吉田美保子の some ori ノート

けむさま 、仕上げ中

2018.10.22

熨斗目 のしめ 注文 特注 お誂え おあつらえ

さあ、けむさま のONLY ONLY、のしめ のお着物、織り上がりましたよ。長かったーー。

きものは、帯やショールに比べ、だんぜん長尺ですので、織ってる時間も長いです。心の中で、けむさま と対話しながら織っています。

くじけそうになると、けむさま が送ってくれてる応援エールをキャッチしますよ。

おかげでどうにか乗り切りました。

織り終わって、早速、湯通しして、伸子張り(しんしばり)してます。織る時にできるちょっとしたゆがみは、この段階で調整します。

けむさま 、織ってます

2018.10.12

けむさま のONLY ONLY、のしめのお着物、織ってますよ。

織ってる時は、たんたんと。気持ちにも動作にも起伏なく、、、平坦に。

けむさま は、ヨシダさんの色の感覚が好きだとおっしゃってくださったので、そこのところ、自信を持って。

きちんと法に従って。でも遊び心をときどきひょっこりのぞかせて。

姿勢を正しく。それがいい織物にもつながるし、体が疲れず、仕上がりも早い。坐骨、骨盤、背骨、首の角度。意識して。姿勢が乱れたら、ちょっと休んで立て直す。

楽しい気持ちで。心を楽に。そういう着物を織りたいし、けむさま がこれをお召しの時も、そうであって欲しいし。私もそうありたいし。

織ってるところの動画です。17秒。メルマガ読んでくださってる方にはすでに配信ずみのものです。

もう一息。たんたんと励みます。

24通目のメルマガ【松本号】

2018.10.09

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。24通目のメルマガをお届けいたします。

おはようございます。

3連休、いかがお過ごしでしたか?

私は、連休とは関係ないのですが、その前日に、信州松本へ出かけてきました。

この夏は暑すぎてどこにも行かず閉じこもっていたので、ものすごく久しぶりの遠出で、リフレッシュできました。

日常を離れるって、たまには必要ですね。今日のメルマガはその日のことを書いています。

よかったら、お付き合いください。

《 目次 》

1. 本郷孝文先生

2. 見ていただく

3. 手織物の織物組織図ノート

4. 節約旅事情

___________

1. 本郷孝文先生

松本へ出かけた目的は、染織家の本郷孝文先生をお訪ねすることでした。

着物や染織に興味がある方なら、本郷先生のお名前、ご存知のことと思います。この世界の第一人者のお一人です。私はこれまでお会いする機会はなかったのですが、織られたお着物を拝見することは幾度もありまして、すごすぎて目が点になってました。植物染織で鮮やかな澄んだ色を染め、組織織りで存在感がありかつ滑らかな作品を作られる方です。

今回は、先生とお会いでき、お話しできて、本当によかったです。

ネットを介してとかじゃなくて、実際にお会いできたということ、それも先生のお作品がまさに生まれている現場でお話しできたことがよかったです。

(それをメールマガジンでいうのもなんですが、、、。いつかあなたさまともお会いしましょう!)

お仕事場は広くて清々しくて、道具類は使い込まれていて、長い経験の蓄積で吟味され、ああ、ここであの美しい織物たちが生まれたんだなあと思いました。

素朴な仕事場だとも思いました。特別なものは何もないのです。昔からの染織の仕事を、ご自分なりに研鑽を積まれ、続けてこられたのだと思いました。特別な仕掛けがあるわけではないのに、作られるものは、本当に特別なものになる。それが、手仕事の魅力だし、行き着いている人にだけができることだと思いました。

ブログに書いてますので、よかったらそちらもお読みくださいね。写真も載せてます。

https://www.someoriyoshida.com/blog

 

