シンプルな中にも、表情たっぷりの八寸帯を作りました。名前をGrayish Bumpy グレイッシュバンピー と申します。
野趣もあり、素朴で素直。「これぞ、八寸」って言った感じです。八寸好きの、着物通の方に締めていただきたい。
織り味、たっぷりです。
薄いグレーの無地の帯と思って間違いではないけど、無地の帯と言い切れない、饒舌な帯です。すみに置けないって感じね。
お、濃い色のきものにも合いますね。いろんなきものに乗ると思います。
「Graysh Bumpy グレイッシュバンピー」のバンピーって言葉、デコボコって意味で使ってます。
平坦な道じゃないのよ、デコボコなのよ。デコボコ道から見る風景、どんな感じかな。
上の写真は、おタイコのディテール。ね、バンピーしてるでしょ。
おタイコ、前帯は、バンピー具合が激しいです。タレ先、手先は、まあまあくらい。それ以外はおとなしめになります。ヨコ糸はすべてキビソ糸(繭の外側からとる絹糸)なのですが、場所によって、太さや硬さを選んで織ってます。メリハリある帯です。
こちらは前帯部分。
前帯のアップ。またまたバンピーしてますね。
前帯を筒状にして撮ってみた。
バンピーシリーズ、実は色味を少しずつ変えて、3本作りました。これは、一番、グレーが強いバージョン。バンプが強いって言ってもいいでしょう。生きのいい、元気がいい帯です。
上の写真、グレーがビシバシ入っているのがわかりますね。
上の写真、おタイコ、タレ、手先を写しました。
ルーペでのぞくと。
小さなルーペで。
渋札です。
緯糸には、太さや硬さの違う国産のキビソ糸を、それぞれ違ったグレーに染めて、5種類、入れました。
キビソ糸というのは、お蚕さんがまず初めに吐く糸で、繭の一番外側の部分からとる糸のことです。お蚕さんの我が身を守るシェルターの役目をします。だから、硬くてしっかりしています。糸にするのが手間だし、機械織りには使えないだろうし、なかなか流通しない、仕入れるのがとても難しい糸です。
織りながら、糸を選んでいくのです。「今ここ!」って時に、とっておきの一越を入れます。
サイズなどのスペックです。こんな帯ですってことがお伝えできればと思って描きました。
このスケッチ画、お求めくださった方に、コピーを差し上げます。
これとは別に、手描きの「仕立てについてのご説明」も添えさせていただきますので、仕立ての参考になさってください。
品番 | [:ja]J-5-6[:] |
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商品名 | 八寸帯 Grayish Bumpy グレイッシュバンピー |
素材 | 絹100%(国産のキビソ糸など) |
染料 | 酸性染料 |
長さ | 1丈3尺3寸5分(5m5cm) |
幅 | 8寸2分(31cm) |
重さ | 404g |
価格 | ¥216,000(税込) 帯地のお値段です。仕立ては含まれません。 |
注意事項 | 帯地のままでのお納めとなります。染織吉田では、お仕立ては承っておりませんので、ご面倒をおかけしますが、仕立て屋さんにご依頼ください。「お仕立てについてのご説明」を添えますので、あなたのサイズ、あなたの好みで仕立ててもらってください。ご存知の仕立屋さんがいらっしゃらない場合は、頼りになるところをご紹介いたします。ご遠慮なくご相談ください。 |