きもの
Lemon Field
レモンフィールド

|価格| ¥ 432,000 (税込) |品番|  K-4-10
SOLD OUT


こちらのきもの地は、レモンフィールド(Lemon Field)と名付けました。


気持ちいいレモンの畑が一面に広がってて、柑橘系の粒が弾け、空気に溶けて、風に吹かれ一緒に飛んでいく感じです。

みずみずしく、酸っぱい感じがします。揮発性で、シュワーっと飛んで行ってしまいそうな感じ。


クリーム色の中に、きれいなレモン色とグリーンを効かせています。

とはいえ、クリーム色の部分が一番多いから、落ち着きも持っていますよ。落ち着いているけど、輝いてるなって感じです。上質な絹のよさを発揮できたと思っています。

格子柄なのだけど「格子」感はないです。タテ縞にとびとびにヨコ段が入っているって感じです。

グリーンは、太、中、細と太さを変えて、入ってます。と言ってもうるさくは全然ないですよ。


どちらかというとのんびりと爽やかなイメージ。高原の休日のような。

ボディに着せてみましょう。

帯をかえて。


どの季節が一番合うかな?お単衣でも、袷でも行けるから、悩みますね。イメージ的には、4月か5月くらい?


春のイメージがありますね。ちょっと日差しが眩しいねって、目を細める頃でしょうか?

とはいえ、こっくり系の小物を合わせて秋にもよさそう。爽やかな秋の空に映えそうです。


帯や小物のコーディネートで、いろいろ楽しめるきものだと思います。


ルーペでのぞいたところ。


小さいルーペで。ね、揮発して飛んでいきそうでしょ。愛しい糸たちです。

渋札2枚。右の糸見本、上から三番目のレモン色、効いてますね。

一番上と二番目の糸は、手引きの座繰り糸です。それも、撚りがかかってないという、貴重なもの。撚りがかかってないと、柔らかく、ツヤが最高にあるのだけど、毛羽立って織れません。ですから、この糸は、カバーリングと言って、無撚りの座繰り糸に、一本、極細の絹糸を絡めてあるのです。それによって、座繰りのよさ、無撚りのよさ、両方出ます。この糸も、もう作る人がいなくなって、手に入らなくなりました。

下から二番目と、一番下の、茶色とパープルの糸は、水谷ルリ子さんという方が、お一人で蚕を育て、座繰りで糸にしたのを譲り受けたものです。


裏返して。

糸見本の真ん中の糸、沖縄県の石垣島で、養蚕して作られた糸です。石垣島でのびのび育った蚕が吐いた糸。これは、石垣島の友人が回してくれました。彼女、私が訪ねて行った時も、桑の葉を摘んでせっせと運んでいたなあ。蚕がまだ小さいから新芽の部分を食べさせるんだって、選んで摘んでた。糸作りは本当にすごい。心して使います。

山桃と茜で、ごく薄く草木染めしました。

品番 K-4-10
商品名 きもの
Lemon Field
レモンフィールド
素材 絹100%
染料 植物染料、酸性染料
長さ 3丈3尺9寸5分(12m86cm)
1尺2分(38.6cm)
重さ 621g
こんな時に お集まりなどへ、おしゃれして。
価格 ¥432,000(税込) 反物のお値段です。仕立ては含まれません。
注意事項 こちらのきもの地は、お単衣でも、袷でも、お仕立ていただけます。
きもの地のままでのお納めとなります。染織吉田では、お仕立ては承っておりませんので、ご面倒をおかけしますが、仕立て屋さんにご依頼ください。ご存知の仕立屋さんがいらっしゃらない場合は、頼りになるところをご紹介いたします。ご遠慮なくご相談ください。