよみがえる、、、
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実は、今回、二つ頼んだのには、いろいろと理由があります。善林さんも、ご自身のブログに2回に渡り、書いてくださってます。→ここここ
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善林さんのブログにもありますが、手で作ったもので仕事を成立させるのは、至難の技です。特に、一点ものを作っていたら、まずムリで、それをやるからには、あらゆる方面から、考えに考え、解決策を探し出すしかありません。
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ま、そんなこんなで、考えても妙案は出ない。でもわださまからのご注文はお受けしたい。打診した善林さんも乗り気になってくれてる。だったら二つ作ってもらうことにしようか?売るのは難しいから自分の?で、二つ注文すれば、善林さん的には、十分ではないにしろ、ギリギリオッケーくらいになるのでは?少なくても、私の覚悟は伝わる。
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で、二つお願いして、わださまの誕生日に合わせるために、そっちが先に納品されて来て、しばらくしてこれが来たわけです。二個目については、何も注文つけませんでした。だって、同じようにしないと効率落ちるもん。だから、わださまの分とほとんど同じのが来ると思っていたいのです。そしたら、なんと、善林さん、私のイメージで作ってくれたのです!!!
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これ、自分が持ち歩いてたら、「あら、素敵。私も欲しいわ」って方、現れるかも!!!
ピンと来た方、いかがですか!お望みに合わせて、いかようにもいたします。お問い合わせは、お気軽にこちらから→
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ちなみに、撮影時、中身はこんだけ入れてます。500mlのペットボトル。iPhone。財布。カード入れ。手ぬぐい。重さは、980gでした。
わださまの合切袋の写真は、プチプチを入れて撮ってます。重いものを入れるのは、はばかられますものね。今回は、しっかり入れました。約1kg入れて、持ち歩いて、何の不安もなくしっかりしてます。へこたれません。
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持った感じはこんな。
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全体像はこんな。

お誕生日、おめでとうございます!

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善林さんから、合切袋が送られてきたのが、12日の夜。(朝から出かけていたので、夜指定)13日に撮影して(このページの写真などね)、お手紙書いて、カード書いて、伝票書いて。14日に梱包して出荷。15日の着指定。
3月15日は、わださまのお誕生日なのです。(以前いただいていたお手紙に書いたあったのを、今回たまたま発掘しました。それで、この日に間に合わせようと、善林さんにムリ言いました。応えてくれる彼女はすごい。)
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3日置いて、わださまから、お手紙が入った、現金書留が届きました。わださまらしいなあ〜。
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お手紙には、3月15日のことが書かれてました。天気が悪く寒かったので、朝から、録画した美術番組を見ていたこと。アール・ブリュットの番組に考えさせられたこと。バースデイケーキならぬ、バースデイアップルパイのふた切れ目を食べようとしたところ、ピンポンがなったこと。
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それに続くお手紙、一部抜粋させていただきます。
「合切袋、面白い出来上がりで、とても満足しております。アーシル・ゴーキーの雰囲気も出ています。良い裂の組み合わせです。やはり、赤がアーシル・ゴーキーにはあると思っていて、この赤のイメーヂが私にはあります。絵にその色があるわけではないのですが、私の中のイメーヂなのです。
早速お彼岸のお墓参りにこの手提げを持っていきます。とても気に入った出来上がりでした。嬉しく思います。善林さんにも、わだが悦んでいたとお伝え下さい。」
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ああ、よかったよ。only only わださまの合切袋ストーリーは、これにて完了です。
それにしても、2次元の布が、善林さんの仕立てによって3次元になり生まれ変わるのが、本当にすごいと思いました。そして、これから、わださまにあちこち連れていってもらって、新たなストーリーが生まれ、次元を超えるのだなあ。すごいなあ。コラボ。only only。おもしろか!
もしこのような、袋物などに興味のある方、ぜひお気軽にご連絡ください。お仕立ては、善林さんにお願いして、あなただけの袋物を作ることができます。
注文制作ではなく、出来てるもので気に入ったら欲しいという方も、お気軽にご連絡ください。ご紹介できるものがあることもあるし、今後そういうものを作った時に優先的にご紹介することもできます。
それから!実は、善林さんとのコラボで、私の布を使ったトートバッグも進行中です。着物にも合うトートとか、自転車かごに入れやすいトートとか探り中です。完成予定は、晩夏か初秋あたり。どうか、楽しみにお待ちくださいますよう!

合切袋、完成!

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only only、わださまの合切袋、出来上がりました!
じーーん、、、、堂々とした風格がある合切袋になったなあ。年配の男性が持って、いい風情だと思います。ましてや、わださまだもんね。
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いろいろを乗り越え、出来上がりました。ほっとしました。実はある理由があって、善林さんをせっついて、仕立てを急いでもらいました。ご苦労おかけいたしました。その理由はまた書きます。
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いやはや、あれからもいろいろありました。仕立ての善林さんに、プロトタイプを送り返したら、なんと、盗難にあったり!(郵便受けから抜かれた!)
アーシル・ゴーキーは、多難な人生だったようですから、彼の絵を目指して作ってきた我々、これで済んでよかったと思った方がいいかもね。
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紐は結局、革の編丸紐となりました。手に持つところは、別の皮が巻いてあって、持ちやすくなっています。いろいろ考えたけど、これでよかったと思います。全体のバランスもいいよね。

お出かけ、本番

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さあ、それで、ほうほうの体で着物をきて、駅に小走り。電車に飛び乗り、いざ日本橋へ。待ち合わせはコレド日本橋。和食のランチをいただくことになっております。
上の写真の7名がメンバー。みなさん、すてきです。
前列右が、ブログ上のお名前で神奈川絵美さん。お召し物は、再会がうれしい拙作「シスレーの居る風景」。
中央のキュートな方はtさん。なんと、来がけの電車でお声をかけてくださった。面識ないのに帯でわかったと!電車の中で「ヨシダさんの帯をしている人がいるなあ。あ!ヨシダさんだ!」。おかげで幸先いいスタートでした。
左は、みるさま。うふふ。締めてくださってるのは、「Spirit Of Green」です。可愛がってもらってる〜〜
後列右は画家の朋百香さん。ウェブサイトはこちら。かっこいいです。
お隣はrさん。お着物と帯留め、写ってないけどお羽織も、お義母さまから譲られたものだそうです。ものっすっっごくステキだった。それにお似合いだった。
一人置いて、左はmさん。お写真からはわからないけど、こちらもすてきな薄いピンクの牛首紬で、振りと裾に水が表現されてて、まさにお題の「魚座」と「春」にぴったりでした。ご自身は魚座ではないというのが、またツボでした。
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拙作まとってる3人寄って。
右の帯、みるさまの「Spirit Of Green」(メイキングはこちらにまとまってます→
中央のお着物、絵美さんの「シスレーの居る風景」(絵美さんがご自身ブログにお誂えの記録を書いてくださってます→
左の着物と帯は、名無しのごんちゃんです。(実は帯の名前は「大反省帯」。大失敗してしまった帯を、仕立てで生き返らせていただきました)
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お食事のあとは、デジタルアートを見に行きました。初めての体験。会場全体いい香りがするのです。まさに五感で楽しむアートですね。
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ここに写ってるのは、たぶん私。
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デジタルアートの出口で記念撮影。お食事の時より、リラックスして楽しんでるのがわかりますね。
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これはその後のお茶。もっと楽しんでる〜〜〜
*写真はそれぞれが撮ったものを、tさんに送って、まとめていただきました。そこから、それぞれダウンロードするの。こういうの、私できないので、感心します。tさん、ありがとう!

お出かけ、着付け編

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日曜日の朝、出かける1時間半前、着付けを始めます。1時間も見れば大丈夫なはずだけど、念のためと、着付けで疲れるので休むため(笑)。
着物を着てる私を知る人はみんな賛同してくれると思うけど、私は、ちょー着付けが下手。いつも出たとこ勝負で着ています。そして、いつも、かたわらに着物の着方のアンチョコを置き、それを見ながら、おっかなびっくり着ているのです。それは昔から、今もです。
数年前、そんな私を見るに見かねて、旧知のお客様が、七緒のバックナンバーを送ってくださいました。その号は、着付け特集で、自分で読んでためになったし、とても分かりやすくツボを抑えて書いてあるからと。この号は人気だったらしく、売り切れていて、アマゾンで新古本を探して取り寄せ、それを送ってくれたのです。感謝感激しました。
このお方は、まだ私が、注文制作をonly onlyと名付ける前から、着物と帯を注文くださり、育ててくださいました。事実、ものすごく助かりました。染織を続けていられるのは、買ってくださるお客様みなさまのおかげですが、その一翼をになってくださいました。
個展の前には、陣中見舞いに、小さな醸造元の特別に美味しいビールをお送りくださったり。お食事にも2度、誘っていただいた、、、自分では行けないようないいレストランで、本格的なディナーをいただいた。ワイン1本ペロリとあけたなあ。第一線ビジネスウーマンでもある彼女は、染織吉田の打ち出し方の相談にも乗ってくださった。。。
お客様というより、人生の先輩だった。最高にかっこよかった。
七緒を広げて、着物を着ながら、、、、思わず手が止まります。このお方の訃報を聞いたのは、2週間前。未だ、心の整理がつかずにいます。

お出かけ前夜

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昨日の日曜日は、ランチのお誘いをいただき、久しぶりにお出かけでした。るんるん。
着物のお仲間に入れていただいたので、もちろん着物です。そして、せっかくだからと、ゆる〜いドレスコードがありまして、「星座」「魚座」「春」のどれかにちなもうと。大人のお遊びですね。
そのことはずっと頭にあったものの、日々の雑多に紛れ、準備ができずにいました。もう待った無しの、前日の土曜日の晩、コーディネートのために、色々ひっぱりだす私。着物と帯はすんなり決まります。だって、選択肢少ないもん。
帯締めは、菜の花の黄色。帯揚げは、鮮やかな青緑。ふむ、これで行こうか?課題のちなみものは「春」ってことね。どうかなあ??
うーーん、帯揚げの青緑が、若葉のようね。葉桜の季節ならまだしも。爽やかすぎじゃん?弥生三月の色じゃないなあ。
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だったら、染める?白生地あるし。
というわけで、夜10時すぎ、いそいそと染色鍋を出す私。商品染める時は、緊張するけど、自分のだしね。ちゃちゃっと色を調整して、酸を入れて、ガーッと温度をあげて、ちょいと放置プレイしてる間にお風呂に入って。フィックスしている間に髪の毛乾かして。仕上げは翌朝ね。
はい、おやすみなさい。
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というわけで、このコーディネートでお出かけしました。どうすかね?春らしくなった?
(ちなみに、上の写真の青緑の帯揚げも、自分で染めてます。私、帯揚げ染めるの、趣味かも。)

only only 紐考

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only only わださまの合切袋、デザイン、詰まってきました。残る問題は、紐です。
善林さんの考えでは、ゴツくない方が合うのはないかと。革の編み丸紐か、組紐かが候補であろうと。善林さんは京都在住なので、近所に組紐をされている方がいて、情報集められると。既成のもアリだし、値段次第だけど特別に組んでもらう可能性もあると。ヨシダの糸を送って、組んでもらうのもアリではないかと。
なるほど、なるほど。組紐って、具体的にはどんなだと思い、画像検索。実物そのままではないかもだけど、見る限り、うーーん、ちょいフェミニンではないか?いかにも絹。わださまはそれ望まれるだろうか?それに、絹の必要ある?一番手に触れるところだし、強度はどうだ?革か、または木綿もアリじゃ?
木綿で紐ってったら、真田紐は?よくある桐箱縛ってるのは太すぎでゴツイな。細いのないの?
で、バリバリ検索して、真田紐も2分幅というの見つけました!が、チョイスが少ない。合うだろうか?
などなど私の思ったことを善林さんにバババッと投げて、あとは、彼女がどう料理してくれるか、じっと待つのです。
*写真は善林さんからのお手紙。微に入り細にわたり、具体的でわかりやすい。

ONLY ONLY 、プロトタイプ

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しばらくして、善林英恵さんから、わださまの ONLY ONLY の合切袋のプロトタイプが送られてきました。
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早速ものを入れてみましょう。わださまが入れる予定だと言われた、330mlのエビアンのペットボトル、文庫本、CD。それから、財布と手ぬぐいも入れることにしましょう。
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入れてみるとこんな感じ。
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紐を結んでみましょう。
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手に持つとこんな感じ。いい感じね。大きさ、デザイン、いいんじゃない?

わださまから、お返事

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わださまから、早速お返事がきました。わださまと私の文通歴、15年くらい?もっと??いつもだいたいお返事来るだろうなって頃に、ちゃんとポストに届きます。同じ封筒、同じ筆跡。少々難読なんですけどね。いつも安心して待ってられます。今回の便箋、上の写真です。最近の通例どおり、わださまご自身のアート(のカラーコピー)です。
お手紙は、「山田正亮展を竹橋の近代美術館に観に行った」ってことから始まってて、私は初めて、「え!山田正亮、やってるの!!知らなかった。こりゃ行かなきゃ!」となりました。うぉぉ、見逃すところだったぜよ。わださま、教えてくださって、ありがとうございます!
わださまからのお手紙には、こう続きます。
「縞好きの私には、(この展示会は)見逃せません。ことに山田の1970年頃の縞の繪には煽るものがあります。この人の繪は、分かり易いのですが、しかし、とてもヤッカイなのです。でも私は好きなのです。特に70年前後の縞の繪は濃く深くとてもよいものです。なじんだ裂織りを思わせます。素敵な良い作品展でした。」
後日、私は竹橋に二度駆けつけることになりました。
わださまからのお手紙はいつも刺激に満ちてます。以前いただいたお手紙には、私が載った「月刊アレコレ」を観てくださって、掲載されていた帯が歌っていたと評してくださいました。
(月刊アレコレに載ったのは、こちらでご覧いただけます。このページをずっと下にスクロールしていただいて、「これまでの取材の一例」の上から4番目に載せてます。)
「ヨシダさんの作品をみて思うのは、チャーリー・バードとディズィー・ガレスピーのインプロヴィゼーションのように、躍動感がありながら、しかし、しっかりと準備された表現には、実に楽しく踊っていて、心地よく心に響きました。」
ひょー!それで、私は、検索しまくって、「バード・アンド・ディズ」など見つけて聴きまくるわけです。
わださまは、つい流行りものに流されそうになる私に、いつも、基軸を増強するようなことを教えてくださいます。この18年、ずっとそうです。育てていただいたなあ、、、それは今もだなあ、、、咀嚼しきれてないしな、、、これからもだな。。。
それで、合切袋についての質問にもお答えいただいているのですが、
こちらのご提案にはだいたいご賛同いただいているのが、二つご意見がありまして、一つは、「底は正円にこだわりたい」ってことと、もう一つ、合切袋に入れるペットボトルは、最近愛飲し始めた「330mlのエビアン」であると!!!ぎゃあ、わださまーーーーー!!「おいしい水」って言うたやん!「おいしい水」は500mlやん!!!
ちょーショック。これ、大きな違いです。丈もですし、想定する内容量の重さも違ってきます。
これは善林さん、困るかもなあ、、、自分一人で作っているのだったらどうとでもするけど、コラボだと相手先にご注文内容が変わったっての、「どこまで」&「いつまで」受け入れてもらうのか、躊躇するものがあります。
ビクビクしながらメールしたのですが、善林さんは、どこ吹く風で、あっさりと「エビアン買ってきて考えようと思います」とのお返事。ああ、この人、やっぱプロやわあ。

わださまへ、お手紙

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わださまにお手紙書きました。いつもは手書きだけど、正確を期すために、パソコンのお世話になりました。
いくつかの質問は箇条書きにして。布のマッチング案の写真を添えて。善林さんからの、図面入り、実物の革と麻布が貼り付けられた提案書は、コピーをとってこちらに残し、原本をお送りしました。
お聞きしたのは、
1、底の形は横長の方がバランスがいいかもだが、正円をご希望ですか?
2、底には、ヨシダ布でなく、トコ革がおすすめだが、それでオッケーですか?(布だと弱すぎるため)
3、口周りは、ラム革で作り、共革で紐を作る予定だが、それでいいですか?(よくあるのは、プラスチックの金具が付いているそうです)
4、底を硬くするために芯を入れるが、そうすると下げた時円錐形になるが、それは了解ですか?
5、裏地に麻布を使う予定だが、朱赤とインディゴ、どちらがいいですか?
ずいぶん進んできたなあと、実感します。私は当事者でありながら、布は手から離れたので、俯瞰的にワクワクさせてもらってます。しかし実はここからが正念場!

布のマッチング案

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コラボで進めている、わださまのonly onlyの合切袋、デザインと縫製の善林英恵さんから、布の組み合わせ案の写真が送られてきました。おお、なんか、ちょっと哀愁がある感じ?アーシル・ゴーキーの世界観?切ない感じが私は好きよ。
下の写真の、赤と黒ぽく見える布は、選べる裏地だそうです。そっか、裏も大事よね。右側は革よね。ラム革かな?トコ革って?いつも使わない専門用語が新鮮です。
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善林さんからは、胸のすくようなメールがきました。
「合切袋、考え中ですが、布の組み合わせ的にはこんな感じかなと思ってます。お客様のイメージと合うかどうか??
それと、裏どうしようか悩み中です。朱赤麻布か、ジーンズインディゴの麻か(染めは化学)。底は美保子さんの布でなくても、トコ革使うと格好良いと思うのですが・・
口周りは、よくある信玄袋の金具はプラになるので使用せず、ラム革で作りたいと思ってます。折り込んでステッチかけて紐作ったところに共革紐通します(黒又は焦げ茶)。
底を硬くしないと重いものを入れた時にたわんでしまって格好悪いので、プラスチック芯入れようと思ってます。下げた時円錐形になるのが吉か凶か・・・
これ、底楕円に近い形のほうが形としてはバランスよくなるんじゃないか?と私は思うのですが、どうでしょう?いっそのこと、シーチングでラフ作成をしたほうが良さそうな予感がしてます。」
善林さんからは、別便で郵便が来て、裏地候補の麻布やトコ革の実物が添付されてます。そこには、500mlのペットボトルを入れると、細長い円筒形になり、意外と物の出し入れがしにくい予感がすること、もし底の形を横長にした場合の図面も描かれています。横のシルエットが台形になるんだって。
御意。わださまのご意見をお聞きしましょう。

もまさま!みるさま!かずさま!あおさま!こうさま!せいしょこさん!!

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今日は大変でしたね。春二番が吹き、全国的に荒天のようでした。大丈夫でしたか?私は天気予報をみて、午前中のうちに相模大野まで買い物に出ました。帰りは小田急が風量オーバーでちょっとだけ遅れましたが、それだけで済んでラッキーでした。
遅れましたが、やっと、当サイトの「作品ギャラリー2016」を更新しました。2017になって2ヶ月と20日、もう春だってのに!
2016年は、48名の方の元に、私が織ったものを届けることができました。ここに紹介できたのは一部ではありますが、ぜひ観てください!
いろいろあったなあ。。。仕立て上りを拝見してない、みるさま、かずさま、こうさま、元気かな?お召しくださってますか?
2016、振り返りながら、しんみりしたりしております。ご高覧いただければ幸いです。→
完全注文制作only onlyは、いつもオープンです。どんなご希望でもまずご相談させてください。ご興味お有りの方、お気軽にお問い合わせください。→
Thanking you to come to see my Kimono & Obi making blog. What & how are you interested in Japanese Kimono ?
Hoping you to see my Kimono making listing in 2016.
Speciality for you and me is Someori Yoshida offering the Full-customs made Kimono & Obi creating.
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繭マスク、山鹿の花井さん!

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変な写真で失礼します。これは自撮りで、タイトルは「マスクする私」です。撮影場所は我が家で、後ろの壁に貼ってあるのは、姪のひなこが描いてくれた鳩サブレの絵です。
ご注目いただきたいのは、もちろん、ザ・マスク。
これは、昨年の12月に、熊本県山鹿市の養蚕農家、花井雅美さんが、我が家を訪ねてくれた時に、山鹿の織姫伝承塾で作っているものだと言って、下さったものです。私は、花粉症もなく、めったに風邪もひかないので、マスクってあんまり縁がないのですが、近ごろ、口内炎をこじらせ、口を閉じていたかったことから、おおそうだ、あの時、いただいた真綿のマスクがあるわと、つけているわけです。
それで、このマスクの良さに、メロメロ。マスク無しの普通の状態より、楽にいい空気吸ってるって感じ。マスクが結界にもなるのか、邪念もやってこず、目の前の仕事に集中できる。生産性アップの魔法のマスク!
布と布の間にはさんであるのは、真綿なんです。下の写真見て!これが真綿。すごいでしょ。繭を煮て、広げて、ふわふわの状態にほぐしたものです。真綿が、外の邪気を払ってくれるのかな???
(この写真は、花井さんのブログから拝借しました。ストーリー読むと、真綿のすごさがよくわかる。ほんと、お守りだね。)
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で、年末に花井さんが、お見えになった時、このマスクがよく売れると話されたから、だったら量産したら?と言ったら、「いえ、真綿を大事に大事に、丁寧に丁寧にふわぁーっとほぐして、包み込むっていうのは、外注したらできないのと思うんです。だから、これは、仲間達でやるしかないんです」っておっしゃってて、それではビジネスにならんなあと思ったけど、今回、自分でマスクつけてみて、ああ、この愛情のあふれ具合は、外注できんなと思った。(私の周りでは、よく聞く話。私を含め、作り手、商売下手。そんなこと言ってられないが。)
この晩はとても楽しかった。夕方集合だったから、私は、お茶にもご飯にもお酒に合うように、鍋いっぱいのおでんを作っておいた。花井さんは、ずーっとお酒をやめていたとのことだが、今夜は特別と言って、たくさんお話をしながら、おでんをたいらげ、楽しそうに飲まれた。
*花井さんが、普段は飲まない理由は、仕事が忙しすぎて、飲んでる時間を節約するためと。私、己を省みる。。。。
山鹿の養蚕、目が離せません。
*花井さんサイト、お蚕ファーム→
When I wear this cough mask, I got totally concentrated on my work. This is the miracle mask, made by the silk from Yamamaga, Kumamoto.

わださまの布、第二弾

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わださまの only only、前回の続きです。この前の書いた内容は、1回目の布をデザイン縫製の善林さんにお送りしたら、もっとビビッドな布はないのかと問われ、手元の資料用ファイルにあった全ての布から手放していいもの一切合切を、第2便として送ったところまででした。
その荷物を送り出して、私は鹿児島空港に飛びました。お正月の5日の話。家族と合流して、温泉に入ってましたら、善林さんからメールが来て、
「秘蔵の端切れ、有り難うございます。非公開の画家のパレットを見てワクワクしたという感じでしたよ。箱開けて凄い楽しませていただきました~ これ形にするというのを一瞬忘れてましたが(汗)。
アーシルゴーキー、いけそうです。しかし、こりゃ大分贅沢な企画ですね・・鋏入れるのがかなり悩ましい展開になりそうですよ。
う~ん、悩ましくも楽しい仕事になりそうです。取り急ぎ受取の報告まで。」
拝読して、深く、深く、安堵しました。いい仕事をする絶対条件は、まず共同作業者に満足してもらう事だと考えます。100%は無理でも、できる限り、人知を尽くして。お望みの球を投げないと、カッコーンとは打ってくれないもんね。
*写真は、錦江湾の日の出。指宿の旅館から。

友と地震とタブロー

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今日、タブローをひとつ発送しました。お買い求めくださったのは、もう20年以上のお付き合いの、心の友です。彼女は今、和歌山県の奥の方に住んでいて、忙しくしているし、なかなか会えないのだけど、なんか、いつも繋がってるんだよな。
昨年秋の個展「清正公の陣羽織」展のご案内状は出したのだけど、もちろん来てくれるなどとは思っていない。私は元気でやってるよ、って近況報告のつもりで出している。
それが、その展示会はとうに終わったお正月過ぎてしばらくの頃、突然電話をくれた。熊本地震のお見舞いと、個展のDMのお礼と、寄付するとかヨシダちゃんらしい活躍しててうれしいよってことと、自分にも何かできないかってことだった。
彼女が言うには、ヨシダが作ったものを身近に置きたいと、それで、地震のことやいろんなこと、思うきっかけにしたいと。売り上げの10%の寄付にも今更ながら参加できないかと。
うん、もう熊本城への寄付はしちゃったけど、これからでも、もちろんできるよ!
それで、色々お話しして、ヨシダが作ったタブローを求めて、日々眺めたいって言ってくださった。で、選んでいただくのに、画像、サイズ、お値段など、メールすることを約束した。
そのメールのお返事が一ヶ月以上たってやっと来て、選んでいただいた上の写真のタブローが、本日、和歌山県に旅だったわけです。
電話で話した時に、10%の寄付先は、熊本城など大物ではなく、もっと小さく地道に活動してくださっているところにしたいねって話になった。
折しも、今、合切袋のコラボをしている善林英恵さんとも、今後、トートバッグなどでコラボしたら、売り上げの一部を寄付をしたいと話していて、その先として、アースウォーカーズさんはどうだろうと、ご提案いただいていた。
アースウォーカーズさんと言うのは、本拠地は宮崎県で、東北の地震では、子供のケアなどで、当初から現在までずっと活躍されている。熊本の地震では隣県と言うこともあり、いの一番に駆けつけてくださった。我が友人も、和歌山に移る前は宮崎にいた人なので、特にご縁を感じる。それで、ある程度、額がたまったら、アースウォーカーズさんに寄付することにした。
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彼女が選んでくれたタブローは既成のフレームでなく、外枠も手作りしたもの。とってもオリジナル。だから、箱がないのよね。というわけで、箱、自作しました。
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昔、NHKの教育テレビで、「できるかな」ってあったよね。知ってる?40代なら皆んな知ってるよね?50代の人も知ってるかな?30代も後半の人だったら知ってるよね?私、大好きだった。この箱、そのノリで作りました。私、今でもゴン太くんの大ファンです。
*売り上げの10%を寄付するというのは、熊本で開催した個展「清正公の陣羽織」展での試みでした。その後は継続できていません。(それはひとえに、売上高が不安定で、寄付する余裕がないと言う一身上の理由があります。情けなし、、)
しかし、もし、この友人のように、寄付したアイテムを身近に置きたいなど、特にあれば、ヨシダ、がんばります。どなた様でも、どのアイテムでも、売り上げの10%を寄付いたします。お手元に持っていただいるモノが、巡り巡って、熊本地震などの復興の一部になれれば本望です。寄付先は、ご相談に応じます。このページでご紹介したタブロープチマフラー大麻のストールの茶色い方、などございます。そのほかにも新作ショールや帯やお着物もございます。お気軽にお問い合わせください
Do you know old JAPANESE public TV program “DEKIRUKANA” means CAN YOU DO IT ?
Gonta-Kun is the main character for TV show. Almost all of my age range Japanese people watched this program regularly. I love Gonta-kun still.

影山工房公開講座

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昨日は、影山秀雄先生による公開講座に参加しました。大変に大変に大変に、面白かったです。一日みっちりと、私の知らない織りの世界に浸ってきました。そうなんです。一番の感想は、私はなんと物を知らないんだろうっていうことでした。驚き!私、四半世紀ほど、織ってます。専業になって、14年。それなのに、なんと知らないままに来てしまったんだろう!!加えて、なんて、思い込みが強くて、頭を固定させているのだろう。あらら、私、もしかして頭でっかち?頑固?柔軟さが売りのつもりだったんだけどなあ。違うわ、私。ガチガチだったわ。大反省。
昨日は、「やたら縞を創る」と、「紬を織るということ」のふた講座を、受講しました。いつもの自分のやり方を、一歩踏みとどまって、よくよく見直して、もっとよくするための一投石、しっかりと投げ込んでいただきました。ものにするぞ!!!
いやはや。織りって本当にすごいね。無限大ね。きっと限定しないってことが一番大事ね。影山先生、本当にどうもありがとうございました。
* 写真は、やたら縞の乱数表について、説明くださる影山先生の手。この手でなんでも生み出すのね。
Yesterday I had the chance to have lectures and demonstration by Mr.Kageyama, great Japan kimono fabric weaving master. Deep and wide, I really frightened and moved to his way of making AYA, the most important basic technique to weaving. Oh my God, it’s totally deferent from my way. My technique is more normal, but his way is so established.
* もう何年も前に、ブログの英語バージョンもがんばると宣言しながら、ずっと怠けてました。今日、我が家に和紙作家のお客様が見え、近々ヨーロッパに行かれるとのことだったので、ご自分の和紙を広めるために、英語バージョンのサイトもやるべきだと力説しました。でも、私、全然やってないじゃーーん!反省し、慌ててアップします。
このブログをご覧の方で、もし、ヨーロッパ(イタリア、スイス、パリ、ロンドン)で、手漉き紙事情に詳しい方ございましたら、ご一報いただければ、その作家さんに繋がせていただきます。よろしくお願いします。

お出かけ

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昨日は、久しぶりに都会の喧騒にまみれてきました。南青山、銀座、京橋、竹橋。やあ、都会だなあ。
まず南青山のイトノサキさんへ。いつ行っても気持ちいい空間です。今、私の帯も並べていただいてますのよ。私のかわい子ちゃんたち、店主のあびるさんに可愛がられながらがんばってました。ぜひ見に行ってやってくださいね。
それから、所用ありて銀座へ。伊東屋に寄り道して、空を仰ぐと、高架の向こうにLIXILが見える。さあ行こう。和紙の展示をやってるし、ちょっと気になる陶器の展示もやっている。本屋もチェック。
LIXIL のメインギャラリーでやってる「WASHI 紙のみぞ知る用と美」では、和紙のすごさに、恐れおののく。甲冑の下に着ていた紙縒りで作った肌着とか、素晴らしかった。実用のために極限までやる。同時に美が生まれる。そんな感じした。
それから、同じ階の小さなギャラリーで開催中の「美崎光邦展 -茫洋として- 」もすごくよかった。この展示会、この前、益子に行った時、ミュージアムショップにDM置いてあったのをもらってきて、我が家の「素敵なハガキやチラシを貼っとく場所」(上の写真)に貼って、ずっと気になってた。
DMからは分からなかったけど、作品はバーンと大きいの。青い色も清々しく、とても気持ちの良いオブジェだった。
作家さん、存じ上げない方だけど、好きだわ〜。陶歴拝見したら、お年、還暦はすぎてらっしゃる。やり続けている強さがあり、常に切り拓いている感がひしひしあり、仕事に乗っている感があり。すばらしい。
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それから、竹橋の近美に、「endless 山田正亮の絵画」展に行きました。2回目です。金曜は夜8時まで開館しているので、ゆっくりです。
山田のストライプ、やっぱ、魅せる。ひきこまれる。目が離せない。山田が彼の代名詞となっているストライプを描いていた時期は、1960年代の前半だけなのか。たった5年でやりきったのか。
回顧展だと、初期には自画像などの人物画があること多いと思うけど、山田の場合は、静物画はあっても人物画はない。人には興味がなかったのか?それとも??
写真は、アトリエを復元したエリア。すごく整理整頓されたアトリエだったんだって。
夜に中央林間に帰ってきたら、雪が積もっていて、驚いた。
 

布を織り、送る

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わださまのonly only、ではいよいよ布に進みましょう。
わださまのご希望は、今までヨシダが織った、多種多様な布を縫い合わせて合切袋を作って欲しいということでした。使う布はそれに加え、せっかくだから、新しくも織って、合わせたらどうでしょう。折りしも、善林さんとは、トートバッグも作ろうという話も、湧き出てきました。これは新しくも織らないと足りないかも。
それで、大麻や木綿の糸で、しっかりめの布を織りました。これ、去年の年末の話。帰省前に送ってしまいたいと焦る私。押し詰まったギリギリに仕上がりまして、今まで織った、天袋の箱にたまってるたくさんの端切れの中から使えそうなものもどんどん選んで、新しい布と共に梱包です。微妙な時期だけど発送していいかと善林さんに打診して、なんと荷物は、元旦の日に、京都の善林さん宅に無事到着しました。
お正月の二日に、仕事のメールをビシバシしあう善林さんと私。
善林さんからは、
「アーシルゴーキーとなると、朱赤が欲しい感じ。私の中ではダークグレー・イエローオーカーっぽい黄色のイメージです。このままでは何だか黒っぽいものメインの分量になりそうな予感が・・先日真っ赤なショール織っておられましたが、多少赤無地の生地追加でこちらに来る可能性ありますか?
新しく織られた布、質感はいいんですけどこれで作ると仕立てあがりはかなり地味ですね・・トートバッグ、カラフル展開のほうが、受けると思いますがどうでしょう。
お客さん的には、ソメオリ・ヨシダは、カラー使いが個性的なのが魅力なんですよ。普通の呉服屋では見られない現代アート的抽象画の趣。お太鼓のところだけ欲しいという要望をかなえる感じになれば、受けると思います。
布地の糸は、採算合うかどうか分かりませんがやっぱり帯地のようなしっかりめのもののほうが良いと思います。」
御意。
早速、布を追加で準備します。天袋の端切れをためておく箱ではなく、手元にいつも置いているファイルの中から選びます。これは、日々の制作の記録を取っているもので、帯のタイコ部分の試し織りや、次のアイディアや、染料の調合の記録や、もろもろホットなものです。ヨシダそのものと言ってもいい。身を切らんとね。血が滴ってる生な感じの布たちです。

アーシル・ゴーキー

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わださまからお手紙がきました。先の手紙のお返事です。
こういうコラボレーションで特別注文を作るときは、使う人のわださまと、デザイン縫製の善林さんと、布の私の三人が、まずは腹を割って、言いたいことを言い合って、お互いの意見を共有するのが、いいものを作る最短距離と考えます。われわれ、それが出来てるんじゃないかなあ。おかげさまでね。うふ。うれしいね。
わださまのご希望は、以下の通り。
ヨシダの布を、できるだけ何種類も使って欲しい。洗うことはない。紐は、布でも革でも構わない。底のザルはやめて。中に入れるものは「おいしい水」のペットボトルとCDや文庫本がひとつふたつ。若干かさばるものが入れられるほどの大きさが欲しい。金額はせっかくお願いして作って頂くものですから、お任せする。ぶっちゃけ言えば、ヨシダの布を色々使った、カッコいい合切袋を下げて歩きたい。
それに続けて。
「それから、オヤヂが持つものだから地味になどどは考えないで下さい。私に射し色を加えるつもりで、クレーの絵より、アーシル・ゴーキーでお願いします。」
ん?アーシル・ゴーキーって??それで画像検索。(結果は上の写真です)
うっわーー、これかーー
早速、善林さんに、わださまのご希望をメールすると、アーシル・ゴーキー、ご存知で、すごい昔に大阪かどこかで観た記憶があると!それも、善林さんの絵が、ゴーキーに似ていると言われたのが、観に行くきっかけだったと!わー。(ちなみに、善林さんは京都芸大出身です)
それと、善林さん、底を布にする事に懸念くださってます。布だとあっという間に傷むから。この問題をどうクリアするか?
加えて、善林さんは、わださまを知らないので、普段のお召し物の色相とか素材感が分かるとイメージが湧くかもと言ってくれてますが、実は、私もそれは自信なし。もう10年くらいお会いしていないのです。その前も、通算何回お会いしただろう?3回か4回?どんな服着てたかなあ、わださま。
見た目は普通で、話すと、どこまでも深く深く、って感じのおじさまって記憶です。

わださま、コラボは善林英恵さん

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only only わださまの合切袋、デザインと仕立てをお願いできるのは、私の中では、この人しかいません。とても丁寧な仕事をなさり、センス良く、またある意味だいたんな造形を作られる方。元々は、高級婦人帽子の作家さんですが、革小物などの制作でも、独特の光りを放つ方です。お仕事を拝見するたびに、「この人、ほんまプロやわ〜」と惚れ惚れします。(京都在住の方ですが、なぜ私が関西弁になる必要があるのでしょうか、、、)
善林英恵さんです。(上の写真は、善林さんのサイトのスクリーンショット。トップページはこちら→⭐︎
それで、早速打診メールを送ったところ、「仕事の話、うれしいです。ありがとうございます。」とのご返信。
やった!これで、船はゲットだ。さあ、大海へ漕ぎ出そう!!
善林さんは、続けて、「面白そうですね」と。やはり仕事は前のめりでないとと思っているので、目線が同じでうれしいです。
さらに続けて、「洗濯可にしますか。不可にしますか?」と。
あっ、そうなのか。洗濯するかしないかをまず決めるんだ。それによって、仕立てって違うのか。知らなかったーー。
さらに、「持ち手をどうするかに悩みますね。共布にするか、革にするか。」ですって。そっか、細部もこの時点で考えるのね。
加えて、お見積りの話もする。
それで、相談するから少々お待ちをと返信し、わださまにお手紙書きました。(わださまとのやりとりは、手紙です。)その次の日に善林さんから、またメール。
曰く「合切袋の底を、古くて編が美しいザルにする手を思いつきました。底の丸、かなり固くしないと持たないな・・と思ってます。底からすれてすぐダメになりやすいですよね。」
「又は、底革かなとも。定番で何を入れる予定か聞いておいてください。長財布いれるかどうかで鞄の要丈かなり変わります。手紙でやりとりということは、スマホはお持ちでないと推察してますが。」
善林さん、前のめり感がすてきです。そしてご明察。わださまは、携帯電話もお持ちでないです。そうか、中に何を入れるかで、袋の作り方は変わってくるんだ。ほお、これぞ only only の真骨頂やなあ。
私は、二日続けて、わださまにお手紙書きました。

わださまからの手紙

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わださまから、私が織った布をいろいろ使って合切袋を作ってもらえないかとの打診のお手紙を受け取り、私ははたと考えました。わださま、デザインと縫製は、外注になること、分かっておられるかなあ〜。それって結構おおごとなんだけど。了解なのだろうか。
これは、聞くしかありません。私は返事を書きました。お伝えしたのは、
わださまが、私が織った布を使って作った合切袋を持ちたいと思ってくださること、とてもうれしいということ。
布の提供は喜んでさせていただくということ。
しかし、私自身が形にすることは不可能なので、デザイン縫製をしてくれる人を頼まなければならないこと。
それは簡単なことではないということ。
ご存知の方はおいでですか?
最後の質問は、ずっと以前(10年以上前だと思う)、わださまから、ベストにする布が欲しいと言われ、織った覚えがあるのです。その仕立ては、わださまのお知り合いの方がなさったはず。その時、余った布を使って、何かを作り(忘れた)、それはご友人にお福分けなさったということを、後からお手紙で教えてくださった記憶あり。(「お福分け」とは、わださまからのお手紙で初めて知った言葉です。なぜかとてもよく覚えています。)
しばらくして、お返事がきて、以前、お仕覆などを仕立ててくれた方は二人いたがお二人とも西の彼方へ行ってしまわれ、現在は仕立てを頼める方はない、とのこと。
そうですか。それでは、私、お一人だけ、心積りがあります。すごく丁寧でセンス良く、いい仕事してくださる方。そのお方に打診してみましょう。
*写真は、わださまからのお手紙。ご自身は「楽描き」とおっしゃいます。パステル画かな。そのカラーコピーを便箋として使うなんて、さすが。

only only 、わださま、スタート!

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さあ、新たなる only only のはじまりはじまり〜。今回は、ちょっと特別。only only としては初めてのコラボレーション作品を作ります。主人公は「わださま」です。
わださまは、私の染織人生に、大きな大きな、光る石を投げ込んでくれた方です。大昔、私がまだ勤めながら機織りしていた頃に、ひょんなことから、青田五良著「上賀茂織之概念」をくださった方なのです。もう15年以上は前の話。18年くらいかな?
私は、その本に貼ってある、青田が織った端切れを復元するということを課題に卒業研究をして、放送大学を卒業しました。
その後も、細々とご縁は続き、何回か私の展示会にお越し下さったり、祖母の訃報には、お線香を送ってくださったり。。。。ただ、ここのところは、もう何年もお会いはしてなく、お手紙のみのおつきあいとなっていました。
そのわださまから、手紙が来ました。去年の10月のことです。それは、私が「美しいキモノ」の秋号に載ったのをみてくださって、笑顔が良かったと褒めてくださっていた内容でした。
それに続き、「美しいキモノ誌に載っていた、おしゃれ小物をみていたら、ヨシダさんの織られたいろ取りどりの端切れを用いて縫い合わせ、おしゃれな男(私?)の合財袋が仕立てられないかと考えました。いかがでしょうか?出来ませんかね?ぜひ共、作って戴きたいと思います。」とあります。
ご本人による達者な図入り。
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まあ、どうしましょう?

「endless 山田正亮の絵画」展をみた

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昨日のことですが、竹橋の東京国立近代美術館で開催中の、「endless 山田正亮の絵画」展を拝見しに行ってきました。この展示会、開催中とはつゆ知らず、旧知の「わださま」から、教えていただき、これは見逃せんと行ってきました。(「わださま」については、後日語らせていただきます!)
山田正亮のことは、大昔の美大生時代から知っていて、当時必ずチェックしていた懐かしの佐谷画廊で実物をみて、ものすごく感激した覚えがあります。その後、まとまった作品群を拝見する機会なくきましたが、久しぶりにお名前を聞き、つき動かせれるように行ってきました。
で、山田が、こんなに多作で、情熱的で、湧き出る血潮のようにエンルギッシュにバンバンバンと作品を世に送り出した作家だったと初めて知りました。有名なストライプは乗りに乗っていて特にすごいけど、それに行き着くまでとそれからもすごいのよね。展示の作品数もものすごくて、クラクラしました。あてられたってやつです。かつ、綿密な作品ノートも残されていて、情熱を支える冷静さも観てきました。すごい〜。一回じゃ受け止めきれんわ。もう一度観に行きたい。ちょーおすすめです。東京のあとは京都に廻るそうですので、関西の方もぜひ!
昨日は、本江邦夫氏による講演会があり、せっかくだからと参加しました。本江氏は元近美のキュレーターで、山田正亮とも近しい関係だったそうで、色々突っ込んだ話が聞け、面白かったです。
びっくりしたのは、山田の学歴詐称です。私、大昔、山田展で、経歴に東大中退って書いてあったのを見て、はあ、頭のいい人の描いた絵なんだって思ったの、今でも覚えているのです。それが、今回の講演会で、嘘だったって知りました。ショックだったのは、山田が詐称したことより、自分がそれを鵜呑みにして、色眼鏡で見ていたことです。私、経歴とか、所属とか、全く関係ないと思ってるのだけどな。深層心理ではそうではないのみたいね。自分のこと、色々考えさられた1日でした。

「日下田正とエセル・メーレ」展に行った、3

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日下田正さん、とてもお優しい紳士で、素晴らしい作家さんでした。遠くから自分の展示会を見に来た熱心な人、というだけのことで、見も知らぬ私のことを、ギャラリーに再度招き入れ、ソファーに促してださり、お茶も出してくださいました。
年譜拝見すると、御年77歳。はつらつと明るく、柔和で、かつ、第一線で作り続け、発表し続け、生き抜いて来た強さを感じます。
私はここぞとばかり、聞きたかったことを、いろいろ突っ込んで質問させていただきました。率直に何でも答えていただき、大感激でした。
私がこの日、益子に来たのは、展示会の図録を送っていただいて、それをみて感激したことと、青田五良を彷彿としたということが理由だということも、お話ししました。青田の名前はよくご存知でしが、「上賀茂織之概念」は未読とのこと。
他にも、私が織の中でも平織りを特にしているなど話すと、「それがいいです。やっぱり平織りです。」などとおっしゃったり。(日下田さんの綾織もすごい。)織の工程の話では、糊付けに難儀しますねとおっしゃられ、深く深くうなづいたり。。。手紡ぎの和綿を経糸にも使っておられるのに驚いていると、「経糸に行けるように作ればいいだけのことです」とおっしゃられ、それはそうだけど、それが普通はできないのよと思ったり。
展示作品の中では、栃木県の依頼で、正倉院所蔵の、調庸布の復元したのが、何より一番難しかったと話され、正倉院のものと同じにするために、砧打ちするか否かで、悩まれた話など、大変興味深かったです。
先ほど、松本の森島千冴子さんの話が出ていたのを聞かれ、懐かしそうに、話をつがれました。曰く、大昔、高校を卒業してすぐ、織の修行に東京の柳悦孝先生の内弟子に入られていた頃のこと、松本から森島さんが訪ねて来られたそうで、日下田さんもお会いされたそうです。その時、お土産にくださった、信州のりんごの味が忘れられないと。もう60年近く前の話です。
まあ、なんといい話。私、この話、師匠の高野久仁子さんにも伝えますね。
日下田藍染工房で、あっという間の3時間ほどの素晴らしい時間を過ごし、美術館にとって返し、もう一度、よくよく作品を観て、いただいたご恩をエクスパンドさせるぞっと、図録をたんと買いこみまして、帰りのバスに乗り込みました。ああ、昼ごはん食べ損ねたなあ。
*「日下田正とエセル・メーレ」展に行ったお話は、これにて中締めです。またご縁がつながって続きが書けるよう、私も日々がんばります。

「日下田正とエセル・メーレ」展に行った、2

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陶芸美術館で、「日下田正とエセル・メーレ」展を見た後、まずはとにかくと思って、日下田藍染工房へ向かいました。予約も問い合わせも何もしていないけど、とにかく。
そこは美術館から歩いて5分ほどの、江戸時代から連綿と続く、今もせっせと仕事をする場所でした。多分、紺屋さんの典型ではないかと思うけど、玄関入るとすぐに大きな染め場があって、向かいはご家族の居住スペースと思うのよね。奥に抜けると、中庭。そう、干場です。干場を囲むように、型場や洗い場。それから、ギャラリースペースもありました。
ちょうどお昼の時分どきで、どうぞご自由にご覧くださいって感じになっていた。ギャラリーを覗くと、そこに織り機があった。わあ、ここで織ってるんだ!
ほどなく、織り手の方が戻ってこられ、色々お話を聞くことができた。藍染の益子木綿でショールを織っていらっしゃった。隣の大きな機は飾り布かな。売ってる物の値段の安さに驚いていると「うちの先生は、商売には頓着がないから。。」などとおっしゃりながらも、深い信頼と尊敬が感じられた。
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ギャラリーを出てると、干場で作業中の染め師の男性一人。これまた、色々丁寧に教えていただく。「うちの母ちゃんも、織ってるんだよ、松本の森島千冴子さんというところで、修行して。」と。まあ、森島先生って、私が着尺を習った高野久仁子さんのお師匠さんです。私、お会いしたことはないけど、孫弟子のつもりです。などの話で盛り上がる。
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そうこうしてたら、そのおじさまが、「あ、先生。こちら、神奈川県からいらした、とても熱心なかた」と。なんと、日下田正さんご本人が、出先から戻ってこられたのです。

「日下田正とエセル・メーレ」展に行った、1

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昨日のブログの続きですが、終了迫る「日下田正とエセル・メーレ」展に滑り込むには、もうこの日しかないと決行したわけです。実は益子ってどこだっけってって感覚だった。それどこ?雪は降っとらんと?
交通は、下手に新幹線とか使うより、バスの方がいいとわかった。しかしそれは午前中一本しかない。朝8時20分、秋葉原発。うちを出るのは余裕をみて、6時20分。チョイスはない。
それで、早起きして、久しぶりの高速バス。秋葉原から上野を通って、合羽橋。藍熊染料さんのお店の前を通って、雷門の提灯もチラリとみて、隅田川を渡る。アサヒビールの○○こビル。それからスカイツリー。常磐自動車道に乗って、さあ北へ。
2時間半くらいで、益子の陶芸メッセの入り口付近にバスは着いた。意気揚々、るんるんと歩み入ります。
日下田正さんの作品の感想を簡単に述べることはできないので、大きく印象的だったことを書きますが、何よりすごいのは、ご自分の世界観をキリッと構築され、それが形になり目の前にあるってこと。
やはり、糸の力がものすごいってこと。その糸はご自分で棉花の栽培からされ、棉を収穫し、藍染か草木染めで染め、または染めずに生成りのまま、カーディングして色を混ぜ、繊維を整え、糸に紡いで、それから、機準備をして織っている。買った糸、ましてや紡績の糸ではこうはいかん。さすが、作品から迫りくる、深い深い説得力がある。
日下田さん、この糸を益子木綿と名付けておられる。日下田木綿でもよさそうなもんだがと思ったが、さすが、できる人は謙虚なのだ。
綾織りで織っているものも、平織りのものも、糸が効いてて、語るのだ。この糸でなければ無理だし、益子でなければ無理だし、日下田さんでなければ、絶対にあり得ないのだ。
素晴らしい作家さんはみな、「私の方法」を確立して、それを昇華させている。日下田さん、もちろん然り。それが人の心を打つんだなと思った。
*写真は、陶芸美術館の入り口。藍染のれんに、白抜きの「日下田」がいいね。効いてるね。さすがだね。展示会の入り口にのれんって初めて見たかも。

「日下田正とエセル・メーレ」展に行った、プロローグ

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今日、「日下田正とエセル・メーレ」展に行ってきました。行って本当によかった。ご縁にご縁が連なって、最高でした。なんか、ぼーっとしています。感謝を込めて、ブログに記そうと思います。
昨年の12月のある日のこと、当サイトのお問い合わせ欄からメールを受け取りました。個展「清正公の陣羽織展」を終えて、展示会の様子などをブログでご紹介していた頃の話です。そのメールに、「とある展示会の図録を、お送りさせていただいてもよろしいでしょうか?」とある。
まあ。これはいったい?
展示会のリンクもしていただいている。見てびっくり。うわー。こんな展示会、やってるんだ。知らなかった。益子の藍染の日下田さんなら、以前、着尺のご注文をいただいた時、絹糸を染めてもらったことがある。しかし、ご当主が織りの作家さんとは知らなかった。
それで、恐縮しつつもご送付をお願いすると、数日してそれはやってきました。
大型の封筒を開けると、立派な、御本が現れ、パラパラめくって、、、目を奪われました。きちんとしつつ、自由で、強い。なんか、青田五良を彷彿とさせるなあ。青田と言えば、青田五良を知ったのも、本をいただいたのが、きっかけなんだよなあ、、、
益子かあ、、、ちょっと遠いが、これは行かねば!
*写真はお送りいただいた、展示会の図録とチラシ。
*もしも、私と青田五良の縁をお知りになりたい方は、こちらのページの一番上に載せてる記事をお読みください。さらにご興味の方は、そこにリンクしているレポートをお読みください。とっても長いから(なんと40ページだよ!)、本当に興味ある人だけね〜。

めとさま、登場!

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ご覧ください!こちら「めとさま」でございます。ふわっと透明な風をまとい、久しぶりに我が家にお出でくださいました。
なんと、美しいんでしょう。ほおっと見惚れてしまいました。たおやかで、芯が強くて、前向きで。写真から伝わってくるではないですか。道をみつけ、しっかり歩きはじめた、そんな感じします。
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お召しいただいているのは、only only「colored wind」。その制作行程は、こちらにまとまってます。
そして、巻いていただいている鮮やかなオレンジ色のショールは!そうです。先の「清正公の陣羽織展」で制作した陣羽織ショールです。めとさま、似合うなあ。
着物の着方も独特で、襦袢無しで、シャツの上に着物を着て、下はサルエルパンツだそうです。カッコいいなあ。なにより、めとさまの独自のおしゃれを完結してらっしゃるのに、感服です。
透明な風は、季節により場所により、いろんな色を含んで、吹いている。周りはその風に吹かれ、日々暮らしてる。そんな感じしました。
めとさま、ご来訪、ありがとうございました。

Koh meets the rhythm

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じゃーん、こちら、着物ライターの安達絵里子さんです。うれしいことに、先日の帰省時にお会いできたんです。only only であつらえ、息子さんの名前を冠した、「Good Morning Koh!」をお召しです。
この日はなんと、ヨシダのフルコーディネート。帯は、「Line & Rhythm(ライン&リズム)」を締めてくださってます。お初のお目見えなんですよ。
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くるっとまわっていただいて、後ろ姿を拝見しましょう。優しいボカシのお着物に、クールな帯が表情を加えていますね。緯糸がビス糸なので、独特な柔らかさとツヤがあります。
ビス糸とは、蚕が繭の一番内側に吐く柔らかい糸のことで、いわばお蚕さんの肌着ですね。その上、単糸で無撚りで、均一でなく太細があります。扱いづらいのです!染めムラも出やすかったですが、それを目立たなくさせるために、杼を三丁使って、織ってます。
地糸の染めは、白に見えますが、けっこう黒と紫の染料を入れています。極薄のパープルグレーになりました。ピンクとブルーのお着物と相性バッチリなのは、この地色がよかったかなと思います。
それに、青い細目の銀糸と、太い白い銀糸を入れ、明るい茶色でラインを織り入れています。ラインは五線譜が動き出したイメージ。ブラッシングカラーズは4色でリズミカルに。おタイコにはプラチナ箔も貼りました。
このお着物は、安達さんのご一家が小高い山に登り、朝焼けを見ているというイメージで織ったものなのですが、この帯を合わせていただて、ご一家のお父さん、お母さん、息子さん3人の会話が、リズムになり、歌になる、、、そんな風に思いました。音楽好きなご一家とのことなので、なおいっそうピッタリだわ〜。
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それから、もうひとつ。ちょっとズームで寄ってみましょう。
帯の真ん中にツバメが飛んでいます。そうです、こちらは、先の「清正公の陣羽織」展に参加してくださった、松原智仁さんの作品で、熊本をイメージして作ってくださった帯留めです。
朝焼けの空に、鳥がさえずり、羽ばたく。ご家族のあたたかい幸せな時間。そんな「Good Morning Koh!」の世界がここに完成したと言えるでしょう。完成させてくれるのは、いつだって、着る方の力です。
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安達さんは、後日、初おろしの感想を送ってくださいました。ひょー、着物のプロ、文章のプロだよ〜。光栄〜。その上、転載の許可もいただいちゃった。安達絵里子さん、本当にどうもありがとうございました。
「初おろしの吉田さんの帯、初めてとは思えないほど、しなやかで締めやすかったです。ビス糸のおかげか、軽くてしなやかで、身に添う感じ。
今日、撫でるようにしまいながら、吉田さんの作品を手に入れられた喜びを改めて感じました。ホントにいいものを作られましたねえ。色も、糸の表情もとてもすてき。ほれぼれとしますよ!
私にとって、きものの喜びって、着るときだけでなく、しまう時にこそ強く感じます。作品をゆっくり味わえる、幸せのひととき。
着る前のコーディネイトするワクワク感、着ているときの晴れがましいようなうれしさ。そして着た後のいつくしみタイム……それぞれの楽しみがありますね!こんなにステキなものをお作りくださり、ありがとうございました。」

熊本城に寄附、第二弾、Done

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先日、熊本に帰省しておりました折り、熊本城の下にある、城彩苑に行ってきました。「清正公の陣羽織-吉田美保子展-」での、売り上げの10%寄附の第二弾のためです。第一弾の寄附は、個展そのものでの売り上げの10%の寄附で、すでに去る12月2日に郵便振込により、完遂しています。→
そのとき実は、ああ終わった〜〜って思ったのですが、、寄附の報告をしたあたりから、いろんな方から、お問い合わせが相次ぎました。帯やショールのご購入のご検討です。おのおのの方に、作品の詳しい説明とともに、個展の主旨を継続し売り上げの10%を寄附したいとお伝えすると、「ぜひそうしてください」とのこと。ありがたい。
お客様、お一人、お一人のお顔が浮かびます。ネットからお売りしたので、直接お顔は拝見してないけど、浮かびます。旧知の方、新しいお客様、とてもお久しぶりのお方、、、、。本当にどうもありがとうございます。おかげさまで、熊本のパワーとなります。願わくば、お求めいただいた帯やショールを身に着けるとき、熊本のこと、ちらりと思ってくださいね。
それに、和の國さんのネットショップからお買い求めいただいた分の10%も加え、寄付金額としましたが、おかげさまでけっこうな額となりました。第一陣の寄付金額と加えると、清正公も「あっぱれじゃ」とおっしゃってくださるのでは?個展前の計画時に設定した、少々背伸びした目標額まで行くことができました。本当にどうもありがとうございました。
売り上げの10%など、熊本の復興からみたら、ほんのほんのごくごくちょっぴりですが、それでも、ご協力いただいた方とともに、地震からの復興に参加できたことが、うれしくありがたいです。ほんの、ほんの、ごくごくちょっぴり、身の丈でできること、続けられればと思っています。
この度は、本当にどうもありがとうございました。

きおさまの赤いショール

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深紅のショール、実は2枚、作りました。どこまで深くするか悩み、解決せず、だったら2枚作って選んでいただこうと。(案ずるより織るが早し)
経糸は同じです。深く赤く染めた上に、鮮やかな赤のブラッシング。
緯糸が、一枚目は深紅のみで、真綿紬糸の2種類の太さを染めて、細い方は2本取りにします。
二枚目は、緯糸は細めの真綿紬糸3本取りにしますが、そのうち一本を、濃い紫みの茶色にします。微妙な違いですけどね。真綿紬糸は、絹の中でも空気をより含んでふんわり軽い表情になります。それにあったかいね。
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織り上がったら、きおさまにメール。
「よかったら2枚とも実物お送りしますので、選んでください」と申し上げる。
きおさまとは、もうずっとお付き合いさせていただいているので、安心してお互いに最適と思われる方法を探れます。(掲載した写真、上2枚が深紅のみ、下2枚が茶色入り)
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結果、きおさま、一枚目の赤いショールをお選びになりました。うふふ。ただもっと明るくてもよかったとのことで、私も考えることも多々です。
きおさま、ひと月前にお納めしたショールとの風合いの違いを面白がってくださってます。
最大の違いは、緯糸で、前回が木綿、今回が絹(真綿紬糸)。大きさの違いは、今回の方が20cm長い。色の違いは、前回が経糸がピンクに赤いブラッシングカラーズ。緯はアカネ染め。今回は経糸が深紅に染めた上に鮮やかな赤のブラッシングカラーズ。緯は酸性染料で深紅。
きおさま、両方ともヘビロテ間違いなしとおっしゃってくださって、心から安堵しました。
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「きおさま2」の、only only ストーリーはこれでおしまいです。どうもありがとうございました。
染織吉田は、お着物や帯だけでなく、ショールなども承っております。ご依頼はこちらから!→(ただ、ものずごーく時間がかかることもあります。案外早いこともあります。)
今、こっそり進行中なのは、「合切袋」です。男性物よ、おほほ。仕立ては、最強のお方に依頼しています。また報告します!楽しみにお待ちください。

きおさま、織ってます。

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きおさまのショール、経糸をしっかり深紅に染めて、機こしらえをしました。試し織りをします。そうしましたら、思ったほど、深くないのです。もっと赤くしたい。もっと強くしたい。
きおさま、とても華がある方なのです。ゴージャスな感じもお持ちです。おとなしいショールはきっとお望みでないと思うのです。
うーむ、ではどうするか?
よし、ここはやはりブラッシングカラーズだ。深紅の経糸の上に、鮮やかな赤をブラッシングで染めよう。それで早速、染料を調合します。ねらいをきっちり定めて。
ブラッシングの試しを蒸してみて、やっと納得いきまして、本番を染め、織ります。
*写真は本番織ってるところ。

あけましておめでとうございます

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2017年がはじまりました。いい天気で、美しい冬晴れの一日でしたね。どうか今年もよろしくお願いします。元気ないい年にしましょう!
昨年は、何といっても、熊本地震の年でした。「まさか、、」が本当になるという、あっけに取られ、自分の無力を思い知らされた年でした。
しかし、その後、ふるさとの友だちたちが、力強く生き抜いて行く姿も見、周りの方々が無償の応援をしてくれる姿も見ました。私も、売り上げの10%を寄附させていただくことを一つの目的に個展を開催し、おかげさまで多くの方にお買い求めいただきました。本当にありがたかったです。(第二弾の寄附は、年内に振り込み用紙が届かなかったので、もうすぐ出来る予定です)
今年も、お一人お一人の願いをかなえる布を織りたいと思っています。ハッピーになる布です。布を織る理由はそこにあるね。みんな、ハッピーで行きましょう。
*写真は、蝋梅。本日、谷戸山公園にて。すっごくいい香りで、思わず寄って行った。

きおさま、染めて、織る

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きおさまの2枚目の赤いショール、まず染めに取りかかります。さあどうしましょう?経糸の種類は同じ糸です。1枚目の経糸の先染めは実はピンクです。その上にブラッシングカラーズで真っ赤にしています。そこにアカネ染めの緯糸が入るので、濃い朱色に見えるのです。
同じにする?それもつまらないかな?それに、同じをめざしても同じにはならない。そのことはきおさま、ご了解ずみ。
それだったら、どのポイントを目標にするかだ。そこでお伺いメールする。
「朱色と真っ赤と深紅だったら、どの色を目標にしますか?そこに近づけるよう出来る限りの努力をします。」
返信には、「深紅」とあった。そっか、深紅ね。
よっしゃ、そこをめざして染めましょう。今回は経糸も、しっかり深紅にしよう。そうすれば、一枚目のとの違いも顕著だしね。さあ、がんばりましょう。
*上の写真は、手伝いにきてくれたmoyuさん。小管巻きをしてくれています。

only only きおさまの赤いショール

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さて、新たなonly only は、お久しぶりの「きおさま」です。きおさまとは、曜変天目を仰いで作った、「Little Cosmos」(リトル・コスモス)以来です。
今年、10月終わりに「清正公の陣羽織ー吉田美保子展」の案内状をさし上げました。きおさまは関東の方なので、お越しいただくには難しいだろうなって思いながらも。そうしましたら、メールくださいました。お書きいただいていることには、
「案内状に写っている赤いショールがとても欲しいのですが、いただけないでしょうか?でも展示会に出展されるので無理でしょうね。それでしたら作って下さい。と言ってもヨシダさん予約で一杯でしょうね。」
まあ、なんとありがたい。
そして展示会後にご連絡するとお返事しました。(ヨシダ、予約、複数いただいてますが、糸とか機とか、他の承ってるものとか、いろんなタイミングがありまして、前後します。それに何と言っても、きおさまにもお着物のご注文、いただいていてお待たせしてます、、、、)
約1ヶ月後、展示会は終わりまして、なんと首尾よく(?)、件のショールは売れませんでした。実は自信作だったのでショック(笑)。
早速きおさまにメールして、このショールについて、使った糸、染料、それによって得られた結果、サイズなど、詳しく詳しく説明して、写真も何カットもお送りしました。
お返事が来て、「長さが、着物を着た時のショールとしては少々短いと思います。新しく作っていただけますか?こちらは洋服用にいただこうと思います。」
え?作り直すのはいいけれど、こっちもいるの?同じようなの2枚になるけど?
作り直す旨をメールすると、とりあえず今あるものが欲しいので、振込先を教えてくれと。まあ、本当なの?
それで、またメールします。
一枚目の特徴と、二枚目の予想を説明します。それによってどんな差異がでるのか、お伝えしたい。
一枚目の緯糸は手紡ぎ木綿のアカネ染め。かっちり下準備してあるので、植物繊維である木綿に植物染料であるアカネが濃く染まっている。その糸を二本取りで入れてます。経糸にはブラッシングカラーズの刷毛目も見え隠れ。しっかりした布味が特徴。
二枚目は、経糸は同じ種類の絹を使うけど、緯糸は変えて真綿紬にする。染めは酸性染料。こちらは絹100%。絹の中でも空気をはらむ手引き糸や紬糸を使っているので、柔らかくホッコリします。
2枚ともになさいますか?
とメールしましたら、説明を読んでますます両方とも欲しくなったと。まあ!それで、一枚お送りしたあと、二枚目に取り組むことにいたしました。

あおさま!

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さあ、お待たせしました。こちら、どなたかお分かりですか?
そうです。
じゃーん!
あおさまです!
あおさま、「my first kimono」をお召しで、熊本で開催した拙個展「清正公の陣羽織」にお越しくださったのです!
すっごくお似合いで、心から安堵しました。
いやはや、感無量です。地震が起こった今年4月中旬、私は、あおさまとメールでこのお着物についてのやり取りをしていました。それからいろいろありました。わが故郷はどうなってしまうのだろう?熊本が心配でなりませんでした。心を強くもって来られたのは、このお着物に取り組んでいたおかげです。
それが、7ヶ月後、こんなに立派になって!熊本に連れて来てもらって!ひょー!
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「碧」という色について、いろいろ悩みながら進めてきましたが、この日、このお姿を拝見して、ああこれでよかったと思えました。あおさまの、気品があってボーダレスな自由な感じとよく添っていると思います。
あおさま、着姿を見せてくださって、本当にどうもありがとうございました。それも熊本で!個展という晴れ舞台で!前日には天草を旅行され、熊本を楽しんでくださったのもとてもうれしかったです。

ちょっと前進!

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毎度、当ブログをおよみいただいて、ありがとうございます!ほんの少々前進しましたので、ご報告いたします。
さあさあ、どこが変わったでしょう?なーんにも変わってないように見えるでしょ?うふっ、このまま、ずーっと下にスクロールしていください。下に、下に。左側、ご注目ください。
見つかりました?(上のスクリーンショット見てすぐ分かった方、すごい!)
えへへ、ツイッターを見られるようにしてもらいました。ブログはそれなりにまとまってないと書きにくかったり、仕事のことは振り返って書くことが多いのですが、ツイッターはほぼ毎日2回、リアルタイムのヨシダを発信しています。たまにのぞいてくださいね。
それから、当サイトの「業界の方へ、プレスの方へ」のページに、今年掲載された記事をアップしました。「美しいキモノ」と「熊本日日新聞」と「多士東京」。見て〜。
今後とも、どうかよろしくお願いします♡

タブローたち

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「清正公の陣羽織展」では、タブローも出品しました。タブローってのは、額に入れた作品のこと。わたし的にそう呼んでるってことだけどね。
私、タブロー作るの好きなんです。その額の中で世界を完結できるし、またいくらでも広がりそうな気もするし。
たくさん紹介させていただきますね。気になるものあれば、お気軽にお問い合わせください。詳しい説明や別カットの写真をお送りします。
上の写真は、金箔を貼った蛇の目紋。加藤清正の家紋です。額の大きさ、幅31cm、高さ59cm。

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上の写真、濃紺の蛇の目紋。のびのびしてるイメージ。これは織りではなく、染め作品です。額の大きさ、幅32cm、高さ26cm。

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上の写真、濃い茶色の蛇の目紋。染め作品です。額の大きさ、幅27.5cm、高さ20cm。

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上の写真。「蛇の目コパー」。染め作品です。銅箔を貼ってます。額の大きさ、幅22cm、高さ27cm。

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上の写真、「蛇の目ゴールド」。これは日本画の技法で描きました。額の大きさ、幅31cm、高さ28cm。

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上の写真、「清正フラッグ」。日本画の技法で描きました。清正の旗を探してください。戦国の屏風絵を元に描きました。額の大きさ、幅31cm、高さ28cm。

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上の写真、木枠にペインティングして、織り布を貼り込みました。銀糸が織り込まれ、銀箔も貼ってあるので、キラキラします。シャボン玉のようです。
左 額の大きさ、幅18cm、高さ14cm。
右 額の大きさ、幅18cm、高さ18cm。

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上の写真、マークロスコを目標に織った布を貼り込みました。背景も織り布です。しぶ豪華!額の大きさ、幅38cm、高さ27.5cm。

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上の写真、地球ぽいイメージです。額の大きさ、幅17cm、高さ12.5cm。

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上の写真、大きく写ってますけど、実物は小さくてほっそりすっきりです。額の大きさ、幅11.8cm、高さ22cm。

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上の写真、「Colored Buds」。染めの色見本を額に入れました。額の大きさ、幅33.3cm、高さ24.7cm。

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上の写真、おもちゃ箱ひっくり返したイメージです。額の大きさ、幅53.8cm、高さ38.6cm。

「清正公の陣羽織展」の出品作のご紹介は以上です。お付き合い、ありがとうございました。気になるもの、ぜひお問い合わせください。
帯たちは(ショールも!)、和の國さんのネットショップにありますので、そちらをぜひご覧くさい。
売り上げの10%を熊本城復旧支援金に寄附いたします。年末にはまとめて寄附したいと思っています。どうかよろしくお願いします。

大麻のストール

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ひきつづき「清正公の陣羽織展」に出品した作品を紹介させていただきます。今日は大麻のストールです。男性にも女性にも、さりげないおしゃれに活躍します。
2枚ありまして、上の写真は、藍色バージョン。(追記、藍色バージョンはご縁いただきました。ありがとうございました。)
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こちらが茶色バージョン。似てるでしょ。それはそうです。2枚とも同じ経糸なんですもの。経糸は藍と茶の一本交互です。
違いは緯糸です。藍バージョンは緯糸が全部本藍の藍染め。茶色バージョンは緯糸が全部草木染めの茶色です。
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これは、藍色バージョンのアップ。
糸の良さ、分かってくれますか?使った糸は、経も緯もすべて、大麻の単糸です。普通、糸って単糸を二本かそれ以上の本数で、合わせて撚りを掛けているのです。そうすることで、扱いやすく、丈夫になります。しかしこれはもともとの糸、一本のみ。だから、経糸が抜けるように切れたりして、とても扱いにくいのだけど、織ってしまえば、薄く、しなやかで柔らかな布になります。
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茶色バージョンのアップ。ちょっと色が明るく写ってしまったな。
そしてこのストールの最大の楽しみは経年変化です。単糸だからってこともあり、使えば使うほど、やわやわになります。はじめの感触はちょっと固いと感じるかもしれませんが、使い込むと化けますよ!
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藍バージョンと茶色バージョンを、2枚を一緒に巻くとこんな感じ。色の違い、分かってくださいます?
大きさは、2枚とも、幅が約39cm、長さが130cmです。お値段は、税込みで、1枚32,400円です。よかったら、お気軽にご連絡ください。ご不明点、もっと詳しい説明いたします。
売り上げの10%を熊本城復旧支援金に寄附いたします。
(追記、藍バージョンはご縁いただきましたがが、茶色バージョンはございます。よろしくお願いします)

陣羽織プチマフラー

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今回の「清正公の陣羽織展」では、プチマフラーも作りました。が、ネット上ではまったくご紹介してなかった!ということは、ご覧いただいたのは、個展にお越しいただいたごくごく一部の方のみってことか。これはいかん。ぜひぜひみなさまにご覧いただきたく、手元にある4枚、ご紹介いたします。
もしご興味の方、おられましたら、お問い合わせください。ぜひお首元に、気軽に巻いていただきたいです。絹のあたたかさはほっとしますよ。お値段は税込みで、24,840円です。
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一枚目、これは、賤ヶ岳の七本槍をデザインソースにしました。6本の小さい槍と、1本大きい槍。この1本が清正のつもり。(一番上の写真を見てくださーい)
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大きさは、幅約22cm、長さ約110cm 。ハッキリした紫みのピンクです。今回の個展のテーマカラーは猩々緋という赤なのですが、もしかしたら、戦国時代の猩々緋、こんな色もあったんじゃないかなと思って。というのは、猩々緋の染料は、コチニールやラックダイとのことなのですが、こんな色に染まるのです。今回は、酸性染料で染めたのだけど。
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2枚目は、こちら。朱色ベースで、モスグリーンや薄茶などが入ってます。朱の一部は、真綿を染めて紡いだ糸を入れてますので特に表情豊かです。
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大きさは、幅約20cm、長さ125cm。朱ってやっぱり日本の赤だなあって思います。なじみやすい、使いやすい一本だと思います。
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3枚目はこちら。緯糸は絣くくりした真綿紬糸です。それが、ランダムに全面に入ります。
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大きさは幅約21cm、長さ約124cm。ほっぺにすりすりしたい感じ。とても柔らかいです。首の周りにちょこっと巻いていただきたいです。
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ラスト4枚目です。赤と黒のコントラストが面白い一本です。赤の部分には真綿から手引きした紡ぎ糸も使ってます。黒の部分は黒とマロンを一緒に織り込んでいるので、優しい黒です。
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大きさは、幅約21cm、長さ約132cmです。赤と黒、巻き方でどっちをどこに持ってくるか楽しめます。
気になる方、どうかお気軽にお問い合わせください。→
お値段は、24,840円です。売り上げの10%を預からせていただいて、熊本城復旧支援金に寄附いたします。このお金、どうなるのかな。石垣つむのになるのかな。小さくても熊本にちょっとの風を吹かせられればなと思っています。みなさまのお気持ち、心より感謝いたします。

その後の話しのつづきの話し。

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先日、個展のその後の話しとして、メールを介して、いくつかご縁をいただいたという話しを書きましたら、反響いただき、またいくつか新たなご縁をいただきました。なんとまあ、驚きであり、感謝であります。
そのお一人が、上の写真のお方です。すぐに身につけて、写真を撮って送ってくださいました。めちゃカッコイイよね!
メールのやり取りをさせていただき、詳しい説明をさせていただいて、お決めいただいたことも、とてもうれしかったです。感激のご返信もいただいてます。うるうる。ショールの写真、別カットなど数枚お送りしたあと、
「気に入りました。もしたくさん並んでいたとしても、これを選んだと思います。」
とお返事くださり、さらには、お納めしたあと
「思った通り、この陣羽織は私のために残っていたんだと思います。これで名古屋を闊歩しますね。」
とメールくださいました。きゃー!最高!
このお方、清正公の生まれ故郷、名古屋にお住まいなのです。清正公の陣羽織、里帰りデビュー!どうもありがとうございます!
もしよかったら、下の3点の陣羽織ショール、手元にございます。お問い合わせいただければ、詳しくご説明いたします。お値段は、45,000円から55,000円(税別)です。売り上げの10%を熊本城復旧支援金に寄附いたします。
(追記、一番上のオレンジのショール、ご約定となりました。ありがとうございます!)
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また、この他に、和の國さんのネットショップにもございますので、あわせてよろしくお願いします。

その後のはなし

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先日のブログで、「個展の話しはこれでおしまい」などとと書きましたが、ちょっと待った!
実は、あれから、トントントンと旧知のお客樣方からメールをいただきました。内容は、砕いて書かせていただきますと、「個展お疲れさまでした。行けなかったけど応援していたよ。お嫁に行かなかったのあれば紹介して。」っていうものでした。
あらま!なんとまあ。
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それで、写真を撮り直して、ご説明も書いてメールして、なんとおのおのご縁いただきました。
会場でお求めいただくのももちろんうれしいですが、こうやって会期後に、思ってもみないメールが来て、買っていただくって、本当にじわーーっときます。しみいるわ〜。
見ていて下さる方がいるんだなあ。真面目にやって来てよかったなあ。人って優しいなあ。生きててよかったなあ。
よし!この分の売り上げも、10%を熊本城復旧支援金に寄附するぞ!せいしょこさーん、待っとって〜〜。
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もしよかったら、あなたもいかがですか?今回作ったショールは、陣羽織ショールと銘打たせていただいてます。身を守り、心を鼓舞する現代の陣羽織、あなたも巻いていただけませんか?
お値段は、上の写真お大判のもので、45,000円から55,000円です。ご紹介しますので、お問い合わせください。詳しい説明や写真などお送りします。

寄附してきました。

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今回の「清正公の陣羽織ー吉田美保子展ー」、開催目的のひとつは、売上金の10%を熊本城災害復旧支援金に寄附することでした。熊本のためになにかしたいと思ったとき、私ができること、それはお金だと思いました。
復興に必要なものはいろいろある。例えば知恵や行動力や統率力など。しかし私はなんのパワーもない。それならお金だ。
お金を必要としている所もいろいろある。しかしここは分かりやすくシンボルである熊本城だ。
それで、出来るだけ多くの福沢諭吉を、熊本城に上らせるべく、がんばろうと思った。それで、あがくだけあがきました。多くの方にご協力いただき、個展はおおぜいのお客様でにぎわいました。お買い上げもいただきました。
関東や関西からのお客様にお求めいただきましたが、実は地元熊本のお客様にも、思った以上にお買い上げいただきました。熊本県民は多かれ少なかれみんな被災者だと思いますが、そんな中、これは身につけたい、手元に置きたいってお求めいただけ、とてもうれしかったです。
和の國さんの絶大なるお力のおかげでもあります。会期中の販売でご尽力いただいたはもちろん、実は個展が終わった次の日にこちらに戻る前ご挨拶にお寄りした時に、売上金の一部を現金でいただきました。まだ数字が確定する前のことです。残りの売り上げも、伝票送ってあっという間に振り込んで下さいました。(まだ個展終わって一週間ですよ!)これって、ご商売されている方はおわかりでしょうが、ものすごいことなんです。和の國さんも地震でそうとうな目にあってらっしゃるのに有難いことです。
それで早速、寄附の仕方を調べました。そうしましたら「熊本城災害復旧支援金」が、「復興城主」という制度に変わってたことが分かりました。で、振込用紙を取り寄せて、郵便局から振り込むんだって。
えー、めんどくさーい。カード決済できないのー。PDFでダウンロードすらできないのー。郵便局に行かなっちゃいけないのーって思いましたが、おとなしく従います。用紙はほどなくやって来て、本日郵便局のATMに行ってきました。(金額表示はご勘弁くださーい。この3ヶ月の全収入バレちゃうからね。)
おほほ、これで私も熊本城の城主ですわ。城主手形をいただけ、デジタル芳名板に名前が映り、10万円以上の寄附でしたので感謝状もいただけるそうです。加藤清正公にもおよろこびいただけたかな。売り上げをたてさせてくださったみなさま方のおかげですけどね。
熊本の復興ははじまったばかりですが、明るく強い熊本人はきっと大丈夫って確信する次第です。県外の方、県内の方、このたびは、本当にどうもありがとうございました。
ブログ上での個展のお話もこれできっと終わりになると思います。夏から秋はこれ一色でしたね。おつきあいいただき、ありがとうございました。

なんと、石井ゆかりさんが!

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「清正公の陣羽織ー吉田美保子展」の会期2日目に、事件が起こりました。なんと、石井ゆかりさんがお越し下さったのだ。石井さんて、「あの」石井さんですよ。本物です。「えっ!」でしょ。「んまー」でしょ。「どびっくり」でしょ。私だってびっくりしたよ。お越しになるのはもちろん知ってたけどね。
ゆかりさん、拙作のお着物「モルダウ・ミスト」をお召しになってお越しくださったのだ。それも知ってたから、その日は朝からむずむずしていた。手塩にかけ、旅立たせた子との再会だものね。それにあの子は、私の手をあっというまに離れて行った。
2010年の個展直前ギリギリに織り上がった。売れるか売れないか、実は自信がなかった。だって、真っ白なんだもの。水が湧き出るその瞬間を織ったもので、ごくごく微妙に染め分けた何種類ものアイボリーホワイトに、ところどころ、薄いグレーや水色の筋が入ってる。ただそれだけの、ほぼ無地に近い白い着尺。白すぎてちょっと着づらいかも。でもこのピュアな感じを織りたかったし、織る必要があった。
それをお買い上げ下さったのがゆかりさんだ。
あれから6年か。
昼過ぎごろ、ちょうど和の國さんの入り口あたりに立っていたとき、どこからかふわっと、お蚕さんが現れた気がした。ら、ゆかりさんだった。ほう、って思った。すごく自然で、似合ってて、満ち足りた感じを受けた。まあ、いいお召し物って思った。瞬間、あら、これ織ったの私じゃん!(ってすみません、自画自賛。いや、自織自賛か。)
モルダウ・ミストがいいお召し物であるのは、糸の力と着る方の力だ。お蚕ぐるみって言葉があるけど、うん、文字通り、ゆかりさん、お蚕さんにくるまれて、大事に守られてる感じした。かつ、独特な感じもした。モルダウ・ミストは、完全に、お召しくださるゆかりさんの世界の一部になっている。ああ、よかった。この子のこの姿を見せてもらえて本当によかった。
石井ゆかりさん、「モルダウ・ミスト」をお召しでお越しくださり、本当にどうもありがとうございました。
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そしてなんと!!!実は、この日、ゆかりさん、帯をお求めくださったのだ。選んでくださったのは、八寸帯「清正Red」。猩々緋の真っ赤な帯。タイコ裏以外は全面真っ赤で、全部綾織りで織ってる。ちょっとビロードのような感じもする。戦国時代にポルトガルあたりからやってきた南蛮渡来の織物をイメージしたのだ。その上この帯はそうとう立体的だ。太いキビソ糸をところどころに入れている。ブラッシングカラーズも全面に斜めに走る。うねりのある、勢いのある帯だ。
この「清正Red」もモルダウ・ミスト同様、この展示会になくてはならない帯として織った。展示会に出す新作はすべてそういう気持ちで織ってるけど、売れにくいかもって思ってたのはこれがピカイチ。それでも織った。だって清正公の陣羽織、こんな感じではなかったかと思ったから。覚悟を決めた色なのだ。覚悟を決めて織ったのものを選んでいただけて大変光栄です。
・石井ゆかりさんのサイト→筋トレ
・ゆかりさん、こんな感じのコーディネートでお求めくださいました→和の國ブログ
・石井NP日記に書いてくださいました。熊本ツアーinRed・その1 ここから3部作、ぜひお読みください〜。

「清正公の陣羽織展」お披露目会の様子

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「清正公の陣羽織ー吉田美保子展ー」さる11月20日、会期に先立ちましてお披露目会をいたしました。その時の写真です。東京、神奈川、名古屋、京都、大阪、香川のきものファンの方々が、吉田の個展をきっかけに、熊本応援に遊びにきて下さいました。
ご覧になっている帯は「八寸帯せいしょこさんレッド」。今回の一連の制作の、大トリ、最後の最後に力をふりしぼって織った帯です。濃い深いピンク色。もしかして猩々緋はこういう色だったかなと思って染めました。
上の写真、鏡の中もお見逃しなく。締めて下さっている拙作帯、おタイコ写ってます。実はこちらの上から3番目の帯です。うふっ。
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鎌倉からお越しくださったすてきご夫妻。前日には、A列車に乗って、天草に行かれました。夜は蛇の目寿司だったそう(蛇の目つながり!今回のテーマの一つが蛇の目紋なので)。この日は熊本泊。次の日は皆さんで阿蘇ツアー。奥万願寺温泉にお泊まり。熊本を堪能してくださってありがとうございます。
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こちらは京都から。締めてくださっているのは、「イエロートライアングルズ」。おタイコはこちらに。いやーいろんなお着物に合うものですねー。リンク先のお着物と、この日のお着物は、全く違うけど、どちらもすごく合ってる。おしゃれだなあ。
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こちらのお写真、手前の碧いお着物で、向こうを向いて、名プロデューサーの安達さんにショールをおすすめされてる方、どなたかお分かりですか?このブログをずっと読んでくださっている方は、ピンと来るかも。このお方については、また改めて書かせていただきますね。乞うご期待。
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左側の洋装は、私の母と姪でして、ご挨拶させていただいている方は、下の写真のすてきなお方。なぜ母が特にお話しさせていただいているかというと、、、
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ほら!なんとすてき!
お締めくださってる帯は、2015年のお正月2日に家族みんなで砧打ちした帯なのだ。それがこんなに立派になって、、、カッコよく締めていただけて、、、。感無量。
ちなみに、リンクのブログに載ってるベイビーは、上の上の写真の姪ではありません。その妹で、今はちょーワル子としてすくすく育っています。
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こちらは、銀線細工の松原智仁さんコーナー。松原さんが加わってくださったおかげで、展示会に幅が出ました。熊本テーマの、蛇の目紋と桔梗紋のリバーシブル帯留め、銀杏城にちなんだイチョウの帯留めなど。みなさん、興味津々。
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写真中央が、熊本ゆかりの染織作家展のプロデューサー、安達絵里子さん。「Good Morning Koh!」をお召しくださってます。やっぱさすがね、おきもの姿が板についてるね。安達さんは熊本在住。毎日をきもので過ごされています。「Good Morning Koh!」については、こちらの上から2番目に書いてます
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こちら、きものサロン和の國のご主人、茨木國夫さんです。遠来のお客様を、馬刺や奥様のご実家の菊鹿ワインでもてなされます。
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よろこんでいただけて何より。
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みなさんで、記念写真。
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そして、なんとこちらは、坂口恭平さん。私と同じ、日吉小、城南中出身で、熊本からボーダレスに活躍する、作家でありアーティストであり、ミュージシャン。そして新政府総理大臣&水。私、ファンなんです。お出でいただき、興奮したわ!
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お集りの二次会は、シャワー通りのショコラさんで。こんなすてきなプレート、いただいてしまった。うるうる。
ショコラさん、ものすごくおいしかった。感激で胸一杯で完食できず。次の帰省時、出直します!

「清正公の陣羽織ー吉田美保子展ー」おわりました。

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おかげさまを持ちまして、「清正公の陣羽織 ー吉田美保子展ー」無事、終わりました。本当にどうもありがとうございました。ふるさと熊本で個展を開催できて、たくさんの方々に見ていただけて感無量です。
今回お買い求めいただいたお客様、本当にどうもありがとうございます。おかげさまで熊本城への寄附もでき、私の生活資金ともなり、次の制作も出来ます。
ご来場いただいたすべてのお客様、どうもありがとうございます。会えてよかったです。
来れなかったけどエールを送ってくださったみなさま、ありがとうございます。
それから、熊本ゆかりの染織作家展プロデューサー安達絵里子さん、本当にどうもありがとう。安達さんは心の支えでした。
そして、最高の舞台を用意してくださり盛り上げてくださった、きものサロン和の國の茨木國夫さん、女将さんのゆりさん、スタッフの緒方麻由子さん、重ねましてどうもありがとうございました。
熊本へは約7ヶ月ぶりに帰りましたが、第一印象は、「わあ、元気になった。街もとてもにぎわってて、みんなの表情も明るい。さすが、熊本。底力あるなあ〜」というものでした。「ああ、よかった」と思いました。
なんと私はのんきなのでしょう。
それが、街中はまだよかったのですが、ちょっと外に出ると、ぽっかり空いた空き地がぽこぽこあります。あれ、ここ空き地だったっけ?一秒後に、ああ、業者さんが来て、解体済みってことね。さらに見回すと、取り壊し中の家や、まだ手つかずの建物も。ブルーシートもまだまだ。まだまだ。
人と話しても、明るいけど、みんな何らかのことを抱えています。どうしようもないことがあっても、前向きな熊本人は、めちゃ強いと今回確信しました。
展示会のご報告を書きたいのですが、ちょいと、、、伸びてしまって頭も指も動かず、、、。せいしょこさんにご報告もせねばなりませんが、、、、かたじけない、、、明日以降、かならず、、、
そんな中、安達絵里子さんが、和の國さんのブログに、お礼の記事を書いて下さいました。さすが出来る人は仕事が早かね。こちら→
こちらには、緒方麻由子さんが、「熊本日々新聞」になんと2回載ったことを書いてくださっています。→
どうもありがとうございます。ではまた明日以降。

ただいま!

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帰ってきました〜。熊本、最高!
今日は、朝から本降りの雨の中を、びしょぬれに濡れながら南林間まで歩いて電車に乗って、乗り換えて、乗り換えて、羽田に着いたら大混みで、すわ、乗り遅れかって焦ったら、飛行機も遅れ、熊本への到着も遅れ、あわわわわ。
1時半に和の國さんで、「ふらっと日本」さんというネットニュースの取材を受けていたのです。きゃーギリギリ〜。
ギリギリだったけど、ほんわかした雰囲気でお話させてもらって、ありがたかったです。
和の國の國さん、おかみさん、スタッフの麻由子さん、みなさん、あたたかくウェルカムしてくださって、うれしかった。それから、飾り付けをお任せして、私は久々のフリータイム。熊本市内をてくてく歩く。
前から行きたかった「さかむら」さんでお茶。一歩入ったら、空気が違うよ。さすがだ。空気を作り替えちゃう。すごくほっとして、一服のお茶をいただく。名前なんだったかな?さっぱりしたほうじ茶みたいな冷たいお茶。おいしかった。
それから、下通りと新市街をてくてく歩いて、肥後銀行の里山ギャラリーへ。まあ、なんといい空間が出来ているのでしょう。その上、奇遇なことに、「清正公と本妙寺」という展覧会をしていたのです。ビックリ。今回の制作の参考にした清正公が着た上衣の本物が出てた。すごい。大事にされているんだな。見られてよかった。
それから、すぐそばの「橙書店」へ。一瞬で吸い込まれる。来れてよかった〜。以前のお店もよかったけど、ますますいいわー。震災をきっかけにグレードアップしてる。うっとり。ゆっくりお買い物して、さあ帰ろう。
熊本は今、交通センターというバスの拠点が工事中で、私はどこで乗ればいいのか分からない。それで、交通センターから乗るのではなく、途中から乗ろうと歩き始める。「日銀前」「河原町」。国道3号線、白川沿いを歩いて、長六橋を渡る。いい散歩である。「迎町」。ここで待つか。次の「向山校前」まで行ったら、途中でバスに追い抜かれるかも。
「迎町」でバスを待ちながら撮った写真が、上の画像。なんか、しっとりしているの、熊本。空気が水っぽい。カラカラの関東から来ると、なんと優しいのだろうかと思う。

熊本ゆかり便り、吉田美保子展直前号・後編

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わー!きものライター安達絵里子さんが、和の國さんのブログに、「熊本ゆかり便り、吉田美保子展直前号・後編」を書いてくださいました。今回は、銀線細工の松原さんのことを書いてくださってます。どうかお読みになってください。→
私、今回、松原さんが、熊本に来てくださること、本当にありがたいことだと思うのよね。何より、熊本に来たいから来てくれるってこと。作品を持ってきてくれることは、あとから付け加えられたプレゼントで、もともとは松原さん、「熊本に観光にいくことが支援になるなら行こうかな」ってノリでお越しくださろうとしていたのです。
その上、松原さんは、熊本ではまだお目見えしていない、人気作家さんですので、おしゃれな熊本人の頬が上気するってもんです。
復興ってこういうことの積み重ねなのかなあと思います。ひとつひとつは小さくとも、それが重なれば大きな力になりますもんね。みんなが、petitせいしょこさんになって、それぞれ出来ることをして、大きなうねりにしたいなあなんて、おもっております。
写真は、今朝、湯のしから戻ってきた最新作です。八寸帯「せいしょこさんレッド」。うふふ、松原さんの帯留めと合いそうね。
明朝には熊本に帰ります。ブログ、更新できたらするね。展示会、どうかお越しください。特に西日本の方、新幹線に乗ればあっという間に熊本です。どうかどうか飛び乗ってください!東の方は飛行機でどうぞ!

チラ見せ、陣羽織ショール第二弾

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陣羽織ショールのチラ見せ、第二弾です。これは、緯糸が、真綿から手で紡いだ紬糸で、藍染めです。
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みかん色。チラ見せ第一弾の最後の写真はオレンジ。こっちはみかん。違うのですよ。
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少々青みのある、強いピンク。黒の中のピンク味の茶もアクセントです。
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濃いみどりと、鮮やかなみどり、それと青。
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レモン色。きみどり。ライム色。すっぱい感じ。
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赤と黒の配色の妙。赤がきれいでしょ。黒があるから、赤が目立つね。

熊本ゆかり便り、直前号前篇!!

