思いっきりハンサムな帯を織りたかった。
それができたのではと思っている。
黒を表現したかったのだけど、ブラッシングカラーズで、メインに、こげ茶と紫、下支えに濃紺で染めた。こっそりショッキングピンクが覗きます。これで黒を感じさせたい。
緯糸は、地の部分、キビソ糸とタッサーシルクを交互に入れて、追っかけながら、平織で織ってます。
キビソというのは、蚕が一番はじめに吐く糸で、繭の外側の部分です。タッサーシルクは、主にインドの野生の蚕からとった糸のことです。
両方とも一見、絹らしくないのです。硬くてボソボソしています。そこが面白い、独特の表情です。
平織の間に、アクセントに入る横段が入っているの、みていただけます?この筋は綾織です。織り方が違うので、印象的です。この綾織も、2種類交互に入りまして、マットなこげ茶を太めに、ピカピカの漆黒を細めに。ブラッシングが入っているところ、ずーっと入っています。
前帯はこんな感じ。柄はおタイコからずっと続きます。登り竜のような力強さがあると思っています。
前帯を筒状にしたら、こんな感じ。
手前がおタイコ、奥がお腹部分。
手先とタレ先も柄があります。
おタイコの裏と、お腹に巻かれるところは、白でメリハリをつけました。
大きくズーム。
小さくズーム。
手描きのスペックです。六通(ろくつう・全体の6割に柄がある帯)であること、お伝えできれば。
この手描きスペックのコピーは、お求めいただいた方にプレゼントさせていただきます。
渋札に、タイトルと署名。
=緯糸のご紹介です、上から=
-白いキビソ糸(絹糸)
-白い玉糸(双子の蚕からとった絹糸)
-黒いタッサーシルク(絹糸)
-こげ茶の真綿糸(絹糸)
-漆黒の生糸(絹糸)
=経糸(たていと)も緯糸(よこいと)も、すべて絹糸です=
この糸見本は、帯地と一緒にあなたに元に届きます。
品番 | [:ja]J-5-8[:] |
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商品名 | 八寸帯 Black Triangle ブラックトライアングル |
素材 | 絹100% (きびそ糸、タッサーシルク、真綿紬糸など) |
染料 | 酸性染料 |
長さ | 1丈3尺3寸(5m3cm) |
幅 | 8.1〜8.2寸(30.7〜31.1cm) |
重さ | 370g |
価格 | ¥216,000(税込)帯地のお値段です。仕立ては含まれません。 |
注意事項 | 帯地のままでのお納めとなります。染織吉田では、お仕立ては承っておりませんので、ご面倒をおかけしますが、仕立て屋さんにご依頼ください。「お仕立てについてのご説明」を添えますので、あなたのサイズ、あなたの好みで仕立ててもらってください。ご存知の仕立屋さんがいらっしゃらない場合は、頼りになるところをご紹介いたします。ご遠慮なくご相談ください。 |