2. 見ていただく

私が織ったものを持って行って、それを先生に見ていただけたのも、本当にありがたかったです。

自分としてはできることはとにかくやって、もう一歩先に進むにはどうしたらいいのだろうかと悩んでいましたので。

私の着物地や帯地を見て、先生はいいところも見つけてくださいましたが、改善点もいくつか教えてくださいました。

これは、本当に本当に本当にありがたいご指摘でした。なかなか言ってもらえないのです。目が開きました。

ふっと、思いましたが、この度、初対面の先生とお話が弾んだことも、とてもうれしかったことでした。

もちろん、対等にできたわけではありません。先生が私のレベルまで降りてきてくれたから話せたのです。

それでも、会話のキャッチボールができたので、私、少々成長したんじゃね?とうぬぼれました。笑

3. 手織物の織物組織図ノート

ブログにも書きましが、先生がお作りになった「手織物の織物組織図ノート」をいただいてしまいました。

組織図というのは織物をするものにとって、宝島の地図のような、読み解いて、お宝にたどり着くヒントが詰まっている図なんです。

それを一冊にまとめ広めるというのは、手の内を明かすことになるので、本当に行き着いた人しかできません。いただいてしまったからには、しっかり受け継がねば、、、ひゃー。

このノートに、何気なく印象的な記述ありました。

目次の裏に「凡例」の欄があって、読み解いて行くときの注意点など書かれているのですが、その最後に、こう書かれてます。

「説明の不足は自身で考証すること」

はい先生、これに尽きます。

 

4. 節約旅事情

今回の旅は、高速バスを使いました。新宿発松本行きなのですが、途中の高速道路の日野バス停から乗りました。待っている時、時速100kmを超える車が目の前をビャンビャン走りますので、ちょっと怖かったです。

でも、バスの旅は鉄道と比べるとお安いですね。往復割引とネット決済割引も適用され、5,190円でした。片道2,595円の計算です。150km先に行くのにこのお値段はリーズナブルですよね。

久しぶりの松本なので地図がいるなと、あらかじめ図書館でガイドブックを借りました。それを読むと、松本駅前にレンタサイクルがあって、なんと無料だと!もちろん借りました。

ピカピカの新しい自転車で、変速ギアもついてて、暗くなると自動でライトも付きました。これがタダなんて、松本市、太っ腹。

この自転車で、松本の街をさっそうと走りました。お返しするときに、「おかげさまでいい1日でした」と係のおじさんに言うと、にっこりしてくださいました。

お安く旅ができて、大変よかったですが、反省点としては、高速バスの予約の仕組みをもっと事前に把握しとくべきだったということです。

そんなに混んでないだろうとたかをくくって、予約を入れたのが前日だったのですが、実はとても混んでいて取りたい便は取れず。結果、朝は5時45分にうちを出て、帰ってきたのは、夜の11時半でした。

説明を読むと、予約の変更はできるようなので、お伺いすることになってすぐに仮押さえすべきでした。

ま、体は疲れましたが、おかげで、1日フルに松本を楽しめましたので、よしとしましょう。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

本郷孝文先生の工房へ

2018.10.06

信州松本、あこがれの本郷孝文先生のお仕事場へ、おじゃましてまいりましたー!

なんとまあ、ありがたいことなんでしょう。訪問のお願いに、「どうぞお出かけください」とのお言葉。こんな光栄、あってもいいものかしらと思いながら、よろこびいさんで、駆けつけてまいりました。

 

本郷先生のお作品は、ずっと以前から拝見してましたが、ご本人にお会いするのは初めてのこと。ドキドキでしたが、自然で丁寧で、お優しい方でした。

お仕事ぶりと同じです。

工夫と経験が詰まったすばらしい仕事場もつぶさに見せくださいましたし、膨大な量の織り作品の端きれも見せてくださいました。天然染色、手織りの仕事にとって、最高で自然でまっすぐな環境を整えられ、長い年月、日々仕事の積み重ねをやってらっしゃるように思いました。

私が持っていった帯や着物も丁寧に観てくださり、糸の使い方のことなどで、大きな気づきを与えてくださいました。自分でやってるだけでは見えなかったものが、こうやって、いくつも越えて先の先の先を行っている方に助言いただけると、一気にパッと目が見開くように思います。

ま、だからと言って、それができるかどうかは、また別の話。やるしかありませんが。

「こうやったほうが楽しいね」って、ものすごい面倒な作業を軽く言われるのが印象的。大変さは関係ないのだよね。いいものできたら、楽しいです。はい。先生、おっしゃる通り。ひゃー。やるしかありません。楽しくやって、将来を切りひらくのですね。はい。やります。

お弟子さんのサランさん。本郷織物の素晴らしさを受け継いで行かれることでしょう。

松本、本当にいいところでした。上の写真は松本城の天守閣から。

お蕎麦屋さんの窓。

コーヒーは、「まるも」で。

 

*ひとつ、ちょー自慢!宝物をいただいてしまったのです!

