吉田美保子の some ori ノート

2回目の試し

2016.03.16

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みるさまの帯、デザイン画を元に、2回目の、試しブラッシングと試し織り。染料の調合の割合も意識して。重ね染めの回数を変えたり。染料を変えたり。薄め液の割合を変えたり。どうかな?渋いのはどう?深さは必要??
緯糸も新たに染める。緯糸は、和紙の糸は入れず、キビソのみとなった。精練したキビソ糸を、グリーン2色に染め分け。薄いグリーンと濃いグリーン。地は薄いグリーンをさらに乳白色をまぜた色とのことだった。
筋に入れる糸もキビソがいいか?それとも、細目の生糸で光らせるか?今は両方入れてみよう。太めのキビソも印象的な強いイエローグリーンに染めてみよう。変更の可能性はもちろんあるがとにかく探るのだ。
試しをしながら自分がガチガチ硬くなりがちなのに気付く。これ、要注意。みるさまは、元気がある生命感にあふれる帯を望んでおられる。私が深呼吸しなくちゃね。同時に直地点を探ること。自由な部分と、詰める部分と、両方あわせ持つのが2回目の試しです。

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