昨日、皇居に雅楽を聴きに行ってきました。
お誘いいただいたのだけど、私は雅楽などまったく知識もなし。お正月にラジオから流れてくるとか、神社付属の結婚式場でテープ(?)が流れてるってイメージしかない。いいのかしらん。ま、興味がまさり、ドキドキで行ってきました。
北桔橋門から入場。これ、「きたはねばしもん」と読むのですよ。知らなかったなあ。
上の写真は、となりの平川門のあたり。清々しいよい天気でした。
場所は、皇居東御苑にある楽部という建物。上の写真ね。古い講堂って感じ。
会場内はこんな感じ。始まる前に、舞台に火鉢が置かれました。楽器を温めて乾燥させるみたい。演奏中もくるくるとあててました。
いかにもな色彩。赤、緑、黒、金。
演奏が始まると写真は撮れませんので、下はいただいたパンフレットの写メです。
いやはや、まさに完璧って感じしました。磨き上げられたっていうか。それぞれの楽器のハーモニーが溶け合ってました。それが目の前で!ライブっていいですね!
今聴いている音色は、1000年前の人たちが聴いた音色と同じなんだなあ。
まったくもって、いわゆる「和風」ではありません。大陸文化との融合なんだろうな。それを、日本がめんめんと大事に受け継いできた。それもすごいな。
変えることなく、正確につなげていく、、文化ってなんだろうなあ。
昨年の秋、奈良の正倉院展に行ったけど、あれがいまだに続いているのだものね。それも「なま」で。すごいことだ。
上の写真が前半のプログラムの管弦。
こちらが休憩をはさんで後半の舞楽です。若い男性が舞い手です。エグザイルとか興味ないのかなって思った。
パンフレットの表紙。かわいい。
休けい時間に2階に上がってみましたら、装束や楽器の展示がありました。うぉー!本物感ビシバシ。間近に見られてうれしい。
いつ、どこで、だれが、どんな素材で、この素晴らしい衣装を作ったんだろう?その辺の説明はまったくないけど、ここは博物館じゃないからね。
しかし、染料は植物だろうか?すごくビビッドです。刺繍もいいなあ。
履き物もかわいい。ズック靴みたい。実際に舞台で演舞してた人たちも履いてました。こういうものの製作も、受け継がれているのね。
ご一緒したのは、染織家の大先輩の小熊素子さん。楽しい一日をありがとうございました。
お花が今にも咲きそうでした。
*聞いたところによると、皇居での雅楽の演奏会は、毎年春と秋に開催され、春は招待者、秋は一般公募で入場できるようです。すばらしかったですよ。ご興味の方、調べてみられてはいかがでしょう。