こちらのブログに載っている「手織物の織物組織図ノート」!本物!!

私は以前からこちらのページの愛読者でした。初めはどなたのブログか知らず、「これは只者じゃないな」と。で、読み込むうちに、あ、本郷先生だと気づきました。ずーっと遡って全て読みました。どのページも本当にすばしいです。ため息つきながら何度も再読しています。

*本郷先生の「手織物の織物組織図ノート」は、我が家にお越しになる織物関係者の方々にお見せします(だって自慢だもん!)が、貸してはあげません。コピーもダメです(製本が傷むから)。書き写してってくださーい。

23通目のメルマガ【正しい姿勢で号】

2018.10.03

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こんばんは。

いかがお過ごしですか?

10月になったなんて信じられませんね!

信じられないけど、暮れるのが早くなり、ああ、秋なのねえと思います。

あの終わることはなきかのようだった暑い夏はどこに行ったのでしょう。

台風に翻弄された9月をへて、知らぬ間に10月となってました。(台風はまたきてますね。ご注意くださいね!)

この分では、知らぬ間に冬となるのでしょうか。

今日のメルマガは、織っているときの姿勢についてです。お付き合いください。

《 目次 》

1. 織ってます

2. 正しい姿勢で

3. 杼箱を上げる

4. 外国のお菓子

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1. 織ってます

染織吉田では、ただいま、完全注文制作ONLY ONLY、けむさま の熨斗目(のしめ)のお着物を織っています。

さまざまな準備段階をへて、最終コーナーといった具合です。

けむさま に織っているところの写真を添付してメールしましたところ、とても喜んでくださって、次のようなご返信くださいました。

「自分のものになるであろう着尺が、まだ機にかかっているところが見られるなんて、感激します。どの着物たちもこういう過程があったのだけど、やっぱり特別な一枚です。織る方の気持ちも一緒に織りあがるのですね。」

そっか、着物をお召しになる方は、それが、どういう風に作られているのか、知識としては知っていても、ご覧になる機会はないんだなあと改めて思いました。

このご返信、とってもうれしかったので、続けて動画も撮ってお送りしました。

 

2. 正しい姿勢で

それで、そのお送りした動画を、自分で見て、反省点しきりです。

織るときの姿勢がブレてますね。

着物を織ると腰が痛くなるのですが、これが原因かも。

織りの仲間にも見てもらって、どうしたらいいか、アドバイスいただきました。

よかったらご覧ください。

短縮版 17秒
https://youtu.be/eR-JJJaknEU

お時間ある方はこちら  1分36秒
https://youtu.be/a-IVFuvbYtk

3. 杼箱を上げる

それで、意見を総合すると、杼を持ち替えるときに、手を無理に伸ばすことで体がブレてると。杼箱の高さがよくないと。

杼箱っていうのは、織り機の両端についている箱のことで、杼(織るときにヨコ糸をセットして、タテ糸の間に通していく道具)を何丁も使うときは、使っている以外のものを置いておきます。

今回は、19種類の糸を使っていますので、杼の数も19丁です。一越ごとに、次に入れる糸を選んで入れていってます。

これの高さが、手を伸ばしたときの場所にピタリと来ていないのが、体がブレる一つの原因ではなかろうかというわけです。

それで思い切って、杼箱の高さを変えてみました。

どうやって杼箱の高さを上げたか。

単純に、木工作業しました。添え木を作って、その上に打ち付けました。

織るときの振動は相当なものですので、しっかりつけねばなりません。

織りの仕事に木工作業はつきものです。私ももちろん電動ドリル、持っています。

これで、下穴をあけて、太めのネジをしっかりと刺し込み、止めます。

さて、これで長時間の作業が安定してできるようになるか?

