吉田美保子の some ori ノート

2回目の試し織りを見ていただく

2018.02.11

朋百香さまのONLY ONLY、2回目の試し織りができましたので、早速、長平庵にお持ちして観ていただきました。

1回目で問題になったところは対処していたこともあったけど、すぐにほぼほぼオッケーとなり本当にホッとしました。朋百香さまの目指すところ、まずは外すことなく体現できているな。

試しで織ったところは、おタイコ柄なので、前帯の柄は、図面を描いて持って行きましたが(下の写真)、これは少々変更となりました。鱗紋以外の部分を、まんべんなく間延びさせようと思っていたのですが(おタイコ部分は、見えるところは八寸、それに対して、前帯部分は、一尺ほど見えるのです)、中央部分は、間延びさせないでとのこと。

そっか、そこまでが、ひとくくりなんだ。そっか、、、、気付かなかった。浅慮でした。今わかってよかった。

私が気にしている、収縮率の違う糸を混ぜることによってできる小じわ、朋百香さまは、「自然でいいんじゃない?」とおっしゃいます。そうなのよね、いいっちゃあいいんです。気にしすぎると、思い切ったことできません。「これこそ、織りでなきゃできないことよね。」とも。おお、なんと言う理解者。よし、全体として、朋百香さまの世界観を表現できる方を取ろう。

もう一回詰めて、立て直しして、本番だ!

朋百香さまとお会いすると、いつもインスピレーションがうずきます。この日も、「朋百香さまのイメージで作った鏡」を見せていただきました。とても美しく、凛としていて、確かに朋百香さまみたいです。はあ、こんな世界があるのねえ。。。

お部屋にあるエミール・ガレのランプも、すっごくなじんでいて、まるで普通のことのようです。

夢のような時間を過ごさせていただきました。

朋百香さま、この日のことをブログに書いて下さっています。→

 

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