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きものライターの安達絵里子さんが、和の國ブログに連載されている「熊本ゆかり便り」に、「吉田美保子展直前号・前篇」を書いてくださいました。
さすが文章の達人、引き込まれる文章です。ぜひお読みください。こちらです。→
特に文章後半の、清正公の声が天から降ってくるところ、圧巻!せいしょこさんは、今も、熊本の地で、いきいきと息づいているんだなあ。
さあ、あがけるのは明日までです。清正公にもっとほめてもらえるよう、もうひとがんばりいたします。
*上の写真は、絵里子さんが書いてくださった「賤ケ岳の七本槍」を羽織っている所ですが、もう一本はこの写真にも写ってません。7本目の槍がキモなのよ。ぜひ和の國さんに観にきてね。

チラ見せ。ショールたち1。

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今回は久しぶりにショールもたくさん作りました。
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現代の陣羽織はショールかもなと思いまして。外出の際、心を鼓舞するものだし。体を包んで守るものだし。
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ちょいとチラ見せいたしますね。
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例えばこれはね、清正が活躍した「賤ヶ岳の七本槍」がモチーフ。とんがりが7本あります。写ってるのは6本だけど、もう一本大きいのがあるのだよ。
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これは、この写真じゃ分かりにくいけど、色の組み合わせ、上杉謙信の金襴緞子の胴服をモチーフにしました。戦国時代の武将って本当にすごいの着ているのだ。
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その色違い。
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巻くとこんな感じ。
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会場で巻いてみてね。どうかよろしくお願いします。

チラ見せ。帯たち。

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新作帯の一部をチラッとお見せいたします。スナップで申し訳ないです。ちゃんと撮る暇ないのです。今はこれでご勘弁くださいませ〜。
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手前は猩々緋をめざした「清正レッド」。奥は清正公の具足がテーマの「清正ブラック」。
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手前が清正公の舶来の上衣がモデルの「清正ストライプ」。中が清正のボス、秀吉公の具足がモデルの「秀吉レッド」。猩々緋が効いているでしょ。奥が清正の具足の色々威がモデルの「清正縞」。
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染め帯にもチャレンジしました。テーマは加藤家の家紋、蛇の目紋です。手前は純金の金箔を貼ってます。「清正ゴールド」。真ん中は「清正ブルー」。奥は「清正ブラウン」。
まだまだあるよ。会場で見てね。一点一点の詳しい説明も会場でさせてもらうね。カモーン。

最後の一本

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「清正公の陣羽織」展、あと一週間となりました。今、八寸帯の最後の一本に取り組んでます。上の写真は昨日だよ。経糸をブラッシングしたところ。間に合うのか!!落ち着いて集中してギリギリセーフできるはず。手持ち搬入めざしてがんばります。
仲良くして下さってる方とか、また、思いがけない方からも、ありがいありがたい陣中お見舞いいただいております。うっわーー!本当にびっくりうれしいです。涙が出ます。
私にとって、染めたり織ったりは普段の仕事の延長で、特別なものではないのだけど、こうやって、個展に向けていろいろ届いたりすると、改めて心が引き締まります。これはがんばらんと。この陣中見舞いは私にいただいたのではなく、熊本にいただいたんだ。これを生かして、いい作品作って、作品展を盛り上げて、お客樣方に喜んでいただいて、熊本を賑やかにしよう。
制作できるのは正味6日。後悔ないよう、精一杯作ります。

熊本ゆかり便り11月号、銀線細工の松原さん

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熊本在住きものライターの安達絵里子さんが、和の國さんのブログに連載中の「熊本ゆかり便り11月号」に、「清正公の陣羽織」展のことを書いてくださいました!今回は、ご案内状にフォーカスして書いてくださってます。さすがの文章、優しくて的確。読みいってしまいます。ぜひお読みになってください!→
それから、ひとつ、すてきなニュースがあります。この展示会に、銀線細工の作家さん、松原智仁さんがジョイントしてくださることになりました。銀線細工って、銀の細い線をねじったり曲げたりして作り出す、繊細な繊細なアートです。帯留めやピアスなどのご出品です。松原さんは、大人気の引っ張りだこの作家さんですが、たぶん熊本では見られる所ないのでは?おしゃれな熊本人のみなさま、これはチャンスですぞ。
松原さん、そもそもは、熊本の応援をかねて、この展示会に遊びに来てくださろうとしていました。それなら、せっかくだから作品を熊本の皆さんに見せて差し上げれば?という声を受けて、参加の運びに。その上なんと、特別に、熊本をイメージした新作を作って下さるとのこと。たぶん、いまごろ鋭意制作中と思われます。楽しみね〜。松原さんのサイトです。→
*写真は昨日の仕事場。出品作を一同に並べタグをつけました。ふう、やれやれ。もうひといき。

あと2週間!清正ならどうする?

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気がつくと再来週の土曜は、帰熊の日。うわー、焦るわー。とはいえ出来ることしか出来ないのだ。粘り強く、コツコツと作り続けるしかない。
戦乱の時代を生き抜いた清正公なら、こんなせっぱ詰った時、どうするだろう?
おーい、せいしょこさーん!
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個展が決まって、よし、テーマは清正の陣羽織だって決めた昨夏に、まずしたことは、大和市立図書館のサイトに検索を掛けて、思いつく限りのキーワードを打ち込んで、出てきた本をすべて借りることだった。そして、バラバラとめくって、気になる所に付せんを貼り、読むの日々。難しい本は読んでない。〇〇歴史読本とか言う名前の、ムック本とか、そんなの。
私のような10代終わりに故郷を離れ、特に歴史に興味をなく、、、、というタイプの人間にはとって、清正公は、熊本城を作ったお殿様という以外、知らないのだ。
私の子どもの頃のせいしょこさんのイメージは、今は、藤崎宮秋の例大祭と言われている、通称ボシタまつりの隋兵行列の、当時の星子熊本市長が、清正公のコスプレをして、馬に乗って、先頭を歩いてた。その市長さんのコスプレこそが、清正公のイメージだ。
これではいかん。正確な知識、カモーン。
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それで、本を読んで初めて知った、清正のこと。
1562年6月24日、尾張中村で生まれる。幼名、夜叉丸。元服後は虎之介清正と名乗った。母が秀吉の生母の伯母であったことから、小さい頃から秀吉に仕えた。身長は2m近くあったらしい。
1582年、賤ヶ岳の戦いで大活躍して、「七本槍」の一人として、名をなした。
1592年と1597年の朝鮮出兵で活躍。虎狩りしたとか、しなかったとか。
1596年、慶長元年、近畿地方に大地震が起こったとき、清正は直ちに伏見城に馳せ参じ、秀吉のために働く。当時、秀吉は誤解から清正のことを疎んじていたのだが、その勘気を解く。このことから、清正は「地震加藤」を言われた。清正は、築城、治水、干拓の名手であった。
1600年の関ヶ原の戦いでは、東軍に加担。それにより、家康より肥後全土を与えられる(それまでは北半分だった)。
1607年に熊本城が完成。
1611年、秀吉に恩を感じていた清正は、京都二条城での、家康と秀頼の会見に同席。無事を見届ける。その帰り道に病気になり(一説では京都で毒を盛られた?)、1611年6月24日、熊本の地で死す。享年50歳。
清正の死後、かねての約束通り、娘の八十姫が家康の十男、徳川頼宣に嫁ぎます。なんとその孫が八代将軍吉宗です。ちょい残念なのは、清正の血は入ってないってこと。八十姫はお子様ができなかったらしく、養子を実子のように育てたとのことです。
一方、跡継ぎの加藤忠広は、きちんとした理由は分からないけど、改易(初めて知った言葉だけど、更迭って意味らしい)されています。豊臣の子飼いの血筋は、徳川にとってじゃまだったってことなのか、はたまた、素行が悪かったからなのか?

清正公の案内状

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個展のご案内状、届きました?ご住所いただいている方、発送しましたよ。お手に取っていただけました?
いいでしょ、いいでしょ。おほほ。我が展示会のDMながら、いい出来なのですわ〜。ほれぼれ〜。
ただ、お届けできてない方もいらっしゃるに違いないと心配しております。私、ヌケが多いんです。ごめんなさい。お送りしますので、ご一報ください。→
それから、私と面識がない方けどちょっと興味あるって方、ぜひお送りさせてください。ご住所お知らせください。→
忙しかったり、遠かったりして来れないけど、DMだけ欲しいって方もいいですよ。お気軽に!→
一部の方には、お友達などにお配りいただくよう、複数枚送らせてもらってます。そんな方で、「まだ足りん。もっと配ってやるよ。」と言う方も、ぜひぜひご一報ください。→ ご協力、心から感謝します。
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個展が決まったときから、今回の布陣は熊本で決めたいって思ってました。
それでDMは、一も二もなく、幼稚園と高校の同級生の渡辺善文くんにお願いしました。いやー、お世話になりました。
展示会のコンセプトからよく考えてくれて、そこを理解し、目に見える形にしてくれました。さすがだね!
例えば、
ーテーマカラーってあるの?
「うん、猩々緋って色。赤なんだけどね。」
ーしょうじょうひ?
「うん、猩々ってね、中国のお猿さん。猿がお酒を飲んでね、顔が真っ赤になるの。その色なんよ。戦国武将が好んだ色と。」
「色はさ、その猩々緋と、黒ね。」
「あとさ、加藤家の家紋を入れて欲しかと。蛇の目紋。」
「ハガキの形はさ、幟旗の形にならん?縦に細長くしてさ。」
うふふ、私の希望をすべて叶えてくれ、ほんとにすてきなDMができましたよ。どうか、お手に取ってくださいね。

テーマを「清正公の陣羽織」としたわけ

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個展が決まったら、次はテーマを決めねば。力強い、メッセージが必要だ。私自身を支える、制作上の羅針盤ともなる。
自問自答。まず、初心に返って。なぜ、この時期に熊本で個展をするの?
それは、地震がきっかけ。突然起こったふるさとの大地震に心底おそれおののいた。
地震ね。じゃあ、一番ショックだったのは?
熊本城がくずれかけていること。
そっか、熊本城ね。熊本城がテーマ?
うーん、織物の展示会のテーマが建造物ねえ、、、、
じゃあ、ちょっと広く考えよう。熊本城と言えば?
せいしょこさん。
今も熊本人に愛されている加藤清正公の愛称ね。領民のために治水工事とか尽力したらしいね。せいしょこさんは、織物と関係ないの?
そんなの聞いたことないけど、そりゃー、着物は着ているでしょ。それに戦国武将だから、甲冑とか、陣羽織とか。。。
お、織の字が出てきたね。せいしょこさんは、どんな陣羽織を着ていたの?
知らない。
じゃあ、作れば。清正公に着せる陣羽織。現代版で。帯とショールで表現すれば。
ーーーーー
今日で、あの地震から半年だ。あっという間だなあ。熊本の家族や友だちはどうしてるだろう。まだまだこれから、もうひとやま、ふたやま、越えなくちゃだろうなと思う。さあ今こそ、
「せいしょこさん、出番ですよ!」

個展のはなし、そもそも編

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今回の私の個展は、そもそもは4月の熊本大地震がきっかけです。
ふるさとに大地震がおき、多くの方から、お見舞いのメールをいただきました。おかげで、動揺していた私は、ずいぶん落ち着くことができました。ありがたかったです。
その中に、「何かできることない?」って聞いてくださる方がありました。私は「落ち着いたら観光に来てください」とこたえました。
遠くから、わざわざ、楽しむために、人が来ることが、疲弊し落ち込んでいる熊本を、明るい日常に戻す原動力になると思ったからです。
頭に中に、ちらりと会ったのは、東日本大震災後の「さんま寄席」です。立川志の輔さんが気仙沼で落語をする。それを東京はじめ、全国から観に行くというものです。実は私、2回、参加しました。震災後の東北に行ったのは、この企画があったからです。落語も最高に面白かったし、津波の爪痕を見たのは心に深く残ったし、何より、地元の方が本当にうれしそうに遠来の客を迎えられていたのをよく覚えています。
しばらくして、同じ方とフェイスブック上のコメントのやり取りで、
「ミホコさん、熊本で個展しないの?観に行くのに。」と。
まじすか!!だったら!!!
私はまず、懇意にしている熊本在住のきものライター、安達絵里子さんに相談しました。安達さんはきものサロン「和の國」店主、通称「國さん」に相談しました。
それでトントンと、個展を開催し、全国から熊本に遊びにきていただきましょうということになりました。うっわー、、、セキニン重大、、、、
私の個展きっかけに、熊本にお越しいただいて、熊本をぞんぶんに堪能していただき、また、復興中の熊本に外からの風を入れていただきたい。熊本の方には、日々の生活に振り掛ける一滴のエッセンスになれれば。そんな思いで個展を開催することになりました。
どうか、遊びにきてくださいね。まってます。
「清正公の陣羽織 吉田美保子展」
とき  2016年11月21日(月)、22日(火)、23日(水)《20日(日)お披露目会・予約制
じかん 11:00〜19:00
ところ きものサロン 和の國 熊本市中央区城東町4−7 電気ビル1F

「清正公の陣羽織 吉田美保子展」のご案内

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この秋、個展を開催いたします。ところは、熊本。わがふるさとです。書きたいことはいろいろあれど、それはボチボチいくことにして、まずは、情報的なこと、書かせていただきますね。どうか、晩秋の予定に入れて下さい。遠方の方は、宿とフライトの手配を、今すぐ、プリーズ。
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「清正公の陣羽織 吉田美保子展」
とき 2016年11月21日(月)、22日(火)、23日(水)。《20日(日)お披露目会》11:00〜19:00
ところ きものサロン 和の國 熊本市中央区城東町4−7 電気ビル1F
◎トーク会をします
会期中(11/21、22、23日)連日、14時から、個展開催の経緯や、思い、作品の解説をします。申し込み不要、無料です。30分程度の予定です。ぜひご参集ください。
大地震がふるさと熊本をおそった。遠くに住む吉田を心底震わせた。あの美しい熊本城がくずれかけている。築城した加藤清正公に思いをはせた。
「せいしょこさん、出番ですよ!」
復興の陣頭指揮をとって下さい。せいしょこさんは、どんな陣羽織を着る?吉田もpetitせいしょこさんになって、帯とショールを織ります。
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◎お披露目会をします
会期に先行して11/20(日)に、お披露目会をします。いの一番に吉田の新作をご覧になりたい方、特別にご案内いたします。予約制です。申し込みやお問い合わせはこちらから
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なんと、和の國さんのブログに、きものライターの安達絵里子さんが、この展示会について書いて下さっています。ありがとうございます。何よりの応援いただきました。制作に力が入るね。ご期待にこたえますよーー。

my first kimono

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あおさまの only only、完成しました!湯のしに出して、仮絵羽もやってもらって、やっとやっと完成です。
あおさまのお顔を思い出しながら、最終チェック。撮影。糸見本を作って、お手紙を書きます。そして、お着物の名前を考えます。
うーん。
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my first kimono とご提案させていただきました。
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一枚めのきものをとご注文いただいたからのなのですが、もう一つの理由は、あおさまの初々しさを隠し持った感じからです。だから first という言葉を使いたかった。
少女が新しい世界を見つけた時の、ドキドキ、わくわく、戸惑い、どんどん入り込んでいく感じ。あおさまから、そんな印象を受けていました。
あおさま、普段は、いわゆるバリキャリといわれるビジネスウーマンでいらっしゃると思うのだけど、素がピュアな方だなと。そのギャップがまたかっこいいです。
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あおさま、お着物、受け取りにお越しくださいました。ふわっと羽織ってみられ、パッとお顔が明るくなられたのが、うれしかったです。
実は、11月の後半に、あおさまと再会できる予定があります。たぶん、このお着物、お召しでいらっしゃると思うんだよな〜。きゃーん、楽しみ。いやーん。どきどき。
ブログのあおさまストーリー、それまで中締めとさせていただきます。再会を楽しみに!

蒸し、水元、張り手

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あおさまの only only、織り上がりましたよ。(ブログ上では時間を短縮しています。日々、同じように織ってきましたので、ネタがありません〜〜。安定していることはいいことですが、話題にはこと欠きますなあ。)
さあ、仕上げです。仕上げの作業は緊張の連続。絶対失敗が許されません。なぜなら、やり直しが効かないからです。
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まず、蒸します。布を不織布で巻いて、筒蒸しします。蒸すことによって、ブラッシングカラーズの染料が繊維にしっかり定着します。
それから、水元。布をぬるま湯に入れて、振り洗いします。余計な染料分や糊分を取ります。
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そして張り手で張って、伸子を打っていきます。絵羽だからね、4枚に分かれてます。せまい所に工夫して干します。
ここまで行くと、ちょっとやれやれ。どっこいしょ。
*写真はすべて、張っているところ。一番上の写真、濡れていることと、アングルのせいで、すごくビビッドに撮れています。乾くとぐっと落ちついた色味になります。

織ってます

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あおさまのonly onlyのお着物、進んでいます。あおさま、お背が高くていらっしゃるので、ちょっと長めに設定してます。全長で3丈6尺。約13.6m。織っても織っても、先は長い。
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緯糸は16種類です。次の一越、どの糸を入れるかは、即興のところあります。色味と糸の種類、太さで大まかな決まりを作って、決まりの中では即興で杼を選びます。コントロール下の即興って言うか。
絵羽のお着物を織るときは、成果が分かりやすいのがいい。今日は袖分織ったぞとか、分かるのがいい。達成感がある。

織ってたら

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座繰り糸を経糸にして着物を織っていると、どうしても杼が糸をすくってしまって、目が飛んでしまうことがあります。糸に節があるから糸同士がくっつきやすく、どんなに気をつけていても、飛ぶ時は飛びます。いい糸の証拠でもあると言えると思います。機械で作ったすーっとした糸だったら、めったにないことだからね。
絵羽を織っているときは、自分が今、着物のどの部分を織っているか正確に分かるので、その目飛びがどこにでるのかももちろん分かります。
目立つ所だったら、問答無用で、織った糸をほどいて織り直しますが、例えば、仕立ての段階で折り込まれて、見えない場所にくるって分かっている場合は、さあ、どうする?
あおさまのお顔がちらついて、そのまま織り進むなんて出来ないねー。戻りますよーー。
写真の待ち針のところ、目飛び2ヶ所発見。もどんべよー。

織ります

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さあ、織りましょう、織りましょう。小管はこのように、全部巻いて、種類ごとに分けています。入れていく割合も決定済み。こうしておくと、安心して織れます。もちろん即興もありです。それも含め、準備万端です。
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こんな感じ。
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みなぎってます。

染料を調合

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あおさまのonly only、設計図が納得いったら、ブラッシンングの染料を調合します。多めに作り、よっしゃと思ったら、それを四等分して保管します。ブラッシングするのは、下前、右の後ろ見頃、上前、左の後ろ見頃、下衽、上衽の順で、6回です。染料を一つのバケツで作っておくと、刷毛についた水で薄まり、色に違いが出るのを怖れて、分けて保管します。
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さあ、下前を染めるよ!
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行きます。

設計図をつめる

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あおさまのonly only、では実際どう織るか。絵羽ですので、設計図もパーツごとに作ります。パーツパーツで、細かく落とし込みます。
見頃や袖や衿衽の長さで、今までやってきた考え方ではどうしてもクリアでない部分があって、悩みに悩んで、どうしようもなく、仕立師さんにSOSを出しました。そうしましたら、とても丁寧かつ、実践的なお返事をすぐにいただけて、積年の悩みが氷解。あー、なるほどーー。
お誂えの際の、裁切りの考え方、やっと腑に落ちました。どうもありがとうございます!
着物は本当に難しいです。特に絵羽は、着物のことを本当に分かってないとできないです。がんばります!

最後の打ち合わせ

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あおさま、試し織り第4弾を観に、4回めのご来訪くださいました。私は、着物の完成予想図を、着姿と絵羽の状態で描いておきました。絵にして、感覚的なこと、デザイン的なこと、私的にも整理します。あおさまにご説明もしやすいしね。
その日はまだ夏の暑い日でした。あおさま、夏休み帰りで、こんがり焼けて、羽田から我が家へ直行してくださいました。わー、ひまわりみたいな明るい笑顔です。
あおさま、試し織り第4弾をご覧になるなり、「これでお願いします」と。あら、すんなり。決断力おありだわ。
そうですか、ではこれで行きましょう。
私は、もしかしたら、全身ブラッシングを望まれる可能性もあるなと思っていたのだけど、全体がクラインブルーだとキツすぎるというのは、ご自分でもおっしゃってたし、裾模様だけというのは、いい選択だと思います。着物らしさもあるし。
では、本番、入ります。ガンガン行きまっせー。

最終調整

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試し織り第3段のブラッシングカラーズの織り布、私としては、色味的には、もう一歩と思っていた。碧になり切れていない、青の領域から出ていない色だなあと。
まあしかし、この布は、あおさまに郵送でみていただこう。もしかしたら、ブラッシングカラーズ自体が、NGになるかもしれないし。話しはそれからだ。
郵便を受けとったあおさま、ブラッシングカラーズに対しては快く思って下さったようでよかった。色については、私と同じご意見。
お、とうとう出そろいましたね。ではこれで行きますか!
さあ、それでは、最終の試しです。試しというか調整。本番の素材を落とし込んで行きます。ブラッシングカラーズの染料は3種類、ウルトラマリンとパープルとマゼンダ。これで、「碧」を調合します。
緯糸も、よくよく計算を入れて、本番に使う17種類の糸を決めて、その割合を決めて、入れ方を決める。
着物全体のデザインも決めて、その最大の面積分を実際にブラッシングで染めてみる。
それから、決めた通りの糸使いで織ってみて、蒸して、水元して、仕上げる。
それが、上の写真。
この最終試し織りを観に、あおさま、我が家にお越しくださいました。4回めの来訪です。

ブラッシングカラーズ

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ふたつめのソリューションは、ブラッシングカラーズです。経糸に刷毛で染料を直接すり込みます。もちろん、綾織りとの合わせ技もできます。
とにかく、試してみましょうと言うことになり、この日のミーティングは解散しました。
それで、とりあえず、ちょっとだけ、やってみた。綾織りも一部、入ってます。(上の写真)
行けそうだったので、大きな面積でやってみた。綾織り、もっと入ってます。(下の写真)
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あおさまに、今回のご注文いただいた当初から、「ブラッシングカラーズでは?」と、ちらりとは頭にあったのだけど、あえてご提案はしなかった。
あおさまは、「大胆なのはオッケー」「着物の決まりに添ってなくてもオッケー」とのことだったから、ブラッシングカラーズも、大アリだった。のびのび大胆に染めたの、お似合いになりそう。
それでもご提案すらしなかったわけは、あおさま、このお着物が一枚めだということだった。初心者と言ってらした。それなら、はじめての着物は、コーディネートしやすく、どこにでも着ていける系の着物の方がいいのではないかなど考えた。無難路線と言われても、仕方ない発想だ。

ではどうするか?

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あおさま、第二弾の布を見に、我が家にお越しくださいました。3回目の来訪です。遠くからありがたいことです。
あおさま、第一弾、第二弾とも、好きだと言われながらも、鮮やかなクラインブルーをどこかに一部だけでも入れられないかとおっしゃいます。
そうですね。ソリューションはいくつか考えられます。ひとつは、綾織りを入れること。平織は、経糸と緯糸が一本置きですが、綾織りで、経を一本、緯を三本見えるようにします。緯にクラインブルーを使えば、その糸が目に入るという訳です。
ただ、この織り方をすると、欠点がふたつあります。一つは、布としての強度がほんの少々下がります。平織、強いですからね。もうひとつは、布に裏表が出来るので、将来、着物を仕立て直すことになったとき、ひっくり返せないってことです。
そして、もうひとつのソリューションは、、、(つづきはまたね〜。ストーリーは佳境ですよ。)
*写真は試し織りに使った糸。この中から厳選して本番にのぞみます。

第二弾の布

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さあ、試し織り第二弾が織り上がりましたよ。湯通しして、アイロンかけて、本番とほぼ同じ条件にします。手前が第二弾、向こう側が第一弾です。微妙ですが、手応えあるね。違う色味が見て取れると思います。
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アングル変えるとこんな感じ。左が第二弾、右が第一弾です。
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第一弾のとき、あおさまが、このピンクの糸、気に留められました。これね、ちょっと入れたくなって入れた糸。強すぎるかなって思ったのだけどね。
あおさま、これ、お好きな色とのこと。そっか、しかしなあ。なんせ、強いよ。入れたとしてもせいぜい、見せ場のところに合計で5越くらい?
でもね、お好きならば、入れましょう。もっともっと入れましょう。そのためにはトーンダウンすればいい。綛に戻して、絣にして、一部ピンクを残して、あとの部分を濃い碧に染めます。そうするキツすぎずにピンクを入れられます。
写真のうしろに写っている2本の小管が、ピンクと碧のだんだら染めです。あおさまのお着物の隠し味になりますよ。

試し織り第二弾

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試し織り第二弾をするために、新たに緯糸を染めます。もっと碧く!これらの糸は、そのまま本番に使います。ぐんま200の生繭座繰り糸と、真綿紬糸。真綿は2種類。ベースに入れる細目と、アクセントに入れる太目。
それから、筬を入れ替えます。一羽粗いめに入れ直します。そうすると、ほんの少々ではあるけれど、緯糸が打ち込めるので、気持ち、緯糸が目立ちます。一羽粗くするか、二羽にするか、思い切って三羽にするか、悩みました。粗すぎるの怖いんです。きものって、自分の全体重が掛かったり、着付けの時、こん身の力でひっぱるので、丈夫さはマスト。まずは一羽だけにしておこう。
準備ができたら、早速織ります。お、たしかに手応えある。しかし、第一弾と劇的には変らんねー。

試し織り第一弾

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あおさまのonly only、試し織りの第一弾は、たたき台のつもりで、どんどん、次々糸を変えて、織りました。途中、あ、グレーに寄りすぎたな、とか、もっと紫をいれてみよう、とか、あ、入れすぎた、とか、ショッキングピンクを入れてみたらどうだろう、とか、とか、とか。とにかく、いろいろ試しました。
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その試し織り第一弾を観に、あおさま、はるばるお越しくださいました。何とこの春から転勤になられたのです。それまでは、同じ沿線上だったのになあ。やっぱ出来る仕事人は引っ張りだこだなあ。
お久しぶりのあおさま、あいかわらず、自分の空気をまとってるって感じですてきです。
試し織りをちょっと胸元にあててもらいましたら、紫みがつよいところがピタっと似合われます。やっぱ、「青」じゃだめなのね。「碧」じゃないとね。
あおさま、一部でいいのでもっと強いクラインブルーを入れられないかとおっしゃいます。
そうですね、やってみましょう。緯糸を何種類か新たに染めて、筬目もひとつ落としましょう。
試し織り第二弾をお見せするスケジュールを組んでこの日はお開きとなりました。

試し織り、始動

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あおさまのお着物、試し織りをはじめます。今回は、経をたててから詰めて行きましょうってことだから、試し織りはガッツリするよ。
海の感じを出すのだから、色数は多い方がいい。碧をたくさん、染めましょう。糸の種類は、座繰り糸と真綿糸を両方用意して、混ぜながら織ろう。どちらかというと、座繰りをちょっと多め。スタイリッシュな感じにしたいから。
1回めの試し織りをしたら、あおさまに見ていただいて、改善点を探って、2回めの試し織りをする。その後は繰り返し。お互い納得するまで。って段取りになっとります。GO!

熊本ゆかりの染織作家展、明日から!

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「熊本ゆかりの染織作家展」が、熊本の「きものサロン和の國」さんで、明日より開催されます。
私も、力作をそろえて、ドーンと参加させていただいています。どうか、ご覧になってくださいね。
今回の会のご案内は、和の國さんのブログの「熊本ゆかり便り7月号」「熊本ゆかり便り8月号」「熊本ゆかり便り9月号」に詳しいです。ぜひ、ご一読の上、和の國さんにお出かけください。(上の写真も9月号からお借りしました。ただいま絶賛発売中の「美しいキモノ秋号」、136ページです)
今年の目玉は、何と言ってもギャラリートーク。着物ライターの安達絵里子さんが、なんと毎日、11時からと13時半から、話されるとのこと。すごーい。
安達絵里子さんは、着物ライターとしてのご活躍もすばらしいですが、ハレの日もケの日も、毎日を着物で生活していらっしゃるという、その生き方そのものが、すてきだなあと思います。
熊本の大地震のあと帰省したときお会いできたのですが、その時もお着物をお召しでした。地震直後もご自宅ではいつも通りの普段着の木綿のお着物だったそう。そのおかげで「いつもの自分でいられた」っておっしゃってました。それってすごい。それを身につければ、「いつもの自分でいられる」ってすごいね。
さあ、みなさん!着物通の方ももちろんですが、着物初心者の方、はたまたこれから初心者になろうかなってという方、これはチャンスですぞ。気軽に安達さんのお話を聞きに行かれて、「いつかは着てみたい」というお心にポッと火を灯され、育てていただきたいなあって思ます。
なお、ヨシダは、帰れません。ごめんなさい。神奈川で制作に励みます。
どうかよろしくお願いします!
熊本ゆかりの染織作家展
とき:9月9日(金)〜12日(月) 11:00〜19:00
ところ:きものサロン 和の國 熊本市中央区城東町4-7 tel 096-359-0805

綜絖通し

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あおさまの経糸が決まってから、私は、帯を織り、着物を織り、大麻の布を織りました。その間、水面下で、あおさまのお着物の準備をちゃくちゃくと進めていました。
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写真は綜絖通し。別に、準備の中で綜絖通しが一番重要ってことではないです。たんたんとやる作業です。もちろんすごく大事にかわりはないですが。
たまたま写真を撮ったので載せます。動画も撮ったのよ〜。編集もしたのよ〜。見てね〜。

あおさま、見本をご覧になる

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あおさまの糸、こんな感じです。下に写っている糸が経糸。上に乗ってる糸が、あおさまお気に入りの「試し染めB」です。
いくらなんでもBでは鮮やかすぎる、、、ではどうすればいいのか?悩みに悩んだ結果、経糸のトーンを落としました。
ご実家にお送りした見本をご覧になったあおさまから、ストライクゾーンに入っているとのお返事いただき、完成形で碧を感じられればよいとのことに落ち着きました。
最終的にさまざまな碧の入れ具合はどうやって決めるのだとのご質問がきましたので、それはもう試し織りを重ねて、すり合わせましょうと答えました。土台を作って、その上で試行錯誤を重ねましょう。

経糸、染まった

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あおさまの経糸、染まりました。いろいろ悩みましたが、これで行きましょう。鮮やかなクラインブルーの土台になることと、着物としての落ち着いた感じを両方考えておさえたつもりです。
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完成はこんな感じか。糸見本もつけて、あおさまに見ていただきましょう。
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これ去年の暮れの話しです。染めの様子はメールで、クリスマスホリデー中の、遠ーく地球の反対側にいらっしゃるあおさまにご報告。
完成予想図と糸見本は、お正月に帰省されるというあおさまのご実家にお送りしてみていただきました。
バリバリビジネスウーマンでいらっしゃるあおさま、どこにいらっしゃるのか、神出鬼没〜、面白い〜。
私はずっと関東の片隅の仕事場におりまして、メールや郵便で繋がらせていただいております。

経糸の染め

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あおさまの経糸、まず染める前に、しっかり洗って、油分や汚れを落とします。糸の様子もチェックしながら。
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ほら、こんなにふっくら。さすが、ぐんま200の生繭座繰り糸です。
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染めは、酸性染料です。ねらう色は、クラインブルーの土台となる色。碧の引き立て役となる色です。
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これでどうだ。乾けば3割減くらいの鮮やかさになっちゃうんだけど。

美しいキモノ秋号に載った!

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待ちに待った、「美しいキモノ」秋号が発売になりました!
今回なんと、「ありがとうの言葉に代えて 熊本から元気な姿でこんにちは」という、特別応援企画を組んで下さったんです。我が熊本は、地震で痛手を受けましたが、へこたれません。そんな熊本をご紹介くださっているページです。そこに、熊本ゆかり染織作家展のご縁で、なんとワタクシめも載せていただきました。P245です。見てね!
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それから、もうひとつ、誌上ギャラリーのページにも帯の写真を載せていただいたのですよ。八寸帯「おもちゃのチャチャチャ」です。P136にご注目。
さらに写真の下の告知欄をご覧ください!
次回の熊本ゆかりの染織作家展のご案内を載せていただいています。
そしてなんとその下には〜〜〜!本邦初公開、ワタクシめの個展の告知も載せていただいています。うっわー、まじ〜〜?がまださんとーーー!(この展示会については、後日、イヤというほど書かせていただきます。笑)
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えっとーーー、情報を整理させていただきますね。ヨシダ、熊本で、今後ふたつの展示会があります。
-1-. 熊本ゆかりの染織作家展 9月9日〜12日、和の國さんにて。ヨシダは全力で出品しますが、帰熊はしません。
-2-. 染織吉田・吉田美保子展 11月20日〜23日、同じく和の國さんにて。ヨシダ、全日、滞在します。
美しいキモノの表紙は美しい吉田羊さんです。ぜひ手に取って下さいね。
*この場を借りて、お詫びいたします。
本誌P245の私のプロフィールのところに、個展の情報はP76参照とありますが、正しくは、P136参照のあやまりでした。
また一部の方に、美しいキモノ秋号に載ることをご連絡いたしましたが、その際、P76とP245に載るとお伝えいたしました。正しくは、P136とP245でした。お詫びして訂正いたします。

Bでなく

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あおさまの経糸の色は、メールでやり取りして、「B」で行くのはやめました。「B」はあまりにも強すぎるように私には思えました。全身クラインブルーという着物は、人にも街にもなじまないのではないか。(へたをすると浮くし、もっとへたをするとケバくなる。)
あおさまも、「B」が好きだけど、全身「B」にしたい訳ではなく、感じられればとおっしゃいます。では、少し、トーンを落として、落ち着いたブルーを経糸にしましょう。クラインブルーは別の方法で入れましょう。それで行くしかないね。
糸は、とてもいいのが手に入った。「ぐんま200生繭座繰り糸」。
これ、群馬県で作ってる「ぐんま200」という品種の繭を、乾燥させず生のまま、手で引いた糸です。あおさま、民芸風はNGとのことだったので、ちょっと細目にしました。スタイリッシュな感じになります。
つやつやでふかふか。コシもあるのよ。うふふ。うっとり。
さあ染めよう。

断然、B

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あおさまのonly only、経糸の見本で染めた糸を、厚紙に巻いて、カラーチップを作って、AからEまで記号を振って、郵送して見ていただいた。
直感でどれがお好きですか?
すぐに返事のメールが来て、
断然、Bです。
と。
一瞬ギクリ。あちゃーーー、、、よりによってBですか。それも「断然」、、、、、。
実はこの染め見本、違いが出るように、少々極端に染めている。しかしBだけは、「少々」極端でなく、「とっても」極端に染めたのだ。
どういうことかと言うと、Bの糸は、染料を2種類しか混ぜていない。赤みのある青を染めるために、青に少々の赤を混ぜただけだ。他の染め見本は、少々の黒とか、茶色とか、補色成分を持つ色とかを混ぜて染めている。
それが何が問題かというと、2色を混合するだけでは、単調な感じになって、色に深さが出ないのだ。
単調な色って、どんな色かと言えば、、、そうだなあ、、、例えば、地方の市立中学の、部活動のユニホームの色。判別されやすいことが価値だ。地方の中学校でも、私立だと、ユニホームは学校の宣伝にもなるから、吟味した、凝った色だと思う。
(変なたとえで失礼。地方の市立中学校の部活動のみなさん、ごめんなさい。)
着物に限らず、また衣服に限らず、人間が作ったものはモノは、たいてい何でも色がつけてある。作った人が、使う人の用途や希望に合わせ、色をつけるのだ。鮮やかに見える色も、たいてい少々の補色などで、色を殺してある。その方が、なじむのだ。草木染めは鮮やかな色が染まる植物でも、いろんな成分がまじっているから、一種類の染料でなじむ色になるのだ。
さあ、困った。どうしよう。

経糸の色見本

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あおさまとのメールのやり取りはつづき、ひとつの合意点まで行き着いた。それは、経糸は無地で行こうってことだ。
たて縞はあまりお好きでないとのことだし、海がモチーフなら、緯糸で表現するのがいい。経が無地だと、表現の幅が無限大なのもいい。たて縞の経糸をたてると、変更の余地が少ないからね。
よし、では、さっそく試しに染めてみよう。酸性染料で染めてみよう。
今のところ、あおさまが、色のご希望としめして下さったのは、クラインブルーの粉(たぶん顔料の粉)と、牛革の切れ端だ。絹糸でこの色が出せるのか?出たとして、着物としてどうなのか?碧いスーツの写真も拝見しているが、これは、色的には好きだが、今回求めるものではないという、逆の見本としてだ。
それで、染料を少しずつ変えて、5種類の色を染めてみた。

スケッチ

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あおさまとメールのやり取りを続ける。実際にお召しになったところのイメージが欲しいとのことだったので、写真があるものは写真を、ないものはスケッチをしてスキャンを添付してメールする。
あおさまからは、「正直言うと完成予想図が描けない」というお返事がきた。私は、なんと正直な方だろうと思った。申し訳ない。
実を言うと、私だって完全に分かっているわけではぜんぜんない。経験と知識と想像力を総動員して、着姿を思い描く。それは雲をつかむような感じ。手を振り回して、必死につかむけど、てのひらを開いてみたら、そこには何もない。その繰り返し。
それでもどうにか、紙に落とすけど、さらに難しいのは、あおさまにお伝えすること。うまく伝わるスケッチもできないし、言葉で説明することもなんか、ウソっぽくなるようで、難しい。
あー、私ってこんなに表現力がないんだと落ち込む日々。

あおさまとバッタリ

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昨年の9月の終わりの日曜日、伝統工芸展を拝見しに三越本店へ行きました。こういう展覧会に行くのは、私としては勉強であり、またこう言ってはなんですが、偵察でもあります。
染織のコーナーをひとつひとつ観ていましたら、目の端に、いかにも展示会を楽しんでいる風の、ご機嫌良さげな女の人が写りました。その方、ものすごくおしゃれ。休日らしいカジュアルな恰好で、楽そうなのだけど、完璧だわ〜。
あ!あれは、あおさまだ!
あーいい感じだなー。好きだから見にきたって感じ。自分の目的が偵察なのがちょっと恥ずかしくなりました。
お一人で、ご自分のペースで見ていらっしゃるようなので、声をかけるのをとまどっていましたら、向こうも気づかれましたのでご挨拶。
しばらく一緒に観て回りました。これから織る、まだデザインも未定のお着物のことがお互い念頭にあるのは言うまでもありません。意思疎通の絶好のチャンスです。
展示されている着物に、「こういうのは着物ばかり目立ちます」とか「出番が多いのはこういうのかな」などなど言いたい放題。あおさまはたて縞よりよこ段の方がお好き、民芸的な土っぽさはNGなど分かったのは収穫でした。
*写真は碧い着物を探しまくって見つけた、吉永さゆりさん。すてきだけど、やっぱちょっと衣装チックと思うのよね〜。

メールと郵便

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第1回ミーティングでは、デザイン的なことは具体的には決まらなかった。決まっていることは、「碧い色を生かすこと」と「袷(あわせ)のお着物にする」ってことのみ。
もうちょっとすりあわせたいなあ。話しは分かるし、創作意欲はわくのだけど、ピントが全く絞れない。
あおさまとは、飛び飛びでメールのやり取りがつづいた。
あおさまからは、私の旧作をもしも、碧い色に変えたとするとどうなるかって質問がきた。だから、それぞれの作品の糸や染料や、どういうシチュエーションでお召しいただいているかなどお伝えする。
あと、参考になりそうなお着物姿の写真を貼付で送ったり。「ああ、これこれ、こういうの」ってのを見つけたかったのだけど、見つからず。
そうこうしているうちに、あおさまからイブ・クラインの碧い粉と、碧い牛革の端布が郵送されてきた。(上の写真)
ドキッとするほど、鮮やかなクライン・ブルー。これは自然の色ではないな。いや、もしかしたら、岩石など自然由来の色なのかもしれないが、普通は自然にはない色だ。それすなわち、着物の色にしにくいってことだ。
牛革のほうは、クライン・ブルーよりは落ち着いているけれど、単体で見るとそうとう強い。もしこのままだったら、仲居さんのお着物のケありだね。または、外国の学校の制服の色という感じもする。
それから、あおさまが碧いスーツをお召しになったところの写メもいただいた。ほら、海外派遣スポーツ選手団のようだという話しが出てた分です。たしかにそう言えなくないが、さすが、碧、お似合いね。でもこのままでは着物にならないし、あおさまもそれを求めていらっしゃる訳ではないのも了解済み。
さあ、どうする?

第1回ミーティング

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昨年の8月1日は、とても暑い日でした。午後2時、あおさまとご友人のSさま、我が家にお出で下さいました。
はじめまして!
あおさまは、すらっと背が高い、カッコいい、出来るタイプのお方でした。暑い休日だから、ラフな恰好で、それが何気ない感じでおしゃれです。
エアコン入れようとしたら、入れない方がお好きとのこと。では季節を楽しみましょう。
今日は、どんなお着物にするか、具体的には決まらないと思います。大まかなお話になるでしょう。
あおさまが、思い描いているのは、碧い海。ベリーズのブルーホール。
新しくでてきたキーワードは、イヴ・クライン。クラインブルー。
うっわー、ますます着物と縁遠い感じだなあ。。。こりゃ、大変。どうしよう。接点、みつけるぞ。
あおさまとご友人Sさま、いろいろ考えて下さってまして、碧い着物は下手すれば、「売れない演歌歌手」みたいになりそうって危惧されてました。おー、言い得て妙。
それから、あおさま、このクラインブルーの色の、パンツスーツをお持ちだそうで、それをお召しになると、「スポーツ選手団の海外派遣の制服」みたいだそう。そっか、そうかもね。あおさま、スポーツウーマンタイプでもあるからね。
私としての心配は、濃い色の着物で、無地っぽくすると、「旅館の仲居さん」みたいになりはしないかってこと。せっかくonly only なのに、それではもったいない。
個性的なのはオッケーで、絣や飛び柄もオッケー。では、ブラッシングカラーズも範疇ね。
あおさま、次の年のお誕生日で、生誕半世紀だそうです。では、それを目標に作りましょう。2016年の10月です。
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あおさまとSさまは、これから花火に行かれるそう。花火も大好きとのこと。好きがしっかり確立しているあおさま、とってもカッコイイのです。

あおさま、メールのやり取り

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あおさまとメールのやり取りを何回かした。私は、過去の自作を紹介して、この部分がもし碧だったらこんな風になりますなど、説明した。お互いピンとはきていない状態だと思う。
そんな中、あおさまが、「これから一枚目を買おうとしている初心者なのに生意気かと思いましたが、こだわりの選りすぐりの着物を持ちたいので、相談をはじめさせていただけないでしょうか?」とメールをくださった。
生意気なんて、そんなそんな。そんなこと全くありません。私としては、ご注文の早い時期に一度お会いできるのは、大変にありがたいこと。意思疎通の一助になります。
それで、去年の8月1日土曜日の午後、ご来訪いただくということになりました。あおさまは、我が家と同じ沿線上にお住まいなので、お越しいただくこと自体は、そんなにハードル高くありません。
この日はちょうど、関西在住のあおさまのご友人が上京中ということで、ご一緒なさることになりました。このご友人、すばらしいんです。着物好き、着物通、知識もあって、あおさまの親身にアドバイスされたり、着物一式を貸されていたり、、、いやあ、こういう方がいて下さると、これから着物を着たいって方のハードル、ぐぐっと下がりますよね。
ご友人も、あおさまが着物に目覚められたのをとてもよろこんで、心から応援してらっしゃるようです。うらやましいなあ、あおさま。
*写真は、ブルーホールの画像検索。スクショです。

あおさまにお返事

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「すてきだと思いますよ。」
あおさまからのメールに、まずはそうお返事した。ブルーホールの画像を見ていたら、こんな色の着物を着たいって気持ち、分かる気がした。
たしかに、ウルトラマリンの着物ってみない。特に織りの着物では全く記憶にない。どこに着ていくのとか、格はどうなのとか、ウザいことは考え出したら、きりがない。
気になるのは、あおさまにとって、一枚目の着物となるってことだ。一枚目なら、もう少し合わせやすくどこにでも来て出掛けられる方が、普通はおすすめだ。淡い色の方が着やすいと思う。
しかし、簡潔なキリッとした文章から、「普通は」とか「一般的には」とか、そういうものを求めていらっしゃるわけではないんだろうなってことも伝わってきた。
それで、
「好き」「この色の着物を着たい」ってことを第一に考えていいと思いますよ。
とお返事した。
もしも絵羽仕立てにするのであれば、白や薄いグレーのベースに、碧を入れるってのも考えられる。そうすると、ちょっと正式っぽくもなる。可能性はいろいろなのだ。
*写真はネットで見つけたファインドトラベルさんのサイトからお借りしました。

あおさま、スタート

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さあ、新しい only only をはじめましょう。今回の主人公は、「あおさま」です。あおさまの「あお」は「碧」。青でも蒼でもありません。深く美しい海の碧です。
あおさまが、はじめてメールをくださったのは、1年とちょっと前の、6月の14日のことでした。
そこには、ご自分が着物の初心者であること。色にこだわりがあること。ご友人のすすめで、紬がいいと思ってらっしゃることなどが、簡潔に書かれてました。
お好きな色は「碧」。「ウルトラマリン、あるいはそれに近い色」。イメージは、「ベリーズのブルーホール」とあります。
ほぉ、ベリーズ、、、、どこだっけ??カリブ海?ブルーホールって、えっと、、、、。早速検索する私。
うわあ!だーっと現れる、碧い画像にひきこまれる。地球上にこんな所があるなんて。
あおさまのメールは、「碧い海のような着物が欲しいのですが、紬の着物で、ウルトラマリンはどうなのでしょう、あり得るのでしょうか」「色を優先した場合、どういう着物が考えられるのでしょうか」とお聞きです。
*写真はブルーホール画像ギャラリーから拝借。これぞ碧だねえ。この目で見てみたいものだ。

京都

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もう一ヶ月も前のことになるのだけど、6月にちょっと京都に行ったので書いておこう。
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母と叔母と。桂離宮と修学院離宮に行こうと、計画した。
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離宮の見学申し込みは3月のこと。ホテルの予約も早々に。
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その後、思いもしない熊本の大地震。世の中ひっくり返ったかと言うくらいの衝撃だった。
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一時はこの京都旅行もキャンセルかとよぎったが、母にとっても、ちょうどいい気分転換になった様子でよかった。
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当日は、京都駅で待ち合わせ。それぞれ新幹線で。熊本からさくら号の母、名古屋経由のひかり号の叔母。新横浜からのぞみ号の私。京都って便利。集まりやすい。ほんと、日本の真ん中なのねえ、、
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京都駅から乗ったタクシーを、修学院離宮で降りるとき、助手席に乗った私がお金を払いながら、「うるさくてすみません」って言ったら、運転手さん、「いえいえ、ウキウキが伝わって来ましたよー」って。
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そうですね。ウキウキしてました。久しぶりに会う、おんな3人、平均年齢66歳。
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京都っていいなーって思いました。見るところいくらでもあるし。桂離宮、めちゃくちゃ、よかった。(写真、上から12枚目まではすべて桂離宮です)
あと、「ギア」ってお芝居がよかったな。三条通の古いビルに専用劇場が出来てて、ロングランやってるのだ。マイムやブレイクダンスなどなど、パフォーマンスがすごいのだ。人間ってすごいなー、若いっていいなーって思った。(あ、おばちゃん発言してしまった)
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あとよかったのは、母と叔母と別行動で、一人でささっと行って来た、一乗寺の恵文社という本屋さんと、木嶋(このしま)神社、別名蚕の社。本屋と神社だからぜんぜん違うけど、どちらも、「うわっ」って感じですごかった。すごいところって、空気が違うんだよね。
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養蚕や織物の神さまである、蚕の社で、おみくじをひいた。「小吉」であった。教えの欄に「仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。」とあった。粛々と努力しよう。
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思ったけど、私、もしかして、純粋に観光で京都に行ったの、はじめてだったかもしれない。
高校時代の修学旅行を皮切りに、京都にはずいぶん行ったけど、観光とは言いがたいものばかり。30代前半にやってた仕事では京都でのイベントを担当したから、よく通った。他にも、展示会を観にとか、友人知人をお訪ねして、、、などなど、何回も行ってはいるのだけど、観光客ではなかった気がする。
今回、私、京都観光客デビューしたのだろうか?
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この写真は銀閣寺。スリーショット、見えますかー。
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この写真、遠くに大文字が見えますね。老婆二人が登るのは吉田山。

お納め

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こうさまの、「大麻だけで織った作務衣、一式」、お手紙を書いて、4枚の布の説明書を書いて、縫い糸にする大麻糸をつけて、ゆうパックにて、お納めしました。
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ほどなく、こうさまから、お礼のお電話いただきました。
「ええのん、作っていただきまして、、、」
「上着の布と、ズボンの布がちょっと違うのがええね。ズボンの方は滑らかで履きやすそうやわ。」
声が明るく感じられてホッとしました。
ずーっと、ずーっと心配していたお仕立ても、ご友人が引き受けてくださるそうで、本当に安堵しました。ああよかった。
今回の布は、経糸も緯糸も、赤茶と藍の、一本交互で織っている。それって、表裏がないようで、微妙にあるのです。藍が強く出る方と、赤茶が強く出る方。そんなお話もしました。お仕立てのとき、ご一考願えれば。
こうさま、お仕事で時々上京されているよし、ぜひぜひ、お会いしたいです。できれば、この大麻だけで織った作務衣をお召しになって!その日を心から楽しみにしています。

大麻だけで織った作務衣にする布、一式

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こうさまの only only、完成したよ。
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大麻の布、4枚。
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タイトルも、ずばりそのまま「大麻だけで織った作務衣にする布、一式」です。
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作務衣の上着にする布、遠景。
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作務衣の上着にする布、近景。
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作務衣のズボンにする布。
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ベルトにする布。
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紐と内ポケットにする布。このようにたたんで紐にする。

仕上げ中

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こうさまの作務衣、さあ仕上げますよ。上の写真は湯通しです。糊と余分な染料を落とします。
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きれいになったら、次は整えて乾かします。張り手の針の上に、布を置いて行って、、、、
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ギュっと閉じると、針がグサっと刺さります。
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ロープを掛けて、
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張ります。
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さあ、張れた。こんな感じ。梅雨時期は乾かんね。

おまけの布(でも一番やっかい)

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こうさまの only only、作務衣の本体、終わった〜。メインは終わったのだけど、もう一枚、織るのだ。それは、紐とポケットの布。
こうさまからのご注文は、作務衣の布とベルトにする布。さらに、縫い糸も大麻にしたいから、糸も分けて欲しいとのお申し出があった。
それは了解したけど、あとで考えて、「見頃を合わせる紐と、ポケットもいるかな?その布はどうするの?」と思い至った。作務衣本体の布じゃ、固すぎるでしょ?
普通は綿布を使うと思うけど、縫い糸さえ大麻をご希望のこうさまだ。大麻がいいに決まってる。
よし、じゃあ織るか。
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用途が紐とポケットだから、あくまで実用。薄くて強い布。
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それで、この布、経糸すべて単糸にしました。経糸が単糸って、織りをやってる人が聞いたら、「ヨシダ、ようやるわ」って言われるんじゃないか?説明が難しいから端折らせていただくけど、植物系の繊維の(綿や麻ね)、単糸の糸って、経糸にするの、難しいんです。糸がね、スーッと抜けるの。溶けてなくなるみたいに。
だから、避けて通りたいんだけど、怖いもの見たさでやってしまう。
まあ、苦労したけどね、織れたぜ!

作務衣の上着にする布

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はい、お次は作務衣の上着にする布、織ってます。パンツにする布と、見かけはほとんど変わりません。
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何が違うかっていうと、経糸の密度が、一寸につき一本だけ少ないです。
それから、緯糸、手績みのヘンプのみで織ってます。経糸がほんの少々粗いことによって、緯糸の表情がほんのちょっとだけ、よく顔を出します。
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そのほんのちょっとの違いを大事にしたい。雰囲気とか、風情とか、言葉にしにくい味とかね。そこからしか生まれないと思っています。
こうさまのお望みの「野武士」は、ここで表現したかった。

作務衣のパンツにする布

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ベルトの次は、パンツにする布を織っています。緯糸は、手績みのヘンプを2に対して、紡績の双糸を1の割合で入れることにしました。これは、より丈夫な布にするため。
パンツは、上着に比べ、お尻の部分や膝の部分に、体重がかかります。布の負担が大きいのです。ですから、特に、丈夫な布を織らねばなりません。糸の選択もそのためですし、筬目も密です。筬打ちも、特にしっかり3度打ち。
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上の写真は、織り機のうしろの部分。経糸、こうしてみると、面白いねー。
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緯糸は、上の写真のように、すっかり水につけて、湿らせて織ります。ぬれ緯というのだけど。いろんな工夫で、しっかりした布を織ります。

織る、機上げ、織る、機上げ、、、

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こうさまの大麻の作務衣、まずはベルトが織り上がりました。経も緯もぎゅうぎゅう。すごく目を詰ませてる。しなりがよく、締まるベルトをねらってる。
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さあ、次に取りかかりましょう。
織りの仕事は繰り返しです。
整経して、仮筬して、巻き取りして、綜絖通して、筬通しして、織り付けして、、、、。上の写真は綜絖通し。
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繰り返しだけど、前回よりも少しでも、きれいに、早く、段取りよく、、、ちょっとちょっとの微調整しつつすすみます。上の写真は筬通し。

織る。まずはベルト

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織りはじめました。織るのは、まずはベルトからにしました。
今回のこうさまのご注文は、作務衣の上着、作務衣のズボン、ベルトにする布、紐や内ポケットなどに使う布、と4回に分けて織ることにしたのだけど、ベルトでまず、ウォーミングアップです。
ベルトは他と比べ、圧倒的に、経糸の本数が少なく、長さも短く、経も緯も(タイヘンプは使わず)紡績の大麻だけにしたので扱いやすいと踏んだからです。なんってったって、大麻を織るのは15年ぶり。そろりそろりと、感覚を確かめながら、すすめたいです。
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これ、梅雨入りした頃のお話です。湿度が上がるの、待ってました。これで心置きなく織れます。それでも、お天気次第で、加湿器オン。それでも足りなければ、霧吹きシュッシッ。空気中に水分しっかり飽和させ、ガシっガシッと織って行きます。

緯糸

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緯糸も準備すすんでいます。小管に巻きまくりです。特にタイのヘンプは、太さも長さも手触りも、何もかもがバラバラなので、とにかく全部巻いて、様子をみます。(下の写真がタイヘンプね。)
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巻いた小管は、作務衣の上着用、ズボン用、ベルト用、紐にする布用と、選り分けます。
上着用には、手績みの面白さ、出したい。野武士みたいな感じはここに一番出そう。
ズボンはとにかく目を詰ませてしっかり織らねばなので、あまりに暴れん坊の糸とか太い糸はやめとく。
ベルトと紐は、締めやすく、結びやすいのが目標。紡績の大麻のみで織ろう。実用向けだ。
糸の状態だけでなく、染まった色でも分けます。
藍染めの分は、さすがすべての糸が安定し、ほぼ同一の濃い色に染まってる。染師さんが真摯に一生懸命染めてくれたのが伝わってくる。植物繊維である大麻と藍が相性いいのもあるけどね。
一方、赤茶色に染めた分は、染まりがいいのと、ちょっと悪いのがある。タイヘンプは特に。それで、染まりがイマイチなのは、遠慮組に入れて、ビンビンに染まっているのを優先で使うことにする。こうさま、濃い色をお望みだからね。

機準備

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こうさまのonly only 大麻の作務衣、ズボンにする布の整経が終わったところです。この嵩高く重たい感じ、写真から伝わってます??普段は細目の絹ばかり扱っているわたしから見たら、うっわーーーっなんなんだ、このボリュームは!って感じ。着物にする糸とは、何もかも違うのだ。
ちなみに本数は、いつもの70〜80%くらい。本数すくないのに、どーんとグラマラス。
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上の写真は、仮筬に通しているところ。
織りの準備をしているときが一番、糸とガチで向き合えるんじゃないかなあ。染めている時より、織っている時より、近い感じがするのだ。糸が、私の範疇に入って来てくれている感じ。
太めの大麻の糸で織るなんて、こうさまがご注文くださらなかったら、一生なかったのではないかと思う。そう思うと、面白く、また言い表せないくらいありがたい。大麻の作務衣なんて半信半疑ではじめたが、取り組んでいるとぐんぐん引き込まれる。
こうさまにも、「あのとき思い切って電話してよかったな」って思っていただきたいなあ。そのために、もうひとがんばりだ。

「美しいキモノ」、取材!

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今日は、「美しいキモノ」誌の取材を受けました。秋号に、熊本地震復興応援のページを企画いただいていているそうです。神奈川県在住の私も、「熊本ゆかりの染織家展」に毎回参加させていただいているご縁で、お声掛けいただきました。熊本への思いのたけをしゃべりまくりましたわっ!
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熊本は、地震のあとの追い打ちを掛けるような大雨で、弱り切ってるんじゃないかな。遠くから見守る私も、地団駄を踏む思いです。鎮まれー鎮まれーと念じる日々。
しかし、今回の「美しいキモノ」誌さんのように、自分のテリトリーから、得意分野で応援したいって思ってくださっている方が、たくさんいて下さるんだってこと、ぜひ知って欲しい!すごかよ〜。どんどん届くけん、待っとってー。
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美しいキモノ秋号は、8月20日の発売予定です。発売されたらまた書くね。
*写真は取材が終わってほっとしてセルフィー撮りまくる私。一人しかいないのにニコッと笑うのがいたいたしい。

整経

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こうさまの大麻の糸、巻き終わりました。次は整経です。
整経するには、どんな布にするか明確に落とし込まねばできません。数字で明らかにするのです。いつもは始めからイメージがしっかりしてますが、今回は未知数の部分を残したまま突き進んで参りました。出たとこ勝負のところ、やるっきゃないの部分、正直ありました。
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整経、今回、4回に分けてすることにしました。作務衣の上着とズボンを分けて織ろうと思った。それからベルトにする布。あと上着の上前と下前を合わせる紐にする薄地の布がいると思うのよね。これ、こうさまからのリクエストは無いんだけど、縫い糸まで大麻がいいとおっしゃるのだから、そりゃー、紐も大麻でなくちゃね。
作務衣を上着とズボンに分けるのは、いっぺんに織ると嵩高になりすぎるからという理由と、もう一つの理由は、上着とズボンの布、少々違えた方がいいと思ったから。完成する布のパッと見た目は同じだけど、筬密度をほんのちょっと変える。ズボンにする方を、密にして全体重が掛かっても、動き回っても、大丈夫な強度を保たせる。上着の方は、手績みのタイヘンプの割合多くして、こうさまのご希望の野武士のような雰囲気を出す。

巻く

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こうさまの大麻の作務衣、染まった糸が出そろいました。さあ、巻きますよ。
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藍染めの糸(外注分)は、綛が乱れていたなどと書きましたが、自分で染めた草木染めの糸も、これ、この通り乱れています。人のこと言えないね。あはは。
これは糸の問題、大きいです。タイやネパールなどで手績みされた大麻の糸は、織り糸にするには、相当の覚悟が必要です。苦労することが分かっていても、それでも使いたかった。こうさまのお望みに近づくからね。
逆に言えば、流通に乗ってる糸の優秀さよ。信頼できるありがたさよ。ま、しかし、使いにくい糸を、工夫と粘りで、徐々に手なずける快感もありますわいな。
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木枠に巻いていきます。この作業は、我が家に手伝いに来て下さってる、miwaさんとasakoさんに、ずいぶんお世話になりました。特に藍染めはほとんどasakoさんがやってくれたようなものです。asakoさんは麻子さん。麻にご縁が深い方です。

藍染め糸、戻る。

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こうさまの作務衣、糸染めの半分は藍染めにするということで、こうさまのご友人で、すくも建ての藍染めをなさる方に送っていました。それが、とうとう戻ってきました!発送から2ヶ月半。さあさあ!
ものすごく、濃く、しっかりと上がっています。申し分なし。いい色です。
が、綛はそうとう乱れてました。染めれば必ず綛は乱れるから、ある程度は覚悟していました。それを未然に防ごうと、発送前に、綛上げし直して小綛にし、ひびろ糸も何ヶ所も入れました。しかし、しかし、覚悟以上に乱れてました。これ、巻けるのか?
特にタイヘンプと、単糸。この時点で、タイヘンプを経糸に使うことは断念しました。単糸はふわふわになっていた。気持ちはいいけど、織り糸としてはキツい。双糸はセーフ。
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双糸の糸を、もう一度、綛あげし直します。付きっきりです。これから糊をつけなきゃですので、綾の出てる綛じゃないと。
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洗ってます。さすがー、色がぜんぜん出ませんね。藍染めのあと、しっかり洗ってくださっているのがよく分かります。

ふのりを作る。藍はまだ。

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こうさまの大麻の作務衣、草木染めで、赤茶色に染める分は完了しました。藍染めの方の進行が気になります。3、4週間くらいで戻ってくるかと思ってましたが、気配もなく。
では、赤茶色の方の糊付けを先にやっちゃいましょう。糊はふのりにしましょう。化学の糊を否定しているわけではないけど、今回はできるだけ自然のものを使いたい。
上の写真は、ふのりをちぎって、水にふやかしているところです。
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こちらの写真は、ふのりを煮て、漉したところ。きれいに出来ました。
藍染めの糸は、待てど暮らせど戻ってきませんが、私は実はホクホクしていました。もうちょっと遅れてくれたほうがいい。準備万端になってしまったら、織らない訳にはいかなくなる。実は今は織りたくないのだ。
これ、今年の一月の話しです。なぜ、織りたくなかったのか。
そうです。冬だったからです。関東の冬はカラカラです。いくら加湿器をフル稼働させたとしても、冬の間は麻は織りたくなかった。少なくても春。ベストは梅雨。それまでひっぱりたかった。
目の詰んだしっかりした大麻の布を織るのに、湿度が必要です。

「多士東京 No.46」に載った!

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わーい!「多士東京 No.46」が送られてきた!これに載ったのだよ〜。
と言っても、何のことだかお分かりの方は、高校の同窓生で、それも主に関東在住で、先日6月12日に開催された東京同窓会に出席された方で、その時配布された冊子をよくよく読まれた方のみだと思う。
読まれた方は少ないかもしれないけど、じんわりうれしっす。
これは、私が通っていた、熊本県立済々黌高校の、東京同窓会が毎年発行している冊子なのだ。編集は、毎年、担当学年が順繰りでする。今年は、昭和46年卒の先輩方。御歳63歳だそうだ。卒業45年たって、ふるさと熊本を遠く離れた関東に住まう、職業もお立場も千差万別の初老(失礼!)方々が、一年かけて、編集なんて多分経験ないでしょうに、けんけんがくがく、一冊の冊子を作り上げるのだ。
寄稿を依頼された時は、ちょいちょいで書けるかなと思ったけど、実際書いたら難しかった。テーマに沿わなきゃだし、字数制限が厳しくて。
一度提出したら、「この部分を削って、ここを膨らましたらどうだろう?もっと良くなると思うけど」とアドバイスもいただき、「わー、こんなに真剣に作っておられるんだ」と感動した。
それで、今日、送られてきた「多士東京46」をじっくり読んで、すごく丁寧に大切に作られている様にじーんとした。たった20ページの冊子に、46卒の先輩方の、人生の機微や真面目さが詰まっているんだなあ。
済々黌の同窓会は、いろいろノルマがあって、われわれ62年卒は、おととし、東京同窓会の幹事を担当したのだ。大変だったよ。何の得にもならないしね。ただ働きだしね。いや、持ち出しもしちゃうのよ。でもすごく面白かった。
だから今年も2年下の後輩たちががんばって幹事をしているから、先日の同窓会出たかったのだけど、もろもろ段取り悪くかなわず、この冊子も受けとれず、、、ま、いろいろありますわ。
私の文章は以下です。テーマは「天地万象皆わが師」。黌歌の一節です。ご興味の向きはぜひ〜。
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染めの話し

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only only こうさまの大麻の作務衣、糸染めの段階です。今、このブログは、染めてた時のデータを見ながら書いてます。話せば長ーーいのですが、きゅっとまとめて書きますね。昨冬の話しです。
大麻の糸染め、苦労しました。草木染めに染まりにくい植物繊維であること、分厚い布にするために太い糸を使っているので嵩がはるってこと、タイヘンプは糸の状態も不均一だってこと、いやー一、ひと筋縄では行きませんでした。一ヶ月間で、都合、12回染めました。
まず、求める色は、赤茶からえんじ色です。選んだのは、強い染料であるカテキュー。アルミ系の媒染で定着させる。染めていてまず心配したのは、茶色は茶色でも、ちょっと黄色に振れた茶に染まるなってこと。
それで、3回目の染めから、染料に、様子を見ながら、スオウとアカネとラックダイを追加。赤みを持たせます。よしよし。
それから、「濃い色に染めてください」という、こうさまのご希望。どう答える?
染液を濃くして、何度も繰り返して染めるのは常套手段。もちろんやります。しかし、6回目の染めから、それだけでは足りないと気付く私。思うような濃さにまではならないのです。大麻の糸が、染めのタンクに入っている時は、濃く見えるのでホクホクなのだけど、乾かすと白っ茶けてきてガッカリ。はい「もう一度」、だけではらちがあかない。
糸が染料成分を吸う率をあげなければ。
それで、媒染剤を変えてみた。まず、極薄の鉄媒染。うっすら、黒みを帯びます。いい感じ。しかし、これを何回も繰り返すのはこわすぎ。黒くなってしまっては元も子もない。2回までにしよう。
よし、では次ぎは銅で媒染してみよう。あ、これもいいぞ。媒染剤が変ると、新たに染料が繊維に食いつく感じします。結合の量が増えるという感じ。これも繰り返す。
赤茶に染まった糸は、最終的には、藍染めの糸と合わせて布になります。藍染めの方も、しっかり濃い色に染めて下さっていることでしょう。それは手元にないから、シュミレーションで、乾かした赤茶の糸の横に、濃い藍色の別の糸を仮に置いてみて、合わせてみる。強い藍に負けない茶色まで持って行かねば。「よし!」って思えるまで。
もうこれ以上、染まらない(繊維に染料が入らない)って地点まで染めました。ヘトヘト。

草木染め、本番。

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試しでカテキュー(阿仙薬)で染めた、こうさまの大麻。では、媒染もしてみましょう。媒染剤はアルミにしよう。アルミって一番素直な、ストレートな色になると思っているのです。
いつもだったら、酢酸アルミを使うのだけど、今回は天然のアルミにしてみよう。こうさま、なるだけ自然のものを使った方がよろこばれると思うのよね。以前、ネパール産の天然アルミを分けていただいていたのだ。今こそ出番だ。
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媒染もいい感じなので、これで行きます。濃さと色の微調整は、粘ればできると踏んでいます。
さあ本番。とにかく肉体労働です。染めて、留め釜して、軽く洗って、媒染して、まあまあしっかり洗って、もう一度染めて、留め釜して、完全にしっかり洗うの繰り返し。
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大麻の糸、双糸、単糸、タイの手績みヘンプと三種類です。大量にあります。絹よりずっとかさばるし重い。上の写真は出番を待つ、タイヘンプ。

カテキュー

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「草木染めで染める、茶色系の色はあんたに任せます。濃い色に染めて下さい。」
こうさまに言われた私、さあ、はりきって行こう!まず大前提は、草木染めに染まりにくい植物繊維である大麻に、濃い色を染めるってこと。
だったら、染まる力の強いエキス系の染料でしょうか。うーん。カテキューかな。
カテキューとは、熱帯で育つ植物で、江戸時代から、染料として、また漢方薬として、輸入されてきました。阿仙薬(あせんやく)とも呼ばれます。頼りになる、安定している染料と言えるでしょう。
実は私、このカテキュー、着物や帯の染めにはほとんど使いません。強すぎると思うし、今どきの色ではない気がするのです。しかし、今回は野武士です。強く濃い色を求めています。これは、今こそ出番かな。
早速一部を試しに染めてみます。あら、これは行けるかも。けっこう染まりがいいわ。繰り返しそめれば、濃さもクリアできそうね。

草木染めの準備

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こうさまの大麻の作務衣、いよいよ染めです。半分は藍染めにするので、発送済み。半分は私が草木染めで染めます。
早速下準備をします。これをしないとね、麻や綿などの植物繊維は染まりが悪いのです。(ちなみに藍染めにはしなくてオッケー。藍染めは植物繊維と相性がいいので、そのままで染まります。)
まず糸を洗って、余計な汚れを取り除き、乾かします。それから、呉汁という大豆の汁に一晩浸けて、タンパク質を糸にしみ込ませます。よくしみ込むように、ラップをしています。
それを洗わないでしっかり絞って、干して、完全に乾かします。こういう作業中に、糸の素性が分かってきます。大麻の糸、久しぶりだから、まず仲良くならないと。よろしくね。
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さあ、準備が出来たら染めなのですが、どこを狙って染めましょう?こうさまからは、赤茶かえんじと伺ってます。しかし、それはおおざっぱな話しです。狙いの定め方が、今ひとつ、ピンと来てない私です。思うようにはなかなか行かない草木染めですが、それでもベクトルの向け先はガシッとつかみたい。あやふやのままでは染められません。
そこで電話。(only only のお客様にこんなに電話するのははじめてのこと。だいたいの方とはメールです。しかし電話も大歓迎です)
色のことをくどくど聞く私。よかったら、染めてみて、見本をお送りしましょうか?ご覧になりますか?
「いや、それはええねん。送ってこんでええ。あんたのことを信用してお任せします。濃い色が好きです。濃く染めて下さい。楽しみにしています。」

縫い糸も!

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藍染め用に送り出す大麻糸を準備していたら(上の写真ね)、こうさまから電話。
なになに?
「作務衣にな、ベルトもいるんちゃうやろか?」
あー。なるほど、そうですね。別に織りますか?たしかに、別織り方が締まりのいいもの織れそうです。それも大麻ですね?
「それからな、仕立てる時に使う糸も大麻で行きたいんだけど。」
は?縫い糸もですか!ちょっと縫う方は分からないですけど。細くてすっとしている大麻糸を染めて、お分けすることはできますけど。ただそれだと、ミシンに掛かりませんよ。仕立ての方、オッケーされるかなあ?あと心配なのは強度です。それでもやってみられますか?
「お願いします。」
私はこうさまと話していて、そのポジティブさというか、、、(自分のネガティブさというか、、)なんか、声を上げて笑いたくなるような明るい気持ちになった。きっとこうさま、頭の中で、大麻の作務衣の構想がムクムクと湧いておられる。それをドンドン出しておられる。いいなー!モノ作りの原点だぜよ!
着物系の物作りの世界にいると、「あれはダメ。これもダメ」「これは季節に合わない」「年齢に合わない」「実用的でない」「着ていくところがない」「着ていった先で浮く」「格が合わない」とダメダメダメのダメだしの弾がびゅんびゅん飛んでくる。その中を、姿勢を低くして、かいくぐり、ほふく前進して、どうにかこうにか作ってる部分がある。正直いってある。
こうさま、自分の欲しいものだけに集中して、突き進んでる。いいなーーーー!そういうの好き!いくらでも付き合います。常識なんて、くそくらえだ!一緒に突き進みますよ。すべて大麻の野武士のような作務衣。

大麻がやって来た

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こうさまにお送りした糸見本を元に、電話で打ち合わせ。
こうさまの希望は、ざっくり、野趣味のタイやネパールのヘンプ。それはよく理解できるのだけど、全部はムリです。着る物の布としての強度がでないと思います。特に経糸。
それで、イタリア産の紡績したヘンプを経のメインに。緯はタイヘンプをメインに。どこまで、タイヘンプの割合を上げられるか?これはやってみるしかない。
早速糸を手配。イタリアの大麻の糸はちゃんとした糸屋さんから来るのだけど、タイヘンプは、糸屋さんではなく、輸入屋さんから来るのだ。来るまで心配。来ても心配。
どーんと届く大麻の糸。突然に部屋中、すごいホコリ。麻ってこんなにホコリ出たっけ。絹との違いに目を白黒。新鮮だ。
糸が来たら、自慢の綛あげ機の出番です。これで、きちんと綾の取れた綛にします。特に藍染めは、こうさまのご友人に託すので、丁寧に、丁寧に。ひびろ糸(綛の乱れを防ぐ糸)を多めに入れます。
*写真は、タイヘンプを綛あげしているところ。

こうさま、糸見本。

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こうさまに見ていただく大麻の糸見本を用意して、ご注文内容を整理して紙に落として、これから郵送しますよとお電話しました。
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色は、赤茶色からえんじ色を草木染めで染めるということでいいですね?
「いや、それなんだけど、赤茶やえんじが好きなんだけど、藍色もええなあって思うようになってきてん。」
ああ、それでしたら、もちろん藍染めでもいいですよ。それに、藍染めか、赤茶、一色にするのではなく、両方使うこともできますよ。例えば、一本おきに入れると、色が混ざって無地っぽくなりますし、2本ずつ入れると細い縞になります。経糸は藍染め、緯糸は赤茶という風にもできます。もちろん逆もできます。もっと複雑に混ぜてもいいです。
ただ私は藍染めはハイドロ建てしかしないので、すくもで建てるのがお好みでしたら、紺屋さんに頼まなければならないけど。
「ああ、それがええように思うねえ。色は両方使うのがええと思う。すくも建ての藍染めは友だちがやっているから、そちらに頼めると思います。」
それでは、藍と赤茶の糸を使った場合の糸の入れ方をイメージしやすいように簡略図にしてお見せしましょう。それも郵送資料の仲間に入れました。

みるさま、完成。

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うふふ〜〜。緑がよろこぶこの季節、美しい緑の中で、みるさまと Spirit of Greenに再会してきました。
帯は締めていただいた時が完成です。みるさま、Spirit of Greenを、立派に完成させてくださいました。本当にどうもありがとうございます。
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昨日は朝から雨で、けっこう強く降ってた時間もありました。私は、カメラの準備をしながら、きっと大丈夫、午後になったら雨は上がるって確信してました。だってお会いするのはみるさまですもの。みるさまのパワーが天にとどくはず。
ほーら、やっぱり晴れました。写真を撮るのにちょうどいい、明るい薄曇りの空。Spirit of Greenの緑が映えます。
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タレが濃いグリーン。ちらっと見えるタイコ裏も濃いグリーン。手先は薄いグリーン。地はごくごく薄いペールグリーン。グリーンが幾重にも重なります。
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みるさまとお会いしたのは、東林間のバートンにて。お庭で写真をたくさん撮らせていただいて、さあそれでは、お茶でもいただきましょう。
Spirit of Greenのお仕立て秘話(?)もお聞きしました。熊本の田崎染工さんで仕立てられたので、地震の時は、この子は熊本にいたのです。あの揺れに耐えて、立派にみるさまの元に戻ってきました。強い子です。えらいぞ。
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楽しい時間はあっという間。またぜひお会いしましょうね。
こっそり見送っておりましたが、街に溶け込んでいく感じが、とてもすてきでした。

こうさまと電話

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大麻の糸を探している時期、私は何度かこうさまに電話をしました。意思確認というか、、気になってること、クリアにしておきたく。
まず、着にくくてもいいってのは、どの程度までの着にくさまでは、オッケーなのだろう?分厚くてもいいとのことだったけど、そうすると重くなる。重いのもオッケー?重いというのは、着物では大変嫌われるのだけど、、、、それにある程度はしなやかでないと、すべりが悪くて着るものとしては良くないと思うのだけど、、、などなどおずおずと話す私に、こうさま、
「どんなに重くてもいい。ははあ、あんた、そんな作務衣じゃガサゴソして、肌が赤くなるとか心配しているんやろ?それでええねん、むしろそれを望んでるや。野武士のような作務衣がええねん。」
うっわー、野武士かあ、、、、
あまり整ったツルツルした糸より、ラフな感じの糸が希望と、、、。では、今、手元に集まりつつある大麻糸のサンプルをお送りしますね、見てください。でも、ご希望されても織れない糸もありますよ。
それから再確認ですけど、私は反物までしかできませんよ。お仕立てはできませんし、着物だったらご紹介もできるけど、作務衣の仕立てはツテがないのだけど、大丈夫でしょうか?
こうさま、「それは自分が探すから、あんた心配せんでいいよ」とおっしゃる。本当かな?私、心配性なのです。
そして、お話をいただいてからずっと考えてきた、お見積もりを出さねば、、、大麻の作務衣なんて私としてもはじめてのことだから、ずっと悩んでた。布の大きさと糸の仕入れ値が見えてきたので、ここらで決めねばならない。
悩んだ末に、着尺一反と同じ金額を申し上げた。手間を考えれば、ギリギリの線だ。しかし、作務衣としては破格の値段だと思う。こうさまは、一瞬考えるような間を取られたが、
「思っていたより高いけど、欲しくなってしまっているから、お願いします。」とおっしゃった。
*写真は、栃木県鹿沼の大麻栽培家、大森さんの仕事場にて。麻挽きしたあと、乾燥させているところ。

大麻の糸を求めて。

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さあ、こうさま。まずは、糸です。糸を見つけなければ、話しは始まりません。いったい、どうやって、求める糸を探し出しましょう?
いつもお願いしている絹糸屋さんには絹糸しか売ってないよ、当たり前ですが。麻、それも大麻限定。それも、織り糸。(手織りに適しない糸もあります。)それも、柔道着のような作務衣にする生地を織るのに最適な糸。さあどうする?
まずは、やはり大検索大会です。大麻の糸、検索で見つけられるもの、しらみつぶし。何店にかは電話して話しを聞いたり。んで、サンプル請求できるものはしまくり。もしくは最小ロットで買いまくり。
それから、織りをやってる人に会ったら、聞きまくり。オープンで、自分の経験、教えてくれるんだよね。頼りになる織り仲間たち。
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しかし、いまひとつ、ピンとこない日々。ある日、勤め人時代からお付き合いのある、月刊誌「染織情報α」の編集長、佐藤さんからお電話いただきました。
まあ!お久しぶりです!!
お話をお聞きすると、私が、2000年に、栃木県の大麻栽培農家の大森さんを訪ねた時に撮った写真を、次号に使ってもいいかとのこと。どうも私、過去に一度提供したことがあるみたい。
もちろん!!どうぞ、どうぞ。
しかし、佐藤さん、とっても奇遇です。私、今、毎日、大麻のことばかり考えて暮らしています。ところで、お顔の広いところで、大麻の織り糸を扱っている業者さん、ご存知ないですかね?
ああ、知ってますよ。ヨシダさんもご存知と思うけど、〇〇さんか、〇〇さんは?
おお!知っているけど、抜けてた。検索しても出て来なかった。
早速電話し、サンプル糸を取り寄せたのでした。
*ブログにはさらっと書いてますが、この間、ゆうに3ヶ月はたってます。昨夏は個展準備をしながら、大麻を探すアツい日々でした。
*上の写真は私が撮ったもの。下の写真は、月刊「染織情報α 2015年9月号」の当該ページ。左上の写真を提供しました。

八寸帯「Yellow Triangles (イエロー・トライアングルズ)」

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すてきなお写真いただきました!かっこいいねー!こちら、ほんと、かっこいいお方なのだよ。
お締め下さっているのは、昨秋の個展「三角・吉田」でお求めいただいた、八寸帯「Yellow triangles (イエロー・トライアングルズ)」です。いい感じで締めこなしていただいて、本当にうれしいです。
このお方には、独立した当初から、いろんな場面で応援いただいてます。ありがたい限り。八寸帯を織ったらいいよってアドバイスも、ずっと前にいただきました。それがやっと結実したのが、上の写真。感無量。
個展にも、遠くから、オープンニングにも、お食事会にもお越しいただき、最高にうれしかったです。本当にどうもありがとうございました。

大麻とは。

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こうさまから、大麻の作務衣を織る話しをいただいて、私が真っ先にしたかったのは、大麻についての勉強し直しでした。
大麻は、なんと言うか、、、、底知れぬ力を持った繊維なのです。麻薬成分があることばかりがクローズアップされがちで、今も取り締まられてるけど、それはたかだか100年くらいの話し。
私、勤め人をしていた頃、大変ありがたいことに、大麻を扱う機会もあり、ずいぶん勉強しました。だから、日本人が、精神的にも大麻を大事にしてきたことを知ってます。例えば、神社のしめ縄やヌサも大麻だし、鈴から下がってる太い縄もそう。あれ、人間が触って鈴を鳴らすでしょ。神との交信になるんだよね。
麻の葉の模様も、昔から赤ちゃんの産着に使われたりしますね。あれも、魔よけの意味もあり。麻のように、まっすぐすくすく育ちますようにって意味もあり。
それに何と言っても私、2000年の7月に、栃木県粟野町で麻の栽培をされている、大森さんを訪ねたことがあるのです。麻糸や麻布を扱っていらっしゃっる京都の青土さんと一緒に、大麻の刈り取りを見せてもらったのだ。すばらしい経験だった。ちなみに、ここ3日間のブログの写真はこのとき撮ったものです。
それで、その頃の資料をひっぱり出したり、新たに本を探したりして、読み込みました。
綿や絹は、あとから外国から入って来たもの。大麻は、もともと日本にありました。縄文時代から、我々とともにあり、生活に利用していました。
こうさまが、なぜ大麻の作務衣が欲しいのか。それ、何となくでいいから、つかんどきたいのよね。

15年ぶり。電話のつづき

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「大麻の作務衣が欲しいんだけど、あんた、織ってくれんだろうか?」
うっ。
一瞬つまる私。
えっと、、、、、、大麻の糸を織るんですか?それはやってやれないことはないでしょうけど、、、。私、独立してからは、ほとんど絹ばかり織ってます。麻を織る経験値は、まったく延びておりません。
うーーーん。それでも、、、
すぐに頭に浮かんだのは、大麻の糸のみで織るより、絹か木綿を混ぜた方が、軽くて、しなやかで、着やすい生地が織れるってことだった。
素材をまぜることをグンボウっていうんですけどね、両方の長所を生かせるし、おすすめですよと、こうさまに、お伝えすると、、
「いや、大麻だけがいいんだ。着にくくてもかまへん。」
うーーんんん、、、私としては、はい、それじゃそうしましょう、とは言えません。着やすいってのは、身を包む布を織る身としては、至上命題なのだ。麻が大事ってことかな?
だったら、苧麻(ちょま)は?ラミーと言う扱いやすい麻もあります。大麻よりは軽くて、なじんで、着やすいと思うけど?
その提案にも、こうさまは、
「いや、大麻がいいねん。分厚くて、柔道着みたいなのを思っているのだけど。」
そっか、なーるほど。大麻がキーワードね。
しかし、柔道着、、、、はい、織りますとは即答しかねます。ちょっと調べてみます。
ちなみに織らせていただくとしたら、染めはいかがしましょうか?
「茶色というか、えんじ色というか、、、赤っぽい茶が好きなんだけど、、、」
化学染料でいいですか?その方が、ねらった色を出せますけど。
「いや、せっかくだから、草木染めで。」
ああ、やっぱり、、、、、。
植物繊維は草木染め、大変なんです。染まりにくいので下準備と染め重ねが、、、、、、。
とにかく、調べますから、時間をくださいとお願いし、その日は電話を切りました。

こうさま、スタート

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さあ、新たなonly only のはじまりです。今回の主人公を「こうさま」とお呼びさせていただきましょう。こうさま、男性です。
こうさまとの、出会いというか、再会なのですが、、、正しくはお会いしてはいないのですが、、、それは、今から、ちょうど1年前の、2015年5月31日、日曜日の夕方のことでした。
我が家の固定電話がなりました。
うちの電話がなるというのは、けっこうめずらしいことです。最近は、友だちも、お取り引き先さまも、携帯に電話くださいます。名刺には、固定電話の番号を載せてますが、サイトや年賀状などには載せてないので、商売上もあまり使っているとは言えません。
ですから、うちの固定電話に掛かってくるのは、営業目的か、はたまた間違い電話が多いのです。どうもどこかの工務店さんと番号、酷似しているようなのです。
電話を取った第一声の「もしもし」という声が男性でしたので、私はすっかり工務店さんへの間違い電話と思い込みました。次の言葉を待って、「お掛け間違いですよ」と言う気まんまんでした。それが、
「あー、ヨシダさんですか?私、もう15年ほど前になりますけど、大麻ののれんを織ってもらった、〇〇の〇〇です。」
!!!!!
一瞬声を失います。うっっわーー、心底ビックリです。走馬灯とはこのことか。いろんな思い出が駆け巡ります。15年前ってまだ勤めながら機織りしていた頃のことです。
あの時もビックリしたな。出張中に出会った私にいきなりご注文を下さった。条件は素材が「大麻」ってことと、大きさだけだった。とにかく、誠心誠意、織ったなあ。ビクビクしながらお納めしたら、すぐに、ヒノキのまな板贈ってくださった。そのまな板、いまでも愛用しています。
それから、こうさまとは、年賀状だけのお付き合いとなった。毎年、宛名面に、私の住所氏名をものすごい丁寧な達筆で書いて下さる。裏は印刷で、毎年同じ。他には何も書いてない。
10年くらい前、年末押し詰まってから、喪中ハガキが届いた。私はすでに年賀状を出してしまっていたから、重ねてお悔やみのハガキを書いた。そうしたら、明けてから、そのお礼ハガキを下さった。心が通い合ったような気がしてうれしかった。なんか、よく覚えてる。
そのこうさまが、今回は、こうおっしゃいます。
「大麻の作務衣が欲しいんだけど、あんた、織ってくれんだろうか?」

八寸帯「Flying small birds」

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今日もオリジナル制作の八寸帯を紹介させてください。
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名前を「Flying small birds(フライングスモールバード)」と申します。上の写真は前帯ね。一番上の写真がおタイコです。
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一連のスモールバードシリーズの、現時点での完成形と思って作りました。この写真は前帯のアップ。
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楽しく軽快、かつ使いやすい帯ですよ。いろんな着物に合いますし、季節もそれほど選びません。
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ブラッシングカラーズは、酸性染料を刷り込んでます。蒸して定着させています。堅牢度(けんろうど)を調べるため、試し染めを数日間、太陽の下に置きっぱなしにしましたが、全く変化なしでした。
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経糸は8種類の絹糸です。緯糸は、キビソという蚕の外側からとれる絹と、和紙の糸です。絹と和紙が交互に入ることにより、しなやかさとシャリ感を両方出しています。
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とても軽い帯ですよ。締めていて疲れません。
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ちょいと締めて、お出かけになりませんか?
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こちらの帯はおかげさまで、ご約定済みとなりました。どうもありがとうございます。もしこちらを気に入って下さいましたら、新たに、色やデザインのご希望を伺って、あなただけの一本をお作りします。業界の方からのお問い合わせも、お待ちしております。
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八寸帯「White & Gray Bampy」

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今日は、オリジナル制作の紹介をさせてください。シリーズ物の新作つくりました。
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バンピーシリーズの3本目、八寸帯「White & Gray Bampy(ホワイト&グレイバンピー)」です。似たような名前ですみません。区別つくかな?
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バンピーシリーズの中では、これが一番シャープな感じよ。
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ホワイトとグレイのめりはりがきいてます。
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白のところは、あえて真っ白。
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前作と同じで、緯糸はすべて国産のキビソ糸(蚕の外側から取れる絹糸)です。
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太いキビソ、細いキビソ、バシバシ入れています。
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締めやすいとご好評いただいています。試行錯誤の、いまのところの、行き着いた地点です。
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ほーら、糸って面白いでしょう。糸味、布味、お楽しみいただける一本です。
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バンピーってのは、でこぼこって意味。なんか、かわいい響きよね。
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使った糸の見本です。渋札に貼ってます。一番下の糸なんて、相当ふといよ。これでも、みんな絹糸です。
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前作と並べて撮りました。奥が、この「White & Gray Bampy(ホワイト&グレイバンピー)」です。
手前は、「Grayish Bampy(グレイッシュバンピー)」。こちらで紹介しています。ぜひ合わせてお読みください。
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この写真も、奥が「White & Gray Bampy(ホワイト&グレイバンピー)」。手前が「Grayish Bampy(グレイッシュバンピー)」。ただいま二作とも手元にございます。お値段など、お気軽にお問い合わせください。業界の方からのお問い合わせも、お待ちしております。ぜひ!
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八寸帯「おもちゃのチャチャチャ ちょっと渋め」

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うれしい画像が届きました!
拙作、八寸帯「おもちゃのチャチャチャ、ちょっと渋め」を締めてくださっているのは、なんと、北海道旭川の人気呉服店「すぎを」さんの店長さん、鈴木さまです!
やったー!
鈴木さまは、勤続30年の大ベテランでいらっしゃいます。きっと、ありとあらゆる着物や帯を、扱って来られたことでしょう。そんな方に、拙作お選びいただいて、大光栄です。
さすがの着姿、かっこいいねー。
「美保子さんの八寸帯の締め心地は、とても気持ちが良く、デザインや色彩は、周りの方に感動与える可愛らしさ!!」
とお書きくださいました。感涙です。
うれしいなあ。これを励みに、がんばらなっきゃねー。
*すぎをさんのサイトはこちら→
*あ、この帯も、「すぎを好み」のページに載せてもらってる!→

「夕方5時の私の空、2016年3月5日」

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かずさまの、only only、できました!かずさまには、昨日、無事にお納めしましたので、こちらでもご紹介させてください。
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お着物の名前を「夕方5時の私の空、2016年3月5日」と名付けさせていただきました。ちょっと長いけど、決定打のフレーズなのよね。
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3月5日に、かずさまから、「夕方5時の頃の空をふと見上げて、春の夕暮れの色、あんな感じがいいかな、とか思っています。曖昧すぎるかしら」というメールをいただいて、このお着物に息が吹き込まれました。ピントが合って、動き出した感じです。
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その日から、空を見上げる日々が続きました。空の写真もたくさん撮りました。それはね、すべて終わった今もです。つい見上げちゃうんだよなあ。
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見上げながら、いろんな気付きがありました。春浅い夕方の空は、ごくごく薄いグレーなんだけど、案外青みもあって、薄いピンクもまじっています。暮れ方の優しい色。清々しい感じもする。かずさまらしいなって思いました。
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実はね、昨日、かずさま、我が家までお越しくださって、3丈4尺、だーっと広げて観ていただいた時のひとこと。
「私が見た空の色より、私らしい色だわ」
わ、感激。
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このお着物は、かずさまがご自分で、作って、染められた糸が織り込んであることもキモのひとつ。
上の写真の真ん中辺り、ずり出しでとった糸が入ってます。だいだい色です。桜のアルミ媒染。色のトーンは違うけど、なじんだよね。藍の生葉染めの糸は、細い糸ですので目につきにくいけど、たくさん入ってます。溶けこんでる感じね。
織りはじめのところには、かずさまが、試し織りされた部分もくっついてます。まさに、かずさまと私、二人三脚で作った着物です。
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かずさまにとって、この春は、長年のお勤めを退職されたまさに節目の季節。これから、新しい世界を切り開かれる起点でもあります。その記念のお着物を織らせていただいたことは、私にとってもかけがえのない喜びでした。
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もうひとつ、とても大きなこと、起こりました。このお着物を織りはじめた4月14日、郷里熊本で、大きな地震が発生しました。遠くに住む私も大きな不安におそわれました。
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そんな中、私はこのお着物を織ることに没頭することで、支えられました。心を強く持って、できるだけのことをできたのは、かずさまとこのお着物のおかげと感謝しています。
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このお着物は、春の夕方のように、穏やかで静かなイメージです。かずさまのこれからの人生を、静かに輝かせてくれるものと信じております。
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使った糸の見本です。18種類の緯糸と経糸。指差ししているのが、かずさまが自分で染めた糸のうちでも、特にたくさん使った糸。
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お手紙を添えて、門出です。たっしゃでな。
*かずさまストーリーはこれにて中締めです。ブログを読んでくださっている方、お付き合いありがとうございました。いつか、着姿、拝見したいねー。

刺激的な。

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この2日は、刺激的でした。
金曜日は、染織家の平山ふさえさん下地康子さんにお会いしました。なんと下地さんの仕事場に伺えたのだ!仕事場、なんと一軒家。ビックリ。気持ちよい空間で、集中して仕事なさっているご様子。さすがだなあ。
平山さんも、下地さんも、いろんな壁にぶつかって、それをひとつひとつ、解決しながら、仕事されている。悩みつつ、苦しみつつ、切り開くしかないもんね。がんばろー!
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土曜日は、八王子の奥田染工場での奥田塾でした。この日は、反応染料のプリントが課題でした。絹には最適ではないこともあり、私、反応染料使うのはじめてでした。反応染料って1956年に生まれた新しい染料で、今では綿素材の衣料品の90%がこれで染まってるんだって。ほー。私が着てる普段着もお出かけ着も、きっと反応染料ね。着物以外はね。
一日染め作業して、ボロボロに疲れましたが、「人はなぜ装うのか?」という永遠の課題にちょっと気付きがあったかな?現代人は現代の装い方をするのだ。それは本能なのだ。そこに訴える染織をしたい。
*写真は奥田塾にて。蒸したあとのソーピングの様子。

