美しいキモノ(2022年 春号) P192~195
美しいキモノ誌の人気連載「元気な作り手に会いに行く」のvol.29 に選ばれ、取材していただきました。高名な作家さんばかり載っているページですので、身に余る光栄でした。私の来し方や、ものづくりの姿勢なども丁寧に書いていただき、うれしかったです。
*婦人画報のウェブ版にも載せていただきました。こちらもすごくうれしかったです。
美しいキモノ(2020年春号)P19
吉田羊さんに、私の帯を締めていただきました。本を開いてひと目見たとき、あまりの美しさに、ぽぉーっとなり、ふわっと浮き上がった感じしました。笑。羊さん、さすがの着こなしです。ああ、織り続けて来てよかったと思いました。
婦人画報(2014年11月号)P240
「婦人画報」に載りました。「真野響子さんが巡るきもの遺産」シリーズの「深化した伊予絣」の回で、白方宣年さんのお着物「しずくの律」に私の帯をピックアップしていただきました。うれしいです。この帯の名前は、「Four Colors(フォーカラーズ)」です。
マーク・ロスコからインスパイアーされてきました。この帯はマーク・ロスコへの小規模なレジスタンスです。マーク・ロスコの絵画にある、研ぎすまされたミニマリスム(単純性)。静寂の中から語られてくる精神性を染織したいとトライしました。
私の帯をご提供いただきました、銀座もとじ和織さま、ありがとうございます。
クロワッサン 着物の時間2(2008年 特別編集 永久保存版) P10
ある日、小竹向原の駅前の小さな本屋さんへふらっと立ち寄り、着物の雑誌を立ち読みしていました。クロワッサンの「着物の時間」。新しい感覚の着物や、着物好きの著名人が次々ページに現れる一冊です。
巻頭特集は、スタイリストの原由美子さん。洋服の世界で一世を風靡なされている原さんが、いかに着物を紹介するか、興味深くパラパラ。女優の森口瑤子さんにモデルになってもらっています。
ひとつの紬の着物に目が行きました。
「あら、すてき。いいお着物ねー。どちらのお作?」と、ひょいと脚注に目を移すと、「吉田美保子作・グレーがかった濃茶の紬の着物」とあります。目が飛び出ました。え?同姓同名の染織家?ええっーー!私??いや、確かに織ったけど。
これ、うれしかったです。知らない間にご提供いただいてました。
この紬は、経糸も緯糸も、両方真綿紬です。経糸は一本糊付けした労作です。糸のよさを引き出しました。
(一本糊付けとは、普通の綛のままの糊付けと違い、綛から糸を巻き取りながら、糊壷にくぐらせて、糊付けする方法です。しっかりと糊付けできるのだけど、手間も時間も膨大にかかります。道具は手持ちの石鹸箱を工夫して自作しました。)