個展「三角・吉田」、制作の後半戦に入りました。体力気力の勝負ですな。実は両方ヘロヘロです。ヘロヘロではありますが、ここは踏んばりどころです。
後半分の糸を染めねば、、、と、棚の奥から、大きなビニール袋をいろいろと引っ張り出しました。
絹の下処理や糸染めは、織りの作業の中でいっとう体力気力が必要です。火と水を使うから、重いし、危険だし、、、、ヘロヘロ状態では、辛いものがあるのです。
引っ張り出した糸をずらりと並べて、今後の制作計画に添うものをピックアップ。すでに織ったのと、ニュアンス変えたい。だったら、これと、これと、これ。
糸に付けてるメモを見て、ほっとする。糸の種類、日付と、購入先、価格の下に、「精練済み ◯%減」「湯練り済み」
あー、下処理してる。助かった。それもすごく丁寧にしてる。えらいぞ、過去の私。これが済んでいれば、あとは、一回水を吸わせるだけで、染められる。ありがとう、過去の私。今の私もがんばるよ。
先日のこと、近所を歩いていたら、前から、お年を召された女性が一人で、ひょっこひょっこと歩いてきた。何だか楽しそう。近所のスーパーの袋と、そのスーパーで買ったと思われる花束を持って。
そのスーパーの花は、安い割には、見映えも盛りもよく、私もたまに買う。いいんだよね。チョイスもあるし。300円も出せば、それなりに立派なのが買える。
その方が持っていたのは、白い百合と、何かの小さな花の花束。
もしかしたら、仏様にお供えするお花なのかな?もしかしたら、お連れ合いに先立たれたのかしら?今日は久しぶりにお供えして、しばし、向こう側を思われるのかしら?ちょっと話しかけたりして。
それが、こんなに楽しそうなら、いいものかもしれないなあ。。。
なんて思った、久しぶりに晴れた日の午後。