吉田美保子の some ori ノート

95通目のメルマガ【北の思い出号】

2022.05.24

 

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おはようございます。

そろそろ新型コロナウィルスは、下火だと言っていいのでしょうか?

もう大丈夫とは言い難いように思いますが、先日乗った電車は、帰宅ラッシュの時間だったこともあり、ぎゅうぎゅうのおしくらまんじゅう状態でした。

コロナ禍、すでに2年半。早いですね。

1年半くらい前のちょっと緩んだ時、ゴーツートラベル、やってましたね。

実は、あのキャンペーンを利用して、旅をしました。今日はその思い出を書きたいと思います。

《 目次 》

1.   Go to 札幌!

2.   渡邊志乃さん

3.   鈴木和美さん

4.   仕事場について

1.   Go to 札幌!

2020年の秋、「あわせ」というタイトルで、二人展をしました。友禅作家の鈴木和美さんとのコンビで、はじめての場所で、全力で取り組んだ展示会でした。

準備のくたくたが最高潮に達した時、「これ終わったら志乃さんに会いに行かない?」ってふっと言い出して、二人でハイになって盛り上がり、「Go to 札幌!」を合言葉に、展覧会を乗り越えたのでした。

志乃さんとは、札幌在住の葛布織り作家、渡邊志乃さんのことです。
そのちょっと前まではサイトやTwitterなどを拝見するのみで、すごい人がいるもんだと勝手に憧れていたのですが、コロナ禍になり急速に進んだネット環境のおかげでパーソナルに繋がっていたのです。

2.   渡邊志乃さん

初めて降り立った千歳空港は、大きくて、がらんとして、どこか外国に来たような印象でした。向こうから駆けてきてくれた志乃さんは、思っていたよりずっと華奢で、満面の笑みが溢れんばかりでした。

一日目はウポポイをみて、二風谷へ。二日目は志乃さんの仕事場に寄せてもらって、小樽へ。三日目に小樽を見て帰るという旅でした。志乃さんの車でひた走るだだっ広い北の大地、ここは私の知ってる国じゃないな、文化が違う土地に来たのだ。

どの観光スポットより印象的だったのは、志乃チセ(志乃さんの家という意味)です。

志乃さんのブログをリンクします。
https://sessou-kuzunonuno.tumblr.com/day/2022/05/16

3.   鈴木和美さん

鈴木和美さんが、今回、志乃さんが書かれたブログを読んで、

「志乃さんちの薪ストーブの炎、小さなイナウ…。カメラを忘れるほど、神聖な場所。」

と感想を漏らされてました。

そうなんです。ほんと、志乃さんの仕事場の神聖なこと。(イナウとは、木を削り出して作ったもので、アイヌ民族の神様への捧げ物)

決して広くはないし、全てが完璧なわけでもない。それでもリンとした佇まいの、物を生み出す場所である。

が、私は知ってます。和美さんの仕事場もまた神聖であることを。

4.   仕事場について

鈴木和美さんの仕事場にも、伺ったことあります。そちらも素敵なんです。何かがあるというわけでもないのだけど、なんかひかれるし、落ち着きます。

お二人の仕事場に共通するのは、気持ちがいい場所であること。仕事を淡々とこなす場あり、集中力を爆発させる場所でもある。必要にして十分で、生活の場でもあるので日々の営みの温かさもある。

私の仕事場もそうありたいものです。

神聖で大事な場所に入れていただき、うれしかったです。思い起こしてはほっこりしたり、衿を正したり。

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