かずさま、4回目のミーティング

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ブログ、なかなか追いつきませんが、ゴールデンウィーク終盤の5月6日、かずさま、4回目のミーティングに、我が家にお越しくださいました。実は、このミーティング、もともとは、4月26日に決まっていたのだけど、私が熊本に手伝いに帰ったため、延期してくださっていたのでした。
ミーティングと言っても、話し合うことはすでにありません。全て、決まってますのでね。かずさまは、ご自分で染めた糸をせっせと巻いてくださいます。私は、もくもくと織りつづけます。シーンとした中、それぞれの仕事の音しかしない、静かないい時間です。
あ、念のため。only only でご注文いただいた方、みなさまに、このかずさまのように、何回も我が家にお越しいただいている訳ではありません。遠方の方、忙しくて時間の取りにくい方、任せっきりの方がここちよい方、それぞれですので、お一人、お一人、その方のご都合やご希望に合わせます。これぞ、only only なのです。それに、会わなくても、メールや手紙で充分機能すると思っています。
かずさまの場合はね、退職されたばかりで、時間も作りやすいし、加えて、ご自分で染めた糸を織り込むってのが、大事なミッションとなったので、その糸を巻いていただいたと言うわけです。
思い起こせば、ちょうど一年前のゴールデンウィークに、かずさま、我が家にお越しくださって、今回のonly only のお話は始まったのでした。1年か〜。順調な方かな???
もし、only only に興味お持ちの方、お気軽にお問い合わせください。「まだ考え中だけど」な方もどうぞ、どうぞ。まずはお問い合わせをこちらから!→   

かずさま、織ってます。

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かずさまのonly only、進んでいます。織っているところを動画にとりましたので下に貼付けます。こうして見ると、客観的に見れますね。私、けっこう必死に織ってますねえ、、、、。もう少し楽に織った方がいいと思うのだけど、力の抜き方がわかりません。
もしアドバイスいただける方、おられましたら、ぜひお願いします。よろしくお願いします。(アドバイスはこちらから→
目標は、優しく強く、柔らかに丈夫に。
1分くらいです。見てね〜。

濃い一日

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本日は盛りだくさんの一日でした。
朝から、松浦弘美さんのギャラリートークに銀座もとじさんへ伺いました。作品、トークともすばらしく、大感激でした。
松浦さん、4人の師との出会いがそれぞれに大きいと、しかし最後は独学なんだと。絽を織るのに、絹糸を精練するのだけど、その試行錯誤に7年かかったと。失敗の連続を詳細にノートに取って改善して行くのが、とても楽しかったと。
それから、銀座三越のデパ地下で、思いっきりカワイイお菓子を、熊本のお世話になってる方に送る。おしゃれな方だからね。銀座でしか買えないものを贈って、元気になってもらいたい。
そして、有楽町の無印良品へ、「日本の布ができるまで 展」を観に。現在の繊維産業。斜陽といわれ久しいけど、どっこいしぶとく生き抜いているなあと思った。布の魅力は魔力だなあ。上の写真は、こちらの展示会で撮りました。水に溶ける不織布にミシン刺繍して、あとで溶かして糸のみにする手法。
ここの無印は、本屋が充実しているので、つい長居。つい買ってしまう。重いのに。「よそおいの民俗誌 化粧・着物・死装束」っての。読むの楽しみ。
それから、地下鉄に乗って、日本橋三越へ。伝統工芸染織展、拝見に。入選されてる作家さん方の、自分の技を磨いている真剣さが伝わって来て、さすが〜っと思った。
帰りがけに、エスカレーターの上りと下りで、とっても感じのいいお二人連れとすれ違いました。遠目で、あら素敵なお着物お召しだわと思ったけど、ジロジロ見るのも失礼かと目線を反らそうとするのだけど、どうもあちらも、私の方をチラチラご覧になる。
あ!nkさんhyさん姉妹だわ!一度下りたエスカレーターをUターンして上って、うっわーーー、お久しぶりでっっす!お二人ともお変わりなく!相変わらず、それぞれにご自分らしいコーディネートでお着物お召しでいいなあって思いました。
実は、このご姉妹のショールをもうずっと以前に織らせていただいたのです。なつかしい、大切な時間でした。あらためて、ありがとうございます。
お姉様のショールはこれ
妹さまのショールはこれ
羽織っていただいているところ。
そのうしろ姿

たんたんと。

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本番を織りはじめた正にその日、その夜に、熊本の大震災がおきました。ビックリと言うのが本音でした。幸い電話が通じ、みんな無事だと、、、。まずはよかった。心配しつつも楽観視してました。
しかし、一日たって、本震です。うちの家族は無事と連絡ついたけど、だからと言って、、、、。千々に乱れる心をおさえつつ、今の私にできることはただひとつ。真摯に織機に向かうこと。
先がまったく見通せない苦しい時期、目の前にかずさまのonly only があったことは、本当に、大きな大きな救いでした。しっかり向き合う仕事があること。たんたんと、たんたんと。
かずさま自身も、長年、たんたんと、たんたんと、真摯に仕事に取り組んで来られた方です。(仕事されてるお姿は見たことないけど、分かります。そんな人なんです。かずさまが居れば大丈夫って、仕事仲間の方も思ってられたことでしょう。)
取り組んでいるかずさまのonly only が、帯や絵羽のお着物などではなく、無地っぽい着尺というのも、ありがたかったです。帯や絵羽だと、どうしても「見せ場」があるので、そこに向けて、緩急をつけ、戦略を練り、虎視眈々と手筈を整えます。しかし、着尺は、3丈4尺、たんたんと行けるのです。
たんたんと、たんたんと、織り続けました。

織りはじめ。そうしたら、、、

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かずさまのお着物、緯糸、結局18種類の糸を使うことにしました。18丁杼です。
かずさまのご希望が、「無地っぽいのがよい」「色や糸に遊びがあってよい」とありますので、それにどうお応えするか、、、と試行錯誤し、結局この糸数になりました。杼を持ち替えるのがたいへんそうだ、、、、思いやられる、、、、、。
(とか言いながら、私、けっこう好きなんです。思い切りたくさんの糸を混ぜて、布を作っていくの。自分の手のなかから生まれ出てくる感じすごくします。)
18丁杼の入れ方はランダムなんだけど、全体のバランスをとるために、ランダムと言っても、本当にランダムではありません。いくつかの決まりごとを作って、それははじめから最後まで貫きます。
緯糸18種類のうち、ガンガン使うのは10種類にしました。あとの8種類は、ここぞという時。1尺に1本とか。2尺に1本とか、そのくらいの頻度です。
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よしよし、決まったぞ、さあ織るぞと思っていた4月14日の晩、ふるさとで大地震が発生しました。ちょうどラジオをつけていたので、緊急地震速報もリアルタイムでした。は?くまもと?
即、母に電話し、無事を確認したころ、かずさま、メールくださいました。
「吉田さん、九州で大きな地震ありましたけどニュース聞いてますか。」
テレビがない我が家は、ラジオがついてないと、ニュースが入って来ないってことご存知なのです。

かずさま、3回目のミーティング

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「まあ、なんて、きれいな色!」
染め揃った緯糸を観たかずさまの第一声です。やった!(3回目のミーティングで我が家にお越しくださった4月13日の話しです。)
糸、かずさまのご希望に添うように、狙いに狙って染めましたが、もし違うようでしたら、納得いくまで染め重ねるつもりでした。
しかしイッパツでクリアです。かずさまのお好みとか、よくよく分かってるつもりだからね。えへん!
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かずさまは、早速、ご自分で染めた藍の生葉染めの糸を巻かれます。お着物に真っ白な割烹着ですよ。決まってますねー。
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私は、緯糸をどういうリズムで織り込んで行くかを最終決定しなければなりません。メインをどのくらい入れるか?半分か?三分の一か?サブの糸は、候補から厳選して、10種類くらいに絞り込みたい。多すぎるとうるさいし、少ないと詰まらない。どうする?
これでどんなお着物になるか、決定しますので、真剣勝負です。
*かずさまのうしろ姿も、すてきでしょ。帯は、拙作、八寸帯「小さくてハッピーな三角たち ロングバーバージョン」

国展とルノワール

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六本木の国立新美術館に行ってきました。
まず国展。工芸部のみでしたが、堪能しました。本日最終日だったためか、駆け込みで見に来る人や、出品されてる作家さんや、多くの人でにぎわってました。
下地康子さんとバッタリお会いすることが出来ました。今年も存在感のある、大きい、美しい作品を出品されてました。イキイキとした感じは、作家さんも作品も同じだなあ。マチュア(mature)、かつ若々しいのだ。
館山唐山の斎藤裕司さんにも、バッタリお会いできました。出品されていたのではなく、観に来ていた方で。斎藤さんは、半年前の私の個展にもお越しいただいていて、その時の感想など、率直にバシバシお伝えくださいました。ありがたい。作り手として大尊敬の方なのです。うれしかった。
国展工芸部、観ていて、これ好き〜と思うのは、染めや木工や陶ではなく、織りのことが大半で、私、やっぱ、織りが好きなのかななどと素朴に思った。
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それから、同じく新美術館で開催中のルノワール展を拝見しました。こちらも国展同様、招待券いただいていたのだ〜。ありがたや〜。
ルノワール観てて、100年前のパリって本当にこんな感じだったんだろうなって思った。ルノワールは事実(とその印象)を描いているのだ。なんか、楽しそう。平穏な時代とは言いがたいように思うけど、明るいのだ。時代を感じるなあと思った。
あとやっぱ、ヌードはいいね。ルノワールのヌードはそそられると思った。服きてるとまどろっこしい。脱がせた方が本領発揮って感じした。
新美術館では、イッセイミヤケもやってたけど、急いで帰って仕事の続きをすることにした。国展で刺激もらったからね。私もがんばる。
*写真は国立新美術館の建物。

緯糸を染める

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さあ、かずさまのonly only、 緯糸やっとメインを染めますよ。染めるのは、この糸。国産の生繭の座繰り糸です。うふふ、いい糸なのよ〜。ふわっふわっ。むっちり弾力があるのです。単衣か胴抜きのお着物にされるので、特にね。丈夫で、張りと弾力があることが必須だと思ってる。
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めざす色は、ごくごく薄いグレー。それも、思いっきりブルーに振った。かずさま、ブルーがとても似合われますので、青い着物を織る訳ではないけど、ブルーはしっかり仕込みます。
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そうは言っても、赤の染料も黄色の染料もしっかり入れて、色に深みを持たせます。
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様子を見ながら慎重に染め重ね。極薄だから、染料の量に特に気を使う。極少量ずつを何回も何回も足して行きます。
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これはサブで使う糸。試しで使っていた分です。数種類あるのだけど、これもメインに相性いいように、染め重ねます。
ドンドン、ドンドン、染めて行きます。

かずさま、2回目のミーティング

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4月2日土曜日、かずさま、我が家にいらっしゃいました。約1年ぶりです。
かずさま、その2日前の3月31日を持って、長年のお勤めを定年退職なさいました。退職したらお会いして、一気に詰めましょうというお話はしていたのだけど、わずか2日後です。
「昨日でもいいかなって思ったのだけど、職場から引き継ぎでの不明点とか、電話が入るかもって思ってね。ほら、今日なら土曜だから向こうも休みでしょ。」とおっしゃるかずさま。うーん、かずさまらしい、、、、この責任感。すばらしい。職業人として100%信頼できる。見習わなくては、、、。お応えせねば、、、。
早速、試し織りを3種、みていただく。かずさま、パッとお顔が明るくなる。「あら、すてき。こんな感じでお願いします。」
ちょっとガクッとくる私。どう攻略しようかと思ってたのに。
しかし、実際にはまだまだ詰まってはいないんです。メインの糸、これから染めるし。私としては方向性を確固としたいのです。
かずさまに、私の織機に乗って、自由に織ってもらいました。私が織っていた試し織り第3段に続けるような感じで。かずさま、長いこと織りを習われていて、着尺も織ったことあるそうなんです。しばらく会話もなく、それぞれが仕事に没頭する時間となりました。かずさま、いい感じで、織りを楽しまれたと思います。
織った中で、この色が好きだ、とおっしゃられた糸がありました。真綿紬の薄いブルーグレーに染めた糸。
そうですか、それでは、メインの糸はその色を目標に染めましょう。
*写真は糸巻きをするかずさま。糸は、ご自分で染めた糸です。綛が乱れてて巻きにくいけど、巻いていると頭が空っぽになって、無我の境地になれます。

かずさまストーリー、再開します

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かずさまの only onlyストーリー、再開しましょう。「夕方5時の空の色」の着物が欲しいとリクエストされたところまで話しは進んでいましたね。
夕方5時の空を見上げつつ、発見したことは、求める色は、白成分が多いけど、青もあり、ピンクもあり、紫もあり。豊かな豊かな色彩をしているってこと。ああ、かずさまが見上げた空はこれだったか?
それで3回目の試し織りをしました。1回目と2回目との違いは、ブルー成分を多くしたこと。1回目と2回目の時は、グレーと藤色を意識して使った。それは、もともとのかずさまからいただいていたキーワードにあったから。しかし、イマイチ、しっくりこなかった。
5時の空には、澄んだ青空の色もけっこう残っていると見つけて、ピンときた。かずさまのご自分で染めれた糸のうち、ピンクの花が咲く藍草の生葉染めの薄い方、あれ、使える。けっこうたくさん織り込んでもいいんちゃう?
それで、早速、3回目の試し織り、やってみましたよ。

熊本ゆかり便り

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染織吉田、連休中も普通に営業しております。心配事があるときこそ機織りだ。これ、本当だなあ〜と実感しつつ、せっせと織ってます。しかし織るだけで精一杯で、ブログ更新ままならず、という感じのここ数日です。
そんな中、熊本のきものサロン和の國さんのブログが更新され、「熊本ゆかり便り5月号」が掲載されました。私のタブローのこと、記事にしていただいてます。安達絵里子さんのいつもながらの、美しい文章です。ぜひお読みください。→
先日、熊本に帰ったおり、和の國さんをのぞきました。お店は震災のため休業中だと知っていたのですが、伺ってみると、ご主人の茨木國夫さん、女将さん、スタッフの方々、みなさんのお顔を拝見することができました。うっわー、うれしいー。大変なこと山積みで、お疲れもピークなのではと思いましたが、表情は明るいのが、和の國さんのめんめんです。さすがだなあ。茨木さんの一言が忘れられません。
「美保子さん、この地震の中、唯一よろこんでいるのは、木々ですよ。地震で揺さぶられ、根に空気が行ったのか、生き生きしています。緑がまぶしいです。」
この苦境の中、美しい緑に目を細める茨木さん。すてきだなあと思いました。きっと、乗り越えられ、もっともっといい店になって行かれるだろうなと思いました。
*和の國さんは、しばらくお店は営業できないそうですが、新潟を皮切りに、高知や茨城など方々で販売会を開催されるそうです。こちらのブログご参照の上、ぜひ。
*写真は先日、熊本空港を飛び立った飛行機の中から。きれいでしょ。キラリとひかる2本の川は、緑川と加勢川かな。そしたら、飛行機は益城の上あたり?嘉島?御船?いずれにせよ、深刻な場所だ。

戻ります

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今回の帰省は、両親と妹一家のことで精一杯、他には何も出来ないだろうって踏んでましたが、友だち数人に会うことができました。同級生や着物のお友達で、みんな同じ年です。彼らに会って話せて、本当によかったー。同い年ならではの共感がありました。困りながら、疲れながら、考えながら、出来ることを誠実に、みんなやってるなー。すばらしい友人たちです。
我々、今年48歳になります。社会のど真ん中と言えるでしょう。若くはまったくありませんが、老成もしておりません。そんな年回り。そんな中で突然起こったこの天災。さあどうする?
私は、自分の非力を百も承知していますので、出来ることは家族を元気にすることだと思いました。そのためには自分が帰る。タイミング的には、飛行機とライフラインが復活した頃。水もガスも出ない時期、レンタカーで帰った人たちは本当にすごいけど、私にはムリ。
滞在5日目、出来ることをたんたんとしたとは思うけど、正直、自分の家族以外のことは、どうすればいいのか分からない。
一番思うのは、被災格差です。帰った日に、「何も変わってないように見える」と思いましたが、それは次の日にはふっとびました。我が家からすぐの、国道三号線一本越えると、その一帯、道が上下にうねって、ガタガタ。その上に家が建ってる。どういう状況かご想像いただけるでしょう。それがもうちょっと行くと、普段通りの平穏な田舎の住宅地に戻ります。手入れされた庭庭に、花が咲き誇っています。のんびりお散歩したくなります。
これは運が悪かったってことなの?
仕事だって、みなさん、いろんな巡り合わせで、今その職業をしている訳でしょう。それが、天災によって突然八方ふさがりになり先の見通しが立たないって、煎じ詰めれば、そもそもの巡り合わせの運不運?これが天災ってこと?うーん。
しかし、熊本の48歳は力強いです。友だちに会って、きっと大丈夫って思いました。遠くに住む熊本出身48歳は、目の前のことをがんばるしかありません。
そんなことを考えながら、明日、戻ります。染織吉田、通常営業に戻ります。
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いろんな方々から、「出来ること、何でも言って」って申し出ていただいてます。ありがとうございます。
これから必要なのはたぶん、お金だろうなあ。ふるさと納税、ぜひ熊本と大分へ!義援金、各所へ!
支援物資は、もう緊急性のものは行き渡ったと思いますが、「誰かが思ってくれている」という証しとしての物はうれしいんじゃないかな。何かが届くってうれしいもんね。
熊本城もきっと再建されるでしょう。そしたらぜひ観光に来てね。
*上の写真は帰った日。下の写真は今。

帰った日

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久しぶりの我が家も、一見変らぬように見えました。こわれた食器はおおかた片付けられていたし、部屋が散らかってるのは、いつものことです。母も、疲れていることをのぞけば普通に見え、父は仕事に出ていて不在でした。まあ、とにもかくにも帰り着いてほっとした。
飛行機の中では「緊急時の整体ハンドブック」(河野智聖著)を読んでました。この他にも「自然療法」(東城百合子著)、「整体入門」(野口晴哉著)をスーツケースにしのばせてます。ふふふ、この他にもテルミー温熱療法の道具と、アロマテラピーの電熱器と数種のオイルも持って帰ってきました。
お土産の柏餅を食べさせているうちに(4歳の姪が2個食べた!)、お風呂場にお湯が出るのと、冷蔵庫にコンニャクがあるのをチェックして、お湯を沸かしたり布団ひいたりバタバタ準備。
それで、まずは母を足湯させました。こういう時だから「もしよかったら」とかでなく「ほら、するよ」ってうながして。
足湯が一番ゆるむと、友人の善林英恵さん(高級帽子の作家さん。整体などに大変詳しく、「京都発自給自足的シンプルライフ入門」というメルマガを発行されてます。私はそれの愛読者。)から教えてもらってましたので、即実践です。その後、母に寝てもらって、熱いコンニャクのタオル包みを首と腰にあてながら、整体もどき。
びっくりしたのは、母が、背中の背骨の右側をさすっていると、効く感じだと言うのです。えー、その辺り、「緊急時の整体ハンドブック」のはじめの方に図入りで載ってた、恐怖心が抜けなくなる筋だ。ぎょぎょ、整体、すごいねえ、、、体、正直ねえ、、、、そりゃ、震度6を2度経験して、いつまた余震が来るかって身構えてる体は、こわばってるよねえ、、、、
母はちょっとは緩んだようです。妹は、私が姪を見ているうち、足湯とコンニャク温湿布して、寝落ちしてました。帰って来たかいがあるってもんです。
熊本のほとんど全ての方が、多かれ少なかれ、恐怖と不安と緊張と疲れでこわばっているでしょう。こわばりながら、復旧活動に日々取り組んでおられるのです。

熊本におります

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熊本滞在3日目です。いつもの帰省とは全く違うのですが、まあ、正直な話し、自分を問われる、帰省となってます。なんて言えばいいんだろうねえ、、、
羽田から乗った熊本行きの飛行機は、作業服を着た一団もいらっしゃり、やっぱ、少々ものものしかったです。乗り合わせたのは、作業団の方々、行政関係も含まれるであろうお仕事の方々、私のような外にいる熊本人って感じの人々で、ほぼ満席に近い客席でした。
天気はどんよりだったので、上空から熊本の大地は見えないだろうって思っていたけど、低くなってきたら、見えてきました。江津湖が見えた!あの先が益城だ!
上空から見てる時は、いつも通りの、のんびりした美しい景色だったのだけど、降下してくると、目についたのは、真新しいブルーシート。景色にそぐわないよ。なにこれ?
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飛行機に乗ってるとき、ああ、羽田でトイレに行っとけばよかったと思いました。降り立つ故郷はトイレ使えないかもよ。
熊本空港には、妹が車で迎えに来てくれてました。渋滞の一因となるからこなくていいって言ったのだけど、姪のお昼寝ドライブがてらだからって言ってくれて、実は、飛行機に預けられるギリギリの大荷物だったので、助かりました。
妹はすっぴんで、ちょっと疲れてる感じでした。姪二人は普通に見えた。
熊本空港から、我が家までのドライブは、混んでいたけど快適で、自衛隊の車が目立ち、崩れかけの道路や建物がところどころあったり、被災ゴミの山があったりするけど、そんなにいつもと変らない。
うちの辺りも、隣りの塀がくずれたと聞いていたけど、それは片付けがすんでいて、そんなにいつもの変らない。(ように見えた。この時は)

夕方5時の空

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「夕方の5時頃の空をふと見上げて、春の夕暮れの色。あんな感じいいかな、とか思っています。曖昧すぎるかしら。」
かずさまからのメール、そう書かれてました。
さあ、たいへん!空の色はいいのだけど、えーとーー、情報、これだけ?
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早速、私も空を見上げるも、、、かずさまのご自宅は、我が家から東へ80kmくらいか?空の色、同じかしら?
で、いつの空なの?メールの日付は3月5日午前8時。前日の空ってことかなあ?
天気はどうなのかなあ?
どっちの方角を見上げればいいのかしらん?
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一つだけ、確信があるのは、これは、いわゆる「茜色の夕焼け空」ではないってこと。茜色はかずさまカラーでないからね。かずさまが、空を見上げて、これだって思った空があるはずなのよ。
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ようわからんけど、それをつかめるまで、見上げるしかありません。
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すみません。かずさまストーリー、ここでちょっと中断させていただきます。
私、明日から、ちょっと熊本に行ってきます。かずさまのonly only、ブログでは計画段階ですが、リアルでは、織り進んでいます。その最中に、一時中断するのは、はばかられましたが、悩んだ末に、かずさまに、相談メールをしましたところ、「かまわない。完成は急がないから、ぜひ行って来てくれ。こちらの方から、メールしようかと思っていたところだ。」と、ご返信いただきました。ありがとうございます!
いやー、この時期、かずさまのonly only を取り組んでいて、本当に助かりました。精神的に支えられました。織りに集中することが、冷静でいられる元でありました。感謝してもしきれません。
では、行ってきます。もしも帰省先から、更新できたら、いたしますね。引き続き、熊本へのご支援、どうかよろしくお願いします。

試し織り。そして、、、

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かずさま、緯糸の指針が決まらないが、とにかく、試しを織ってみよう。そこから見つけよう。
という訳で、使えそうな糸を準備する。
かずさまが自分で染めた糸のうち、白い花の藍の生葉染めの糸をとりあえず巻く。ピンクの花の藍の生葉で染めた方の濃淡は、色味がターコイズ寄りということと、綛の乱れが大きいことで、保留。
(上の写真の小管に巻いてあるのが、白い花の藍の生葉染め。綛のままのが、ピンクの花の藍の生葉の濃淡)
他にも、着尺の緯にいける糸は、手元にたくさんあるのだ。ちょっと染め足すとか、綛の一部をしばって段だら染めにするとかは、お手のもの。どんどん染めて、糊付けて、巻いて、とりあえず織る。サブの糸を用意して、その糸で織ってみるってことです。本番メインの糸は、かずさまのご希望を伺ってから、染めますからね。それには、まずたたき台がいるのです。とりあえず布にするのです。
さあ、1回目の試し織りが出来ました。本番と同じ条件にするため、機からおろして水通しもします。
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んー、ちょっと白いか?藤色がかった薄いグレーを狙ってみたけど。では、濃いめのグレーを主体にして、2回目の試し織りをしましょう。(これは写真撮り忘れ)
かずさまとは、メールのやり取りをちょいちょいしておりましたが、ここで、衝撃的なメールが来たのです!(大げさです)(つづきます)
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ちょっとだけ、個人的なせまいの範囲の、熊本の話し。
昨日、両親と妹の家、10日ぶりにお風呂復活したそうです!一昨々日に熊本市内ほぼ通水ってニュースを見てましたので、「えっ?」って思いましたが、水道が戻っても、水圧弱く、チョロチョロとしか出ず、お風呂も、トイレも、洗濯機も機能せず、だったそう。背の高いマンションなどは、まだ届いてないところもあると聞きます。
20日に発送した、支援物資二箱は、今、ひとつ配達完了と、メール着ました。もうひとつも、今日、着くか?4日かかるね。時間掛かっても、届くってのはすごいことだ。
こんな状況のなか、届けてくれてありがとうございます。
これは、熊本市内の話し。益城とか阿蘇は、もっともっとかと思います。

ずり出しの糸は、、、、

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かずさまストーリー続けます。
かずさまが持って来られた、ご自分でとったずり出しの糸、この時点では、ペットボトルに巻かれてます。ペットボトルは木枠の代用ね。いいアイディアです。さあ、綛あげしてみましょう。
しかし!すぐにお手上げ状態に。こりゃ、ムリだ。撚りがまったく掛かってないわ。ギブアップ。綛上げどころか、小管にも巻けない。このままの状態で、少しずつひっぱり出して使うしかないね。桜のアルミ媒染の色は、かずさまのカラーではないけれど、ちょっとだけでも織り込んでいきたい。
*ここで、簡単ではありますが、少々ご説明させていただきます〜〜〜。
ずり出しというのは、繭から繊維をずり出して糸状にしたもの。一番原始的と言えるかな?ふわふわと空気をたくさん含んでいます。真綿糸は、繭をまず真綿状にして、そこから引き出して糸にしたもの。座繰り糸は、繭を煮ながら、何本か合わせて取って糸にする。蚕が吐いた糸がそのままスーッと出るので、ツヤッとしてる。
で、撚りもとても重要なんです。撚りが甘ければ糸の束ね具合がゆるいのだから、柔らかくなります。しかし、毛羽立って、扱いが難しい。逆に撚りが強ければ、固くなります。さばきやすく、扱いやすいです。織り布は、糸の撚りによって、表情がガラッと変るのです。
よーし!作戦変更だ!別の方向から、かずさまらしさを追求しましょう!切り口はいくつでもある。それを見つけて行きましょう。
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ちょっとだけ熊本のこと。宅配便が再開されて、すぐに送った支援物資、まだ届いてないみたい。送るについては、ちょっとだけ悩んだ。配送の仕事を増やしたり、渋滞の一因になったりするかもと、、、、うーん。
昨日あたりから、やっと、フェイスブックでつながっていない友人にお見舞いメールを出しはじめました。まだまだそれどころではないだろうと躊躇しながら打ったら、すぐに返信いただけたりして、よろこんでもらえたみたい。
その返信がね、明るいのだ。この激しい苦しい日々の中、すくっとすべきことをしている、すばらしい友だちたちです。

緯糸のトライ

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熊本&大分の応援しつつ、かずさまストーリー、続けます。
さてさて、緯糸はどうしましょう。
メインに使う糸は、生繭の座繰り糸でバシッと染めよう。サブも座繰りと真綿で、10種類くらいは用意したい。それに加え、かずさまが持って来られた、ご自分で染めた糸、これはぜひ使いたい。かずさまは、使えるようなら使って欲しい。でも無理しないでって言われてたけど、これは、記念のお着物だし、糸にはいろんな思い出も染まってるって思うのよね。隠れメインにしたいね。糸の質が心配ではあるのだけど、見る限り筋のいい、きちんとした糸だ。聞くと、出所は、私も信頼している京都の糸屋さん。質的にはクリアだ、着物にもいける。綛の乱れが心配ね。色味はどうだろうね。必ずしも今回のコンセプトに合うとは言えないな。ひとひねりするか、、、。とにかく、チャレンジしてみよう。
糸は全部で四種類。生糸が三種で、ずり出しが一種。色は藍の生葉染めが3種と、桜のアルミ媒染。この中で、生糸の桜染めは使えない。色が全く合わないから。(上の写真には写ってない。赤茶色です。)藍の生葉染め三種のうち、白い花の咲く藍草で染めた、どちらかと言うと群青が入ってる青色の糸は使えそうだ。(写真の左から三番目)。
ずり出しの糸は風合いがスペシャルだからぜひ使いたい。(写真の右上に写ってます。色がテーブルと同化している。)しかし、赤っぽい色はかずさまの色でないのよね。うーん、、、この上に、鉄媒染をうっすらかけてみてはどうでしょう?淡いグレーにならないかしら。やってみたい。それにはまず綛あげだね。
それで、かずさまにメールして、この糸、媒染を重ねてもかまわないかとお聞きすると快諾してくださった。よし!綛あげするぞ!!

かずさま、イメージ

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さあさ、心配事はつきませんが、かずさまストーリーを進めましょう。
昨秋の個展のあと、かずさまのお着物、お聞きしたことを整理して、イメージをふくらませました。ノートに書き留めていた言葉は以下の通りです。
「単衣か胴抜きにする」
「色は薄いグレーか藤色がいいな」
「青系が好き」
「紫、桜ねずもいいな」
「布の表情はツルツルしないほうがいい」
「私が染めた糸を使ってもらえたらうれしい。でも無理しなくてよい」
「いろんな色を使って欲しい」
「無地っぽいのがよい」
「色や糸に遊びがあってよい」
「ヨシダさんが自分で着てるの好き」(*いつも着ている袷の一張羅のこと)
「絵羽にはしない」
「柄は入れない」
オッケーっす!
無地っぽいのをめざすなら、経糸は、完全無地ではないけれど、一見無地がいいでしょう。色は白に近い方がいいと思う。薄い色の方が、キチンとした場にも出掛けやすくなる。それに、かずさまが、濃い目のグレーでものすごくお似合いの一枚お持ちなの、知ってるんだ。それとかぶってももったいないもんね。
布味勝負となりそうだから、座繰り糸メインで、極細目の真綿糸も入れましょう。暑くならない程度にね。真綿少々は丈夫にするため。単衣になさるかもだもんね。変にがんばりすぎず、肩の力が抜けた感じもいいかも知れない。せっかく、退職の記念なんだし、肩がこらない感じがいいかな。
よーし、水面下で準備開始だ!
*写真はうちの近所。3月終わりに撮りました。

この数日

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熊本のことで気持ちが高ぶったままのこの数日ですが、不思議に仕事は順調です。熊本の友人たちの、仕事を再開したとか、避難所と回って細かな支援をしているとかいうニュースが支えです。
遠い島に住む友人から、「どう過ごしていいかわからない時こそ、仕事だ、機織りだ、出来ることは元気に働くことだけだ、がんばれ、ソメオリヨシダ!」と強いメッセージいただいたことも大きいです。種火がポッと明るくなるメッセージでした。
かずさまの only only、ブログ上では、昨秋の個展にお越しくださって、スケジュールの変更があったってところまでですが、実作業は日々しゅくしゅくと進んでいます。この辛い時期、しっかり取り組めている仕事が目の前にあることが、どんなにありがたいことか。気が塞いても落ち着くし、その時間だけは無心になれます。
あらためて、かずさまに感謝します。
ブログの続きは、、、、また詳しく書きますね。
*写真は、午後5時の空です。春の夕暮れ。今日じゃないよ。春分ころだったかな。これはね、かずさまのonly only ストーリーの伏線です。おほほ。

がんばるばい

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毎朝、ラジオのタイマーで目を覚ます。朝6時、NHKラジオ第一。しばらく寝床でぐたぐたしながら聞いているのが通例だが、今朝は飛び起きた。熊本をさらなる災害が襲っていた。すぐに母と妹にメールし、ほどなく無事との返信がきた。
被害状況を知るほどに呆然。不安におそわれ、今日の予定をキャンセルしようかと思ったが、ネットにかじりついていてもらちは開かないし、出掛けることにした。
7時20分にうちを出て、八王子の奥田塾へ染めの勉強に。結果、行って正解だった。普通は門外不出なことを教えて下さるので、夢中になる。体力的にも過酷なのだ。
途中、チラチラと情報チェックし、たまらず、父と母に電話したが、それ以外はぱっつんぱっつん。帰り着いたら午後8時。
駅前の東急ストアで、熊本産のアスパラとミニトマトを売ってたので買ってきた。横にあった千葉産より高かったけど、熊本のエネルギーを体内に取り込むのだ。うちには、先日、友人が送ってくれた、阿蘇高菜の新漬けもあるのだ。熊本の恵に満たされています。
がんばるばい!
*写真は奥田染工場。

地震

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昨日から呆然としております。たくさんの方から、実家は大丈夫かと、電話やメールいただきました。ご心配いただき、ありがとうございます。両親、妹一家、親戚、大丈夫です。
熊本の友人たちが心配ですが、知る限り、みんな無事で、それぞれの仕事にまい進しているようで、心強い限りです。
それにしても、心が痛みます。熊日(熊本日々新聞のこと。熊本のローカル紙)の紙面をネットで見て、じわっときました。あんな中、朝刊が出たんだ。その後号外も。
これ以上太くできないと言うくらい太い白抜き文字で「益城町震度7」。熊本城の写真も涙腺ゆるむ。こんなことが、起きるんだ。
一日中流れてるラジオのニュースで、つぎつぎ連呼される地名が、知ってる名前ばかりなのが辛いです。ああ、あの辺かと。
熊本在住の人たちが、未曾有のことに対峙して踏んばっているのだから、遠くにいてもしっかりがんばろうと思っております。
熊本の方、お体、大事に。今夜はちょっとは体を休めてください。
*寝ていた二人の姪は、あの地震でも起きなかったそうです。妹(1歳)は余震で周りがざわついて起きたそうですが、姉(4歳)は朝までぐっすり。熊本市南区、震度6弱だよ。すごい。

かずさま、そして

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かずさまの only only、その後、しばらく静かに寝かせていました。心の中で、どうしようか、こうしようかはありますが、火はつけません。
去年の秋の私の個展に、かずさま、お越しくださいました。会場で、楽しい時間を過ごしてくれていたようでした。着物をお召しになる方にとって、着物や帯を見るというのは、楽しいものですものね。
かずさま、出品作の帯をとても気に入ってくださって、お求めくださるというのです。わー、ありがとうざいます!
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それで、承っている、帯の方のonly onlyは、やめておこうということになりました。私としても、お預かりしているかずさまが自分で染められた絹糸、帯にするには、経にも緯にも、ちょっと向かないな、、、と思っていたこともあり、いい着地点になったと思いました。
それから、着尺の方、お納めするのが退職となる3月末の予定でしたが、それを、取りかかるのが退職後の4月からってことにいたしました。その方が、しっかり話し合って取り組めますものね。私も大賛成です。
このように、only onlyは、微調整可能です。実際に取りかかってしまえば動かせませんが、それより前でしたら、可能な限り、ご希望に添えるよういたします。また、こちらの都合をお願いすることもあります。ケースバイケース。その都度、すり合わせて行くのが only only です。
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今日のお写真は、個展でお求めくださった帯、「小さくてハッピーな三角たち ロングバーバージョン」を締めてくださってるかずさまです!撮ったのは、なんと本日!ブログ記事はなかなか追いつきませんが、本日3回目の打ち合わせでした。進んでますよ!

ゴールデンウィークに

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かずさまが、ある日メールをくださいました。ちょうど一年くらい前だったと記憶しています。相談したいことがあるから、おじゃましてもいいかとおっしゃいます。もちろんウェルカム。どうぞどうぞ。
バリバリキャリアウーマンのかずさま、平日は動けません。去年のゴールデンウィークのある日、はるばる関東平野を横断してお越しくださいました。
お久しぶりです!
お話を聞くと、約一年後の2016年3月末をもって、長年のお勤めを定年退職なさると。それを記念して、着物と帯を作りたい。ついては織ってくれないかと。
どうもありがとうございます!心して織らせていただきます。
かずさまは、手織りの教室に長く行かれてました。博識で面倒見のいい先生がされている、とてもいい教室だったようです。(私だって行きたいくらい!)しかし、先生が亡くなられ、そこはクローズされた由、かずさまの手元に、ご自分で草木染めされた絹糸が残りました。この糸を生かせないかと。
どれどれ。
糸は、細いつやつやの絹糸と、ずり出しのふわふわの糸。染料は藍の生葉と桜のアルミ媒染。(上の写真です。生葉染めは、藍の花がピンクのものと、白いもので、分けて染められてます。色が微妙に違うのが面白い。)
かずさまがお望みなのは、グレーか藤色の着尺と、八寸帯。(この段階では)
出来上がりのご希望は、退職されるころとのこと。(この段階では)
うーん、、、、さあ、悩むべー。

only only かずさま、登場!

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さあ、新たな完全注文制作 only only をスタートです。今回のヒロインを「かずさま」とお呼びしましょう。
かずさまと私は、けっこう長いおつきあいです。10年くらいかな。なんか、お会いすると和んだ気持ちにさせてくれる方で、ほっとします。
以前、ご注文いただき帯を織らせていただいたこともあります。まだ、注文制作を「only only」って名付ける前のこと。昔のブログに載ってるよ。あー、2009年だ。こことかここ
2009年って、私、引っ越した年で、かずさま、この帯の打ち合わせに、昔すんでた小さなアパートにお越しくださいました。そして出来上がったのを受け取りに、今住んでるここにお越しくださいました。
この帯ね、お締めいただいていると、「あら、それヨシダさんの?」って全く知らない方に話しかけられたりするそうです。すっきりストレートな感じが、ヨシダというより、「かずさまそのもの」のような気がするのだけどね。面白いものです。
それから、昨年の個展でも帯をお求めくださいました。
そして、今回は、、、、、。うふふ。話しの続きは、明日以降に。

森康次先生の展示会に伺いました

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日本刺繍の森康次先生の個展を拝見しに、銀座もとじさんに伺いました。森先生とお弟子さんの佐藤未知さんにお会いしたかったのです。ギャラリートークに参加させていただきましたが、お話、すごく面白かったです。
森先生が、作品作りをなさるにあたって、大切にされていることは三つあって、それは、「時間差」「情緒」「着姿」だそう。
「時間差」というのは、例えば、裾模様に花を繍ったとすると、肩の模様には実を表現する。そうすると、春と秋を同時に表現できる。これは分かりやすい時間差だけど、それだけでなくもっと微妙な時間差を表現する。例えば柄の大小でリズムをつける。色に少し変化をつけて、奥行きを出す。奥の方は、地色に近い色を使う。
「情緒」というのは理屈でないところ。静かな場所を作る。強弱をつける。余白をつくる。
「着姿」というのは、着物も帯も、決して平面でなく、人を包み、円筒形になることを意識すること。前姿、うしろ姿。側面の美しさ。
そして、色数は決して多くしない。着物と相性のいい色はそんなにない。色数は少なく、濃淡を5〜6段使う。
なるほど、なるほど。お聞きしながら激しくうなずきます。あー、すぐ隣りに展示されている作品が、まさにそうなっている〜。上品で可憐で、はかなげでさえある作品たちは、確固たる技術とマインドに裏付けされてるんだな。
いいものには理由があるんだ。そう思い知りました。自省します。
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写真は森先生と佐藤未知さん。なかなかいい写真でしょ?掲載許可はいただいてませんが、森先生は有名人だし、佐藤さんもウェブ上に取り上げられてらっしゃるので、いいかなと思いました。
佐藤さんの記事はここで読めます。すてきです。

ゆうどにて

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昨日の晩のことですが、目白のゆうどへ行ってきました。単行本「更紗 いのちの華布」出版記念展のオープニングパーティーでした。
「インドで生まれた模様染めの木綿布、更紗。日本、ジャワ、ペルシャ、ヨーロッパ、行く先々で人々を熱狂させ、それぞれの地で独自に花開き、産業革命をも引き起こした、その布の魅力を探る・・・」と解説にあります。なるほど、なるほど。まさにそうね。「熱狂」という、普段の生活にはあまり使わない言葉が、ピッタリ合うのだよね。
パーティーで歓談のあとに、本に登場している方々が、一言ずつご挨拶なさいました。それがまた熱かったのだわ。更紗に対する熱烈な愛を感じました。その熱烈な愛を、皆々さんが、表現は違えど、腹の底からお持ちなのだ。すごいなあ。
布って、それだけの力、あると思う。染めもそうだし、織りもね。縫いもね。どうして、そうなのか、うまく説明できないけど。
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会場のゆうどは、実は私の古巣です。13年前まで、勤めていました。28歳の時、ここで働くために再上京したのです。いやー、なつかしかったわ。いろいろ悲喜こもごもありましたけど、私を育ててくれた大事な場所です。

Grayish Bampy

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オリジナル制作のご紹介です。こちら、八寸帯「Grayish Bampy(グレイッシュバンピイ)」と申します。バンピイシリーズの2作目です。
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小気味いい帯になったと思っているのだけど、いかがでしょう。
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一本目のバンピーより、ずっとグレイです。薄いグレイが主ですが、濃いグレイもこそっと入れています。
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緯糸はすべて国産のキビソ糸なのですが、太めの糸を多く使いました。八寸帯ですので、仕立てないで、張りを持たせるためです。
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しかし、全体的に太いキビソを使っている訳ではありません。タイコと前帯部分に集中して使っています。その方が布としても面白いですし、もし全体に使ってしまうと、重たい帯になるためです。
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いろんなお着物に合わせやすい、いろんなシチュエーションに締めてお出かけいただける、一本になるかと思っております。
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糸の面白さがたまらんです。織りならではの一本。
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もしよかったら、より詳しくご説明いたします。お値段などもお気軽にお問い合わせください。業界の方からのお問い合わせも、お待ちしております。ぜひ!
お問い合わせはこちらから→

ヤマモモの皮

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これは、ヤマモモの樹皮をチップしたもの。草木染めの染材としてすごく状態がいいです。きれいでしょう。いい色出そう。
これね、いただいたのだ。宅急便で送ってもらった。箱を開けたとき、心底から感動した。
先頃、大変お世話になった、大好きな植木職人の親方がなくなられた。私、親方にも奥様にもとても可愛がっていただいていた。亡くなったと聞いて愕然とした。
出会いは、まだ勤め人の頃。担当した東南アジアの染織家たちをお呼びするプロジェクトに、ものすごく協力してくださって、盛り立ててくれた。会場に竹林とか橋とか作ってくれたんだよ!「一生懸命やれば誰かが助けてくれるものだなあ。それって神さま?」って実感した。
時は流れ、私は退職し、染織で独立した。その後も、交流はつづき、京都で奥様と二人展されたときなど、観に行った。
で、写真のヤマモモは、植木職人のお弟子の方が、奥様にって持ってきたののお裾分け。奥様も染織なさるのだ。ウールの手紡ぎ。
ヤマモモの樹皮をここまで丁寧にはがして、煮出しやすいようにチップにするの、ものすごく大変。これ、お弟子さんの、親方と奥様への愛だなあ。愛、あふれてるもんね。親方、そのものでもあるな。とても大事なことがここにあるように思うのだ。分けていただいて、ありがとうございます。

Four Colors-Vivid Separation

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昨日の続きでオリジナル制作のご紹介です。
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これは、九寸名古屋帯「Four Colors-Vivid Separation(フォーカラーズビビッドセパレーション)」と申します。4色の間に入った白線が、ビビッドでしょ。
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タイコが締め方によって表情かえられるのは、昨日と同じです。
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前帯です。
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緯糸は国産のキビソ糸。
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昨日のソフトセパレーションとの違いは、白がスキッと入るのに加え、こっちの方が、青が効きます。タレも青だし、手先も青です。青好きな方、青にあうお着物お持ちの方にはこちらかな。
青の色は、他の色と同じく、植物染料と酸性染料の併用ですが、染液が元気がいい時の藍染めの色に似ています。縹色(はなだいろ)って言いますか、日本のソウルカラーって感じです。和風を意識してませんが、和となじみがいいのでは?
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キリッとカッコよく締めていただけると思っています。
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もしよかったら、より詳しくご説明いたします。お値段などもお気軽にお問い合わせください。業界の方からのお問い合わせも、お待ちしております。ぜひ!
お問い合わせはこちらから→

Four Colors-Soft Separation

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オリジナル制作のご紹介です。私の手元にある分です。どうかお付き合いください。
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こちらは、九寸名古屋帯「Four Colors-Soft Separation(フォーカラーズ ソフトセパレーション)」と申します。以前つくった八寸名古屋帯「Four Colors」の発展形です。Soft Separation というのは、色と色の境目が、やんわりとしてることから命名しました。境目がちょっとナナメになってるのもかわいいなと思います。
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上の3枚の写真、おタイコを少しずつずらして締めた感じを撮りました。このように表情を変えて締めるのも面白いと思います。
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前帯はこんな感じ。前もちょっとずらして締めると面白いかも。
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おタイコのアップです。
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染めは、全面にブラッシングカラーズしています。植物染料と酸性染料を両方使ったダブルブラッシング。併用することで深みが出ると思っています。
植物染料は、蒸しによる色の変化が予想しづらく、難しい、、、。何回やっても思った通りには行きません。これは予想通りではなかったけど、いい方に転んだと思っています。
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緯糸には細目のキビソ糸を使いました。国産の絹です。
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*こちらは、おかげさまで、ご約定となりました。ありがとうございました。

モランディ展にいった

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ジョルジョ・モランディ展を観に、東京ステーションギャラリーに行ってきました。観たかったんだ、モランディ。
モランディの本物、しっかり観たのはじめてでした。同じような瓶ばかり描いている朴訥なイメージがありましたが、なんの、なんの。狙いのするどいテクニシャンでビックリ。ますます好きになりました。
モチーフの瓶も、そこらにあるのを描いてた訳でなく、吟味して自分で色を付け、好みにして繰り返し描いていたのだと。アトリエはわざと掃除せず、ホコリを積ませてそれも重要なモチーフだったのだと。ほぉー。さすがだなあ。
瓶の絵はもちろん好きだったけど、最後に掛かってた花の絵も好きだったな。特にラストの3枚。花もね、モチーフは造花なんだって。で、ホコリももちろん描いている。へー。
で、モランディは、花の絵は売ろうとせず、家族や友人のために取っておいたのだって。なんだかいいな。だから、こんなにも優しい絵なのか。
上の写真は記念に買った絵はがきです。花の絵、私も大切な人に送りたくなりました。
ジョルジョ・モランディ展は、東京ステーションギャラリーにて、4月10日まで。
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実は、モランディを観たかった理由がもう一つありました。
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モランディ、2011年に日本に来ることになってたんです。私、年明け頃かに知って、とても楽しみにしていました。夏頃にくることになってたかな?よく覚えてないけど。
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で、3月にああいうことになって、しばらくして、モランディ展が中止になったと知りました。まだ何も見えない頃で、それは仕方ないことだと思えました。それどころじゃなかったよね。
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で、今年、モランディ展が開催されると知って、ああ、時間がたったんだなあって思いました。全てが解決した訳ではぜんぜんないし、根深くなった問題もあると思うけど、時間は流れたんだなあ。
3月に観たかったので、行けてよかったです。
*下の4枚の写真は、東京ステーションギャラリー内部と回廊からみた東京駅の丸の内北口改札。

Spirit of Green

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みるさまのonly only、完成いたしました。早速、みるさまにお納めしました。みるさまのお許しを得ましたので、こちらでもご紹介させていただきますね。
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この帯を、「Spirit of Green(スピリッツオブグリーン)」と名付けさせていただきました。
みるさまとのやり取りの中で、常に揺るがず、しっかりと存在したのは、みるさまのみずみずしい新芽のような明るさでした。
ちょっとしたことではめげない、生きてる感じを、みるさまからヒシヒシ感じ、それを帯の中に織り込みました。
みるさま、姿勢がきれいな方なんです。生きる姿勢も。すてきな方です。
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上の写真、黄緑の部分は「手」。濃い緑は「タイコ裏」から「タレ」。締めたときのうしろ姿、両方の色が見えるよ。
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お手紙を書いて、糸と色の見本を作って、みるさまの元へ。
きっとみるさまは、この「Spirit of Green」と今後の生活をぞんぶんに楽しまれると思うなあ。「Spirit of Green」は幸せな帯だ。ありがとうございます。
*みるさまストーリーは、これにて中締めです。お付き合いくださってありがとうございました。みるさまから、もしかしたら、締めてくださったお写真いただけるかも。どきどき。楽しみです☆

仕上げ中

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さあ、みるさまのonly only、織り上がりましたよ。早速、蒸して、水元して、張り手で張って仕上げます。
この作業、実はとても緊張します。失敗のリスク、けっこうあります。織りの他の作業で失敗してもリカバーできるけど、ここは出来ない。ほとんど祈りながらの作業です。色がにじみませんように。しっかり定着しますように。神さま〜〜。
祈りつつ、考えられるすべての対処をしています。
写真の手前のグリーンがタイコ裏とタレ部分。向こうにちらりと見えるのがおタイコです。チラみせで失礼〜。みるさまに観ていただくまでは、他の方にはお見せしませんことよ〜。

佳境です

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みるさまのonly only、織りの佳境です。写真の中央部から下方、織り終わって巻いてあるところがおタイコ、上部のまだ糸の部分が前帯です。いわゆる、魅せ場です。正念場ですわ。
どうですかねえ?織ってて、ガーーーっと集中できるから、そういう時は出来がいいことが多いから、うまく行ってると思うのだけどね。こればっかりは仕上げてみないとね。どきどきですわ。いい具合にメリハリもついたと思っているのだけど。
私はここんとこ、いつもの肩こりを100倍ひどくしたような、四十肩(と言っていいですか?アラフィフですけど)に苦しんでましたが、みるさまの織りはじめたら落ち着いてきました。やっぱ、織りはじめると、肝が据わる感ありますね。たんたんと進めるしかないところまで来てしまったからね。

織りはじめ

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みるさまのonly only の八寸帯、織りはじめです。タイコ裏にくる返しの部分とタレ先はこんな感じ。生命が生い茂る、深いグリーンです。写真、ピンぼけですね。実物はもっとキレてますぜ。
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緯糸は、すべて国産のキビソ糸です。この糸、太さや固さやテクチャーが一定でないのです。面白いのだけど、行き当たりばったりでは織れません。それで、必要量をぜんぶ小管に巻いてしまって、どんな糸か把握して、狙いを定めて、杼を何丁も使って、同種の糸でも混ぜながら織ります。
みるさま、うちにお出でになった時、バンピーシリーズをご覧になって、糸のデコボコ、面白がっておられたし。みるさまの帯でも、そんな感じ出したいのよね。あまり大人しくしない方が、みるさまのご希望に添うと思うのよね。
小管巻きは、手伝いに来てくれたasakoさんが、重さを量って、長さを計って、デニールを出しつつ、全部巻いてくれました。助かりましたー。

ブラッシングカラーズ

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みるさまのonly only、色もデザインもテクスチャーも出そろいました。さあ本番。ブラッシングカラーズです。緊張しますが、やるだけやったのだから、自信を持っていきましょう。元気になる帯、作ってますのでね。ポジティブにね。みるさまもそんな方ですしね。
上の写真は、前帯部分。途中だよ。これからもっと色いれます。
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はい、ブラッシングカラーズ、終了しましたよ。

3回目の試し織り

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さあ、みるさま、本番に向けて最終の試しです。染料の調合、慎重に慎重に。何度も何度も。オッケー出せるまで。このまま本番用にしますんで、妥協できません。
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デザインも最終調整。話し合いを受け、微調整です。
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試しのブラッシングをして、本番と同じ緯糸で試し織りしました。蒸して、水元して、様子を見ます。みるさまのご希望に添えているか?何より、グリーンの生命力を出せているか?

2回目のミーティング

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さあ、2枚目の試し織りが出来ましたので、みるさまに観ていただきましょう。ありがたいことに、みるさま、ふたたび我が家にお越しくださることになりました。
実は、メールのやり取りしているうち、楽しげな計画がわき上がってきました。この2ndミーティングに、みるさまのご友人で、私もとても懇意にさせていただいている、みるさまと私が出会うきっかけをくださった方がご一緒して下さることになったのです。(とても人気のブログを書いている方です。仮にここではemiさまとお呼びしましょう)
その日、午後1時半、みるさまとemiさまがいらっしゃいました。お二人ともお着物で。みるさまは、この帯を合わせる予定のお着物で。emiさまはありがたいことに、懐かしの拙作で。
三人よるとかしましい!笑。楽しい時間は、あっという間に過ぎるってもんです。要注意!心を強く、楽しいばかりに流されないようにしなくては。笑。
みるさまは、1回目のミーティングでもそうでしたが、お好みをしっかり伝えて下さいます。ありがたいのです。
試し織りのブラッシングカラーズは、各色、微妙な差で2種類を染め分けてました。どっちがお好きかお聞きできるように。みるさまが選ばれたのは、グリーン、渋くない方。ターコイズ、渋くない方。イエローは青味が入ってない方。レモン色にならないように。迷ったら鮮やかな方にしてとのご要望。了解しました!
筋に入れる青味の色は紫によらない方がいい。あくまで、プルシアンブルーで。ふむふむ。
それから、地の緯糸は、薄いグリーン、濃いグリーン、乳白色と、3種類染めてましたが、乳白色のみで織るのは、イエローのブラッシングのところのみとなりました。メインの部分はすべて薄いグリーンと乳白色を交互に入れることに。あー、お聞きしてよかった。自分の判断だと、どうしても地白になりがちなのよね。これは、私のクセかもね。気をつけなきゃ。
それから、みるさま、「この糸はもっと強い方がいいですね」とおっしゃいました。緯糸の筋にいれていたグリーンの糸のことです。キビソと生糸を入れていたのですが、両方とも却下です。
なるほど。では、このくらいの色?もっと強い?近くにあった色鉛筆をあててみたり。糸棚からごっそり糸を出してきて、合わせてみます。(写真がそれです。)合うのあるかな?新しく染めるのはぜんぜんかまわないのだけど、、、
これがいいと選ばれたのは、染料をいっぱい吸った濃く深いグリーンでした。(写真中央下側に写ってます。)ああ、ここまで濃いのだな。帯の方向性がしっかり決まった気がした。
しかし、みるさま、この糸、タイコに二筋いれるのみで、前帯には入れないでとおっしゃるのだ。ふむー、面白い。不特定多数のお客様に向けてつくるのなら入れると思う。これこそonly onlyの醍醐味だなあ。
みるさまに、生命を吹き込んでいただき、完成形が見えてきました。ここまで行けば、第三コーナーまわったようなもんです。
*この日は、天気予報は雨マークでした。みるさまとemiさまが我が家滞在中に、ザーッときて、お着物なので心配しましたが、お帰りになる時はからりと晴れて。さすがお二人とも強運でいらっしゃいます。

「10年かけて旅をする〈半農半芸〉、佐藤香さん」の展示を観た

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昨日は夕方ひと段落ついてから、上野に行きました。上野駅のギャラリーで、「10年かけて旅をする〈半農半芸〉」という展示をやってて、そこに出ている佐藤香さんというアーティストの作品がとてもいいと聞いたから。
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佐藤香さんのことも、上野駅のアートスペースのこともちっとも知りませんでしたが、懇意にしてもらってるアーティストの方が、フェイスブックで押しておられました。とてもよかったと。伝わってくるもの、ピンとくるものあり、出掛けました。それに、最終日だわ。
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上野について、駅の正面玄関の2階を探します。アトレのレストランにはさまれたスペース。ああーここだー!
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麻布に、各色の泥で描いた、大きな、ド迫力の作品5点。うーん、すごい。吸い込まれそうだ。私、大好きだー。来てよかったわーん。
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無限を感じるよね。作家の集中力がそうさせるのか。才能と実行力と集中力かな。すごいもんだ。
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写真に写り込んでる蒼い色は、ガラスに映った夕闇です。これが、またよいわ。
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上野ステーション。多くの人が行き交うが、ここにあるアートがあるの、ほとんどの人が気付かず。
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ああ、でもそういうものかもしれない。ラスコー壁画だって、高松塚古墳だって、ずーっとただそこにあったのだ。発見される前、その前を幾多の人が行き交ったかもしれない。

2回目の試し

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みるさまの帯、デザイン画を元に、2回目の、試しブラッシングと試し織り。染料の調合の割合も意識して。重ね染めの回数を変えたり。染料を変えたり。薄め液の割合を変えたり。どうかな?渋いのはどう?深さは必要??
緯糸も新たに染める。緯糸は、和紙の糸は入れず、キビソのみとなった。精練したキビソ糸を、グリーン2色に染め分け。薄いグリーンと濃いグリーン。地は薄いグリーンをさらに乳白色をまぜた色とのことだった。
筋に入れる糸もキビソがいいか?それとも、細目の生糸で光らせるか?今は両方入れてみよう。太めのキビソも印象的な強いイエローグリーンに染めてみよう。変更の可能性はもちろんあるがとにかく探るのだ。
試しをしながら自分がガチガチ硬くなりがちなのに気付く。これ、要注意。みるさまは、元気がある生命感にあふれる帯を望んでおられる。私が深呼吸しなくちゃね。同時に直地点を探ること。自由な部分と、詰める部分と、両方あわせ持つのが2回目の試しです。

デザインの詰め

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みるさまの only only、1回目のミーティングを受けて、デザインを詰めて行きます。まずはラフスケッチをイラストレーターに写してみます。こんな感じか?ちょっと配置を動かしてみようか?柄の大きさは???
まあこんなもんかなと思えたら、縮小のままプリントアウトしてみます。うーん、いまいち。ここは入れ替えようかな。こっちはもっと大きくだ。
そんな感じで何回かプリントアウトして、まずまずと思えたら、今度は実物大でプリントしてみます。
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実物大で出したら、それを帯の形にして、鏡の前で体にあててみる。私の体だけど、みるさまのお姿をしっかり想像して。そうするとすぐ分かるのです。あ、ここ違うね。バランス悪いよ。ここんところはうるさいな。
それを何回も繰り返す。よっしゃーと思えるまで。

奥田塾に行った

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昨日のことですが、八王子の奥田染工場で月一回開催されてる「奥田塾」に初参加してきました。奥田塾の存在は、ずーっと前から知っていて、いつか参加したいなと思いながら、やっとやっとはじめての参加をお願いしました。ドキドキです。
「ソメオリヨシダ」と名乗っている私ですが、実は「ソメ」の部分、そうとう弱いです。個人の織り手の中では、「ソメ」に特化しているつもりです。しかし、染めのこと、どこまで分かっているのか、根っこの部分がヤワヤワなのを実感していました。
「ソメ」は分かってないって書くと、いかにも「オリ」は分かっていそうですが、そんなことはありません。しかし自分で選んでそうしてるって感じあるのです。「この部分は、手を付けないでおこう。そのかわり、こっちはどこまでも踏み込んで行こう」とか。
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朝8時半、八王子駅に着きました。八王子というのは、繊維で栄えた町ですが、いままで縁はなく。。。唯一、大昔に中退した大学が隣りの隣りの駅だったので、なんとなくなつかしい感じはします。しかし知らない町です。
バスに乗って、たどり着いた奥田染工場は、、、、、度肝ぬかれました。宮崎駿の劇画に出てきそう。いろいろ無尽蔵に湧き出てくる感じ。なんか、豪快なの。これに比べると、手織りの現場はおとなしいなあ。
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昨日は、酸性染料のプリントという課題でした。私は、自分で織った帯を持って行きました。納得いく出来にならず、お蔵入りにしている布、けっこうありますのよ、はずかしながら。これが息を吹き返せば。
導かれながら、夢中で作業しました。引き込まれます。新しい経験は細胞を活性化させるね。自分がよろこんでいるのが分かった。ものを生み出すのは、本当に面白い。
奥田染工場、さすがプロと思ったのは、私が染めた布、白場がほんの少々汚染したのですが、それを取ってくれたのです。熱湯で煮るのですよ。知らなかった。
寒い一日で、凍えましたが、心にポッと火がつきました。「染めとは何ぞや」に一歩近づけたか?

1回目のミーティング

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その日、暖かい日だったと記憶しているけど、みるさま、我が家にお越しくださいました。それもこの帯を合わせるご予定のお着物で。うれしいなあ。
お会いするの2回目で、じっくりお話するのははじめてですが、すぐに打ち解けることができました。みるさまは思った通り、明るくまっすぐな方でした。いろいろ大変なことを乗り越えて、今ちょっとホッとしておられるの、よく分かりました。人生をみるさまなりに、謳歌してらっしゃててすてきです。
早速、試し織りをみていただきました。まずまずいけてるようです。ひとつひとつの色と柄を、説明と検証していきます。「ここはもう少し黄色みがあっても。」とみるさま。すぱすぱと好みを伝えてくださるので、私も飲みこいやすいです。
「だいたいこんな感じですね」と、帯のタイコ部分、前柄部分、全体像をシャシャっと色鉛筆で描いてみます。稚拙だけど可視化するとつかめるよね。
軽いこと、元気がいいこと。これ大事。緯糸は和紙の糸は使わず、きびそのみで行く。
地の色はごくごく薄いグリーンで、タレは深いグリーン。手先は薄いグリーン。
私は、つい「手先もタレと同じで、濃いグリーンでもいいのでは?その方がまとまりがいいかも、、」などと申し上げましたけど、みるさま、「この帯、白大島にも合わせるつもりだから薄い方がいい」のだとおっしゃいました。
ギクッとしました。帯だけ見てちゃダメなんだ。みるさま、いっとうはじめに、この帯に合わせるつもりのお着物の着用写真、送ってくださったじゃないか。ちゃんと頭に入れ直せ。
この帯を締めてくださるご本人が目の前にいらして、合わせる着物をお召しになっている。そのありがたさ。それも我が家でだもんなあ。作り手として、これ以上は望めないってくらい恵まれてます。これで、いいもの作らなかったらバチが当たるってもんです。がんばります!

1回目の試し織り

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みるさまの帯、素材は集まってきた。何をすべきか、見えてきたぞ。あとはどう組み立てるかだ?
色鉛筆やパソコン使ってデザインをするの、もどかしい感じがしました。まず染料と糸を使いたい。詰めるのはあとだ。
では最初に染料の調合。いただいているカラーチップの色を出来るだけ再現してみる。緑も幅が広いなあ。濃淡つくりたいな。どこにフォーカスを持って行こうか。
しかしまあ、深く考えず、とにかく色をおいてみよう。試しのブラッシングカラーをして、織ってみる。糸は、キビソも使うし、和紙の糸も使ってみようか。筋に入れる緯糸も数種類やってみる。ふむー。どうでしょうね。
試しであっても、蒸しも湯通しも、ちゃんとやります。アイロン掛けて、本番とほぼ同じ出来上がり具合にします。
さあ、できたぞ。んー、どうかなあ?もちろんまだまだなんだけど、この段階で、みるさまに見ていただきたいな。それで、ご意見やご希望を伺うのが一番かもしれない。これは着火材みたいなものだから、二人でハートとエンジンに火をつけよう。
そこで、みるさまにメールを出した。「もしよかったら、我が家にお越しになりませんか?または私がお近くまで出掛けてもいいですよ。」

グリーンは命の色

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みるさまのお手紙にあった印象的な言葉、「グリーンは私の命の色なのです」。
ずんと伝わる一言です。そっか、命が繁るイメージね。イメージというか、命そのもの。で、「緑」でなく、「グリーン」ね。
みるさまに、お礼メールをしたら、返事を下さいました。その中に、またまたとても心に届く一文がありました。
「帯の質感や色合いは、着物を物理的に固定するだけでなく、体の深いところまで、しっかり届きますものね。きっと私の体と心を穏やかに守り、生を全うするまでのパートナーになってくれることでしょう。」
うーん、全ての作り手が、心すべきお言葉です。
実はこのころ、私は悩んでました。みるさまに、帯のonly only のお話をいただいたとき、取りかかるのは再来年(去年の話しなので、再来年というのは2017年のことです)になりますと申し上げてました。ご注文順に作っていくとすると、だいたい2017のはじめだろうと踏んでました。
が、その後、ご注文いただいている方のうち、お申し出順で、1番と2番の方が、いろんな事情で数ヶ月の延期となりました。それで、3番以降の方のに取り組もうと思ったのですが、織機の関係で段取りが難しくなるのよね、、、
うーん。帯を先に織った方が、効率的だぞ。この時点で、帯のご注文は、、、、みるさまだ。
それで、スケジュールの組み直し。みるさまに、思ったよりずっと早く取り組めるけど、、、とメールさし上げると、大変よろこんでくださいました。
*写真はうちの近所。散歩の途中。今日じゃないよ。天気のいい日。富士山がよく見えます。

みるさまからお手紙

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ほどなくしてみるさまから、大きな封筒が届きました。中に、色見本のカラーチップを貼ったものと、たいへん丁寧な達筆のお手紙が入ってました。色見本は、プロの方が仕事で使うDICのものです。わあ、すごいなあ。
色は、厳選されたことが、伝わってきます。カラーチップのセットに入ってなかった色は、他の何かから見つけてくださったのでしょう、一部、カラーチップ以外の色紙も貼ってあります。色を求めて、一生懸命探してくださったのだろうな。ありがたいなあ。このお心を形にせねば。
お手紙には、みるさまが、どうして緑色の帯を欲しいと思うに至ったかということを、率直に書き連ねて下さってます。それもとても伝わってくるものでした。文章も文字も、丁寧で真摯なのです。そっか、帯も、それを指針にしよう。わかったぞ。
*封緘に貼って下さったシールは、レースを編む女かな。フェルメール大好き。うれしいなあ。

みるさまとメール

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個展が終わって、通常の仕事に戻ってしばらくたった頃、みるさまのお顔が浮かびました。あの時、ほぼ立ち話のような感じだったこと、気にしていました。
グリーンとライム色がお好きで、八寸帯が欲しいってことはしっかり把握しましたが、もう少し理解したい。そうすれば、段取りも組めるし、頭の中でシュミレーションもできるってもんです。取りかかるのは再来年と言ったけど、徐々に添って行きたい。
そこで、メールをさし上げました。
「みるさまの中で、どんな帯がいいかってことは、どのくらいまで固まってますか?」「ファジーなところはあってもちろんですが、ここは譲れないってポイントもお有りですよね?」
そういたしましたら、すぐに丁寧なお返事を下さいました。
欲しい帯のイメージは、私のサイトの作品集にある「チャーミングボックス」が一番近いとのこと。(ここをずーっと下にスクロールしていただいて、「帯」のところの一番上の左にあります。)この帯の地色を薄いグリーンにして、黄色などのパンチの効いた色は小さな面積にしたいと。
みるさま、合わせるつもりの数枚のお着物がお有りで、着姿のお写真を添付してくださいました。なるほど、なるほど。織りのお着物に合わせるおつもりですね。白大島、墨藍の大島、紬、、、などなど。これは大変参考になります。
それから、みるさまは、色のニュアンスをお伝えくださるのに、カラーチップをご用意くださるそうです。
それはありがたい。ぜひぜひお願いします、とお返事を出しました。
*写真はうちの近所。散歩の途中。

only only みるさま、スタート!

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次なるonly only のヒロインは「みるさま」です。みるさまと作るのは、生き生きとした生命力あふれるグリーンの八寸帯。さあ、メイキングストーリーのはじまり、はじまり〜
みるさまとの出会いは、去年の秋の私の個展、「三角・吉田」の会場でした。会期、中日くらいだったでしょうか?午後の少々遅い時間、夕方になりかけって感じの時間帯でしたでしょうか?みるさまは、さっそうとイトノサキさんのドアを開けて、入って来られました。ふーっと風が吹いたような感じでした。
初対面だったけど、みるさまは、なんというか、バリアのない方。明るく、クリアでまっすぐな印象の方です。それで、私も構えることなく、すーっとお話に入って行くことが出来ました。
お話しすると、みるさま、素敵なきもの友だちがいらっしゃいました。私もよく知ってる方です。
この日は洋装でしたが、みるさま、お着物がお好きで、帯のonly only をお考えくださってるとのこと。緑色の軽い八寸帯が欲しいとのこと。どんな帯にするか、すでに頭にお有りのようでした。ああ、それだったら、すぐにでもお受けしたい。うずうず。
が、しかし。
その時点で承ってるonly only を全て終えた後だとすると、「大変ありがたくお受けしますが、取りかかるのは再来年になります」とお答えするしかなかったのでした。
*写真は散歩の途中。みるさま、こういう清々しいイメージの方です。みるさまのご自宅は隣りの市。大きな市だけど、それほど遠くないはず。みるさまのお近くもこんな風景かな?

申告、おわった

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本日、いいお天気の日曜日、ふわふわと青色申告会に行ってきました。青空のもと、足取りは軽いんだけど、必死の形相だったかも。申告会は日曜日でもそれなりに混んでいて、30分ほど待ちました。担当してくださった、おじさまの所員さんが、2円の違いを訂正してくれて、その場で電子申告の種類を作ってくださって、無事に提出できました。バンザイ!
おじさまの所員さんの、華麗な電卓さばきに見とれました。あれはすごいね。午前の部の最終だったため、私が帰る頃には、コンビニで買ってランチされてた。年に一度のかきいれ時とはいえ、お疲れまです。おじさま、おじさまと書いてますが、私と同い年くらいかもなあ。
帰って、今年の資料を一袋にまとめて、申告関係の引き出しに入れ、代わりに、7年前の資料を捨てる。保管義務があるのは7年分だから。捨てる前に、しみじみと7年前の自分を見る。売上高が、今年の半分だ。私、倍、稼げるようになったんだ。それでも、ちっとも充分ではないけど。今でも不安で不安で、しょうがないけど。それでも、倍だ。

「Sky Grey Bumpy(スカイグレイバンピイ)」

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もまさまのonly only 完成しました。出来上がって、自分としてはとてもしっくりときました。もまさまが望まれていることと、私の思い、帯としての完成度、みっつのバランスがとてもよかったと思います。
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この帯を「Sky Grey Bumpy(スカイグレイバンピイ)」と名付けさせていただきました。
Bumpy バンピイっていうのは、でこぼこのことです。この帯のテクスチャーがでこぼこしてるでしょ。スカイグレイは、明るい曇りの日の空の色のようだと思って、名付けました。
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これ、もしかしたらシリーズ化するかも。バンピイシリーズに発展しそう。そしたら、もまさまの「Sky Grey Bumpy」は、記念すべき第一作となる。
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この帯は巡り合わせが大きかったなと思っています。ことの起こりは、しばらく以前に、勢いのある面白いキビソ糸と出会い、この糸を使いたいって強く思ったこと。そしてそのために、半ねりを試行錯誤でどうにかハンドルできるようになったこと。そんなおりに、もまさまがご注文くださったこと。そんなことが重なってできた帯なのだ。
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もまさまはスイッチを入れてくださる方だなあ。ありがたいことです。スカイグレイバンピイよ、もまさまに末永く可愛がられるのだよ。達者でな。

武藤奈緒美写真展「噺をせんとや生まれけむ」を見た

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昨日はお出かけ。武藤奈緒美さんの写真展、「噺をせんとや生まれけむ」を拝見してきました。武藤さんは落語のお師匠さんの撮影を長く任されているカメラマンさんで、その集大成って感じの展覧会でした。
写真は、高座に上がってるオン状態の落語家さんもあり、普段のオフ状態のくつろいだおじさまって感じの写真もあり。その両方がシャッフルされて展示されてて、その両方を武藤さんの愛情あふれるキリッとした目で切り取られてて、素敵でした。
会期は3月6日まで。詳しくは武藤さんのブログでご確認を→
それはそうと、昨日は電車の乗り継ぎにまごまごしてしまって、自分にショックです。まず新宿から高円寺に行くのに、快速に乗ればいいのか、各停なのか、はたまた特快でもよかったか、とっさに思い出せません。ひー、こんなのパッと分かって当たり前なのに。とりあえず、黄色い電車に乗れば着くでしょうと、総武線でちんたら向かいました。
その後、表参道に行くのに、地下鉄を赤坂見附で、丸ノ内線から銀座線に乗り換えようと。しかーし、目の前の電車に乗ればいいのか、上の階か、一瞬分からない。ウロウロ。そっか、渋谷方向だから、上ね。
その後は、二子玉川に移動。進行方向後方に乗れば改札近いってのは分かるのだけど、どっちが進行方向か分からず、挙げ句の果てに、前方に乗ってしまいトボトボ歩く。
これは年のせい?個性ってやつ?
*写真は、サクランボの芽。山形産だそう。花瓶に挿してしばらくすると花が咲くらしいよ。表参道で買った。

できた!

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もまさまの帯、織り上げました。早速、検反して、糸の処理して、湯通しして、伸子張りしてます。
ちなみに写真の向かって左に青い糸がちろっとついている所が、前帯の中心です。締めたとき、おへその上にくるところです。写真に写ってない手前側におタイコ、もっと手前にタレにあたる部分があります。写真のずっと奥が手先です。
一見、無地っぽく見えるもまさまのこの帯ですが、タイコと、お腹、タレ、手先と見える部分は特に意識して織ってます。太いキビソ糸を集中させてます。緩急のある帯です。太い糸を全体に入れてしまうと重くなるってのもあります。
どうですかね?この段階になると、もう何もできないから、かえって、心臓に悪いです。このあと湯のしに出して、完成です。

イチゴと青色

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スーパーで、不揃いのイチゴが、大きなパックに山盛りで売られているのを好んで買う。どんぶりいっぱい、ガツガツ食べる。デトックス効果があるのか、気持ちがすっきりする。
青色申告の準備しています。もうふらふら。

もまさま、織ってます。

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もまさまの帯、本番、織ってます。太めのキビソ糸が、いい感じに効いていると思う。
普段からめざしている世界のひとつに、うるさくなく、単調じゃない。ワイルドかつ、気品がある。そんなの、あります。もまさまがご注文くださったおかげで、その世界に一歩近づけたか???
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織ってて思うけど、これ、便利な帯になりそうね。いろんな着物に乗りそう。いろんな場所に締めて行ってもらえそう。うふふ。きっともまさま、お似合いになると思う。さあ、もうひとがんばり!

本番、行きます!

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もまさまの帯、緯糸も全て染め揃いました。今回は、小管巻きをあらかじめ全てしてしまうことにしました。キビソ糸って、長さも太さも、何も明示されないまま売ってるんです。これ、大変に困ったことなのだ。国産糸なのになあ、、、そんなもんなのかな、、、、
このままでは不安で不安で織れません。だから、まず重さを量ります。巻くことで長さを計ります。緯密度と織り幅から、必要緯糸量を割り出して、足りるってことを証明します。もちろん、この段階でデニールを割り出し、次への資料とします。
この工程は、手伝いに来てくれたasakoさんに、すっかりお任せしてしまいました。私がするよりずっと正確に素早くやってくださいます。
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今回のメインになるキビソ糸、同じ種類で、同じ精練、同じ染めでも、練り減り率が違うのだよなあ。綛ごとに巻き分けて、織るときに混ぜたり、または、固い糸が欲しいところに練りが浅い糸、柔らかくしたいところによく練れている糸を使う。
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だから、糸のカテゴリーは3種類だけど、杼は五丁。さあさ、織りますわよ。

試し織り第2弾のお返事

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試し織り第2弾をご覧になったもまさまから、ご返信あり。「グレーがもう少し薄い方がよいと思います」とのことだった。
慎重になってる私は、「えっと、これは、本番もだいたいこの試しのようでよく、ポストイットのついている、濃いグレーをもう少し薄いグレーに変えるということですね?濃いグレーは全く要らないってことではなく、地の薄いグレーよりは少々濃いグレーがところどころに欲しいけど、現行は濃すぎるってことですね?
上記のようでしたら、現行の濃いグレーと、地の薄いグレーの間くらいのグレーを新たに染めて、本番に取りかかります。全体の感じは現行のままでいいですね?」
と返信し、すぐに「そういうことです」とお返事いただいた。よっしゃー!やったーー!
では早速もとめるグレーを染めましょう。この「中間の色」を染めるっての、とても微妙で難しいんですけどね。地の色と差がなさ過ぎると溶け込んじゃうし、あると現行と変らんのよね。微妙なのよ。完全に乾かないと判断できんしね。しまっていこー!

もまさま、試し織り第2弾

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もまさまの帯、九寸仕様で、試しの第2弾を織りました。織りはじめたとたん、「あ。これ行けるわ」って思った。大丈夫。心配したけど行ける。経と緯のバランス取れてる。よかったわー。
八寸で織ろうとしていた時より、細目の緯糸を多めにして織ったのだけど、それがよかったかな。無理なく自然に経と緯が出会ってる感じ。
試し織り第一弾の時は、緯糸の入れ方を単調にしていた。それは、耳(布の端のことね)をきれいにするためだった。八寸帯だと、耳のきれいさは必要なんだ。しかし、九寸帯だとその制約はない。耳は折り曲げて仕立てますのでね。だから、使う杼の数を増やして耳で糸がワープしてても大丈夫。それは、布の表情を作っていくのに、とても有利。織りたいよう織れる。
ちょっと濃く染めた糸も織り込んでみよう。もまさま、お好きかな?無い方がいいかな??
さあ織れた。湯通ししてアイロン掛けて、耳の部分を折り曲げて、出来上がり幅と同じにする。郵送してもまさまに見ていただきましょう。

「きもの簞笥」を読んだ

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図書館で借りた本の一冊がとても心に残った。「きもの簞笥」澤地久枝著。読んでいて、澤地久枝さんの行動力、決断力、悲喜こもごもなど、小気味いい短めの文章からバシバシ伝わってきて、引き込まれた。好き嫌いも、天と地ほどハッキリしていて、胸がすく思いがする。
澤地さんも、着物の注文制作をよくなさってたようで、そのやり取りも面白く読んだ。
ある着物の注文したときは、「たのしい夢のある着物。あとはまかせる」というオーダーだったようだ。澤地氏自身もそう書かれているが、「作者にとっては自由なようで、じつは難儀な」注文だよねー。
注文を受けたのは、型染め作家の駒田佐久子さん。画像も載っているが、オーダー内容を、しっかり受け止め、しっかり打ち返した、すばらしいお着物だ。澤地さんの、その後の人生の時々を、おおいに彩ったことだろう。
澤地氏の文章の吸引力は、いいことばかり書かず、マイナスの事柄も、直球でビシバシ書かること。とある刺繍の帯の注文は、ガッカリされたらしい。自戒の念をこめて、書き写しておく。
「(前略)これは、特別に注文し、わが夢を託して作ってもらった。でも、二、三回締めたきりで、愛着をもてない。作り手たちの志の低さを感じてしまう。(中略)豊富な色も模様も、刺繍の技に魅力のない弱さばかりが目につくのだ。」

もまさま、緯の染め

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さあ、緯糸を染めますよ。極薄グレーです。グレーって不思議で、黒を薄めた色ではないのです。いろんな色をまぜて作ります。赤、青、黄色を混ぜた色がグレー。だから、幅広いんです。
もまさまのグレーは、青味をもった銀鼠にしましょう。現代的でクールなもまさまのイメージです。あまり、うるさくしたくないので、極太キビソも、細目のキビソも、同じ色になるよう一緒に染めます。
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ほら染まったよ。では筬を入れ直して、試しの第二弾を織りましょう。

再会!

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昨晩はちょー面白い夜でした。友だち二人と会いました。二人とも、同じ小学校と中学校に通った仲。一人は、今でも仲がよく一年ぶりくらいの再会。しかし、もう一人は、32年ぶりの再会!それも、当日になって、参加の連絡を受け。ドびっくりです。どんな子だったっけーと会うまではドキドキしたが、会ったとたんに、変ってなーい!
話しはこんこんと湧き続け、昔話や今の話し。しんみりする話しなど。16歳で亡くなった友人の話しもできてよかった。今まで誰にも話せなかったもんね。若くして亡くなった同級生のことを、繰り返す思い出すようになりました。
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楽しい夜の記念写真、恥ずかしいので、小さく載せますねー。上の写真はバーニャカウダ。ワインも美味しく、私は少々飲み過ぎました。(いつも?)帰りの電車で眠りこみまして、車掌さんに起こされました。終点に住んでてほんとによかった!

大変更

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「今回は九寸でお願いできますか?」
そのメールにはこう書いてあった。ギクッとした。もう経糸は経てていて変えられない。拙作「ナチュラルアース」が希望とのことだったから、八寸だと思い込んでしまった。確認すべきだった。ちょっとしたスキだった。悔やまれる。
もまさまが、リピーターさまで、あまり語らず、さらっとした方なので、こちらもくどいメールにならないようにしていたのも災いした。
その上、最近は、八寸が流行りなのか、お問い合わせやご注文が八寸ばかりなのも、私の思い込みに拍車をかけた。実は、丸一年ほど九寸を織ってない。
ガーン、困った。八寸帯用の経糸を九寸帯用に変えられるか?それはケースバイケースなのだ。全く不可能のこともあるし、オッケーのこともある。
私は平静を装い、返信をした。
「今回の帯、九寸の方がよろしいのですね。糸の具合がどう出るか、ちょっとやってみますね。厚みが出過ぎたら、八寸の方がいいかもですが、その場合は相談させてください。いずれにせよ、また試し織りをしましたら、ご報告いたします。」
さあ、やってみるっきゃないぜよ。
*ここで、帯とか織物とかに、お詳しくない方のために、少々説明いたします。(しかしながら、人生なんの役にも立たない情報ですよ〜。)
まず、私の織る帯の種類。
八寸名古屋帯と、九寸名古屋帯があります。違いは、すばり名前のまま、幅が八寸か九寸かです。八寸帯は、布の幅が帯の幅とイコールです。九寸帯は、幅が3.8cmほど広く、帯にする時、布の耳は折り曲げて仕立てるのです。八寸の方がカジュアルと言われますけど、それはお好みですね。
では、八寸のつもりで準備した経糸を、九寸にするためにはどうしたらいいか?それは、密度を粗くすればいいことなので、作業的には簡単です。しかし、問題は、密度によっては経糸の本数が足りなくなるかもしれないってことと、そうすることによって、経糸と緯糸のバランスが、どうなるかってことです。経糸の密度によって、布味はガラッと変ります。
さあ、そこはクリアするのか!
まず本数ですが、電卓たたきまくって、セーフとアウトの境目を出す。候補の筬が手元にあるかどうか確認。よっしゃ、どうにかなりそうだ。現状よりはもちろん粗くなるが、もともときつすぎると思ってたし。その範疇だと言える。
心配の布味はやってみるしかないのだよ。この筬目で、この経緯のバランス。検証しましょう。試し織り第二弾の準備に掛かろう。
*写真は筬の引き出し。

もまさま、試し織り第一弾の返信

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試し織りとその説明書きを送っていたもまさまから、メールが届いた。曰く「おっしゃるように、試し織の最後の部分がよいかと思います。」
あー、よかった。私のおすすめの部分を気にってくださった。
それで、早速、今後の構想を練る。試し織りをしたことで、見えたことある。それをこなして、本番としたい。
何をしたいかと言うと、ひとつは、緯糸のセリシンをもう少々落とすための、追加の精練。この理由は、糸をもう1段階やわらかくすることで、経糸と緯糸を噛みやすくし、しっかりした布にしたいから。
ふたつめは、緯糸をごくごく薄いグレーに染めたい。これにより、絹の黄変を防げるし、生成りのままより、落ち着つきと風格が出ると思う。
みっつめは、筬を入れ替えて、経糸の密度を少々ゆっくり目にしたい。そのほうが、経緯のバランスがいいと思う。今のところ、ちょっときゅうくつで、息ができてない感じするから。
この段階で、手間を惜しまず、もうひとふんばりすることで、すーっと気が通った完成度の高い帯になると思っている。
それで、試し織りそのままじゃ無いですよ、ご了解くださいってことを、もまさまにメールする。
もまさまからは、いつものように素早いご返信いただく。ご快諾でよかった。
そしたら、追伸のようにして、すぐにもう一通メールが送られて来た。読んだとたん、目が点になった。そこには衝撃の一文が!!!!
つづく。(ひっぱるね〜〜)(ヨシダ、大げさだって、、、)

クリエ、完成形!

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ジャーン!こちら、懐かしの「くりさま」です。一昨年、お着物とお羽織を織らせていただきました。その後、角帯も合わせていただき、三部作が完成しました。お正月にお召しくださったそうで、奥様がお写真送ってくださいました。
写真拝見し、とってもうれしかったです。ご主人さま、以前よりずっと着物になじんでらっしゃるわ。リラックスした感じを受けました。お正月に、わざわざ帰省先にお着物一式お持ちになられたんだろうなあ。ありがたいことだ。
すでに、「作品ギャラリー2014」に載せていましたが、この度写真を差し替えて、文章も少々いじりました。ここクリックして見てね。上から3番目です。→
これは、まさにご家族の象徴のようなお着物なんです。着物にも、羽織にも、羽裏にも、帯にもたっぷりストーリーがあります。栗と柿がキーワードでね。
本当にありがたいお仕事でした。これからも、ストーリーがある、唯一無二のお着物や帯、場合によっては、お羽織や布地なども織っていきたいと思います。

もまさま、試し織り第一弾

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もまさまのonly onlyの帯、試し織りです。あまり深く考えず、いろいろな可能性を探ります。目標となる拙作「ナチュラルアース」は、経糸が白っぽい色で、緯は淡いグレーに、濃いグレーと白がところどころに入ります。浦野理一さんの経節帯は、無地のものは、一色オンリーのものが多いように思います。さてさて、もまさまのはどうしましょう???
極薄ブラッシングカラーズもいいかもね。早速やってみましょう。ざっくりキビソの合間にキリッと筋を入れてみたら???ではでは、試してみましょう。経は白のままにして、緯のグレーを濃くしてみては????それもいいかも。うーん。ブラッシングはなくてもいいかな?うん、多種類の経糸が語ってくれるよね。だったら緯をちょっと染め足した方がなじむよね。緯を染め足すとなると、これはもまさまのご意見聞いてからだな。さてさて、、、
などなど、ぶつぶつ言いながら、ああでもない。こーでもない。
よし、これで、一度もまさまに観ていただきましょう。本番と条件を同じにするために、蒸しをして、水元をする。
もまさまにメールをすると、「ナチュラルアース」の織り見本もみたいとおっしゃるので、一緒にお送りすることにする。

「村上隆の五百羅漢図展」に行った(やっと)

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村上隆の五百羅漢図、観てきました。昨日のことなんだけど、なんか感動さめやらんわ。ヒシヒシ伝わるド迫力。デカさの迫力もあるし、圧倒的な仕事の量、徹底的だもんなあ。写真オッケーだったので、ちょこちょこ撮ってきました。
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五百羅漢は200人がかりで作ったそうで、資料も展示してあった。その膨大さも迫力だった。200人の渦を感じた。村上隆がその渦を起こし、渦は有機体でどよめきながら、巻上って行く。500人の羅漢に、200人のスタッフ。
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私、よーく考えてみると、村上隆の本物、はじめて見たかも。画像ではしょっちゅう観ているので、観た気になってた。本物は新鮮な驚きに満ちていた。こんなによかったのか。知らなかったよ。
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実は私、昨年12月にもこの展覧会を観ようと、チケット売り場まで行ったんだ。すごく混んでたんだけど、なんか違うなあと思って聞くと、その行列は、展望台に上がるチケットの列で、森美術館はもうすぐ閉館時刻ですと、、、火曜日だったんだ、、、ガックシ、、、、(火曜のみ17時まで。他の曜日は22時まで。無休。)しかたない。蔦屋で立ち読みして、村上隆の本、数冊買って、すごすご帰る。
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で、昨日、リベンジで出掛けました。土曜日に六本木なんて行ったら、人ごみにやられるかと思ったけど、出やすい日がこの日のみだったのよね。で、3時ころ着いたら、またまた大行列で、なんと、チケット買うのに30分待ちですと。展望台の列と間違ってないよ。村上隆の列だよ。村上隆ってそんなに人気だったの???アンチが多いんじゃないの???ドびっくりだ。並ぶのはイヤだから1時間半ほど時間をつぶして戻ってみると、まだ20分の列。お腹も空いた。六本木ヒルズは高いし、気軽な店がないので、ちょっと出てラーメン食べて時間をつぶす。
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6時頃に戻って、やっと5分待ちでチケット買う。53階までエレベーターで運ばれて、やっとやっとたどり着いた。
入ったとたん、別世界。おどろおどろしいのだけど、清々しくもあるのよね。そこが好き。
お客さん、若い人が多かった。買い物のついでと言うんじゃなくて、この展示会を観に来たって感じ。チケット1,600円。決して安くないよね。それでも観たい人がこんなにいるだなあ。私は、会場を3周して、3時間も観てしまった。だって観ても観ても観たりないんだもん。出るころには美術館もガラガラ。週末でも夜間は狙いだと思った。

もまさま、経糸

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今回のもまさまの経糸、こんな感じ。分かりづらいと思うのだけどね、糸をいろいろ混ぜてますの。絹の種類や太さが微妙に違いますのよ。これ見よがしでない複雑さ、目指してますの。もまさまお望みの、浦野理一の世界もそうなんじゃないかな。
これね、いつもより、ほんの少々太め多めにしてみました。しっかりした、筋のいい糸中心で、暴れん坊は少なめです。ヨコを暴れさせますのでね。ヨコを支える土台です。
筬の密度は、とりあえずいつも通り。もしかしたら、もっと疎にした方が緯の良さが出るかもね。そしたら、筬を入れ替えましょう。
うふー、いい感じです。

作品ギャラリー2015を更新しました。

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立春ですね。何をする訳でもありませんが、めでたいです。今年は梅の咲き始め、早かったそうですが、我が家の周りではちょうど見頃です。さすが春だね。
今日は太陽の軌道が動いたの、実感しました。冬の間、太陽が低く、光が部屋の奥まで届くのはとってもありがたいこと。しかし、そのせいで着物のタンスが焼けてしまうのだよ〜。それを怖れて、油単(ゆたん)の代わりにシーツをかけたりしてるのだけど、今日は光がそこまで来なかった。
そんな本日、拙サイトの作品ギャラリー2015を更新しましたので、どうかご覧くださいね。2015年中に作ったものを紹介しています。もうすぐ旧暦のお正月と言うこともあり、2015中にと思ってがんばりました。
こちらです→「作品ギャラリー2015」
それから、2015に雑誌に掲載いただいた分も追加で紹介しました。こちらの「業界の方へ、プレスの方へ」をクリックしていただき、ずずっと下にスクロールしてくださいませ。
ぜひ〜。

もまさま、糸の準備

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もまさま、糸の準備を進めよう。
経糸は、以前たてたものより、ほんのちょっと太くした組み合わせにする。本数は同じ。ほんの少々、しっかり目の布地にしたいのだ。手仕事はどこまで行っても、微改良の繰り返しだ。
緯糸は、例のゴツゴツした国産キビソ糸と、もう少しおとなし目のやはり国産のキビソ糸の二種類にしよう。ゴツゴツ糸だけだと、ボリュームが出過ぎて厚ぼったくなるし、重さも出てしまう。
早速、精練。酵素精練も何度もやって板について来た。酵素精練の問題点は、精練終わっての水洗いで、白濁した液がいつまでも出ることだ。溶け出たセリシンが落ちきれず、精練が進んで行く。その後染めると、また落ちる。だから、そこまで計算に入れて作業する。仕事は何でも先を見る目だなあ。はあ、算数の日々は続く。
*写真は、精練中の糸たち。50℃くらいのお風呂につかって、垢を落としてます。いい湯だな〜♪

あまりさんち

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ここに引っ越しして、6年半くらいになる。近所を徘徊散歩したり、ちょこちょこジョギングしたりするのが、唯一の趣味と言っていいくらいなので、よそモンにしては、近所に詳しいのではないかと思っている。
うちから歩いて15分ほどのところにある、相模カンツリー倶楽部の方への道すがらは、ちょっといいエリア。広々とした凝った家や、米軍住宅のなごりの家があったり、お茶室がある公園もある。程よく坂道で、気分がいいので、よく歩く。
そのエリアにこれまたいい感じのマンションがあって、玄関前に簡易作りの小さなブースができてて、お巡りさんが立っていた。朝も晩も。いつも暇そうに。目が合うと、「おはようございます」と言ってくれたりした。どなたのお宅?要人さんね。
それが、昨日通ったら、小さなブースとお巡りさんがこつ然と消えていた。ああ、やっぱりあまりさんちだったのね。
なんだかなあ、、、。悪いことは悪いけど、気の毒な気がしてならんわ。
あまりさんに投票してないけど。どちらかと言うとアンチだけど。選挙の時は、あまりさんが強すぎだから、面白くないと思ってるのだけど。それでも気の毒と思ってしまうなあ。
*写真はうちの近所。こういう街です。あ、あまりさんちは写ってないよ。ここから北に300mほどのところね。
*それはそうと、大臣さんとかの自宅前に立つ、あの警護のお巡りさんと小さなブース。あれをはじめて見た時(けっこうな大人になってた)、頭に「?」がボンボン浮かんだ。「何をやってるの?」と聞きたくなった。平和な日本、バンザイだ。彼らが活躍しなくて済みますように。
*お膝元ということもあるのか、近所にはあまりさんのポスターが、たくさん貼られてる。見る限り、落書きされたり、破られたりしているのは、一枚もないみたい。昔はガキンチョたちが、ヒゲを描いたりしたものだが。お行儀がよくなったのかな。軽犯罪の取り締まりがきびしくなったのかな。そんなダサいことしねーよってのが正解かもな。

もまさまの糸

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もまさまの帯、キーワードが、拙作「ナチュラルアース」、「浦野理一」ときて、頭の中でピンと来たものがある。
「あの糸を使いたい」
昨年ゲットした糸で、大変面白いのがあるのだ。イキイキとしたすごいヤツ。見つけた時、狂喜乱舞して、飛びついて買った。使いこなすのは簡単ではない。どう使ってやろうか、手をこまねいて、その時を待っていた。
「今だ」
その糸が、上の写真。国産のキビソ糸。この存在感、すばらしい。しかし、この荒くれ具合、どう制御してやろうか。もちろんこのままでは織れないし、この糸のみでは織れない。織ったとしてもいい帯にはならない。さあ、どうやって、もまさまの帯として昇華させるか。
*ちなみに、この写真は、洗った後です。これでも少々は落ち着いたのだ。

もまさまと理一さん

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もまさまからの、メールの返事は、すぐに来た。この素早さが、さすがなのだ。曰く、
「浦野理一さんの無地の帯をイメージしています。色については鈍感な方なので、、、、」
おーー、浦野理一さんか。浦野理一の帯と言えば、経節の紬。小津安二郎の世界、、、、なるほどなあ。
たしかに、「ナチュラルアース」は、浦野理一を彷彿とさせるかも。あの、何もない存在感みたいなのがいいのだな。では、その筋で考えましょう。
浦野さんの無地紬はまさに、見ても見ても見飽きない帯だと思う。我が「ナチュラルアース」もその列に並ばさせていただいていると自負しているのだけど、再チャレンジするのなら、もう一工夫したい。その上で、あの風合いは出せないだろうか。
浦野さんの特徴である経糸に大きな節のある糸を使うのは、今回見送って、別の切り口から、攻められないだろうか。なぜなら、そここそが、「ナチュラルアース」の反省点だからだ。軽さが出ないのだ。これ、大きな課題なのだ。
もまさま、色については鈍感なほうとおっしゃるが、これは自己申告だから話し半分だな。しかし、これは「ある程度任せる」ってことと理解していいだろう。白系の無地なんだけど、深さハンパないっての目指そう。
*写真は近所。散歩の途中。

もまさま2、はじまります!