そして、めざすけむさま のお着物が、ちょっとでも風合いよく着心地のいいものになるか。

それに向けて、全力投球です。

 

4. 外国のお菓子

突然話は変わりますが、外国のお菓子、食べることがありますよね。いただいたり、どこにでも気軽に売ってますし。

日本のお菓子との違う点は、一個で満足ってことだと思いませんか?

日本のお菓子は、食感も軽く、あっさり目で、味も控えめ。美味しいけど、ひとつ食べても満足できず、ついつい手が出て、一袋あけちゃったってことありませんか?(私はあります)

その点、外国のお菓子は、甘かったり、香りが強かったりして、美味しいけど、ひとつで十分、場合によっては半分で満足だったりします。

外国住まいが長かった方によると、帰国してすぐは日本の食べ物は物足りないと思われたそうです。

こう考えると、外国のお菓子の方が、嗜好品としては正しいかも。摂取総カロリーも外国産の方が低いかも。

染織家も太れないので気をつけないとね。。。木工作業をしたりなどは、織り機の下にもぐり込んでするときもありますしね。

とはいえ食欲の秋、楽しみましょう!もぐもぐ。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

けむさま 、糸巻き

2018.10.02

さてさて〜、けむさま ののしめのお着物、織り始めておりますよ。

今回は、19種類の糸を駆使して織り進めます。上の写真はターコイズの糸。9種類。

杼が10丁写ってますが、メインの色は2丁杼で織りまして、左の二つは同じ糸が入っています。この糸、けむさま のご要望で、試し織りの時より、一段濃い色を染め足した分です。よりメリハリの効いた、のしめらしいのしめになりますね。レモン色との相性もよさそうですな。

白は4種類。微妙に、ターコイズ系の白と、ど真ん中の真っ白と、レモンぽい白に染め分けました。グラデーションのキモです。

レモン色は8種類。身頃にどーんと入りますので、分量は多いです。出過ぎないような感じで。でもあっさりしすぎず、表情豊かを目指します。

巻いてるところ〜〜。

こんな感じで種類別に立てておきます。

22通目のメルマガ【お月見号】

2018.09.25

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おはようございます。

昨晩は、中秋の名月でしたね。神奈川県の我が家からは、薄雲の向こうに明るい月が見えました。

そちらはいかがでしたか?大きなお月さま、見えましたでしょうか?

今日のメルマガは、めずしく(?)仕事の話。ご注文をいただいて、組んで着物を織る話です。

よかったら、お付き合いください。

《 目次 》

1. ONLY ONLY

2. 着物のつくり

3. 組む

4. きもの家さくら

___________

1. ONLY ONLY

染織吉田では、お客さまから着物や帯のご注文をいただきますと、その方といろいろお話し、対話を重ねながら一緒に作る方式をとっていまして、これをONLY ONLY と呼んでいます。

ただいま取り組んでおりますONLY ONLYは、愛称「けむさま 」からのご注文で、お作りするのは、熨斗目(のしめ)のお着物です。今、糸の用意など全ての準備が整い、まさにこれから織る段取りになりました。

つい先日のこと、けむさま と一緒に、仕立てをお願いすることになった平山さんをお訪ねしてきました。今回のご注文は、熨斗目(のしめ)で、柄合わせが特に大切ですので、寸法の確認の意味でも事前に仕立て師さんにお会いしたかったのです。

それでしみじみ思ったのですが、布を作る前に、着る人と仕立てる人、そして織る私の3人が、実際に会うことができたのはよかったなと。これは広めたいなと思い、今回、メルマガに書かせていただこうと思いました。

2. 着物のつくり

突然ですが、着物って、どういう風に仕立てられているか、ご存知ですか?

実際に和裁をなさる方以外では、「なんとなくこんな感じかな」以上は、むずかしいではないかと思います。

実は私もそうです。

私はこの10年ほど、仕立てのことを分かろうとして、それなりに努力してきたつもりなんです。

和裁の本を読むとか、自分の着物をほどいて、どこがどうくっついているのか見てみたり、、、

でも、これ、本当にむずかしいんです。

女性の着物では繰越し(くりこし)っていうのがあって、衣紋の抜き方の好みで変えるのですが、これが1分(4mm)違うと、衿の柄合わせにどう影響するか、全くわかってなかったです。

