吉田美保子の some ori ノート

最終調整

2016.09.22

aosama.JPG
試し織り第3段のブラッシングカラーズの織り布、私としては、色味的には、もう一歩と思っていた。碧になり切れていない、青の領域から出ていない色だなあと。
まあしかし、この布は、あおさまに郵送でみていただこう。もしかしたら、ブラッシングカラーズ自体が、NGになるかもしれないし。話しはそれからだ。
郵便を受けとったあおさま、ブラッシングカラーズに対しては快く思って下さったようでよかった。色については、私と同じご意見。
お、とうとう出そろいましたね。ではこれで行きますか!
さあ、それでは、最終の試しです。試しというか調整。本番の素材を落とし込んで行きます。ブラッシングカラーズの染料は3種類、ウルトラマリンとパープルとマゼンダ。これで、「碧」を調合します。
緯糸も、よくよく計算を入れて、本番に使う17種類の糸を決めて、その割合を決めて、入れ方を決める。
着物全体のデザインも決めて、その最大の面積分を実際にブラッシングで染めてみる。
それから、決めた通りの糸使いで織ってみて、蒸して、水元して、仕上げる。
それが、上の写真。
この最終試し織りを観に、あおさま、我が家にお越しくださいました。4回めの来訪です。

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