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次なるonly only は、リピーターのお方。「もまさま」、ふたたび、登場です!
もまさまには、2014年の暮れに、八寸帯「Brown & Brown」を織らせていただきました。(制作工程はこちらです→)また、この他にも、着物店でご購入された帯も持ってくださっています。わー、3本目だ。
もまさま、お会いしたことはないのですが、キリッとカッコいい系のイメージを持っています。クールだけど、温かい、、、。メールのみのお付き合いですので、想像するしかないのですが、確信に似たものがあります。
もまさまとのやり取りは、いつも突然で、ふっと短い直球のメールがきます。今回は、
『「ナチュラルアース」(八寸帯)が欲しいのですが、織っていただけますか?』
とのことだった。(ちなみに、「ナチュラルアース」というのは、2014年に私が織った八寸帯。ここをずーっとスクロールすると出てきます。)メールの返事は、ついリキが入って、長めになってしまう。要約すると、こんな感じ。
・ぜひ織らせていただきたい。
・ナチュラルアースそのままではなく、反省点をふまえ、自分なりにバージョンアップしたものにしたい。
・色は、もまさまのお好みで如何様にもする。微妙な表現もできるが、ご希望はいかがか?
こういう風に、新たなonly only がスタートしたのです。
*写真は、とある美術館の講堂。

最近の仕事

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ただいま、only only5本と、オリジナル制作2本、水面下で準備中。もそもそと地道な作業の日々。なかなかGoサインが出せずにいたが、やっとやっと、動き出したぞ。(啓蟄かな?早すぎるね。)
お客様に試し織りを送って見ていただいてたのも戻って来たし、我が家に打ち合わせにお越しくださった明るい笑顔の方もあって、風が吹いた。春風ね。ありがたい。
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それはそうと、先日、ずーっと長い間、悩んでいたことが解決した。パーセントの算出の仕方が分からなく困ってたのだ。1回だけなら分かるけど、2段階になると、うぅぅぅ、はずかしーーー。仕事の手伝いに来てくれているasakoさんに相談したら、あっという間に解決。すごい!ありがとう。
どんな問題かと言うと、、、
生糸6綛338gを酵素で練ったら、293gになった。この練った6綛のうち2綛の重さは102gだったが、それらを染めたら、さらに練り減りして87gになった。練り減り率は何パーセントか?
答え
16%。
さあ、復習しよ。
*写真は私の住む街。冬の夕方。

絹糸の精練

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ここんとこ、帯の緯糸の精練をしている。精練というのは、蚕が糸を吐く時に繊維と一緒に吐くタンパク質を、取り除くこと。これがついたままだと、絹と言っても、固くてバリバリしているのだ。
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実は精練、去年から再開して、いまだ試行錯誤しつつやっているのだ。
昔、着尺を織りはじめてからずいぶん長い間は、必ず自分でしていた。なんでも自分でやることが是だと信じていた。精練、難しいんです。特に灰汁でするとデータが取りづらく、安定しないから。それでも、頑固に自分でしてた。だって、そういうもんでしょう。
しかし、あるとき、お世話になってる糸屋さんに、いつもの通り、未精練の絹糸を注文しようとしたとき、
「ヨシダさん、精練、一度オレにやらせてみな。オレさ、絶対ヨシダさんよりうまいから。」
「う、、、、」と思った。灰汁ではないというし(自然派だったのだ、私)。しかし、思う所あり「お願いします」と即答した。
で、結果は上々だった。精練の具合も理想的だし、綛の乱れもなく、その後の仕事も支障なく進んだ。お支払いした精練代も納得できる金額だった。これはいい。今まで精練に費やしていた時間とエネルギーはなんだったんだ。私の仕事はいいものを作ることであって、全てを自分でやるってのは、かえって自己満足なんだなあって思った。
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で、昨年から、八寸帯を積極的に織っているのだが、これに使う緯糸は、自分で精練するしかないのだ。半練りという、セリシンを半分残すのやってるのだが、こういうのは外注できないのだ。暴れん坊で、個体差が大きく、気分屋の糸は。
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で、秤と計算機を座右に(というか、机上に)、せっせと作業中だ。
しかし、精練は絹織物の醍醐味とも言える。自分の制御によって、布味が七変化なのだ。これを自由自在に使いこなしてこそ、織りの真髄だな。がんばろう。
*一番上の写真は、大きなタンクを入れ子にして、湯煎しながら精練しているところです。今は酵素で精練しているため、湯温を55℃位にキープしなくちゃなので。精練終わると、内側のタンクはタンパク質が流れ出てグレーに白濁してますが、外側のお湯はきれいなままです。もちろん、このあと大洗濯〜。せっせと、バケツで汲み出して、洗濯機に運びます。お湯で洗うとさっぱりするねえ〜

熊本ゆかり便り、1月号にのった!

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きものサロン和の國さんのブログに、隔月で掲載中の「熊本ゆかり便り」の1月号に、私のことを書いていただきました。(ご注意!上の写真は違いますよ!笑)
筆をふるっているのは、安達絵里子さん。「熊本ゆかりの染織作家展」実行委員です。
安達さん、きれいな涼やかな目をされてる方なんです。その目で、感じ取ったことを、優しく強い文章に書かれます。ぜひご一読を→
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安達さんは、熊本在住のきものライターですが、その活躍は留まる所をしらず、ただいま、銀座松屋で開催中の「池田重子コレクション 日本のおしゃれ展」でもコアメンバーをされてます。写真は同展のカタログで、このテキストも安達さん。
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実は先日の熊本への帰省中、安達さんのご自宅にお招きいただくありがたい機会がありました。なんと、ご主人さまのお手料理をいただいたのだ!粉を二次発酵させて、角煮まんじゅうとか作ってくださったのだ。お手製ケーキまで!大感激。ご夫婦で、息子さんを大事に育て、生活を慈しみ、仕事にいそしみ、、、、、これこそ、豊かと言うんだろうな〜〜。
で、安達さんとのお着物のコーディネートの話しをして、「必然性」という言葉が心に残った。背景に物語のある、唯一の取り合わせ。ぱっと見て、色が合ってるとかだけではなく、ずっと強いものがある。それを作らねばと、思い知った次第です。ヨシダ、がんばる。

始動です。

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明けてからちょいと帰省しておりましたが、本日、戻って参りました。さあさ、本格始動です。今年もがんばりましょう。
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今日、熊本空港から羽田に飛んで、その足で銀座に出て、池田重子さんの「日本のおしゃれ展」と、濱野太郎さんの展示会を拝見しました。とことんやってる所が共通点だなあ。身につける物には意味があるんだ。そこまで、掘り下げなきゃダメなんだって、お二方から学びました。よかったわん。
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上の2枚の写真は、雲仙に家族旅行した時のものです。フェリーに乗るとき撮りました。天気がイマイチで残念ね。みんなで変顔で撮ったチョー笑える写真もあるんだけど、母と姉に、絶対載せちゃダメときつく言われましたので、載せられません。残念。初笑い取れたのに。(「変顔で撮った」と言うより、「変顔になってしまった」。よっぽど変だよ。)
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下の2枚は姪。かわいいでしょ。

今年もよろしく!

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2016年、はじまりました。気持ちのよい青空の一日でしたね。遠くに富士山も見えました。
このブログを見ていてくださる、あなたさま、旧年中はありがとうございました。今年も健康ないい一年でありますように!
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当方は、今年もバンバン、作って作って作りまくる年にする所存です。去年を越えねば。お着物のご注文を多数いただいているので、数は出来ないですが、ボリュームのある仕事したいです。
思うことは多々あれど、考えはまとまらないし、とにかく作ろう。手を動かすぞ!おー!
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写真はうちの近所の神社なのだけど、ちょっとだけ遠出の散歩しててバッタリ見つけたのだ。近所と言っても知らない所、まだまだいっぱいあるね。獅子舞もやってて、びっくり。お獅子に頭をかんでもらったよ。

眼の話し

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昨日の夕方、ふらりと出かけた南林間の生協で化粧室に入って、ふと鏡を見て驚いた。右目が真っ赤だ。充血の激しいヤツ。うっわー。
ただの充血かしら?どうしよう?明日は土曜だし、仕事手伝いに来てくれる予定入ってるし、病院行くなら今しかない。年末だしね、善は急げ。
で、近くの、以前一度行ったことある眼医者さんに行った。しばらく待って、呼ばれて、久しぶりだから、お医者さんに診てもらう前に、まず検査をしましょうと。
検査の結果は告げられはしないのだけど、看護師さんに話しかけ、アレコレ聞くおばちゃんの私。だって知りたいじゃん。そんなに混んでなかったしね。
視力検査。0.5 と 0.7 だそうだ。ガックシ、、、昔は、2.0 を誇っていたのに。
優しい看護師さん曰く、私、近眼の入った乱視だそうだ。昔からそうだったのだが、若かったから自力で補正していたんだって。年を取ると自力補正が出来なくなって、見えなくなってくると、、、
私、年を取ると人は老眼になるものだって思ってた。だから、自分も老眼になるのは覚悟してたけど、近眼の入った乱視になるとは思ってなかった。教えておいて欲しかったわー。
知らないことってたくさんあるものだなあ。知らないまま、こんなに年を取ってしまったわ、おほほ。
その後、お医者さまに診ていただいて、真っ赤なお目目はただの充血ってことでした。一安心ですが、今日も真っ赤でーす。
*写真は今日の夕方。うちの近所。月が大きくてびっくり。

クッピーラムネの思い出

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封筒を買いに、近所の100円ショップに行った。けっこう混んでたので、いつもは通らない駄菓子のレーンを抜けて、目的地の文具コーナーに行こうとした。目の端に駄菓子のパッケージが入り込む。ん?足が止まる。
あっ!これは!!
クッピーラムネ!!!
なんと、これは、祖母との思い出のクッピーラムネだ。うううわーー、40年ぶりの再会だよ。
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出会いは40年前、、、、いや、もっと前か、43年くらい前か。たぶん、母の里帰りに付いて東京に行った時に、祖母が近所で買ってくれたのではなかったか?
我が家は駄菓子は御法度なうちだったので、禁断な感じがしたのと、パッケージのウサギとリスに引き込まれた。(私のひいきはウサギだった)食べてみると、あまりの美味しさに目が丸くなった。はじめての味。東京の味だ。
(行動範囲がチョー限られている子どもの頃の話しよ。それに、味はご想像の通り。あと、発売元のカクダイ製菓は名古屋の会社と判明。名古屋の味だ。)
かくして、私はクッピーラムネのとりことなった。
ひらがなを覚えたての頃、祖母によく手紙を書いていたのだが、何度か返事が、箱買いしたクッピーラムネとともに送られてきた。感激して、大事に大事に食べたなあ。
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という訳で、早速買ってきました。大人買いしてもいいのだけど、そんなに食べられない。一種類ひとつずつね。グミも出てたよ。私の小さい頃はグミなんかなかったなあ。
味は、変らない。重層が入っているからか、お腹がはる感じがたまらなく良い。
あ、おばあちゃんにお供えする前に食べちゃった!ゴメン、また買ってくるよ。
もうすぐ祖母の四十九日。(生きてる人間の都合で法会は済んでます)

昨日のこと

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昨日は外出日。いろいろ行って、刺激ビシバシいただいてきましたよ。
まず目指すは西荻窪。大ファンの店がありましてね。アンタイディーというアンティーク屋さん。大ファンと言っても、今まで一度しか行ったことはなく。ブログのファンなのです。毎日昼ごろ更新されるのを楽しみにしています。普通の文章と凝りすぎない写真。好きなんだなあ〜。実店舗も、とても、とてもよいのです。(先日移転されたので、行きたかったのです)
それから、濱野太郎さんの個展を拝見しに、ギャラリーみずのそらに行きました。濱野さんの作品は、実物見なきゃです。うっわーって伝わってきます。その「うっわーー」は、膨大な仕事量から生み出されているのがよく分かった。
そして総武線に乗って東へ。目指すは浅草橋です。岩崎さんご夫妻の「増孝商店・冬場所’15」へ。
久しぶりにお会いする岩崎さんは、お二人ともいいお顔とたたずまいで、並べてある品物もいい感じで、ああ、この人らが生み出したものがこれらで、これらを生み出した人がこの人らねって、思わず見比べてうなずきます。身につけたいって思う人が多いのもよく分かる。
濱野さんとも岩崎夫妻とも、充分な時間はなかったけど、お話できてとてもよかった。彼らと話し続けられるよう、私もしっかりした仕事、やって行こう。
この後、実はもう一件、拝見したい個展があった。蔵前からさらに北東に行く予定だった。しかし、時間も経路もあやしい。その後さらに予定がある。うーむ、あきらめざるを得ないか、、、浅草橋の問屋街をふらっとのぞいてハマってしまったのが敗因か、、、
という訳で恵比寿に向かう。高校の同窓会の忘年会です。時間はじゅうぶん余裕のはず。が、恵比寿で降りて、はた、困った。どっちに行けばいいのかチンプンカンプン。iPhoneさまのマップが頼りだが、ああ見方が分からない。さまよい歩きながら「もうっ、田舎もんの集まりなのに、なんでこぎゃん分かりにっか所ですっと」となっかぶる。(「なっかぶる」は半泣きになるの熊本弁)そしたら、電話がなり、「大丈夫ねー、迷ってなかね?」と天の声。ひょー、同級生のありがたさよ。おかげさまで、大変たのしい夜とあいなりました。
*写真は、増孝商店の近く。
「増孝商店・冬場所’15」は23日まで。情報こちら→
濱野太郎さんの個展は、本日19時まで。

津田千枝子型染展、YANAGISAWA YOHJI展、四十九日イブ

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先日のことですが、津田千枝子さんの個展を拝見しに、青山の八木さんにおじゃましてきました。津田さんの新作、見たかったんです。
やっぱ、津田さん、すごいです。色と形が、布と染めが、ピタリと合っている。くぅー、カッコいい!型や版が自由自在で、ゆったりしていて、その実、すごい完成度。
八木さんのあと、お近くのギャラリーで同時開催中の「津田千枝子型染帯のはぎれ100展」にもおじゃましました。こちらは、手に取って拝見できまして、眼福、触福。
その後、渋谷に移動して、ヒカリエ8階で開催中の、「YANAGISAWA YOHJI 2016SS Collection」に伺いました。墨染めの、パターンがきれいな洋服です。パリの街並とかに合いそうだなあ。お知り合いの方のおすすめで拝見しに行きましたが、大きく羽ばたいて欲しいなって思いました。
そして、東急東横店のフードショー(デパ地下)で、お刺身とお寿司と日本酒を買って、母の実家へ。祖母の四十九日の前日なので、叔母やらと一献かたむけたいと思って。
お仏壇に挨拶して、お線香あげて、祖母の写真を持って居間に移動。祖母が好きだった、脂おおめのお刺身を写真に供えて一緒に。叔母二人と、いとこと、祖母のことや、立て替える前の家のこと、ずっと前に亡くなった祖父のこと、叔父のこと、いろんな話し出来てよかった。
*写真はうちの近所。*青山八木さんでの、津田千枝子展は終了しています。

月刊アレコレに載った!

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着物愛好家に熱く支持されている雑誌、「月刊アレコレ」さんの、「きものびと十人十彩」というインタビューページにご掲載いただきました!たっぷり4ページ。写真がデカくて照れますね。
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インタビューは、小さい時のことから今までのこと、いろいろです。飛び飛びに話し散らしたことを、うまくまとめていただきました。けっこう素直に話したつもりよ。
(一番はじめの、私の紹介のところに、「明るくおおらかな吉田さんの作家ストーリーです。」って書いてもらってて、実はうれしい。私、明るく、おおらか?そうならいいけど。どよん、としたところを振り払ってやっとります!)
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こちら、本屋さんには置いてません。アレコレさんのサイトから、お求めくださーい!定価432円です。
アレコレさんのトップページ→
お買い求めはこちらから→

サンタ?

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今、大麻の糸を染めている。最近寒いから、一日中、熱い大きなタンクがあるのはありがたいこと。湿度も上がるし、空気潤います。うふ。
で、染める時は、熱湯を触っても大丈夫な厚さがあるゴム手袋をするんだけど、その色が鮮やかな緑。たまたま赤いフリースを着ていたら、、、
あら!私ってサンタさん???染めてる色が茶色というのも、トナカイ彷彿か?薪も茶色ね。クリスマスの薪のケーキあったよね?
しかし、サンタさんはフリースを着ているのか?きっと現代のサンタはそうだと思う。色も鮮やかだし、軽いし、手軽よね。
大昔のサンタさんの着ていたものは、どんな素材で染料は何だったんだろうね?化学繊維や化学染料、開発される前から、サンタさんいるよね?(←当たり前!)木綿かな?毛織物?それに茜?いや、コチニールか??あの赤染めるの大変よね?うーむ。染め物職人、織り物職人、大変だったわ。インドか新大陸からの輸入だったりしてね。
ふだん、イベント事に関係ない生活をしていますが、クリスマス近いんだなあ。季節感は大事だなあ〜。さっきラジオで、今日は旧暦10月28日で、小春日和といえる最後の日になるかもって言ってたよ。

ずっと前のインタビュー

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星読みで有名な、石井ゆかりさんのブログ「石井NP日記」を、久しぶりにつらつら見ていた。私、石井さんのファンなのだ。(とんとごぶさたしているけど、お着物もっても下さってるんだぞ、えっへん。)
んんん?!!!
上から2番目の記事に、「染・織と言えば、こちらの吉田さんだった!!」とある。「吉田」はよくある名前で、「吉田」と言われても自分のことではないことも多々だが、こ、これはもしかしたら???
リンク先は、まごうことなき、拙アドレス。ぎょ。ドびっくり。
個展に「いきそびれてしまった。。。。(涙)」とある。
いやはや、ご案内状はさし上げていたものの、遠方だし、お越しいただけなくて当然と思ってた。それが、会期後とはいえ、こうして気にかけてくださっていたとは、何ともありがたく、うれしい限り。石井さん、あったかいなあ。
添えてくださったリンクは全部で4つあって、一番上が先日の「三角・吉田」のレセプションの拙ブログ。
2番目が、ずーーーっっと前に、インタビューを受けた時の、石井さんのブログ。なんと2008年だよ。お会いしたのは2007年だ。
3番目が、5年前の個展に、石井さんがお越しくださったときのこと。
4番目が、その日いただいた御本をめぐる話し。(もちろん、この本は、今も大事に持っている)
まあ、どれも、なんとなつかしいこと。2番目のリンクのインタビューは、特にだな。
私、Wさんという仮名で登場している。これ、石井さんがはじめに書いて下さったときは、Mさんだったのだけど、読ませていただいて、ちょっと優等生過ぎるようで恥ずかしく感じて、Mを逆立ちさせてWに変えてもらったのだ。私、そんなにリッパじゃないし。ダメダメなところいっぱいあるし。
でも、書いて下さってることは、まったく私が話したこと、その通りなのだ。ダメダメなところも話したんじゃないかなあと思うのだけど、それは、この場に必要じゃなかったから、端折られただけ。
今だったら、Mのままで載せてもらったかもしれないなあ、、なんて思った。
石井NP日記はこちら→
*写真は、石井さんのインタビューで、撮ったもらったショール。記事の中で、「全然うまくいかなかった」とあったので、さっき引っ張り出して、撮り直してみた。が、緑色がちっとも出なくて、これでは石井さんが撮ったのの方がよいなと思った。

綛あげ機

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今日は自慢話です!まずは、下の動画をご覧下さい。10秒ほどです。


宝物の綛あげ機。むふふ。去年に注文して、いろんなやり取りを経て、この秋出来てきたのです。個展準備中は、なかなか出番がなかったのだけど、今、大活躍中。花開きました!これで、一綛を分けて、少しずつ何色にも染め分けたり、コーンやチーズなどの糸も綛にして染めたり、少々問題ある外国産の糸などもちゃんとした綛に生まれ変わらせられます。ずっとずっと夢に見てきたマシンです。
これね、バッチリ綾を振ります。モーター付いてます。速度、変えられます。遅く設定すると、手で巻くよりゆっくりです。おほほ。チョー自慢。
しばらくは、我が家にやってくる染織関係者は、すべからく、この綛上げ機の自慢話をこんこんと聞かされる目に落ち入ることでしょう。むふふ。
作ってくださったのは、山梨で染織道具などの木工をされてる、きつつき工房さん。きつつきさんに、「20年来の夢だから」って、ああだこうだムリ言って作っていただきました。本当にいい仕事してくださいました。大感謝しています。
きつつきさんの存在が、なんだかとっても安心させてくれます。風前の灯火の染織業界ですが、そんなことないぞ、打つ手はあるぞ、一緒に盛り上げて行こうって心から思えます。未来は明るい。私もがんばるよーー

いずさま、着姿

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先日のこと、いずさまの「限りなく無地に近いピンク」の着姿のお写真、いただきました。写真拝見して、心底ほっとした。肩の力が抜けて溶けだした。
「毎年10月に開催される、秦勝寺でのお茶会で、苔むしたお庭に佇みたい。」というのが、この only only のそもそもの大命題だったのだ。どうお応えするかに、苦しみ、楽しみながら、まい進してきました。その答えが今でたわけです。
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いい笑顔してらっしゃって、うれしいなあ。
「本当に真摯に取り組んでくださって、こんなに幸福感に包まれる着物はありません。」と書いてくださいました。
「とても評判よかったよ」と。「写真より肉眼はピンクが立ってるよ」と。あと、「お仕立てをしてくださった方が、惚れ込んでいて、鼻たかだかだった」と。
本当にありがとうございました。仕事させていただくことで、育てていただいてます。織り続けることで、恩返しせねばと思っています。
*いずさまストーリーは、ブログのカテゴリー、「only only のいずさま」にまとまっています。時間をさかのぼって、お読みいただければ幸いです。

小島秀子織物展、シムラの着物ミナの帯展

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昨日は、青山八木さんへ「小島秀子織物展」の最終日に駆けつけてきました。ぜひとも拝見したい展覧会でした。開店直後の時間をねらって伺いましたが、すでに複数のお客様。その後もぞくぞく。さすがー。
お作品は、静謐かつ、躍動感あって、チャーミングで、確かな技術に支えられてて、ものすごく素敵です。小島さんの世界にまよい込んだようでした。引き込まれました。
よいお天気の一日です。八木さんから、青山墓地を突っ切っててくてく歩いて、イトノサキさんに顔を出しました。発売になったばかりの雑誌「nid」を見せてもらいました。イトノサキさん、特集されているんです。店内の写真に拙作も!
イトノサキさんをあとにして、南青山の住宅街をふらふら歩いて、TOBICHI へ。「シムラの着物ミナの帯」開催中。人間国宝で文化勲章受賞者の志村ふくみさんと、「あの」ミナですものね。鳴り物入りって見えちゃってたけど、ぜんぜんそんなことなく、すっごく自然で楽しい展示会でした。何より、自作を着て、案内をしているアトリエシムラの若いお弟子さんの姿がまぶしかったなあ。いいなあ〜。
*写真はうちの近所。散歩の途中。(ちょっと走って、すぐギブアップして歩いてたとき撮りました。)

祖母のこと

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先週、母方の祖母がなくなった。大正4年生まれ。100年のあっぱれな人生であった。
サバサバ、あっさりした人で、自然にみんなに好かれる人だった。99歳まで元気でいて、一年くらい施設にお世話になって、なくなった。
私は小さい頃からずっと、人付き合いが下手なのだが、この祖母とははじめから仲良しだった。
私が幼稚園の頃、双子の妹が生まれ、いろいろ大変だったので、祖母が東京から熊本に、手伝いに来てくれていた。二ヶ月くらいいてくれたのではないか。遊んでもらったなあ。バドミントンをした記憶もあるよ。約40年前。祖母60歳か。
祖母を熊本空港に送っていったとき、泣いたの覚えてる。
小さい頃、熊本では売ってなかった、、というか、存在をしらなかった駄菓子(ラムネやガムなど)を送ってもらってた。宅急便なんてなかったころ。小包で。
お葬式で、お坊さんの読経のとき、私はただただ座って、目をつぶっていた。親族席からご会葬の方々に黙礼しなければならなかったんだけど、末席の目立たない場所だったので。お坊さんの読経とお焼香の匂いに癒された。ああ、私、疲れているなあ。おばあちゃんが、みほちゃん、ちょっと休んで行きなさいよって言ってくれてるみたいだった。
*写真は去年。白寿のお祝いで、ひ孫に囲まれる祖母。

「三角・吉田」、レセプション

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個展「三角・吉田」のプレオープンにレセプションをしました。10月28日の14時から17時のことです。そのとき、カメラマンの武藤奈緒美さんにお願いし、お客様の写真を撮っていただきました。そのごく一部を、時系列にそってご紹介します。
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まず、いの一番に起こしいただいたのは、にこさまです!「Rhythmical Niko (リズミカル ニコ)」を締めてくださってます。
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次にご登場くださったのは、遠く京都からの特別なお客様。私が駆け出しの頃から、変らず、ずーっと心の支えとなっていただいている方です。拙作、たくさん持ってくださってるのですが、この日は帯を締めてくださってます。
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この方にずっと織りの八寸帯をつくってとアドバイスいただいてました。織り好きは八寸を好むと、、、、それがなかなかハードル高く、難しく、実現できなかったのです。モンモンと悩みながら七転八倒幾年月。今回ようやく、八寸帯での個展です。乾杯!
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お次ぎは、カッコイイお二人。さすがの着物姿が決まってるね。ライターの西端真矢さまと、イラストレーターの岡田知子さま。
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「みかん」お召しくださってます。こちらのページの上から2番目に載ってます。
この「みかん」も、織らせていただいてよかったなあーって、今もしみじみ思う一枚。このあと、お食事会にも参加くださり、心から楽しんでおられた様子にも、個展のプレオープン、企画してよかったなあってしみじみ思いました。
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こちらは、小学校、中学校、高校の後輩のコバキヨくんです。今は長野にお住まいで駆けつけてくれました。スーツ姿はじめて見た。私、先輩なので、少々上から目線(?)。
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美しい方ですねーー。帯が、拙作「白のシトラス」です。締めこなしてくださっていてうれしい。タイコはこちらのページの上から3つ目に載ってます。このお方、先日発売の「大人の着物 コーディネートブック」にもご登場です。探してみて!
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わー!お久しぶり!以前、大判のショールをお求めいただきましたね。その時はだんなさんと共用でとかお話してた記憶がありますが、どうなったかなあ。
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こちらは、九寸帯「Louise(ルイーズ)」締めて駆けつけてくださいました。このお方の雰囲気にピッタリなのだ。とてもうれしいです。このページの上から2番目におタイコも載ってます。
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さあ、めとさまです!大阪から駆けつけてくれました。今は、手漉き和紙作家さんとして、歩み出されたところです。新しいタイプの作家さんになられることでしょう。楽しみです。
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ナマズの帯が印象的なこのお方とは、約5年ぶりのうれしい再会。きっかけはフェイスブックです。面白いなあ、sns。お互い変らないと思います。どうでしょう?
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このお方も久しぶり。ちょーお似合いの着物姿は、「三角・吉田」に対抗して、四角でコーディネート!
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楽しい!
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イェーイ! イタリアのレザーでお草履を発表するなど、新しい風を吹かせている片岡由美子さんです。カッコいいねー!
レセプションはここまでで、このあと、お申し込みいただいていた12名の方と、お食事会になだれ込みました。
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こちら番外編。レセプションの日ではなく、会期2日目です。この日の朝イチに、取材が入りました。で、取材のカメラマンさんが、な、な、なんと、またまた武藤奈緒美さんだったのです。ビックリ。
で、オープン直後、私が取材を受けている間に、高校の同級生のKッ川くんが来てくれて、展示を見ながら、取材を受ける私も見るという形になった訳です。そして、プロカメラマン武藤奈緒美の手により、このKッ川くんも、このように、ナイスミドルに撮っていただいたと言う訳です。展示会で、最もラッキーマンだと言えるでしょう。
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さあ最後は、イトノサキ店主のあびるさんと私です。あびるさんには本当に感謝にたえません。あびるさんと組めたから、この展示会を開催できたのです。展示会の企画段階から、自由に何でもさせてもらって、弱い所はガッチリ支えてもらいました。本当にどうもありがとうございました。
会期中は、たくさんのお客様においでいただき、うれしい悲鳴で、あびるさん、お昼も食べられず、水も飲めず、、、。お体、大丈夫だったかなあ。
写真の掲載は以上です。今回、「掲載していいですか?」ってお聞きするのに、皆様にメールしましたが、あたたかいメッセージとともにご返信くださいました。大感謝です。この日、楽しかったよとか、作品よかったよとか、いい機会をつくってくれてありがとうとか。「ゴメン、写真NG」って方もいいメッセージ添えてくれてるんだなあ〜♡
会期中、本当に多くの方に、お越しくださいました。私の織ったものをお召しでお越しくださった方もたくさんおいでで、スペシャル感謝です。ありがとうございました。写メさせていただきましたが、ちょっと武藤さんの写真と並べて載せられないですわ。私がこっそり楽しませていただいてます。機会があればまたいずれ。

速報!山本きもの工房さんで、藤田織物さんを見た!

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今日は、横浜の山本きもの工房さんで開催中の「こころよきもの展」に伺いました。今回は「立体に織るという世界」というタイトルがついてます。のどから手が出るほど、興味津々の分野です。
それも、京都の藤田織物さんから匠の方がお出でになって、詳しい説明もしてくださるとのこと。おお!!!これは、なにを置いても、ぜひとも拝見したい、ぜひともお話をうかがいたい。そう願って、今日の日を楽しみに待っておりました。
で、伺ってきましたよ。で、お話しもいろいろ詳しく伺いました。物作り魂に火がつく、とっても刺激的なお話でした。織物というのは、経と緯のバランスなのですが、そのひとつの完成形を見た気がします。それも、通り一遍の完成形じゃなくて、糸のことも織りのことも、文化のこともファッションのことも、何でも知り尽くした熟練の方が、それを、一旦こわして、遊んで、もう一度作り上げた新しい完成形です。
曲がりなりにも織りをやってる人間からの、心からのつぶやきですが、「ここまでやるのか、、、、こりゃ大変。。。。」呆然となりますよ、これは。
山本さんが惚れ込んだの、よく分かります。展示会は明日までです。情報はこちら。ご興味の方、急げ!
*写真は、山本きもの工房さんのサイトからいただきました。

「三角・吉田」の写真です

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お待たせしました!個展「三角・吉田」の写真です。
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10月28日のオープン直前に、カメラマンの武藤奈緒美さんに撮っていただきました。明るくていい雰囲気だったのよ。
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三角たちが、ぞくぞく並んでおります。
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正面の黒いの、八寸帯「ブラック・トライアングル」、最後まで粘って粘ってやってたヤツです。
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こっち面もいいでしょ。
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左のは八寸帯「小さくてハッピーな三角たち・ロングバーバージョン」、右のは八寸帯「おもちゃのチャチャチャ・プリンセス」。
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角帯です。
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こちらは、三角以外も。タブローたちも並んでおります。
*カメラマンの武藤さんには、このあとレセプションとお食事会の写真も撮っていただいてます。写ってる方に掲載許可いただければ、一部載せられるかもしれません。

この一週間

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個展が終わってこの一週間を、備忘的に(忘れて困ることは何もないが、)書いておこう。個展中の方のことを書くべきだが、そっちはまだ頭の整理が出来ていない。いずれまた。今は書きやすい方を書くのだ。
11月2日月曜日 午前11時、大雨の中、近所にマッザージに行く。全身コース。ここ、午前中は半額なのだ。ボロボロに疲れることは目に見えていたので、事前予約しておいた。帰りは雨が上がってた。帰ってまた布団に潜り込んでこんこんと寝る。
11月3日火曜日 個展2日目に取材を受けた「月刊アレコレ」さんへ、インタビューの続きに、人形町へ出向く。2時間ほど話し続ける。雑多な話しになってしまったが、面白かった。校正が出てくるのが楽しみ。
その後、銀座に出て、伊東屋に注文していたファイルをピックアップ。(ずっと行けてなく気になってた)
有楽町の無印良品が改装して、本をたっぷり置いているというので、視察(という名のショッピング。一冊ゲット)。ものすごく久しぶりにシャバに出てふらふら。いい気分転換だった。
11月4日水曜日 やっと着物を片付ける。肌襦袢などを洗う。洗濯機は3回まわした。家中すさんでるのだが、掃除は着物をたたむ部屋のみで力つきる。
11月5日木曜日 朝、個展に出品していた商品たちが宅配便で戻ってくる。さあ、検品して、チョイスして、伝票作り直して、パッキンして出荷。一衣舎さんの奈良展に出品要請いただいてたのだ。11月12日(木)〜17日(火)、奈良市水門町の五風車さんにて。一衣舎さん好みの、白地の八寸帯、数点送ってます。ぜひ。
その後、急に決まった藤沢へ。今回の個展をバックアップしてくださってた方からのお声掛けで、三人で小さな打ち上げすることに。今回このお二方にはスペシャルにお世話になりました。制作のヘルプや、精神的な支えでもありました。
待ち合わせ場所は、本鵠沼から徒歩10分、清野工房展開催中の「工芸サロン梓」。
実は私、梓さん、勤め人時代にお世話になりました。ビンハウスのバティックの販売をしに伺ったこともあります。会社をやめて、織りで独立した直後、梓さんで扱っていただけないかとお願いして、作品送って観てもらったことあります。結果、全部、送り返されて来ました。いまでこそ、図太くなりましたが、この時はショックだったなあ〜。
ものすっごく久しぶりに、オーナーの田中さんにご挨拶しました。田中さん、私のこと覚えてくださっていて、再会をよろこんでくださいました。着物や帯にシフトして織りを続けていていること、報告できてよかった。
梓さんは、相変わらず、とっても素敵なギャラリーです。芯が通っててきりっと、かつ居心地のよさに溶けてしまいそうになりました。置いてあるものも、あたたかく、優しく、厳しいものばかり。清野工房のウールも、常設の陶器もよかったなあ。こういう空間に拙作まぎれこませたらどうだろう。12年前は振られたけど今なら?自作帯を締めてくればよかったな。
その後、湘南Tサイトでランチ打ち上げです。生ビール、うまい!!!サラダもパスタもおいしい!食生活もボロボロのままなので、生き返りました。湘南Tサイトは、おしゃれでイマドキで、現代人に物を作って売ることを糧としている私としてはチェックポイントなのですが、工芸サロン梓のあとでは、力なく、薄っぺらく見えてしまいました。
11月6日金曜日 まだふぬけ状態が続いています。何も出来ない。数日たって疲れがどっと出るのは年のせいか?ようやくノートに、個展の記録と反省を書き付ける。本を読む。
11月7日土曜日 やっと家中の掃除をする。いらない物を捨てる。衣替えして、秋冬物を出す。(今まで、半袖Tシャツの上にパーカーを着てしのいでた。寝間着も薄っぺらのペラペラで寒かった。羽毛布団にカバーをかけるのもやっと。)そろそろ復活せねばと、外を走ろうとするが、走れず。(夏まではヨチヨチとジョギングしてた。秋になり、ムリになっていた)
11月8日日曜日 ものすごく久しぶりに、玄米を炊き、出汁を取ってみそ汁を作り、干物を焼いて朝ご飯。納豆と漬け物も。昼には、コーヒーも豆をひいて淹れた。←今ここ。やれやれ。やっと戻って来たよ。
*写真は我が家のベランダから。雨の柿の木。たった今。

ありがとうございました

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個展「三角・吉田」、どうにか、無事に終えることができました。本当にどうもありがとうございました。多くの方に支えていただき、準備と会期を乗り越えることが出来ました。大感謝であります!
ものすごくたくさんのお客様にお出でいただきました。時間帯によっては、ヨシダがパニクっていて、充分お話できなかったと思います。そんな、内心申し訳なかったなーって思ってる方々から、「楽しかったよー」「よかったよー」と言っていただき、感激しております。
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会期終わってそろそろ一週間で、やっとのブログ更新です。実は疲れ果ててました。精魂尽き果ててると、言葉、出ないもんですなあ。生活全般、かなぐり捨てて、個展準備をしておりました。日常の復活はもう一歩です。
個展開催を通じていただいたたくさんの新たな気付きや出会いなどを、さあ、どう昇華させましょう。がんばりどころです。
これからの、染織吉田にどうかご期待ください。
*写真は、カメラマン武藤奈緒美さんによるものです。武藤さんには、たくさん撮ってくださってますので、今後ご紹介できると思います。

さあさ、もうひとがんばり

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個展用、三角帯、最後の2本、織り上がったよ!あぁぁ、よかった。ギリギリセーフ。
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早速仕上げしております。
蒸しと水元は、織り作家にとっては、とっても怖いんです。想定外のこと、起きるかもだから。緊張と集中。ドキドキ。
今回もおかげさまで無キズで上がりそう。まだ気は抜けんけど。まあ、今のところは出来はよし。
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個展まで秒読みです。せっぱ詰って頂点越えると、いろいろ自省の念、湧いてくるね。深いねー。鑑みるねー。それは、どんな仕事してても一緒かも。
これから、もう一本、懸念の帯の仕上げに取りかかります。そしたら、ノルマ完遂よ。あああ、よく仕事した。それだけは言える。今はたんたんとして、明日あさってでもう一度ガーーーっと盛り上がって作って、28日のレセプションになだれ込む予定。ぜひ観に来てね。どうか見逃さないでいただきたい。

出た!「大人の着物 コーディネートブック」(主婦と生活社)

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5月にお話をいただき、7月に取材を受けました本が、とうとう出版されました!!!タイトルは、「大人の着物 コーディネートブック」。私の所には、昨日送られてきましたが、世間的には明日発売(10月19日)です!
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ヨシダの小特集は5ページで、「世界に一本、私だけの帯を作ってみたら、、、」と題されてます。47ページから。ぜひみて!
完全注文制作 only only 「リズミカル・ニコ」の制作過程を追って載せていただきました。拙ブログのにこさまです(下にスクロールしてご覧下さい)。詳細な取材をしていただきました。読みやすくよくまとまってます。
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にこさま、いい笑顔。この帯、織らせてもらって、よかったなあとしみじみ。撮影は大変だったけど、今となっては、いい思い出ね。
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個展「三角・吉田」のご案内も載せていただいています。この本は、イトノサキさんでも、取り扱いますので、そちらでお求めくださっても!
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そして、そして、もうひとつ!巻頭特集のピックアップのお一人が、小野里秀美さまで、素敵な着姿で写られているのですが、、、お手持ちの着物や帯を置きで撮影されているののひとつが、ヨシダ作の帯、「シトラス」です!
(カッコイイご主人さまも2枚載ってます。要チェック!)
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私関係はこの二つだなって思って読ませていただいてたのだけど、、、、見つけてしまった!本の表紙カバーを外すと、本体が現れますが、、、、その裏表紙!これ、うちの織機。織ってるのはもちろん私。織ってる作品は、「限りなく白に近いピンク」。靴下は縞縞、by ユニクロ。
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表紙は、鶴田真由さん。すっきりしてて、素敵です。ぜひ、お手に取ってみて下さい。
本体価格は1350円。売価はプラス税です。

最終の2本に掛かりました。

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いつの間に10月の中旬になったのでしょう?まったく自覚がありません。日々、「今日のノルマ」をこなしているだけの毎日です。唯一の救いは、そのノルマが、どうにかこうにかギリギリですが、こなせていることです。ありがたや。
ラストスパートを掛けている今日この頃ですが、今となってはジタバタしても、やれることは知れてます。もうできることは見えてますので。(それも、全て順調に精一杯やること前提での)
佳境にいながら、この数ヶ月を振り返る、、、、。なんか、遠い目。ある種、人生のよう。ふぅ。
もっとやれたのでは?と思いながらも、よくよく思い返してみると、あの状況ではこれが精一杯だったよ。
もっとムリできたのでは?と思いがらも、いえいえ、いっぱいいっぱいだったじゃん。
ちょっとサボった日もあったよね。いやいや、その日があったから、ひどい落ちこみはなかったじゃん。
あと正味10日、とっくの昔にスケジューリングした、日々のノルマをこなしながら、私は、フツフツと燃えてます。私は、これから、最高傑作つくるよ。吉田美保子の最高傑作(暫定)は、決戦の火蓋を切られました。ひぃー、がんばるよ。
*写真は、先日。仕上げ中の様子。今はこの次のに掛かったとこ。
*「三角・吉田」のプレオープンイベント、「お食事会」に参加ご希望の方、お急ぎお申し込みくださいませ〜。「満員御礼間近 & 申し込み期限間近」でございます。
昨日、イトノサキさんから、すでにお申し込みいただいている方々のお名前いただきました。とっても素敵な会になること必須なメンバーで、クラクラ〜。遠方からもありがとうございます。あと数名だけ、ご一緒できます。もしよかったら!→

お食事会のお誘い

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個展「三角・吉田」では、会期前日の10月28日水曜日、プレイベントで、ふたつのことします。
レセプションと、お食事会。
レセプションは、14:00〜17:00。お食事会は、17:30〜20:00。
レセプションは、どなた様もカモーンなのですが、お食事会は、申し込み制とさせていただいております。 
ここでは、お食事会のご紹介させてね。まずはそもそもの話しから。 
今回の個展の話しが決まった当初から、お客様と一緒に「何かしたい」とは思っていました。着物をまとう高揚をシェアしたいというか、、、、
イトノサキさんに伺ったおりご相談しますと、店主のあびるさんも大賛成してくれました。
レセプションもお食事会もって欲張りかなって思ったけど、そこは貪欲に。しかし、食事会なんて、やったことありません。それも南青山なんて敷居が高すぎて、、、。
あびるさんは、「最近行ったこのレストラン、すごくよかったよ」と、ショップカードを取り出して私の前に置きました。L’AS というお店。お食事も雰囲気もサービスもすばらしかったと。ワインもとても美味しかったと。ゴクリと私の喉が鳴りました。が、飲み物込みの予算が、1万円だそうで、ちょっとお高いかな。もうちょっとお安めの所を探したいと思いました。
お安めの店を探すと言っても、私ができる訳ではありません。あびるさん頼りです。すっごく探して下さいました。しばらくして、候補のお店をいくつかメールで送ってくれました。そのうち一店、よそさう。しかし、安くはないね。食事と飲み物で8,000円は越えますね。ちょっと特別感のあるお食事会としてギリギリか、、、他はもっとお高いしね。
そこにお願いしたい旨伝えると、早速動いてくださったのですが、、、、なんと、こちら28日は貸し切りとのこと。振られた。ガーン。
これ、9月初旬から半ばの話しです。このころ、私、作る方も苦しんでた。もがくのだけど、空回り。あっちもこっちも壁にぶつかる私に、あびるさんが、光をかざして下さいました。「だったら、L’AS は?」
そっか。会費にこだわりすぎずとも、よろこんでいただける会にすればいいんじゃ。
じゃあ、そうしましょう。予約をお願いします。
その後、別の方にお聞きしたのですが、L’AS って、とってもおいしくて人気なんだって!女性誌の行ってみたいレストランにも常に上位ランキング。予約が取りにくくて有名なんだって!へーへーへー(←ミーハー!)。ここだよ→
で、すっかり心を L’AS に奪われてしまいました。予約は一ヶ月前から受付とのことで、ピッタリ一ヶ月前の予約開始時刻に、あびるさん、予約いれて下さって、無事ゲット!!!やったー。
という訳で、わたくし、28日にみなさまと L’AS でお食事できることだけを心の支えに、ラスト2週間を乗り切る所存であります。どうかご参加くださいね。
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特典あるよ!
*ご参加の方に、記念にしていただきたく、ヨシダ作のカードさし上げます。(って今から作るんだけど。額に入れたらお高いのよ、笑。額はそれぞれお誂えくだされ〜)
*カメラマンの武藤奈緒美さん、同席して下さいます。思いっきり美人に写真撮っていただきましょう!きっとよい記念になると思います。
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お申し込みは、イトノサキさんまで、電話 03-6721-1358、メール info@itonosaki.tokyo、サイトのお問い合わせ にお願いします。定員になりましたら締め切りですので、お早めにね。 
会費は、呑んべいさんは10,000円。呑まない方は7,500円。
できれば、着物をお召しで参加していただけるとうれしいなって思ってますが、そこはそれぞれのご事情があるでしょうから、洋服でもウェルカム。お仕事を半休とってとか、リハビリ中とか、すごく遠くからとか、これから着はじめたいとか、いろいろあるもんね。
着物の格も何でもいいってことにしましょう!着付けが下手とか気にしない!(私が一番へた。もし上手に着てたら、それは着せてもらったか、直してもらった)
ぜひぜひご参加を!
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上の写真は出品作。八寸帯「おもちゃのチャチャチャ、ちょっと渋め」

                                                               

この帯の話し(実は大反省帯なのだ〜)

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案内状に載せたこの帯、締めているのは不肖、ワタクシです。顔は見苦しいのでトリミングしましたが、ニッコリ笑ってます。自作を締める晴れがましさに満ちているように見えます、、、、が、しかし、、この帯については、長ーい、辛ーい、苦ーい話しがあるのです。
このストーリー、聞いてくださいますか?
この帯に取り組んでいたのは、この3月です。このころ私は、八寸帯での、ブラッシングカラーの方法を、ああでもない、こうでもないと、試行錯誤を重ねてました。
この時は、ブラッシングで染めたあとの巻き取り方法を変えました。勝負を掛けたウルトラ新技法のつもりでした。技法を文字で説明するの難しすぎますので、放棄しますが、気分としては意気揚々。よしよし、私すごいじゃん、してやったりという気分で巻いてました。
もうちょっとで巻き取れるって時に、ガッと音がしたと思ったら、続けてものすごい音がしました。ガッガッガッ、ガッシャーン!
一瞬何が起きたか分からなかった。一秒くらい、時間が止まった。へ?って感じ。
なんと、糸にテンションを掛けるために置いていた、ブロックが4コが、経糸の上に落下したのです。糸は無惨にもズタズタに切れました。筬も壊れ、織機の歯車も衝撃で欠けた。
茫然自失とはこのことか。目の前、真っ白。頭の中も真っ白白。
その日は、何もできずただただ唖然として過ごしました。新技法が大失敗だったこともショックだし、金銭的にも大損失です。投資した分と、今後払わなければならない分と、入ってくるはずだった幻の「¥」が頭の中で飛び交います。2ヶ月分以上の稼ぎがパアです。染織吉田、存続の危機。深く深く落ち込みました。どうリカバーする?
技法の失敗は解決できてないのだけど、目の前の分の救いは、綾が無事だってこと。じゃあ織ることはできるね。商品にはならないけど。でもとにかく布にしよう。そして再起しよう。
そんなこんなで、織った布がこの帯です。
後日、仕立屋さんに助けてもらい、見えない所ではいでもらって、いっぱしの帯にしていただいたのですよ。よかった。日の目を見れたよ。商品にはならないってことは自分のものだってことだしね。こんなことでもない限り、新作が自分のものになることはありません。
それに私、失敗には慣れてるんです。失敗の数では負けてませんのでね。しかしどうやって切り抜ける?
その後、個展の話しもまとまりました。今回の個展出品作は、その後のはい上がりのストーリーです。私、この帯、連日締めるつもり。ぜひ、観に来てね。

「三角・吉田」、ご案内状

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個展「三角・吉田」のご案内状、先日発送しました。そろそろ、お手元に届くころかな?届いてますかー?
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こんな感じで、ドーンと発送したのですが、もしも、手違いで発送しそびれていたり、ご住所把握していなかったり、そもそも面識がないなどで届いていない方、送ります!ぜひ、お申し出ください。こちらのお問い合わせ欄からどうぞ→
遠くて観に来れないけど案内状欲しい方も大歓迎!海外の方ももちろんウェルカム!お手元に置いてやってください。ヨシダ、忙しそうだから悪いかなーとか、思わなくていいよ〜。むしろ、ありがたい。投函しに行くのが唯一の外出になりそうな日々ですので、、、、
また、友人に勧めたいから、封筒に入れて送れ〜っていうのも、ぜひ!ぜひ!ぜひ!!!どうかご一報くださいませ。よろこんで送らせていただきます。よろしくお願いします。
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ご案内状の写真、カメラマンの武藤奈緒美さんの撮影です。プロに撮っていただくなんて、一世一代の贅沢してしまった。7月終わりの暑い日だったなあ。コスモスはね、この日の朝、チョー早起きして摘みに行ったのだ。ずっと前から、そこに咲いてるって、リサーチしてたんだ。えへへ。
*念のため。ご案内状がお手元になくても、個展に来て下さるのは、もちろん大ウェルカムです。案内状に書いてある情報は、すでにこちらに載せているのと同じです。どなたさまも、ぜひお運びください。

10月とはっ!

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もう10月なんですかっ!早過ぎます!!
個展「三角・吉田」の開催まで、あと27日!カウントダウンですなあ〜。
早すぎると言いながらも、もっとあとだったら、体力気力持たなかったなあ、、、。
ちょうどいいのだ。万事おぼしめしの通りなのだ。一番苦しい時期は抜けた気がする。あとは集中切らさず、4作+αつくるぞ。ただただ、がんばるべ。
今日は、すでに出来上がっている作品たちの発送準備をしました。写真撮影やコメント考えたりなどの余力なし。だからブログに載せるの、ないのだわ。上の写真は、2ヶ月前にプレスリリースのために撮ってもらったもの。
八寸帯、「わんぱくな三角」です。よろしくね。
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さー、もうひとがんばり〜
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染織吉田 吉田美保子展 
「三角・吉田」
会期、2015年10月29日(木)〜11月1日(日)
   11:00am-7:00pm  会期中無休 入場無料
会場、イトノサキ(南青山)

個展まで、あと一ヶ月と2日!

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個展「三角・吉田」のオープンまで、あと一ヶ月と2日です。ここまで来ると、緊張の糸を切らさないことが大事だなあ〜。
つか、もう切れる寸前よ。蜘蛛の糸以下の極細の、ところどころモモけてる糸にどうにかすがって、日々、クラクラになりながたら、気持ちを奮い立たせて、せっせと作っております。
この個展、もともとは、10月1日スタートの予定でした。季節もいいし、着物をご紹介するのにちょうどいいと思い、選んだ日取りでした。が、その後、本の取材を受け、発売が10月半ばで、展示会情報も載せてもらえ、イトノサキさんも快く同意してくださいましたので、展示会のスタートを、後ろ倒ししました。
それは、とってもありがたいお話なのですが、、、。延びた分、気力と体力をキープしておくのが大変です。大丈夫なのか、私?事後にガタッとくるのは覚悟してますが、あと1ヶ月と2日と、会期4日間、どうにか持ってくれ〜〜。
ちなみに本は、「大人の着物 コーディネートブック」というタイトルで、10月19日に発売とのこと。主婦と生活社さんから。お楽しみに〜。
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個展準備が本格化したのは、7月後半からです。準備期間は無収入なので、それより前からは無理なのです。
この夏は辛かったなあ〜。ただただ熱中症にならず作り続けることに必死だった。秋の長雨は唖然とする画像にハラハラしながら作り続け、国内政治や難民問題もこれは、、、、と思いながらもとにかく織り続けてきました。それもあと一ヶ月、、、
アウトプットばかりで、呼吸困難になってるので、明日はスピニングパーティーに行ってきます。電車の乗り方覚えてるかってくらい久しぶりの外出。
今日は先ほど、近くのスーパーに買い物に行ってきました。自転車置き場の先の方で、倒れた自転車を起こそうと大儀している母子がいました。ヒジャブをかぶっていたので、ムスリムの方かな。そしたら、その手前にいた二人連れ(初老の紳士と、多分お母様であろう要介護のお婆さん)が、初老紳士がお婆さまに、ちょっと待ってて、と目で告げて、ムスリム母子の自転車をささっと起こしてあげました。いい光景でした。地球の未来は明るいぞ!
写真は、上が、昨日仕上げた新作三角帯。下の写真は、一週間くらい前。ブラッシングカラー後、巻き取っているところ。

「面白いのはあなたです。」を読んだ

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連日いい天気で、ここんとこ洗濯機の稼働率100%の我が家です。
個展前でせっぱ詰っているので、どこにも出かけず、モンモンと仕事しています。まあ、想定通りです。
駅前のロータリーのところに、フリーペーパーが置いてあります。買い物ついでにふらりと寄り、特集の「家飲み」にひかれて、ひょいとR25をピックアップ。パラパラ読みました。
若者向けの家飲みは、おしゃれ過ぎてついて行けませんでしたが、巻末連載の高橋秀実氏の文章に目が行きました。
「どうすれば面白い文章が書けるか?」という問いに対する答えから、話しが進みます。
高橋氏曰く、
「方法もないし、才能もない。文章を書くにあたっては、まずそれを認め、あきらめることが大切ではないだろうか。」
「そもそも文章を書くとは、恥をかくことである。」
「ちなみに私は面白い文章を書こうなどとは思っていない。むしろ書いてはいけないと常々戒めている。」
「文章を読んでいて『面白い』と感じるのは、文章自体ではなく、読む人のセンスである。もし面白い文章があったとするなら、それは文章ではなく、読む人にユーモアがあるのだ」
うーーん、、おっしゃる通りだ。染織、まったく同じだぜ。
「そこに余白があるからあれこれ言いたくなるわけで、人を言いたくさせるのが、あえていうなら面白い文章。批判も悪口も大歓迎。」
高橋氏はそう結ぶ。
よし、余白だとばかりに、面白い余白を作ろうとする、、、、
違うじゃん。そうじゃないでしょ。ったく、、、私、まだまだ。

最近あったいいこと二つ。

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個展「三角・吉田」、制作の後半戦に入りました。体力気力の勝負ですな。実は両方ヘロヘロです。ヘロヘロではありますが、ここは踏んばりどころです。
後半分の糸を染めねば、、、と、棚の奥から、大きなビニール袋をいろいろと引っ張り出しました。
絹の下処理や糸染めは、織りの作業の中でいっとう体力気力が必要です。火と水を使うから、重いし、危険だし、、、、ヘロヘロ状態では、辛いものがあるのです。
引っ張り出した糸をずらりと並べて、今後の制作計画に添うものをピックアップ。すでに織ったのと、ニュアンス変えたい。だったら、これと、これと、これ。
糸に付けてるメモを見て、ほっとする。糸の種類、日付と、購入先、価格の下に、「精練済み ◯%減」「湯練り済み」
あー、下処理してる。助かった。それもすごく丁寧にしてる。えらいぞ、過去の私。これが済んでいれば、あとは、一回水を吸わせるだけで、染められる。ありがとう、過去の私。今の私もがんばるよ。
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先日のこと、近所を歩いていたら、前から、お年を召された女性が一人で、ひょっこひょっこと歩いてきた。何だか楽しそう。近所のスーパーの袋と、そのスーパーで買ったと思われる花束を持って。
そのスーパーの花は、安い割には、見映えも盛りもよく、私もたまに買う。いいんだよね。チョイスもあるし。300円も出せば、それなりに立派なのが買える。
その方が持っていたのは、白い百合と、何かの小さな花の花束。
もしかしたら、仏様にお供えするお花なのかな?もしかしたら、お連れ合いに先立たれたのかしら?今日は久しぶりにお供えして、しばし、向こう側を思われるのかしら?ちょっと話しかけたりして。
それが、こんなに楽しそうなら、いいものかもしれないなあ。。。
なんて思った、久しぶりに晴れた日の午後。

あたふた

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個展「三角・吉田」の開催まで、二ヶ月をきり、あたふたが盛り上がって参りました。日々、焦りまくって、制作に励んでおります。
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ここにきて思い知らされるのは、自分の実力のほどである。時間もエネルギーも個展だけのために使っているのだから、言い訳は効かない。遅いぞ、私。
ダッシュが効かない。いろいろ低下したもんな。なら、何を使う?
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「DMできたら、多めに送って。お友達にすすめるから」とすでに何人かの方にお申し出いただいてます。ありがたいなあ。ご案内状はただいま制作中。しばしお待ちを。
ああ、あたふたは続く、、、、

きものSalon に載ってる!(ほんのちょっと)

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夕刻、ふらふらと本屋へ。いつもの気分転換だ。女性誌のチェックは怠らないように。特に着物関係は。
お、きものSalon 出てますね。
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パラパラ見てたら、ひとつの小特集が目についた。「編集長が行ってきました!行ってみたい噂の呉服店 厳選7店」ですって。
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あ、宮城の「いなづま」さんが載ってる!
いなづまさんには、駆け出しの頃、大変お世話になった。特注もたくさんいただいた。呉服屋さんから特注いただいたのははじめてで、ドキマギした。ほんと育てていただいたなあ、、、。
いなづまさんは、先の大震災でご自身も大変な被害にあわれた中、津波で流された簞笥の中のきものを生き返らせて、きもの愛好家の皆さんに大感謝されているよし。すばらしいなあ。
ちょっと目を移すと、ああ! 北海道の「すぎを」さんも載ってる!!
すぎをさんとは、ごく最近のご縁。面識はないのだけど、、、、すぎをさんのページをパラパラ、、、
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あああ!!!なんと、「ラブ・ロスコシリーズ、Pink & Green 2」ではないですか!ここで再会するとは!!
拙作載せていただけるとは感無量。雑誌に載せる品として選んで下さったってことは、お店の顔として認めて下さってるってこと?だったら、うれしいです。もっともっとがんばります。
店長の鈴木さんもお顔入りで載ってました。電話でお話しましたね。うふふ。これからも、どうかよろしくお願いします。

赤三角、青三角

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個展用の帯2本、仕上げをしました。暑さの中でクラクラしながら作った帯です。異常な暑さビームにやられないよう、ほふく前進で、じりっじりっと作っておりました。
暑くても、寒くても、何があっても、毎日、よく働き、ものを作ること。それが私の生きる道だな。それしかできないしね。心身健康なら、言うことなしだ。
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青い三角。
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赤い三角。
まだまだ作るよ!

クレアを読みに、つきみ野イオンへ。

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発売中の雑誌、CREA の巻頭特集が、村上春樹が熊本を旅したことを書いているって知ったので、興味津々、本屋行ってきた。編集部の、世界中どこでもいいから出かけて下さいって申し出に、村上さん、熊本を選んだそうだよ。
目指す本屋は、近くのイオンの3階ね。(上の写真の左側に写ってます。つきみ野イオン)
3階まで、階段駆け上がって、CREA、発見。巻頭は、、、おお、これか。けっこうなボリューム。女性誌なのに、おしゃれじゃないのがいいねえ。(おしゃれじゃないのは、巻頭特集だけで、表紙とか他のページはとってもおしゃれです)
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橙書店で、シークレット朗読会&トークが開催されたのが圧巻ね。橙書店、先回の帰省で行って、すっかりファンになったのだ。
しかし、村上さん、我が熊本をまったくほめてない。観光スポットにまったく行ってない。いや、それが面白いんだけど。たんたんと、ひょうひょうと。
人吉では、うなぎを食べただけで、他のどこにも行ってないって。国宝の青井阿蘇神社があるでしょう!!!
阿蘇には行ったみたいだけど、トウモロコシ食べて、ビッグな盆栽(?)見たことしか書いてないし。
熊本城の周りをジョギングして、行き交う人に「おはようございます!」って挨拶されすぎて閉口したって。こんなに挨拶するの、世界中で熊本だけだって。
私、村上さんと同じ、神奈川県民なんだけど、夕方、近くの大和高校の脇を通ると、道を使って練習してる部活動の生徒さんに挨拶されまくって困る。(坂道だから、ダッシュの練習などにいいのかな?)
神奈川県民も挨拶するぞ、村上さん。
夕方、私がそこを通るのは、仕事行き詰まって、いたたまれなくて、逃避行してるのです。精神状態はボロボロなのにキラキラした高校生に、挨拶されると、アジャストできずに困る。
あと、熊本の車は軽ばかりって書いてあったぞ。図星かもだが、神奈川県も軽が多いぞ。(私が住んでる界隈のみか?)
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文句ばかり書きましたが、世界中の中から熊本を選んでくださって、ありがとう、村上さん♡
NHKラジオ第2の、「英語で読む村上春樹」愛聴してます。
*写真は、我が家から、つきみ野イオンへの道すがら。緑、あるのよ。熊本には及ばんけど。

坂口恭平トーク&魔よけライブに行った

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昨晩は久しぶりに電車に乗って外出。目的地は護国寺の講談社の26階です。ビックリするほどいい眺め。
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何に行ったかと申しますと、「坂口恭平トーク&魔よけライブ」。内容、何も知らず、よく分からないまま、とにかく、行きたかったから行ってきました。
実は私、坂口恭平さんの大ファンなのです。ご本人、はじめて。生ライブ、もちろんはじめて。うぉー!
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紛れ込んだ天空で、坂口恭平と同じ時間を過ごす。んー、いい。
坂口恭平さん、熊本出身、熊本在住。私、同じ、小学校、中学校の出身です。この日の曲も、熊本つながりが多く。一曲目が牛深ハイヤ、2曲目が石牟礼道子さんがいらっしゃるホームの歌。ラストは、西港って三角(みすみ)西港の歌。トークのイントネーションがなつかしい。
我が地元から、これだけのものを作り出し、勢いよく、あふれるように発信をしている坂口恭平を尊敬している。新政府、賛同してる。
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ああ、リフレッシュしたよ。
こんなに生き返ったの、7月中旬に、新宿のベルクに、坂口恭平ドローイング展みに行っていらいかも。ベルクでの展示は、8月いっぱいに延期されたとのこと。また行けるかな。
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さあ帰ろう。私もがんばるよ。
坂口恭平氏のtwitterはこちら→

個展開催のおしらせ「三角・吉田」

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お知らせさせてください。
この秋、個展を開催いたします!なんと5年ぶり。独立12年目の染織吉田の新たなチャレンジを、どうか見にきて下さい。
テーマは「三角・吉田」。
タテとヨコの四角な織りの世界に「三角」が参戦です。八寸帯のタイコや前柄で、三角のとんがりが、力強く、自由に突き刺さります。
さあ、さあ、おたちあい〜
会期、2015年10月29日(木)〜11月1日(日)
   11:00am-7:00pm  会期中無休 入場無料
会場、イトノサキ(南青山)
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プレオープンイベント、やります!
*レセプション 10月28日(水) 2:00pm-5:00pm (申し込み不要、無料)
お披露目会です。お飲物など用意して、皆様のお越しをお待ちいたします。お買い物もしていただけます。
*お食事会 10月28日(水) 5:30pm-8:00pm  (要申し込み、会費未定)
南青山のレストランにて、着物談義でもしながら、楽しくお食事しませんか?お申し込みはイトノサキまで。
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メディアの方へ
染織吉田は、独自の切り口から、現代の着物のおしゃれに新提案をしています。今回の個展は、その現段階での集大成です。貴メディアに「三角・吉田」をご紹介いただけませんか?プレスリリースを作りましたので、ぜひご一読ください。平身低頭、お願い申し上げます。→ 

午前中の任務完了

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今日は朝から、帯2本の仕上げ作業をしました。蒸して、水元して、伸子張りです。
染織の仕事のうちで、やっぱ、水を火を使う段階は、キツいなあ。特にこの季節。室温とか、湿度とか、見ないよ、怖いから。
糸染めと仕上げと言う、はじめと最後の段階で、火と水は必須ですから、毎度のことです。朝はやくはじめるとか、上手くやらないとね。
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夏休みのプールのあとのような心地よい疲れです。昼寝したいなー。ノルマを操作すれば、出来るかな、、、、
*写真はたった今、撮りました〜。夏の午前中の我が家です。今日も暑いね。どうか気をつけてね。

あまりの暑さに、、

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閉じこもって仕事してますが、、周りは動いているようで、みんなすごいなあ、何よりだわと思ってます。
毎朝、散歩をして、余裕があればちょっとだけ走ります。ちょっとだけね、帰り道だけとか、、、外出はきほんこれだけ。
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昨日は、来客がありました。only only のご注文のお客様、来年の今頃、この方にとって、一枚目の着物に取り組むことになりそうです。
こだわりの色がある方で、その色をどう取り入れるかが、課題です。お互い想像力を羽ばたかせて、やり取りを重ねることになるでしょう。楽しみです。
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お客様、お二人連れでした。たまたま遠来のご友人が上京されていたのでご一緒に。
このご友人、着物通の方なのですが、着物デビューしようとしているお友達に対し、「(着物の買い物で)失敗させたくない」と言うお気持ちを強くお持ちで、いろいろアドバイスし、ご自分の着物を貸して着る機会をつくってさし上げ、、、、、至れり尽くせり。
なんかホッコリしました。こういうお友達の存在が、着物界に飛び込むハードルをググーッと下げますものね。逆を言うと、こういう方がいないと、けっこう難しいかも。大人になってから新しい世界を開拓するわけですからね。
ご友人同士の信頼関係がすばらしいと思った。着物作るって、どこまで走るか、どこまで無難にするかってこともある。そのさじ加減も、客観的に伝えてくださる。まさに親友って感じですてきでした。
作る方もしっかり寄り添いまっせ!

限りなく無地に近いピンク

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いずさまの only only のお着物、「限りなく無地に近いピンク」と名付けさせていただきました。
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湯のしから戻ってきて、検反したあと、床に置いたままじゃホントのところは分からんわと思って、立ててみたくて、ふわっと和装ボディに掛けてみました。
わわわ、、、いいじゃん。無地なのに、豊かな感じ。
そして写真を撮りました。
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タイトルの「限りなく無地に近いピンク」は、いずさまとのやり取りを思い出しつつ付けました。今回のご注文で、一番大切だったことは、やはりこれかなと。
強い主張のない中の、抑えた存在感。押し出るんじゃまったく無く。極薄ではかなげなんだけど、しっかり立ってる感じ。遊び心もこっそりあるのよ。緯糸17色と経糸8種類が混ざり合う、豊かなピンク。
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いずさま、このお着物が到着後すぐにメッセージくださいました。
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「お茶会に着ていきます。きっと、苔むした秦勝寺に映える事と思います。涙が出そう。」
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うう、私も泣く、、、
そうなの、そうなの。お寺の苔のお庭に立ちたいってのが隠しテーマだった。
それが、どうにかこうにか、やっとやっと、いずさまや、いろんな関わって下さった方々のおかげさまで、作ることが出来ました。そして生まれでたのが、「限りなく無地に近いピンク」。
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いずさまのメイキングストーリーは、これにて中締めです。この秋、秦勝寺の苔の緑に映えるお姿、拝見できるかな。楽しみです。

いずさま、お納め

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さあ、湯のしから帰ってきましたよ。お納めです。
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糸見本を作りました。緯糸17種類、経糸8種類です。砂糖菓子みたいでしょ。
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お手紙も書きました。今回、いずさまのお着物を織らせていただいて、ほんとーーーに、勉強になりました。着物のことのみならず、お茶のこと、お客様のお気持ち、作り手同士の繋がり、求めればつながれて、アドバイスもらえ、助けてもらえる。次は私が助けるよ。そうなれるよう、力つけるよ。
仕事が私を育ててくれる。ありがたい、ありがたい、only only でした。着物のアップやタイトルは次に載せますね。

湯通しと伸子張り

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いずさまの着尺、仕上げてます。
気持ちよさそうに、お風呂に入ってます。糸が、座繰り糸と真綿糸で、毛羽立つタイプでしたので、糊、強めなんです。さっぱり落としてしまいますよ〜。
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湯通しが終われば、伸子張りです。着尺は、長ーいですので、我が仕事場で張るには、1回Uターンするんです。着物は約13mですので、1辺13m以上の部屋なら、ターンしなくていいんですけどね。
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Uターンには、ステンレスのポールを使ってます。便利です。
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ぬれた状態だったのが、だんだん乾いて、表情かわってきます。
完全に乾かない前に、伸子は取ります。跡がつくからね。カラカラにする必要もないのよ。これから湯のしだしね。

虹!

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夕方、虹を見つけた!
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近所に買い物に出て、急いでいたのだけど、虹の方へ吸い寄せられて、どんどん歩いて行った。牛乳が重かった。
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なんと、ダブルの虹!
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何人もの人が、同じように写メしてた。ずっと空みてたら、蚊にさされた。
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この頃お気に入りの、クリスト物件。
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虹は東の空だったんだけど、振り返ったら、夕焼け空。
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昼間は霧雨ふってたし、こりゃ、虹の出る条件、バッチリね。
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ちょっとムンク。
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このくらいのおとなし目の空もいい。色もいい。
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とてもいい。
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いい。

できた!

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織り上がったよ、いずさまの only only!
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生まれたてほやほや。湯気でそうね。
これは、まだ機にくっついているところ。女巻き(めまき)の方を外して、巻いてある布をカラカラと出したところ。
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切れた糸などを処理して(たくさんあったよ〜)、屏風だたみにしたところ。
さあ、仕上げるよ。

いずさま、すすんでます。4

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いずさまの only only、佳境です。
織ってる裏はこんな風になってます。伸子を張って、織り幅を整え、織りやすくしてます。この伸子、すっごくいいよ〜。影山工房さんから分けていただきました。私は、織り裏派なんです。
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この写真は数日前。
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この写真は、今、現在。太巻きになったのがお分かりいただけますでしょうか?
もうすぐ!

いずさま、進んでます。3

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いずさまの only only、織機に上がっている姿、なかなかいいね。カッコいいじゃん。
経糸、白すぎたかと思ったこともあったけど、こうして見ると、うっすらピンクね。そうしたいと願って、そう仕事した結果が出てる。当たり前だけど、よかった。
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よく言われることだけど、「織りの仕事は織機に上げるまでが9割。織るのは仕上げ。」それに異存はないけど、その1割がヘビーなのよ。気力と体力とバランス感覚を保つのに必死。
ふらふらよーん。
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これをやり切ったときに、泉鏡花の世界に対面できると信じて。
がんばりまーす!

いずさま、すすんでます。2

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いずさまの、only only、進んできましたよ。これは、2分メガネで覗いたところ。
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2分メガネって、鯨尺の2分(=7.56mm)に、緯糸が何本打ち込まれたか、確認する道具です。一日に数度、これを覗いて、本数を数えます。
均整とれた、安定した織物にするために。糸の太い細いは、もちろんあるので、まったく一緒じゃないけど、ある一定の枠から外れないように。
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ちょっとひくとこんな感じ。
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全体像はこんな感じ。
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この右側に写ってるやつ。ちっちゃいのよ〜。左はもう少々広範囲を見るためのもの。
さあ、今日もがんばりましょう!

いずさま、すすんでます。

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いずさまの only only、進んでます。経糸。いい感じです。
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経糸は、座繰り糸と、真綿紬糸。この2種を、8種類に染め分けました。
(この写真は、手前がのっぺり写っちゃいましたね。実物はのっぺりじゃぜんぜんないよ。経糸の節は写ってますな〜。けっこう難儀してます。切れて切れて、、)
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実は経糸を経てたあと、「もうちょっと染めの違いを際立たせればよかったかもんな」って思いました。ちょっと染め分けがおとなし過ぎたか、、、、目に見えづらいな、、、、と。
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でも織りはじめて数日たった今、ああ、このくらいの違いでよかったよ、いい感じのオブラートだって思います。やり過ぎずによかった。やり過ぎ注意。これ大事だなあ〜。
ぱっと見は無地だけど、よく見るといろんな表情が、豊かに豊かにあります。
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さあ、もうひとがんばりだよ〜〜

いずさま、織ってます。

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いずさまの only only、織ってますよ。薄ピンク具合が、絶妙かな。
手前に写ってるテープはガイドです。長さをはかるのと、4つに分けた、色と疎密の、繰り返しを見るためのもの。ガイドの中では、自由に、ランダムに。
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本日、七夕ですからね、巻いていきますよ。


動画も撮ったよ。

いずさま、17丁杼

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いずさまのonly only、さあ本番です。緯糸は、結局、17種類使うことにしました。それを4つのパーツで使い分けます。
例えば、上の写真は、紫を密にしたい部分のラインナップです。
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17種類と言っても、メインは6種類。あとは、ニュアンスを入れるため、陰影を付けるため、いい感じにもってくためのものです。
いずさまのお望みは、「無地っぽいけど、無地じゃなく、疎密があって、ランダムで、統一感があること。はかなげで芯があること。寂しくならないこと。」
これらをクリアするのに、17丁杼が必要だ。
ちなみに上の写真は、地のピンクの部分のラインナップ。
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糸によっては、全体で20越くらいしか入れないのもある。(全体っていうのは、28000越くらいですので、20越なら0.07%かな。まあ、そのくらいです)
上の写真の右から2番目の黄色のシールを貼った13番の杼がそれ。全体で20越の糸です。ほとんど気付かれないくらいの入れ方だけど、こっそり明るさを加える、おまじない糸と申せましょう。
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そして上の写真のラインナップが、白を多めの部分。写ってる8丁が基本だけど、こっそり、紫の糸を1〜3本入れましょう。動きが出るしね。
さあ、がんばろー!

取材!

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秋に発売される着物の本の取材を受けました。
ご登場いただくのは、このお方、にこさまです!八寸帯、Rhythmical Niko(リズミカル・ニコ)を締めて下さっています!
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今回の取材、本の中でね、「世界に一本、自分だけのオリジナル帯を作ってみたら、、、」という小特集になるらしい。
まずは我が家にお越しいただいて、打ち合わせ風景なども撮りました。その後、移動して着姿の撮影。丁寧に取材していただいて、出版が楽しみです。うふー。
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にこさま、「えー、なんで私???」とおっしゃいながらも、こころよく協力して下さいました。Rhythmical Niko(リズミカル・ニコ)、晴れ舞台で、とてもイキイキと活躍してくれました。再会できてよかった。
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カメラマンは、なんと、武藤奈緒美さんです!着物好きで、プライベートで仲良くさせていただいています。武藤さんの仕事姿、はじめてみたけど、カッコよかったー。プロだねーー。
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編集のミヤマさんも着物大好きなお方。着物談義で大盛り上がりの一日でした。
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出版は、この秋、10月中旬、主婦と生活社からです。着物ライフをより楽しむための、大人の女性に向けたムック本らしいよ!乞うご期待。また追ってこちらでもご紹介しますね。
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私もあわてて着物に着替えてご一緒に。撮影場所は、東林間のバートンです。

緯糸、準備万端

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いずさまの緯糸、全てが染め上がりました。写真の手前右が、新しく染めた分。ごくごく薄い紫。いいんじゃないか。表現に幅がでる。いずさまのご意見のおかげです。
さあ、糊を付けて、小管巻きです。
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糸巻きしながらも、耳は、泉鏡花を聞いています。小説、なかなか読み進まず、ギブアップ。ニコニコ動画で朗読サイトを見つけました。佐藤慶さん朗読の、高野聖を繰り返し聞きながら、静かに糸を巻きます。
いずさまのお着物は、泉鏡花の世界観。お話いただいて、もうすぐ一年になります。泉鏡花を分かろうとそれなりにがんばったけど、まだまだ分からない。到達はできてないのだけど、真摯に仕事を重ねれば、その先にきっとあると信じて、今日も仕事を進めます。

試し織りが、行って帰ってくる

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いずさまの3枚目の試し織ができました。早速、発送。お手紙を添えて。
いずさま、どう反応されるかしらん。ここまでくると、もう大変わりはできませんが、ニュアンスを変えることはできます。もうちょっとピンクにとか、あとちょっとだけ白に寄せてとか、もう少しホッコリした風合いに、、、などなど。
自分ではだいたい良いと思ってるんだけどね。着物として、しっくりするところまでは持って行けたと思ってる。変更するならどこだろう?
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ほどなく、いずさまから、ご返信がありました。すてきなお手紙そえてありました。
「こんなにすてきな色と質感に作り上げてくれて、ありがとうございます。とってもとっても楽しみです。」
わー!よかった!
あと、濃い部分に、もう少しだけ薄い紫があってもいいかなあってコメントがあった。
よっしゃ、早速、紫、染めよう!薄い、透明度のある、花びらの重なりのような紫。
勢いつけて、行きますよ!!

いずさま、3枚目の試し

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いずさまの緯糸、染まりました。
いい色でしょ。これこれーー、この色なのよーー!ってドキドキしながら染めました。写真の手前に写っているのが真綿紬糸、奥に写っているのが座繰り糸です。
それから、すでにセットしてる筬を一旦抜いて、経糸を入れ直しました。1回目の試しの時は、鯨寸間56羽でしたが58羽へ。(一寸間に112本から、116本になります)密度をあげて、丈夫にします。
糸の太さから考えた密度では、56羽で十分と思っていたけど、実際織ってみて、もうちょっと上げたいって思いました。ただ上げすぎると、固い布になって、布が呼吸しない感じになる。色気がない。ふんわりした絹らしさを残しつつ、ギリギリまで密度をアップしたい。
いずさま、お茶をなさる方だから、丈夫な布にするっていうこと、特に気をつけてます。お茶は静かなイメージだけど、実は、立ったり、座ったり、正座したり、にじったり、、、、。動くのよね。それで、布に力が掛かるんです。ですから、着物は、最大限丈夫に、かつ、前幅もたっぷりになるように。
試行錯誤しながらの、3枚目の試し織りです。

いずさま、緯糸の染め

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いずさまの only only、本番の緯糸の染めです。
送り返されてきた1回目の試し織りと、いずさまが添えてくださった、その短くも的確な感想をよく見て(←心の眼で!)、その先にあるまだ到達できぬ「泉鏡花の世界」に、どう添うか。ここ、正念場だー。
うん、試し織りの時より、色の純度をあげよう。酸性染料で行きましょう。ご希望、思ったより白い。2枚の試し織りの白い部分がお好みだった。ただ、「白い」着物を織る訳じゃない。しっかり染まった、薄い紫ピンクの着物なんだ。
糸は、やはり座繰り糸がメインね。いいツヤしてるもんね。お茶をなさる方だから、正座してもしわになりにくいことも大事だ。真綿も適宜いれましょう。ホッコリするしね。
(上の写真は、国産座繰り糸。いい糸でしょーー!どの綛を使うか思案しているところです。重さを計って、だいたい同じのをチョイス。均整のとれた着物にしたい。)
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色は、染井吉野の色を目指します。グラデーションにする訳ではないのだけど、濃淡で染め分けて、桜の花の重なりを表現できたら。
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座繰り糸、4色。真綿糸、4色。染料を足しながら、ちまちまちまちま、染めて行きます。

お納めした帯、2本

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先日、帯をお納めしてきました。この帯、「Persimmon Noir (パーシモン・ノワール)」(角帯)と、
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この帯、「Persimmon & Chestnut(パーシモン&チェスナッツ)」。
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2本並べるとこんな感じ。
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これらの帯は、only only のご注文ではなく、私のオリジナル制作なのですが、実は、はじめから、頭の中には、ある設定がありました。それは、「ペア」で、そっくりじゃないけど何となく対になるものを織りたい、そしてカップルで締めていただければな、、ってものでした。
その上、頭の中には、理想のご夫婦がおいででした。このお二人に締めていただきたいって設定で、ガシガシ織りました。目標がハッキリしてる方が燃えますものね。
なかなか面白く出来たと自負していましたが、なにしろご注文ではないので、ガシガシとはおすすめできません。ご紹介するまでです。バラけてしまう可能性も大アリです、、、
が!とうとう、理想のお二人に締めていただけることになりました!やったーーー!
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この2本は、今、お仕立てをお願いしている段階です。「パーシモン&チェスナッツ」は、実は半分に折って、半幅帯として織りましたが、八寸名古屋帯として締めたいというご希望でした。半幅より出番が多いとのこと。わー、うれしい。
しかし、このままでは、タイコに柄がきませんので、1回ハギをを入れることになりました。こんなことも、仕立屋さんのお力を借りればできちゃうんですね〜。世界が広がります♪ ありがとうございます。

いずさま、試し織り2枚

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いずさまのonly only、試し織りを2枚織りました。いずさまに郵送して、ご意見とともに返送してもらい、それを元にあらためて準備し直す段取りです。
さあ、まず1枚目。あまり深く考えず、気の向くまま、美しいと思った糸を選んで入れて行きます。
2枚目は、今までのいずさまとのやり取りや、こっそり私の提案や、こうした方が着てて心地いいのでは?などなど、切り口を変えて、織り込んで行きます。
無地に近い、紫がかった極うすピンク、、、
加減をみるための試し織りとは言え、難しいもんだ。どこまで白くするかは思案どころです。着物の印象が変わってくると思う。
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織り上がった試し織り2枚を、お湯通しして糊を抜き、軽く乾かして、スチームアイロンをかけます。これでだいたい本番と同じ条件。
さあ発送。だけどどこまで説明を書くかで悩んでしまい、結果、必要最小限のご説明だけで発送してしまった。
あまり、私の意図など書くと、率直なご感想など言いづらくなるかもと思い。私も織ってしまうと、意図とかなくなるのよね。きれいかどうか?いずさまに好んでいただけるかどうか?それだけ。
*写真は、2枚の試し織り。バックに写っている紙には、私の説明と、いずさまのご感想、ご意見が書き加えてある。ほどなく返送されてきたところ撮りました。
書いていただいたご意見は、とても伝わってくるものでした。読み込むほどに、ああ、なるほどーって、私の思いをどんどんクリアにしてくれました。
いずさま、お手紙を添えてくださいました。試し織りの布片を、外で見たり、室内で見たり、朝日、夕日、お仕事場にも持って行かれて眺められたそうです。そしてやっと心が決まったと。
ああ、ご苦労かけてしまったなあ。
*only only は必ずしも、このやり取りが必要な訳ではありません。はじめにご希望お伝えくださり、「あとは任せた」とおっしゃる方もおいでです。もちろんどちらもウェルカムです。

いずさま、機上げ、試し織り

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さあ、話しを進めましょう。いずさまの ONLY ONLY 経糸が出来て、機上げです。写真はムカデとよばれる道具に、経糸をセットしているところ。これでテンションが合うんです。実作業をやっているのは、手伝いにきてくれたmiwa さんです。
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私は、せっせと緯糸の準備。まずは試し織り用。使えるかどうかは未知数。候補生大集合。
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この辺りのラインナップか、、とにかく織ってみる。機の調子を整える。布の表情に出会う。話しはそれからだ。

帯と再会、3

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さあ、3本目! これも大感激!
これは、九寸帯「ブラッシング・ブルー」。2011年の作品です。これ、緯糸に絣も入ってます。ブラッシングカラーズは経だから、経緯絣です。
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ちょっと回って、ヨコ見せてくださーい!
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もうちょっと回って、後ろ姿見せてくださーーい!
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すごくいいじゃん!
よかった、これけっこう心配してた。荒削りすぎたかなー、帯としてどうなのよって。
でも、いい表情してるわ。布の時より、断然いいもん。安心した。
お仕立てと、コーディネートと、お着付けと、お召しの方の人間力の混合技だわね。織り手は本当に救われてる。
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左の植木は、あじさい? うーん、違うね。 3人で、この帯、あじさいみたいだねって話しました。雨の季節を楽しむ帯になれるかな。
すてきな土曜日のお話は、これにておしまいです。いい一日をありがとう。

帯と再会、2

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こちらの帯は、2012年に作りました、八寸帯ラブ・ロスコシリーズ「ディープ・パープル」です。感激の再会です。
いやはやー、いいじゃないですか!カッコいい!似合ってる。
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パープルとイエローの2色使いというのは、私、ずっと前からやってます。幼稚園の絵のクラスのときからです。自分としては身にしみ込んだ色使い。印象的で、けっこうきわどい。それを帯として表現するのはどうかなあって思っていたけど、止むに止まれず、夢中でつくりました。
で、再会したら、ほら、この通り!決まってる。まったく想像を超えてます。
これは、締めて下さる方のお力だね。さすが!

和のランチ会、帯と再会

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先週末は、目黒区八雲で、着付け教室をされている、「着付けほのか」さんでの「和のランチ会」に入れていただきました。ほのかさんはお茶の先生でもいらっしゃいます。
この日は、お茶室でのマナーを簡単に教えていただき、お手前をいただき、おいしいランチをいただき、着付け講座も開催していただき、もう盛りだくさん!楽しかったです!
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着付け講座のモデルは、一緒に参加したこの方。なんと、締めている帯は、私が織ったものです。以前お求めくださった帯を今回お持ちくださいました。
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八寸帯「スモールバード」。なつかしいわー!お似合い。よかった。
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お茶室でパチリ。すてきなお茶室でしたわー。
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右が先生。いい感じでしょ。額あじさいがお庭に一輪だけ咲いたのを飾ってくださいました。
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おまけ画像。つくばいでの清め方を習って、はしゃぐ私。まじめにせーい!
*着付けほのかさんのサイトはこちら→
*この着付け講座の様子は、あと2回つづきます。なんと、帯の早変わりなんよ!

いずさま、経糸の準備

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さあ、いずさま用の経糸を用意しましょう。
今回は、単衣の着物であること、ツヤとホッコリを同居させたいこと、質実な織物にしたいことなどから、座繰り糸と真綿糸を両方入れることにした。割合は、座繰りが2、真綿が1でいくか。
きちんとした正しい織物にしたい。いずさまのイメージもそうだしね。だったら、並び方は単調にしよう。そのかわり、染めにはこだわろう。全体を8つに染め分けよう。オブラートの表情を求めるからね、僅差で染め分けないと。
上の写真は、座繰り糸。国産のいい糸です。
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そしてこれが真綿糸。ほっこり感はこれで出ます。空気を含むので、しわにもなりにくい。これもとてもいい糸。いい糸さわると、幸せね!
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染める前に、汚れなどを落とすために、湯練りします。それから下染め。
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三つ編みにして染めて、染まるところと染まらないところを作ります。分かるか分からないほどの僅少の差だけど。でもやっぱ、やっただけのことはあると信じたい。これで、無地といっても無表情ではなくなるよ。
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一度染めたら、三つ編みをほどいて、洗って、また三つ編みをし直して、ほんの少々染料を変えて染めます。これを繰り返す。何度も。
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ちょっと広げてみましょう。どうかな?あとどんだけ、染め重ねるかな?
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三つ編みだけだと、染まるところのスパンが短いし、偶然に頼りすぎて心もとない。それで、このように一部をくくって、染まるところと、染まらないところをしっかり分けて染めます。これを整経のとき、ばらけて入れるわけですよ。そうすると、すーっと染まった部分がところどころに入るわけです。
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さあ、そろそろいいかな?うん、いい感じ。
*ブログに書くと一日ですが、これ、何日も何日もかかってまぁーす。

いずさま、茶会と帯揚げ、樋口一葉

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お正月の第2回ミーティングからもずっと、私は、いずさまのお着物のことを、つらつらと考えていた。どうしても気になる点がひとつだけあった。
それはいずさまが、お茶をなさると言うことだった。そしてこのonly only の着物を、泰勝寺でのお茶会に着ていかれたいという希望があることだった。
お茶会に淡い無地の紬でいいのだろうか?
一般論でいうと、お茶には柔らか物の着物と言うことになっている。フォーマルで華やかなのが求められてるってことでしょう。(私はお茶をしないので、ホントのところは分かりませんが。)
だから、織りの着物の場合は、柄をつけて絵羽にして、正式でゴージャスな感じを出した方がいいのではないか?
私は、あちこちで着物関係者に会うたび、聞いて回った。「ねえ、お茶会に無地の紬、どう思う?」
答えは千差万別。「立場による」、「どんな茶会かによる」、「先生の考え方次第」、「染めの方が無難じゃあるけど、無難もつまらんよね」など。柄を入れることを強く勧める人もあったし、気にしなくてよいという人もあった。
うーん、解決しないわ。では、いずさまに、直接お聞きしましょう。
それでメッセージ。薄く熨斗目とか、肩と裾にボカシなどの柄を入れるご提案も入れて。そういたしましたら、お返事がきて、
「無地っぽいけど、無地じゃない、というのが理想です。色は少し紫がかった薄い桃色。寂しいかなー? お茶会は控えめな方が良しとされる雰囲気があるので、大丈夫です」とのことだった。
なんか氷解した気分。腹が決まった。では、柄は入れずに、寂しくないお着物、作りましょう。
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このやり取りで、私は、やっと回路がつながった。いずさまは、作家ものが欲しいわけではないのだ。
最初のころ、メッセージで、『「女優きもの」という本を読んで、一番心ひかれたのは、焦茶色の「結城紬」だった。だけど今回は淡い色味が欲しいと見ていたら、ピンと来たのは、なんと帯揚げだった。』と書いてらしたのを思い出した。
結城紬も帯揚げも、作家名は明記されない。でもこの本、それ以外は、帯も着物も、作家さんの名前、バッチリ書かれてる。作品自体も、いかにもキャラが立った作家の力作である。これじゃないんだ。
もう一冊、いずさまが、SNSに面白かったと載せられていた本があって、それならと私も読んでみた。「一葉のきもの」という本。
何回か読むうち、ああ、これ、いずさまだっていうフレーズがあった。
「一葉は、常に美しさとは何か考察を重ね、自らの美の思想を、登場人物に反映させた。その美とは容姿でもあり、心の清らかさでもあった。」

いずさまと2回目にお会いする

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それから5ヶ月後のこの前のお正月、私は和の國さんでの「熊本ゆかりの染織家展」のために帰省した。会期二日目に、ギャラリートークをしたのだけど、そのとき、いずさま、お着物お召しで、トークを聞きにお出で下さった。
お久しぶりです!
お着物姿のいずさまは、洋服の時より、可憐な感じがした。前回は、お仕事帰りってこともあったのだろうけど、何か、着物を着ることで、大人の部分と、女学生くらい娘さんの部分が融合されて、ふんわり可憐な感じ、、、
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その日、お昼をご一緒できた。
熊本名物馬刺のランチコース(♡)をいただきながら、only only 2回目のミーティングとあいなった。
いろいろお話するうちに、泉鏡花の話しになった。私が、「飛行機の中で読むつもりで文庫を買ったけど、文語体に苦戦して、進んでないんです」なんてことを話したのがきっかけだったと思う。
泉鏡花は、いずさまとのメッセージのやり取りで、いっとうはじめに出て来たキーワード。なのに、ちっとも解けてない。なぜいずさまが、そうお望みなのか、泉鏡花のどこにひかれるのか。
豪華ランチをぱくぱくといただいていた箸がとまる。
いずさまは、泉鏡花の世界観がいいとおっしゃる。それは、誠実で、正義感があって、控えめだけど強い。たとえ不遇な目にあっても、正義を貫く。そこが好きだと。
ああ、私、今、とっても大事なことを伺ってる。これこそ、私が今回織るもの正体だ。
何を織ればいいのかは分かったが、それは余りにもハードルが高い。とにかくがんばろう。私にあるのは、根拠のない自信だけだ。

いずさまとお会いする

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昨年の8月、いずさまとお会いすることができた。私が熊本に帰省したおりに、スケジュールを調整していただいたのだ。その日、いずさまは、お仕事の後で、きれいな色の車を運転して、私の親の家まで来て下さった。
はじめまして!
思っていた通り、すらっとした、知的美人のいずさま、お洋服も、すっきり系。自分の似合うものをよくご存知の方だ。
資料一式、持って帰っておいた。それを元に、いろいろとお話を。
それで新しく出て来たキーワードは、オブラート。オブラートかかった白、ピンク。あの感じ。ふむ。
大事なのは、淡く、はかなげで、芯があること。泉鏡花の世界。
遠目には無地。完全に無地でなくとも、無地っぽい。粗密があった方がよい。ランダムがよい。ランダムだけど、統一感があること。ペタッとしないこと。ふむ。
単衣だけど、つるっとするより、ホッコリした方がよい。春の単衣より、秋の単衣を念頭に。
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過去に織ったものも、ファイルと実物と両方もって帰った。その中で、いずさまが、一番、ピンとこられたのは、なんと、九寸帯「レッド・モンドリアン」の無地場だった。上の写真の、白いところ。黒線なしの。
ふむーー、いずさま、このくらいの無地さ加減をお望みなのか、、、、私にとってはこれ、完全無地の範疇。いや、いろいろ仕事はしてあるのだけど、仕事の後を残さないようにしたからさ。よかった、伺って。
すぐには取りかかれないので、その秋には間に合わないことをご了解いただき、一年後の納品を目標に進めて行くことにあいなったのである。

築城則子展、ランチデート、堀口度子展

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昨日は着物でお出かけしました。まずは築城則子さんの個展のギャラリートークに、銀座もとじさんへ。築城則子さんは、小倉織りを復元させ、縞の可能性を大きく大きく広げたすごい方です。
お話しで、心に残っていることのひとつは、織りの制約、縞の制約の中で、クリエイティブの自由度があるのは、色である。色で、自由に羽ばたくってこと。確かに、築城さんの作品は、すっごく自由で洗練されてて、美しい。
それから、2300本の経糸を織るのに、ひと越ひと越に、地響きのような音をさせているってこと。それを3回打ちで打ち込んでいるそうだ。そっか、、、地響きか、、小倉織りは元々は武士の袴で、戦いの装いであるという。地響きを立てて、敵地に切り込む勝負の服なのだなあ。
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その後、お友達とランチしました。中華の点心とビール。お友達と言っても、なんとこの日初対面!着物の仕事をしていることと、同じ年であることが共通点。フェイスブックでつながって、なんか、この人、気が合いそうとは思っていた。が、これほど合うとは!不思議なものだ。
狭くなりがちの私の世界をふわっと膨張させてくれた。ありがとう!
それから、お友達も一緒に、南青山のイトノサキさんへ、堀口度子さんの上布の展示会を拝見しに。
実は私、堀口さんに、石垣島で、20数年前にお会いしているのです。数ヶ月前、堀口さんのお名前を偶然耳にしたとき、何とも言えない郷愁にかられました。20数年前、まだ織りをはじめてそんなに時間はたってなく、右往左往していたころ、はじめて行った石垣島でよくしていただいた。忘れられない強烈な思い出です。度子さん、お会いできてよかった。ご本人も、織っているものも、相変わらず、一本気が通ってて、気持ちいいです。
堀口さんの個展は、昨日で終了しましたが、一部の作品は引き続きイトノサキさんで拝見できるそうです。
*写真は、昨日の私の恰好。帯が拙作です。締めたところは着付けが下手すぎてNG(ごめん)。ただいま片付け中でパチリ。
これ、実は巻き取りしているときに大失敗してしまって、商品にならなかった分です。仕立てでカバーしてもらい、締められるようになりました。こんなことでもない限り、新作は自分のものになりません。
昨日は着物の業界人ばかりに会いましたが、まあ評判よしだったかな。(←だったら、もっとちゃんと締めろ!)もとじさんで、帯締めの作家さんに、わざわざ声かけてもらって、ほめられた!やった!

