吉田美保子の some ori ノート

「面白いのはあなたです。」を読んだ

2015.09.22

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連日いい天気で、ここんとこ洗濯機の稼働率100%の我が家です。
個展前でせっぱ詰っているので、どこにも出かけず、モンモンと仕事しています。まあ、想定通りです。
駅前のロータリーのところに、フリーペーパーが置いてあります。買い物ついでにふらりと寄り、特集の「家飲み」にひかれて、ひょいとR25をピックアップ。パラパラ読みました。
若者向けの家飲みは、おしゃれ過ぎてついて行けませんでしたが、巻末連載の高橋秀実氏の文章に目が行きました。
「どうすれば面白い文章が書けるか?」という問いに対する答えから、話しが進みます。
高橋氏曰く、
「方法もないし、才能もない。文章を書くにあたっては、まずそれを認め、あきらめることが大切ではないだろうか。」
「そもそも文章を書くとは、恥をかくことである。」
「ちなみに私は面白い文章を書こうなどとは思っていない。むしろ書いてはいけないと常々戒めている。」
「文章を読んでいて『面白い』と感じるのは、文章自体ではなく、読む人のセンスである。もし面白い文章があったとするなら、それは文章ではなく、読む人にユーモアがあるのだ」
うーーん、、おっしゃる通りだ。染織、まったく同じだぜ。
「そこに余白があるからあれこれ言いたくなるわけで、人を言いたくさせるのが、あえていうなら面白い文章。批判も悪口も大歓迎。」
高橋氏はそう結ぶ。
よし、余白だとばかりに、面白い余白を作ろうとする、、、、
違うじゃん。そうじゃないでしょ。ったく、、、私、まだまだ。

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