今回、平山さんのおかげで、やっとしっくりきました。

ONLY ONLY でお召しの方が決まっていれば、寸法に合わせて、衿と身頃の柄を細かくねらえますので、着姿をワンランク上げられます。

仕立て師さんが決まっていれば、事前に相談と確認ができます。せっかくですから、これをやらない手はありませんよ。

*「けむさま 」のお着物のメイキングの様子は、ブログで絶賛連載中。「熨斗目(のしめ)」って何?ってことも書いてますので、よかったらぜひ。時系列をさかのぼって、お読みくださいね。

http://www.someoriyoshida.com/category/only-only-注文制作/けむさま

 

3. 組む

今回のONLY ONLY では、けむさま と、仕立て師の平山さんと、3人で組むことができました。新たな展開にワクワクです。

以前のONLY ONLY でも、布を多めに織ったものをお譲りして、それをバッグになさりたいとのことでしたので、服飾作家の善林英恵さんを紹介しました。なかなか凝ったつくりのようで、試行錯誤を重ね、ただいま製作中のようです。素敵なものになりそうで楽しみです。

自分一人ではできることは限られていますが、人と組めば、どんどん転がって行きますね。

作る人とも、着る人とも、どんどん組んで、世界を広げていければと思っています。

4. きもの家さくら

作る方の「組む」話ばかりしましたが、売る方とも組みます。私が織ったものは、今、鹿児島におじゃましています。

きもの家さくらさんにお世話になり、お披露目していただいています。

さくらさんは、鹿児島の着物好きの方々に、とても頼りにされている素敵な方で、着物の輪をどんどん広げて行かれてます。

着付けの先生もなさってますので、ご興味の方はコンタクトされてください。私の織ったものは、9月いっぱいご紹介いただく予定です。

きもの家さくらさんのサイトです。
http://ms-heart.com/kimono.html

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

芋、寿、パッションフルーツ、サンペレグリノ

2018.09.23

うふふー。今日は特別な晩なのです。この1ヶ月ほど、ずーっとこの日を待ちわびていました。

実は!

一ヶ月ほど前に、お友達が、焼酎を2本、送ってくれたのです。「芋」っていうのと「寿」っていうの。どちらも知らなかった銘柄です。とても丁寧に作られてて、扱っている酒屋さんも少なく、入手が難しいとのこと。ふぁー!

おすすめの飲み方は、パッションフルーツと合わせて、サンペレグリノ(炭酸水)で割る。ひょー。

それで私は、まずは地元スーパーを片っ端からまわりパッションフルーツを探し、撃沈しまくり、それではと、町田(我が家から一番近いでかい街)の小田急百貨店のデパ地下まで出かけ、高級果物売り場に行ったのですが、なかったのです。季節柄取り寄せもできないと。その後、お江戸ど真ん中、日本橋にも行ったのだけど、なかった。

がーん。

がっくし。これじゃ、日本中どこにもないよ。半年、待つ?

くだんのお友達に伝えると、じゃあ、送ってやると。

え!

高級果物屋さんでも取り寄せられなかったものが、入手できるの!

それでわくわくと待っていたら、本日、送られてきたのです。たった一個の、屋久島産のパッションフルーツ。かわいい。よく来た。ようこそ我が家へ。

その上、サンペレグリノも送ってくれた。これも、近場のスーパーになかったのだ。町田まで行けば、さすがにあると思うけど。

で、満を持して、いも焼酎「芋」のパッションフルーツ、サンペレグリノ割をいただけるわけ。

パッションフルーツを二つに割ると、ちょうどよく熟れてる。食べごろじゃん!中身をグラスに出して、焼酎注いで、氷を入れて、サンペレグリノを注いで、かき混ぜる。

うん。おいしい。ほろ苦くて、かすかに甘い。パッションフルーツの独特のさわやかないい香りと、いも焼酎「芋」の、なんというか、檜風呂に入った時のような高揚感のあるいい香り(檜の香りというわけではないんだけど、高揚感が似てる)がミックスして、別次元に連れて行ってくれる。

炭酸水も、今まで、ウィルキンソンで十分とか思っていたけど、サンペレグリノ、すごいなあ。なにが違うのかわかってないけど、上手に取り持ってくれる感じで、すごくおいしいです。

