きもの
Lemon Field
レモンフィールド

|価格| ¥ 432,000 (税込) |品番|  K-4-10


こちらのきもの地は、レモンフィールド(Lemon Field)と名付けました。気持ちいいレモンの畑が一面に広がってて、柑橘系の粒が弾け、空気に溶けて、風に吹かれ一緒に飛んでいく感じです。

一つ前でご紹介した、フィールドオブクリームと同じタテ糸で、ヨコ糸を変えて、織りました。ぜひ、見比べてご覧ください。


青々しくて、みずみずしくて、酸っぱい感じがします。揮発性で、シュワーっと飛んで行ってしまいそうな感じ。


きれいなレモン色が効かせてます。グリーンも多めです。

フィールドオブクリームの方は、「格子」って感じもありましたが、こちらは「格子」感はないです。タテ縞にとびとびにヨコ段が入っているって感じです。


とはいえ、クリーム色の部分が一番多いから、落ち着きも持っていますよ。落ち着いているけど、輝いてるなって感じです。


グリーンは、太、中、細と太さを変えて、入ってます。と言ってもうるさくは全然ないですよ。どちらかというとのんびり、爽やか。


ボディに着せてみましょう。


どの季節が一番合うかな?お単衣でも、袷でも行けるから、悩みますね。イメージ的には、4月か5月くらい?


ちょっと日差しが眩しいねって、目を細める頃でしょうか?


もちろん帯次第で秋も行けますね。爽やかな秋の空に映えそうです。
帯や小物のコーディネートで、いろいろ楽しめるきものだと思います。


ルーペでのぞいたところ。

一つ、このレモンフィールドと、フィールドオブクリームの違いを書きますね。

こちらの方が、タテ糸の密度が混んでいます。高密度ってことです。一反目から2反目に行く時、筬という密度を決める道具を入れ直し、一寸あたりのタテ糸の本数を2本増やしました。フィールドオブクリームの方は、118本。このレモンフィールドは、120本です。

本当に微妙な違いなので、どちらがいいとは言えません。高密度の方が布は丈夫になります。しかし、硬くなります。きもの地の重さはこちらの方が 16g 重いです。

正直な話、どんだけ違うのかって言われると、大した違いはありません。なぜ変えたのって問われれば、やってみたかったからとしか答えられません。実のところ、言わなければわからないくらいの違いです。こちらとしては、悩みに悩んだ筬のチョイスなのですが。

全体の総タテ糸本数は、フィールドオブクリームが1246本。こちらのレモンフィールドは1266本。どちらもいい感じですよ。


小さいルーペで。ね、揮発して飛んでいきそうでしょ。愛しい糸たちです。


渋札2枚。右の糸見本、上から三番目のレモン色、効いてますね。

一番上と二番目の糸は、手引きの座繰り糸です。それも、撚りがかかってないという、貴重なもの。撚りがかかってないと、柔らかく、ツヤが最高にあるのだけど、毛羽立って織れません。ですから、この糸は、カバーリングと言って、無撚りの座繰り糸に、一本、極細の絹糸を絡めてあるのです。それによって、座繰りのよさ、無撚りのよさ、両方出ます。この糸も、もう作る人がいなくなって、手に入らなくなりました。

下から二番目と、一番下の、茶色とパープルの糸は、水谷ルリ子さんという方が、お一人で蚕を育て、座繰りで糸にしたのを譲り受けたものです。


裏返して。

糸見本の真ん中の糸、沖縄県の石垣島で、養蚕して作られた糸です。石垣島でのびのび育った蚕が吐いた糸。これは、石垣島の友人が回してくれました。彼女、私が訪ねて行った時も、桑の葉を摘んでせっせと運んでいたなあ。蚕がまだ小さいから新芽の部分を食べさせるんだって、選んで摘んでた。糸作りは本当にすごい。心して使います。

山桃と茜で、ごく薄く草木染めしました。

 

品番 K-4-10
商品名 きもの
Lemon Field
レモンフィールド
素材 絹100%
染料 植物染料、酸性染料
長さ 3丈3尺9寸5分(12m86cm)
1尺2分(38.6cm)
重さ 621g
こんな時に お集まりなどへ、おしゃれして。
価格 ¥432,000(税込) 反物のお値段です。仕立ては含まれません。
注意事項 こちらのきもの地は、お単衣でも、袷でも、お仕立ていただけます。
きもの地のままでのお納めとなります。染織吉田では、お仕立ては承っておりませんので、ご面倒をおかけしますが、仕立て屋さんにご依頼ください。ご存知の仕立屋さんがいらっしゃらない場合は、頼りになるところをご紹介いたします。ご遠慮なくご相談ください。