いずさま 暗中模索する私

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いずさまからいただいたメッセージを必死に読み解く私。いずさま、ご自分の欲しい着物のイメージを、しっかりお持ちなんだなあ。この段階、私にとってはとても重要。暗中模索。一筋の光を、ただただ、求める。
いずさまも、お着物のイメージを、とてもまっすぐ伝えて下さる。曰く、
「桜の花びらに、ちょっと藤色が混ざったような、透明感のある色。」
「でも、無地は寂しい。」
「以前立ち寄った着物屋さんで、薄いピンク紫の紬を見せてもらってから、頭から離れない。ただ、その着物は無地だったので、ちょっと物足りなく感じた。」
「同じような色合いの江戸小紋をデパートの呉服売り場でみました。なかなか良かったです。でも、なぜか江戸小紋は少し息苦しい、、、」
「伊右衛門のCMで宮沢りえが着ているのもいい色だと思います。」
「熊本は暑いので単衣で考えています。」
「泰勝寺の緑に溶け込むような着物がいいなあ。」
「泰勝寺の大茶会は10月ですが、まだまだ緑です。」
ふむーー。さすが、ONLY ONLY をお望みだけあるなあ。どうお応えするか、、、、
(ちなみに泰勝寺というのは、肥後熊本藩、細川家のお寺です。)(りえちゃんも、すぐに検索。わかった、これだ。)
そっかぁーー、うーん、無地は寂しいとなれば、線が目立たない淡ーい、細かーい格子か、、、。お茶をなさるなら、格式も感じられるボカシか熨斗目(のしめ)か、、、、そんなことをご提案しましたら、次のメッセージいただいた。
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曰く、
「やせ形なので、縦も横もラインが入るのは、避けている」
「布の表情はツルツルよりほっこりしてる方が好き。ほっこりしてるのにツヤがある、なんて相反してますか?」
「今、『女優きもの』という本を眺めているが、一番心惹かれるのは、焦茶色の本場結城紬。でも、今度は淡い色の着物が欲しいので、、、一番ピンときたのは、なんと、帯揚げでした。なかなか具体化しませんが、、、」
「淡い、ツヤがある、ほっこり。」
そっか、では、『女優きもの』を取り寄せましょう。
あ、いずさまが一番心ひかれたという帯揚げ、わかった。これだ。
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まだお会いしたことない いずさまが、身近に感じられる。少しだけ、寄り添えたような、、
大丈夫、まだつかめてないけど、どうにかします。根拠のない自信というヤツです。それから、ツヤとほっこりは、同居できまっせ!

ONLY ONLY、いずさまです!

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さあ、新しい完全注文制作 ONLY ONLY のストーリーをはじめましょう。今回のヒロインを「いずさま」と呼ばせていただきます。
いずさまと出会わせてくれたのは、同級生のKくんです。去年の6月だったか7月だったか、高校の東京同窓会の打ち上げの席で、Kくんに声をかけられ、お姉様がお着物をお召しで、私の織りに興味を持って下さっていると聞かされました。
まあ!
程なくいずさまと、フェイスブックでつながることができました。熊本在住のいずさまに、夏の帰省時に、お会いできることにもなりました。それに先立ち、ざっくりでいいので、どんな物をお望みなのか伺いました。まだ、ご希望がお着物とも帯とも未知数ですし、せっかくお会いできるのですから、事前にイメージをつかんで、出来るだけの準備をしたかったのです。
早速お返事いただきました。ご希望はお着物。イメージは、「泉鏡花」の世界観で、(でも大正ロマン風ではない)、はかなげな風情なのに、しっかりした感じがするもの、色は淡いピンク紫。
ほう、それはまた、、、、、
「泉鏡花」「淡いピンク紫の着物」、、、むむむ、、、私、それ、知ってるぞ。見たことあるぞ。ずーっと前、映画で見た。確か玉三郎が監督した、、、、うーうー何だっけと、頭を絞り、検索機能を駆使して、見つけました。
やった!これだ!!!イメージさえつかめたらこっちのもんだいっ!!
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「いず先輩、このイメージでしょう!」(いずさまも、同窓です)
メッセージするも、「もうちょっと薄い色かな。」というお返事。どうもまったく違うようだ、、、、がっっくし、、、
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*上の写真は、泉鏡花記念館からお借りしました。コードネーム「いずさま」は、泉鏡花からいただいてます。下のふたつは、ネットサーフィン中に見つけ拝借しました。

ふふさま、Breath for Spring

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ふふさま、お久しぶりです!
昨年、5年の歳月を経て、only only で作らせていただいた、ふふさまの九寸帯「Breath for Spring」、締めていらっしゃるところのお写真いいただきました。掲載オッケーいただきましたので、こちらでもご紹介させていただきますね。
いい雰囲気でしょう。ふふさまの世界観に、しっとりと溶け込んでますね。織りたかったものは、ふふさまそのものだったなあと思い返しております。もし本当にふふさまの世界が織れたとしたら、感無量です。
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カッコいい着姿だなあ。ほれぼれです。着付けやコーディネートも最高だなあ。何より、ご本人のたたずまいがカッコいいのだけどね。
ふふさまの「九寸帯 Breath for Spring」のメイキングストーリーは、ブログのカテゴリー「ふふさま」にまとまってます。こちら→。よかったら時間をさかのぼってお読みください。
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拙サイトの、「作品ギャラリー2014」の写真も差し替えさせていただきました。同じ写真けだけどね、やっぱ、完成形はお召し姿だから。。こちらのページをスクロールしてください。上から5番目に載ってます。
ふふさま、どうもありがとうございました。

八寸帯 citrus lemon(シトラス・レモン)

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ジャーン!新作できました!これは、ご注文で制作した八寸名古屋帯、「citrus lemon (シトラス・レモン)」。
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ご注文くださったのは、名古屋のウワサの着物サロン、水流(みつる)さんです。
水流さんのおウワサは、愛情あふれる着物屋さんとして、あちこちからお聞きしますので、お伺いしたくてウズウズしているのですが、いまだチャンス作れず、、、、。パソコン越し、電話越しでお付き合いさせていただいてます。アツい水流ファンの気持ち、よく分かります。私もファンです。
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今回織らせていただいた「八寸帯シトラス・レモン」は、以前、水流さんで以前お取り扱いいただいた「九寸帯シトラス」の発展形です。(この帯ね→
こちらをお求めいただいたお客様が、ご姉妹でお揃いで締めたいので、もう一本欲しいとお望み下さったとのこと。
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大変ありがたいお話です。
ですから、出来るだけ、素直に、この九寸帯シトラスを再現してみようと思いました。でも、九寸と八寸の違いもあるし、糸の選択も、ガラッと違ってきます。私もこの数年で、帯や染織に対する考えも、技法も変わってます。(前進してると信じたい、、、)
糸や技法は違えど、「何を織りたいか」ってコンセプトの部分をまったく同じにしようと、原点回帰して、初心に返って、作りました。
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ご姉妹で、一緒に締めて、いい時間をお過ごしいただければうれしいなあ。きっと、微妙な違いがいい味だすと思います。お二人に幸あれ!
*タイコの写真は、中心位置を上下にずらして撮りました。少々ずらして、表情変えるのも楽しい帯です。

にこさま、登場!

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うれしいメールが届きました。うふふ、にこさまからです。
この冬、一番寒い頃に取り組んでいた 完全注文制作 only only、「Rhythmical Niko(リズミカル・ニコ)」、締めていただいたお写真を送ってくださったのです。
いやはやー、すごくすてきじゃないですか!!!!さすが、にこさま、決めて下さってます。布の時より、1000倍いいね!命、吹き込まれました。
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心配していた前帯もよかった。おタイコとは、パッとみ違うのだけど、呼応してるよね。
お顔、トリミングしちゃったけど、すごくいい表情されているのですよ。自然で、チャーミング。にこさまらしい感じで。
にこさま、どうもありがとうございます!
*にこさまストーリーをお読みになりたい方は、ブログのカテゴリー「にこさま」を、時間をさかのぼってご覧ください。こちらです→

きおさま、完結!

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きおさまの八寸帯、無事にお納めすることが出来ました。こちらにも、晴れて発表させていただきます。
ジャーン!名付けて、「Little Cosmos」(リトル・コスモス)。曜変天目のでっかい宇宙を目標に、きおさまと私で作った、小さな宇宙です。
きおさまに、「打ち合わせた通りの色で仕上がっていて、びっくり!」「おタイコの真ん中にヨシダさんの青がしっかりといる」とおっしゃっていただいて、うれしかったです。
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おタイコをちょっとずらすと、こういう風になります。表情かわるでしょ。遊べる帯です。
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ディテールを撮ったつもりが、ディテールになってませんね。地の部分に、目立ちませんが、細い銀糸が、ずーっと入ってます。きおさま、銀糸、似合われるんです。キビソ糸のワイルド加減も、暴れすぎず、おとなしすぎず、ちょうど良かったかな。
前帯も撮り損ねました。ガクっ、、、基本、タイコと同じです。星がひとまわり小さいです。手先には、タレ先同様に、白の無地場に差し色の糸、入ってます。
この帯、ぜーーったい、締めた方が映えますね。きおさま、ご自分の宇宙を持ってる方なので、Little Cosmos をエクスパンドして、大宇宙にしてくださるかも。
きおさま、すてきなことをおっしゃってくださいました。
「私はこの帯を締めるたびに、ヨシダさんと相談しながら作り上げた事を思い出せるんだなあと考えたら、とても幸せな気持ちになれました。」
感無量です。きおさま、本当にどうもありがとうございました。
このブログの、Only Only きおさまストーリー、これにておしまい。いつか、再会できますように。

サイ トゥオンブリー、原美術館

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最近のこのブログ、お出かけ記録と化しておりますね。普段は閉じこもりの私、モンモンと悩みつつ、ダーンと壁に激突しながら、モクモクと染織してます。その合間を縫って、「これだけははずせないっ!」とあらば、といそいそと出かけます。
行ってきましたよ、「サイ トゥオンブリー 紙の作品、50年の奇跡」。それも初日に。ものすっごく楽しみにしてました。原美術館も、すごく久しぶりです。(ハラビのサイト→、展示会のことはこっちの方が分かりやすい→
サイ トゥオンブリーの本物みるの、いくつ目だろ?過去、2点は見てる。3回目にして、やっとまとまった数見られたわけか。画集は3冊持ってる。
私、サイ トゥオンブリーのこと、知らなかったのだけど、いつだったか、もうずいぶん前、「ヨシダさん、絶対好きだよ」って教えてもらって、日本の美術館では見られないそうだから(のち、数点はあることが判明)、Amazonでカンで画集買った。それが、ものすごーーーく良くて、心酔しまくり。今日にいたる。
で、ドキドキの今回の展示会だったわけです。5つの展示室の、1室目からやられたなあ、、、。1室目は違う年代の作品を組み合わせて展示されてて、2室目からは、年代毎なのだけど、年代、関係ないのです。だんだん構築されてったとかじゃなくて、はじめからいきなりいいのです。独自の自然な世界観。ぜんぶ、いい。いや、天才って言ってしまえばそれまでなんだけどね。
この日は、トークもあり、もちろん申し込んでました。2003年に、エルミタージュでのサイ トゥオンブリー展のキュレーターをした方のお話でして、この方、それ以前にエルミタージュで、ルイーズ ブルジョア展も、開催したのですって。まだ冷戦が終わって、10年くらいの頃だって。すごく受け入れられたらしい。ロシア、すごいな。この展示会も日本巡回してくれ〜〜〜(って、ずーっと昔の話しですね)
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今日は話題をもうひとつ。
原美術館は、私にとって、特別な場所です。今は亡き祖父と二人で来たことがあるのです。
もうずーーーっと前、たぶん、10代終わりの頃の美大受験の頃か、、、、。夏期講習やらなんやらで、上京しては母の実家に居候してました。現代アートカブレのクソガキだった私は(今もほとんど変わりませんが)、こと有る毎にアートスポット巡り。原美術館は、大のお気に入りの場所です。
ある日、祖父が、「ミホコ、今日はどこに行く?」「ハラビ?」「三菱の開東閣の近く?」「おじいちゃんも行こうかな」というのです。どうやって行ったか覚えてません。品川から歩いた?五反田からバス?祖父はその頃、70オーバー?
祖父は現代アートなど、まったくの無関係で生きてきた人ですが、タイトルのプレートをひとつひとつじっくり読み、とても満足げな顔をしてました。
その後、うなぎを食べさせてくれました。どこでだったかは、まったく覚えてませんが、東京で食べたはじめてのうなぎだったと思います。
祖父はその、5,6年後に亡くなりました。もう20年くらいになります。
*上の写真は、展示会のリーフレット。下の写真は、原美術館の通用口の前に立つ私。籠から制作ノートが覗くのがいいでしょ。着付けが下手っぴなのと、いつも同じ着物なのは、お見逃しのほど〜〜。

同窓会に行って来た

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今年もこのシーズンがやってきました。5月下旬と言えば、我が母校、熊本県立濟々黌高校の同窓会です。
去年は、この東京同窓会、我々62年卒が幹事学年でして、この日のために、一年間かけて苦楽をともにし、準備に奔走したのです。あれから一年たったのか。早いなあ〜。
と言うわけで、今年は一学年下の、63年卒の皆さんが、幹事をやって下さって、我々は楽しむことに専念できたのです。
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幹事さんたちの、舞台裏のヒヤヒヤドキドキの記憶が新しいだけに、「今、ドキッとしてるだろうな」とか、「盛り上がってよかったな」とか思ってました。
同窓会の幹事って理不尽なことが多いんだよね。社会とは違うルールやノリがあったりするし。それを乗り越えてこそのこの日なんだよねえ、、、。63の皆様、本当にお疲れさまでした。おかげで同級生や先輩後輩に再会して、また新しくお出会いして、楽しい時間を持てました。ありがとうございました。
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写真、下の2枚の中央にいるのは、幹事メンバーのKくん。校黌斉唱を盛り上げてるところ。すごい!私は、彼の勇姿に目が釘付けで、舞台の方を見られなかった!(笑)

鈴木マサル展、Basso conti展、田中昭夫展、ミナペルホネン

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昨日は、六本木、青山方面に出かけました。走れ、走れ。大急ぎで、たくさん、展示会を拝見してきました。
まずは「鈴木マサルのテキスタイル 傘とラグとタオルと」。六本木のギャラリールベインです。この方の傘を見たかったのだよ〜。カラフルで楽しくて、晴天でしたのに、雨あめ降れふれ、です。これ、欲しいなあ、、、とあっという間に憧憬のユーザー目線です。会期は5月24日までです。
*写真はすべてこちらの展覧会で撮りました。
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それから、歩いて(走ったんじゃないの?笑)(六本木から南青山って歩いて20分くらい)、南青山のイトノサキさんへ。「Basso conti 織物展」、開催中です。きちんとした素直な着やすそうな着尺や帯でした。草木染めの良さ、感じました。こちらも、24日まで。
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その後、別件がひとつありまして、気付くと、ぎゃー6時半すぎてる!!!走って、走って、すべり込んだ先は、DEE’S HALL。そうです、「正藍型染師 田中昭夫の布 頒布会」です。ついたのは、6時45分くらいでクローズは7時なのけど、まだまだお客様もたくさんいらして、熱気ムンムン。ああ、この方が田中さんか、、、
ちょっと拝見してすぐ退散するつもりが、動けなくなりました。これは大変なものだ。無理してでも手元に置きたい。相当無理して、ひとつ、分けていただきました。結局、7時20分くらいまで居てしまいました。
こちらは、本日23日が最終日。今日は18時までですよ。
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さあ、走ります!次は、ミナペルホネンの20周年「ミナカケル」、目指すはスパイラル。こちらは、20時までですので、これまた滑り込みセーフ。こちらも、大勢の人でにぎわってました。が、すっとミナの精神が通っているようで、人の多さが気にならないと言うか、、、空気感まで作る布、すごいな。こちらは、6月7日まで。
帰りついても、一夜明けても、興奮してる私です。

芭蕉布展、小川待子展、線を聴く

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今日は銀座に出かけました。展示会を三つみて、自然と美について考えました。
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まずは、もとじさんへ。喜如嘉の芭蕉布展の、平美恵子さんによるギャラリートークでした。
芭蕉布は、ことあるごとに拝見しているので、目新しいことは何もなかったのですが、行ってよかったーーーー!やっぱ、いいですね!迫ってくるものがあります。昔と変らず、受け継がれ、織られている、奇跡のような布。ちょっと怠けたり、我を出したりしたら、あっという間に無くなってしまう。
平美恵子さんが、「芭蕉布は自然といわれるけれど、実は、人手を掛けて、手間ひま掛けて、選別して選別して、バランスをとって作った布だ」っておっしゃってたのが、心に残る。ただ自然にしていただけでは、出来ないのだって。そりゃそうだろうけど、その労力は想像を絶する、、、
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それから、思文閣銀座で、小川待子展を拝見しました。迫力あったーー!陶器とガラスが抱き合ったような。すごく好きでした。人の手を感じさせない。まるで、溶岩が自然に冷えて固まったよう。でも確かに人の仕事だ。
掛け花入が欲しかったなあ。そばに置きたい。買えないけど。こんな物作りしたい。
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その後、メゾンエルメスで開催中の、「線を聴く」へ伺いました。線に主眼を置いたグループ展ですが、こちらもめちゃくちゃ面白かったです。特に、ロジェ・カイヨワさんの自然石のコレクション。すべてがいいのだ。完璧な自然。お茶室に置きたいような、心がすっとする石でした。
備忘のために、ロジェ・カイヨワさんの言葉を、写し書きしておきます。
「あちこちに石がみずから書き残したしるしは、それにこだまを返す他のしるしの探索と精神を誘う。
 私はこうしたしるしの前に佇み、みつめ、記述する。
 そのとき、遊びがはじまる、発明であると同時に認識でもある遊びが。」
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*写真は今日じゃないよ。以前いった長坂のアフリカンアートミュージアムの庭。iPhoneに残ってた。
I’ve been to the African Art Museum at Yamanashi Prefecture. It has beautiful tiny garden. I saw a gardener who was working hard to keep the garden nice and neat.

ピンクレイン、夙川なう、一衣舎さん。

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これは、オリジナル制作の九寸名古屋帯、「ピンク・レイン」。
カリスマ仕立て師、一衣舎さんが、ただいま兵庫県の夙川での展示会へ、この帯など、連れて行ってくださってます。5月17日の日曜日まで。詳細はこちら→。よかったら、ぜひお出かけください。
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ここでは、九寸帯「ピンク・レイン」の紹介をいたしますね。実物は、ぜひ、夙川「小さい芽」の一衣舎展でご覧下さい。
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すっとした感じが都会的な縞帯です。基調のピンクはコチニールで染めてます。アクセントで入る強いピンク(2ヶ所のみ。これがミソよ!)や赤や黒は酸性染料です。グレーは、墨染め。白もきいてるでしょ。白も青味の白と、アイボリーホワイトと、二種類入れてます。天然染料と酸性染料が、それぞれ上手く仕事してくれたと思ってます。
糸は、しなやかで強い、国産の絹糸です。気軽に締めていただける、インパクトある楽しい帯です。
お問い合わせは、こちらから、何なりどうぞ!

国展に行った

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昨夕は、国展に行って来ました。金曜は夜間も開いているので、ねらい目です。地下鉄は、六本木でなく、千代田線に乗って乃木坂で降りる。ささっと入れるので、時間短縮できます。染織しか見ないのだけどね〜。
見たかったのは、小島秀子さん、下地康子さん、川村成さん。それぞれに、すばらしかったです!技術も、センスも、ピカピカに磨かれてるなあ、、、、やりたいことをやり遂げてる感が、ゾクゾクするほどよかったです。
他にも染織部門レベル高くて、「こんなによかったの!」と感激しながら、見てました。手で作ったテキスタイルは、やっぱいいなあ。もっと身につけたり、生活に取り入れるべきだっ!と、ひとり息巻きながら見てましたが、実情は難しいのが、モンモンとするところです。流通しなければ生き残れないというのが、私的な意見ですが、その解決策はなかなかです。
午後8時の閉館ギリギリまで、見ても見ても飽きず、見てました。
*写真は、国立新美術館。乃木坂側の入り口。飛行機雲が登り龍!

ある連休の午後

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ゴールデンウィーク後半のある午後、お客様の予定があった。前日になって、「ゴゴイチうちなら、一緒にお昼にしたらいい」と思いたち、お誘いしたら、乗って下さった。
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るんるんと準備。献立は、カレーとサラダ。スーパーで、「オトナの方がお見えになるのだから、ビールでも買っとくのが礼儀」と(「酒飲みは理由が必要」とどなたかも書かれてましたね)、缶ビールをゲット。お仕事の打ち合わせだから、軽くね。
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その午後、遠くから貴重なお休みを利用してお出で下さったその方と、再会を祝し、お互いの健康と、これからの仕事の成功を祈念し、カンパーイ!
気分は一気に盛り上がり(私だけ?)、楽しくミーティングをすることが出来ました。世間がお休みだと、お昼のビールも許される空気が漂ってるよね。(思い込み?)
気分だけでもお休みモードになりたい私につき合ってくださって、ありがとうございました。ご意向をくみ、いいもの織るよう、がんばります。
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写真は伊豆半島。
もちろん、大ウソ。うちの近所。歩いて10分、走って5分のところ。小田急線沿い。このずーーっと先は江ノ島だよー!

きおさま、仕上げ中

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きおさまの帯、織り終わりましたよ。早速蒸しと水元。そして、伸子張りです。
実は私、蒸しが一番コワい。染料が動くなど想定外の事故が起こることがあるし、やり直しがきかないから。毎度、いろいろな工夫を凝らしている。悩みつつ、チャレンジしつつ、ビビリつつ。へっぴり腰ながら、度胸を決めてやってるつもり。
今回は、、、、、、クリアだ!よかったよー。うまくいった!
気持ちも軽やか。薫風さわやかですなあ〜。
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きおさまの帯は、このあと、湯のしに出して、最終の検反をすれば、完成です。でもお納めは、ちょっと間を置くことになりました。きおさま、5月中旬まで外国出張とのこと。宅配で送って納品するより、手渡しを選んだ、きおさまと私。
ですから、このブログのきおさまの連載も、これにて、一時お休みします。再開は納品の日かな!?

熊本ゆかり便り、5月号に載った!

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あ!和の國さんのブログの、「熊本ゆかり便り」が更新されてる!なんと、5月号は、私めにフォーカスいただいてます。ぜひ、ご覧下さい。こちらです→
この「熊本ゆかり便り」は、熊本のすてきなきもの店「和の國」さんで開催される「熊本ゆかりの染織作家展」の実行員、安達絵里子さんが、ずっと連載されているものです。
安達さんはきものライターなのですが、ご自身も、毎日をきもので暮らしてらっしゃいます。梅雨時期も、暑い夏も、木枯らし吹いてもきものです。だからこそ書ける、説得力ある文章だなあ〜と毎回楽しみに読んでいます。
私自身は、着物を着るのは、毎日などトンでもなく、何かお誘いいただいたり、特別に出かける時のみとなってますが、それでも、そういう機会があれば、せっせと着るようになりました。
そうなってから、きものや帯のこと、今までよりは分かるようになったし、作る時も「こうしよう」とか、もっと踏み込んで「こうあるべきだ」って自分なりですが、思うようになりました。
身につけるもんですものね、着やすさとか、扱いやすさも、あと、見映えも大事だもんね。好みが一番だけど、その「好き」に応える技術と工夫、、、、いつも課題です。
地元熊本で活躍される、和の國さん、安達さんは、私の心のよりどころです。本当にどうもありがとうございます。

きおさま、織ってます。2

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きおさまの帯、進んでいます。ここまで来ると、しゅくしゅくと進めるほかありませんので、せっせと、コツコツと織っています。写っているのは、前帯部分。
織りは、織るまでの段取りが8割と思ってやってますが(帯の場合ね。着尺は6割かな?)、今回のきおさまの帯は、織るまでで、90%を使い果たしました。でもやっぱ、織るのは集大成って感じで好きです。今まで仕掛けてきたことが、ここで現れますので、すがすがしい感じ。
仕上がって、お納めした時のきおさまのお顔を思い描きながら、もうひとがんばりです。
I have been weaving Kio Sama’s obi 5 meter long now. I’m imaging Kio Sama’s bright & big smile when I delivered this obi to her. I usually spent my full-enegy 80% for its planning and 20% for weaving when I create obi. But I spent my full-power 90% for this obi planning.
Each time shuttle runs from right to left then left to right, this obi grows close to my finish image in my mind.

ありがとうございます、本日12周年。

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今日、5月1日は、染織吉田の設立記念日です。生きてるだけでビックリ状態のまま、なんとか織り続けてきました。本当にどうもありがとうございます。12年間、ずーっと、支えていただき、教えていただき、応援をいただき、おかげさまで生きています。心から、感謝申し上げます。
12年という時間の流れのはやさにビビります。最近、年を取ったせいか、ますます加速してきました。どんどん織らないと、織り尽くせません。焦ります。
私自身は、12年前と今と、ちっとも変わってないようにも思います。自分の表現したいものを、どうにか形にしたいと七転八倒。失敗して転んだりもしましたが、その都度、助けられ、起き上がることが出来ました。ひとつひとつを思い出し、ありがたかったなあと、感謝にたえません。
今日も、普通に仕事してました。明日からもずっとです。ひとつひとつ、丁寧に。元気で仕事が一番です。
染織吉田を、どうか今後ともよろしくお願い申し上げます。
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*写真は、数日前。朝ジョグしてたら、いきなり目に飛び込んできた、満開の藤の花。近所なんだけど、藤が生えてるって認識してなかったら、突然、花のかたまりがボンッと出現して、ビックリした。
この木が生えてる場所は、アパートの横の、ジャリ敷きの駐車場の脇。盆栽をそのまま大きくしたような、カッコいい枝振りの藤には似つかわしくない。ここ、何十年か前までは、お屋敷のお庭だったのかな。相続かなんかで取り壊されて、アパートと駐車場になったけど、藤は残されたと推理します。それは幸なのか不幸なのか。

きおさま、織ってます

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きおさまの帯、織ってます。
きおさまの帯は、おタイコと前柄のところのみブラッシングカラーズで染めて、その他は白場として残します。そして、タレと手先、タイコとお腹のブラッシングカラーズの前後には、緯糸を変えて、差し色として線を入れます。これは、曜変天目の口縁のみたてのつもり。
緯糸は、8種類の糸を使います。そのうち、地の部分には、3種類。先日載せたタイのキビソ糸と、4/24付けブログに載せてるごく薄ーいムラ染めの糸(これは玉糸、柔らかく弾力がある)、と極細の銀糸。銀糸を地の部分全面に入れるのも、きおさまとお話して決めました。極細で、抑えた銀なので、そんなに目立たない。でも、角度を変えるとキラッと光る。
あとの5種が、差し色の横線の糸です。一種は、太目の銀。もうひとつが黒(ここで染めてる→)、あとの3種は3段階の濃淡のブルーです。
さあ、もうひとがんばり。

お茶会へ

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昨日は、お茶会にお誘いいただきまして、ウキウキと出かけてきました。鎌倉まで♡ 今年のGW、唯一の、お出かけです。
実は私、お茶席、初参加。ドキドキしまくりでした。お誘いいただいときに、無作法者であることと、紬の着物と帯しか持ってないことを白状しまして、カジュアルな会だから気にしないでって言っていただいてました。その上なんと「私も当日は、ミホコさんの帯しめるつもりだから。」と!!!ビックリ、大光栄です。
一夜明けまして、なんか、いろいろ濃密過ぎて、すご過ぎて、上手く感想書けないけど、お茶っていいですね!それをしみじみ感じました。私の知らない世界を垣間みさせていただきました。
床の間の完璧さに、打たれました。ここまで、一分の隙もないほどの空間に作り上げるって、すごい。余白って美しいなあ。この空間に自分も居させていただくことの不思議さとありがたさ。
風情のあるお庭を眺めながら、お薄を一服いただきました。向こうのお山には、山藤が咲いているのが見えました。
お道具拝見、文化の凝縮だなあ〜。お仕覆は17世紀の印金だとか、、、それを実際に使ってだもんね。お茶はタイムマシンだね。
ご一緒させていただいた方々との出会いも、たいへん貴重で、引き合わせて下さったのも、ご亭主さまのお心遣い。どんだけ準備してくれたんだろうって思うと、ただただ頭が下がります。
お茶席のあとは、酒宴も用意してくださってて、これまたすばらしく、ほろほろ酔いで帰宅しました。
*写真は、お庭の梅の木。ご亭主はこの木の下でお薄を点ててくださった。帯も新緑に映え、ご亭主に寄り添い、うれしかった。

きおさまの緯糸

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これ、きおさまの帯の、メインの緯糸です。タイ産のキビソ糸。野性味あふれる面白い糸です。それをほんの少々精練して、固さを残し、極極薄に染めています。
この糸、太さ、揃ってません。そうとうバラつきがありますので、小管に巻きながら、太、中、細と分けていきます。きおさまは、あまり太い糸は入れないのをお望みでしたので、そういう糸は、よけておきます。またいつか出番が回ってくるでしょう。
色も、もともと生成りの状態で、すごくバラつきがありました。真っ白に近い部分と、うすベージュ、うすグレーという風に。染めてもその違いは、健在ですので、やはり小管に巻きながら、分けておきます。
そうしておいて、織りながら、「ここだ!」ってところに、適する緯糸を入れていきます。または、無作為にいれていくのも、自然な段ができて、風景になって面白い。私はタイコとお腹は吟味しますが、あとは無作為が好きです。
今回、この糸をメインに選んだのは、曜変天目をあらわすのに、あまり人工的に均整をとれさせた糸は合わないんじゃないかって思ったことがあります。蚕が糸を吐く、その勢いが欲しかった。
それともうひとつの理由は、実はきおさま、私の帯、すでに2本、お持ち下さってます。それらと違う糸を使いたかった。糸が違うと、別物になりますのでね、いろんな帯をお持ちいただき、いろんな場面で締めていただきたいなって、気持ちからです。

ブラッシングカラーズ

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きおさまの帯、ブラッシングカラーズ、終わりました。調合した染料を、設計図どおりに刷毛で刷り込んでいきます。下から見上げて、写真を撮りました。
きおさまのブラッシングカラーズの要点は、ボカシ、カスレを効果的に。色を重ねる。円はまん丸にならないように。線は真っ直ぐにならないように。などなど。
やりながら思ったことは、やはりこれは、星だな、星空を描けばいいんだってこと。曜変天目からのインスピレーションは、星空だったってこと。宇宙とも言えるけど、私には、「宇宙」は大きすぎる言葉のように思うから、星空と言いたいのだ。
広ーい空間に、生まれたての星とか、太古からの星とか、浮かんでる。秩序があるのか、ないのか。きっとあるけど、解明できない、、、
きおさまの帯は、星空がみっつのブルー。それそれに、ものがたりのある星空だ。

きおさまからのメール

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きおさまの八寸帯、順調に進んでいます。ここまできたら、今まで準備してきたことを、素直に、真面目に、誠実に、仕事して行くのみです。
きおさまからメールをいただきました。それを拝読し、私はたいへん励まされました。うれしいメールでした。
きおさまとキャッチボールを続けて、一緒に手探りで作っていくことは何よりの喜びです。許可いただきましたので、一部ご紹介させていただきます。
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ヨシダさんへ
こんばんは。
ブログずっと見ています。
今日は色を決めたというのを見てニンマリ!
私がお願いした色がちゃんと並んでいるではないですか!
緯糸のムラ染めこれもあじわいが出るだろうなあと思いました。
今回、only only をヨシダさんにお願いして、たった一つの私のオリジナルが出来る事をすごく楽しみにしています。
そして、何よりも、私がヨシダさんの所に伺って、話し合って、だんだん形になっていく過程が、とても楽しいと思いました。これは病みつきになってしまうかもと思ったくらいです。
一緒に考えて行くうちに、いろいろなアイディアが出て、それが形になっていく、こんなに楽しい事はありません。
私は染めや織りに関しては素人なので、勝手な事をヨシダさんに要求します。
その要求がとても無謀なことだと、何回か打ち合わせをしているうちに気が付きます。
でも、私の希望を少しでも実現してくれようとするヨシダさんの努力に、私は喜びを感じ、楽しさを感じます。
(後略)
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きおさま、うれしいメールを本当にどうもありがとうございます。
着物を着ることや作ることの、楽しみや喜びを、すぐそこに感じます。それが、もし、私の努力で体現できるものなのであれば、いくらでもがんばります。もうひとがんばりすれば、それだけ、きおさまのご希望に近づけるかもしれない。出来ることはすべてする、それが染織吉田の基本姿勢です。
*写真は、仕事場。きおさまの染料と設計図が手前に写っています。

イトノサキさん!

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九寸名古屋帯「イエロー・モンドリアン」は、南青山のギャラリー「イトノサキ」さんに、お気に召していただいて、扱っていただくことになりました。
さっそくブログに載せていただいてます。ぜひご覧下さい。→ 上の写真は、こちらからの拝借です〜。帯締めのチョイスもクールだね。
イトノサキの店主、畔蒜(あびる)さんは、このあと、帯を評して「見れば見るほど奥行きがあるカッコいい帯」と言って下さいました。うれしいなあ。織物は、線であった糸を面にする作業です。面に奥行きを出すのは、何か、仕掛けがいるんです。それが、染めなのか、糸なのか、織りの組織なのか、、、、いつも直面している課題です。
もしよかったら、イトノサキさんにお出かけくださいませんか?「イエロー・モンドリアン」の実物、ぜひご覧下さい。イトノサキさんは、外苑前が最寄り駅ですが、表参道からもささっと歩けます。きっと今、青山墓地の緑が最高にきれいね。イトノサキさんのサイトはこちら→
畔蒜さんは、甘くない着物をキリッと着こなすすてきな方です。イトノサキさんも、畔蒜さんのキリッとした眼でキリッと選んだ、着物や帯や、他にもいろいろ、すてきなものを揃えたギャラリーです。

きおさま、本番いきます

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きおさまとのミーティングは、終わりました。さあ、あとは形にするのに邁進するのみ。堀を埋めてく感じで、準備周到に。これは、本番用の染料を作り直してるところ。
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色は、この8色に決定。
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緯糸の一種は、これ。うすーくムラ染めにしています。うすい青、びみょうに見えますね。織るとばらけますので、とびとびに入ります。深く、豊かな帯になるための仕掛けです。これ見よがしにならないように。ごくあっさりと。でもしっかりと。手品のタネを仕込むようで、好きな作業です。

きおさま、4回目のミーティング

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さあ、きおさまの帯、4回目のミーティングに向けて、色を詰めて行きます。色の調合は、トライ&エラーの繰り返し。今までの、きおさまとのやり取りを反芻し、ノートを見直しながら。
染料を扱うのは、大好きです。しかし、ガツッとご希望を叶える色を出すのは難しい。
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今回の試し織りは、色を見るためのものだから、分量少なめで、3色を2バージョンずつ織りました。
4回目のミーティグもきおさまにご足労いただきました。実はこの日は、ご一緒にお昼いただきました。近所の餃子の王将で。二人とも王将、入ったことなかったんです。前回のミーティングのとき、「行ってみる?」などと話したもので。初めての経験。なかなかおいしかったです。
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ミーティグの結果、ダークブルーは、下染めにグリーン、ターコイズはあくまで純粋に、曜変天目の群青はふかい色で緑も感じさせる色に決まりました。(黄色いシールが貼ってある方)
きおさま、決めるの速いです。ぱっぱと選んで行かれます。自分のことが分かってらっしゃるんだろうな。決断力あるって、カッコいい。そのへんも、帯に反映できるといいな。そんな帯、織ろう。
さあさあ、出そろったよ!

きおさま、3回目のミーティング

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新しく作った2枚の試し織りと設計図を用意して、きおさまとの3回目のミーティングに臨んだ。
きおさま、私のプレゼンをじっと聞いて下さり、黒と茶を使わず白抜きで、曜変天目の星を表現することなど、ほぼ賛同をいただけた。
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思ってたことと違った点は、きおさま、却下になった試し織り(上の写真)の青が一番お好きと。透明感のあるターコイズにエメラルドを重ねたような色。ではこの色を真ん中にすえて、上に、黒を感じるダークなブルー、下に緑の下染めと曜変天目の群青を。
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その他のきおさまのご希望は、ブラッシングカラーズはムラがあった方がよい、染め重ねて多色にする、真っ直ぐな線にしない、形は大小あった方がいい、などなど。
緯糸も、あまり太すぎないように。でこぼこが見えると、ちょっと民芸調になっちゃうしね。緯の差し色も細かく観ていただき、微調整。やっと光が見えてきた。だんだんフォーカス絞り込めてきたよ。
きおさまには、色の変更後の実際も観ていただくことになったので、もう一度ご足労いただきます。本当に何度もすみません。まさに二人三脚のモノ作り。さあ、もうひとがんばり。

代官山へ

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100歳の祖母を見舞いに、母が上京していて、少々時間があるというので、代官山で待ち合わせた。
待ち合わせ場所を指定したのは私。外出したら、用事をハシゴするのは必須です。今、代官山で拝見したい展覧会をやってるのだ。「勝山健史織物展」。
駅で落ち合ったら、ごきげんの母。「代官山、いちど来たかったんだ。若者の街だけん!」ガクッとくる私、、、ちょ、、、
まずは、目的地。ヒルサイドテラスへ。勝山健史さん、いやはや、すばらしかったです。糸もいいのだろうけど(塩蔵繭!)、なんというか、、、、バランス最高。糸や織りのレベルが高く保たれてて、そこに効かせ色がピピピっと来てて、ふわー、すっかり感服、いい気持ちだ。
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母に「このヒルサイドテラスの裏は、何か知らんけど、すごいお屋敷なんだよ」と言うと、興味をしめす。行ってみようかと言うと、行きたがる。おお、公開されてるじゃん。
旧朝倉家住宅は、渋谷区の持ち物で、一般公開されていた。私は入場料100円、母は60歳以上無料。庭が傾斜地で歩きにくいが、とても立派。お宅もいい材をふんだんに使った大正期の建築。
しかし、母よ。若者の街だから、代官山に来たかったんじゃないの?
まあ、よいです。
代官山らしい、クールなレストランで夕食を食べ、私はビールを4杯飲み(グラスだよ。だんだん味と色が濃くなる)、ほろ酔いかげんで駅まで歩き、実家に帰る母とは東横線内で別れました。
母には、ブログに余計なこと書かないように釘を刺されたので、これ以上のことは書きませんよ。うふふ。
*写真は、オサレな代官山ではありません。神奈川県の端っこの、我が家の近くです。

きおさま、3枚目の試し織り

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「ヨシダさんの青が好き」って言葉に支えられて、三たび暗中模索を開始する。
私の青って?
好きなのは、イブ・クラインのクラインブルーと、マチスのブルーヌード。ああいう、バシッとした青が好き。
それでいいのか?とにかく、スケッチだ。ふむー。ちょっくら、試しブラッシング。ふむーふむー。
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3枚目の試しを織って、蒸してみる。あらっ、光が見えたか?ブラッシングをしなかった、白場が案外効いてる。青を引き立ててる。いけるか?
可能性ありと見た。じゃあ、実物大にしてみよう。ここまできたら、パソコンの力を借ります。
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よし、じゃあ、全体像を作ってみよう。全体の設計図ができると、頭の中がすっきりします。
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ふむ、自分としては、帯として、立たせるところまで持ってこれたと思う。さあ、きおさまに見ていただこう。

きおさま、2枚目の試し織り

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さあ、それでは2回目のミーティングを、形に落とし込んでみよう。まずは話し合ったことに忠実に。スケッチと、試しブラッシング、試し織り。
青、黒、茶色、有機的に、、、、、、なかなか落とし所が見つからずに苦しむ。おどろおどろしい感じがしてしまって、そこからの突破口が見つからない。
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きおさまは美人である。それも、華があって光がある正統派の美人。影のある美しさとかじゃなくてね。きっと、息子さん方、小さい頃、自慢のお母さんだったろうなあ。ほら、小学生の男の子って、美醜に対して正直じゃん?笑
おしゃれなきおさまのことだから、もちろん、ダークな帯も、使いこなしていただけるとは思う。だけど、できれば、もっと明るい光の帯を作らせていただきたいなあ。
何か、ご提案できないか、、、、
きおさまは、「ヨシダの青がすき」と言って下さっていた。では、青で勝負は掛けられないか、、、、。
思い切って、茶色をなくすか?そうすると、ずいぶんすっきりするぞ。だったら、黒も落としちゃう?青のみ、白抜きだったらどうだろう、、、、

きおさま、2回目のミーティング

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糸も揃った。自分としては納得の経糸だ。さあ、きおさまの帯に取りかかろう。そう思えたのが、今年の3月初旬。さっそく、きおさまにメールしました。お返事に「メールの受信箱にヨシダさんのお名前を見つけた時、いよいよかなとうれしくなりました。」と書いていただいて、ああ、お待たせしてしまったな、最善を尽くそうって思いました。
第2回のミーティングまでに、ご提案できるものを用意しなくては。まず第1回ミーティングで話したことの整理。それから二人で「こんな感じ?」「こういう風は?」ってスケッチした図を元にもう一回スケッチ。そして、とにかく染めて織ってみます。手を動かしながら、きおさまに何をどう提案し確認するか、考えます。私の頭の中も、まだちっともクリアじゃありません。とにかく、第1回ミーティングを形にしないと、進めません。
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第2回ミーティングの日のもまたきおさまは、ご自身で車を運転してやってきて下さいました。お久しぶりです!1年3ヶ月ぶりでしょうか?きおさま、お元気そう。
さっそく、試し織りやスケッチをみていただく。いろいろお話して、ぼんやりながらも、少しずつ見えてくる。
「あざやかにする、強弱をつける、金糸はやめて細い銀糸を単調にいれる、あやふやな感じが好き、有機的なのが好き、青い色は洋服だったら着れないような派手な色で」
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まだ落とし込めてはいないのだけど、とにかくお聞きするだけはお聞きした。これを元にもう一度練り直しだ。
*上の写真はスケッチブック、中のは緯糸を染めているところ。曜変天目の色を狙った。下のは1回目の試し織り。

乗松祥子さん、善林英恵さん

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昨日は面白い日でした。友人の帽子作家、善林英恵さんが、展示会のために上京。「この機会に行ってみたい所がある。よかったら、ご一緒に?」というお誘いを受け、等々力の「延楽梅花堂」に行って来きたのです。
「延楽梅花堂」のことも、こちら主宰の「乗松祥子さん」のことも、はたまた乗松さんの御本「百年の梅仕事」についても、今までまったく存じあげず。
つい先週、善林さんが、「久々のヒット本」と評した「百年の梅仕事」を早速取り寄せて読んでみた。読みはじめたら止まらない、引き込ませる本だ。乗松祥子さんに興味津々。生き方、働き方、考え方に心酔する。(善林さんのブログ、この本の紹介のページ→
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等々力の高級住宅街の、たいへん分かりづらい所にある「延楽梅花堂」にたどり着き、商品など見せていただいていると、乗松さんご本人が、お茶を入れて、2階から下りてきて下さった。
まあ!ツヤツヤピカピカのエネルギーあるお姿は、まさに神の降臨!って大げさですけど、そんな感じしました。お話できてよかった。ちゃんと生きてきた方には、神様がついてますね。梅の話しはもちろんですが、善林さんや私のことなども、興味を持ってお聞き下さり、とても励まされました。
大きな梅干しをひとつ食べさせて下さいました。たぶん古いものだと思う。大きな種をティッシュにくるんで、大事に持って帰ってきました。帰り着いて、早速、くるみ割りで割って天神さんを取り出して、しげしげ眺め、それから食べました。苦みの中に、年代物の極上ブランデーの味がしました。
善林英恵さんの作品展は、日本橋三越本店5階スペース#5にて、4月28日まで。善林さんのサイト→
延楽梅花堂のサイト→
*写真は、購入してきた杉田梅の梅干しと「百年の梅仕事」

きおさま、その後。

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きおさまとの第一回ミーティングのあと、私は糸使いに悩んでしまって、進めずにいた。他の仕事も滞っていた。あるとき、いい糸に出会ったと興奮して、とにかく経糸にするまでやってみたのだが、どうも違う。このままでは、帯として、格もあり、面白みもある布地にならないぞ。
一度踏みとどまろう。それで、きおさまに、「たいへん申し訳ないが、納得いく物作りをしたいので、今しばらくお時間いただけないか」とメールした。
きおさまからは、「いつまでもお待ちいたします」というありがたいお返事がきた。
その後一年くらい、私は水面下で、糸のこと、曜変天目のこと、ウジウジグジグジ研究しながら、別の仕事のを織っていた。
ひとつ、大きな発見は、静嘉堂文庫の曜変天目茶碗は、超ド級の宝だということだ。
曜変天目は、この世に3点あり、3点ともが日本に存在し、3点ともが国宝に指定されている。また、復元もチャレンジされていて画像検索するといろいろ出てくる。
私は、帯のデザインに発展させるには、これら、静嘉堂以外のからもアイディア拾えるかもしれないと、画像検索を繰り返した。まあまあ気に入ったのもあったので、プリントアウトしてみた。
そこで愕然。力がない。張りがない。みなぎるものがない、、、、静嘉堂のとまったく違う、、、、ああ、きおさまが、「静嘉堂文庫の曜変天目茶碗」と指定されたのが、やっと分かった。
それから、曜変天目の「曜」の字は、星の意味があることを知った。そっか、星ね。宇宙の星を目指せばいいのか。
静嘉堂文庫が、数年前に曜変天目を公開したときに、馳せ参じなかったことが、返す返すも悔やまれる。超ド級が出た時には、多忙とか疲れたとか心の余裕とか、そういうこっちの理由はかなぐり捨てて、行かなきゃダメだ。
*画像は検索画面のスクリーンショット

きおさま、第一回ミーティング

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きおさまとの最初の出会いから数ヶ月たちました。その間、きおさまの体調もずいぶんよくなられました。一度、お会いして意思疎通したい。頭の中は、アメーバーのようですから、少し輪郭が欲しいです。
2013年の11月の終わり、きおさまはふたたび我が家にやってきてくださいました。車を運転して。直線距離だと、そんなに遠くないのです。
きおさま、お久しぶりです!表情も明るく、なんか、うれしい。ああ、こんな、花のほころぶような笑顔をなさる方だったのね。
それで早速、きおさまのご希望を伺います。飛青磁と曜変天目の資料もバッチリ用意してあります。予習したよ〜。(地団駄だったのは、曜変天目、チャンスあったのに、見に行かなかったこと。このお話いただくちょっと前、静嘉堂文庫でお目見えしてたのです。私、ずっと前からカレンダーに書き込んでたのだけど、タイミング逃してしまって行かなかった。しまったーーー!飛青磁は大阪で見たことあります。)
いろんなお話をしました。きおさまのご主人さま、美を扱う仕事をしてらっしゃって、きおさまもお子さんが生まれる前はご一緒に働いてらっしゃったとのこと。ああ、だからか。さすが美意識も知識もうなるほどです。教えていただくこと多々。
今回は、曜変天目茶碗に力をもらって、八寸帯を作ろうってことに決まりました。
きおさまが、「ヨシダさんの青が好き」っておっしゃっていただいたことが、とてもうれしかったです。
*写真はこの日の制作ノート。

きるものがたり’15

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横浜に出かけてきました。「きるものがたり’15」。山本きもの工房さんの、和裁教室の生徒さんの作品展示会です。何年か前にも伺っている展示会ですが、今年もレベル高かった。きりっとしてるの。それに、楽しく縫った感がありありですてきです。こりゃー、縫うのも着るのも楽しいでしょう。振り袖あり、子どものきものあり。いいな〜。
山本親方の作品も展示されてました。超極細の宮古上布のお着物の美しさに見とれてたら、やはり仕立てに秘密あり。解説いただきうなりました。
「麻の着物の擦れの場所はこことここだから、それを防ぐにはこうする。それでも擦れたら、3mmだけ落とせば、生き返らせられる」とか。
すごいねー、仕立てには、知恵と技が、これでもかってくらい詰まってる。仕立ての奥深さを聞いていると、きものを着ないともったいないって思います。だって、文化の結晶を身につけるのだよ!
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着付師の友人と待ち合わせていたので、その後も、ああだこうだと着物談義に花を咲かせました。自分が着物の仕事をするようになるとは、つい15年前まではまったく思っていませんでしたが(着物を織って20年ですが、はじめの頃はまさか本業になるとは、思ってなかったです)、着物のおかげで、日本のすごい文化をほんのちょっとかがせてもらってます。底なしなので怖いですが、あらがいがたいものですな〜。
山本きもの工房の、「きるものがたり’15」の情報はこちらから。4月15日まで。
*写真は横浜じゃありませんよ、うちの近所。朝。

きおさまのイメージは、何と!

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きおさまとメールのやり取りをするうち、only only で作らせていただくことになりました。着物とも帯とも決まってないのだけど、とにかくヨシダの織ったものを欲しいと思って下さったことは、とてもうれしいことでした。
この頃はまだお体の調子が良くなく、打ち合わせなどは後日にすることになり、とりあえずイメージだけメールで伝えて下さいました。
そのメールを見て、私は目が点になり、ぶっ飛びました。
なんと、静嘉堂文庫の「曜変天目茶碗」と、大阪の東洋陶磁の「飛青磁花生」とおっしゃるのです。
いくらなんでも、そりゃないよーー!超一級品。国宝。日本の宝というか世界の宝。メールには、きおさまの、曜変天目、飛青磁に対する思いが書かれています。
ぶるぶるガクガク。
それでも、怖いもの知らずのチャレンジャー私、とにかく全力を尽くすことにさせていただきました。
しかし、どうしたらいいんでしょう?途方に暮れる思いですが、まず、曜変天目と飛青磁をよく知ることからはじめましょうか。
*写真は、我が家の壁。一番ホットなものを貼っておくところ。昨日の写真は、大事なもの置き場。

ONLY ONLY、きおさまです!

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さあ、新たなる 完全注文制作 ONLY ONLY のスタートです。今回の主役を、仮に「きおさま」と名付けさせていただきましょう。またまた長いストーリーになりそうです。
きおさまと私の出会いは、2013年の6月です。以前お着物と帯を作らせていただいた方が、きおさまとご一緒に我が家にお越しくださったのです。このお方からは、そのもっと前から、「とても気のあうきもの友だちがいて、きっとヨシダさんの作るもの好きだから、紹介したい」って言っていただいてました。
しかし、きおさまの体調の問題などで、実現してませんでした。
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きおさまとご友人がお出で下さったのは、初夏の暑い日でした。初めて会うきおさまは、すらっと背が高く、美しく、とても印象深い方です。体調が万全では無いこともあり、お洋服をお召しでした。どんなお着物姿なんだろうなーって思いを巡らせました。
そのあと、きおさまと私は、メールをやり取りするようになります。

オリジナル制作「Yellow Mondrian」

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九寸名古屋帯「イエローモンドリアン」を紹介させてください。オリジナル制作で作った、ピエト・モンドリアンへのオマージュです。線と面の構成が、最盛期のモンドリアンを彷彿とさせます。モンドリアンらしいモンドリアンを目指しました。
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黄色、青、黒と白場の構成で、「大胆でまとまりもある」を狙いました。強さと柔らかさが同居してて、面白く個性的に締めていただけると思います。
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こちらは前柄。
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左が手先、真ん中が前柄、右がタイコ、右端はタレです。タレと手先は無地。
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タイコのディテールです。これ、全て綾織りしてます。綾織りは柔らかさが出るのよね。
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染料は酸性染料で、ブラッシングカラーで染めてます。
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黄色もブルーも効いてるでしょ。黒が締めるしね。
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手先の無地場です。無地じゃないのだけどね。糸を微妙な色に染め分けて織ってますので、複雑な深い白場です。軽快だけど軽くない帯です。(重力的には軽いです)
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気軽なお出かけの時に締めていただきたいなって思います。この帯締めてたたずむと、その場の風景がぐーっとお洒落に変ります。
九寸帯名古屋「Yellow Mondrian」
素材、絹(ぐんま200という国産ブランド絹です。)/染料、酸性染料/技法、ブラッシングカラーズ、綾織り
sold out
こちらの帯「Yellow Mondrian」は、おかげさまでご縁をいただきました。ありがとうございました。
この帯を発展させて、あなた様の only only として新たに織らせていただくことももちろん可能です。お気軽にお問い合わせ下さい。業界の方からのお問い合わせもお待ちしております。お問い合わせはこちらから→

7k fun run!

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今日は自分的にはビッグな日で、在日米軍キャンプ座間の桜祭りで、7kファンランに参加してきました。7km走れるのかドキドキ。天気予報もあまりよくない。
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朝10時のスタートに、相武台前の駅からてくてく歩いて8時半には基地に着いた。パスポート持参。事前登録としっかり照合された。免許証でもよかったみたいだけど、暗証番号覚えてなかったからね、パスポートで登録したのだ。手荷物検査も、さすが厳しいです。
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さあ、スタート、がんばれ、私。目指すは完走。
(リアルな私をご存知の方は、皆さんご承知と思うけど、私は運動全般さっぱりダメ。幼稚園の時から、走るの飛ぶの投げるの泳ぐの、全てダメ。平衡感覚もリズムもまったくダメ)
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7kmは、基地の端もコースになってて、そこは米軍のゴルフ場の際なのだ。フェンス一枚向こうは、そこは普通の日本。神奈川県座間市。よく見慣れた普通の住宅やアパートが建ち並ぶ。かたや、ひろーくて気持ちいいゴルフ場。なんだかなぁーー。
誘導や受付していた、軍人のお兄ちゃん達は、命令あれば、シリアでもイランでも飛んで行くのだろうか。優しい気のいい青年に見えたが。なんだかなぁー。
などと思いながら、ときどき写メしながら、完走しました!!!歩かなかったのがえらいぞ、私。42分弱だった。まあまあだ。
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イースターのうさぎさんもいましたよ。
I ran 7km today ! It’s really big for me. I think I did good job.
I enrolled the cherry blossom festival at camp Zama US army.
Kanagawa Prefecture where I live has many US bases. I wondered the differences of lives separated just a few inches fences. I saw the young people in the base they may fly to the middle east! I hope they will remember the cherry blossom even in the different continent. And I hope to myself to remember I was here today !

オリジナル制作「Red Mondrian」

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オリジナル制作で作った、九寸名古屋帯「レッド・モンドリアン」をご紹介します。画家ピエト・モンドリアンへのオマージュです。
モンドリアンを現代の着物姿に取り入れたいと、ずーっとチャレンジしてきました。これはその中でもいっとう大胆な一本。目立つよ。
観劇やお食事など、いつもの中で、ちょっぴりだけキラキラしたい時に、しめると役に立ちます。
お洋服とも、伝統的な着物とも違う、、、ちょいと新しい感覚を味わっていただけると思います。
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こちら、タイコのフォーカス。銀の所は、織り上がったあと、銀箔を貼ってます。実際はフィルムです。最後の最後に、もうひと仕事することを、フィニッシュオンフィニッシュと名付け、取り組んでいます。
*銀彩フィルムは、独自の実験で実用に問題なしと判断しました。しかし、経年変化は実験できていません。
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ここが前柄。黒銀の方を使うか、赤い方にするか、、、ガラッと違います。使い分けていただきたい。
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前柄のディテール。
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ひきで撮るとこんな感じ。左がタイコ、右が前柄です。
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手先の方は、このように経の黒線が一本だけ走ってます。糸も国産ですごくいい糸(ぐんま200)です。白場も真っ白じゃありません。うっすらと多様な色に染めて、白を作ってます。
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ディテール、よーく目を凝らしていただけると分かりますように、赤と黒の部分だけ綾織りになってます。これによって、色が際立ちます。何気ないですが、綾織りにしないとこの強弱は出ませんの。
九寸帯名古屋「Red Mondrian」
素材、絹(ぐんま200という国産ブランド絹です。)/染料、草木染め(白い所は極薄の矢車節染めです)、黒糸とブラッシングカラーズは酸性染料
この帯は、ただいま、染織吉田の手元にございます。お値段など、お気軽にお問い合わせ下さい。業界の方からのお問い合わせもお待ちしております。お問い合わせはこちらから→
This Obi named Red Mondrian. It is my tribute work to Great Mondrian.
This Red Mondrian changes your daily routine into the something so special.

山岸幸一さんのトーク会に行った

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山岸幸一さんの個展のトーク会に、銀座もとじさんに伺いました。
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やー、すばらしかったです!もう何度も拝見しているのですが、今日初めて対峙したような気がするよ。見るたびに新鮮で、新しい気付きをたくさん与えて下さるお作品です。
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織りで出来る最高のこと、追求し切ってらっしゃる。大尊敬です。織りの可能性はとてつもなく広い。ぽやっとしている暇はないぞっ!って思いました。
織りはやっぱ、糸と染めやね。追求の仕方は、いくらでもある!!
山岸先生の展示会は、銀座もとじさんにて明日まで。
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写真は展示会とは関係なく、、、、。うちの近所、ジョグの途中。

新作八寸帯、Pon PON PoOn

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新作帯、出来ました!って、出来たのはちょっと前なのだけど、写真を撮るのに、手間取りました。やっとオリジナル制作第2弾のご紹介ができます。
(この写真は、手前がタイコ、奥がお腹)
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八寸名古屋帯、「Pon PON PoOn(ポンポンポーン)」と申します。
「春だ!毬やボールが飛び跳ねている」って、イメージです。軽快に締めて欲しい、そんな帯です。
「明日、締めたい」って思って欲しい、そんな帯です。
タイコはこんな風ね。
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タイコ、ちょっと上にずれて締めたら、こんな感じ。
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下にずれたら、こんな感じ。
自分が着物着るとき思ったのだけど、帯を締める時、タイコ中心とか、意識しないで締めるよね?(←私だけ?)
織る方は、タイコの中心が、タレの返しから、1尺8寸ってことは、ものすごーーーく、意識してる。細心の注意を払い、計算を入れ、織り縮みや、のちのちの収縮まで考えてこの「1尺8寸」を出してる。
しかーーし!そんなこと、締める時は考えないよね?少なくても私の場合は、タイコもお腹も柄は出たとこ勝負。少々ずれるのは大前提です。
と言うわけで、私の帯は、タイコ中心が少々ずれても、決まるようにデザインしています。着付け上級者の方は、選ぶ楽しさがあります。
この帯の場合は、右上のブルーを見せるか見せないか、、、、。面白い色なんだけどね。強いからね、印象が違ってくると思います。
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ディテールはこんな感じ。緯糸に、青味の銀糸を入れています。ここだけ綾織りね。つや消しだけど目立ちます。等間隔なのがミソ。あと和紙糸。軽くて締めやすい。他は絹糸です。染料は酸性染料です。
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ここがお腹。
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ここは手先。
この帯、全通です(タイコ裏をのぞく)。毬付きしながら駆け抜けたか、ボールがポンポンと飛び跳ねたか、、、小鳥がぱたぱたと楽しそうに駆け抜けた跡って感じもするよね。
今度の休みに、この帯締めて、出かけませんか?
八寸帯名古屋「Pon PON PoOn」
長さ、1尺3尺3寸(5m27cm) /幅、7寸9分5厘〜8寸(30〜30.2cm) /重さ、293g
素材、絹・和紙・銀糸 /染料、酸性染料
sold out
おかげさまで、こちらの八寸帯「Pon PON PoOn」はご縁をいただきました。ありがとうございました。
もしこの帯、ご興味持ってくださいましたら、ご希望をお聞きし、あなた様の only only として新たに織らせていただくことももちろん可能です。お気軽にお問い合わせください。業界の方からのお問い合わせも、お待ちしております。

この一週間

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この一週間は、多忙で、めずらしいことに3日も外出しました。それも着物で。ふー。疲れちゃいけないけど、疲れたよー。
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金曜の晩は、すごく華やかなパーティーに呼んでいただいて、ありがたかったなあとしみじみしてます。帝国ホテルでのパーティーなんて、滅多なことでは参加できません、私。
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尊敬する方々にも、久しぶりにお会いできたし、、、、これを実にできるか、、、切実です。
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仕事は、、、、ちょっと大失敗してしまって、大反省して、リカバーして、どうにか進めてます。大失敗は、only only じゃなくて、それだけは本当によかったよ。
*写真は、なんか、基地みたいじゃん?実は、うちの近所のスーパーの駐車場。朝はやく。
Last week made me very busy. So I need to be refreshed.
I ease myself this afternoon, I walk to the shrine close to me, and shop daily things at the Ito-Yokado supermarket.
On my way back home, I drank a tiny bottle of Sake at the park watching the cherry bud.

一衣舎春展

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明日から21日まで、一衣舎さんの春展が、代官山ヒルサイドテラスE楝ロビーにて、始まります。(情報はこちら→
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一衣舎さんは、着物好きの間では、知らない人はいないってくらい有名な仕立屋さんです。一衣舎さんの展示会には、作り手がそれぞれ工夫を凝らして作ってる布が、津々浦々から集まります。今年も面白そうですよ〜。
ご縁いただいた布たちは、一衣舎さんのお仕立てで、着やすい着物、締めやすい帯に変身するわけです。
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私も4点出品させていただいてます。ぜひご覧下さいね。私も、明日の初日の夕方、楽しみに伺おうと思ってます。
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写真は私の出品作。上から、タイトル書きます。会場で、チェックしてね♡
八寸帯 ナチュラル・アース
八寸帯 チャーミングボックス
九寸帯 ピンクレイン
着尺  レモンフィールド
どうかよろしくお願いします。

落語会

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昨晩は、落語会に行ってきました。「古今亭菊之丞・春風亭一之輔 二人会」。所は清澄白河。深川江戸資料館の小劇場へ。
落語、久しぶりで、るんるんです♪
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前座が終わって、菊之丞師匠が出て来たとたんに、ぷわーっと空気が華やぐ。さっすがだなあ。クリーム色だったか、明るい着物に、濃い青緑の半衿だったかな。座布団に座って、手をついて深くお辞儀するとき、ツヤっぽい首筋にドキッとする。それだけで、持ってかれる。ひと笑いさせてもらって、さあいよいよって、羽織をするっと脱ぐとき、ふたたびドキリ。
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お次ぎは、女形っぽい菊之丞師匠に対して、立役ぽい雰囲気むんむんの一之輔師匠。こちらは黒紋付。やーん、かっこいいー♡これまた、お辞儀や、羽織を脱ぐ仕草にドキドキである。それだけでいい気分にさせてもらって、あの笑い。至福でした。
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写真は、ブルーボトルコーヒー。清澄白河まで行くなら、偵察してこなっきゃと行ってきました。いまだに行列だったので、その場でコーヒー飲むのはあきらめて、並ばないで買える豆だけゲットしてきました。まだ飲んでないのだけど、すっごくいい香りです。楽しみ〜。

今日の出来事、前半(後半はありません)

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朝起きて、寝ぼけ眼で、まず糸の世話。昨日染めた糸が、一晩タンクで、しっかり染液を吸って待っている。おお、いいじゃん、いい色だ。よく染まってる。洗ってベランダに干す。
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外に出て、辺りをジョギング。今朝は、南林間方面へ。
あ!あれは!!なんと、クリストが出現してた。
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大興奮で写メしまくる私。ミラーに写ってる。
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クリスト好きです。でかい現代アートが好き。すっとする。
今朝は寒かったね。水たまりに氷。クリスト、写ってる。(←違うっ!)
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ヨチヨチ走りなのに、ヘトヘト汗だく。うちに帰ったら、うまい具合に糸が乾いてた。色を観るためなので、完全に乾かなくてもいいんだ。うん、この色でいこう。そっそく糊付け。緯だからごく軽くね。
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干してる間に、朝ご飯。
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後片付けなどしていると、おお、糸があらかた乾いた。重量のない糸だと、乾きがはやいね。早速巻いて、すでに試しのブラッシングがほどこされてる経糸を織る。
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試し部分は、あっという間に織れる。うーん、もうひと工夫。考え直し。スケッチブックと色鉛筆。
そして第二回の試し。ブラッシングの一色目を染める。乾かないと、染め重ねられないので、この間に、郵便局行っちゃおう。
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歩いて行ける郵便局は4つあるのだけど、今日は、南林間へ。あのクリストが気になって仕方ない。日が高くなって、空気がかすむ。花粉が飛んでるのかな?
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いやあ、やっぱ、すごいわ。(ご近所現代アート!)行きも帰りも、引き続き大興奮。
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帰って、ブラッシングの2色目。乾かしている間に、昼ご飯。
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仕事に戻って、そわそわしてきて、ラジオをつける。なんか、一人でいたくなくて。しばし、ラジオに聴き入る。
皆と一緒に黙祷。

新作?

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新しい帯、できました!
って大ウソよーん。
これは試し織り。今、傍らで、いろいろな試しを繰り返してます。これから取り組もうとしてるのは、もっと重厚な感じのするものですが、次の次の次くらいには、こういうのもいいかなあ。
どなたか、こんな帯、締めて下さいませんか?
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この試し織りは、この位の長さです。本番前にするこういう遊びが、何かを運んでくると思ってます。ま、何より、自分が楽しいしね。
このくらいから、ジリッジリッと完成度あげて行くのが、カイカン。

ジャック・ドゥミの少年期

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昨日の夕方、ちょろんと抜け出して、映画みてきました。銀座のメゾンエルメスのル・ステュディオで。
「ジャック・ドゥミの少年期」。1991年のフランス映画です。24年前。私、この映画が上映されたの覚えてる。どこに住んでたんだっけ?岐阜かな?情報誌かチラシかなんかでみて、すごく行きたかったけど、行けずじまいだった。
「わたしは残しておきたい 輝くばかりのジャックの少年期と夢見るようなあのまなざしを」っていう、印刷された宣伝文句も覚えてる。
それで、この映画をやると知って、これは行かなきゃって思って予約をいれた。(無料だし!)
本当に「夢見るようなまなざし」だった。「輝くばかりの少年期」なのだ。両親と弟と、周りのみんな。優しいお母さんが印象的。ああこれこそが幸せだ。最高の幸せだ。
が、実はそんないい時代でもないのだ。戦争があり、ドイツ軍が攻めてきて、爆撃があり、疎開を余儀なくされ、貧しいし、直接描かれてないけど人が死ぬ。望む進路には障壁だらけだし、、、
そんな中で、「夢見るまなざし」を頑固なまでにキープするのだ。
ジャック・ドゥミは、夢をかなえて映画監督になった。15本の映画を撮ったんだって。で、59歳で死んだ。その直前に、奥さんのアニエス・ヴァルダがこの映画を撮った。人は何をやっても死ぬんだなあ。生きて死ぬなんてあっという間なんだなあ、などと思った。

 

オリジナル制作のご紹介

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先日のこと、とても信頼&尊敬している方に、「ヨシダさん、オリジナルで作ったもの、ちゃんと紹介してないんじゃない?紹介しないと届かないよ」って言われました。
え、、、、言われてみれば、その通りだ、、、ブログにもほとんど書いてなかった。丁寧には全く書いてない。なんだか、身内のことをほめるみたいで、紹介するの苦手意識あったかもしれない。
届かせるために作ってるのに、これじゃいかんわ。本当は、サイトにもう一ページ作るのがいいのでしょうけど、それは時間がかかるので、まずは、すぐに出来ること。このブログ内で紹介していきます。どうかお付き合いください。
さあ、早速。
今日のご紹介は、八寸帯。ラブ・ロスコシリーズの「Pink & Green」。今年、「Pink & Green 2」を作りましたが、その元祖です。ロスコの静かで強い感じを出したくて作りました。ピンクとグリーン、モダンでしょ。
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前帯は、このように、グリーンがもう一段階、渋くなってます。緑と言うより、緑みを持った深い紺。
熱帯の透明な海の、タイコは浅瀬のエメラルドグリーン。お腹は深海に潜った感じでしょうか。
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全体を見渡すとこんな感じ。左の白線がだいたいお腹の中心。右の白線が、タイコ中心です。
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タイコ部分のディテール。糸は、絹100%。経糸には、玉糸、カンボウジュなどを使い、緯糸には国産のキビソも使っています。相当ワイルドです。存在感あります。
染料はブラッシングカラーは化学染料。緯糸は植物染料でヤシャブシで染めてます。糸のワイルドさと、染めのブラッシングカラーズがよくマッチしたと思っています。
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お腹の方のディテール。存在感あるけど、軽いです。330g。幅は8寸(30.2cm)。長さは1丈3尺7寸(5.17m)です。(長さはたっぷりです。お仕立ての際、手先を適宜切るよう仕立ての方にお伝え下さい)
この帯は、ただいま、染織吉田の手元にございます。お値段など、お気軽にお問い合わせ下さい。業界の方からのお問い合わせもお待ちしております。お問い合わせはこちらから→
どうかよろしくお願いします。

Rhythmical Niko

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にこさまの八寸帯、完成しました!やったー!
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タイトルを「Rhythmical Niko (リズミカル ニコ)」と命名させていただきました。リズミカルななのは、にこさま自身。リズムに乗って、軽快に、森を散歩するのです。
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これは前帯部分です。タイコと違って、一見無地。でも表情豊かでしょ。ここにもリズムがある。
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タイコと前帯が違うのは、にこさまのご要望です。ここまで違うのは初めて織った。おかげさまで新しいチャレンジができました。なかなかいいね!手先までずっとこんな感じ。タイコ裏もこんな感じです。
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実は本日、にこさまにお会いして、お納めしてきました。某駅改札で待ち合わせしましたら、にこさま、この帯に合わせるおつもりのお着物をお召しでいらしてくれました。まあすてき。端切れはお預かりしてますが、やっぱ、全身となると違うね。明るくて、力のあるお着物です。
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駅からちょっと離れたところのお洒落なカフェで、「Rhythmical Niko」を観ていただきました。箱を開けたとき、パッとにこさまの表情が明るくなったの、うれしかった。
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にこさまに喜んでいただくことが、onlyonly の全てです。達成できたと安堵してます。ありがとうございました。
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*左がお腹から手先、右がタレから手先です。

なごみに載った!

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今発売中の、月刊誌「なごみ」に、私の角帯が載ってます!「なごみ」って、裏千家の雑誌で、お茶の方々にはよく読まれているみたい。3月号は、男のきもの特集です。
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ほら、このページ!23ページです。「小物使いでお洒落なコーディネートを」っていう特集にピックアップしていただきました。
角帯、「パーシモン・ノワール」。ブラッシングカラーズで、柿渋を、明るい茶色の方はそのまま、黒に近い焦げ茶の方は鉄媒染で染めました。経糸はタイ産の絹のキビソです。なかなか存在感のある角帯になったと思っています。

申告してきた

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7時半にうちを出て、抜けるような青空のもと、大和市の青色申告会に行ってきました。朝9時からのオープンに、8時10分には着いたのだけど、すでに5名ほどの方が、並んでました。この時点で、私はすでにヨロヨロ。みんなすごいなあ〜。
8時45分に入れてもらえて、ほどなく見てもらえて、一部数字が合ってなくて、担当して下さったお姉さんと、なんだかんだ一時間弱ほどのキンチョーしたやり取りがありましたが、どうにか提出することができました(合わせてもらった)!昨年に引き続き、イッパツ提出です!!!これで無罪放免です!
やれやれ〜。「ほっとされましたでしょう」とお姉さん。「春が来ました♡」と返しました。さあて、春ですよ〜。(夜には祝杯をあげました)
I am proud to tell you I finished my tax return with no pain.
2 year in row, I could do this successfully. It was beautiful blue sky.

itonosaki さんへ伺った

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南青山に出かけました。ちょっとウロウロしたけど、やっぱ、おしゃれな街よね〜。たまに行くと、目が覚める。レベル、高いよ。行かなくちゃね。
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伺った先は、itonosaki さん。昨年オープンした、かっこいい着物のセレクトショップです。
itonosaki さんでは、「手描き友禅と上田紬の楽しみ」と銘打った展示会を開催中で、今日はそのトーク会でした。私が伺った時には、もうずいぶんたくさんのお客様がお揃いでしたが、まあ、その華やかなこと!
作者の方は〜って見回したら、その輝きの真ん中に、ひときわ輝いてるお二人がいらっしゃいました。わーー、ビックリ、お二人揃って、すっごく美人さん!華があるわあ〜。作者が輝いてるの、いいなあ、、、、
お話の最中もドキドキしてました。まだまだ羽ばたかれるお二人だなあって思いました
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写真は、我が家のお姫様、こうめちゃんです。一番下の写真は、お付きのものを従えてるところです。
こうめは今、満開だよん。魅惑的な香りをあたりに発散しております。
Koume-chan who is my lovely plum BONSAI is in full bloom now! She has so beautiful aroma.

できた!

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はい、にこさま、計画通り、織り上がりました。さあ、仕上げです。検反して、切れた糸の処理などして、不織布に巻いて蒸します。
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染織は、やっぱ、火と水ですね。原始的なの〜。蒸すことによって、染料が繊維に定着します。
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蒸したら水元して、余分な染料や糊を洗い落とします。そして、部屋から部屋を余すとこなく使って、伸子でぴーんと、張ります。
写真は、お腹から手先の部分。にこさまの、濃い青緑のお着物に合うように、色味とバランス、よくよく吟味しました。
Flare and water are very important for dyeing since ancient times. So primitive! Don’t you think so ?

織ってます

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にこさまの帯、さあ織りましょう。今回、打ち込みを少々変えてみました。いままでより、もっと、密度高くなるように、入るように、筬を打ちます。そうすることで、地がしっかりとした、キリッとした感じの帯になる。
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織っていたら、手伝いにきてくれていた miwa さんが、「ヨシダさん!とってもきれいです!」と教えてくれました。タイコのところ、経糸が上と下に分かれる様子が、美しいと。ほら、写真撮らないと!
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こちらは、前帯。こんな感じ。タイコと呼応する、シンプルな織柄が入る予定。

今日も良き日

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今日もまたすばらしい日でした。九寸帯、クリスタル・ストリーム (crystal stream)に再会できました。締めて下さってるところ、拝見するのは、2回目でしたが、前回とは全く別のお着物に(何と訪問着!)合わせてくださって、大感激。この方の、既成概念の枠がない感じ、いつも、いつも、感服しています。
うふふ、ランチにお誘いいただいたのですよ。代官山で。とんでもなく本格的なフレンチのコースでした。メインのあとにチーズが出てきて、デザートのあと、また小さなお菓子が出てくると言う、、、、こんなの何年ぶりだろう、、、、
ゆっくりお話できたのも、何よりうれしかった。仕事する上でのビジョンも多くの気付きをいただいた。5年ごとに考え直すことが起きるよ、、などと、、、、そっか、留まってちゃダメね。
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すてきな方なのだよ〜。
うれしかったのは、今日のお仕度をしてる時の、クリスタル・ストリームの話しで、「畳紙(たとう)を開けたら、私の好きな色が、目に飛び込んできたの」って、満面の笑みで、おっしゃって下さったこと。色の打ち合わせ、細かくしましたものね。やった。よかった。
この帯のことを書いているのは、この辺りです。→1,2,3,4,5

平山八重子展、荒木節子展へ行った。

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平山八重子さんの個展のギャラリートークに、銀座もとじさんに伺いました。平山さんは、紬織りの大家で、とても美しい着物を織られる方です。すっごく緻密な仕事がしてある完璧な作品です。多色だし、絣だし、計算されまくり。でも、まったくうるさくなく、響き合ってる。すごいな〜。ご本人が、サバサバしている感じなのも、またいいのです。
計画段階の、設計図も拝見できて、頭の中のぞかせてもらった気に。ふぁー、たじたじ。
その後、新宿に移動して「荒木節子 染の風景展」の最終日にすべり込みました。地下一階に、バーンと荒木節子さんの世界が広がってました。
荒木さんは、今、最も売れてるちょう有名な作家さんのお一人。独自の染めの世界を築かれてます。ずっと前から尊敬の念を持ってましたが、まだきちんとご挨拶したことなく、、
今日も、「あ、いらっしゃる」と思いながらも、話しかけられずにいると、、、。荒木先生から、「あら、すてきなバッグですね」っておそれおおくも声をかけていだきました。今日のバックは私の自慢の一品、大ファンの、はやしのりこさん作です。それをきっかけに、私の織りの話しもさせていただき、意気投合。「がんばりましょう!」ってお話しに。
そうなのだよな、、、諸先輩のように、切り開いて行かないと、、、、いろいろありがたい一日でした。
*写真は、我が家のアイドル、こうめちゃん。この写真は3、4日前。今日はもう8輪咲いて、満開まぢか。こうめが我が家に春を告げてくれます。
Koume-chan (my sweet bonsai plum tree) is the symbol of ice-breaking season of my house. She tells me Spring is just around corner.

緯糸もオッケー

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にこさまの帯、ブラッシングカラーをほどこした経糸を巻き取った後は、緯糸の最終チェックです。必要な糸が、必要な分量、確保されてるか。試し織りをしている時に、緯の染めはほとんど終わってるのだけど、念を入れて。あと、新たな糸も加える。響き合う感じにしたいので。
うるさくなっちゃいけないけど、遠慮しすぎると、詰まらない織物になる。攻めるか、守るか。ギリギリの選択。
あ、ちなみに、上の写真の、右端の大きい綛と、左から2番目の小さい綛が、試しのとき変色したので、直接染料で染め直した分です。手間はかかったけど、かえってにこさま好みの色になったんじゃないかな。結果オーライ〜。
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緯糸は、試行錯誤の上、9種類にした。あ、写真には、8種しか写ってないね。もうひとつは、いかにも絹糸って感じの、光沢のある白い糸です。光沢は絹の最大の強みのひとつなので、ピカピカの織布をねらってない時も、控えめに使う。すると、マットなのに、心躍る織物になる。
にこさまは、相当、控えめな方だと思う。だから、最大限、控えめに。でも、輝くように。
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織りはじめました!

ブラッシングカラーズ

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にこさまの帯、いよいよブラッシングカラーズ。経糸に、刷毛を使って、染料を刷り込んで行きます。もうここまで来たら、計画通り実行するのみ。慎重に、慎重に。余計なことは考えず、頭を真っ白に。遂行する。
あ、仕上がったらこんなにまん丸にはならないよ。自然な感じにずれるはず。
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タイコ以外は、きほん無地です。無地だけど、色は3色作りました。その染め重なりで、タイコに負けない、豊かな無地にしなきゃね。

整ってきた

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にこさまの帯、本番に向けての準備がちゃくちゃくです。
色は本当に悩みます。今、調合して出ている色をもし本番に採用したとして、仕上がりでそのまま出る可能性は、とても低いです。濃度でも、配合でも、蒸しによっても変わってきます。
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人事を尽くして天命を待つの境地。望むらくは、にこさまのテイスト側に振れること。
気合いと念。あと覚悟。(データと経験は、もちろんのこと)
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経糸の準備は万端よ。実は、筬目は3回変えた。ほんのちょっとの密度にこだわる。布の厚さが微妙に変わってくるので、八寸帯の場合は特に重要だと思ってます。
糸、けっこう暴れる。赤城の節糸、節ありすぎ〜。

本番に向けて

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にこさまにお送りして観ていただいてた3回目の試し織り、ほどなく送り返されてきました。新たなご要望はほとんどなく。方向性は間違ってなかったってことか。このまま続行ね。
ほんのちょっとの変更点。そこを基軸に、全体を少々修正。そのほんのちょっとのところに、にこさまのアンテナが反応したのだから、超重要だ。
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さあさあ、本番の準備。ブラッシングの色を作ってしまう。ひとつひとつの色。全体の色。バランスも大事。濃さを調整。前帯の地の色は難しいね。ある程度、主張のある色でないと、タイコと釣り合わない。糊を混ぜて、さあ、もう一度、確認だ。

岩波ホール

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金曜の夕方、神田小川町の TEORIYA さんでの、影山工房講座を終わったら、もう真っ暗だった。早めに出たら、観に行こうと思ってた展示会があったのだけど、ちょっとタイムアウトだなあ。
神保町に向かって歩く。スマホにメール。「竜巻だいじょうぶだった?」えっ!検索すると厚木市で午後3時頃。わー、知らんかった。厚木はすぐ隣り。
神保町をウロウロしたかったのだが、この日は、なんせ寒かった。ウロウロなんて不可能だ。さて、どうしよう。神保町で、寒くなくて、何か面白いこと。あ!岩波ホール!ものすっごくご無沙汰してるけど、岩波ホールがあるじゃん!
とりあえずビルの下まで行って、看板を見上げる。上映中なのはポーランドの「幸せのありか」。みようかなあ、、、当日一般1800円が、ちとネック。
そしたら、見知らぬおじさまに声を掛けられた。「失礼ですが、今から映画みられるのですか?もしよかったら、前売りチケット、安く譲りますよ。もう最終日で最終回だからね。1200円でどうでしょう?」
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と言うわけで、特別に寒い日の晩、若い頃、憧憬の念を持って足を運んだ映画館で、映画を観た。
映画は、脳性麻痺の男の子が、小さい頃から、成長していく過程。それがみずみずしいこと、美しいこと。実話なのだそうだ。
主人公は、私より、一回りくらい若いんじゃないか?だとしたら、映し出されるポーランドの風景は、私と同時代なのだ。共産圏だったし、庶民の生活は、決して豊かでないけど、とても、とても美しく、心が揺れた。
ああ、私、映画を観ることが好きだったなあ、、、、映画で、世界中に旅して、主人公になりきるのが大好きだった。忘れてたよ。
*写真はうちの近所。遅くに帰ってきたけど、竜巻の影響は一切なかったみたい。
I saw movie at Iwanami Hall at Jinbocho, Tokyo on Friday evening. Iwanami Hall is a very famous film house showing anti-hollywood movies since opening. When I was very young (about 20 years old), I visited there so often.

影山工房公開講座に行った

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染織家の影山秀雄さんの、公開講座「織りを伝える」を受講してきました。影山さんは、織り歴40年。染織の家に生まれ、ずっと織りと共に生きて来られた、マエストロです。
私は影山さんのシンパサイザー。すごいと思ってる。その経験に基づく膨大な知識。それを惜しげなく伝えて下さる姿勢。ほんと、ありがたいです。
私が受けた講座は、「私の好きな糸の話」と題されてて、影山さんの実際に使ってられる糸とそれで織った布の実物を見せていただきながらの講座でした。
木綿、絹、野蚕、麻、カシミアやヤク、蓮糸。
糸をどう使いこなして行くかってことが、大変面白かったです。双糸にしたり、追い撚りを掛けたり。この糸を使いたいってことがあって、使いにくい糸だったとしても、目的に合わせ、一手間、二手間掛けることで、経糸にも使えるし、また、唯一無二の布にもなる。これぞ、私が求めていることだ。私の弱いところでもあると思う。まだまだ追求が足りないぞ、私!
講座のほか、影山さん考案の機道具も展示販売されてて、こういう知識の交流、道具の交流、いいなあ〜と思いました。影山さんから教えたいただいたことと、譲っていただいた道具を、しっかり自分のモノとしなくちゃね。がんばろう。
*写真はうちの近所。ブロック塀の一部がガラスでいい感じ。なんだけど、ガラスの向こうは集積所。下半分の緑はカラスよけの網。ちらと見える黄色は、大和市指定有料ゴミ袋。
I have joined into the lecture of weaving by Mr. Kageyama yesterday. He showed the cloth made from the fiber extracted from lotus. It was a soft, savage and beautiful cloth.

3回目の試し織り

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にこさまの緯糸、新しく染まりました。デザインも整えた。さあ、3回目の試し織りをしましょう。新しく染めた糸の調子を見るためだけど、同時に、ブラッシングの色味の再確認と、緯糸の入れ方を考えたい。即本番に持って行けるように。
緯糸は和紙の糸だけだと、単調なのよね。単調が悪いわけではぜんぜんないけど、「リズミカルな森のラクダ」の絵は、背景も決して単調ではない。もちろん、和の世界にもってくるのだから、クレーの絵の調子そのままって言うわけには行かないけど。如何にミックスするか、悩みに悩む。
にこさまがこの帯に合わせる予定のお着物は、色は個性的だけど、テクスチャーはさらっとしてる。だったら帯は、手の跡が残るような、印象に残るような、そんな深い風合いでもいいのかも、、、、、。
さあ、3回目の試し、織り終わりましたよ。ドキドキの蒸し。難なくクリア。想定外の変色はありません。水元もオッケー。
それでは、にこさまに観ていただきましょう。説明書を書いて、デザインの実物大と縮小版とともに、発送です。

デザインの詰め

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にこさまの帯、緯糸を新たに染めているうちに、デザインも詰めましょう。完成形に近づけて行こう。
この段階では、私はパソコンを使います。イラストレーターってソフトです。これで、ジリジリと場所を変えたり、大きさを変えたり、配色を変えたり。微調整に微調整を重ねます。手描きより、非情な感じがすきよ。ニュアンスに流されないと言うか。
ま、こんなもんかなって思ったら、すかさずプリントアウト。実物大です。それで、タイコの形にしてみて、鏡の前で、ああでもないこうでもない。この時ね、にこさまが合わせる予定のお着物の色「青緑」になるべく近い服を着て合わせるの。何となく、空気が近くなるというか、、、分かるのです。
そして修正。納得いくまで、落とし所をみつけるまで、何回も何回も。

緯糸、染め直し

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にこさまの二回目の試し織り、ブラッシングカラーズをして、緯糸を染めて、織って、蒸したら、、、、なななんと、色が変わった、、、、ガーーン!ショッーーーク!体の力が抜けて行く、、、、
蒸すことによって、温度を加えると、色が微妙に変わる。それは分かっているのだけど、今回は想定外だった、、、緯糸が変わった、、、。(今までブラッシングカラーの色が変わって、ショックでずたぼろになった経験は多々。それを突破した話しは涙なしでは話せないほど。)蒸しは本当に怖い。
この色も決して悪くないけど、にこさまの色じゃない。
前日までの意気揚々がいきなりショボーン。でも仕方ない。がっかりしている暇はない。巻き直しじゃ。こういう場合は、同じ種類の染料でいろいろ調整するより、元から変えてしまおう。緯糸を新たに別の染料で染めよう。直接染料、行ってみよう!
写真は、使用前使用後。光が違う写真だから参考にならないけど、こんなに違うんだよ。ちなみに、左が蒸し前。右が蒸し後。
Oh my goodness! I dyed weft thread into lemon yellow for Niko’s Obi. But beyond my expectation it changed into cream-yellow when I steamed them up.

