吉田美保子の some ori ノート

76通目のメルマガ【白から会期変更号】

2021.06.07

         

*こちらは、メルマガ《 some ori 通信 》の配信記録です。

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(写真は、上野公園で撮りました。室内のは東京国立博物館の法隆寺館の2階です。鳥獣戯画じゃなくてごめん。)

  

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染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。
76通目のメルマガ【白から会期変更号】をお届けいたします。

こんにちは。いかがお過ごしですか?

今日はお知らせをさせてください。

6月末に開催予定でした「白からはじめる染しごと」展は、会期変更となりました。

楽しみにしてくださっていた方、予定に入れてくださっていた方、本当に申し訳ございません。

新型コロナウイルスの緊急事態宣言は明けているはずの日程なのですが、それでもやはり、手にとって、ゆっくり、会話を楽しみながら観ていただきたいという、メンバーみんなの総意からこうなりました。

私としても、この日に向けて、テーマの「輪」で大作を作りましたので、お披露目の機会を失い残念至極です。

ま、ぶつぶつ言っても仕方ありません。切り替えて、いきましょう!

本日のメルマガ、目次の1に白から会が、SNSにあげた公式発表を貼ります。よかったらご一読の上、11月の開催を楽しみになさってください。あ、その前に6月26日にインスタライブです~~

《 目次 》

1.   白から会の公式発表

2.   鳥獣戯画

3.   安達さんの取材

1.   白から会の公式発表

【大切なお知らせ】
いつも白からのページをご覧くださっている皆さま、ありがとうございます。
今日は、6月末に開催を予定していた展示会につきまして、大切なお知らせがあります。
今回の緊急事態宣言の延長を受けて、
幾度となくメンバーで会議を重ねた結果、
展示会としての開催を11月末とすることに決定いたしました。
ご来場を楽しみにご予定くださっていた皆様には、
再々の会期変更を心よりお詫び申し上げます。
第2回のテーマを「輪」と決めた昨年来、刻々と変化する状況の中で、
少しでも早く作品をご覧いただきたい反面、自分たちが開催する展示会として、どのような形が一番心地良く安心してご覧いただけるのか、メンバー1人ひとりの心がゆらぎ、まよい、なやみました。
いろいろな可能性を探る中で、
一番に出てきたのは、リアルに対面し、作品をお伝えしたいことへの強い想いでした。
実際に手に取ってご覧いただきたい。
会話をしながら作品への想いを交わしたい。
それが私達とお客様との「輪」となり、
「まわり、つながり、ひろがり、めぐる」ことを望んでおります。
それを実現するために、
直接元気に安心してお会いできる日のために、
今できることを最優先にお届けいたします。
開催予定であった日には、インスタでライブ配信をいたします。
私たちの作品だけでなく人となりも知っていただけたら、と思い、白からメンバーだからこそのコーディネート提案なども予定しております。
おウチ時間に少しでも楽しみをお届けできたら嬉しいです。
26日土曜日21時にスタート予定です!
インスタグラムをぜひぜひご覧くださいませ。
画面越しとなりますが、皆さまとコミュニケーションしたいと願っております。
どうぞどうぞ、直接お会いできるその日まで。
私たちも制作を頑張って参ります。
引き続きどうぞ宜しくお願いいたします。

公式Instagram
https://www.instagram.com/shirokara_kai/?hl=ja

2.   鳥獣戯画

東京国立博物館で、再開された「鳥獣戯画のすべて」展に行ってまいりました。

いやはや、ほんと素晴らしかったです!うさぎさん、かえるさん、生き生きと飛び跳ねてました。ほんと、上手いなあ~~。

平安時代、すごい!

ちょー有名な「甲巻」のみならず、乙、丙、丁、それぞれによかったです。

丙巻は、人物戯画で、みんなで遊んでいるんです。二人向き合って、耳に輪にした紐を掛け合って、それを綱引きみたいにして勝負したり。にらめっこしたり。これ、ステイホームで、家族でやるといいね!

あと、私、美術館、博物館の類いは、閉館ギリギリまで鑑賞するのが好きなんだけど(お客さん少なくなってゆっくり観られるから)、大抵、ミュージアムショップは、閉館30分前で閉店ってことが多いように思います。が、今回は、閉館の午後8時をすぎても開いていて、急かされもせず、レジも長蛇の列でした。

これ、ショップの売り上げがガタ落ちしている(たぶん)ことへの、博物館側の配慮なのかなって思いました。博物館の正規のスタッフは公務員さんでしょうけど、ショップなどは、今回の特別展のための業者さんで、グッズ開発した頃はコロナなんてケほども無かった訳ですし、こんなことになって見込みで作るのが難しかったり、会期変更や混雑制限の対処など、大変なことと思います。

こういう時こそ、お金を使って世の中まわすべしなのでしょうね。
私は「甲巻」を観るのに動く歩道に4回並んで、ヘトヘトだったため、そそっと失礼しましたが。

「国宝鳥獣戯画のすべて」は東京国立博物館にて、6月20日まで。完全予約制です。
https://chojugiga2020.exhibit.jp

3.   安達さんの取材

熊本の山鹿で育った蚕から作った糸で着物を織るプロジェクト。その全容を詳細に紹介するレポートが進んでいます。

養蚕、糸作りと進んできて、不肖わたくしがアンカーの製織を務めさせていただいてます。着物ライター安達絵里子さんの筆もますます冴えています。

安達さんには、制作過程の写真とキャプションをお渡ししていて、それを補う形で電話取材を受けています。元々仲良しの安達さんとの電話が楽しく、あちらも興味しんしんで聞いてくれるものですから、普通の取材だったらここまで喋らないよってことも、なんでもしゃべってます。
というわけで、この連載、ものすごく詳しく、作り手の本音、バンバン出てます。

そういう意味でも他にない面白さですよ。長いですので、お時間ある時にぜひどうぞ。

「蚕から糸へ、糸から着物へ」
https://note.com/kaikokara

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》76通目のメルマガ【白から会期変更号】をお読みいただき、どうもありがとうございました。

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これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。

どうかよろしくお願いします。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

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