完全注文制作ONLY ONLY、なおさまからのご注文、コラボの手織り鞄。善林さんから仕立て上がってまいりましたよ!早速お納めいたしましたら、たいそう喜んでくださって、美しいお写真、送ってくださいました!
うわあ、なんとお似合いなのでしょう!
鞄のクローズアップ。
背面はこれね。こちらはうちで撮影。
なおさまは、今、展示会でお世話になってる伊勢丹新宿店に長くお勤めで、ずっと呉服売り場を担当なさっている方です。売り場ではもちろん、通勤もおきものだそうで、ほぼ毎日、一日中きもので過ごしてらっしゃいます。
伊勢丹の呉服売り場の方だから、いいものいっぱい扱ってらっしゃいます。そんな方に、ONLY ONLY いただけて、そして心から喜んでいただけて、大変に光栄です。
今回、なおさまのご希望で、鞄の縁や底に革を使っています。仕立ての善林さんは、相当ご苦労したみたい。ブログご覧ください。→☆
メインバッグとして(サブバッグでなく)、長く使い込みたいというなおさまのご希望を、叶えられてよかったです。マチがあるので、お弁当でも日傘でも、なんでも入ります。鞄自体は軽いから、持ち歩くのが苦になりません。
で、ね!
昨日の伊勢丹初日、売り場に、なおさまの上司の方が見えられて、この鞄をしげしげご覧になって、大変感心されてました。このお方、元は婦人靴のバイヤーなども担当させれていたそうで、モノの作りなども、大変わかる方でした。
こりゃー、手が込んでるなあ、細かいところまでよくできてるなあ、、
(縁取りなどをご覧になり)これは大変だったね、
軽さ、抜群だね、
布を切る時が一番勇気がいるねね、
などなど。
お値段の話にもなり、ピタリと言い当てられました。すごい!
こちら、我々の鞄のONLY ONLY の中では、桁が一つ違うのです。高額だけど、それだけの仕事だと自負しておりますが、プロ中のプロに、太鼓判押していただいたようで、うれしかったです。
この伊勢丹の偉い方、私にお名刺くださったけど、すごいのは私じゃなくて、善林さんなんだけどね。お伝えしておきますね。
(上の写真の右に写っているのは、底板です。)
内ポケットの幅なども、なおさまのご指定どおり。
この鞄、ただいま、伊勢丹7階の呉服売り場の私のブースで、参考商品として展示させていただいております。よかったら、見にきて!作りの良さ、軽さ、味わっていただきたい。
以下、展示会の内容です。ぜひお運びください。
「ときめく手わざ 華・粋・遊」
4月4日(水)〜4月10日(火) 会期中無休 10:30〜20:00
伊勢丹新宿店本館7階/特選きものプロモーションスペース
参加メンバーは豪華7組!
久保紀波 絞り染め:帯
松永恵梨子 小紋染:帯、着尺
吉田美保子 染織:着尺、帯、善林英恵さんとのコラボの鞄
峯史仁 組紐:帯締め
大城令子 染色:バッグ、半衿
富沢麻子 木工:バッグ、帯留
アトリエKinami :扇子、日傘
私が会場にいるのは、以下の予定です。
これ以外の日時にご来店予定で、もしヨシダに会いたいなどご希望あれば、よろこんで調整しますので、お気軽におっしゃってくださいね。
お待ちしております。
ONLY ONLY 、善林英恵さんとコラボで進めている鞄のご注文。ご注文主は、伊勢丹新宿店の、きもの売り場の最前線を背負って立つ「なおさま」です。
プロ中のプロにご注文いただき、ドキドキしてお待ちする打ち合わせの日。ご要望が可能かどうかは、善林さんに要相談なので、今回、初の試み、ネットを介したテレビ電話(?)の段取りを組みました。こうすれば、遠く京都の善林さんと一緒に打ち合わせができるってもんです。
その日、なおさま、お洋服で我が家にお越しくださいました。プライベートモードです。前回お越しくださったときは、プロの目利きという感じでしたが、今回は、リラックスして個人的なおしゃれを探るモードです。
ようこそ!ようこそ!