それで、おいしすぎてまわるのが早い。きゅーっと効きます。早くも軽く酔っ払い。

この充足感、満ち足りた感じ。安心して委ねられる感じ。そこんところ、行ってみたい。

けむさまと平山さんの工房で。

2018.09.22

さて、けむさま と一緒に「着物仕立てひらやま」さんをお訪ねした時のお話です。

けむさまは、大の着物好きで、着付けの先生もされていらっしゃり、長年、ありとあらゆる着物を着てこられた通の方ですが、仕立て師さんに直接お会いして、着方や好みを相談し、採寸して、仕立ててもらうのは初めてだそうです。普通は、呉服屋さんを介しますので、スタンダードでいらしゃいます。
いつもお願いしている寸法を一旦リセットするいい機会だと喜んでくださっています。

一方の平山さんも、仕立て師としての長いキャリアの前半は、呉服屋さんなどから頼まれる反物を、渡された寸法表どおりに仕立てて納めるのが仕事の仕方だったそう。この当時は、自分が仕立てた着物がどこの誰に、どんな風に着られるかなど、全く知らなかったと。
そしてそれを、ある日、ガラッと変えたのだそう。お客様と直に会い、相談を受けて採寸し、仕立てるスタイルに。

けむさま と平山さんの話を聞いている私は、その細かさに驚かされました。着るときに腰紐をどこに締めるか(ウエストか、または腰骨の上か)というのはよく聞きますが、地衿の先をどこに持ってくるかといういことも話題にされています。それによって、寸法もちょっと変わるみたい。私、そんなこと気にしたこともなかったよ!

私にとっても、素晴らしい恵みがありました。

なんと平山さん、新モスで作った、着物の実物大のひな型を作っておいてくださったのです!それも、繰越などは、けむさま サイズで!(名称は「ひな型」でいいのかな?着物の世界でも「トワル」って言う?まさに洋裁のトワルみたいなものですわ。)

それをけむさま に、美容衿をつけた上に着装していただいて、衿合わせのポイントにフリクションペンで印をつけました。そのポイントの6分下で色を変えたいわけです。ここが一番のアイキャッチですから狙います。

そして衿につけた印を伸ばして、身頃と袖につけ、そしてトワルを解体して、反物にしたときにどこが柄かを確認します。そうすると、ピシッと段があった熨斗目(のしめ)になるという計画。

すごーい!画期的!まさにこれがほしかった!平山さん、どうもありがとうございます!

説明が下手で伝わってないかもしれませんが、これぞ、ONLY ONLY。お召しになる方と、仕立てる方と、布を織る私が一緒に作るONLY ONLYです

*今回は写真は取らなかったので、一番上の写真は、以前に私が一人で平山さんをお訪ねしたときのもの。いまとはメガネが違うわ〜。下の2枚の写真は、うちに帰って、トワルをトルソに着せて、最終確認しているところです。

伝統工芸展へ行った

2018.09.21

日本伝統工芸展を拝見しに、日本橋三越へ。

私、実は公募展ってちょっと苦手意識があるのですが、日本最高峰だし見ておこうって出かけたら(そのわりには結構見ていますが)、大変に面白かったです!「ザ・技」って感じしました。それぞれの出品者がそれぞれの技を出し切っている感じが、清々しかったです。

私は、染織しかしっかりは見ていないのだけど、ほかの分野もしっかり見たら、疲れ切りますね、あれは。染織だけでも力作ばかりで、胸いっぱいになりました。

今日は、土屋順紀先生による作品解説もあったためもあるでしょうが、雨でしたが、大賑わいでした。

土屋先生、展示作品についての解説をされていくのだけど、時々、ご自身が織っている時のことなど、挟まれるのが、ああいいなって思った。時折おとずれる感動とか喜びについてなど。すてきな先生です。

あと、北村武資先生の経錦(たてにしき)の作品、ものすごくよかった。完璧でこの世のものとも思われないくらい。この一点だけ染織コーナーでなく特別な場所に飾ってあるので、見に行かれる方、お見逃しなく!

日本伝統工芸展は、10月1日まで、日本橋三越本店にて。その後、全国を巡回するようです。

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