吉田美保子の some ori ノート

メールと郵便

2016.08.04

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第1回ミーティングでは、デザイン的なことは具体的には決まらなかった。決まっていることは、「碧い色を生かすこと」と「袷(あわせ)のお着物にする」ってことのみ。
もうちょっとすりあわせたいなあ。話しは分かるし、創作意欲はわくのだけど、ピントが全く絞れない。
あおさまとは、飛び飛びでメールのやり取りがつづいた。
あおさまからは、私の旧作をもしも、碧い色に変えたとするとどうなるかって質問がきた。だから、それぞれの作品の糸や染料や、どういうシチュエーションでお召しいただいているかなどお伝えする。
あと、参考になりそうなお着物姿の写真を貼付で送ったり。「ああ、これこれ、こういうの」ってのを見つけたかったのだけど、見つからず。
そうこうしているうちに、あおさまからイブ・クラインの碧い粉と、碧い牛革の端布が郵送されてきた。(上の写真)
ドキッとするほど、鮮やかなクライン・ブルー。これは自然の色ではないな。いや、もしかしたら、岩石など自然由来の色なのかもしれないが、普通は自然にはない色だ。それすなわち、着物の色にしにくいってことだ。
牛革のほうは、クライン・ブルーよりは落ち着いているけれど、単体で見るとそうとう強い。もしこのままだったら、仲居さんのお着物のケありだね。または、外国の学校の制服の色という感じもする。
それから、あおさまが碧いスーツをお召しになったところの写メもいただいた。ほら、海外派遣スポーツ選手団のようだという話しが出てた分です。たしかにそう言えなくないが、さすが、碧、お似合いね。でもこのままでは着物にならないし、あおさまもそれを求めていらっしゃる訳ではないのも了解済み。
さあ、どうする?

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