しかし、ここで大どんでん返しが待っていました。
挨拶して、椅子にかけ、話し始めた所で、、、、、、、なんと、形を変えたいとのお申し出。サブ的用途のA4タテ型から、メイン持ち大きめヨコ型へ。
うぅ、、、(しまった。善林さん、トワルまで進めてくれてる。間に立つ私の念押しが甘かった、、、申し訳ない、、、)
ONLY ONLYに変更はつきものです。思い描いていたものを、もっと深く考えたときに、少々変更が生じる。それはONLY ONLY の醍醐味です。ですので、要所要所で、確認しつつ進めるのがこちらに課せられた作業なのだけど、今回はその確認が甘かった。コラボということも裏目に出た。一人でやるときは、無意識に「ちょっと待て」サインをキャッチするのに、今回は、早めに善林さんに投げないとと焦った。
(この時のこと、善林さんも書いてますわ〜。ガクッとくるもすぐ態勢立て直す、さすがプロの善林さん。)
なおさまも、善林さんも、私も、テレビ会議みたいなものは初めてで(我々三人、だいたい同世代か?)、みんな初めは、「おぉぉぉーー」って感じで、和気あいあい、かつ、決めるところは決めるぜモードでがんがん進めました。やっぱ、顔を付き合わせるってすごいです。ネット越しであってもね。
なおさまの、デザイン的なご希望を、善林さんが直接お聞きできたことはすごくよかった。微妙なニュアンスってあるもんね。ご希望を的確に押さえるって、個人的なツーカーができたかどうかによりますものね。
さてさて、ご要望は出尽くしましたよ。
*上の写真は私が撮ったもの。画面に大きく写っているのが善林さん。右下のニッコリ笑顔がなおさま。
下の写真は、なおさまが送ってくださいました。「お仕事を本当に楽しんでなさっている、ヨシダさんの笑顔が印象的です(^^)」ですって♡
なおさまから、鞄のONLY ONLY のご注文をいただいて、すぐに善林英恵に連絡。4月の展示会に合わせたいというタイトなスケジュールですが、そこは受けて立ちましょうと。さすがプロだね。で、ご注文の詳細をお伝え。ご注文は、A4タテ型、マチ7cm、細めの持ち手。布の段取りやら、なんやかんや話し合います。
しばらくして段取りがついて、なおさまに、鞄の詳細の確認と、他にご希望がないかってことと、お見積もりの件で、連絡を差し上げました。
なおさま、すぐにご返信下さいました。なんと、もう一度我が家にお越しになりたいとおっしゃるのです。先日はザクッとお願いしてしまったからと。
まあ、びっくり。もちろん、ウェルカムです。ONLY ONLY は、納得いくまでが信条です。
善林さんからは、大急ぎで、トワル(型)の写真がやってきました。それも、平紐バージョンと丸紐バージョンのふた通り。幅28cm、高さ33cmくらいがいいと思うと。
おお、A4がピタッと入るね。いい感じ。
伊勢丹での展示会のお話をしていましたが、ここで、新たなONLY ONLY をスタートいたします。
今回のヒロインは「なおさま」。すらっとした着物美人でいらっしゃいます。お勤め先は、なんと、伊勢丹新宿店本館7階、呉服売り場!
そうです、バリバリの現場最前線の方からのONLY ONLYです。
4月の展示会の打ち合わせのために、我が家にお越し下さった、伊勢丹のご担当の方三人のうちのお一人が、なおさまだったのです。
その時、織り機にかかっている布を見て、これは鞄になる布ですよと紹介すると、「私も欲しい」とおっしゃって下さったのです。
え!
まあ、なんとうれしいことでしょう。新宿の伊勢丹って、今の日本で、一番感度の高いデパートと言っていいのではないでしょうか?その現場でバリバリ働かれ、いいものいっぱい見てこられている方から、直々のご注文いただけるとは。
せっかくだから、4月の展示会に間に合わせられると、面白くなるかも。可能かどうか、善林英恵さんと相談します。
それで、どんな鞄をお望みですか?
なおさま、ちょっと考えられ、
メインのバッグに合わせて持つサブバッグ。お仕事に持つからA4が入るタテ型。お弁当箱を入れたいからマチが7cmくらい欲しい。メインバッグと二個持ちだから、特に持ち手は細めで、握りやすいこと。
とおっしゃいます。お弁当を入れるから、マチが7cmっていうのが、ものすごくいいなって思いました。リアルだわ。どんなにおしゃれでも、実用に不便じゃ元も子もないですものね。
*写真はこの日のなおさま。鞄の持ち手はこのくらいがご希望です。