1回目の試し織りを高松のたくさま にお送りして程なく、レターパックが送り返されてきました。
たくさま 、感想やご希望を付箋に書いて貼ってくださってて、わかりやすい。ありがとうございます!
私が染めた色にはなかった希望の色も、ご自分で見本を探して、貼り付けてくださってます。こういう時、ものづくりは共同作業って思います。
お手持ちのお着物に合わせてご覧いただいたみたいで、「(数種に織り分けている試し織りの中で)〜〜あたりがしっくりなじんで見えました」などともお書きいただいてます。
こうやって、試し織り段階で、お客様と直接やりとりできるのが、ONLY ONLY の最大のいいところかも。
一般的には、お誂えと言っても、はじめに一度ご希望を伺うのみがほとんどだと思う。だって、そうしないと効率悪いから。
でも私はそれじゃ、本当にお望みのものって作れないと思うのよね。お望みって複雑だし、いっぺんには表現できないと思うのです。お客様もご自分が欲しい着物や帯の詳細を伝えるなんて、慣れてないのも当たり前だし。
こっちだって、お聞きしたことが体現できるのか、できたとしてモノとしてカッコいいのか、それをお客様が本当に望んでいるのか、、、「やってみないとわからない」ってのが、本音です。やってみないとわからないのだったら、やってみればいいじゃん。ねえ。だから、試し織りをして観ていただきます。
たくさま は、そのほかにも、
「この色はちょっと苦手です」
「この2色をこちらくらいにすると暗くなりすぎますか?」
「グレーっぽい、紺のような色はおかしいですか?」
「(真綿が織り込まれた)フツフツとした感じ好きです」
「(手持ちの帯に似てくるので)今回は黄みよりの地色は無しでお願いします」
などなどお書きくださってます。オッケーっす!だいたいの雰囲気的なものは大丈夫ですね。では、糸と真綿をお好みに染めましょう。黄みを入れないようにね。
*写真は染めの途中。