にこさまの緯糸、goodのはずが、、、、

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にこさまの緯糸、メインは和紙の糸にすることに。弾力あって、適度な張りで、八寸の緯糸に最適と思い、にこさまに提案してたんだ。
試しでは、この糸を以前使った分で織って、風合いをみて、オッケーであった。
さあ、本番を染めましょう。和紙だから植物繊維です。ふだんは動物繊維である絹を使ってますのでね、染料も違います。いつもと違う染料を出して来た。染料によるのだけど、植物繊維には、動物繊維の染料はまったく染まらないのだよ。染めは化学反応だなあと実感する。
合わせてシャリ感のある細目の絹も使おう。一種類だと単調になるしね。こちらは、草木染めで福木の銅媒染。彩度の低いレモン色が完成形で求める色だから。
写真は染まったあとの、和紙糸と絹糸。よしよし、いい感じ。早速ブラッシングした経糸に織ってみる。よしよしよし。さあ、蒸しましょう。
ここで、ガーーーーーン!!!ショックなことが、、、、、、(続きはまた)

2度目のブラッシングカラーズ

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にこさまの帯、色味のご要望に答えるため、二度目の試しのブラッシングカラーズ、やってます。
青にはね、暗くして紫みを増やすのです。染料の配合的には、紫にちょっと青を加えるくらいにしてみた。
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緑は渋みを増やした。そうね、合わせるお着物が渋めの青緑だものね。ここは相通じさせるのが吉だね。
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だ円の大きさも問題だけど、マキシマムがこの位ではどうだろうか。
ブラッシングカラーズの試しが出来たら、織ってみます。緯糸も本番と同じのをこれから準備。

ラフのデザイン画、実物大

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にこさまに、試し織りをお送りしたら、わずか数日で、丁寧なお手紙とともに、感想やご希望がやってきた。
さあ、エンジン吹かして行きましょう!
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にこさまの新たなご希望を元に、今度は、実物大でラフのデザイン画を描きます。あまり詰めずに。たのしくのびのび。こんな帯を締めて欲しいなって願いをこめて。
で、これは、写真を撮って、メールに添付してにこさまに観てもらった。(上の写真より、もちょっと整頓した形で撮って送ってますよ。)すぐに、「真ん中の」って返信がきた。
さあ、それでは、最終の詰め。本番用の糸の準備をしつつ。

にこさま、さあ試し織り

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にこさま、さあ、試し織りです。試し織りの段階では、あまり深く考えず、いいと思った色を染め、織ります。とは言っても、比較するため、染料のチョイスを変えたり。ひらめきを探る感じ。「ピン!」
同寸の紙に、意図したところを書き記し、にこさまに説明できるように。
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全体像は小さい方が分かりやすい。タイコの辺りは、こんな感じ。タレを黄色にするか、タイコの続き柄にするか、はたまた、、、、、。にこさまも、私も、双方納得のポイントを探る。
前柄と手先は、黄色に内定してる。ベタはイヤとのことだったから、刷毛目を残す?オキーフの絵のような感じもいいね。紙の上ではいくらでも悩めます。
まだぜんぜん詰まってないけど、この段階で、一度にこさまに観ていただこう。方向性を確認したい。早速お送りする。

にこさま、少しすすむ

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経糸の準備は、紆余曲折と膨大な時間がかかるのですが、今回、写真撮り忘れ。一枚もない。でも、ほら!いい感じ。
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それと同時に、デザインを詰めていきます。にこさまとお話したことや、メールのやり取りしたこと、すべて書き出して、検証し、大事な点をピックアップしていきます。
過去のメールに宝物が埋もれてたりする。ずっと前いただいてたメール。貼付けてくれてたアドレスを開くと、にこさまお気に入りのラブソング!これ聴きながら、がんばろう!
I weave the Kimono and Obi free from old rules. I have been keeping the full-custom kimono and Obi production (I named “ONLY ONLY” means from thread selection, original design, individual dyeing, special method weaving).
This time, I am doing ONLY ONLY for my client Niko. Niko-sama gave me the theme, the picture “Camel in a Rhythmic Landscape of Trees” by Paul Klee.
I am working harder to satisfy her and me!

作品ギャラリー、更新しました。

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作品ギャラリー、更新しました。やっとのことで、2014年のところを仕上げて、2015年にもひとつだけ載せました。(上の作品です)
ぜひ、ご覧下さい。2014年はこちら→  2015年はこちら→
過去の作品たちをだーっと並べて見るのは、私にとっては、大反省大会です。どーんと落ち込み、また、がんばろう。
しかし、実は、もうひとつ見ていただきたいことがあります。それは、フォトショップによる画像の合わせ技。(上の写真がいい例です。)今までは時々、超強力な助っ人のerikoさんに、手取り足取り教えていただいたりしたのですが、今回は完全自作。これをやるのに、一苦労、、、ああ、、ああ、辛かった、、、どうか、どうか、私の力作、ご覧下さい!
(バランス悪いとか、解像度が変とか、画像処理が下手とか、言わんとってね〜。自分でも分かっとるけん。いたしかたなかと〜)

苦悩の糸選び

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にこさまとお話して、だいたいのイメージは頭の中で形になってきた。(一年以上前の話しです。)さあ、あとは実践あるのみ。
なのだったが、このあと私は、八寸帯糸選び困惑スパイラルに落ち入ってしまい、なかなか這い出て来られなかった。もちろん、日々機織りはしている。この間、他の八寸も織った。しかし、にこさまに最適な糸がどうしても判断できなかった。
「この糸とこの糸を、こういう密度で出会わせれば、こういう風合いの八寸帯になる。」と言う、一番大事なところに確信が持てない。仕事しながら這い出るしかないので、これぞという糸はどんどん織り、布になった。なかなかいいものも出来た。しかし、これは、にこさまじゃない。
九寸も織ったし、着物も織った。他のに取りかかってしまうと、なかなか次に行けないから、時間ばかりが飛んでいく。ようやく、光が見え始めたのは、昨年も暮れに近づいた頃だった。
11種類の糸を用意して、精練はごくごく軽く、糊を薄めにつけ、経糸を作った。
ふむ、これなら、にこさまに合うかもしれない。
*写真は、整経後に残った糸を巻いた小管。きっちり計算して整経するので、あまり残らない。

にこさま、オキーフと端布と。

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にこさまとミーティングができたのは、実に最初のメールをいただいてから、半年たった一昨年の秋だった。
夏に会えそうだったのだけど、いろいろな都合から、延期になっていた。
その日のお昼頃、にこさまは、鯵の押し寿司と崎陽軒のシュウマイを持参で、我が家にお越しくださった。まあ、何とうれしいミーティング。わーい!ごちそうになりながら、いろいろお話。
にこさまの八寸帯、用途はカジュアル。タイコ柄は、クレーの絵のラクダなし。前柄から手先は無地で、彩度を落としたレモンイエロー。タイコに入れたい色は、ハッキリした黄色。グリーン。青紫。
ふむふむ。
にこさま、この帯に主に合わせる予定のお着物の端切れをお持ちくださった。深い青緑。この色、現代的な色だよね。昭和の着物には無い色じゃないか?洋服の中に一人着物でも、違和感ない、大活躍しそうな着物だ。いいなあ、私、好きだわ〜。
それから、ジョージア・オキーフのポストカード。この色味、この青緑の着物に合うんじゃないかと。そうね、そうね、バッチリですね。この強めの黄色と、それを引き立てる緑と、紫が入ったブルー。参考にさせていただきます。
それから、もうひとつ、にこさまがお持ちくださったのは、私が以前さし上げていた染織吉田の特製カード。織りの端布を貼付けて、お送りしていたもの。その布の色の感じがいいと。
布をなつかしく観る私。これは、帯の手先か返しの余剰部分を切ったものだな。力が抜けて楽に織ってる。色も気に入られたかもしれないけど、この脱力感もいいのかも。あまりギンギンに作り込まないほうがいいのかも、、、
素直なあっけらかんとした帯がいいのかも。

にこさまのらくだ

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さあ、新しいONLYONLY、スタートだよ!
今回のヒロインは、「にこさま」です。にこさまストーリー、はじまりはじまり〜。
にこさまとは、もうずいぶん長いおつきあいのような気がします。私が、独立して間もないころはじめたブログ「some origin」を初期の頃からずっと読んで下さっていたのではないかな。だとしたら、もう10年以上になります。
おりにふれ、メールいただいたり、展示会におこしくださったり、ワインやお花をいただいたり、、、、新聞に志村ふくみさんの連載が載ってたとコピーを送ってくださったり、、、、とても良くしていただいてた。
すらっとした、シャープでカッコいい、印象的な方。
メールはいつも短く、お会いしたときもあまり自分のことなど話されるタイプでなかったし、ダラダラしないスピーディな感じを受けていたので、私のにこさまに対するイメージは、キリッと江戸前と言った感じだった。
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2年前のある春の日、にこさまが、メールを下さった。帯を注文したいと。写真が二枚添付されてた。
一枚は、クレーの描いた「リズミカルな森のらくだ」。もう一枚には、にこさまが、青緑のお着物をお召しで写ってた。
「リズミカルな森のらくだ」のらくだを抜きにしたのをモチーフに、この着物にあう八寸帯が欲しいと。
私はこの絵を観て、ああ、私、にこさまのこと、分かってなかったと思った。イメージが違うのだもの。絵を例にするのなら、ミニマムアートというのか、シンプルでガツン系がお好みかと勝手に思ってた。
にこさまは、もっとほんわか、のんびり、春の日だまりのような、そんな一面もお持ちだったんだ。表面のカッコよさに引っ張られて、そちらの一面をちっともみてなかったよ。
「リズミカルな森のらくだ」の「らくだ抜き」がご希望だけど、優しい眼をしたらくだが、のんびりとリズムに乗って歩く姿こそが真のモチーフかなあと思った。
写真上は、クレーの絵のらくだアップ。下の写真は、「リズミカルな森のらくだ」で検索した結果いろいろ。

濱野太郎展に行った

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二子玉川で開催中の、濱野太郎さんの個展に伺いました。よかったなあ。観てると、濱野さんの思いが伝わってくる布でした。素材をどうしたいのか、どう織りたいのか、貫いてる感が半端なくて、すてきです。
そのあと、二子玉川のおしゃれエリアに用事があり、ウロチョロしましたが、心打つものは何もなく。心を振るわせるものこそ、作家が作るものだ。濱野さんの作品は、まさにそうでした。
帰りの電車から、ドラゴン発見。幸先よいぞ!
*濱野太郎展は、二子玉のKOHOROさんのお向かいで、2月1日まで。ネットでもお買い物できるようです。
I saw a rising dragon from train window on the Denentoshi line yesterday. The rising dragon brings good fortune to you and me!

雑感

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年末から、いろいろ生活に変化をって思って実行してます。
仕事場の壁一面に棚を作ったのだ。2×4ってお安い材木を使ってね。ホームセンターとうちを20回くらい往復した。自力でやったにしては、大満足。
ベランダに植木鉢が仲間入り。梅とつくばねの植木を育ててる。
毎朝ちょっとだけジョギングしてます。
年が明けてからは、10年以上ぶりで日記を付けはじめた。それも5年連用。はて続くのか?
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連日のisisの怖い報道を聞いていて、人質になってるお二方の年齢と私の年齢がそう変わらないのが、気になって仕方ない。我々が生きてきた時代は、ほんのちょっと前までは、総じて平和だったのでは?(ほんのちょっとが10年単位のお年頃だけどね。ほんのちょっとが、10年を2回かな。)
我々、ベトナム戦争とかは記憶ない世代だし。パレスチナはややこし過ぎて理解の範疇こえてたし(私だけ?)。天安門とか湾岸とか確かに怖かったけど。他にもいろいろあったけど、たいした記憶はない(健忘症かつ勉強不足の私です)。
私の中での大きな出来事は、ベルリンの壁崩壊と、ソ連崩壊で、このふたつとも、明るい輝かしい記憶。人間、やるなあって思った。高らかに歌い上げたいような、、、あくまで当時の私の感覚だけど。このふたつで、世界はいい方向に進んでるって思い込んじゃった。9.11までだけど。
一生懸命いきていれば、いい方向に必ずころぶって、少なくても思い込める世の中でありたい。
お二人、日本に帰ってこーい!
*写真は朝のジョギング中に。(←走ってないだろ!)

ルイーズ

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美しい方と待ち合わせをしました。
あ、いらした。お会いした瞬間に空気が変わる。ふわっと、明るく優しい春の風をまとったような方です。春の先取りさせていただいたなあ。
(ほんとはね、待ち合わせ場所には、コートを羽織って登場されましたけどね)
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コートを取られると、ますます輝く。ぽぅっと見とれてしまいました。うふふ、帯がね、私が織った、九寸名古屋帯、「ルイーズ」です。ものすごく似合われて、ああ、よかったなあ。この帯が、この方のところに行けて、本当によかった。
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おタイコはこんな感じ。ねらった感じがちゃんと出てて、ああ、安堵です。
帯の詳細は、このページ。→ でもさ、布のときより、締めていただいた方が数段いいよね。帯は締めてこそ完成で、完成させるのは、私じゃないんだよなあ、、、
おかげさまです!ありがとうございます!
お着物との相性もバッチリで、さすがだなあ。こんな組み合わせだったら、少々きちんとした場でも、いいんじゃない?コーディネートと着付けと、この方の感性のおかげです。
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場所を変えて、もう一枚。渡り廊下の吹きガラスから、柔らかい光がふりそそいでいた。変形の水玉になるのが面白い。
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デートの場所は、リニューアルオープンしたばかりの庭園美術館でした。
おかげさまで、織ったものが、元気に活躍しているのを見ることができました。締めて下さる方とお話できたのも、とっても貴重でありがたかった。
さあ、つぎなる展開をねりましょう。

少年野球場、ばーちゃん、地震の記憶

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自分的には、すごく気に入った写真が撮れた。iPhoneで撮ったものだけど、いいでしょ?うちの近所の、少年野球場。朝。
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毎朝、ラジオ体操をして、その後外に出ることにしてる。目標としてはジョギング。しかし、ほとんど歩いてる。せいぜいヨチヨチ走り。きれいな風景を見つけたら、すかさずパチリ。
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昨日は20年前の大震災を思いながら、、、今日は100歳の誕生日を迎えた祖母を思いながら、、、
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午後にはひとつ、織り上がったよ!
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My great grandma’s 100th Birthday is today, She has been walking and running this 100 years history of her own. Happy birthday Toshiko Ba-chan!
She knows Great Kanto Earthquake in 1923, also Great Hanshin Earthquake Disaster in 1995. And the Great East earthquake and tsunami in 2011.
Life is not easy, but she is still fine. 

おばあちゃん、日本クラフト、白洲千代子展

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祖母に会いに行ってきました。昨年末から、介護施設に入ったのです。
蒲田の駅から徒歩15分なのだけど、スマホの地図みながら歩き出したら、冷たく強いビル風に、あえなく降参。駅に舞い戻り、タクシーに。
実はお見舞いは二回目で、先日、帰省先から戻ったときも羽田から直行で行ったのだ。この時は、京急蒲田駅で早々に降参しタクシー。(私は降参しないとタクシーに乗らない。タクシー乗車は屈辱でもある、、、体力なしか、地図よみ能力なしを認めることとなるから。)両日とも帰りは迷いながら歩き。この辺の道は複雑。わからんわー。
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今日の祖母は、顔色もよくツヤツヤしてて、私が「みほこだよー」と言うからかもだが、「ああ、みほちゃん」と反応してくれる。
祖母は、あと6日で、100歳なのだ。お祝いにファミリーが次々顔を出すだろうから、寄せ書きができるよう、台紙を作って壁に貼ってきた。折り紙の輪っかをつなげるのも作って飾ってきた。外出できないからね、お部屋をにぎにぎしく!
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それから、日本クラフト展を拝見しに、六本木のミッドタウンへ。大賞が織り作品だったので、これは観ておきたいと。大賞を取ったのは、勝知恵美さんとおっしゃる作家さんの5本の八寸帯。これは本当にすばらしかったです。経糸が塩蔵の生糸で、緯糸は手漉き芭蕉麻糸とあった。素材ととことんつき合って、やり切ってらっしゃる。存在感、美しさ、はんぱなかった。
日本クラフトとかの公募展、入賞作などすごいの並ぶのに、イマイチ、人目にふれないのが、もったいないーって思います。こもってる感じがしてしまう。ミッドタウンって言っても、知ってる人しか行かない奥の5階のフロアだったので。
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それから、ジュエリー作家の、白洲千代子さんの展示会を拝見しに、茅場町の森岡書店さんに伺いました。白洲さんとは、年末に白洲邸での忘年会に呼んでいただいたご縁です。美しい空間を構築する方だなあと思ったので、お作品を拝見したく。
白洲さんの今回の展示は、「本をイメージした陶器のブローチ」ということで、本そのものの形をしたものもあったし、本の中の挿絵のようだったり、空想が広がるもとだったりするような、すてきな作品が多くありました。色が効いてる。さすが、ジュエリー作家だなあ。かつ、光り物がキラッと効いてて、憎いわあと思いました。
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会場の森岡書店さんもいい感じで、白洲さんの陶器との相性ばつぐん。置いてある本も、愛情あふれてました。この前行った熊本の橙書店さんといい、すてきな本屋さんってあるのだなあ。
(橙書店さんのことを書いた拙ブログはここ→。開店のときの挨拶文をもらってたのが出て来た。とてもいい文章だから、ご紹介と記憶のために、追記で書き写させていただきました。)
写真は、森岡書店さんが入ってる、第2井上ビル。古くて風格あってすてきだわ〜。でもきっと、うちのおばあちゃんの方がもっと風格あるね。なんてったって、東京駅と同い年よ、おばあちゃん!

村江菊枝展に行った

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銀座もとじさんで開催中の、村江菊枝さんの個展のギャラリートークに行ってきました。村江さんの作品は、以前別の機会でみせていただいたことあって、そのとき、すごく印象的で、ぜひもう一度観たいって思っていたのです。
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拝見し、トークをお聞きして、その美しさの追い方というか、求める美しさに対する一本気でいらっしゃるところとか、とても感銘を受けました。
家庭の中で、家事をするのと同じように、織りと取り組んでいるっておっしゃってたけど、こんなレベルで織ってらっしゃるってことは、どんなに家事も高レベルでらっしゃるのだろうと、憧憬の思いで、ボーッとしました。
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写真は、和光のウィンドウです。和光のウィンドウ、四半世紀以上前、私が学生で、世間はバブルだったころ、銀座に出るたびに、ドキドキして観に行ってました。いつも最高に面白かった。いつの頃か、詰まらなくなり、気付くと日本の景気も悪くなってました。
久しぶりに和光のウィンドウが気になったってことは、少し明るいきざしでしょうか?
Today, I had a small excursion to Motoji who is my favorite kimono house in Ginza, to join the live talk show and kimono exhibition of Ms. Kikue Murae. I surprise with her attitude for kimono making that she weave the japanese kimono as same as she do the daily life.
Then, I went Itoya / stationary shop to buy a new file for 2015 works. After that, I went to Matsuya Department store and bought sashimi of GOOD Red Snapper. Clear Blue sky stayed on me today.

雑感・4

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1月4日の朝から晩までの雑感です。
1月4日 午前中 熊本ゆかりの染織家展二日目、ギャラリートーク
さあ、いよいよギャラリートーク。この日のために、できるだけの準備をしてきた。早起きして着替えと朝ごはん。自分のことも、アゲてアゲてアゲて。上げないとしゃべれないよ。
トークのテーマは、織りと糸の深い関係について。いかに、糸の生の素材感を布に表現するかってこと。織り作家にしかできない、立体的な反物づくりについて。
お集りの方々に、織物の面白さをお伝えしたい一心だったが、ご満足いただけたか?自分としては、やり切ったのだけど。写真は、和の國さんのブログからお借りしました。必死にトークする私と、お聞きくださってるお客さま。けっこう前のめり?
1月4日 昼
豪華ランチを、高校の先輩がごちそうしてくださった♡がんばったご褒美かな?おいしかった。ペコリ。
1月3日から4日の全日 熊本ゆかりの染織作家展を通して
4日のトークをピークとして、多くのお客様にお越しいただきました。うれしい出会い再会で、感激しました。
昨年、この会で、ラブロスコシリーズの八寸帯、「ピンク&チャコール」をお求めいただいたお客様は、満面の笑みで締めてきてくださった。家が火事になったら、この帯もって、逃げるって!!!えー、ほんとーー!
2歳のかわいいお子さんを連れた若いお母さんに話しかけられ、この子が高校受験をする頃に、自分の着物を作って欲しいと。着物を作るってそういうスパンなんだなあ。この方の、人生の大きなストーリーの伴走者となれるよう、がんばろう。
友達もきてくれたけど、なぜか、私のいない時間帯にきてくれる人ちらほら。会いたかったが、お店の方に伺うと、ひとつひとつの作品を、じっくり丁寧に観てらしたよとのことで、とてもうれしかった。ありがとう。
1月4日 夜
今回の帰省で唯一の宴会。幼稚園の同窓会。42年の付き合いの面々。このリラックス感は何なのだ。ああ、緊張が抜けて行く〜〜〜。
1月4日 深夜
うちに帰って、お風呂に入って、パジャマに着替えて、しばらくしたとき、前のボタンを掛け違えてるのに気付いた。ガーーン、、、これ、42年前、幼稚園で習ったよ。ボタンは身頃の左右を合わせて、下から締めていくと、掛け違えない。。。。

雑感・3

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1月3日の続きの雑感です。
1月3日 午後
昼過ぎに和の國さんを辞して、なつかしい上通と下通を端までふらふら。実はずーっと行ってみたいと思ってた本屋さんとカフェがあるのだ。ネット上で見つけて、3回前の帰省時くらいから、行けるチャンスを虎視眈々とねらってた。(←大げさ!)
橙書店と、その隣りのカフェ、orange。ここに行きたかったのだ。
下通のエンドひとつ前で角を右に曲がると、新市街に抜ける小さな路地がある。その角ッコんとこ。行ったこと無くても、地図を見ればすぐ分かる。へーー、こんなとこに、そんなおしゃれな店できたんだー。ま、ちょっと独特な雰囲気ある界隈だったわな。
えーっと、あった!ここだ!ドキドキ。本屋さんを扉を開けると、わー、吸い込まれる思い。思いっきり立ち読みし、選びに選んで2冊買い、orange でコーヒーをゆっくり飲みながら、次の日の「熊本ゆかりの染織家展」でのギャラリートークの草稿を書いた。
すっかり満足して、交通センターに向かう。ここ、もうすぐ無くなるのよね。今は名前が変わってしまったデパート、いにしえの「岩田屋伊勢丹」を目に焼き付けて、バスに乗って家に帰った。
1月3日 夜
夜中、静まり返った居間でギャラリートークの原稿を清書していたら、突如、スイッチが入ったように、ガーガーガーと音がした。ビクっとするも、何か懐かしい音だ。ちなみに旅先での原稿書きは手書きである。だから、ホントに静かな中での出来事。
なんなのだこれは?怪奇現象??宇宙と交信がはじまった???
驚いてそこら辺のざわざわしたものを触ったら(我が家の居間はいつも大変に散らかっている)、今度は、「いらっしゃいませ、100円になります。」と、高い声で機械がしゃべる。近くに住む姪のおもちゃだ。
さっきのガーガーガーは、おもちゃの電車が何かの拍子に接続したらしい。なんだか、おもちゃの国に迷い込んだ気分。他のおもちゃもしゃべり出すかな?もしかして、くるみ割り人形?そっちの国に行ってもいいなと思いながら、原稿を書いた。
*写真は橙書店のサイトからお借りしました。
*1月12日追記
橙書店さんに、「開店のお知らせ」が置いてありました。ちらと読むと、とてもすてきなことが書いてあります。請うてみると、オッケーだったので、いただいてきました。それが、先日買った本とともに、宅急便に入ってやってきました。読み返してみると、ますますいい文章です。覚えておきたいし、ここ読まれてる方にご紹介したいので、書き写させていただきます。
開店のお知らせ
小さな本屋をつくりました。
たとえば、
繊細な切子のグラス
素朴であたたかな焼き物
凛として美しい漆椀
そういった ひとつひとつを選ぶとき
大切に そっと 手に取ります。
心を込めて作られたものですから。
「一冊の本を選ぶときも、そうであってほしい。」
そんな気持ちで、つくりました。
言葉を紡ぐ人。
絵を描く人。
写真を撮る人。
本の顔を作る人。
それを一冊にまとめあげる人たち。
一冊の本もきっと、心を込めて作られてます。
大切に売りたいので、たくさんは置いてありません。
不便な本屋かもしれません。
探している本は見つからないかもしれません。
でも、旅先でふと出会う人や風景のように
本と出会える本屋でありたいと思います。
場所は「orange」の隣、名前は「橙書店」です。
近くにお越しの際は、ふらりとお立ち寄りください。
                 主人敬白

(さらに…)

雑感・2

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昨日の続きで、ここ数日の雑感です。
1月3日 熊本ゆかりの染織家展、初日 朝
朝イチで着物を着る。着物は一揃え、宅急便で送ってあるから、着るだけのはず、、、、、
着付けに先立ち、まずは、髪。ひっつめにして、お団子にしたかったのだが、、おー!ピン留めがない。持ってくるの忘れた、、、、、母はショートヘアだから借りられない。ゴムだけで、アップできるのか、、ただでさえ、ぶきっちょな私、、、、ものすごーく苦労して、ごまかした。
髪をやっつけたら、次は化粧。が、ガーン。化粧の道具も忘れた。いつものポーチに入ってるファンデとリップはあるが、目をパッチリに見せる道具は、ごっそり忘れた、、、、特におしゃれしない限り、これらは使わないのだが、ああ、本日はお正月で展示会初日だよ。年のうち一番くらい、おしゃれする日だよ、、、
まあ、それもごまかして、いよいよ着付け。着物と帯、自作でコーディネートして持ってきているのだが、前日の晩、母がうちにあった帯など出してきた。その中で、私の着物に合いそう、かつ、お正月ぽく金が入ってて、シャキッとした八寸帯が一本があったので、急遽、帯はこちらにしてみようという気に。
が、これが、苦労の元だった〜!ひらき仕立ての帯、締めるの初めてで、勝手が違って、四苦八苦。その上、硬くて言うこと聞いてくれないの。。。大変不本意な着付けとなってしまったが、タイムリミットと体力気力のリミット。カッコよさはあきらめる。
あせりとあきらめの、どよーんとした気持ちで、和の國さんに着いたら、そこは、ピシッと整った、凛としたお正月の空気みなぎる空間で、熊本ゆかりの染織家たちの作品がどうどうと並び、ああ、ありがたい、美しい日本の正月と思ったのだった。
写真は、和の國さん「熊本ゆかりの染織作家展」にて。ちょうど、熊本ゆかりの作家のうち、織り作家がコーディネートされてます。手前は、帯が吉田作「チャーミングボックス」。お着物は堀絹子さん作。奥は、着物が吉田作「フィールドオブクリーム」。帯は黒木千穂子さん作。

雑感・1

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熊本から戻りました。旅先だと上手く更新できない私。先回のブログ更新後からの、つれづれ雑感を書きます。(たぶん続きは明日。)
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1月1日夕方から夜
羽田に着いたら、もう夕暮れで、飛行機に乗ったら、すでに真っ暗だった。羽田発17:40の熊本行き。座席は指定済みで富士山が見えるかと、右の窓側を取っておいた。
なのに、、、、見えるわけないじゃん。暗闇だよ。チケット取った時分は、その時間、ちょうど夕焼け頃だったのか。季節は動くぜよ。自分の、うかつさ、想像力のなさにショック。ガーン。
飛行機は、窓から、元旦の夜景がよく見えた。東京もよく見えたし、途中もよく見えた。熊本上空を旋回した。白川に掛かる橋の名前を思い出した。
家に帰り着くと、9時頃だったか。ひとときの団らん。客間に布団を敷いてくれててありがたい。しかも敷き布団は三枚重ね。過剰ではなかろうと思いつつ、よく寝た。
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1月2日朝
寒かったので、母のダウンを借りたら、ポケットに、くしゃくしゃになったちり紙が、入っていて、一瞬自分のダウンかと錯覚した。私の普段着には、いつも、使用済みだが捨てるほどではないティッシュが入っている。ちょっとそこらを拭くのに便利である。洗顔したあと、洗面台をちょっと拭くとかとか。
が、正直、少々情けない。いつもポッケにボロのティッシュ。それを母娘二代で自然にしてる。血は争えないとは、このことか、、、
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1月2日 日中
今回の帰省、1日家にいる日を作ったのは、深い訳がある。砧打ちをしたかったのだ。砧打ちとは、織り上がった布を木の棒で何回も打ち付けて、繊維を滑らかに柔らかくするものだ。けっこうな音と振動がするから、街のマンション仕事場では難しい。帰省時は千載一遇のチャンスなのだ。
それで、2日は朝から、倉庫のたたきでがんばりました。タイのキビソ糸で織った八寸帯を二本、ちょっとコワい感じだったので、それをそれぞれ、屏風畳みにして、打つところを送りながら、ドンドンドンドンとたたき続ける。
見かねた父と母と妹が手伝ってくれた。
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一番上の写真が砧。二番目が砧打ちする私。三番目が母。四番目は妹。父も手伝ってくれたのだけど、撮り忘れ。五番目の写真はニュー孫をだく父。
(砧打ちと姪のだっこで、私の腕は重症の筋肉痛。未だ治らず。)

あけましておめでとうございます

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2015年、はじまりましたね!いい1年にいたしましょう。
今日は朝から、only only でご注文いただいているお着物の、打ち合わせ資料を作りました。淡く、はかなげで、芯はしっかりと強い、そんなお着物つくります。
夕方の飛行機で、ふるさとに帰ります。3日から「熊本ゆかりの染織家展」です。4日は11時30分から、ギャラリートークをさせていただきます。その資料もつくらなっきゃ!ぜひ、お越しくださいね→
いつものように、バタバタとした年明けですが、元気で仕事できていること、何よりのことと感謝しています。
今年も盛大にバタつく所存です。どうかよろしくお願いします。
(今年のチャレンジのひとつ。以前やろうとして立ち消えてた英語ブログ。復活と立ち消えを繰り返すとは思いますが、できるだけ、、、)
Happy New Year!
This morning, I made sketch of original Kimono for a client. She likes world of Kyoka Izum who is a Japanese writer. Izumi wrote many beautiful novels in late of the Meiji era to the beginning of Showa era.
And then I cooked Ozoni that Japanese soup for New Year day. I tasted them with two mochi.

よいお年を!

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大みそかの本日、私は、新春3日から5日に開催される「熊本ゆかりの染織家展」に出品するタブローを作っていました。展示情報はここ→。ふぅー、ギリギリ〜。ぜひ観にきて下さいねー。
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今日は、この辺りは、いい天気で、穏やかな年の暮れだったのでは?よそではどうだったかな?お宅はどう?
今年も、1年、おつかれさまでした!
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私はこの1年、元気に、せっせと機織りすることができました。そのこと、とても感謝しています。本当にどうもありがとうございました。
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しかし、決して満足な1年という訳ではありませんでした。もっと、もっとと思いながらの空回りを感じてました。
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じゃあ、どうすれば、手応えある、実のある仕事に繋げられるか、、、、、山にどう杭を打ち込むか。
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2015は作戦を実行に移す年だ。
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このブログを読んでくださっているあなた様、今年も本当にどうもありがとうございました。
モニターに向こうに、あたたかい応援オーラ、感じております。支えていただいてます。
来る年があなた様にとって、健康でいい1年でありますように。

熊本ゆかりの染織家展に、マフラーも!

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1月3日から5日に開催される、「熊本ゆかりの染織家展」には、着物や帯以外のものも、出品されます。
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おのおのの作家さんが、得意分野を生かし、小さいものなど、出品します。見るだけでも楽しいよ。
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私は、今年はマフラーを作ったよ。がんばって、けっこうたくさん。
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ご披露するのに、モデルになりました。冬の公園、関東はいい天気です。
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絹で薄手ですので、使いやすいと思います。ただ、極寒のときはもちょっとボリュームがある方が、いいかなあ。
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ぜひ、観にきてね〜。
展示会の情報は、こちらの和の國さんのページにて!

熊本ゆかりの染織家展とは

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「熊本ゆかりの染織家展」は、熊本にゆかりのある染織家が、熊本を着物姿あふれる豊かな街にと活躍されている着物サロン和の國さんで、おのおのの作品を一同に並べ、熊本の方をはじめ、着物を愛する方々にご紹介し、願わくばお召しいただこうと開催される展示会です。ご案内はこちら→
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次回で、なんと5回目です。ありがたいこと。これはひとえに、着物を愛してくださる地元熊本をはじめ多くの方々と、和の國さんと、この展示会の企画提案者の着物ライター、安達絵里子さんのおかげです。
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私は生まれ育った熊本を離れ長いにもかかわらず、お仲間に加えて下さって、うれしい限り。特にこの1年は、高校の同窓会の幹事をしたりして、郷土愛に火がついております!!!
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とは言えね〜、ふるさとは遠きにありて思うもの、なんて、思ったりもしてます。遠くはなれた都会のすみっこで、所在なさと同化しつつ、ひとり、せっせと機織りしています。このアウェー感が創作の原動力のひとつでもある。
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写真は、今回の出品作。角帯です。幅は、半分に織ってちょうど2寸5分です。広目の半幅ということで、女性にもいかがかしらん?長さは、1丈2尺3寸(約4m65cm)あります。
これ、ちょっとかぶいてみました。タイトルは、「Colors」。ブラッシングカラーズで、色柄はどんどん変わります。やり過ぎたかなって思いつつ。締める人と出会えるのかって思いつつ。たまに自分がやりたいからやるのよっての、やらないとって一本です。ぜひ観ていただきたい。

「熊本ゆかりの染織家展」発送!

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1月3日から開催される「熊本ゆかりの染織家展」へ向けて、本日、商品発送いたしました。ここんとこ部屋を占領していたでかい段ボールをふたつを、ブラックキャッツが持っていってくれ、やれやれ〜です。充実の品揃えですので、どうか
お出かけくださいね。
「熊本ゆかりの染織家展」は、郷土愛と着物愛にあふれる、熊本のすてきな着物サロン「和の國」さんにて、1月3日(土)から1月5日(月)の三日間、11時から19時、開催されます。
私は、1月4日の11:30からギャラリートークをさせていただきます。ご都合つく方、どうか、ぜひともお出かけください。
着物や帯以外にも、マフラーやタブローなども出品してます。着物を着る方も、着ない方も、これからの方も、どうかお気軽にお出かけください。4日はトークのあとも、出入りしながら、和の國さんに居させてもらう予定です。よかったら会いにきて!
和の國さんのサイトはこちら→ 場所など、こちらからご確認ください。
和の國ブログの、熊本ゆかりの染織家展の紹介記事はこちら→
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写真は出品作、八寸帯「Charming Boxes(チャーミングボックス)」。たぶん、出品作の中では、一番、ホリデーシーズンぽい(?)。見にきて!
出品作を送り出したあと、今度は自分が着る着物の準備で大わらわ。半衿は、お正月ぽく、金のポイント柄が染めてあるのにしました。ポイント、着たときカッコよく出るようにするのに、四苦八苦。お針はボロボロの私(ただのぶきっちょ)。縫いながら、ぶすっ、ぶすっと我が指を刺す、刺す。気付いたら、襦袢に血糊が!!!!げげっ!血染めの襦袢、、、、、、
(あわてて検索しましたら、血はオキシドールで落ちるとあったので、綿棒に含ませて、やってみました。ホントに落ちたよ!よかったよ〜。とは言え、おすすめはしませんよ)

Brown & Brown

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もまさまのONLY ONLY の帯、完成形です。帯の名前を「Brown Brown」とさせていただきました。マーク・ロスコに力をもらった、ラブ・ロスコシリーズの一本です。
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もまさまは茶色の帯をお望みだったので、茶色をどう出すかってことに、最大限に思い巡らせました。それで、ストレートな茶色に、青味の茶色をぶつけました。もまさまカラーは、きっとこんな色に違いない。
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カッコいい茶色になったでしょ。もまさまにきっと似合う。もまさま、クールビューティーな方だと思うんだ。
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Brown & Brownは仕立屋さんを経由して、もまさまの元に届けられ、相方になるお着物二枚とご対面します。楽しみね。(この帯は、もまさまお手持ちのお着物に合わせて作りました)
このこが、もまさまの元で、永く愛され、もまさまの日々をより楽しいものにしますように。心から祈ります。
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もまさまストーリーは、これにて中締めにいたします。お付き合いいただきまして、ありがとうございました。

織りあがった

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もまさまの帯、織り上がりました。ほう。ほっとした。
早速、蒸しと水元。そして張ります。写真が、張ってるところ。部屋の端から端までを使って、伸子(しんし)でピン!
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このあと、湯のしです。湯のしで、反物に蒸気をあてると、絹にツヤが出て、繊維が整うのです。
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もまさまの ONLY ONLY。いつもと違う、ひとつのこと。
通常は、湯のしから帰ってきた状態でお納めします。つまり、仕立ててない、反物の状態でってことです。お仕立てはお客様にお任せしてました。不親切だなと思いながらも、どうしていいか分からず、、、、仕立屋さんの紹介まではしてましたが、、、、。
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今回は、もまさまのご依頼で、もまさま懇意の仕立屋さんに私からお送りして、そこから仕立て上がりを、もまさまにお送りすることになったのです。つまり、もまさまは、反物の状態をご覧にならない。それでいいとおっしゃるのでしたら、私に異論はありません。仕立屋さんにはご挨拶に電話させていただきましたが、他はメールです。そんな時代ね。
もまさまのお住まいは、ここから850km。仕立屋さんは、ちょうど半分ほどの距離のところです。
帯が日本列島縦断の旅をする。途中、ちょっと寄り道して、きれいに仕立ててもらって、最終目的地のもまさまのお手元に到着する。その姿を想像して、ほっこりしました。
もうすぐ旅立ち〜。

織ってます。

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もまさまの帯、織ってます。経糸に表情を出そうと、13種類も糸を使ったから、実は織りづらい、、、。一部は二本取りだし。
それに、ほんの少々、紙布にする糸も混ぜたのだ。絹にまじって、そこだけ、染まり具合も違うしね。面白いのだ。軽いし、しなやかだしいい糸なのだけど、ほんの少々の節で筬にあたって切れる、、、結び目じゃないんだよ。節で切れるもんだから、たまらんわ。いちいち立って結んで張り直して、、、
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そのおかげか、表情はなかなかいいですよ。苦労すればいいものになるって言うのは違うと思うけど、今回に限っては、手をかけた分の面白さは出たと思ってる。がんばろー!

織る!

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もまさまの帯、デザインも、糸も、染めも、機仕掛けも、すべて出そろいました。あとは、織るのみです!
私の仕事場は、この季節、午前中、すーっと奥まで陽が差し込みます。日光のあたり過ぎは、絹によくないのだけど、少々は良しとしてます。絹も日光浴したいよね。
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ずいぶん、織り進みましたよ。緯糸は、一綛ぜんぶ巻いちゃって、太細や節のありなしをよく観ます。太い所や節は、散らすこともあるし、アイキャッチに狙って使うこともある。今回は、両方でせめる。
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これは、ブラッシングカラーズ用の染料。色と濃度を決めて、まず作ってしまいます。
さあ、がんばろう!

見惚れました

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大好きなブログ「神奈川絵美のえみごのみ」の神奈川絵美さんから、メッセージいただいた。
「久しぶりにシスレーを着たので、写真を送ります」と。おっ!やった!
   注)シスレーとは、この写真で絵美さんがお召しのお着物のことです。本名「シスレーの居る風景」。二人でキャッチボールしながら、糸から選んで、染めて織って、作りました。ONLY ONLY の走りです。
私は、その写真を一目見て、惚れてしまった。
「なんて、お似合いなんだろ!このシスレーの幸せ者めっ!」
同時にいろいろ思い出した。「シスレーの居る風景」に取り組んでいたころのこと。走馬灯ってやつですね。もうずいぶんの昔のような気がする。
今、絵美さんのブログの、カテゴリー「シスレーの居る風景」を見せていただいたら、2008年から2010年ですよ!若かったなあ、、、。絵美さんも私も、初々しいような感じするね。私もお誂えさせていただく経験がまだ浅く、手探りでもがきながら進んで行ったものね。
それがこうやって、大事にしてもらって、クリスマス時期の都会の街に連れて行ってもらって、いろいろ出会いが会って、、、幸せだなあ、、、、
じーんとした。きゅんとした。
「神奈川絵美のえみごのみ」は以下のリンクから。すてきなブログよ。ぜひご覧あれ。
トップページ→
この日の記事→
シスレーの居る風景のカテゴリー→
*写真は、絵美さんが送ってくださったもの。ね、光があるでしょう?絵美さんとシスレーが、輝きあってる。

試し、クリア

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もまさまの帯、自分としては納得のいく設計図と試し織りができたので、早速、写真を撮って、画像を添付してメールを送った。「こういう風に考えて試しまで進めました。もし実物をご覧になりたければ、すぐに郵送します」と書いた。
もまさまから、相変わらず、素早い簡潔な返信が来た。
内容はただ一点、タイコの柄の出方の確認だった。「こういう風に出ます」と返信したら、それで決まった。もうそれ以上は何も言われず、試しを送ってとも言われず。
うわー、なんだかかえって、ドキドキするよ。任されてる。この信頼にお応えせねば!
*写真はもまさまの帯の緯糸を染めているところ。キビソ糸です。表情豊かで、適度に整っていて、いい糸だわん。綛が太くて、染めムラが出やすいので、低温からじっくり時間をかけて染めました。酸性染料です。

もまさま、試し織りまでこぎつける

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もまさまの帯、経糸の準備と平行して、どんな帯にするのかを、紙に落とし込んでみる。何回も。「あ!これいい。」って思えるまで。
それで、紙を、帯の形にして、もまさまのお着物の写真の上に載せてみる。ちょうど、帯を締めているような感じにして。
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前柄も同様に。
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よし、と思ったら、実際に織ってみる。この時、データを正確に取っておく。本番では、その通りなのか、増やすのか、減らすのか。
そして試し織りの写真を撮って、パソコンに取り込んで、この帯と合わせる予定の、もまさまのお着物の画像と並べてみる。うん、うん。いいんじゃないの。引き立てあってる。

もまさま、実作業開始

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もまさまの ONLY ONLY、傾向と対策は確立できた。さあ、実作業開始。
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八寸帯で大切なことは、色柄ももちろんだけど、それを支える布なんです。固さと風合い。仕立てないので、帯の布地だけで、パリッとしてなっきゃなりませんので。おタイコも、芯なしで、いい形を保たなきゃなりませんのでね。糸の選択とその後の精練が大問題です。
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実は私、この八寸帯の、糸の選択には、もうずーーっと苦心惨憺してます。なかなか「これだ!」という確信持てず。毎回、毎回、糸や精練を変え、微調整。
今回はこれで勝負をかけます。
経糸を張るまでの、長い長いモロモロの作業、ここに書くの、省略します。
*写真はおととい、日曜日の朝。我が投票所の裏の非常階段。

もまさまの帯、妄想を構想へ

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もまさまの帯、方針と対策は分かってきた。目指す風合いは頭に入ってる。経糸を作ってしまおう。細かい話しはそれからだ。
もまさまは、無地もいいけど、それだとちょっと詰まらないかなってずっとおっしゃってた。たぶん、無地っぽいもの、お好きなんだろう。全くの無地ではないけど、無地場が効いてて、その無地場が深みや面白みがあるようにするのが是だな。
では、無地場の深みを出すために、経糸は、出来るだけ、多種多様の糸を使おう。糸の表情を豊かに出そう。それが織りの醍醐味だ。八寸帯だから、ある程度の張りがいる。太さと種類が決まってくる。
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色柄は、ブラッシングカラーズで行きましょうか。もまさまが、すでに一本お求めくださった私の帯は、ブラッシングで、白場が多く、軽快な感じなもの。
これからお作りする二本目は、それとは違った印象にするといいだろう。無地っぽくとなれば、全面にブラシするか?だとすると、ラブ・ロスコシリーズから発展させるか、、、、
などなどなどなど、妄想は続きます。妄想を構想にするのには、実物の糸を触るのが一番。糸棚の中から最適な糸を選り出します。
*写真は近所。散歩の途中。

もまさまの帯、作戦を練る

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もまさまからのご注文で、最大のキモは、添付された二枚の写真のお着物に合う帯であること。これに尽きる。
実物のお着物を観た訳ではないのが怖いようにも思ったが、写真の状態はとてもいい。きれいに撮れた写真だ。色や質感も良く出てるし、写真のままを実物と思ってよさそうだ。
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そこで、私は以前、とあるお客様がお話くださったことを思い出した。その方も、バリバリのビジネスパーソン。第一線で、陣頭指揮をとりつつ、着物ライフも謳歌してらっしゃるすてきな方。
その方曰く、ネットで着物をや帯を買うとき、手持ちのものに合うか否かを見極める方法を発見したと。それは、パソコンに取り込んで、同じ画面に映してみるというもの。
例えば、ネットショップで気になる帯を見つけたとする。そしたら、その帯の写真を抜き出し、モニターに貼付ける。そして、手持ちの着物の写真を撮ってパソコンに取り込み、同時にモニターに貼付ける。その画面上で、合うかどうかを判断する。
撮影は違う条件下だけど、映し出す条件は同じだから、分かるのだと。
この話しを伺って、私は妙に納得した。なるほどー!
多忙を極める方々は、時間の使い方がうまいなあ。人生の楽しみ方も、ダイナミック。
もまさまの帯を作るにあたって、この方法は、最適だと確信した。
*写真はうちの近所。朝。

もまさまのお望み

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しばらくメールが途絶えていたある日、久しぶりに、もまさまからメールが来ました。帯のご注文が確定しました。お問い合わせからご注文への格上げが突然だったので、ビックリ。ある日突然ってのも、もまさまのノリです。
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お望みは以下の3点のみ。
写真添付されている2枚の着物に合うこと。
袷用であること。
茶系であること。
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すっきりされてるなあ。きっとご本人も、すっきり爽やかな方なんだろう。この3点は、メールのやり取りの当初から、イメージ的に、また例え話的に、投げかけられてたキーワード。そうか、焦点はこの3点に絞り込めばいいんだ。
もう少しお伺いすると、八寸をご希望で、無地でもいいのだけど、全くの無地だとつまらなく感じてらっしゃることと、あまり厚手でない方がお好みだと言うことが分かった。
シンプルなご希望だ。シンプルになればなるほど難しいことを、肝に銘ぜよ、私よ。
*写真は那須高原の朝。ってウソぴょーん。うちから歩いて5分のとこ。今朝も寒かったね。

福田喜重の世界、ディオールの世界

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青空がきれいな空気が冷たい朝、ちょいと銀座までお出かけしてきました。
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まず、「福田喜重の世界展」を拝見しに、銀座もとじさんに伺いました。今日はギャラリートークで、人間国宝、福田喜重先生のお話を直にお聞きできるというありがたい機会でした。
福田喜重先生の作品は、とてもとても美しい正統派の日本刺繍で、ひれ伏したいほど、いいお着物、素晴らしい帯、感服しきりです。
お話の中で心に残ったのは、正倉院御物とクリスマスツリーの意外な共通点でした。両者とも、補色で成り立ってると。そっか、クリスマスは赤と緑だもんね。正倉院の時代も大陸からの文化だから、補色が多いのだとか。それに引き換え、平安以降の日本の文化は、気の文化、水蒸気の文化で、あいまいな色、ぼかしの世界だとか。
なるほどー。福田先生の世界は、水蒸気が立ち上る幽玄な世界を、染めと刺繍で現したものなんだ。まさにその通りだと思った。
「福田喜重の世界」展は、銀座もとじさんにて、12月7日まで。
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それから、「エスプリディオール ディオールの世界」展に行きました。ディオールブランドに興味がある訳ではないのだけど、あちこちで評判だったので、こりゃー観とかなくちゃと思って。
で、一歩入るなり、クラクラしました。今日の午前は晴天で、寒いけど太陽さんさんの元から、いきなり、暗幕に仕切られた別世界に迷い込んでしまったものですから。
心をどこに置いたら分からないまま観て回って、ますますクラクラ。すごいレベルの、すごい量のエネルギーです。うわーー。
その上、急いで帰らなくちゃと思って、サクサク観ようと思ったら、そのエネルギーにあてられて、軽くめまい。地下1階から地上3階までの展示を、階段の手すりにつかまりながら行き来しました。そうしないとへたり込みそうだった。
会場もものすごく美しかった。すみずみまで構築されてる。すごい。これが一流ブランドの力か。
「ディオールの世界」展は、銀座のアップルストアの隣りのビルにて、1月4日まで。入場無料。すごいから、まだの方は観てビックリなさるといいかもよ。
*写真はすべて、ディオール展にて。一番上の写真は、フランスからやって来て、製造の実演されてるところ。なんかね、最後の晩餐を想った。神々しかった。

もまさまとのやり取り

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もまさまは、遠く、ここから約850kmにお住まいです。ご注文を考えて下さってる方とは、一度お会いするのが一番いいと思いながらも、簡単にじゃあいつお会いしましょうって言う訳には、いきません。
しかし、もまさまはバリバリのキャリアウーマン(私の想像ですが、、)。東京や横浜には、ご出張などで時々いらっしゃってるご様子。その機会に足を伸ばしていただけないかと画策しました。
もまさまも乗り気で、横浜駅や青山方面からの来方をお伝えしたりしました。4月には、一度日にちまで内定したのですが、急なご用事で流れてしまい、、、、
お会いすることはなりませんでしたが、その間のメールの端々で、どんなものをお望みなのか、うっすら分かってきました。
何度か出てきたキーワードがあるのです。「茶系」で「無地に近い感じ」で「手持ちの着物に会う」こと。
もまさまからのメールは相変わらず、簡潔であっさりしたものですが、どこどこでヨシダの作品を観たというのを、印象深く覚えて下さっていて、ご縁を感じるって書いてくださってます。
ありがたいなあ、、、私の織ったものは、数も出来ないし、そんなに出回ってる訳ではないので、その数少ないいくつかの機会に居合わせて下さったのは、やはりご縁があるのでしょう。とてもうれしいです。
*写真はうちの近所。朝日さしこむよそんちのガレージ。もまさまのお望みの茶色はこんな色?はたまた?

ONLY ONLY、もまさまです!

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さあ、完全注文制作 ONLY ONLY ストーリー、次なる章のはじまりはじまり〜。
このお方を仮に、もまさまと呼ばせていただきましょう。
もまさまと私の出会いは(リアルもまさまとは、いまだ出会えてませんが、、、)もうずいぶん前の話しになります。ある日、メールボックスに一通のメールが届きました。サイトのお問い合わせ欄から送られてきた、未知の方からのです。
ふむふむ。
なんと、この方、私の帯を以前に求めて下さったと!それが、お手持ちの無地の紬にぴったりとのこと。お気に召していただいてるご様子にとても安堵した。よかったよ〜。
手放した子たちが、元気で愛されて活躍していることを知ることほど、うれしいことはない。特に、もまさまのように、私の知らない所で、縁を結んで下さってた時は格別!!!!「おまえ、たっしゃだったのかい!」
この時のメールは、簡潔な、行き届いた文章で、短いけど印象に残るものだった。いくつかの質問事項にお答えするため、私も、必要にして充分であるよう配慮して、返信をした。
そうしたら、簡潔で的確な返信がすぐに来た。
この簡潔で的確で素早いってのは、もまさまとのお付き合いで、その後ずっと続いた。出来るキャリアウーマンだってことが、ヒシヒシ伝わる。ああ、見習わなくちゃ、、、
*写真はうちの近所。散歩の途中。

きつつきさん

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先日のことだけど、山梨のきつつき工房ご夫妻が、出張のついでに寄って下さいました。きつつきさんは、織機や機道具の製造販売や修理改造などされてる頼りになるご夫妻。私は、織機を改造していただいてから、すっかりファンになってしまいました。
今回は、注文している綛あげ機の相談で、寄って下さいました。私が何を欲しているか、どう使って行きたいのかってことを、もっと分かりたいって思って下さったんだと思う。ありがたいなあ〜〜〜。注文制作の鑑!
綛あげ機は、綛の振り幅とか、落としとか、枠周とか、ちょっとしたことで、使い勝手がまったく違ってきます。今までは、織りをはじめた当初、訳も分からずとりあえず買ったのを使ってました。使いにくいなあって思っていたけど、こんなもんだと思ってた。解決に向けての努力の仕方すら、想像できず、、、。(苦労して当たり前と思ってるのがそもそも間違い!)
夏に改造してもらった織機の方もそうでした。20有余年、悩みながら使ってた。もうダメかもって思った時、ふとよぎったのが、風の噂に聞くきつつき工房。ダメ元だ、ぶつかってみるか。(って電話番号は検索しまくって調べました。)
その電話がつながって、丁寧に話しを聞いてもらえて、「じゃあ今度下見に伺います」って言ってもらったとき、ああ、救世主に出会ったって思ったよ。
私の織機、ほんとーーに使いやすくなりました。それから将来に対する不安も消えた。(きつつきさんは私より一世代くらいお若い。)綛あげ機の方も、心から楽しみにしています。
あまりに感動したので、故郷の酒でも取り寄せて一献さし上げようかと思ったけど、お聞きしたら、きつつきご夫妻、飲まない人種だそうです。あらー。飲んだくれの私とは、元からわけが違うのです!(ってブログは飲みながら書くこと多しです。ですから拙ブログは酔っぱらい口調。)
道具を改良して、素材を吟味して、独自のシステムを開発して、もっともっと、チャレンジします。がんばりまーす♡
*写真は、きつつきさんにいただいた白菜と蕪と柿。きつつきさん、いらっしゃるたびに、自然豊かなお土産をくださるのです。野の花をいただいたこともある。山梨の山麓から、ドンとそこそのものを手渡され、とてもうれしい。こっちには絶対ないものなのよ。
白菜、虫がいて、わあ!なつかしい!!って思った。買う野菜には虫、いないもんね。おいしい食料は誰に取ってもおいしい食料。柿もうまみが濃厚でチョーおいしかった。

サイト更新しました。

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私のサイトの、「業界の方へ、プレスの方へ」の下方にある、メディア掲載例のところを更新しました。
先日、婦人画報の11月号に載った分と、ずーっと以前、2008年にクロワッサンに載った分を発掘して、載せました。
このページです!→。ぜひ、ご覧になってください。婦人画報とクロワッサンに挟まれた、七緒、モイスティーヌ、美しいキモノ、和樂も読んでいただけるとうれしいです。
2008年とか初期に織った分とか、なつかしいなあ。
あの時だから織れたものってあります。同じ糸は仕入れられないし、染めも同じには出来ません。私自身も変わって行きます。成長してるって信じてるけど、それすら分かりません。
次へ、次へ!もっと、もっと!いいか悪いかは分かりませんが、変わることを恐れず、織り続けて行きたいと思っています。
今後ともどうかよろしくお願いします。

やましたの布きれ展に行った

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染織家、山下枝梨子さんの個展「とおまわりよふゆ。」に、伺いました。
会場は新高円寺のギャラリー工さん。扉を開けるとそこには、バーン!とやましたワールドが創造されていました。
ご自分が思う世界を、丁寧に、こつこつと、わくわくとクリエイトされてきたんだなあと思いました。
作り手が作りたいものを作り散らかしたのではなくて、山下さんは、使う人を思って、一越一越、積み上げてこられたのだなあ、、、そこに醸される山下さんらしさが、とてもいとおしくすてきでした。
ご案内状には、「主張が少なく、存在感がうすい。わき役な布たちを揃えました。」とあります。これ読んで、ああ、山下さん、勝負に出たなあって思いました。自分の世界をしっかりと確立させた。すばらしいです。やり切ってるし。
しかし、存在感はあると思ったなあ、、、。主張もあるよ!しょっちゅう使いたくなるいい布でした。
やましたの布きれ展「とおまわりよふゆ。」は、新高円寺の GALLERY 工 さんにて、11月28日金曜日まで。山下さんのブログはこちら→
*写真は、この展示会のご案内状。うちのドアに貼ってます。

型染め講習と雪の結晶、後篇

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さあ、いよいよ、講習会がやってきました。土屋先生の元にいざ!
藤沢の駅からバスに乗って、スマホを頼りに行き着いたとたん、うっわーーーっ、この工房、完璧!
広さとか、動線とか、道具の配置とか、光の具合とか、水回りとか、熱源とか、電源とか、完全無欠!神経が行き渡ってる、、、、すっごいなあ、、、出来る作家の仕事場って感じがバリバリしました。大切に作り上げてこられたんだなあとも思いました。愛があふれてる♡ここに入れていただけただけでも、参加したかいがあるってもんです。
土屋先生は、にこやかに優しく受け入れてくださったけど、、、実は、めちゃくちゃ大変でボロボロになりました。
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一言で言えば、自分の出来なさ具合に凹みまくりました。いろいろデザイン的なことなど考えてきたこと、ぶっ飛びました。だって、カッターが使えない。シャが張れない。次が読めない。糊をこねれば、ふちを汚すし。均等にぬれないし。地白と地染まりの違いもピンとこないし。
あたふたあたふたしっぱなし。ペースがつかめなく、頭がいっぱいで何も入ってきません。ああ、、、
型染めは初めての経験とはいえ、テキスタイルという大きなくくりでは、ずっと携わってきているものだから、私、もうちょっと出来ると思っていた。大いなる間違いだったぜ。凹みまくり。
それに疲れた。体力なしを反省した。一日中織ってるのは出来ても、染めてるのは出来ないんだ。出来なきゃダメじゃんね。
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講習会の受講者は二人で、もうお一人がツバキの模様の暖簾を作られた。型彫りしているとき、土屋先生が、「花を彫る時は花の気持ちで、葉っぱを掘る時は葉っぱの気持ちで」って指導してらっしゃるのが心に残った。そっかー。大事なのはそこだよね。私も隣りで、雪のひとひらの、可憐さを思いながら彫った。余裕ないながら。
染めたものの写真は載せないよー。ここには作品レベルまで達しなかったものは、載せないです。
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この度は、土屋先生に大変お世話になりました。本当にどうもありがとうございました。型染めに限らず、染め全般について、いろいろと不思議に思っていたことや分からなかったこと、教えていただきました。染めは化学や物理が分かってないと(化学反応をおこして、染料と繊維を物理的にくっつける)、どうしてものみこめないない所があるのだけど、今回、突破口をあけていただきました。あとは実践あるのみ!!!!
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*写真は上4枚が土屋工房。本当にきれい。自作も多いとのこと。さすがです。見習わなければ。最後の写真が、涙なしには語れない、私が彫った型紙。

型染め講習と雪の結晶、前篇

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もっと染めを勉強したいって、ずっとずっと切望してました。染めと一体化する感覚が欲しかった。染めながら、「もう一歩、もう一歩」って思ってた。
そう願って、はや、ウン年。絶好の機会を作りました。この三連休、型染め講習を受けに、三日間、土屋直人先生の元に馳せ参じておりました。
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話しは、講習会に申し込んだ一ヶ月ほど前にさかのぼります。土屋先生、染めるものは自由で、デザインなど、メール添付でおくれば、何回か推敲してくださるとのこと。ありがたい。できるだけの準備をしよう。
自作帯に、後染めできないか?染め重ねることで、もう一歩踏み込めないか?
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もうずいぶん前に、「雪のひとひら」という帯を作りました。今はとても仲良くなった友人が、初対面のとき、プレゼントしたくれた小説のタイトルです。とても印象的なすてきな本で、この本をモチーフに帯をつくりました。ただ、少々おとなしくなりすぎました。「雪のひとひら」の可愛らしさがもう一歩だった。ここに雪の結晶を染め重ねたら?でも、雪の結晶っていったいどう表現したら???
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その頃、ちょうど、「和力」って本を読んでました。この本にヒントがあったような、、、、
ありましたよ、雪の結晶についての記述。雪の殿様と言われた土井利位が雪を顕微鏡で観察して結晶図「雪華図説」を発表したことと、人工の雪の結晶をはじめて作ったのは、中谷宇吉郎ってことが分かった。
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お!中谷宇吉郎!ちょうど買った本の人だ。そっちを読む。それから、雪華図説は、「北越雪譜」に転載させれてるってことが分かった。おお!北越雪譜なら、うちのトイレの本棚にあるよ!
芋づる式に、どんどん見たけど、家紋やらに使われている、意匠化された雪の紋は、すばらしいね。受け継がれてるデザインは最強で完璧なのだなあ。自分の帯に使うかは悩みどころだけど。
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それからもうひとつ初めて知ったこと。室町時代、雪のことを「六花(りっか)」と呼んだんだと。六角形だものね。
おおおー!ふっと目線を上げれば、六花亭のお菓子が!ちょうど北海道のお土産をいただいたのだ〜!六花亭、雪国らしく、きれいないい名前ね〜。おいしいし♡
*写真は、話しに出てくる本などだけど、ずれちゃってますね。出てくるタイミングが。申し訳ないです。

ガーン!ショッック!

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竹筬研究会の「試作竹筬と織布展」に、横浜のシルク博物館に行ってきました。
竹筬研究会と言うのは、途絶えてしまった竹筬を甦らせようと、竹の調達から、筬羽作り、組み、など一連の流れの復元に取り組んでいるグループです。会長は、下村ねん糸の下村輝さん。下村さんは、絹織物をやってる人なら全員知ってる、チョー有名人です。
下村さんは、私にとっても心の支え。今でも織り続けていられるのは、20代から30代のはじめ頃に、直接教えていただく機会が多くあって、糸とは何ぞやってことを、ドーンと仕込んでいただいたからだってとても感謝しています。
竹筬研究会も設立して、もう10年以上です。と言うことは、竹筬がなくなって、10有余年ってことですね。会場には、復元され、活躍している竹筬と織布が並んでいて、すばらしかったです。
いやはや、この活動が、ここまで実を結んでいることに、目を見張りました。私は、「金筬でもいいんじゃね?」ってクチですから。筬をはじめ、道具も素材も、突き詰めれば、突き詰めるほど、際限がない世界です。
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ショックなことがありました。
会場で、10年ぶりくらいでお会いした人がいて、その人、仮にエスさんとします。エスさんは私のこと、とても気にかけて下さっていて、たぶん、私のこと好き。私もエスさん大好き。(女性ですよ!)
エスさんが、私を見るなり、
「うわっーー!ヨシダミホコっ〜〜!!!元気ないね〜!なに、しょぼーんとしてるの〜!あの時の輝きはどこ行ったの〜。ヨシダミホコらしくないっ!」とのたまいました。ええーー!そう????私、いちおう、元気なんだけど、、、、
いとへん関係の人は、スバスバ言う人が多いんです。その場にいた人集まってきて、光を失った(とされる)私に、やれ、「着てる服が地味」(自分では気に入っているネイビーのセーターを着てた)、「化粧をしろ」(いちおー、してたんだよー。ファンデうっすら。口紅はもともとヌーディーな色で、それもコーヒー飲んだら落ちた。目の上は、するとケバくなるんだよね。)「牛肉を食べろ」(はい、お昼に中華街で牛肉粥を食べ、帰りにも切り落としを買って帰りました)、「閉じこもってるんでしょ、それは怠慢よ」(だって、出てたら織れないじゃん。と言ったら、楽しようとしてるって言い返された。閉じこもって織ってる方が楽なのよね、いろいろ交流するより。)等々言われまくりました。
もっと、しょぼーん。
織りの大先輩の小熊素子さんとお話できたので、小熊さんに、泣きついたら、あははーと笑っておられました。小熊さんとも久しぶりにお会いしましたが、とっても輝いておられました。聞けば、水泳に通ったり、活動的にされてて、織りも順調のご様子。小熊さんほど、いろいろ乗り越えてくれば、達見なのでしょうが、私はまだまだです。
ちょっと目線を変えましょうかねえ、、、っって思った一日でした。みなさんの愛に感謝です。こんどは、ヨシダ、光ってんっじゃんって言わせなきゃね♡
*「試作竹筬と織布展」は、11月24日まで、横浜のシルク博物館にて。
 写真は横浜じゃありませんよ。うちの近くの地面。

糸のこと

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次の帯の糸を準備しています。糸ってまずは買うまでが大変。選ぶのがひと仕事。作りたいもののイメージをどう具体化するかってことなんだけど。守りに入らず、果敢に買うことが大事と思ってるのよね。(それで、糸棚は大変なことになってるのだけど)
決断するまで、お腹が痛くなるほど悩んだけど、買ったよ!そしたら、お湯で洗います。一晩つけ込んでから。
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時間をかけて、しっかり洗ったら、けっこう重さが減りました。6%も減ったのがあって、ビックリ。お湯だけで、セリシンが溶けたってことね。精練なしで行こうと思ってたけど、少々落ちて、しなやかさが出て、ちょうどいいか。
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さあ、この糸で行きますよ。今回、無染めで行きます。これから糊付けです。
私、精練と糊付けが、染織のかくれた超重要事項だと、思うようになってきた。ここを制御できてこそ。

冨田潤+ホリノウチマヨ展、三嶋りつ惠展、リギョン展、なにNUNOね展

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おはよう!今日は5時起き。私としては早起きです。
朝からノルマをバンバンこなして、昼から着物きて、お出かけしました。半衿付け替える間がなく、秋も深まったというのに、単衣のお襦袢。帯もぐちゃっと。しかし締め直してらんない。ひー、堪忍して〜。
今日は冨田潤さん+ホリノウチマヨさんの展示会の初日でした。
冨田さんの作品はもう何回も拝見してますが、見るたびに、「これ、どうやって作ったのだろう?」って思います。じーっと見れば分かる部分もあるのだけど、引き込まれるような感じで、不思議な魅力に満ちてるなあって思います。
ホリノウチさんの作品は初めて拝見したけど、ストレートな感じがとてもすてきでした。おおらかで、あったかくて、色もいいわー。ウールってこんなに面白いんだ。素材が歓喜してるね。
*冨田潤+ホリノウチマヨ展は、11月19日まで、銀座の日々さんにて。
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それから、三嶋りつ惠さんのガラスのお椀展に行きました。三嶋さんの作品展に伺うの初めてでした。以前、一点だけ拝見したことがあって、それがとても美しくインパクトあって、ずっと気になる作家さんでした。
ズバッとした存在感がある、背筋が伸びる作品でした。このお茶碗でのお茶席を想像するだけで、空気が凛とする。すばらしかったです。
*三嶋りつ惠展は、思文閣銀座にて、11月16日まで。
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銀座に出ると、必ずチェックするギャラリーが、メゾンエルメスです。開催中の展示は、ソウル在住のアーティスト、リギョンと言う方でした。どんななのかまったく予備知識ありませんが、ここでの展示はまったく裏切られたことがありません。ドキドキしながら8階へ。スタッフの方に履物を脱ぐように、言われます。
ビックリしたー。ガランとした大きな部屋です。ただそれだけ。夕方の日の光が差し込んで美しい。床が白蝶貝を張ったような感じでピカピカ。お腹に響くサウンド。壁に少々のテキスト。それだけなんだけど、この清々しさは何?
もう一部屋は、一組ずつしか入場できないとのことで、入り口でしばらく待ちます。順番がきて、誘導されて、草履を脱いで入ります。おお、、、目がバシバシします。ハレーションをおこして、何がなんだか分からない。こちらはただの白い部屋。そこに強烈な白いライト。床から壁はアールがついてて、境目がありません。見えないけど、たぶん天井もアールがあるね。白い球体に紛れ込んだ感じ。
韓国人の現代アーティスト、数人しか知らないけど、なんか好き。共通点は、極限までやり切った感じがすること。人種でカテゴライズするの詰まらないと思うけど、このエクストリームな感じはコリアンのアートなのではないだろうか?私は大好きだ。
で、うちに帰ってきて、フライヤーを良く見てたら、リギョンさんは、女性みたいだ。1969年生まれ。これまたビックリ。私と同性、同世代。黄色人種というのも同じ。性別、年齢でカテゴライズするのも、これまた詰まらないけど、同じカテゴリーの作り手がここまでやり切っているのを見ると、すごく燃える。
*リギョン展は、銀座エルメスフォーラムにて、1月7日まで。
それから、六本木へ移動。NUNOさんの「なにNUNOね?」展へ。わー!大きな布、迫力です。手仕事と機械仕事のブレンドなのだなあ。会場の壁に、展示作品のエスキースというか、アイディアの元というか、、、コラージュスケッチがあって、それがすごく面白かった。探ってる手の跡、思考のあと。コンセプトをしっかり立たせてて、さすがと思った。
*なにNUNOね?展は、ギャラリール・ベインにて、11月23日まで。
写真は、過日みた、ジオ・ポンティのテキスタイル。今日は撮ってる余裕なかったよ〜。へとへとになって帰ってきました。

織楽浅野展、ジオ・ポンティ展、きものサローネ

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今日はお出かけ日。刺激をいっぱいもらってきました。まずは、、、、
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織楽浅野さんの個展のギャラリートークに、銀座もとじさんに伺いました。織楽浅野の世界観が、バシッと伝わってきました。美しい世界へ連れて行って下さいます。
個展のタイトルは、「うつす」。いただいた資料に、「天がモデルを示し、聖人がこれに従う」とありました。なるほど、浅野さんは森羅万象から美をみつけ、洗練し、新しく生み出してらっしゃるものね。
浅野さんの生み出す、新鮮な美しさと、力強さと、スピード感に圧倒されました。
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それから、銀座の中央通りを、京橋方面にどんどん歩いて、INAXのギャラリーに行きました。イタリアの建築家でありデザイナーのジオ・ポンティの展覧会を拝見しました。20世紀に活躍した人。
さすがイタリア人。なんだか、楽しい。ちなみに、今日の写真は、すべてINAXで撮りました。ね、楽しそうでしょ?
壁に書いてあった文章から引用。
「建築をつくりましょう!建築をもってする以外にはできないものをつくりましょう!建築は、外では厳格で緊密なもの、内では遊びと驚きに満ちた有機体です。外側は結晶ですが、内側には人生があります!」
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さらに中央通りをどんどん、日本橋方面に。めざすは、COREDO 室町、きものサローネです。いろんな業者さんが、一同にドーンと。あわわ、、溺れそう。着物ってこんなに幅広かったのか、、、
自分だけの小さな世界から(それも崖っぷちに居る)、ドンと突き落としてくれました。さあ、はい上がるわよっ!
あ、でもさ、私はやっぱり織り物が好きだと思ったよ。手織りでしかできないものがある。手織りでの表現に掛けて行こう。

hirocoledge, ミナ・ペルホネン、東京スカイツリー

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ほら!見て!!太陽がスマイル!
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昨日、押上まで行ってきました。
アーティストの高橋理子さんが、新しくアトリエを作られて、エキジビションされてたので。鉄工所をリノベーションした空間で、スッキリシンプルで、なるほど、ここはクリエーションの基地だ、泉を自ら掘って、こんこんとわき出そうとしておられるのだなと思いました。すごく刺激的。遠かったけど、行ってよかった。
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こんな遠くまで来ることは滅多にないぞと、スカイツリーも行っちゃいました。
ここの制服、ミナ・ペルホネンのデザインだと聞いていたので、一度見てみたかったのです。
かわいかった。森の妖精みたいでした。スカイツリーという場が、柔らかく不思議な国になった感じ。デザインが場を作る。力がある。
似合う人と似合わない人の差が激しいのが、ちょっとなあ、、と思いました。
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高いところに登りたいというのは、人の本能なのでしょうか?人がいっぱいの観光地は苦手の私も、知らないうちに引き込まれ、、、、(制服を見たいだけなら、上まで行く必要ないのにね!)
夕暮れの東京を夢中で見てました。人の数だけクリエイションはあるぞ!!!富士山にだって負けないぞ!
いやはや、一見の価値、大アリの、押上スカイツリー初体験でした。

熊本ゆかり便り11月号に載った!

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和の國さんのブログに、毎月掲載されている「熊本ゆかり便り」。11月号に、私が織った帯、「ラブ・ロスコシリーズ、ピンク&チャコール」をお締めの、Sさまが掲載されました!わー!
こちらです→。ぜひ、お読みになってくださいね。
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私、掲載を楽しみに待ってました。そうと言うのも、この取材のあと、Sさまから、メールいただきまして、それが、とってもすてきだったのです。
ちょっとだけ、ご紹介させていただきましょう。
「大好きな水彩画の、ドライブラシのような色合い風合い、絶妙なチャコール、ピンク、白の割合、ふんわりした手触りと適度な光沢、母から受け継いだ大島に合わせると我ながら、『ええわあ』と感激するほど素敵でした。
とても凝ってはいるけれど、さりげなく美しい帯を織っていただき、本当にありがとうございました。」
このメール、うれしかったなあ。「生きててよかった。」と思った。
織ったものに対してはいつも、「あれはどうなったかな?」「活躍しているだろうか?」と気になります。こうやって、およろこびの様子を垣間みられると、安堵で骨がくにゃくにゃになる。ああ、よかった。
こちらこそ、本当にどうもありがとうございました。
*お写真は、熊本ゆかり便りから、拝借しました。こっちに持ってきたら、でっかいですねー。バランス悪くて、申し訳ない、、、

新作帯、一衣舎さんと金沢へ!

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新作の八寸帯、できました!
名前を、「Charming Boxes(チャーミングボックス)」と申します。カラフルで軽快。楽しい帯です。
13種類の糸を使ってます。糸たちをどう組み合わせるか、すごく悩みました。糸のコンポーズこそ、織りでしか出来ないことですのでね、勝負に出たつもり。えへへ。
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詳細を見てみましょう、と思ったら、ひっくり返ってしまいました。ディテールが撮れているので、このまま載せますね。染めは、酸性染料のブラッシングカラーです。
この帯は、一衣舎さんに、金沢に連れていってもらってます。明日、デビューです。秋の金沢、きっとすてきね。可能な方、ぜひぜひ、お運びください。
「仕立て一衣舎と睦月 装いを楽しみ 着心地を味わう 紬・木綿展」、10月31日から11月3日まで、金沢の石田屋 Gallery toko さんで開催です。

空とマフラー、温便座

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天高く、お寒くなってまいりました。
今、帯と平行して、マフラーも織ってます。マフラー織るの、久しぶり〜。目の前でさくさく進んで行くのが新鮮です。スピード感があるの、いいと思う。新鮮さ、っていいね。忘れてた感覚を思い出す。
首もと寒くなって参りましたしね。あたたかいの織りましょう。
最近、たえられなくなって、トイレの便座をオンにしました。あたたかい〜。出来る限りの節電を旨としてますので、11月まではこらえたかったのですが、負けました。
いやー、あたたかい便座になぐさめられてます。つらいときとか、ちょっとお腹が痛いとき、トイレに座って、癒されるってのは、ちょっと情けない、、、。
写真はうちの近所。撮りたてほやほや、今朝ですよ。写ってないけど、頭を白くした富士山も見えました。

友だちの糸

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久しぶりのいい天気。ここぞとばかり、先日やってきた、遠来の糸を外に出して風にあてた。友だちが送ってくれた大事な糸だ。
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その人は、2011年に病気になった。治ってまた織る日がくると信じていたが、貴重な糸を送ってきたと言うことは、、、、そういうことか。
2011年はいろんな意味で重い年だ。
健康で仕事ができること、イコール、いいこと、とは限らない。が、気の持ちようで、そうできる。つか、そう言うことにしとこうってのが、普通でしょう。
その反対は、悪いこと、不幸なこと、とも思わない。
そんなこと、分からない。
が、いまだに私は彼女に会いに行けてない。時間とお金は、ぐっと無理すりゃどうにかなるのにな。

婦人画報に載った!

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先日、銀座もとじさんに伺ったおり、スタッフの方に声をかけられた。
「ヨシダさん、今出てる婦人画報に、八寸帯、使わせていただきましたよ。」
えー!ビックリ!
早速、もとじさんにある一冊をみせてもらう。わーー!真野響子さんが、締めてくださってる!
「真野響子が巡る きもの遺産」というページ。今回は、伊予絣が特集されています。私の帯、とても合ってる!うれしいー!
ちょっとズームアップしちゃう。
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この帯は、「フォーカラーズ」と申します。去年作った、ラブ・ロスコシリーズの中の一本。2013年の作品ギャラリーに載ってます。そちらでは、おタイコの形になってますので、ぜひチェックを。このページをずっと下にスクロールしていただいて、帯のところの上から2段目、左端です。
ズームアップ、もう一回。
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ただいま発売中の、婦人画報11月号、240ページです。ぜひご覧ください!
銀座もとじさん、ご提供、どうもありがとうございました。
帯についてのお問い合わせは、銀座もとじさんまでお願いします。

トーク会ふたつ

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昨日のこと、銀座にお出かけ。
まずは、銀座もとじさんの「久米島紬展」のトーク会におじゃましました。久米島紬の織り手の方三名と、組合長さん、工芸ライターの田中敦子さんのお話です。
久米島紬、元気あるなーーって印象でした。織り手の方が、アグレッシブ。かつ自由。久米島紬は無形文化財に指定されているから、いろいろ制約あるなずなのだけど、なんか、それ感じさせない。カツカツの縛り感がない。いいわー。
トーク会に参加のお客様方も、久米島紬をお召しの方が多くいらしたのだけど、その方々がとても満足げにしてらしたのも印象的。
そのあと、和光ホールで開催中の、「融合する工芸ー出会いがみちびく伝統のミライ」を拝見しに。こちらは、5人の作家のコラボレーションに重きをおいたグループ展と言ってしまえばそうなのだけど、その枠を大きく越えてて、とても刺激的でした。トーク会に参加できて、ラッキーでした。面白かった。
この展示会は、チームで作り上げたものだって、トーク会司会の企画監修の美術史家、前崎信也氏。企画会議の当初から、作家5人に加え、写真家、デザイナー、言葉(発信という意味かな)が加わっていたそう。
だから、どういう思いで、作り手たちがいどんでいったのか、はじめから見て、はじめから知ってる。はじめから発信する。ほぉ〜。工芸のひとつの未来だと。
トーク会の終盤で、蒔絵作家の若宮隆志氏が、「すでにモノの時代ではない。思いを伝えたい」との発言に心が響いた。そうだよなあ、それこそ、工芸の未来だ。
*銀座もとじさんでの、「久米島紬展」は、すでに終了しています。
*和光さんでの、「融合する工芸」展は、10月26日までです。
写真はセルフィー。帰りがけ。地下鉄の駅ってすることなくて、ついiPhoneいじってしまいます。

糊いろいろ

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これ、我が家の冷蔵庫。パッと開けたら、中段に糊がオンパレードだったので、面白くてパチリ。扉のポケットの分も入れたら、なんと、八つも入ってた!
あ、糊だけじゃなく、薄め材などもあるけどね。涼しくなってきたから、もう冷蔵庫に入れなくてもいいけど、染料置き場も、空きがない。
占領された冷蔵庫、食料品は遠慮しながら、入ってます。あーあ、専用の冷蔵庫が欲しいなー。(冷蔵庫だけじゃないけどね。)
織りをする人にとって、糸にどう糊をつけるか、またはつけないか、これは大問題です。私は、糸にもよるけど、必要にして充分な量をしっかりつけたいタイプ。がっちりつけると、経糸のチョイスが広がるから。
最後にはとってしまう糊だけど、深いのだ〜。

夜さんぽ

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このところ、コンをつめてて、軟禁状態です。もうダメだって思ったら、外に出る。
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ドキッとするような美しさを探して。
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残業中の工場。
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働く人たちを見ると、励まされる。さあ、私ももうひとがんばり。
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窓の外はこんな感じ。
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歩く道はこんな感じ。

めとさま、歩き続ける

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去年のいまごろ、私は、「めとさま」のお着物に取り組んでいた。長い間、暗中模索というか、ほふく前進というか、、、手探り状態ではいまわって、作っていった。
人生をかけてっていうと、大げさに聞こえるかもしれないけど、創作はそんな感じだ。
同時期、めとさまもまた、人生をかけて、手探りの暗中模索をはじめられた。
その道程を振り返りながら、ブログに綴りはじめたとの連絡をいただいた。タイトルは「住宅街の中心で和紙をつくる」
めとさま、和紙に取り組んでいらっしゃるのだ。私との出会いややり取りも、取り上げてくださってる。ありがたいやら、恥ずかしいやらです。
めとさまの歩みをかいま見せていただきながら、生きる姿勢を正して、私も歩き続けよう。
*写真は、「colored wind」をお召しで、我が家にお越しくださったとき撮ったもの。この写真、好き。ピンぼけだから今まで掲載しなかったけど。前に!前に!一歩!一歩!
他にも、いい写真いっぱいあります。めとさまのonly only のページと、作品ギャラリー2014の上から3番目に載ってます。

やっと洗濯

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台風一過の青空のもと、やっとやっと夏物のきもの周りを洗濯しました。(お風呂場でだから、青空はあまり関係ないけど。ま、気分の問題。)
これは、ソープナッツ。和名はムクロジ。石鹸成分を含む木の実です。
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この木の実を、ネットに入れて、浴槽にいれて、勢いよくお湯を出せば、ほらこの通り。
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じゃぶじゃぶ洗います。すすぎは一回。簡単です。あとは形をととのえて干すだけ。
ああ、季節は動くなあ。(もうとっくに動いてるって!)

コスモス

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先日、友人と話していて、コスモスはなぜコスモスという名前になったんだろうって話題になった。
コスモスって英語?宇宙って意味でしょ。でかいよなあー。でもなぜ宇宙?
このときは、解決しなかったんだけど、後日ググってみると、コスモスは、cosmos で間違いない。で、cosmos には、宇宙や世界って意味もあるけど、秩序や調和って意味もある。
コスモスは、どうも整然と花びらが揃っているらしい。秩序があるのだ。宇宙も壮大な秩序なのだろうか。
上の写真は、我が家の近くのコスモス畑。夜にパチリ。秩序あるか?
我が家の辺りでは無理だけど、空気がきれいなところで新月の晩、夜空を見上げると、星空が蕁麻疹みたいだと、見るたび思う。この写真のコスモス畑も蕁麻疹ちっくじゃない??どちらかというと。。。(星空みたいだと言えなくもないか。だとすれば cosmos ともつながるか、、、)
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この写真は、次の帯の試し織り。いまだ苦しみ中。織物も秩序が大事なんだけど、私はいつもカオスにおちいる。はい上がるぞ!

新作八寸帯、一衣舎展

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八寸帯、できました!ラブ・ロスコシリーズの新作です。名付けて、「ピンク&グリーン」。(まんまですね、、)
これは軽さにこだわりました。空気がきゅっと。軽快な感じ。八寸のよさが出たと思っています。
デザインソースのマーク・ロスコはアメリカの画家ですが、気分は、アメリカじゃない。どちらかと言うと、ヨーロッパ。というか、ヨーロッパに入り込んだ異国のもの。洗練されたエスニック。そんな感じを思って作った。
あ、しまった!前柄、写真撮り忘れた。ごめんなさい。ぜひ、実物、ご覧下さい。今なら、見られます!
一衣舎さんの展示会に出品させていただいてます。ところは、浅草、雷門。雷門から程近い、ギャラリー丸美京屋さんでで本日より10月6日まで、開催中です。お草履の楽艸さんもご一緒です。ぜひお運びください!
詳細は、一衣舎さんのブログにて→

冨田潤先生、講義

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冨田潤先生の講義に、東京スピニングパーティーに行ってきました。
私、この講義、本当に楽しみにしていました。数ヶ月前、スピニングパーティーのチラシに冨田先生のお名前発見したときから、エキサイトして、受講する気まんまん。申し込みは、先着順ということで、受付開始日、開始時刻の午前10時の時報と共に、メール送信ボタンを押しました。(後に送られてきた受講票によると、受付番号4番でした。私より早い人が3人も!)
冨田潤先生は、私が織りをはじめた頃からのあこがれです。20数年前、ある本を読みました。そのころ、すでに古い本で立花隆さんだったかが書かれた、青春漂流というタイトルだったか、、、大変うろ覚えですが、若者が情熱を燃やして成長して行くルポで、それに冨田さん登場されてまして、感激したのです。こんな人がいたのか!
拝見できる限りは、展示会にも伺ってます。ずっと前、京都で個展をされたときは、夜行バスで行ったなあ〜。早朝の京都で時間をつぶしたなあ〜。冨田氏の作品は、見ていると心吸い取られる布なのだ。最近作られている八寸帯は、具体的な目標です。
アシスタント志願もしたことある。うまく行かなかったけど。
そんな訳ですので、当日も早起きして出かけ、一番前の席をゲット。講義は、朝10時から16時までという長丁場でしたが、あっという間でした。
スライドの数々とお話の数々、質問とお答えの数々。何でも教えますという副題でしたが、本当に何でも教えて下さいました。乾いた砂漠に水が吸い込むように、習ったつもり。ま、水、いただいても、それで何をどう育てるかですが、、、
制作過程のスライド見てて、一番思ったのは、「ここまでやるんだ」ってこと。あの完成度はここだったのか。私がいままでしてた事は、「やってるつもり」だったな。もっとやれるぞ。
*写真は無関係。東京国立博物館、法隆寺館の階段。

草野満代さん、29日晩、オンエア!

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草野満代さんが、私にご注文くださって織った帯、「Sun Kissed Green(サンキストグリーン)」を締めて、再度テレビに出てくださいます。
ぜひご覧になってくださいね。片岡鶴太郎さんと一緒に案内人を務めてらっしゃる「謎解き!江戸のススメ」です。9月29日月曜日、午後10時から、BS-TBSでの放送です。
前回、22日放送分、友達が録画してくれた分を見る事ができました。テレビに映ってる草野さんが締めてくれてる帯が、うれしそうに、また、しっかり役目を果たしてくれてて、まぶしい思いで、画面を見つめました。
帯もですが、いい番組だなあと思いましたので、よかったら、見てくださいね。よろしくお願いします。
情報、もう一度書きますね。
「謎解き!江戸のススメ」9月29日月曜日、午後10時から、BS-TBSにて。
司会の草野満代さんが締めてらっしゃる帯が、吉田作です。草野さんに、ONLY ONLY でご注文いただき、制作しました。
番組のサイトはこちらです。→☆。9/22の分のダイジェスト動画も見られます。

森康次先生

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森康次先生の個展のギャラリートークに、銀座もとじさんに伺いました。この個展のために作られた新作をぜひ拝見したかった。森先生とお弟子さまの佐藤さんにお会いしたかったです。
30分も前に銀座に到着。森先生の刺繍の美しさを堪能しつつ、トーク会の開演を待ちました。鞠の付け下げ、すてき。こんなの着たら世界観が変わるかも。
待っている間に、森ファン、もとじファンのお客さまがどんどん集まってらっしゃいました。さすがーー!
以前に森先生からメールをいただきました。ものすごくお優しいありがたいメールでした。勝手に引用。(ごめんなさい、森先生)
『私も来年は69歳、もうすぐ70です。
このくらいまで続けると、ちょっと面白くなってきます。
見えなかったものが見えるようになって 、分からなかったものが理解できるようになりますから。
歳を重ねるのもなかなかいいものですよ。
吉田さん、何が何でも続けてください。
そして「ちょっと面白くなってきました。」って、聞かせてください。』
じーん。あ、あ、ありがとうございます。はい、何が何でも続けます。ちょっと面白くなってきたっていう境地は、まだまだまだまだ遠いのだけど。
お弟子さまの佐藤未知さんとも、感激の再会でした。スッキリ美しいご様子に、着実に仕事を重ねてらっしゃるんだなって思いました。別れ際に、小さな包みを下さいました。京都のお土産だと。まあ!
うちに帰って、包みを開けると、かわいい飴が出てきました。色もいいのよ。きれいな黄色と緑。
あ!!!!これは、森先生が私にご用命くださり、佐藤未知さんと何度も何度もやり取りを重ねて作ったPure heart Michi だ!!試し織りをお送りしたことなど、昨日のように思い出す。
佐藤さん、お気持ち、しっかり受け止めたよ。ありがとう。お互い、がんばろう!

思い出のショール

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すてきなことがありました。我が家を訪ねてくださった方が、私のショールを巻いてくださってました。それが、すっごくお似合いで、ビックリ、ドキドキしました。
このショールをお求めいただいた時のことはよく覚えています。けっこうビビッドな色使いと柄のこの一枚を選んでくださったことに、ちょっと意外な感じも受けました。というのは、このお方、とても清楚で、フェミニンな方なのです。身につけるものも、おとなしいタイプのものがお好きなのかなと思っていたものですから、、、
これ、私としても、チャレンジの一品なのでした。糸はものすごくいいのを使ってます。入手困難な太目の赤城の節糸なんだよ。染めは、ブラッシングカラーズなのですが、実はブラシ(刷毛)ではなくて、ドロッピングで染めてます。経糸を張って、調合した染料を、ぶんぶん振り回して、夢中でドロッピングしています。ジャクソン・ポロック、憑依してる???
そうやって作った作品で、実はこれ、一枚きり。連作ではないのです。
どうしてるかなって気にしてましたら、目の前に現れて、ものすっごくカッコよく使いこなしてくださっているものですから、舞い上がってしまいました。大事に愛用いただいているのが、ヒシヒシ伝わって来ました。ありがとうございます!
ガーン。しししまった、、、、巻いてくださってる所、写真撮らせていただけばよかった。ヨシダ、一生の不覚、、、
この写真は、カメラマン武藤奈緒美さん撮影です。

もうひとつ新作、Natural Earth

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もいっちょ、八寸帯できました。こちらは、[Natural Earth](ナチュラルアース)と名付けました。自然の強さを表現しました。
これは昨日アップしたのより、もっと自然派。一見、生成りの無地に見える帯です。存在感のある帯になったと思っています。ほんとはね、生成りじゃないし、無地じゃないよ。
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経糸も緯糸も極うすーく染めてます。絹は、何もしないと黄変と言って、黄ばむ可能性があるので、白を生かす時にも、私は必ず染めてます。どんな白にするかってそこで決める。
緯糸は7種類の糸をまぜて使ってます。単調にならないように。7丁杼を持ち替えながら織ってます。
八寸帯は耳もかわいくしないとね。なんてことないんだけど、なんだかかわいい。
強くて、愛らしい帯になりました。

新作八寸帯、Natural Earth with Blocks

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八寸帯できました。
名前を、[Natural Earth with Blocks](ナチュラルアースウィズブロックス)と申します。思いきり、自然派です。いわゆる絹らしい、ツルツルピカピカさはまったくありません。その対局です。大地の息吹を感じる帯です。
糸はキビソが中心。染めはすべて草木染めです。
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キビソとは、繭のいちばん外側の固い部分。お蚕さんが我が身を守るために、しっかり固い糸を吐くのです。守ってくれる帯なのです。
染めは、糸の先染めも、ブラッシングカラーズも草木染めです。矢車と栗を使ってます。
全通ですが、飛び飛びに柄が入っているので、うるさくないよ。2枚目の写真が前柄あたり。タレは無地。カッコいい帯です。

スコットランド

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住民投票の結果、スコットランドのイギリスからの分離独立はなくなった。そっか、、という気持ちで、ニュースを聞いた。
スコットランドは、私にとって、とても大事な国です。21歳〜22歳の2年間、迷い込むようにして住んでいた国。
大学時代、バブルまっただ中の東京で、居場所が見つけれず、かなぐり捨てるようにして、逃げ出した。その行き着いた先。
ホームステイで一緒になった男の子に、どこから来たのかと聞いたら、「リトアニア」と答えた。「リトアニア?ああ、ソビエト連邦ね」って言ったら、「違う違う。ソ連じゃないよ。リトアニアだ。」「ソ連の中のリトアニアってことでしょ?」「違うよ。リトアニアはリトアニアだ。」
そんな風に主張するのに、なんだか、びっくりした。へえーっと思った。その数年後に、本当にソ連が崩壊したとき、心底自分を思い込みを恥じたけど。
パレスチナからの女の子もいた。どこからの来たのという問いには、もちろん「パレスチナ」だ。国の名前では、イスラエルかもしれないけど、そうじゃないのは、当時の私でも感じていた。印象的な民族のスカーフをしていた。
バスクの男の子もいた。この子も、出身地は「バスク」と答えた。「今はスペインってことになってるけど。」
スコットランドに居た頃は、まだベルリンの壁もあったんだ。昔話だねえ、、、、
地図に書かれた境界線は、たまたまそうなったんだってこと。戦争に勝ったとか負けたとか、政治のいろいろで。民族の気持ちが反映されている訳じゃない。民族の気持ちは、勝った負けたでは覆らない。政治が決めた線は、いつもで変わり得るんだって事を、若いくせに頭が固かった無知な私は、教えられた。
写真はスコットランドじゃないよ。うちの近所。また行きたいなーー。

初公開の法隆寺裂をみた

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昨日の続きです。
新橋から山手線に乗って、上野で降りる。蚊におびえながら公園を抜け、向かうは、東京国立博物館、法隆寺宝物館。ここの2階の奥の部屋は、幡や袈裟の残欠がいつも展示されてて、私的チェックポイントなんだけど、今回、今まで展示されてなかった分が、修理を終え、初お目見えしてたのです!(展示は15日で終了しています)
展示されている布たちは、聖徳太子が亡くなった時に作られたものなど。昭和12年からガラスにはさんで保管してたんだって。修復されたとは言え、1200年前のだもん、ボロボロです。しかし、その鮮やかなこと。イキイキしていること。最高のアートだ。
かなわんわ。最先端を切り拓いてる人たちが作った作品のみが持つ、パワーがある。技法もすごい。ものすごく精緻。糸もそろってるし。金糸もあったよ。びっくり。
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ミュージアムショップの本屋を覗いたら、つい2冊も買っちゃって、金欠に。帰りに中華屋にでも入りたかったのだけど、すごすご帰った。
写真は、法隆寺館。現代アートのギャラリーのよう。

北村武資展、資生堂、ピエール・シャロー

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先日、北村武資さんのギャラリートークに、銀座もとじさんに伺いました。織りの世界では知らない人は居ない、人間国宝です。
「自分流のものを作るしか道はない。」「織物は、色や模様以前に、織りそのものが大事。」「織の構造美を創造する。」「寂びを入れず、出来るだけ透明のまま織る」などなど、面白く、ズキッとくるお話をたくさんお聞きできました。新しい構造の作品も出品されてて、どんどん開拓されて行くさまに感服。ひれ伏す思い。
思ったのだけど、人間国宝って、伝統文化の継承者ってイメージしちゃうけど、最先端の開拓者であり、チョー売れっ子の作家であり、成功している機屋の経営者なんだ。売れてないと、継承はおろか、開拓もチャレンジもできないし。
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その後、資生堂ギャラリーで開催されていた、「せいのもとで」展を拝見しました。
資生堂の社名は、中国の「易経」の一節「至哉坤元 万物資生」から採ったんだって。「すべてのものは大地の恵みから生まれる」という意味らしいよ。さすが、いい社名だなあ〜。
で、この展示会は、その「万物資生」を表現しているらしい。
志村ふくみさん、洋子さんの、草木染めの糸のインスタレーションもありました。茜で染めた白から赤のグラデーション。うん、染織は「万物資生」だわ。
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それから、汐留ミュージアムへ、「ピエール・シャローとガラスの家」展を観に行きました。ピエール・シャローとは、アールデコ時代の、フランスの建築家です。知らない分野なのだけど、チケットいただいた事もあり、興味津々で足を伸ばしました。
20世紀の初頭の一時期、パッと才能と時代がぶつかって花ひらいた。ドキドキ感があった。高揚する。きっと、寝る間を削って、線を引いたのではないか。
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その後、もう一件いったのだけど、長くなったからまた書きます。写真は、シャローのガラスの家。じゃなくて、東京国立博物館の法隆寺館。

草野満代さん、9/22、29 オンエア!

