あなたのためだけに、
思い描き、染め、織る。
ONLY ONLY は、
染織吉田の一点制作です。
色や柄を選ぶだけではありません。
どんな空気をまといたいのか。
どんな時間を過ごしたいのか。
お話をうかがいながら、
一枚の布を組み立てていきます。

あなたと私が、
一緒に作る共同制作です。
好きな色。
惹かれる質感。
着て行きたい場所。
最近気になっているもの。
そんなお話を少しずつうかがいながら、
染めと織りを考えていきます。
あなたのために、
一から考え、手配し、作る。
ONLY ONLY は、
そんな制作です。

まずは、ゆっくりお話をうかがいます。
着物をどうお召しになっていらっしゃるか。
どうお召しになりたいか。
よく着る着物。
お洋服。
時には、音楽や景色、
幼い頃のお話や、旅の記憶のお話になることもあります。
「軽やかな気持ちになる着物がいい」
「静かな感じが好き」
「透明感がほしい」
言葉になりきらない感覚も
一緒に探っていきます。
色の重なり。移り変わり。
格子や縞。ぼかし。
光と影。
着姿になった時の空気を考えながら、
図案を組み立てていきます。

糸によって、
布の表情は大きく変わります。
お単衣の着物か、袷の着物か。
綺麗目に寄せるか、カジュアルに寄せるか。
帯だったら、九寸なのか、八寸なのか。
やわらかさ。
張り。
光沢。
軽さ。
完成した時の質感を想像しながら、
使う糸を決めていきます。

完成する布を思い浮かべながら、
色を重ね、探っていきます。
パレットの上で絵の具を混ぜ、色を作り出すような、
そんな感覚に近いかもしれません。

熊本の工房で、
一越一越、体全体を使って織っています。
時間はかかりますが、
細かな調整を重ねながら、
経糸を緯糸を出会わせ制作しています。

近年は、制作に合わせてさまざまな糸を用いながら、ご希望によっては、
熊本県山鹿市の養蚕農家、花井雅美さんから
特別に分けていただいた繭を使い、
糸づくりから制作を始めることもできるようになりました。
その繭を、
長野県の宮坂製糸所さんで繰り糸に、
八王子の森田撚糸さんで撚り糸にしていただきます。
どんな布にしたいかに合わせて、
糸の太さや風合いを考え、
繰りや撚りまで調整していただきます。
既にある糸を選ぶだけではなく、
「どんな糸で織るか」そのものから、
制作が始まるのです。
多くの手と時間を経て、
一本の糸になります。
山鹿の桑畑が、
この布の故郷です。

ONLY ONLYでお作りした、
「さえさま」の着物と帯です。
蚕シンポジウムに合わせて制作した動画(9:49)も、
ぜひご覧ください。
着物
¥660,000 — ¥1,650,000
帯(九寸·八寸·半幅帯·角帯)
¥220,000 — ¥550,000
ご希望に応じて、
一点ずつ制作しています。
制作は、ご相談から始まります。
直接工房へお越しいただくほか、
遠方の方とは、メールやお電話で進め、
織り見本を郵送してご覧いただくこともできます。
制作内容によって、
期間や価格は大きく変わります。
まずはお気軽にご相談ください。
布は、
着る方の人生を映していくものだと思っています。
長く寄り添える一枚を、
ご一緒に作れたらうれしいです。