ジャーン！満を持しての登場です！ここに、高らかにご紹介します！

この度、染織吉田は、新しい取り組みとして、高級婦人帽子作家の、善林英恵さんとのコラボレーションを始めます。善林さん組むのは、過去にも何度かやってますが、それらは単発でした。これからは、いつもお願いできるんです。

アイテムは、善林さんお得意の鞄です。私のきもののお客様からも、「ヨシダさん、バッグは作らないの？」って常々、聞かれておりました。さあ、登場しますよ！

名付けて、「善吉・手織り鞄」。私が織った布で、善林さんが、デザイン縫製した、手織りの布の鞄です。

まずは、二つできまして、このページでは、「善吉・手織り鞄、大きくてヨコなが、ブルー＆イエロー」をご紹介しますね。

今回のコラボ「善吉・手織り鞄」のコンセプトは、きもの姿に合う鞄。

きものの時も、案外荷物が多いってことありますよね。でも、市販の着物バッグは自分スタイルじゃない。そんな風に思ったこと、ありませんか？

そんな時、この「善吉・手織り鞄、大きくてヨコなが、ブルー＆イエロー」がぴったりです。

（あ、もちろん、洋服の時も、男性にも持っていただけると思いますよ！）

デザインについて、善林さん、相当悩んでくれました。実は今年の2月には、試作の第一弾ができていたのです。それから、いろいろいろいろ検証して、悩んで、修正して、今日のこの日を迎えました。

私も今回のために、布を新たに織りました。

タテ糸は精練していない絹糸でシャリ感があります。そこにブラッシングカラーズで全面に染めています。ヨコ糸も絹糸で、いろんな種類を混ぜています。ラフな感じと、きちんとしている感じが同居しています。

実は、きものや帯を織る時より、自由にのびのび織ってます。サイズなどの制約がないしね。善林さんが料理してくれるので、私は素材屋に徹せられます。楽しかった。ヨシダののびのび具合も伝染して楽しんでくださればうれしいです。

持ち手は、ゴツいヌメ革製です。これは、意図的に幅広にデザインしたと善林さんの弁。これくらいゴツくないとインパクトがないなとのこと。なるほど、確かにカッコいい。

こんな感じ。

はじめはゴツくて、持ちにくいかもしれないけど、使う人が二つ折りにして握って、自分の手形をつけながら育てて行って欲しいと。

念のため。肩掛けにはなりません。手に持つ専用です。

撮影時には、上の写真のように、ノート、財布、携帯電話、ハンカチ、折り畳み傘、ペットボトルを入れています。たっぷり入ります。

ここからは、制作工程のお話。写真は善林さんのブログからの拝借です。

まず、茶紙でラフを作るのですって。デザイン画を描くのでなく、いきなり形にすると。ほぉー。

そのあと、図面を引くと。細かいね。

持ち手はこのように、ヌメ革に処理をしているとのこと。

これが裁断が終わったところ。

裏地、よく写ってませんが、リネン100％のジーンズです。すごくいい生地らしい。リピートになってきたら、もうこの生地は使えないと。一発目特典ですね。

中には内ポケットと、鍵などをジョイントできるタブが付いています。

善林さんとは、ずっと以前からのお付き合いで、その徹底した仕事ぶりに感服しております。生き方も、考え方もとても素敵な方です。

今回の制作については、善林さんのブログもご覧ください。
１、ことはじめ　２、前半　３、後半

・善林さんは、布や革のエキスパートです。修理などもお手の物で、実は私も愛用の肩掛け鞄が解れてきた時など、生き返らせてもらってます。今回の「善吉・手織り鞄、大きくてヨコなが、ブルー＆イエロー」も長年のご愛用のうちには、取っ手や角にダメージが来ることもあるでしょう。そんなときは、ぜひご相談ください。費用は実費で、対処いたします。

・もっと違う色だったらって思ってくださった方もおいででしょう。はい！お作りします。ONLY ONLY としてうけたまわります。新しく布を織って作ることも可能です。または、小さな布をたくさんはぎ合わせ、パッチワークで作っても素敵だと思います。作業量によって、お値段は変わってきますので、お見積りいたします。お気軽にお問い合わせください。

なお、善林さんとのコラボレーション作品の売上の10％は、プールしておいて、災害支援金として、寄付させていただきたいと思っています。

とてつもない自然災害がおこった時に、行政や大きな団体の手の届かないところに、自前で駆けつけるNPO の方々がいらっしゃいます。そんな方々に、自分たちができることは何かと考えました。寄付先は善林さんと協議の上決めて、金額と共に、ここに発表します。

社会参加の仕方を模索しています。ご理解いただければ、うれしいです。