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うっわーー!草野満代さん、締めて下さってる!!動画になると、やっぱ感激ひとしおです。
ここで見られます→ (スクリーンショット、拝借しました)
本放送の予告編なので、はじめと終わりにちょこっと映るだけなのだけど、ぜひ見て下さい。
本放送は、少し先だけど、ぜひご覧下さいね。2週続けてのこの帯締めて、登場して下さいます。
BS-TBS「謎解き!江戸のススメ」9月22日と9月29日 午後10時より
それから、拙作品ギャラリーも更新しました。まだお納めする前の、この帯、載せました。あ、タイトル、お披露目してなかったね。
「Sun Kissed Green (サンキストグリーン)」って名付けました。太陽が緑たちにキスするの。
よかったら、こちらもぜひご覧下さい。→

草野満代さん、うしろ姿とメッセージ

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こちら、草野満代さんのうしろ姿です。おタイコもわざわざ写して送って下さいました。テレビのオンエアでは、後ろ姿は写らないからと言うことで。お優しいなあ、、、うるうる。
メッセージもいただきました。以下に抜粋、、、
「こんなふうに、作家さんに自分のイメージや思いを伝え、形にしていただく機会は初めてで、それゆえ、なおのこと、いとおしく感じます。」
草野満代さん、どうもありがとうございます。
2回目にお会いした時、帯のONLY ONLY でのご注文が確定し、ご希望をお聞きした。とてもはっきりした方向性のものだった。それで、私はとにかく試し織りを作った。それを3回目にお会いした時観ていただいた。方向性は少々ずれてて、つかみきれてなかった。すり合ってなかった部分を洗い出し、考え直す。聞き逃しや漏れがないよう必死だった。(この時、超絶美味しい和食のランチをごちそうになってたんですけど!)
草野さんは、その後は任せるとおっしゃって下さった。
そうやって作ったもの、いとおしいって仰って下さって、うれしいし、それを作った時間は、私にとっても、とてもいとおしいものでした。
草野満代さんが、この帯を締めて、オンエアされるのは、以下の通りです。ぜひ観てください。
BS-TBS「謎解き、江戸のススメ」9月22日と9月29日 午後10時より

次なるONLY ONLYは、なななんと!!!

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草野満代さんです! びっくり!!
ONLY ONLY で帯を織らせていただき、うれしすぎて腰を抜かすほどでした。
ありがたいことに、その帯を締めて番組の収録に臨まれたとメールいただきました。
お写真も貼付してくださり、載せてもいいと、、、、、
ありがたいなあ、お優しいなあ、、、ありがとうございます。
ご存知のとおり、草野さんは元NHKアナウンサー。今はフリーで活躍されてます。お着物姿で出演されることもしばしばで、スタイリストさんが用意する衣装でなくて、自前のお着物のことも多いらしいです。
そもそものご縁は、草野さんとも懇意の友人がチャンスを作ってくれました。帯をお作りするのに、3回お会いできました。一度なんか我が家までお越しくださったんですよ!!!

花ト囮

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ダンスを観てきました。DAZZLE ってダンスカンパニーの「花ト囮」(はなとおとり)です。とても怖くておどろおどろしく面白かった。
その圧倒的なダンスに、もっと近くで観たい、もっと小さな劇場だったらよかったのにと思いました。アングラっぽい所でも良かっただろうな、、、、、、会場は、東京国際フォーラムのホールCでした。
が、音響とか照明もすばらしかったので、それが理由でのこの会場だったのか、などとも思いました。こんだけ完成度高いと、会場も選ぶんだろうな。
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実は私、ダンス、まったく縁がなく、今回チケットいただいたのです。うわーい、チョーラッキー!予備知識がなくて、すごいもの観るの、何よりありがたい。非日常にいきなり連れて来られた感じ。道中のそぼ降る雨がまた良かった。
写真は帰り道。

森田空美先生!

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大感激な出来事がありました。なんと、あの森田空美先生に一対一でお会いして、作品を観ていただき、アドバイスをいただくという光栄に浴して参りました。
今の着物界をリードと言うか、、、、大転換させた方ですので、雲の上の方だと思っています。いやーー緊張したよ!
ずっと帯の風合いに付いて悩んでました。締めやすく、美しく。ブレイクスルーめざして、七転八倒してました。暗中模索で、もうこれ以上は堂々巡りかと落ち込んでた頃に、ご縁があり、森田先生につないでいただきました。
青山のオフィスは、ドアを入ると、そこは異空間。キリッと整い、空気が違う。先生はにこやかでお優しく、丁寧で、着物に対する深い愛と責任をもたれた方でした。
参りました。見ていただいた拙作、自信作がそうでもなかったり、イマイチかと思ってたのほめられたり、目から鱗のご意見いただいたり、、、
糸に対する執着も、湯のしに対するこだわりも足りないな、私。結構しつこい方だと思っていたけど、それは自己判断だった。基準が低いよ。もっともっと上げねばだ。
色やデザインへのセンスをほめられたのは、うれしかった。お見せした九寸帯、「あら、もう少し前に拝見してたら撮影に使わせてもらったのに、、」とおっしゃられたのは、にんまりした。
森田空美先生、本当にどうもありがとうございました。お話いただいとことを、しっかり布に反映させます。
写真はたまたま見かけたポスターをパチリ。ちょっと森田先生の世界観ぽいと思った。トーキョーワンダーサイトってところの。カッコいいよね。

熊本ゆかり便り9月号に載った!

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熊本のすてきな呉服屋さん、和の國さんのブログに、月に一回掲載される「熊本ゆかり便り」の最新号が、アップされました!
今月はなんと、私が登場しております。写真が2枚も。きゃ、お恥ずかしい。
こちらです。写真はともかく、いい文章。
この欄は、着物ライターの安達絵里子さんによる執筆です。さすが、着物愛に満ちる文章のプロ、すーっと読ませます。
上に載せた写真は、熊本ゆかり便りに載せていただいたものを、トリミングしました。なんだか、なで肩よね、私。まあ、こんなだったかしらん???もしかして、修正していただいてるかも、、、、肩を削るなんて出来るのかな???
これね、写真館で撮ったのですよ。家族で記念撮影しまして、ついでに一人のも撮ってもらいました。
写真館で写真を撮るなんて、妹が七五三の時以来かも。ええっと、、、37年ぶり???37年前、娘たちみんな初めてのパーマをかけました。みーんな、へんてこりんになりまして、写真館で写真を撮るってのは、へんてこりんな恰好をすることかって刷り込まれました。今回、すてきに撮っていただいて、くすぐったい気分です。

ピエト。開発中

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これは、九寸名古屋帯、ピエトです。ピエト・モンドリアンに感化され、作りました。
モンドリアンの作品の持つ、インパクト、やっぱすごいです。静かだけど、弾けそう。きれいだけど、デジタルじゃないのよ。手でひとつずつ、手応えを感じながら描いてる。そこのところ、一番インスパイアされた。
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かわいい帯になりました。お若い方から、おばあちゃままで、気軽に締めていただける帯になったかなあと思っています。
最善を尽くした愛しい作品です。ですが、改良すべき点がすでに見えております。またどんどん作ります。エンドレスです。

新作帯、ルイーズ

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新作九寸名古屋帯、アップします。名前は「ルイーズ」。すっきりシンプルを狙いました。軽快な感じ。ちょうどこれからの季節に締めていただくのに、最適な帯では?
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この帯の名前は、ルイーズ・ブルジョアからもらいました。ルイーズ・ブルジョアってもう死んじゃったけど、すごく好きな、尊敬するアーティストです。日本で一番有名なのは、六本木ヒルズにある蜘蛛の立体かな。
ルイーズは、テキスタイル作品も作っているのです。自由に切り貼りしたりして、独自のチェックを作り出してる。それに感化されて作りました。
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シンプルだけど、緯糸の要所要所に、銀糸や、濃い藍色や、薄い空色の、撚りが甘い絹糸が入り、キラッと感を添えてます。これは、ルイーズじゃなくて、ヨシダの感覚。帯としての遊び心です。目立たないけど、目立つという憎いヤツよん。むふっ。

被せ綿、お納め

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ずっと取り組んでいた菊の被せ綿の染めですが、黄色も染まりました!福木に茜を少々まぜて染めまして、その上に、酸性染料で補強しています。福々しくと思ったので、福木を使いましたが、めざす色は鬱金(ウコン)色です。
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ほら!赤と黄色がそろいました。重陽のお節句に使うものなので、思い切り濃く染めています。赤は緋毛氈(ひもうせん)とか陣羽織とか、ああいう意味ある真っ赤をめざしました。昔から特別に尊ばれている色なんだなあと思いました。
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これらを抱えて、お納めもしてきましたよ。遠州流のお茶のお家元さまです。飯田橋の駅を降りて地図通りに伺ったけど、なんだか江戸をすぐそこに感じたよ。別世界に迷い込んだような感じだった。
この絵は、先代さまがお描きになった被せ綿を被せた菊。うわー。なるほどなあ。昔からこうやって、菊にこの被せ綿をして、長寿を願って、差し上げたりしたそうです。
ものすごくおいしいお抹茶もいただきました。無作法なのに、ひゃー、どうしましょう。
すばらしい体験をさせていただきました。昔からの行事の一端を担えたとしたら、大変光栄です。

田中直染料店へ

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今日は、渋谷にある染料屋さんに行ってきました。京都の本社から専門の方が見えると聞きつけていたので。
前々から酸性染料の使い方で、どうしても解決できない点があり、試行錯誤を繰り返すも、成功と失敗が交互にきて、いったい何がいいのか悪いのか糸口さえ見つからず、悶絶していたのです。とうとう京都まで相談に行くしかないかと思っていたところに、あちらから東京にお越しになるとは!!!なんという幸運!(こういうの鴨ネギって言う??言わないね)
その方を独り占め(笑)するために、開店直後を狙って行きましたが、何と先客がお二人も。みなさん、情報通、かつ情熱的ですな。
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それで、今までの失敗資料など持って行きましたら、すっごく興味を示して下さり、たっぷり相談に乗って下さいました。さあ、これを制作にどう反映させるか。やるしかありませんな。がんばります。
田中直染料店さん、いつも、どうもありがとうございます。その的確な判断に感服です。染めは化学やなあ、、、化学と愛情ね。(ちなみに織りは、算数と愛情。)
染料屋さん、糸屋さん、道具屋さんに「あいつはなかなかやるな」って思っていただくの、ひとつの目標だったりします。
*写真はうちの近所。散歩の途中で見かけたガレージ。

帯2本

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帯2本織り上げましたので、さっそく蒸しと湯通し。なかなかいいんじゃないかい。この段階では。湯のしに出してみないと分からないけど。
右の、真っ白に見えるけど、7種類の糸が織り込まれてるんだよ。表情の豊かさを織り込みたかったのだけど、この写真じゃわからんね。経糸はすべてキビソで、緯糸も8割くらいはキビソ。またディテール載せます。
八寸帯へのチャレンジはまだまだ続きます。

菊の被せ綿

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このところ、通常業務の帯を織るのと、飛び込んできた「菊の被せ綿(きせわた)」を染めるので、大わらわ。
これは、茜を煮出しているところ。
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ほら、こんなに立派な染液が取れました。染料となった茜は、被せ綿を頼まれた先から送られてきたもの。とても古かったし、色が出るか心配だったけど、何度も洗ってきれいにして煮出したら、がんばってくれました。茜、すごいぞ!
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真綿をこのように染めています。まだまだ試し染めです。
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濃度を変えて、何度も試しをしました。見本をいただいているので、その色に近づけようと必死です。めざすは、真っ赤と真っ黄です。
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染め直し。酸性染料の力も借ります。
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これでどうだ!(って実はこのあとも、色味を近づけるため、染めは繰り返されるのでした。悪戦苦闘の最中です。)

水戸岡鋭治さんの展示会。本も読んだよ。

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熊本からこっちに戻り、はや、一週間。すっかり通常業務なのだけど、今頃、疲れがどっと出ているのは、これはやはり、寄る年並ってことでしょうか?
この一週間で、本を2冊読みました。熊本の現代美術館で買い求めたものです。
熊本市現代美術館では、「水戸岡鋭治からのプレゼントーまちと人を幸福にするデザイン展」を開催してました。水戸岡氏は、JR九州の新幹線とか、ななつ星とか、とても有名なデザイナーです。
帰省時にこれをやってるってことは、知っていた。しかし、行けるか?つか、行くか?私、乗り物とか、ほとんど興味ないし、、、
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でですねーー、実は短時間ながら2回も行っちゃいました。1回行って、もったいなさ過ぎて、時間を見つけてもう一度。本当にこれは、水戸岡氏から全ての人に向けた「プレゼント」でした。
子どもたちは、ただただ楽しく目を輝かせているし、大人は、ここまでの仕事をひたむきにやり遂げる、仕事哲学とロマンに打ちのめされたのでは、、、、私はほれたよ。仕事とは、こうあるべし。買ってきた本にも、書いてあったよ。
「あと1%だけやってみよう」とか、「それが出来ない理由はどこにもない」とか、「次世代が幸せになる仕事でなければ意味がない」とか。
もいっちょ、氏の真骨頂、「とことん試行錯誤すれば見えてくる」「デザイナーは公僕であれ」「経済は文化の僕である」などなどなど。
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うーーん、私もがんばります。水戸岡氏の数万分の一でも、一歩一歩やっていきます。
写真は、今回までは、内輪のお祝い事で失礼します。私が撮ったベストショット。やっぱ、りょうくんに負けてるわ。

ベストショット

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今回の帰省中、デジカメでバシバシ写真を撮りました。家族にも、勝手に撮ってよと言ってカメラ渡してたら、知らぬ間に1000枚近く撮れてた。で、ベストショットを選ぼうと思ってつらつら見る。以上の5枚が候補だなあ、、、と。
ショック!これら、すべて、私が撮ったんじゃない!それもカメラマンは同一人物!
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ジャーン!撮ったのは、甥のりょうくん、7歳です。いやあ、いい写真撮りますねえ、おばちゃん、完敗です。
りょうくんは、いとこのひなちゃんのエスコートもこなすジェントルマンです。
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ほら、ここでも、りょうくんは、ひなちゃんのことをしっかりエスコートしています。
あ、ついでながら、私の髪型にもご注目ください!生まれてはじめて、夜会巻きしてます!!!あげてくれたのは、幼なじみのチャコちゃんです!

帰省してました

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ちょいと熊本に帰ってきました。ここは羽田空港。空港っていいよね。好きだわー。
さあ、これからフライト。いつもの通り、さっぱり気ままな一人旅です。
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が、帰った先は、ちっとも気ままじゃなかったよーーー。カオスでした。ちょー久しぶりに大家族が結集です。
おかげさまで、両親が金婚式、父が喜寿のお祝いを迎えました。そのお祝いに、四人姉妹と、婿たちと、孫四人が駆けつけました。みんなそれぞれの事情と台風を乗り越え。
義弟の一人は飛行機が欠航、宴席には電話で出席。これがただひとつの残念事項でした。
ふるさとはいいなーー、家族はいいなーーって思った数日間でした。

Pure heart Michi、全容あらわる。

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昨年の今ごろは、アトリエ森繍さまからご依頼の ONLY ONLY に、一生懸命とりくんでました。日本刺繍の大家からのご注文に身震いしながら挑んだものです。鍛えていただいた、育てていただいたと、なつかしくうれしく、思い出しています。
そうしておりましたら、なんと、お写真をお送りいただきました!!!ひゃーー、感動!!!
これは、仮絵羽仕立てもせずにお納めしたので、形になったのを初めて見ました。うっわー!
この写真、撮るの相当お手間だったと思います。どんなに時間とエネルギーが掛かったか、、、、想像するとクラクラします。Pure heart Michi よ、よかったね、こんなに大事にしてもらって、、、生みの親の私はとてもうれしいよ。
しかしながら、これで良かったのか、もっと出来なかったのか、、、と問わずにはおられません。持てる力を全て出し切ったとは言い切れますが、もともとの力が極少なので、、、。
もしよかったら、このお着物のメイキングも、読んでみて下さい。時間をさかのぼっていただけると読みやすいと思います。こちらです→
作品ギャラリーにも載せてます。こちらもぜひ→
あらためまして、アトリエ森繍の森康次先生、佐藤未知さん、本当にどうもありがとうございました。おかげさまでなんとか、織り続けています。

真綿を染める

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ちょいと頼まれまして、草木染めで真綿を染めました。ふわふわしてて、かわいいです。さすが、真綿。
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何にするかと申しますと、重陽のお節句に、菊の花にかぶせて、夜露をとるのですって。その綿で体を清めると長生きするのですって。
おお、そんな故事があったとは、知らなかったぜ。
染料は、写真の左下から右に向けて、エンジュ、アカネ、スオウ、左上から、フクギ、アカネの薄め、ヤマモモ。

現在の経糸

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これ、今、張ってる経糸です。全部、きびそ糸。太細の差が激しくて、ももけて、ももけて、ものすっごく織りにくい。織りにくいのは分かってたから、糊の付け方をそうとう工夫したんだけどな。およばず、、、
これをどう御するか。糸の良さと特性を、もっともっと、バーンと表現したい。
これを、八寸帯、半幅帯、角帯に発展させたいのです。もうひと工夫だ。

お届け後に、

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こずさまのタブロー、無事に、お手元に届きました。3日前の話し。
私、今、しみじみしてる。
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こずさま、到着してすぐ「感動とお礼を」って、メールくださった。
「緑と黄色が優しいね」と。「ふんわり馴染むよ」と。
お部屋の「床の焦げ茶と白い壁によく合うよ」って。
「美保子ちゃんの愛情・友情がひしひしと伝わってくるよ」って。えへへ、うれしいね。
「ブログの写真もぜんぶ緑だったね」とも。そうなのよ、よく気付いてくれました。こずさまのイメージをつかむのに、緑を求めてさまよいました。
そして、「喜びちゃんと伝わってる?」「今、話せる?」
もちろん!あまり、話すの得意でないのだけど、この電話は、よかったなあ、、、、、感激した。
「大切に一緒に暮らすね。ありがとう。」って最高のお言葉いただきました。
こずさまストーリーは、ここではこれで終わるけど、どんどんふくらんで行くんだろうなあ。私の知らないところで。ときどきは、こずさまが教えてくれるかも。楽しみだ。
いい機会をいただき、いい仕事をさせていただいた。ありがとう。
写真は、お届け直前に我が家で撮影。お手紙を添えて、向かわせましたよ。

完成しました!

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こずさまのタブロー、2点、完成しました!ふたつ、一緒に記念撮影。
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こちら、小さい方。ペパーミントグリーンが、基調です。
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ズームアップしてみましょう。黄色と濃紺がミソですよ。緑の筋が効いてるね。
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織り布の下の紙は2枚重ねになっていて、上の紙はうすーい黄色の半透明。透けて見えるように書き込んだフレーズは、「緑溢るる楠若葉」。はい、我らが日吉小学校の校歌です。「心の窓を開こうよ♪」もよかったかも〜。
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はい、そしてこちらが大きい方。この額、いいでしょ。置きにもいいし、掛けることもできるのよ。
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ズームアップ!きれいな黄色と緑のグラデーションです。
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こっそり(?)こずさまのお名前と、私の名前を入れてます。
さあ、こずさまの元へ向かうわよ!

核を決める

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さあ、それでは、核をきめて行きましょう。タブローにはめ込む織り布を考えます。
絵の具箱の感覚で、織り布ボックスを取り出します。そこには今まで織りためた布の数々。たくさんあるよ。絵の具のチューブはそろってます。パレットの感覚で、机の上にあれもこれも取り出す。
さあ、どの組み合わせが、こずさまに一番寄り添うか?
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私、こずさまには、正統派の織り布というか、絹そのもののよさが伝わるのがいいんじゃないかと思っているのよ。上質の絹を使った素直な繊細な感じがいいんじゃないかな。
でも、きちんとしているばかりじゃなくて、糸がゆらゆら揺れてるとか、、そんな遊びも欲しいよね。布の耳や、織り付け部分も使おうか?
こずさま、まじめな人なのだけど、そのまじめさ込みで、ほんわか面白く豊かなひとなんだなあ。カッコつけて演出しているのではなくて、芯のところが面白い人。そしてこれからも、人に愛され、豊かににっこり、生きて行かれるのではないかなあ?
布もその路線で行きましょう。納得できるのは探せるか?
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あった!これだ!これとこれ!!(写真のものではありません)2つの布が響き合う。
大きさ、バランスを考える。ここ、重要。
布の背景には紙をいれよう。明るいきちんとした紙がいい。世界堂に買いに走る。

2枚はどう!?

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こずさまのタブロー、今まで見えてきたことを整理します。
・毎日見てて飽きない、こずさまに寄り添うものを作りたい。それには、ゆったり、あっさり、こじんまりしてた方がいいのではないか?大きくてゴツい作り込まれたものだと、元気なときはいいけど、疲れている時などはしんどいかもしれない。
・お部屋の壁には掛けられないので、お部屋のテレビ台などに置きで飾ってもらおう。玄関には掛けられるが、お部屋の方が、いつも一緒いられていいと思う。
・色は、穏やかな緑を基調にしよう。濃紺もお好きとのこと。我々のスクールカラーの黄色も取り入れたい。
ふーむ。問題は、小さめであっさり、こじんまり作るとなると、ちょっとインパクトがないことよね。どうしようか?
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あ!ひらめいた!!!
2枚作らせてもらうのはどうかな!!???
2枚あると、飾り方を変える度に、イメージ変わって遊べるのもいいところ。楽しいと思うよ。
こずさまからは、ご予算を伺ってました。それは、ある程度大きいものを一枚作るのに充分な額。ご予算そのままで、中くらいのと小さいの、2枚にしたら、どうだろう?
こずさまにメールしたら、とってもよろこんで下さいました。よっしゃ!決定!!!
早速、額を決めちゃいましょう。
白木のナチュラルな感じが、明るいし、自由だし、いいよね。置きのつもりだけど、壁にも掛けられる額にしておくと、将来の模様替えや引っ越しにも、対処できるね。ガラスじゃなくてアクリル板がいいかもね。ガラスだと倒れて割れる可能性はあるもんね。地震が怖いからね。
さあ、取り寄せましょう。

では、どうするか?

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ほどなくして、こずさまからメールがきました。住んでるマンションの間取りが YouTube で見らるっとよと。不動産屋さんがお部屋の紹介をするのに、YouTubeを使ってるらしい。私にしても願ったり叶ったり。大変参考になります。早速拝見。
わー、かっこいー!都会かー!玄関もとてもスッキリ。白い壁に、ビルトイン家具の扉のダークブラウンが効いています。うん、この玄関の壁にタブロー掛けたらカッコいいな。キリッとしたヤツがいいかな?額縁をダークブラウンで揃えようか?
ビデオは続けてお部屋を映して、そして窓を開けて外も映します。さすが大都会。どこまでも続くビルディング。こずさまのお住まいは、都会も都会、山手線の内側です。
うーん、緑あふれる熊本が恋しくならんとかな?
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その後もこずさまと、メールのやり取り。
それでだんだん分かってきたのだけど、私、こずさま、理解できてなかったーー。私が思っていたこずさまは、明るく、アクティブ、社交的。頭が良くて、回転が速くて、何でもバンバンできる人。
いや、それは間違いではない。
それだけじゃないんだ。
こずさま、休日は用事がない限り、この部屋にいるそう。それが好きだと。引きこもってるとさえ、書いてらっしゃる。そっか、いつもキラキラに輝いて活躍してるようにイメージしてたけど、この部屋に居る時だけは、そうでないのかもしれない。ここは素になって、癒したり、メンテナンスしたり、そういう場所なんだな。
じゃあ、タブローも、そんなこずさまに寄り添うものであるべきでは?
作り込んで、完成度を上げたり、豪華で目立つ額を使ったりするのではなく、こじんまり、素直に、ゆったり、あっさりしててもいいのかも。
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その方が、こずさまに寄り添えるんじゃないかな?
写真はうちの近所。

大きさと飾り方

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こずさまのタブロー、さあ、それでは、大きさと飾り方を決めて行きましょう。これを押えとかないとね。
飾り方と言うのは、壁に掛けるか、もしくは置きにするかということです。大きさも、比較的広いお部屋に飾るか、または玄関などの限られた空間に飾るかよって、ちがってきます。もし、壁に掛けるのを希望しても、物理的に掛けられないということも考えられます。(コンクリートの壁などだと、フックが刺さらない)
それで早速こずさまにメール。そしたら、にっこりマークの返信が。今夜はお客様のところでアルコールを入れてしまったから、お返事、またにしますって。うれしかったな。大事に思ってくれてる。
続けて、「はっきり言ってノープランでお任せだったけど、尋ねられるとあれこれ、想いがめぐるね。早くも幸せ気分を味わっています。」と。あ、これこそ、ONLY ONLY の真髄。
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そして、日を改めて、丁寧なお返事をいただきました。
曰く、「欲しいなー」ってじんわり思っただけで、他のことは何も考えてなかったそう。いいんです!だからこその ONLY ONLY。あなたのために計画します。一緒に考えましょう。
こずさま、今のところ、壁には何も掛けてないとのこと。装飾的なものは何もないそうです。私との再会をきっかけに、何かを飾ってみようかって思ってくれたのだったら、それが何よりうれしい。こずさまの心の中で、何かが動いた?
壁に掛けられるかはまだ不明。壁の写メも添付してくれたけど、、、むむむ、、、。大きさも一任してくださるとのこと。うん、だからこそ、こずさまにとっての最適を探らねばなのです。
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そこでまず、お部屋の壁に安全ピンか何かを刺してみてくれるよう依頼。ピンが刺されば、タブローを掛けられるフック、取り付け可能です。よくある石膏ボードの壁ならオッケーなのだけど。
しかし、ガーン。「ぬからん」との返信が。(刺さらないと言う意味)
そっか、、、続けて、トライしてくれた、玄関とかキッチンは、ぬかったそう。
お部屋にタブロー掛けるのは実質ムリだと判明しました。コンクリにドリルで穴開けない限り。
そっか、、、じゃ玄関かな?玄関に掛けるのもアリだね。毎日「いってらっしゃい」と「おかえりなさい」ができるもんね。
と、この時点では考えました。
写真はうちの近所です。

こずさまのイメージ

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みどりあふるる、楠若葉
嵐にたえて、いくとせを
のびゆく日吉、のびゆく日吉
今日もまた
友よ、なかよくたくましく
こころの窓をひらこうよ
のっけから、失礼しました。これ、とある楽曲の歌詞です。
こずさま、今回の ONLY ONLY のタブロー、どんなイメージにするかってこと、私に任せるって言って下さってるのです。
そうですか、それでしたら、こずさまのイメージで作りましょう!
それで、こずさまのことを考えていたら、ふっと、この歌が浮かびました。特に「みーどりあっふるるー、くすぅわかばぁー♪」のところと、「のっびゆく日吉、のっびゆく日吉♪」のところ。
えへへ。実はこの歌、熊本市立日吉小学校の校歌です。そうです、こずさまと私の出身小学校です。
私たちは、その後も、中学、高校、6,3,3で12年、同じ学校に通ったのです。ですが、とうとう同じクラスには一度もならず。
そして時間はあっという間にたちまして、昨日書きました27年ぶりの再会です。
こずさまとは、同窓会幹事をしながら、ぐんぐん親しくなっていきました。まるで、小中高と接点がなかったのを埋めるように。
こずさま、地元熊本の国立大学を卒業されたあと、地元で就職。大変活躍されていたと推察します。目に見えるようです。
そして、アラフォーと言われる世代になって、転職、上京。同じ分野のお仕事とは言え、これって、すごい。場を変えるエネルギーに私は感激しました。(私は35歳で勤めを辞めて独立したとき、悩みつつも引っ越しに踏み切れなかったものですから、、、、)
そして今も、バリバリ仕事されてます。先日も昇進されたばかり。
それで、私がこずさまに感じるイメージは、
「一本筋が通った清々しさ、スクッとした木立、のびのびとした豊かな緑。その清々しさを持ったまま、都会で成熟に向かっている。自然あふれる故郷熊本に思いを置いて、、、」
それに、こずさまの本名、漢字を分解すると、「木」が三つ、「山」がひとつあるのです。お名前そのものも、枝がのびのび、葉っぱが繁り、小鳥が歌っているイメージ。
こんなことを、こずさまにメールしたら、
「私、校歌の伴奏しよったとよ」との返信が!
そうだった。さすが、優等生の誉れ高い、こずさまです。
写真はうちの近所。楠じゃなくて桜です。夏休みがはじまったね!

こずさま、登場!

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さあ、次なる ONLY ONLY は、タブローの注文制作です。お名前を、ここでは、「こずさま」とさせていただきましょう。タブローを ONLY ONLY で創らせていただくのは、初めてです。
こずさまと私の出会いは、もうずっとずっと大昔のことで、はっきりとは覚えていないくらいです。(40年前か!)
ですが、再会したのは、一年と数ヶ月前。 去年の高校の東京同窓会の時でした。わーー!久しぶり〜。変わらんね〜〜。
このとき、高校を卒業して以来の再会だったのでは???(な、なんと27年ぶりです)
そして私たちは、今年の五月に開催された、大同窓会の幹事のため、丸一年苦楽をともに、準備に奔走したのです。(同窓会は毎年開催され、幹事は毎年、次の学年へと引き継がれていきます)
同窓会も無事に終わり、肩の荷が下り、しばらくたった7月のはじめ、お疲れさん会がありました。その帰り道、別れ際、品川の駅の改札前で、こずさまから、思いもよらない一言が。
「私のためにタブロー作ってもらったりできるかな。」「同窓会落ち着いたらお願いしたいなとずっと思ってた。」
え、そうだったの!
さあ、こずさまストーリー、始まります。
写真は、うちの近所、散歩の途中。

生まれ変わった織機

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じゃーん!これが私の生まれ変わった織機です。座板と杼箱と小ろくろが新しくなりました。写ってないけど、ペダルのガイドの柵も固定されました。親ろくろもコードを固定できるよう、穴をあけてもらったんだよ!
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ほら、一番の懸念の座板はこのようになったよ。織機の材に、ボルトを入れて、押さえをつけてもらったの。座板そのものの欠けも大きくなり遊びが出来ました。今まではいつ落ちるかとビクビクして織ってたけど、それは激減すると思う。安心して織りに打ち込めるね。
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これは小ろくろ。幅を伸ばしてもらいました。今までの左右からコードが落ち、ストレスだったんだ。固定しようと釘を打ったりしてたんだけど、釘の頭がコードを切ったりして、これまたストレス。
今回、きつつき工房さんにお願いして、長年の願いが理想的な形でかないました。とってもうれしいです。
今までも出来る範囲で織機の改造してきました。ペダルも入れ替えたし、筬柄も変えたし、杼箱も自作してたし。ろくろもどんだけいじったか、、、、座板も何枚も変えたよ。角度をつけたり、ストッパーつけたりもした。
織機を改造することは、染織をしていれば当たり前のことなのですが、、、今回は目から鱗でした。自分では想像もできなかったことを提案いただいたりして、、、、。
きつつき工房さんが、私の織機の問題を聞いて下さり、一緒に考えて下さり、寸法を測り、最適な材を調達して、加工して、そして実際に装着して、、、、、願いがかなった!うーーん、すてき!
これって、私が取り組んでいる着物や帯の完全注文制作 ONLY ONLY と同じだね。私はここまで出来ているのか???悶々、、、自問自答です。
今回の私のこの深い満足を、私にご注文くださる方にも、味わっていただけるよう、新しい織機と一緒にがんばります。
きつつき工房さん、本当にどうもありがとうございました。

織機改造!

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本日は長年の夢だった織機改造の日です!山梨からきつつき工房さんが、お越しくださってます。私、仕事の手をとめて、ドキドキしながら(じゃまにならないように控えめに)見守ってます。
私は織機を2台持っていて、一号機とは、20年以上の付き合いの頼れるヤツなんですが、座面とかろくろとかに、いろいろ使いづらい点を抱えてて、どうしたものかと悩んでました。今後も一生このままつき合っていくのは厳しいなあと。
一度、座面の板から落ちて頭を打ったのが決定打で、何とかしなければならないと決心しました。
そこで思い切って、評判を聞いていた、きつつき工房さんに電話して相談したら(まさに「悩みを打ち明けた」状態)、一度見てみましょうということになり、この3月に下見にお越しくださっていたのです。
そして、晴れて本日!私の織機は生まれ変わります!(←大げさ!ちょっと手が加わるだけ。でもそれを切望していたのです〜)
写真は、お仕事中のきつつきご夫妻。お世話になります。
以上、ライブ中継でした!

仁平幸春展、夏の景

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仁平幸春さんの個展のギャラリートークに、銀座もとじさんに伺いました。仁平さんの世界観が会場に満ちていて、とてもすてきでした。作品はすでに縁があって、もう会場には無いものもたくさんあったようで、それがちょっと残念ですが、全部見たいなら初日に行かないとダメですね。
トークも白熱してました。仁平さんのお話で、特に心に残ってフレーズは、「ご注文で作るものと、自分でインスピレーションで作るものは同じだ」「よろこんでいただくことは、妥協とか迎合とかでは決してない」「シンプルと言うのは、同じ方向に波長を整えてあげることだ」などなどでした。
自分のやってることを省みるのに、仁平さんの作品を拝見したり、お話を聞いたりするのは、とてもいいです。「ここまでやってる人が今、私の目の前にいる」って現実を突きつけて、一回奈落に落ちるのです。
さあ、はい上がりますわよ。
仁平幸春展は、銀座もとじさんにて、明日まで。
それから、「夏の景」と銘打たれた展示会を拝見してきました。とてもすてきな工芸作家さんたちのグループ展です。以前、上野の都美館で、大きな展示会を拝見して、いいな〜って思っていたものですから。
今回は、こじんまりとしたギャラリーで、規模は小さいのですが、こんなモノと一緒に暮らせたらなって思うもの、たくさんありました。分野が違う作家さんが、いい意味でぶつかりあって、その刺激を観るものにも、分けてくれるような展示会でした。
この展示会は、今日で終了しています。
写真はうちの仕事場風景。すみません、文章にあう写真がなかった。銀座もギラギラ暑かった。

青い空

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今日は、カリフォルニアかってくらいの(行ったことはありませんが)、完璧な青空でしたね。湿度は、多湿で有名な故郷熊本もまっつぁおって程で、くらくらになりました。(こちらはモンスーンアジア)
暑さと湿度で、関東一円、もしかしたら日本全国、なかなかしんどい一日だったと推察します。
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そんな中、私は蒸し作業と、染め作業をしておりまして、日付が変わった今頃、やっとエアコン入れて、人心地ついております。
糸染めって、時間が染めてくれるところあるから、夜ご飯食べながらも、お風呂はいりながらも、続行するのです。そうすると一日で終わったりもできる。ある意味、効率的とも言えましょう。
大きなタンクに一日中、お湯が沸点をキープ。梅干しなめながらがんばりました。
(アイス食べたかった〜。でも暑くて買いにいけなかった。ご褒美にやせればいいけど、そうはいかない。)

着物でおでかけ

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チャンスがあれば、出来るだけ着物でお出かけしようと思ってる。なかなか出来ない現実もあるけど。
駅でも電車でも、着物の人がいたら、目線だけで追う。目的地にはたいてい着物の人がいる。
目的地がパリッとした場なら、パリッとした着物姿の人が多いし、くだけた場なら、それぞれ自由な着姿となる。道行く人は、もちろんそれぞれ。私は持ってる数が少ないから、季節で変えるのが精一杯。どこにでも同じ着物で行っちゃうんだけど。
で、最近思ったのは、必ずしもパリッとした着物がいいって訳でもないね。パリって言うのは、新調してすぐだったり、格式があったりってことだけど。
年期の入った感じもよいなあ。前帯の下のところが少々すり切れたりしているのをみると愛おしくなる。何回も何回も締められ、いろいろにお出かけし、もしかしたら前の主との思い出が。
帯揚げがちょっと汚れていたりするのもまた良い。生活に溶け込んでいる。特別じゃないんだって思う。
着物と一緒に自分も育っていければなお良い。そうありたいものだ。
*写真と文章は特にリンクしてません。着物きて写ってるのがこれしかなかった。左はいつも同じ着物の人。右はたくさんお持ちで豊かな着物ライフの人。

くりさま、お納めしました!

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ずっとずっと取り組んで来た、くりさまの着尺と羽尺、それから羽裏をお納めいたしました!
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くりさまとメールのやり取りをしていて、「素敵なコンセプトにもとづく色、染料、デザインで感激しました。」とおっしゃっていただけました。
イタリアに留学されてアートを学ばれたくりさまが教えてくださるには、デザインやセンスという意味の言葉を、イタリア語では、構想や方向という意味でも使うそうです。
「ヨシダさんの構想の矢は毎回、注文主の希望である的をはずすことなく、的中率120パーセントです。」とまでおっしゃっていただけました。感無量。ONLY ONLY の真髄ここにあり。
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今回の制作にあたって、私が心に刻み込んだキーワードは、「くりさまのご主人様が50歳の節目を迎えられたこと。」「くりさまのお父様がお正月に毎年和服をお召しで、そのお姿をカッコいいなと思っておられたこと。」「くりさまご夫妻、ペットの2匹のわんこと、いいファミリー関係を築いておいでだということ。うちの一匹は、ブリーダーで種犬として長く使われて、人を信用しないワンコであったってこと。それがくりさま夫妻の愛情で、やっと穏やかな表情をする幸せなワンコになれたってこと。」
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だから私は、くりさまご一家が、連れて行って下さった筑波の蚕影神社の鎮守の森で、青空のもと、栗ちゃん、柿ちゃんが、駆け回って遊んでいる、そんな幸せな光景を思い描いて織りました。
栗ちゃんの着物と羽織、柿ちゃんの羽裏。青い空。くりさまの印象的なブルー。
くりさまストーリーは、ここからお読みいただけます。時系列をさかのぼって下さると読みやすいです。
ご注文いただき、じっくり取る組む機会をいただけましたことに、くりさまご一家に深く感謝いたします。

羽裏、染まった!

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くりさまの羽裏、図柄はロスコ。スカイブルーと大地の色の染め分けに決定しました。せっかくだからすべて草木染めで行きましょう。
これは、クチナシの抽出液でブルーを染めているところです。ふわっとした空。天高く、秋の空かな。
注文主さまのくりさま、アーティストでらっしゃって、印象的なブルーを使われます。それを見て、いいなって思ってたこともあり。くりさまご一家が、青い空の下、一緒に過ごしているってイメージもあり。
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空が染まったら、今度は大地。柿染めです。栗染めの羽織の裏が柿染め。くりさまご一家、2匹ワンちゃんがいて、一匹が栗ちゃん、もう一匹が柿ちゃんです。一家勢揃い。
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クランプでガシッと締めます。
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これは媒染が終わって、最終の染め工程。
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染まった!

昨晩のこと

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とつぜん、はっちゃけてる自分の写真で、失礼します。面白い写真、撮ってもらったので、ついつい、こちらにもアップ。
昨日は、同窓会の会員PR班の打ち上げでした。楽しかったー。リラックスしたーー。28年ぶりに再結集して、みんなで苦労して作り上げた同窓会。ひと仕事成し遂げたよね、私たち。がんばりました。
同窓会の仕事、やったこと、ちゃんと評価してもらっててうれしかった。それ、聞けてよかった。「もっと出来たはず」ってついつい思っちゃうのだけど、救われた思いしました。やるだけやった。幹事の仲間にしてもらって、本当によかったよ。
この28年、みんなそれぞれ、いろいろありました。そんな話しもやっとしました。それぞれのタイミングで、熊本を出てこっちに来て、それぞれに乗り越えて来たよね。いいことばっかりじゃなかったよね。これからだって、不安だよね。それでも、一歩一歩、がんばりましょうぜよ。人生ってそんなもんかな。それがやっと分かって来たお年頃か。
来し方行く末に思いを馳せながら、みんなそれぞれ、飲み過ぎました。大酔っぱらいして、終電近くで帰ってきました。
写真は、卒業写真の私と昨日の私です。すごいでしょ、卒業アルバムをスキャンして、アップしてくれてるのです。びっくりね。おはずかしー。

くりさまの羽裏

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さあ、満を持して、くりさま、再登場です!
実は、くりさま、羽織と着物を織らせていただきましたが、羽裏も染められないかとお聞きくださっていたのです。それも、先日作った、柿の染料を使って。それで、ここんとこ、その試し染めをしつつ、模索していたのです。
羽裏とは何ぞやってことからいろいろ勉強しました。色柄のことや素材のこと。現代の額裏を作ってやるぜよー。おー!
くりさまとも「ジャクソン・ポロックのドロッピングみたいのなのは?」とか「ロスコ風は?」「スペインのアルハンブラ宮殿は?」などなどのやり取りが。
それで、生地を探して、京都の生地問屋さんから、手に入れました。で、早速、熱湯で余計な成分を洗い流して、干しています。(上の写真) うーーん、いい布。
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これ、本番の布。5cmほど切って、最終の色の試し用です。同じ布でないとね。本当には分からないから。
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一部を板締めにして強く紐でくくって、白場を作ろうと思います。白場って深呼吸が出来る感じがして大事にしてます。
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こちらは、染め方の試しです。染めのタンクに張り付いているのは、手伝いにきてくれたmiwaさん。今日は一人でなくてよかったよ。ありがとう、miwaさん!

わらわらと、

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7月になってしまいました。
最近は、落ち着かない日々を過ごしています。いろいろ物品購入の手配したり、試しをしたり、仕上げをしたり。わらわらです。
上は栗染め。試し染め。
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これは、アップし忘れてた。くりさま、ご入浴中(湯通し)です。これ、本日、湯のしから帰ってきました。
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悩みながら取り組んでた帯。これも入浴中。
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悩みながらの試し。ご注文いただいている八寸帯に発展させたいのだけど、模索中です。
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これは到来もの!!ありがとう!!!

池袋な夜

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池袋に行ってきた。先日の大同窓会の、引き継ぎ準備のため。集合場所は、同窓の後輩がやってる居酒屋さんで、池袋の西口からちょっとの所。
私、5年前まで、この辺り、生活圏だった。このまま、この道を自転車で15分走って、右にちょろっと入った所の小さなアパート。10年住んでた。
何か必要なものがあるとか、ちょっと気分転換に、この辺りは良く来た。ここからちょっとの所に、おいしい豆腐屋さんがある。パン屋さんもある。
引っ越してから、はじめてだ。池袋、ウェストゲート。猥雑な所もなつかしい。
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先日の、脱法ハーブの自動車事故の現場があった。花やペットボトルがたくさん供えられてた。被害者は中国人の方だったな。この辺、外国人も多いのだ。外国で事故に巻き込まれるなんて、さぞ無念だろう。悔やんでも悔やみきれない。
同窓会の集まりでは、私、リラックスしてよくしゃべり、飲み過ぎました。みんないいやつ。同窓生はいいもんだね。酔っぱらって夜中に帰ってきました。

バルテュスの写真展へ行った

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バルテュスの最晩年の写真が展示されていると言うので、三菱一号館美術館に行ってきた。
メイン会場から離れた、小さなの展示室。ポラロイドで撮った写真がたくさん。同じモデル。似たようなポーズ。例の、あの、バルテュス特有の、少女の肢体。ピンぼけがまた良し。
そのたくさんの写真、少しだけアングルを変えたり、影の出方を変えたり、モデルの手の位置を変えたり、、、、ごくごく微妙に変えて、何枚も何枚も。空気を変えて、撮ったのかな。
バルテュスの絵は、1940年代とか50年代とかのビンビンな緊張感のある作品に惹かれてて、やはり最盛期ってもんがあるのかなって思ってたけど、ところがどっこい、最後の最後まで、この執着。少女に魅せられ続けた。執着し、形にして行った。すごいぜ、バルテュス。
バルテュス最後の写真」展は、9月7日まで、三菱一号館美術館にて。
写真は私。美術館にて。着物を誂えたのがうれしくて、何かと言うと着てまわってます。単衣の季節が終わっちゃう〜。

グランド・ブダペスト・ホテル

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映画みてきた。グランド・ブダペスト・ホテル。いやーー、面白かったです!映画を観ることの最大の魅力は、異世界に連れて行ってもらえることだと思ってんだけど、そう言う意味では、最高に面白かったです。持ってかれました。
ヨーロッパの東側の、山の保養地の高級ホテル。時代は1932年。(1960年代と現代も、入れ子になってるんだけど、きらびやかで、次々事件が起こる1932年がメイン)
古き良き、おしゃれで、贅沢で、退廃的で、シニカルで、ブラックで、暴力的で、非合法なヨーロッパ。(あら?褒め言葉になってない?)
登場人物が、それぞれ魅力的。でも結局、誰も幸せじゃない。そのどうしようもなさも好き。人生に意味はないって思ったよ。あはは。
すばらしく、きれいな映像です。すべてのシーンが決まってる。色もきれい。おすすめ!!!
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サイトはこちら→。 私が行った回は、すごく混んでた。行かれる方は、空いてそうな劇場と日時を狙われるとよろしいかと。
写真は、表参道駅の千代田線の地下鉄のホーム。日比谷に向かうのに乗り換えた。

トライ、柿染め

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先日、染液をとった柿の試し染めで、布をいくつか染めてみました。ああ、面白かった!草木染めは、最後の最後まで、どんな色になるのか手探りで、そこにやっぱり引き込まれるね!
さあ、この試しを、どう発展させるかだ。(次は楽しかったではすまされないぞっ。)
ちなみに、上の写真は、手前から、チタン媒染、銅媒染、アルミ媒染です。他に、錫媒染と、鉄媒染もデータ取りました。
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おお、写真に蛍が飛んでる!これは、染液で布を煮込んでいるところ。
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これは、トップの写真の手前に写ってるチタン媒染の布を染めているところ。今日は簡易的に割り箸で押えて、染まらない部分を作っています。
ま、カッコよく言うと、夾纈(きょうけち)ですな。浸染の三大技法(これもカッコよく言うと三纈(さんけち))のうちのひとつ。板で強く押え、そこだけ染まらない部分を作って染めるってことで、思わぬ効果が出て面白いんだー。効果的にカッコよくやるには、ひねりが相当必要なんだけどね。

新作タブロー、3 (今日で終了!)

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さてさて、続きです。新作タブローのご紹介、3回目。今日でどうやら終われそうです。今日のご紹介は3点、どうかお付き合いください!
タイトル、大きさの順で書きますね。今日の3点は、つぼみのような初々しさがある作品です。
まず上の写真から。
[Green Stamps グリーンスタンプス]  額の大きさ W169xH169mm  
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[Four Green Stamps フォーグリーンスタンプス]  額の大きさ W152xH115mm  
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[Small Piace スモールピース]  額の大きさ W147xH108mm  
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上のディテール。
ちなみにディテールの写真の有無は、実際はすべての作品の詳細を撮っているのですが、上手く撮れたかどうかってことに尽きます。(記録としてはオッケーだけど、ブログに載せるレベルではないってのが、いっぱい撮れてます。ひぃ〜)
気になる作品ございましたら、メールいただけますと、ディテールの写真や、角度をつけて撮ったもの、額をフォーカスしたものなど複数の写真をお送りいたしますので、それから、ご検討ください。
お気軽にお問い合わせいただけますよう、どうかよろしくお願いいたします。

新作タブロー、2

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昨日の続き、新作タブローのご紹介です。今日は正方形の小品4点のご紹介〜。小さいですので、ちょっとした空間に気軽に飾っていただけたらと思います。箱に入ってます。お使い物、プレゼントにもどうぞ!
タイトル、大きさの順で書きますね。
まずは、上の作品から。
[Sicilian Stripe シシリアン ストライプ]  額の大きさ W169xH169mm  
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[Sicilian Wind シシリアン ウィンド]  額の大きさ W169xH169mm  
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[Aizu アイヅ]  額の大きさ W120xH120mm  
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上のディテール
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[Rosetta Stone ロゼッタストーン]  額の大きさ W120xH120mm  
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上のディテール
ご興味お有りの方、こちらのフォームより、お気軽にお問い合わせください。より詳しくご案内します。

新作タブロー、できました!

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タブローを作りました。何回かに分けて、ご紹介したいと思います。たぶん、3回になるかな。4回かも。
今日ご紹介する2点が、今回作ったうちでは、大きいタイプで、額の大きさで、一辺が30cm弱。もし広目の壁だったら、2枚並べて飾ってもいいかな。もちろん単体で飾っても。
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上ののディテール。タイトル、大きさの順で書きますね。
[Spring Block スプリングブロック]  額の大きさ W294xH264mm  
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[Four Persons フォーパーソンズ]  額の大きさ W294xH264mm  
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上のディテール
ご興味お有りの方、こちらのフォームより、お気軽にお問い合わせください。より詳しくご案内します。

柿の木

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我が家のベランダのすぐ前に、柿の木がある。大きくはないが、なかなか風情のある木だ。私は毎日この木を見て生活している。
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先日、朝からガヤガヤ聞こえた。あ、植木屋さん!私の住んでる集合住宅は大家さんが、とても大事にメンテをしておられ、ときどきこうやって手入れの方がやってくる。
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うちの目の前の柿の木にも、ハサミが。お休み時間を見計らって、出て行ったら、ちょうど大家さんご夫妻も出ておられ、切った枝葉をいただきたいとお願いすると、こころよくオッケー。
ほら、こんなかわいい実もなってた。
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いただいた枝葉を早速解体。小さく、小さく。
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煮出します。実は、柿の染めをやりたいと思ってたの。栗染めに続けてね。

できた!

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長らく取り組んできた、くりさまの着尺ですが、、、
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織り上がりました!
着尺を織るのは、自分と向き合うことだ。ダメなところもさらけ出される。実は怖いのです。とにかく逃げないでぶつかること。私に出来るのはこれだけ。
ご注文主さまはじめ関わって下さる人や、素材や、道具に助けられ、精一杯のタッグです。いい試合が出来たか?成果はどうか?

猫のぱんだちゃん

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最近知り合った一人暮らしの女の人に、出張中、お宅に通って猫のお世話をしてくれないかと頼まれた。えーー、私、親の家を出てからは、めだかしか飼ったことことないよ〜。大丈夫かしら〜。
それでも、一人暮らしは助け合わないとと思っているので、引き受けた。それで、先日から、彼女のお宅へ通っている。片道徒歩20分くらい。一時間くらいのボランティア。下見も入れて、全部で3回だから、何てことない。
下見に行った日は猛暑日かってくらいのギラギラの日で(先々週の週末ですよ。それも約束の時間は午後一時!)、一回目行った日は大雨で、二回目の今日は、午後は忙しいし、暑くなりそうだったから早朝に行こうとしたら、貸してくれた自転車がパンクしてた。で、お店が開く10時を待って出かけたら、真夏の太陽がジリジリでした。
ああ、なんだか艱難辛苦(←大げさ!笑)。
それでも、猫のぱんだちゃんが、はじめは知らんぷりしてたのに、今日などは近づいてきて、なでなでさせてくれたりすると、守る相手がいるのはいいことだなあと思ったり。
今朝、ラジオで、やはり一人暮らしの女性が入院することになり、飼い猫に10日間分のエサとトイレの準備をした。10日後感激の再会だったみたいな話し、流れてた。
一人暮らしだからこそ、動物がいるといいのにね。難しいね。
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写真はうちの近所。帽子に黄線。これって、知る人ぞ知る、某高校の制帽のごたる。笑。

私の単衣・2

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私の単衣をつくるのに、山本きもの工房の山本さんには、とーってもお世話になりました。全身自作の夢をかなえて下さいました。
実はお襦袢もつくりましたのよ、おほほ。こちらは裁断済みの白生地の状態で送っていただいて、うすーい緑に自分で染めた。日本語でいうとひわ色かな?ミントグリーンにちょっと黄色を溶かしたような色。透き通った羽衣系の布になった。
着物の裏につける居敷宛てなども、裁断済みを自分で染めた。こちらは薄めの菜の花色というか、カナリーイエローというか。かわいい色になりました。
帯もね、手元にあった一本をおろしたのだけど(こちらは、1丈5尺と長過ぎ。切ればよかったのだけど、どこを出すかを自分で決めていいものやらと思い悩み、切れずにいた。)(自分のものにすると決めてから、人が変わったようにバシバシ決めてった。あはは)、「タイコの幅はこの縞からこの縞までの八寸で」「前帯はそれに限らず」「タレ先はこのポイント」「長さは私サイズで切って下さい」と指定して、思い通りの帯にしてもらった。
いやーー、仕立師さんって本当にすごいね!山本さんと話してて、実感しました。
着物の反物の長さが足りないの、単に形にしてくれただけじゃないんだよ。着物としてカッコいいの。格子のリズムも抜群なのだ。縫い方も必要に応じて変えてあって、力が掛かるお尻あたりの背縫いは鬼のように細かいのだ。
今回しみじみ思ったのだけど、仕立師さんと組んで助けてもらうことで、織り手はもっと自由に羽ばたけるのではないか。仕立師さんのすごさを知ってれば、「ねばならない」の強迫観念に押しつぶされそうになることから、ちょっとだけ解き放たれるんじゃないか。もしかしたら、織ること自体にもっともっと集中して、愛撫するように織れるんじゃないか。
山本きもの工房さんのサイトはこちら→

私の単衣

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この春の私的一大イベントは、清水の舞台からダイブして、単衣の着物を誂えたことでした。やったーー!
頼もうって決めた時から、いろいろあって、仕立て上がって、何回か着るまで、ずーっとドキドキしてました。やっとやっと落ち着いてきましたので、ここにも書きますね。
長年、単衣の時期に自作を着ていないことを残念に思っていたのですが、やっと思い切りました。といっても、自分用に織れる訳ではありません。手持ちの自作反物の中から、売れないかもなってのをおろすのです。実は長さが足りない反物を作ってしまってたのでそれが候補。本来3丈3尺なければならない反物が、2丈8尺7寸6分しかありません。
糸とか染めはすっごくいいの。国産座繰りの無撚り糸や、石垣島産の手引き糸など使ってます。
これ、着物になるだろうか?
横浜の、山本きもの工房の山本さんにおそるおそる相談してみると、大丈夫だよ、と!下前の衿と衽に別布を入れこむことで、見た目は全く遜色ない着物になるとのこと。すごい!山本さん!
別布も、自作布。以前織った単衣にも抜群の着物の余り分を使っていただくことに。
それで、いろいろ相談させてもらって、襦袢と着物の裏地(居敷宛てと衿裏、袖口のすべり)の布も、自分で染めることに。
ひゃー、自分のことなので、一回で書ききろうって思ってましたが、長くなりそうなので、今日はここまでです。続き、もちょっと、書かせてね。
今回、着物を誂える側の気持ち、よーーく分かりました。その気持ちに添えるように、私もがんばります。

緯糸ラインナップ

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くりさまの着尺、緯糸はこんな感じです。それぞれに愛おしい糸たち。表情ゆたかで、キャラだちしているのだけど、けっこう謙虚で、分をわきまえ、出番をじっと待っている。ここぞと言うとき、大活躍。
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ほれぼれ〜。
こいつらをどう生かすかという責任重大さ、受けて立たねば。糸はすごいんだぞって伝えたい。

織ってます。動画もあるよ。

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くりさまの着尺、織ってます。淡々とした中に、驚きと反省が繰り返しやってくる。落ち込んだり、舞い上がったり、飽きないなあ。野趣味で素朴な布、朴訥とした色気を感じる布です。
動画も撮ったよ。1分くらい。よかったら見て下さい。これ、一日中やってます。
今回のくりさまの着尺は、一日3尺くらいのペースで織ってます。羽尺の方がもうちょっと早かったな。密度の違いかな。


I have been weaving Kuri’s Kimono. I am working with this all day long. Please watch the video on the you-tube.

ルーペで覗く

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くりさまの着尺、要所要所で、ルーペで確認しながら織っています。
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ルーペは2種類使ってまして、こちらは小さい方。トップの写真は大きい方です。
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焦点を合わせると、こんな感じ。
小さい方は、一辺が2分なのです。2分メガネとも呼ばれます。2分に何本の緯糸が入ったかを数えて、計画通りか確認しながら進みます。
ありゃ、ちょっとゆがんでますね。糸目に合わせて置かなきゃね。
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こちらは大きい方。

織ってます。

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くりさまの経糸、こんな感じ。毛羽が多いのよね。これがふんわり弾力のある、柔らかな布になる秘密なのだけど、織るのは大変。目がまわる〜。
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布の表情は、なんと言うか、静かでおおらかな大地のよう。
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真綿紬はマットな絹糸なのだけど、こうして見ると、光沢があるなあ。抑えた中に輝きがある、これが絹の力かな。
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これは、端に出た緯糸を、いちいち切ってるところ。緯糸は12種類。メイン以外は、例えば、一寸に一本とかの出番なのです。飛んだ分は、切るのです。

緯糸の準備

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さあ、着尺の緯糸が決まりました。巻きます、巻きます。
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栗染めの鉄媒染がメインで、濃さを変えたのを数種。真綿紬糸がメイン。座繰り糸もほんの少々。5.5匁と6.5匁を用意。5.5の方がメインね。こっそり、柿の実を思わせる赤っぽい色を隠し色として使います。緑もちょっぴり使います。無地に見えて、よくよく見ると、深く、豊かで、果てしない、布を織りたい。
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同時にしっかり計算を入れます。準備した糸の量と、入れていく割合の折り合いを付けるのです。自由に織りたいのだけど、自由なだけではいけない。しっかり計算を入れることで、バランスのよい布になると思う。

いよいよ着尺。

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羽尺が仕上がりました。念入りに検反します。ためつすがめつ。湯のしがまだだから、完全には分からない。反省しつつ、いいところもしっかり見つける。
着尺では、もうひと目、筬目をつめてもいいかもしれない。羽織と違って、体重が掛かるから。身頃だけでいいんだけど。では袖を同じ筬で織っちゃって、身頃と衿衽は58羽にすると、ちょうどいいか?
すでに試し織りはくりさまもご覧になって気に入っていただけてる。緯糸の染めは、試しと同じでいいかな?いや、羽織とのコントラストを出すために少々白っぽくするか????
その旨、くりさまにご相談すると、一拍おいて、白っぽくはしないで欲しいとのお返事が。その理由は、この着物をお召しになることになるご主人が、お食事中などに汚しても、目立たないから安心だと。
なんだかほほ笑ましいなあ〜。愛があるなあ〜。うらやましい。
着てて、緊張しないってのも、大事です。楽に長く、お召しくださいね。
写真は着尺の緯糸を染めてます。同じタンクで、細目と、ちょっと太目の真綿紬糸も一緒に染めてます。ふっくらしたいい糸よ。

仕上げていきます

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くりさまの羽尺、軽く検反しまして(最終検反は、最後にします)、湯通しです。私は、バスタブを使います。お風呂に、ぬるま湯をためまして、布をいちどきに放ちます。布ははじめは、もじもじと、はじらいと抵抗で、なかなか進水しませんが、ちょっとの時間で、すっかり水になじみます。その瞬間、クリは魚に変身します!私は、何回も何回も繰ってやって、彼が気持ちよくのびのびとスウィムをするのを助けます。
糊や汚れや、落ちきれなかった染料や媒染材も、すっかり落とし、丸裸になります。あー、さっぱりした。
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そして、伸子で張ります。
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その最中は、我が家は、いっぱいいっぱい、他に何もできません。
I give freedom to swim Kuri in bathtub. Kuri is free from covering now.
Kuri is so sexy.
Then, Kuri finish bathing and spread by streacher long in my room.

羽尺、織り終わった!

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くりさまの羽尺、織り終わりました!まだまだひとつ目の区切りですが、ちょっとホッとしています。
織りづらくて、苦戦もしましたが、使いたかった糸を使って、栗を中心とする草木染めで、布を織れたことはとてもうれしくありがたいことです。織りたい布を踏んばって織るって力はついたか、、、。(力と言うか意地だね。貪欲さか。)
ああやればよかった、こうすればもっとよかったってのは、実はあるんです。反省点は山のようです。
一方、よかった〜、最高だよって思う点もあるし(笑)。
実はまだ分かんないんだよね。これから仕上げると変身するし、仕立てまでいけば、またまた大変身です。楽しみです。
くりさまのダンナさまに似合いそうってことと、愛おしい布だなあってのだけは言えるかな。
さあさ、羽尺、仕上げて行きましょう。

平山ふさえさん、下地康子さん

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染織家の平山ふさえさんと、下地康子さんが、我が家を訪ねて下さった。平山さんは、芭蕉布の聖地、沖縄本島の喜如嘉在住の作家さんです。下地さんは、関東在住ですが、ご出身は沖縄。
我が家に沖縄の風が吹きました。暑くなりましたし、沖縄からの風、心地よかったです。
三人で、アツく染織を語りました。いやはや〜。
織りを専業で続けていくことの大変さは暗黙の了解なのですが、お二人ともそれを自然に引き受けてらっしゃると言うか、、、覚悟と心意気を感じました。
すてきな作り手仲間です。お互い、がんばろう!
平山ふさえさんのブログはこちら。ぬぬぬパナパナ展に出展されてます。東京展は終わってしまいましたが、大阪はこれから。行ける方、ぜひ。
下地康子さんのサイトはこちら。国展で展示されてましたが、会期終了。あー、観に行きたかったなあ〜。
写真は天野志穂実さん撮影。このライトの下で、おおいに語り合いました。お酒も少々飲み過ぎました。

織りとコーヒー

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くりさまのダンナさまの羽尺、ずいぶんと織り進んできました。表情が豊かな布なので、織っていて飽きません。経糸と緯糸がぶつかって、つぎつぎ現れる表情に、うわーうわーと驚きつつ、愛でつつ、織ってます。
でもものすっごく織り難いです。糸に風情があり過ぎです(笑)。
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うちの近くに、ぜにさわさんという、超高級コーヒー豆屋さんがあって、そこではマスターが、いろいろ解説しながら試飲させて下さるのですが、あるとき、正しい入れ方を聞いた私に、マスターがこう教えてくださいました。
「うちのようなレベルの豆はどうやっていれてもおいしいです。」
フィルターとか、湯の温度とか、挽くときの荒さとか、そういうことは些細なことだ。豆なんだと。豆に力があれば、どうやったっておいしいんだよと。
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そっかーーー。それは織りも同じかも。糸に力があれば、いい織物になるもんね。好き嫌いはあるけど、うっっわーー!いい布〜〜〜って風にはなる。

道具自慢

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くりさまの羽尺、織り進んでます。今日は、ちょっと道具自慢。機張りといいますか、、伸子と言う人もいるけど、写真に写ってる布を張る道具、いいでしょーー!今回、デビューさせたのです。
これは、尊敬する染織家の影山秀雄さんの制作のものです。煤竹と皮のバンドで出来ていて、金具は使ってないのです。しなり具合が優しくて、布を無理やり広げてる感が皆無です。取り付けられている針が、布を差すのも絶妙な角度で、布に負担が少なく感じる。織りを知り尽くしている人が作った織道具。
んでもって、美しい。美しいものに囲まれて、美しいものを作りたい。
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実は、この機張り、織ってるときは見えません。実際は、この写真のように布の裏につけています。この方が私の好み。布の表情を見ながら織りたいから。上の写真は自慢のためにわざわざ撮ったヤラセです。
一寸くらい織ったら、その都度付けかえます。その感触にうふふふーってしながらね。

同窓会でした!

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昨晩は、我々、昭和62年卒が幹事をつとめさていただいた、済々黌東京同窓会2014でした。高校の同窓会。ものすごく本格的なヤツ。昭和17年卒の大先輩から平成26年卒の若者までが一同に集う一大イベントです。
大にぎわいで、まあ、成功と言えるのでは、、、というか、これ以上は出来ないよってくらい、がんばったよね、私たち。
丸1年、これに携わってきました。なんで、こんなに時間とエネルギーを取られるのだと思いながらも、リーダーに引っ張られる形で、コツコツ出来ることを、、、
みんな、すごいです。「ここまでするの?」ってことをやり切ったことの結集だったよね。ひー。
私は、ユニオン(団結)がどうも苦手で、今も昔も、なかなか上手く溶け込めないのですが、今回は仲間に入れてもらって面白かった。リユニオン、バンザイ!
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当日は5時45分起き!お着物ですよ。うふふふー。
この日、私は生まれてはじめて、ヘアメークというのをやってもらいました。えへへ。中途半端な長さの髪を無理やり上げてもらってます。
私、今まで、一度もきちんとした恰好ってしたことないんです。成人式もしてませんし、大学は中退ですので卒業式もありませんし、残念ながら結婚式も経験してませんしね。あ、私、受験で、高校の卒業式も出てないんだ。式典は得意でないから、別に望まなかったけど、なんだかやり残した感、あります。
今回、そういう意味でも、同窓会の幹事をやりながら、なんだか卒業式みたいだなあと感じてました。

羽尺の緯糸

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くりさまの羽尺、緯糸は10種類です。あ、写真には9種類しか写ってませんね。撮り忘れ。
ふっくらした真綿紬糸が基本です。真綿紬も、太い細いをまぜてます。細いのを3入れて、太目を1入れるくらいのリズム。もっと太いのは、一尺に一本くらいしか入れない。でも、必要。カッコいいから。
ほんの少々、つるっとした生糸も使ってます。その方が、着心地いいんじゃないかと思うので。
全部草木染め。あ、ひとつは墨染めです。
栗、矢車附子、蘇芳、ロッグウッド、マリーゴールド、墨といったところか、、あ、玉葱と山桃もだな。
これらを織りながら、まぜていく。まぜると言うか、、、、溶かす感じ。経糸に溶かし込んで、新たな色を作る。

さあ、織ります。

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すべての準備が整いましたので、くりさまの羽尺、さあ織りましょう、織りましょう。
緯糸を入れると、心が浮き立ちます。立体物を創造している気になるのよね。特に今回みたいに、杼の入れ方のある程度のリズムは決めるけど、即興でどんどん作っていくときは。
自分の手の中から、布が生まれ出るのは、何度やっても感動する。
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いい布だなあ〜。自画自賛。

仲宗根みちこさん、新里玲子さんのトーク会

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昨日、一昨日と、二日続けて、銀座もとじさんに伺いました。開催中だった宮古上布展のギャラリートークで、仲宗根みちこさんと、新里玲子さんが、お話される由、これは聞き逃せないぞ。
で、お二方とも、すっごくよかったです。引き込まれて拝聴していました。いやはや、苧麻を糸にして、それを布にするってやはりすごいなあ〜。伝統があって、その上で、ご自身独自の織物に昇華されてるし。いやはやー。
仲宗根みちこさんは、はじめの方で「私が織りたいものを織る」とおっしゃってた。で、終わりの方では、常にバランスを気にしながら仕事を進めて行くことや、ひとつひとつの作業をいかに慎重に丁寧に失敗せずにこなして行くかを話された。なるほど、自由にのびのびと織りたいものを織るには、同時に、厳しく締める所は締めないとね。
苧麻で太い細いをまぜたり、経に絣糸をまぜ込むときの、テンションの狂いを、機から降りて、後ろにまわって、直しながら織ってるって。その大変さ、分かります。大変だけど、それこそ、織りたい布なんだろうなあ。
新里玲子さんのトークも、面白かった〜。会場全体を引き込んでくれました。100歳で手績みをしているおばあの話しなど。苧麻の糸と宮古の女性がオーバーラップ。若いときは細い糸を績むけど、年を取ると太い糸しか績めなくなるんだって。それがまたいいんだった。八寸帯の糸に最高らしい。
「糸をいれて行くとき、ぜんぜん違う色を隣に持ってくると輝いたりするのよ。関係性ね。人間と同じ。」そんな話しもしてくれました。
「あこがれの宮古上布展」は、銀座もとじさんで開催されてましたが、18日で終了しています。
写真は我が家の近所。

羽尺、決定していきます

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くりさまの羽尺、メインの緯糸が染まりましたので、混ぜ込む糸を決定していきます。緑みを感じさせるよう、隠し味を仕込むのです。糸の種類や太い細いもいろいろ。8〜9割くらいは、真綿紬の細目だけど、あとのちょっとで遊ぶのです。表情豊かで、着心地のいい、飽きない羽織になりますよう。
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糊がついてない分にはつけます。糊、つくらなきゃ。
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さあ、最終の小管巻き。実作業はmiwaさんがしてくれてます。

羽織の試し織り。2回。

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さあ、羽織の緯糸が染まりましたので、早速、試し織りをば。ふむ、ふむ。写真の下っ側が着物、上っ側が羽織です。ふむ、ふむ。くりさまに画像をお送りしたら、お気に召していただけた感触。じゃあ決定しよっか、、、と思って、一晩おいて再度検討。
朝は色がクリアに見える。
うぅ、、、いやっ、ダメだっ。ダメダメ。もっと、着物と羽織の違い、出すなら出さなきゃ。今の状態だと中途半端。くりさまのご主人様、もうちょっとメリハリつけた方がお似合いになる。
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で、くりさまに、もうちょっとだけ濃くしたい旨お伝えし、緯糸に使う予定の中から、一部の糸を染め重ねます。染めて、媒染して、また染めて、洗って、糊付けて、乾かして、巻いて、さあ、再度の試し織り。
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ほら、こんな感じ。いいんじゃない。ほどよい色の差。織ってるのが羽尺。上に乗せてるのが着尺。これで行きましょう!

羽織の緯糸を染める

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ロッグウッドも染料になりましたので、早速、クリ、スオウ、ヤシャブシ、と染め重ねて行きます。媒染は、鉄です。染めと媒染を重ねるごとに、真っ黒に近づいて行きます。
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鉄媒染は、鉄の成分が残ると、あとあと厄介なことになりかねないので、しっかり洗い流します。それに二層式の洗濯機の洗濯槽を使ってます。洗濯機として使うんじゃないよ。でかい洗い桶として使います。手でしつこく振り洗い。流水で、何度も水を換えて。最後は一晩、水にいれっぱなしにして、水をちょろちょろ出しっぱなしにします。完全に鉄を洗い流します。
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さあ、この写真の中央の糸が今回染めた糸。いい黒でしょ。左は栗染め。着尺の緯糸の予定。右の緑みをもった糸は色味を加えるための糸。
色が決まれば、もう一度計算をいれて、糊をつけます。

羽織の色

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くりさまとやっと羽織の話しを進めさせていただきました。同じ経糸で、緯糸を変えて、羽織の方を濃くすることになりました。
くりさまが、「こんな感じは?」と提示された着物と羽織りが組み合わされてる画像は、着物は草木染めの手織りで、合わせてあった羽織はひと目で分かる化学染料。茶色っぽいお着物に、黒の羽織です。
ふむ。経が栗染めだから、ここまでパキッとはならないけど、やってみてもいいですよ、酸性染料で、限界まで強く染めてみましょうか?
と、申し上げますと、くりさま、今回は草木染めにこだわりたいとのこと。
了解っす!では、草木の力で、深くて黒い濃い色をやってみましょう。
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それでは早速、染めにかかろう。せっかくだから、栗も使おう。あと、スオウとヤシャブシ、ロッグウッド。ロッグウッド、煮出さなきゃ。
写真は2枚とも、ロッグウッドのチップをタンクに入れたところ。これから煮出すよ。
ロッグウッドって、明治の頃から輸入され、使われている、中米原産の優秀な染料。黒にしっかり染めたいときは欠かせない。
英語では、Log wood と書きますが、log って何? 丸太って意味もあるけど、書き付けとか、日誌って意味もあるよね?ブログのログだもんね?日々記録を残すように、日々、淡々と染めましょうか?って、やっぱ、丸太になりやすい木ってことだろうか?

試し織りを観ていただく

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そして、57羽の筬が再度送られてき(今度のは完璧!)、筬通しをして、試し織り3回目。湯通し、スチームアイロン。ふむ、これでいいかも。56羽でなくて、かえってよかった。
そんなある日、くりさまが、お友達と一緒に、我が家にお越しくださいました。ドーナツのバーレル持って!(その後食べ過ぎた)
3枚の試し織りを観ていただく。栗染めの糸が織機に掛かっている風景ももちろん。
経糸の感じ、気に入っていただけたようだ。ほんのちょっとだけ、柿色を差したのもよかったかな。(柿染ではないけどね)
ちなみに試し織りで使った緯糸は、経糸と同じで、栗染めがほとんど。基本の色です。ここからどう振るか?
くりさま、試し織りの色、お気に召していただけて、着物の完成の色は、栗染めメインとなった。実物を観ていただけたのが何よりよかった。モニター越しでは分からないこと多いし、言葉足らずで説明できないことも多いから。
さあ、それから、、、、、
今まで経糸を経て、機を動かすところに持ってくるので精一杯で、羽織の話しを、ちっともして来なかったのを反省。いっぱいいっぱい過ぎました。
男性が着物をお召しになるときは、やはり羽織は無いと落ち着かないと思います。お対でなくても構わないのだけど。お対もすてきです。
羽織の話しに移ります。
写真は、3枚の試し織り。同じじゃんって言わないでね。すっごく違うのです〜。

山あり谷あり

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さあ、機に上がりましたので、さっそく試し織りです。
まずは、筬目を確定させなければなりません。予定では55羽(一寸間に110本の糸の密度)ですが、節が多い糸を使ってることもあり、53羽(一寸間に106本)で通してみます。
ゆるめ目からやってみたいのは、以前座繰り糸を地機で織ってる尊敬している方が、「糸の良さを見せたいから、筬目はゆるくする」っておっしゃっていたのが心に残っているからです。考え方は織り手それぞれです。
で、53で通して、4寸くらい織ってみます。いったん切って、お湯通し。糊を落として、乾かしてアイロン掛けて、様子を見ます。うむー。布としては最高に気持ちいいけど、今回はもちょっと丈夫さを求めたい。
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で、55羽に入れ替えます。また織ってみて、切って、湯通し、スチームアイロン。
うーーん、もうちょっとだなあ。56羽か?もっとか?と筬を出してみるも、手持ちの56羽の筬は、私が着物を織りはじめた時に一等最初に買った筬で、昔の幅なのです。女性ものの着尺は織れるが、男性の体格がいい方の着物を織るには、ホンのちょっとだけ、足りないのです。今回でいうと、10本くらい入りきらない、、、広い筬を買い直すか、、、
どうせ買うならと、持ってなかった57羽を新調することにしました。ほどなくやって来た57羽の筬。包みを開けた瞬間、ん?この筬、ちょっとゆがんでる?!!!筬の羽は真っ直ぐでなきゃ糸が最悪切れちゃうのですが、ほんの1mmくらい、ゆがんでる。うーーーんんんん、織って織れないことはないが、ここは申し出させてもらおう。納得しなくちゃ織れないもんね。
で、製造元に電話して、返送してみてもらったら、すぐに作り替えてくれることに。
はー、織りは、織り出すまでが、山あり谷あり〜
上の写真は、天野志穂実さん撮影。織機風景。
下の写真は、私撮影。2回目の筬通しをしてくれているmiwaさん。

糊付け方法

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今回のくりさまのお着物、テクスチャーは、結城紬みたいな感じをお望みでしたので、経糸にも、真綿紬糸を中心にほっこりした糸をラインナップしました。で、使いたい糸を吟味して、どんどん準備していきましたが、同時に、こりゃ織り難いぞって思いはチラリと頭をよぎってました。
織り難いってのは、この場合、毛羽立つ、撚りが甘い、節が多いなどのことです。織りづらいけど、柔らかくしなやかな、いい味がある布になります。
私は織り難くても、織りたい糸で織る、無難に流れない、無謀にだって果敢に挑戦したいのです。
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しかしまあ、今回はちょっとやり過ぎたかなあって思っていたある日、織り友達が我が家を訪ねてくれました。結城紬を織ってる人です。で、いろいろと盛り上がったのですが、ふと、糊付けの話題が出ました。で、彼女が結城で使ってる糊を教えてくれました。
早速取り寄せてみましたら、白い粉が届きました。この糊、知ってる!
ずっと以前、染織家の大先輩のお手伝いをさせてもらったとき、「機の上で付ける糊だ」って少し使わせてもらったのです。しかし、その方も織り仲間から譲られたとのことで、商品名とか入手先は不明だったのです。
染織家の間を行き来する白い粉!
神を見た思いがしました。救われた!
綱渡りもいい加減にしないとって思いますが、なんだかんだと助けてもらい、織りを続けています。本当にどうもありがとうございます。
しかし、さすがだなあ〜。研究され尽くされている感があります。
今回は、くりさまご一家に結城に連れていってもらったことと言い、ご縁があります。ビバ!結城!!
写真は、天野志穂実さん撮影。まだ引糊する前。ほら、織りにくそう。

機に上げます

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くりさまの経糸、巻き取れましたので、よっこいしょと機に掛けます。ずっしり重いロールを整経機から外して、運んで、機の後ろにセットして、上に上げて前に持ってきます。綾を紐から棒に変えます。写真に写ってる白い棒が綾棒です。
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それから、綜絖通しと筬通し。このときやっと、どんな経糸のならびになったのか、目の前に現れます。計画と現実に乖離があるかどうか。
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いやはや、、、いろいろ省みつつ、、、、。
写真は天野志穂実さん撮影。

バルテュス、観ました。

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先日、上野に、バルテュス展を観に行ってきた。バルテュスは、どうしても惹きつけられてしまう画家のひとり。会期後半は混むと思って、連休の合間の平日に行ってきました。
見終わって、ああ、この人は絵描きそのものだなあと思った。絵描きという職業じゃなくて、絵描きそのもの。全人生、全人格で絵描きなんだなあ。
ま、個人的には、有名な少女の絵より、少年時代のバルテュスが、飼い猫のミツの物語を描いた連載挿絵がストレートに心を打つなあ、などとも思った。
バルテュス、はじめから最後まで(幼少期から死ぬまで)、上手い。さすが。
で、数日後のさっき、アーリュブリュット(インサイダーアート/知的障がいがある人がつくるアートをさすことも多い)を取り上げたNHKの番組をネットで観たのだけど、あー、なんだか、ちょっとだけバルテュスに似てるぞーって思った。全身全霊でアートに向かってるところが。
バルテュスは、特にそのデビューの頃とか、すごく戦略的だし、確信犯的な絵だし、無垢のアートのアールブリュットとは、真反対のような感じだけど、作品から発するものは、なんだか似てたよ。ベクトルの向け先がはっきりしてて、そこに向かって、進んで進んで進んで、やり切るってところが。
すごいー。とにかくやり切らないことには、話しが始まらんな。
バルテュス展は、上野の東京都立美術館にて、6月22日まで。その後、京都に巡回とのこと。
NHKの番組は、news web。今なら、ここの真ん中辺に動画があります。
写真は、整経後の糸をはずして、静寂に戻った、私の整経機。天野志穂実さん撮影。

千切り巻き

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整経が終わったら、今度は、千切り(チキリ)(またはオマキともいいますね)に巻きます。渾身の力を込めて、気合いを入れて、えいやっと巻きます。
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はさんでいってるのは、機草(はたくさ)と呼ばれる紙です。がちっと巻くのに必要です。糸が食い込まないようにもするし、ただの紙だけど、なくてはならないすごいヤツなんです。
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この写真の方が分かりやすいですね。
昨日の拙ブログを見た、くりさまからメールいただく。昨日の一番したの写真、萌え萌えだったそうです。やったー!テクスチャー好き、織り好きには、たまらんいい感じになってると思ってる。

整経します

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準備周到、さあ、整経です。息を詰めて、集中して、一気に行きます。
整経で一番大事なのは、綾を取ること。写真に写ってる、太い白い糸で取っていますよ。私は、端っこから順々に取るんじゃなくて、ひとつおきとか、ふたつおきとか、リズムを決めて取ることにしてる。そうすると、りきみや緊張も分散される。
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糸は、木枠から一度上に行って、梨地の「のの字」のヒートンを通して、整経機に持ってきます。写真は糸がはじめて束になるところ。これが一回分。44本。
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道具は美しいのです。素材も最高に美しい。ほれぼれ。
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はい、整経できました。真綿系の糸がほとんどだから、ふっくらふかふかしてます。その分毛羽立って織り難いのですけど、布味は最高になるはず。くりさまがお好きなタイプと思ってる。

整経準備

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さあさ、くりさま、整経のための準備です。念入りに、念入りに。写真の奥、床に紙がありますけど、それに全ての計画が書いてあります。それをいちいちチェックしながら、進めていくのです。
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木枠を並べる。下に布を敷いてるけど、こうすると、糸が垂れても枠の足が糸をかまないのです。お皿にも布を敷いてるよ。
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今回、一部、木枠を二段重ねにしました。そこだけ、二本取りの経糸になります。いわゆる杢糸(もくいと)ですね。(二種類以上の糸を絡み合わせ作る糸を杢糸と言います)表情豊かな布の仕掛けのひとつです。

染織吉田、11周年です!大感謝です!

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本日5月1日、労働者の日、染織吉田は、独立11周年を迎えさせていただきました。これも支えて下さる、あなたさまのおかげです。本当にいつも、どうもありがとうございます。
好きなことを仕事にしていることの、ありがたさと大変さは、日々、感じておりますが、私はやっぱり織りを仕事にしてよかったなあと思うのです。全ての軸を織りに合わせられのですから!
今取り組んでいるくりさまのお着物だって、仕事でなかったら、織らなかったかもしれません。しかし、取り組んでみて、ものすっごく面白く、夢中です。織りって面白いわ〜って感嘆しながら進めてます。それが仕事になるのですから、ありがたいったらありゃしません。(しかし、体はボロボロね。)
いつもいつも、おかげさまです。感謝、感謝。
去年の10周年は、節目でしたので、騒ぎ立てましたが、今年は特別なことは何もなく、ただ普通に仕事してます。普通が一番かなー。
これからも、いいもの、織ります。どうか今後ともよろしくお願い申し上げます。
写真は我が家の某所。天野志穂実さん撮影。

巻き、本番。

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くりさまの経糸、バンバン巻きます。この頃になると、我が家は木枠で占領されます。足の踏み場もありません。
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無造作に巻いていると思ってる?ちゃんと計って巻いてますのよ。整経長は33mで、木枠は44枠の予定。余裕をもって、一枠1000mを巻いていきます。
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巻きます、巻きます。
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ふぅ。
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ふぅぅぅ。
木枠に付せんを貼っているのは、似ているけど違う太さや作りの糸を多用しているので、同じ種類の糸が並ばないよう、見分けるためです。うまく散らして、表情豊かな、くりさまのご主人のお着物、目指します。

染め、まだまだー

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くりさまの経糸、巻きをはじめましたが、まだまだ染めます。どういう表情を目指すのか、染めながら、巻きながら考えるタイプです。
これはアルミ媒染。明るく健全な感じがするんよね。今回はちょっとだけ混ぜたいのだ。動きが出るから。
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こちらは銅媒染。青い液なのだ。緑青の色と言うか、、、、今回、これはたくさん使う。緑っぽさを内包させたい。
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これは鉄媒染。アルミ媒染や銅媒染の後に、もう一度クリで染めて、その後に掛けます。その後、またクリで染める。
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染めがオッケーになったら、糊をつけます。今回は、ふのりとしょうふを混ぜています。真綿系の糸を経に使うので、糊はしっかり強めに付ける。そうじゃないと、毛羽だって織れないのだよー。ってこれだけ付けても不安です。

糸巻き

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くりさまの経糸、ずいぶん進んできました。決定した分から、糊をつけ、木枠に巻いちゃいましょう。様子見たいしね。そうだ、一部の経糸は二本取りで行こうか。たくさんの糸をふんだんに使って、フラットな立体造形を目指そう。その方が、くりさまとくりさまのご主人さまらしいと思う。
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この日は、miwaさんが、手伝いにきてくれてます。巻いても巻いても果てしない〜。エンドレスに思われる。もちろん私も巻きますよ。
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男物は一疋(一反の倍)で経てるし、相当な量です。しっかり計算しなきゃいけないのも、この段階。頭が痛くても、何回も何回も電卓をたたきます。

タブロー、出来ました!

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新作タブロー作りました。それから、旧作のいくつかを、額を入れ替えるなど、仕様の変更いたしました。これらは手元にありますので、気になる方は、ぜひお問い合わせくださいね
上の作品からご紹介します。
[Colored Buds カラードバッズ] 額の大きさ W333xH247mm
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[Pink Stream ピンクストリーム] 額の大きさ W316xH230mm
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[ピン!ピン!ピン!] 額の大きさ 414×414 mm
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[Purple Water Fall パープルウォーターフォール] 額の大きさ H265xW220mm
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[Indigo Blue Sky インディゴブルースカイ] 額の大きさ W318xH232mm
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[Pink Crossing ピンククロッシング] 額の大きさ 220x220mm

くりさまに会いに行く、2回ね。

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くりさまの栗染め、せっせと進めますが、作業をしながらも、イマイチ漠然とした思いの中をさまよっている私。方向性をもう少し詰めたい。
そんなことを考えていた12月のある日、くりさまが、京橋でフレスコ画の個展をされていたので、出かけました。くりさまの絵も拝見したいし、もう少し、話したい。
会場に行ってみると、なんとファミリーみなさまいらっしゃいました!くりさまと、ご主人様(着物を着て下さる張本人)、それとクリちゃん、カキちゃんも!
ご主人様は相変わらず、ゆうゆうとしたいい印象。くりさまの絵も、ゆったりした感じで、なんか似てるとこあるんだなあ、などと。
クリちゃんの毛並みの色を再確認して、おしゃべりも沢山して帰宅。何を求めてらっしゃるか、私はどう作ればいいのか、、、、少しずつ見えてくる。
作業続行。
それからまたしばらくした1月のある日、今度はくりさま、グループ展を広尾で開催されました。お会いするチャンス!
今度は糸見本を持って行きました。紙とかモニターでは伝えられない、実物をみていただくチャンスです。候補の糸を管に少しずつ巻いて持って行きました。
写真がそれなんだけど、左の小箱に入っているのが、くりさまに、お好きな色として選んでいただいた糸。右は選外。なるほど、そっか、茶色じゃないのね。特に明るい茶色は外しだね。すこし緑を感じさせましょう。

くりさま、染めすすむ

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くりさまの栗染め、どんどん進めます。栗とどう語り合いができるか。耳を傾けられるか。
媒染は、まず銅媒染した上に、染め重ね、また鉄媒染を重ねたりもします。目指す色まで何回も染めと媒染を重ねますが、なかなかたどり着きません。ま、そこが面白いんだけど。草木染めはね。
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濃い色がなかなか決まりません。栗の声が、聞き取れてないのかな。鉄媒染でグレーにしますが、乾くとちっとも足りてません。それで、染料に、スオウやヤシャブシの力を借りることにします。栗林から、雑木林に変身です。
写真は真っ黒に見えますが、乾くとそうでもありません。
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糊付けに備えて、ふのりを準備します。経糸にも真綿系の糸を使うから、糊はたっぷり必要です。着物を織るには、糊付けはキモです。毎度、腐心に腐心を重ねます。

作品ギャラリー2014を更新しました!

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作品ギャラリー2014を更新しました。ご覧いただければ幸いです。
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ふふさまの九寸帯「Breath for Spring」を新たに載せ、めとさまのお着物「colored wind」のお写真を、布の写真から、着用のお写真へ差し替えさせていただきました。いい表情されてます!
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更新、遅れてしまいました。やっとやっとです。失礼しました。
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きれいな色のいい風が吹き、春の息吹を感じている私。春だな〜。(もう初夏だって言わないで!)
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遅れながらもマイペースで進んでます。
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写真は、iPhoneの中から発掘された、ちょっと以前のもの。残雪の中に春を感じたよ。
もう一回リンクするね。こちらだよ。見て〜。

フリンジさんは本屋さん

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今日のオヤツはこれ!おいしいコーヒーとクッキー、昨日、二子玉川の Fringe(フリンジ)さんでいただいてきたのです。
フリンジさんは、ただいま、本屋さんを開店されてます。店主麻子さんとその友人たちの愛蔵本が、読めたり、一部は買えたり。交換もできる。その場でコーヒーとクッキーも注文できる。極楽〜〜。
昨日、たどり着くのがけっこう遅くて、あまり長っ尻できなかったのだけど、それ、よかったかも。タイムリミットなかったら、いつもで居着けそうなくらい居心地いいです。半日は軽く居るね。リミットがなければ、エンドレス。
買ってきた焼き菓子、びっくりするくらいおいしかった。麻子さんのチョイスは、本当にすごい。
4月のフリンジさんのことは、こちらに載ってます。
私も本を出品させてもらってます。ブログに書いてくれてる〜。一部、タブローも置いてます。それも見てね!

