吉田美保子の some ori ノート

1回目の試し織を見ていただく

2018.02.04

朋百香さまのONLY ONLY、1回目の試しに取り掛かってすぐに、この路線でいいのかどうか、早めにクリアにしたいと思いました。もしも、私の読みが違っていて大幅変更なら、すぐに対処したい。

それで、急ではありましたが、朋百香さまにお時間を作っていただき、長平庵(朋百香さま所有のお屋敷)に、原画と試し織と原画のコピーなどなど、一式かかえて出かけました。

おじゃまします。

朋百香さま、きものをお召しで、迎えてくださり、うれしかったなあ。朝のお約束だったから、お忙しかったと思うんだ。それなのに、これから作る帯の打ち合わせのために、きものをお召しになって、待っていてくださった。

試し織り見ていただくと、第一声が、明るく、

「まあ、きれい」と。

おっ、ほぼほぼオッケーか?路線的には間違ってなかったか。そっか、それならよかった。変更の可能性もあると思ってた。

それでまずはほっとしながらも、もっとよくするための変更点はどこなのか、細かく探っていく。私としては、どこまで均整を取らせるかも、分かりたい。原画が和紙だから、マットな感じも出したいのよね。どうしますかね。

朋百香さま、こだわり所はしっかり突き詰めるけど、小さい所にはこだわらない感が、いいなと思った。多分、私、細かすぎるところまで、言及してたんだろうな。要所をおさえることが大事。

デザインの変更点は、柄のメインとなる鱗紋、中央の三段を、少々拡大させること。メリハリにもなるし、目線を持っていく意味でも、おすすめした。

カテゴリー