栗を染める

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くりさまのお着物、染めをはじめます。細かいことはまだ決められてないのだけど、今回は栗が大事だから、ある程度の糸を栗で染めてしまおう。
栗を染めると、ふわーっといわゆるマロン糸になる。なんとも言えないおいしそうな色だ。マロングラッセ、モンブラン、栗きんとん、そんなものを思い出す色。
これは染めはじめ、媒染していない状態です。
今回は、くりさまのダンナさまのだから、ある程度の濃さをお望みで、これからズンズン染めと媒染を重ねて行く。でもその前の、いっとうはじめに、こんな優しい色があるっての、いいよね。こういうのが、草木染めの良さかもね。最終的に目に見える色の前に、ベースがある。
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染めすすんできました。

栗の染料を取りながら、考える

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すてきなホリデーから帰って、早速、栗の染料を煮出します。そのことは、ここに書いてます
作業をしながら考える。やっぱり、男性のお着物として、落ち着くのは、遠目には無地だろう。ただ、ペタッとした無地だと面白くないよね。くりさまのダンナさまは、もっと有機的な布の方が似合われるんじゃないか。
それで、くりさまにメールして、こんな感じはお好きかどうか聞いてみることにした。2011年の作品ギャラリー中程に載っている、「みかんの純真」と「みかんの恋心」。
これは、何色もの濃淡のみかん色を経糸に、自由な縞(縞らしくない縞)として入れていて、みかん色が基調だけど、緑やグレーも入れている。
ご主人様の着物は、このみかん色を、栗グレーに変えて、茶色系、紫系や緑系もいれれば、面白いかも。クリちゃんの茶色や、カキちゃんの黒っぽい色も入れてはどうかな。
そして、テクスチャーは、くりさまが気に入って下さる、2007年の作品ギャラリーの中程に載ってる着物、「経緯諸紬(たてよこもろつむぎ)」の感じで、真綿紬糸を多用する。
ふむー。どうだろう。メールでご提案。
くりさまからは、早速、「ご提案の件、賛成です。みかんの純真、好きです。緯経諸紬は、色もテクスチャーもとても好きです。」とのお返事いただいた。
では、その方向で動き始めよう。まずは経糸だ。

熊本県立濟々黌高校、東京同窓会のお知らせです

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実は私、今年の前半は忙しいんです。高校の、東京同窓会の幹事の年が廻ってきているのです。私が通っていた高校は、卒業してからも、なんだかんだと繋がってられる、ちょっと特異な高校なのよ。実は自慢。
故郷熊本から、こっちに出てきて、四半世紀は過ぎてるよね。去年の夏頃から、何だかんだと、集まりを持ち、旧交を温めつつ、準備が進んでます。私は、当時から、あまり人と仲良くすることが得意でなかったのだけど、なんか、仲間に入れてもらえてて、今さらながら、濟々黌でよかったなーって思ってる。役には立たないタイプなんだけどね。
で、今夜も会員PR班のミーティングに参加してきました。パンフ・渉外班も集まってたはず。協賛広告のお願いに、出向いていた人もいたはず。みんなすごいなあ。
私はいつも、原則ひとり行動なので、力を結集させたり、人を動かしたりするの見てて、ほれぼれしています。かつ、やっぱ、私は、一人でやって行くタイプの仕事しか出来なかったかなと思ったり。
いやはや、人生は面白いと思います。
ここ読んで下さってる、同窓生の皆さま、昭和11年卒の大先輩(昨年参加の最長老)から、平成25年卒のピチピチまで、5月24日土曜日は、ぜひ、濟々黌の東京同窓会にご参集ください。下のバナーからサイトに飛んでね。

*ロゴ、カッコいいでしょ。同窓生のデザイナー、渡邉善文くん作です。
*サイトを作ってくれたのは、同窓生の河瀬徹くんです。

くりさまのご主人

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いよいよ、くりさまご一家と、お会いできるチャンスがやってきました。去年の11月23日のことです。くりさま一家は、休日のこの日、一日使って、歓待くださいました。
ご主人さまとも、はじめてお会いしました。この方の着物を織らせていただくのね。
あたたかい、ゆったりした印象の方です。一緒にいる人を、優しい気持ちにさせる。
きっとお着物も、きっちり平坦に、四角四面に織るより、自然でおおらかで自由な感じを持たせた方がいいんじゃないかな。色味もこっそり、たくさんまぜようか?
その面白さを着こなして下さるんじゃないかしら。それに、そっちの方が着てて楽ってことにならないかな。
この日、くりさまご一家に、蚕影神社って、筑波郊外の里山の中のひなびた神社に連れて行っていただいて、それがとても良かったのだけど、神社のある森(山?)は、雑木林で、いろんな色がまじってて、きれいだなって思った。
その雑木林に、クリちゃんともう一匹のペットのカキちゃんが走り回ってるイメージの着物はどうだろう?
ご主人さまは、この日は、カジュアルな服でらしたけど、洋服も、キッチリしたスーツより、今日みたいなラフな恰好の方が似合われると思った。お正月にお召しになって、気恥ずかしくない感じのカジュアルさはどうだろう?
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クリちゃん色の茶色をメインにするのはいいんじゃないかな。クリちゃん、抱いてらっしゃるの、お似合いだもん。
この日のことは、ここに書いてます

栗がきて、そして試し染め。

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2013年9月25日に、くりさまからいただいたメールには、こうも書かれてました。
「こちらは栗の産地でもありますので、草木染めの材料は調達できます。」
おお!せっかくなら、地元の栗を使った方がいいでしょう。ぜひお願いしますと返信しました。
しばらくした頃、ドーンとすてきな宅急便が届きました。そのことは、こちらのブログに書いてます。
早速、染料を取ります。そのことは、こちらのブログに
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このとき作った試し染めは、このようになりました。
さあ、これをどう料理して行きましょう?

秋桜きもの塾に行った。

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先日のこと、中谷比佐子先生の、「秋桜きもの塾」に出かけてきた。
いつも秋桜舎からいただくお便りに、「きもの塾」のご案内を見た時に、「これは!」と思いました。まず、お習いすることは、「自分の体を知る。それぞれの骨と筋肉の動き」とあるのです。
白状しましょう。私、今まで、いつもいつも、「ちょっと違うんだよな」って思いながら着ていました。着物の本など読むと、着物は体の調子を整える、など書いてありますが、ちっともピンと来ていなかったのです。腑に落ちてない感じを持ったまま、うー苦しいーと思いながら着たり、はじめはきれいに着ても、あとで衿がパカパカになったりしていたのです。
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でね、思い切って行って、すごく良かったです。
「きものを着るということは、自分の身体を知ること」「着付けの基本は、骨を美しく動かすこと」
テキストからの引用ですが、そうなのよ、そう言うことを本当に体得したいのよ。
それでね、衿がパカパカいってた訳も分かりました。私の鎖骨がそういう形をしているのだって。ひとりひとり骨が違うんだから、着付けも違って当たり前。私のような鎖骨の人は、衿が広がりやすいから、それをどうカバーするかが着付けの力。それは私だけの着方だし、他の鎖骨には必要ないのだ。そっかーー。
身体を知り、骨に聞けば、中谷先生おっしゃるところの、「身体が喜ぶ着付け」ができるかな。がんばろう。
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全体図。

くりさまは、クリちゃん!

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それから、くりさまとは、8月、9月とメールがときどき行き交いました。メールの文章から、少しずつでも、お着物のイメージが拾えないか考えつつです。
布の風合いは、真綿紬糸を多用して、ふっくらほっこりさせることは確定しました。緯糸はもちろん、経糸にも紬糸に極細の生糸を絡ませた糸を使って、経緯諸紬の風合いに持って行きます。
しかし、色の方向性がなかなか出てきません。ご主人様はすでに青い大島紬をお持ちだそうですので、それとは違うお色味ではどうでしょうとはご提案しましたが、その先に進めないまま、時間は経って行きます。慌てて決めることはないと、私もゆっくり構えています。
くりさまは、草木染めがご希望です。さあ、どうしましょう。
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そして、2013年9月25日、くりさまから、一通のメールが届きました。曰く、
「やっとひらめきました!主人の着尺の色は、愛犬クリちゃんの「毛の色」でお願いします!」
「ところで、染めに栗は使用できますか?」
「全体的でなくても、一部分だけでも、または白髪のようにばらしてでも入れていただけるとうれしいなあ」
おお!ご主人さまのお着物の色は、愛犬クリちゃんの色。それを栗染めで作る。おお!!面白い。受けて立ちましょう!
*写真が、今回の主役のクリちゃんです。

影山秀雄展、中国少数民族のデザイン展。

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展示会ふたつ観てきた。出る用事の合間に、パパパッとだったけど、観てよかった。いい布見ると、リセットされるもんね。
まずは、「影山秀雄展」。織りの見本のような展示会で、ああやっぱり手織りの物はいいなあとしみじみ思いました。影山さん、伺うと、丁寧に何でも教えて下さるんです。織物への大きな愛を感じます。
ギャラリーを出て、銀座の街を歩きはじめたら、向こうから、着物姿のすてきなご婦人が歩いてくる。えっと、どこかでお会いしたような。思い出せないけど、、、藍の織りの着物に織りの八寸を銀座結び。さりげなくてカッコいいなあ。すれ違って、あ!影山さんの奥様だ!さすがの自然な着こなし。愛あふれる着物姿でした。
「影山秀雄展」は、銀座一穂堂にて、明日13日まで。
それから、自由が丘の、岩立フォークテキスタイルミュージアムで、中国少数民族の布を観ました。ここは、本当に布好きの聖地ね。すごいなあ。人間が布に出来るすべてのことが、本当にやりつくされてるもんね。民族衣装はエネルギーのかたまりだ。
たまに、見ないとダメね。人間がなぜ布を作ってきたかというに、戻れる。
「中国少数民族のデザイン」展は、4月19日まで。木金土のみ開館。
*写真は我が家。染め場兼台所。撮影は、天野志穂実さん。

くりさまは、男物の ONLY ONLY

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くりさまとの30年ぶりの再会を果たしてから、さらに、4年の歳月が流れました。
2013年の7月、くりさま、メールくださいました。その2ヶ月前に、私は、独立10周年を迎え、合わせて、このサイトを立ち上げました。その新しいサイトを見てのメールでした。
「ひとつお尋ねしたいのですが、ヨシダさんのサイトで見られる過去の作品はまだあるのでしょうか?ずっと前の作品画像の中に、男性物の着尺が見えるのですが、もうお手元には無いものなのでしょうか?
と言いますのも、うちの主人が今年50歳になるので、記念に紬でもと思ったのですが、、、(後略)」
まあ!何と!くりさまご自身が着物をお召しになるとは伺ってましたが、ご主人さまも!なんとすてき!
それで、早速お返事し、画像に載っている着尺はもう無いけど、新たに織らせていただくことは、もちろん出来ますとお返事しました。
そうしましたら、ぜひ作りたいとおっしゃって下さったのです。
目指す作風は、サイトの作品ギャラリーの2007年に載ってる「経緯諸紬(たてよこもろつむぎ)」みたいな、真綿紬糸を経糸にも緯糸にもたっぷり使った、風合い大切にしたもの。2005年の帯「苦し紛れ」の緑がかった色にも惹かれるとのこと。
しかし、急がないし、ご自身も大阪での個展準備で忙しいから、しっかり詰めるのはしばらく先がいいとのこと。それで私はひとり、さあどうしましょうと思いを巡らす数ヶ月を過ごすことになったのです。
*写真はくりさまとご主人さま

30年後の再会

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七緒に載ったのをきっかけに、くりさまがメールをくださってから、半年ほどたった頃、私は、銀座もとじさんで、個展を開催しました。この展示会に、くりさま、お越しくださいました。30年ぶりの再会。わー。
なんだか、恥ずかしいような感じしたな。同郷とはいえ、接点は小学校のときのスキーツアーのみ。中学校は同じはずだが、話をした記憶はない。その人が、今、私に会いに来てくれている。その不思議さにじーんでした。
昔のブログに、ちょっと書いてる。
くりさまのその後を知って、びっくり&羨望。くりさま、フレスコ画のアーティスト。上野にある某国立芸術大学卒業(私を二度も落としやがったとこ!)、イタリア、フィレンツェに留学。
我が中学校から、芸大に行った人がいたなんて、知らなかったよ。それも、たったいっこ上に。その人が今、目の前にいる。
くりさまもあまりおしゃべりなタイプではないとお見受けし、話に花をって感じではなかったが、織った物はじーっと見て下さった。作品をちゃんと見て下さる方だ。
ショールをお買い上げくださった。記憶違いでなければ2枚も。一枚は店頭で、一枚はもとじさんのネットショップから。
その後、くりさまの展示会のご案内をいただくようになり、また、一度、我が家にお越しくださったこともあった。ムサビに行ってるご親戚の青年らを連れて。
30年前のきっかけが、広がって行くなー!どきどきするよーー!
*写真はくりさまご一家。

ONLY ONLY、くりさま、スタート!

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さあ、完全注文制作ONLY ONLY、お次はじゃーん!「くりさま」です。
くりさまとの出会いは、、、、、なんと、小学生のときです。
小学生の5年と6年の冬休み、私は鳥取県の大山に、子どもたちと引率の指導者だけで行くスキーツアーに参加しました。1年目は姉と姉の友達と一緒に。2年目は私一人で。2年目に一人で参加したのは、きっとこのスキーツアーがすごく自分に合っていたからだと思います。真っ白な雪山や、大晦日に除夜の鐘をつきに行ったことなど、当時の興奮とともによく覚えています。スポーツ全般ダメで、社交的でもなく、周りにとけ込めないタイプの私が、目を輝かせて参加していたと思うと、なんだかジーンときます。
くりさまと私は隣の小学校という間柄。ひとつお姉さんで、オドオドしていた私を気にかけて下さっていたのでしょう。
それから、長い長い歳月が流れました。2008年の秋、私は、「七緒」という着物の雑誌に載りました。しっかり取材していただき、とてもいい文章書いていただきました。(その記事はこちらのページの中程に載せてます。→)
この雑誌をたまたまお読みになったくりさまが、私の名前(なんせ姓が変わってない)と「1968年 熊本県生まれ」と横顔(30余年後!)で、「ピン!」とこられ、当時のブログアドレスが載ったので、そこからメールくださったのです。
いやはや〜。感激しました。よく覚えてて下さいました!世の中って、本当に面白いね!
と言うわけで、長〜いお話のスタートです。
写真は、今回のONLY ONLY の主役がみんな写っています。そうなんです、「くりさま」は彼女のみじゃないのです!

山本秀司さんの「新・和裁入門」一気読み!

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山本きもの工房の山本秀司さんが出された「新・和裁入門」をアマゾンで取り寄せました。面白くて、目から鱗で、引き込まれて、一気読みしました。考え方や基礎が丁寧に分かりやすく書いてあるし、シチュエーションに合わせた離れ業がすごい。仕立てでこんなことまで出来るのね!技術が完璧であるからこその離れ業だって思った。
布を本当に生かして下さる。ご本の「はじめに」に、仕立てる人は「超能力者」「2次元である布を、着る物という3次元の物に作り変える次元操者」とありましたが、本当にそうだわ。仕立てに対する尊敬の念が倍増です。
第一章にとても自然で普通のことが書いてあって、心に残ってる。以下、引用させてください。
「きものを仕立てるーーひと口にそう言っても、マニュアル通りに作ればお客様にとって着心地の良いきものに仕上がるわけではありません。
一反の反物をお客様仕様のきものに誂える。そのためには、確かな技術と知識、知恵、そして感性とコミュニケーション力が求められます。」
織りも全く同じです。自省です。
はじめてきものを織ってから、はや20年が経とうとしてます。しかし、いったい私はどこまでできているのか?
山本さんの本を何回も読み返して、着心地のいいきものを織りの観点から、考えて行きたいと思います。
山本きもの工房のサイトはこちら→
「新・和裁入門」のアマゾンページはこちら→
写真は我が家。天野志穂実さん撮影。

試し染めの動画とった!

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次の次の次くらいに取り組む帯の試し染めをしている所を動画に撮りました。色の調子を見るためのものです。本番はまた違うのですが、試しの時はこんな感じで、いろいろやってみるのです。それで、実際織ってみて、蒸してみて、全体のことを考えながら詰めて行きます。試しはなかなか楽しい作業です。本番は完成度が必要だから、ビビるけど、がんばるのだ。
みてね。

熊本ゆかり便りに載った!!!みかんだぜー!

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わー!「熊本ゆかり便り」に載ってる〜!
「熊本ゆかり便り」は、熊本から世界に着物愛を発信する着物サロン和の國さんのブログに、月に一度掲載される、着物ライター安達絵里子さんによるエッセーです。
この1月に開催された「熊本ゆかりの染織家展」に、みかんを題材にした着物や帯をださせていただきました。そのことを書いて下さってます。ぜひお読みくださいね。→こちらです!
話の中心は、みかん〜!私は3年程前、みかん色のONLY ONLYのお着物をご注文いただいたのをきっかけにはまりました。返す返すありがたいご注文でした。
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故郷熊本は、柑橘のくだものの宝庫です。今はちょうどデコポンがおいしいですね。あのすっぱさと甘さのバランスはたまりません。まん丸の黄金色が、濃い緑の木にたわわになっている所を見るとそれだけで幸せになりますね。(デコポンはまん丸とは言い難いけど。) 色もいいんです。濃い緑、緑、黄緑、若草色、青竹色、黄色、山吹色、橙色、杏色、蜜柑色、菜の花色、タンポポ色、向日葵色、、、、みかんから広がるいろいろいろ。
みかんは表情豊かです。考えるだけでにっこり。そんな着物や帯を織って行きたいです。
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写真は熊本のみかん娘、ひなちゃん。おばばかなもので〜。

花盛り

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昨日撮った写真だけど、満開の桜です。のびのび。青空が気持ちよい。
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誰もいない、近くの児童公園。なかなかいい桜の木があるので、チェックポイントなのだ。
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友達が芍薬をくれた。さすが姿がいいね。友達曰く、花が開いたときの手触りがいいんだって。ぜひ触ってって。楽しみ。さわさわした感じかな。盛りを過ぎた、熟れ切った花もいいねって。そうね、それも楽しみ。
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これは次の次の次くらいに織る帯の試し染め。いい具合に雰囲気とらえられたかなと思ってる。試しがいいと、結果も必ずいいから、織るのが楽しみ。

たたり

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織りの道具で、「たたり」というのがあります。久しぶりに使ったので、ご紹介。ただの三本の棒なんだけどね。
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糸と言うのは、綾が取れてなければ、扱えません。しかし、ごくたまに、綾が全くなかったり、崩れていたりする綛があるのです。そういう糸を棒綛と言います。棒綛を繰る道具が「たたり」です。
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「たたり」は万葉集にも歌われているのですよ。織りは、人類の歴史とともにあるのです。
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辛抱強く、解いて行きます。ヨシダ、ヘロヘロ。


これは、ヘロヘロになるよねー!

水流さんに載った!と思ったら、

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あ!ピンクサーキットスクエアが、水流さんのサイトに載ってる!!わーー!!!
と昼間に気付き、ちょっと手が離せなかったから、今、ようやくじっくり読みました。こんなに良く書いて下さってて、しみじみうれしい。水流さんは、本当に染織品を愛して下さる方だなあ、、、そしてその愛を連鎖させて下さる方だ。ああ、この子がここで扱っていただくことになってよかったなあ。
と、読み進めておりましたら、ん?なんだか赤っぽい文字が目に入った。へ?は?
『SOLD OUT』!!!えーーー!!!これ、今日載ったよね?えーーーーーーー!!!本当なの??ほっぺをつねる。
大光栄でございます。水流さま、水流さまのお客様、本当にどうもありがとうございます。大切に作ったものが、大切に扱っていただけて、早速ご縁を結んでいただけて。大切にしてもらうんだよ。
とてもうれしいです。これぞ本望。この子をどうかよろしくお願い申し上げます。
写真は、水流さまのサイトから拝借しました。もう一回リンクしちゃう。じーんとくる文章書いて下さってるからぜひ読んで。

山下枝梨子展に行った

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染織家、山下枝梨子さんの展示会を拝見しに、表参道の桃林堂に伺いました。木と陶の方々との三人展でした。
山下さんの作品はチャンスがあるときは拝見しているのですが、今回、なんと言うか、、、「ああ、彼女らしく上ってきたなあ」などと、僭越ながら思いました。
山下さんは、きちんと整った、出しゃばらない、控えめな布を織っておられて、それで自分の特徴を出したり、見る方の印象に残したりするのはなかなか大変と思っていたのです。が、今、とても印象に残ってます。いい布だったな〜。
小さい布を今回たくさん作られてましたが、ひとつひとつが愛らしくて、思わずなでなでしたくなりました。何気ないけど、いいのです。山下さんらしい布でした。
山下さんのブログはこちら。展示会は、本日最終日でした。
*写真は我が家。撮影は天野志穂実さん。

高円寺の夜

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夕方に高円寺に行きました。友人と待ち合わせて。楽しい夜となりました。
まず、カメラマン武藤奈緒美さんの個展「気になる樹」を拝見にノラやさんへ。武藤さんの写真は、着物関係の雑誌に載ってるのなどはよく見ているけど、個展という形で拝見するのははじめて。
どっしりと息づいている樹が、武藤さんが覗くカメラのファインダーに切り取られて、それが額装されて、中央線の高架下のなかなかおしゃれなバール(?)の壁にある。その不思議さがいい。見ているとその生命力に深呼吸したくなる。
若い樹もいいけど、年月のたったドーンとした樹がいいねえ。森林浴した感じになるのはドーンとした樹が年月も刷新してくれるからか。
武藤奈緒美展は、4月5日まで開催中。
さて、次、我々は、メキシコ料理の店に行きました。友人は大の美食家で、この人にくっつとけば、おいしいものが、目の前につぎつぎ現れるのです。今までに食べたことないおいしいもの、たくさんいただきました。彼女は、このメキシコ料理をきっと、近々自分でも作るに違いない。すごい才能だ。テキーラも飲んで大満足。
一件だけでは済まない我々は、メキシコ料理の店で勧められた、大一市場を探し当てました。うひゃー、ここいいわ!屋台というか、もうちょっと立ってる感じだけど、簡易的な作り。アジアっぽい感じがいいです。我々が落ち着いた店、すごくレベルが高かった。自家製の分厚いベーコンがお通し。ここはどこなんだ。無国籍な感じです。ワインもおいしゅうございました。
高円寺、楽しいねー!我が家から、ちと遠いのが難と言えば難ですなあ〜。通いたいわあ。
*写真はメキシコ料理の、テキーラハウス

はやしのりこ展に行った

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「はやしのりこのかたち」展に行ってきました。私ははやしさんのファンなので、行ける範囲で個展される時は、出かけることにしています。
はやしさんの作品は、とことん作り込んである。作品数も多くて圧倒させられる。今回もすごかったよ。ここまでやるかってくらい。迫力なのだ。
昨今は、なんにつけ、あっさり控えめ淡白が好まれてるけど、はやし作品には、潮流とか流行りとか、そんなの関係ないのだ。
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今回は、障害がある人たちがテント地にペイントしたのを、はやしさんが形にしたバッグも出来てた。彼らとはやしさんのパワーとパワーのぶつかり合いって感じで、すごくよかった。
実は私、障害者の作業所など、今まで結構ご縁があって、彼らが作ったものとか、それを生かしたものとか、ずいぶん見てきたのだ。ここまで面白く昇華させてるの、はじめて見た。彼らとはやしさん、両方が生きてて、すごくよかった。
「はやしのりこのかたち」展は、南青山のギャルリーワッツにて、3月29日まで。
*写真は私んち。天野志穂実さん撮影。

祝・オープン!岩崎さんの増孝商店!

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岩崎訓久さん悦子さんご夫妻が、この度、蔵前にオープンされたショップ、増孝商店におじゃましてきました!!!笑顔いっぱいのお二人がお出迎え。久しぶりにお会いできてうれしかった。
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岩崎さんご夫妻は、力強い織り仲間で、いい布をどんどん織り出していらっしゃいます。それが一同に並んでて感激しました。見てて、このお二人は、心底糸が好きなんだなあと思ったよ。糸から愛があふれてるのだもの。
よかったね、糸たち、岩崎さんとこの糸になって、愛情いっぱいの布にしてもらえて。あんたたちはラッキーよ。
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このお二人、いいのだよー。増孝商店の詳細はこちらから!

Breath for Spring

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ふふさまの九寸帯、銘を「Breath for Spring」とさせていただきました。冷たく厳しい冬の中に、春の息づかいを発見したイメージです。
はじめてメールをいただいてから5年、ずっとご注文いただいた「厳しいけれども凛として、澄んだ冬の空気を残した、でも華やかな春の予感のある感じ」を探してきました。この探す過程が一番苦労したかな。分からなくて暗闇のほふく前進のように進んで行った時期もあったなあ、、、
その答えが、「Breath for Spring」です。
宅配便、無事ついたかな〜って思っていたら、ふふさま、メール下さいました!ああよかった、気に入っていただけた。がんばってよかったなあ。一部抜粋でご紹介させて下さい。(ふふさま、猫さんと同居されてます。)
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届きました!
広げる場所にやや悩みましたが(なんせ換毛シーズン・・・)巻いてある紙をはがすのももどかしいくらい、ドキドキしながら広げました。
うわぁ・・・!
まず、地の色味がすごくいい。糸にほどこした絣の効果なんでしょうか、濃淡のあるブルーグレーの繊細な表情、絹ならではの張りはありながらもやわらかい手触り、試し織よりもずーっとずーっといいですね。
青と紫のブラッシングカラー、こちらは「うん、この色!」という納得の色で、でも本番の勢いというか、潔さが増した感じ。
青銀のアクセントも主張しすぎずいいバランスになりましたね。
なにより、とにかく、美しいですね。眺めているとため息が出るくらい。
・・・着こなせるのか?!と、かなり心配ですが、この帯の似合う凛とした大人な女性になりたいですねぇ。
本当に素敵な帯を、ありがとうございます。着姿を見てもらえる日を楽しみにしています。
では、また、お会いしましょう!
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ふふさまのONLY ONLY はこれにて、ひとまず完結です。ブログ上にてお付き合いくださいました方、本当にどうもありがとうございました。
ふふさまストーリーは、カテゴリーでまとまってますので、ここをクリックして、時間をさかのぼってお読みいただければ幸いです。

ふふさま、発送

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ふふさまの帯、お太鼓の形にするとこんな感じ。仕立てられると両端が折り込まれ、もっとシュッとしますけどね。ふふさまから、お手持ちのお着物で合わせる候補、教えてもらってた。カッコいいの。うん、お互い引き立て合えるような感じするね。
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さあ、お納めですから、きちっとキリッと巻きますよ。この状態にすると、神々しい感じさえします。お供えのような感じです。ふふさま、お蚕さま、染料、私、いろんな思いが詰まってます。
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ONLY ONLY の作品には、名前を付けて、お手紙を書いて、糸見本や染め見本をつくって一緒にお納めします。名前もね、つけたのよ。うふふ、それは明日発表しましょう!

ふふさま、完成。

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ふふさまの帯、湯のしからかえってきました。ふわっと光沢を帯びてます。さあさあ、広げて見ましょう。
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ああ、いい帯になった。冬の寒さが少しずつ和らぎ、ずーっと先だと思っていた春が、息づいてきた感じ、出てるんじゃないか。これこそ、ふふさまと私が、5年前から、ずーっと追い求めていたもの。
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検反しながら、あちこち点検。糸や染めの様子など、ためつすがめつ。銀糸の入り方もよかったね。これは、ふふさまがリズムを決めた。前柄の方には入れないってのもふふさまの決定。もしも自分が決めるのだったら、入れすぎていたと思う。引き算の美学は、ふふさまぐらい大胆でないとなかなか出来ないね。
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全体像はこんな感じ。地の白に見える所、薄ーいブルーグレーです。単色に見えるけど、4種類の経糸と緯糸の計5色からなってます。雪景色もよく見るとたくさんの色がある。そんな帯にしたかった。

もとじさん、メゾンエルメス

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銀座もとじさんに、プラチナボーイ新作展のトーク会に伺いました。作家さん8名だったから、お一人お一人の時間が短くてもったいなかったけど、一言の中に含蓄があったなあ。着物に合いやすい帯をどう作るかなど参考になった。
あわせて、織三蹟展、帯留め展も開催中で拝見してきた。盛りだくさん!
織三蹟展は代官山ヒルズでも拝見したけど、私のハートがちょっとは磨かれたのか(曇ってることが多いですので、、、)今日の方が響いたな。西陣のすごさを改めて見た思い。
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それから、メゾンエルメスに、「コンダンサシオン:アーティスト・イン・レジデンス」という展覧会を観に行きました。これは、エルメス財団が、若いアーティストをエルメスの工房に住まわせながら仕事の場所を与え、エルメスの職人がヘルプもし、新しいアートの創造を応援するというものです。超一流の仕事場に入り込めるのだから、うらやましい限り。
今まで16人のアーティストが参加したそうで、そうやってできた作品たちが展示されていたわけです。ここは会場もすごくよくて、光の入り具合とか、ライトのあて方とか、影の出来具合などが、最高だったなあ。ここにこうあることがアートなのだなあと思った。
一番好きだったのは、マリー=アンヌ・フランクヴィルという方の作品。1981年生まれだって。若っ!クリスタルの作品がメタルの台に乗ってて、壁に写る影が最高によかった。
6月30日まで。銀座に出たら、また寄ろう!
写真は我が家。撮影は天野志穂実さん。

バケットで舌を突き刺す。

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うちから一番近いおいしいパン屋さんは、相模大野のメゾンカイザーだと思っている。そこのバケットモンジュは、皮がぱりっとして、大変美味。が、大変にかたい。その日に食べ切らない分は冷凍する。後日、オーブンで焼くと遜色無くおいしい。が、皮のかたさは倍増している。
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気をつけて食べればいいのだろうが、おいしくて夢中で食べる。で、気がつくとバケットの鋭くかたい皮で、グサリと舌を突き刺している。しょっちゅうだ。
舌が傷ついてると、痛いし、大変わずらわしい。それをなぐさめるには、強い酒を飲むといいと気付いた。ウィスキーがいいね。ロックでいただくと、冷たさも相まって、舌がしびれて、しばしわずらわしさを忘れられる。その上おいしい。
強い酒を飲むとその後動けないので、日中は晩酌を楽しみにせっせと働く。なかなかの好循環だ。
写真は、ふふさまの緯糸。ビス糸(蚕が自分に一番近いところに吐く、柔らかくて繊細な糸)です。天野志穂実さん撮影。

ふふさま、伸子張り

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ふふさまの帯、湯通しが終わると、そのまま張ります。水がしたたるいい帯なのです。
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我が家の場合、北の窓に取り付けたポールと織機を基点に張ります。始めと終わりを張ったら、伸子をどんどん張って行きます。
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柄のところは、ほら、こんな感じ。
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下から見るのもなかなかいいでしょ。ふふさまぽいでしょ。
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ここがタイコ。
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ここが前柄。
ある程度乾かしたら、湯のし屋さんに送ります。たっぷり蒸気をあててもらって、ふっくらふかふかして帰っておいで〜!

ふふさま、織り上げ→蒸し→湯通し

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ふふさまの帯、織り上がりましたよ。機からおろす時はいつも緊張。ちゃんとできてるはずでも、見込み違いや計算違いや勘違いがないとも限らん。心を落ち着けて、カラカラと出して行きます。
ほっ。ちゃんとしてる。よかった。ふふさまのお顔が心にぽっ。うん、ふふさまらしい一本になった。
早速、次の作業に掛かります。検反して、不織布に巻いて、蒸し作業。これによって、染料がしっかり定着します。それから湯通し。糊や余分な染料を落としてしまいます。写真はゆるゆると入浴中のふふさまの帯。
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ピンぼけだけど、こっちの写真の方が感じが出てるかも。お風呂にお湯をためて、布をさーっと入れて、均等に振り洗いするのです。糊が落ちて、気持ち良さそうです。

大和骨董市へ

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今日は第三土曜日。朝から、大和駅前で開催されている骨董市に行きました。いい天気で、ものすっごくにぎわってました。売る方も、買う方も、冷やかす方も、多種多様のタイプの人が集まってて、面白いわ〜。私は地元民で、電車ですぐなのだけど、ここは月に一度、突如現れるカオス。ひとくせも、ふたくせもある骨董屋の親父さんたちと、やり合えるもの面白いです。
私は、ロバート・フランクの写真集 PERU と、木でできたものと、古い藤布や麻布の蚊帳を買いました。糸がいい。最高だ。
帰ってきたら、なんだかここの所の疲れが出たのか、昼寝をしてしまいました。よい休日でした。

続々・織ってます。動画もあるよ。

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ふふさまの帯、織っています。これは織機の後ろっ側。
経糸は、ここに巻き取られてます。格納されてる感じ。秘密が隠されている。
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織りすすむに従って、ここから、少しずつ、全容を現すのです。ドキッ。


織ってるところの動画です。
*撮影は全て、天野志穂実さん♡

続・ふふさま、織ってます。

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織ってます。織機を前から見るとこんな感じ。前方でくるくるしているのは、長さを測る検尺テープ。
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綜絖、開いたところ。ブラッシングカラーズしたところも、ちらりと見えますね。次の写真の方がよく分かるけど。
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ほら、ブラッシングカラーズしたところ。ここが、ふふさまと一緒に練りに練った、シンプルかつ大胆なタイコだよ。
*写真は、天野志穂実さん撮影。きれいですね。ありがとう。

ふふさま、織ってます。

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ふふさまの帯、織りはじめです。たんたんと、たんたんと。はやる気持ちを抑えます。
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織るときは、あまり感情を込めたりしません。安定して、丁寧に、正確に、同じことの繰り返しをするのが吉です。思いを込めるのは、計画しているときと、試しを織っているときね。それがふふさまの望みからぶれないってことだと思う。
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本番を織る時には、すでに全てが決まっています。だから、もう何もできない。ただ正しく織るだけです。今までふふさまと対話してきたことを全て昇華させるのです。
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微調整は大事。織りやすいと、きれいに織れますのでね。
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もうすぐできますよ。
*写真は天野志穂実さん撮影です。

311を前に

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先日のことだけど、半蔵門で行なわれた、東北の観光のシンポジウムというのに、顔を出してきた。友人が参加すると言うので賑やかしに。
それで思ったことは、東北と関わり続けるには、何か必要だってこと。仕事絡みでもいいし、友人絡みでもいい。旅行絡み、ボランティア絡み。何でもいいから、何かないと、関われない。
だからきっかけが必要で、そのきっかけ作りに、いろんな仕掛けがあってよい。
学生さんが「きっかけバス」というので、東北に行くツアーというのがあって、その資金が寄付でまかなわれているから、彼らは一円も使ってない。それを悪く言う人もあるそうだけど、私はいいと思った。だって、「きっかけ」なんだから。きっかけないと、つながれないんだから。
はじめのきっかけ、タダでもいいじゃん。
今の学生は、10年後には社会人バリバリだし。10年なんてあっという間だってこと、よく知ってるし。
東北の観光業、苦戦しているとのことだったけど、きっかけをうまく投げかけられたところは、イケてそうだった。なんでもそうなのかもなと思った。
*写真は、天野志穂実さん撮影

釜我敏子さん、飯田みちるさん、石嶋眞理さん、浅野裕尚さん

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一昨日のこと。朝からとても充実していました。
まず釜我敏子さんの個展のギャラリートークに、銀座もとじさんに伺いました。釜我さんは、型絵染めの大家。何度も作品拝見してるけど、みればみる程、あたらしい気付きがある。
型絵染めって、型紙一枚を繰り返し置いて染めるのだけど、釜我さん、その組み合わせがすごいのだ。優雅な動きがあって、一枚の繰り返しとはとても思えない。
その上、着物になった時の柄合わせが、背縫いはもちろん、身頃と衽の線、脇の線も、ピターッと合っているのだ。だからこそ、清楚な中にも堂々とした感じが出るんだな。これって、着物を作ったことが無いと、すごさが分からないかも。(私が絵羽を織る時は、脳みそがねじれる程悩みます。それでも解決せず、ねじれた脳がプツンと切れることも、、とほほ)
トークは檀ふみさんとの対談形式だったので、大変はなやかでした。お客様もきれいな方ばかり。しかし一番の花は、釜我さんご自身だったなあ。
「釜我敏子展」は銀座もとじさんにて。3月9日で終了しています。
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それから、新宿に出て、もじり織りのグループ展を拝見しました。飯田みちるさんのお作品を拝見したいと思っていたし、この日は飯田さんが在廊されると聞いていたから。もじり織りって、私にとってまったく未知の世界です。うわー!自由だー。自分の世界ができるんだなあ。
飯田さんといろいろお話できてよかったです。織りの仲間はどんどん広げたいものです。
「しゃららーそれぞれの一日」は新宿クリスタルスポットにて。3月9日で終了しています。
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その後は、表参道です。結城紬のリユースを扱ってらっしゃる石嶋眞理さんが、展示をされるとのことで出かけました。石嶋さんの著書も以前に読んで、賛同すること多かったので。結城はすごいね、今も昔も。本当に尊敬する。石嶋さんとお話させてもらってうれしかった。名刺お渡ししたら、名前を見て、「もしかして、1年くらい前に、サイトを作りませんでしたか?」って。えーー!びっくり。見てて下さる方がいる。
「結城紬 逍遥」はラパン・エアロにて。3月10日で終了しています。
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さあ、真打ち、「織三蹟」、代官山です。
織三蹟は、西陣の織元さん、3者の展覧会です。西陣すごすぎ。私などの織とは、同じ織と言っても別世界です。こちら最高峰です。
織楽浅野の浅野さんとお話できてうれしかった。浅野さんがお作りになるものは陰影や存在が、じわっと伝わってきてすごいのだ。それには、ひとつひとつにストーリーがある。
浅野さん、私が織るものなども、見ていて下さって、「もっとできるんちゃうの」とアドバイスくださる。そっか、もっとやっていいのか。そっか、そっか、やらなっきゃな、、、ありがたいこと。よっしゃ、もっとやったるでー!
「織三蹟」展は、代官山ヒルズにて。3月11日まで。
*写真は、すべて私の仕事場、天野志穂実さん撮影です。

ふふさま、さあさあ!

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さあ、準備は整った。いよいよブラッシングカラーします。って、動きのない雑な写真でごめんなさい。動画だったら面白かったね。それに狭い一室でやってるのもバレバレ〜。
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準備には時間をかけますが、ブラッシングはあっという間です。もうちょっとやりたい気持ちを押える方が大変です。それは、ふふさまが求めているものでは無い。
綿密な計画はしつつも、勢いを大事に。あと、最後には自分を信じる。できるって思い込む。それで、GO!

ふふさま、さあ本番!

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ふふさまの帯、最終合意が取れましたので、早速本番に入ります。まずは仕事場を特に念入りに掃除と整頓。掃除しながら臨戦態勢を整えると言うか、、、、気持ちを一新する。
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染料の色出し。微調整。
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作った色は三色。
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使った染料は五色。
さあ!

水流さんのサイトに載ってる!!

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わーー!水流(みつる)さんのサイトに、私の帯が載ってる!うわー!
ぜひ読んでいただきたいけど、ちょっと恥ずかしい。過分なお言葉いただいておりますもので、、、きゃっ!
でも、読んで!(どっちじゃ!)→こちらです☆
水流さんは名古屋にお店を構えてらっしゃる呉服屋さんなのだけど、実は伺ったこと無いのです。いつもやり取りはメールです。
しかし、私、水流さんに、とてもとても興味津々。というのは、水流さんの評判をお客樣方から、よくお聞きするからです。みなさま、一様に絶賛されます。お客様の方に、着物をお召しになるという以外、共通点はありません。年代もお住まいも、ご職業などもいろいろ。広ーく愛されてる呉服屋さんなんだなあ、、、
お仕立てのセンスもダントツだって。いろいろで仕立てられてるお客様から聞いたのだ。着物は仕立てのセンスで大きく左右されますものね。大事なんです。
いつかお伺いしたいなあと、あこがれてる呉服屋さんです。

めとさま、現る

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めとさまが、やってきた!仕立て上がった colored wind をお召しくださって!
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ひゃーー、すてき!匂いたつような。ぼーっとして、感涙しそうになる。
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言葉にならない程の感激。よろこんでいただくために仕事しているが、めとさまは、私をこんなにもよろこばせてくれた。
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撮らせていただいた写真、「ブログにお顔も載せていいでしょうか?」とお伺いメールを出した。そうしたら、お返事いただき、それがまたすてきなの。紹介させて下さいね。
おかげでいい仕事ができた。本当にどうもありがとうございました。
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吉田美保子 様
こちらこそ、昨日は本当にありがとうございました!!
着物を着ているだけでも高揚感はありますが、それ以上の特別な感覚に満たされました。
重ね重ね、自分で言うのも何ですが、本当に、本当に私らしい一枚となったと思います。
纏うことで輝きを引き出してくれるような、そんな気分でした。
これまで色んな着物に目移りして来ましたが、こうしてわたしだけの一枚を手にすることができて、もう何も要らなくなりました。
やり切った感もあるし、これ以上に求めるものなんてあり得ません。
どんな言葉を尽くしても表せないくらい、心よりありがたく思っています。
(声を大にして)本当にありがとうございました!!
写真もたくさん送ってくださってありがとうございます。
掲載につきましては、これ程までに着る者に沿った着物が完成した感激をお伝えするには顔出しで掲載するのが良いかと思いますが、私なんかの写真が出てしまうと、営業妨害になりませんかね?(笑)
私自身はどのようにしていただいても結構ですので、美保子さんの判断にお任せします。
美保子さんも、ますますご活躍されることをお祈りしております。
またきっと、お会いしましょうね。
めと 拝
*めとさまストーリーは、こちらから一気読みできます。ぜひ。

青色申告おわった。

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青色申告会に行ってきました。毎年思うけど、これはやっぱ、ある種の祭りですね。年に一度の異様な盛り上がり。いやはや、人がいっぱいいる所はなじめません。
とはいえ、何とか無事に受け付けてもらえました。今年もイッパツ合格です。数字はふがいないものですが。やれやれです。
写真は先日、我が家においで下さった、カメラマンの卵、天野志穂実さんが撮影くださったもの。写真の学校の学生さんで、学校の課題を撮らせて欲しいと頼まれたのです。朝の10時に来られて、夕方遅くまで撮り続けられました。私はもくもくと仕事してけど、750枚くらい撮ってかれました。
自分の生き方、ちゃんと見据えてる人で感心しました。人生、羽ばたいて下さいね。いろいろお話できて、楽しかった。好きな写真家はと聞いたら、植田正治だそうです。ああ、鳥取砂丘のあの人かー。去年、新美術館で観た写真展が面白かったと言うと、すぐ、「アンドレアス・グルスキーですね」って返されました。さすが。私、この名前、覚えられないわ。新しい写真の概念はすごく印象的だったけど。
この写ってる机は、熊本のうちから持ってきたもの。姉が勉強机を買ってもらったとき、妹の私がひがまないように、納屋の中から引っ張り出してきて与えられた年代物の机です。
貼ってあるパンダのシール、お若い天野さん、ご存知なかったです。「カンカンランランよ。ほら、日中国交回復の。田中角栄よ」って言ってもきょとん。そうよねえ、、、パンダ来日騒ぎを知っているというのは、年代物の人間ですなあ。
楽しい時間をありがとうございました。写真家 天野志穂実の誕生を楽しみにしていますね。

ふふさまからのお返事。

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ほどなくして、ふふさまは、きれいな、丁寧な手書きのお手紙を添えて、試し織りなどご返送下さいました。赤文字で変更指示がいっぱい入ってるんじゃないかと覚悟していたのですが、それはなかったので、ご希望をちゃんと捉えてられてたなと、安堵。
いただいたすてきなお手紙、ちょっとだけ引用しながら、ご紹介させてくださいね。
まず「いいですね。」って書いていただいて、大安堵。思わず顔がほころびました。つかんだものは間違ってなかった。
「青と紫もこの色でお願いします。」「地の色合いも、織りの雰囲気も文句なし。」「青みの銀糸の入り方も、うるさくなく、さりげなく、アクセントになっていて、いいですね!」と、書いて下さって、心底ほっとした。
そして、「説明図や模型図がすてきだ」と書いて下さってます。そ、そうですか?伝えようと必死に書いたのがよかったかな?「おタイコになった時の様子や前柄もイメージしやすかった」と。やった!そのためにがんばったもんね。
「このまま進めていただけますか?」はい!
「お値段ですが、いいんですか?安すぎませんか?いっぱいわがまま言って、好きなだけ注文をつけたのに、、、、ちょっと申し訳ない感じです。」いいんです。普通の値段です。私の織物を呉服屋さんなどでお求めいただくのとだいたい同じです。もうちょっと上げたいという本音はありますが、もうしばらくはこの設定で。
お手紙読んで、さっぱりしている中にも、深い愛情を感じたなー。ふふさまは、きっとそういうお方なのでしょう。では帯も、そんな感じで行きましょう。クールで、シャープで、でも根底には優しさや愛情が満ちている。それを目標に行きましょう。

ふふさま、最後の試し。

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さあ、ミーティングで決まったことを整理します。そして、もう一度、試し染め、試し織りをします。前回は雰囲気で試しをしたけど、今回はきっちり。本番に備えて、データを取って、決め込んで行きます。
ふふさまとお会いして、お話したこと、感じたこと、頭の中をリフレイン。
ブラッシングカラーズの2色は、強弱をつける、青い方には一切赤みは入れない、赤を入れる方はしっかり紫にする、、、うん。ふふさまそのもののようなリクエストだ。
試しはもう一度ふふさまにお見せして、最終合意したいので、見ていただいて分かりやすいというのも、目標のひとつ。これ、自分のためにもいいね。分かったつもりを排除して、しっかり腑に落とす。
決めるだけ決めて、本番は爆発させるのだ。
さあできた。試し織りと、試し染めと、実物大の設計図、縮尺の設計図、この4点を作りました。早速、郵送しましょう。ふふさま、どう思われるかな?

ふふさまと。

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ふふさまと新富町のお店を出て、駅まで一緒に歩いた。落ち着いた、静かな会話に、エキサイトした。お仕事のことも話して下さってうれしかった。第一線の説得力がある。私の知らない世界を教えてくださった。
私の頭の中には、ふふさまの人となりと共に、帯の構想が具体的に落とし込まれてきている。
ふふさまとの会話を反すうする。4枚の試し織り、はじめの2枚だけでも十分好きだとおっしゃってもらってうれしかった。でも、3枚目と4枚目、見ちゃったから。
緯糸をビス糸にするのも決定した。繭の内側の柔らかい部分であること、それゆえ、太さが一定でなく、染めむらになりやすいことなどもお伝えしたら、「それが面白いんじゃないですか!」って。
うん、ONLY ONLY はやっぱ、二人で一緒に作って行くものだなあ。ONLY ONLY の醍醐味みたいなもの、感じてもらえたと思うし、とうの私も実感した。記念すべき夜。

和楽記事を、サイトに載せました

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私が織った帯、「スモールバード」が、ただいま発売中の和楽に掲載されています。ご紹介いたしたく、そのページを拙サイトの、「業界の方へ、プレスの方へ」に載せました。
掲載ページの写真をクリックしていただくと、大きくなりますし、一部お読みいただくことも出来ます。ぜひアクセスして下さいね。
こちらからどうぞ!

ふふさまとお会いする。2回目。

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ふふさまとの2回目のミーティングは、昨年末のことでした。お仕事で上京されるというタイミング、これを逃してはいけません。準備はいいのか、私よ。大丈夫、精一杯、できるだけのことはした。
お会いしたのは、新富町の懐石料理のお店。おいしい野菜をたっぷりいただける、ふふさまおすすめのお店です。
その日、ちょっと早めに着く段取りで出かけたのだけど、ふふさまは、すでにお店にいらしてて、軽やかで爽やかな印象。私もすぐにリラックスして、どんどんすすめる。
試し織りを4枚、順にお見せして、どう照準を合わせたのかなどお話する。ふふさまの集中力もすごい。3枚目をお見せしたとき、目にハート型が浮かんだの、私は見逃さなかったよ。
4枚目も捨てがたいみたいだったけど、今回はこちらで詰めましょう。
試し織りをどう発展させ、本番の帯に持って行くかなど具体的なこともどんどん詰める。
ふふさまは、ご自分の好み、似合われるもの、分かっておられて的確に伝えてくださるので、ありがたい。作り手からすると、もうちょっと手を込ませたいと思うようなところも、「それは必要ない」とおっしゃる。そうね、必要ない。作り手の満足のためにやってることは排除すべきだ。「ほら、こんなに仕事がしてある」って伝えることは、美しさには関係ない。それは独りよがりの自己満足だ。この仕事はふふさまのためにある。
お互い、楽しく集中した。こういうとき、いいものができる。このミーティングは成功だったな。
この日のことは、ここに書いてます

新作タブロー3

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新作タブロー連載、第三弾。これでおしまいです。
今日載せる分は、両面作品なのだ。どちらを飾るかは気分次第。さあ、どっち!
まずひとつ目。
上 [Yellow Path イエローパス]
下 [Purple Road パープルロード] 105×140 mm
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上 [Stitched Square ステッチドスクエア]
下 [Flying Brown フライングブラウン] 105×140 mm
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上 [Windy Lines ウィンディラインズ]
下 [Calm Lines カームラインズ] 105×140 mm
こちらも、フリンジさんにありますよ。実物の展示は、3月5日まで。ぜひお運びくださいね。お問い合わせは、私の方でもウェルカムです。
この前からガンバってつけているフェイスブックのボタンですが、シェアボタンのみにしてみます。イイネボタンと違いが分かっている訳ではないのですが、ふたつあるのもどっち押していいか分からないし。←なんでも自分が基準の私です。

新作タブロー2

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新作タブロー紹介の続きです。タイトル、額の大きさ、お値段の順で載せています。
上の作品。
[Old Spanish オールドスパニッシュ] 200×225 mm
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これは、[Old Spanish オールドスパニッシュ] の詳細。
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[Purple Water Fall パープルウォーターフォール] 265×220
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[Golden Pieces ゴールデンピーシーズ] 215×270
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こちらは、[Golden Pieces ゴールデンピーシーズ] の詳細。
これは、実は新作ではないのだけど、今回、額を入れ直して、ぐっとべっぴんさんになりました。いいでしょ。
作品は、今、フリンジさんにあります。お問い合わせは、私のサイトからもどうぞ!

新作タブロー

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フリンジさんにて展示中の、新作タブロー、ご紹介します。
前回、詳細書かずにいたら、何件かお問い合わせいただいたので、今回は、タイトル、額の大きさの順で書かせていただきますね。
出来れば、実物をフリンジさんにて、みていただきたいなあ。出かけられないけど、気になると言う方、お尋ねになりたいことなど、お気軽にご連絡ください。3月5日まで、フリンジさんが窓口になって下さいます。お問い合わせは、私のサイトの方からいただいてもオッケーです。どしどしどうぞ!
まず、上の作品から。
[Blue River ブルーリバー] 285×233 mm
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[Indigo Blue Sky インディゴブルースカイ] 318×232 mm
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[ピン!ピン!ピン!] 414×414 mm
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[Pink Crossing ピンククロッシング] 124×168 mm
3dots.JPG
[3 globes スリーグローブズ] 168×124
ひとまず、これにて。掲載は続きます!

フリンジさんの2月

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二子玉川のすてきな空間、フリンジさんに行ってきました。うすく伸ばした銅でつくった一輪挿しを中心に、フリンジ店主、福永麻子さんが選んだ美しいものがあふれていました。
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銅の一輪挿しは、とても丁寧に大切に作られていて、これを作った作り手と、これを紹介しようと選んだ福永さんの、両方の愛が込められていたようでした。
ちなみに、写真は3枚とも、この銅の一輪挿しです。いろいろに生けられるのがいいのよね。
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実は私の新作タブローも置かせていただいてます。おってご紹介させていただきますね。
今回の展示は、3月5日まで。(2/27は休み)13:00〜20:00
フリンジさんのフェイスブックはこちら。サイトはこちら

ふふさま、試し織り、よっつ目

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試し織りのみっつ目は、自分としても納得のいくものでした。やっとふふさまに添えたと思えたから。
さらに、もうひとひねり、できないか?
考えます。
織りと言うのは、経糸と緯糸をどう出会わせるか、それにつきます。うーーーん、綾織りを組み合わせるかな、、、・私は一番好んでやるのは、平織なのです。丈夫な素直な、しっかりした布になりますのですね。組織は単純なタテ1ヨコ1。
そのバランスを、タテ1ヨコ3にすると、緯糸が目に飛び込んできます。その効果はたいしたものなのです。織りでなくてはできないこと。
やる価値大アリです。それで、おおらかに、ブラッシングカラーズを走らせて、緯糸のアクセントを効かせるバージョンを考えました。
今回、はじめて、フェイスブックのボタンを載せてみます。うまくいくか!ナムサン。

ふふさま、試し織り、みっつ目

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試し織りをふたつして、何となくピンと来ないまま、暗礁に乗り上げていた状態でした。うーむ、どうにか打開しなきゃ。
そんなとき、ふふさまと二回目にお会いできる段取りができました。去年の暮れのことです。お仕事で都心まで出て来られることになり、その後、お会いできることになりました。
このミーティングで、制作の目処をつけるところまで持って行きたい。
どうしよう。
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原点に戻るしかないね。ふふさまとのひとつひとつの対話を思い出そう。
もう一度、たくさんのノートから、キーワードをひろい直します。
「小さいパーツが散ってる柄より、帯全体が風景だったり、幾何学模様になっているのが好き」「シンプルで大胆、シャープが好き」「柄よりも地が多い方がいい」
ふむ。そっか、、、じゃあ、そこに焦点を合わせよう。いっちょやったるか。
ふふさまの真の望みをかなえたい。そんな思いで作った、みっつ目の試し織りです。

ふふさま、試し織り、ふたつ目

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試し織りのひとつ目は、ちょっとフェミニンすぎた。帯としてはいいと思うけど、何と言っても ONLY ONLY だ。違うんだよ。
ふふさまにお会いしたとき、いろいろ資料を一緒に見て、ピンときたもの、お好きなもの、取り入れたいものなどなどに、メモした付せんを付けていた。
そこからひろい出す。
さまざまなキーワードもひろい直す。
明度の高い色が好き、少しくすんだ柔らかい中間色も好き、グレイッシュ、アッシュ、直線、アシンメトリ、、、、、
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それで、試しを織ってみて、帯にするならも考えた。
ひとつ目よりは、添ってきた。うん、それは間違いない。悪くはない。帯としてはよい。
でもなーー、ふふさまだもんなーーー。
もう一歩、踏み込んでもいいのではなかろうか、、、、

ふふさま、試し織り、ひとつ目

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さあそれでは、試し織りです。ここをみっちり、腑に落ちるまでやるのです。
たくさんお話したことや、メールのやり取りを、もう一度じっくり、ひとつひとつ反すうしながら、取り組みます。
まず、ひとつ目。ふふさまが、私にメールを下さるきっかけになった一本の帯、これをとにかく再現してみました。
私のブログを見て、「一目惚れ」と書いて下さった一本とは、こちら。
こちら、ブラッシングカラーズは、すべて植物染料です。コチニール、スオウ、ロッグウッド、ゴバイシなど。同じ染料、同じ媒染で、ブラッシングして、織ってみます。もちろん蒸しもします。
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もしこれで帯にするならというデザイン画も起こします。
うーんん、違う。こうじゃない。ちょっと可愛らしすぎる、、、、ふふさまのイメージと違う。お好きな色味だし、お似合いになるとは思うけど、イメージと違う。
じゃあ、どうすれば、、、、、

ふふさま、機仕掛けと緯糸の準備

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さあさ、ふふさま。
経糸が出揃ったところまで書きましたね。機仕掛け、やっちゃいましょう。
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それが出来たら、緯糸を染めます。色は、凍てつく冬の空色。
緯糸は、ふふさま用の第一候補として、ビス糸を準備。ビス糸と言うのは、蚕が糸を吐くときに、一番最後、自分に一番近い部分に吐く糸です。我が身に一番近いですし、さなぎとしてそこに長時間いるのですから、気持ちいいように、細くて柔らかい糸を吐きます。均一ではなく、太細の違いがかなりあります。生産量もごく少ないですから、希少なのです。
私、ふふさま、こういう糸、面白がって、愛でて、使いこなして下さる方だと思うのよね。私としても、節があったり、毛羽が出たり、織り難いのだけど、やってみたい糸なのです。
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染まったら糊をつけて巻きますよ。実作業をしているのは手伝いにきてくれたsizuさんです。

帰りの話。

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帰りは、2月14日金曜日、お昼にチェンマイを発って、バンコクでの乗り継ぎが一時間あって、午後10時半に羽田に到着予定です。
14日朝はゆっくりめ。散歩して、朝ご飯食べて、ゆうゆうと空港に向かいました。が、バンコク行きのタイ航空、遅れてる。ええーー、乗り継ぎなんですけど、、、大丈夫?地上係員さんに聞くと、羽田行きに乗り継ぐ人が20人以上いるから、出発を待たせるとのこと。
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バンコクについて、どこのゲートにつくかと思っていたら、なんと、一番はじっこ。こりゃ、国際線まで距離あるわ〜。空港の建物に入ったら、「TO HANEDA」というカードを持った地上係員さんが待ち構えていた。
「我々は急がなくてはなりません。搭乗口は一番先です。走りますよ。」
20数名の我々は、バンコク・スワンナプーム国際空港の端っこから端っこを、隊列を組み、えっさほいさと走り抜けました。中学校の部活のようです。
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ほうほうの体で乗り込んだ羽田行き、飛行機は順調に飛び、予定どおりだとのアナウンスあり。ただ、「羽田の天候は雪。視界は前方2メートルとの連絡を受けております」と。えっと、、視界2メートル?
窓側の席だったので、着陸の体勢がとられてから、ずっと外を見ていました。いくらたっても何も見えません。と、突然、すぐそこにライトの光が見えました。え!?その1秒後にランディングしました。見えたライトは、滑走路の埋め込みライトです。1秒前まで何も見えず。目が慣れてくると、外が吹雪なのが分かります。吹雪の中でも飛行機って着陸するんだ。はじめて知ったよ。すごいなあ。
降りた時間は予定通りでしたが、羽田混雑とのことで、1時間くらいは飛行機内に留め置かれ、吹雪の中、飛行機につけるちゃちな階段(それも凍った!)を使って、外に出され(ジャケット、預けた荷物の中よ!)、バスで建物へ。
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経験者の私はこの日はもう帰れないってことは、覚悟済み。できれば居心地いいところで。
イミグレの前のスペースはカーペットで、暖かそう。そこにいた係の人に「もう帰れないからここにいちゃダメ?」って聞いたら、「いやー、申し訳ないです。」
荷物が出てくるターンテーブルのところも広くてよさそう。ここで夜明かししちゃダメ?「いやー、申し訳ないです。」
ま、そういうもんかな。外に出された私は、一路、空港5階のショップ前、つい一週間前にも一晩過ごした、懐かしい場所へ舞い戻ったのです。
学習済みですので、私は飛行機降りるとき、読んだ後の新聞もらってきたんだ。バンコク・ポストとか。それを敷いて、全く同じ場所にまた転がる。ああ、人生は面白いネ!
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旅にスマホは、必要ですね。一晩あけて、電車の運転状況調べます。モノレール、強いなあ。他のが軒並み「運転見合わせ」なのに、動いてる。浜松町から大門に出れば、地下鉄乗れるな、、、しかし外は雨。うーん、この荷物、動きを鈍らせるなあ。
ふと見ると、お掃除の方が、もう働いてらっしゃいます。「宅配便、この時間に出せるところありませんか?」「ありますよ。24時間営業です」
それで、荷物を預け、うんと身軽にして羽田を後にしました。15日土曜日の早朝です。モノレールに乗りながら、この日のスケジュールをおさらい。朝10時から、銀座もとじさんで、山岸幸一さんのギャラリートーク申し込んでる。これは聞きたいのだ。うーむ、3時間半ほど時間つぶせばいい訳か、、、
それで、動き始めた山手線でくるくる廻ってることにしました。暖かいし座ってられるし、快適です。生まれてはじめて、山手線周回しました。
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なかなか大変な思いをしてたどり着いた、銀座もとじさんですが、本当に行ってよかったです。山岸さんの織物は、本当にすばらしい。何をしたいか、何を求めているかが明確で、それを追い求めて、動いて、ゲットしてられる。感服です。
外に出たら青空。いい天気になりそうねーー!
*写真は、チェンマイでのショット。今回の旅行、現地集合で両親と一緒でした。長期滞在の彼らに途中から参加する形です。帰りは同じ日でしたが、彼らは福岡行きで本当によかったです。

行きのこと。

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2月8日、昼間から外は大雪。飛行機、飛ぶのかしらん?
旅行会社など電話できるところ、掛けまくる。それで分かったことは、飛行機と言うのは、向こうを出たら(今回の場合はタイのバンコク)、どうにか着陸させて、お客を降ろして、また乗せて、ノルマをこなして行くってこと。
まあ、もしもチケットが正規のものだったら、振り替えてもらえるのでしょうが、もちろん格安航空券。この便、逃せばチケット、パア。
で、8日午後5時すぎに、私の乗る便が、バンコクを飛んだってことが分かった。こりゃ、行くしか無い。羽田にゴー。
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完全防備の冬服で出発。雪に足を取られながら、駅まで強行軍。小田急、止まってる。じゃあ東急で行きましょう。渋谷で山手線、品川へ。京急に。ホームまではスムーズ。しかし、電車こない。人があふれてくる。放送があり、たった今から運休です。
がーん。もうダメだと一瞬思ったが、iPhoneで調べたら、なんと、モノレールは生きていた。浜松町へ。ああ、あこがれの羽田空港、国際線。たどり着いたよ。
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が、滑走路封鎖。私の乗る飛行機、ランディングできず、名古屋に降りちゃった。その機体が羽田に飛んでくるのが何時になるのか不明。床で一晩を過ごすこと決定。(椅子はもちろん空いてない)
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とにかく、少しでも居心地がいい床を探さねば。空港の5階のショップ前に転がってました。
「いい経験だよ、こんなこと、一生に一回だもん。思えば、避難所などにも寝るなんてこと無く生きてきた。ラッキーだったな。あ、しいて言えば、大阪から四国にフェリーで行った時の、三等船室にゴロゴロ寝たのに似てるなあ。あれも面白かったな。もうあれから20年か」などと思っておりました。
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はじめの説明では、早ければ午前4時出発とのこと。しかし、それが6時になり、8時になり、、、、、、結局飛んだの、10時すぎだったよ。10時間の遅れだね。でも、搭乗手続きの締め切りは、午前3時だったから、この飛行機に乗ったのは、あの雪の中羽田にたどり着き、そこで一晩過ごした人だけってことで。みんなツワモノだなあ。ご老人、お子様連れ、さぞかし大変だったでしょう。日本語できない外国の方も不安だったね。私ごときが文句言っちゃいけないな。
と言う訳で、ボロボロに疲れて、9日の朝つくはずチェンマイに、夕方遅くにたどり着きました。
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後日談。
次の日、まずはマッサージだと、評判の高い本格マッサージ屋に行き、一番高いコースを頼みました。このくらいしないと、前日のダメージ、リカバーできない。
ベテランぽい、にこやかな女性が、とても熱心に、力を込めて、グイグイもんでくださいました。痛かったけど、これで昨日のコリが消えるのならがまんです。
で、その晩、体がほてって眠れず。次の日コリ返しがきて、体中がもっと痛い、、、ああ、人生は過酷だなあ。
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写真は、「美しい竹の村」。チェンマイ郊外で、木綿を紡いで、草木染め、手織りをしています。

染織吉田、通常業務再開しました!

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ただいま戻りました!
染織吉田、通常どおりにしております。充電してまいりましたので、ますますがんばります。
以上、よろしくお願いいたします。
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この一週間、特にはじめと終わり、大変に面白い体験をしました。(ま、ひどい目にあったと書いてもいいでしょう)
どんな体験だったかは、関東在住の方には、日付を言えば、推測していただけるかな。
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予定では、8日の夜にうちを出て、9日日付変わってすぐのフライト、帰りは、予定では14日の午後10時すぎにランディングして、我が家に夜中に帰り着いているはずでした。
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その日は、関東地方、45年ぶりの大雪、交通機関大混乱の日です。
よりによって、行きも帰りも、大当たりです。
今、窓から外の光が、雪に反射してさんさんと降り注いでいます。あーあ、今日、帰ってくればなあ。。。
写真は、滞在先のチェンマイのホテル。

オフラインのお知らせ

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染織吉田は、14日まで、オフラインになります。電話、メールなど、つながりません。メールのお返事は、後日いたします。ちょっと留守にいたします。
以上ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いします。

ふふさま、経糸でそろいました

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いやはやー、すごい雪ですね。びっくりですね。外はちょうど、ふふさまの帯の地の色みたいね。しんしんと降り続いているけど、じきに止んで、春がくる。梅の花も凍えてるけど、また香りを届けてくれるでしょう。
経糸、でそろいました。一部が極薄の絣になってるの、写真じゃ分からないですね。糸が部屋中に干されると、圧倒されます。さあ、これをどう、ふふさまに添わせていくか。

ふふさま、経糸、絣にする

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ふふさまの帯、経糸は、ほんの少々ニュアンスをつけることにしました。真っ白な雪にも、微妙な陰影がありますものね。ふふさまとお会いして、自然界すべての中の、あるかないかの、微妙なエッセンス、楽しんでいただける方だと思いました。
経糸に少々細工をして、のっぺりした印象を避けるという手段は、私はよく使います。ちょうどキャンバスに下地を塗っているイメージで。土台を作って、そこにどんなイメージを遊ばせようかと思うのです。
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その、経糸にニュアンスをつける方法の、私の常とう手段は、糸を綛のまま三つ編みにして染めると言うものです。そうすると、染まるところと染まらないところがランダムに現れて、面白い表情がつけられます。
しかし!!!!
今回の ONLY ONLY は、シャープでキリッとした帯をお望みのふふさまです。ぼわぼわした印象は御法度です。そこで、染め上がりが予測できない三つ編みでなく、きっちり絣くくりして、染まるところ、染まらないところを意図的につくりました。
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ほら、これが染まり上がったところ。もともと極薄のブルーグレーが染まってますが、糸が出ているところは、一段濃い色のブルーグレーになりました。これから、ビニールテープをほどいて、綛に戻します。そうすると、染めたところ、くくって染まらなかったところがパキッと分かれてるのが現れて面白い。
でもこれ、ほんのちょっぴりの差よ。ぱっと見は、分からないくらい。ぱっと見では気付かなくても、なんだか深い印象ねって思ってもらえて、じっくり見ると、ああ、手が込んでるなって仕事、したいのです。

ふふさま、経糸染め、一回目

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ふふさまの帯の経糸、まず一回目の染めです。
染める色は、「白」。どんな「白」かと申しますと、ふふさまの求める、「厳しいけど、凛とした、雪解けの色」。
透明で、静かで、シャープ。あえて色を説明するとすれば、ブルーグレーがちょっと入った白なのだけど、ごくごく少量、染料に赤も入れて、紫みも出しました。
絹糸の色というのは、繭の色ですので、ほんの少々、アイボリーと申しますか、黄色っぽい暖かみを持った色なのです。それを無くしたいので、補色の紫を隠し味に投入です。

ふふさま、糸を仕入れる

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ふふさまの帯、方向性が決まりましたので、早速動きはじめます。さあ、糸を仕入れましょう。
ふふさまは、つるっとした光沢のある、絹らしい絹の帯をお望みです。シャープな感じを出すためにも、節の少ない、白さのある糸を選びました。
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糸がきましたよ。ストレートな、性格の良さそうな糸。
さあ、まずは洗います。振洗いして、不純物を落として、さっぱりさせます。いい感じ。

和樂3月号に掲載されました!

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2月1日に発売された和楽3月号、きれいにスキャンしましたので、再掲いたします♡
このモデルさんが締めてる八寸帯が、ヨシダ作です。帯のタイトルは、スモール・バード。全通の八寸帯です。玉糸やタッサーシルクやカンボウジュを使ってて、ワイルド感があります。野原で小鳥がさえずってるイメージ。
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このページは、きもの研究家の森田空美さんの着物新提案のページです。森田さんといえば、クールな現代着物ブームを起こした張本人。帯の提供は銀座もとじさんです。
着物で育った訳でも、教育を受けた訳でもない私は、手探りでやみくもに着物や帯を作ってきました。着物の常識を知らないことを逆手にとって、無我夢中でやってきました。
今回、高級誌の和楽の、現代着物で多くのファンを抱える森田先生のページに選んでいただけたことで、ああ、がんばってきてよかったなあとしみじみ思いました。本当にどうもありがとうございました。
和楽3月号は、ただいま発売中。238ページと241ページです。見てね。

神ノ川智早展に行った

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週末に、写真家の神ノ川智早さんの個展に伺った。渋谷の雰囲気のある古いビルの2階だ。
写っているのは、ウェールズの田舎の風景の中の少女。神ノ川さん、こういう世界を撮りたかったのかー。被写体がのびのびしているのが、神ノ川さんご自身がのびのびされているようで、とてもよかったです。
神ノ川さんとのご縁は、5年半前。七緒の取材を受けた時のフォトグラファーが彼女だったのです。撮影のとき、彼女がすっごく乗って撮ってくれてるのが、よく分かり、これはいい写真が撮れているんだろうなあと思っていたら、やはりすごくよかった。今回、その時のことをお話したら、とてもよく覚えていてくれて、うれしかった。お互い、撮り続け、織り続け、そして発表し続けましょうぜよ。
掲載された号の七緒は、こちらのページ中程に載せてます。写真をクリックすると記事全体をお読みいただけます。
写真は、求めてきた神ノ川さんの冊子です。神ノ川さんのサイトはこちら。展示会は終了しています。

和楽と老眼鏡

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2月1日のこと、生まれてはじめて、メガネ屋さんに行った。そう、この45年の人生ではじめてのことだ。私、目がいいだけが自慢の人生を送ってきた。何の苦もなく、何でも見えた。それがこの数年、かすむし、疲れるし、辛くて辛くて、しょうがない。ショックだ、、、、、だが、仕方ない、、、
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で、メガネ屋さんでひととおり、検査や説明を受け、一段落ついたとき、携帯電話が鳴った。めずらしいことだ。着信見ると、あらうれしい、仲良くして下さってる方。すごく久しぶり。メガネ技師さんに断って出る。
「本屋さんで、和楽を見たら、ヨシダさん、載ってたから思わず電話しちゃった」と。
「あーーー!そうだったーーー!!忘れてたーーー!!!」
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そうなんです、私が織った帯、今日発売の「和楽 三月号」に載ったんです!実は、事前に知ってたんだけど、うっかりしてた。(載るよって知らされた時はエキサイトしましたが、、、)
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この表紙です。「森田空美の、きものでお出かけしませんか?」というページ。238ページと、241ページに載ってます。ぜひぜひ、チェックして下さいね。(白地に、黄色や緑の春色ブラッシングカラーズの八寸帯がヨシダ作です。)

ふふさまとお会いする

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いよいよ、ふふさまとお会いする日がやってきました。
その日は、2013年6月1日。都内でお仕事が有り、足を伸ばしてくださることに。
ドキドキ! 
準備万端にして待つ。
ふふさまは、車を運転して来られました。
北関東からロングドライブ。けっこう遠いよ、120kmくらいかな。そのフットワークの軽さがイイネ!
メールを交換するようになって4年、はじめてお会いするふふさまは、空想どうり、すらっと美しく、思慮深く、丁寧で、お考えをクリアな言葉にして下さる方でした。
いろんなお話をした。これから作る帯のことも。
どんな着物をどんな風にお召しになるのか。その他いろいろ。
どんな帯を望んでられるか、見えてきた。どんな手法と魔法で、作ろうか。
以後、その時のノートを何回も見返す。
______クールでシャープな九寸帯が欲しい。雪解けの冷たい感じ。薄い墨染め。白が好き。藍が好き。地の面積が多い方がいい。柄よりも地が多い方がいい。前柄はうるさくないのが好み。直線が好き。カクカクしてるのは好き。丸っこいのはきらい。かわいくならないように。細目の糸で繊細に。金糸も好き。銀糸も好き。グレイッシュ、アッシュが好き。ビビッドな色は好き。ビタミンカラーは着ない。白は好きだけど、オフホワイトではなくて、ブルーグレーを持った白。アシンメトリーは好き。などなどなどなど。_______
オッケー!!!了解しました!!!
私の織った着尺や帯を見ていただいた。
「ここのところが好き、取り入れたい。こういうのは違う」とストレートなご意見。
縞は好きだけど、格子はダメ。
これによって、糸のチョイスと地の設計図がクリアーに見えた。
やっとファーストハードルの突破口が見つかった。
4 year-long communicated client came to see me and my studio.
She was so close to my expectation.
We talked short but deep to customize the obi expressing herself.
She could show herself with clear and crisp manner.
The picture of making special obi to her, came up me in a snap.

ふふさま、4通目のメール

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ふふさまとのメール、4通目は、2013年の2月2日付けです。3通目からまたまた時間がたっぷりたってしまいました。その間、頭の中には、ふふさまの帯のことがいつもあるのに、ちっとも掴めてなく歯がゆい思い。
なかなか突破点が見つけられなかった私は、ふふさまにメール差し上げて、ある呉服屋さんのオンラインショップに載っていた私の帯を観ていただき、その感想を求めました。何かヒントをつかみたい。その一心。ちなみに、観ていただいたのは、この帯のシリーズです。
色や形は如何様にもするので、このイメージにピンとくるものがあるか否かを知りたかった。
ふふさまは、丁寧で的確なご返信くださいました。結果は、このタイプの帯はお好きでなかったようだけど。何となく、ふふさまが、どんな方なのか分かってきました。まだお会い出来ないふふさまは、とても大人な、すてきな方です。
いただいたメール、一部抜粋で、ご紹介させて下さい。
その中に、私の過去作品を、たくさん書いて下さってます。よく見つけて下さったなあー。今でこそ、サイト内に「作品ギャラリー」があるけど、この時はブログの過去ログから探して下さったのです。今回、あらためて見つけ出して、リンクしました。本人だって、うまく検索できず、手間取りました。いやはや、ふふさま、ありがとうございました。
_______________
件名:re: 染織吉田です
こんばんは。すっかりご無沙汰してしまいました。
(略)
さて、帯ですが、率直に言って、ストライクど真ん中ではないですね。どこがどうと言葉に出来ないのですが。では好きなたたずまいって、、、、難しい。何がどう違うのか、うーんと唸ってヨシダさんのブログを見直してみました。
好きだなあって思ったのは、プラハの石畳シリーズの「教会Ⅱ」。
ディープ・チャコール」とか、「ブラック・パープル」もかっこいいですね。
Gメジャー」の帯もすてき。レインボーシリーズの「虹のプリズム」「レインボーレイン」も好き!
ちょっときつめの春の日差し」「柔らかな光のピエト」も素敵ですね。タイトルも素敵!
こうして観て行くと、小さなパーツが散っている柄ではなくて、帯全体として、ひとつの風景だったり、幾何学模様になっていたり、そういうのが好きなのかも。
着物以外でも、形がシャープなものや、シンプルで大胆な柄の方が好きです。一方、色は鮮やかなものより、少しくすんだり、柔らかいもの、中間色の微妙な色が好きです。
・・・こんな感じで伝わりますか?「どういうものが好きか」を伝えるのって難しいですね。
でも、私自身が好きな色、好きな形、好きなたたずまいが変化していくし、その時の気分でも変わるので、自分でも思いもしないものに惹かれたりします。それではヨシダさんが困ってしまいますよね。すみません。
一度お会いできるといいですね。
(略)
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ふむふむ。よく分かります。やや、分かったのは、まだまだスタート地点にも立ててないぞってことで。このままでは方向性すらつかめない。これは、ますますお会いしたいなあ。
この頃ふふさまは、関西から、北関東に越されてました。近くなったぞ!ふふさま、大変なキャリアウーマンでいらっしゃるのです。フットワークも軽くてらっしゃるし。かっこいいんです。

ふふさま、3通目のメール

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2回目のメールのやり取りで、ふふさまが求めてらっしゃるのは、「帯」であること、そのテイストは「厳しいけれども凛として、澄んだ冬の空気を残した、でも華やかな春の予感のある感じ」であることが分かりました。
なるほどーー。「厳しいけど凛とした、、、」。そうねえ、、、急ぎではないっておっしゃっていただいてますので、長期戦でいこうと覚悟します。ふふさまにとって、大切なことは何なんだろう???その辺りのことが、まだまだ探れていません。
お会いできれば話が早いのですが、ちょっと遠いなあ、、、。ああそうだ、すでに出来上がってる帯の中に、「厳しいけれども凛とした」一本がある。これを観ていただきたいな。その上で、お望みとの相違を伺えば、作るべき帯の一端が見えてくるぞ。
と言う訳で、次の一衣舎さんの姫路での展示会にその一本もお預けしました。(この帯のシリーズ物です)
ふふさまは、お忙しい中、姫路までお出かけくださり、感想のメールを下さいました。一部ご紹介させていただきますね。2011年1月24日のことです。ちょうど今から3年前ですね。対話をはじめてからは2年がたとうとしています。
_____________
件名:行ってきました
(略)
ヨシダさんの帯、やっぱり素敵でした。雪解けの、春が来るぞっていう帯、とっても好みです。ちょっとだけ、イメージが違うとすると、少し印象が柔らかくて、なんと言うか、花霞みと言うのか、ふわっとした感じの所でしょうか。
色のトーンのせいかなとも思うのですが、もう少し、キリッとした雪解けの水の冷たさみたいな感じが欲しいなと。
明度の高い色が入った方がいいのか、それとも、ジェリービーンみたいな光る系の糸が入った方がいいのか、よく分からないのですけれども。
うーん、イメージを言葉にするのは難しいですねえ。
(略)
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いえいえ、イメージを言葉にするのは、誰にだって難しく、本来なら私の方から言葉でもご提案すべきなんです。今の所、聞き役に徹してって申し訳ない。お望みの帯が、このタイプではないってことはよく分かった。
ふふさまは、ご自分が求めるイメージをはっきり画像として思い描ける方だ。明確でクリア。お会いしたことないけど、凛としたイメージ。今はもう少し、お話お聞かせ願いたい。そのチャンスを探りたいところ。
*写真はうちの近くの工場の窓。

ふふさま、2通目のメール

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ふふさまとの対話は、少しずつ、少しずつ、まだ全く目に見えない、遠ーーくにある大事なものをたぐり寄せるような感じで進んで行きました。
2009年2月にメールでやり取りした約1年9ヶ月後の、2010年11月22日に、2通目のメールをいただきました。
その1年9ヶ月の間に、ふふさまは、何と関西に引っ越され、一方私は、2回の個展と、板橋区から今の仕事場へ引っ越しをしていました。
この時いただいたメールによると、一衣舎さんの京都での展示会で、この会に参加させていただいた私の作品を見て下さった由。私の織ったものの実物を観て下さったのは、この時がはじめてのはず。
ふふさまが2通目に下さったメールも、素晴らしく私を励ましてくれました。作り手は、こうやって、まだお会いもしてない方に鼓舞していただている。ちょっとくらいしょぼんしてても、しゃっきりする。この方の帯を織らせていただくまで腕を磨き続けねばと固く決心する。
ちょっとだけ、ちょっとだけ、引用させていただきます。
_______________
件名:ごぶさたしてます
(略)
着尺や帯、見せていただきました!やはり、いいですね。実物は画像と違って、迫力がありますね。上品で華やかで、そして他にはないオーラがあって。
「淡雪ジェリービーン」、購入しようかどうか、悩んで悩んで、、、、。でもまだ着こなせないという思いと、とっても素敵だけど、ちょっと自分のイメージとは外れる(可愛い感じが強すぎる)という思いがあり、後ろ髪を引かれつつ、帰途につきました。
そこで、ですが、将来ヨシダさんのお手隙のときに(とは言ってもずっとお忙しいとは思うのですが)、帯を織っていただきたいのです。
前にメールで大好きですとお伝えした「スプリング・シーショア」のような、厳しいけれども凛として、澄んだ冬の空気を残した、でも華やかな春の予感のある感じ、って抽象的ですが、そういう帯をぜひ作っていただけたらなあと思っています。
(略)
_________________
ちなみに、文中にある「淡雪ジェリービーン」は、こちらの帯です。
上に載せた写真、「厳しいけれども凛として、澄んだ冬の空気を残した、でも華やかな春の予感のある感じ」をハンティングしてます。

ふふさま、スタートします。

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完全注文制作 ONLY ONLY の次なるお客様は、「ふふさま」です。ふふさまとの対話は、なんと、2009年2月28日に始まっています。この時から、ゆっくり、ゆっくり温めてきました。もうすぐ5年になりますね。
2009年2月28日、一通のメールを受信しました。タイトルは「はじめまして」。知らない方からメールいただくと、いつもドキリとします。何かが始まる予感がするからです。
ちょっとだけ引用させていただくと、
______________
件名:はじめまして
はじめして。
some origin、いつもこっそり拝見させていただいてます。
こっそり、、、、だったのですが、あまりにも好みストライクな名古屋帯にどうしても一言伝えたくて、思わずメールしてしまいます。
「スプリング・シーショア」、色といい、かすれ具合といい、完全に一目惚れです。
それから、「氷が溶けて、水が動く」、これも着物に仕立て上がったら、どんなに素敵でしょうね!
当方、〇〇在住のため、銀座まで足を運べず大変残念に思っています。手に取られる方が、うらやましくて仕方ないです。
(後略)
_______________
じわっとうれしいメールでした。2009年2月というのは、3月の春分の日からの、銀座もとじさんでの初個展を控え、最高にテンパっていた頃でした。不安で不安で仕方ない時に、エールのようなメールいただき、ああ、見てくれてる人がいるんだなあと心底うれしかったのです。
ちなみに、some origin と言うのは、このブログの前に長く続けていたブログの名前です。
書いて下さってる「スプリング・シーショア」の記事はこちら。「氷が溶けて、水が動く」はこちら
どちらも、とてもいいご縁いただき、幸せにしています。
この2009年に始まったふふさまとのご縁、やっとやっと、結実に向かいはじめました!

作品ギャラリーを更新しました

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作品ギャラリーを更新しましたので、ぜひご覧になって下さい。
2014年に、「colored wind」(着物)と「静かな色の羅列」(タブロー)を載せました。
2013年のところを、ずずずーっとスクロールしてください。新しい作品、載せました。帯、タブロー、オブジェ、増えてます。
すでにご縁があって手元を離れたものもありますが、手元にあるものもございます。もしご興味ありましたら、詳細をお伝えしますので、お気軽にお問い合わせください
2010年をぐぐーっとスクロールしていただくと、先日お着物をお召しのところのお写真をいただいた「モルダウ・バッハ」が載せましたよ。この作品の写真、本当によくなりました〜。以前は、絵羽仕立ての状態をマネキンに掛けている写真でした。見違えちゃうよね。
モルダウ・バッハ、これで完成です。着物は本当に一人で作るものではないのだなあ。こうやって、完成させていただきました。本当にどうもありがとうございました。

ヴィトンで鳩小屋、岡田知子展、吉田喜彦展、ヒカリエの47テキスタイル

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お出かけしました。時系列順にご紹介。
まず、Traces of Disappearance(消失の痕跡)という展覧会みました。4名の国籍もバラバラな作家による展示会です。ルイ・ヴィトンのピカピカのビルの7階に、鳩小屋できてました。白い鳩が、糞をぽとり。
大きなガラス面にグミみたいなキャンディーが無数に張り付いてました。ちょっとね、教会のステンドグラスみたい。不思議で不安な感じがした。写真はすべて、このキャンディーのアートです。
Traces of Disappearanceは、4月13日まで、表参道のエスパス・ルイ・ヴィトンにて。
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それから、イラストレーターの岡田知子さんの個展『和服女性(にょしょう)』へ。壁一面にたくさんの作品が飾られてました。ということは、たくさんの女の人たちに、岡田さんがそれぞれ対峙したということで。それぞれの生き様みたいなものを感じました。岡田さんは、女の人の内面を描きたいんだろうなあ。
岡田知子個展『和服女性(にょしょう)』は、1月28日まで、青山ゑり華さんにて 詳細は岡田さんのブログにて。
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日本橋に移動して、壷中居で開催中の、吉田喜彦さんの個展に伺いました。吉田さんは、美濃の陶芸家の大家です。私、こっそりファンなの。吉田氏が作られるもの、手元に置いて、自分の織る物と対話させたいというのが夢ですが、今回もゲットすることは出来ず。自分がそこまで出来てないんでしょう。精進します。
吉田喜彦展は、25日で終了しました。
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それから、渋谷ヒカリエ8階で開催中の、47 textiles today で、47都道府県から出品された「繊維製品」を見てきました。これ、すっごく楽しかったです。みんなそれぞれすごいなあーー。日本の繊維業界のレベル、相当高いと思います。見せ方も考えてるよ。繊維ってくくりで、何でもありなのが楽しさの秘密か。
我が熊本からの出品は、「nonocima」でした。野々島学園って知的障害者の施設が生み出したブランド。私、熊本にいるとき、野々島学園にちょっとだけ関係してたのです。その時は、こんなブランドなかったよ。進んだな。
私の織りのスタート地点に、障害を持つ方の、開放感された自由な織物があります。今も大好きです。
渋谷ヒカリエでの 47 textiles today は、2月2日まで。

めとさま、完了!

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めとさまのお着物、無事にお手元に届いたとのこと、とてもうれしい、しみじみじんわりするメールいただきました。がんばってよかったなあ。
早速、だるまに目玉を入れましたよ。このだるまさん、以前めとさまにいただいたの、取っておいたのです。お菓子のパッケージです。下に敷いたのは、colored wind の端布。織りはじめは安定しませんし、それを見越して少々長く織りますので、その分だけが手元に残ります。私の宝物です。
めとさまのブログへの連載はひとまず完結。colored wind は、このサイトの作品ギャラリー2014にも載せました。感動のお手紙も掲載させていただいてます。どうかそちらもご覧下さい。
めとさま、ここを読んでくださっていた方、本当にどうもありがとうございました。

めとさま、船出です。

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めとさまのお着物、いよいよ船出です。お手紙を書いて、糸見本を作る。
あ、出荷って言った方がいいな。Real Artists Ship. 世に出してこそ。
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Colored Wind に使った糸の全て。これらの、思いの詰まった長い長い絹糸の一本一本、経と緯の出会いだけで、めとさまの着物は出来ている。
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今回ね、反物の箱も調達したの〜。お送りのお納めが増えてきたので、必要なのですわ。
さあ、めとさまの元へ、東風に乗せて。いってらっしゃい。愛されて幸せにね。
*Real Artists Ship は、スティーヴ・ジョブズの言葉。茂木健一郎氏のツイートで教えてもらった。

めとさま、完成しました!

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めとさまの、colored wind, 湯のし屋さんで、蒸気をあててもらって、ふっくらツヤツヤになって帰ってきました。広げて、我ながら、わーーーっ!糸一本一本が、光り輝く感じです。やっぱり湯のしってすごいなあ。自分で出来ないことは、人に頼むのが吉ですな。
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さあ、最終の検反です。長さ、幅、重さ、密度、などなどチェックです。重さは約600g、軽い着やすいお着物になると思います。
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写真撮影。めとさまとのいろいろを思い出しつつ。いい時間だったなあ。
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しっかり巻き直して、箱に入れて、船出の準備。

梅、ほころぶ

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今日は大寒。が、我が家のベランダ BONSAI の小梅ちゃんが、ほころんだ。朝、洗濯物を干した時は、今にも咲きそうだったけどまだだった。午後いちに気付いた。やった!
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やっと、いただいた年賀状の整理など。染織家の大先輩からいただいた賀状に、何やら見たことない四字熟語が。いただいた時から気になってたけど、やっと調べた。
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「歳寒松柏」
さいかんしょうはくって読むんだって。
寒い季節になってから、はじめて松や栢(このてがしわ)が散らないで葉が残っていることが分かるように、人も苦難のときになってはじめて、その人の実力、真価がわかるものであると言う意味なんだって。逆境で苦しい状況でも、信念や志など変えないことのたとえとのこと。孔子さまのお言葉〜。
いやはや、年の初めに、このようなお言葉いただいてたのね。このお正月は暖かだったからね。大寒の日に響くお言葉。

藤山千春展、白寿のお祝い、椎葉聡子さんのグループ展

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朝から着物を着た。早起きはしたのだけど、エンジン掛けるの遅くなり、バタバタで不本意な着付け。
まず目指すは、銀座もとじさん。藤山千春さんの個展のギャラリートークでした。染織をはじめて40年だそうです。長く続けたからこそ、分かったこと、気付いたこと多々ある、失敗から得たこともいっぱいあるとお話しされて、心に響いた。
私、まだまだ20年。励まされた思い。がんばろう。
藤山千春展は、銀座もとじさんにて、明日まで。
写真は次の話題の関連です。
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はい、今日の主役。私の祖母です。なんと白寿のお祝いです。すごいね〜。99歳、おめでとう!もうすぐ100歳。集まった最年長は私の母、74歳。最年少はいとこの子で2歳。みんな、それぞれ、おばあちゃんとの思い出あるんだなあ。
下の写真、なんとなくずっこけの、私の親戚たち。
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その後、フレスコ画家の椎葉聡子さんのグループ展に伺った。椎葉さんの美しいブルー、印象的です。
ちょうど、作品の撮影をカメラマンさんがされてて、プロの仕事、じーっと見てきた。納得いくまで、微調整するのは、どの世界でも同じなのだなあ。
グループ展「春韻」は、広尾の工房親にて、2月1日まで。

めとさま、織り上がりました!

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めとさまのお着物、織り上がりました。ああ、終わった。終わりはいつか来るのだけど、その日がきてしまうと、やっぱ感慨深いなあ。
織り上がったら、湯通しをします。糊がつるんと抜けて行きます。余計なものがすべて落ちて、布は気持ち良さそうに呼吸をはじめます。水生なのかな?(違うね。蚕は、水には弱いはず。)
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湯通し。水を換えて、屏風だたみして、もう一度。
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そして、伸子ばりをして、乾かします。
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私は、張るのは、室内派です。室内だと、天候に左右されず、安定して、安心して、広げられます。
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めとさまの、colored wind、さあ、どんな風を吹かせてくれるでしょう。
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一仕事終えて外に出ると、東に満月。思えば、めとさまのお着物と取り組みながら、月や風や匂いなど、とっても身近に感じてました。ありがたいことです。

「仁平幸春の油彩画と布展」に伺った

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染色家の、仁平幸春さんの個展「仁平幸春の油彩画と布展」に伺いました。会場は井の頭の、古道具 素希商店さんです。
写真は、入り口のところ。今回は、手前のお店スペースで布物の展示と、その隣のギャラリースペースで、油彩が展示されてました。ドキドキ。
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この何気ない感じがたまらんです。中に入ると、布小物などが展示され、そのまた奥に、帯など呉服系の作品がありました。壁には、油絵が。仁平さんの作品の風格と、古道具の何気ない存在感とが、合うんですよ。気持ちよい空間でした。
帯のお作品、ちょうどいらしていた結城の織元の方が、つぶさに観てらっしゃって、仁平さんが丁寧に解説されていたので、ご相伴で私も拝見できました。いやー眼福、眼福。観られて得した〜。
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ここが、ギャラリースペースの入り口。この厚い木の扉の向こうが異次元空間になってました。
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中に入って、この扉を締めると、四角い閉ざされた空間になります。とても特別な空間です。仁平さんの作品に囲まれると、内省的な、じっと自分と対峙するような気持ちになります。作品と会話することで、凛とした気持ちになっている。
禅の境地とか知らないけど、たぶんこんな感じだと思います。
「仁平幸春の油彩画と布展」は、本日、15日まで。
展示会の詳細も載っている仁平さんのブログは、こちら

モルダウ・バッハのお写真。

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素晴らしく美しいお写真が届きました。すごい〜。きれい〜〜。完璧な美しさです。お写真を一目みたとたん、ノックアウトされました。私の織った着物が、こんなにも大切にしていただけて、一緒に羽ばたかせてもらって。じーん。感無量です。
あまりのうれしさと、この方のお優しさにボーッとしてしまいました。
このお着物は、「モルダウ・バッハ」。2010年に織りました、モルダウ・シリーズの三作目。モルダウ・ミスト、ドロップ、バッハ、と続き、最後の一作が「モルダウ」です。
「バッハ」とは、「小川」という意味で、大河モルダウ川が、まだ「ちょろ ちょろ ちょろ ちょろ」と流れる小川だったころをイメージしています。静謐な感じが、このお方のイメージにぴったり合ってますね。
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この「モルダウ・バッハ」に合う帯を探してくださって、締めて下さってます。お写真に添えてくださったお言葉、
「美保子さんが織り上げられた作品と出合えたことを心より感謝します。いついつまでも大切にしていきます。」
本当にどうもありがとうございます。

めとさま、佳境

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めとさまのお着物、佳境を迎えております。まあ、順調と言っていいでしょう。日々、たんたんと進んでおります。
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目の前の織りに没頭してますが、めとさまとのやり取りを思い出したり。その集大成ですものね。気を緩めず、かつ心は開放してがんばろう。
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しかーし、いろいろあったのよーー。織りはじめてすぐの頃、まだ調子を整えてる頃に、うるさいとのお叱りが、上の上の上の階の方から、大家さん経由で。ひぃー。すぐに対処。織機の下に、もう一枚消音材を敷き、カーテンを閉めて織ることにする。(写真は休憩時です。カーテン開けて、一呼吸)
ずっと同じ機織りってものをしてますが、ごくごくたまに、苦情が来ます。その都度、誠実に対処です。ちょっと前に織機の部屋に、畳を敷いたのが最大の奥の手だったのだけどね。今回はそれでもダメだった〜。
同じことやってるのに、苦情が来る時と来ない時があるのは、おかしいんだけど、実は自分では勘付いてます。夢中になりすぎて、視野が狭く、織ることにのめり込みすぎると、ダメなのです。気持ちを楽に、リラックスして、悠々と織るといいみたいなのよね。一生懸命すぎるとダメって変なのだけど、そういうものか。
その後は苦情もなく、肩の力をなるべく抜いて、りきみも抜いて、淡々と織ってます。優しく丁寧に。りきまないと、力を込めても大丈夫みたいなのよね。

めとさま、動画

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めとさまのお着物、ゆっくり、じっくり、一歩一歩進んでます。織っている所、動画に撮ってみました。


緯糸、13種類。例えばメインの薄ピンクの所を織っている時は、チョイスは4つ。その中から、最適なものを瞬時に選び、その杼に持ち替えて、織ってます。